JP2013540457A - 露出したプルタブを備えた接着取り付けされる物品支持アセンブリ - Google Patents

Abstract

物品支持アセンブリは、接着部分と非粘着性のプルタブ部分とを有する引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップと、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップの接着部分の少なくとも一部の上に配置される一体型物品支持部材とを備える。物品支持部材及びプルタブは、物品支持部材が引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップを使用して表面に取り付けられたときに、プルタブが露出されたままとなるが視覚的に目立たなくなるように構成される。
【選択図】図２

Description

本発明は、一般に、接着取り付けされる物品に関し、より詳細には、非粘着性のプルタブを有する引き伸ばし剥離可能な接着剤を使用して取り付けられる物品に関する。

引き伸ばし剥離可能な接着剤は、保持力が強力であることと、きれいに剥がれ、表面の損傷がないこととを併せ持つ高性能な感圧性粘着材である。引き伸ばし剥離可能な接着剤は、一般に、接着部分と、引き伸ばし剥離プロセスの間にユーザーが把持して引っ張る非粘着性のプルタブ部分と、を備えるストリップの形態で提供される。

引き伸ばし剥離可能な接着剤ストリップは、一般に、フックなどの保持装置を、壁、窓、キャビネットなどの表面上に、取り外し可能に接着剤で取り付けるために使用される。こうした装置は、一般に、非粘着性のプルタブを包み隠すように、又は該プルタブを露出させるようにのいずれかで設計される。プルタブを露出させる装置では、保持装置及び前記表面から接着性ストリップを引き伸ばして取り外すために、ユーザーはプルタブを直接把持することができる。しかしながら、プルタブを露出させたままにすることは、審美的に望ましくないと考えられる場合が多い。非粘着性のプルタブを露出させたままにする装置の例は、米国特許第５，４０９，１８９号（Ｌｕｈｍａｎｎ）、及び米国特許第５，９８９，７０８号（Ｋｒｅｃｋｅｌ）に記載されている。

プルタブを包み隠し、それによって、引き伸ばし剥離可能な接着剤ストリップを使用して取り付けられた装置の全体的な視覚的印象を改善するために、装置は、プルタブを完全に覆い、それによって包み隠し、かつ、引き伸ばし剥離プロセスの間にプルタブへのアクセスを選択的に可能とするように設計されてきた。非粘着性のプルタブを選択的に包み隠すことができる保持装置の例は、米国特許第５，５０７，４６４号（Ｈａｍｅｒｓｋｉら）、米国特許第５，９６７，４７４号（ｄｏＣａｎｔｏら）、米国特許第６，０８２，６８６号（Ｓｃｈｕｍａｎｎ）、米国特許第６，１３１，８６４号（Ｓｃｈｕｍａｎｎ）、米国特許第６，８１１，１２６号（Ｊｏｈａｎｓｓｏｎら）、及び米国特許第７，０２８，９５８号（Ｐｉｔｚｅｎら）に記載されている。しかしながら、プルタブを包み隠すように設計された装置は、置き忘れられる又は損傷を受ける可能性のある複数の部品を含む場合が多い。それに加えて、部品の数は、装置の製造コストを増大させ、かつ装置の使用の複雑さを増大させる。例えば、こうした装置の操作に慣れていないエンドユーザーは、装置がプルタブを選択的に露出させるように設計されていることを認識しない可能性がある。

審美的に魅力的であり、製造するのに安価であり、使いやすく、かつ、引き伸ばし剥離プロセス中にユーザーが非粘着性のプルタブに容易にアクセスすることができる、引き伸ばし剥離可能な接着剤物品の必要性が残されている。

一実施形態において、本発明は、接着部分と非粘着性のプルタブ部分とを有する引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップと、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップの接着部分の少なくとも一部の上に配置されるバックプレート部分と物品支持部分とを備える、物品支持アセンブリを提供する。一態様において、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップの非粘着性のプルタブ部分、及び物品支持部材のバックプレート部分は、組み合わさって、略対称の曲線状の輪郭を有する物品支持アセンブリを形成する。

特定の実施形態において、物品支持アセンブリの輪郭は楕円形であってもよい。別の実施形態において、バックプレート部分の外縁は、プルタブ部分に隣接する弓状領域を含み、プルタブ部分は、バックプレートの弓状領域に隣接する曲線領域を含み、バックプレートの弓状領域は、プルタブ部分の隣接接線の接線と一致する接線を含む。

別の実施形態において、バックプレート部分及びプルタブの隣接した縁部は、滑らかで連続的な曲線状の輪郭を形成し得る。別の実施形態において、バックプレートは、プルタブと反対側の第１の端部と、プルタブに隣接する第２の端部とを含み、バックプレートの第１の端部は、プルタブの形状に概ね対応する形状を有してもよい。一態様において、バックプレートの第１の端部はテーパ形状であってもよく、プルタブはテーパ形状であってもよい。

別の実施形態において、本発明は、非対称のバックプレート部分と物品支持部分とを含む一体型物品支持部材と、接着部分と非粘着性のプルタブ部分とを有する引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップと、を備える物品支持アセンブリを提供し、非粘着性のプルタブ部分は、バックプレートの外縁を越えて延びるように配置され、更に、非粘着性のプルタブ部分は、物品支持アセンブリに対称な輪郭を提供する寸法及び形状を有する。

一実施形態において、バックプレートは、ある形状を有する第１の端部と、第１の端部の形状と異なる形状を有する第２の端部を含んでもよく、プルタブの形状は、バックプレートの第１の端部の形状に概ね対応し得る。

別の実施形態において、バックプレートは、平行な側縁部と、プルタブと反対側の弓状端部とを含み、プルタブの端部は、バックプレートの弓状端部の形状に概ね対応する弓形形状を有し得る。

別の実施形態において、バックプレートは、平行な側縁部と、プルタブと反対側の三角形の端部とを含んでもよく、プルタブの端部は、バックプレートの三角形の端部の形状と概ね対応する三角形状を有してもよい。更に別の実施形態において、バックプレートの第２の端部はテーパ形状であってもよく、プルタブはテーパ形状であてもよい。

別の実施形態において、本発明は、接着部分と非粘着性のプルタブ部分とを有する引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップと、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップの接着部分の上に配置されるバックプレート部分と物品支持部分とを含む一体型物品支持部材と、を備える物品支持アセンブリを提供し、バックプレートは切欠き領域を含み、プルタブ部分の少なくとも一部は切欠き領域内に配置され、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ及び物品支持部材は、組み合わさって、略対称の輪郭を有する物品支持アセンブリを形成する。

一実施形態において、プルタブ部分の形体は、切欠き領域の形体に概ね対応し得る。別の実施形態において、切欠き領域は凹状であってもよい。別の実施形態において、切欠き領域は、平行四辺形の形状で提供されてもよい。

更に、本明細書に記載される物品支持アセンブリの種々の実施形態は、接着部分と非粘着性のプルタブ部分とを有する引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップと、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップの接着部分の少なくとも一部の上に配置されるバックプレート部分と物品支持部分と、を含む一体型物品支持部材とからなってもよく、物品支持部材及びプルタブは、物品支持部材が引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップを使用して表面に取り付けられると、プルタブは露出されたままとなるが、視覚的に目立たなくなるように構成される。

本明細書に記載される実施形態のいずれかにおいて、物品支持部材及びプルタブは、物品支持部材及びプルタブに同じ全体的な外観を提供し、それによって物品支持部材及びプルタブの外観を渾然一体とさせるために、つや消し仕上げなどの同じ表面仕上げ又は材質を有してもよい。更に、物品支持体及びプルタブは透明であってもよい。

本発明の特定の実施形態の利点は、ユーザーが容易にアクセスすることができるように非粘着性のプルタブを露出したままにすることができること、露出したプルタブが物品支持部材の全体的な外観と調和している視覚的に魅力的な外観を有すること、及び、物品支持部材が、製造が容易かつ安価である、及び使いやすい直観的設計を提供する、一体型又は単一部品の構成体を有することである。

本発明は、以下の添付図面を参照することで更に説明される。
本発明による物品支持アセンブリの斜視図。 図１の物品支持アセンブリの分解斜視図。 図１の物品支持アセンブリの分解平面図。 図１の物品支持アセンブリの平面図。 本発明の第２の実施形態の平面図。 図５の物品支持アセンブリの分解斜視図。 本発明の第３の実施形態の平面図。 図７の物品支持アセンブリの分解斜視図。 本発明の第４の実施形態の平面図。 本発明の第５の実施形態の平面図。 図１０の物品支持アセンブリの分解斜視図。 本発明の第６の実施形態の平面図。 図１２の物品支持アセンブリの分解斜視図。

説明及び添付図面を通じて、機能的に類似した特徴は、同様の参照数字に１００を足したもので示されている。ここで図を参照すると、図１〜図４は、一体型（即ち単一部品の）物品支持部材４と、この物品支持部材４を、垂直な壁面、窓、又はキャビネット（図示せず）などの基材に取り外し可能に接着剤で固着するように機能する、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ６と、を備える物品支持アセンブリ２を示している。一体型物品支持部材４は、バックプレート部分４ａと物品支持部分４ｂとを含む。接着性ストリップ６は、接着部分６ａと非粘着性のプルタブ部分６ｂとを含む。

引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ６は、弾性裏材を有する感圧接着剤テープ、高伸張性かつ実質的に非弾性の裏材を備えた感圧接着剤テープ、又は固体の弾性感圧接着剤など、任意の従来既知の引き伸ばし剥離可能な接着剤であってもよい。本発明の様々な実施形態に使用するのに適した引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップとしては、米国特許第４，０２４，３１２号（Ｋｏｒｐｍａｎ）に記載されている、弾性裏材を備えた感圧接着剤、米国特許第５，５１６，５８１（Ｋｒｅｃｋｅｌら）及びＢｒｉｅｓら（同第６，２３１，９６２号）に記載されている、高伸張性かつ実質的に非弾性の裏材を備えた感圧接着剤テープ、並びにドイツ特許第３３ ３１ ０１６号に記載されている、固体の弾性感圧接着剤が挙げられる。

好適な引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップは、３Ｍ Ｃｏｍｐａｎｙ（Ｓｔ．Ｐａｕｌ，ＭＮ）からＣＯＭＭＡＮＤの商標標記で入手可能な両面引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップである。市販のＣＯＭＭＡＮＤ接着性ストリップは、引き伸ばし剥離プロセスの間のストリップの引き伸ばしを容易にするために、ストリップの一端が非粘着性のプルタブを備える分離ストリップとして現在製造されている。

物品支持部材４が接着性ストリップ６を使用して表面に取り付けられるとき、物品支持部材４のバックプレート部分４ａは、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ６の接着部分６ａの少なくとも一部の上に配置され、接着性ストリップ６の非粘着性のプルタブ部分６ｂの少なくとも一部は、バックプレート部分４ａの周縁を越えて外方に延びる。このようにして、普通であればプルタブ部分６ｂを包み隠すはずのコート又は帽子などのアイテムが物品支持部材４に取り付けられていない場合には、物品支持部材４が表面に取り付けられたときにプルタブ部分６ｂは露出されて可視のままとなり、それにより、引き伸ばし剥離プロセス中にプルタブ部分６ｂにアクセスすることを望むエンドユーザーがプルタブ部分６ｂに容易にアクセスしやすくなる。

図示の実施形態では、物品支持部分４ｂは、一般的にフックとして描かれている。描示は、代替的に使用することができる多くの機能性の例示と考えられることが理解されよう。物品支持部分の他の例としては、例えば、カップホールダー、クリップ、トレイ、石鹸入れ、及び歯ブラシホルダー挙げられる。

物品支持アセンブリ２の一態様によると、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ６の非粘着性のプルタブ部分６ｂ、及び物品支持部材４のバックプレート部分４ａは、組み合わさって、略対称で連続曲線状の輪郭を有するように見える物品支持アセンブリ２を形成する。図示の実施形態では、物品支持部材４のバックプレート部分４ａは対称でないが、視覚的に魅力的であり、かつ物品支持部材４を見ている人が見ると予測するのと同様の全体的な輪郭を形成するように、接着性ストリップ６のプルタブ部分６ｂは、バックプレート部分４ａの非対称な輪郭と連携する寸法及び形状を有する。このようにして、プルタブ部分６ｂはバックプレート部分４ａの外観と調和し、それによって、露出されてエンドユーザーが容易にアクセスすることができるプルタブ部分６ｂを、あまり目立たなくする。総合的な結果は、製造が容易であり、プルタブが露出したままであるのでユーザーにとって使いやすく、したがって、エンドユーザーが容易にアクセスでき、視覚的に魅力的である、単純で単一部品の物品支持部材４を備える物品支持アセンブリ２である。

別の言い方をすれば、物品支持部材４は非対称なバックプレート部分４ａ（図３に最も明確に示されている）を含み、接着性ストリップ６は、バックプレート部分４ａの非対称な外観と組み合わさって、対称に見える全体的な視覚的表現（図４に最も明確に示されている）を有するバックプレート部材４を形成する寸法及び形状を有する非粘着性のプルタブ部分６ｂを含む。即ち、バックプレート部分４ａの第１の端部１６は、第２の端部１８の形状と異なる形状を有し、プルタブ部分６ｂの形体は、バックプレートの第１の端部１６の寸法及び形状と概ね一致し、又は対応し、それによって、視覚的に魅力的であり、かつプルタブ６ｂの印象を強調しない、又は最小限に抑える対称なバックプレートを有するように見える物品支持アセンブリ２を形成する。

図１〜図４に示される実施形態では、物品支持部材４の輪郭は楕円形である。円形などのその他の曲線状の幾何学的形状もまた考えられる。特定の実施形態では、バックプレート部分４ａの輪郭は、特定の寸法及び形状を有するプルタブ部分６ｂの形体に適合するように調整され得る。特定の態様において、バックプレート部分４ａ及びプルタブ部分６ｂは、切れ目がなく連続し、かつ滑らかで連続的な曲線状の輪郭を形成する、隣接した縁部を有するのが望ましくあり得る。即ち、バックプレート部分４ａ及びプルタブ部分６ｂの隣接した縁部は、滑らかで途切れのない曲線を形成する。

図５及び図６を参照すると、一体型物品支持部材１０４と引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ１０６とからなる物品支持アセンブリ１０２が示されている。物品支持部材１０４の輪郭が異なっていることを除き、物品支持アセンブリ１０２は図１〜図４に示される物品支持アセンブリ２と同様である。図５及び図６に示される実施形態では、バックプレート部分１０４ａは、弓状の第１の端部１１６と、弓状の第１の端部１１６から離れて延びる略平行の側縁部１２０、１２２と、平行な側縁部１２０、１２２と垂直な直線である、弓状の第１の端部１１６の反対側の第２の端部１１８と、を含む。引き伸ばし剥離可能な接着剤１０６のプルタブ部分１０６ｂは、バックプレート部分１０４ａの裏側からバックプレート部分１０４ａの第２の端部１１８を越えて外方に延びる弓状端部を含む。対称にするために、プルタブ部分１０６ｂは、バックプレート部分１０４ａの弓状の第１の端部１１６と概ね一致する寸法及び形状を有する。

図７及び図８を参照すると、一体型物品支持部材２０４と、図５及び図６に例示されている実施形態と同様の引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ２０６と、を備える物品支持アセンブリ２０２が示されているが、物品支持部材２０４及び引き伸ばし剥離可能な接着剤２０６は、弓状ではなく、概ね先のとがった又は三角形の対向端部を有する点が異なっている。より詳細には、物品支持部材２０４は、先端に向かって三角形の形態で次第に細くなる第１の端部２１６と、略平行の側縁部２２０、２２２と、直線の第２の端部２１８を有するバックプレート部分２０４ａとを含む。引き伸ばし剥離可能な接着剤２０６は、三角形の形態のテーパ状端部を有するプルタブ部分２０６ｂを含み、該プルタブ部分２０６ｂは、バックプレート部分２０４ａから、三角形の第１の端部２１６の反対側の第２の端部２１８を越えて外方に延びる。即ち、ベースプレートの第１の端部２１６及びプルタブ部分２０６ｂは、概ね一致する三角形の端部を有する。このようにして、ベースプレート部分２０４ａ及びプルタブ部分２０６ｂは組み合わさって、対称に見えかつ視覚的に魅力的であり、プルタブ部分２０６ｂが目立つのを又はプルタブ部分２０６ｂの印象を最小限に抑える傾向がある、物品支持アセンブリ２０２を形成する。

ここで図９を参照すると、バックプレート部分３０４ａと物品支持部分３０４ｂとを含む一体型物品支持部材３０４と、接着部分３０６ａと非粘着性のプルタブ部分３０６ｂとを含む引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ３０６とを備える、物品支持アセンブリ３０２の別の実施形態が示されている。図９において、物品支持部分３０４ｂは、例えば、石鹸ホルダー又は歯ブラシホルダーなどの多くの機能性を示すと理解される水平シェルフとして描かれている。

図示の実施形態の一態様によると、バックプレート部分３０４ａの外縁は、プルタブ部分３０６ｂに隣接する弓状領域３２８を含み、プルタブ部分３０６ｂは、バックプレート部分３０４ａの弓状領域に隣接する曲線領域３３０を含む。バックプレート部分３０４ａの弓状領域３２８は接線３３２を含み、該接線３３２は、プルタブ部分３０６ｂの曲線領域３３０の隣接接線３３４と整列される及び合致する。したがって、図１〜図８に示される実施形態とは異なり、バックプレート部分３０４ａの外縁は、所望の視覚的印象を得るために切れ目がなく連続する又はプルタブ部分３０６ｂの外縁と正確に整列される必要がない。むしろ、プルタブ部分３０６ｂがバックプレート部分３０４ａの全体的な外観に溶け込んでいるように見せる視覚上の効果を達成し、それによって、物品支持アセンブリ３０２を見ている人によって知覚される物品支持部材３０４の自然形状を完全なものにするために、バックプレート部分３０４ａ及びプルタブ部分３０６ｂの隣接周縁部の接線を整列させることで十分なことが見出されている。

ここで図１０及び図１１を参照すると、接着部分４０６ａと非粘着性のプルタブ部分４０６ｂとを有する引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ４０６と、バックプレート部分４０４ａと物品支持体４０４ｂとを含む一体型物品支持部材４０４と、を備える物品支持アセンブリ４０２の別の実施形態が示されている。物品支持部材４０４は、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ４０６の接着部分４０６ａの上に配置される。

物品支持アセンブリ４０２の一態様によると、物品支持部材４０４のバックプレート部分４０４ａは切欠き領域４２４を含み、この切欠き領域４２４は、さもなければ矩形のバックプレート部分４０４ａとなる外縁に不連続部を形成し、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ４０６は、この切欠き領域４２４を埋めるように寸法設定されたプルタブ部分４０６ｂを含む。接着性ストリップ４０６は、物品支持部材４０４の裏側に配置されるので、プルタブ部分４０６ｂは、切欠き領域４２４の外縁を越えて延びる外縁を有することにより、又は、切欠き領域４２４の寸法及び形状に概ね対応する寸法及び形状を有することにより、切欠き領域４２４を埋めることができる。図１０及び図１１に示される実施形態では、切欠き領域４２４は矩形であり、プルタブ部分４０６ｂは矩形である。

図１０に示されるように、物品支持部材４０４が、引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ４０６を使用して表面に取り付けられると、接着性ストリップ４０６のプルタブ部分４０６ｂは、切欠き領域４２４内に配置される。このようにして、プルタブ部分４０６ｂは切欠き領域４２４を「埋め」、それによって、完全で略対称に見える輪郭（図示の実施形態では矩形）をバックプレート部分４０４ａに提供する。このことは、接着性ストリップ４０６のプルタブ部分４０６ｂが露出したままとなるのを可能にし、したがって、引き伸ばし剥離プロセス中にプルタブ部分４０６ｂを把持して引っ張ることを望むエンドユーザーがアクセスしやすくなるが、プルタブ部分４０６ｂを目立たなくさせる役割も果たす。

切欠き領域４２４及びプルタブ部分４０６ｂの特定の形体は、プルタブ部分４０６ｂが切欠き領域４２４を埋め、それによって、物品支持部材４０４に対称な外観を提供し、かつプルタブ部分４０６ｂの存在を最小限にし、更には、プルタブ部分４０６ｂが露出したままとなるのを可能にし、引き伸ばし剥離プロセス中にプルタブ部分４０６ｂを把持して引っ張ることを望むエンドユーザーがアクセスしやすくなる限りにおいて、本発明にとって重要でない。図１２及び図１３は、例えば、略台形の切欠き領域５２４を有する物品支持部材５０４を示している。図で示した実施形態では、接着性ストリップ５０６は、切欠き領域５２４の形状に概ね対応する台形状のプルタブ部分５０６ｂを有して描かれているが、正方形又は矩形などの他の形状を有するプルタブもまた、台形切欠き領域５２４を埋めるために使用することができる。

切欠き領域を有する物品支持部材の利点は、切欠き領域により、関連物品支持部材の幅よりも狭い接着性ストリップを使用することが可能になることである。即ち、図５〜図８に示される実施形態では、対称な外観を得るために、物品支持部材と接着性ストリップとは概ね同一幅を有する。品支持部材に切り欠きが設けられる場合には、必ずしもそうである必要はない。更に、切欠き領域を含まない物品支持部材は、一般に、単一接着性ストリップと一緒の使用に限定されるが、整列されかつ反対側に面したプルタブ部分を備えた２つの接着性ストリップの使用も考えられる。切欠き領域を備える物品支持部材は、それに対して、無数の接着性ストリップと一緒に使用され、更には対称な外観を有する物品支持部材を形成する能力を維持し、かつプルタブ部分の視覚的印象を最小限にするように設計されることができる。切欠き領域を備える物品支持部材の別の利点は、切欠き領域が、より多くのプルタブを露出させたままとすることができ、かつエンドユーザーがプルタブにアクセスしやすくできることである。このことは、ひいては、引き伸ばし剥離プロセス中にユーザーが把持するプルタブをより多く提供する。

物品支持部材と接着性ストリップの任意の露出部分とを目立たないように渾然一体とし、それによってプルタブ部分の印象を最小限にするために、同様の表面仕上げ（例えば同様の色、及び同様の表面材質）を有する物品支持部材及び任意の接着性ストリップの露出部分（プルタブ部分など）を提供することが望ましい。このようにして、物品支持部材及び接着性ストリップの露出部分は、一貫した印象を呈することになる。ある種の最終使用用途では、物品支持部材及び接着性ストリップの露出部分の両方の印象を最小限にするのが望ましい場合がある。これは、例えば、無色又は透明である物品支持部材及び接着性ストリップを使用することによって達成され得る。

発明の概念から逸脱することなく上述される発明の様々な変更や修正ができることは、当業者には理解されよう。したがって本発明の範囲は、本願に記載の構造に限定されるべきものではなく、特許請求の範囲の文言により述べられる構造及びそうした構造の均等物によってのみ限定されるものである。

Claims (17)

1. 物品支持アセンブリであって、
   （ａ）接着部分と非粘着性のプルタブ部分とを有する引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップと、
   （ｂ）前記引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップの前記接着部分の少なくとも一部の上に配置され、かつバックプレート部分と物品支持部分とを含む、一体型物品支持部材と、
   を備え、
   前記引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップの前記非粘着性のプルタブ部分、及び前記物品支持部材の前記バックプレート部分が、組み合わさって、略対称の曲線状の輪郭を有する物品支持アセンブリが形成される、物品支持アセンブリ。
2. 前記物品支持アセンブリの輪郭が楕円形である、請求項１に記載の物品支持アセンブリ。
3. 前記バックプレート部分の外縁が、前記プルタブ部分に隣接する弓状領域を含み、前記プルタブ部分が、前記バックプレートの該弓状領域に隣接する曲線領域を含み、更に、前記バックプレートの該弓状領域が、前記プルタブ部分の前記曲線領域の隣接接線の接線と一致する接線を含む、請求項１に記載の物品支持アセンブリ。
4. 前記バックプレート部分及び前記プルタブの前記隣接した縁部が、切れ目がなく連続的で、かつ整列されており、それによって、滑らかで連続的な曲線状の輪郭を形成する、請求項１に記載の物品支持アセンブリ。
5. 前記バックプレートが前記プルタブと反対側の第１の端部と、前記プルタブに隣接する第２の端部とを含み、更に、前記バックプレートの第１の端部が、前記プルタブの形状に概ね対応する形状を有する、請求項１に記載の物品支持アセンブリ。
6. 前記バックプレートの前記第１の端部がテーパ形状であり、更に、前記プルタブがテーパ形状である、請求項１に記載の物品支持アセンブリ。
7. 物品支持アセンブリであって、
   （ａ）非対称のバックプレート部分と物品支持部分とを含む一体型物品支持部材と、
   （ｂ）接着部分と非粘着性のプルタブ部分とを有する引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップと、を備え、該非粘着性のプルタブ部分が、前記バックプレートの外縁を越えて延びるように配置され、更に、前記非粘着性のプルタブ部分が、前記物品支持アセンブリに対称な輪郭を提供する寸法及び形状と、
   を有する、物品支持アセンブリ。
8. 前記バックプレートが、ある形状を有する第１の端部と、該第１の端部の形状と異なる形状を有する第２の端部とを含み、更に、前記プルタブの前記形状が、前記バックプレートの第１の端部の前記形状に概ね対応する、請求項７に記載の物品支持アセンブリ。
9. 前記バックプレートが、平行な側縁部と、前記プルタブと反対側の弓状端部とを含み、更に、前記プルタブの端部が、前記バックプレートの該弓状端部の形状に概ね対応する弓形形状を有する、請求項７に記載の物品支持アセンブリ。
10. 前記バックプレートが、平行な側縁部と、前記プルタブと反対側の三角形の端部とを含み、更に、前記プルタブの該端部が、前記バックプレートの前記三角形の端部の形状と概ね対応する三角形状を有する、請求項７に記載の物品支持アセンブリ。
11. 前記バックプレートの前記第２の端部がテーパ形状であり、前記プルタブがテーパ形状である、請求項７に記載の物品支持アセンブリ。
12. 物品支持アセンブリであって、
    （ａ）接着部分と非粘着性のプルタブ部分とを有する引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップと、
    （ｂ）前記引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップの前記接着部分の上に配置されるバックプレート部分と物品支持部分とを含む一体型物品支持部材と、
    を備え、
    前記バックプレートが切欠き領域を含み、前記プルタブ部分の少なくとも一部が、該切欠き領域内に配置され、前記引き伸ばし剥離可能な接着性ストリップ及び前記物品支持部材が、組み合わさって、略対称の輪郭を有する物品支持アセンブリが形成される、物品支持アセンブリ。
13. 前記プルタブ部分の形体が、前記切欠き領域の形体に概ね対応する、請求項１２に記載の物品支持アセンブリ。
14. 前記切欠き領域が凹状である、請求項１２に記載の物品支持アセンブリ。
15. 前記切欠き領域が、平行四辺形の形状で提供される、請求項１２に記載の物品支持アセンブリ。
16. 前記物品支持部材及び前記プルタブが、同じ全体的な外観を呈する表面仕上げを有する、請求項１に記載の物品支持アセンブリ。
17. 前記物品支持体及び前記プルタブが透明である、請求項１に記載の物品支持アセンブリ。

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