JP2013539381A - 折畳み可能な心臓弁用送達システム - Google Patents
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Abstract
折畳み可能な人工心臓弁を送達するための送達システムは、折畳み可能な人工心臓弁を支持するための弁支持構造と、遠位シースであって、遠位シースが弁支持構造上に支持された折畳み可能な人工心臓弁を包囲する第1の位置と、遠位シースが折畳み可能な人工心臓弁を展開のために露出させる第2の位置との間で弁支持構造に対して長手方向において移動可能になっている遠位シースと、を備えている。遠位シースは、内側ポリマー層、外側ポリマー層、および内側ポリマー層と外側ポリマー層との間に挟まれた管状支持部材から少なくとも部分的に形成されている。
Description
[関連出願の相互参照]
本願は、2010年8月17日に出願された米国仮特許出願第61/374,458号の出願日の利得を主張するものであり、その開示内容は、参照することによってここに含まれるものとする。
本願は、2010年8月17日に出願された米国仮特許出願第61/374,458号の出願日の利得を主張するものであり、その開示内容は、参照することによってここに含まれるものとする。
本開示は、心臓弁置換に関し、さらに詳細には、折畳み可能な人工心臓弁を患者内に移植するための装置、システム、および方法に関する。
健全な大動脈弁は、一方向弁の働きをし、血液を心臓の左心室から流出させるために開き、次いで、心臓内への血液の逆流を阻止するために閉じるようになっている。疾患または損傷した大動脈弁は、正確に閉じないことがあり、これによって、血液が心臓内に流れることがある。大動脈弁の損傷は、先天的な欠陥、自然老化現象、感染症、または瘢痕化によって生じる可能性がある。疾患または損傷した大動脈弁は、場合によっては、心不全を防ぐために、置換される必要がある。このような場合、自然大動脈弁と置換するために、折畳み可能な人工心臓弁が用いられることがある。
現在の折畳み可能な人工心臓弁の設計は、心臓弁置換を必要としているが、従来の開胸手術、すなわち、心臓切開手術に適していない危険性の高い患者に用いられるようになっている。これらの折畳み可能かつ再拡張可能な人工心臓弁は、動脈系を通して経心尖的または経皮的に移植されることになる。1つの経皮的な送達方法では、折畳み可能な人工心臓弁が患者の大腿動脈を通して導入されるようになっている。この送達方法は、経大腿アプローチと呼ばれている。
折畳み可能な人工心臓弁は、カテーテル、トロカール、腹腔鏡器具などのようなチューブ状送達装置を介して、患者内に送達されるようになっている。このような弁を送達装置内に、かつ最終的に患者内に配置するために、この弁は、最初、その周方向寸法を縮小するために、折畳みまたは圧着されねばならない。次いで、送達装置は、移植部位に達するまで、経心尖的または経皮的に患者内に導かれることになる。
折畳み可能な心臓弁が患者内の所望の移植部位(例えば、人工弁によって置換されるべき患者の心臓弁の弁輪またはその近く)に達したとき、人工心臓弁は、送達装置から離脱され、その完全な作用寸法に再拡張されることになる。
折畳み可能な人工心臓弁の送達装置に対して種々の改良がなされてきているが、従来の送達装置、送達システム、および送達方法は、今もなおいくつかの欠点を有している。例えば、従来の送達システムは、人工心臓弁を弁輪に対して適切に位置合わせさせることができない。位置ずれした人工心臓弁は、弁傍(PV)漏れを生じることがある。
前述したように、折畳み可能な人工心臓弁は、弁輪、特に、大動脈弁輪に経大腿的または経心尖的に送達されるようになっている。しかし、いずれの手法によっても、折畳み可能な心臓弁を弁輪に対して適切に位置合わせさせることは、困難である。
経大腿的弁移植では、折畳み可能な人工心臓弁は、逆行性手法によって、大腿動脈から大動脈弓を通って自然大動脈弁輪に送達されることになる。送達カテーテルの遠位シースは、大動脈弓を通るために著しく曲げられ、その結果、シースを大動脈弓の外壁に向かって著しく付勢することになる。これによって、人工心臓弁は、大動脈弁輪と位置ずれして展開されることになる。この問題を解決する1つの方法は、操舵可能なカテーテルを用いることである。しかし、操舵可能なカテーテルは、製造コストが高く、使用がより複雑である。操舵可能なカテーテルの他の問題は、湾曲されねばならない区域が、送達システムの遠位シースにあることである。遠位シースを湾曲させるのは、極めて困難である。何故なら、折畳み可能な人工心臓弁が、該遠位シース内に格納されているからである。このような理由から、送達システムを著しく変更することなく、大動脈弁輪に対する展開した弁の位置合わせを効果的に改良することができるシステムおよび方法を提供することが望まれている。
経心尖的弁移植では、折畳み可能な人工心臓弁は、順行性手法によって、心臓の心尖を通って送達されるようになっている。人工心臓弁を大動脈弁輪の所望の位置に正確に配置するために、折畳み可能な心臓弁は、最初、その弁輪端が拡張されるべきである。経心尖アプローチでは、自己拡張型人工心臓弁の弁輪端を拡張させるには、まず送達システムの遠位シースを遠位側に大動脈弓に向かってかつ大動脈弓内に移動させる必要がある。このような運動を可能にするために、大動脈弓の湾曲に適合するのに十分な柔軟性を有する遠位シースを作製することが重要である。一方、遠位シースは、もし再鞘入れが必要な場合に再鞘入れ力に耐えるのに十分な柱状強度も有するべきである。理想的には、送達システムの遠位シースは、柔軟性と柱状強度とのバランスが取れるように設計されるべきである。従来の送達システムは、このようなバランスを改良することがさらに必要とされている。
本開示は、折畳み可能な人工心臓弁を送達するための送達システムに関する。一実施形態では、送達システムは、折畳み可能な人工心臓弁を支持するための弁支持構造と、遠位シースであって、遠位シースが弁支持構造上に支持された折畳み可能な人工心臓弁を包囲する第1の位置と、遠位シースが折畳み可能な人工心臓弁を展開のために露出させる第2の位置との間で弁支持構造に対して長手方向において移動可能になっている遠位シースと、を備えている。遠位シースは、内側ポリマー層、外側ポリマー層、および内側ポリマー層と外側ポリマー層との間に挟まれた管状支持部材から少なくとも部分的に形成されている。
他の実施形態では、送達システムは、折畳み可能な人工心臓弁を支持するための弁支持構造と、湾曲形状に予形成された遠位シースであって、遠位シースが弁支持構造に支持された人工弁を包囲する第1の位置と、遠位シースが人工弁を展開のために露出させる第2の位置との間で弁支持構造に対して長手方向において移動可能になっている遠位シースと、を備えている。
本発明は、折畳み可能な人工心臓弁を送達するための送達システムを製造する方法にも関する。このような方法の1つは、管状形態に配置された骨格構造を備える予成形体を準備するステップであって、予成形体が湾曲輪郭を有しているステップと、少なくとも1つのポリマー層を予成形体の表面に取付け、アセンブリを作るステップと、アセンブリを湾曲したマンドレルを覆うように配置するステップと、少なくとも1つのポリマー層を湾曲形状に熱的に再成形するために、アセンブリに熱を加えるステップと、を含んでいる。
送達システムを製造する他の方法は、実質的に真っ直ぐな遠位シースを湾曲したマンドレル上に配置するステップであって、遠位シースは、管状形態に配置された骨格構造、および骨格構造の表面に取付けられた少なくとも1つのポリマー層を備えているステップと、遠位シースを湾曲形状に再成形するために、遠位シースを加熱するステップと、を含んでいる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の種々の実施形態について説明する。これらの図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、本発明の範囲を制限すると見なされるべきではないことを理解されたい。
本明細書において、人工心臓弁に関連して用いられる「近位側」という用語は、心臓弁が患者内に移植されたとき、心臓に最も近い心臓弁の端を意味しており、人工弁に関連して用いられる「遠位側」という用語は、心臓弁が患者内に移植されたとき、心臓から最も遠い心臓弁の端を意味している。
図1および図2は、任意の適切な折畳み可能な人工心臓弁を患者内に経心尖的に送達するための送達システム100を示している。2008年6月19日に出願された米国特許出願公開第2008/0147179号明細書は、ここに開示されている送達システム100と共に用いるのに適する折畳み可能な人工心臓弁を記載している。この特許の内容は、参照することによって、その全体がここに含まれるものとする。送達システム100は、概して、マニホールド110、シャフトまたは弁支持構造体120、遠位シース130、および遠位チップ140を備えている。シャフト120は、折畳み可能な人工心臓弁を支持するように構成されている。
図2に示されているように、送達システム100は、遠位シース130、シャフト120、およびマニホールド110内を延在する導管132をさらに備えていてもよい。導管132の遠位端132aは、遠位チップ140に接続されているとよく、導管132の(図示されていない)近位端は、(図示されていない)ハンドルに接続されているとよい。マニホールド110は、流体源に連結されるように構成された1つまたは複数のポート112,114を備えていてもよい。ポート112,114は、導管132に流体連通しているとよい。遠位チップ140は、無傷性鈍端形状および/またはテーパ形状を有しているとよく、また遠位シース130の遠位端130aに取付けられていてもよい。遠位シース130は、近位位置または閉位置と遠位位置または開位置との間でシャフト120に対して長手方向に移動可能になっている。国際特許出願公開第2009/091509号パンフレットは、送達システム100のシャフト120に対して遠位シース130を長手方向に移動させるための機構を記載している。この特許の開示内容は、参照することによって、その全体がここに含まれるものとする。近位位置では、遠位シース130は、目標部位に送達するためにシャフト120に取付けられた折畳み人工心臓弁を包囲しており、図2に示されている遠位位置では、遠位シース130は、人工心臓弁を展開するために露出させるようになっている。
図8に示されているように、遠位シース130は、支持部材150、(図示されていない)内側ポリマー層、および外側ポリマー層160を備える複合構造物であるとよく、またシャフト120の少なくとも一部を取り囲むように寸法決めされているとよい。遠位シース130の支持部材150は、図7に示されているように、実質的に管状または円筒状の形状を有している。支持部材150の壁厚は、好ましくは、約0.002インチ(約0.005センチ)から約0.010インチ(約0.025センチ)の間にある。遠位シース130の全体の壁厚は、約0.005インチから約0.015インチの間にある。支持部材150の管壁は、中実ではなく、セルまたは開口のパターンを有している。このパターンは、以下にさらに説明するように、遠位シース130の柱状強度を維持しながら、遠位シース130の柔軟性を高めることになる。支持部材150は、全体的または部分的に、任意の適切な弾性材料、例えば、超弾性形状記憶材料、またはポリマーから形成されているとよい。適切な超弾性形状記憶材料の例として、ニチロールなどが挙げられる。支持部材150の弾性材料は、遠位シース130に柔軟性および柱状強度をもたらすことになる。
内側ポリマー層および外側ポリマー層160は、支持部材150を挟み込んでおり、その柔軟性を実質的に損なうことなく支持部材の開口のパターンを包み込んでいる。外側ポリマー層160は、全体的または部分的に、任意の適切なポリマー、例えば、制限されないが、ナイロン、Arkema社からPEBAX(登録商標)の名称で市販されているポリエーテルブロックアミド、またはポリウレタンから作製されているとよい。内側ポリマー層は、全体的または部分的に、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から作製されているとよい。用いられる特定の材料に関わらず、内側ポリマー層は、必要に応じて、弁の展開および再鞘入れを容易にするために、外側ポリマー層160よりも高い潤滑性を有しているとよい。
支持部材150に加えて、遠位シース130は、シースの柱状強度を高めるために、外側ポリマー層160および/または内側ポリマー層内に埋設される編組金属ワイヤを備えていてもよい。編組金属ワイヤは、全体的または部分的に、任意の適切な金属、例えば、NiTi(ニチノール)、ステンレス鋼、などから作製されているとよい。
図3〜図6に示されているように、支持部材150は、様々なパターンのセルを有するように形成されているとよい。セルの種々のパターンによって、遠位シース130は、2方向または多方向に撓むことが可能になる。
図3を参照すると、支持部材150Aは、互いに連結されたストラットまたはカラム156Aのアレイ154Aを備えており、取付け構造152Aが、該アレイの一端に配置されている。ストラット156Aは、実質的に互いに平行に配向されており、協働して、複数の細長セル158Aを形成している。ストラット156Aは、いずれも、実質的に同様の形状および実質的に同様の寸法を有しているとよい。互いに隣接するストラット156Aは、1対または複数対の接続部分160Aによって、互いに接合されている。各接続部分160Aは、実質的に三角形状を有しているとよい。1つのストラット156Aにおける2つの互いに離間した接続部分160Aは、それらの先端が隣接するストラット156Aにおける対応する2つの互いに離間した接続部分160Aの先端に接合されており、これによって、小さい表面積の接続部がもたらされている。1つの接続部分160Aは、ストラット156Aの第1の端162Aの近くに配置されており、他の接続部分160Aは、同一ストラット156Aの第2の端164Aの近くに配置されている。アレイ154Aは、必ずしも2列の接続部分160Aを有している必要がなく、単一列または3列以上の接続部分を有していてもよい。図3に示されているように、2つの互いに離間した接続部分160Aおよびそれらが接合しているストラット156Aは、協働して、1つの完全なセル158Aおよび1対の部分セル158A’を形成している。1つの部分セル158A’は、ストラット156Aの第1の端162Aに位置しており、他の部分セル158A’は、ストラットの第2の端164Aに位置している。
取付け構造152Aは、実質的に矩形形状を有しているとよく、1つまたは複数の孔153Aを備えているとよい。孔153Aは、遠位チップ140への遠位シース130の取付けを容易にするために、遠位チップ140の近位部分から半径方向に突出する(図示されていない)ピンを受け入れるように構成され、かつ寸法決めされている。1対または複数対の接続部分160Aが、取付け構造152Aに対して隣接するストラット156Aを接続している。
支持構造150Aが円筒形態にあるとき、ストラット156Aは、周方向に延在し、細長セル158Aも周方向に延在することになる。加えて、支持部材150Aが円筒形態にあるとき、ストラットの両端の部分セル158A’は、互いに接合し、完全なセル158Aを形成することになる。互いに隣接するストラット156Aが2対の互いに離間した接続部分160Aによって接合されている箇所では、これらの接続部分は、いずれも各ストラットの第1の端162Aまたは第2の端164Aのいずれかから同一距離の位置に配置されており、これによって、ストラット156Aと実質的に直交する支持部材150Aの長手方向に延在する2列の接続部分を形成している。支持部材150Aが円筒形態にあるとき、接続部分160Aの1つの列は、接続部分160Aの他の列と直径方向において向き合うことになる。従って、アレイ154Aは、支持部材150Aの長さに沿って、均一パターンのセル158Aをもたらすことになる。
支持部材150Aが2列の接続部分160Aを備えており、特に、円筒形態においてこれらの列が直径方向において互いに向き合っている場合、支持部材のセル158Aのパターンは、遠位シース130に2方向の曲げ能力をもたらすことになる。すなわち、互いに接合された接続部分160A間の小さい表面積の接続部によって、セル158Aを接続部分160Aの列の一方の側に折畳むように支持部材150Aを一方向に曲げることが容易になり、またはセル158Aを接続部分160Aの列の他方の側に折畳むように支持部材150Aを反対方向に曲げることが容易になる。さらに、接続部分160Aが支持部材に沿って長手方向列をなして配列されていることによって、再鞘入れが必要な場合に座屈またはキンクを生じることなく再鞘入れ力に耐えるための柱状強度を、遠位シース130にもたらすことになる。
図4を参照すると、支持部材150Bは、互いに連結されたストラット156Bのアレイ154Bを備えており、取付け構造152Bが該アレイの一端に配置されている。支持部材150Bのストラット156Bは、支持部材150A(図3)のストラット156Aよりも広くなっている。ストラット156Bは、実質的に互いに平行に配向されており、協働して、複数の細長セル166B,168Bを形成している。ストラット156Bは、いずれも、実質的に同様の形状および実質的に同様の寸法を有しているとよい。
互いに隣接するストラット156Bは、1つまたは複数の接続部分160B,161Bによって、互いに接合されている。各接続部分160B,161Bは、丸端を有するセル166B,168Bをもたらすために、砂時計形状を有しているとよい。
接続部分160Bは、支持部材150Bの長さに沿って交互の位置に配置されている。第1のストラット156Bが、1対の互いに離間した接続部分160B(1つの接続部分は、ストラットの第1の端162Bから離間しており、他の接続部分は、ストラットの第2の端164Bから離間している)によって、第2の隣接ストラット156Bに接合されている。2つの互いに離間した接続部分160Bおよびそれらが接合しているストラット156Bは、協働して、完全なセル168Bおよびストラットの各端の部分セル168B’を形成している。第3のストラット156Bが、ストラットの第1の端162Bと第2の端164Bとの実質的に中間に位置する接続部分160B、およびストラットの第1および第2の端の1対の接続部分161Bによって、第2のストラット156Bに接合されている。接続部分160Bと1つの接続部分161Bとの組合せおよびそれらが接合しているストラット156Bは、協働して、1つのセル166Bを形成しており、接続部分160Bと他の接続部分161Bとの組合せおよびそれらが接合しているストラット156Bは、協働して、他のセル166Bを形成している。2つのセル166Bは、端と端とを向き合わせて実質的に互いに平行に配置されている。具体的には、1つのセル166Bは、ストラット156Bの第1の端162Bの近くに位置しており、他のセル166Bは、ストラットの第2の端164Bの近くに位置している。接続部分160B,161Bおよびセル166B,168Bのパターンは、支持部材150Bの長さ方向において交互に繰り返されている。
また、2つの接続部分160Bは、取付け構造152Bを隣接するストラット156Bに連結している。これらの2つの接続部分160Bは、それらが接合している取付け構造152Bおよび隣接ストラット156Bと協働して、完全なセル168Bおよび1対の部分セル168B’を形成している。取付け構造152Bは、1つまたは複数の孔153Bを備えているとよい。孔153Bは、遠位チップ140への遠位シース130の取付けを容易にするために、遠位チップ140の近位部分から半径方向に突出する(図示されていない)ピンを受け入れるように構成され、かつ寸法決めされている。
支持部材150Bが円筒形態にあるとき、ストラット156Bは、周方向に延在し、細長セル166B,168Bも周方向に延在することになる。さらに、支持部材150Bが円筒形態にあるとき、ストラット156Bの一端の接続部分161Bは、同一ストラット156Bの他端の接続部分161Bに接合し、単一の接続部分を形成し、ストラットの両端の2つの部分セル168B’は、互いに接合し、完全なセル168Bを形成することになる。互いに隣接するストラット156Bが1対の互いに離間した接続部分160Bによって接合されている箇所では、これらの接続部分は、いずれもストラットの第1の端162Bまたは第2の端164Bのいずれかから同一距離の位置に配置されており、これによって、ストラット156Bと実質的に直交する支持部材150Bの長手方向においてセル間隙と交互に並ぶ第1の2列の接続部分160Bを形成している。互いに隣接するストラット156Bが接続部分161Bおよび接続部分160Bによって接合されている箇所では、これらの接続部分は、いずれも互いから同一距離の位置に配置されており、これによって、ストラット156Bと実質的に直交する支持部材150Bの長手方向においてセル間隙と交互に並ぶ第2の2列の接続部分160Bを形成している。従って、円筒形態では、アレイ154Bは、支持部材150に対して支持部材の長手方向に延在する4列の接続部分をもたらしている。支持部材150Bが円筒形態にあるとき、第1の2列の接続部分160Bは、直径方向において互いに向き合っており、第2の2列の接続部分160Bも、直径方向において互いに向き合っており、第1の2列の接続部分から周方向において約90°ずれている。このように、円筒形態にある支持部材150Bは、支持部材の周方向において実質的に互いに等しく離間した4列の接続部分を有しており、各列の接続部分は、交互に並んだ一連の接続部分およびセル間隙からなっている。
支持部材150Bにおけるセル166B,168Bのパターンは、遠位シース130に多方向の曲げ能力をもたらすことになる。具体的には、第1の2列の接続部分160Bは、セル168Bをこれらの列の接続部分の一方の側に折畳むように支持部材150Bを第1の方向に曲げるのを容易にし、またはセル168Bをこれらの列の接続部分の他方の側に折畳むように支持部材150Bを第1の方向と反対の方向に曲げるのを容易にする。同様に、第2の2列の接続部分160Bは、セル166Bをこれらの列の接続部分の一方の側に折畳むように支持部材150Bを第1の方向と実質的に直交する方向に曲げるのを容易にし、またはセル166Bをこれらの列の接続部分の他方の側に折畳むように支持部材150Bを第1の方向と実質的に直交する反対方向に曲げるのを容易にする。全体として、支持部材150Bは、遠位シース130を少なくとも4つの方向に曲げることができる。しかし、支持部材150Aと比較して、各方向において折畳みに利用されるセルの数が約半分未満にすぎないので、支持部材150Bの柔軟性は、いくらか劣ることになる。さらに、ストラット156Bが支持部材の長手方向においてストラット156Aよりも広いので、長手方向において中実材料が多くなり、必然的に、開セル面積が少なくなっている。これも、柔軟性の低下に影響を与えることになる。
接続部分160Bの長手方向列は、遠位シース130にかなりの柱状強度をもたらしている。しかし、各列における接続部分間にセル間隙が介在しているので、支持部材150Bの柱状強度は、支持部材150Aの柱状強度よりも小さくなっている。これにも関わらず、4つの長手方向列の接続部160Bが配列されていることによって、支持部材150Bに加えられる軸方向力は、支持部材150Aにおけるよりも均一に分配されることになる。
図5を参照すると、支持部材150Cは、ストラット174C,176Cのアレイ154Cを備えており、取付け構造152Cが、該アレイの一端に配置されている。アレイ154Cは、第1の区域または遠位区域170C、および第2の区域または近位区域172Cを有している。区域170C,172Cは、互いに異なる種類のストラットを有している。第1の区域170Cのストラット174Cは、第2の区域172Cのストラット176Cよりも支持部材の長手方向において薄くなっている。その結果、アレイ154Cの第1の区域170Cは、第2の区域172Cよりも大きい開セル面積を有している。この差によって、アレイ154Cの第1の区域170Cは、第2の区域172Cよりも大きい柔軟性を有する傾向にある。
ストラット174Cは、実質的に互いに平行に配向されており、協働して、第1の区域170Cに複数の細長の完全なセル168Cを形成し、これらの完全なセルの両側に複数の部分セル168C’を形成している。ストラット174Cは、いずれも、実質的に同様の形状および実質的に同様の寸法を有しているとよい。互いに隣接するストラット174Cは、1つまたは複数の互いに離間した接続部分160Cによって、互いに接合されている。各接続部分160Cは、丸端を有するセル168Cをもたらすために、実質的に砂時計の形状を有しているとよい。1つの接続部分160Cは、ストラット174Cの第1の端162Cの近くに配置されており、他の接続部分160Cは、同一ストラット174Cの第2の端164Cの近くに配置されている。アレイ154Cの第1の区域170Cは、必ずしも2列の接続部分160Cを有している必要がなく、単一列または3列以上の接続部分を有していてもよい。互いに隣接するストラット174Cを互いに接合することに加えて、接続部分160Cは、ストラットの第1の区域170Cをストラットの第2の区域172Cに接続している。
第2の区域172Cのストラット176Cは、互いに対しておよびストラット174Cに対して実質的に平行に配向されている。ストラット176Cは、いずれも、実質的に同様の形状および実質的に同様の寸法を有しているとよく、協働して、複数の細長セル184Cを形成している。互いに隣接するストラット176Cは、3つの接続部分182Cおよび2つの接続部分183Cによって、互いに接合されている。各接続部分182Cは、丸端を有するセル184Cを形成するために、実質的に砂時計の形状を有しているとよい。1つの接続部分183Cは、ストラット176Cの第1の端178Cに配置されており、他の接続部分183Cは、ストラットの第2の端180Cに配置されている。他の3つの接続部分182Cは、各ストラット176Cの第1の端178Cと第2の端180Cとの間に配置されている。これらの3つの接続部分182Cは、互いからおよび各ストラット176Cの第1および第2の端から同一距離だけ離間している。
取付け構造152Cは、実質的に矩形形状を有しているとよく、1つまたは複数の孔153Cを備えているとよい。孔153Cは、遠位シース130を遠位チップ140に取付けるために遠位チップ140の近位部分から半径方向に突出する(図示されていない)ピンを受け入れるように構成され、かつ寸法決めされている。1つまたは複数の互いに離間した接続部分160Cが、取付け構造152Cに対して隣接するストラット174Cを接続している。接続部分160Cは、それらが接合している取付け構造152Cおよびストラット174Cと協働して、完全なセル168Cおよびその両側の1対の部分セル168C’を形成している。
支持部材150Cが円筒形態にあるとき、アレイ154Cの第1の区域170Cのストラット174Cは、周方向に延在し、細長セル168Cも周方向に延在することになる。加えて、ストラット174Cの端162C,164Cの1対の部分セル168C’が互いに接合し、完全なセル168Cを形成することになる。互いに隣接するストラット174Cが1対の互いに離間した接続部160Cによって互いに接合されている箇所では、これらの接続部分は、いずれも各ストラットの第1の端162Cまたは第2の端164Cのいずれかから同一距離の位置に配置されており、これによって、ストラット174Cと実質的に直交する支持部材150Cの長手方向に延在する2列の接続部を形成している。円筒形態にある支持部材150Cでは、一つの列の接続部分160Cが、他の列の接続部分と直径方向において向き合っている。従って、アレイ154Cの第1の区域170Cは、支持部材150Cの長さ方向に延在する均一なパターンのセル168Cを有することになる。
支持部材150Cが円筒形態にあるとき、アレイ154Cの第2の区域172Cのストラット176Cは、周方向に延在し、細長セル184Cも周方向に延在することになる。さらに、支持部材150Cが円筒形態にあるとき、ストラット176Cの一端の接続部分183Cが同一ストラットの他端の接続部分183Cに接合し、単一の接続部分182Cを形成することになる。接続部分182Cは、いずれもストラットの第1の端178Cまたは第2の端180Cのいずれかから同一距離の位置に配置されており、これによって、ストラット176Cと実質的に直交する支持部材150Cの長手方向に延在する4列の接続部分を形成している。従って、円筒形態において、アレイ154Cの第2の区域172Cは、支持部材の長手方向に延在する4列の接続部分をもたらすことになる。各列の接続部182Cは、他の列の接続部分と直径方向において向き合っており、接続部分のこれらの列は、周方向において互いに約90°離間している。さらに、1対の列の接続部分が、支持部材150Cの区域170Cの接続部分160Cの列と長手方向において真っ直ぐに並んでいる。
支持部材150Cの接続部分160Cおよびセル168Cのパターンは、前述の支持部材150Aによって得られるものと同様、アレイ154Cの少なくとも第1の区域170Cによって占められる長さに沿って、柱状強度および2方向の曲げ能力を遠位シース130にもたらすことになる。加えて、支持部材150Cの接続部182Cおよびセル184Cのパターンは、アレイ154Cの少なくとも第2の区域172Cによって占められる長さに沿って、多方向の曲げ能力を遠位シース130にもたらすことになる。具体的には、2つの向き合った列の接続部分182Cは、セル184Cをこれらの列の接続部分の一方の側に折畳むように第2の区域172Cを第1の方向に曲げるのを容易にし、またはセル184Cをこれらの列の接続部分の他方の側に折畳むように第2の区域172Cを第1の方向と反対の方向に曲げるのを容易にする。同様に、他の2列の接続部分182Cは、セル184Cをこれらの列の接続部分の一方の側に折畳むように第2の区域172Cを第1の方向と実質的に直交する第2の方向に曲げるのを容易にし、またはセル184Cをこれらの接続部分の他方の側に折畳むように第2の区域172Cを第2の方向と反対の方向に曲げるのを容易になる。全体として、アレイ154Cの第2の区域172Cのセル184Cのパターンによって、遠位シース130は、4つの異なる方向に曲がることが可能である。しかし、これらの4つの方向は、接続部分182Cの配置によって、支持部材150Cの第1の区域170Cが曲げられる方向から周方向において約45°ずれていることを理解されたい。さらに、各周方向列における接続部分182Cの数が多いので、第2の区域172Cの柔軟性は、第1の区域170Cの柔軟性よりもいくらか劣ることになる。また、ストラット176Cが支持部材の長手方向においてストラット174Cよりも広いので、第2の区域172Cの長手方向における中実材料が第1の区域170Cにおけるよりも多くなっており、必然的に、開セル面積が小さくなっている。これも、第1の区域に対する第2の区域の柔軟性の低下に影響を与えている。
ストラット174C,176Cの互いに異なる幅および接続部分160C,182Cの互いに異なるパターンによって、遠位シース130に種々の柱状強度をもたらすことができる。しかし、接続部分160Cの列は、どのようなセル間隙も介入することなく、2列の接続部分182Cに対して長手方向において真っ直ぐに並んでいるので、支持部材150Cは、前述した支持部材150Bよりも優れた柱状強度を有することになる。さらに、支持部材150Cの第2の区域172Cにおいて、接続部分182Cが4つの長手方向列をなして配列されているので、この第2の区域は、支持部材に加えられる軸方向力を第1の区域170Cよりも均一に分配し、これによって、遠位シース130の近位部分は、軸方向力を遠位部分よりも均一に分配させることができる。
図6を参照すると、支持部材150Dは、互いに連結されたストラット156Dのアレイ154Dを備えており、取付け構造152Dが該アレイの一端に配置されている。ストラット156Dは、実質的に互いに平行に配向されており、協働して、複数の細長セル172D,174D,176D,178Dを形成している。ストラット156Dは、いずれも、実質的に同様の形状および実質的に同様の寸法を有しているとよい。互いに隣接するストラット156Dは、1対または複数対の接続部分160D、161Dによって、互いに接合されている。各接続部分160D,161Dは、丸端を有するセル172D,174D,176D,178Dを形成するために、実質的に砂時計の形状を有しているとよい。
接続部分160Dは、支持部材150Dの長さに沿ってジグザグの位置に配置されている。すなわち、第1のストラット156Dは、1対の互いに離間した接続部分160D(1つの接続部分は、ストラットの第1の端162Dから離間しており、他の接続部分は、ストラットの第2の端164Dからより大きく離間している)によって、第2の隣接ストラット156Dに接合されている。2つの互いに離間した接続部分160Dおよびそれらが接合しているストラット156Dは、協働して、完全なセル172Dおよびストラットの各端の部分セル172D’を形成している。第3のストラット156Dが、第2の対の互いに離間した接続部分160D(これらの接続部分は、ストラットの第1の端162Dおよび第2の端164Dから等しく離間している)によって、第2のストラット156Dに接合されている。2つの互いに離間した接続部分160Dおよびそれらが接合しているストラット156Dは、協働して、完全なセル174Dおよびストラットの各端の部分セル174D’を形成している。第4のストラット156Dが、1対の互いに離間した接続部分160D(1つの接続部分は、ストラットの第1の端162Dから離間しており、他の接続部分は、ストラットの第2の端164Dから小さく離間している)によって、第3のストラット156Dに接合されている。2つの互いに離間した接続部分160Dおよびそれらが接合しているストラット156Dは、協働して、完全なセル176Dおよびストラットの各端の部分セル176D’を形成している。第5のストラット156Dが、ストラットの第1の端162Dと第2の端164Dとの実質的に中間に位置する接続部分160Dおよびストラットの第1および第2の端の1対の接続部分161Dによって、第4のストラット156Dに接合されている。1つの接続部分161Dと接続部分160Dとの組合せおよびそれらが接合しているストラット156Dは、協働して、1つの完全なセル178Dを形成しており、他の接続部分161Dと接続部分160Dとの組合せおよびそれらが接合しているストラット156Dは、協働して、他の完全なセル178Dを形成している。2つのセル178Dは、端と端とが向き合って実質的に互いに平行に配置されている。具体的には、1つのセル178Dは、ストラット156Dの第1の端162Dの近くに位置しており、他のセル178Dは、ストラットの第2の端164Dの近くに位置している。接続部分160D,161Dおよびセル172D,172D’,174D,174D’,176D,176D’,178Dのパターンは、支持部材150Dの長さ方向において交互に繰り返されている。
取付け構造152Dは、実質的に矩形形状を有しているとよく、1つまたは複数の(図示されていない)孔を備えているとよい。孔は、遠位チップ140への支持部材150Dの取付けを容易にするために遠位チップ140から半径方向に突出する(図示されていない)ピンを受け入れるように構成され、かつ寸法決めされている。2つの接続部分160Dが、取付け構造152Dを隣接するストラット156Dに接続している。これらの2つの接続部分160Dは、それらが接合している隣接ストラット156Dおよび取付け構造152Dと協働して、完全なセル176Dおよび1対の部分セル176D’または前述した他のセル172D,174Dまたは178Dのいずれかを形成している。
支持部材150Dが円筒形態にあるとき、ストラット156Dは、周方向に延在し、細長セル172D,174D,176D,178Dも周方向に延在することになる。加えて、支持部材150Dが円筒形態にあるとき、ストラット156Dの一端の接続部分161Dは、同一ストラットの他端の接続部分161Dに接合し、単一接続部分160Dを形成し、ストラットの両端の部分セル172D’,174D’,176D’は、互いに接合し、それぞれ、完全なセル172D、174D,176Dを形成することになる。セル172Dを形成する互いに離間した接続部分160Dは、いずれもストラットの第1の端162Dまたは第2の端164Dのいずれかから同一距離の位置に配置されており、これによって、ストラットと実質的に直交する第1の2列の接続部160Dを形成している。この場合、これらの接続部分は、3つのセル間隙によって、支持部材150Dの長手方向において互いに離間している。同様に、セル174Dを形成する互いに離間した接続部分160Dは、いずれもストラットの第1の端または第2の端のいずれかから同一距離の位置に配置されており、これによって、ストラットと実質的に直交する第2の2列の接続部分160Dを形成している。この場合、これらの接続部分160Dは、3つのセル間隙によって、長手方向において互いに離間している。また、セル176Dを形成する互いに離間した接続部分160Dは、いずれもストラットの第1および第2の端から同一距離の位置に配置されており、これによって、ストラットと実質的に直交する第3の2列の接続部分160Dを形成している。この場合も、これらの接続部分は、3つのセル間隙によって、長手方向において互いに離間している。最後に、互いに隣接するストラット156Dが接続部分161Dおよび接続部分160Dによって互いに接合されている箇所では、これらの接続部分は、いずれも互いから同一距離の位置に配置されており、これによって、ストラットと実質的に直交する第4の2列の接続部分を形成している。この場合、これらの接続部分は、3つのセル間隙によって、支持部材の長手方向において互いに離間している。従って、円筒形態において、アレイ154Dは、支持部材150Dに対して支持部材の長手方向に延在する8列の接続部分をもたらしている。円筒形態では、第1の2列の接続部分160Dは、直径方向において互いに向き合っている。第2の2列接続部分160Dも、直径方向において互いに向き合っており、第1の2列の接続部分から周方向において約45°ずれている。第3の2列の接続部分160Dも直径方向において互いに向き合っており、第1の2列の接続部分から周方向において約90°ずれている。第4の2列の接続部分160Dは、直径方向において互いに向き合っており、第1の2列の接続部分から周方向において約135°ずれている。このように、支持部材150Dは、支持部材の周方向において実質的に互いに等しく離間した8列の接続部分を有しており、各列の接続部分は、3つの隣接するセル間隙と交互に並んだ個々の接続部分からなっている。
支持部材150Dのセル172D,174D,176D,178Dのパターンは、遠位シース130に多方向の曲げ能力をもたらすことになる。具体的には、第1の2列の接続部分160Dは、セル172Dをこれらの列の接続部分の一方の側に折畳むように支持部材150Dを第1の方向に曲げるのを容易にし、またはセル172Dをこれらの列の接続部分の他方の側に折畳むように支持部材150Dを第1の方向と反対の方向に曲げるのを容易にする。同様に、第3の2列の接続部分160Dは、セル176Dをこれらの列の接続部分の一方の側に折畳むように支持部材150Dを第1の方向と実質的に直交する第2の方向に曲げるのを容易にし、またはセル176Dをこれらの列の接続部の他方の側に折畳むように支持部材150Dを第2の方向と反対の方向に曲げるのを容易にする。加えて、第2の2列の接続部分160Dは、セル174Dをこれらの列の接続部分の一方の側に折畳むように支持部材150Dを第1の方向と第2の方向との中間の第3の方向に曲げるのを容易にし、またはセル174Dをこれらの列の接続部分の他方の側に折畳むように支持部材150Dを第3の方向と反対の方向に曲げるのを容易にする。第4の2列の接続部分160Dは、セル176Dをこれらの列の接続部分の一方の側に折畳むように支持部材150Dを第2の方向と第1の方向の中間の第4の方向に曲げるのを容易にし、またはセル176Dをこれらの列の接続部分の他方の側に折畳むように支持部材150Dを第4の方向と反対の方向に曲げるのを容易にする。全体として、支持部材150Dは、遠位シース130を少なくとも8つの方向に曲げることができる。しかし、前述の支持部材150Bと比較して、各方向に折畳むのに利用されるセルの数が著しく少ないので、支持部材150Dは、柔軟性が劣ることになる。さらに、長手方向における接続部分160D間のセル間隙の数が多いので、支持部材150Bの柱状強度と比較して、支持部材150Dの全体的な柱状強度も低くなる。しかし、支持部材に加えられる軸方向力は、前述した支持部材の実施形態よりも均一に分配されることになる。
送達システム100は、経心尖アプローチを用いて折畳み可能な人工心臓弁を移植するのに用いることができる。人工心臓弁は、最初、折畳まれた状態で送達システムのシャフト120上に取付けられ、患者内への送達中に心臓弁を折畳まれた状態に保持し、かつ保護するために、遠位シース130が、心臓弁を覆って近位側に移動されるようになっている。
経心尖アプローチの場合、送達システム100は、患者の心臓の心尖に挿通され、遠位シース130が自然大動脈弁内に位置決めされるまで、前進されることになる。いったん位置決めされたなら、遠位シース130は、人工心臓弁を展開するように露出させるために、シャフト120に対して遠位側に移動されることになる。支持部材(150A,150B,150Cまたは150D)のセルのパターンによって、遠位シース130は、大動脈弓内に入って前進するまで、撓むことができる。遠位シース130が遠位側に移動するにつれて、人工心臓弁の露出した近位端が、大動脈弁輪に係合するまで拡張する。次いで、外科医は、人工心臓弁が適切に位置決めされているかどうかを判断する。もし適切に位置決めされていると判断したなら、人工心臓弁が完全に展開され、送達システム100から離脱されるまで、遠位シース130の遠位方向の運動が再開されることになる。この時点で、遠位シースをその元の位置まで近位側に移動させ、送達装置を患者から取り外すことができる。一方、もし人工心臓弁がその完全な展開前に大動脈輪内に適切に位置決めされていないと外科医が判断したなら、遠位シース130を近位側に移動させ、心臓弁の近位端を再び折畳んで覆い、これによって、送達システム100を再位置決めし、展開を再開することができる。
図9は、送達システム、特に、任意の適切な折畳み可能な人工心臓弁を患者内に経大腿的に送達するための送達システムの遠位区域200を示している。送達システムの遠位区域200は、細長導管204、導管204に取付けられた遠位シース202、遠位シース202によって包囲された弁支持構造またはシャフト208、および遠位チップ206を備えている。遠位シース202は、全体的に湾曲した形状を有している。しかし、遠位シース202の一部、例えば、隣接する近位端210は、真っ直ぐな形状または直線状の形状を有していてもよい。送達システムは、予め設定された湾曲の方向を示すために、カテーテルシャフトまたはハンドル上に長手方向に配置されたマーカ、例えば、(図示されていない)放射線不透過性帯片を備えていてもよい。遠位シース202の遠位端212は、遠位チップに取付けられず、該遠位チップに当接するように構成されている。遠位チップ206は、無傷性形状および/またはテーパ形状を有していてもよい。
遠位シース202は、図9に示されている遠位位置または閉位置と近位位置または開位置との間でシャフト208に対して移動可能になっている。国際特許出願公開第2009/091509号パンフレットは、送達システムのシャフト208に対して遠位シース202を移動させるための機構を記載している。この特許の内容は、参照することによって、ここに含まれるものとする。図9に示されるような遠位位置では、遠位シース202は、目標部位まで送達するためにシャフト208上に取付けられた折畳み可能な人工心臓弁を包囲している。一方、近位位置では、遠位シース202は、展開のために人工心臓弁を露出させることになる。
遠位シース202の曲率半径は、約2インチから約3インチの間、例えば、2.5インチであるとよい。2インチ未満の曲率半径は、再鞘入れを妨げることがある。一方、3インチよりも大きい曲率半径は、折畳み可能な人工心臓弁を自然大動脈輪に対して適切に位置合せして展開させる遠位シース202の能力を改良することができない。遠位シース202の湾曲した輪郭によって、図10に示されているように、遠位シースを患者の大動脈弓に沿って容易に移動させることが可能になり、これによって、人工心臓弁の送達が容易になる。従って、湾曲した遠位シース202を有する遠位システムによって、展開時に、人工心臓弁を自然大動脈弁と容易に位置合せさせることができる。
図11を参照すると、遠位シース202は、外側ポリマー層216、編組金属ワイヤ218の層、および(図示されていない)内側ポリマー層を備えている。編組金属ワイヤ218の層は、外側ポリマー層216と内側ポリマー層との間に挟み込まれている。編組金属ワイヤ218の層に代わって、遠位シース202は、外側ポリマー層216と内側ポリマー層との間に挟み込まれる前述の支持部材(例えば、150A,150B,150Cまたは150D)のいずれかを備えていてもよい。外側ポリマー層216は、全体的または部分的に、ナイロン、Arkema FranceからPEBAX(登録商標)の名称で市販されているポリエーテルブロックアミド、ポリウレタン、などから形成されているとよい。外側ポリマー層216のショアデュロメータ硬度は、約35Dから約72Dの間にあるとよい。内側ポリマー層は、全体的または部分的に、ポリテトラフルオロエチレン(PEFE)から作製されているとよい。
送達システムの弁支持構造またはシャフト208は、人工心臓弁を支持するようになっており、湾曲区域214を有している。湾曲区域214の長さは、約0.5インチから約4インチの間にあるとよい。湾曲区域214の曲率半径は、約2インチから約3インチの間にあるとよい。好ましくは、シャフト208の湾曲区域214の曲率半径は、遠位シース202の曲率半径と実質的に同じである。湾曲した遠位シース202と同様、シャフト208の湾曲部214は、シャフトが患者の大動脈弓に沿ってかつ遠位シース内において容易に移動することを可能にし、これによって、人工心臓弁の送達が容易になる。シャフト208は、どのような適切なポリマー、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)から形成されていてもよい。
いくつかの製造方法を用いて、遠位シース202を形成することができる。図11を参照すると、例示的な1つの方法によれば、編組遠位シース202が湾曲マンドレル300上で加熱されるようになっている。この例示的な方法では、編組金属ワイヤ218は、予め湾曲形状に成形されている。次いで、湾曲した編組金属ワイヤ218は、外側ポリマー層216と内側ポリマー層との間に配置されることになる。得られた組立体は、湾曲マンドレル300上に配置され、任意の適切な熱成形プロセス、例えば、熱還流が施されることになる。用いられる特定の熱成形プロセスに関わらず、外側ポリマー層216および内側ポリマー層は、それらがマンドレル300の湾曲形状を得るまで加熱され、次いで、冷却されることになる。
図12を参照すると、代替的な製造方法では、真っ直ぐな遠位シース202が従来の任意のプロセスによって作製される。次いで、この真っ直ぐな遠位シース202が、湾曲したマンドレル300を覆うように配置される。この後、湾曲マンドレル300および遠位シース202に対して、遠位シース202を湾曲形態に成形するのに適する加熱プロセスが施されるようになっている。例えば、遠位シース202および湾曲マンドレル300は、炉内において、編組金属ワイヤを焼鈍するのに十分な時間にわたって、約200°F(約93°C)から300°F(約148°C)の間の温度で加熱されるとよい。次いで、遠視シース202は、冷却されることになる。この製造方法を用いることによって、編組金属ワイヤおよびポリマー層内の応力は、著しく低減されることになる。この方法は、送達システムの製造プロセスを簡素化するが、作製された遠位シース202の操舵性は、前記した方法を用いて作製された遠位シースの操舵性よりも劣ることになる。
図10に示されているように、湾曲した遠位シース202を有する送達システムは、経大腿アプローチを用いて折畳み可能な人工心臓弁を移植するのに用いることができる。人工心臓弁は、最初、折畳まれた状態で送達システムのシャフト208上に取付けられ、患者内への送達中に心臓弁を折畳まれた状態に保持し、かつ保護するために、遠位シース202が、心臓弁を覆うように遠位側に移動されることになる。
経大腿アプローチでは、送達システムは、逆行性手法によって、遠位シース202が自然大動脈弁V内に位置決めされるまで、患者の大動脈Aに挿通されることになる。この時点で、送達システムの遠位シース202は、シャフト208に対して近位側に移動され、人工心臓弁を展開のために露出させることになる。遠位シース202が近位側に移動するにつれて、人工心臓弁の露出した遠位端は、大動脈弁輪に係合するまで拡張する。次いで、外科医は、人工心臓弁が適切に位置決めされているかどうかを判断する。もし適切に位置決めされているなら、人工心臓弁が完全に展開され、送達システムから離脱されるまで、遠位シース202の近位方向の運動が再開されることになる、この時点で、遠位シース202をその元の位置に向かって遠位側に移動させ、送達システムを患者内から取り外すことができる。しかし、もし人工心臓弁がその完全な展開前に大動脈弁輪内に適切に位置決めされていないと外科医が判断したなら、遠位シース202は、遠位側に移動され、心臓弁の遠位端を再び折畳んで覆い、これによって、送達システムを再位置決めさせ、展開を再開させることができる。
湾曲した遠位シース202は、それほどの困難を伴うことなく、大動脈弓に沿って移動することができるので、自然大動脈弁輪に対する人工心臓弁の適切な平面的な位置合せを達成することが容易になる。また、遠位シース202は、その湾曲形状によって、大きな柱状強度を有する剛性材料から形成することができるので、大きい再鞘入れ力に対して良好に耐えることができる。
本開示は、主に、折畳み可能な人工心臓弁を経大腿的に送達するための図9に示されている送達装置の使用について記載しているが、この送達装置は、経心尖的手順に用いられてもよい。
特定の実施形態を参照して、本発明をここに説明してきたが、これらの実施形態は、本発明の原理および応用の単なる例示にすぎないことを理解されたい。従って、例示的な実施形態に対して多くの修正がなされてもよいこと、および添付の請求項に記載されている本発明の精神および範囲から逸脱することなく、他の構成が考案されてもよいことを理解されたい。
種々の従属請求項および該請求項に記載されている特徴は、元の請求項に記載されているのと異なる方法によって組み合わされてもよいことを理解されたい。また、個々の実施形態に関連して記載されている特徴は、記載されている実施形態の他の特徴と共有されてもよいことも理解されたい。
Claims (24)
- 折畳み可能な人工心臓弁を送達するための送達システムにおいて、
折畳み可能な人工心臓弁を支持するための弁支持構造と、
遠位シースであって、前記遠位シースが前記弁支持構造上に支持された折畳み可能な人工心臓弁を包囲するように構成された第1の位置と、前記遠位シースが前記折畳み可能な人工心臓弁を展開のために露出させるように構成された第2の位置との間で前記弁支持構造に対して長手方向において移動可能になっており、前記遠位シースは、内側ポリマー層、外側ポリマー層、および前記内側ポリマー層と前記外側ポリマー層との間に挟まれた管状支持部材から少なくとも部分的に形成されている遠位シースと、
を備えていることを特徴とする、送達システム。 - 前記支持部材は、形状記憶材料から少なくとも部分的に作製されていることを特徴とする、請求項1に記載の送達システム。
- 前記外側ポリマー層は、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、ポリウレタン、およびこれらの組合せからなる群から選択されたポリマーから構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の送達システム。
- 前記内側ポリマー層は、ポリテトラフルオロエチレンから構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の送達システム。
- 前記支持部材は、複数の開セルを画定するように複数の接続部分によって互いに連結された複数のストラットを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の送達システム。
- 前記ストラットは、前記支持部材の周囲方向に延在しており、前記接続部分は、前記ストラットに対して実質的に直交して配向された少なくとも1つの列に配置されていることを特徴とする、請求項5に記載の送達システム。
- 前記支持部材は、第1の長手方向区域および第2の長手方向区域を有しており、前記第1の長手方向区域は、前記第2の長手方向区域よりも柔軟になっていることを特徴とする、請求項5に記載の送達システム。
- 前記第2の長手方向区域における各ストラットは、長手方向において選択された幅を有しており、前記第1の長手方向区域における各ストラットは、長手方向において前記選択された幅よりも小さい幅を有していることを特徴とする、請求項7に記載の送達システム。
- 前記遠位シースは、約0.005インチから約0.015インチの間の壁厚を有していることを特徴とする、請求項1に記載の送達システム。
- 前記内側ポリマー層は、前記外側ポリマー層よりも高い潤滑性を有していることを特徴とする、請求項1に記載の送達システム。
- 折畳み可能な人工心臓弁を送達するための送達システムにおいて、
折畳み可能な人工心臓弁を支持するための弁支持構造と、
湾曲形状に予形成された遠位シースであって、前記遠位シースが前記弁支持構造に支持された人工弁を包囲するように構成された第1の位置と、前記遠位シースが前記人工弁を展開のために露出させるように構成された第2の位置との間で前記弁支持構造に対して長手方向において移動可能になっている遠位シースと、
を備えていることを特徴とする、送達システム。 - 前記遠位シースの少なくとも一部は、約2インチから約3インチの間の曲率半径を有していることを特徴とする、請求項11に記載の送達システム。
- 前記遠位シースは、編組ワイヤを備えていることを特徴とする、請求項11に記載の送達システム。
- 前記遠位シースは、前記編組ワイヤを包囲する外側ポリマー層をさらに備えていることを特徴とする、請求項13に記載の送達システム。
- 前記編組ワイヤは、金属から形成されていることを特徴とする、請求項13に記載の送達システム。
- 前記遠位シースは、内側ポリマー層をさらに備えており、前記編組ワイヤは、前記内側ポリマー層の少なくとも一部を包囲していることを特徴とする、請求項13に記載の送達システム。
- 折畳み可能な人工心臓弁を送達するための送達システムを製造する方法において、
管状形態に配置された骨格構造を備える予成形体を準備するステップであって、前記予成形体が湾曲輪郭を有しているステップと、
少なくとも1つのポリマー層を前記予成形体の表面に取付け、アセンブリを作るステップと、
前記アセンブリを湾曲したマンドレルを覆うように配置するステップと、
前記少なくとも1つのポリマー層を湾曲形状に熱的に再成形するために、前記アセンブリに熱を加えるステップと、
を含んでいることを特徴とする、方法。 - 前記骨格構造は、複数の編組ワイヤから構成されていることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
- 前記骨格構造は、複数の開セルを画定するために複数の接続部分によって互いに連結された複数のストラットから構成されていることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
- 折畳み可能な人工弁を送達するための送達システムを製造する方法において、
実質的に真っ直ぐな遠位シースを湾曲したマンドレル上に配置するステップであって、前記遠位シースは、管状形態に配置された骨格構造、および前記骨格構造の表面に取付けられた少なくとも1つのポリマー層を備えているステップと、
前記遠位シースを湾曲形状に再成形するために、前記遠位シースを加熱するステップと、
を含んでいることを特徴とする、方法。 - 前記加熱ステップは、前記遠位シースを約200°Fから約300°Fの間の温度において加熱することを含んでいることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
- 前記骨格構造は、複数の編組ワイヤから構成されていることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
- 前記加熱ステップは、前記編組ワイヤが焼鈍されるまで、前記遠位シースを加熱することを含んでいることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
- 前記骨格構造は、複数の開セルを画定するために複数の接続部分によって互いに連結された複数のストラットから構成されていることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
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