JP2013537232A - 鎮痛をもたらすために、オピオイドの静脈内投与から、投薬アルゴリズムを用いたモルヒネおよびオキシコドンの経口共投与へと、患者の処置レジメンを変換する方法 - Google Patents

鎮痛をもたらすために、オピオイドの静脈内投与から、投薬アルゴリズムを用いたモルヒネおよびオキシコドンの経口共投与へと、患者の処置レジメンを変換する方法 Download PDF

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    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids

Abstract

鎮痛を必要とする患者において、オピオイドの静脈内投与を含む疼痛処置を、即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量の経口投与を含む疼痛処置に変換する方法。前記方法は、(1)4時間平均経口モルヒネ等価量、1時間平均経口モルヒネ等価量を決定するか、または正味平均毎時静脈内用量を決定するステップと、(2)3:2の重量比のモルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量を4から6時間毎に前記患者に経口投与するステップとを含んでよい。他にも、前記即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の前記第一用量を決定するために投薬アルゴリズムを使用することを含む、オピオイドを静脈内投与されていた患者において疼痛を処置する方法。

Description

関連出願への相互参照
本願は、2010年9月14日に出願され、2011年4月12日に米国特許7,723,453号として特許査定された米国特許出願12/881,677号;2010年9月14日に出願され、2011年9月6日に米国特許8,012,990号として特許査定された米国特許出願12/881,728号;および2011年7月18日に出願された米国特許出願13/185,016号への優先権を主張し、これらの出願は、本明細書中に参考として援用される。
発明の分野
本発明は、患者における疼痛処置に関する。ある種の態様では、本発明は、オピオイドの静脈内(IV)投与から、経口投与される約3:2の重量比のモルヒネおよびオキシコドンの組合せへと患者の疼痛処置レジメンを変換する方法に関する。この方法は、モルヒネおよびオキシコドン組合せの適切な投薬量を決定するために投薬アルゴリズムを使用することを包含してよい。
発明の背景
例えば、重度の外傷性損傷、外科手術または慢性疾病(例えば、癌)の結果として著しい疼痛を経験している患者は、強力な処方薬を介しての緩和を必要としている。オピエート薬物は、様々な急性および慢性の中等度から重度の疼痛を処置する際に多くの場合に使用される一群の疼痛緩和処方薬である。例には、モルヒネ、コデインおよびテバインなどの天然オピエート;ヒドロモルホン、ヒドロコドン、オキシコドン、オキシモルホン、ジアセチルモルヒネ(ヘロイン)、ニコモルヒネ、ジプロパノイルモルヒネ、ベンジルモルヒネ、エチルモルヒネ、ブプレノルフィンおよびモルヒネグルクロニド(3−および6−グルクロニドを包含)などの半合成オピオイド;ならびにアルフェンタニル、フェンタニル、レミフェンタニル、スフェンタニル、トレフェンタニル、ペチジン、メタドン、トラマドールおよびデキストロプロポキシフェンなどの完全合成オピオイドが包含される。
世界保健機関のガイドラインでは、全てのオピオイドは同じ受容体機構を介して、中枢神経系(CNS)においてその鎮痛効果を発揮するとおそらくは一般に考えられるので、2種の強力なオピオイドを共投与すべきではないことが推奨されている。World Health Organization、Cancer Pain Relief and Palliative Care、Geneva: WHO、1990年を参照されたい。しかしながら、研究によって、構造的に類似しているモルヒネおよびオキシコドンの抗侵害受容性(鎮痛性とも称される)効果は、ナロキソナジン(選択的μ−オピオイド受容体アンタゴニスト)およびnor−BN1(κ−選択的オピオイドアンタゴニスト)によってそれぞれ別々にアンタゴナイズされることが示されており、このことは、それらが異なるオピオイド受容体機構を介して、抗侵害受容を生じていることを示している。Rossら、Pain、1997年、73巻、151〜57頁を参照されたい。オピオイド受容体は、μ−オピオイド受容体(MOR)、σ−オピオイド受容体(SOR)、κ−オピオイド受容体(KOR)およびδ−オピオイド受容体(DOR)と称される4種の受容体サブタイプを有すると考えられている。モルヒネの生化学的および細胞的効果は、CNS内で高密度に見出されるMORによって媒介される。
抗侵害受容性以下(鎮痛性以下とも称される)の用量のモルヒネを抗侵害受容性以下の用量のオキシコドンと共にラットに共投与すると、相乗レベルの抗侵害受容が生じることが見出されている。非特許文献1を参照されたい。抗侵害受容性以下の用量のモルヒネを抗侵害受容性以下の用量のオキシコドンと共に受けた動物は、CNS副作用に関して、プラセボ注射された対照動物と同様であった。非特許文献1の424〜25頁を参照されたい。いずれかのオピオイドを単独で等効力の用量で受けた動物は、対照動物と比較するとより鎮静された。非特許文献1の425〜26頁を参照されたい。
モルヒネおよびオキシコドンを3:2の比で経口共投与することの相乗的鎮痛効果は、患者において実証されている(例えば、特許文献1および特許文献2、特許文献3、特許文献4および米国特許出願第12/567,209号を参照されたい)。しかしながら、モルヒネおよびオキシコドンを共投与することによって疼痛を処置する有効性は、少なくとも一部において、投与される量に依存している。例えば、モルヒネおよびオキシコドンのある投薬量を投与しても、その投与量が少なすぎれば、鎮痛をもたらさないであろう。投与されるモルヒネおよびオキシコドンの量はまた、悪心、嘔吐、嗜眠状態、眩暈、意識混濁、身体違和感、そう痒症、便秘、胆道圧力の上昇、尿貯留、低血圧、呼吸抑制および膀胱機能不全などのオピオイドに一般的な副作用の発生においても役割を果たし得る。さらに、オピオイドを毎日投与していると、薬物の治療効果に対する耐性の発症、同じく身体的依存の開始が発生することもあり;そのような耐性または身体的依存の程度は一部において、投与されるオピオイドの量に依存している。したがって、疼痛を有効に、かつ安全に処置するためには、モルヒネおよびオキシコドンを共投与するための有効な経口投薬レジメンを決定することが重要である。
投与するのに適切な量のモルヒネおよびオキシコドンの決定は特に、重度の外傷性損傷または外科手術から回復しつつある患者にとって重要である。これらの患者は多くの場合に、最初はモルヒネなどのオピオイド薬物のIV投与によって疼痛について処置される。これらの患者が医療センターまたは手術センターを出て、もはや医学的監督下ではなくなると、繰り返しIV投与はもはや実際的ではないので、彼らはオピオイド薬物を別の経路(例えば、経口)によって受けなければならない。過去には、医師は多くの場合に、IV投与後に必要な一部の薬物の経口用量を推定していたが、そのような実施は多くの場合に、有害な副作用を導き得る過剰薬剤投与か、または効果のない疼痛管理をもたらし得る過少薬剤投与のいずれかをもたらす。
米国特許第6,310,072号明細書 米国特許出願公開第2005/0053659号明細書 米国特許出願公開第2007/0031489号明細書 米国特許出願公開第2009/0291975号明細書
Rossら、Pain、2000年、84巻、421〜28頁
また、医師は多くの場合に、オピオイドローテーションまたは変換の前に、適切な疼痛管理に適した新たな安全開始用量を決定するために、等鎮痛表を調べる。残念なことに、刊行されているオピオイド等鎮痛比には広く、臨床的に有意な差が存在する。Shaheenら、J. Pain Symptom. Manag.,38巻:3号(2009年)409〜16頁を参照されたい。したがって、患者の疼痛を有効に管理し、かつ同時に、過剰または過少薬剤投与に関連する問題を軽減または除去する、静脈内投与されたオピオイドの用量を経口オピオイド用量に変換する方法が必要とされている。詳細には、静脈内投与されたオピオイドの用量を、経口共投与される約3:2の重量比のモルヒネ−オキシコドン組合せに変換する方法が必要とされている。
発明の要旨
本発明は、患者において疼痛を処置する方法を提供する。特に、その方法は、病院または手術センターにおいてオピオイドのIV投与を受けていた患者の処置レジメンを、IV投与がもはや実際的ではないか、投与するのに適切ではないなどの場合に、オピオイドの経口用量に変換する必要性に対処する。
本発明の一態様は、鎮痛を必要とする患者において、オピオイドのIV投与を含む疼痛処置を、約3:2の重量比の即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物(即ち、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩と、オキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩)の経口共投与を含む疼痛処置に変換する方法に関し、その方法は、ヒト患者に静脈内投与されたオピオイドの4時間平均経口モルヒネ等価用量(equivalent dose)を決定するステップと、即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量を投薬アルゴリズムに従って、ヒト患者に経口共投与するステップとを含んでよいようなものである。本発明の一部の実施形態による投薬アルゴリズムを適用すると、4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約30mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mg以下およびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mg以下である。4時間平均経口モルヒネ等価用量が約30mg超かつ約40mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgである。さらに、4時間平均経口モルヒネ等価用量が約40mg超かつ約120mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約24mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約16mgである。
一部の実施形態では、4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約30mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的許容されるその塩約8mgである。
ある種の実施形態では、4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約10mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約3mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約2mgである。4時間平均経口モルヒネ等価用量が約10mg超かつ約15mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約6mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約4mgである。4時間平均経口モルヒネ等価用量が約15mg超かつ約20mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約9mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約6mgである。4時間平均経口モルヒネ等価用量が約20mg超かつ約30mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgである。
本発明の一部の実施形態による投薬アルゴリズムを適用すると、4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約30mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgである。4時間平均経口モルヒネ等価用量が約30mg超かつ約40mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgである。さらに、4時間平均経口モルヒネ等価用量が約40mg超かつ約120mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約24mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約16mgである。
一部の実施形態では、4時間平均経口モルヒネ等価用量は、式(1)によって決定される:
Figure 2013537232
[式中、m=IV投与(ボーラスおよびPCAを包含)の間に使用されたオピオイドの経口モルヒネ等価量(equivalent)の全量(mg);n=IV投与の最初の4時間の間に使用されたオピオイドの経口モルヒネ等価量(mg);h=オピオイドの経口モルヒネ等価量が静脈内投与された合計時間(時間);b=臨床的生物学的同等性係数;およびs=安全係数]。
一部の実施形態では、静脈内投与される様々なオピオイドについて、臨床的生物学的同等性係数は、約1から約15である。他の実施形態では、臨床的生物学的同等性係数は、約2である。一部の実施形態では、安全係数は、約0.50から約1.0である。他の実施形態では、安全係数は、約0.75である。
ある種の実施形態では、本発明は、鎮痛を必要とするヒト患者において、オピオイドのIV投与を含む疼痛処置を、約3:2の重量比の即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の経口共投与を含む疼痛処置に変換する方法に関し、その方法は、ヒト患者に静脈内投与されたオピオイドの1時間平均経口モルヒネ等価用量を決定するステップと、即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量を投薬アルゴリズムに従って、ヒト患者に経口共投与するステップとを含んでよいようなものである。1時間平均経口モルヒネ等価用量を決定した後に使用される投薬アルゴリズムは一般に、4時間平均経口モルヒネ等価用量を決定した後に使用される投薬アルゴリズムと同じであるが;モルヒネ−オキシコドン組合せ物のそれぞれの第一用量が、4時間経口モルヒネ等価用量の範囲の1/4である平均経口モルヒネ等価用量の範囲に対応するという点で異なる。したがって、1時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約7.5mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mg以下およびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mg以下である。1時間平均経口モルヒネ等価用量が約7.5mg超かつ約10mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgである。さらに、1時間平均経口モルヒネ等価用量が約10mg超かつ約30mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約24mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約16mgである。
一部の実施形態では、1時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約7.5mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgである。
ある種の実施形態では、1時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約2.5mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約3mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約2mgである。1時間平均経口モルヒネ等価用量が約2.5mg超かつ約3.75mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約6mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約4mgである。1時間平均経口モルヒネ等価用量が約3.75mg超かつ約5mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約9mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約6mgである。1時間平均経口モルヒネ等価用量が約5mg超かつ約7.5mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgである。
一部の実施形態では、1時間平均経口モルヒネ等価用量は、式(2)によって決定される:
Figure 2013537232
[式中、m=IV投与(ボーラスおよびPCAを包含)の間に使用されたオピオイドの経口モルヒネ等価量の全量(mg);n=IV投与の最初の4時間の間に使用されたオピオイドの経口モルヒネ等価量(mg);h=オピオイドの経口モルヒネ等価量が静脈内投与された合計時間(時間);b=臨床的生物学的同等性係数;およびs=安全係数]。
本発明の他の態様は、鎮痛を必要とする患者において、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩のIV投与を含む疼痛処置を、約3:2の重量比の即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物(即ち、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩および、オキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩)の経口共投与を含む疼痛処置に変換する方法に関し、その方法は、正味平均毎時IVモルヒネ用量を決定するステップと、即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量をアルゴリズムに従って、ヒト患者に経口共投与するステップとを含んでよいようなものである。本発明の一部の実施形態による投薬アルゴリズムを適用すると、正味平均毎時IVモルヒネ用量が約0mgから約9mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mg以下およびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mg以下である。正味平均毎時IVモルヒネ用量が約9mg超かつ約14mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量はモルヒネまたは薬学的に許容できるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgである。最後に、正味平均毎時IVモルヒネ用量が約14mg超である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約24mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約16mgである。
一部の実施形態では、正味平均毎時IVモルヒネ用量が約0mgから約9mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgである。
一部の実施形態では、正味平均毎時IVモルヒネ用量が約0mgから約3mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約3mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約2mgである。正味平均毎時IVモルヒネ用量が約3mg超かつ約5mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約6mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約4mgである。正味平均毎時IVモルヒネ用量が約5mg超かつ約7mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約9mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約6mgである。正味平均毎時IVモルヒネ用量が約7mg超かつ約9mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgである。
本発明のある種の実施形態による投薬アルゴリズムを適用すると、正味平均毎時IVモルヒネ用量が約0mgから約9mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgである。正味平均毎時IVモルヒネ用量が約9mg超かつ約14mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgである。正味平均毎時IVモルヒネ用量が約14mg超である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約24mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約16mgである。
本発明の一態様では、正味平均毎時IVモルヒネ用量は、(i)ヒト患者に静脈内投与されたモルヒネ(または薬学的に許容されるその塩)の正味量を算出するステップ(ここで、その正味量は、ヒト患者に静脈内投与されたモルヒネの全量から、投与の最初の4時間の間にヒト患者に静脈内投与されたモルヒネの量を引いた量である)と;(ii)モルヒネがヒト患者に静脈内投与された正味時間を算出するステップ(ここで、その正味時間は、モルヒネが静脈内投与された合計時間から4時間を引いた時間である)と;(iii)ヒト患者に静脈内投与されたモルヒネの正味量を、モルヒネがヒト患者に静脈内投与された正味時間で割るステップとによって決定することができる。
ある種の実施形態では、薬学的に許容される塩は、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、硝酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、酒石酸水素塩、リン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、ナプシレート(napsylate)、フマル酸塩、コハク酸塩、酢酸塩、テレフタル酸塩、パモ酸塩(pamoate)またはペクチン酸塩であってよい。
特定の実施形態では、モルヒネ−オキシコドン組合せ物はモルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩を含む。
一部の実施形態では、モルヒネ−オキシコドン組合せ物は、即時放出剤形、持続放出剤形または制御放出剤形であってよい。特定の実施形態では、モルヒネ−オキシコドン組合せ物は、即時放出剤形であってよい。
一部の実施形態では、モルヒネ−オキシコドン組合せ物を単一剤形で共投与してよい。他の実施形態では、モルヒネ−オキシコドン組合せ物を別々の剤形で投与してよい。
一部の実施形態では、IVオピオイドは、モルヒネ、コデイン、テバイン、ヒドロモルホン、ヒドロコドン、オキシコドン、オキシモルホン、ジアセチルモルヒネ(ヘロイン)、ニコモルヒネ、ジプロパノイルモルヒネ、ベンジルモルヒネ、エチルモルヒネ、ブプレノルフィンおよびモルヒネグルクロニド(3−グルクロニドおよび6−グルクロニドを包含)、アルフェンタニル、フェンタニル、レミフェンタニル、スフェンタニル、トレフェンタニル、ペチジン、メタドン、トラマドールおよびデキストロプロポキシフェン、薬学的に許容されるそれらの塩またはそれらの組合せを含む。
ある種の実施形態では、IVオピオイドは、モルヒネもしくはオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩を含む。
ある種の実施形態では、上記方法は、1以上の後続用量のモルヒネ−オキシコドン組合せ物を約4から6時間毎に経口共投与するステップをさらに含んでよく、ここで、その後続用量は、第一用量と同じ量のモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩およびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩を含む。
様々な実施形態において、患者が適切に疼痛緩和を得られない場合には、上記方法は、1以上の後続用量のモルヒネ−オキシコドン組合せ物を約4から6時間毎に、以下の条件下で経口共投与するステップをさらに含んでよい:第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約3mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約2mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約6mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約4mgであり;第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約6mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約4mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約9mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約6mgであり;第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約9mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約6mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgであり;第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgであり;第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約24mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約16mgである。
ある種の実施形態では、患者が第一用量で、例えば有害作用を経験する場合には、上記方法は、1以上の後続用量のモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩およびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩を約4から6時間毎に、以下の条件下で経口共投与するステップをさらに含んでよい:第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約24mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約16mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgであり;第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgであり;第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約9mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約6mgであり;第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約9mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約6mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約6mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約4mgであり;第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約6mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約4mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約3mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約2mgである。
本発明のこれらの、および他の目的、特徴および利点は、次の詳細な説明を概観すれば明らかになるであろう。
詳細な説明
本発明は、オピオイドのIV投与を含む疼痛処置を、即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量の経口共投与を含む疼痛処置に変換する方法に関する。本発明はまた、オピオイドのIV投与で処置されていた患者において疼痛を処置する方法に関し、その方法は、患者を、即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量の経口共投与を含む処置に変換することを含む。
本明細書で使用される場合、別々に列挙されている「モルヒネ」または「オキシコドン」は、それぞれモルヒネまたはオキシコドンの遊離塩基形態を指す。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される塩」は、ヒトおよび動物への投与について毒物学的に安全な塩を指す。
本明細書で使用される場合、「モルヒネ−オキシコドン組合せ物」は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩とオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩との組合せ物を指す。
本明細書で使用される場合、「モルヒネ等価用量」は、用量投与の所定の経路(複数可)について、他のオピオイドの特定量と同じ鎮痛効果をもたらすモルヒネ量の算出値を指す。例えば、経口オキシコドン1mgの経口モルヒネ等価用量は、経口モルヒネ1.5mgであり;言い換えると、経口投与されるオキシコドン1mgは、経口投与されるモルヒネ1.5mgと同じ鎮痛効果をもたらすはずである。
本明細書で使用される場合、「併用投与または共投与」は、モルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の両方を含有する単一組成物を投与することか、またはそれぞれのオピオイドアゴニストを別々の組成物として、その有効な結果が、そのようなオピオイドアゴニストの両方を単一組成物として投与した場合に得られる結果と同等であるような十分に短い期間内で投与することを指す。
数値または数値範囲に関連して本明細書で使用される場合、当業者には明白であるとおり、「約」は、例えば測定における固有の実験誤差および値を測定するための種々の方法間での変動を考慮して、示されている値よりも多少大きいか、または小さい値を包含することは理解されるであろう。
患者をオピオイドのIV投与から変換する方法
本発明の実施形態は、鎮痛を必要とする患者において、オピオイドのIV投与を含む疼痛処置を、即時放出モルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の第一用量の経口共投与を含む疼痛処置に変換する方法に関する。
ある種の実施形態では、オピオイドのIV投与は、PCAによってよい。一部の実施形態では、静脈内投与されるオピオイドは、オピオイド受容体に結合する任意の化合物(たとえば、薬物)であってよい。オピオイドの例には、モルヒネ、オキシコドン、コデイン、ヒドロコドン、ジアモルヒネ、フェンタニル、アルフェンタニル、ブプレノルフィン、ヒドロモルホン、メタドンおよびオキシモルホンが包含されるが、これらに限定されない。
投薬アルゴリズムを使用して、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一経口即時放出用量を決定することができる。一部の実施形態では、4時間平均経口モルヒネ等価用量を、オピオイドのIV投与の条件に基づき初めに算出することができ、その後、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量を決定する。
4時間平均経口モルヒネ等価用量は、下式(1)を使用して決定することができる:
Figure 2013537232
[式中、m=IV投与(ボーラスおよびPCAを包含)の間に使用されたオピオイドの経口モルヒネ等価量の全量(mg);n=IV投与の最初の4時間の間に使用されたオピオイドの経口モルヒネ等価量(mg);h=オピオイドの経口モルヒネ等価量がIV投与下で投与された合計時間(時間);b=臨床的生物学的同等性係数;およびs=安全係数]。
一部の実施形態では、1時間平均経口モルヒネ等価用量を、オピオイドのIV投与の条件に基づき初めに算出することができ、その後、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量を決定する。
1時間平均経口モルヒネ等価用量は、下式(2)を使用して決定することができる:
Figure 2013537232
[式中、m=IV投与(ボーラスおよびPCAを包含)の間に使用されたオピオイドの経口モルヒネ等価量の全量(mg);n=IV投与の最初の4時間の間に使用されたオピオイドの経口モルヒネ等価量(mg);h=オピオイドの経口モルヒネ等価量がIV投与下で投与された合計時間(時間);b=臨床的生物学的同等性係数;およびs=安全係数]。
「投与された経口モルヒネ等価量の正味量」という用語は、IV投与の間に使用された経口モルヒネ等価量からIV投与の最初の4時間の間に使用された経口モルヒネ等価量を引いた量(m−n)を記載するために使用することができる。「正味投与時間」という用語は、経口モルヒネ等価量をIV投与した合計時間から4時間を引いた時間(h−4)を記載するために使用することができる。したがって、「正味平均毎時静脈内投与量」は、正味投与時間で割った投与された経口モルヒネ等価量の正味量である。
式1および2において、(m−n)および(h−4)の算出は最終的な決定から、静脈内投与の最初の4時間の間に与えられたオピオイドを本質的に除外している。外科手術または外傷の直後に静脈内投与されたオピオイドの量は一般に、患者が必要とする鎮痛について示唆的ではないので、最初の4時間を除外する。これらの当初時間の間、患者はおそらく、外科手術の間に使用された鎮痛法の影響下にあり、かつ/または、その後の回復段階を通じて多くの場合に必要とされる高い鎮痛レベルの必要性も必要とし得ないほどに動かないであろう。
式1では、正味平均毎時IV投薬((m−n)/(h−4))を4時間平均に変換するために、4の係数を使用するが、それというのも、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の経口投薬は、ほぼ4から6時間毎であるからである。式2に示されているように4の係数がない場合には、正味平均毎時IV投薬は1時間平均に変換される。
臨床的生物学的同等性係数では、オピオイド投与のIV経路と経口経路との間での生物学的利用能における差および非モルヒネオピオイド鎮痛薬からモルヒネ等価用量への変換が考慮されている。ある種の実施形態では、様々なオピオイドでの臨床的生物学的同等性係数は、約1から約15の間で変動し得る。その範囲でまた、オピオイドナイーブな患者とオピオイド耐性な患者との間での変動性を包含する患者間変動性が考慮される。一部の実施形態では、様々なオピオイドでの臨床的生物学的同等性係数は、約1から約10の間で変動し得る。IVモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩では、臨床的生物学的同等性係数は、約1から約5の間で変動し得る。ある種の実施形態では、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩での臨床的生物学的同等性係数は、約2であってよい。一部の実施形態では、オキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩での臨床的生物学的同等性係数は、約1.5から7.5の間であってよい。他の実施形態では、オキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩での臨床的生物学的同等性係数は、約3から約5の間であってよい。
安全係数によって、第一用量を投与する際の過量の可能性または有害事象の発生を最小限にするために、より少ない量の投与されるべき経口モルヒネ−オキシコドン組合せが可能となる。安全係数は、約0.25から約1.0までの範囲であってよい。ある種の実施形態では、安全係数は、約0.50であってよい。一部の実施形態では、安全係数は、約0.75であってよい。
ある種の実施形態では、4時間平均経口モルヒネ等価用量が既知であるか、または上記のとおり算出され得る場合、即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、表1に示されている投薬アルゴリズムを使用して決定することができる。
表1:4時間平均経口モルヒネ等価量を、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量に変換するためのアルゴリズム
Figure 2013537232
表1の投薬アルゴリズムでは、4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約30mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約12mg/8mg以下であってよく;4時間平均経口モルヒネ等価用量が約30mg超かつ約40mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約18mg/12mgであってよく;4時間平均経口モルヒネ等価用量が約40mg超かつ約120mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約24mg/16mgであってよい。
4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約30mgである一部の実施形態では、経口投与される即時放出モルヒネ・オキシコドン組合せ物の第一用量は、表2に示されている投薬アルゴリズムを使用して決定することができる。
表2:4時間平均経口モルヒネ等価量を、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量に変換するためのアルゴリズム
Figure 2013537232
表2の投薬アルゴリズムでは、4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約10mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約3mg/2mgであってよく;4時間平均経口モルヒネ等価用量が約10mg超かつ約15mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約6mg/4mgであってよく;4時間平均経口モルヒネ等価用量が約15mg超かつ約20mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約9mg/6mgであってよく;4時間平均経口モルヒネ等価用量が約20mg超かつ約30mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約12mg/8mgであってよい。
一部の実施形態では、4時間平均経口モルヒネ等価用量が既知であるか、または上記のとおり算出され得る場合、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量はまた、表3に示されている投薬アルゴリズムを使用して決定することもできる。
表3:4時間平均経口モルヒネ等価用量を、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量に変換するためのアルゴリズム
Figure 2013537232
表3の投薬アルゴリズムでは、4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約30mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約12mg/8mgであってよく;4時間平均経口モルヒネ等価用量が約30mg超かつ約40mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約18mg/12mgであってよく;4時間平均経口モルヒネ等価用量が約40mg超かつ約120mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約24mg/16mgであってよい。
ある種の実施形態では、1時間平均経口モルヒネ等価用量が既知であるか、または上記のとおり算出され得る場合、即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、表1における投薬アルゴリズムの4時間平均経口モルヒネ等価用量範囲を4で割ることによって決定することができ、表4に示されている投薬アルゴリズムが生じる。
表4:1時間平均経口モルヒネ等価量を、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量に変換するためのアルゴリズム
Figure 2013537232
表4の投薬アルゴリズムでは、1時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約7.5mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約12mg/8mg以下であってよく;1時間平均経口モルヒネ等価用量が約7.5mg超かつ約10mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約18mg/12mgであってよく;1時間平均経口モルヒネ等価用量が約10mg超かつ約30mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約24mg/16mgであってよい。
1時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約7.5mgである一部の実施形態では、即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、表2における投薬アルゴリズムの4時間平均経口モルヒネ等価用量範囲を4で割ることによって決定することができ、表5に示されている投薬アルゴリズムが生じる。
表5:1時間平均経口モルヒネ等価量を、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量に変換するためのアルゴリズム
Figure 2013537232
表5の投薬アルゴリズムでは、1時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約2.5mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約3mg/2mg以下であってよく;1時間平均経口モルヒネ等価用量が約2.5mg超かつ約3.75mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約6mg/4mgであってよく;1時間平均経口モルヒネ等価用量が約3.75mg超かつ約5mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約9mg/6mgであってよく;1時間平均経口モルヒネ等価用量が約5mg超かつ約7.5mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約12mg/8mgであってよい。
一部の実施形態では、1時間平均経口モルヒネ等価用量が既知であるか、または上記のとおり算出され得る場合、即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、表3における投薬アルゴリズムの4時間平均経口モルヒネ等価用量範囲を4で割ることによって決定することができ、表6に示されている投薬アルゴリズムが生じる。
表6:1時間平均経口モルヒネ等価用量を、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量に変換するためのアルゴリズム
Figure 2013537232
表3の投薬アルゴリズムでは、1時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約7.5mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約12mg/8mgであってよく;1時間平均経口モルヒネ等価用量が約7.5mg超かつ約10mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約18mg/12mgであってよく;1時間平均経口モルヒネ等価用量が約10mg超かつ約30mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約24mg/16mgであってよい。
ある種の実施形態では、正味平均毎時静脈内投薬量が既知であるか、または上記のとおり算出され得る場合、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、表7に示されている投薬アルゴリズムを使用して決定することができる。
表7:正味平均毎時静脈内投薬量を、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量に変換するためのアルゴリズム
Figure 2013537232
表7の投薬アルゴリズムでは、正味平均毎時静脈内投薬量が約0mgから約9mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約12mg/8mg以下であってよく;正味平均毎時静脈内投薬量が約9mg超かつ約14mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約18mg/12mgであってよい。投与される正味平均毎時静脈内モルヒネが約14mg超である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、モルヒネ約24mgおよびオキシコドン約16mgであってよい。
正味平均毎時静脈内投薬量が約0mgから約9mgである一部の実施形態では、経口投与されるモルヒネ−オキシコドン組合せ物の即時放出用量の第一用量は、表8に示されている投薬アルゴリズムを使用して決定することができる。
表8:正味平均毎時静脈内投薬量を、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量に変換するためのアルゴリズム
Figure 2013537232
表8の投薬アルゴリズムでは、正味平均毎時静脈内投薬量が約0mgから約3mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約3mg/2mgであってよく;正味平均毎時静脈内投薬量が約3mg超かつ約5mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約6mg/4mgであってよく;正味平均毎時静脈内投薬量が約5mg超かつ約7mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約9mg/6mgであってよく;正味平均毎時静脈内投薬量が約7mg超かつ約9mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約12mg/8mgであってよい。
正味平均毎時静脈内投薬量が既知であるか、または上記のとおり算出される一部の実施形態では、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量は、表9に示されている投薬アルゴリズムを使用して決定することができる。
表9:正味平均毎時静脈内投薬量を、経口投与される即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一用量に変換するためのアルゴリズム
Figure 2013537232
表9の投薬アルゴリズムでは、正味平均毎時静脈内投薬量が約0mgから約9mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約12mg/8mgであってよく;正味平均毎時静脈内投薬量が約9mg超かつ約14mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、約18mg/12mgであってよい。投与される正味平均毎時静脈内モルヒネが約14mg超である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、モルヒネ約24mgおよびオキシコドン約16mgであってよい。
処置レジメンを変換した後には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物を患者に、2から10時間毎または3から8時間毎または4から6時間毎に投与することができる。あるいは、上記方法を適用し、モルヒネ−オキシコドン組合せ物を、この組合せ物を処方している医師の裁量で投与することができる。オピオイド耐性患者では、医師は、患者の事前オピオイド用量およびモルヒネのPCA用量を考慮し、それに従って被験体に投薬すべきである。
モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一経口即時放出用量の後に、1以上の後続用量を、ほぼ4時間から6時間毎に間隔を空けて投与することができる。ある種の実施形態では、1以上の後続用量は、第一用量と同じ量のモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩およびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩を含んでよい。モルヒネおよびオキシコドンの第一用量から生じる鎮痛よりも強い鎮痛を患者が必要としている事象では、1以上の後続用量を、第一用量と比較して多くすることができる(上方用量設定(up−titration))。したがって、ある種の実施形態では、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の後続用量を約4から6時間毎に間隔を空けて、次のとおりに共投与することができる:
(i)第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約3mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約2mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約6mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約4mgであってよく;
(ii)第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約6mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約4mgである場合には、第一後続用量はモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約9mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約6mgであってよく;
(iii)第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約9mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約6mgである場合には、第一後続用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgであってよく;
(iv)第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgである場合には、第一後続用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgであってよく;かつ
(v)第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgである場合には、第一後続用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約24mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約16mgであってよい。
鎮痛を維持するために、または有害作用によって、第一に投与されたモルヒネおよびオキシコドンの経口即時用量よりも少ない用量を患者が必要としている事象では、1以上の後続用量を、第一用量と比較して少なくすることができる(下方用量設定(down−titration))。したがって、一部の実施形態では、モルヒネおよびオキシコドンの後続用量を約4から6時間毎に間隔を空けて、次のとおりに共投与する:
(i)第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約24mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約16mgである場合には、第一後続用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgであってよく;
(ii)第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約18mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約12mgである場合には、第一後続用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgであってよく;
(iii)第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約12mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約8mgである場合には、第一後続用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約9mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約6mgであってよく;
(iv)第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約9mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約6mgである場合には、第一後続用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約6mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約4mgであってよく;かつ
(v)第一用量がモルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約6mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約4mgである場合には、第一後続用量は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩約3mgおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩約2mgであってよい。
鎮痛をもはや必要としない患者は、薬剤の投与を終了してよい。しかしながら、投与されている用量によっては、患者が常用ベース(通常は1日当たり少なくとも3から4回)で7日間服用している場合には、薬剤の終了が禁断症状をもたらすことがあり、その症状には、不安、筋肉痛、腹部痙攣、下痢、悪心および嘔吐が包含され得る。モルヒネ−オキシコドン組合せ物の終了に関連した禁断症状を軽減または予防する投薬アルゴリズムは、表10に見ることができる。
表10:モルヒネ−オキシコドンの投与を終了するための投薬アルゴリズム
Figure 2013537232
*患者が禁断症状の何らかの徴候または症状を経験したならば、用量を事前の用量まで増やし、かつ下方用量設定をより緩やかに漸減させるべきである。
モルヒネ−オキシコドン組合せ物
上記のとおり、モルヒネ−オキシコドン組合せ物は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩およびオキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩を含んでよい。塩は、これらに限られないが、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、酒石酸水素塩、リン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、ナプシレート、フマル酸塩、コハク酸塩、酢酸塩、テレフタル酸塩、パモ酸塩およびペクチン酸塩を包含する群から選択することができる。一部の実施形態では、モルヒネの薬学的に許容される塩は、塩酸塩、硫酸塩または酒石酸塩であってよく、かつオキシコドンの薬学的に許容される塩は、塩酸塩、テレフタル酸塩またはペクチン酸塩であってよい。特定の実施形態では、モルヒネ−オキシコドン組合せ物は、モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩を含む。
モルヒネ−オキシコドン組合せ物は、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩を、オキシコドンまたは薬学的に許容されるその塩とは別の医薬組成物中に含んでよい。特定の実施形態では、モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩は、同じ医薬組成物中に存在する。
モルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の適切な組合せ製品は、同時係属中の米国特許出願第11/544,187号、同第12/469,438号および同第12/567,209号に開示されている。
経口投与のための医薬組成物は、即時放出剤形で投与することができる。固体または液体剤形などの即時放出剤形には、例であって限定ではないが、錠剤、トローチ剤、カプセル剤、分散剤、懸濁剤、液剤、シロップ剤などが包含される。医薬組成物は、それぞれ予め決定された量のモルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩をそれぞれ含有するカプセル剤、サシェ剤もしくは錠剤などの別個の単位として、散剤もしくは顆粒剤として、または水性液体、非水性液体、水中油型液体乳剤もしくは油中水型液体乳剤中の液剤もしくは懸濁剤として、提示することができる。そのような組成物は、任意の薬学的方法によって調製することができるが、上記方法は全て、それぞれのオピオイドを薬学的に許容される担体と一緒にするステップを包含する。一般に、モルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩を、液体担体もしくは微粉固体担体またはそれら両方と均一かつ均質に混合し、次いで、必要ならば製品を成形して所望の提示物にすることによって、組成物を調製することができる。本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される担体」という語句は、医薬投与に適合するあらゆる溶媒、分散媒、コーティング、抗菌剤および抗真菌剤、等張性剤(isotonic agent)および吸収遅延剤などを包含することが意図されている。そのような媒質および作用物質を薬学的活性物質と一緒に使用することは、当分野で周知である。これらの担体には、例であって限定ではないが、糖、デンプン、セルロースおよびその誘導体、麦芽、ゼラチン、タルク、硫酸カルシウム、植物油、合成油、ポリオール、アルギン酸、リン酸塩緩衝液、乳化剤、等張性生理食塩水および発熱物質不含の水が包含される。補足的な活性化合物もまた、組成物に組み込むことができる。
経口組成物は一般に、不活性希釈剤または食用担体を包含してよい。適切な経口組成物は例えば、ゼラチンカプセルに封入することができるか、または圧縮して、錠剤、トローチ剤またはカプセル剤にすることができる。経口治療投与では、活性化合物を賦形剤と合せることができ、かつ錠剤、トローチ剤またはカプセル剤の形態で使用することができる。薬学的に適合性の結合剤および/またはアジュバント物質が、組成物の一部として包含されていてよい。錠剤、丸剤、カプセル剤、トローチ剤などは、次の成分または同様の性質の化合物のうちのいずれも含有してよい:微結晶性セルロース、ゴムトラガカントもしくはゼラチンなどの結合剤;デンプンもしくはラクトースなどの賦形剤、アルギン酸、Primogelもしくはトウモロコシデンプンなどの崩壊剤;ステアリン酸マグネシウムもしくはSterotesなどの滑沢剤;コロイド状二酸化ケイ素などの流動化促進剤;スクロースもしくはサッカリンなどの甘味剤;またはペパーミント、サリチル酸メチルもしくはオレンジフレーバリングなどの矯味矯臭剤。
投与の容易さおよび投薬量の均一性のために、経口組成物を投薬単位形態で処方することが特に有利である。「投薬単位形態」という用語は本明細書で使用される場合、処置される患者のための単位投薬量として適した物理的に別個の単位を指し;ここで、それぞれの単位は、必要とされている医薬担体と関連して所望の治療効果を生ずるように算出された予め決定された量の活性化合物を含有する。本発明の投薬単位形態についての規格は、活性化合物に独特の特徴および達成されるべき特定の治療効果ならびに個人を処置するためにそのような活性化合物を配合する分野に固有の限界によって規定され、かつそれらに直接的に依存している。
経口投与のための医薬組成物はまた、制御放出剤形で投与することもできる。例えば、本明細書に下記されている制御放出剤形は、12時間毎または24時間毎に投与することができ、ここで、それらは、即時放出剤形の量のそれぞれ約3倍または6倍を含む。これに関して、モルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の即時放出投薬量から制御放出投薬量への変化は、モルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の同じ全体「終日」用量をもたらす単純なミリグラムからミリグラムへの変換であってよいことは周知である。ChernyおよびPortenoy、「Practical Issues in the Management of Cancer Pain」、Textbook of Cancer Pain、第3版、WallおよびMeizack編、Churchill Livingstone、1994年、1453頁を参照されたい。
モルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩を、例であって限定ではないが、アクリル樹脂、ろう、高級脂肪族アルコール、ポリ乳酸およびポリグリコール酸ならびにヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのある種のセルロース誘導体を包含する疎水性ポリマーに組み込むことによって、モルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の制御放出に影響を及ぼすことができる。加えて、他のポリマーマトリックス、リポソームおよび/またはマイクロスフェアを使用することによって、制御放出に影響を及ぼすことができる。モルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の制御放出製剤は、より遅い速度で、より長期間にわたって放出され得る。例えば、一部の実施形態では、モルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の制御放出製剤は、有効量のモルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の混合物を12時間にわたって放出し得る。他の実施形態では、制御放出製剤は、有効量のモルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の混合物を4時間にわたってまたは8時間にわたって放出し得る。さらに他の実施形態では、制御放出製剤は、有効量のモルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の混合物を15、18、24または30時間にわたって放出し得る。
本発明の一部の実施形態では、オピオイドナイーブな成人用で、経口投与を介し、かつ即時放出形態である場合、本発明または本発明の方法による医薬組成物中におけるモルヒネ構成成分または薬学的に許容されるその塩の用量は、4時間毎に約3mg以上;約6mg以上;約12mg以上;約18mg以上;または約24mg以上であってよい。非オピオイドナイーブな成人用で、経口投与を介し、即時放出形態である場合、モルヒネ構成成分の用量はより多くてもよい。
本発明の一部の実施形態では、オピオイドナイーブな成人用で、経口投与を介し、即時放出形態である場合、本発明または本発明の方法による医薬組成物中におけるオキシコドン構成成分または薬学的に許容されるその塩の鎮痛用量は、4時間毎に2mg以上;4mg以上;8mg以上;12mg以上;または16mg以上であってよい。非オピオイドナイーブな成人用で、経口投与を介し、即時放出形態である場合、オキシコドン構成成分の用量はより多くてもよい。
血流中のモルヒネおよびオキシコドンの濃度は、上記組成物中の投与される化合物の量、さらに投与経路および使用される具体的な製剤に左右される。例えば、IV注射によるモルヒネおよびオキシコドンの投与は典型的には、ほぼ投与直後でも(遅滞なく)、血流中におけるそれぞれの化合物の有意な濃度をもたらす一方で、モルヒネおよびオキシコドンの経口投与用に適応させた製剤は典型的には、IV投与よりも遅く、かつその化合物の経口利用能に応じて異なる濃度で、血流中における有効な濃度を達成することは、当分野で周知である。さらに、化合物の投与経路は、モルヒネおよびオキシコドンが組み合わされて投与された場合に、それらの異なる不活性化および排出速度をさらにもたらすことがある。したがって、有害な副作用の発生率をより低くしつつ有効性を達成するために、経口投与を介して患者に投与されるモルヒネおよびオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩の絶対および相対量は、IV投与または他の投与で必要とされる薬物の量とは異なることがあることは当業者には明白であろう。表11は、約3mg/2mgおよび約12mg/8mgの投薬強度でモルヒネおよびオキシコドンの単回用量を経口共投与された健康な被験体での薬物動態データを示している。観察された最大血漿濃度(Cmax)、血漿濃度−時間曲線下の全面積(AUC0−∞)および最大血漿濃度になるまでの時間(Tmax)を決定した。
表11. 約3:2の重量比でのモルヒネおよびオキシコドンの経口共投与に関する薬物動態データ*
Figure 2013537232
* WinNonlin(登録商標)Professional、Version 5.2を使用して、薬物動態分析を行った。曝露の測定基準を算出するためには、標準非コンパートメント分析を行った(Cmax、AUC)。
** 用量を調節。
モルヒネおよびオキシコドンの血漿レベルはそれぞれ、モルヒネ:オキシコドン組合せ物(3mg/2mgから12mg/8mgの用量範囲内)の単回用量の投与の後に、用量比例的に直線的に上昇すると思われた。全ての用量−正規化された対数変換パラメーター(CmaxおよびAUC0−∞)は、80〜125%生物学的同等性基準限界内であり、3mg/2mgと12mg/8mg用量強度との間の用量比例関係を実証した。これらのデータは、2つの投薬強度の間における用量比例関係の決定的な証拠を提供している。
患者を処置する方法
本発明はまた、約3:2の重量比の即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物を経口共投与することによって、鎮痛を必要とするヒト患者において疼痛を処置する方法に関する。一部の実施形態では、そのような方法は、患者にIVオピオイド(例えば、モルヒネまたは薬学的に許容されるその塩)を投与した後、即時放出モルヒネ−オキシコドン組合せ物の第一経口用量を決定するために、投薬アルゴリズムを使用することを包含する。これらの方法で使用される投薬アルゴリズムは、上記の投薬アルゴリズムであってよい。
例えば、正味平均毎時静脈内投薬量が既知であるか、または算出され得るならば、正味平均毎時静脈内投薬量が約0mgから約9mgである場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量が約12mg/8mgであってよく;正味平均毎時静脈内投薬量が約9mg超かつ約14mg以下である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量が約18mg/12mgであってよいような投薬アルゴリズムを適用することができる。投与される正味平均毎時静脈内モルヒネが約14mg超である場合には、モルヒネ−オキシコドン組合せ物の対応する第一用量は、モルヒネ約24mgおよびオキシコドン約16mgであってよい。
次の実施例を参照すると、本発明はさらに容易に理解されるであろうが、それらの実施例は、実例として示されているものであって、本発明の限定を意図したものではない。
(実施例1)
患者は、午後12:30に完了する外科手術を受けて、IV PCAモルヒネを午後1:00に開始する。翌朝午前7:00に、モルヒネのIV PCA投与を停止し、患者は、即時放出のための経口投与用形態の約3:2の重量比のモルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の組合せ物である経口MOXDUO(登録商標)に変換される。したがって、IV PCAモルヒネ投与の開始から終了まで、IV PCAモルヒネ投薬の合計時間18時間を、アルゴリズムの算出のために利用することができる。IV PCAモルヒネ投薬の合計時間の内の最初の4時間の間に、患者はモルヒネ9mgを受ける。患者は、IV PCAモルヒネ投与の合計時間の間にモルヒネ129mgの総量を受ける。したがって、IV PCAによって投与されたモルヒネの正味量は、9mg(IV PCAの最初の4時間の間に投与されたIV PCAモルヒネの量)を129mgの総量から引くことによって算出され、これによって、120mgのIV PCAによって投与されたモルヒネの正味量が得られる(129mg−9mg)。IV PCAモルヒネ投与の正味時間は、18時間の合計時間から最初の4時間を引いて、14時間のIV PCAモルヒネ投与の正味時間として算出される(18時間−4時間)。正味平均毎時IV PCAモルヒネ投与は、IV PCAモルヒネ投与の正味量(120mg)を、IV PCAモルヒネ投与の正味時間(14時間)で割ることによって算出され、この場合には、120mgを14で割って、約9mgの正味平均毎時IVモルヒネ投薬量が得られる(120mg/14時間)。1時間当たり約9mgの正味平均毎時IVモルヒネ投薬量について上記表7を参照して、患者を、即時放出剤形のモルヒネ硫酸塩12mgおよびオキシコドン塩酸塩8mgからなるMOXDUO(登録商標)の対応する第一経口用量に変換する。
(実施例2)
患者は、午後2:00に完了する外科手術を受けて、IV PCAモルヒネを午後2:30に開始する。翌朝午前7:30に、モルヒネのIV PCA投与を停止し、患者は、即時放出用の形態の約3:2の重量比のモルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の組合せ物である経口MOXDUO(登録商標)に変換される。したがって、IV PCAモルヒネ投与の開始から終了まで、IV PCAモルヒネ投薬の合計時間17時間を、アルゴリズムの算出のために利用することができる。IV PCAモルヒネ投薬の合計時間の内の最初の4時間の間に、患者はモルヒネIV PCA9mgを受け、最初の4時間の間に全部でIVモルヒネ11mgとなるように、看護師がIVモルヒネ2mgをPCAポンプを介して与える。患者は、IV PCAモルヒネ投与の合計時間の間にモルヒネ60mgの総量を受ける。したがって、IV PCAによって投与されたモルヒネの正味量は、60mgの総量から、11mgであるIV PCAの最初の4時間の間に投与されたIV PCAモルヒネの量を引くことによって算出され、これによって、49mgのIV PCAによって投与されたモルヒネの正味量が得られる(60mg−11mg)。IV PCAモルヒネ投与の正味時間は、17時間の合計時間から最初の4時間を引いて、13時間のIV PCAモルヒネ投与の正味時間として算出される(17時間−4時間)。正味平均毎時IV PCAモルヒネ投与は、IV PCAモルヒネ投与の正味量(49mg)を、IV PCAモルヒネ投与の正味時間(11時間)で割ることによって算出され、この場合には、約4.5mgの正味平均毎時静脈内モルヒネ投薬量が得られる(49mg/11時間)。したがって、約4.5mgの正味平均毎時静脈内モルヒネ投薬量について上記表9を参照すると、患者を、即時放出形態のモルヒネ硫酸塩12mgおよびオキシコドン塩酸塩8mgの用量での経口MOXDUO(登録商標)の第一用量に変換する。
(実施例3)
PERCOCET(登録商標)(5mg/325mgのオキシコドン/アセトアミノフェン1〜2錠)と比較して、片側膝関節全置換または股関節全置換後の急性の中等度から重度の手術後疼痛の管理について、3:2の比のモルヒネ硫酸塩:オキシコドン塩酸塩の経口MOXDUO(登録商標)のフレキシブル用量のオープンラベル、マルチセンター、マルチ用量パイロット研究を行った。研究の1つの目的は、IV PCAモルヒネを、4から6時間毎に48時間の処置期間にわたって投与されるMOXDUO(登録商標)の経口モルヒネ等価用量に変換するためのアルゴリズムの妥当性を評定することであった。他にも、処置により発現した有害事象(Treatment emergent Adverse Event;TEAE)または重篤有害事象(SAE)を包含し、乱用の可能性の徴候を包含する有害事象はいずれも評価した。
試験プロトコル
手術直後の鎮痛は、PCA IVモルヒネからなった。外科手術の閉鎖後120分以内は、被験体をPCAポンプに接続した。モルヒネ用量(0.5〜2.0mg/用量)を、ロックアウト時間は5分で、最大用量は1時間当たりモルヒネ10mgのPCAポンプによって投与した。鎮痛が不十分な場合には、医師の裁量で1時間限界値を、1時間当たりモルヒネ約15mgまで上げた。自己投与されるIV PCAモルヒネの当初投薬の前を含めて、IV PCAモルヒネの経過中は、必要ならば看護職員が、PCAポンプを介して、モルヒネ5mgまでの単回ボーラス用量を投与することができる。
被験体が研究に登録する適格性は、PCAポンプ(看護職員によってボーラスとして投与されるモルヒネおよび自己投与されるモルヒネ全てを包含)による少なくとも8時間(ポンプを介しての第一用量と最終用量との間の期間)にわたるIVモルヒネ≦120mgの平均経口モルヒネ等価用量の投与を必要とした。外科手術後、外科手術の翌朝午前5:00〜午前7:00の間に、被験体をPCAポンプから外して、経口MOXDUO(登録商標)を投与するための開始用量を決定するためのアルゴリズムで使用するためのIVモルヒネベースラインを得た。
IVモルヒネPCAの全期間の間に使用されたモルヒネの全用量(mg)の算出は、看護職員によってボーラスとして投与されたモルヒネのいずれもと、自己投与されたモルヒネの全てとの合計を包含する。MOXDUO(登録商標)研究薬剤を4〜6時間毎に投与し(24時間内で6用量を超えない)、最後の用量を、第一用量の42時間後に投与した。
主要有効性エンドポイントは、48時間の処置期間での平均疼痛強度差スコア合計(Sum of Pain Intensity Difference score)(SPID48)であった。ベースラインと比較して疼痛強度が少なくとも30%低下したか、または24または48時間での研究薬剤スケールの全般的な評価において良から優の結果を有した被験体を応答者とみなした。全ての有害事象を、発症、期間、消散、関係および強度(軽度、中等度、重度)によって記載した。IVモルヒネPCAを経口MOXDUO(登録商標)に変換するアルゴリズムは、上記の表3に示されている。研究を通じて被験体に投与された用量を、下記の表12に示す。
表12. IV PCAモルヒネの後に被験体に投与されたMOXDUO(登録商標)用量
Figure 2013537232
ME=モルヒネ等価量
5回目の用量でMOXDUO(登録商標)の代わりにPERCOCET(登録商標)を不注意で投与された被験体
(特に、IVモルヒネPCAをMOXDUO(登録商標)に変換するための表6のアルゴリズムもまた使用することができるであろうが、その場合、それぞれの患者のための1時間平均経口モルヒネ等価用量の算出は、4で割った4時間平均経口モルヒネ等価用量に等しく;表6のアルゴリズムを使用することで得られた第一用量、第一後続用量、他の後続用量および最終用量は、表12に示されている、表3のアルゴリズムを用いて得られたものと同じになるであろう)。
被験体が動けるようになり、典型的にはより大きな疼痛を経験するので、被験体が受けたMOXDUO(登録商標)の第二用量(第一後続用量)(第一用量の4〜6時間後)は、必要とされる鎮痛の量についてより示唆的であった。14人の被験体のうち、8人の被験体は第二用量について、上方用量設定を必要としなかった。実際に、14人の被験体のうちの1人は、第一後続用量で下方用量設定し、より低い用量レベルで研究を完了した。48時間の研究期間のうちの残りの期間に、6人の被験体が用量増加を必要とし、第一投与用量と比較して高い用量で研究を完了した。
有効性結果
MOXDUO(登録商標)およびPERCOCET(登録商標)処置群の両方が、同様の割合の応答者を有した(それぞれ77%および79%)。SPID48の有効性エンドポイントは、MOXDUO(登録商標)(148の平均値)とPERCOCET(登録商標)(140の平均値)との間で値において有意な差を示さなかった;しかしながら、処置間での統計的に有意な差を検出するための出力が、これらの試料サイズでは低かった。それにも関わらず、簡易疼痛質問票(BPI−SF)の個々のドメインにおけるスコアは、一般的活動性を妨げる疼痛について、PERCOCET(登録商標)処置群よりもMOXDUO(登録商標)で、BPI−SFスコアの有意に大きな改善を48時間/早期停止で示した。
安全性結果
IV PCAモルヒネを経口MOXDUO(登録商標)の第一用量に変換するための投薬アルゴリズムは、保存的であり、また安全であった。MOXDUO(登録商標)を投与された被験体のうちのだれも、有害事象によって中断することはなかったが、関連の可能性のある胃刺激のTEAEのために、PERCOCET(登録商標)処置群の被験体1人は中断した。悪心、そう痒症、便秘および眩暈の全体発生率は、IV PCAモルヒネを使用している間の方が、研究薬剤の第一用量後の同じ期間よりも高かった。11人(25%)の被験体が、IV PCAモルヒネの間に、中等度または重度の悪心を有した。MOXDUO(登録商標)処置群の被験体によって、中等度から重度の嘔吐、悪心または眩暈は報告されることはなかったが、PERCOCET(登録商標)処置群では、中等度から重度の悪心および嘔吐が、被験体のうちの4人(27%)および3人(20%)によってそれぞれ経験された。研究処置の間に、MOXDUO(登録商標)およびPERCOCET(登録商標)処置群の両方の6人の被験体に、オンダンセトロンを投与した。「ぼんやり感(woozy)」が、PERCOCET(登録商標)処置群の1人の被験体において報告および発生した唯一潜在的な乱用傾向の症状であった。
結論
MOXDUO(登録商標)およびPERCOCET(登録商標)処置群の鎮痛有効性は、応答者および中央SPID48の割合については同様であった。加えて、疼痛応答および疼痛強度差の合計(SPRID)の値、リハビリテーションの2日目における平均歩行距離ならびに再薬剤投与までの時間も、両方の処置群で同様であった(データは示さず)。MOXDUO(登録商標)投薬処置群は、一般的活動性を妨げる疼痛について、PERCOCET(登録商標)処置群よりも、有意に低いBPI−SFスコアを48時間/早期停止で示した。例えば、MOXDUO(登録商標)を投与された患者は、BPIにおいてベースラインから処置の終了まで、一般的活動性、歩行能力および睡眠能力について、それぞれ54%、35%および31%の平均改善%を有した。PERCOCET(登録商標)を投与された患者は、同じカテゴリーについてそれぞれ19%、17%および15%のBPIスコアを有した。中断をもたらす関連SAE、重度のTEAEまたはAEは、MOXDUO(登録商標)処置群では生じなかった。PERCOCET(登録商標)処置群では、1人の被験体がドライマウスの重度のTEAEを有し、1人の被験体が胃刺激の有害事象によって中断した。中等度から重度の悪心および嘔吐の発生率は、そのような事象を有さなかった等鎮痛性MOXDUO(登録商標)投薬処置群と比較して、PERCOCET(登録商標)処置群においてより高かった。
本発明の投薬アルゴリズムによって、モルヒネなどのIVオピオイドを投与されている患者のために、MOXDUO(登録商標)の単純かつ簡便な出発用量を決定することが可能である。必要ならば、その用量設定アルゴリズムによってまた、MOXDUO(登録商標)の容易な上方および下方用量設定が可能である。MOXDUO(登録商標)を投与されている患者が、MOXDUO(登録商標)の第一投与用量または第一後続用量の間に、鎮痛レベルに達するので、本発明で使用されるアルゴリズムは、意外で予期されていなかった結果をもたらしている。これらの結果は、鎮痛を得るために48時間までの用量設定を必要とすることもある患者とは対照的である。S. Mercadante,Eur. J. Pain 11巻(2007年),823〜30頁(「In conclusion dose titration with oral opioids, particularly with short−onset drugs such as morphine, may provide adequate pain relief in about 48 hr in most patients」)を参照されたい。
前述は、本発明の一定の開示された実施形態に関するのみであって、添付の特許請求の範囲に記載されているとおりの本発明の意図および範囲から逸脱することなく、それらに多数の変更または改変を行うことができることは、勿論理解されるべきである。

Claims (40)

  1. 鎮痛を必要とするヒト患者において、オピオイドの静脈内投与を含む疼痛処置を、約3:2の重量比での即時放出モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の経口共投与を含む疼痛処置に変換する方法であって、前記方法は、
    静脈内投与された前記オピオイドの1時間平均経口モルヒネ等価用量を決定するステップと、
    モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の即時放出剤形の第一用量を経口共投与するステップと
    を含み、ここで:
    (i)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が0mgから約7.5mgである場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mg以下であり;
    (ii)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約7.5mg超かつ約10mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (iii)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約10mg超かつ約30mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgであり;
    前記オピオイドは、モルヒネもしくはオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩である、方法。
  2. (i)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が0mgから約2.5mgである場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgであり;
    (ii)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約2.5mg超かつ約3.75mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (iii)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約3.75mg超かつ約5mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (iv)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約5mg超かつ約7.5mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約7.5mgである場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである、請求項1に記載の方法。
  4. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩が単一剤形で共投与される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が、式2:
    Figure 2013537232
    [式中、mは、静脈内投与された前記オピオイドの量(mg)であり、nは、最初の4時間の静脈内投与の間に投与されたオピオイドの量(mg)であり、hは、オピオイド静脈内投与の合計時間であり、bは臨床的生物学的同等性係数であり、sは安全係数である]に従って決定される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記臨床的生物学的同等性係数が約2である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記安全係数が約0.75である、請求項5に記載の方法。
  8. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで、前記1以上の後続用量が、前記第一用量と同じ量のモルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩を含む、請求項1に記載の方法。
  9. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (i)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (ii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、請求項1に記載の方法。
  10. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (i)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (ii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (iii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (iv)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (v)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、請求項2に記載の方法。
  11. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (i)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (ii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (iii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである、請求項1に記載の方法。
  12. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (i)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (ii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (iii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (iv)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (v)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgである、請求項2に記載の方法。
  13. 鎮痛を必要とするヒト患者において、モルヒネの静脈内投与を含む疼痛処置を、約3:2の重量比での即時放出モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の経口共投与を含む疼痛処置に変換する方法であって、前記方法は、
    静脈内投与されたモルヒネの1時間平均経口モルヒネ等価用量を決定するステップと、
    モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の即時放出剤形の第一用量を経口共投与するステップと
    を含み、ここで:
    (i)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約7.5mgである場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mg以下であり;
    (ii)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約7.5mg超かつ約10mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (iii)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約10mg超かつ約30mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、方法。
  14. (i)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が0mgから約2.5mgである場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgであり;
    (ii)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約2.5mg超かつ約3.75mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (iii)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約3.75mg超かつ約5mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (iv)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約5mg超かつ約7.5mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである、請求項13に記載の方法。
  15. 前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が0mgから約7.5mgである場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである、請求項13に記載の方法。
  16. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (i)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (ii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、請求項13に記載の方法。
  17. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (i)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (ii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (iii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (iv)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (v)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、請求項14に記載の方法。
  18. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (i)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (ii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (iii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである、請求項13に記載の方法。
  19. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (i)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (ii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (iii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (iv)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (v)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgである、請求項14に記載の方法。
  20. 鎮痛を必要とするヒト患者において、モルヒネの静脈内投与を含む疼痛処置を、約3:2の重量比での即時放出モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の経口共投与を含む疼痛処置に変換する方法であって、前記方法は、
    静脈内投与されたモルヒネの1時間平均経口モルヒネ等価用量を決定するステップと、
    モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の即時放出剤形の第一用量を経口共投与するステップと
    を含み、ここで:
    (i)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が0mgから約7.5mgである場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (ii)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約7.5mg超かつ約10mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (iii)前記1時間平均経口モルヒネ等価用量が約10mg超かつ約30mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、方法。
  21. 鎮痛を必要とするヒト患者において、オピオイドの静脈内投与を含む疼痛処置を、約3:2の重量比での即時放出モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の経口共投与を含む疼痛処置に変換する方法であって、前記方法は、
    静脈内投与された前記オピオイドの4時間平均経口モルヒネ等価用量を決定するステップと、
    モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の即時放出剤形の第一用量を経口共投与するステップと
    を含み、ここで:
    (iv)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約30mgである場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mg以下であり;
    (v)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約30mg超かつ約40mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (vi)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約40mg超かつ約120mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgであり;
    前記オピオイドは、モルヒネもしくはオキシコドンまたは薬学的に許容されるそれらの塩である、方法。
  22. (i)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約10mgである場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgであり;
    (ii)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約10mg超かつ約15mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (iii)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約15mg超かつ約20mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (iv)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約20mg超かつ約30mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである、請求項21に記載の方法。
  23. 前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約30mgである場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである、請求項21に記載の方法。
  24. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩が、単一剤形で共投与される、請求項21に記載の方法。
  25. 前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が、式1:
    Figure 2013537232
    [式中、mは、静脈内投与された前記オピオイドの量(mg)であり、nは、最初の4時間の静脈内投与の間に投与されたオピオイドの量(mg)であり、hは、オピオイド静脈内投与の合計時間であり、bは臨床的生物学的同等性係数であり、sは安全係数である]に従って決定される、請求項21に記載の方法。
  26. 前記臨床的生物学的同等性係数が約2である、請求項25に記載の方法。
  27. 前記安全係数が約0.75である、請求項25に記載の方法。
  28. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで、前記1以上の後続用量が、前記第一用量と同じ量のモルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩を含む、請求項21に記載の方法。
  29. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (iii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (iv)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、請求項21に記載の方法。
  30. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (i)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (ii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (iii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (iv)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (v)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、請求項22に記載の方法。
  31. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (iv)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (v)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (vi)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである、請求項21に記載の方法。
  32. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (vi)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (vii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (viii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (ix)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (x)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgである、請求項22に記載の方法。
  33. 鎮痛を必要とするヒト患者において、モルヒネの静脈内投与を含む疼痛処置を、約3:2の重量比での即時放出モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の経口共投与を含む疼痛処置に変換する方法であって、前記方法は、
    静脈内投与されたモルヒネの4時間平均経口モルヒネ等価用量を決定するステップと、
    モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の即時放出剤形の第一用量を経口共投与するステップと
    を含み、ここで:
    (iv)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約30mgである場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mg以下であり;
    (v)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約30mg超かつ約40mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (vi)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約40mg超かつ約120mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、方法。
  34. (i)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約10mgである場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgであり;
    (ii)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約10mg超かつ約15mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (iii)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約15mg超かつ約20mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (iv)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約20mg超かつ約30mg以下である場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである、請求項33に記載の方法。
  35. 前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約30mgである場合には、前記第一用量が、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである、請求項33に記載の方法。
  36. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (iii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (iv)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、請求項33に記載の方法。
  37. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (i)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (ii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (iii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (iv)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (v)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、請求項34に記載の方法。
  38. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (iv)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (v)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (vi)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである、請求項33に記載の方法。
  39. モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の1以上の後続用量を約4から6時間毎に経口共投与するステップを含み、ここで:
    (vi)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (vii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (viii)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgであり;
    (ix)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約9mgおよびオキシコドン塩酸塩約6mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgであり;
    (x)前記第一用量がモルヒネ硫酸塩約6mgおよびオキシコドン塩酸塩約4mgである場合には、前記第一後続用量がモルヒネ硫酸塩約3mgおよびオキシコドン塩酸塩約2mgである、請求項34に記載の方法。
  40. 鎮痛を必要とするヒト患者において、モルヒネの静脈内投与を含む疼痛処置を、約3:2の重量比での即時放出モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の経口共投与を含む疼痛処置に変換する方法であって、前記方法は、
    静脈内投与されたモルヒネの4時間平均経口モルヒネ等価用量を決定するステップと、
    モルヒネ硫酸塩およびオキシコドン塩酸塩の即時放出剤形の第一用量を経口共投与するステップと
    を含み、ここで:
    (iv)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約0mgから約30mgである場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約12mgおよびオキシコドン塩酸塩約8mgであり;
    (v)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約30mg超かつ約40mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約18mgおよびオキシコドン塩酸塩約12mgであり;
    (vi)前記4時間平均経口モルヒネ等価用量が約40mg超かつ約120mg以下である場合には、前記第一用量は、モルヒネ硫酸塩約24mgおよびオキシコドン塩酸塩約16mgである、方法。
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