JP2014003584A - 管理サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツ実行装置を構成する車両用機器を購入したユーザを含む複数のユーザにコンテンツ配信サービスの提供を許諾する。
【解決手段】相互に連携してコンテンツを実行するための連携アプリケーションをそれぞれ搭載した車両用機器121及び携帯通信端末122からなるコンテンツ実行装置12に対するコンテンツ配信サービスの提供を管理する管理サーバ10は、送信される車両用機器ID及びユーザIDを記憶していない場合には、それらIDを記憶するとともにコンテンツ配信サービスの提供を許可し、送信される車両用機器IDを記憶しユーザIDを記憶していない場合には、そのユーザIDを記憶済みの車両用機器IDに対応づけて記憶するとともにコンテンツ配信サービスの提供を許可し、送信されるさ車両用機器ID及びユーザIDを記憶している場合には、コンテンツ配信サービスの提供を許可する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツ配信サーバからコンテンツ実行装置にコンテンツを配信するコンテンツ配信サービスについて、そのコンテンツ配信サービスの提供対象を管理する管理サーバに関する。
従来より、例えば特許文献1に開示されているように、コンテンツサーバから各種の機器にコンテンツを配信する技術が提供されている。
特開2008−92575号公報
ところで、本出願人は、車両用機器及び携帯通信端末からなるコンテンツ実行装置に対してコンテンツ配信サービスを提供するシステムの構築を試みており、その開発の中で、本出願人が提供する車両用機器を購入したユーザに対するコンテンツ配信サービスの利用の利便性の向上を検討している。即ち、コンテンツ配信サービスの利用登録を、車両用機器の識別情報とユーザの識別情報とを対応づけることによって行う場合、コンテンツ配信サービスの提供は、利用登録を完了したユーザに限り許諾するように設定することが一般的である。しかしながら、このような一般的な設定方法では、例えば、利用登録を完了したユーザ以外の者(例えば、利用登録を完了したユーザの家族や友人など)は、基本的にはコンテンツ配信サービスの提供を受けることができない。そして、そのような者がコンテンツ配信サービスの提供を受けたい場合には、ユーザの車両用機器あるいは別の車両用機器を介して改めて利用登録を行わなければならず、登録手続が面倒であり、利便性に欠ける。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、コンテンツ実行装置を構成する車両用機器を購入したユーザを含む複数のユーザがコンテンツ配信サービスの提供を受けられるようにした管理サーバを提供することにある。
本発明によれば、相互に連携してコンテンツを実行するための連携アプリケーションをそれぞれ搭載した車両用機器及び携帯通信端末からなるコンテンツ実行装置に対するコンテンツ配信サービスの提供を管理する管理サーバにおいて、識別情報管理手段は、車両用機器を識別する車両用機器識別情報及びユーザを識別するユーザ識別情報を管理する。
そして、管理サーバは、以下のような管理を実行する。
即ち、管理サーバは、コンテンツ実行装置から送信される車両用機器識別情報及びユーザ識別情報が何れも識別情報管理手段に記憶されていない場合には、その車両用機器識別情報を識別情報管理手段に記憶し、かつ、その車両用機器識別情報に対応づけてそのユーザ識別情報を識別情報管理手段に記憶する。また、そのユーザ識別情報によって特定されるユーザに対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。
また、管理サーバは、コンテンツ実行装置から送信される車両用機器識別情報が識別情報管理手段に記憶されており、かつ、コンテンツ実行装置から送信されるユーザ識別情報が識別情報管理手段に記憶されていない場合には、そのユーザ識別情報を既に記憶されている車両用機器識別情報に対応づけて識別情報管理手段に記憶する。また、そのユーザ識別情報によって特定されるユーザに対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。
また、管理サーバは、コンテンツ実行装置から送信される車両用機器識別情報及びユーザ識別情報が何れも識別情報管理手段に記憶されている場合には、そのユーザ識別情報によって特定されるユーザに対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。
一実施形態に係る管理システムの全体構成を概略的に示す図 コンテンツ認証情報管理サーバが管理する認証用情報のデータ構造を示す図 登録された車両用機器IDとユーザIDとの関係を示す図 登録されたユーザIDとコンテンツ配信サービスを利用可能な車両用機器の車両用機器IDとの関係を示す図 コンテンツ認証情報管理サーバが管理する車両用機器情報のデータ構造を示す図 コンテンツ実行装置を構成する車両用機器及び携帯通信端末の構成を概略的に示す図 車両用機器及び携帯通信端末が相互に連携してコンテンツを実行する状態を概略的に示す図 車両用機器及び携帯通信端末が相互に通信可能に接続されコンテンツが実行されるまでの画面の遷移状態を示す図 管理システムによる認証処理の内容を示すフローチャート 管理システムによるアクティベート処理の内容を示すフローチャート 管理システムによるユーザIDの削除処理の内容を示すフローチャート (a)はユーザIDの設定画面を示す図、(b)はユーザIDの削除画面を示す図
本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、管理サーバ10は、コンテンツ配信サーバ11からコンテンツ実行装置12にコンテンツを配信するコンテンツ配信サービスの利用を管理するサーバであり、会員情報管理サーバ31と、コンテンツ認証情報管理サーバ32と、コンテンツアクセスサーバ33と、を備えて構築されている。なお、会員情報管理サーバ31は、本出願人以外の第三者が所有する会員情報管理用のサーバであり、コンテンツ認証情報管理サーバ32及びコンテンツアクセスサーバ33は、本出願人が所有するコンテンツ配信サービス管理用のサーバである。また、本実施形態は、コンテンツ配信サーバ11からコンテンツ実行装置12へのコンテンツの配信(コンテンツ配信サービスの提供)を中継する中継サーバが複数のサーバ(この場合、コンテンツ認証情報管理サーバ32とコンテンツアクセスサーバ33)で構築された構成である。
コンテンツ配信サーバ11は、詳しくは後述するようにして認証を得たコンテンツ実行装置12からコンテンツの配信要求を受けると、そのコンテンツ実行装置12に対してコンテンツアクセスサーバ33を介して間接的に、あるいは、コンテンツアクセスサーバ33を介さず直接的に各種のコンテンツを配信する。コンテンツ配信サーバ11から配信されるコンテンツとしては、例えば、ストリーミング型のコンテンツとして、音楽を再生する音楽コンテンツ、インターネットラジオを実現するインターネットラジオコンテンツなどが考えられる。また、非ストリーミング型のコンテンツとして、例えば飲食店や観光施設などを検索する施設検索サービスを実現する施設検索コンテンツ、ニュース配信を実現するニュース配信コンテンツ、ソーシャル・ネットワーキング・サービスを実現するSNSサービスコンテンツなどが考えられる。
コンテンツ実行装置12は、この場合、車両に搭載される車両用機器121と、この車両用機器121と相互に通信可能に接続される携帯通信端末122と、で構成されている。車両用機器121は、例えばナビゲーション装置で構成される。また、この車両用機器121は、当該車両用機器121を識別するための車両用機器IDを有している。車両用機器IDは、車両用機器識別情報の一例である。携帯通信端末122は、車両の車室内に持ち込まれると、車両用機器121と無線の通信回線を介して通信可能に接続される。なお、無線の通信回線としては、例えばBluetooth通信回線(Bluetooth:登録商標)が想定される。これら車両用機器121及び携帯通信端末122については後述する。
会員情報管理サーバ31は、当該会員情報管理サーバ31を所有する第三者が提供するサービス(コンテンツ配信サービスに限らない)の利用を希望するユーザが任意に設定した情報を会員情報として管理するサーバである。この場合、本出願人が提供するコンテンツ配信サービスの利用を希望するユーザは、会員情報として、詳しくは後述する連携アプリケーションを起動する際に使用する連携アプリケーション起動用のユーザID(ユーザ識別情報の一例であり、以下、「連携アプリ起動用のユーザID」と称する)及びパスワードを会員情報管理サーバ31に登録するものとする。なお、会員情報としては、登録された会員を識別できる情報であればユーザID及びパスワード以外の情報であってもよい。ユーザは、自身が所有する携帯通信端末122あるいは図示しないパーソナルコンピュータなどの情報端末を介して専用の会員情報登録サイトにアクセスし、そのサイトを介して会員情報(この場合、連携アプリ起動用のユーザID及びパスワード)を会員情報管理サーバ31に登録することができる。
また、この会員情報管理サーバ31は、当該会員情報管理サーバ31の動作全般を制御する図示しない制御装置がコンピュータプログラムを実行することにより、認証チケットデータ付与処理部51をソフトウェアによって仮想的に実現する。
この認証チケットデータ付与処理部51は、会員情報管理サーバ31が管理している会員情報と一致する会員情報を入力したコンテンツ実行装置12、この場合、当該コンテンツ実行装置12を構成する携帯通信端末122に対して認証チケットデータを付与する。なお、この認証チケットには、一致した会員情報を示す会員情報データ、当該認証チケットが会員情報管理サーバ31によって発行されたことを証明する証明書データなど各種のデータを添付することが可能である。
コンテンツ認証情報管理サーバ32は、識別情報管理手段の一例であり、例えば図2に示すように、コンテンツ配信サービスの提供を受けるためにユーザが任意に設定した情報、この場合、連携アプリケーション上でコンテンツを利用(起動)する際に使用するコンテンツ起動用のユーザID及びパスワード(コンテンツ配信サービスによりコンテンツ配信サーバ11からコンテンツ実行装置12に配信されるコンテンツを利用(起動)するために必要な情報)をコンテンツ認証情報として記憶し管理する。なお、コンテンツ認証情報管理サーバ32には、会員情報管理サーバ31にて管理されている会員情報のうち少なくともユーザ識別用のユーザID(連携アプリ起動用のユーザID)が予め取得され、記憶・管理されるようになっている。即ち、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、常時あるいは定期的に会員情報管理サーバ31にアクセスし、当該会員情報管理サーバ31にて管理されている最新の会員情報(少なくとも連携アプリ起動用のユーザID)を取得するように設定されている。そして、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、会員情報管理サーバ31から取得した会員情報のうち連携アプリ起動用のユーザIDに対応付けてコンテンツ認証情報を管理する。
ユーザは、自身が所有する携帯通信端末122あるいは図示しないパーソナルコンピュータなどの情報端末を介して専用のコンテンツ認証情報登録サイトにアクセスし、そのサイトを介してコンテンツ認証情報(この場合、コンテンツ起動用のユーザID及びパスワード)をコンテンツ認証情報管理サーバ32に登録することができる。
また、このコンテンツ認証情報管理サーバ32は、当該コンテンツ認証情報管理サーバ32の動作全般を制御する図示しない制御装置がコンピュータプログラムを実行することにより、登録車両用機器設定処理部61、ユーザ識別情報管理処理部62、登録車両用機器設定禁止処理部63、サービス利用可能化処理部64、ユーザ識別情報削除処理部65、サービス利用開始日特定処理部66、経過期間カウント処理部67、利用料金算出処理部68、期間経過通知処理部69をソフトウェアによって仮想的に実現する。
登録車両用機器設定処理部61は、コンテンツ実行装置12において初めて連携アプリケーションが起動されたときに、そのコンテンツ実行装置12を構成する車両用機器121をコンテンツ配信サービスを利用可能な登録車両用機器121Aとして設定する。また、登録車両用機器設定処理部61は、登録車両用機器121Aとして設定した車両用機器に対してコンテンツ配信サービスが利用可能であることを示す利用可能フラグを設定する。なお、コンテンツ実行装置12は、当該コンテンツ実行装置12において連携アプリケーションが起動された場合には、当該コンテンツ実行装置12を構成する車両用機器121の車両用機器ID(車両用機器識別情報)をコンテンツ認証情報管理サーバ32に送信する。コンテンツ認証情報管理サーバ32は、受信した車両用機器IDを記憶し管理する。
ユーザ識別情報管理処理部62は、登録車両用機器121Aとして設定された車両用機器121を含むコンテンツ実行装置12において初めて連携アプリケーションを起動する際に入力された連携アプリ起動用のユーザID(ユーザ識別情報)をその登録車両用機器121Aの車両用機器ID(車両用機器識別情報)に対応付けて管理する。なお、コンテンツ実行装置12は、当該コンテンツ実行装置12において連携アプリケーションが起動された場合には、その起動の際に入力された連携アプリ起動用のユーザIDをコンテンツ認証情報管理サーバ32に送信する。また、ユーザ識別情報管理処理部62は、その後に登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12において連携アプリケーションを起動する際に入力された連携アプリ起動用の他のユーザID(登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12において初めて連携アプリケーションを起動する際に入力されたユーザIDとは異なるユーザID)を、その登録車両用機器121Aの車両用機器ID(車両用機器識別情報)に対応付けて管理する。なお、コンテンツ実行装置12は、当該当該コンテンツ実行装置12において連携アプリケーションが起動されるたびに、その起動の際に入力された連携アプリ起動用のユーザIDをコンテンツ認証情報管理サーバ32に送信する。
この場合、ユーザ識別情報管理処理部62は、図3に示すように、1つの登録車両用機器の車両用機器IDに対して所定数の連携アプリ起動用のユーザIDを対応付けて管理する。この所定数は適宜変更して設定することができ、この場合、例えば所定数として「5」が設定されている。よって、この場合、ユーザID(6)は、車両用機器ID(1)に対応付けて管理することができず、他の車両用機器のアクティベート処理(詳しくは後述する)によって他の車両用機器ID(例えば、車両用機器ID(2))に対応付ければ管理することができる。
登録車両用機器設定禁止処理部63は、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12とは異なるコンテンツ実行装置(登録車両用機器121Aとは異なる車両用機器を含んで構成されたコンテンツ実行装置)において、ユーザ識別情報管理処理部62が管理している連携アプリ起動用のユーザIDが入力されることによって連携アプリケーションが起動された場合には、登録車両用機器設定処理部61がそのコンテンツ実行装置を構成する車両用機器を登録車両用機器として設定することを禁止する。
サービス利用可能化処理部64は、コンテンツ実行装置を構成する車両用機器が登録車両用機器として設定されているか否かに関わらず、そのコンテンツ実行装置において、ユーザ識別情報管理処理部62が管理している連携アプリ起動用のユーザIDが入力されることによって連携アプリケーションが起動された場合には、当該コンテンツ実行装置においてコンテンツ配信サービスを利用可能に設定する。即ち、図4に示すように、ある登録車両用機器の車両用機器IDに対応付けられて管理されている連携アプリ起動用のユーザID(図4の例では車両用機器ID(1)に対応付けられて管理されているユーザID(1))が入力されることによって連携アプリケーションが起動された場合には、その連携アプリケーションを起動している車両用機器(この場合、車両用機器ID(2)の車両用機器)が登録車両用機器として設定されていなくても、その車両用機器を含むコンテンツ実行装置は、コンテンツ配信サービスの提供を受けることが可能である。
ユーザ識別情報削除処理部65は、ユーザ識別情報管理処理部62が管理する連携アプリ起動用のユーザIDを適宜削除する処理部である。具体的には、ユーザ識別情報削除処理部65は、コンテンツ実行装置12から送信されるユーザ識別情報削除指令信号(削除要求)によって指定されるユーザID(詳しくは後述するようにコンテンツ実行装置12において選択されたユーザID)を削除する。
サービス利用開始日特定処理部66は、登録車両用機器121Aの車両用機器IDを記憶する際に、当該登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12において初めて連携アプリケーションが起動された日を、コンテンツ配信サービスの利用開始日、換言すれば、コンテンツ配信サービスの提供開始日として特定する。
経過期間カウント処理部67は、サービス利用開始日特定処理部66が特定した利用開始日からの経過期間を、図示しないタイマーによる計時処理に基づいてカウント(監視)する。
利用料金算出処理部68は、経過期間カウント処理部67がカウントする経過期間が所定期間を越えるまでは、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12に課するコンテンツ配信サービスの利用料金を所定の料金体系データに基づいて算出する。なお、所定期間は、例えば日単位、月単位、年単位で適宜変更して設定することができ、この場合、例えば「3年」が設定されている。また、所定の料金体系としては、例えば無料、割引など種々の体系を設定することができ、この場合、例えば「無料」の料金体系が設定されている。即ち、この場合、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12には、コンテンツ配信サービスの利用開始日から3年間は無料という料金体系で利用料金が課されるようになる。なお、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12は、コンテンツ配信サービスの利用開始日から所定期間経過後においては、有料版の連携アプリケーションを新たにインストールすることで、コンテンツ配信サービスを有料で利用可能である。
期間経過通知処理部69は、経過期間カウント処理部67がカウントする経過期間が所定期間を越えた場合に、その旨、つまり、コンテンツ配信サービスの利用開始日から所定期間が経過した旨を示す期間経過通知データをコンテンツ実行装置12に通知する。この場合、期間経過通知処理部69は、コンテンツ実行装置12を構成する携帯通信端末122については、経過期間が所定期間を越えた後に初めて当該携帯通信端末122において連携アプリケーションが起動されたときにのみ期間経過通知データを当該携帯通信端末122に通知する。これにより、携帯通信端末122においては、コンテンツ配信サービスの利用開始日からの経過期間が所定期間を越えた後に初めて当該携帯通信端末122において連携アプリケーションが起動されたときにのみ、期間経過通知データに基づく表示出力あるいは音声出力がなされるようになる。なお、この通知処理は、携帯通信端末122が備える報知手段(詳しくは後述する音声処理部44、表示出力部45など)を介してユーザに出力される。
また、期間経過通知処理部69は、車両用機器121については、経過期間が所定期間を越えた後に当該車両用機器121において連携アプリケーションが起動されるごとに期間経過通知データを当該車両用機器121に通知する。これにより、車両用機器121においては、コンテンツ配信サービスの利用開始日からの経過期間が所定期間を越えた後に当該車両用機器121において連携アプリケーションが起動されるごとに、期間経過通知データに基づく表示出力あるいは音声出力がなされるようになる。なお、この通知処理は、車両用機器121が備える報知手段(詳しくは後述する音声処理部24、表示出力部25など)を介してユーザに出力される。
図5は、上記のように構成されたコンテンツ認証情報管理サーバ32に構築される車両用機器情報のデータ構造の一例を示している。即ち、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、登録車両用機器として設定された車両用機器の車両用機器ID(車両用機器識別情報)に対応付けて、コンテンツ配信サービスの利用開始日(アクティベート日)、利用期限日、利用可能フラグの有無、当該登録車両用機器に対応付けて登録した連携アプリ起動用のユーザID(ユーザ識別情報)、当該ユーザIDに対応付けて登録したコンテンツ認証情報(コンテンツ起動用のユーザID及びパスワード)などの各種の情報を管理する。
コンテンツアクセスサーバ33は、コンテンツ実行装置12とコンテンツ配信サーバ11との間のデータ通信を中継する中継サーバとして機能することで、詳しくは後述するようにして認証を得たコンテンツ実行装置12へのコンテンツ配信サービスの提供を実行するサーバである。
また、このコンテンツアクセスサーバ33は、当該コンテンツアクセスサーバ33の動作全般を制御する図示しない制御装置がコンピュータプログラムを実行することにより、認証チケットデータ取得処理部81、コンテンツ認証情報確認処理部82、配信許諾処理部83をソフトウェアによって仮想的に実現する。
認証チケットデータ取得処理部81は、会員情報管理サーバ31が認証チケットデータ付与処理部51によって携帯通信端末122に付与した認証チケットデータと同一の認証チケットデータを会員情報管理サーバ31から取得する。
コンテンツ認証情報確認処理部82は、コンテンツ実行装置12を構成する携帯通信端末122に付与された認証チケットデータと認証チケットデータ取得処理部81が取得した認証チケットデータとが一致するか否かを判定する。そして、コンテンツ認証情報確認処理部82は、両認証チケットデータが一致する場合には、その認証チケットデータ(換言すれば、コンテンツ実行装置12に入力された会員情報)に対応付けて管理されているコンテンツ認証情報(この場合、会員情報のうち連携アプリ起動用のユーザIDに対応付けられて管理されているコンテンツ起動用のユーザID及びパスワード)がコンテンツ認証情報管理サーバ32に存在するか否か(コンテンツ認証情報管理サーバ32によって管理されているか否か)を確認する。
配信許諾処理部83は、コンテンツ実行装置12から取得した認証チケットデータの認証結果に基づいて、コンテンツ配信サーバ11からコンテンツ実行装置12へのコンテンツの配信を許諾する処理部であり、具体的には、コンテンツ実行装置12に入力された会員情報(当該会員情報に対応してコンテンツ実行装置12に付与された認証チケットデータ)に対応付けて管理されているコンテンツ認証情報の存在がコンテンツ認証情報確認処理部82による確認処理によって確認された場合であって、且つ、そのコンテンツ実行装置が、詳しくは後述するようにコンテンツ認証情報管理サーバ32によってコンテンツ配信サービスを利用可能に設定されている場合に、そのコンテンツ実行装置12に対するコンテンツ配信サービスの提供を許諾(コンテンツ配信サービスの提供を許可)する。即ち、この配信許諾処理部83による許可が得られることをもって、コンテンツ実行装置12は、コンテンツ配信サービスを利用可能なコンテンツ実行装置として認証されるのである。
管理サーバ10は、コンテンツアクセスサーバ33及びコンテンツ認証情報管理サーバ32の連携処理により、次のような処理を実行可能である。
(処理1)
管理サーバ10は、車両用機器121から携帯通信端末122を通じて送信される車両用機器ID及びユーザIDが何れもコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶されていない場合には、その車両用機器IDをコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶する。また、管理サーバ10は、その車両用機器IDに対応づけてそのユーザID(第1ユーザID)をコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶する。そして、管理サーバ10は、そのユーザID(第1ユーザID)によって特定されるユーザ(第1ユーザ)に対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。即ち、管理サーバ10は、車両用機器121あるいは当該車両用機器121を含むコンテンツ実行装置12から受信するユーザIDがコンテンツ認証情報管理サーバ32に管理されているユーザID(第1ユーザID)と一致する場合には、その車両用機器121あるいは当該車両用機器121を含むコンテンツ実行装置12へのコンテンツ配信サービスの提供を許可する。また、管理サーバ10は、このようにして第1ユーザに対するコンテンツ配信サービスの提供を初めて許可したことをもって、その第1ユーザに対するコンテンツ配信サービスの提供が開始されたものとして認識する。
(処理2)
管理サーバ10は、車両用機器121から携帯通信端末122を通じて送信される車両用機器IDがコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶されており、かつ、車両用機器121から携帯通信端末122を通じて送信されるユーザIDがコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶されていない場合には、そのユーザID(第2ユーザID)を既に記憶されている車両用機器IDに対応づけてコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶する。そして、管理サーバ10は、そのユーザID(第2ユーザID)によって特定されるユーザ(第2ユーザ)に対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。即ち、管理サーバ10は、車両用機器121あるいは当該車両用機器121を含むコンテンツ実行装置12から受信するユーザIDがコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶されているユーザID(第2ユーザID)と一致する場合には、その車両用機器121あるいは当該車両用機器121を含むコンテンツ実行装置12へのコンテンツ配信サービスの提供を許可する。
(処理3)
管理サーバ10は、車両用機器121から携帯通信端末122を通じて送信される車両用機器ID及びユーザIDが何れもコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶されている場合には、そのユーザID(第1ユーザID、第2ユーザID、第3ユーザID、・・・)によって特定されるユーザ(第1ユーザ、第2ユーザ、第3ユーザ、・・・)に対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。この場合、管理サーバ10は、そのユーザIDが、受信した車両用機器IDによって特定される車両用機器121とは異なる車両用機器の車両用機器IDに対応づけて記憶されている場合であっても、そのユーザIDによって特定されるユーザが使用する車両用機器121(登録されているか否かを問わない)あるいは当該車両用機器121を含むコンテンツ実行装置12に対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。
次に、コンテンツ実行装置12を構成する車両用機器121及び携帯通信端末122の構成について図6を参照しながら説明する。
車両用機器121は、制御部21、無線通信モジュール22、記憶部23、音声処理部24、表示出力部25、操作入力部26、信号入力部27、位置取得部28などを備えている。制御部21は、図示しないCPU、RAM、ROM及びI/Oバスなどを有する周知のマイクロコンピュータで構成されている。制御部21は、ROMあるいは記憶部23などに記憶されているコンピュータプログラムに従って車両用機器121の動作全般を制御する。
無線通信モジュール22は、携帯通信端末122が備える無線通信モジュール42との間に無線の通信回線を確立し、その通信回線を通じて携帯通信端末122との間で各種の通信を行う。記憶部23は、例えばハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶媒体で構成されており、各種のコンピュータプログラムやコンテンツプログラム、外部の装置と相互に連携してコンテンツを実行する連携機能を実現する連携アプリケーション、この連携アプリケーションを実行するためのオペレーティングシステムとしての機能を実現する専用プレーヤ(アプリケーション)などの各種のプログラム、及び、各プログラムで使用されるデータなどを記憶している。車両用機器121は、連携アプリケーション及び専用プレーヤを単独で搭載していることにより、連携アプリケーション上で実行可能な各種のコンテンツを車両用機器121単独で実行することも可能である。
音声処理部24は、図示しないマイクロホン及びスピーカに接続しており、周知の音声入力機能及び音声出力機能を備える。また、この音声処理部24は、マイクロホンから入力された音声に基づいて車両用機器121の操作などの指示を制御部21に出力する一方、制御部21や無線通信モジュール22などからの指示に基づいてスピーカから音声を出力することで、いわゆるハンズフリー機能を実現可能である。
表示出力部25は、例えば液晶表示器や有機ELで構成されており、制御部21からの表示指令信号に基づいて各種の情報を表示する。この表示出力部25の画面には、周知の感圧方式、電磁誘導方式、静電容量方式あるいはそれらを組み合わせた方式で構成されるタッチパネルスイッチが設けられる。この表示出力部25には、コンテンツに対する操作を入力するための操作入力画面(入力インターフェース)、コンテンツの実行内容を出力するための出力画面(出力インターフェース)、例えば図8(a)に示す経路案内用の画面Nなどの各種画面が表示される。
操作入力部26は、表示出力部25の画面上に設けられるタッチパネルスイッチ、及び、表示出力部25の周囲に設けられているメカニカルスイッチなど各種のスイッチ類を含む。操作入力部26は、使用者による各種のスイッチの操作に応じて操作検知信号を制御部21に出力する。制御部21は、操作入力部26から入力された操作検知信号を解析して使用者の操作内容を特定し、特定した操作内容に基づいて各種の処理を実行する。
信号入力部27は、車両に搭載されている図示しないACCスイッチ(アクセサリスイッチ)に接続しており、ACCスイッチから出力されたACC信号を制御部21へ入力する。制御部21は、入力されたACC信号のオンオフに基づいて図示しない電源回路のオンオフを制御する。即ち、制御部21は、ACC信号がオフからオンに遷移したタイミングで電源回路をオンする。また、制御部21は、ACC信号がオンからオフに遷移したタイミングで電源回路をオフする。
位置取得部28は、図示しない周知の地磁気センサ、ジャイロスコープ、車速センサ、GPS受信機などの各種のセンサ類を備えている。位置取得部28は、これらセンサ類から入力される検出信号を互いに補完することにより車両の位置情報を取得する。位置取得部28は、取得した車両の位置情報を制御部21に出力する。制御部21は、位置取得部28で取得した車両の位置情報及び図示しない経路探索部により探索された案内経路などに基づいて、いわゆるナビゲーション処理を実行する。
次に、携帯通信端末122の構成について説明する。携帯通信端末122は、制御部41、無線通信モジュール42、記憶部43、音声処理部44、表示出力部45、操作入力部46、電話通信部47などを備えている。制御部41は、図示しないCPU、RAM、ROM及びI/Oバスなどを有する周知のマイクロコンピュータで構成されている。制御部41は、ROMあるいは記憶部43などに記憶されているコンピュータプログラムに従って携帯通信端末122の動作全般を制御する。
無線通信モジュール42は、車両用機器121が備える無線通信モジュール22との間に無線の通信回線を確立し、その通信回線を通じて車両用機器121との間で各種の通信を行う。記憶部43は、例えばメモリカードなどの不揮発性の記憶媒体で構成されており、各種のコンピュータプログラムやコンテンツプログラム、外部の装置と相互に連携してコンテンツを実行する連携機能を実現する連携アプリケーション、この連携アプリケーションを実行するためのオペレーティングシステムとしての機能を実現する専用プレーヤ(アプリケーション)などの各種のプログラム、及び、各プログラムで使用されるデータなどを記憶している。携帯通信端末122は、連携アプリケーション及び専用プレーヤを単独で搭載していることにより、連携アプリケーション上で実行可能な各種のコンテンツを携帯通信端末122単独で実行することも可能である。
音声処理部44は、図示しないマイクロホン及びスピーカに接続しており、周知の音声入力機能及び音声出力機能を備える。また、この音声処理部44は、マイクロホンから入力された発話音声を制御部41に出力する一方、制御部41から入力される受話音声をスピーカから出力することで、いわゆる通話機能を実現する。また、この音声処理部44は、マイクロホンから入力された音声に基づいて携帯通信端末122の操作などの指示を制御部41に出力する一方、制御部41や無線通信モジュール42などからの指示に基づいてスピーカから音声を出力することで、いわゆるハンズフリー機能を実現可能である。
表示出力部45は、例えば液晶表示器や有機EL表示器で構成されており、制御部41からの表示指令信号に基づいて各種の情報を表示する。この表示出力部45の画面には、周知の感圧方式、電磁誘導方式、静電容量方式あるいはそれらを組み合わせた方式で構成されるタッチパネルスイッチが設けられる。この表示出力部45には、例えば図8(a)に示す通常のメニュー画面Gなどの各種画面が表示される。
操作入力部46は、表示出力部45の画面上に設けられるタッチパネルスイッチ、及び、表示出力部45の周囲に設けられているメカニカルスイッチなど各種のスイッチ類を含む。操作入力部46は、使用者による各種のスイッチの操作に応じて操作検知信号を制御部41に出力する。制御部41は、操作入力部46から入力された操作検知信号を解析して使用者の操作内容を特定し、特定した操作内容に基づいて各種の処理を実行する。
電話通信部47は、通信網100との間に無線の通信回線を確立し、この通信回線を介して電話通信を実行する。この場合、通信網100は、図示しない携帯電話基地局や基地局制御装置などの周知の公衆回線網を使用する携帯電話通信サービスを提供する設備を含む。また、制御部41は、この電話通信部47を介して通信網100に接続し、コンテンツ配信サーバ11との間でコンテンツアクセスサーバ33を介して間接的に、あるいは、コンテンツアクセスサーバ33を介することなく直接的に各種のデータ通信を実行可能である。
上述した車両用機器121及び携帯通信端末122は、相互に通信可能に接続されて車両用通信システムを構築した場合に、これら車両用機器121及び携帯通信端末122がそれぞれ備える連携アプリケーションを起動することにより、携帯通信端末122がコンテンツ配信サーバ11から取得した各種のコンテンツを相互に連携して実行することができる。次に、これら車両用機器121及び携帯通信端末122が相互に連携してコンテンツを実行する場合の動作について説明する。
即ち、図7に示すように、車両用機器121に携帯通信端末122が通信可能に接続されて、これら車両用機器121及び携帯通信端末122にてそれぞれ連携アプリケーションが起動されると、携帯通信端末122が有するコンテンツプログラムの実行処理は当該携帯通信端末122にて実行され、このコンテンツの入力インターフェース(入力画面)及び出力インターフェース(出力画面)は車両用機器121にて提供される状態となる。
また、車両用機器121及び携帯通信端末122にてそれぞれ連携アプリケーションが起動された状態では、携帯通信端末122は、コンテンツプログラムの実行主体として機能するほか、車両用機器121とコンテンツアクセスサーバ33との間の通信媒体としても機能する。よって、連携アプリケーションが起動された状態でコンテンツを実行する場合には、携帯通信端末122は、そのコンテンツに係る各種のデータを車両用機器121とコンテンツアクセスサーバ33との間で伝達する機能も担う。
次に、車両用機器121及び携帯通信端末122が相互に通信可能に接続され連携アプリケーション上でコンテンツ、この場合、音楽コンテンツが実行されるまでの画面の遷移状態について説明する。
即ち、携帯通信端末122が通信可能に接続された車両用機器121は、使用者による操作に応じて当該車両用機器121が備える連携アプリケーションが起動されると、車両用機器121の画面を図8(b)に示す連携アプリケーションのメニュー画面Mに遷移させる。このメニュー画面Mには、音楽コンテンツを起動するための起動ボタンBaなど、各種コンテンツを起動するための起動ボタンが設けられている。一方、車両用機器121に通信可能に接続された携帯通信端末122は、使用者による操作に応じて当該携帯通信端末122が備える連携アプリケーションが起動されると、図示しない連携アプリケーションのメニュー画面を表示する。ここで、車両用機器121及び携帯通信端末122の双方においてそれぞれ連携アプリケーションのメニュー画面が表示された状態では、使用者は、何れのメニュー画面からも起動ボタンを操作することで各種のコンテンツを起動することができる。そして、車両用機器121及び携帯通信端末122の何れかからコンテンツが起動されると、携帯通信端末122は、図8(b)に示すロック画面Rを表示する。このロック画面Rを表示することにより、携帯通信端末122からの全てのコンテンツの利用(操作)が禁止される。なお、このとき、携帯通信端末122では、連携アプリケーションが起動したままの状態であり、外部の装置や端末から入力されるコンテンツ実行指令信号に基づいてコンテンツが実行されるようになっている。
車両用機器121は、使用者による起動ボタンBaの操作に応じて当該車両用機器121にて音楽コンテンツが起動されると、当該音楽コンテンツの実行指令信号を携帯通信端末122に送信する。これにより、携帯通信端末122にて音楽コンテンツが実行され、車両用機器121は、携帯通信端末122から受信する音楽コンテンツの出力データに基づいて、図8(c)に示す音楽コンテンツの実行画面MPを表示しながら音楽を再生する。
次に、本実施形態の管理サーバ10を含む管理システムの動作についてフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下の説明において、「コンテンツ実行装置12」にて実行される処理は、実際は車両用機器121の制御部21単体、携帯通信端末122の制御部41単体、あるいは、これら制御部21及び制御部41が協働して実行する処理である。また、各サーバにて実行される処理は、これらサーバの動作全般をそれぞれ制御する図示しない制御装置が実行する処理である。
(管理システムによる認証処理)
図9に示すように、この管理システムによる認証処理では、まず、コンテンツ実行装置12は、当該コンテンツ実行装置12にて連携アプリケーションの起動ボタンが操作されると(ステップA1:YES)、その起動の際に入力された会員情報を示す会員情報データを会員情報管理サーバ31に送信する(ステップA2)。なお、この認証処理においては、コンテンツ実行装置12は、車両用機器121と携帯通信端末122とが相互に通信可能に接続されていなくてもよく、例えば、車両用機器121単体の状態であってもよいし、携帯通信端末122単体の状態であってもよい。以下、このコンテンツ実行装置12に代えて携帯通信端末122を主体として動作を説明する。
会員情報管理サーバ31は、携帯通信端末122から受信した会員情報データに基づいて、会員情報管理サーバ31が管理している会員情報に、携帯通信端末122が入力した会員情報と一致する会員情報が存在するか否かを確認する(ステップB1)。そして、会員情報管理サーバ31は、一致する会員情報が存在する場合には(ステップB1:YES)、その携帯通信端末122に認証チケットデータを送信する(ステップB2)。会員情報管理サーバ31から認証チケットデータを受信した携帯通信端末122は、その認証チケットデータをコンテンツアクセスサーバ33に送信する(ステップA3)。なお、このとき、認証チケットデータには、後続の認証に必要な種々の情報(例えば、連携アプリケーションの起動の際に入力された会員情報など)が添付される。
コンテンツアクセスサーバ33は、会員情報管理サーバ31が認証チケットデータ付与処理部51によって携帯通信端末122に付与した認証チケットデータを会員情報管理サーバ31から取得している(ステップC1)。そして、コンテンツアクセスサーバ33は、携帯通信端末122から認証チケットデータを受信すると、その認証チケットデータ、つまり、携帯通信端末122に付与された認証チケットデータと会員情報管理サーバ31から取得した認証チケットデータとが一致するか否かを判定する(ステップC2)。そして、コンテンツアクセスサーバ33は、両認証チケットデータが一致する場合には(ステップC2:YES)、コンテンツ認証情報問合せ信号をコンテンツ認証情報管理サーバ32に送信する(ステップC3)。このコンテンツ認証情報問合せ信号は、携帯通信端末122にて連携アプリケーションの起動時に入力された会員情報(連携アプリ起動用のユーザID)、換言すれば、当該会員情報に対応してコンテンツ実行装置12に付与された認証チケットデータに対応付けて管理されているコンテンツ認証情報が、コンテンツ認証情報管理サーバ32に存在するか否かを問い合わせるための信号である。これにより、コンテンツアクセスサーバ33は、コンテンツ実行装置12に付与された認証チケットデータに対応するコンテンツ認証情報が管理されているか否かを、コンテンツ認証情報管理サーバ32に問い合わせる。
なお、このコンテンツ認証情報問合せ信号には、認証チケットデータや、当該認証チケットデータに添付されている会員情報データなどが添付される。コンテンツ認証情報管理サーバ32は、コンテンツ認証情報問合せ信号を受信すると、その認証チケットデータに添付されている会員情報データが示す会員情報、つまり、携帯通信端末122にて連携アプリケーションの起動時に入力された会員情報(連携アプリ起動用のユーザID)に対応するコンテンツ認証情報が、管理しているコンテンツ認証情報に存在するか否かを確認する(ステップD1)。そして、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、該当するコンテンツ認証情報が存在する場合には(ステップD1:YES)、その旨を示すコンテンツ認証情報存在確認データをコンテンツアクセスサーバ33に送信する(ステップD2)。
コンテンツアクセスサーバ33は、コンテンツ認証情報管理サーバ32からコンテンツ認証情報存在確認データを受信した場合には、つまり、携帯通信端末122にて連携アプリケーションの起動時に入力された会員情報に対応付けて管理されているコンテンツ認証情報がコンテンツ認証情報管理サーバ32に存在することが確認された場合には、その携帯通信端末122を介して、詳しくは後述するコンテンツ配信サービスの利用可能化処理を実行した車両用機器121を含むコンテンツ実行装置12に対するコンテンツ配信サービスの提供を許可(許諾)する(ステップC4)。なお、コンテンツアクセスサーバ33は、コンテンツ認証情報管理サーバ32からコンテンツ認証情報存在確認データを受信しない場合には、つまり、携帯通信端末122にて連携アプリケーションの起動時に入力された会員情報に対応付けて管理されているコンテンツ認証情報がコンテンツ認証情報管理サーバ32に存在することが確認されない場合には、コンテンツ配信サービスの提供を許諾しない。
(管理システムによるコンテンツ配信サービスの利用可能化処理:アクティベート処理)
図10に示すように、このアクティベート処理では、コンテンツ実行装置12は、当該コンテンツ実行装置12において初めて連携アプリケーションが起動されたときに当該コンテンツ実行装置12を構成している車両用機器121の車両用機器IDを携帯通信端末122及びコンテンツアクセスサーバ33を経由してコンテンツ認証情報管理サーバ32に送信する(ステップP1)。また、コンテンツ実行装置12は、当該コンテンツ実行装置12において初めて連携アプリケーションが起動された際に入力された連携アプリ起動用のユーザIDを携帯通信端末122及びコンテンツアクセスサーバ33を経由してコンテンツ認証情報管理サーバ32に送信する(ステップP2)。一方、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、コンテンツ実行装置12から受信した車両用機器ID、つまり、車両用機器121から携帯通信端末122を通じて送信された車両用機器IDによって特定される車両用機器121を、コンテンツ配信サービスを利用可能な登録車両用機器121Aとして設定して管理する(ステップQ1)。また、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、コンテンツ実行装置12から受信した連携アプリ起動用のユーザID、つまり、車両用機器121から携帯通信端末122を通じて送信されたユーザIDを、その登録車両用機器121A(車両用機器ID)に対応付けて管理する(ステップQ2)。
また、コンテンツ実行装置12は、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12において初めて連携アプリケーションが起動された後、つまり、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12における2回目以降の連携アプリケーションの起動の際に、既にコンテンツ認証情報管理サーバ32に送信して登録したユーザIDとは異なる連携アプリ起動用のユーザIDが入力された場合には、そのユーザIDを携帯通信端末122及びコンテンツアクセスサーバ33を経由してコンテンツ認証情報管理サーバ32に送信する(ステップP3)。一方、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12から受信したユーザIDが既に登録したユーザIDと異なる場合には、その受信したユーザIDを登録車両用機器121Aの車両用機器IDに対応付けて管理する(ステップQ3)。そして、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、そのコンテンツ実行装置12に対してコンテンツ配信サービスを利用可能に設定する(ステップQ4)。コンテンツアクセスサーバ33は、このようにコンテンツ配信サービスを利用可能に設定されたコンテンツ実行装置に対してコンテンツの配信を許諾する。
なお、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、1つの登録車両用機器121Aに対して複数、この場合、5つのユーザIDを対応付けて管理することが可能に設定されている。そのため、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12から受信したユーザIDが既に登録したユーザIDと異なる場合には、登録車両用機器121Aの車両用機器IDに対応づけて管理されているユーザIDが所定数に達していないことを条件に、その受信したユーザIDを新たに登録車両用機器121Aの車両用機器IDに対応づけて管理するように設定してもよい。
そして、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12において初めて連携アプリケーションが起動された日、つまり、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12から受信した車両用機器ID及び連携アプリ起動用のユーザIDの管理(記憶)を開始した日をコンテンツ配信サービスの利用開始日として特定する(ステップQ5)。そして、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、特定した利用開始日からの経過期間のカウントを開始する(ステップQ6)。
そして、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、カウントする経過期間が所定期間を越えたか否かを監視する(ステップQ7)。コンテンツ認証情報管理サーバ32は、カウントする経過期間が所定期間を越えるまでは(ステップQ7:NO)、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12に課するコンテンツ配信サービスの利用料金、つまり、登録車両用機器121Aに対応付けてユーザIDが管理されているユーザによるコンテンツ配信サービスの利用料金を所定の料金体系に基づいて算出する(ステップQ8)。また、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、カウントする経過期間が所定期間を越えた場合には(ステップQ7:YES)、期間経過通知データをコンテンツ実行装置12に通知する(ステップQ9)。
なお、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、登録車両用機器121Aを含むコンテンツ実行装置12とは異なるコンテンツ実行装置12´(登録車両用機器121Aとは異なる車両用機器を含んで構成されたコンテンツ実行装置)から車両用機器ID及びユーザID(ステップP1´参照)を受信した場合には、そのコンテンツ実行装置12´から受信するユーザIDが既に管理しているユーザIDと一致するか否かを判定する(ステップQ10)。そして、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、コンテンツ実行装置12´から受信するユーザIDが既に管理しているユーザIDと一致する場合、つまり、既に管理しているユーザIDが入力されることによってコンテンツ実行装置12´において連携アプリケーションが起動されたとしても当該コンテンツ実行装置12´を構成する車両用機器が既に管理しているユーザIDに対応する登録車両用機器121Aでない場合(ステップQ10:YES)には、そのコンテンツ実行装置12´を構成する車両用機器を登録車両用機器として設定しないようになっている(ステップQ11)。そして、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、コンテンツ実行装置12´から受信したユーザIDが既に管理しているユーザIDに一致する場合には、そのコンテンツ実行装置12´に対してコンテンツ配信サービスを利用可能に設定する(ステップQ12)。即ち、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、既に管理しているユーザIDを送信したコンテンツ実行装置に対しては、そのコンテンツ実行装置に含まれる車両用機器が登録車両用機器でなくても、コンテンツ配信サービスを利用可能に設定する。そして、コンテンツアクセスサーバ33は、このようにコンテンツ配信サービスを利用可能に設定されたコンテンツ実行装置に対してコンテンツの配信を許諾する。
なお、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、コンテンツ実行装置12´から受信したユーザIDが既に管理しているユーザIDに一致しない場合(ステップQ10:NO)には、そのコンテンツ実行装置12´に対してコンテンツ配信サービスを利用不能に設定する(ステップQ13)。即ち、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、既に管理しているユーザIDと異なるユーザID(管理されていないユーザID)を送信したコンテンツ実行装置に対しては、そのコンテンツ実行装置に含まれる車両用機器が登録車両用機器でない場合には、コンテンツ配信サービスを利用不能に設定する。そして、コンテンツアクセスサーバ33は、このようにコンテンツ配信サービスを利用不能に設定されたコンテンツ実行装置に対してコンテンツの配信を許諾しない。
(ユーザIDの削除処理)
上記構成の管理サーバ10では、コンテンツ認証情報管理サーバ32にて管理する連携アプリ起動用のユーザIDをコンテンツ実行装置12からの削除要求に応じて削除することができる。次に、このユーザIDの削除処理について説明する。なお、ここでは、携帯通信端末122からの操作に基づいてユーザIDを削除する場合を説明する。
即ち、図11に示すように、携帯通信端末122は、ユーザ操作に応じて図示しない連携アプリケーションのメニュー画面から図12(a)に示すユーザIDの設定画面G1に遷移すると(ステップS1)、連携アプリケーションの起動時に入力された連携アプリ起動用のユーザIDをコンテンツ認証情報管理サーバ32に送信する(ステップS2)。一方、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、携帯通信端末122から受信した連携アプリ起動用のユーザIDが対応付けられている車両用機器ID(特定車両用機器の車両用機器ID)を抽出するとともに(ステップT1)、その車両用機器IDに対応付けて管理されている全ての連携アプリ起動用のユーザIDを抽出する(ステップT2)。そして、コンテンツ認証情報管理サーバ32は、抽出した車両用機器ID及び連携アプリ起動用のユーザIDを携帯通信端末122に送信する(ステップT3)。
携帯通信端末122は、ユーザIDの設定画面G1にて「登録済みユーザIDの確認および削除」ボタンが操作されると、図12(b)に示すように、受信した車両用機器IDに対応付けて連携アプリ起動用のユーザIDを表示するユーザID一覧画面G2に遷移する(ステップS3)。このとき、携帯通信端末122は、車両用機器IDに対応付けて各ユーザIDをタッチ操作により選択可能に表示する。この場合、携帯通信端末122は、ユーザIDを1つずつ選択可能に表示してもよいし、複数のユーザIDを一括して選択可能に表示してもよい。そして、携帯通信端末122は、画面上に設けられた図示しない削除ボタンが操作されると、その時点で選択されているユーザIDの削除を指令するユーザ識別情報削除指令信号をコンテンツ認証情報管理サーバ32に送信する(ステップS4)。このユーザ識別情報削除指令信号は、送信時に選択されている全てのユーザIDの削除を指令する。コンテンツ認証情報管理サーバ32は、携帯通信端末122から受信した削除指令信号に基づいて、該当するユーザID、即ち、ユーザ識別情報削除指令信号の送信時においてコンテンツ実行装置12(携帯通信端末122)で選択されているユーザIDを削除する(ステップT4)。
なお、この削除処理は、コンテンツ認証情報管理サーバ32にて1つの車両用機器IDにて所定数以上のユーザIDが登録されようとする場合に、これ以上のユーザIDの登録ができない旨をコンテンツ認証情報管理サーバ32から携帯通信端末122に通知するように構成するとよい。これにより、所定数以上のユーザIDを登録しようとするユーザに、ユーザIDの削除処理の実行を促すことができる。
以上に説明したように本実施形態の管理サーバ10によれば、コンテンツ実行装置12から受信する車両用機器ID及びユーザIDが何れもコンテンツ識別情報管理サーバ32に記憶されていない場合には、その車両用機器IDをコンテンツ識別情報管理サーバ32に記憶し、かつ、その車両用機器IDに対応づけてそのユーザIDをコンテンツ識別情報管理サーバ32に記憶するとともに、そのユーザIDによって特定されるユーザに対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。また、受信する車両用機器IDがコンテンツ識別情報管理サーバ32に記憶されており、かつ、受信するユーザIDがコンテンツ識別情報管理サーバ32に記憶されていない場合には、そのユーザIDを既に記憶されている車両用機器IDに対応づけてコンテンツ識別情報管理サーバ32に記憶するとともに、そのユーザIDによって特定されるユーザに対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。また、受信する車両用機器ID及びユーザIDが何れもコンテンツ識別情報管理サーバ32に記憶されている場合には、そのユーザIDによって特定されるユーザに対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。これにより、コンテンツ実行装置を構成する車両用機器を購入したユーザのみならず、そのユーザを含む複数のユーザ(例えば、車両用機器を購入したユーザの家族や友人など)も、改めて利用登録を行わなくともコンテンツ配信サービスの提供を受けることができる。
また、管理サーバ10によれば、1つの車両用機器IDに対応付けて管理(記憶)するユーザIDの数を所定数(この場合、5つ)に制限している。これにより、コンテンツ配信サービスの提供を受けることができる者が必要以上に増えてしまうことを防止することができる。
また、管理サーバ10によれば、コンテンツ実行装置12から受信した車両用機器IDの管理(記憶)を開始した日をコンテンツ配信サービスの利用開始日として特定する。これにより、コンテンツ配信サービスの利用日数を、車両用機器IDの管理を開始した日を基準として適切に管理(カウント)することができる。
なお、本発明は、上述した一実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
コンテンツ認証情報管理サーバ32及びコンテンツアクセスサーバ33は、単一のサーバで構成してもよい。
登録車両用機器設定処理部61、ユーザ識別情報管理処理部62、登録車両用機器設定禁止処理部63、サービス利用可能化処理部64、ユーザ識別情報削除処理部65、サービス利用開始日特定処理部66、経過期間カウント処理部67、利用料金算出処理部68、期間経過通知処理部69などの各処理部は、コンテンツ認証情報管理サーバ32以外のサーバに設けてもよい。
管理サーバ10は、コンテンツアクセスサーバ33及びコンテンツ認証情報管理サーバ32の連携処理により、さらに次のような変形処理1〜4を実行可能に構成してもよい。
(変形処理例1)
管理サーバ10は、コンテンツ認証情報管理サーバ32に登録車両用機器として記憶されている車両用機器121の車両用機器IDに対応づけてユーザIDが記憶されている場合には、そのユーザIDによって特定されるユーザによる登録車両用機器に対するコンテンツ配信サービスの提供及び非登録車両用機器(登録車両用機器以外の車両用機器であって、コンテンツ認証情報管理サーバ32に登録されていない車両用機器)に対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。
(変形処理例2)
管理サーバ10は、車両用機器121から携帯通信端末122を通じて送信されるユーザIDがコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶されていない場合には、そのユーザIDをコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶されている車両用機器ID(何れの車両用機器IDでもよい)に対応づけて記憶する。また、管理サーバ10は、そのユーザIDによって特定されるユーザによる車両用機器121(登録されているか否かを問わない)に対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。
(変形処理例3)
管理サーバ10は、車両用機器121から携帯通信端末122を通じて送信されるユーザIDがコンテンツ認証情報管理サーバ32に何れかの車両用機器IDに対応づけて記憶されている場合には、そのユーザIDを新たにコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶することなく、そのユーザIDによって特定されるユーザによる車両用機器121(登録されているか否かを問わない)に対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。
(変形処理例4)
管理サーバ10は、車両用機器121から携帯通信端末122を通じて送信されるユーザIDがコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶されていない場合において、車両用機器121から携帯通信端末122を通じて送信される車両用機器IDがコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶されている場合には、さらに以下の処理を実行する。
即ち、管理サーバ10は、受信した車両用機器IDに対応づけて既にコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶されているユーザIDが所定数(例えば、5つ)に達していないのであれば、受信したユーザIDを当該車両用機器IDに対応づけてコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶する。また、管理サーバ10は、受信したユーザIDによって特定されるユーザによる車両用機器121(登録されているか否かを問わない)に対するコンテンツ配信サービスの提供を許可する。また、管理サーバ10は、受信した車両用機器IDに対応づけて既にコンテンツ認証情報管理サーバ32に記憶されているユーザIDが所定数に達していれば、受信したユーザIDによって特定されるユーザによる車両用機器121に対するコンテンツ配信サービスの提供を許可しない。
また、管理サーバ10は、ユーザIDの削除処理について、さらに次のような変形処理5〜7を実行可能に構成してもよい。
(変形処理例5)
管理サーバ10(ユーザ識別情報削除処理部65)は、コンテンツ実行装置12から送信されるユーザ識別情報削除指令信号に基づいて、ユーザ識別情報管理処理部62が管理する連携アプリ起動用のユーザIDのうち特定のユーザID(受信したユーザ識別情報削除指令信号によって削除対象として特定されるユーザID)を1つずつ削除するように設定してもよい。
(変形処理例6)
管理サーバ10(ユーザ識別情報削除処理部65)は、ユーザ識別情報管理処理部62が管理する連携アプリ起動用のユーザID(受信したユーザ識別情報削除指令信号によって削除対象として特定されるユーザID)を複数個ずつ削除するように設定してもよい。
(変形処理例7)
管理サーバ10(ユーザ識別情報削除処理部65)は、ユーザ識別情報管理処理部62が管理するユーザIDのうち特定の車両用機器IDに対応づけられて記憶されている連携アプリ起動用のユーザID(受信したユーザ識別情報削除指令信号によって削除対象として特定されるユーザIDであり、受信したユーザ識別情報削除指令信号によって特定される車両用機器の車両用機器IDに対応づけられて記憶されているユーザID)を全て一括して削除するように設定してもよい。なお、この場合、ユーザ識別情報削除指令信号には、削除対象となるユーザIDを特定するための情報のほか、削除対象となる車両用機器IDを特定するための情報も含まれる。
本実施形態によれば、コンテンツプログラムの実行処理自体は携帯通信端末122で行われるので、車両用機器121の処理負荷を低減することができる。よって、車両用機器121は、他の処理、例えば車両の走行状況に応じた動作制御など負荷が高い処理(例えば、車両の走行中は車両用機器121からのコンテンツの操作や出力を規制する走行規制処理など)を無理なく実行することができる。
車両用機器121としてナビゲーション装置を採用した例を示したが、必ずしもナビゲーション装置である必要はない。例えば案内機能を有するアプリケーションプログラムがインストールされた機器を車両用機器として採用してもよい。また、車両用機器は、例えば、車両に組み込まれる車載装置のほか、例えば車両に着脱可能な携帯型の無線装置などで構成することもできる。
車両用機器121及び携帯通信端末122は、有線通信回線により相互に通信可能に接続される構成としてもよい。また、コンテンツ実行装置12は、これら車両用機器121及び携帯通信端末122からなる構成に限らず、車両用機器121単体または携帯通信端末122単体で構成してもよいし、その他の装置や端末単体で構成してもよい。また、コンテンツ実行装置12は、車両用機器121及び携帯通信端末122にさらに別の装置や端末を組み合わせた構成としてもよい。
図面中、10は管理サーバ、12はコンテンツ実行装置、121は車両用機器、122は携帯通信端末、32はコンテンツ認証情報管理サーバ(識別情報管理手段)を示す。

Claims (3)

  1. 相互に連携してコンテンツを実行するための連携アプリケーションをそれぞれ搭載した車両用機器(121)及び携帯通信端末(122)からなるコンテンツ実行装置(12)に対するコンテンツ配信サービスの提供を管理する管理サーバ(10)であって、
    前記車両用機器を識別する車両用機器識別情報及びユーザを識別するユーザ識別情報を管理する識別情報管理手段(32)を備え、
    前記コンテンツ実行装置から送信される車両用機器識別情報及びユーザ識別情報が何れも前記識別情報管理手段に記憶されていない場合には、その車両用機器識別情報を前記識別情報管理手段に記憶し、かつ、その車両用機器識別情報に対応づけてそのユーザ識別情報を前記識別情報管理手段に記憶するとともに、そのユーザ識別情報によって特定されるユーザに対する前記コンテンツ配信サービスの提供を許可し、
    前記コンテンツ実行装置から送信される車両用機器識別情報が前記識別情報管理手段に記憶されており、かつ、前記コンテンツ実行装置から送信されるユーザ識別情報が前記識別情報管理手段に記憶されていない場合には、そのユーザ識別情報を既に記憶されている車両用機器識別情報に対応づけて前記識別情報管理手段に記憶するとともに、そのユーザ識別情報によって特定されるユーザに対する前記コンテンツ配信サービスの提供を許可し、
    前記コンテンツ実行装置から送信される車両用機器識別情報及びユーザ識別情報が何れも前記識別情報管理手段に記憶されている場合には、そのユーザ識別情報によって特定されるユーザに対する前記コンテンツ配信サービスの提供を許可する管理サーバ。
  2. 1つの前記車両用機器識別情報に対応付けて記憶される前記ユーザ識別情報は所定数に制限されている請求項1に記載の管理サーバ。
  3. 前記コンテンツ実行装置から受信した前記車両用機器識別情報の記憶を開始した日を前記コンテンツ配信サービスの利用開始日として特定する請求項1または2に記載の管理サーバ。
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