JP2013537181A - 抗血栓活性及び改善された代謝安定性を有するビオチン化多糖類 - Google Patents
抗血栓活性及び改善された代謝安定性を有するビオチン化多糖類 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013537181A JP2013537181A JP2013527656A JP2013527656A JP2013537181A JP 2013537181 A JP2013537181 A JP 2013537181A JP 2013527656 A JP2013527656 A JP 2013527656A JP 2013527656 A JP2013527656 A JP 2013527656A JP 2013537181 A JP2013537181 A JP 2013537181A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- methyl
- polysaccharide
- sulfonato
- biot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
- 0 C*OC(*)[C@@](*)OC(C*)[C@](C)O[C@@](C(*)C(*)[C@@](C)OOC(C*)[C@](C([C@@](C)OS(O)(=O)=O)O*I)O[C@@]1OC([*+])*C(*)C1*)O Chemical compound C*OC(*)[C@@](*)OC(C*)[C@](C)O[C@@](C(*)C(*)[C@@](C)OOC(C*)[C@](C([C@@](C)OS(O)(=O)=O)O*I)O[C@@]1OC([*+])*C(*)C1*)O 0.000 description 7
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/70—Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
- A61K31/702—Oligosaccharides, i.e. having three to five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H15/00—Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H15/26—Acyclic or carbocyclic radicals, substituted by hetero rings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/70—Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
- A61K31/715—Polysaccharides, i.e. having more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages; Derivatives thereof, e.g. ethers, esters
- A61K31/726—Glycosaminoglycans, i.e. mucopolysaccharides
- A61K31/727—Heparin; Heparan
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/02—Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08B—POLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
- C08B37/00—Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
- C08B37/006—Heteroglycans, i.e. polysaccharides having more than one sugar residue in the main chain in either alternating or less regular sequence; Gellans; Succinoglycans; Arabinogalactans; Tragacanth or gum tragacanth or traganth from Astragalus; Gum Karaya from Sterculia urens; Gum Ghatti from Anogeissus latifolia; Derivatives thereof
- C08B37/0063—Glycosaminoglycans or mucopolysaccharides, e.g. keratan sulfate; Derivatives thereof, e.g. fucoidan
- C08B37/0075—Heparin; Heparan sulfate; Derivatives thereof, e.g. heparosan; Purification or extraction methods thereof
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Hematology (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Abstract
Description
−Peは以下の構造:
−hは、1又は2に等しく、
−nは整数であり、0から25のいずれかの値を取ることができ、
−R1は、連結基−T−Biot、(C1−C6)アルコキシ基又は−OSO3 −基であり、
−R2は、連結基−T−Biot、(C1−C6)アルコキシ基又は−OSO3 −基であり、
−R3は、連結基−T−Biot又は(C1−C6)アルコキシ基であり、
−R4は、連結基−T−Biot、(C1−C6)アルコキシ基又は−OSO3 −基であるか、R4は−O−CH2−架橋を構成しており、その−CH2−基は同じ環上のカルボン酸官能基を有する炭素原子に結合しており;
前記置換基R1、R2、R3又はR4のうちの少なくとも一つが連結基−T−Biotであり、
−Wは酸素原子又はメチレン基であり、
−Tは下記の連結基:
jは1から10のいずれかの値を取ることができる整数であり、Xは連結基−O−、−N(R)−、−N(R)−CO−及び−N(R′)−CO−N(R″)−から選択され、Rはアルキル基であり、R′及びR″は同一であっても異なっていても良く互いに独立に水素原子又はアルキル基であり、
−Biotは、下記の基:
−R1基は、(I)について定義した通りであり、1個及び同一の単糖においては、同一であっても異なっていてもよく、
−[ ]mに含まれる単糖はm回繰り返されるものであり、[ ]tに含まれる単糖はt回繰り返されるものであり、[ ]pに含まれる単糖はp回繰り返されるものであり、
−mは1から5の範囲の整数であり、tは0から24の範囲の整数であり、pは0から24の範囲の整数であり、1≦m+t+p≦25である。
−T及びBiotは前記で定義の通りであり、
−R1は(C1−C6)アルコキシ基又は−OSO3 −基であり、
−R2は(C1−C6)アルコキシ基又は−OSO3 −基であり、
−R3は(C1−C6)アルコキシ基であり、
−R4は(C1−C6)アルコキシ基又は−OSO3 −基であるか、R4は−O−CH2−架橋を構成しており、その−CH2−基は同じ環上のカルボン酸官能基を有する炭素原子に結合しており;
−Wは酸素原子又はメチレン基である。
−メチル(2−デオキシ−3,4−ジ−O−メチル−2−{[6−(メチル{5−[(3aS,4S,6aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−チエノ[3,4−d]イミダゾール−4−イル]ペンチル}アミノ)ヘキサノイル]アミノ}−6−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→4)−(2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−α−L−イドピラノシルウロネート)−(1→4)−2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシド、ナトリウム塩(化合物番号2);
−メチル(2−デオキシ−3,4−ジ−O−メチル−2−{[6−(メチル{5−[(3aS,4S,6aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−チエノ[3,4−d]イミダゾール−4−イル]ペンタノイル}アミノ)ヘキサノイル]アミノ}−6−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→4)−(2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−α−L−イドピラノシルウロネート)−(1→4)−2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシド、ナトリウム塩(化合物番号3);
−メチル(2−デオキシ−3,4−ジ−O−メチル−2−({5−[({4−[(3aS,4S,6aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−チエノ[3,4−d]イミダゾール−4−イル]ブチル}カルバモイル)アミノ]ペンタノイル}アミノ)−6−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→4)−(2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−α−L−イドピラノシルウロネート)−(1→4)−2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシド、ナトリウム塩(化合物番号4)。
−骨格形成時に用いられた保護基を外すことで、O−スルホ基に変換されるべきアルコール官能基及びカルボン酸を脱保護し、
−次いでスルホ基を導入し、
−ビオチン又はビオチン誘導体の導入を可能とする多糖のアミン官能基を脱保護し、
−従来のアミノ/酸カップリング反応によってビオチン又はビオチン誘導体を導入する。
[α]D:旋光度
ESI:エレクトロスプレーオン化
h:時間
LC−MS:質量分析と組み合わせた液体クロマトグラフィー
Me:メチル
min:分
ml:ミリリットル
TFA:トリフルオロ酢酸
TR:LC−MSによって測定された保持時間。
D(+)−ビオチンのメチルエステル又は5−[(3aS,4S,6aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−チエノ[3,4−d]イミダゾール−4−イル]ペンタン酸メチル5(1.80g、6.97mmol)(Tetrahedron Letters 1989, 30, 3089−3092に記載の方法に従って製造)のN,N−ジメチルホルムアミド(42mL)中溶液に0℃で、水素化ナトリウム(0.613g、15.3mmol、次にp−メトキシベンジルクロライド(2.9mL、20.9mmol)をその順で加える。℃で4時間撹拌後、メタノール(1.5mL)を加える。30分間撹拌後、反応媒体を酢酸エチル(400mL)で希釈する。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させる。得られた残留物を次の反応に直接用いる。
LC−MSm/z499.2[(M+H)+]。TR=9.157分。
粗化合物6(6.97mmol)をテトラヒドロフラン(140mL)に溶かし、次に0℃で、1MのLiAlH4のテトラヒドロフラン中溶液(7mL)を加える。1時間30分撹拌後、0℃で5%の水を含むテトラヒドロフラン(30mL)と次にtert−ブタノール(30mL)を加えることで過剰のLiAlH4を分解し、飽和硫酸ナトリウム水溶液(25mL)で錯体を分解する。溶媒を留去し、得られた残留物をジクロロメタン(400mL)で希釈する。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させる。得られた残留物をシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィー(66/34トルエン/アセトン)によって精製して、化合物7を得る(3.05g、2段階で93%)。
LC−MSm/z471.2[(M+H)+]。TR=8.251分。
化合物7(3.05g、6.48mmol)の溶液に0℃で、水素化ナトリウム(1.30g、32.4mmol)及び3−ヨードプロペン(2.4mL、26mmol)をその順で加える。0℃で5時間撹拌後、メタノール(2.7mL)を加える。30分間撹拌後、反応媒体を濃縮して乾固させ、酢酸エチル(450mL)に取る。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させる。得られた残留物を、シリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィー(85/15トルエン/アセトン)によって精製して、化合物8を得る(3.02g、91%)。
LC−MSm/z511.3[(M+H)+]。TR=1.670分。
8(2.16g、4.23mmol)、4−ペンタン酸メチル(1.05mL、8.47mmol)及びグラブス触媒(177mg、0.21mmol)のジクロロメタン(42mL)中溶液化合物を45℃で16時間加熱する。反応媒体の濃縮後、得られた残留物をシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィー(36/64トルエン/酢酸エチル)によって精製して、化合物9を得る(675mg、27%)。
LC−MSm/z597.5[(M+H)+]。TR=1.654分。
化合物9(915mg、1.53mmol)のジクロロメタン(77mL)及びtert−ブタノール(77mL)の混合物中溶液をPd/C10%(2.3g)の存在下に4時間にわたり、水素雰囲気(0.5MPa(5バール))下に撹拌する。濾過後、媒体を濃縮して乾固させる。得られた残留物をシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(3/2トルエン/酢酸エチル)、化合物10を得る(756.8mg、82%)。
LC−MSm/z599.4[(M+H)+]。TR=1.71分。
化合物10(358mg、0.6mmol)をトリフルオロ酢酸(15mL、25mL/mmol)に溶かす。環境温度で16時間撹拌後、反応媒体をトルエンと共蒸留させ(50mLで3回)、濃縮して乾固させる。得られた残留物を、シリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィー(9/1ジクロロメタン/メタノール)によって精製して、化合物11を得る(176mg、82%)。
LC−MSm/z359.2[(M+H)+]。TR=1.085分。
化合物11(170mg、0.47mmol)のジオキサン(6mL、12mL/mmol)中溶液を、1M塩酸水溶液(6mL、12mL/mmol)の存在下に95℃で16時間加熱する。反応混合物を濃縮して乾固させ、トルエンと共蒸留させる(10mLで3回)。得られた残留物を次の反応で直接用いる。
LC−MSm/z345.2[(M+H)+]。TR=0.904分。
化合物12(60mg、0.17 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.5mL)中懸濁液に、0℃でトリエチルアミン(147μL、1.05mmol)及びクロルギ酸エチル(99.5μL、1.05mmol)をその順に加える。0℃で1時間撹拌後、N−ヒドロキシコハク酸イミド(120mg、1.05mmol)を加える。環境温度で16時間撹拌後、反応媒体を濃縮する。得られた残留物をシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィー(6/1ジクロロメタン/メタノール)によって精製して、化合物13を得る(66.7mg、86%)。
LC−MSm/z442.2[(M+H)+]。TR=6.904分。
トリメチルアミン(30.6mL、220mmol)を6−アミノカプリル酸メチル14(20.0g、110mmol)のジクロロメタン(50mL)中溶液に加え、次にジ−tert−ブチルジカーボネート(26.4g、121.1mmol)のジクロロメタン(50mL)中溶液を45分間かけて0℃で加える。0℃で2時間後、反応混合物を水で洗浄し、有機相を脱水し(Na2SO4)、濾過し、濃縮する。得られた残留物(27g)を精製せずに次の段階で用いる。
[M+H+]=246.3。
水素化ナトリウム(60%品2.2g、53.8mmol)のテトラヒドロフラン(60mL)中懸濁液に、粗化合物15(12.0g)のテトラヒドロフラン(60mL)中溶液及びヨウ化メチル(9.15mL、146.7mmol)を環境温度で5分間の時間をかけて滴下する。50℃で1時間後、追加量のヨウ化メチル(3.05mL、48.9mmol)を加える。この操作を再度2回繰り返す。冷却した後、反応混合物を水(240mL)で洗浄し、有機相を脱水し(Na2SO4)、濾過し、濃縮する。得られた残留物(11.5g)を精製せずに次の段階で用いる。
[M+H+]=260.4。
粗化合物16(12.0g)のジオキサン(120mL)中溶液に、2M塩酸のジエチルエーテル中溶液(463mL)を加える。反応混合物を環境温度で5時間撹拌し、濃縮して乾固させる。得られた残留物を、シリカゲルカラムでのクロマトグラフィー(40分の時間をかけて95/5→80/20ジクロロメタン/メタノール)によって精製して、化合物17を得る(3.91g)。
[M+H+]=196.7。
−5℃でD−ビオチン又は5−[(3aS,4S,6aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−チエノ[3,4−d]イミダゾール−4−イル]ペンタン酸18(4.9g、20mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(39mL)中溶液に、トリエチルアミン(3.3mL、23.7mmol)及びクロルギ酸エチル(2.3mL、24mmol)をその順で加える。1時間30分後、化合物17(3.9g、20mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液を反応混合物に加える。3.5時間後、反応媒体をジクロロメタンで希釈し、0.1N塩酸水溶液、次に0.5%の炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、水で洗浄し、脱水し(Na2SO4)、濾過し、濃縮する。得られた残留物をシリカゲルカラムでのクロマトグラフィー(3/2アセトン/エタノール)によって精製して、化合物19を得る(7.68g)。
[M+H+]=386.5。
化合物19(2.5g、6.48mmol)をテトラヒドロフラン(125mL)に溶液で入れる。2Mボランジメチルスルフィドのテトラヒドロフラン中溶液(13mL)を加える。反応混合物を16時間還流させる。メタノール(125mL)を加えた後、反応媒体を2時間還流させ、濃縮して乾固させる。得られた残留物を、C18シリカゲルカラムでのクロマトグラフィー(45分の期間をかけて1/0→0/1水/アセトニトリル)によって精製して、化合物20を得る(55mg)。
[M+H+]=372.6。
化合物20(80mg、0.21mmol)のテトラヒドロフラン/水混合物(1/1、1.6mL)中溶液に20℃で、35%の水酸化ナトリウムの水溶液(88.6μL、1.07mmol)を加える。20℃で1時間撹拌後、反応混合物を酢酸(49.3μL、0.86mmol)で中和し、濃縮して乾固させる。得られた残留物を、C18シリカゲルカラムでのクロマトグラフィー(20分間の期間をかけて1/0→3/2水/アセトニトリル)によって精製して、化合物21を得る(88mg)。
[M+H+]=358.5。
イソシアネート(3aS,4S,6aR)−4−(4−イソシアナトブチル)テトラヒドロ−1H−チエノ[3,4−d]イミダゾール−2(3H)−オン(23)(2.04mmol)に0℃で、5−アミノペンタン酸tert−ブチル(22)(640mg、3.06mmol)及びトリエチルアミン(458μL、3.3mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド及びアセトニトリルの4:3混合物(3.5mL)中溶液を加える(Murakami、Nobutoshi;Kawanishi、Motoyuki;Itagaki、Sawako;Horii、Toshihiro;Kobayashi、Motomasa;Bioorganic Medicinal Chemistry Letters;14;13;2004;3513−3516)。混合物の温度を環境温度に戻し、撹拌を16時間維持する。反応混合物を水及び酢酸エチルで希釈し、水相の抽出後、合わせた有機相を脱水し(Na2SO4)、濾過し、濃縮して、化合物24(405mg)を得る。得られた残留物を精製せずに次の段階で用いる。
LC−MSm/z415.4[(M+H)+]。TR=6.497分。
磁気による高撹拌下に環境温度で5.5時間にわたり、粗化合物24(396mg)のギ酸(11.5mL)中溶液を維持する。反応混合物を高真空下に濃縮し、化合物25に相当する固体が得られるまで(395mg)、トルエン及び次にアセトンとともに共蒸留する。得られた残留物を精製せずに次の段階で用いる。
LC−MSm/z359.1[(M+H)+]。TR=4.848分。
粗化合物25(150mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4.2mL)中溶液に0℃で、トリエチルアミン(70μL、0.502mmol)及びクロルギ酸エチル(48μL、0.502mmol)を加える。0℃で1時間磁気撹拌後、N−ヒドロキシコハク酸イミド(58mg、0.502mmol)を0℃で加え、この温度で1時間撹拌後、反応混合物を環境温度に戻して1時間経過させる。沈殿を濾去し(Millipore LS 5μm)、濾液を高真空下に濃縮し、残留物を水に取り、濾過して(Millipore LS 5μm)、所望の化合物26を得る(8.1mg)。
LC−MSm/z456.1[(M+H)+]。TR=5.355分。
化合物27(52mg、0.03mmol)の0.5%の炭酸水素ナトリウム水溶液(607μL)中溶液に0℃で、化合物13(40.2mg、0.091mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(607μL)中溶液を加える。環境温度で16時間撹拌後、反応混合物をSephadex G−25 fineのカラム(90×3cm)に負荷し、0.2MのNaCl水溶液で溶離を行う。予想される化合物を含む分画を合わせ、Sephadex G−25 fine(90×3cm)に負荷し、水で溶離を行う。予想される化合物を含む分画の濃縮及び凍結乾燥後、化合物1 47.8mgが得られる。
[α]D60°(c0.99;H2O)。
化合物21(76mg、170mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.8mL)中溶液に−5℃で、トリエチルアミン(23.7μL、170mmol)及びクロルギ酸エチル(16.3μL、170mmol)をその順で加える。1時間後、化合物27(180mg、85.2mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.8mL)中溶液を反応混合物に加える。−5℃で2時間撹拌後、反応媒体を濃縮して乾固させる。得られた残留物を、溶離液A(70%)から開始して溶離液B(53%)とする勾配を用いるCarbopac PA100ゲルカラムでのクロマトグラフィーによって精製し、溶離液Aは水/アセトニトリル(89/11)混合物からなるものであり、溶離液Bは2N塩化ナトリウム溶液とアセトニトリルの混合物(89/11)からなる。予想される化合物を含む分画を合わせ、Sephadex G−25媒体ゲルのカラムに負荷し、水で溶離を行う。予想される化合物を含む分画を濃縮した後、化合物2 32.6mgが得られる。
アノマープロトンの化学シフト(500MHz、D2O)δ5.42GlcIII、5.29GlcV、5.16GlcI、5.08IdoUAIII、4.71GlcUAIV。
「ESI」法、陰イオンモード:検出された多価イオンm/z1002.09[M−2Na]2−。
6−(メチル{5−[(3aR,4R,6aS)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−チエノ[3,4−d]イミダゾール−4−イル]ペンタノイル}アミノ)ヘキサン酸28(105.4mg、283.8mmol;特許出願WO97/46098に記載)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に−5℃で、トリエチルアミン(39.5μL、283.8mmol)及びクロルギ酸エチル(21.7μL、283.8mmol)をその順で加える。1時間後、化合物27(300mg、142mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.0mL)中溶液を反応混合物に加える。−5℃で2時間撹拌後、反応媒体を濃縮して乾固させる。得られた残留物を、溶離液A(55%)から開始して溶離液B(66%)とする勾配を用いるCarbopac PA100ゲルカラムでのクロマトグラフィーによって精製し、溶離液Aは水/アセトニトリル(89/11)混合物からなるものであり、溶離液Bは2N塩化ナトリウム溶液及びアセトニトリルの混合物(89/11)からなるものである。予想される化合物を含む分画を合わせ、Sephadex G−25媒体ゲルのカラムに負荷し、水で溶離する。予想される化合物を含む分画を濃縮後、化合物3 22.0mgを得る。
アノマープロトンの化学シフト(500MHz、D2O)δ5.44GlcIII、5.26GlcV、5.17GlcI、5.23IdoUAII、4.71GlcUAIV。
「ESI」法、陰イオンモード:検出された多価イオンm/z1009.0[M−2Na]2−。
0.5%塩化ナトリウム(0.5mL)を含む化合物27(44mg、20μmol)の水溶液に、化合物26(11.2mg、20μmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を滴下する。10分間撹拌後、水0.25mL及びN,N−ジメチルホルムアミド0.25mLを加える。環境温度で16時間高撹拌後、反応媒体をSephadex(登録商標)G−25カラムの頂部に負荷し、0.2M塩化ナトリウム水溶液で溶離する。生成物を含む分画を濃縮し、同じカラムを用いて水で溶離することで脱塩を行う。生成物を含む分画を高真空下に濃縮する。得られた残留物を、溶離液Aから開始して溶離液Bとする勾配によるDionex CarboPac(登録商標)PA100半分取カラム(9×250mm)を用いるイオン交換クロマトグラフィーによって精製し、溶離液Aは水/アセトニトリル(4/1)+0.01%ジメチルスルホキシドの混合物からなるものであり、溶離液Bは2N塩化ナトリウム溶液及びアセトニトリルの混合物(4/1)からなるものである。生成物を含む分画を濃縮し、水で溶離を行うSephadex(登録商標)G25カラムを用いて脱塩を行う。生成物を含む分画を高真空下に濃縮して、所望の化合物4を得る(18.5mg、37%)。
アノマープロトンの化学シフト(600MHz、D2O)δ5.48GlcIII、5.32GlcV、5.22GlcI、5.11IdoUAII、4.74GlcUAIV。
「ESI」法、陰イオンモード:検出された多価イオンm/z462.2941[M−4H]4−(酸型)。
本発明による化合物について、生化学的試験及び薬理試験を行ったところ、医薬として興味ある化合物としてのそれらの利点が示された。
本発明による化合物の活性を、J. −M. Herbert et al., Blood, 1998, 91, 4197−4205に記載の方法に従って、アンチトロンビンの存在下(アンチトロンビン依存性抗因子Xa活性)に凝固因子Xaの阻害のイン・ビトロモデルにおいて調べた。このモデルでは、本発明による化合物の抗血栓特性が確認され、化合物番号1、2、3及び4のIC50値(50%阻害を行うことができる用量)は、それぞれ18.4、18.4、17.8及び17.1ng/mLである。
本発明による化合物がアビジンに良好に結合することを示すため、生成物を、濃度を上昇させながら、表面でアビジン分子を示すビーズで希釈する。得られた混合物を遠心し、上清において抗因子Xa活性のアッセイを行う。下記の表からわかるように、上清における活性が低いことから、ビオチン化化合物がアビジンに結合して、遠心によってビーズとともに除去されたことが明らかである。
ビオチニダーゼ活性に関しての本発明による化合物の代謝安定性を、抗凝血としてのクエン酸ナトリウムに関して、採取したヒト血漿で調べた。評価マトリクスを構成する男性5名及び女性5名由来のヒト血漿の10の個々のバッチを用い、合わせて、化合物の代謝安定性を評価した。ヒト血漿を下記の条件下にインキュベートした。
−インキュべーション培地(調製したばかり):1.08mMのEDTA・2ナトリウム及び4.3mMのシステアミン塩酸塩を含む54mMのリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)740μL
−ヒト血漿:40μL
−調べた化合物の濃度:1μM
−インキュベーション時間:24時間
−インキュベーション温度:37℃。
Claims (17)
- ビオチン又はビオチン誘導体との共有結合を少なくとも1個有する抗血栓活性を有する合成多糖類であって、共有結合が代謝的開裂に対して耐性であり、−O−、−N(R)−、−N(R)−CO−及び−N(R′)−CO−N(R″)−から選択される連結基Xを含み、Rはアルキル基であり、R′及びR″は同一であっても異なっていても良く互いに独立に水素原子又はアルキル基であることを特徴とする、合成多糖類。
- 五糖類であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の多糖類。
- 下記式(I)に相当することを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の多糖類および該多糖類の医薬として許容される塩。
−波線は、ピラノース環の面の上下いずれかに位置する結合を示し、
−式:
−式:
−Peは以下の構造:
−hは、1又は2に等しく、
−nは整数であり、0から25のいずれかの値を取ることができ、
−R1は、連結基−T−Biot、(C1−C6)アルコキシ基又は−OSO3 −基であり、
−R2は、連結基−T−Biot、(C1−C6)アルコキシ基又は−OSO3 −基であり、
−R3は、連結基−T−Biot又は(C1−C6)アルコキシ基であり、
−R4は、連結基−T−Biot、(C1−C6)アルコキシ基又は−OSO3 −基であるか、R4は−O−CH2−架橋を構成しており、その−CH2−基は同じ環上のカルボン酸官能基を有する炭素原子に結合しており;
置換基R1、R2、R3又はR4のうちの少なくとも一つは、連結基−T−Biotであり、
−Wは酸素原子又はメチレン基であり、
−Tは下記の連結基:
jは1から10のいずれかの値を取ることができる整数であり、Xは連結基−O−、−N(R)−、−N(R)−CO−及び−N(R′)−CO−N(R″)−から選択され、Rはアルキル基であり、R′及びR″は同一であっても異なっていても良く互いに独立に水素原子又はアルキル基であり、
−Biotは、下記の基:
kは4から10のいずれかの値を取ることができる整数である。] - 下記式(I.1)に相当することを特徴とする、請求項1から3又は5のいずれか1項に記載の多糖類および該多糖類の医薬として許容される塩。
−下記式:
−下記式:
−R1基は、請求項2に記載の(I)について定義した通りであり、1個及び同一の単糖においては、同一であっても異なっていてもよく、
−[ ]mに含まれる単糖はm回繰り返されるものであり、[ ]tに含まれる単糖はt回繰り返されるものであり、[ ]pに含まれる単糖はp回繰り返されるものであり、
−mは1から5の範囲の整数であり、tは0から24の範囲の整数であり、pは0から24の範囲の整数であり、1≦m+t+p≦25である。] - 置換基R1、R2、R3又はR4のうちの1個のみが連結基T−Biotであり、T及びBiotは請求項5に記載の定義通りであることを特徴とする、請求項6又は請求項7に記載の多糖類。
- 指数jが4又は5に等しいものであることを特徴とする、請求項2から9のいずれか1項に記載の多糖類。
- 指数kが4又は5に等しいものであることを特徴とする、請求項3から10のいずれか1項に記載の多糖類。
- Xが連結基−O−、−N(R)−及び−N(R′)−CO−N(R″)−から選択され、R及びR′が請求項2で定義の通りであることを特徴とする、請求項1から11のいずれか1項に記載の多糖類。
- 下記化合物:
−メチル(2−デオキシ−3,4−ジ−O−メチル−2−{[6−({5−[(3aS,4S,6aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−チエノ[3,4−d]イミダゾール−4−イル]ペンチル}オキシ)ヘキサノイル]アミノ}−6−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→4)−(2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−α−L−イドピラノシルウロネート)−(1→4)−2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシド、ナトリウム塩;
−メチル(2−デオキシ−3,4−ジ−O−メチル−2−{[6−(メチル{5−[(3aS,4S,6aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−チエノ[3,4−d]イミダゾール−4−イル]ペンチル}アミノ)ヘキサノイル]アミノ}−6−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→4)−(2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−α−L−イドピラノシルウロネート)−(1→4)−2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシド、ナトリウム塩;
−メチル(2−デオキシ−3,4−ジ−O−メチル−2−{[6−(メチル{5−[(3aS,4S,6aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−チエノ[3,4−d]イミダゾール−4−イル]ペンタノイル}アミノ)ヘキサノイル]アミノ}−6−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→4)−(2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−α−L−イドピラノシルウロネート)−(1→4)−2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシド、ナトリウム塩;
−メチル(2−デオキシ−3,4−ジ−O−メチル−2−({5−[({4−[(3aS,4S,6aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−チエノ[3,4−d]イミダゾール−4−イル]ブチル}カルバモイル)アミノ]ペンタノイル}アミノ)−6−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→4)−(2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(2,3−ジ−O−メチル−α−L−イドピラノシルウロネート)−(1→4)−2,3,6−トリ−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシド、ナトリウム塩
から選択されることを特徴とする、請求項1から11のいずれか1項に記載の多糖類。 - 請求項1から13のいずれか1項に記載の多糖を含むことを特徴とする、医薬品。
- 有効成分として、請求項1から13のいずれか1項に記載の多糖と、更には1種類以上の好適な不活性賦形剤を含む医薬組成物。
- 心血管系及び脳血管系の障害時に生じる凝固系の恒常性の変化に続発する各種病的状態、例えば粥状動脈硬化及び糖尿病に関連する血栓塞栓性障害、例えば不安定狭心症、脳卒中、血管形成術後の再狭窄、動脈内膜切除術、血管内補綴物の挿入;又は、血栓溶解後の再血栓形成に関連した、梗塞に関連した、虚血起源の認知症に関連した、末梢動脈疾患に関連した、血液透析に関連した、心房細動に関連した血栓塞栓性障害;大動脈冠状動脈バイパス用人工血管の使用時の血栓塞栓性障害の治療及び予防のための、静脈起源の血栓塞栓性の病的状態、例えば肺塞栓症及び深部静脈血栓症の治療又は予防における、或いは外科手術、腫瘍増殖又は細菌性、ウイルス性若しくは酵素性活性化因子により誘発される凝血障害後に観察される血栓性合併症の予防又は治療のための請求項1から13のいずれか1項に記載の多糖の使用。
- 補綴物を覆うための、又は多孔質バルーンを用いて行なわれる動脈内膜切除術時のアジュバントとしての請求項1から13のいずれか1項に記載の多糖の使用。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR1057194A FR2964660B1 (fr) | 2010-09-10 | 2010-09-10 | Nouveaux polysaccharides biotinyles a activite antithrombotique et presentant une stabilite metabolique amelioree |
FR1057194 | 2010-09-10 | ||
FR1154709 | 2011-05-30 | ||
FR1154709 | 2011-05-30 | ||
PCT/FR2011/000498 WO2012042123A1 (fr) | 2010-09-10 | 2011-09-09 | Polysaccharides biotinyles a activite antithrombotique et presentant une stabilite metabolique amelioree |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013537181A true JP2013537181A (ja) | 2013-09-30 |
Family
ID=45892020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013527656A Ceased JP2013537181A (ja) | 2010-09-10 | 2011-09-09 | 抗血栓活性及び改善された代謝安定性を有するビオチン化多糖類 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20130190268A1 (ja) |
EP (1) | EP2614089A1 (ja) |
JP (1) | JP2013537181A (ja) |
WO (1) | WO2012042123A1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997046098A1 (en) * | 1996-06-06 | 1997-12-11 | Neorx Corporation | Cluster clearing agents |
JP2004502702A (ja) * | 2000-06-30 | 2004-01-29 | ファルマ・マール・ソシエダード・アノニマ | アプリジンおよび新規抗腫瘍性誘導体の合成方法、これを製造および使用する方法。 |
JP2004509902A (ja) * | 2000-09-22 | 2004-04-02 | サノフィ−サンテラボ | ビオチンまたはビオチン誘導体との少なくとも一つの共有結合を含み抗血栓活性を有するポリサッカライド |
JP2009511543A (ja) * | 2005-10-10 | 2009-03-19 | ナームローゼ・フエンノートチヤツプ・オルガノン | ビオチン標識を含む抗凝固抗血栓二重阻害剤 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0300099A1 (en) | 1987-07-20 | 1989-01-25 | Akzo N.V. | New pentasaccharides |
IL102758A (en) | 1991-08-23 | 1997-03-18 | Akzo Nv | Glycosaminoglycanoid derivatives, their preparation and pharmaceutical compositions comprising them |
FR2704226B1 (fr) | 1993-04-22 | 1995-07-21 | Sanofi Elf | 3-desoxy oligosaccharides, leurs procedes de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent. |
PT649854E (pt) | 1993-09-01 | 2000-07-31 | Akzo Nobel Nv | Bisconjugados compreendendo dois sacaridos e um espacador |
FR2751334B1 (fr) | 1996-07-19 | 1998-10-16 | Sanofi Sa | Polysaccharides synthetiques, procede pour leur preparation et compositions pharmaceutiques les contenant |
FR2773804B1 (fr) | 1998-01-19 | 2000-02-18 | Sanofi Sa | Polysaccharides de synthese, procede pour leur preparation et compositions pharmaceutiques le contenant |
FR2935386B1 (fr) | 2008-08-26 | 2010-09-10 | Sanofi Aventis | Nouveaux polysaccharides a activite antithrombotique comprenant une liaion covalente avec une chaine amine |
-
2011
- 2011-09-09 EP EP11761652.4A patent/EP2614089A1/fr not_active Withdrawn
- 2011-09-09 WO PCT/FR2011/000498 patent/WO2012042123A1/fr active Application Filing
- 2011-09-09 JP JP2013527656A patent/JP2013537181A/ja not_active Ceased
-
2013
- 2013-03-08 US US13/790,681 patent/US20130190268A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997046098A1 (en) * | 1996-06-06 | 1997-12-11 | Neorx Corporation | Cluster clearing agents |
JP2004502702A (ja) * | 2000-06-30 | 2004-01-29 | ファルマ・マール・ソシエダード・アノニマ | アプリジンおよび新規抗腫瘍性誘導体の合成方法、これを製造および使用する方法。 |
JP2004509902A (ja) * | 2000-09-22 | 2004-04-02 | サノフィ−サンテラボ | ビオチンまたはビオチン誘導体との少なくとも一つの共有結合を含み抗血栓活性を有するポリサッカライド |
JP2009511543A (ja) * | 2005-10-10 | 2009-03-19 | ナームローゼ・フエンノートチヤツプ・オルガノン | ビオチン標識を含む抗凝固抗血栓二重阻害剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20130190268A1 (en) | 2013-07-25 |
WO2012042123A1 (fr) | 2012-04-05 |
EP2614089A1 (fr) | 2013-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5016778B2 (ja) | ビオチンまたはビオチン誘導体との少なくとも一つの共有結合を含み抗血栓活性を有するポリサッカライド | |
US8492352B2 (en) | Polysaccharides with antithrombotic activity, including a covalent bond and an amino chain | |
US8703738B2 (en) | Biotinylated hexadecasaccharides, preparation and use thereof | |
JP2013537181A (ja) | 抗血栓活性及び改善された代謝安定性を有するビオチン化多糖類 | |
US20110212907A1 (en) | Hexadecasaccharides with antithrombotic activity, including a covalent bond and an amino chain | |
FR2964660A1 (fr) | Nouveaux polysaccharides biotinyles a activite antithrombotique et presentant une stabilite metabolique amelioree |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140709 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150331 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150629 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20151207 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20151210 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160105 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20160531 |