JP2013539278A

JP2013539278A - 非周期的情報転送のスケジューリングを処理する方法および装置

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Publication number: JP2013539278A
Application number: JP2013524488A
Authority: JP
Inventors: リウ，ジン; チュ，シュトン
Original assignee: アルカテル−ルーセント
Priority date: 2010-08-17
Filing date: 2011-03-18
Publication date: 2013-10-17
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Abstract

本発明の実施形態は、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）および非周期的サウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする方法および装置を開示する。この方法は、（１）アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てるステップであって、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、ステップと、（２）非周期的ＣＳＩ報告がトリガされなければならないＤＬＣＣを判定するステップと、（３）判定されたＤＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークするために、事前に割り当てられた対応する関係に従って、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドをマッピングするステップとを含む。

Description

本発明は、キャリア・アグリゲーション（ｃａｒｒｉｅｒａｇｇｒｅｇａｔｉｏｎ）システムに関し、より具体的には、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的状態関連情報のトリガおよび報告の方法および装置に関する。

ＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄは、より高い帯域幅内での動作をサポートするために、キャリア・アグリゲーション技術を導入した。キャリア・アグリゲーションは、複数の離散周波数帯を集約することによって、合同でユーザ機器（ＵＥ）にサービスすることができる。ＬＴＥの後方互換性を考慮して、ＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄは、コンポーネント・キャリア（略してＣＣと称する）という概念を導入した。ＬＴＥでは、各セルは、１つのＣＣだけを有し、各ＵＥも、このＵＥにサービスする１つのＣＣだけを有する。しかし、ＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄでは、各セルは、複数のＣＣを有し、各ＵＥは、このＵＥにサービスする複数のＣＣを有することができる。ＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄへのキャリア・アグリゲーション技術の導入に起因して、ＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄでの非周期的情報のスケジューリング（またはトリガ）は、より複雑になり、ＬＴＥの既存の機構を再利用することができない。

具体的には、ＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄでは、複数のＣＣ（現在は５つまでのＣＣが許容される）を、セルごとに構成することができ、各ＵＥも、複数のＣＣを有することができる。しかし、すべてのＵＥが、それが位置するセル内のすべてのＣＣを使用するとは限らない。ＵＥによって使用されるＣＣを、構成されたＣＣ（ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄＣＣ）と称し、使用されないＣＣを、構成されないＣＣ（ｎｏｎ−ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄＣＣ）と称する。異なるＵＥは、異なる構成された／構成されないＣＣを有することができる。構成されたＣＣを、さらに、アクティブ化されたＣＣおよび非アクティブ化されたＣＣに分割することができる。ＵＥは、アクティブ化されたＣＣ上でデータを送信し、非アクティブ化されたＣＣ上でデータ送信を実行しない。ＵＥごとに、構成されたまたはアクティブ化されたアップリンク・コンポーネント・キャリア（ＵＬＣＣ）の個数を、構成されたまたはアクティブ化されたダウンリンク・コンポーネント・キャリア（ＤＬＣＣ）の個数と等しい（このケースを、対称キャリア・アグリゲーションと称する）または異なる（このケースを、非対称キャリア・アグリゲーションと称する）のいずれかとすることができる。スケジューリングに関して、ＮｏｄｅＢ（ｅＮＢ）は、１つのＤＬＣＣ上で、対にされたＵＬＣＣ上のデータ送信もしくは制御情報送信または他のＵＬＣＣ（すなわち、対にされていないＵＬＣＣ）上のデータ送信もしくは制御情報送信（このケースを、クロス・スケジューリングと称する）をスケジューリングすることができる。

上で説明したＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄシステムで使用される非対称キャリア・アグリゲーション、クロスキャリア・スケジューリング、およびキャリア・アクティブ化／非アクティブ化の機構を考慮して、ＬＴＥで使用される非周期的情報送信のスケジューリング技術は、もはや、ＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄシステムに適していない。非周期的情報送信は、たとえば、非周期的チャネル品質指標（ＣｈａｎｎｅｌＱｕａｌｉｔｙＩｎｄｉｃａｔｏｒ（略してＣＯＩと称する））報告または非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ｓｏｕｎｄｉｎｇｒｅｆｅｒｅｎｃｅｓｉｇｎａｌ（ＳＲＳ））送信を含む。

具体的には、ＬＴＥには１つのＣＣだけがあるので、単純にＤＣＩフォーマット０の１ビットを介して非周期的チャネル状態情報（ｃｈａｎｎｅｌｓｔａｔｅｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ（略してＣＳＩと称する））報告のスケジューリングを示すことが可能である。たとえば、ＬＴＥＲｅｌ−８では、ＣＳＩ報告が、ＤＣＩフォーマット０のＣＱＩ要求ビットを介してスケジューリング（またはトリガ）される。ＣＳＩは、たとえば、チャネル品質指標（ＣＱＩ）、プリコーディングマトリックス指標（ＰｒｅｃｏｄｉｎｇＭａｔｒｉｘＩｎｄｉｃａｔｏｒ（ＰＭＩ））、ランク指標（ＲａｎｋＩｎｄｉｃａｔｏｒ（ＲＩ））、および他の情報を含む。しかし、そのような方法は、キャリア・アグリゲーション技法を使用するＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄシステムに適さない。したがって、ＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄに適する、非周期的ＣＳＩ報告および非周期的ＳＲＳ送信の新しい機構の必要がある。

最後のＲＡＮＩ−＃６１ｂｉｓ会合では、非周期的ＣＳＩ報告に関する議論は、非周期的ＣＳＩ報告の送信すなわち、非周期的ＣＳＩ報告を伝えるＵＬＣＣの選択に焦点を合わせた。非周期的ＣＳＩ報告のもう１つの問題すなわち複数のＤＬＣＣについて提供される非周期的ＣＳＩ報告をトリガする機構に関して、限られた議論だけがある。

現在、アップリンク・グラント（ＵＬグラント）を使用することによって複数のＤＬＣＣ（すなわち、キャリア・アグリゲーション）について非周期的ＣＳＩ報告をトリガするいくつかの形が提案されている。たとえば、１つのＤＬＣＣに関する非周期的ＣＳＩ報告をトリガするのに１つのＵＬグラントを使用するさまざまな方法が、Ｒ１−１０３６８４で提案され、これを下で短く述べる。

１．ＳＩＢ２リンケージによるＣＱＩトリガ。この解決策では、１つのＤＬＣＣに関するＣＳＩ報告を、同一のＣＣ上のＵＬグラントによってトリガすることだけができる。さらに、ＵＬグラントは、ＳＩＢ２リンクされたＵＬＣＣ上で送信される。

ＳＩＢ２リンクされたＵＬＣＣがＵＥのために構成されていない場合について、いくつかの変更が要求されるはずである。たとえば、キャリア指標フィールド（ｃａｒｒｉｅｒｉｎｄｉｃａｔｏｒｆｉｅｌｄ（略してＣＩＦと称する））をＣＳＩ報告を要求するＣＣ（略してＣＳＩ−ＣＣと称する）にマッピングすることが可能である可能性がある。

２．ＣＳＩスキャン。ＵＬグラントは、周期的な基礎で、すべてのＤＬＣＣを介してスキャンする連続するＣＳＩ報告をトリガする。

３．明示的マッピング。ｍビットＣＳＩフィールドが、ＰＵＳＣＨ上で伝えられるＣＳＩ−ＣＣを示すためにＵＬＤＣＩフォーマットに追加される（アップリンク・グラントは、ＵＬＤＣＩフォーマット内で搬送される）。これが、クロスＣＣスケジューリングに関するＣＩＦフィールドに類似するが、この場合に、ｍビットＣＳＩフィールドがＣＳＩ−ＣＣを示すのに使用されることに留意されたい。

４．ＣＳＩ−ＣＣフィールドが、１ビットＣＱＩトリガと共に合同で符号化される。この場合に、ｍ＝ｌｏｇ_２（Ｎ_ｃｃ＋１）ビットが、ＣＳＩトリガおよびＣＳＩ−ＣＣインデックスを合同で示すのに必要であり、ここで、Ｎ_ｃｃは、アクティブ化されたＤＬＣＣの個数を表す。

上の解決策の詳細情報については、参照によって本明細書に組み込まれている、Ｒ１−１０３６９４、「ＵＣＩｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｎＰＵＳＣＨｆｏｒｃａｒｒｉｅｒａｇｇｒｅｇａｔｉｏｎ」、ＴＩを参照されたい。

しかし、上の方法は、１つのアップリンク・グラントを使用することによって１つのＤＬＣＣの非周期的ＣＳＩ報告をトリガすることだけができる。Ｒ１−１０３６９４で言及されているように、１つのＤＬＣＣの１つの非周期的ＣＳＩ報告のトリガは、ＣＳＩフィードバック・ペイロードを制限する。さらに、複数のＤＬＣＣの非周期的ＣＳＩ報告をトリガする間に、複数のアップリンク・グラントを送信する必要があるので、これは、アップリンク・グラントのオーバーヘッドを増やし、すべてのアクティブ化されたＤＬＣＣのＣＳＩ報告に関するフィードバック遅延をも増やす。

その一方で、現在、１つのアップリンク・グラントを使用することによってすべてのＤＬＣＣの非周期的ＣＳＩ報告をトリガする解決策が提案されている。この解決策では、かかわるＤＬＣＣのＣＳＩ報告がトリガされるだけではなく、他の望まれないＤＬＣＣのＣＳＩ報告もトリガされる。したがって、これは、大きいＣＳＩ報告オーバーヘッドおよび差別化されない報告の形をこうむる。

非周期的ＳＲＳ送信のトリガは、非周期的ＣＳＩ報告のトリガに類似する問題を含む。

Ｒ１−１０３６８４Ｒ１−１０３６９４、「ＵＣＩｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｎＰＵＳＣＨｆｏｒｃａｒｒｉｅｒａｇｇｒｅｇａｔｉｏｎ」、ＴＩ

従来技術の既存の問題に鑑みて、本発明の実施形態は、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的情報送信の改善された処理方法および装置を提供する。

本発明の実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする方法であって、
（１）アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てるステップであって、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、ステップと、
（２）非周期的ＣＳＩ報告がトリガされなければならないＤＬＣＣを判定するステップと、
（３）判定されたＤＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークするために、事前に割り当てられた対応する関係に従って、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドをマッピングするステップと
を含む方法が提供される。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する方法であって、
（１）アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てるステップであって、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、ステップと、
（２）非周期的ＣＳＩ報告が実施されるＤＬＣＣを判定するために、事前に割り当てられた対応する関係に従って、受信されたアップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドをデマッピング（ｄｅｍａｐ）するステップと
を含む方法が提供される。

好ましい実施形態では、ステップ（１）は、ユーザ機器ＵＥのすべてのＤＬＣＣを複数のサブセットに分割することと、ＣＳＩ要求フィールドの異なるビットを異なるサブセットに対応させることとをさらに含む。ステップ（３）は、ステップ（２）でＤＬＣＣが属すると判定されたサブセットに対応するビットの値を「トリガ」としてマークすることをさらに含む。

好ましくは、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、ＤＬＣＣが分割されるサブセットの個数と等しく、各ビットは、異なるサブセットに対応する。

もう１つの好ましい実施形態では、ステップ（１）は、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの１ビットを、アップリンク・グラントを搬送しつつあるＤＬＣＣに対応させることと、残りのビットを、より上の層のシグナリングによって与えられるＤＬＣＣの優先順位順序またはＣＣ通し番号に従って異なるＤＬＣＣに対応させることとをさらに含む。ステップ（３）は、ＣＳＩ要求フィールドのマッピング中に、ステップ（２）で判定されたＤＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークすることをさらに含む。

好ましくは、残りのビットに対応するＤＬＣＣは、ｕｐｌｉｎｋｓｈａｒｅｄｃｈａｎｎｅｌＵＬＳＣＨ上にデータ送信がある対にされたアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣを有するＤＬＣＣを含まない。

好ましくは、この方法は、アップリンク・グラントがステップ（２）で判定されたすべてのＤＬＣＣのＣＳＩ報告をトリガするのに十分でない時に、第１アップリンク・グラントと同一サブフレーム内でまたは後続サブフレーム内で、複数の単一ビットのトリガするアップリンク・グラントを送信することをさらに含む。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする装置であって、
アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣとの対応する関係を事前に割り当てる第１の事前に割り当てる手段であって、ＣＳＩ要求のビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、手段と、
非周期的ＣＳＩ報告がトリガされなければならないＤＬＣＣを判定する第１の判定する手段と、
判定されたＤＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークするために、事前に割り当てられた対応する関係に従って、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドをマッピングするマッピングする手段と
を含む装置が提供される。

もう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する装置であって、
アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てる第２の事前に割り当てる手段であって、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、手段と、
非周期的ＣＳＩ報告が実施されるＤＬＣＣを判定するために、事前に割り当てられた対応する関係に従って、受信されたアップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドをデマッピングする第２の判定する手段と
を含む装置が提供される。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする方法であって、
（１）アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てるステップであって、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、ステップと、
（２）非周期的ＳＲＳがトリガされなければならないＵＬＣＣを判定するステップと、
（３）判定されたＤＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークするために、事前に割り当てられた対応する関係に従って、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドをマッピングするステップと
を含む方法が提供される。

もう１つの好ましい実施形態では、ステップ（１）は、ユーザ機器ＵＥのすべてのＵＬＣＣを複数のサブセットに分割することと、ＳＲＳ要求フィールドの異なるビットを異なるサブセットに対応させることとをさらに含む。ステップ（２）は、ＳＲＳ送信が、ＳＲＳ要求フィールド内で「トリガ」としてマークされているビットに対応するサブセット内のすべてのＵＬＣＣで実施されなければならないと判定することをさらに含む。

好ましくは、ステップ（１）は、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの１ビットを、同一のアップリンク・グラント内のキャリア指標フィールドによって指定されるＣＣに対応させることと、残りのビットを、より上の層のシグナリングによって与えられるＵＬＣＣの優先順位順序またはＣＣ通し番号に従って異なるＵＬＣＣに対応させることとをさらに含む。ステップ（２）は、ＳＲＳ要求フィールド内で「トリガ」としてマークされているビットに対応するＵＬＣＣ上でＳＲＳ送信が実施されることを判定することをさらに含む。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）の送信方法であって、
（１）アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てるステップであって、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、ステップと、
（２）ＳＲＳ送信が実施されるＵＬＣＣを判定するために、事前に割り当てられた対応する関係に従って、受信されたアップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドをデマッピングするステップと
を含む方法が提供される。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする装置であって、
アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てる第３の事前に割り当てる手段であって、ＳＲＳ要求のビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、手段と、
非周期的ＳＲＳがトリガされなければならないＵＬＣＣを判定する第３の判定する手段と、
判定されたＵＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークするために、事前に割り当てられた対応する関係に従って、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドをマッピングする第３のマッピングする手段と
を含む装置が提供される。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）を報告する装置であって、
アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てる第４の事前に割り当てる手段であって、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、手段と、
ＳＲＳ送信が実施されるＵＬＣＣを判定するために、事前に割り当てられた対応する関係に従って、受信されたアップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドをデマッピングする第４の判定する手段と
を含む装置が提供される。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする方法であって、
（１）アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てるステップであって、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、ステップと、
（２）非周期的ＣＳＩ報告がトリガされなければならないＤＬＣＣを判定するステップと、
（３）事前に割り当てられたマッピング関係および判定されたＤＬＣＣに従って、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの値を投入するステップと
を含む方法が提供される。

好ましい実施形態では、マッピング関係は、アップリンク・グラントを搬送するＤＬＣＣのＣＳＩ報告がトリガされなければならないことを示すためのＣＳＩ要求フィールドの第１の値のマッピングおよびすべてのＤＬＣＣに関するＣＳＩ報告がトリガされなければならないことを示すためのＣＳＩ要求フィールドの第２の値のマッピングを含む。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する方法であって、
（１）アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てるステップであって、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、ステップと、
（２）非周期的ＣＳＩ報告が実施されなければならないＤＬＣＣを判定するために、事前に割り当てられたマッピング関係に従って、受信されたアップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドをデマッピングするステップと
を含む方法が提供される。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする装置であって、
（１）アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てる第５の事前に割り当てる手段であって、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、手段と、
（２）非周期的ＣＳＩ報告がトリガされなければならないＤＬＣＣを判定する第５の判定する手段と、
（３）事前に割り当てられたマッピング関係および判定されたＤＬＣＣに従って、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの値を投入する第５のマッピングする手段と
を含む装置が提供される。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する装置であって、
（１）アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てる第６の事前に割り当てる手段であって、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、手段と、
（２）非周期的ＣＳＩ報告が実施されなければならないＤＬＣＣを判定するために、事前に割り当てられたマッピング関係に従って、受信されたアップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドをデマッピングする第６の判定する手段と
を含む装置が提供される。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする方法であって、
（１）アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの異なるビットとアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣの異なる組合せのＳＲＳ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てるステップであって、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、ステップと、
（２）非周期的ＳＲＳがトリガされなければならないＵＬＣＣを判定するステップと、
（３）事前に割り当てられたマッピング関係および判定されたＵＬＣＣに従って、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの値を投入するステップと
を含む方法が提供される。

好ましい実施形態では、マッピング関係は、アップリンク・グラント内のキャリア指標フィールドによって指定されるＣＣ上のＳＲＳ送信がトリガされなければならないことを示すためのＳＲＳ要求フィールドの第１の値のマッピングおよびすべてのＵＬＣＣ上のＳＲＳ送信がトリガされなければならないことを示すためのＳＲＳ要求フィールドの第２の値のマッピングを含む。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）の送信方法であって、
（１）アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの異なるビットとアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣの異なる組合せのＳＲＳ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てるステップであって、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、ステップと、
（２）その上でＳＲＳ送信が実施されなければならないＵＬＣＣを判定するために、事前に割り当てられたマッピング関係に従って、受信されたアップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドをデマッピングするステップと
を含む方法が提供される。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする装置であって、
（１）アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの異なるビットとアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣの異なる組合せのＳＲＳ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てる第７の事前に割り当てる手段であって、ＳＲＳ要求のビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、手段と、
（２）非周期的ＳＲＳがトリガされなければならないＵＬＣＣを判定する第７の判定する手段と、
（３）事前に割り当てられたマッピング関係および判定されたＵＬＣＣに従って、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの値を投入する第７のマッピングする手段と
を含む装置が提供される。

本発明のもう１つの実施形態によれば、キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）の送信装置であって、
（１）アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの異なるビットとアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣの異なる組合せのＳＲＳ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てる第８の事前に割り当てる手段であって、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、手段と、
（２）その上でＳＲＳ送信が実施されなければならないＵＬＣＣを判定するために、事前に割り当てられたマッピング関係に従って、受信されたアップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドをデマッピングする第８の判定する手段と
を含む装置が提供される。

本発明の他の特徴、目的、および利益は、図面に関連して解釈される時の、非限定的な実施形態の詳細な説明からより明白になる。

ＬＴＥ−ＡｄｖａｎｃｅｄシステムでのＤＬ／ＵＬ対およびクロスキャリア・スケジューリングを示す概略図である。本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする方法を示す流れ図である。本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする方法を示す流れ図である。本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する方法を示す流れ図である。本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする装置を示すブロック図である。本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する装置を示すブロック図である。本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする方法を示す流れ図である。本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）の送信方法を示す流れ図である。本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする装置を示すブロック図である。本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）の送信装置を示すブロック図である。本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする方法を示す流れ図である。本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する方法を示す流れ図である。本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする装置を示すブロック図である。本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する装置を示すブロック図である。本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする方法を示す流れ図である。本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）の送信方法を示す流れ図である。本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする装置を示すブロック図である。本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）の送信装置を示すブロック図である。

キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報送信を処理する方法および装置を、特定の実施形態を参照し、図面に関連して、下で説明する。非周期的情報送信は、たとえば、非周期的ＣＳＩ報告または非周期的ＳＲＳ送信を含む。

本発明の実施形態によれば、キャリア・アグリゲーションに関するＰＵＳＣＨ上での非周期的ＣＳＩ報告および非周期的ＳＲＳ送信をトリガする方法および装置が提供される。

非周期的ＣＳＩ要求
本発明の実施形態では、限られたビットをマッピングするビットによって、構成可能な複数のＤＬＣＣ（たとえば、Ｎ個、Ｎは１以上の正整数）の非周期的ＣＳＩ報告をトリガする効率的な機構が提供され、Ｎは、ＤＣＩフォーマット・サイズとＵＬグラント・オーバーヘッドとの間のトレードオフを達成するために、ＵＥの構成されたＣＣまたはアクティブ化されたＣＣの個数Ｎ_ｃｃ以下である。いくつかの実施形態が適用されるシステムでは、アクティブ化されたＤＬＣＣのＣＳＩ報告の要求またはトリガだけが許容される場合があり、したがって、そのような実施形態では、ＵＥのアクティブ化されたＣＣだけが考慮される。他の実施形態が適用されるシステムでは、非アクティブ化されたＤＬＣＣのＣＳＩ報告のトリガだけが許容される場合があり、したがって、これらの実施形態では、ＵＥの構成されたＣＣを考慮しなければならない。

ＲＡＮ２から既知のように、５つまでのＣＣを、セルごとに構成することができ、各ＵＬＣＣは、セルを構成するために、必ず１つのＤＬＣＣと対にされ、このセル内では、図１に示されているように、ＵＬグラントおよびＤＬ割当が、必ず同一のセルからスケジューリングされる。この合意に基づいて、複数の構成可能なＤＬＣＣの非周期的ＣＳＩ報告をトリガする複数の形が、本発明の実施形態で提案される。

・代替案１５つまでの構成可能なＤＬＣＣの非周期的ＣＳＩ報告をトリガするためのすべてのＵＬグラント内の５ビットを用いるビット・マッピング。特定のＵＥに関するアクティブ化されたＤＬＣＣの個数が５つ未満である場合には、非周期的ＣＳＩ要求の５ビット・フィールド内のいくつかのビットは、予約済みになる。これらの予約済みビットは、このケースでは正しく復号される必要がないが、非周期的ＣＳＩ要求の５ビット・フィールドは、すべてのＵＬグラントについて必ず構成され、これは、ＵＬグラントのすべてのＤＣＩフォーマットのサイズを増やす。

５ビット非周期的ＣＳＩ要求が、すべてのＵＬグラントについて構成されるが、複数のＵＬグラントがｅＮＢによって１サブフレーム（またはＴＴＩ）内に送信される（ｅＮＢ構成およびＵＥの対応する挙動を含む）時に、複数のＵＬグラントについて非周期的ＣＳＩ要求フィールドをオーバーラップさせるべきか否かに関して別の問題が生じる。混乱を避けるために、次のように２つの異なる形を指定することを提案する。

ａ）キャリア・アグリゲーションに関するＰＵＳＣＨ上のアップリンク制御情報（ｕｐｌｉｎｋｃｏｎｔｒｏｌｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ（ＵＣＩ））多重化の原理と一致して、ＵＥが、あるＵＬグラント内の非周期的ＣＳＩ要求に従い、他のＵＬグラント内の非周期的ＣＳＩ要求を無視しなければならないと指定する。

プライマコンポーネントキャリア（ｐｒｉｍｅｃｏｍｐｏｎｅｎｔｃａｒｒｉｅｒ（ＰＣＣ））上のデータを有するＰＵＳＣＨ（アップリンク共用チャネル（ｕｐｌｉｎｋｓｈａｒｅｄｃｈａｎｎｅｌ））送信がある場合には、ＵＥは、非周期的ＣＳＩ報告をトリガするためにＰＣＣについて提供されるＵＬグラント内の非周期的ＣＳＩ要求に従い、他のＵＥグラント内の非周期的ＣＳＩ報告を無視する。

データを有する１つまたは複数のＰＵＳＣＨ送信があり、ＰＣＣ上のデータを有するＰＵＳＣＨ送信がない場合には、ＵＥは、非周期的ＣＳＩ報告をトリガするためにＳＣＣについて提供されるＵＬグラント内の非周期的ＣＳＩ要求に従い、他のＵＥグラント内の非周期的ＣＳＩ要求を無視する。複数のＳＣＣがある場合には、より上の層のシグナリングによって選択すべきＳＣＣを事前に指定するか、選択の優先順位順序を指定することが可能である。

ｂ）アップリンク・グラント内の非周期的ＣＳＩ要求フィールドが５ビットであることを指定する。ｅＮＢは、すべてのＵＬグラント内の５ビット非周期的ＣＳＩ要求について同一内容を構成し、ＵＥは、ほとんどのＣＣが同一の指示を有することの非周期的ＣＳＩ要求に従う。たとえば、ＣＣごとに、そのＣＣの非周期的ＣＳＩ報告は、

の場合にはトリガされ、そうでない場合にはトリガされず、ここで、ｂ_iは、ＣＣごとのトリガする値である（ｂ_i＝０，１、０はトリガしないを表し、１はトリガするを表す）。具体的には、３つのＵＬグラントが１サブフレーム内で送信され、ＣＣ１に関して、１つのアップリンク・グラントだけがトリガを示し、他の２つのアップリンク・グラントがトリガを示さない、すなわち、ｂ_１＝０、ｂ_２＝０、ｂ_３＝１であると仮定すると、ＤＬＣＣ１の非周期的ＣＳＩ報告は、トリガされない。

・代替案２アップリンク・グラント内の非周期的ＣＳＩ要求フィールドは、１ビットである。ｅＮＢは、すべてのＵＬグラント内に１ビット非周期的ＣＳＩ要求を保ち、非周期的ＣＳＩ報告をトリガする必要があるＤＬＣＣごとにＵＬグラントを送信する。複数のＤＬＣＣが非周期的ＣＳＩ報告をトリガする必要がある場合には、複数のアップリンク・グラントが、この方法に従って送信される必要がある。したがって、ＵＬグラントのすべてのＤＣＩフォーマットは最小のサイズを有するが、ＵＬグラント・オーバーヘッドは大幅に増える。

・代替案３アップリンク・グラント内の非周期的ＣＳＩ要求フィールドは、限られた個数のビットを有し、このビットの個数は、１より大きく、システム内のＣＣの許容される個数より小さい。すべてのＵＬグラント内の限られたビットを用いるビット・マッピングが、
ＵＬＣＣが対にされない（たとえば、図１のＣＣ３）ＤＬＣＣ、および
ＵＬＣＣが対にされ、対にされたＵＬＣＣがＵＬ−ＳＣＨデータ送信を有しない（たとえば、図１のＣＣ２）ＤＬＣＣ
などの必須ＤＬＣＣの非周期的ＣＳＩ報告をトリガするのに使用される。

対にされたＵＬＣＣがＵＬ−ＳＣＨデータ送信を有するＤＬＣＣ（たとえば、図１のＣＣ１）は、上の必須ＤＬＣＣに属さない。ＵＬグラントが、この場合にはＵＬデータ送信をスケジューリングするために必要なので、そのＵＬグラント内で非周期的ＣＳＩ要求を使用することは、ＵＬグラント・オーバーヘッドを増やさない。

実際には、５つすべてのＤＬＣＣが特定のＵＥについて構成されるかアクティブ化され、同時に、すべての構成されまたはアクティブ化されたＤＬＣＣがＣＣ２（それと対にされたＵＬＣＣがＵＬ−ＳＣＨデータ送信を有しない）またはＣＣ３（対にされたＵＬＣＣを有しない）のように動作することは、めったに発生しない。したがって、非周期的ＣＳＩ報告をトリガするのに３ビットを有するビット・マッピングを使用することは、ほとんどのシナリオで十分である可能性がある。ワースト・シナリオで３ビットが十分でない場合には、複数の解決策を使用して、相補性として対処することができる。

たとえば、ＵＬ−ＳＣＨデータ送信を用いてアップリンク・グラントを送信すること（第１アップリンク・グラントと称する）に加えて、第１アップリンク・グラントによってトリガされない残りのＤＬＣＣは、１つまたは複数のさらなるＤＬＣＣを使用することによってトリガされる。たとえば、残りのＤＬＣＣと同数の単一ビットのトリガするアップリンク・グラントを使用することができる（すなわち、ＣＩＦを用いてマークされたＣＣをトリガするのみのアップリンク・グラント）。ＵＬ−ＳＣＨデータ送信を伴わないアップリンク・グラントを、ＵＬ−ＳＣＨデータ送信を有するアップリンク・グラントと同一のＴＴＩに送信するか、後続ＴＴＩに送信することができる。

これらの相補的解決策の応用例は、異なる応用環境に依存して変化する。ほとんどの場合に、１つのアップリンク・グラントだけを送信する必要があり、したがって、アップリンク・グラント・オーバヘッドは、相対的に少ない。さらに、限られた個数のビットを有するＣＳＩ要求フィールドは、ＤＣＩフォーマットを相対的に小さくする。したがって、代替案３は、ＤＣＩフォーマット・サイズとＵＬグラント・オーバーヘッドとの間のトレードオフを達成し、これは、好ましい実施解決策である。

・代替案４アップリンク・グラント内の非周期的ＣＳＩ要求フィールドは、限られた個数のビットを有し、ビットの個数は、１より大きく、システム内のＣＣの許容される個数より小さい。すべてのＵＬグラント内に限られたビットを用いるビット・マッピングは、ＤＬＣＣの構成可能な個数に関する非周期的ＣＳＩをトリガするのに使用され、各ビットは、ＤＬＣＣまでのサブセットの非周期的ＣＳＩ報告をトリガするのに使用される。たとえば、システムが、多くとも５つのＣＣ（たとえば、ＣＣ１、ＣＣ２、ＣＣ３、ＣＣ４、およびＣＣ５）を許容する場合に、ＣＣ１およびＣＣ２は、１つのサブセットにグループ化され、ＣＣ３およびＣＣ４は、別のサブセットにグループ化され、ＣＣ５は、１つのサブセットである。当業者は、ＣＣグループ化がさまざまな形を有することができることを了解するであろう。たとえば、ＣＣ１およびＣＣ２のそれぞれが、１つのサブセットであり、ＣＣ３〜ＣＣ５が、１つのサブセットにグループ化されるなどである。ＣＣグループ化を、上の層のシグナリングによって事前に割り当て、半静的に構成することができる。ＵＬグラントの限られたビット・マッピング内の各ビットは、ＤＬＣＣのあるサブセットの非周期的ＣＳＩ報告をトリガすることができる。したがって、ＤＣＩフォーマット・サイズが減らされる。ＣＣのサブセット内のＣＣの一部が非周期的ＣＳＩ報告についてトリガされない時には、追加のＣＳＩ報告オーバーヘッドをこうむるが、この解決策は、それでも、すべてのＤＬＣＣの非周期的ＣＳＩ報告をトリガするのに１つのアップリンク・グラントを使用することより優れている。

・代替案５アップリンク・グラント内の非周期的ＣＳＩ要求フィールドは、限られた個数のビットを有し、ビットの個数は、１より大きく、システム内のＣＣの許容される個数より小さい。ＣＳＩ要求フィールド内の限られたビットは、異なる組合せ値を有することができる、すなわち、このＣＳＩ要求フィールドは、異なる値を有することができる。これらの異なる値によって、ＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求を示すことが可能である。ＣＳＩ要求フィールドの異なる値とＤＬＣＣの異なる組合せ（サブセット）のＣＳＩ要求との間のマッピング関係を、より上の層のシグナリング（たとえば、ＲＲＣシグナリング）によって事前に割り当てることができる。上で説明したように、ここでのコンポーネント・キャリアは、ＵＥのアクティブ化されたＣＣまたはＵＥの構成されたＣＣだけを考慮することができる。

一実施形態では、アップリンク・グラント内の非周期的ＣＳＩ要求フィールドは、２ビットを有し、ＵＥは、それぞれＣＣ１、ＣＣ２、およびＣＣ３としてマークされる３つのアクティブ化された（または構成された）ＤＬＣＣを有する。ＣＳＩ要求フィールドは、４つの異なる値すなわち、００、０１、１０、および１１を有することができる。より上の層のシグナリングによって、ＣＳＩ要求フィールドの異なる値と異なるＣＣ組合せとの間のマッピング関係を事前に割り当てることが可能である。たとえば、あるＣＳＩ要求値（たとえば、１０）は、このアップリンク・グラントを搬送するＤＬＣＣだけのＣＳＩ報告のトリガを指示する。異なる値（たとえば、１１）は、すべてのＤＬＣＣのＣＳＩ報告のトリガを指示する。他の２つの値は、ＤＬＣＣの他の２つの異なる組合せのＣＳＩ報告を指示することができ、たとえば、００は、どのＤＬＣＣのＣＳＩ報告をもトリガしないことを指示し、０１は、ＣＣ１およびＣＣ２のＣＳＩ報告のトリガを指示する。

もう１つの実施形態では、アップリンク・グラント内の非周期的ＣＳＩ要求フィールドは、３ビットを有する。ＣＳＩ要求フィールドは、９つの異なる値すなわち、０００、００１、・・・、１１１を有することができる。したがって、ＤＬＣＣの最大９つの異なる組合せのＣＳＩ要求を表すことが可能である。下に、ＵＥが４つのＣＣを有する場合の、ＣＳＩ要求フィールドの値とアクティブ化されたＤＬＣＣとの間のマッピング関係の例を示す。
０００−どのＤＬＣＣのＣＳＩ報告をもトリガしない
１００−アップリンク・グラントを搬送するＤＬＣＣ（たとえば、ＣＣ１）の報告をトリガする
００１−ＣＣ１およびＣＣ２のＣＳＩ報告をトリガする
０１０−ＣＣ２およびＣＣ３のＣＳＩ報告をトリガする
・・・
１１１−すべてのＤＬＣＣのＣＳＩ報告をトリガする

非周期的ＳＲＳ要求
本発明のもう１つの実施形態では、限られたビットをマッピングするビットによって、複数の構成可能なＵＬＣＣ（たとえば、Ｎ個のＵＬＣＣ、ここで、Ｎは、１以上の正整数）の非周期的ＳＲＳ送信をトリガする効率的な機構が提供され、Ｎは、ＤＣＩフォーマット・サイズとＵＬグラント・オーバーヘッドとの間のトレードオフを達成するために、ＵＥの構成されたまたはアクティブ化されたＣＣの個数Ｎ_ｃｃ以下である。いくつかの実施形態が適用されるシステムでは、アクティブ化されたＤＬＣＣのＣＳＩ報告の要求またはトリガだけが許容される場合があり、したがって、そのような実施形態では、ＵＥのアクティブ化されたＣＣだけが考慮される。他の実施形態が適用されるシステムでは、非アクティブ化されたＤＬＣＣのＣＳＩ報告のトリガだけが許容される場合があり、したがって、これらの実施形態では、ＵＥの構成されたＣＣを考慮しなければならない。

複数のＣＣの非周期的ＳＲＳ送信のトリガは、非周期的ＣＳＩ報告のトリガについて調査されたものに類似する方法を使用することができる。すなわち、ＣＳＩ要求に関する上の代替案１、代替案２、代替案３、代替案４、および代替案５を、単純な変更を介してＳＲＳ要求に使用することができる。唯一の相違は、ＣＳＩがＤＬＣＣのチャネル品質フィードバックであり、ＳＲＳがＵＬＣＣの基準信号送信なので、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールド内のビットは、ＤＬＣＣにマッピングされるが、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールド内のビットは、ＵＬＣＣにマッピングされることである。

詳細な説明を、下で図面を参照して提示する。

図１に、ＬＴＥ−ＡｄｖａｎｃｅｄシステムでのＤＬ／ＵＬ対およびクロスキャリア・スケジューリングの概略図を示す。

このシステムには、２つのＵＬＣＣすなわちＣＣ１’およびＣＣ２’と一緒に、構成された３つのＤＬＣＣすなわちＣＣ１、ＣＣ２、およびＣＣ３がある。ＣＣ１およびＣＣ１’は、１つのセルを形成し、ＣＣ１’上には、スケジューリングされるデータ送信があり、ＣＣ２およびＣＣ２’は、１つのセルを形成する。ＣＣ３は、対にされるＵＬＣＣを有しない。この場合には、クロス・スケジューリングが使用可能にされる。

ＣＣ１’上には、スケジューリングされるデータ送信があるので、ｅＮＢは、ＣＣ１’上でのデータ送信に関するアップリンク・スケジューリングを送信する。本発明の実施形態によれば、ｅＮＢは、アップリンク・スケジューリング内でＣＳＩ要求フィールドをマッピングすることによって、ＣＣ１、ＣＣ２、および／またはＣＣ３のＣＳＩ報告を同時にトリガすることができる。さらに、ｅＮＢは、アップリンク・スケジューリング内でＳＲＳ要求フィールドをマッピングすることによって、ＣＣ１’およびＣＣ２’のＳＲＳ送信を同時にトリガすることができる。

下で、たとえば代替案３を採用することによる、本発明の実施形態でのＣＳＩ要求フィールドの処理に対する実例を提示する。一実施形態では、ＣＳＩ要求フィールドが３ビットであることを事前に指定することができる。３ビットＣＳＩ要求フィールドの１ビット（たとえば、第１ビット）は、ＣＩＦフィールド内で示されるＣＣに割り当てられ、他の２つのビットは、ＤＬＣＣの優先順位順序に従ってマッピングされる。ＤＬＣＳの上から下への優先順位順序が、ＣＣ１、ＣＣ３、およびＣＣ２である場合に、図１に示されたケースでは、ＣＳＩ要求フィールドの第１ビットは、ＣＣ１にマッピングされ、第２ビットは、ＣＣ３にマッピングされ、第３ビットは、ＣＣ２にマッピングされる。一実施形態では、３ビットＣＳＩ要求フィールドの最後のビット（たとえば、第３ビット）を、ＣＩＦフィールド内で示されるＣＣに割り当てることができ、他の２ビットは、より上の層のシグナリングによって与えられるＣＣ順次順序で他の２つのＣＣに割り当てられる。図１に示されたケースでは、ＣＳＩ要求フィールドの第１ビットは、ＣＣ２にマッピングされ、第２ビットは、ＣＣ３にマッピングされ、第３ビットは、ＣＣ１にマッピングされる。

次に、下で、たとえば代替案３を採用することによる、本発明の実施形態でのＳＲＳ要求フィールドの処理に対する実例を提示する。一実施形態では、ＳＲＳ要求フィールドが３ビットであることを事前に指定することができる。図１での瞬間に起因して、２つのＵＬＣＣだけが、ＵＥのために構成され、従って、１ビットを予約することができる。より上の層のシグナリングによって、３ビットＳＲＳ要求フィールドの１ビット（たとえば、第１ビット）が、ＣＩＦフィールド内で示されるＣＣに割り当てられなければならず、中央ビットが他のＵＬＣＣに割り当てられ、最後のビットが予約済みビットとして使用されることを指定することができる。

当業者は、より多くのＵＬＣＣがＵＥのために構成されまたはアクティブ化される場合に、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの１ビットを、アップリンク・グラントを搬送しつつあるＤＬＣＣに対応させ、残りのビットを、より上の層のシグナリングによって与えられるＵＬＣＣの優先順位順序またはＣＣ通し番号に従って異なるＵＬＣＣに対応させることが可能であることを了解するはずである。

図２に、本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする方法の流れ図を示す。図２に示されているように、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドのビットと複数のダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣとの間の対応する関係は、ステップ２０１で事前に割り当てられ、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。ステップ２０２では、非周期的ＣＳＩ報告がトリガされなければならないＤＬＣＣを判定する。ステップ２０３では、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドを、事前に割り当てられた対応する関係に従ってマッピングし、判定されたＤＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークする。

本発明の一実施形態によれば、ステップ２０１は、ユーザ機器ＵＥのすべてのＤＬＣＣを複数のサブセットに分割することと、ＣＳＩ要求フィールドの異なるビットを異なるサブセットに対応させることとをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、ステップ２０３は、ステップ２０２で判定されたＤＬＣＣが属するサブセットに対応するビットの値を「トリガ」としてマークすることをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、ＣＳＩ要求フィールド内のビットの個数は、ＤＬＣＣが分割されるサブセットの個数と等しく、各ビットは、異なるサブセットに対応する。

本発明の一実施形態によれば、ステップ２０１は、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの１ビットを、アップリンク・グラントを搬送しつつあるＤＬＣＣに対応させることと、残りのビットを、より上の層のシグナリングによって与えられるＤＬＣＣの優先順位順序またはＣＣ通し番号に従って異なるＤＬＣＣに対応させることとをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、ステップ２０３は、ＣＳＩ要求フィールドのマッピング中に、ステップ２０２で判定されたＤＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークすることをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、残りのビットに対応するＤＬＣＣは、アップリンク共用チャネル（ｕｐｌｉｎｋｓｈａｒｅｄｃｈａｎｎｅｌ）ＵＬＳＣＨ上のデータ送信がある関連するアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣを有するＤＬＣＣを含まない。

図３に、本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする方法の流れ図を示す。図３に示された実施形態は、ステップ２０２〜２０３だけではなく、ステップ３０４をも含む。ステップ３０４では、１つのアップリンク・グラントが、ステップ２０２で判定されたすべてのＤＬＣＣのＣＳＩ報告をトリガするのに十分でない時に、複数の単一ビットのトリガするアップリンク・グラントを、第１アップリンク・グラントと同一のサブフレーム内または後続サブフレーム内で送信する。

図４に、本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する方法の流れ図を示す。図４に示されているように、ステップ４０１では、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当て、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。ステップ４０２では、非周期的ＣＳＩ報告が実施されるＤＬＣＣを判定するために、受信されたアップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドを、事前に割り当てられた対応する関係に従ってデマッピングする。

本発明の一実施形態によれば、ステップ４０１は、ユーザ機器ＵＥのすべてのＤＬＣＣを複数のサブセットに分割することと、ＣＳＩ要求フィールドの異なるビットを異なるサブセットに対応させることとをさらに含む。本発明の一実施形態によれば、ステップ４０２は、非周期的ＣＳＩ報告が、ＣＳＩ要求フィールド内で「トリガ」としてマークされているビットに対応するサブセット内のすべてのＤＬＣＣについて実施されなければならないと判定することをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、ＤＬＣＣが分割されるサブセットの個数と等しく、各ビットは、異なるサブセットに対応する。

本発明の一実施形態によれば、ステップ４０１は、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの１ビットを、そのアップリンク・グラントを搬送しつつあるＤＬＣＣに対応させることと、残りのビットを、より上の層のシグナリングによって与えられるＤＬＣＣの優先順位順序またはＣＣ通し番号に従って、異なるＤＬＣＣに対応させることとをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、ステップ４０２は、非周期的ＣＳＩ報告が、ＣＳＩ要求フィールド内で「トリガ」としてマークされているビットに対応するＤＬＣＣについて実施されなければならないと判定することをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、残りのビットに対応するＤＬＣＣは、アップリンク共用チャネルＵＬＳＣＨ上のデータ送信がある関連するアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣを有するＤＬＣＣを含まない。

図５に、本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする装置のブロック図を示す。図５に示されたトリガする装置は、第１の事前に割り当てる手段５０１、第１の判定する手段５０２、およびマッピングする手段５０３を含む。第１の事前に割り当てる手段は、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てるためのものであり、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。第１の判定する手段５０２は、非周期的ＣＳＩ報告がトリガされるＤＬＣＣを判定するためのものである。マッピングする手段５０３は、事前に割り当てられた対応する関係に従ってアップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドをマッピングし、判定されたＤＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークするためのものである。

本発明の一実施形態によれば、第１の事前に割り当てる手段５０１は、さらに、ユーザ機器ＵＥのすべてのＤＬＣＣを複数のサブセットに分割し、ＣＳＩ要求フィールドの異なるビットを異なるサブセットに対応させるためのものである。

本発明の一実施形態によれば、マッピングする手段５０３は、さらに、ステップ２０２で判定されたＤＬＣＣが属するサブセットに対応するビットの値を「トリガ」としてマークするためのものである。

本発明の一実施形態によれば、第１の事前に割り当てる手段５０１は、さらに、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの１ビットを、アップリンク・グラントを搬送しつつあるＤＬＣＣに対応させ、残りのビットを、より上の層のシグナリングによって与えられるＤＬＣＣの優先順位順序またはＣＣ通し番号に従って異なるＤＬＣＣＮ対応させるためのものである。

本発明の一実施形態によれば、マッピングする手段５０３は、さらに、ＣＳＩ要求フィールドのマッピング中に、第１の判定する手段５０２によって判定されたＤＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークするためのものである。

図６に、本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する装置のブロック図を示す。図６に示された報告する装置６００は、第２の事前に割り当てる手段６０１および第２の判定する手段６０２を含む。第２の事前に割り当てる手段６０１は、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てるためのものであり、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。第２の判定する手段６０２は、非周期的ＣＳＩ報告が実施されるＤＬＣＣを判定するために、受信されたアップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドを、事前に割り当てられた対応する関係に従ってデマッピングするためのものである。

本発明の一実施形態によれば、第２の事前に割り当てる手段６０１は、さらに、ユーザ機器ＵＥのすべてのＤＬＣＣを複数のサブセットに分割し、ＣＳＩ要求フィールドの異なるビットを異なるサブセットに対応させるためのものである。

本発明の一実施形態によれば、第２の判定する手段６０２は、さらに、非周期的ＣＳＩ報告が、ＣＳＩ要求フィールド内で「トリガ」としてマークされているビットに対応するサブセット内のすべてのＤＬＣＣについて実施されなければならないと判定するためのものである。

本発明の一実施形態によれば、第２の事前に割り当てる手段は、さらに、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの１ビットを、そのアップリンク・グラントを搬送しつつあるＤＬＣＣに対応させ、残りのビットを、より上の層のシグナリングによって与えられるＤＬＣＣの優先順位順序またはＣＣ通し番号に従って、異なるＤＬＣＣに対応させるためのものである。

本発明の一実施形態によれば、第２の判定する手段６０２は、さらに、非周期的ＣＳＩ報告が、ＣＳＩ要求フィールド内で「トリガ」としてマークされているビットに対応するＤＬＣＣについて実施されなければならないと判定するためのものである。

図７に、本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする方法の流れ図を示す。図７に示されているように、ステップ７０１では、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドのビットと複数のアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当て、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。ステップ７０２では、非周期的ＳＲＳがトリガされるＵＬＣＣを判定する。ステップ７０３では、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドを、事前に割り当てられた対応する関係に従ってマッピングし、判定されたＵＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークする。

本発明の一実施形態によれば、ステップ７０１は、ユーザ機器ＵＥのすべてのＵＬＣＣを複数のサブセットに分割することと、ＳＲＳ要求フィールドの異なるビットを異なるサブセットに対応させることとをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、ステップ７０３は、ステップ７０２で判定されたＵＬＣＣが属するサブセットに対応するビットの値を「トリガ」としてマークすることをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、ステップ７０１は、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの１ビットを、同一のアップリンク・グラント内のＣＩＦフィールドによって指定されるＣＣに対応させることと、残りのビットを、より上の層のシグナリングによって与えられるＵＬＣＣの優先順位順序またはＣＣ通し番号に従って、異なるＵＬＣＣに対応させることとをさらに含む。当業者は、同一のアップリンク・グラント内のＣＩＦフィールドによって指定されるＣＣが、そのアップリンク・グラントを搬送しつつあるＤＬＣＣと対にされた搬送波であることを了解するはずである。

本発明の一実施形態によれば、ステップ７０３は、ステップ７０２で判定されたＵＬＣＣに対応するビットの値を、ＳＲＳ要求フィールドのマッピング中に「トリガ」としてマークすることをさらに含む。

図８に、本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）の送信方法の流れ図を示す。図８に示されているように、ステップ８０１では、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当て、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。ステップ８０２では、ＳＲＳ送信が実施されるＵＬＣＣを判定するために、予約済みアップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドを、事前に割り当てられた対応する関係に従ってデマッピングする。

本発明の一実施形態によれば、ステップ８０１は、ユーザ機器ＵＥのすべてのＵＬＣＣを複数のサブセットに分割することと、ＳＲＳ要求フィールドの異なるビットを異なるサブセットに対応させることとをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、ステップ８０２は、ＳＲＳ要求フィールド内で「トリガ」としてマークされているビットに対応するサブセット内のすべてのＵＬＣＣ上でＳＲＳ送信が実施されることを判定することをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、ステップ８０１は、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの１ビットを、同一のアップリンク・グラント内のＣＩＦフィールドによって指定されるＣＣに対応させることと、残りのビットを、より上の層のシグナリングによって与えられるＵＬＣＣの優先順位順序またはＣＣ通し番号に従って、異なるＵＬＣＣに対応させることとをさらに含む。

本発明の一実施形態によれば、ステップ８０２は、ＳＲＳ送信が、ＳＲＳ要求フィールド内で「トリガ」としてマークされているビットに対応するＵＬＣＣ上で実施されなければならないと判定することをさらに含む。

図９に、本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする装置のブロック図を示す。図９に示されたトリガする装置は、第３の事前に割り当てる手段９０１、第３の判定する手段９０２、および第３のマッピングする手段９０３を含む。第３の事前に割り当てる手段９０１は、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てるためのものであり、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。第３の判定する手段９０２は、非周期的ＳＲＳがトリガされるＵＬＣＣを判定するためのものである。第３のマッピングする手段９０３は、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドを、事前に割り当てられた対応する関係に従ってマッピングし、判定されたＵＬＣＣに対応するビットの値を「トリガ」としてマークするためのものである。

本発明の一実施形態によれば、第３の事前に割り当てる手段９０１は、さらに、ユーザ機器ＵＥのすべてのＵＬＣＣを複数のサブセットに分割し、ＳＲＳ要求フィールドの異なるビットを異なるサブセットに対応させる。

本発明の一実施形態によれば、第３のマッピングする手段９０３は、さらに、第３の判定する手段９０２によって判定されたＵＬＣＣが属するサブセットに対応するビットの値を「トリガ」としてマークする。

本発明の一実施形態によれば、第３の事前に割り当てる手段９０１は、さらに、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの１ビットを、同一のアップリンク・グラント内のＣＩＦフィールドによって指定されるＣＣに対応させ、残りのビットを、より上の層のシグナリングによって与えられるＵＬＣＣの優先順位順序またはＣＣ通し番号に従って、異なるＵＬＣＣに対応させる。

本発明の一実施形態によれば、第３のマッピングする手段９０３は、さらに、第３の判定する手段９０２によって判定されたＵＬＣＣに対応するビットの値を、ＳＲＳ要求フィールドのマッピング中に「トリガ」としてマークする。

図１０に、本発明の実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）の送信装置のブロック図を示す。図１０に示された送信装置は、第４の事前に割り当てる手段１００１および第４の判定する手段１００２を含む。第４の事前に割り当てる手段１００１は、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドのビットとユーザ機器の複数のアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣとの間の対応する関係を事前に割り当てるためのものであり、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。第４の判定する手段１００２は、ＳＲＳ送信が実施されるＵＬＣＣを判定するために、予約済みアップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドを、事前に割り当てられた対応する関係に従ってデマッピングするためのものである。

本発明の一実施形態によれば、第４の事前に割り当てる手段は、さらに、ユーザ機器ＵＥのすべてのＵＬＣＣを複数のサブセットに分割し、ＳＲＳ要求フィールドの異なるビットを異なるサブセットに対応させる。

本発明の一実施形態によれば、第４の判定する手段１００２は、さらに、ＳＲＳ要求フィールド内で「トリガ」としてマークされているビットに対応するサブセット内のすべてのＵＬＣＣ上でＳＲＳ送信が実施されることを判定する。

本発明の一実施形態によれば、第４の事前に割り当てる手段１００１は、さらに、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの１ビットを、同一のアップリンク・グラント内のＣＩＦフィールドによって指定されるＣＣに対応させ、残りのビットを、より上の層のシグナリングによって与えられるＵＬＣＣの優先順位順序またはＣＣ通し番号に従って、異なるＵＬＣＣに対応させる。

本発明の一実施形態によれば、第４の判定する手段１００２は、さらに、ＳＲＳ送信が、ＳＲＳ要求フィールド内で「トリガ」としてマークされているビットに対応するＵＬＣＣ上で実施されなければならないと判定する。

図１１に、本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする方法の流れ図を示す。図１１に示されているように、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を、ステップ１１０１で事前に割り当て、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。ステップ１１０２では、非周期的ＣＳＩ報告がトリガされるＤＬＣＣを判定する。ステップ１１０３では、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの値を、事前に割り当てられたマッピング関係および判定されたＤＬＣＣに従って投入する。

本発明の一実施形態によれば、マッピング関係は、アップリンク・グラントを搬送するＤＬＣＣのＣＳＩ報告がトリガされなければならないことを示すためのＣＳＩ要求フィールドの第１の値のマッピング、すべてのＤＬＣＣのＣＳＩ報告がトリガされなければならないことを示すためのＣＳＩ要求フィールドの第２の値のマッピング、およびＤＬＣＣの他の異なる組合せのＣＳＩ報告がトリガされなければならないことを示すための他の値のマッピングを含む。

図１２に、本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する方法の流れ図を示す。図１２に示されているように、ステップ１２０１では、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を事前に割り当て、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。ステップ１２０２では、非周期的ＣＳＩ報告が実施されるＤＬＣＣを判定するために、受信されたアップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドを、事前に割り当てられたマッピング関係に従ってデマッピングする。

図１３に、本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする装置のブロック図を示す。図１３に示されたトリガする装置１３００は、第５の事前に割り当てる手段１３０１、第５の判定する手段１３０２、および第５のマッピングする手段１３０３を含む。第５の事前に割り当てる手段１３０１は、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てるためのものであり、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。第５の判定する手段１３０２は、非周期的ＣＳＩ報告がトリガされるＤＬＣＣを判定するためのものである。第５のマッピングする手段１３０３は、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの値を、事前に割り当てられたマッピング関係および判定されたＤＬＣＣに従って投入するためのものである。

図１４に、本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する装置のブロック図を示す。図１４に示された報告する装置１４００は、第６の事前に割り当てる手段１４０１および第６の判定する手段１４０２を含む。第６の事前に割り当てる手段１４０１は、アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てるためのものであり、ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。第６の判定する手段１４０２は、非周期的ＣＳＩ報告が実施されるＤＬＣＣを判定するために、受信されたアップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドを、事前に割り当てられたマッピング関係に従ってデマッピングするためのものである。

図１５に、本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする方法の流れ図を示す。図１５に示されているように、ステップ１５０１では、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの異なるビットとアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣの異なる組合せのＳＲＳ要求との間のマッピング関係を事前に割り当て、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。ステップ１５０２では、非周期的ＳＲＳがトリガされるＵＬＣＣを判定する。ステップ１５０３では、値を、事前に割り当てられたマッピング関係および判定されたＵＬＣＣに従って、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドに投入する。

本発明の一実施形態によれば、マッピング関係は、アップリンク・グラント内のキャリア指標フィールド（ｃａｒｒｉｅｒｉｎｄｉｃａｔｏｒｆｉｅｌｄ）によって指定されるＣＣ上でのＳＲＳ送信がトリガされなければならないことを示すためのＳＲＳ要求フィールドの第１の値のマッピングおよびすべてのＵＬＣＣ上でのＳＲＳ送信がトリガされなければならないことを示すためのＳＲＳ要求フィールドの第２の値のマッピングを含む。

図１６に、本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）の送信方法の流れ図を示す。図１６に示されているように、ステップ１６０１では、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの異なるビットとアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣの異なる組合せのＳＲＳ要求との間のマッピング関係を事前に割り当て、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。ステップ１６０２では、ＳＲＳ送信がその上で実施されるＵＬＣＣを判定するために、受信されたアップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドを、事前に割り当てられたマッピング関係に従ってデマッピングする。

図１７に、本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）をトリガする装置のブロック図を示す。図１７に示されたトリガする装置１７００は、第７の事前に割り当てる手段１７０１、第７の判定する手段１７０２、および第７のマッピングする手段１７０３を含む。第７の事前に割り当てる手段１７０１は、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの異なるビットとアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣの異なる組合せのＳＲＳ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てるためのものであり、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。第７の判定する手段１７０２は、非周期的ＳＲＳがトリガされるＵＬＣＣを判定するためのものである。第７のマッピングする手段１７０３は、事前に割り当てられたマッピング関係および判定されたＵＬＣＣに従って、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの値を投入するためのものである。

図１８に、本発明のもう１つの実施形態によるキャリア・アグリゲーション・システムの非周期的アップリンクサウンディングレファレンス信号（ＳＲＳ）の送信装置のブロック図を示す。図１８に示された装置は、第８の事前に割り当てる手段１８０１および第８の判定する手段１８０２を含む。第８の事前に割り当てる手段１８０１は、アップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドの異なるビットとアップリンク・コンポーネント・キャリアＵＬＣＣの異なる組合せのＳＲＳ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てるためのものであり、ＳＲＳ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、システム内のＵＬＣＣの最大の許容される個数より小さい。第８の判定する手段１８０２は、ＳＲＳ送信がその上で実施されるＵＬＣＣを判定するために、受信されたアップリンク・グラント内のＳＲＳ要求フィールドを、事前に割り当てられたマッピング関係に従ってデマッピングするためのものである。

本発明の実施形態は、キャリア・アグリゲーションに関する構成可能な個数のＤＬＣＣの非周期的ＣＳＩ／ＳＲＳをトリガする機構を提供する。この機構は、ＣＳＩ／ＳＲＳ要求フィールドとして限られた個数のビットを使用し、ビット・マッピングまたは複数ビット値マッピングを介して、ＤＬＣＣの異なる組合せの非周期的ＣＳＩ／ＳＲＳ要求を示す。したがって、この機構は、柔軟に構成されるだけではなく、アップリンク・グラントの追加オーバーヘッドを最小にすることもでき、これによって、ＤＣＬフォーマット・サイズとＵＬグラント・オーバーヘッドとの間のトレードオフを達成する。既存の解決策と比較して、本発明は、１つのサブセット内の複数のＤＬＣＣの非周期的ＣＳＩ／ＳＲＳをトリガすることによって、フィードバック遅延を増やさず、ＤＣＩフォーマット・サイズとＵＬグラント・オーバーヘッドとの間のトレードオフを達成する。

したがって、構成可能なＤＬＣＣの非周期的ＣＳＩ報告をトリガする解決策は、減らされたＣＳＩ報告遅延および許容できるＣＳＩ報告オーバーヘッドを達成する。

本発明の実施形態を、上で説明した。しかし、本発明は、特定の方法および装置に限定されない。逆に、当業者は、添付の特許請求の範囲の範囲内で、さまざまな変形形態または修正形態を作ることができる。

Claims

キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする方法であって、
（１）アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てるステップであって、前記ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、前記システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、ステップと、
（２）非周期的ＣＳＩ報告がトリガされなければならない前記ＤＬＣＣを判定するステップと、
（３）前記事前に割り当てられたマッピング関係および前記判定されたＤＬＣＣに従って、前記アップリンク・グラント内の前記ＣＳＩ要求フィールドの値を投入するステップと
を含む方法。
前記マッピング関係は、前記アップリンク・グラントを搬送する前記ＤＬＣＣのＣＳＩ報告がトリガされなければならないことを示すための前記ＣＳＩ要求フィールドの第１の値のマッピングを含む、請求項１に記載の方法。
前記マッピング関係は、すべてのＤＬＣＣに関するＣＳＩ報告がトリガされなければならないことを示すための前記ＣＳＩ要求フィールドの第２の値のマッピングを含む、請求項１に記載の方法。
前記マッピング関係は、どのＤＬＣＣのＣＳＩ報告もトリガされてはならないことを示すための前記ＣＳＩ要求フィールドの第３の値のマッピングを含む、請求項１または２に記載の方法。
１つのアップリンク・グラントが、ステップ（２）で判定されたすべてのＤＬＣＣのＣＳＩ報告をトリガするのに十分ではない時に、第１アップリンク・グラントと同一サブフレーム内でまたは後続サブフレーム内で、複数の単一ビットのトリガするアップリンク・グラントを送信するステップ
をさらに含む、請求項１に記載の方法。
キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する方法であって、
（１）アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てるステップであって、前記ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、前記システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、ステップと、
（２）非周期的ＣＳＩ報告が実施されなければならない前記ＤＬＣＣを判定するために、前記事前に割り当てられたマッピング関係に従って、前記受信されたアップリンク・グラント内の前記ＣＳＩ要求フィールドをデマッピングするステップと
を含む方法。
前記マッピング関係は、前記アップリンク・グラントを搬送する前記ＤＬＣＣのＣＳＩ報告がトリガされなければならないことを示すための前記ＣＳＩ要求フィールドの第１の値のマッピングを含む、請求項６に記載の方法。
前記マッピング関係は、すべてのＤＬＣＣに関するＣＳＩ報告がトリガされなければならないことを示すための前記ＣＳＩ要求フィールドの第２の値のマッピングを含む、請求項６に記載の方法。
前記マッピング関係は、どのＤＬＣＣのＣＳＩ報告もトリガされてはならないことを示すための前記ＣＳＩ要求フィールドの第３の値のマッピングを含む、請求項６または７に記載の方法。
キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）をトリガする装置であって、
（１）アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てる第５の事前に割り当てる手段であって、前記ＣＳＩ要求のビットの個数は、１より大きく、前記システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、手段と、
（２）非周期的ＣＳＩ報告がトリガされなければならない前記ＤＬＣＣを判定する第５の判定する手段と、
（３）前記事前に割り当てられたマッピング関係および前記判定されたＤＬＣＣに従って、前記アップリンク・グラント内の前記ＣＳＩ要求フィールドの値を投入する第５のマッピングする手段と
を含む装置。
前記マッピング関係は、前記アップリンク・グラントを搬送する前記ＤＬＣＣのＣＳＩ報告がトリガされなければならないことを示すための前記ＣＳＩ要求フィールドの第１の値のマッピングを含む、請求項１０に記載の装置。
前記マッピング関係は、どのＤＬＣＣのＣＳＩ報告もトリガされてはならないことを示すための前記ＣＳＩ要求フィールドの第３の値のマッピングを含む、請求項１０または１１に記載の装置。
キャリア・アグリゲーション・システムの非周期的チャネル状態情報（ＣＳＩ）を報告する装置であって、
（１）アップリンク・グラント内のＣＳＩ要求フィールドの異なる値とダウンリンク・コンポーネント・キャリアＤＬＣＣの異なる組合せのＣＳＩ要求との間のマッピング関係を事前に割り当てる第６の事前に割り当てる手段であって、前記ＣＳＩ要求フィールドのビットの個数は、１より大きく、前記システム内のＤＬＣＣの最大の許容される個数より小さい、手段と、
（２）非周期的ＣＳＩ報告が実施されなければならない前記ＤＬＣＣを判定するために、前記事前に割り当てられたマッピング関係に従って、前記受信されたアップリンク・グラント内の前記ＣＳＩ要求フィールドをデマッピングする第６の判定する手段と
を含む装置。
前記マッピング関係は、前記アップリンク・グラントを搬送する前記ＤＬＣＣのＣＳＩ報告がトリガされなければならないことを示すための前記ＣＳＩ要求フィールドの第１の値のマッピングを含む、請求項１３に記載の装置。
前記マッピング関係は、どのＤＬＣＣのＣＳＩ報告もトリガされてはならないことを示すための前記ＣＳＩ要求フィールドの第３の値のマッピングを含む、請求項１３または１４に記載の装置。