JP2014003508A - 携帯音声出力装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】携帯電話機10はデジタル回路およびアナログ回路を含む音声回路(54)および音声回路に電力を供給するPMIC(56)などを備え、イヤホンEが接続される。アナログ回路とPMICとは、アナログ回路用の電源ラインVDD_AT、デジタル回路用の電源ラインDVDDおよびRST信号用の信号ラインによって接続される。電源ラインVDD_ATには、コンデンサ(C1)および抵抗(R1)が並列状態で接続されている。音声回路の電源オフ処理が実行されると、電源ラインVDD_ATによる電力の供給がオフにされ、コンデンサおよび抵抗による放電遅延時間が経過した後にRST信号が音声回路に出力される。その後、音声回路がリセットされ、電源ラインDVDDによる電力の供給がオフにされる。
【効果】このような電源オフ処理を実行することで、イヤホンEから出力されるポップノイズが抑えられる。
【選択図】図1
【効果】このような電源オフ処理を実行することで、イヤホンEから出力されるポップノイズが抑えられる。
【選択図】図1
Description
この発明は、携帯音声出力装置に関し、特に音声回路を有する、携帯音声出力装置に関する。
音声回路を有する携帯音声出力装置の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の音声制御回路は、カラーテレビジョン受信器に利用されている。このカラーテレビジョン受信器は、音声切替ICや、音声ミュート回路を内蔵する音声出力ICなどを含む。音声ミュート回路には、スイッチとして動作し音声ミュートを制御するトランジスタが含まれている。このトランジスタは、電源スイッチと連動した反転スイッチが接続されている。そのため、電源スイッチがオフにされると音声ミュートが有効になり、電源スイッチがオンにされると音声ミュートが解除される。これにより、電源スイッチをオフにしたときのポップノイズ音がスピーカから出力されないように抑えられる。
特開2003−204591号公報[H04R 3/00]
ところが、特許文献1の音声制御回路が携帯電話機に適用された場合、以下の問題が発生する。
携帯電話機は、電源をオン/オフするためのキーを有しているが、このキーが操作されても、携帯電話機の電源は即座にオン/オフされない。たとえば、電源がオンのときにキーが操作されると、電源オフ処理が実行された後に携帯電話機の電源がオフにされる。これは、RAMなどに一時的に記憶されているデータは、携帯電話機がオフにされる前に、フラッシュメモリに保存する必要があるからである。したがって、携帯電話機には電源を直接オン/オフする電源スイッチを設けることは出来ず、特許文献1の音声制御回路を携帯電話機に適用することは、根本的にできない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯音声出力装置を提供することである。
この発明の他の目的は、ノイズの出力を抑えることが出来る、携帯音声出力装置を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、音声回路、音声回路に接続され音声を出力するイヤホン、イヤホンから音声を出力するための電力を供給する電源ライン、電源ラインに接続されるコンデンサ、コンデンサに並列接続される抵抗、およびコンデンサと抵抗とによる放電遅延時間経過後に、音声回路にリセット信号を出力する出力部を備える、携帯音声出力装置である。
第1の発明では、携帯音声出力装置(10:実施例において対応する部分を例示する参照符号。以下、同じ。)の音声回路(54)は、デジタル回路およびアナログ回路などを含む。この音声回路には、イヤホン(E)が接続され、音声データの再生処理などが実行されると、イヤホンから音声が出力される。電源ライン(VDD_AT)は、たとえば音声回路のアナログ回路に電力を供給する。電源ラインには、コンデンサ(C1)および抵抗(R1,R3)が並列となるように接続されている。出力部(30,56)は、コンデンサと抵抗とによる放電遅延時間経過後に、音声回路にリセット信号を出力する。
第1の発明によれば、イヤホンから出力されるノイズが抑えられる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、抵抗に直列接続されるスイッチ(SW)をさらに備え、スイッチは、電源オフ処理中にオンされる。
第2の発明によれば、通常時は、抵抗に電流が流れないようにすることで、抵抗によって消費される電力を抑えることが出来る。
この発明によれば、ノイズの出力を抑えることが出来る。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
<第1実施例>
図1を参照して、この発明の一実施例の携帯電話機10は、一例としてスマートフォンであり、縦長の扁平矩形のハウジング(筐体)12を含む。ただし、この発明は、フィーチャーフォン、音楽プレーヤおよびタブレット端末など任意の携帯音声出力装置に適用可能であることを予め指摘しておく。
図1を参照して、この発明の一実施例の携帯電話機10は、一例としてスマートフォンであり、縦長の扁平矩形のハウジング(筐体)12を含む。ただし、この発明は、フィーチャーフォン、音楽プレーヤおよびタブレット端末など任意の携帯音声出力装置に適用可能であることを予め指摘しておく。
ハウジング12の主面(表面)には、たとえば液晶や有機ELなどのディスプレイ14が設けられる。ディスプレイ14の上には、タッチパネル16が設けられる。したがって、この実施例の携帯電話機10では、後述のハードキーの操作によるものを除く大部分の入力操作は、このタッチパネル16を介して行われる。
ハウジング12の縦方向一端の表面側にスピーカ18が内蔵され、縦方向他端の表面側にマイク20が内蔵される。タッチパネル16と共に、入力操作手段を構成するハードキーとして、この実施例では、通話キー22a、終話キー22bおよびメニューキー22cが設けられる。
たとえば、ユーザは、ディスプレイ14に表示されたダイヤルキー(図示せず)に対して、タッチパネル16によってタッチ操作を行うことで電話番号を入力でき、通話キー22aを操作して音声通話を開始することが出来る。終話キー22bを操作すれば、音声通話を終了することが出来る。なお、ユーザは、この終話キー22bを長押しすることによって、携帯電話機10の電源をオン/オフすることが出来る。
また、メニューキー22cを操作すれば、ディスプレイ14にメニュー画面が表示され、その状態でディスプレイ14に表示されているソフトキーやメニューアイコン(ともに図示せず)などに対して、タッチパネル16によるタッチ操作を行うことによってメニューを選択し、その選択を確定させることが出来る。
ハウジング12の側面にはイヤホンジャックが設けられており、そのイヤホンジャックにはイヤホンEのプラグが挿入されている。たとえば、携帯電話機10は音楽再生機能を有しており、図1に示すようにイヤホンEが携帯電話機10に接続されているときに音楽が再生されると、イヤホンEから音声(音楽)が出力される。なお、図1では、ステレオ音声を出力するイヤホンEを図示したが、他の実施例ではモノラルイヤホン、ハンズフリー用イヤホンおよびPTT(Push to Talk)用イヤホンなどが接続されてもよい。
図2を参照して、図1に示す実施例の携帯電話機10は、コンピュータまたはCPUと呼ばれるプロセッサ30を含む。プロセッサ30には、無線通信回路32、A/D変換器36、D/A変換器38、入力装置40、表示ドライバ42、フラッシュメモリ44、RAM46、タッチパネル制御回路48、Bluetooth(登録商標)回路50、音声回路およびPMIC(Power Management IC:電源IC)56などが接続される。
プロセッサ30は、携帯電話機10の全体制御を司る。記憶部として機能するRAM46には、フラッシュメモリ44に予め設定されているプログラムの全部または一部が使用に際して展開され、プロセッサ30はこのRAM46上のプログラムに従って動作する。なお、RAM46はさらに、プロセッサ30のワーキング領域ないしバッファ領域として用いられる。
入力装置40は、図1に示すタッチパネル16、ハードキー22a−22cを含むものであり、操作部または入力部を構成する。ユーザが操作したハードキーの情報(キーデータ)はプロセッサ30に入力される。
無線通信回路32は、アンテナ34を通して、音声通話やメールなどのための電波を送受信するための回路である。実施例では、無線通信回路32は、CDMA方式での無線通信を行うための回路である。たとえば、ユーザがハードキー22を操作して電話発信(発呼)を指示すると、無線通信回路32は、プロセッサ30の指示の下、電話発信処理を実行し、アンテナ34を介して電話発信信号を出力する。電話発信信号は、基地局および通信網を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において着信処理が行われると、通信可能状態が確立され、プロセッサ30は通話処理を実行する。
A/D変換器36には図1に示すマイク20が接続され、マイク20からの音声信号はこのA/D変換器36でデジタルの音声データに接続され、プロセッサ30に入力される。一方、D/A変換器38にはスピーカ18が接続される。D/A変換器38は、デジタルの音声データを音声信号に変換して、アンプを介してスピーカ18に与える。したがって、音声データの音声がスピーカ18から出力される。
なお、プロセッサ30は、たとえばユーザによるボリューム調整の操作に応答して、D/A変換器38に接続されるアンプの増幅率を制御することによって、スピーカ18から出力される音声の音量を調整することが出来る。
表示ドライバ42はディスプレイ14と接続される。プロセッサ30から出力される画像データは表示ドライバ42のVRAMに記憶され、表示ドライバ42はVRAMのデータに対応する画像をディスプレイ14に表示する。つまり、表示ドライバ42は、プロセッサ30の指示の下、当該表示ドライバ42に接続されたディスプレイ14の表示を制御する。また、ディスプレイ14には、たとえばLEDなどを光源とするバックライトが設けられており、表示ドライバ42はプロセッサ30の指示に従って、そのバックライトの明るさや、点灯/消灯を制御する。
タッチパネル制御回路48には、図1に示すタッチパネル16が接続される。タッチパネル制御回路48は、タッチパネル16に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル16に対するユーザによるタッチの開始を示す開始信号、ユーザによるタッチの終了を示す終了信号、およびユーザがタッチしたタッチ位置を示す座標データをプロセッサ30に入力する。したがって、プロセッサ30はこの座標データに基づいて、そのときユーザが操作したアイコンやキーを判断することが出来る。
実施例では、タッチパネル16は、指などの物体が表面に接近して生じた電極間の静電容量の変化を検出する静電容量方式で、たとえば1本または複数本の指がタッチパネル16に触れたことを検出する。また、タッチパネル16は、ディスプレイ14の画面内で、任意の位置を指示するためのポインティングデバイスである。タッチパネル制御回路48はタッチパネル16のタッチ有効範囲内でのタッチ操作を検出して、そのタッチ操作の位置を示す座標データをプロセッサ30に出力する。つまり、ユーザは、タッチパネル16の表面をタッチ、リリース、スライドおよびそれらの組み合わせた操作で、操作位置や、操作方向などを携帯電話機10に入力する。
なお、タッチパネル16の検出方式には、表面型の静電容量方式が採用されてもよいし、抵抗膜方式、超音波方式、赤外線方式および電磁誘導方式などが採用されてもよい。また、タッチ操作はユーザの指だけに限らず、スタイラスペンなどによって行われてもよい。
Bluetooth回路50には、アンテナ52が接続されている。また、Bluetooth回路50は、たとえばヘッドセットなどの通信機器との間に、Bluetooth形式の近距離無線通信を確立する。また、Bluetooth形式の近距離無線通信には、マスタおよびスレーブの関係がある。
たとえば、マスタとして動作する携帯電話機10が近距離無線通信を行うと、スレーブとして動作する通信機器を検索する。このとき、ヘッドセットがスレーブとして動作するように設定され、マスタ端末の接続要求に応答する「接続待機状態」に遷移していれば、マスタとして動作する携帯電話機10は、スレーブとして動作するヘッドセットを発見することが出来る。携帯電話機10がヘッドセットを発見すると、ヘッドセットに設定されたパスコード(PIN)の入力が、ユーザに求められる。ユーザが正しいPINを入力した場合、携帯電話機10とヘッドセットとの近距離無線通信が確立される。そして、通信が確立されると、ヘッドセットを利用してハンズフリー通話を行うことが出来る。
イヤホンEのプラグがイヤホンジャックに挿入されていれば、音声回路54は、音声信号ラインを介してイヤホンEと接続される。また、音声回路54は、音声信号を処理するためのデジタル回路および音声信号をD/A変換するためのアナログ回路を含む。各回路に電力を供給するために、音声回路54には、アナログ回路用の電源ラインVDD_ATおよびデジタル回路用の電源ラインDVDDが接続される。さらに、音声回路54をリセットするためのRST信号(リセット信号)用の信号ラインも、音声信号回路54に接続される。つまり、音声回路54は、これらのラインを介して、PMIC56と接続される。
たとえば、音声データの再生処理が実行されたりすると、音声回路54は起動する。このとき、音声回路54には、音声データに基づく音声信号が入力され、入力された音声信号に対してデジタル回路で信号処理が施される。アナログ回路では音声信号に対してD/A変換などが行われ、音声回路54からイヤホンEにアナログ音声信号が出力される。これにより、イヤホンEから音声が出力される。また、音声回路54は再生処理が終了するとスタンバイ状態となり、消費電力が抑えられる。
なお、音声回路54は、Bluetooth形式の近距離無線通信が確立され、ヘッドセットを利用してハンズフリー通話が行われるときにも起動する。
PMIC56は、二次電池58と接続される。そして、PMIC56は二次電池58の電圧に基づく電力をシステム全体に供給する。たとえば、図2では、PMIC56には、上述した電源ラインVDD_ATおよび電源ラインDVDDなどが接続されており、それぞれの電源ラインには電力が供給されている。また、PMIC56は、プロセッサ30の指示に従って、音声回路54をリセットするためのRST信号も出力することもある。
ここで、PMIC56が電力をシステム全体に供給している場合には、電源オン状態と言うことにする。一方、PMIC56が電力をシステム全体に供給していない場合には、電源オフ状態と言うことにする。PMIC56は、電源オフ状態で、入力装置40によって電源オン操作がされると起動され、電源オン状態で、入力装置40による電源オフ操作がされると停止される。さらに、電源オフ状態であっても、PMIC56は、外部電源が接続され、二次電池58に電力が供給(充電)されると起動し、二次電池58の満充電状態が検知されると停止する。また、「充電」とは、外部電源と接続され電力の供給を受け、二次電池58が電気エネルギーを蓄えることを言う。
図3はプロセッサ30、音声回路54およびPMIC56の周辺を示す図解図である。なお、図3では、他のブロックについては図示を省略する。図3を参照して、PMIC56に接続される電源ラインVDD_ATには、コンデンサC1が接続される。また、コンデンサC1に並列するように抵抗R1も電源ラインVDD_ATに接続される。なお、コンデンサC1および抵抗R1は、それぞれGNDに接続される。
また、電源ラインDVDDにはコンデンサC2が接続され、RST信号が出力される信号ラインにはコンデンサC3が接続される。そして、コンデンサC2およびコンデンサC3はそれぞれGNDに接続される。
また、音声回路54とイヤホンEとの間の音声信号ラインには、コンデンサC4が設けられており、コンデンサC4に抵抗R2が直列接続されている。
コンデンサC1,C2は、電源ラインのノイズを除去し、電源の電圧を安定させるために、各電源ラインに接続されている。また、コンデンサC3は、信号に含まれるノイズを除去するために、信号線に接続される。コンデンサC4は、イヤホンへ出力される音声信号におけるDC成分を除去するために、音声信号ラインに設けられる。抵抗R2は、負荷調整のために調整のために音声信号ラインに接続される。
また、抵抗R1はプルダウン抵抗として、コンデンサC1と並列接続されている。この抵抗R1については、後述するためここでの詳細な説明は省略する。
ここで、従来の携帯電話機における音声回路54の電源オフ処理について説明する。また、電源がオンの状態で終話キー22bが長押しされると、携帯電話機10の電源オフ処理が開始される。そして、この処理の一部として、音声回路54の電源オフ処理が実行される。
音声回路54の電源オフ処理が開始されると、プロセッサ30はPMIC56に、電源ラインVDD_ATから供給される電力の停止命令をPMIC56に出す。次に、プロセッサ30はPMIC56にRST信号の出力命令を出す。PMIC56は、出力命令を受けるとRST信号を出力し、音声回路54をリセットする。そして、プロセッサ30は、電源ラインDVDDから供給される電力の停止命令をPMIC56に出す。つまり、音声回路54では、アナログ回路の電源がオフされた後にリセットされ、デジタル回路の電源がオフにされる。そして、従来の携帯電話機で、このような手順で音声回路54がオフにされると、図4に示すように音声信号ラインにノイズが発生し、イヤホンEからポップノイズが出力される。
図4を参照して、音声回路54のアナログ回路は、スタンバイ状態では内部回路のインピーダンスが高く、電源ラインVDD_ATから供給される電力が停止されても、電源ラインVDD_ATの放電には時間がかかり、バイアス残存状態が続く。つまり、音声回路54のアナログ回路に動作電圧が印加された状態が続く。この状態で、RST信号が出力されて音声回路54がリセットされ、電源ラインDVDDから供給される電力が停止されると、アナログ回路の動作が不安定になり、電源ラインVDD_ATの電圧が急激に落ちる。そのため、アナログ回路の出力、つまり音声信号ラインにおける点P1でノイズが発生する。このノイズは、コンデンサC4で減衰しきれず、音声信号ラインにおける点P2でも発生する。したがって、イヤホンEからポップノイズが出力される。
これに対して、本実施例では、イヤホンEから出力されるポップノイズを抑制できる。具体的には、電源ラインVDD_ATの放電時間を短くし、かつ供給される電力が停止されてから、音声回路54がリセットされるまでの放電遅延時間を管理することで、音声信号ラインにノイズが発生しないようにしている。
まず、電源ラインVDD_ATの放電時間は、プルダウン抵抗、つまり抵抗R1を電源ラインVDD_ATに追加することで短くする。また、抵抗R1の抵抗値およびコンデンサC1の静電容量値から算出される時定数に基づいて、放電遅延時間が決められる。
たとえば、抵抗R1の抵抗値が47kΩであり、コンデンサC1の静電容量値が60μFであり、抵抗R1の誤差が±1%、コンデンサC1の許容差が±20%であるとき、放電遅延時間は2233ms〜3417msとすることができる。
また、プロセッサ30は、所定時間でループする任意の処理の処理回数を利用して、放電遅延時間を計測することができる。具体的には、プロセッサ30は、所定時間と所定回数の積が、およそ放電遅延時間となったときに終了する待機処理を実行することができる。
したがって、音声回路54の電源オフ処理が開始されると、プロセッサ30は、電源ラインVDD_ATから供給される電力の停止命令を出した後に、上記の待機処理を実行してからPMIC5にRST信号の出力命令を出す。その結果、図5に示すように、RST信号が出力される前に、電源ラインVDD_ATの放電が終了するため、点P1,P2においてノイズが発生しなくなる。これにより、イヤホンEから出力されるポップノイズを抑えることが出来る。
<第2実施例>
図6を参照して、第2実施例では、抵抗R1に代えて抵抗R3が設けられ、抵抗R3とGNDとの間にスイッチSWがさらに設けられる。スイッチSWは、通常時はオフにされている。また、音声回路54の電源オフ処理が実行されると、プロセッサ30は、スイッチ信号を切り替えることで、スイッチSWをオンにする。そして、第1実施例と同様の手順で、リセット信号が出力されると、プロセッサ30はスイッチ信号を再び切り替えることで、スイッチSWをオフにする。
図6を参照して、第2実施例では、抵抗R1に代えて抵抗R3が設けられ、抵抗R3とGNDとの間にスイッチSWがさらに設けられる。スイッチSWは、通常時はオフにされている。また、音声回路54の電源オフ処理が実行されると、プロセッサ30は、スイッチ信号を切り替えることで、スイッチSWをオンにする。そして、第1実施例と同様の手順で、リセット信号が出力されると、プロセッサ30はスイッチ信号を再び切り替えることで、スイッチSWをオフにする。
このように、第2実施例では、通常時は、スイッチSWによって抵抗R3に電流が流れないようにされているため、抵抗R3によって消費される電力を抑えることができる。
なお、第2実施例では、スイッチSWが追加されているため、抵抗R3の抵抗値は抵抗R1の抵抗値よりも小さくすることが出来る。
また、第1実施例および第2実施例では、プロセッサ30およびPMIC56は、まとめて出力部と呼ばれることもある。
また、他の実施例では、コンデンサCおよび抵抗Rは、1つの素子ではなく、複数の素子に置き換えられてもよい。
また、本明細書中で挙げた、具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様変更などに応じて適宜変更可能である。
10 … 携帯電話機
30 … プロセッサ
54 … 音声回路
56 … PMIC
E … イヤホン
R1−R3 … 抵抗
C1−C4 … コンデンサ
30 … プロセッサ
54 … 音声回路
56 … PMIC
E … イヤホン
R1−R3 … 抵抗
C1−C4 … コンデンサ
Claims (2)
- 音声回路、
前記音声回路に接続され音声を出力するイヤホン、
前記イヤホンから音声を出力するための電力を供給する電源ライン、
前記電源ラインに接続されるコンデンサ、
前記コンデンサに並列接続される抵抗、および
前記コンデンサと前記抵抗とによる放電遅延時間経過後に、前記音声回路にリセット信号を出力する出力部を備える、携帯音声出力装置。 - 前記抵抗に直列接続されるスイッチをさらに備え、
前記スイッチは、前記電源オフ処理中にオンされる、請求項1記載の携帯音声出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104202695A (zh) * | 2014-08-21 | 2014-12-10 | 北京康智乐思网络科技有限公司 | 音频接口与音频接头通信系统 |
CN104378715A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-02-25 | 小米科技有限责任公司 | 降低耳机pop音的装置和方法 |
JP2016076200A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-05-12 | ヤンミン チェ | スマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法 |
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2012
- 2012-06-20 JP JP2012138369A patent/JP2014003508A/ja active Pending
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