JP2014002633A - データバックアップ装置、データバックアップ方法及びデータバックアッププログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】災害の発生状況に応じてデータの退避元サーバとデータの退避先サーバの組み合わせを逐次決定し、速やかにかつ安全にデータのバックアップを行う装置を提供する。
【解決手段】本発明のデータバックアップ装置は、複数のサーバ位置と複数の火災センサー位置を格納している位置記憶手段と、複数のサーバと火災発生場所との間の距離を算出する解析手段と、前述の距離と判定条件とからサーバが類焼する危険性の有無を判断する判定手段と、危険と判定したサーバから安全と判断したサーバにデータを退避させる退避手段と、を備えている。本発明のデータバックアップ方法は、複数のサーバ位置と複数の火災センサー位置を記憶し、複数のサーバと火災発生場所との間の距離を算出し、算出した距離と判定条件とから類焼の危険性を判断し、危険がある何れかのサーバから安全である何れかのサーバにデータを退避させる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のデータバックアップ装置は、複数のサーバ位置と複数の火災センサー位置を格納している位置記憶手段と、複数のサーバと火災発生場所との間の距離を算出する解析手段と、前述の距離と判定条件とからサーバが類焼する危険性の有無を判断する判定手段と、危険と判定したサーバから安全と判断したサーバにデータを退避させる退避手段と、を備えている。本発明のデータバックアップ方法は、複数のサーバ位置と複数の火災センサー位置を記憶し、複数のサーバと火災発生場所との間の距離を算出し、算出した距離と判定条件とから類焼の危険性を判断し、危険がある何れかのサーバから安全である何れかのサーバにデータを退避させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コンピュータのデータバックアップ装置、データバックアップ方法およびデータバックアッププログラムに関する。
サーバに格納したデータが機器の故障や災害などにより失われることを防止するために、
データを複製して複数の機器や別の場所に保存する技術がある。この技術として、ハードディスクに記録する際に2台以上のディスクを用意して全部のディスクに同じデータを書き込むことでデータの信頼性を向上させる記憶装置のミラーリング方法がある。また、遠隔地にある装置に、対象となるデータベースとまったく同じ内容の複製を別のコンピュータ上に作成し、常に内容を同期させてデータを保存するレプリケーションなどの方法がある。
データを複製して複数の機器や別の場所に保存する技術がある。この技術として、ハードディスクに記録する際に2台以上のディスクを用意して全部のディスクに同じデータを書き込むことでデータの信頼性を向上させる記憶装置のミラーリング方法がある。また、遠隔地にある装置に、対象となるデータベースとまったく同じ内容の複製を別のコンピュータ上に作成し、常に内容を同期させてデータを保存するレプリケーションなどの方法がある。
特許文献1には、データ自体に付与された優先度情報に従ってデータの退避の順番を決めて、遠隔地にレプリケーションを行う装置が開示されている。この場合、退避するデータを取り出す装置及び退避するデータを書き込む装置が予め決められている。また、特許文献2では、サーバを複数用いてシステムを作り、運用している状態でデータバックアップする装置が開示されている。この装置は、複数のコンピュータ各々が、データを取り出すサーバとデータを書き込むサーバの組み合わせやデータ退避の順番を予め決定したテーブルを作成する。次に災害の発生を予知した場合、前述の装置は、このテーブルに従ってデータの退避を行う。
特許文献1に記載のデータバックアップ装置は、退避対象のデータ、データを取り出すサーバ及びデータの書き込みを行うサーバが予め決められている。そのため、災害が拡大して取り出したデータを書き込んだサーバが危険になる場合では、このサーバから更に別のサーバにデータの退避を行うことが出来ないという問題がある。
また特許文献2に記載のデータバックアップ装置は、データを取り出すサーバとデータを書き込むサーバを選択する場合、データの移転先優先度を規定した情報を元に、災害が発生した場所に対応したデータ移転順番を決定することが出来る。しかし、データの退避開始前に、サーバ間でデータの受け渡しが可能であるかの確認を行う。サーバ間でデータの受け渡しが不可の場合は、優先順位に従って次のサーバへ更にデータ受け渡しが可能であるかどうかの確認作業を行っている。従って、次にデータを退避するサーバを決定する時間がかかる。さらに、災害による被害の範囲が時間と共に変化して行く場合に、データ退避の優先順位を切り替える仕組みが無いため、臨機応変にデータ保存先を変更することが出来ず、災害の拡大に追従することが困難になる問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、災害が発生した場合に、災害発生場所の
情報を元にして、データを取り出すサーバとデータを書き込むサーバの組み合わせを判断してデータの退避を行う。更に、災害の拡大などによって変化した災害発生場所の情報を元に、サーバの組み合わせを逐次更新し、退避の指示を行う。本発明の目的は、前述の動作を行うことにより、速やかにかつ安全にデータのバックアップができる、データバックアップ装置、データバックアップ方法およびデータバックアッププログラムを提供することにある。
情報を元にして、データを取り出すサーバとデータを書き込むサーバの組み合わせを判断してデータの退避を行う。更に、災害の拡大などによって変化した災害発生場所の情報を元に、サーバの組み合わせを逐次更新し、退避の指示を行う。本発明の目的は、前述の動作を行うことにより、速やかにかつ安全にデータのバックアップができる、データバックアップ装置、データバックアップ方法およびデータバックアッププログラムを提供することにある。
本発明のデータバックアップ装置は、複数のサーバの各々の位置および複数の火災センサーの各々の位置を格納している位置記憶手段と、前記複数の火災センサーの各々の位置と測定値とから火災発生場所を特定し、前記火災発生場所と前記複数のサーバの各々の位置とから、前記複数のサーバの各々と前記火災発生場所との間の距離を算出して出力する解析手段と、前記解析手段が算出した距離が、第1の条件を満たす前記サーバを危険、前記解析手段が算出した距離が第2の条件を満たす前記サーバを安全と判定する判定手段と、
前記判定手段が危険と判定した何れかの前記サーバが格納するデータを安全と判断した何れかの前記サーバに退避させる退避手段と、を備えることを特徴とする。
前記判定手段が危険と判定した何れかの前記サーバが格納するデータを安全と判断した何れかの前記サーバに退避させる退避手段と、を備えることを特徴とする。
データバックアップ方法は、複数のサーバの各々の位置および複数の火災センサーの各々の位置を記憶し、前記複数の火災センサーの各々の位置と測定値とから火災発生場所を特定し、前記火災発生場所と前記複数のサーバの各々の位置とから、前記複数のサーバの各々と前記火災発生場所との間の距離を算出して出力し、算出した前記距離が、第1の条件を満たす前記サーバを危険と判定し、算出した前記距離が第2の条件を満たす前記サーバを安全と判定し、危険と判定した何れかの前記サーバが格納するデータを安全と判断した何れかの前記サーバに退避させる、ことを特徴とする。
データバックアッププログラムは、複数のサーバの各々の位置および複数の火災センサーの各々の位置を記憶し、前記複数の火災センサーの各々の位置と測定値とから火災発生場所を特定し、前記火災発生場所と前記複数のサーバの各々の位置から、前記複数のサーバの各々と前記火災発生場所との間の距離を算出して出力し、算出した前記距離が、第1の条件を満たす前記サーバを危険と判定し、算出した前記距離が第2の条件を満たす前記サーバを安全と判定し、危険と判定した何れかの前記サーバが格納するデータを安全と判断した何れかの前記サーバに退避させる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によると、データの保存を迅速に、かつ災害の拡大に対応して行う、データのバックアップ装置、データバックアップ方法、データバックアッププログラムを提供出来る。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態について説明する。図1は本発明のデータバックアップ装置1を示すブロック図である。図1を参照すると、データバックアップ装置1は、解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避部5を含む。
第1の実施の形態について説明する。図1は本発明のデータバックアップ装置1を示すブロック図である。図1を参照すると、データバックアップ装置1は、解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避部5を含む。
次に動作を説明する。解析部2が火災センサー11から温度などの測定値を受け取る。
解析部2が、火災センサー11から受け取った温度などの測定値と、複数のサーバの各々の位置および複数の火災センサー11の各々の位置を格納している位置記憶部3の情報とから、火災発生場所を算出する。解析部2が、位置記憶部3に記憶している複数のサーバの各々の位置と前述の火災発生場所とから、火災発生場所と各々のサーバとの距離を算出する。判定部4が、解析部2により算出した距離が第1の条件を満たすサーバを危険と判断する。判定部4が、解析部2により算出した距離が第2の条件を満たすサーバを安全と判定する。退避部5が、判定部4により危険と判定された当該サーバから、判定部4により安全と判定された当該サーバにデータを退避させる指令をサーバ12に行う。
解析部2が、火災センサー11から受け取った温度などの測定値と、複数のサーバの各々の位置および複数の火災センサー11の各々の位置を格納している位置記憶部3の情報とから、火災発生場所を算出する。解析部2が、位置記憶部3に記憶している複数のサーバの各々の位置と前述の火災発生場所とから、火災発生場所と各々のサーバとの距離を算出する。判定部4が、解析部2により算出した距離が第1の条件を満たすサーバを危険と判断する。判定部4が、解析部2により算出した距離が第2の条件を満たすサーバを安全と判定する。退避部5が、判定部4により危険と判定された当該サーバから、判定部4により安全と判定された当該サーバにデータを退避させる指令をサーバ12に行う。
本発明の実施の形態のデータバックアップ装置1の解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避部5は、論理回路、記憶装置等で構成される。データバックアップ装置1はプログラム制御により動作するコンピュータであってもよい。この場合、解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避部5は、コンピュータが備える処理装置が、記憶装置に格納されたプログラムを読み込んで実行することで実現してもよい。位置記憶部3は、コンピュータが備えるディスク装置等を包含してもよい。
以上の様に、本発明のデータバックアップ装置1は、データの退避を迅速に行うことができ、更に災害の拡大に対応してデータの保存を行うことができる効果がある。その理由は、火災発生場所とサーバ12との距離とを元に火災によるサーバ12が類焼する危険性を判断し、データを取り出すサーバ12とデータ12を書き込むサーバとの組み合わせを行い、データの退避動作を指令することが出来るからである。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態のデータバックアップ装置1を示す。第2の実施の形態のデータバックアップ装置1は、火災が一ヶ所で発生した場合に対応する。第2の実施の形態における第1の条件は、火災発生場所とサーバ12との間の距離が、全てのサーバ12に対して共通に設定した限界距離未満であり、第2の条件は、全てのサーバ12に対して共通に設定した安全距離以上である。
なお、距離の単位は任意とし、本顔では限定しない。図2を参照すると、データバックアップ装置1は解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避部5、共通距離記憶部6を含む。位置記憶部3は、火災センサー物理位置テーブル3−1とサーバ物理位置テーブル3−2を含む。判定部4は、退避元サーバ設定部4−1、退避元管理テーブル4−2、退避先サーバ設定部4−3および退避先管理テーブル4−4を含む。共通距離記憶部6は、共通限界距離テーブル6−1および共通安全距離テーブル6−2を含む。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態のデータバックアップ装置1を示す。第2の実施の形態のデータバックアップ装置1は、火災が一ヶ所で発生した場合に対応する。第2の実施の形態における第1の条件は、火災発生場所とサーバ12との間の距離が、全てのサーバ12に対して共通に設定した限界距離未満であり、第2の条件は、全てのサーバ12に対して共通に設定した安全距離以上である。
なお、距離の単位は任意とし、本顔では限定しない。図2を参照すると、データバックアップ装置1は解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避部5、共通距離記憶部6を含む。位置記憶部3は、火災センサー物理位置テーブル3−1とサーバ物理位置テーブル3−2を含む。判定部4は、退避元サーバ設定部4−1、退避元管理テーブル4−2、退避先サーバ設定部4−3および退避先管理テーブル4−4を含む。共通距離記憶部6は、共通限界距離テーブル6−1および共通安全距離テーブル6−2を含む。
図7(a)は、サーバルーム内に配置したそれぞれのサーバ12を示す。S1、S2、S3およびS4の記号は本実施の形態におけるそれぞれのサーバ12を識別するために付与した記号である。以後、それぞれのサーバ12をS1、S2、S3、S4で表記する。図7(b)は、サーバルーム内に配置した各々の火災センサー11を示す。本例では、サーバルーム内にX方向に0から8、Y方向に0から8まで番号を付与した線を設け、各々の線が作る格子の交点位置に各サーバ12および各火災センサー11が設置された場合で説明する。なお、サーバ12の配置位置、火災センサー11の配置位置は必ずしも格子の交点上にある必要はなく、任意の場所であっても良い。
図8は、サーバ物理位置管理テーブル3−2を示す。サーバ物理位置管理テーブル3−2には、各サーバ12を設置したそれぞれの場所のX、Y方向の位置を記載している。
図9は、火災センサー物理位置管理テーブル3−1を示す。火災センサー物理位置管理テーブル3−1には、各火災センサー11を設置したそれぞれの場所のX、Y方向の位置と各火災センサーに付与した火災センサーIDを記載している。
図10は、本発明の第2の実施の形態における火災発生場所を示す図である。図10には、サーバルーム内に配置したS1、S2、S3及びS4の位置と第1の火災が発生した場所をD1で示している。図10を参照すると、火災が発生した場所D1の位置は、X:7、Y:7である。本例では、D1の位置と同一の位置にある火災センサー11のみが予め設定されている温度を超えていることを感知し、他の火災センサー11は感知していないとする。図9を参照すると、番地X:7、Y:7の火災センサーIDはSN70である。
次に、動作を説明する。火災が発生し、温度上昇を感知した火災センサー11が火災センサーID(SN70)と温度の測定値を火災センサーインターフェース8に出力する。火災センサーインターフェース8が、温度上昇を検知した火災センサー11(SN70)を含む各々の火災センサー11から入手した火災センサーIDと温度の測定値を集計して解析部2に出力する。解析部2が、受け取った各々の火災センサー11のID、温度の測定値と火災センサー物理位置テーブル3−1の位置情報とサーバ物理位置テーブル3−2の位置情報とを参照して、火災発生場所の位置を算出する。本例の場合は、火災発生場所の位置が、火災センサー11(SN70)の位置と一致するため、火災発生場所の位置はX:7、Y:7となる。
解析部2が火災発生場所の位置情報とサーバ物理位置テーブル3−2の位置情報とを用いて、各々のサーバ12と火災発生場所との距離を算出する。解析部2により算出された各々のサーバ12と火災発生場所D1との距離が、退避元サーバ設定部4−1に出力される。退避元サーバ設定部4−1は、解析部2により算出された各々のサーバ12と火災発生場所との距離を退避元管理テーブル4−2に書き込む。図13に退避元管理テーブル4−2を示す。図13には、火災D1との距離が記載されており、S1との距離は1.41、S2との距離は4.24、S3との距離は5.39、S4との距離は6.00である。
次に、退避元サーバ設定部4−1が、サーバが類焼する最小限の距離を示す共通限界距離と、解析部2が算出した火災発生場所との距離を比較する。比較した結果が共通限界距離より近い場合は類焼の危険有りとし、比較した結果が共通限界距離より遠い場合は類焼の危険無しとする判断を退避元サーバ設定部4−1が行う。図11に共通限界距離を記載した共通限界距離テーブル6−1を示す。
更に、退避元サーバ設定部4−1が、危険有りと判断したサーバ12を退避元サーバの候補であることを退避元管理テーブル4−2に記載する。図13の退避元管理テーブル4−2には、S1が、火災発生場所D1からの距離が1.41であり、共通限界距離の2より小さいため、類焼する危険性があると判断して退避元候補であることを示している。図13の退避元管理テーブル4−2には、S2、S3とS4の各々と火災発生場所D1とからの距離が、いずれも共通限界距離の2より遠い距離である為、退避元候補ではないことを示している。
次に、解析部2が火災発生場所の位置情報とサーバ物理位置テーブル3−2の位置情報とを用いて、各々のサーバ12と火災発生場所D1との距離を算出する。退避先サーバ設定部4−3が、退避元候補に選定したS1を除くS2、S3とS4に対して共通安全距離と火災発生場所D1との距離を比較し、共通安全距離より遠いサーバ12を退避先サーバの候補であると判断して、退避先管理テーブル4−4に候補の内容を記載する。図12に共通安全距離テーブル6−2を示す。図14に退避先管理テーブル4−4を示す。図14には、S2、S3およびS4が共通安全距離2より遠い場所にある為S2、S3およびS4が退避先サーバの候補であることを示している。退避先サーバ設定部4−3が、退避先サーバの候補のなかで火災発生場所から遠い順に優先度を設定し、退避先管理テーブル4−4に記載する。本例では、順位1がS4、順位2がS3そして順位3がS2である。
次に、退避部5が、図13の退避元管理テーブル4−2に記載したS1からデータを取り出す。退避部5が、図14の退避先管理テーブル4−4に記載した退避先優先度の順番に従い、先ずS4に対してデータの書き込みの指令をサーバ動作指示インターフェース10に出力する。S4にデータ書き込みを行っている途中で、S4の記憶容量が不足した場合、退避部5が、S4に対するデータ書き込みを停止させ、S4の次の退避先優先度であるS3に対して、残りのデータの書き込みする指令をサーバ動作指示インターフェース10に出力する。同様にS3の記憶容量が不足した場合、退避部5が、S3に対するデータ書き込みを停止させ、S3の次の退避先優先度であるS2に対して、残りのデータの書き込みする指令をサーバ動作指示インターフェース10に出力する。
サーバ動作指示インターフェース10がS1、S2、S3、S4それぞれにデータ退避動作の指令を出力する。データ取り出しの指令を受けたS1がデータの取り出しを開始し、データ書き込みの指令をうけたS4、S3およびS2が、S1で取り出したデータの書き込みを実行する。S1からのデータの退避が正常に終了した時点で、退避部5が電源制御インターフェース9に電源切断の指令を出し、電源制御インターフェース9からの指令を受けたS1が電源を切断する。
図15は、D1で火災発生した場合のデータ退避の動作を示す。図15を参照すると、データ退避元サーバであるS1からデータを取り出し、データ退避先サーバの退避先優先度が1であるS4へS1から取り出したデータを書き込む動作を矢印で示している。
次に、図2、図4、図5、および図6のフローチャートを用いて本発明の第2の実施の例におけるデータバックアップ処理の説明を行う。図4のフローチャートを用いて説明する。サーバ12の群が運転を行い、サービスを提供している。同時に、サーバルーム内に配置した本発明のデータバックアップ装置1が起動する。データバックアップ装置1の解析部2が火災センサー11の群にある各々の火災センサー11の測定値の入手を開始し、火災発生の有無を判断する。(S001)解析部2が、火災が発生していないと判断した場合(S001:NO)、一定時間待機し(S006)、火災センサー11の測定値の入手に戻る。
解析部2が、火災が発生したと判断した場合(S001:YES)、解析部2が、受け取った各々の火災センサー11のID、温度の測定値と火災センサー物理位置テーブル3−1の位置情報及とサーバ物理位置テーブル3−2の位置情報とを参照して、火災発生場所を算出する(S002)。退避元サーバ設定部4−1が退避元管理テーブル4−2を作成する(S003)。
解析部2が、火災が発生したと判断した場合(S001:YES)、解析部2が、受け取った各々の火災センサー11のID、温度の測定値と火災センサー物理位置テーブル3−1の位置情報及とサーバ物理位置テーブル3−2の位置情報とを参照して、火災発生場所を算出する(S002)。退避元サーバ設定部4−1が退避元管理テーブル4−2を作成する(S003)。
ここで、図5退避元管理テーブル作成フローを用いて、退避元管理テーブル4−2の作成フローを説明する。解析部2が、火災発生場所の位置情報とサーバ物理位置テーブル3−2の位置情報を用いて、各々のサーバ12と火災発生場所との距離を算出する(S301)。次に、退避元サーバ設定部4−1が、サーバ12が類焼する最小限の距離を記載した共通限界距離テーブル6−1の距離情報と、解析部2により算出された各々のサーバ12と火災発生場所との距離とを比較し、各々のサーバ12に対して類焼の危険性の有無を判定する(S302)。更に退避元サーバ設定部4−1が危険と判断した、サーバ12をデータ退避元サーバの候補を記載した退避元管理テーブル4−2を作成する(S303)。
次に、図4のフローに戻り、退避先サーバ設定部4−3が退避先管理テーブル4−4を作成する(S004)。ここで、図6退避先管理テーブル作成フローを用いて、退避先管理テーブル4−4の作成フローを説明する。解析部2が火災発生場所の位置情報とサーバ物理位置テーブル3−2の位置情報とを用いて、各々のサーバ12と火災発生場所D1との距離を算出する(S401)。退避先サーバ設定部4−3が、退避元候補に選定したサーバ12を除くサーバ12に対して共通安全距離と火災発生場所D1との距離を比較し、共通安全距離より遠いサーバ12を類焼しないサーバの候補とする(S402)。退避先サーバ設定部4−3が、退避先サーバの候補のなかで、火災発生場所から遠い順に優先度を設定し、設定した順番を記載した退避先管理テーブル4−4を作成する(S403)。
次に、図4のフローに戻り、退避部5が、退避元サーバ管理テーブルに記載している何れかのサーバが格納するデータを取り出し、退避先管理テーブル4−4に記載している何れかのサーバに対してデータを書き込む動作を指示する(S005)。
次に、退避部5がサーバ動作指示終了後に火災センサー11の情報入手の状態に戻り、S001、S002、S003、S004、S005およびS006の動作を繰り返す。
本発明の第2の実施の形態のデータバックアップ装置1の解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避元サーバ設定部4−1、退避先サーバ設定部4−2、退避部5、共通距離記憶部6、火災センサーインターフェース8、電源制御インターフェース9、サーバ動作指示インターフェース10は、論理回路、記憶装置等で構成される。データバックアップ装置1はプログラム制御により動作するコンピュータであってもよい。この場合、解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避部5、退避元サーバ設定部4−1、退避先サーバ設定部4−2、退避部5、共通距離記憶部6、火災センサーインターフェース8、電源制御インターフェース9、サーバ動作指示インターフェース10は、コンピュータが備える処理装置が、記憶装置に格納されたプログラムを読み込んで実行することで実現してもよい。位置記憶部3、火災センサー物理位置テーブル3−1、サーバ物理位置テーブル3−2、退避元管理テーブル4−2、退避先管理テーブル4−4、共通限界距離テーブル6−1、共通安全距離テーブル6−2は、コンピュータが備えるディスク装置等を包含してもよい。
以上の様に、本実施の形態のデータバックアップ装置1は、データの退避を迅速におこない、かつ災害の拡大に対応してデータの保存を行うことができる効果がある。その理由は、火災発生場所とサーバ12との距離を元に火災による被害の有無を判断することにより、データを取り出すサーバ12とデータを書き込むサーバ12の組み合わせを選択して、データの退避を行うことができるからである。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。図3は、本発明の第3の実施の形態のデータバックアップ装置1を示す。第3の実施の形態のデータバックアップ装置1は、火災が複数の場所で発生した場合にも対応する。第3の実施の形態における第1の条件は、最も近い火災発生場所とサーバ12の間の距離が、それぞれのサーバ12に対して個別に設定した限界距離未満であり、第2の条件は、それぞれのサーバ12に対して個別に設定した安全距離以上である。図3を参照すると、データバックアップ装置1は、解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避部5、個別距離記憶部7を含む。位置記憶部3は、火災センサー物理位置テーブル3−1とサーバ物理位置テーブル3−2を含む。判定部4は、退避元サーバ設定部4−1、退避元管理テーブル4−2、退避先サーバ設定部4−3と退避先管理テーブル4−4を含む。個別距離記憶7は、個別限界距離テーブル7−1と個別安全距離テーブル7−2を含む。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。図3は、本発明の第3の実施の形態のデータバックアップ装置1を示す。第3の実施の形態のデータバックアップ装置1は、火災が複数の場所で発生した場合にも対応する。第3の実施の形態における第1の条件は、最も近い火災発生場所とサーバ12の間の距離が、それぞれのサーバ12に対して個別に設定した限界距離未満であり、第2の条件は、それぞれのサーバ12に対して個別に設定した安全距離以上である。図3を参照すると、データバックアップ装置1は、解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避部5、個別距離記憶部7を含む。位置記憶部3は、火災センサー物理位置テーブル3−1とサーバ物理位置テーブル3−2を含む。判定部4は、退避元サーバ設定部4−1、退避元管理テーブル4−2、退避先サーバ設定部4−3と退避先管理テーブル4−4を含む。個別距離記憶7は、個別限界距離テーブル7−1と個別安全距離テーブル7−2を含む。
第3の実施の形態における、サーバルーム内のサーバ12及び火災センサー11の位置は第2の実施の例で述べた内容と同一である。第3の実施の形態における火災センサー物理位置管理テーブル3−1とサーバ物理位置管理テーブル3−2は第2の実施の例で述べた内容と同一である。
図16は、サーバルーム内に配置したサーバ12を示すS1、S2、S3及びS4の位置と第1の火災が発生した場所D1と第2の火災が発生した場所D2とを示している。
図16を参照すると、火災が発生した場所D1の位置は、X:7、Y:7である。従って、D1の位置と同一の位置にある火災センサー11が火災による温度上昇を感知する。図9を参照すると、位置X:7、Y:7の火災センサーIDはSN70である。図16を参照すると、火災が発生した場所D2の位置は、X:6、Y:2である。従って、D2の位置と同一の位置にある火災センサー11が火災による温度上昇を感知する。図9を参照すると、位置X:6、Y:2の火災センサーIDはSN56である。
図16を参照すると、火災が発生した場所D1の位置は、X:7、Y:7である。従って、D1の位置と同一の位置にある火災センサー11が火災による温度上昇を感知する。図9を参照すると、位置X:7、Y:7の火災センサーIDはSN70である。図16を参照すると、火災が発生した場所D2の位置は、X:6、Y:2である。従って、D2の位置と同一の位置にある火災センサー11が火災による温度上昇を感知する。図9を参照すると、位置X:6、Y:2の火災センサーIDはSN56である。
次に、動作を説明する。火災が発生し、温度上昇を感知した2つの火災センサー11が火災センサーID(SN70)と火災センサーID(SN56)および、それぞれの温度の測定値を火災センサーインターフェース8に出力する。火災センサーインターフェース8が、温度上昇を検知した当該火災センサー11の火災センサーID(SN70)と火災センサーID(SN56)を含む各々の火災センサー11から火災センサーIDと温度の測定値を集計して解析部2に出力する。
解析部2が、受け取った各々の火災センサー11のID、温度の測定値と図9に示す火災センサー物理位置テーブル3−1の位置情報とを参照して、火災発生場所の位置を算出する。本例の場合は、火災発生場所D1の位置と火災センサー11(SN70)の位置および火災発生場所D2の位置と火災センサー11(SN56)の位置とは一致している。したがって、火災発生場所D1の位置はX:7、Y:7であり、火災発生場所D2の位置はX:6、Y:2である。
解析部2が、受け取った各々の火災センサー11のID、温度の測定値と図9に示す火災センサー物理位置テーブル3−1の位置情報とを参照して、火災発生場所の位置を算出する。本例の場合は、火災発生場所D1の位置と火災センサー11(SN70)の位置および火災発生場所D2の位置と火災センサー11(SN56)の位置とは一致している。したがって、火災発生場所D1の位置はX:7、Y:7であり、火災発生場所D2の位置はX:6、Y:2である。
解析部2が、前述の火災発生場所の位置情報と、サーバ物理位置テーブル3−2の位置情報とを用いて各々のサーバ12と火災発生場所との距離を算出する。(図19の表「火災D1との距離」および「火災D2との距離」の欄参照)解析部2が、各々のサーバ12ごとに火災発生場所との距離の中から、最も近い距離を退避元サーバ設定部4−1に出力する。避元サーバ設定部4−1が前述の最も近い距離を退避元管理テーブル4−2に記載する。(図19の表「最も近い距離」の欄参照)次に、退避元サーバ設定部4−1が、サーバが類焼する最小限の距離を示す個別限界距離と、最も近い距離とを比較する。なお個別限界距離はサーバ12各々に個別に定められている。図17に個別限界距離テーブル7−1を示す。退避元サーバ設定部4−1が、比較した最も近い距離が個別限界距離より近い場合は類焼の危険有りとし、個別限界距離より遠い場合は類焼の危険無しとする判断を行う。
更に退避元サーバ設定部4−1が、危険有りと判断したサーバ12を退避元サーバの候補であることを管理テーブル4−2に記載する。
図19の第3の形態における退避元管理テーブル4−2の記載内容を説明する。S1と火災発生場所との最も近い距離が1.41である。図17にある個別限界距離のS1の値は2.0である。したがって、S1と火災発生場所との最も近い距離が個別限界距離より近いため、退避元サーバ設定部4−1がS1に対して類焼する危険性があると判定する。S2およびS3と火災発生場所との最も近い距離が、図17に示したそれぞれの個別限界距離より遠いため、退避元サーバ設定部4−1がS2およびS3に対して類焼する危険性がないと判定する。次に、S4と火災発生場所との最も近い距離が1.41である。図17にある個別限界距離の値は1.5である。したがって、S4と火災発生場所との最も近い距離が個別限界距離より近いため、退避元サーバ設定部4−1がS4に対して類焼する危険性があると判定する。
次に、解析部2が、火災発生場所D1および火災発生場所D2の場所と、サーバ物理位置テーブル3−2に記載したS1、S2、S3およびS4の位置とから、火災発生場所D1および火災発生場所D2とS1、S2、S3およびS4とのそれぞれとの距離を算出する。(図20の表「火災D1との距離」および「火災D2との距離」の欄参照)解析部2が、退避元候補に選定したS1とS4を除くS2およびS3に対して、それぞれに火災発生場所D1とD2との距離のうち、最も近い距離を退避先サーバ設定部4−2に出力する。退避先サーバ設定部4−2が前述の最も近い距離を退避元管理テーブル4−4に代表長さとして記載する。図20の例では、S2の代表長さは2.83、S3の代表長さは5.00である。
次に、退避先サーバ設定部4−3が、各サーバの代表長さと、それぞれの個別安全距離とを比較して判定条件を満足するか判定する。図18に個別安全距離テーブル7−2を示す。退避先サーバ設定部4−3が、退避先管理テーブル4−4に、S3を退避先候補とする記載を行う。本例では、S2の代表長さ2.83に対して、S2の個別安全距離が3.5であり、判定条件未満である。したがって、S2は退避先候補ではない判定である。一方、S3の代表長さ5.00に対して、S3個別安全距離が2.5であり、判定条件以上である。従って、S3が退避先候補の判定である。退避先サーバ設定部4−3が退避先管理テーブル4−4に、退避先サーバに選択したサーバ12の中から遠い順番に退避先優先度を設定し記載する。本例の場合は、S3が優先度1である。
次に、退避部5が、退避元サーバに選定したS1とS4からデータを取り出し、退避先サーバに選定したS3に対して取り出したデータを書き込む動作の指令を、サーバ動作指示インターフェース10に出力する。サーバ動作指示インターフェース10がS1、S3およびS4のそれぞれにデータ退避の指令を出力する。データ退避の指令を受けたS1およびS4とS3がデータの退避を実行する。データ退避が正常に終了した時点で、退避部5が電源制御インターフェース9に、データの取り出しが終了したS1およびS4の電源切断指令を行う。電源制御インターフェース9からの指令を受けたS1とS4が電源を切断する。
図21は、D1およびD2で火災発生した場合、データ退避元サーバであるS1、S4からデータ退避先サーバであるS3へのデータ退避動作を示している。
本発明の第3の実施の形態のデータバックアップ装置1の解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避元サーバ設定部4−1、退避先サーバ設定部4−2、退避部5、個別距離記憶部7、火災センサーインターフェース8、電源制御インターフェース9、サーバ動作指示インターフェース10は、論理回路、記憶装置等で構成される。データバックアップ装置1はプログラム制御により動作するコンピュータであってもよい。この場合、解析部2、位置記憶部3、判定部4、退避部5、退避元サーバ設定部4−1、退避先サーバ設定部4−2、退避部5、共通距離記憶部6、火災センサーインターフェース8、電源制御インターフェース9、サーバ動作指示インターフェース10は、コンピュータが備える処理装置が、記憶装置に格納されたプログラムを読み込んで実行することで実現してもよい。位置記憶部3、火災センサー物理位置テーブル3−1、サーバ物理位置テーブル3−2、退避元管理テーブル4−2、退避先管理テーブル4−4、個別限界距離テーブル7−1、個別安全距離テーブル7−2は、コンピュータが備えるディスク装置等を包含してもよい。
以上の様に、本実施の形態のデータバックアップ装置1は、複数の火災が発生しても、火災の状況に応じて迅速にデータの退避ができる。更に、本発明のデータバックアップ装置1は、火災の拡大に追従して、データの書き込み先が変更でき、保存したデータの安全性の確保が可能になる効果がある。その理由は、複数の火災センサーからの温度測定値とそれぞれの火災センサーの位置情報とから、火災発生場所を算出して、火元を精度よく把握することにより各々のサーバが類焼する危険性の判断を的確に行うことができるからである。更に、各々のサーバごとに異なる耐火性能を距離で表わした個別限界距離と個別安全距離とを用いて、火災が類焼する危険性および火災が類焼しない安全性を判断することができる。これにより、データ取り出しおよびデータ書き込みを行うサーバの候補を正確に選択することができるからである。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本顔発明を説明したが、本顔発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本顔発明の構成や詳細には、本顔発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 データバックアップ装置
2 解析部
3 位置記憶部
3−1 火災センサー物理位置テーブル
3−2 サーバ物理位置テーブル
4 判定部
4−1 退避元サーバ設定部
4−2 退避元管理テーブル
4−3 退避先サーバ設定部
4−4 退避先管理テーブル
5 退避部
6 共通距離記憶部
6−1 共通限界距離テーブル
6−2 共通安全距離テーブル
7 個別距離記憶部
7−1 個別限界距離テーブル
7−2 個別安全距離テーブル
8 火災センサーインターフェース
9 電源制御インターフェース
10 サーバ動作指示インターフェース
11 火災センサー
12 サーバ
2 解析部
3 位置記憶部
3−1 火災センサー物理位置テーブル
3−2 サーバ物理位置テーブル
4 判定部
4−1 退避元サーバ設定部
4−2 退避元管理テーブル
4−3 退避先サーバ設定部
4−4 退避先管理テーブル
5 退避部
6 共通距離記憶部
6−1 共通限界距離テーブル
6−2 共通安全距離テーブル
7 個別距離記憶部
7−1 個別限界距離テーブル
7−2 個別安全距離テーブル
8 火災センサーインターフェース
9 電源制御インターフェース
10 サーバ動作指示インターフェース
11 火災センサー
12 サーバ
Claims (9)
- 複数のサーバの各々の位置および複数の火災センサーの各々の位置を格納している位置記憶手段と、
前記複数の火災センサーの各々の位置と測定値とから火災発生場所を特定し、前記火災発生場所と前記複数のサーバの各々の位置とから、前記複数のサーバの各々と前記火災発生場所との間の距離を算出して出力する解析手段と、
前記解析手段が算出した距離が、第1の条件を満たす前記サーバを危険、前記解析手段が算出した距離が第2の条件を満たす前記サーバを安全と判定する判定手段と、
前記判定手段が危険と判定した何れかの前記サーバが格納するデータを安全と判断した何れかの前記サーバに退避させる退避手段と、
を備えるデータバックアップ装置。 - 前記複数のサーバの全てに対して共通に定められた、共通限界距離、および、前記共通限界距離以上である共通安全距離を格納する共通距離記憶手段を更に備え、
前記判定手段は、前記解析手段が算出した前記距離が前記共通限界距離未満である前記サーバを危険、前記共通安全距離以上である前記サーバを安全と判定する、請求項1のデータバックアップ装置。 - 前記複数のサーバの各々に対して個別に定められた個別限界距離、および、前記個別限界距離以上である個別安全距離を格納する個別距離記憶手段をさらに備え、
前記判定手段は前記解析手段が算出した前記距離が、対応する前記個別限界距離未満である前記サーバを危険、対応する前記個別安全距離以上である前記サーバを安全と判定する、
請求項1のデータバックアップ装置。 - 前記解析手段は、前記複数の火災センサーの各々の位置と測定値から複数の火災が発生したと判断した場合、前記複数のサーバの各々と、前記複数の火災の各々の前記火災発生場所との間の前記距離を算出し、当該サーバに最も近い前記火災発生場所との間の前記距離を出力する、
請求項1乃至3の何れかのデータバックアップ装置。 - 複数のサーバの各々の位置および複数の火災センサーの各々の位置を記憶し、
前記複数の火災センサーの各々の位置と測定値とから火災発生場所を特定し、前記火災発生場所と前記複数のサーバの各々の位置とから、前記複数のサーバの各々と前記火災発生場所との間の距離を算出して出力し、
算出した前記距離が、第1の条件を満たす前記サーバを危険と判定し、算出した前記距離が第2の条件を満たす前記サーバを安全と判定し、
危険と判定した何れかの前記サーバが格納するデータを安全と判断した何れかの前記サーバに退避させる、ことを特徴とするデータバックアップ方法。 - 前記複数のサーバの全てに対して共通に定められた、共通限界距離、および、前記共通限界距離以上である共通安全距離を更に記憶し、
算出した前記距離と前記共通限界距離とを比較して、前記共通限界距離未満である前記サーバを危険と判定し、
算出した前記距離と前記共通安全距離とを比較して、前記共通安全距離以上である前記サーバを安全と判定する、
請求項5のデータバックアップ方法。 - 前記複数のサーバの各々に対して個別に定められた個別限界距離、および、前記個別限界距離以上である個別安全距離を更に記憶し、
算出した前記距離と対応する前記個別限界距離とを比較して、対応する前記個別限界距離未満である前記サーバを危険と判定し、
算出した前記距離と対応する前記個別安全距離とを比較して、対応する前記個別安全距離以上である前記サーバを安全と判定する、
請求項5のデータバックアップ方法。 - 前記複数の火災センサーの各々の位置と測定値から複数の火災が発生したと判断した場合、前記複数のサーバの各々と、前記複数の火災の各々の前記火災発生場所との間の前記距離を算出し、当該サーバに最も近い前記火災発生場所との間の前記距離を出力する、
請求項5乃至7の何れかのデータバックアップ方法。 - 複数のサーバの各々の位置および複数の火災センサーの各々の位置を記憶し、
前記複数の火災センサーの各々の位置と測定値とから火災発生場所を特定し、前記火災発生場所と前記複数のサーバの各々の位置から、前記複数のサーバの各々と前記火災発生場所との間の距離を算出して出力し、
算出した前記距離が、第1の条件を満たす前記サーバを危険と判定し、算出した前記距離が第2の条件を満たす前記サーバを安全と判定し、
危険と判定した何れかの前記サーバが格納するデータを安全と判断した何れかの前記サーバに退避させる処理をコンピュータに実行させるデータバックアッププログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012138477A JP2014002633A (ja) | 2012-06-20 | 2012-06-20 | データバックアップ装置、データバックアップ方法及びデータバックアッププログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012138477A JP2014002633A (ja) | 2012-06-20 | 2012-06-20 | データバックアップ装置、データバックアップ方法及びデータバックアッププログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014002633A true JP2014002633A (ja) | 2014-01-09 |
Family
ID=50035733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012138477A Pending JP2014002633A (ja) | 2012-06-20 | 2012-06-20 | データバックアップ装置、データバックアップ方法及びデータバックアッププログラム |
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JP (1) | JP2014002633A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015198287A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 富士通株式会社 | 無線通信装置、無線通信ネットワークシステム、情報処理方法、および情報処理プログラム |
WO2018083901A1 (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-11 | オムロン株式会社 | 電力量計及び電力量計出火箇所特定方法 |
-
2012
- 2012-06-20 JP JP2012138477A patent/JP2014002633A/ja active Pending
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