JP2014006687A - 自動販売機用の扉装飾体 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動販売機を製造するメーカーや機種によって外扉の横幅が異なるも、外扉の横幅と対応する長さに伸縮調節して取り付けることができる自動販売機用の扉装飾体を提供する。
【解決手段】上部装飾体202における中央パーツ130の左端部に連結した側部パーツ140の矩形パーツ141と、左端部に連結した側部パーツ140の矩形パーツ142とを、外扉の幅方向に向けて左右方向へ移動させ、上部装飾体202の幅方向全長を、外扉の横幅と対応する長さに伸縮調節する。これにより、自動販売機を製造するメーカーや機種によって、外扉の横幅が異なるも、1種類の上部装飾体202を、横幅が異なる複数の外扉に取り付けることができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えば飲料、煙草、菓子等の商品を販売する自動販売機の外扉を装飾するような自動販売機用の扉装飾体に関する。
昨今、例えば飲料や煙草等の商品を販売する自動販売機は、商品収納数や設置場所に応じて様々なサイズの機種が数多く設置されているが、自動販売機を製造するメーカーや機種によって、外扉の横幅が異なるため、外扉の上部前面に取り付けられる化粧板も、外扉の横幅に対応して複数種製作しなければならず、製作コストが高くなる。また、外扉の横幅が異なる機種が増えるほど、化粧板の枚数も多くなるので、取り扱い及び管理が煩わしくなるという問題があった。
上述の化粧板を外扉前面に取り付ける方法として、例えば中央部側部材と、第1端部側部材と、第2端部側部材とからなる自動販売機用化粧板が提案されている(特許文献1参照)。この自動販売機用化粧板には、第1端部側部材の上部幅方向端部に形成した延出部を、中央部側部材の幅方向一端に形成した第1嵌合溝に嵌合する。同様に、第2端部側部材の上部幅方向端部に形成した延出部を、中央部側部材の幅方向他端に形成した第2嵌合溝に嵌合して接続する構成が開示されている。
しかし、自動販売機用化粧板は、外扉の横幅と対応する長さに形成しているので、横幅が異なる他の外扉には取り付けることが不可能である。そのため、自動販売機を製造するメーカーや機種によって外扉の横幅が異なる場合、自動販売機用化粧板を、横幅が異なる複数の外扉に対応して複数製作しなければならず、製作コストが高くなる。また、自動販売機用化粧板の組数も多くなるので、運搬に手間が掛かるだけでなく、取り扱い及び管理が煩わしくなるという問題があった。
特開2008−21086号公報
この発明は、自動販売機を製造するメーカーや機種によって外扉の横幅が異なるも、外扉の横幅と対応する長さに伸縮調節して取り付けることができる自動販売機用の扉装飾体を提供することを目的とする。
この発明は、販売機本体の正面側開口部に対して開閉自在に連結された外扉の上部に取り付けられる自動販売機用の扉装飾体であって、前記扉装飾体を、前記外扉の幅方向と平行して該外扉の幅方向中央上部に配置される中央装飾体と、該中央装飾体の幅方向端部に対して前記外扉の幅方向に向けて伸縮調節自在に連結された側部装飾体とで構成し、前記側部装飾体を、前記中央装飾体の幅方向端部に対して前記外扉の幅方向と交差する斜め下方に向けて移動可能に連結するとともに、前記扉装飾体の幅方向全長が長くなるのに伴って、前記中央装飾体を基準として前記側部装飾体の位置が徐々に低くなるように設けたことを特徴とする。
この発明によれば、自動販売機を製造するメーカーや機種によって外扉の横幅が異なるも、扉装飾体を、外扉の横幅と対応する長さに伸縮調節して取り付けることができる。
詳述すると、自動販売機を製造するメーカーや機種によって、外扉の横幅(例えば1020mm、1160mm、1180mm、1320mm、1380mm等)が異なる場合、扉装飾体における中央装飾体の幅方向端部に連結した側部装飾体を、外扉の幅方向と交差する斜め下方に向けて移動させ、扉装飾体の幅方向全長を、外扉の横幅と対応して短尺状態から長尺状態へ伸縮調節するとともに、側部装飾体を、扉装飾体の幅方向全長が長くなるのに伴って、中央装飾体を基準として該側部装飾体の位置が徐々に低くなるように変位させる。
例えば、扉装飾体の正面から見た外観形状(特に扉装飾体の上部外面)を、中央装飾体の上部外面の中央部から端部に向けて徐々に低くなる滑らかな曲線に形成した場合、側部装飾体が、扉装飾体の幅方向全長が長くなるのに伴って、中央装飾体を基準として該側部装飾体の位置が徐々に低くなるように変位する。
これにより、側部装飾体が、中央装飾体の上部外面を延長した延長線上に沿って長くなる方向に移動しながら斜め下方へ変位するので、側部装飾体を、中央装飾体の幅方向端部と連なる状態に保ったまま、扉装飾体の幅方向全長を、外扉の横幅と対応する長さに伸縮調節することができる。
この結果、メーカーや機種によって外扉の横幅が異なるも、1種類の扉装飾体を、横幅が異なる複数の外扉に取り付けることができる。また、1種類の扉装飾体を製作するだけで済むため、汎用性の向上及び製作コストの低減を図ることができる。
この発明の態様として、前記側部装飾体を、前記扉装飾体の幅方向全長が短くなるのに伴って、前記中央装飾体を基準として前記側部装飾体の位置が徐々に高くなるように設けることができる。
この発明によれば、扉装飾体の幅方向全長を、外扉の横幅と対応する短尺寸法に伸縮調節して取り付けることができる。
詳述すると、扉装飾体の幅方向全長を、外扉の横幅と対応して長尺状態から短尺状態へ伸縮調節する際、側部装飾体が、扉装飾体の幅方向全長が短くなるのに伴って、中央装飾体を基準として該側部装飾体の位置が徐々に高くなるように変位する。
側部装飾体が、中央装飾体の上部外面を延長した延長線上に沿って短くなる方向に移動しながら斜め上方へ変位するので、側部装飾体を、中央装飾体の幅方向端部と連なる状態に保ったまま、扉装飾体の幅方向全長を、外扉の横幅と対応する短尺寸法に伸縮調節することができる。
この結果、メーカーや機種によって外扉の横幅が短くても、扉装飾体を、外扉の横幅と対応する短尺寸法に伸縮調節して取り付けることができる。
また、この発明の態様として、前記側部装飾体を、前記中央装飾体の幅方向一端側に対して伸縮調節自在に連結した一端側装飾パーツと、該中央装飾体の幅方向他端側に対して伸縮調節自在に連結した他端側装飾パーツとで構成することができる。
この発明によれば、所定幅の外扉のみに限定されず、扉装飾体を、例えば幅狭型や幅広型等の様々な横幅を有する外扉に取り付けることができる。
詳述すると、中央装飾体の幅方向一端側に連結した一端側装飾パーツと、該中央装飾体の幅方向他端側に連結した他端側装飾パーツとを幅方向に伸縮して、扉装飾体の幅方向全長を外扉の横幅と対応する長さに伸縮調節する。
つまり、扉装飾体の左右両端を伸縮調節するので、扉装飾体の左右両端のいずれか一方を伸縮するよりも、扉装飾体の伸縮可能な領域が広くなり、様々な横幅を有する外扉に取り付けることができる。
この結果、メーカーや機種によって外扉の横幅が異なるも、その全ての外扉に取り付けることができ、汎用性がさらに向上する。
また、この発明の態様として、前記中央装飾体と前記装飾パーツとの連結側端部間に装着される端部カバーを備え、前記端部カバーを、前記装飾パーツの連結側端部と連なる外観形状に形成するとともに、前記外扉の横幅に応じて伸縮される前記中央装飾体と前記装飾パーツとの連結側端部間の間隔と対応して、該連結側端部間が覆われる大きさ及び形状に形成した複数の端部カバーで構成することができる。
この発明によれば、扉装飾体の正面全体が、1つの装飾体で構成されたような一体感あるいは意匠感を現出することができる。
詳述すると、扉装飾体の幅方向全長を、外扉の横幅と対応する長さに伸縮調節した際、横幅が異なる複数の端部カバーの中から、中央装飾体と側部装飾体との連結側端部間が覆われる大きさ及び形状に形成した端部カバーを1つ選択する。その選択した端部カバーを、中央装飾体と側部装飾体との連結側端部間が覆われるように装着する。
この結果、中央装飾体と側部装飾体との連結側端部間を、端部カバーにて連なるように覆い隠すことができる。
また、この発明の態様として、前記中央装飾体を前記外扉の上部に固定するための装飾体取付け部材を備え、前記装飾体取付け部材を、前記外扉の前側上部に載置される前側挟持板と、該外扉の後側上部に載置される後側挟持板とで構成し、
前記前側挟持板と前記後側挟持板との間に、前記前側挟持板が前記外扉の上部正面に押し当てられ、前記後側挟持板が前記外扉の上部背面に押し当てられる方向に該各挟持板を締め付け固定する締め付け手段を備えることができる。
この発明によれば、外扉に加工を施すことなく、扉装飾体を外扉の上部に対して確実かつ強固に固定することができる。
詳述すると、装飾体取付け部材の前側挟持板を外扉の前側上部に載置し、後側挟持板を外扉の後側上部に載置した後、前側挟持板が外扉の上部正面に押し当てられ、後側挟持板が外扉の上部背面に押し当てられる方向に、例えばねじ等の締め付け手段にて前側挟持板と後側挟持板とを締め付け固定する。
すなわち、外扉の上部を、前側挟持板と後側挟持板とで前後に挟持して、装飾体取付け部材を外扉の上部に固定する。この後、扉装飾体を、外扉の上部に固定した装飾体取付け部材に対して、例えばねじ等の固定手段にて固定する。
この結果、例えばねじ孔等の加工を外扉に施すことなく、扉装飾体を、外扉の上部に対して設置することができる。
この発明によれば、自動販売機を製造するメーカーや機種によって外扉の横幅が異なるも、扉装飾体を、外扉の横幅と対応する長さに伸縮調節して取り付けることができる。
自動販売機用の扉装飾体を外扉に取り付けた自動販売機の正面図。 自動販売機用の扉装飾体を分離した状態の正面図。 上部装飾体を分離した状態の正面図。 上部装飾体を組み付けた状態の背面図。 据付け板を分離した状態の背面図。 左側矩形パーツの取り付け構造の背面図。 左側矩形パーツの取り付け方法の説明図。 右側矩形パーツの取り付け構造の背面図。 右側矩形パーツの取り付け方法の説明図。 係止孔及び係止爪による前面カバーの下端側固定方法の説明図。 止めピンによる前面カバーの下端側固定方法の説明図。 止めピンを止め孔に挿入する直前の斜視図。 止めピンを止め孔に挿入した直後の斜視図。 止めピンを右方向又は左方向へ90度回転した状態の斜視図。 上部装飾体の取り付け方法の説明図。 上部係止具の取り付け構造の説明図。 下部係止具の取り付け構造の説明図。 中央係止具の取り付け構造の説明図。 受け側係止具の取り付け構造の説明図。 受け側係止具を外扉に取り付けた状態の正面図。 上部取付け具と下部取付け具とを外扉に係止した状態の説明図。 短尺装飾体を分離した状態の正面図及び部分拡大断面図。 側部金具の取り付け構造の説明図。 側部金具による短尺装飾体の取り付け方法の説明図。 側部金具による短尺装飾体の固定状態の斜視図。 側部金具による短尺装飾体の固定状態の横断平面図。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
図1は自動販売機用の扉装飾体201を外扉100aに取り付けた自動販売機100の正面図、図2は自動販売機用の扉装飾体201を分離した状態の正面図である。
本実施形態の自動販売機用の扉装飾体201は、図1、図2に示すように、自動販売機100における外扉100aの上部正面に取り付けられる上部装飾体202と、外扉100aの正面から見て幅方向左端側正面に取り付けられる長尺装飾体203と、外扉100aの幅方向右端側正面に取り付けられる短尺装飾体204と、外扉100aの下部正面に取り付けられる下部装飾体205とで構成している。
また、扉装飾体201の正面から見た上部外面の外観形状は、該扉装飾体201の上部外面の中央部から左右端部に向けて徐々に低くなる滑らかな曲線に形成している。
自動販売機100は、例えば缶型、瓶型、ボトル型、箱型、袋型等の商品を販売するものであり、略箱形状で内部に飲料などの商品を多数収納している正面側が開口された販売機本体100bと、販売機本体100bの正面と同じ大きさで正面側開口部を開閉する外扉100aとを備えている。
外扉100aの幅方向左端部は、販売機本体100bの幅方向左端側(正面から見て左端)に対してヒンジ107にて左右開閉自在に連結している。また、外扉100aの上部正面には、自動販売機100が取り扱う商品に酷似した商品見本と、該商品見本に対応する商品選択ボタンとを備えた商品展示部108を設けている。
さらに、商品展示部108より下方右側で、外扉100aの中央部右側正面には、紙幣を投入する紙幣投入口と、硬貨を投入する硬貨投入口と、カードを投入するガード投入口とを備えた精算部109と、外扉100aを閉状態に施錠するための施錠部110とを設けている。
商品展示部108より下方左側で、外扉100aの中央部左側正面には、上記商品に関連した広告情報が印刷されたポスターやパネル等の広告物を展示するための広告表示部111を設けている。
広告表示部111より下方で、外扉100aの下部左側正面には、購入した商品を取り出すための商品取出口112を設けている。また、その商品取出口112の右側正面には、お釣りの硬貨を返却するための硬貨返却口113を設けている。
なお、上部装飾体202と、長尺装飾体203と、短尺装飾体204と、下部装飾体205との正面に露出する主要部分は、例えばポリカーボネード、アクリル、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等のプラスチックで構成している。
次に、図3〜図5を用いて、上部装飾体202の取り付け構造について説明する。図3は上部装飾体202を分離した状態の正面図、図4は上部装飾体202を組み付けた状態の背面図、図5は据付け板20を分離した状態の背面図である。
上部装飾体202は、図3〜図5に示すように、正面から見て横長に形成され、外扉100aの上部正面が覆われる大きさ及び形状に形成している。また、上部装飾体202は、外扉100aの幅方向Aと平行して該外扉100aの幅方向中央上部に配置される中央パーツ130と、中央パーツ130の左右端部に対して外扉100aの幅方向Aに向けて伸縮調節自在に連結された左右一対の側部パーツ140とで構成している。
中央パーツ130は、外扉100aの幅方向Aと平行して該外扉100aの上部に対して跨ぐように固定される据付け板20と、据付け板20の前面に固定される取付け板21と、取付け板21の前面を覆うように取り付けられる成形体22と、成形体22の上面及び前面、下面を覆うように取り付けられる前面カバー23と、成形体22と前面カバー23との間に挟み込まれるロゴ表示体30、広告表示体40で構成している。
なお、成形体22と、前面カバー23と、ロゴ表示体30と、広告表示体40は、例えばポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネード、アクリル等のプラスチックにて形成している。
据付け板20は、外扉100aの前側上部天井面に載置される前側挟持板20Xと、外扉100aの後側上部天井面に載置される後側挟持板20Yとに前後分割可能に構成している(図5参照)。
前側挟持板20Xは、外扉100aの前側上部天井面に載置される水平部20Xaと、水平部20Xaの後端側を上方に向けて垂直に折り曲げて形成した起立部20Xbと、水平部20Xaの前端側を下方に向けて垂直に折り曲げて形成した垂下部20Xcとで構成している。
また、起立部20Xbの正面から見て左端部には、外扉100aの正面から見て上部左側端部に係止される係止部20Xdを固定している。さらに、垂下板20Xcの正面から見て下端側中央部には、後述する係止爪21dの係止が許容される係止孔20Xeを形成している。なお、係止部20Xdを、起立部20Xbの正面から見て右端部に設けてもよい。
後側挟持板20Yは、外扉100aの後側上部天井面に載置される水平部20Yaと、水平部20Yaの後端側を上方に向けて垂直に折り曲げて形成した起立部20Ybと、水平部20Yaの前端側を下方に向けて垂直に折り曲げて形成した垂下部20Ycとで構成している。
上述の据付け板20を、外扉100aの上部天井面に固定する場合、前側挟持板20Xを外扉100aの前側上部天井面に載置し、垂下部20Xcを外扉100aの上部正面に押し当てる。また、後側挟持板20Yを外扉100aの後側上部天井面に載置し、垂下部20Ycを外扉100aの上部背面に押し当てる。
この後、前側挟持板20Xの起立部20Xbと、後側挟持板20Yの起立部20Ybとをねじ160にて締め付け固定する。また、前側挟持板20Xの係止部20Xdを外扉100aの正面から見て上部左側端部に係止する。
すなわち、外扉100aの上部を前側挟持板20Xと後側挟持板20Yとで前後方向に挟持することにより、外扉100aに加工を施すことなく、据付け板20を外扉100aの上部天井面に対して確実かつ強固に固定することができる(後述する図15参照)。
取付け板21は、前側挟持板20Xの前側に載置される金属製の載置板21aと、載置板21aの後端側を上方に向けて垂直に折り曲げて形成した起立板21bと、該載置板21aの前端側を下方に向けて垂直に折り曲げて形成した垂下板21cとで構成している。
また、垂下板21cの下端側中央部には、前側挟持板20Xの垂下板20Xcに形成した係止孔20Xeに対して係止される係止爪21dを前後方向に対して出没自在に取り付けている。(図4参照)。
成形体22は、取付け板21の前面全体(前面及び上下面、両側面)を覆う大きさ及び形状に形成している。また、成形体22の前面側中央部には、後述するロゴ表示体30と広告表示体40を重ね合わせたまま収容が許容される凹状の収容部22aを形成している(図3参照)。
収容部22aは、ロゴ表示体30と広告表示体40を重ね合わせたまま収容が許容される大きさ及び形状、深さに、該成形体22の前面に沿って長さ方向に形成している。また、収容部22aの両側前面には、ロゴ表示体30の両側縁部に形成した係止溝30aと対応して、広告表示体40の両側縁部に連設した係止片40aの差し込みが許容される凹状の受け部22aZを形成している。
成形体22の上端側後縁部は、取付け板21の起立板21bの上端側前縁部を覆う大きさ及び形状に形成している。また、成形体22の上端側後縁部には、後述する前面カバー23の係止爪23bが後方より係止される係止孔22dを所定間隔に隔てて形成している。
さらにまた、係止孔22dは、成形体22の上端側後縁部を上方に向けて凸状に変形して形成している(後述する図10のa,b参照)。
成形体22の下端側後縁部は、取付け板21の垂下板21cの下端側前縁部を覆う大きさ及び形状に形成している。また、成形体22の下端側後縁部には、後述する止めピン27が抜止めされる丸形状の止め孔22eを形成している。
止め孔22eは、後述する止めピン27の上側部材28の上端側係止部28bよりも大径に形成され、該係止部28bが垂直方向に対して挿入が許容される大きさ及び形状に形成している。また、止め孔22eの対向縁部には、係止部28bの対向外周面に突出した一対の突出片28cの通過が許容される溝部22fを形成している。
さらにまた、止め孔22eの上面側対向縁部には、突出片28cの先端側下面に突出した凸部28dが係合される凹部22gを形成している(後述する図12参照)。
上述の成形体22を取付け板21に固定する場合、成形体22を、取付け板21の正面に対して該正面全体を覆われるように装着した後、成形体22の上端側後縁部を、取付け板21の起立板21bの上端側前縁部に対してねじ止めする。また、成形体22の下端側後縁部を取付け板21の垂下板21cの下端側前縁部に対してねじ止めする(図4参照)。
上述のロゴ表示体30と広告表示体40は、収容部22aよりも一回り小さく、該収容部22aに対して収容が許容される大きさ及び形状に形成している。また、ロゴ表示体30の前面には、ロゴ情報の一例として「○○Drink」を表示している。また、広告表示体40の前面には、広告情報の一例として「△△Coffee」を表示している。
なお、収容部22aには、プレート状のロゴ表示体30を、ロゴ情報の一例である「○○Drink」が印刷された表面を外扉100aの前面と対応する方向に向けて、例えば両面粘着テープ、接着剤、ねじ等の固定手段にて固定している(図3参照)。
前面カバー23は、成形体22の前面全体(前面及び上下面、両側面)を覆う大きさ及び形状に形成している。また、前面カバー23の前面側中央部には、成形体22の収容部22aと対応して該収容部22aに収容されたロゴ表示体30のロゴ情報或いは広告表示体40の広告情報の読み取りが許容される透明な窓部23aを形成している(図3参照)。
また、前面カバー23の上端側後縁部には、成形体22の係止孔22dに対して後方より係止される係止爪23bを所定間隔に隔てて形成している(後述する図10のa,b参照)。また、前面カバー23の下端側後縁部には、成形体22の止め孔22eに対して係止される止めピン27を取り付けている(後述する図11、図12参照)。
また、前面カバー23の背面には、柔軟性を有する合成ゴム製のパッキン23dを、収容部22aの上側縁部及び両側縁部と対向と対向して装着している。また、収容部22aの下側縁部と対応するパッキン23dの下側縁部間には、該収容部22aの内部と外部を連通する通路23eを形成している。
次に、図6〜図9を用いて、側部パーツ140の取り付け構造について説明する。図6は左側矩形パーツ141の取り付け構造の背面図、図7は左側矩形パーツ141の取り付け方法の説明図、図8は右側矩形パーツ142の取り付け構造の背面図、図9は右側矩形パーツ142の取り付け方法の説明図である。
側部パーツ140は、上述した前面カバー23の端部外面と連なる外観形状に形成した左右の矩形パーツ141,142と、中央パーツ130と側部パーツ140(矩形パーツ141,142)との連結側端部間が覆われる大きさ、形状及び横幅に形成した左右の端部カバー151,152で構成している。
側部パーツ140(矩形パーツ141,142)の連結側端部は、上述した前面カバー23の連結側端部と連なる大きさ及び形状に形成している。例えば前面カバー23の外観形状が滑らかな曲面であれば、矩形パーツ141,142の外観形状も滑らかな曲面に形成する。
矩形パーツ141,142の連結側端部には、連結板141a,142aの一端側を固定している。また、連結板141a,142aの他端側は、取付け板21の左右端部に対して外扉100aの幅方向Aに向けて伸縮調節自在に連結している。
連結板141aの他端側には、ねじ160の挿通が許容される2本の長孔141bを、外扉100aの幅方向Aに向けて平行に形成している。
すなわち、連結板141aの他端側を、これと対応する取付け板21の正面から見て左側端部背面に装着した際、ねじ160を、連結板141aの長孔141bを介して、取付け板21の端部背面に螺合する。
さらに、連結板141aの他端側に突出した係止片141cを、取付け板21の端部背面に形成した長孔211aに係合する。これにより、連結板141aを、取付け板21の左側端部に対して幅方向Aに向けて伸縮調節自在に連結している(図6、図7参照)。
また、連結板142aの他端側と対応する取付け板21の正面から見て右側端部背面には、ねじ160の挿通が許容される2本の長孔212aを、取付け板21の中央部から端部に向けて徐々に低くなる角度に傾斜して平行に形成している。
すなわち、連結板142aの他端側を、これと対応する取付け板21の端部背面に装着した際、ねじ160を、取付け板21の長孔212aを介して、連結板142aの他端側に螺合する。これにより、連結板142aを、取付け板21の右側端部に対して幅方向Aと交差する斜め下方に向けて伸縮調節自在に連結している(図8、図9参照)。
また、連結板142aの他端側背面には、連結板142aの伸縮動作に連動して幅方向Aに向けて平行に移動する連結板143を取り付けている。
連結板143の背面には、ねじ160の挿通が許容される2本の長孔143aを上下方向に平行して形成している。さらに、連結板143の下端部に形成した係止片143bを、取付け板21の端部背面に形成した長孔212bに係合している。
すなわち、連結板143を、連結板142aの他端側背面に装着した際、ねじ160を、連結板143の長孔143aを介して、連結板142aの中央部背面に螺合することにより、連結板143を、連結板142aに対して上下動可能に取り付けている。
矩形パーツ142の連結板142aは、取付け板21の長孔212aに沿って斜めに移動するが、連結板143は、取付け板21の長孔212bに沿って幅方向Aに向けて水平移動するため、据付け板20の上部正面に設定した所定の取り付け位置とほぼ同一となる高さを維持することができる。
取付け板21の中央部背面に固定した連結板143と、連結板141aの背面に固定した連結板143と、連結板142aに取り付けた連結板143とは、外扉100aの上部に固定した据付け板20の上部前面に対してねじ止めされる。
矩形パーツ141,142を幅方向Aに水平移動して、上部装飾体202の幅方向A全長を、例えば1020mm、1160mm、1180mm、1320mm、1380mm等の横幅を有する複数機種の自動販売機100の外扉100aの横幅と対応する長さに伸縮調節する。
この後、矩形パーツ141,142をねじ160にて締付け固定すれば、上部装飾体202の幅方向A全長を、自動販売機100の外扉100aの横幅と対応する長さに固定することができる。
また、端部カバー151,152は、上述のようなメーカーや機種によって横幅が異なる複数の外扉100aと対応して、その外扉100aと対応する横幅に形成した複数種のカバーで構成している。
さらに、端部カバー151,152は、外扉100aと対応して伸縮される中央パーツ130と側部パーツ140との連結側端部間が覆われる横幅に形成している。
端部カバー151,152の中央パーツ130(成形体22)の左右端部と対向する一端側には、成形体22の端部に対して係合される係合片153と、ねじ孔154aを有する突出片154とを突出している。また、矩形パーツ141,142の端部と対向する端部カバー151,152の他端側には、矩形パーツ141,142の端部に対して係合される係合片155を突出している(図3参照)。
次に、上述の上部装飾体202の幅方向A全長を、自動販売機100の外扉100aの横幅と対応する長さに伸縮調節する方法を説明する。
上部装飾体202の正面から見て左側を伸縮する場合、予め前面カバー23を外しておき、ねじ160による中央パーツ130と矩形パーツ141との固定を解除して、矩形パーツ141を、外扉100aの幅方向Aと平行して左方向に向けて引き出し移動する(図7のa,b参照)。
すなわち、矩形パーツ141を、連結板141aの長孔141b及び取付け板21の長孔211aに沿って、外扉100aの幅方向Aと平行する方向へ移動させ、上部装飾体202の左側端部を、外扉100aの横幅と対応して短尺状態から長尺状態へ伸縮調節する。
所定幅の端部カバー151を、矩形パーツ141の端部に係合(なお、ねじ160で固定してもよい)した後、矩形パーツ141及び端部カバー151を右方向に向けて移動させ、中央パーツ130の左側端部に係合する(図7のc参照)。
この後、端部カバー151を、中央パーツ130の端部に対してねじ160により締め付け固定すれば、矩形パーツ141の伸縮調節が完了する(図7のd参照)。
続いて、上部装飾体202の正面から見て右側を伸縮する場合、ねじ160による中央パーツ130と矩形パーツ142との固定を解除して、矩形パーツ142を右方向に向けて引き出し移動する(図9のa,b参照)。
すなわち、矩形パーツ142を、取付け板21の長孔212a,212a及び長孔212bに沿って、外扉100aの幅方向Aと交差する斜め下方に向けて移動させ、上部装飾体202の右側端部を、外扉100aの横幅と対応して短尺状態から長尺状態へ伸縮調節する。
矩形パーツ142は、取付け板21の長孔212a,212aに沿って、中央パーツ130の中央部から端部に向けて徐々に低くなるように斜め方向へ移動するとともに、上部装飾体202の幅方向全長が長くなるのに伴って、中央パーツ130を基準として該矩形パーツ142の位置が徐々に低くなるように変位する。
これにより、矩形パーツ142が、中央パーツ130の上部外面を延長した延長線上に沿って長くなる方向に移動しながら斜め下方へ変位するので、矩形パーツ142を、中央パーツ130の幅方向端部と連なる状態に保ったまま、上部装飾体202の幅方向A全長を、外扉100aの横幅と対応する長尺寸法に調節することができる。
所定幅の端部カバー152を、矩形パーツ142の端部に係合してねじ160で固定した後、矩形パーツ142及び端部カバー152を左方向に向けて移動させ、中央パーツ130の右側端部に係合する(図9のc,d参照)。
この後、端部カバー152を、中央パーツ130の右側端部に対してねじ160により締め付け固定すれば、矩形パーツ142の伸縮調節が完了する(図9のe参照)。
この結果、メーカーや機種によって外扉100aの横幅が異なるも、1種類の上部装飾体202を、横幅が異なる複数の外扉100aに取り付けることができる。また、1種類の上部装飾体202を製作するだけで済み、横幅が異なる複数の外扉100aに対応することができるため、汎用性の向上及び製作コストの低減を図ることができる。
また、上部装飾体202の幅方向全長を、外扉100aの横幅と対応して長尺状態から短尺状態へ伸縮調節する場合、矩形パーツ142は、上部装飾体202の幅方向全長が短くなるのに伴って、中央パーツ130を基準として該矩形パーツ142の位置が徐々に高くなるように変位する。
すなわち、矩形パーツ142は、中央パーツ130の上部外面を延長した延長線上に沿って短くなる方向に移動しながら斜め上方へ変位するので、矩形パーツ142を、中央パーツ130の幅方向端部と連なる状態に保ったまま、上部装飾体202の幅方向全長を短尺寸法に調節することができる。
これにより、外扉100aの横幅が短くても、上部装飾体202を、外扉100aの横幅と対応する短尺寸法に伸縮調節して取り付けることができる。
また、側部パーツ140の矩形パーツ141,142を左右方向に伸縮調節するので、上部装飾体202の左右両端のいずれか一方を伸縮するよりも、上部装飾体202の伸縮可能な領域が広くなり、様々な横幅を有する外扉100aに取り付けることができる。
これにより、所定幅の外扉100aのみに限定されず、上部装飾体202を、例えば幅狭型や幅広型等の様々な横幅を有する外扉100aに取り付けることができる。また、メーカーや機種によって外扉100aの横幅が異なるも、その全ての外扉100aに取り付けることができ、汎用性がさらに向上する。
また、上部装飾体202の幅方向全長を伸縮調節した際、横幅が異なる複数の端部カバー151,152の中から、中央パーツ130と矩形パーツ142との連結側端部間が覆われる大きさ及び形状に形成した端部カバーを1つ選択する。その選択した端部カバーを、中央パーツ130と矩形パーツ142との連結側端部間が覆われるように装着する。
これにより、中央パーツ130と矩形パーツ142との連結側端部間を、端部カバー151,152にて連なるように覆い隠すことができ、上部装飾体202の正面全体が、1つの装飾体で構成されたような一体感あるいは意匠感を現出することができる。
次に、図11〜図14を用いて、上述した止めピン27による前面カバー23の取り付け方法について説明する。
図11は止めピン27による前面カバー23の下端側固定方法の説明図、図12は止めピン27を止め孔22eに挿入する直前の斜視図、図13は止めピン27を止め孔22eに挿入した直後の斜視図、図14は止めピン27を右方向又は左方向へ90度回転した状態の斜視図である。
止めピン27は、前面カバー23の下端側後縁部に形成した保持孔23cを介して互いに連結される上側部材28と下側部材29とで構成している。
上側部材28は、前記止め孔22eに対して挿入が許容される外径寸法に形成した中空の軸部28aと、軸部28aの上端側に形成した前記止め孔22eよりも小径の係止部28bとで構成している。
係止部28bの対向外周面には、一対の突出片28cを、前記止め孔22eの溝部22fと対応して径方向に向けて突出している。また、突出片28cは、止め孔22eの上面側周縁部に対して係止される長さに形成している。さらにまた、突出片28cの先端側下面には、凹部22gに対して係合される凸部28dを形成している。
下側部材29は、上側部材28の軸部28aに対して軸方向に抜止め固定される爪付きの軸部29aと、軸部29aの下端側に形成した前記止め孔22eよりも大径の回動操作部29bとで構成している。
上述の止めピン27は、前面カバー23の保持孔23cを介して、上側部材28の軸部28aに対して下側部材29の軸部29aを下方から差込んで一体的に組み付ける。また、上側部材28の突出片28cを、前記保持孔23cよりも上方に突出し、下側部材29の回動操作部29bを、前記保持孔23cよりも上方に突出した状態に組み付ける。
これにより、止めピン27を、前面カバー23の保持孔23cに対して上下動可能で、かつ、軸芯回りに水平回転可能に取り付けられる(図13、図14参照)。
上述の止めピン27により前面カバー23の下端側を固定する場合、前面カバー23を、成形体22の上面、前面、下面を覆うように取り付けた際、前面カバー23に取り付けた止めピン27を、成形体22に形成した止め孔22eと対向させる。
この後、止めピン27を、図示しない回動操作具により軸芯回りに回動操作して、上側部材28の突出片28cを止め孔22eの溝部22fに対して挿入が許容される向き及び角度に回転停止する。
このまま、止めピン27を押し上げて、成形体22の止め孔22eに対して下方から垂直に挿入する(図12参照)。
上側部材28の突出片28cを止め孔22eよりも上方に突出した後、止めピン27を軸芯回りに右方向又は左方向へ90度回動操作して、上側部材28の突出片28cが止め孔22eの上面側周縁部に対して係止される角度に回動する。
また、突出片28cの凸部28dを止め孔22eの凹部22gに係合して、上側部材28の突出片28cが止め孔22eの溝部22fに対して抜き取り不可となる向き及び角度に回転停止する(図13参照)。
これにより、成形体22と前面カバー23とが開放不可に固定され、前面カバー23を、成形体22の上面、前面、下面を覆うように取り付けることができる。
また、止めピン27を右方向又は左方向へ90度回動操作して、突出片28cの凸部28dを止め孔22eの凹部22gから抜け出させるとともに、上側部材28の突出片28cを止め孔22eの溝部22fに対して抜き取りが許容される向き及び角度に回転操作する(図14参照)。
すると、止めピン27が自重下降によって成形体22の止め孔22eから抜き取られ、上側部材28の突出片28cが止め孔22eよりも下方に落下する。
これにより、止めピン27による固定が解除され、前面カバー23を、成形体22から簡単に取り外すことができる。
次に、図15を用いて、上部装飾体202を、自動販売機100の外扉100aの上部正面に取り付ける方法を説明する。図15のaは据付け板20を外扉100aの上部天井面に取り付けた状態の正面図、図15のbは上部装飾体202及び据付け板20を外扉100aの上部天井面に取り付けた状態の背面図である。
先ず、据付け板20の前側挟持板20Xを外扉100aの前側上部天井面に載置し、後側挟持板20Yを外扉100aの後側上部天井面に載置した後、外扉100aの上部を前側挟持板20Xと後側挟持板20Yとで前後に挟持するようにねじ160にて締め付け固定する。
これにより、例えばねじ孔等の加工を外扉100aに施すことなく、据付け板20を介して、上部装飾体202を外扉100aの上部天井面に固定することができる。
なお、前側挟持板20X及び後側挟持板20Yは、自動販売機100を製造するメーカーや機種に対応して、外扉100aの上部の挟持が許容される大きさ及び形状の挟持板に交換する。
次に、上部装飾体202の成形体22に固定した取付け板21を、外扉100aの上部天井面に固定した据付け板20の正面側に載置する際、取付け板21の係止爪21dを前側挟持板20Xの係止孔20Xeに係止して、据付け板20と取付け板21とをねじ160にて固定する。
これにより、上部装飾体202を、外扉100aの上部正面が覆われるように設置することができる(図1参照)。
長尺装飾体203は、図1、図2に示すように、外扉100aの幅方向左端側上部に取り付けられる上側装飾体210と、外扉100aの幅方向左端側下部に取り付けられる下側装飾体220とで構成している。上側装飾体210と下側装飾体220とは、長手方向に対して上下分割可能に構成している。
また、長尺装飾体203は、外扉100aの幅方向左端側正面(商品展示部108の幅方向左端側正面を含む)が覆われる横幅に形成している。かつ、外扉100aの正面より前方に突出する凸状の断面形状に形成するとともに、外扉100aの上端から下端に至る左側正面と略同一長さに形成している。
上側装飾体210の外扉100aの上部正面と対向する背面側上部には、外扉100aの上部天井面に対して係止される側面から見て上下逆L字形の上部係止具230を固定している。
また、下側装飾体220の外扉100aの下部正面と対向する背面側下部には、外扉100aの下部底面に対して係止される側面から見てL字形の下部係止具240を固定している。
上側装飾体210と下側装飾体220とを連結する背面側中央部には、外扉100aの中央部正面と対向して、商品展示部108の正面から見て左側下方角隅部108aに取り付けた受け側係止具260に対して係止される中央係止具250を固定している。
次に、図16〜図18を用いて、上部係止具230と、下部係止具240と、中央係止具250との取り付け構造について説明する。
図16は上部係止具230の取り付け構造の説明図、図17は下部係止具24の取り付け構造の説明図、図18は中央係止具250の取り付け構造の説明図である。
上部係止具230は、図16に示すように、外扉100aの上部天井面に載置される載置部230aと、載置部230aの後端を略直角に上方へ屈曲して形成したねじ孔230eを有する起立部230bと、載置部230aの前端に連設され外扉100aの上部天井面に突出する凸部を跨ぐように載置される側面から見て門形状に屈曲して形成した跨ぎ部230cと、載置部230aの前端を略直角に下方へ屈曲して形成した取付け部230dとで構成している。
取付け部230dは、上側装飾体210の背面側上部に固定した受け板231に対してねじ160にて固定している。また、取付け部230dの上端側に形成した係止片230fは、受け板231の上端側に形成した係止孔231aに係止される。さらに、垂直部230dの上端側に形成した係止片230gは、受け板231の下端側に形成した係止孔231bに係止される。
また、下部係止具240は、図17に示すように、外扉100aの下部底面に対して下方から押し当てられる当接部240aと、当接部240aの後端を略直角に上方へ屈曲して形成したねじ孔240dを有する起立部240bと、当接部240aの前端を上方へ屈曲して形成したねじ孔を有する取付け部240cとで構成している。
取付け部240cは、下側装飾体220の背面側下部に固定した受け板241に対してねじ160にて固定している。また、取付け部240cの上端側に形成した係止片240eは、受け板241の上端側に形成した係止孔241aに係止される。
中央係止具250は、図18に示すように、上側装飾体210の背面側下部に固定した上側連結具251と、下側装飾体220の背面側上部に固定した下側連結具252とで構成している。
上側装飾体210の下端部と下側装飾体220の上端部とを連結する場合、例えば凹部と凸部とを係合する等して、上側装飾体210と下側装飾体220との対向端部を互いに嵌合するとともに、下側連結具252の上端を前方へ屈曲して形成した係止片252aを、上側連結具251の上端に形成した係止孔251aに係止する。さらに、上側連結具251の下端部と下側連結具252の上端部とを互いに合致したままねじ160にて固定する。
これにより、上側装飾体210と下側装飾体220とを一体的に連結固定することができる。
次に、図19、図20を用いて、受け側係止具260の取り付け構造について説明する。図19は受け側係止具260の取り付け構造の説明図、図20は受け側係止具260を外扉100aに取り付けた状態の正面図である。
受け側係止具260は、商品展示部108の正面から見て左側下方の角隅部108aに装着される正面から見てL字状の後側取付け板261と、該後側取付け板261の前側に対して重ね合わせた状態に装着される正面から見てL字状の前側取付け板262とで構成している。
後側取付け板261は、商品展示部108の正面から見て左側下方の角隅部108aの下側縁部に沿って右方向に向けて延出した一端側支持部261aと、該角隅部108aの左側縁部に沿って上方に向けて延出した他端側支持部261bとを、正面から見て略直角に連設して形成している。
一端側支持部261aの正面から見て上側縁部には、角隅部108aの下側縁部(具体的には、商品展示部108の透明パネルと外扉100aの前面パネルとの隙間)に対して係止される第1係止部261cを形成している。
一端側支持部261aの正面から見て下側縁部には、下方に向けて凹状に開口された係止孔261dを形成している。また、係止孔261dの後述する係止片262bが係合される下端側係合縁部には、正面から見て三角形の凹部と凸部とからなる凹凸部261eを配置している。
他端側支持部261bの正面から見て左側縁部には、角隅部108aの左側縁部(具体的には、上述の隙間)に対して係止される第2係止部261fを形成している。また、第2係止部261dより下方の他端側支持部261bの正面には、該他端側支持部261bの正面よりも前方に向けて突出する係止爪261gを形成している。
さらに、他端側支持部261bの上端を前方へ屈曲した支持片261hには、ねじ160の挿通が許容される孔部261iを形成している。
前側取付け板262は、商品展示部108の下方に配置した広告表示部111の上側縁部に沿って右方向に向けて延出した一端側支持部262aと、該角隅部108aの左側縁部に沿って上方に向けて延出した他端側支持部262bとを、正面から見て略直角に連設して形成している。
また、一端側支持部262aは、他端側支持部262bに対して板厚に相当する変位量だけ背面側に向けて厚み方向に屈曲して、前側取付け板262の一端側支持部262aを、後側取付け板261の一端側支持部261aに対して上下互い違いに係合するように形成している。
一端側支持部262aの正面から見て下側縁部には、広告表示部111の上側縁部(具体的には、広告表示部111の透明パネルと外扉100aの前面パネルとの隙間)に対して係止される第1係止部262cを形成している。
一端側支持部261aの正面から見て上側縁部には、前記係止孔261dに対して挿入が許容される係止片262dを形成している。また、係止片262bの前記係止孔261dが係合される外側係合縁部には、前記凹凸部261eに対して前側取付け板262の厚み方向に係合が許容される三角形の凹部と凸部とからなる凹凸部262eを配置している。
他端側支持部262bの他端側支持部261bに重ね合わされる正面には、該他端側支持部261bよりも前方に向けて前記係止爪261gの突出が許容される開口部262fを形成している。
さらに、他端側支持部262bの上端を前方へ屈曲した支持片262hには、ねじ160が螺合されるねじ孔262iを形成している。
次に、図19、図20を用いて、受け側係止具260を、商品展示部108の正面から見て左側下方角隅部108aに装着する方法について説明する。
詳述すると、受け側係止具260の後側取付け板261を、外扉100aに設けた商品展示部108の正面から見て左側下方の角隅部108aに装着する際、後側取付け板261の一端側支持部261aを角隅部108aの下側縁部に押し当て、一端側支持部261aの第1係止部261cを角隅部108aの下側縁部に係止する。
後側取付け板261を左側へ移動して、後側取付け板261の他端側支持部261bを角隅部108aの左側縁部に押し当てるとともに、他端側支持部261bの第2係止部261fを角隅部108aの左側縁部に係止する。
これにより、後側取付け板261を、商品展示部108の左側下方の角隅部108aに仮止めする。
次に、前側取付け板262を、後側取付け板261を装着した商品展示部108の角隅部108aと対応して、商品展示部108と広告表示部111との間の前面パネルに対して正面から装着する。この場合、前側取付け板262の一端側支持部262aを角隅部108a下方の前面パネルに正面から押し当てながら、一端側支持部262aの第1係止部262cを広告表示部111の上側縁部に係止する。
前側取付け板262の一端側支持部262aを、後側取付け板261の一端側支持部261aよりも下方に配置して、前側取付け板262の一端側支持部262aの上縁部を、後側取付け板261の一端側支持部261aの下縁部に対して上下互い違いに係合する。
続いて、後側取付け板261の他端側支持部261bを、前側取付け板262の他端側支持部262bに対して正面側から重ね合わせる際、他端側支持部261bの係止爪261gを、他端側支持部262bの開口部262fよりも正面に向けて突出する。
また、一端側支持部262aの係止片262dを一端側支持部261aの係止孔261dに嵌め込み、係止片262dの凹凸部262eを係止孔261dの凹凸部261eに対して上下動不可に係合する。
この後、長尺のねじ160を、支持片261hの孔部261iを介して、支持片262hのねじ孔262iに螺合して締め付け固定する(図19、図20参照)。
次に、図20、図21を用いて、長尺装飾体203を、外扉100aの正面から見て幅方向左端側正面が覆われるように取り付ける方法を説明する。図21のa,bは上部取付け具230と下部取付け具240とを外扉100aに係止した状態の説明図である。
上述のように、受け側係止具260の後側取付け板261と前側取付け板262とを一体的に固定した後、長尺装飾体203の下側装飾体220に固定した下部係止具240を外扉100aの下部底面に係止し、外扉100aの下部背面に対してねじ160にて固定する(図21のb参照)。
続いて、商品展示部108の角隅部108aに装着した受け側係止具260の係止爪261gを、長尺装飾体203の背面側中央部に固定した図20中の仮想線で示す中央係止具250の係止孔251aに係止する。
長尺装飾体203の上側装飾体210に固定した上部係止具230を外扉100aの上部天井面に係止した後、外扉100aの上部に配置した上部装飾体202の据付け板20に対してねじ160にて固定する(図21のa参照)。
これにより、長尺装飾体203を、外扉100aの正面から見て幅方向左端側正面が覆われるように取り付けることができる。
この結果、外扉100aに加工を施すことなく、長尺装飾体203を外扉100aの幅方向左端側正面に対して確実かつ強固に固定することができるとともに、外扉100aに対してガタツキ無く、安定した状態に固定することができる。
また、後側取付け板261の一端側支持部261aと前側取付け板262の一端側支持部262aとを上下互い違いに係合するので、支持部261a,262aが板厚よりも正面に突出することがなく、シート状の下部装飾体205を、外扉100aの下部正面に沿ってほぼ平坦に貼着することができる。
なお、後側取付け板261と前側取付け板262とを予め重ね合わせたまま、商品展示部108の角隅部108aに取り付けてもよい。
また、一端側支持部261aの係止孔261dと一端側支持部262aの係止片262dとを係合する際、係止片262dの凹凸部262eと係止孔261dの凹凸部261eとの係合位置を上下に変位させるだけで、後側取付け板261と前側取付け板262との取付け幅を上下に可変調節することができる。
つまり、商品展示部108の下側縁部と広告表示部111の上側縁部との間隔が、例えば自動販売機を製造するメーカーや機種によって異なるも、その間隔に対応して、後側取付け板261と前側取付け板262との取付け幅を無段階に伸縮調節することができる。
この結果、後側取付け板261の一端側支持部261aと前側取付け板262の一端側支持部262aとを、例えばねじ等の固定部材を用いることなく外扉100aに対して強固に固定することができ、長尺装飾体203の取り付け状態を維持するのに必要な強度を確保することができる。
また、後側取付け板261の第1係止部261cが商品展示部108の角隅部108aの下側縁部に係止され、前側取付け板262の第1係止部262cが広告表示部111の上側縁部が広告表示部111の上側縁部に対して係止された状態を維持することができる。
この結果、後側取付け板261と前側取付け板262との取付け位置が上下に変位することを防止でき、長尺装飾体203の背面側中央部を外扉100aの中央部正面に対してガタツキ無く固定することができる。
次に、図22を用いて、短尺装飾体204の取り付け構造について説明する。図22(a)は短尺装飾体204を分離した状態の正面図、(b)は部分拡大断面図である。
短尺装飾体204は、図1、図2、図22に示すように、商品展示部108の幅方向右端側正面(具体的には、透明パネルの前面)に取り付けられる取付け板214と、取付け板214の上下端部と右側端部とに取り付けられる係止具224と、取付け板214の全体を覆うように取り付けられる短尺カバー234とで構成している。
また、短尺装飾体204は、外扉100aの幅方向右端側正面(商品展示部108の幅方向右側端部を含む)が覆われる横幅に形成している。かつ、外扉100aの正面より前方に突出する凸状の断面形状に形成するとともに、商品展示部108の上側縁部から下側縁部に至る右側正面と略同一長さに形成している。
取付け板214は、商品展示部108の右端側正面に対して装着が許容される大きさ及び形状に形成している。また、取付け板214の平面には、後述する係止爪234aの係止が許容される係止孔214aを上下に所定間隔を隔てて配置している。
さらに、取付け板214の正面から見て左側縁部には、商品展示部108の前面(具体的には、透明パネルの前面)に配置した商品選択ボタンの突出が許容される切欠き部214bを形成している。
係止具224は、取付け板214の上下端部及び右側端部にねじ止めされる受け板224aと、右側端部に固定した受け板224aにねじ止めされる押え板224bとで構成している。また、受け板224aの外側に突出する端部は、商品展示部108の透明パネルと外扉100aの前面パネルとの隙間に対して係止が許容される形状に形成している。
短尺カバー234は、商品展示部108の上側縁部から下側縁部に至る右側正面が覆われる大きさ及び形状に形成している。また、短尺カバー234の正面から見て左側背面には、取付け板214に形成した係止孔214aに対して係合される係止爪234aを、係止孔214aに対して係合が許容される位置に所定間隔を隔てて複数配置している。
また、短尺カバー234の正面から見て右側縁部と、該右側縁部が被せられる外扉100aの右側壁部との間には、短尺カバー234の右側縁部を、外扉100aの右側壁部に対して固定するための側部金具350を配置している(図24参照)。短尺カバー234の右側縁部には、ねじ孔234bを上下に所定間隔を隔てて上下に配置している。
上述の短尺装飾体204を、外扉100aの正面から見て幅方向右端側正面に取り付ける方法について説明する。
先ず、係止具224の受け板224aを、商品展示部108の上下縁部に係止して仮止めした後、予め取付け板214の右側端部に固定した受け板224aを商品展示部108の右側縁部に係止する。
取付け板214の上下端部を、上述の仮止めした受け板224aにねじ止めすることにより、取付け板214の上下端部を商品展示部108の上下縁部に固定することができる。
また、押え板224bを、取付け板214の右側端部に固定した受け板224aにねじ止めして、商品展示部108の右側縁部を、受け板224aと押え板224bとで厚み方向に挟持することにより、取付け板214の右側端部を商品展示部108の右側縁部に固定することができる(図1参照)。
この後、短尺カバー234を、取付け板214が覆われるように正面側から装着する際、短尺カバー234の係止爪234aを取付け板214の係止孔214aに係合することにより、短尺カバー234の左側を、取付け板214を介して、商品展示部108の右側正面に固定することができる(図22のb参照)。
なお、短尺カバー234の右側は、後述する側部金具150を介して、外扉100aの右側縁部に固定することができる。
これにより、短尺装飾体204を、外扉100aの幅方向右端側正面と、商品展示部108の幅方向右側正面とを覆うように取り付けることができる(図1参照)。
次に、図23〜図26を用いて、側部金具350の構造について説明する。図23は短尺装飾体204を取り付けるための側部金具350の斜視図、図24は側部金具350による短尺装飾体204の取り付け方法の説明図、図25は側部金具350による短尺装飾体204の固定状態の斜視図、図26は側部金具150による短尺装飾体204の固定状態の横断平面図である。
側部金具350は、屈曲加工した金属板で構成され、外扉100aの開閉側の右側壁部に対して背面から装着される側面フック351と、外扉100aの右側壁部の外面に対して押し当てられる側面当接部352と、短尺装飾体204(短尺カバー234)の右側縁部に対して背面から固定される側面挟持部353とで構成している。
側面フック351は、外扉100aの右側壁部の内面、背面、外面を跨ぐように上方から見てコ字状に形成している。また、側面フック351は、右側壁部の背面と対応する中央の部材が外扉100aの右側壁部の幅とほぼ同じ横幅に形成した背面当接部351aと、内面及び外面と対応する左右の部材が背面当接部351aの左右端を略直角に前方へ屈曲して形成した2つの背面係止部351b,351cとで構成している。
側面フック351の後端側中央部には、背面当接部351aの中央部から背面係止部351cの後端に連なる開口部351dを開口している。また、開口部351dは、後述する連結片352aの挿入が許容される大きさ及び形状に形成している。
背面係止部351bの開口部351dと対応する後端側には、背面係止部351bの後端から後方に延びる連結片351eを形成している。また、連結片351eには、ねじ356の螺合が許容されるねじ孔351fを設けている。
側面挟持部353の後端には、外扉100aの右側壁部の外面に対して押し当てられる側面当接部352が連なるように形成している。また、側面当接部352は、外扉100aの厚みと同程度あるいは略半分の奥行きを有している。
側面挟持部353は、側面当接部352の前端から前方に延びる金属部材を上下方向に3分割して短冊状の部材に形成している。また、短冊状の部材は、中央の部材が側面当接部352の前端から短尺カバー234の板厚とほぼ同じ横幅で右方向に略L字に屈曲した側面固定部353aと、上下の部材が奥行き方向の根元付近と中央付近とで左方向に緩やかに略L字に屈曲した2つの側面保持部353bとで構成している。
側面固定部353aには、短尺装飾体204(短尺カバー234)の右側縁部を固定するためのねじ孔353cを設けている。また、側面当接部352の後端側中央部には、側面当接部352の後端から後方に延びる連結片352aを形成している。
連結片352aには、ねじ356の挿入が許容される孔部352bを設けている。さらに、側面当接部352の右側平面には、背面係止部351cの内面に当接される凸部352cを上下端部付近に形成している。
次に、図24〜図26を用いて、側部金具350による短尺装飾体204の取り付け方法について説明する。
短尺装飾体204の正面から見て右側縁部を、該右側縁部に対して背面から引っ掛けるようにして、側面挟持部353の側面固定部353aと側面保持部353bとの間に挟み込んだ後、ねじ356を、短尺カバー234のねじ孔234b及び側面固定部353aのねじ孔353cに螺合して、側面固定部353aを短尺装飾体204の右側縁部に固定する。
なお、実施形態におけるねじ356は、回動操作具357(図24参照)にて締込み方向及び緩め方向に回動操作する。
側面挟持部353が取り付けられた短尺装飾体204を外扉100aの幅方向右側正面に被せた際、短尺装飾体204の右側縁部に取付けた側部金具350の側面挟持部353と対応して、側面フック351を、外扉100aの右側縁部に対して背面から引っ掛けるように装着し、背面当接部351aが外扉100aの右側縁部に対して押し当てられる位置まで差し込む。
さらに、図25、図26に示すように、短尺装飾体204の右側縁部に取付けた側面挟持部353の連結片352aを、側面フック351の開口部351dに正面から挿入して連結片351eに対して左右方向に対向した後、ねじ356を、側面当接部352の孔部352bを介して、連結片351eのねじ孔351fに螺合し、外扉100aの右側縁部を、側面フック351の背面係止部351bと側面挟持部353の側面当接部352とで厚み方向に締付けて固定する。
これにより、短尺装飾体204の右側縁部を外扉100aの右側縁部に固定することができる。
次に、図1、図2を用いて、下部装飾体205の取り付け構造について説明する。なお、図1、図2は上述した通りであるので、その説明を省略する。
下部装飾体205は、柔軟性を有するプラスチック製のシートで構成され、図1、図2に示すように、商品展示部108と、精算部109と、施錠部110と、広告表示部111と、商品取出口112とを避けて、外扉100aの下部正面に対して貼着が許容される大きさ及び形状に形成している。
また、下部装飾体205の右側正面には、精算部109の露出が許容される開口部205aと、施錠部110の露出が許容される開口部205bとを開口している。さらに、下部装飾体205の左側正面には、広告表示部111の露出が許容される開口部205cを開口している。
さらにまた、下部装飾体205の下側正面には、商品取出口112の露出が許容される横長の開口部205dと、硬貨返却口113の露出が許容される角形の開口部205eとを開口している。
上述の下部装飾体205を、外扉100aの下部正面に貼着する場合、下部装飾体205の背面側に貼着した図示しない両面粘着テープから離型紙(図示せず)を剥離し、下部装飾体205の開口部205a〜開口部205eを、外扉100aの正面に配置した商品展示部108と、精算部109と、広告表示部111と、商品取出口112と、硬貨返却口113とに対応させて、外扉100aの下部正面が覆われるように正面から貼着する。
これにより、商品展示部108より下方の外扉100aの下部正面に、例えば正面から見て右側上方から左側下方に向けて徐々に幅狭となる滑らかな連続するデザインの左寄り曲線を現出することができる(図1参照)。
つまり、自動販売機用の扉装飾体201を外扉100aの正面に取り付ける手順の一例として、上部装飾体202を外扉100aの上部正面が覆われるように取り付け、下部装飾体205を外扉100aの下部正面が覆われるように貼着する。
この後、長尺装飾体203を、外扉100aの幅方向左端側正面と、商品展示部108の幅方向左端側正面とが覆われるように取り付ける。また、短尺装飾体204を、外扉100aの幅方向右端側正面と、商品展示部108の幅方向右側正面とが覆われるように取り付ける(図1参照)。
この結果、自動販売機用の扉装飾体201を、既存の自動販売機100の外扉100a正面に取り付けるだけで、自動販売機100のデザインを旧型から新型へ簡単かつ容易に変更することができ、デザインを変更する際の作業性が向上する。
また、矩形パーツ141の下部には、長尺装飾体203の上端部の係合が許容される段部141dを形成している。
つまり、長尺装飾体203を、外扉100aの幅方向左端側正面が覆われるように取り付ける際、長尺装飾体203の上端部を矩形パーツ141の段部141d02gに係合して、長尺装飾体203を上部装飾体202の左側端部に対して連続するように配置する。
また、短尺装飾体204の上端部を、上部装飾体202の幅方向右端側下面に近接あるいは当接して、短尺装飾体204を上部装飾体202の右側端部に対して連続するように配置する。
これにより、上部装飾体202、長尺装飾体203及び短尺装飾体204の表面に、例えば会社や商品等のイメージと対応するデザインを印刷しておけば、上部装飾体202、長尺装飾体203及び短尺装飾体204によって1つのデザインを現出することができる。
また、自動販売機用の扉装飾体201を構成する装飾体202〜205、あるいは、長尺装飾体203の装飾体210,220のいずれか一つ又は複数に、例えば割れ、破損等が発生したり、汚れや変色、経年変化等が顕著であり、自動販売機用の扉装飾体201による取付け当初のデザインが損なわれてしまっても、その部分の装飾体202〜205あるいは装飾体210,220のみを交換するだけで、取付け当初のデザインに取り戻すことができる。
また、装飾性あるいは意匠性が損なわれてしまった部分の装飾体202〜205のみを交換するだけで済むため、従来例のように扉カバー全体を交換するのに比べて、変更時の作業性が向上するとともに、交換に要する費用が安くて済み、コストの低減を図ることができる。
さらにまた、装飾体202〜205のいずれか一つ又は複数を交換すれば、装飾体203〜106で構成するデザインの一部を変更することができる。
この発明の構成と、前記実施形態との対応において、
この発明の扉装飾体は、実施形態の上部装飾体202に対応し、
以下同様に、
中央装飾体は、中央パーツ130に対応し、
側部装飾体は、側部パーツ140(矩形パーツ141,142)に対応し、
一端側装飾パーツは、矩形パーツ141に対応し、
他端側装飾パーツは、矩形パーツ142に対応し、
装飾体取付け部材は、据付け板20に対応し、
締め付け手段は、ねじ160に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
実施形態の上部係止具230及び下部係止具240は、自動販売機100を製造するメーカーや機種に対応して、外扉100aの上部及び下部に対して係止が許容される大きさ及び形状の係止具に交換される。
また、係止具224も、商品展示部108の透明パネルと外扉100aの前面パネルとの隙間に対して係止が許容される大きさ及び形状の係止具に交換される。
また、長尺装飾体203の表面に、例えば地色(例えば赤色)と対比する白色のラインを、長尺装飾体203の上端側から下端側に向けて滑らかな曲線に印刷してもよい。
また、上部装飾体202、長尺装飾体203、短尺装飾体204及び下部装飾体205の表面に、自動販売機100が取り扱う商品の販売イメージと対応する例えば文字や絵、線画、模様、植物、動物、自然の風景等を印刷するか、取り扱う商品に関連した広告情報を印刷してもよい。
さらに、下部装飾体205の少なくとも一方の表面(正面)に、商品に関連した訴求情報が印刷された凸状の表示部を該下部装飾体205の表面より前方に突出して形成してもよい。
100…自動販売機
100a…外扉
100b…販売機本体
108…商品展示部
109…精算部
110…施錠部
111…広告表示部
112…商品取出口
113…硬貨返却口
201…自動販売機用の扉装飾体
202…上部装飾体
20…据付け板
20X…前側挟持板
20Y…後側挟持板
21…取付け板
22…成形体
23…前面カバー
27…止めピン
130…中央パーツ
140…側部パーツ
141,142…矩形パーツ
151,152…端部カバー
203…長尺装飾体
210…上側装飾体
220…下側装飾体
230…上部係止具
240…下部係止具
250…中央係止具
251…上側連結具
252…下側連結具
260…受け側係止具
261…後側取付け板
262…前側取付け板
261a,262a…一端側支持部
261b,262b…他端側支持部
261c,262c…第1係止部
261d…係止孔
261e…凹凸部
261f…第2係止部
261g…係止爪
262d…係止片
262e…凹凸部
204…短尺装飾体
214…取付け板
224…係止具
234…短尺カバー
205…下部装飾体
350…側部金具
351…側面フック
352…側面当接部
353…側面挟持部

Claims (5)

  1. 販売機本体の正面側開口部に対して開閉自在に連結された外扉の上部に取り付けられる自動販売機用の扉装飾体であって、
    前記扉装飾体を、
    前記外扉の幅方向と平行して該外扉の幅方向中央上部に配置される中央装飾体と、該中央装飾体の幅方向端部に対して前記外扉の幅方向に向けて伸縮調節自在に連結された側部装飾体とで構成し、
    前記側部装飾体を、
    前記中央装飾体の幅方向端部に対して前記外扉の幅方向と交差する斜め下方に向けて移動可能に連結するとともに、
    前記扉装飾体の幅方向全長が長くなるのに伴って、前記中央装飾体を基準として前記側部装飾体の位置が徐々に低くなるように設けた
    自動販売機用の扉装飾体。
  2. 前記側部装飾体を、
    前記扉装飾体の幅方向全長が短くなるのに伴って、前記中央装飾体を基準として前記側部装飾体の位置が徐々に高くなるように設けた
    請求項1に記載の自動販売機用の扉装飾体。
  3. 前記側部装飾体を、
    前記中央装飾体の幅方向一端側に対して伸縮調節自在に連結した一端側装飾パーツと、該中央装飾体の幅方向他端側に対して伸縮調節自在に連結した他端側装飾パーツとで構成した
    請求項1又は2に記載の自動販売機用の扉装飾体。
  4. 前記中央装飾体と前記装飾パーツとの連結側端部間に装着される端部カバーを備え、
    前記端部カバーを、
    前記装飾パーツの連結側端部と連なる外観形状に形成するとともに、
    前記外扉の横幅に応じて伸縮される前記中央装飾体と前記装飾パーツとの連結側端部間の間隔と対応して、該連結側端部間が覆われる大きさ及び形状に形成した複数の端部カバーで構成した
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動販売機用の扉装飾体。
  5. 前記中央装飾体を前記外扉の上部に固定するための装飾体取付け部材を備え、
    前記装飾体取付け部材を、
    前記外扉の前側上部に載置される前側挟持板と、該外扉の後側上部に載置される後側挟持板とで構成し、
    前記前側挟持板と前記後側挟持板との間に、
    前記前側挟持板が前記外扉の上部正面に押し当てられ、前記後側挟持板が前記外扉の上部背面に押し当てられる方向に該各挟持板を締め付け固定する締め付け手段を備えた
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の自動販売機用の扉装飾体。
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