JP2014003781A - 回転電機の輸送・据付方法および回転電機一体化ユニット - Google Patents

回転電機の輸送・据付方法および回転電機一体化ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】回転電機の据付工期短縮を図る。
【解決手段】実施形態によれば、回転電機の輸送・据付方法は、工場において回転電機を単一の架台上に取り付けて回転電機一体化ユニットとするステップと、その後に、回転電機一体化ユニットを据付場所に輸送するステップS200と、その後に、回転電機一体化ユニットを据付用の基礎上に据付ける据付ステップS300とを有する。据付ステップS300は、基礎上にレベリングブロックを設置するステップS21と、その後に回転電機一体化ユニットを搬入しレベリングブロック上に載置するステップS02と、その後にレベリングブロックにより他の結合機器の上下方向の中心の調整を行うステップS22とを有してもよい。また、その後に、基礎の側面に油圧ジャッキを設定するステップS31およびこれにより水平方向を調整するステップS32をさらに有してもよい。
【選択図】図16

Description

本発明の実施形態は、回転電機の輸送・据付方法および回転電機一体化ユニットに関する。
回転電機は、固定子、ブッシング変流器(BCT)、クーラ等の部品を製作工場から据付場所に輸送して組み立てる方法が取られている。具体的には、据付場所において、まずコンクリート基礎台に固定子の据付が行われ、BCT取付、クーラ挿入、軸受周り組立、タービン−発電機間センタリング、配管接続と進められていく。
これに代わる輸送および据付方法として、製作工場においてタービンおよび発電機という複数の機器を、軸方向に複数個分割してなる鋼鉄架台上に、各1台あるいは複数台毎に分けて取り付け、固定する。
分割された鋼製架台上に所定数の機器が取り付けられて一体化された複数のモジュール体を、船舶、車両等の輸送機関により上記据付場所に輸送し、据付場所において各モジュール体の鋼製架台同士を連結、固定することを特徴とする機器の輸送および据付方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、据付方法としては、タービンおよび発電機を固定した鋼製架台を、ばね機構および制振ダンパを介して基礎架台に支持することにより運転中における上下方向の変位量に相当する量だけ基準アライメントから逆方向にずらして設定し、復水器の熱膨張や鋼製架台の熱変形による軸受荷重の過大を防止する据付方法を提案している。
さらに、特許文献1に開示された技術と同様に、据付け時には複数の鋼製架台に分けて製作・輸送し、現地にて架台同士を結合する方法も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−64107号公報 特開2001−3708号公報
複数の部品を製作工場から輸送して据付場所で組み立てる方法では輸送および据付に期間がかかってしまう。そこで、本発明の実施形態は、回転電機の据付工期短縮を図ることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態は、回転電機の輸送および据付を行う回転電機の輸送・据付方法であって、工場において回転電機を単一の架台上に取り付けて回転電機一体化ユニットとする工場取付けステップと、前記工場取付けステップの後に、前記回転電機一体化ユニットを現地の据付場所に輸送する輸送ステップと、前記輸送ステップの後に、前記回転電機一体化ユニットを搬入し、基礎上に載置する載置ステップを有する据付ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明の実施形態は、単一の架台と、この架台に取り付けられた回転電機とを備えた回転電機一体化ユニットであって、回転電機一体化ユニットの形態で輸送が可能であり、かつ、回転電機一体化ユニットの形態のままで現地にて基礎上に載置され据付けられることが可能であることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、回転電機の据付工期短縮を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における輸送の状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における輸送の状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の最終状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の最終状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における工場での組立てから現地での据付までのステップを示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付等のステップを示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付時の上下方向の調整用治具を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付時の上下方向の調整用治具を示す立断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付等のステップを示すフロー図である。 本発明の第3の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付時の横方向の調整用方法を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付時の横方向の調整用方法を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付等のステップを示すフロー図である。 本発明の第4の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す正面図である。 本発明の第4の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す側面図である。 本発明の第4の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付等のステップを示すフロー図である。 本発明の第5の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における架台と内部取付け機器を示す鳥瞰図である。 本発明の第5の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す正面図である。 本発明の第5の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す側面図である。 本発明の第5の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付等のステップを示すフロー図である。
以下、図面を参照して本発明に係る回転電機の輸送・据付方法および回転電機一体化ユニットの実施形態について説明する。ここで、同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における輸送の状態を示す正面図である。また、図2は、本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における輸送の状態を示す側面図である。
回転電機1は、工場において、架台10に設置され、脚板2において架台10と締付けボルト3により固定されている。このように、回転電機1は架台10と一体化された回転電機一体化ユニット60を構成している。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す正面図である。また、図4は、本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す側面図である。
現地の回転電機1の据付場所における基礎100は、回転電機一体化ユニット60を載置するために適切な形状に形成されている。
回転電機1が結合する2点鎖線などで示すタービンなどの回転電機の原動機、あるいはポンプなどの回転電機の駆動対象機器などの結合対象機器5の据付時の軸心の基準レベルからの据付高さをH2とするとこの高さは現地において測定できる高さである。また、回転電機一体化ユニット60の回転電機1の中心と架台10の底部間のレベル差ΔHは工場で測定できる値である。
基礎100の、回転電機一体化ユニット60の架台10部分が載置される基準レベルからの高さをH1とすると、この高さH1を(H2−ΔH)の高さに精度よく決めて施工する。
また、水平方向の中心も、事前に結合対象機器5の水平中心位置を精度よく測定しておく。また、工場において回転電機1の水平方向の中心と架台10における基礎との取合い部分との水平方向の位置関係を測定しておく。この結果を、たとえば基礎100に埋め込む取合い用スタッドボルトの位置に反映する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の最終状態を示す正面図である。また、図6は、本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の最終状態を示す側面図である。
回転電機一体化ユニット60を基礎100上に据付けた後に、クーラ45などの冷却機器や、配管41などを取り付ける。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における工場での組立てから現地での据付までのステップを示すフロー図である。
まず、工場において、回転電機1を架台10上に取り付け、回転電機一体化ユニット60の形態とする(S100)。
ステップS100の後に、この回転電機一体化ユニット60を、工場から現地の据付場所に輸送する(S200)。
ステップS200により現地に到着後、現地においては、回転電機一体化ユニット60を、据え付けるべき基礎100上に据え付ける(S300)。
ステップS300により回転電機一体化ユニット60を据え付けた後に、他の機器、配管等と接続する。このようにして、確認試験が可能な体系を形成した後に、確認試験を行う(S400)。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付等のステップを示すフロー図である。ステップS200により回転電機一体化ユニット60が現地に輸送された後のステップを示している。
まず、回転電機一体化ユニット60を据え付けるべき基礎100近傍に搬入する(S01)。
ステップS01の後に、回転電機一体化ユニット60を基礎100の据付け部に載置する(S02)。具体的には、回転電機一体化ユニット60の架台10を基礎100に固定する。固定は、たとえば基礎100に埋め込まれたスタッドボルトに対応して架台10に貫通孔を設けナットで締め付けるなどにより行う。
ステップS02の後に、結合すべき機器との中心位置が合っているか、センタリングの確認を行う(S03)。
以上が、ステップS300すなわち現地における回転電機一体化ユニット60の据付けの具体的なステップである。
ステップS300の後に、図7に示すようにステップS400すなわち他の機器、配管等と接続し確認試験を行う。ステップS400の具体的なステップを以下に説明する。
具体的なステップとしては、ケーブルを接続する(S04)。また、回転電機1のクーラ45などの冷却用の付属機器を取り付ける(S05)。また、回転電機1の潤滑油配管などの配管41やクーラ45の冷却配管などの付属する配管を取り付ける(S06)。
ステップS04ないしステップS06の各ステップは、並行して実施してもよいし、また、順番が入れ替わってもよく、現場の状況に応じて最適な順序で実施してよい。さらには、ステップS300の途中の段階においても、現場の状況に合わせて開始してもよい。
以上のステップS04、ステップS05およびステップS06を実施した後に、オイルフラッシングを実施する(S07)。さらに、ステップS07のオイルフラッシングの後に、試運転を実施する(S08)。
以上のような本実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法によって、回転電機一体化ユニット60として輸送することができるために輸送上の負担が軽減できる。また、回転電機一体化ユニット60をそのまま基礎100上に載置することができるため、現地の作業工数、作業日数を削減することができる。
なお、基礎100の回転電機一体化ユニット60の架台10の載置部分の基礎の高さH1を精度よく決めて施工し、また、水平方向の中心も、たとえば基礎100に埋め込む取合い用スタッドボルトの位置に反映しておくなどの、事前の準備を行うことにより結合対象の機器との中心を合わせることができる。
なお、本実施形態と異なって架台を結合対象機器と共通とする方式においては、たとえば、結合対象機器がタービンのような高温機器の場合、運転状態においてタービンが据付けられている部分の架台の温度が上昇し熱膨張することにより、結合対象機器と回転電機の中心位置がずれて振動などの不具合が発生する可能性がある。このような場合に比べ、本実施形態においてはそのような問題を回避できる効果がある。
以上のように、本実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法により、回転電機の据付工期短縮を図ることができる。
[第2の実施形態]
図9は、本発明の第2の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す正面図である。また、図10は、本発明の第2の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す側面図である。
両図に示すように、本実施形態においては、基礎100上に上下方向の調整用治具であるレベリングブロック20を載置し、その上に回転電機一体ユニット60を置いている。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付時の上下方向の調整用治具を示す平面図である。また、図12は、本発明の第2の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付時の上下方向の調整用治具を示す立断面図である。
上下方向の調整用治具であるレベリングブロック20は、ケーシング21内にウェッジ22を設け、その上にスライダー23を載せている。ウェッジ22の一方には穴が穿たれ、メネジが形成されている。また、メネジに対応したオネジが形成された調整ネジ24がメネジと螺合するとともにケーシング21を貫通している。
このようにして、ケーシング21の外側から調整ネジ24を回してウェッジ22を水平に移動させることによって、スライダー23を上下させることができる。
図13は、本発明の第2の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付等のステップを示すフロー図である。本実施形態では、第1の実施形態にさらにステップS21が追加されている。また、ステップS03(図8参照)に代えてステップS22が追加されている。
具体的には、ステップS300において、回転電機一体化ユニット60を搬入する前に、レベリングブロック20を基礎100上に載置する(S21)。また、回転電機一体化ユニット60を基礎100上に載置するステップS02の後に、レベリングブロック20を用いて回転電機1のレベル調整を行う(S22)。
このように本実施形態では、精度よく基礎100の据付レベルを計画し施工する第1の実施形態の作用・効果に加えて、さらに実際に回転電機一体化ユニット60の載置後に回転電機1の中心レベルと結合すべき対象機器の中心レベルとを確認し、さらに精度よく中心レベルを調整することができる。また、基礎100上にレベリングブロック20を載置し回転電機一体化ユニット60の架台10の高さを調整することから、基礎100の架台10の据付面のグラウトは不要となり、グラウトレスの基礎100とすることが可能であり、基礎100の工事期間も短縮することができる。
以上のように本実施形態による回転電機の輸送・据付方法により、回転電機の据付工期短縮を図ることができるとともに、中心位置の精度の確保をより確実にすることができる。
[第3の実施形態]
図14は、本発明の第3の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付時の横方向の調整用方法を示す正面図である。また、図15は、本発明の第3の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付時の横方向の調整用方法を示す側面図である。
回転電機一体化ユニット60の架台10の各側面と、基礎100の側面との間に、それぞれ水平に油圧ジャッキ30を載置し、相対する油圧ジャッキ30により架台10側面と基礎100の側面の間隔を調整することにより水平方向の位置を調整する。なお、この際、基礎100のコンクリート面を保護するために油圧ジャッキ30と基礎100との間に鉄板を挟み込んでもよい。
なお、図14および図15では、第2の実施形態と同様にレベリングブロック20が架台10と基礎100の間に設置されているが、基礎100のうち架台10の設置面のレベルが精度よく施工されており回転電機一体化ユニット60の載置後に回転電機1の中心レベルを調整する必要がなければ、レベリングブロック20は不要である。
図16は、本発明の第3の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付等のステップを示すフロー図である。本実施形態では、第2の実施形態にさらにステップS31およびステップS32が追加されている。
具体的には、ステップS22のレベル調整の後に、回転電機一体化ユニット60の架台10の各側面と、基礎100の側面との間に、それぞれ水平に油圧ジャッキ30を設定する(S31)。
ステップS31の後に、相対する油圧ジャッキ30により架台10側面と基礎100の側面の間隔を調整することにより水平方向の位置を調整する(S32)。
このように本実施形態では、精度よくたとえば基礎100に埋め込むスタッドボルトの位置を計画し施工する第1の実施形態に加えて、さらに実際に回転電機一体化ユニット60の載置後に回転電機1の水平中心と結合すべき対象機器の水平中心とを確認し、さらに精度よく水平中心を調整することができる。
以上のように本実施形態による回転電機の輸送・据付方法により、回転電機の据付工期短縮を図ることができるとともに、中心位置の精度の確保をより確実にすることができる。
なお、変形例として、基礎100のうち架台10の設置面のレベルが精度よく施工されており回転電機一体化ユニット60の載置後に回転電機1の中心レベルを調整する必要がなければ、ステップS21およびステップS22を省略することも可能である。この場合は、ステップS02で基礎100上に回転電機一体化ユニット60を載置した後にステップ31の内容を実施することでよい。
[第4の実施形態]
図17は、本発明の第4の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す正面図である。また、図18は、本発明の第4の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す側面図である。
図17および図18に示すように、回転電機一体化ユニット60には、配管41が含まれている。配管41としては、回転電機1に接続されるべき潤滑油系の配管等がある。
図19は、本発明の第4の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付等のステップを示すフロー図である。
本実施形態では、第1の実施形態ないし第3の実施形態に比べて、配管結合の内容が異なっている。すなわち、本実施形態においては、工場で潤滑油系の配管などの配管41の回転電機1廻りの部分が回転電機1に接続され、回転電機一体化ユニット60の一部として工場で組み立てられ一体化される。配管41が組み込まれた回転電機一体化ユニット60が、現地に輸送され(S41)、基礎100上に載置される(S02)。
なお、配管41の外部との接続のために、必要があれば、架台10を貫通させてもよい。あるいは、架台10の下部の開口を使用して外部配管と接続させてもよい。
このため、回転電機一体化ユニット60が据え付けられた後のステップS400のうち、配管結合のステップにおいては、第1の実施形態ないし第3の実施形態におけるステップS06(図8等参照)に代えて、ステップS42が追加されており、ステップS42における作業は配管41と外部配管との接続であり、配管41の回転電機1本体への接続や回転電機1本体まわりの設置の作業は不要である(S42)。
以上のように、配管41を回転電機一体化ユニット60の一部として工場で組み込む際に内部の異物がないことを確認し、また、工場において配管41内部のフラッシングを行うことにより、配管の据付後の異物確認、および現地におけるフラッシングの対象範囲を削減することができ、このような点からも現地での据付ステップが削減される。
以上のように本実施形態による回転電機の輸送・据付方法により、回転電機の据付工期短縮を図ることができる。
なお、変形例として、基礎100のうち架台10の設置面のレベルが精度よく施工されており回転電機一体化ユニット60の載置後に回転電機1の中心レベルを調整する必要がなければ、ステップS21およびステップS22は省略可能である。
また、他の変形例として、水平方向の中心も、事前に結合対象機器5(図3参照)の水平中心位置を精度よく測定し、工場において回転電機1の水平方向の中心と架台10における基礎との取合い部分との水平方向の位置関係を測定しておき、この結果を、たとえば基礎100に埋め込む取合い用スタッドボルトの位置に反映することにより、精度よく施工がなされれば、水平方向の中心位置の調整のためのステップS31およびステップS32は省略可能である。
[第5の実施形態]
図20は、本発明の第5の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における架台と内部取付け機器を示す鳥瞰図である。本実施形態においては、タービン発電機などの回転電機1の運転中に、回転電機1の内部を冷却する気体を外部の図示しない機内ガス冷却水系配管で供給される冷却水で冷却するクーラ50および、クーラ50と、回転電機1の内部を連結する風導52を、架台10内に収納している。クーラ50と風導52とは接続されている。
また、4本の風導52のうちの2本の上端が回転電機1(図1等参照)本体の回転軸方向の前方部に接続され、他の2本の上端が、回転電機1本体の回転軸方向の後方部に接続されている。
前方部および後方部それぞれの位置の2本の風導52のうちの一方は回転電機1内部からクーラ50への高温の冷却用ガスの流路を形成し、また、他方は、クーラ50で冷却され回転電機1へ戻る冷却用ガスの流路を形成する。冷却用ガスは、回転電機1の図示しない回転子に設けられたファンにより循環力を付与される。
クーラ50の側面には、架台10を貫通して、冷却水入口接続部51aおよび冷却水出口接続部51bが設けられており、それぞれ機内ガス冷却水系配管に接続されている。
クーラ50内の伝熱部で冷却用ガスを冷却した冷却水は、冷却水出口接続部51bから機内ガス冷却系配管を流れて、図示しない冷却水系統との熱交換器において冷却され、再び、機内ガス冷却水系配管を経て、冷却水入口接続部51aからクーラ50内の伝熱部に入る。
図21は、本発明の第5の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す正面図である。また、図22は、本発明の第5の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付の状態を示す側面図である。
図21および図22に示すように、クーラ50および風導52は、架台10内に収納が可能なように回転電機1の下方に設けられている。また、クーラ50に外部から接続される冷却配管51がクーラ50に接続されている。
従来の方法においては、クーラ50は、輸送時の高さ制限のために回転電機1と一体組み立てした状態では輸送することができず、別々に工場から据付場所まで輸送し、据付場所で組み立てる必要があった。本実施形態の回転電機一体化ユニット60では、クーラ50、冷却配管51および風導52を、下部に移動させ架台10内の空間に収納することにより、高さ制限を回避し、かつ一体で輸送、据付ができるようにしている。
図23は、本発明の第5の実施形態に係る回転電機の輸送・据付方法における現地での据付等のステップを示すフロー図である。
本実施形態では、第4の実施形態に比べて、配管結合の内容が異なっている。すなわち、本実施形態においては、工場において、回転電機1、架台10および配管41に加え、クーラ50、冷却配管51および風導52を回転電機一体化ユニット60の一部として接続された状態で組み立てられ、輸送される。この回転電機一体化ユニット60が搬入される(S51)。
このため、回転電機一体化ユニット60が据え付けられた後のステップS400のうち第1の実施形態ないし第3の実施形態におけるステップS05(図8等参照)において実施されているクーラ50、冷却配管51および風導52の設置作業は、本実施形態においては不要である。
また、ステップS400のうち、配管結合のステップにおいては、第1の実施形態におけるステップS06や第4の実施形態におけるステップS42に代えてステップS52が追加されている。すなわち、冷却配管51に関する作業は外部配管との接続等であり、クーラ50、冷却配管51および風導52の回転電機1本体まわりでの設置作業は不要である(S52)。
以上のように本実施形態による回転電機の輸送・据付方法により、現地におけるクーラ50、冷却配管51および風導52の回転電機1本体まわりでの設置作業が不要となる。また、配管41の他に冷却配管51も回転電機一体化ユニット60の一部として工場で組み込む際に内部の異物がないことを確認し、また、工場において配管41内部のフラッシングを行うことにより、配管の据付け後の異物確認、および現地におけるフラッシングの対象範囲を削減することができ、このような点からも現地での据付ステップが削減される。
以上のように本実施形態による回転電機の輸送・据付方法により、さらに回転電機の据付工期短縮を図ることができる。
なお、変形例として、基礎100のうち架台10の設置面のレベルが精度よく施工されており回転電機一体化ユニット60の載置後に回転電機1の中心レベルを調整する必要がなければ、ステップS21およびステップS22は省略することもできる。
また、他の変形例として、水平方向の中心も、事前に結合対象機器5(図3参照)の水平中心位置を精度よく測定し、工場において回転電機1の水平方向の中心と架台10における基礎との取合い部分との水平方向の位置関係を測定しておき、この結果を、たとえば基礎100に埋め込む取合い用スタッドボルトの位置に反映することにより、精度よく施工がなされれば、水平方向の中心位置の調整のためのステップS31およびステップS32は省略することもできる。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。
さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1・・・タービン発電機(回転電機)
2・・・脚板
3・・・締付けボルト
5・・・結合対象機器
10・・・架台
20・・・レベリングブロック
21・・・ケーシング
22・・・ウェッジ
23・・・スライダー
24・・・調整ネジ
30・・・油圧ジャッキ
41・・・配管
45・・・クーラ
50・・・クーラ
51・・・冷却配管
51a・・・冷却水入口接続部
51b・・・冷却水出口接続部
52・・・風導
60・・・回転電機一体化ユニット
100・・・基礎

Claims (8)

  1. 回転電機の輸送および据付を行う回転電機の輸送・据付方法であって、
    工場において回転電機を単一の架台上に取り付けて回転電機一体化ユニットとする工場取付けステップと、
    前記工場取付けステップの後に、前記回転電機一体化ユニットを現地の据付場所に輸送する輸送ステップと、
    前記輸送ステップの後に、前記回転電機一体化ユニットを搬入し、基礎上に載置する載置ステップを有する据付ステップと、
    を有することを特徴とする回転電機の輸送・据付方法。
  2. 前記据付ステップは、
    前記基礎上にレベリングブロックを設置するレベリングブロック設置ステップと、
    前記載置ステップの後に、前記レベリングブロックにより他の結合機器の上下方向の中心の調整を行う上下センタリングステップと、
    をさらに有し、
    前記載置ステップは、前記回転電機一体化ユニットと前記基礎間に、前記レベリングブロックを介在する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の輸送・据付方法。
  3. 前記据付ステップは、
    前記載置ステップの後に、前記基礎の側面に設けた油圧ジャッキにより水平方向を調整する水平方向調整ステップをさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機の輸送・据付方法。
  4. 前記工場取付けステップは、前記回転電機に接続する配管を前記回転電機に取り付けるステップを有し、
    前記回転電機一体型ユニットは、前記配管を含めて、輸送され据え付けられる、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回転電機の輸送・据付方法。
  5. 前記工場取付けステップは、クーラおよび風導を前記回転電機に取り付けるステップを有し、
    前記回転電機一体型ユニットは、前記クーラおよび風導を含めて、輸送され据え付けられる、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の回転電機の輸送・据付方法。
  6. 単一の架台と、この架台に取り付けられた回転電機とを備えた回転電機一体化ユニットであって、回転電機一体化ユニットの形態で輸送が可能であり、かつ、回転電機一体化ユニットの形態のままで現地にて基礎上に載置され据付けられることが可能であることを特徴とする回転電機一体化ユニット。
  7. 前記回転電機一体化ユニットは、クーラユニットおよび前記回転電機に接続する部分の配管が取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の回転電機一体化ユニット。
  8. 前記クーラユニットは、前記架台内であって前記回転電機の下部に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の回転電機一体化ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104333180A (zh) * 2014-12-02 2015-02-04 哈尔滨电机厂有限责任公司 重型整体运输发电机在电厂安装方法
JP6434587B1 (ja) * 2017-08-25 2018-12-05 西芝電機株式会社 重量物の設置面の調整方法
CN112910163A (zh) * 2021-01-28 2021-06-04 刘顺操 一种升降电机

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