JP2013542625A - キャリアアグリゲーションのためのチャネル状態情報フィードバック - Google Patents

Abstract

マルチキャリア無線通信システムにおいてチャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告するための技術が開示される。いくつかの例において、ユーザ機器は、複数のコンポーネントキャリア（ＣＣ）内の各コンポーネントキャリアについてのＣＳＩを報告するための構成を決定する。第１のサブフレームについて、ユーザ機器は、構成に少なくとも部分的に基づいて、複数のＣＣに関連付けられたＣＳＩを送信するための優先順位を決定する。ユーザ機器は、優先されたＣＳＩを含むＣＳＩ報告を第１のサブフレームで送る。ＣＳＩ報告は、単一のＣＣについてのＣＳＩ、または、複数のＣＣについてのＣＳＩを含みうる。複数のＣＣについてのＣＳＩ報告の場合、ユーザ機器は、複数のＣＣについてのＣＳＩ報告またはＣＳＩエレメントを利用可能なペイロードサイズまで多重化できる。

Description

米国特許法第１１９条に基づく優先権の主張

[0001] 本願は、譲渡人により譲渡され、参照により本明細書に組み込まれる、２０１０年８月１６日に出願された「Channel State Information Feedback for Carrier Aggregation」と題する、米国仮出願第６１／３７４，１３０、および、２０１１年８月１１日に出願された「Channel State Information Feedback for Carrier Aggregation」と題する、米国特許出願第１３／２０８，１０６号への優先権を主張する。

[0002] 本願は、一般的に無線通信システムに関し、より詳細には、キャリアアグリゲーション（carrier aggregation）のために構成された無線通信システムに関する。

[0003] 無線通信システムは、音声、データなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、システムリソース（例えば、帯域幅および送信電力）を共有することで複数のユーザとの通信をサポートできる多元接続システムでありうる。

[0004] いくつかの無線通信システムにおいて、モバイル端末および基地局は、基地局からモバイル端末へのダウンリンク、および、モバイル端末から基地局へのアップリンク上で通信する。モバイル局は、ダウンリンク上のチャネル条件を測定し、チャネル条件についてのフィードバックを基地局に提供するように構成されうる。

[0005] マルチキャリア無線通信システムにおいてチャネル状態情報（channel state information）（ＣＳＩ）を報告するための技術が開示される。いくつかの例において、ユーザ機器（ＵＥ）は、複数のコンポーネントキャリア（component carrier）（ＣＣ）内の各コンポーネントキャリアについてのＣＳＩを報告するための構成を決定する。第１のサブフレームについて、ＵＥは、構成に少なくとも部分的に基づいて、複数のＣＣに関連付けられたＣＳＩを送信するための優先順位を決定しうる。ＵＥは、第１のサブフレームで、優先されたＣＳＩを含むＣＳＩ報告を送る。ＣＳＩ報告は、単一のＣＣについてのＣＳＩ、または、複数のＣＣについてのＣＳＩを含みうる。複数のＣＣのＣＳＩ報告の場合、ＵＥは、複数のＣＣについてのＣＳＩ報告またはＣＳＩエレメントを、利用可能なペイロードサイズまで多重化できる。

[0006] １つの態様において、無線通信の方法が開示される。この方法は、複数のコンポーネントキャリア（ＣＣ）内の各コンポーネントキャリアについてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告するための構成を決定することを含む。複数のＣＣは、マルチキャリアユーザ機器（ＵＥ）のために構成されたＣＣのセットを含み、ＣＳＩ構成は、構成されたＣＣの各々についての周期的な報告要件（reporting requirements）を特定できる。方法は、第１のサブフレームでＣＣのうちの１または複数に関連付けられたＣＳＩを送信するための優先順位を決定することを含む。優先順位は、ＣＣのアクティブ化状態、ＣＣの順序付け、報告されるべきＣＳＩのタイプ、および他の基準に基づきうる。方法は、さらに、優先順位に基づいて、第１のサブフレームでＣＳＩ報告を送信することを含む。

[0007] １つの態様において、ＣＳＩ構成は、複数のＣＣ内のＣＣの順序を示す。例えば、１つのＣＣがプライマリＣＣ（primary CC）（ＰＣＣ）として認定され、他のＣＣはセカンダリＣＣ（secondary CC）（ＳＣＣ）として認定されうる。ＣＳＩ報告について、ＣＣのセットは、ＵＥのために構成された複数の構成済みＣＣの中でもアクティブ化されたＣＣにのみ限定されうる。優先順位を決定することは、ＳＣＣのＣＳＩよりもＰＣＣのＣＳＩを優先することを含みうる。ＳＣＣの中で、各ＣＣに関連付けられたインデックス、ＣＣの送信モード、および／または、ＣＣについて報告されるべきＣＳＩのタイプに基づくさらなる優先順位決定（prioritization）が実行されうる。これは、多入力多出力（ＭＩＭＯ）キャリアであるＣＣを単一入力多出力（ＳＩＭＯ）キャリアであるＣＣよりも優先すること、ランクインジケータＣＳＩをチャネル品質インジケータＣＳＩよりも優先することなどを含みうる。

[0008] 代替的に、または、付加的に、ＣＳＩの優先順位を決定することは、ＣＳＩのタイプの間で優先順位を決定することを含みうる。１つの態様において、ＵＥは、複数のＣＣ内の第１のＣＣについてのランクインジケータ（rank indicator）（ＲＩ）を備えるＣＳＩが第１のサブフレームで送信される予定であることを決定しうる。ＵＥは、さらに、第２のＣＣについてのチャネル品質インジケータ（channel quality indicator）（ＣＱＩ）および／またはプリコーディング行列インジケータ（precoding matrix indicator）（ＰＭＩ）を備えるＣＳＩが、第１のサブフレームで送信される予定であることを決定しうる。優先順位に基づいて、ＵＥは、第１のサブフレームにおいて、ＣＱＩ／ＰＭＩをドロップし、ＲＩを備えるＣＳＩ報告を送信しうる。１つの例において、ＵＥは、第１のＣＣおよび第２のＣＣについてのＣＳＩを多重化し、多重化されたＣＳＩをＣＳＩ報告で送信する。ＣＳＩを利用可能なペイロードへと多重化することは、ＣＣの順序付け、ＣＳＩのタイプ、アップリンクペイロードのサイズ、および他の考慮すべき事項にしたがって実行されうる。

[0009] 別の態様において、マルチキャリア無線通信システムにおける無線通信のための装置が開示される。この装置は、少なくとも１つのプロセッサと、少なくとも１つのプロセッサに結合されたメモリとを含みうる。メモリは、プロセッサによって実行されると、複数のコンポーネントキャリア（ＣＣ）内の各ＣＣについてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告するための構成を決定するように装置を構成する命令を記憶できる。装置は、第１のサブフレームにおいて複数のＣＣ内のＣＣのうちの１または複数に関連付けられたＣＳＩを送信するための優先順位を決定できる。優先順位は、構成に少なくとも部分的に基づき、さらに、構成されたＣＣのアクティブ化状態に基づきうる。装置は、優先順位に基づき、第１のサブフレームでＣＳＩ報告を送信できる。

[0010] 別の態様において、マルチキャリア通信システムにおける無線通信のための装置が開示される。この装置は、複数のコンポーネントキャリア（ＣＣ）内の各ＣＣについてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告するための構成を決定する手段を含みうる。装置は、さらに、第１のサブフレームについて、複数のＣＣ内のＣＣのうちの１または複数に関連付けられたＣＳＩを送信するための優先順位を決定する手段を含みうる。優先順位を決定する手段は、ＣＳＩを報告するための構成およびＣＣのアクティブ化状態に少なくとも部分的に基づきうる。装置は、優先順位に基づいて、第１のサブフレームにおいてＣＳＩ報告を送信する手段を含みうる。

[0011] 別の態様において、無線通信のための方法が開示される。この方法は、複数のコンポーネントキャリア内の各ＣＣについてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告するための構成を決定することを含む。複数のＣＣは、マルチキャリアユーザ機器のために構成されたＣＣのセットを含み、ＣＳＩ構成は、構成済みＣＣの各々についての周期的な報告要件を特定でき、それは、第１のサブフレームにおいてＣＣのうちの１または複数に関連付けられたＣＳＩを報告するための優先順位を含む。方法は、１または複数の無線リソース制御（radio resource control）（ＲＲＣ）メッセージでＣＳＩ報告構成（CSI reporting configuration）をユーザ機器に送信することと、ＣＳＩ報告構成にしたがって優先順位が決定された複数のＣＣのうちの１または複数についてのＣＳＩを含むＣＳＩ報告を、ユーザ機器から受信することとを含む。

[0012] 別の態様において、マルチキャリア無線通信システムにおける無線通信のための装置が開示される。この装置は、少なくとも１つのプロセッサと、少なくとも１つのプロセッサに結合されたメモリとを含むことができる。メモリは、プロセッサによって実行されると、ユーザ機器のために構成された複数のＣＣの間でＣＳＩの優先順位を決定するための情報を備えるチャネル状態情報（ＣＳＩ）報告構成を決定し、１または複数の無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージでユーザ機器にＣＳＩ報告構成を送信し、ＣＳＩ報告構成にしたがって優先された複数のＣＣのうちの１または複数についてのＣＳＩを備えるＣＳＩ報告をユーザ機器から受信するように装置を構成する命令を記憶できる。

[0013] さらに別の態様において、マルチキャリア通信システムにおける無線通信のための装置が開示される。この装置は、ユーザ機器のために構成された複数のＣＣの間でＣＳＩの優先順位を決定するための情報を含むチャネル状態情報（ＣＳＩ）についての報告構成を決定する手段のための手段を含むことができる。装置は、さらに、１または複数の無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージでユーザ機器にＣＳＩ報告についての構成を送信する手段のための手段と、ＣＳＩ報告構成にしたがって優先された複数のＣＣのうちの１または複数についてのＣＳＩを含むＣＳＩ報告をユーザ機器から受信する手段とを含みうる。

[0014] 添付の図を考慮した場合、これらの特徴および他の特徴は、その動作の構成および方法と共に、以下の詳細な説明から明確となるであろう。ここで、添付の図は、同様の参照番号が全体を通して同様の部分を指すために使用される。

[0015] 本開示の態様は、添付の図に示されている。
図１は、例示的なマルチキャリア無線通信システムを示す。 図２は、図１に示されるような例示的なマルチキャリア無線通信システムにおける基地局およびユーザ機器のブロック図である。 図３は、本開示にしたがい基地局およびユーザ機器のさらなる態様を示すブロック図である。 図４は、マルチキャリア無線通信システムでＣＳＩを報告する例示的な方法を示すフローチャートである。 図５は、マルチキャリア無線通信システムでＣＳＩを報告する例示的な方法を示すフローチャートである。 図６は、マルチキャリア無線通信システムにおいてＣＳＩ報告の例示的な方法を示すフローチャートである。 図７は、図４乃至６に示された例示的な方法を実行できる例示的な装置を示す。

詳細な説明

[0023] 以下の記載では、限定ではなく説明を目的として、開示される様々な実施形態の全体的な理解を提供するために、詳細および説明が示される。しかしながら、これらの詳細および説明から離れた他の実施形態において様々な実施形態が実施されうることは当業者には明白であろう。

[0024] 本明細書で使用される場合、「コンポーネント（component）」、「モジュール（module）」、「システム（system）」などの用語は、コンピュータ関連エンティティを指すことが意図されており、それは、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または、実行中のソフトウェアの何れかである。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、および／またはコンピュータでありうるが、それらに限定されるわけではない。例として、コンピューティングデバイス上で実行するアプリケーションと、コンピューティングデバイスとは、コンポーネントでありうる。１または複数のコンポーネントは、プロセスおよび／または実行スレッドに存在し、１つのコンポーネントは、１つのコンピュータにローカライズされ、および／または、２つ以上のコンピュータ間で分散されうる。加えて、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を格納した様々なコンピュータ読取可能な媒体から実行できる。コンポーネントは、例えば、１または複数のデータパケット（例えば、ローカルシステム内の別のコンポーネントと、分散システム内の別のコンポーネントと、および／または、信号経由で別のシステムとインターネットのようなネットワークにわって相互作用する１つのコンポーネントからのデータ）を有する信号にしたがい、ローカルおよび／またはリモートプロセスを通して通信しうる。

[0025] さらに、特定の実施形態は、ユーザ機器に関して本明細書に説明される。ユーザ機器は、ユーザ端末とも呼ばれ、システム、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイル無線端末、モバイルデバイス、ノード、デバイス、リモート局、リモート端末、端末、無線通信デバイス、無線通信装置、またはユーザエージェントの機能性の一部またはすべてを含みうる。ユーザ機器は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル（ＳＩＰ）電話、スマートフォン、無線ローカルループ（ＷＬＬ）局、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星ラジオ、無線モデムカードおよび／または、無線システムを通して通信するための別の処理デバイスでありうる。さらに、様々な態様が基地局に関して本明細書に説明される。基地局は、１または複数の無線端末と通信するために利用され、アクセスポイント、ノード、ノードＢ，発展型ノードＢ（ｅＮＢ）、または、ある他のネットワークエンティティとも呼ばれ、それらの機能性の一部またはすべてを含みうる。基地局は、無線端末とエアインターフェース（air-interface）を通して通信する。通信は、１または複数のセクタを通して行われうる。基地局は、受信されたエアインターフェースフレームをＩＰパケットに変換することによって、無線端末と、インターネットプロトコル（ＩＰ）ネットワークを含みうる残りのアクセスネットワークとの間のルータとして動作しうる。基地局は、さらに、エアインターフェースのための属性の管理を調整することができ、有線ネットワークと無線ネットワークとの間のゲートウェイにもなりうる。

[0026] 本開示の様々な特徴および態様が、多数のデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含みうるシステムという観点から示されるだろう。様々なシステムが、図と関連して論述されるさらなるデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含みうること、および／または、それらのデバイス、コンポーネント、モジュールなどをすべて含むわけではないことは理解および認識されるべきである。これらのアプローチの組み合わせも使用されうる。

[0027] 加えて、主題の説明において、「例示的（exemplary）」という用語は、例示、実例、または例証として提供すること、を意味するために使用される。「例示的」として本明細書に説明される任意の実施形態または設計が他の実施形態または設計よりも好まれるまたは有益であると必ずしも解釈されるわけではない。むしろ、例示的という用語の使用は、具体的な方法でコンセプトを提示することが意図される。

[0028] 本明細書に説明される技術は、マルチキャリア無線通信システムで実施されうる。１つの例示的な無線通信システムは、システム帯域幅全体を、周波数サブチャネル、トーン、または、周波数ビンとも呼ばれうる複数（Ｎ_Ｆ個）のサブキャリアに分割する直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）を利用しうる。送信されるべきデータ（すなわち、情報ビット）は、最初に、コード化ビット（coded bits）を生成するために特定のコード化スキーム（coding scheme）で符号化され、コード化ビットは、さらに、後に変調シンボルにマッピングされるマルチビットシンボルへとグループ化される。各変調シンボルは、データ送信に使用される特定の変調スキーム（例えば、Ｍ−ＰＳＫまたはＭ−ＱＡＭ）によって定義される信号座標（signal constellation）の点に対応する。各周波数サブキャリアの帯域幅に依存しうる各時間インターバルにおいて、変調シンボルは、Ｎ_Ｆ個の周波数サブキャリアの各々で送信されうる。このように、ＯＦＤＭは、システム帯域幅にわたって異なる衰退の量により特徴付けられ、周波数選択フェーディングによって引き起こされるシンボル間干渉（inter-symbol interference）（ＩＳＩ）を阻止する（combat）ために使用されうる。

[0029] 一般的に、無線多元接続通信システムは、複数の無線端末のための通信を同時にサポートできる。各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の送信を通して１または複数の基地局と通信する。順方向リンク（すなわちダウンリンク、ＤＬ）は、基地局から無線端末への通信リンクを指しうる。逆方向リンク（すなわち、アップリンク、ＵＬ）は、端末から基地局への通信リンクを指しうる。マルチキャリアシステムにおいて、各無線端末のためにＤＬおよびＵＬ上で１または複数のコンポーネントキャリア（ＣＣ）が構成されうる。そのような構成は、対称的（無線端末が同じ数のダウンリンクおよびアップリンクのコンポーネントキャリアを有する）、または、非対称的（無線端末が異なる数のダウンリンクおよびアップリンクキャリアを有する）でありうる。次に、各ＣＣの送信モードが別々に構成されうる。

[0030] ＭＩＭＯ送信は、複数（Ｎ_Ｔ個）の送信アンテナと複数（Ｎ_Ｒ個）の受信アンテナとを用いる。Ｎ_Ｔ個の送信アンテナおよびＮ_Ｒ個の受信アンテナによって形成されるＭＩＭＯチャネルは、空間チャネルとも呼ばれうるＮ_Ｓ個の独立チャネルへと分解されうる。ここで、Ｎ_Ｓ≦ｍｉｎ｛Ｎ_Ｔ, Ｎ_Ｒ｝である。Ｎ_Ｓ個の独立チャネルの各々は、１つの次元（dimension）に対応する。ＭＩＭＯ送信は、複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって作り出されるさらなる次元性（dimensionalities）が利用されると、改善された性能（例えば、より高いスループットおよび／またはより良い信頼性）を提供できる。ＭＩＭＯは、さらに、時分割複信（ＴＤＤ）および周波数分割複信（ＦＤＤ）システムでサポートされる。ＴＤＤシステムにおいて、相反原理（reciprocity principle）により逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定が可能となるように、順方向リンク送信および逆方向リンク送信は同じ周波数領域上にある。これにより、基地局は、複数のアンテナが基地局で利用可能な場合に、順方向リンク上の送信ビームフォーミング利得を抽出できる。

[0031] 図１は、マルチキャリア無線通信システム１００を示す。基地局１０２は、複数のアンテナグループを含み、各アンテナグループは、１または複数のアンテナを備えうる。例えば、基地局１０２が６個のアンテナを備える場合、１つのアンテナグループは、第１のアンテナ１０４と第２のアンテナ１０６とを備え、別のアンテナグループは、第３のアンテナ１０８と第４のアンテナ１１０とを備え、第３のアンテナグループは、第５のアンテナ１１２と第６のアンテナ１１４とを備えうる。上に述べられたアンテナグループの各々は２つのアンテナを有していると認定されたが、より多くの数のアンテナまたはより少ない数のアンテナが各アンテナグループで利用されうることに注意されたい。

[0032] 第１の順方向リンク１２０を通して第１のユーザ機器１１６への情報の送信が可能になるように、第１のユーザ機器１１６は、例えば、第５のアンテナ１１２および第６のアンテナ１１４と通信する。示されるように、例示的な第１の順方向リンク１２０は、３つのコンポーネントキャリア（ＣＣ）を備えるが、例示的な第１の逆方向リンク１１８は、１つのコンポーネントキャリアしか含まない。順方向リンク１２０および逆方向リンク１１８の両方のコンポーネントキャリアの数は、時間にわたって変化し、本明細書の例によって限定されるわけではない。例えば、時間ごとに、基地局１０２は、それがサービス提供するマルチキャリアユーザ機器１１６、１２２のために複数のアップリンクおよびダウンリンクのＣＣを構成および再構成しうる。

[0033] 図１は、さらに、第２の順方向リンク１２６を通して第２のユーザ機器１２２への情報の送信と、第２の逆方向リンク１２４を通して第２のユーザ機器１２２からの情報の受信とが可能になるように、例えば、基地局１０２の第３のアンテナ１０８および第４のアンテナ１１０と通信する第２のユーザ機器１２２を示す。周波数分割複信（ＦＤＤ）システムにおいて、図１に示されるコンポーネントキャリア１１８、１２０、１２４、１２６は、通信に異なる周波数を利用しうる。例えば、第１の順方向リンク１２０は、第１の逆方向リンク１１８で使用された周波数とは異なる周波数を使用しうる。

[0034] 各アンテナグループおよび／またはそれらが通信するように設計されたエリアは、基地局１０２のセクタと呼ばれうる。例えば、図１に示されたアンテナグループは、基地局１０２の異なるセクタ内のユーザ機器１１６、１２２と通信するように設計されうる。順方向リンク１２０および１２６上で、基地局１０２の送信アンテナは、異なるユーザ機器１１６および１２２への順方向リンクの信号対ノイズ比を改善するために、ビームフォーミングを利用しうる。カバレッジエリア全体に分散したユーザ機器に送信するためにビームフォーミングを使用することで、隣接セルのユーザ機器への干渉量が減少しうる。

[0035] 例示的なマルチキャリア通信システム１００は、制御チャネルおよびトラフィックチャネルに分類される論理チャネルを含みうる。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャストするためのダウンリンクチャネルであるブロードキャスト制御チャネル（broadcast control channel）（ＢＣＣＨ）、ページング情報を転送するダウンリンクチャネルであるページング制御チャネル（paging control channel）（ＰＣＣＨ）、マルチメディアブロードキャストおよびマルチキャストサービス（multimedia broadcast and multicast service）（ＭＢＭＳ）スケジューリングおよび１または複数のマルチキャストトラフィックチャネル（multicast traffic channels）（ＭＴＣＨ）についての制御情報を送信するために使用されるポイント・ツー・マルチポイントダウンリンクチャネルであるマルチキャスト制御チャネル（multicast control channel）（ＭＣＣＨ）を含みうる。一般的に、無線リソース制御（ＲＲＣ）接続を確立した後、ＭＣＣＨは、ＭＢＭＳを受信するユーザ機器によってのみ使用されうる。専用制御チャネル（Dedicated control channel）（ＤＣＣＨ）は、ＲＲＣ接続を有するユーザ機器によって使用されるユーザ固有制御情報のような専用制御情報を送信するポイント・ツー・ポイント双方向チャネルである別の論理制御チャネルである。共通制御チャネル（Common control channel）（ＣＣＣＨ）は、さらに、ランダムアクセス情報のために使用されうる論理制御チャネルでありうる。論理トラフィックチャネルは、ユーザ情報を転送するための、１つのユーザ機器専用のポイント・ツー・ポイント双方向チャネルである専用トラフィックチャネル（dedicated traffic channel）（ＤＴＣＨ）を備えうる。さらに、マルチキャストトラフィックチャネル（ＭＴＣＨ）は、トラフィックデータのポイント・ツー・マルチポイントダウンリンク送信に使用されうる。

[0036] 加えて、通信システム内の様々な論理転送チャネルは、ダウンリンク（ＤＬ）およびアップリンク（ＵＬ）に分類されうる。ＤＬ転送チャネルは、ブロードキャストチャネル（broadcast channel）（ＢＣＨ）、ダウンリンク共有データチャネル（downlink shared data channel）（ＤＬ−ＳＤＣＨ）、マルチキャストチャネル（multicast channel）（ＭＣＨ）、ページングチャネル（Paging Channel）（ＰＣＨ）を含みうる。ＵＬ転送チャネルは、ランダムアクセスチャネル（random access channel）（ＲＡＣＨ）、要求チャネル（request channel）（ＲＥＱＣＨ）、アップリンク共有データチャネル（uplink shared data channel）（ＵＬ−ＳＤＣＨ）、および、複数の物理チャネルを含みうる。物理チャネルは、さらに、ダウンリンクチャネルとアップリンクチャネルのセットを含みうる。

[0037] ダウンリンク物理チャネルは、共通パイロットチャネル（ＣＰＩＣＨ）、同期チャネル（ＳＣＨ）、共通制御チャネル（ＣＣＣＨ）、共有ダウンリンク制御チャネル（ＳＤＣＣＨ）、マルチキャスト制御チャネル（ＭＣＣＨ）、共有アップリンク割当チャネル（ＳＵＡＣＨ）、アクノレッジメントチャネル（ＡＣＫＣＨ）、ダウンリンク物理共有データチャネル（ＤＬ−ＰＳＤＣＨ）、アップリンク電力制御チャネル（ＵＰＣＣＨ）、ページングインジケータチャネル（ＰＩＣＨ）、負荷インジケータチャネル（ＬＩＣＨ）、物理ブロードキャストチャネル（ＰＢＣＨ）、物理制御フォーマットインジケータチャネル（ＰＣＦＩＣＨ）、物理ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）、物理ハイブリッドＡＲＱインジケータチャネル（ＰＨＩＣＨ），物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）、物理マルチキャストチャネル（ＰＭＣＨ）のうちの少なくとも１つを含みうる。アップリンク物理チャネルは、物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）、チャネル品質インジケータチャネル（ＣＱＩＣＨ）、アクノレッジメントチャネル（ＡＣＫＣＨ）、アンテナサブセットインジケータチャネル（ＡＳＩＣＨ）、共有要求チャネル（ＳＲＥＱＣＨ）、アップリンク物理共有データチャネル（ＵＬ−ＰＳＤＣＨ）、ブロードバンドパイロットチャネル（ＢＰＩＣＨ）、物理アップリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）、および物理アップリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）のうちの少なくとも１つを含みうる。

[0038] さらに、開示される様々な実施形態を説明する際に、以下の用語および特徴が使用されうる：
３ＧＰＰ 第３世代パートナーシッププロジェクト
ＡＭＣ 適応変調およびコード化
ＢＴＳ トランシーバ基地局
^ＣＣ コンポーネントキャリア
ＣＳＩ チャネル状態情報
ＣＱＩ チャネル品質インジケータ
ＤＣＩ ダウンリンク制御情報
ＤＦＴ−Ｓ−ＯＦＤＭ 離散フーリエ変換拡散ＯＦＤＭ
ＤＬ ダウンリンク（基地局から加入者への送信）
Ｅ−ＵＴＲＡＮ 次世代型ＵＭＴＳ地上無線アクセスネットワーク
ｅＮＢ 発展型ノードＢ
ＦＤＤ 周波数分割複信
ＬＴＥ ロングタームエボリューション
ＭＩＭＯ 多入力多出力
ＯＦＤＭＡ 直交周波数分割多元接続
ＰＤＣＣＨ 物理ダウンリンク制御チャネル
ＰＤＳＣＨ 物理ダウンリンク共有チャネル
ＰＭＩ プリコーディング行列インジケータ
ＰＣＣ プライマリコンポーネントキャリア
ＰＵＣＣＨ 物理アップリンク制御チャネル
ＰＵＳＣＨ 物理アップリンク共有チャネル
ＲＩ ランクインジケータ
^{ＳＣＣ セカンダリコンポーネントキャリア}
ＳＩＭＯ 単一入力多出力
ＵＬ アップリンク
[0039] 図２は、図１に関して説明されたものでありうる例示的なマルチキャリア無線通信システム２００のさらなる態様を示すブロック図である。示されるように、システム２００は、基地局２１０（「送信機システム（transmitter system）」、「アクセスポイント（access point）」、または、「ｅノードＢ（eNodeB）」とも呼ばれる）と、ユーザ機器２５０（「受信機システム（receiver system）」、または「アクセス端末（access terminal）」）とも呼ばれる）とを備える。基地局２１０は送信機システムと呼ばれ、ユーザ機器２５０は受信機システムと呼ばれるが、示されるように、これらのシステムが双方向で通信しうることは認識されるだろう。そういうものとして、「送信機システム」および「受信機システム」という用語は、一方のシステムからの単一方向通信に制限されるわけではない。さらに、図２の送信機システム２１０および受信機システム２５０が、各々、複数の他の受信機システムおよび送信機システムと通信しうることにも注意されたい。

[0040] 基地局２１０において、多数データストリームについてのトラフィックデータが、データソース２１２から送信（ＴＸ）データプロセッサ２１４に提供される。各データストリームは、それぞれの送信機システムにわたって送信されうる。ＴＸデータプロセッサ２１４は、各データストリームについてのトラフィックデータを、そのデータストリームに対して選択された特定のコード化スキームに基づいて、形式化、コード化、インターリーブし、コード化データを提供する。各データストリームのコード化データは、例えば、ＯＦＤＭ技術を使用して、パイロットデータと多重化されうる。パイロットデータは、典型的に、既知の方法で処理される既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用されうる。次に、各データストリームについての多重化されたパイロットデータとコード化データとは、そのデータストリームに対して選択された特定の変調スキーム（例えば、ＢＰＳＫ、ＱＳＰＫ、Ｍ−ＰＳＫ、または、Ｍ−ＱＡＭ）に基づいて、変調（シンボルマップ）され、変調シンボルが提供されうる。各データストリームについてのデータレート、コード化および変調は、送信機システム２１０のプロセッサ２３０によって実行される命令によって決定されうる。

[0041] 本明細書の例において、全てのデータストリームについての変調シンボルは、さらなる処理を実行できる（例えば、ＯＦＤＭのために）ＴＸ ＭＩＭＯプロセッサ２２０に提供されうる。次に、ＴＸ ＭＩＭＯプロセッサ２２０は、Ｎ_Ｔ個の変調シンボルストリームをＮ_Ｔ個の送信機システムトランシーバ（ＴＭＴＲ）２２２ａ〜２２２ｔに提供しうる。ＴＸ ＭＩＭＯプロセッサ２２０は、さらに、ビームフォーミング重みを、データストリームのシンボル、および、シンボルが送信されるアンテナ２２４に適用しうる。

[0042] 基地局２１０のトランシーバ２２２ａ〜２２２ｔは、それぞれのシンボルストリームを受信および処理し、１または複数のアナログ信号を提供し、アナログ信号をさらに調整して、送信に適した変調信号（modulated signal）を提供しうる。いくつかのシステムにおいて、調整することは、増幅、フィルタリング、アップコンバージョンなどのような動作を含むが、それらに限定されるわけではない。次に、トランシーバ２２２ａ〜２２２ｔによって生成された変調信号が、図２に示されるように、送信機システム２１０のアンテナ２２４ａ〜２２４ｔから送信される。

[0043] ユーザ機器２５０において、送信された変調信号は、アンテナ２５２ａ〜２５２ｒによって受信され、受信機システムのアンテナ２５２ａ〜２５２ｒの各々からの受信信号は、それぞれのトランシーバ（ＲＣＶＲ）２５４ａ〜２５４ｒに提供されうる。ユーザ機器２５０の各トランシーバ２５４ａ〜２５４ｒは、それぞれの受信信号を調整し、調整信号をデジタル化してサンプルを提供し、サンプルをさらに処理して対応する「受信された」シンボルストリームを提供しうる。調整することは、増幅、フィルタリング、ダウンコンバージョンなどの動作を含むが、それらに限定されるわけではない。

[0044] ＲＸデータプロセッサ２６０は、特定の受信機処理技術に基づいてトランシーバ２５４ａ〜２５４ｒからのシンボルストリームを受信および処理し、複数の「検出された」シンボルストリームを提供しうる。１つの例において、検出されたシンボルストリームの各々は、対応するデータストリームに対して送信されたシンボルの推定であるシンボルを含みうる。ＲＸデータプロセッサ２６０は、検出されたシンボルストリームの各々を復調、デインターリーブ、および復号して、対応するデータストリームについてのトラフィックデータを復元することができる。ＲＸデータプロセッサ２６０による処理は、送信機システム２１０のＴＸ ＭＩＭＯプロセッサ２２０およびＴＸデータプロセッサ２１４によって実行される処理に相補的である。ＲＸデータプロセッサ２６０は、さらに、処理されたシンボルストリームをデータシンク２６４に提供できる。

[0045] チャネル応答推定は、ＲＸデータプロセッサ２６０によって生成され、受信機システムにおいて空間／時間処理を実行し、電力レベルを調整し、変調レートまたはスキームを変更し、および／または、他の適切な動作を行うために使用されうる。加えて、ＲＸデータプロセッサ２６０は、検出されたシンボルストリームの信号対ノイズ（ＳＮＲ）および信号対干渉比（ＳＩＲ）のようなチャネル特性をさらに推定できる。次に、ＲＸデータプロセッサ２６０は、推定されたチャネル特性をプロセッサ２７０に提供できる。１つの例において、受信機システムのＲＸデータプロセッサ２６０および／またはプロセッサ２７０は、通信リンクおよび／または受信されたデータストリームについての情報を含みうるチャネル状態情報（ＣＳＩ）を導き出すことができる。

[0046] ＣＳＩは、例えば、チャネル条件につての異なるタイプの情報を含みうる。例えば、ＣＳＩは、基地局２１０によって構成された各ＣＣについてのランクインジケータ（ＲＩ）、チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）および／または、プリコーディング行列インデックス（ＰＭＩ）を含むことができる。プロセッサ２７０は、ユーザ機器２５０による使用に対して構成されたキャリアの１または複数につていのＰＭＩ、ＣＱＩ、および／またはＲＩを含むＣＳＩ報告を生成できる。ＣＳＩ報告は、各々が異なるタイプのＣＳＩおよび／またはペイロードサイズを含みうる既定の報告タイプのセットから選択されうる。

[0047] 周期的に、または、送信機システム２１０によってトリガされると、ユーザ機器２５０は、コンポーネントキャリアのうちの１または複数についてのＣＳＩを有するＣＳＩ報告を送信しうる。周期的なＣＳＩ報告は、無線リソース制御（ＲＲＣ）シグナリングを介して基地局２１０によって各コンポーネントキャリアに対して準静的（semi-statically）に構成されうる。この構成は、特定のコンポーネントキャリアについて、ＣＳＩ報告が行われるタイミング、および、ＣＳＩ報告のタイプを特定しうる。例えば、この構成は、構成された各ＣＣについての周期性を示しうる。結果として、異なるＣＣについてのＣＳＩ報告、および／または、各ＣＣについての異なるタイプのＣＳＩは、同一のサブフレームで送信される予定となりうる（すなわち、送信は衝突しうる）。

[0048] 例えば、コンポーネントキャリア＃１についてのＣＳＩ報告が、３つのサブフレームの報告期間に対して構成され、コンポーネントキャリア＃２についてのＣＳＩ報告が４つの送信サブフレームの報告期間に対して構成された場合、２つのＣＳＩ報告は、１２（すなわち、３と４の最小公倍数）個のサブフレームごとに衝突しうる。いくつかのケースにおいて、ＣＳＩを報告するために利用可能なペイロードサイズは、特定のサブフレームで送信される予定のすべてのＣＳＩを収納する（accommodate）のに十分ではない可能性があり、ユーザ機器２５０は、コンポーネントキャリアのセットにわたって、および、コンポーネントキャリアのセット内でＣＳＩの優先順位を決定しうる。

[0049] 送信機システム２１０によって受信されたＣＳＩ報告は、例えば、スケジューリング、ＭＩＭＯセッティング、変調およびコード化の選択に関して適切な決定を行うために使用され、異なる制御フォーマットを使用してユーザ機器２５０によって送信されうる。例えば、ＣＳＩ報告は、ＬＴＥリリース８に対して定義されたＰＵＣＣＨフォーマット２／２Ａ／２Ｂのようなフォーマット、または、ＬＴＥリリース１０に対して提案されたＰＵＣＣＨフォーマット３のようなＤＦＴ−Ｓ−ＯＦＤＭフォーマットを使用して１または複数のアップリンクコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル（physical uplink control channel）（ＰＵＣＣＨ）において基地局２１０に送られうる。

[0050] 受信機システム２５０は、空間的に多重化された信号を受信および処理することができる。空間多重化は、送信機システムのアンテナ２２４ａ〜２２４ｔ上で異なるデータストリームを多重化および送信することによって送信機システム２１０で実行されうる。これは、同一のデータストリームが複数の送信機システムのアンテナ２２４ａ〜２２４ｔから送られる送信ダイバーシティスキームの使用とは対照的である。空間的に多重化された信号を受信および処理するＭＩＭＯ通信システムにおいて、送信機システムのアンテナ２２４ａ〜２２４ｔの各々から送信される信号が互いに十分非相関であることを確実にするために、典型的に、プリコーディング行列が送信機システム２１０で使用されうる。この非相関により、任意の特定の受信機システムのアンテナ２５２ａ〜２５２ｒに到着する複合信号が受信され、個々のデータストリームが、他の送信機システムのアンテナ２２４ａ〜２２４ｒから他のデータストリームを伝達する信号の存在下で決定されうることが確実になる。

[0051] ストリーム間の相互相関の量が環境により影響を受けうるため、受信機システム２５０にとって、受信信号についての情報を送信機システム２１０にフィードバックすることは有益である。例えば、送信機システム２１０および受信機システム２５０は両方とも、多数のプリコーディング行列と共にコードブックを含みうる。これらのプリコーディング行列の各々は、いくつかの例において、受信信号において経験される相互相関の量に関連する。行列内の値よりもむしろ特定の行列のインデックスを送ることが有益であるため、受信機システム２５０は、ＰＭＩ情報を有するＣＳＩ報告を送信機システム２１０に送りうる。空間多重化において多くの個々のデータストリームをどのように使用するかを送信機システム２１０に示すランクインジケータ（ＲＩ）がさらに送信されうる。

[0052] システム２００は、さらに、上記に説明された空間的に多重化されたスキームの代わりに送信ダイバーシティスキームを利用しうる。これらの例において、同一のデータストリームは、送信機システムのアンテナ２２４ａ〜２２４ｔにわたって送信される。受信機システム２５０に配信されるデータレートは、典型的に、空間的に多重化されたＭＩＭＯ通信システム２００よりも低い。送信ダイバーシティスキームは、通信チャネルのロバスト性および信頼性を提供できる。送信機システムのアンテナ２２４ａ〜２２４ｔから送信された信号の各々は、異なる干渉環境（例えば、フェーディング、反射、マルチパス位相シフト）を経験するだろう。受信機システムのアンテナ２５２ａ〜２５４ｒで受信される異なる信号特性は、適切なデータストリームの決定に有益でありうる。

[0053] 他の例は、空間多重化および送信ダイバーシティの組み合わせを利用しうる。例えば、４つのアンテナ２２４を有するシステムにおいて、第１のデータストリームは、複数のアンテナのうちの２つで送信され、第２のデータストリームは、残りの２つのアンテナで送信されうる。これらの例示的なシステムにおいて、チャネルについてのランクインジケータが、プリコーディング行列のフルランクよりも低い整数に設定され、それは、空間多重化と送信ダイバーシティとの組み合わせを用いるように送信機システム２１０に指示する。

[0054] 送信機システム２１０において、受信機システム２５０からの変調信号は、アンテナ２２４によって受信され、トランシーバ２２２によって調整され、復調器２４０によって復調され、ＲＸデータプロセッサ２４２によって処理され、受信機システム２５０によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。次に、送信機システム２１０のプロセッサ２３０は、さらなる順方向リンク送信にどのプリコーディング行列を使用するか決定しうる。プロセッサ２３０は、さらに、受信信号を使用して、さらなる順方向リンク送信のためにビームフォーミング重みを調整することができる。

[0055] 前に示されたように、ユーザ機器２５０からのＣＳＩ報告は、例えば、１または複数のデータストリームに使用されるデータレート並びにコード化および変調スキームを決定するために使用されうる。次に、決定されたコード化および変調スキームは、量子化するため、および／または受信機システム２５０への後の送信に使用するために、送信機システム２１０の１または複数の送信機システムのトランシーバ２２２ａ〜２２２ｒに提供されうる。加えて、および／または、代替的に、報告されたＣＳＩは、送信機システム２１０のプロセッサ２３０によって使用され、ＴＸデータプロセッサ２１４およびＴＸ ＭＩＭＯプロセッサ２２０に対する様々な制御が生成されうる。トラフィックデータ、および／または、送信機システム２１０のＲＸデータプロセッサ２４２によって処理される他の情報がデータシンク２４４に提供されうる。

[0056] 基地局２１０のプロセッサ２３０およびユーザ機器２５０のプロセッサ２７０がそれぞれのデバイスにおいて実行される動作を指揮することは認識されるだろう。特に、プロセッサ２３０、２７０は、本明細書に説明されるように、ＣＳＩ報告に関連した異なるアルゴリズムを実行するためのステップのシーケンスを実行するための命令を実行できる。加えて、送信機システム２１０のメモリ２３２および受信機システム２５０のメモリ２７２は、それぞれ、送信機システムのプロセッサ２３０および受信機システムのプロセッサ２７０によって使用される命令およびデータのための記憶装置を提供できる。

[0057] 本開示したがって、マルチキャリアＵＥは、特定のサブフレームにおいて１または複数のコンポーネントキャリアに関連付けられたＣＳＩを送るための優先順位を決定しうる。優先順位は、構成されたＣＣの順序に基づきうる。例えば、優先順位は、特定のコンポーネントキャリアについての相互キャリアインジケーションフィールド（cross-carrier indication field）（ＣＩＦ）の値などの、対応するＲＲＣ構成インデックスに少なくとも部分的に基づきうる。ＣＳＩは、さらに、報告されるＣＳＩのタイプに基づいて優先順位が決定されうる。例えば、ＵＥは、その構成済みＣＣのうちの異なる１つについての異なるタイプのＣＳＩ報告を送るように構成されうる。次に、異なる報告タイプが、ＣＣにわたって異なる優先順位を有するＣＳＩ情報を含みうる。

[0058] ２つのコンポーネントキャリアで構成されたＵＥのケースにおいて、１つのコンポーネントキャリアは、プライマリコンポーネントキャリア（primary component carrier）（ＰＣＣ）に指定され、もう一つのコンポーネントキャリアは、セカンダリコンポーネントキャリア（secondary component carrier）（ＳＣＣ）に指定されうる。ＰＣＣおよびＳＣＣに対して構成されたＣＳＩ報告がアップリンクサブフレームで衝突する場合、その特定のサブフレームにおいて、ＵＥがＰＣＣについてのＣＳＩ報告を優先し、ＳＣＣについてのＣＳＩ報告をドロップするように、ＰＣＣについてのＣＳＩ報告は、ＳＣＣについてのＣＳＩ報告よりも高い優先順位が与えられうる。

[0059] ２つよりも多くのダンリンクコンポーネントキャリアに対して構成されたＵＥの場合、１つのコンポーネントキャリアは、プライマリコンポーネントキャリア（ＰＣＣ）に指定され、他のコンポーネントキャリアは、セカンダリコンポーネントキャリア（ＳＣＣ）に指定されうる。ＳＣＣは、さらに、それらのキャリアインジケータフィールド（ＣＩＦ）の値のような対応するＲＲＣ構成インデックスにしたがって順序付けられ、および／または、送信モードにしたがって順序付けられうる。送信モードにしたがって順序付けられた場合、ＭＩＭＯキャリアは、ＳＩＭＯキャリアよりも高い優先順位が与えられうる。１つの例において、ＳＣＣは、それらのキャリア周波数にしたがって順序付けられる。衝突が生じた場合、ＣＳＩは優先順位にしたがって報告され、より低い優先順位のＣＣについてのＣＳＩまたはＣＳＩタイプは特定のサブフレームにおいてドロップされうる。

[0060] いくつかの例において、マルチキャリアＵＥは、ＤＦＴ−Ｓ−ＯＦＤＭ波形と互換性のあるＰＵＣＣＨフォーマットを使用するように構成される。例えば、ＵＥは、ＤＦＴ−Ｓ−ＯＦＤＭ波形と、ＬＴＥリリース１０フォーマット３のようなＰＵＣＣＨフォーマットとを使用するように構成されうる。この場合、ＰＵＣＣＨペイロードは、１つのサブフレームにおいて１よりも多くのＣＳＩ報告を収容しうる。１つのＣＳＩ報告だけが特定のサブフレームで送信される予定である場合、ＵＥは、ＰＵＣＣＨフォーマット２／２Ａ／２Ｂに逆戻り（fall back）しうる。そうでない場合、優先順位にしたがってＣＳＩおよび／またはＣＳＩ報告を多重化することで利用可能なペイロードを満たしうる。ＵＥは、さらに、多重化されたペイロードを生成する際に、タイプおよび／またはコンポーネントキャリアにしたがってＣＳＩを順位付けしうる。

[0061] 加えて、マルチキャリアＵＥは、その構成済みＣＣのアクティブ化状態に関して、ＣＳＩ報告の優先順位を決定しうる。あらゆる所与の時間に、構成済みＣＣは、例えば、サービング基地局によって決定されるように、アクティブ化であるか非アクティブ化であるかのいずれかでありうる。その構成に依存して、ＵＥは、優先順位決定に関係なく、ＣＣが非アクティブ化される間、ＣＳＩ報告を停止しうる。代替的に、予め決定されたパターンまたはビットシーケンスが非アクティブ化ＣＣについてのＣＳＩの代わりに送信されうる。

[0062] ＵＥが複数（２以上）のコンポーネントキャリアと、同時に１よりも多くのＣＳＩ報告を収納できる最大ペイロードサイズを有するＰＵＣＣＨフォーマットとで構成される場合、それは、同一のサブフレームにおいて、複数の構成済みＣＣのうちの異なるものについての複数のＣＳＩエレメントおよび／または複数のＣＳＩ報告を利用可能なペイロードサイズまで多重化しうる。特定のサブフレームで送信される予定のすべてのＣＳＩ報告が、ＰＵＣＣＨペイロードに多重化されうる場合、ＵＥは、優先順位決定を使用して、ＰＵＣＣＨペイロード内のＣＳＩエレメントおよび／またはＣＳＩ報告を順位付けしうる。特定の時間スロットで送信される予定のすべてのＣＳＩ報告がＰＵＣＣＨペイロードに多重化されない（収まらない）場合、ＵＥは、第１の優先順位にしたがってＣＳＩ報告のサブセットを選択し、第２の優先順位にしたがってＰＵＣＣＨペイロード内の選択されたＣＳＩ報告を順位付けうる。

[0063] ＣＳＩ報告の選択およびＰＵＣＣＨペイロード内での順序付けは、ＣＳＩ報告タイプ、コンポーネントキャリアのキャリアインデックス、ＣＣに関連付けられたサブ帯域周波数、あるいは、それらの任意の組み合わせに基づきうる。１つの態様では、優先順位決定は、所与のサブフレームにおいてＣＳＩの１つのタイプ（例えば、ＲＩ、ＣＱＩ、またはＰＭＩ）だけを選択および優先順位決定することを含むか、あるいは、優先順位は、異なるタイプのＣＳＩエレメントの組み合わせ（例えば、ＲＩ＆ＣＱＩ、ＲＩ＆ＰＭＩ、ＣＱＩ＆ＰＭＩ）を含みうる。１つの例として、ＣＣのグループ内で、ＲＩ報告は、ＣＱＩ報告、ＰＭＩ報告、サブ帯域ＣＱＩ報告のどれよりも優先されうる。さらに、ＰＣＣについてのＣＳＩは、セカンダリコンポーネントキャリアについてのＣＳＩよりも優先されうる。

[0064] ＵＥは、ＭＩＭＯ（多入力多出力）コンポーネントキャリアおよび／またはＳＩＭＯ（単一入力多出力）コンポーネントキャリアで構成されうる。ＭＩＭＯコンポーネントキャリアについてのＣＳＩ報告は、ＳＩＭＯコンポーネントキャリアに関連付けられたＣＳＩ報告よりも優先されうる。ＭＩＭＯコンポーネントキャリアに関連付けられたＣＳＩ報告は、ＣＳＩ報告タイプ（例えば、ＲＩ、ＣＱＩ、ＰＭＩ、およびサブ帯域ＰＭＩ）の順に優先順位が決定され、および／または、ＭＩＭＯコンポーネントキャリアのキャリアインデックス、ＭＩＭＯコンポーネントキャリアのサブ帯域周波数、またはそれらの組み合わせにしたがって順序付けられうる。

[0065] 複数のＣＳＩ報告を多重化する際、ＵＥは、送信が予定される複数のＣＳＩ報告のサイズが最大ＰＵＣＣＨペイロードサイズを超えた場合に、ＰＵＣＣＨペイロードに対するＣＳＩ報告の数を最大化するように構成されうる。例えば、優先順位決定は、最初に、ビット幅が最小のＣＳＩ報告コンポーネントを選択し、その後、最大ＰＵＣＣＨペイロードサイズに到達するまで、次に小さいビット幅のＣＳＩ報告コンポーネントを選択することを含みうる。

[0066] ＵＥは、構成済みＣＣのうちの１または複数をアクティブ化されるものに指定し、１または複数の構成済みＣＣを非アクティブ化されるものに指定するＲＲＣシグナリングを受信しうる。ＵＥは、アクティブ化されたコンポーネントキャリアの場合のみ、最大ペイロードサイズに到達するまで、または、アクティブ化されたコンポーネントキャリアについてのすべてのＣＳＩが多重化されるまで、優先順位に基づいてＣＳＩを多重化するように構成されうる。代替的に、ＵＥは、最大ペイロードサイズに到達するまで、または、サブフレーム内のアクティブ化コンポーネントキャリアおよび非アクティブ化コンポーネントについてのすべてのＣＳＩ報告が多重化されるまで、１または複数のアクティブ化コンポーネントキャリアについてのＣＳＩ報告と、ゼロパディングされたかあるいは他の予め決定されたパターンで満たされた１または複数の非アクティブ化コンポーネントキャリアについてのＣＳＩ報告とを多重化するように構成されうる。

[0067] ＣＳＩの多重化に要求されるペイロードサイズが最大ペイロードサイズよりも小さい場合、ＵＥは、各ＣＳＩ報告インスタンスにおいて最良のチャネル品質を有するコンポーネントキャリアについてのＣＳＩ報告およびキャリアインデックスを含みうる。最良のチャネル品質を有するコンポーネントキャリアがＭＩＭＯコンポーネントキャリアである１つの態様において、ＵＥは、決定された優先順位にしたがって、コンポーネントキャリアのＲＩ、コンポーネントキャリアのＣＱＩ、コンポーネントキャリアのＰＭＩのうちの１または複数を報告しうる。

[0068] 図３は、例示的なマルチキャリア無線通信システム３００のさらなる態様を示す機能ブロック図である。システム３００は、それぞれ、複数のダウンリンクコンポーネントキャリア３０９および複数のアップリンクコンポーネントキャリア３１０上で、情報、信号、データ、命令、コマンド、ビット、シンボルなどを受信および送信できるマルチキャリアＵＥ ３０１を含む。システム３００は、さらに、キャリアアグリゲーション（carrier aggregation）をサポートするｅノードＢ ３０５を含み、それは、それぞれ、複数のダウンリンクコンポーネントキャリア３０９および複数のアップリンクコンポーネントキャリア３１０上で、情報、信号、データ、命令、コマンド、ビット、シンボルなどを受信および送信できる。

[0069] ＵＥ ３０１は、図２に示された受信機システム２５０の１または複数のコンポーネントを含み、それは、ＵＥ ３０１のモジュールとして編成されるか、他の方法で構成されうる。ＵＥ ３０１は、本明細書に説明されるような、ダウンリンクコンポーネントキャリア３０９上で受信されうるＣＳＩ報告構成を決定するためのＣＳＩ構成モジュール３０２を含みうる。ＵＥ ３０１は、さらに、同一のサブフレームでの送信が予定されるＣＳＩエレメントおよびＣＳＩ報告の優先順位を決定するためのＣＳＩ優先順位決定モジュール３０３を含みうる。ＵＥ ３０１は、さらに、ＣＳＩおよび／またはＣＳＩ報告を順位付けして、サブフレームにおいてＣＳＩを報告するために利用可能なペイロードに収めるためのＣＳＩ多重化モジュール３１１を含みうる。加えて、ＵＥ ３０１は、ＣＳＩ優先順位決定モジュール３０３によって決定されたように、アップリンクコンポーネントキャリア３１０上でＣＳＩおよび／またはＣＳＩ報告を送信するためのＣＳＩ報告モジュール３０４を含む。

[0070] ｅノードＢ ３０５は、図２に示された送信機システム２１０の１または複数のコンポーネントを含み、それは、ｅノードＢ ３０５のモジュールとして編成されるか、他の方法で構成されうる。示されるように、ｅノードＢ ３０５は、１または複数のダウンリンクコンポーネントキャリア３０９についてのＣＳＩ報告構成をＵＥ ３０１に送るためのＣＳＩ構成モジュール３０６を含む。ＣＳＩ報告構成は、１または複数のＲＲＣメッセージでＵＥ ３０１に送られ、構成済みＣＣの各々について、報告インターバルおよびキャリアインデックスを含みうる。ｅノードＢ ３０５は、さらに、本明細書で説明されたように、アップリンクコンポーネントキャリア３１０のうちの１または複数の上でＵＥ ３０１からＣＳＩ報告を受信するためのＣＳＩ決定モジュール３０７を含みうる。

[0071] 図４は、ＵＥ ３０１のようなＵＥによって実施されうる本開示にしたがい例示的な方法を示すフローチャート４００である。動作４１０において、ＣＳＩ構成モジュール３０２のようなＵＥのコンポーネントは、複数のダウンリンクコンポーネントキャリア３０９のような、複数の構成済みコンポーネントキャリア内の各コンポーネントキャリアについてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告するための構成を決定する。

[0072] 動作４２０において、ＣＳＩ優先順位決定モジュール３０３のようなＵＥのモジュールは、構成済みＣＣのセット内で、ＣＳＩ報告のためのアクティブ化ＣＣのセットを識別する。動作４３０において、ＵＥは、第１のサブフレームについて、アクティブ化ＣＣのセット内のＣＣのうちの１または複数に関連付けられたＣＳＩを送信するための優先順位を決定しうる。ＣＳＩ優先順位決定モジュール３０３は、ＣＳＩ構成に少なくとも部分的に基づいて、ＣＳＩの優先順位を決定できる。前述されたように、優先順位決定は、アクティブ化ＣＣのセットにわたって実行され、ＳＣＣについてのＣＳＩよりもＰＣＣについてのＣＳＩを優先すること、キャリアインデックスまたは送信モードにしたがってＳＣＣの間で優先順位を決定すること、および／または、ＣＳＩタイプにしたがって優先順位を決定することを含みうる。動作４４０において、ＣＳＩ報告モジュール３０４のようなＵＥのモジュールは、複数のコンポーネントキャリアのうちの１または複数において、第１のサブフレームでＣＳＩ報告を送信する。ＣＳＩ報告は、１または複数のＣＣについての優先されたＣＳＩエレメントおよび／またはＣＳＩ報告を含みうる。ＣＳＩ報告モジュールは、アップリンクコンポーネントキャリア３１０上でＣＳＩ報告を送る。

[0073] 図５は、ＵＥ ３０１のようなＵＥによって実施されうる本開示にしたがい別の例示的な方法を示すフローチャート５００である。動作５１０において、ＣＳＩ構成モジュール３０２のようなＵＥのモジュールは、複数のダウンリンクコンポーネントキャリア３０９のような、ＵＥによる使用のために構成された複数のコンポーネントキャリア内の各コンポーネントキャリアについてのＣＳＩを報告するための構成を決定する。

[0074] 動作５２０において、ＵＥは、第１のサブフレームでＣＳＩを報告するために利用可能なペイロードサイズを決定する。ペイロードサイズは、ＣＳＩ報告モジュール３０４のようなモジュールによって決定され、構成済みの送信フォーマットに依存しうる。１つの特定の例において、ＵＥは、ＤＦＴ−Ｓ−ＯＦＤＭ波形を使用するように構成され、送信フォーマットは、ＰＵＣＣＨフォーマット３のようなＬＴＥ／Ａフォーマットでありうる。動作５３０において、ＵＥは、複数のＣＣのうちの１または複数に関連付けられたＣＳＩを送信するための優先順位を決定する。優先順位決定は、前述されたように、ＣＳＩ優先順位決定モジュール３０３によって実行され、複数のコンポーネントキャリアにわたってＣＳＩエレメントおよび／またはＣＳＩ報告に適用されうる。１つの例において、ＵＥは、最初にアクティブ化ＣＣのサブセットを決定し、次に、アクティブ化ＣＣだけに関連したＣＳＩの優先順位を決定する。

[0075] 動作５４０において、ＣＳＩは、第１のサブフレームで報告するために多重化される。多重化は、ＣＳＩ多重化モジュール３１１のような、ＵＥのモジュールによって実行されうる。多重化されるべきＣＳＩは、個々のＣＳＩエレメント（例えば、ＣＣ１のＲＩ、ＣＣ２のＰＭＩなど）、または、異なるＣＣについての個々のＣＳＩ報告（例えば、ＣＣ１のための報告タイプ３、ＣＣ３のための報告タイプ１）、またはそれらの組み合わせを含みうる。加えて、ＣＳＩ多重化モジュール３１１は、ＣＣインデックス、ＣＳＩタイプなどに基づいて利用可能なペイロード内でＣＳＩを順序付けしうる。例えば、第１のＣＣ（ＣＣ１）および第３のＣＣ（ＣＣ３）についてのＣＳＩが報告される予定である場合、ＵＥは、ＣＣにしたがって（例えば、ＣＣ１のＲＩ、ＣＣ１のＰＭＩ、ＣＣ１のＣＱＩ、ＣＣ３のＲＩ…）またはタイプにしたがって（ＣＣ１のＲＩ、ＣＣ３のＲＩ、ＣＣ１のＰＭＩ、ＣＣ３のＰＭＩ…）、ＣＳＩをペイロードに追加しうる。異なるＣＳＩ報告は、利用可能なペイロード内で同様に順序付けされうる。１つの例において、最良のＣＱＩを有するＣＣについてのキャリアインデックスおよびＣＳＩも、優先されたＣＳＩとの送信のために多重化されうる。

[0076] 第１のサブフレームでの報告が予定されるすべてのＣＳＩに対する利用可能なペイロードが十分でない場合、ＵＥは、より低い優先順位のＣＳＩおよび／またはＣＳＩ報告をドロップし、より高い優先順位のＣＳＩを利用可能なペイロードに収める。動作５３０において、ＣＳＩ報告モジュール３０４のような、ＵＥ内のモジュールは、優先順位に基づき、複数のアップリンクコンポーネントキャリア３１０のような複数のコンポーネントキャリアのうちの１または複数において、第１のサブフレームで多重化されたＣＳＩを送信する。多重化されたＣＳＩは、本開示の範囲から逸脱することなく、複数のＣＣについてのＣＳＩエレメントを備える単一のＣＳＩ報告、または、第１のサブフレームでの送信のために多重化された複数のＣＳＩ報告とみなされうる。

[0077] 図６は、ｅノードＢ ３０５のようなｅノードＢによって実施されうる本開示にしたがった例示的な方法を示すフローチャート６００である。動作６１０において、ＣＳＩ構成モジュール３０６のようなｅノードＢのコンポーネントは、ＵＥ ３０１のようなマルチキャリアＵＥに対して構成された、複数のダウンリンクコンポーネントキャリア３０９のような複数のコンポーネントキャリアにわたってＣＳＩ報告の優先順位を決定するためのＣＳＩ報告構成を決定する。

[0078] 動作６２０において、ＣＳＩ構成モジュール３０６のようなｅノードＢのコンポーネントは、複数のダウンリンクコンポーネントキャリア３０９のうちの１または複数上で、１または複数の無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージにおいてＣＳＩ報告構成をマルチキャリアＵＥに送信する。動作６０３において、ＣＳＩ決定モジュール３０７のようなｅノードＢのコンポーネントは、複数のアップリンクコンポーネントキャリア３１０のような複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの１または複数においてマルチキャリアＵＥから１または複数のＣＳＩ報告を受信する。ここで、１または複数のＣＳＩ報告は、複数のダウンリンクコンポーネントキャリア３０９のような複数のダウンリンクコンポーネントキャリアのうちの１または複数についてのＣＳＩを含み、ＣＳＩは、ＣＳＩ報告構成にしたがって優先順位が決定される。

[0079] 図７は、開示される様々な実施形態が実施されうる装置７００を示す。特に、装置７００は、図３に示されたｅノードＢ ３０５のようなｅノードＢの少なくとも一部、および／または図３に示されたＵＥ ３０１のようなユーザ機器の少なくとも一部、および／または、図２に描写された送信機システム２１０および受信機システム２５０のような送信機システムまたは受信機システムの少なくとも一部を備えうる。装置７００は、無線ネットワーク内に存在し、例えば、１または複数の受信機および／または適切な受信および復号回路（例えば、アンテナ、トランシーバ、復調器など）を介して着信データを受信できる。装置７００は、さらに、例えば、１または複数の送信機および／または適切な符号化および送信回路（例えば、アンテナ、トランシーバ、変調器など）を介して発信データを送信できる。加えて、または、代替的に、装置７００は、有線ネットワーク内に存在しうる。

[0080] 図７は、信号調整、分析などの１または複数の動作を実行するための命令を保持できるメモリ７０２を装置７００が含みうることをさらに示す。加えて、図７の装置７００は、メモリ７０２に記憶された命令および／または別のデバイスから受信された命令を実行できるプロセッサ７０４を含みうる。これらの命令は、例えば、装置７００または関連する通信装置を構成または操作することに関連しうる。図７に示されたメモリ７０２は単一のブロックで示されるが、それが個々の物理および／または論理ユニットを構成する２つ以上の別々のメモリを備えうることに注意されたい。加えて、メモリは、プロセッサ７０４に通信的に接続されているが、全体的または部分的に装置７００の外側に存在しうる。図３に示されたｅノードＢ ３０５およびＵＥ ３０１のような１または複数のコンポーネントがメモリ７０２のようなメモリ内に存在しうることは理解されるべきである。

[0081] 開示された実施形態に関して説明されたメモリが、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであること、あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含みうることは認識されるだろう。それに制限されない例として、不揮発性メモリは、読取専用メモリ（ＲＯＭ）、プログラマブルＲＯＭ（ＰＲＯＭ）、電気的プログラマブルＲＯＭ（ＥＰＲＯＭ）、電気的プログラマブル消去可能ＲＯＭ（ＥＥＰＲＯＭ）、またはフラッシュメモリを含みうる。揮発性メモリは、外部のキャッシュメモリとして動作するランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）を含みうる。それに制限されない例として、ＲＡＭは、同期ＲＡＭ（ＳＲＡＭ）、ダイナミックＲＡＭ（ＤＰＲＡＭ）、同期ＤＲＡＭ（ＳＤＲＡＭ）、ダブルデータレートＳＤＲＡＭ（ＤＤＲ ＳＤＲＡＭ）、エンハンスドＳＤＲＡＭ（ＥＳＤＰＲＡＭ）、同期リンクＤＲＡＭ（ＳＬＤＲＡＭ）、および、ダイレクトランバスＲＡＭ（ＤＲＲＡＭ（登録商標））のような多くの形態で利用可能である。

[0082] 図７の装置７００がユーザ機器またはモバイルデバイスとして用いられうること、および、例えば、ＳＤカード、ネットワークカード、無線ネットワークカード、コンピュータ（ラップトップ、デスクトップ、携帯情報端末ＰＤＡを含む）、モバイル電話、スマートフォン、あるいは、ネットワークにアクセスするために利用可能な他の適切な端末のようなモジュールでありうることに注意されたい。ユーザ機器は、アクセスコンポーネント（示されない）を用いてネットワークにアクセスする。１つの例において、ユーザ機器とアクセスコンポーネントとの間の接続は、本来無線であり、そこでは、アクセスコンポーネントが基地局であり、ユーザ機器が無線端末でありうる。例えば、その無線端末および基地局は、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）、周波数分割多元接続（ＦＤＭＡ）、直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）、フラッシュＯＦＤＭＡ、直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）、あるいは、任意の他の適切なプロトコルを含むがそれらに限定されない任意の適切な無線プロトコルを用いて通信しうる。

[0083] アクセスコンポーネントは、有線ネットワークまたは無線ネットワークに関連付けられたアクセスノードでありうる。これを受けて、アクセスコンポーネントは、例えば、ルータ、スイッチなどでありうる。アクセスコンポーネントは、他のネットワークノードと通信するための、例えば、通信モジュールのような１または複数のインターフェースを含みうる。加えて、アクセスコンポーネントは、セルラタイプのネットワークにおける基地局（あるいは、無線アクセスポイント）であり、ここにおいて、基地局（または、無線アクセスポイント）は、複数の加入者に無線カバレッジエリアを提供するために利用される。そのような基地局（または、無線アクセスポイント）は、１または複数のセルラ電話および／または他の無線端末に連続的なカバレッジエリアを提供するように配置されうる。

[0084] 本明細書で説明された実施形態および特徴が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実施されうることは理解されるべきである。本明細書で説明された様々な実施形態は、方法またはプロセスの一般的なコンテンツで説明され、それは、１つの実施形態において、ネットワーク環境にあるコンピュータによって実行されるプログラムコードのようなコンピュータ実行可能な命令を含むコンピュータ読取可能な媒体に組み込まれたコンピュータプログラムプロダクトによって実施されうる。上述されたように、メモリおよび／または、コンピュータ読取可能な媒体は、読取専用メモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、コンパクトディスク（ＣＤ）、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）などを含むがそれらに限定されるわけではない取り外し可能な記憶デバイスおよび取り外し不可能な記憶デバイスを含みうる。ソフトウェアで実施されると、複数の機能は、コンピュータ読取可能な媒体上の１または複数の命令またはコードとして記憶または送信されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある箇所から別の箇所へのコンピュータプログラムの移送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体でありうる。それに制限されない例として、そのようなコンピュータ読取可能な媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、または、他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、汎用コンピュータまたは専用コンピュータあるいは汎用プロセッサまたは専用プロセッサによってアクセス可能であり、所望のプログラムコード手段を複数の命令またはデータ構造の形態で搬送または記憶するために使用されうるあらゆる他の媒体を備えうる。

[0085] さらに、任意の接続は、当然、コンピュータ読取可能媒体と呼ばれうる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線（ＤＳＬ）を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースからソフトウェアが送信される場合、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、ＤＳＬは、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク（disk）およびディスク（disc）は、コンパクトディスク（ＣＤ）、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）、フロッピー（登録商標）ディスク、ブルーレイディスクを含む。ここで、ディスク（disk）は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク（disc）は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲に含まれうる。

[0086] 一般的に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか、特定の抽象的なデータタイプを実施するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含みうる。コンピュータ実行可能な命令、関連するデータ構造、およびプログラムモジュールは、本明細書に開示された方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を示す。そのような実行可能な命令または関連するデータ構造の特定のシーケンスは、そのようなステップまたはプロセスで説明された機能を実施するための対応する動作の例を表す。

[0087] 本明細書に開示された態様に関して説明された様々な実例となる論理、論理ブロック、モジュール、回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらのあらゆる組み合わせで実施または実行されうる。汎用プロセッサはマクロプロセッサでありうるが、代替として、そのプロセッサは、あらゆる従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンでありうる。プロセッサは、さらに、例えば、ＤＳＰとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアに関連した１または複数のマイクロプロセッサ、あるいは、あらゆる他のそのような構成の組み合わせなど、コンピューティングデバイスの組み合わせとして実施されうる。加えて、少なくとも１つのプロセッサは、上で説明されたステップおよび／または動作のうちの１または複数を実行するように動作可能な１または複数のモジュールを備えうる。

[0088] ソフトウェア実施について、本明細書で説明された技術は、本明細書で説明された機能を実行するモジュール（例えば、プロシージャ、機能など）を用いて実施されうる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶され、プロセッサよって実行されうる。メモリユニットは、プロセッサ内でおよび／またはプロセッサの外側で実施され、このケースにおいて、それは、当技術分野で知られているように、様々な手段を通してプロセッサに通信的に結合されうる。さらに、少なくとも１つのプロセッサは、本明細書で説明された機能を実行するように動作可能な１または複数のモジュールを含みうる。

[0089] 本明細書で説明された技術は、ＣＤＭＡ、ＴＤＭＡ、ＦＤＭＡ、ＯＦＤＭＡ、ＳＣ−ＦＤＭＡのような様々な無線通信システムおよび他のシステムのために使用されうる。「システム（system）」および「ネットワーク（network）」という用語は、交換して使用されることが多い。ＣＤＭＡシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス（Universal Terrestrial Radio Access）（ＵＴＲＡ）、ｃｄｍａ２０００などの無線技法を実施しうる。ＵＴＲＡは、広帯域ＣＤＭＡ（Ｗ−ＣＤＭＡ）およびＣＤＭＡの他の変形を含む。さらに、ｃｄｍａ２０００は、ＩＳ−２０００、ＩＳ−９５、ＩＳ−８５６標準をカバーする。ＴＤＭＡシステムは、移動通信のためのグローバルシステム（Global System for Mobile Communications）（ＧＳＭ（登録商標））のような無線技法を実施しうる。ＯＦＤＭＡシステムは、次世代型ＵＴＲＡ（Ｅ−ＵＴＲＡ）、ウルトラモバイルブロードバンド（ＵＭＢ）、ＩＥＥＥ ８０２．１１（Ｗｉ−Ｆｉ）、ＩＥＥＥ ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ）、ＩＥＥＥ ８０２．２０、フラッシュＯＦＤＭ（登録商標）などのような無線技法を実施しうる。ＵＴＲＡおよびＥ−ＵＴＲＡは、ユニバーサル・モバイル通信システム（Universal Mobile Telecommunication System）（ＵＭＴＳ）の一部である。３ＧＰＰロングタームエボリューション（ＬＴＥ）は、Ｅ−ＵＴＲＡを使用するＵＭＴＳのリリースであり、Ｅ−ＵＴＲＡは、ダウンリンクでＯＦＤＭＡを、アップリンクでＳＣ−ＦＤＭＡを採用する。ＵＴＲＡ、Ｅ−ＵＴＲＡ、ＵＭＴＳ、ＬＴＥ、ＧＳＭは、「第３世代パートナーシッププロジェクト」（３ＧＰＰ）という名称の団体からの文書に記載されている。加えて、ｃｄｍａ２０００およびＵＭＢは、「第３世代パートナーシッププロジェクト２」（３ＧＰＰ２）という名称の団体からの文書に記載されている。さらに、そのような無線通信システムは、付加的に、対でない無認可のスペクトル、８０２．ｘｘ無線ＬＡＮ、ブルートゥース、および、あらゆる他の短距離または長距離無線通信技術を使用することが多いピア・ツー・ピア（例えば、ユーザ機器からユーザ機器）のアドホックネットワークシステムを含む。

[0090] 単一キャリア周波数分割多元接続（ＳＣ−ＦＤＭＡ）は、単一キャリア変調および周波数ドメイン等化を利用し、それは、開示されうる実施形態で利用されうる技術である。ＳＣ−ＦＤＭＡは、ＯＦＤＭＡシステムと類似した性能、および、根本的に類似した全体の複雑性を有しうる。ＳＣ−ＦＤＭＡ信号は、それ固有の単一キャリア構造により、ピーク対平均電力比（peak-to-average power ratio）（ＰＡＰＲ）が低い。ＳＣ−ＦＤＭＡは、送信電力効率性という観点からより低いＰＡＰＲがユーザ機器のためになりうるアップリンク通信で利用されうる。

[0091] さらに、本明細書で説明された様々な態様または特徴は、標準的なプログラミングおよび／またはエンジニアリング技術を使用して、方法、装置、または製品（article of manufacture）として実施されうる。「製品」という用語は、本明細書で使用される場合、任意のコンピュータ読取可能なデバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することが意図される。例えば、コンピュータ読取可能な媒体は、磁気記憶デバイス（例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストライプなど）、光ディスク（例えば、コンパクトディスク（ＣＤ）、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）など）、スマートカード、およびフラッシュメモリデバイス（例えば、ＥＰＲＯＭ、カード、スティック、キードライブなど）を含みうるがそれらに限定されるわけではない。加えて、本明細書で説明された様々な記憶媒体は、１または複数のデバイス、および／または、情報を記憶するための他の機械読取可能な媒体を表すことができる。「機械読取可能な媒体（machine-readable medium）」という用語は、限定することなく、命令および／またはデータを記憶、包含、および／または搬送できる媒体を含みうる。さらに、コンピュータプログラムプロダクトは、本明細書で説明された機能をコンピュータに実行させるように動作可能な１または複数の命令またはコードを有するコンピュータ読取可能な媒体を含みうる。

[0092] さらに、本明細書に開示された態様に関して説明された方法またはアルゴリズムのステップおよび／または動作は、直接ハードウェアに、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールに、あるいは、それら２つの組み合わせに組み込まれうる。ソフトウェアモジュールは、ＲＡＭメモリ、フラッシュメモリ、ＲＯＭメモリ、ＥＰＲＯＭメモリ、ＥＥＰＲＯＭメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、あるいは、当技術分野で知られているあらゆる他の形態の記憶媒体に存在しうる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込めるように、プロセッサに結合されうる。代替において、記憶媒体は、プロセッサに一体化されうる。さらに、いくつかの実施形態において、プロセッサおよび記憶媒体は、ＡＳＩＣに存在しうる。加えて、ＡＳＩＣは、ユーザ機器に存在しうる。代替において、プロセッサおよび記憶媒体は、ディスクリートコンポーネントとしてユーザ機器に存在しうる。加えて、いくつかの実施形態では、方法またはアリゴリズムのステップおよび／または動作が、コンピュータプログラムプロダクトに組み込まれうる機械読取可能な媒体および／またはコンピュータ読取可能な媒体上のコードおよび／または命令のうちの１つ、それらのあらゆる組み合わせ、または、それらのセットとして存在しうる。

[0093] 前述の開示は、実例となる実施形態を論述するが、添付の請求項によって定義されるように、説明された実施形態の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変化および変更が行われうることに注意されたい。したがって、説明された実施形態は、添付の請求項の範囲内であるすべてのそのような代替、変更、変形を包含することが意図される。さらに、説明された実施形態のエレメントは、単数形で説明または請求されうるが、単数形への限定が明確に記載されていない限り、複数計も意図される。加えて、任意の実施形態のすべてまたは一部は、別途示されない限り、任意の他の実施形態の全部または一部と利用されうる。

[0094] 「含む（include）」という用語が詳細な説明または請求項のいずれかで使用される場合、そのような用語は、「備える（comprising）」という用語が請求項において遷移語として用いられる際に解釈されるとおりに、「備える」という用語に類似した方法で包括的であることが意図されるべきである。さらに、詳細な説明または請求項のいずれかで使用される場合、「または（or）」という用語は、排他的な「または」というよりはむしろ包括的な「または」を意味することが意図される。すなわち、別途指定されていない限り、または、コンテンツから明確でない限り、「ＸはＡまたはＢを用いる（X employs A or B）」という表現は、自然の包括的なあらゆる置き換えを意味することが企図される。すなわち、「ＸはＡまたはＢを用いる」という表現は、以下の例のいずれかによって満たされる：ＸはＡを用いる；ＸはＢを用いる；あるいは、ＸはＡおよびＢの両方を用いる。加えて、「ａ」および「ａｎ」という冠詞は、本願および添付の請求項で使用される場合、一般的に、単数形を示すことが別途指定されていない限り、または、コンテンツから明らかでない限り「１または複数の（one or more）」を意味すると構文解析されるべきである。

Claims (54)

1. 無線通信の方法であって、
   複数のコンポーネントキャリア（ＣＣ）内の各ＣＣについてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告するための構成をユーザ機器が決定することと、
   前記構成に少なくとも部分的に基づいて、第１のサブフレームについて、前記複数のＣＣ内の前記ＣＣのうちの１または複数に関連付けられたＣＳＩを送信するための優先順位を決定することと、
   前記優先順位に基づいて、第１のサブフレームでＣＳＩ報告を前記ユーザ機器が送信することと、
   を備える方法。
2. 前記構成は、前記複数のＣＣ内のＣＣの順序付けと、各ＣＣについての報告タイプとを示す、請求項１に記載の方法。
3. 前記構成を決定することは、無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージを受信することを備える、請求項１に記載の方法。
4. 前記優先順位を決定することは、
   前記複数のＣＣ内のプライマリコンポーネントキャリア（ＰＣＣ）についてのＣＳＩが前記第１のサブフレームで送信される予定であると決定することと、
   セカンダリコンポーネントキャリア（ＳＣＣ）についてのＣＳＩが前記第１のサブフレームで送信される予定であると決定することと、
   前記第１のサブフレームにおいて前記ＳＣＣについての前記ＣＳＩをドロップすることと
   を備える、請求項１に記載の方法。
5. 前記ＣＳＩ報告を送信することは、前記ＰＣＣについての前記ＣＳＩを送信することを備える、請求項４に記載の方法。
6. 前記優先順位を決定することは、
   前記複数のＣＣ内の第１のＣＣについてのランクインジケータ（ＲＩ）を備えるＣＳＩが前記第１のサブフレームで送信される予定であると決定することと、
   前記複数のＣＣ内の第２のＣＣについてのチャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）およびプリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）のうちの１つを備えるＣＳＩが前記第１のサブフレームで送信される予定であると決定することと、
   前記第１のサブフレームにおいて前記第２のＣＣについての前記ＣＱＩおよび前記ＰＭＩのうちの１つをドロップすることと
   を備える、請求項１に記載の方法。
7. 前記ＣＳＩ報告で前記第１のＣＣについての前記ＲＩを送信することをさらに備える、請求項６に記載の方法。
8. 前記複数のＣＣの間で１または複数のアクティブ化ＣＣのセットを決定することをさらに備え、
   前記ＣＳＩ報告を送信することは、前記アクティブ化ＣＣのセット内のＣＣについてのＣＳＩを送信することと、前記アクティブ化ＣＣのセット内にないＣＣについてのＣＳＩをドロップすることとを備える、請求項１に記載の方法。
9. 前記優先順位にしたがって、前記ＣＳＩ報告で２つ以上のＣＣについてのＣＳＩを、送信フォーマットに対応する最大ペイロードサイズまで多重化することをさらに備える、請求項１に記載の方法。
10. 前記第１のサブフレームでの送信が予定されるすべてのＣＳＩが多重化されるまで、あるいは、最大ペイロードサイズに到達するまで、前記複数のＣＣ内のＣＣについての前記ＣＳＩを多重化することをさらに備える、請求項１に記載の方法。
11. 前記送信フォーマットは、離散フーリエ変換、単一キャリア、直交周波数分割多重（ＤＦＴ−Ｓ−ＯＦＤＭ）波形に関連づけられる、請求項９に記載の方法。
12. 前記送信フォーマットは、ＬＴＥ／Ａ通信システムにおいて物理アップリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）フォーマット３を備える、請求項９に記載の方法。
13. 前記優先順位は、前記複数のコンポーネントキャリアの各々に関連付けられたＣＳＩ報告タイプ、キャリアインデックス、およびキャリア周波数のうちの少なくとも１つに基づく順序付けを備える、請求項１に記載の方法。
14. 前記ＣＳＩ報告内の１つのＣＳＩタイプだけを多重化することをさらに備える、請求項１３に記載の方法。
15. 前記ＣＳＩ報告内の異なるＣＳＩタイプを多重化することをさらに備える、請求項１３に記載の方法。
16. 前記ＣＳＩタイプは、チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）、プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）、および、ランクインジケータ（ＲＩ）のうちの１つを備える、請求項１３に記載の方法。
17. 前記優先順位を決定することは、単一入力単一出力（ＳＩＭＯ）コンポーネントキャリアについてのＣＳＩよりも、多入力多出力（ＭＩＭＯ）コンポーネントキャリアについてのＣＳＩを優先することを備える、請求項１に記載の方法。
18. 前記優先順位を決定することは、ＣＳＩタイプにしたがって前記ＭＩＭＯコンポーネントキャリアを優先することをさらに備え、前記ＣＳＩタイプは、ＲＩタイプ、広帯域ＣＱＩタイプ、広帯域ＰＭＩタイプ、および、サブ帯域ＰＭＩタイプのうちの１つを備える、請求項１７に記載の方法。
19. 前記構成は、前記複数のＣＣ内の各ＣＣについてのインデックスを含み、前記優先順位を決定することは、それらの対応するインデックスに少なくとも部分的に基づいて前記ＣＣを順序付けることを備える、請求項１に記載の方法。
20. 前記ＣＳＩ報告は複数のＣＳＩタイプを備え、前記方法は、ＣＳＩタイプにしたがって、前記ＣＳＩ報告内の前記ＣＳＩを、前記最大ペイロードサイズまで順序付けることをさらに備える、請求項９に記載の方法。
21. 前記優先順位を決定することは、広帯域ＣＱＩ報告、広帯域ＰＭＩ報告、サブ帯域ＣＱＩ報告のどれよりもランクインジケータ（ＲＩ）を優先することを備える、請求項１に記載の方法。
22. 前記優先順位にしたがって、前記第１のサブフレームで１または複数のさらなるＣＳＩ報告を前記ＣＳＩ報告と最大ペイロードサイズまで多重化することをさらに備える、請求項１に記載の方法。
23. 前記複数のＣＣは、１または複数のアクティブ化ＣＣおよび１または複数の非アクティブ化ＣＣを備え、前記方法は、
    前記１または複数の非アクティブ化ＣＣｓｒｉｅｒについてのＣＳＩをドロップすることと、
    前記優先順位にしたがって、前記１または複数のアクティブ化ＣＣについてのＣＳＩを最大ペイロードサイズまで多重化することと
    をさらに備える、請求項１に記載の方法。
24. 前記複数のコンポーネントキャリアは、１または複数のアクティブ化ＣＣおよび１または複数の非アクティブ化ＣＣを備え、前記方法は、前記１または複数のアクティブ化ＣＣについてのＣＳＩ、および、前記１または複数の非アクティブ化ＣＣについての予め決められたパターンを最大ペイロードサイズまで多重化することをさらに備える、請求項１に記載の方法。
25. 前記多重化されたＣＳＩのペイロードサイズが前記最大ペイロードサイズ未満であると決定することと、
    前記第１のサブフレームで、最良のチャネル品質を有するＣＣについてキャリアインデックスおよびＣＳＩを前記ＣＳＩ報告と多重化することと
    をさらに備える、請求項９に記載の方法。
26. 最良のチャネル品質を有する前記ＣＣは、ＭＩＭＯコンポーネントキャリアを備え、前記多重化することは、前記優先順位に従って、最良の品質を有する前記コンポーネントキャリアの前記ＲＩ、ＣＱＩ、前記ＰＭＩのうちの１または複数を加えることを備える、請求項２５に記載の方法。
27. 無線通信装置であって、
    プロセッサと、
    プロセッサ実行可能命令を備えるメモリとを備え、
    前記プロセッサ実行可能命令は、前記プロセッサによって実行されると、
    複数のコンポーネントキャリア（ＣＣ）内の各ＣＣについてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告するための構成を決定し、
    前記構成に少なくとも部分的に基づいて、第１のサブフレームについて、前記複数のＣＣ内の前記ＣＣのうちの１または複数に関連付けられたＣＳＩを送信するための優先順位を決定し、
    前記優先順位に基づいて、前記第１のサブフレームでＣＳＩ報告を送信する
    ように前記無線通信装置を構成する、無線通信装置。
28. 前記構成は、前記複数のＣＣ内のＣＣの順序付けと、各ＣＣについての報告タイプとを示す、請求項２７に記載の無線通信装置。
29. 前記無線通信装置は、
    前記複数のＣＣ内のプライマリコンポーネントキャリア（ＰＣＣ）についてのＣＳＩが前記第１のサブフレームで送信される予定であると決定することと、
    前記複数のＣＣ内のセカンダリコンポーネントキャリア（ＳＣＣ）についてのＣＳＩが前記第１のサブフレームで送信される予定であると決定することと、
    前記第１のサブフレームにおいて前記ＳＣＣについての前記ＣＳＩをドロップすることと
    によって前記優先順位を決定するように構成される、請求項２７に記載の無線通信装置。
30. 前記無線通信装置は、
    前記複数のＣＣ内の第１のＣＣについてのランクインジケータ（ＲＩ）を備えるＣＳＩが前記第１のサブフレームで送信される予定であると決定することと、
    前記複数のＣＣ内の第２のＣＣについてのチャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）およびプリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）のうちの１つを備えるＣＳＩが前記第１のサブフレームで送信される予定であると決定することと、
    前記第１のサブフレームにおいて前記第２のＣＣについての前記ＣＳＩをドロップすることと
    によって前記優先順位を決定するように構成される、請求項２７に記載の無線通信装置。
31. 前記複数のＣＣの間で１または複数のアクティブ化ＣＣのセットを決定するようにさらに構成され、前記無線通信装置は、アクティブ化ＣＣの前記セット内のＣＣについての前記ＣＳＩを送信し、アクティブ化ＣＣの前記セット内にないＣＣについてのＣＳＩをドロップすることによって前記ＣＳＩ報告を送信するように構成される、請求項２７に記載の無線通信装置。
32. 前記優先順位にしたがって、前記ＣＳＩ報告内の２つ以上のＣＣについてのＣＳＩを、前記第１のサブフレームでＣＳＩを報告するための最大ペイロードサイズまで多重化することをさらに備える、請求項２７に記載の無線通信装置。
33. 前記第１のサブフレームでの送信が予定されるすべてのＣＳＩが多重化されるまで、あるいは、最大ペイロードサイズに到達するまで、前記複数のＣＣ内の前記ＣＣについての前記ＣＳＩを多重化するようにさらに構成される、請求項２７に記載の無線通信装置。
34. 前記優先順位は、前記複数のコンポーネントキャリアの各々に関連付けられたＣＳＩ報告タイプ、キャリアインデックス、キャリア周波数のうちの少なくとも１つに基づく順序付けを備える、請求項２７に記載の無線通信装置。
35. 単一入力単一出力（ＳＩＭＯ）コンポーネントキャリアについてのＣＳＩよりも、多入力多出力（ＭＩＭＯ）コンポーネントキャリアについてのＣＳＩを優先することによって前記優先順位を決定するように構成される、請求項２７に記載の無線通信装置。
36. 広帯域ＣＱＩ報告、広帯域ＰＭＩ報告、サブ帯域ＣＱＩ報告のどれよりもランクインジケータ（ＲＩ）を優先することによって前記優先順位を決定するように構成される、請求項２７に記載の無線通信装置。
37. 最大ペイロードサイズまで前記優先順位にしたがって、前記第１のサブフレームで１または複数のさらなるＣＳＩ報告を前記ＣＳＩ報告と多重化するようにさらに構成される、請求項２７に記載の無線通信装置。
38. 前記複数のコンポーネントキャリア（ＣＣ）は、１または複数のアクティブ化ＣＣおよび１または複数の非アクティブ化ＣＣを備え、前記無線通信装置は、前記１または複数の非アクティブ化ＣＣについての前記ＣＳＩをドロップし、前記優先順位にしたがって、前記１または複数のアクティブ化ＣＣについてのＣＳＩを最大ペイロードサイズまで多重化するようにさらに構成される、請求項２７に記載の無線通信装置。
39. 前記複数のコンポーネントキャリアは、１または複数のアクティブ化ＣＣおよび１または複数の非アクティブ化ＣＣを備え、前記無線通信装置は、前記１または複数のアクティブ化ＣＣについてのＣＳＩ、および、前記１または複数の非アクティブ化ＣＣについての予め決められたパターンを最大ペイロードサイズまで多重化するようにさらに構成される、請求項２７に記載の無線通信装置。
40. 装置であって、
    複数のコンポーネントチャネル（ＣＣ）内の各ＣＣについてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告するための構成を決定する手段と、
    前記構成に少なくとも部分的に基づいて、第１のサブフレームについて、前記複数のＣＣ内の前記ＣＣのうちの１または複数に関連付けられたＣＳＩを送信するための優先順位を決定する手段と、
    前記優先順位に基づいて、前記第１のサブフレームでＣＳＩ報告を送信する手段と、
    を備える装置。
41. 前記構成は、前記複数のＣＣ内のＣＣの順序付けと、各ＣＣについての報告タイプとを示す、請求項４０に記載の装置。
42. 前記複数のＣＣの間で１または複数のアクティブ化ＣＣのセットを決定する手段をさらに備え、
    前記ＣＳＩ報告を送信する手段は、アクティブ化ＣＣの前記セット内のＣＣについてのＣＳＩを送信する手段と、アクティブ化ＣＣの前記セット内にないＣＣについてのＣＳＩをドロップする手段とを備える、請求項４０に記載の装置。
43. 前記優先順位にしたがって、前記ＣＳＩ報告内の２つ以上のＣＣについてのＣＳＩを、前記第１のサブフレームでＣＳＩを報告するための最大ペイロードサイズまで多重化する手段をさらに備える、請求項４０に記載の装置。
44. 前記第１のサブフレームでの送信が予定されるすべてのＣＳＩが多重化されるまで、あるいは、最大ペイロードサイズに到達するまで、前記複数のＣＣ内のＣＣについての前記ＣＳＩを多重化する手段をさらに備える、請求項４０に記載の装置。
45. 前記優先順位にしたがって、前記第１のサブフレームで１または複数のさらなるＣＳＩ報告を前記ＣＳＩ報告と最大ペイロードサイズまで多重化する手段をさらに備える、請求項４０に記載の装置。
46. 前記複数のＣＣは、１または複数のアクティブ化ＣＣおよび１または複数の非アクティブ化ＣＣを備え、前記装置は、
    前記１または複数の非アクティブ化ＣＣについての前記ＣＳＩをドロップする手段と、
    前記優先順位にしたがって、前記１または複数のアクティブ化ＣＣについてのＣＳＩを最大ペイロードサイズまで多重化する手段と
    をさらに備える、請求項４０に記載の装置。
47. 前記複数のＣＣは、１または複数のアクティブ化ＣＣおよび１または複数の非アクティブ化ＣＣを備え、前記装置は、
    前記１または複数のアクティブ化ＣＣについてのＣＳＩと、前記１または複数の非アクティブ化ＣＣについての予め決められたパターンとを最大ペイロードサイズまで多重化する手段
    をさらに備える、請求項４０に記載の装置。
48. 非一時的な機械読取可能な媒体を備える製品（article of manufacture）であって、前記非一時的な機械読取可能な媒体は、複数の命令を備え、前記命令は、機械によって実行されると、
    複数のコンポーネントキャリア（ＣＣ）内の各ＣＣについてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告するための構成を決定し、
    前記構成に少なくとも部分的に基づいて、第１のサブフレームについて、前記複数のＣＣ内の前記ＣＣのうちの１または複数に関連付けられたＣＳＩを送信するための優先順位を決定し、
    前記優先順位に基づいて、前記第１のサブフレームでＣＳＩ報告を送信する
    ように前記機械を構成する、製品。
49. 前記構成は、前記複数のＣＣ内のＣＣの順序付けと、各ＣＣについての報告タイプとを示す、請求項４８に記載の製品。
50. 前記機械は、前記優先順位にしたがって、前記第１のサブフレーム内の前記ＣＳＩ報告と１または複数のさらなるＣＳＩ報告を最大ペイロードサイズまで多重化するようにさらに構成される、請求項４８に記載の製品。
51. 無線通信の方法であって、
    ユーザ機器に対して構成された複数のＣＣの間でＣＳＩの優先順位を決定する情報を備えるチャネル状態情報（ＣＳＩ）報告構成を決定することと、
    １または複数の無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージで前記ＣＳＩ報告構成を前記ユーザ機器に送信することと、
    前記ＣＳＩ報告構成にしたがって優先された前記複数のＣＣのうちの１または複数についてのＣＳＩを備える１または複数のＣＳＩ報告を前記ユーザ機器から受信することと
    を備える方法。
52. 無線通信装置であって、
    プロセッサと、
    プロセッサ実行可能命令を備えるメモリと
    を備え、
    前記プロセッサ実行可能命令は、前記プロセッサによって実行されると、
    ユーザ機器に対して構成された複数のＣＣの間でＣＳＩの優先順位を決定する情報を備えるチャネル状態情報（ＣＳＩ）報告構成を決定し、
    １または複数の無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージで前記ＣＳＩ報告構成を前記ユーザ機器に送信し、
    前記ＣＳＩ報告構成にしたがって優先された前記複数のＣＣのうちの１または複数についてのＣＳＩを備える１または複数のＣＳＩ報告を前記ユーザ機器から受信する
    ように前記装置を構成する、装置。
53. 装置であって、
    ユーザ機器に対して構成された複数のＣＣの間でＣＳＩの優先順位を決定する情報を備えるチャネル状態情報（ＣＳＩ）報告構成を決定する手段と、
    １または複数の無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージで前記ＣＳＩ報告構成を前記ユーザ機器に送信する手段と、
    前記ＣＳＩ報告構成にしたがって優先された前記複数のＣＣのうちの１または複数についてのＣＳＩを備える１または複数のＣＳＩ報告を前記ユーザ機器から受信する手段と
    を備える装置。
54. 非一時的な機械読取可能な媒体を備える製品（article of manufacture）であって、前記非一時的な機械読取可能な媒体は複数の命令を備え、前記命令は、機械によって実行されると、
    ユーザ機器のために構成された複数のＣＣの間でＣＳＩの優先順位を決定する情報を備えるチャネル状態情報（ＣＳＩ）報告構成を決定し、
    １または複数の無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージで前記ＣＳＩ報告構成を前記ユーザ機器に送信し、
    前記ＣＳＩ報告構成にしたがって優先順位が決定された前記複数のＣＣのうちの１または複数についてのＣＳＩを備える１または複数のＣＳＩ報告を前記ユーザ機器から受信する
    ように前記機械を構成する、製品。

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