JP2014002634A - 通信制御システム、集約サーバおよび通信制御方法 - Google Patents
通信制御システム、集約サーバおよび通信制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】集約サーバ30においてユーザ端末10からコンテンツの取得要求を取得し、アクセス頻度が所定値以上のコンテンツ識別子をエッジ装置80へ送信する。エッジ装置80は、集約サーバ30から送信されたコンテンツ識別子を含む取得要求をユーザ端末10から受信したとき、この取得要求を自身のエッジ装置80に接続されるキャッシュサーバ90へリダイレクトし、キャッシュサーバ90は、取得対象のコンテンツが記憶部にあるとき、コンテンツをユーザ端末10へ配信する。一方、取得対象のコンテンツが記憶部にないとき、コンテンツサーバ90からコンテンツを取得して、記憶部に記憶し、ユーザ端末へ配信する。
【選択図】図1
Description
図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。まず、図1を参照しながら、実施の形態の通信制御システム(以下、システムと略す)の構成および概要を説明する。システムは、ユーザ端末10、パケットをコピーするコピー装置20、コンテンツ識別子ごとのアクセス頻度を解析する集約サーバ30、通信キャリアによるIP(Internet Protocol)網40、IP網40外の網である他網50、このIP網40と他網50との間に設置されるゲートウェイ装置60、コンテンツを配信するコンテンツサーバ70、IP網40に設置されユーザ端末10を収容するエッジ装置80(80A,80B)およびキャッシュサーバ90(90A,90B)を備える。各サーバ、装置の台数は、図1に示した台数に限定されない。なお、以下の説明においてコンテンツ識別子とは、例えば、コンテンツのURL(Uniform Resource Locator)やIPアドレス等である。
コピー装置20は、ゲートウェイ装置60とIP網40との間に配置され、IP網40から他網50へのパケットをコピーし、集約サーバ30へ送信する。コピー方法としては、光TAPを用いて物理的にコピーする方法、5tuple(送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信元ポート、送信先ポートおよびプロトコルの組み合わせ)をベースにパケットを識別して特定のパケットをコピーする方法等が挙げられる。また、コピー装置20が、パケットを集約サーバ30へリダイレクトさせることで、パケットを集約サーバ30へ引き込んでもよい。
集約サーバ30は、コピー装置20によりユーザ端末10からコンテンツの取得要求を取得し、所定期間ごとに、コンテンツごとのアクセス頻度を解析する。そして、集約サーバ30は、アクセス頻度が高い(例えば、アクセス頻度が所定値以上である)コンテンツ識別子をエッジ装置80へ送信する。その後、そのコンテンツ識別子を受信したエッジ装置80は、ユーザ端末10からのパケットのうち、そのコンテンツ識別子のコンテンツの取得要求をキャッシュサーバ90へリダイレクトする。つまり、集約サーバ30は、エッジ装置80に対し、ユーザ端末10からのアクセス頻度の高いコンテンツの取得要求をキャッシュサーバ90へリダイレクトするよう指示する。
エッジ装置80(80A,80B)は、集約サーバ30の集約部33から通知されるコンテンツ識別子のコンテンツの取得にかかる通信を識別し、その通信をキャッシュサーバ90へリダイレクトする。このエッジ装置80は、CPU、通信インタフェース、記憶媒体を備えるコンピュータにより実現される。エッジ装置80の機能は、大きく通信処理部81と、記憶部82とに分けられる。通信処理部81は、ユーザ端末10がIP網40経由で通信を行うときの経路制御等を行う。この通信処理部81は、DPI処理部811を備える。
キャッシュサーバ90は、エッジ装置80からリダイレクトされてきたユーザ端末10からのコンテンツの取得要求に基づき、コンテンツの保存および配信を行う。このキャッシュサーバ90は、図4に示すように、通信処理部91と、キャッシュ処理部92と、記憶部93とを備える。なお、破線で示すキャッシュアクセス頻度情報、キャッシュアクセス頻度集計部93およびキャッシュアクセス頻度情報送信部94については、装備する場合と装備しない場合とがあり、装備する場合については後記する。
次に、図5および図6を用いて、図2に示すシステムの動作手順を説明する。ここでは、ユーザ端末10がゲートウェイ装置60を介してコンテンツサーバ70に保存されているコンテンツAを取得する場合を例に説明する。
まず、図5を参照して、集約サーバ30によるコンテンツのアクセス頻度の集計処理について説明する。エッジ装置80Aの配下のユーザ端末10は、ゲートウェイ装置60を介し、他網50のコンテンツサーバ70に保存されたコンテンツA(図5の「A」)を取得する(S11)。つまり、ユーザ端末10は、コンテンツAの取得のためのパケットを送信する。このときゲートウェイ装置60とIP網40との間に配備されたコピー装置20にてパケットをコピーし、集約サーバ30へ送信する(S12)。集約サーバ30ではパケットを受信した後、集約サーバ30内の振分部31にて解析部32へのパケット振り分けを行う(S13)。例えば、振分部31は、パケットのIPアドレス等をもとに複数の解析部32から1つの解析部32を選択し、選択した解析部32にパケットを送信する。
次に、図6を参照して、キャッシュサーバ90によるコンテンツの保存および配信について説明する。図5のS15の後、集約サーバ30の集約部33のコンテンツ選択部332(図2参照)は、キャッシュサーバ90への保存コンテンツを所定期間ごとに、所定数選択し、各エッジ装置80のDPI処理部811へ通知する(S16)。つまり、集約部33のコンテンツ選択部332は、アクセス頻度情報を参照して、キャッシュサーバ90へリダイレクトすべきパケットの要求コンテンツのコンテンツ識別子を所定数選択し、エッジ装置80のDPI処理部811へ送信する。破線で示したS17については、その他の実施の形態の項で後記する。
前記したシステムにおいて、集約サーバ30は、キャッシュサーバ90に対し、キャッシュサーバ90における非消去対象コンテンツを指示するようにしてもよい。
20 コピー装置
30 集約サーバ
31 振分部
32 解析部
33 集約部
34 アクセス頻度記憶部
40 IP網
50 他網
60 ゲートウェイ装置
70 コンテンツサーバ
80(80A,80B) エッジ装置
81,91 通信処理部
82,93 記憶部
90 キャッシュサーバ
92 キャッシュ処理部
94 キャッシュアクセス頻度集計部
95 キャッシュアクセス頻度情報送信部
331 コンテンツアクセス頻度集計部
332 コンテンツ選択部
811 DPI処理部
Claims (6)
- コンテンツごとのアクセス頻度を解析する集約サーバと、ユーザ端末に接続されるエッジ装置と、前記エッジ装置に接続される前記コンテンツのキャッシュサーバとを備え、
前記集約サーバは、
ネットワーク経由で前記ユーザ端末からコンテンツサーバへのコンテンツの取得要求を取得し、所定期間ごとに、前記取得要求に基づき前記コンテンツごとのアクセス頻度を解析する解析部と、前記解析されたアクセス頻度が所定値以上であるコンテンツのコンテンツ識別子を、前記エッジ装置へ送信する集約部とを備え、
前記エッジ装置は、
前記集約サーバから送信される前記コンテンツ識別子を記憶する記憶部と、前記コンテンツ識別子を含むコンテンツの取得要求を前記ユーザ端末から受信したとき、前記取得要求を、自身のエッジ装置に接続される前記キャッシュサーバへリダイレクトするDPI(Deep Packet Inspection)処理部とを備え、
前記キャッシュサーバは、
前記コンテンツを記憶する記憶部と、前記リダイレクトされた取得要求を受信した場合において、前記取得要求の対象のコンテンツが前記記憶部にあるとき、前記コンテンツを前記ユーザ端末へ配信し、前記取得要求の対象のコンテンツが前記記憶部にないとき、前記コンテンツサーバから前記コンテンツを取得して、前記記憶部に記憶し、前記ユーザ端末へ配信する通信処理部と、前記記憶部に記憶されるコンテンツのうち、前回の前記ユーザ端末への配信から所定時間経過したコンテンツを消去するキャッシュ処理部と、
を備えることを特徴とする通信制御システム。 - 前記集約部は、
さらに、前記解析されたアクセス頻度の増加の割合が所定値以上のコンテンツのコンテンツ識別子を前記エッジ装置へ送信すること
を特徴とする請求項1に記載の通信制御システム。 - 前記集約部は、
所定期間ごとに前記アクセス頻度が上昇するコンテンツを、前記キャッシュサーバにおける非消去対象コンテンツとして選択し、前記選択した非消去対象コンテンツのコンテンツ識別子を前記キャッシュサーバへ送信するコンテンツ選択部を備え、
前記キャッシュ処理部は、
さらに、前記記憶部に記憶されるコンテンツのうち、前記非消去対象コンテンツのコンテンツ識別子に示されるコンテンツ以外のコンテンツを消去すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信制御システム。 - 前記キャッシュサーバは、
自身のキャッシュサーバのコンテンツごとに、前記ユーザ端末からのアクセス頻度を集計するキャッシュアクセス頻度集計部をさらに備え、
前記通信処理部は、
前記集計したアクセス頻度を前記集約サーバへ送信し、
前記集約部は、
前記解析部により解析されたアクセス頻度と、前記キャッシュサーバから受信したアクセス頻度とに基づき、前記アクセス頻度が所定値以上であるコンテンツのコンテンツ識別子を、前記エッジ装置へ送信すること
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の通信制御システム。 - ユーザ端末からの所定のコンテンツ識別子を含む取得要求を、コンテンツを記憶するキャッシュサーバへリダイレクトするエッジ装置を備える通信制御システムに用いられる集約サーバであって、
ネットワーク経由で前記ユーザ端末からコンテンツサーバへのコンテンツの取得要求を取得し、所定期間ごとに、前記取得要求に基づき前記コンテンツごとのアクセス頻度を解析する解析部と、前記解析されたアクセス頻度が所定値以上であるコンテンツのコンテンツ識別子を、前記エッジ装置へ送信する集約部とを備えること
を特徴とする集約サーバ。 - ネットワーク経由でユーザ端末からコンテンツサーバへのコンテンツの取得要求を取得する集約サーバと、前記ユーザ端末に接続されるエッジ装置と、前記エッジ装置に接続される前記コンテンツのキャッシュサーバとを備える通信制御システムにおける通信制御方法であって、
前記集約サーバが、
所定期間ごとに、前記取得要求に基づき前記コンテンツごとのアクセス頻度を解析するステップと、
前記解析されたアクセス頻度が所定値以上であるコンテンツのコンテンツ識別子を、前記ユーザ端末に接続されるエッジ装置へ送信するステップとを実行し、
前記エッジ装置が、
前記コンテンツ識別子を含むコンテンツの取得要求を前記ユーザ端末から受信したとき、前記取得要求を、自身のエッジ装置に接続される前記キャッシュサーバへリダイレクトするステップを実行し、
前記キャッシュサーバが、
前記リダイレクトされた取得要求を受信した場合において、
前記取得要求の対象のコンテンツが記憶部にあるとき、前記コンテンツを前記ユーザ端末へ配信するステップを実行し、
前記取得対象のコンテンツが前記記憶部にないとき、前記コンテンツサーバから前記コンテンツを取得して、前記記憶部に記憶し、前記ユーザ端末へ配信するステップを実行し、
前記記憶部に記憶されるコンテンツのうち、前回の前記ユーザ端末への配信から所定時間経過したコンテンツを消去するステップを実行すること
を特徴とする通信制御方法。
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