JP2013540124A - 酵母抽出物及びヘキサペプチドを含むパーソナルケア組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】皮膚に協奏的に影響を与える酵母抽出物とヘキサペプチドの組み合わせのパーソナルケア組成物の提供。
【解決手段】(a)酵母抽出物、(b)ヘキサペプチド‐11(Phe−Val−Ala−Pro−Phe−Pro)(配列番号1)、及び(c)皮膚科学的に許容可能な担体を含むパーソナルケア組成物であって、成分(a)と(b)の合計量がパーソナルケア組成物の合計重量に対して約2重量%から約6重量%まで、好ましくは4〜6%である上記パーソナルケア組成物。この組成物を用いることによる皮膚状態の調整方法も開示される。
【選択図】図1
【解決手段】(a)酵母抽出物、(b)ヘキサペプチド‐11(Phe−Val−Ala−Pro−Phe−Pro)(配列番号1)、及び(c)皮膚科学的に許容可能な担体を含むパーソナルケア組成物であって、成分(a)と(b)の合計量がパーソナルケア組成物の合計重量に対して約2重量%から約6重量%まで、好ましくは4〜6%である上記パーソナルケア組成物。この組成物を用いることによる皮膚状態の調整方法も開示される。
【選択図】図1
Description
本発明は一般的にパーソナルケア組成物に関する。より具体的には、本発明は少なくとも一つの酵母抽出物及び少なくとも一つのヘキサペプチドの混合物を含むパーソナルケア組成物に関する。本発明はまたこのようなパーソナルケア組成物を用いる方法に関する。
酵母抽出物及びヘキサペプチドは別個に公知のものであり、化粧品組成物に使用されている。酵母抽出物の使用を教示する先行文献の例として以下のものが挙げられる。米国特許2,230,479号は、ヒト皮膚細胞における酸素取り込みを改善するために酵母細胞抽出物の局所的使用を開示している。米国特許5,643,587号は生きている酵母細胞由来物が目の下の皮膚美白のために設計された組成物において有益な応用ができることを開示している。米国特許5,656,300号は生きている酵母細胞由来物及びミノキシジルの組み合わせが、皮膚細胞がミノキシジル処置に応答するのを助けるように皮膚細胞を協奏的に刺激することによりヒトの毛髪を成長させるミノキシジル処置の有効性を改善することができることを開示している。米国特許5,676,956号は、ヒトの目の下の腫れを低減するのを助けるための、生きている酵母細胞由来物の使用を教示している。米国特許5,676,973号は、皮膚ニキビの治療の助けとなるフルオロウラシルの有効性を協奏的に刺激するための、フルオロウラシルと組み合わせた、生きている酵母細胞由来物の使用を教示している。米国特許6,177,105号は、ヒト皮膚のコラーゲンの成長を刺激するのを助けるための、生きている酵母細胞由来物の使用を教示している。
ストレスを与えた酵母溶解物の化粧品製品への使用もまた知られている。最近では、パン酵母として知られることの方が多いサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)が、熱ショック、過酸化物、紫外線のような成長ストレスに応答して、ストレス応答剤の産生を増大し得ることが知られている。例示的に、米国特許5,776,441号は、リップトリートメント(口唇治療剤)に添加したUVストレスを与えた生きている酵母細胞由来物が、乾燥して荒れた唇の望ましくない効果を改善する助けとなり得ることを開示している。米国特許公開公報2006/0110815号は、オゾンストレスを与えた酵母溶解物が皮膚細胞にオゾンへの曝露からの保護を提供することを教示している。
局所適用及び化粧品におけるヘキサペプチドの使用もまた十分に確立されている。例えば、米国特許公開公報2008152606号は、しわ、小皺、緩み、斑状の色素沈着、及び黄ばみのような老化に関連した皮膚状態を改善するためのアセチル−Glu−Glu−Met−Glu−Arg−Argの構造のアセチル化ヘキサペプチドを開示している。IE20060154は、Gly−Pro−Gln−Gly−Pro−Glnの構造のヘキサペプチドが老化皮膚の外観を改善し得ることを開示している。
同様に、酵母抽出物、特にサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)(パン酵母)からの抽出物由来のペプチドは、傷治癒及び皮膚の外観を改善するために局所的に機能することができる。Bentley et al.,Arch Surg 1990(全体を引用)参照。アミノ酸配列Phe−Val−Ala−Pro−Phe−Pro (INCI名:ヘキサペプチド−11)を含むペプチドが酵母発酵物中に発見され、老化皮膚を安定させることが報告された。Lupo et al.,Dermatol Therapy 2007参照。
上記引用されたこれらの文献は、しかし、皮膚に協奏的に影響を与える酵母抽出物とヘキサペプチドの組み合わせの影響を調べることはなかった。皮膚又は皮膚細胞に個々に適用したときに酵母抽出物とヘキサペプチドからは気づかれていなかった恩恵を示すパーソナルケア組成物の必要性が依然として存在するのである。本発明はこの要求にこたえるものと信ずる。
それ故、本発明の一つの局面は、(a)酵母抽出物、(b)ヘキサペプチド‐11(Phe−Val−Ala−Pro−Phe−Pro)(配列番号1)、及び(c)皮膚科学的に許容可能な担体を含むパーソナルケア組成物であって、成分(a)と(b)の合計量がパーソナルケア組成物の合計重量に対して約2重量%から約6重量%まで、好ましくは約4重量%から約6重量%までである上記パーソナルケア組成物に関する。
本発明の他の局面は、(a)酵母抽出物、(b)ヘキサペプチド‐11(Phe−Val−Ala−Pro−Phe−Pro)(配列番号1)、及び(c)皮膚科学的に許容可能な担体を含むパーソナルケア組成物であって、成分(a)と(b)の合計量がパーソナルケア組成物の合計重量に対して約2〜6%、好ましくは4〜6%である上記パーソナルケア組成物を皮膚に局所適用することを含む皮膚状態を調節するための方法に関する。
これら及び他の局面は以下の発明の詳細な説明を読めば明らかになるであろう。
本発明のパーソナルケア組成物は、酵母抽出物、ヘキサペプチド、好ましくはヘキサペプチド‐11(Phe−Val−Ala−Pro−Phe−Pro)(配列番号1)、及び皮膚科学的に許容可能な担体、並びに付加的な若しくは任意的な内容物、成分、又は本願明細書に記載した制限のいずれも含むことができる。好ましくは、いずれもパーソナルケア組成物の合計重量に対して、酵母抽出物とヘキサペプチドは約2重量%から約6重量%まで、より好ましくは約4重量%から約6重量%までの量で存在し、担体は約50重量%から約99重量%までの量で存在する。一つの態様では、酵母抽出物のヘキサペプチドに対する重量比は約1:4から約4:1まで、好ましくは約1:2から約2:1までの間である。一つの態様では、酵母抽出物とヘキサペプチド‐11はリポソーム、ニアソーム、ナノソームのような送達ビヒクル中にカプセル化される。
本願明細書においては、パーソナルケア組成物は、石鹸、シャンプー、スキンケア医薬、化粧品、治療的及びホメオパシー療法のスキンケア製剤を含むが、これらには限定されない広い範囲の応用を包含している。
本発明のパーソナルケア組成物は、その必須成分及び幾つかの任意的成分を含み、本明細書に詳細に記載される。
酵母抽出物
本発明の酵母抽出物は当業者に知られた標準的な醗酵方法により得られる。本発明の目的のために定義されるものとして、酵母抽出物とは、栄養増殖培地上で増殖させ、次いで栄養培地、細胞タンパク質材料、細胞核材料、細胞質材料、細胞原形質材料、及び/又は細胞壁成分を含むが、これらには限定されない細胞酵母成分を含む産物を与えるように死滅させた酵母由来の組成物である。典型的には、酵母抽出物は本質的に水溶性である。この開示の目的のために、水溶性とは、酵母成分の0.1gが1gの水に溶解することを意味する。
本発明の酵母抽出物は当業者に知られた標準的な醗酵方法により得られる。本発明の目的のために定義されるものとして、酵母抽出物とは、栄養増殖培地上で増殖させ、次いで栄養培地、細胞タンパク質材料、細胞核材料、細胞質材料、細胞原形質材料、及び/又は細胞壁成分を含むが、これらには限定されない細胞酵母成分を含む産物を与えるように死滅させた酵母由来の組成物である。典型的には、酵母抽出物は本質的に水溶性である。この開示の目的のために、水溶性とは、酵母成分の0.1gが1gの水に溶解することを意味する。
醗酵過程で用いる酵母は当業者に知られた様々な属のものであってもよく、Arthroascus、Aureobasidium、Botryoascus、Brettanomyces、Candida、Citeromyces、Clavispora、Cryptococcus、Debaryomyces、Dekkera、Filobasidium、Guilliermondella、Hansenula、Haneseniaspora、Hormoascus、Klockera、Kluyveromyces、Leucosporidium、Lipomyces、Malassezia、Metschnikowia、Nadsonia、Nematospora、Oosporidium、Pachysolen、Pachytichospora、Penicillium、Pichia、Prototheca、Rhodosporidium、Rhodotorula、Saccharomyces、Saccharomycodes、Saccharomycopsis、Schizosaccharomyce、Schwanniomyces、Sporobolomyces、Sporopachydermia、Tremella、Trichosporan、Trigonopsis、Torulaspora、Torulopsis、Williopsis、Yarrowia、Zygosaccharomycesを包含するが、これらには限定されない。一つの例では、適切な酵母はサッカロマイセス(Saccharomyces)属に基づくものであり、特にパン酵母としてより一般的に知られるサッカロマイセス セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)である。
本発明で用いる酵母増殖培地はしばしば増殖ペプトンと呼ばれ、例えばAtlas,RM”Handbook of Microbiological Media”(微生物培地ハンドブック)ed.,Parks,LC,CRC Press,Boca Raton,FL,1993で知られるように様々な成分からなることができる。特に、培地は、「酵母醗酵培地」(Yeast Fermentation Medium)として上記テキストの1006頁に定義された培地に類似したものであってもよい。このような培地は例えばシグマライフサイエンス(Sigma Life Sciences,St.Louis,MO.)から購入される。
本発明の酵母を増殖させる方法は当業者に公知である。一般的に言えば、酵母は開放した醗酵容器で単純に増殖させることができるか、或いはNew Brunswick Scientific,Edison,NJ.から入手できるであろう密封形生物学的醗酵器を用いて実施されるような、より精密な条件下で増殖させることができる。
醗酵の後、次いで酵母を溶解して酵母抽出物を得る。酵母は、酵素、高速攪拌、増殖培地での変化、自己溶菌、又はpHの変化を含むがこれらには限定されない、当業者に知られた様々な方法により溶解させることができる。酵母溶解物は典型的には水溶性成分と水不溶性成分を含む。水不溶性成分は水溶性成分から分離することができる。望ましくは、酵母抽出物は当業者に知られた方法によりさらに精製することができる。
ヘキサペプチド
本発明の必須成分は醗酵のような生物学的手段又は固体状態若しくは溶液相合成化学のようなより古典的な方法のいずれかにより単離されたペプチドである。より具体的には、本発明にとって重要なのは、ヘキサペプチドとして包括的に知られる6個のアミノ酸を本質的に含むペプチド類である。ヘキサペプチドのアミノ酸は天然のアミノ酸のいずれでもよく、また自然のものではない合成方法により形成されたアミノ酸を含んでもよい。
本発明の必須成分は醗酵のような生物学的手段又は固体状態若しくは溶液相合成化学のようなより古典的な方法のいずれかにより単離されたペプチドである。より具体的には、本発明にとって重要なのは、ヘキサペプチドとして包括的に知られる6個のアミノ酸を本質的に含むペプチド類である。ヘキサペプチドのアミノ酸は天然のアミノ酸のいずれでもよく、また自然のものではない合成方法により形成されたアミノ酸を含んでもよい。
特に関心があるのは、ヘキサペプチド−11(化学構造:Phe−Val−Ala−Pro−Phe−Pro)(配列番号1)[Lupo et al.,Dermatol Therapy 2007]として知られる酵母醗酵物から単離されたヘキサペプチドである。ヘキサペプチド‐11の構造は模式的には以下のように示される。
ヘキサペプチド‐11
ヘキサペプチド‐11
本発明のヘキサペプチドは酵母由来であるか、或いは当業者に知られた標準的な方法により作成された合成ペプチドとして提供することができる。本発明のヘキサペプチドは例えば当業者に知られた標準の合成方法によりアミドにエステル化若しくは変換するようにさらに誘導体化することができる。
担体
本発明の他の必須成分は皮膚科学的に許容される担体である。本明細書における用語「皮膚科学的に許容される」とは、そのように記載された組成物又はその成分が不適切な毒性、不適合性、不安定性、アレルギー反応等なしにヒト皮膚と接触させて使用するのに適していることを意味する。
本発明の他の必須成分は皮膚科学的に許容される担体である。本明細書における用語「皮膚科学的に許容される」とは、そのように記載された組成物又はその成分が不適切な毒性、不適合性、不安定性、アレルギー反応等なしにヒト皮膚と接触させて使用するのに適していることを意味する。
担体は非常に様々な形態とすることができる。例えば、水中油、油中水、水中油中水、及びシリコーン中水中油エマルジョンを包含するがこれらには限定されないエマルジョン担体が本発明では有用である。これらのエマルジョンは広い範囲の粘度、例えば約100cpsから約200,000cpsまでをカバーすることができる。これらのエマルジョンはまた、機械ポンプ容器又は従来の高圧ガスを用いた圧縮エアロゾル容器のいずれかを用いたスプレーの形態で送達することもできる。これらの担体はまたムース(泡)の形態で送達することもできる。他の適切な局所的担体には、油、アルコール、及びシリコーンのような無水液体溶媒(例えば、鉱油、エタノール、イソプロパノール、ジメチコーン、シクロメチコーン等);水性ベースの単一相液体溶媒(例えば、水−アルコール溶媒系);及びこれらの無水及び水性ベースの単一相溶媒の濃厚バージョン(例えば、溶媒の粘度が増加して、適当なガム、樹脂、ワックス、ポリマー、塩等の添加により固体又は半固体を形成する場合)が挙げられる。本発明で有用な局所的な担体系の例は、以下の4件の引用文献に記載されており、そのすべてが参照することにより全体として本明細書中に取り込まれているものとする:”Sun Products Formulary”(日焼け製品処方集)Cosmetics & Toiletries,vol.105,pp.122−139(December 1990);”Sun Products Formulary”(日焼け製品処方集),Cosmetics & Toiletries,vol.102,pp.117−136(March 1987);Figueroa et alへの米国特許第4,960,764号(1990年10月2日発行);及びFukuda et alへの米国特許第4,254,105号(1981年3月3日発行)。
本発明の担体は本発明の組成物の重量に対しを約50%から約99%まで、好ましくは約75%から約99%まで、最も好ましくは約85%から約95%まで含むことができる。
好ましい皮膚科学的に許容される担体としては、水−アルコール系及び水中油エマルジョンが挙げられる。担体が水−アルコール系の場合、担体は約0%から約99%までのエタノール、イソプロパノール、又はその混合物、及び約1%から約99%までの水を含むことができる。約5%から約60%までのエタノール、イソプロパノール、又はその混合物、及び約40%から約95%までの水を含む担体がより好ましい。約20%から約50%までのエタノール、イソプロパノール、又はその混合物、及び約50%から約80%までの水を含む担体が特に好ましい。担体が水中油エマルジョンである場合、担体はこれらのエマルジョンを調製するための一般的な賦形剤成分を含むことができる。適切な担体についてのより詳細な議論は、Blank et al.への米国特許第5,605,894号、Bissettへの米国特許第5,681,852に見出すことができ、その両方とも全体として参照することにより本明細書中に取り込まれるものとする。
任意の成分
本発明の組成物は任意に追加の皮膚活性剤を含んでもよい。このような皮膚活性剤の非制限的な例として、Oblong et al.へのPCT出願WO97/39733(1997年10月30日公開)に記載されているようなビタミンB3化合物、サリチル酸のようなヒドロキシ酸;両性イオン界面活性剤のような剥離剤又は落屑剤;2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナマート(p−メトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル)、4,4’−t−ブチルメトキシジベンゾイル−メタン、オクトクリレン、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸のような日焼け防止剤;酸化亜鉛及び二酸化チタンのような日焼け止め;抗炎症剤;トコフェロール及びそのエステルのような抗酸化剤/ラジカルスカベンジャー;金属キレート剤、特に鉄キレート剤;レチノール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、プロピオン酸レチニル、及びレチナールのようなレチノイド;N−アセチル−L−システイン及びその誘導体;グルコール酸のようなヒドロキシ酸;ピルビン酸のようなケト酸;ベンゾフラン誘導体;脱毛剤(例えば、スルフヒドリル化合物);皮膚美白剤(例えば、アルブチン、コウジ酸、ヒドロキノン、アスコルビン酸及びリン酸アスコルビル塩のような誘導体、胎盤抽出物等);抗脂肪沈着剤(例えば、カフェイン、テオフィリン);保湿剤;抗菌剤;抗アンドロゲン;及び皮膚保護薬が挙げられる。上記の皮膚活性剤のいずれの混合物もまた用いることができる。これらの活性剤のより詳細な記載は、Blank et al.への米国特許第5,605,894号に見出すことができる。好ましい皮膚活性剤としては、サリチル酸、日焼け防止剤、抗酸化剤、及びその混合物のようなヒドロキシ酸が挙げられる。
本発明の組成物は任意に追加の皮膚活性剤を含んでもよい。このような皮膚活性剤の非制限的な例として、Oblong et al.へのPCT出願WO97/39733(1997年10月30日公開)に記載されているようなビタミンB3化合物、サリチル酸のようなヒドロキシ酸;両性イオン界面活性剤のような剥離剤又は落屑剤;2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナマート(p−メトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル)、4,4’−t−ブチルメトキシジベンゾイル−メタン、オクトクリレン、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸のような日焼け防止剤;酸化亜鉛及び二酸化チタンのような日焼け止め;抗炎症剤;トコフェロール及びそのエステルのような抗酸化剤/ラジカルスカベンジャー;金属キレート剤、特に鉄キレート剤;レチノール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、プロピオン酸レチニル、及びレチナールのようなレチノイド;N−アセチル−L−システイン及びその誘導体;グルコール酸のようなヒドロキシ酸;ピルビン酸のようなケト酸;ベンゾフラン誘導体;脱毛剤(例えば、スルフヒドリル化合物);皮膚美白剤(例えば、アルブチン、コウジ酸、ヒドロキノン、アスコルビン酸及びリン酸アスコルビル塩のような誘導体、胎盤抽出物等);抗脂肪沈着剤(例えば、カフェイン、テオフィリン);保湿剤;抗菌剤;抗アンドロゲン;及び皮膚保護薬が挙げられる。上記の皮膚活性剤のいずれの混合物もまた用いることができる。これらの活性剤のより詳細な記載は、Blank et al.への米国特許第5,605,894号に見出すことができる。好ましい皮膚活性剤としては、サリチル酸、日焼け防止剤、抗酸化剤、及びその混合物のようなヒドロキシ酸が挙げられる。
他の従来のスキンケア製品添加剤も本発明の組成物に含ませてもよい。例えば、尿素、グアニジン、グリセロール、ペトロラタム、鉱油、糖エステル、及びポリエステル、ポリオレフィン、メチルイソステアラート、エチルイソステアラート、セチルリシノレアート、イソノニルイソノナノアート、イソヘキサデカン、ラノリン、ラノリンエステル、コレステロール、ピロリドンカルボン酸/塩(PCA)、トリメチルグリシン(ベタイン)、トラネキサム酸、アミノ酸(例えば、セリン、アラニン、トレオニン、ヒスチジン)、及び/又はそれらのエステル、パンテノール及びその誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、加水分解物、プリムローズ油、ホホバ油、上皮成長因子、大豆サポニン、ムコ多糖、及びそれらの混合物を用いることができる。他の適当な添加物又は皮膚活性剤は、Oblong et al.へのPCT出願WO97/39733(1997年10月30日公開)に詳細に議論される。
製剤には他の成分を含ませてもよく、これらの成分は担体、任意的な成分、又は製剤の意図する用途に応じて選択することができる。追加の成分としては、抗酸化剤(例えばBHT);乳化安定剤(例えばカーボメル);保存剤(例えばフェノキシエタノール);芳香剤(例えばピネン);保湿剤(例えばグリセリン);防水剤(例えばフォンブリンスペルフルオロエーテル);水溶性フィルム形成剤(例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース);油溶性フィルム形成剤(例えば水素化C−9樹脂);モイスチャライジング剤(保湿剤)(例えばコレステロール);カチオン性ポリマー(例えばポリクオーターニウム−10(Polyquaternium−10));アニオン性ポリマー(例えばキサンタンガム);ビタミン(例えばトコフェロール)等が挙げられるが、これらには限定されない。
本発明の製剤の特に好ましい態様は、アンチエイジング(抗老化)製品として使用されるスキンケアローション又はクリームである。その目的のために、本発明の製剤は保湿剤(モイスチャライザー)、エモリエント(皮膚軟化剤、柔軟化粧水)又は保湿剤(ヒュメクタント)である薬剤と組み合わせられる。有用な組み合わせの例は、油、脂肪、ワックス、エステル、脂肪酸アルコール、脂肪酸エトキシラート、グリコール、糖、ヒアルロン酸及びヒアルロン酸エステル(塩)、ジメチコーン、シクロメチコーン等である。さらなる例は、the International Cosmetic Ingredient Dictionary CTFA,Tenth Edition,2004(国際化粧品成分辞典、CTFA、第10版、2004年)に見出すことができる。
組成物の調製
本発明の組成物は一般に局所組成物を作製するための公知のような従来の方法により調製される。このような方法は典型的には、加熱又は加熱なしで、一つ又は複数の工程で内容物を比較的均一な状態に混合すること、冷却すること、真空の適用等が包含される。
本発明の組成物は一般に局所組成物を作製するための公知のような従来の方法により調製される。このような方法は典型的には、加熱又は加熱なしで、一つ又は複数の工程で内容物を比較的均一な状態に混合すること、冷却すること、真空の適用等が包含される。
皮膚状態を調整するための方法
本発明のパーソナルケア組成物は局所適用、並びに皮膚の肌理の視覚的及び/又は触覚的な不連続性、炎症後の色素過剰の低減、皮膚の非メラニン変色の調整、皮膚の水分保持及びバリア特性の調整、皮膚の上皮分化の調整、皮膚の剥離の調整、皮膚萎縮を低減するための皮膚の肥厚、皮膚の弾力性の調整、油性肌の低減、皮膚におけるセルライトの調整、皮膚における掻痒の調整、皮膚における傷治癒の促進、及び皮膚における神経成長と神経機能の調整のような、皮膚状態の調整に有用である。皮膚状態を調整することは通常、皮膚外観及び/又は感触を改良することを含む。
本発明のパーソナルケア組成物は局所適用、並びに皮膚の肌理の視覚的及び/又は触覚的な不連続性、炎症後の色素過剰の低減、皮膚の非メラニン変色の調整、皮膚の水分保持及びバリア特性の調整、皮膚の上皮分化の調整、皮膚の剥離の調整、皮膚萎縮を低減するための皮膚の肥厚、皮膚の弾力性の調整、油性肌の低減、皮膚におけるセルライトの調整、皮膚における掻痒の調整、皮膚における傷治癒の促進、及び皮膚における神経成長と神経機能の調整のような、皮膚状態の調整に有用である。皮膚状態を調整することは通常、皮膚外観及び/又は感触を改良することを含む。
皮膚状態を調整することは典型的には、皮膚に安全で効果的な量の本発明の組成物を適用することを含む。適用される組成物の量、適用の頻度及び使用の期間は、所定の組成物の酵母及びヘキサペプチド及び/又は他の成分の量、及び望ましい調節レベルに大きく依存するであろう。
好ましい態様では、組成物は皮膚に慢性的に適用される。「慢性的な局所適用」とは、対象の生存中長い期間に亘って、好ましくは少なくとも約1週間、より好ましくは少なくとも約1ヶ月、さらにより好ましくは少なくとも約3ヶ月、さらにより好ましくは少なくとも約6ヶ月、及びさらにより好ましくは少なくとも約1年の期間、組成物を継続的に局所適用することを意味する。典型的には、適用はそのような長い期間に亘って1日約1回の程度で行われるが、適用割合は1週間に約1回から一日約3回又はそれ以上にまで変えることができる。
或る態様では、皮膚状態の調整は、本発明のパーソナルケア組成物をスキンローション、クリーム、ゲル、エマルジョン(乳液)、スプレー、コンディショナー、化粧品、リップスティック、ファウンデーション、マニキュア液等の形態で、処置すべき顔、髪、及び/又は爪の外部のいずれの部分、例えば顔、唇、目元の領域、まぶた、頭皮、首、胴、腕、手、脚、指の爪、足の爪、頭髪、睫毛、眉毛等に塗布することにより実施される。
少なくとも最低レベルの本発明のパーソナルケア組成物に皮膚を継続的に曝すことを保証するための一つのアプローチは、例えば顔に塗布したパッチを使用することにより組成物を適用することである。このようなアプローチはより集中的な処置を必要とする問題のある皮膚領域にとっては特に有用である。パッチは閉塞的(密封性)、半閉塞性(半密封性)又は非閉塞性(非密封性)であることができる。パーソナルケア組成物はパッチの中に含ませてもよく、またパッチの貼付に先立ち皮膚に塗布してもよい。パッチはまた、Burkett et al.へのPCT出願WO9701313に記載されているような発熱反応の化学開始剤のような追加の活性剤を含むこともできる。
本発明の組成物を適用する他のアプローチは、シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、フェイシャルスクラブ、フェイシャルピール等のような(ただしこれらには限定されない)、水で流せる組成物を介してのものである。
本発明の酵母抽出物とヘキサペプチド−11は線維芽細胞のような皮膚細胞における細胞外マトリクスタンパク質産生を協奏的に刺激すると信じられている。一つの態様では、本発明の組成物は正常のヒト皮膚線維芽細胞での1A1型コラーゲンの発現を増加するのに効果的である。
以下の実施例は説明のためのものであり、本明細書に開示され特許請求の範囲に記載されているような発明を制限するものとして解釈されるべきではない。明示的に断りがなければ、すべての部とパーセントは重量によるものであり、すべての温度は摂氏℃である。本明細書で引用したすべての特許出願、特許及び他の刊行物は全体として参照することにより本願に取り込まれているものとする。
[実施例1]
サッカロミセス属微生物と培地からの増殖酵母抽出物の単離
本発明の酵母抽出物を調製するためにS.セレビシエ(S. cerevisiae)(Red Star baker’s yeast)を用いた。保存培養物を酵母ペプチドデキストロース(YPD)寒天斜面(Difco)上で維持した。実施培養物は4℃のYPD培養液中で維持した。醗酵を10 g/Lの酵母抽出物、8g/LのNH4SO4、3g/LのKH2PO4、2g/LのMgSO4、及び0.5mL/LのAntifoam Aを含む培地で実施した。断りがなければ、醗酵の作用体積は2Lであった。
サッカロミセス属微生物と培地からの増殖酵母抽出物の単離
本発明の酵母抽出物を調製するためにS.セレビシエ(S. cerevisiae)(Red Star baker’s yeast)を用いた。保存培養物を酵母ペプチドデキストロース(YPD)寒天斜面(Difco)上で維持した。実施培養物は4℃のYPD培養液中で維持した。醗酵を10 g/Lの酵母抽出物、8g/LのNH4SO4、3g/LのKH2PO4、2g/LのMgSO4、及び0.5mL/LのAntifoam Aを含む培地で実施した。断りがなければ、醗酵の作用体積は2Lであった。
バイオリアクター
自動pH、温度、攪拌、溶解酸素(DO)及び制泡制御装置を備えたNew Brunswick Bioflo 110 卓上バイオリアクター(Edison、NJ)を用いた。2L容器に空気の出入り口、アルカリ及び培地追加口、並びに溶出物側面開口部を設けた。培地のpHは4M NaOH及び/又は4M H2SO4を添加することにより5.5に維持した。通気は1vvm(空気の体積/醗酵槽の作用体積/分)に維持し、DOレベルは攪拌にカスケードを設けて60%に保った。醗酵槽は1.2mL/hの割合で250g/Lのグルコース溶液を供給した。
自動pH、温度、攪拌、溶解酸素(DO)及び制泡制御装置を備えたNew Brunswick Bioflo 110 卓上バイオリアクター(Edison、NJ)を用いた。2L容器に空気の出入り口、アルカリ及び培地追加口、並びに溶出物側面開口部を設けた。培地のpHは4M NaOH及び/又は4M H2SO4を添加することにより5.5に維持した。通気は1vvm(空気の体積/醗酵槽の作用体積/分)に維持し、DOレベルは攪拌にカスケードを設けて60%に保った。醗酵槽は1.2mL/hの割合で250g/Lのグルコース溶液を供給した。
酵母抽出物の調製
分析試験のためのS.cerevisiae(S.セレビシエ)の試料を48時間後1.0x109細胞/mLで醗酵培養液から採取した。45mLの培地試料を遠心分離し(15000rpm、10分)、蒸留水で洗浄した。沈殿物を、フェニルメチルスルホニルフルオリド(Sigma Chemical Co.,St. Louis,MO)で1mMにまで、ペプスタチンA(Sigma)で10μMの濃度にまで補充した10mMリン酸緩衝液(pH7)の45mL中に再懸濁した。45mLガラスビーズ(0.5mm直径;Biospec Products,USA)を細胞懸濁物に加え、90mL容器中の懸濁液をBeadbeater (Biospec Products)中に挿入し、3分間ホモジネーション速度で振盪した。試料室を氷浴でホモジネーション工程の間冷却した。試料のタンパク質濃度はBCAタンパク質アッセイ(Sigma)で決定した。各溶解物の試料を分析して、実施例2に記載した。
分析試験のためのS.cerevisiae(S.セレビシエ)の試料を48時間後1.0x109細胞/mLで醗酵培養液から採取した。45mLの培地試料を遠心分離し(15000rpm、10分)、蒸留水で洗浄した。沈殿物を、フェニルメチルスルホニルフルオリド(Sigma Chemical Co.,St. Louis,MO)で1mMにまで、ペプスタチンA(Sigma)で10μMの濃度にまで補充した10mMリン酸緩衝液(pH7)の45mL中に再懸濁した。45mLガラスビーズ(0.5mm直径;Biospec Products,USA)を細胞懸濁物に加え、90mL容器中の懸濁液をBeadbeater (Biospec Products)中に挿入し、3分間ホモジネーション速度で振盪した。試料室を氷浴でホモジネーション工程の間冷却した。試料のタンパク質濃度はBCAタンパク質アッセイ(Sigma)で決定した。各溶解物の試料を分析して、実施例2に記載した。
[実施例2]
酵母由来ヘキサペプチドの調製
酵母(Saccharomyces cerevisiae)を、Jazwinski SM. Methods in Enzymology 182(1990)154−174(全体として本明細書中に加入する)に概説された条件に従って増殖させた。醗酵過程の完了と同時に、酵母を濾過により単離し、PBS中に再懸濁させた。混合物をマイクロフルイダイザーの間を走らせて微生物を破壊し、破壊された酵母細胞と細胞質内容物の混合物を得た。主として細胞壁成分を含む非溶解成分をろ過により除去して、他の成分としてペプチド、オリゴペプチド、糖、及び重合糖を含む水溶性材料の混合物を得た。
酵母由来ヘキサペプチドの調製
酵母(Saccharomyces cerevisiae)を、Jazwinski SM. Methods in Enzymology 182(1990)154−174(全体として本明細書中に加入する)に概説された条件に従って増殖させた。醗酵過程の完了と同時に、酵母を濾過により単離し、PBS中に再懸濁させた。混合物をマイクロフルイダイザーの間を走らせて微生物を破壊し、破壊された酵母細胞と細胞質内容物の混合物を得た。主として細胞壁成分を含む非溶解成分をろ過により除去して、他の成分としてペプチド、オリゴペプチド、糖、及び重合糖を含む水溶性材料の混合物を得た。
得られた酵母抽出物をまず3000ダルトンの公証分子量分画の膜フィルターを用いた接線流濾過を用いて分子量分布で分画した。得られた低分子量分画を以下の条件の下で高速液体クロマトグラフィーを用いて更に分画した:カラム:C18(1.0 X 250 mm)、移動相:0.1%トリフルオロ酢酸(水中)及び0.0075%トリフルオロ酢酸(70%アセトニトリル中)の混合物の5%〜80%。クロマトグラフィーカラムから取り出した分画を単離し、最大の分画の成分を濃縮して本発明のヘキサペプチド、即ちPhe−Val−Ala−Pro−Phe−Pro(配列番号1)を含む分画を得た。その構造をエドマン分解(Edman Degradation)により同定してアミノ酸配列を決定した。
[実施例3]
酵母抽出物及び酵母由来ペプチドの1A1型コラーゲン発現へのインビトロ効果
線維芽細胞の調製
線維芽細胞を線維芽細胞増殖培地(FGM)0.5ml中の24穴プレートの個々のウェル(穴)に播種し、37±2°C及び5±1%CO2で終夜インュベートした。翌日培地をアスピレーションで取り除き、非付着細胞を除去し、0.5mlの新鮮なFGMで置き換えた。細胞を48〜72時間ごとに培地を換えながらコンフルーエントに達するまで増殖させた。コンフルーエントに達すると同時に細胞を1.5%FBSで補充したDMEMで24時間処理し、通常の培地に含まれている成長因子の効果を洗い流した。この24時間の洗い流し時間の後、細胞を1.5%FBS含有DMEMに溶解した特定濃度の試験材料で処理した。未処理の細胞(ネガティブコントロール)には1.5%FBS含有DMEMのみを与えた。細胞を48時間インキュベートし、インキュベート時間の終わりに細胞培地を集め、凍結保存(−75℃)するか、或いはただちにアッセイした。材料は3回試験した。
酵母抽出物及び酵母由来ペプチドの1A1型コラーゲン発現へのインビトロ効果
線維芽細胞の調製
線維芽細胞を線維芽細胞増殖培地(FGM)0.5ml中の24穴プレートの個々のウェル(穴)に播種し、37±2°C及び5±1%CO2で終夜インュベートした。翌日培地をアスピレーションで取り除き、非付着細胞を除去し、0.5mlの新鮮なFGMで置き換えた。細胞を48〜72時間ごとに培地を換えながらコンフルーエントに達するまで増殖させた。コンフルーエントに達すると同時に細胞を1.5%FBSで補充したDMEMで24時間処理し、通常の培地に含まれている成長因子の効果を洗い流した。この24時間の洗い流し時間の後、細胞を1.5%FBS含有DMEMに溶解した特定濃度の試験材料で処理した。未処理の細胞(ネガティブコントロール)には1.5%FBS含有DMEMのみを与えた。細胞を48時間インキュベートし、インキュベート時間の終わりに細胞培地を集め、凍結保存(−75℃)するか、或いはただちにアッセイした。材料は3回試験した。
プロコラーゲンアッセイ
一連のI型C−ペプチド標準を0ng/ml〜640ng/mlに亘って調製した。次に、ELISAマイクロプレ−トをプレート枠から不要な片を取り除くことにより調製し、次いで100μlのペルオキシダーゼ標識した抗プロコラーゲンI型−Cペプチド抗体をアッセイに用いた各ウェルに添加した。20μlの各試料(集めた組織培地)又は標準試料を次いで適当なウェルに添加し、マイクロプレートを覆い、37℃で3±0.25時間インキュベートさせた。インキュベーションの後、ウェルをアスピレーションで吸い取り、400μlの洗浄バッファーで3回洗浄した。最後の洗浄液を除いた後、100μlのペルオキシダーゼ基質溶液(過酸化水素+色原体としてテトラメチルベンジジン)を各ウェルに添加し、プレートを室温で15±5分間インキュベートした。インキュベーションの後、100μlの停止溶液(1N硫酸)を各ウェルに添加し、プレートを450nmでマイクロプレートリーダーで読み取った。
一連のI型C−ペプチド標準を0ng/ml〜640ng/mlに亘って調製した。次に、ELISAマイクロプレ−トをプレート枠から不要な片を取り除くことにより調製し、次いで100μlのペルオキシダーゼ標識した抗プロコラーゲンI型−Cペプチド抗体をアッセイに用いた各ウェルに添加した。20μlの各試料(集めた組織培地)又は標準試料を次いで適当なウェルに添加し、マイクロプレートを覆い、37℃で3±0.25時間インキュベートさせた。インキュベーションの後、ウェルをアスピレーションで吸い取り、400μlの洗浄バッファーで3回洗浄した。最後の洗浄液を除いた後、100μlのペルオキシダーゼ基質溶液(過酸化水素+色原体としてテトラメチルベンジジン)を各ウェルに添加し、プレートを室温で15±5分間インキュベートした。インキュベーションの後、100μlの停止溶液(1N硫酸)を各ウェルに添加し、プレートを450nmでマイクロプレートリーダーで読み取った。
プロコラーゲン ELISA
存在する各プロコラーゲンの量を定量するために、既知の濃度のプロコラーゲンI型C‐ペプチドを用いて標準曲線を生成した。回帰分析を行い、これらのデータ点にもっとも一致する線を確立した。試験材料と未処理試料の吸光度値を用いて各試料に存在するプロコラーゲンI型C−ペプチドの量を評価した。
存在する各プロコラーゲンの量を定量するために、既知の濃度のプロコラーゲンI型C‐ペプチドを用いて標準曲線を生成した。回帰分析を行い、これらのデータ点にもっとも一致する線を確立した。試験材料と未処理試料の吸光度値を用いて各試料に存在するプロコラーゲンI型C−ペプチドの量を評価した。
これらの実験のデータを図1に示す。
4%の濃度で、1部の酵母ペプチド(YDP)と1部の酵母抽出物(YE)の組み合わせでは、未処理コントロールに比較してコラーゲン発現に統計的に有意の改善が見られたことをデータは示している。
4%の濃度で、1部の酵母ペプチド(YDP)と1部の酵母抽出物(YE)の組み合わせでは、未処理コントロールに比較してコラーゲン発現に統計的に有意の改善が見られたことをデータは示している。
[実施例4]
リポソームにおける酵母抽出物とヘキサペプチド混合物のカプセル化
上記実施例1及び2で示されたように調製した酵母抽出物と酵母由来ペプチドの試料を、大豆から得られたリン脂質とレシチンを含むリポソームの中に入れた。協奏的な混合物をリン脂質及びレシチン成分とともにスラリーにし、その混合物をHydraulic Engineering Corporation社(Brea,CA)から得た高圧ホモジナイザーを用いてホモジナイズした。酵母抽出物と酵母由来ペプチドの協奏的混合物を含んだ乳白色の混合物をリポソーム成分でカプセル化した。
リポソームにおける酵母抽出物とヘキサペプチド混合物のカプセル化
上記実施例1及び2で示されたように調製した酵母抽出物と酵母由来ペプチドの試料を、大豆から得られたリン脂質とレシチンを含むリポソームの中に入れた。協奏的な混合物をリン脂質及びレシチン成分とともにスラリーにし、その混合物をHydraulic Engineering Corporation社(Brea,CA)から得た高圧ホモジナイザーを用いてホモジナイズした。酵母抽出物と酵母由来ペプチドの協奏的混合物を含んだ乳白色の混合物をリポソーム成分でカプセル化した。
[実施例5]
酵母抽出物とヘキサペプチド混合物のマルトデキストリンへのカプセル化
上記実施例1及び2で示されたように調製した酵母抽出物と酵母由来ペプチドの試料を、実施例4に示す手順に従ってマルトデキストリン中に入れた。
本発明をその具体的な態様を参照して記載してきたが、多くの変化、修正及び変更を本明細書に開示した発明的概念から離れることなく行うことができることは明らかである。従って、添付の特許請求の範囲の精神と広い範囲に入るようなあらゆる変化、修正及び変更を包含することが意図されている。
酵母抽出物とヘキサペプチド混合物のマルトデキストリンへのカプセル化
上記実施例1及び2で示されたように調製した酵母抽出物と酵母由来ペプチドの試料を、実施例4に示す手順に従ってマルトデキストリン中に入れた。
本発明をその具体的な態様を参照して記載してきたが、多くの変化、修正及び変更を本明細書に開示した発明的概念から離れることなく行うことができることは明らかである。従って、添付の特許請求の範囲の精神と広い範囲に入るようなあらゆる変化、修正及び変更を包含することが意図されている。
Claims (17)
- (a)酵母抽出物、(b)ヘキサペプチド‐11(Phe−Val−Ala−Pro−Phe−Pro)(配列番号1)、及び(c)皮膚科学的に許容可能な担体を含むパーソナルケア組成物であって、成分(a)と(b)の合計量がパーソナルケア組成物の合計重量に対して約2重量%から約6重量%までである上記パーソナルケア組成物。
- 成分(a)と(b)の合計量がパーソナルケア組成物の合計重量に対して約4%から約6%までである、請求項1記載の組成物。
- 成分(b)に対する成分(a)の重量比が約1:4から約4:1の間にある、請求項1記載の組成物。
- 成分(b)に対する成分(a)の重量比が約1:2から約2:1の間にある、請求項3記載の組成物。
- 酵母抽出物がサッカロミセス セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)である、請求項1記載の組成物。
- 担体が、油中水、水中油、水中油中水、及びシリコーン中水中油エマルジョンからなる群から選ばれるエマルジョンである、請求項1記載の組成物。
- 担体が、水、油、アルコール、シリコーン、及びこれらの組み合わせからなる群から選ばれる、請求項1記載の組成物。
- 成分(a)及び(b)が、リポソーム、ニアソーム、ナノソーム、及びこれらの組み合わせからなる群から選ばれる送達ビヒクル中にカプセル化されている、請求項1記載の組成物。
- ヒドロキシ酸、剥離剤又は落屑剤、日焼け防止剤、日焼け止め、抗炎症剤、抗酸化剤/ラジカルスカベンジャー、金属キレート剤、ケト酸類、脱毛剤、皮膚美白剤、抗脂肪沈着剤、保湿剤、抗菌剤、抗アンドロゲン、皮膚保護薬、乳化安定剤、保存剤、芳香剤、保湿剤、防水剤、水溶性フィルム形成剤、油溶性フィルム形成剤、カチオン性ポリマー、ビタミン、及びこれらの組み合わせからなる群から選ばれる少なくとも一つの成分をさらに含む、請求項1記載の組成物。
- 成分(a)及び成分(b)が、皮膚細胞における細胞外マトリクスタンパク質産生を協奏的に刺激する、請求項1記載の組成物。
- 皮膚細胞が線維芽細胞である、請求項10記載の組成物。
- 組成物が正常のヒト皮膚線維芽細胞での1A1型コラーゲンの発現を増加するのに効果的である、請求項1記載の組成物。
- (a)酵母抽出物、(b)ヘキサペプチド‐11(Phe−Val−Ala−Pro−Phe−Pro)(配列番号1)、及び(c)皮膚科学的に許容可能な担体を含むパーソナルケア組成物であって、成分(a)と(b)の合計量がパーソナルケア組成物の合計重量に対して約2重量%から約6重量%までである上記パーソナルケア組成物を皮膚に接触させることを含む、皮膚状態を調節するための方法。
- 成分(a)と(b)の合計量がパーソナルケア組成物の合計重量に対して約4重量%から約6重量%までである、請求項13記載の方法。
- 成分(a)の成分(b)に対する重量比が約1:4と約4:1の間である、請求項13記載の方法。
- 成分(a)の成分(b)に対する重量比が約1:2と約2:1の間である、請求項13記載の方法。
- 担体が、油中水、水中油、水中油中水、及びシリコーン中水中油エマルジョンからなる群から選ばれるエマルジョンである、請求項13記載の方法。
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