JP2013532412A - 非対称ステレオビデオのためのフレーム圧縮 - Google Patents

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Abstract

符号化ビデオビットストリームの非対称フレームは、左視界のフル解像度ピクチャと右視界の低減解像度ピクチャとを含み得、左視界と右視界とは3次元ビデオ再生のためのステレオ視界ペアを形成する。一例では、装置は、第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信することと、第1の解像度に対して低減解像度を有する、そのシーンの第2の視界の第2のピクチャを受信することと、第1のピクチャと第2のピクチャとを備える非対称フレームを形成することと、非対称フレームを符号化することとを行うように構成されたビデオエンコーダを含む。このようにして、異なる能力のデコーダが同じビットストリームを受信し得、そのビットストリームは、ステレオ視界ペアのフル解像度ピクチャを有する1つ以上のビットストリームよりも少ない帯域幅を消費し得る。そのビットストリームは、サブサンプリングされたピクチャを有するビットストリームよりも良い品質を有し得る。

Description

本開示は、ビデオ符号化に関する。
デジタルビデオ機能は、デジタルテレビジョン、デジタルダイレクトブロードキャストシステム、ワイヤレスブロードキャストシステム、携帯情報端末(PDA)、ラップトップまたはデスクトップコンピュータ、デジタルカメラ、デジタル記録デバイス、デジタルメディアプレーヤ、ビデオゲームデバイス、ビデオゲームコンソール、セルラー電話又は衛星無線電話、ビデオ遠隔会議デバイスなどを含む、広範囲にわたる機器に組み込まれ得る。デジタルビデオ機器は、MPEG−2、MPEG−4、ITU−T H.263又はITU−T H.264/MPEG−4、Part10、次世代ビデオ符号化(Advanced Video Coding(AVC))によって定義された規格、及びそのような規格の拡張に記載されているビデオ圧縮技法などのビデオ圧縮技法を実装して、デジタルビデオ情報をより効率的に送信及び受信する。
ビデオ圧縮技法では、ビデオシーケンスに固有の冗長性を低減又は除去するために空間的予測及び/又は時間的予測を実行する。ブロックベースのビデオ符号化の場合、ビデオフレーム又はスライスがマクロブロックに区分され得る。各マクロブロックはさらに区分され得る。イントラコード化(I)フレーム又はスライス中のマクロブロックは、隣接マクロブロックに関する空間的予測を使用して符号化される。インターコード化(P又はB)フレーム又はスライス中のマクロブロックは、同じフレーム又はスライス中の隣接マクロブロックに関する空間的予測、或いは他の参照フレームに関する時間的予測を使用し得る。
H.264/AVCに基づく新しいビデオ符号化規格を開発するための取り組みが行われている。1つのそのような規格は、H.264/AVCのスケーラブル拡張であるスケーラブルビデオ符号化(SVC)規格である。別の規格は、H.264/AVCのマルチビュー拡張になったマルチビュービデオ符号化(MVC)である。MVCのジョイントドラフトは、JVT−AB204、「Joint Draft 8.0 on Multiview Video Coding」、28th JVT meeting、Hannover、Germany、July 2008に記載されており、http://wftp3.itu.int/av-arch/jvt-site/2008_07_Hannover/JVT-AB204.zipにおいて入手可能である。AVC規格のバージョンは、JVT−AD007、「Editors' draft revision to ITU-T Rec. H.264 | ISO/IEC 14496-10 Advanced Video Coding - in preparation for ITU-T SG 16 AAP Consent (in integrated form)」、30th JVT meeting、Geneva、CH、Feb. 2009に記載されており、http://wftp3.itu.int/av-arch/jvt-site/2009_01_Geneva/JVT-AD007.zipから入手可能である。JVT−AD007文書はSVCとMVCとをAVC仕様に組み込んでいる。
本出願は、その各々の全体が参照により本明細書に組み込まれる、2010年5月13日に出願された米国仮出願第61/334,253号、2010年7月21日に出願された米国仮出願第61/366,436号、および2011年1月14日に出願された米国仮出願第61/433,110号の利益を主張する。
概して、本開示では、ステレオビデオデータ、例えば、3次元(3D)効果を生成するために使用されるビデオデータをサポートするための技法について説明する。ビデオの3次元効果を生成するために、あるシーンの2つの視界(view)、例えば、左眼視界と右眼視界とが同時又はほぼ同時に示される。本開示の技法は、圧縮フレームを有するビットストリームを形成することを含み、圧縮フレームは、あるシーンの2つの視界のためのデータを有する単一フレームに対応する。詳細には、本開示の技法は、あるシーンの1つの視界のフル解像度フレームと、そのシーンの他の視界の低減解像度フレームとを有する圧縮フレームを符号化することを含む。低減解像度フレームは他の視界のフレームに対して符号化され得る。このようにして、本開示はまた、圧縮フレームの低減解像度フレームのための視界間予測を実行するための技法を提供する。
一例では、方法は、第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信することと、第1の解像度に対して低減解像度を有する、そのシーンの第2の視界の第2のピクチャを受信することと、第1の解像度のピクチャと低減解像度のピクチャとを備える非対称フレームを形成することと、非対称フレームを符号化することと、非対称フレームを出力することとを含む。
別の例では、ビデオデータを符号化するための装置は、第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信することと、第1の解像度に対して低減解像度を有する、そのシーンの第2の視界の第2のピクチャを受信することと、第1のピクチャと第2のピクチャとを備える非対称フレームを形成することと、非対称フレームを符号化することとを行うように構成されたビデオエンコーダを含む。
別の例では、装置は、第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信するための手段と、第1の解像度に対して低減解像度を有する、そのシーンの第2の視界の第2のピクチャを受信するための手段と、第1のピクチャと第2のピクチャとを備える非対称フレームを形成するための手段と、非対称フレームを符号化するための手段とを含む。
別の例では、コンピュータプログラム製品は、実行されると、第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信することと、第1の解像度に対して低減解像度を有する、そのシーンの第2の視界の第2のピクチャを受信することと、第1のピクチャと第2のピクチャとを備える非対称フレームを形成することと、非対称フレームを符号化することと、符号化された非対称フレームを出力することとをプロセッサに行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を含む。
別の例では、方法は、シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャとそのシーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを含む符号化された非対称フレームを受信することと、非対称フレームを復号することと、復号された非対称フレームを第1の解像度ピクチャと低減解像度ピクチャとに分離することと、第1の解像度を有するシーンの第2のピクチャを生成するために低減解像度ピクチャをアップサンプリングすることと、第1のピクチャと第2のピクチャとを出力することと、を含み、低減解像度ピクチャが第1の解像度に対して低減解像度を有し、第1のピクチャと第2のピクチャとがステレオ画像対を形成する。
別の例では、装置は、シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャとそのシーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを含む符号化された非対称フレームを受信し、非対称フレームを復号し、復号された非対称フレームを第1の解像度ピクチャと低減解像度ピクチャとに分離し、第1の解像度を有するシーンの第2のピクチャを生成するために低減解像度ピクチャをアップサンプリングするように構成され、前記低減解像度ピクチャが第1の解像度に対して低減解像度を有し、第1の復号されたピクチャと第2の復号されたピクチャとがステレオ画像対を形成する、ビデオデコーダを含む。
別の例では、装置は、シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャとそのシーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを備える非対称フレームを受信するための手段と、非対称フレームを復号するための手段と、復号された非対称フレームを第1の解像度ピクチャと低減解像度ピクチャとに分離するための手段と、第1の解像度を有するシーンの第2のピクチャを生成するために低減解像度ピクチャをアップサンプリングするための手段とを含み、低減解像度ピクチャが第1の解像度に対して低減解像度を有し、第1の復号されたピクチャと第2の復号されたピクチャとがステレオ画像対を形成する。
別の例では、コンピュータプログラム製品は、実行されると、シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャとそのシーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを備える非対称フレームを受信することと、非対称フレームを復号することと、復号された非対称フレームを第1の解像度ピクチャと低減解像度ピクチャとに分離することと、第1の解像度をもつシーンの第2のピクチャを生成するために低減解像度ピクチャをアップサンプリングすることと、第1のピクチャと第2のピクチャとを出力することと、をプロセッサに行わせる命令を記憶し、低減解像度ピクチャが第1の解像度に対して低減解像度を有し、第1のピクチャと第2のピクチャとがステレオ画像対を形成する、コンピュータ可読記憶媒体を含む。
別の例では、方法は、第1の解像度をもつ符号化ピクチャを生成するためにあるシーンの第1の視界の第1のピクチャを符号化することと、第1の解像度に対して低減解像度をもつ符号化ピクチャを生成するために第1の視界の参照ピクチャに対してそのシーンの第2の視界の第2のピクチャの少なくとも一部を符号化することと、符号化された第1の解像度のピクチャと符号化された低減解像度のピクチャとを共通のビットストリーム中で出力することとを含む。
別の例では、装置は、第1の解像度をもつ符号化ピクチャを生成するためにあるシーンの第1の視界の第1のピクチャを符号化することと、第1の解像度に対して低減解像度をもつ符号化ピクチャを生成するために第1の視界の参照ピクチャに対してそのシーンの第2の視界の第2のピクチャの少なくとも一部を符号化することと、符号化された第1の解像度のピクチャと符号化された低減解像度のピクチャとを共通のビットストリーム中で出力することとを行うように構成されたビデオエンコーダを含む。
別の例では、装置は、第1の解像度をもつ符号化ピクチャを生成するためにあるシーンの第1の視界の第1のピクチャを符号化するための手段と、第1の解像度に対して低減解像度をもつ符号化ピクチャを生成するために第1の視界の参照ピクチャに対してそのシーンの第2の視界の第2のピクチャの少なくとも一部を符号化するための手段と、符号化された第1の解像度のピクチャと符号化された低減解像度のピクチャとを共通のビットストリーム中で出力するための手段とを含む。
別の例では、コンピュータプログラム製品は、実行されると、第1の解像度をもつ符号化ピクチャを生成するためにあるシーンの第1の視界の第1のピクチャを符号化することと、第1の解像度に対して低減解像度をもつ符号化ピクチャを生成するために第1の視界の参照ピクチャに対してそのシーンの第2の視界の第2のピクチャの少なくとも一部を符号化することと、符号化された第1の解像度のピクチャと符号化された低減解像度のピクチャとを共通のビットストリーム中で出力することとをプロセッサに行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を含む。
別の例では、方法は、共通のビットストリームから、シーンの第1の視界の第1の解像度の符号化ピクチャと、第1の解像度に対して低減解像度を有する、そのシーンの第2の視界の低減解像度の符号化ピクチャとを受信することと、第1の復号ピクチャを生成するために第1の解像度の符号化ピクチャを復号することと、第1の視界の参照ピクチャに対して低減解像度の符号化ピクチャの少なくとも一部を復号することと、第1の解像度をもつシーンの第2の復号ピクチャを生成するために低減解像度のピクチャをアップサンプリングすることと、第1の復号ピクチャと第2の復号ピクチャとを出力することとを含み、第1の復号ピクチャと第2の復号ピクチャとがステレオ画像対を形成する。
別の例では、装置は、共通のビットストリームから、シーンの第1の視界の第1の解像度の符号化ピクチャと、第1の解像度に対して低減解像度を有する、そのシーンの第2の視界の低減解像度の符号化ピクチャとを受信することと、第1の復号ピクチャを生成するために第1の解像度の符号化ピクチャを復号することと、第1の視界の参照ピクチャに対して低減解像度の符号化ピクチャの少なくとも一部を復号することと、第1の解像度をもつシーンの第2の復号ピクチャを生成するために低減解像度のピクチャをアップサンプリングすることと、第1の復号ピクチャと第2の復号ピクチャとを出力することとを行うように構成され、第1の復号ピクチャと第2の復号ピクチャとがステレオ画像対を形成する、ビデオデコーダを含む。
別の例では、装置は、共通のビットストリームから、シーンの第1の視界の第1の解像度の符号化ピクチャと、第1の解像度に対して低減解像度を有する、そのシーンの第2の視界の低減解像度の符号化ピクチャとを受信するための手段と、第1の復号ピクチャを生成するために第1の解像度の符号化ピクチャを復号するための手段と、第1の視界の参照ピクチャに対して低減解像度の符号化ピクチャの少なくとも一部を復号するための手段と、第1の解像度をもつシーンの第2の復号ピクチャを生成するために低減解像度のピクチャをアップサンプリングするための手段と、第1の復号ピクチャと第2の復号ピクチャとを出力するための手段と、を含み、第1の復号ピクチャと第2の復号ピクチャとがステレオ画像対を形成する。
別の例では、コンピュータプログラム製品は、実行されると、共通のビットストリームから、シーンの第1の視界の第1の解像度の符号化ピクチャと、そのシーンの第2の視界の低減解像度の符号化ピクチャとを受信することと、第1の復号ピクチャを生成するために第1の解像度の符号化ピクチャを復号することと、第1の視界の参照ピクチャに対して低減解像度の符号化ピクチャの少なくとも一部を復号することと、第1の解像度をもつシーンの第2の復号ピクチャを生成するために低減解像度のピクチャをアップサンプリングすることと、第1の復号ピクチャと第2の復号ピクチャとを出力することとをプロセッサに行わせる命令を記憶し、第1の復号ピクチャと第2の復号ピクチャとがステレオ画像対を形成する、コンピュータ可読記憶媒体を含む。
1つ以上の例の詳細を添付の図面及び以下の説明に記載する。他の特徴、目的、及び利点は、説明及び図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
シーンの2つの対応する視界からのピクチャを含む非対称圧縮フレームを形成するための技法を利用し得る例示的なビデオ符号化及び復号システムを示すブロック図。 非対称圧縮フレームを生成するための技法を実装し得るビデオエンコーダの一例を示すブロック図。 符号化されたビデオシーケンスを復号するビデオデコーダの一例を示すブロック図。 トップ・ボトムフレーム圧縮配置(top-bottom frame packing arrangement)を有する非対称圧縮フレームを形成するためにビデオエンコーダによって組み合わせられる左眼視界のピクチャと右眼視界のピクチャとを示す概念図。 サイド・バイ・サイドフレーム圧縮配置(side-by-side frame packing arrangement)を有する非対称圧縮フレームを形成するためにビデオエンコーダによって組み合わせられる左眼視界のピクチャと右眼視界のピクチャとを示す概念図。 フィールドとして符号化される低減解像度ピクチャを含む非対称圧縮フレームを形成するための例示的なプロセスを示す概念図。 非対称圧縮フレームに含めるための低減解像度符号化ピクチャを生成するためのピクチャのフィールド符号化を示す概念図。 非対称圧縮フレームの低減解像度符号化ピクチャのブロックの視界間予測を示す概念図。 2つの異なる視界の2つのピクチャを符号化し、それらのピクチャを組み合わせて非対称圧縮フレームを形成するための例示的な方法を示すフローチャート。 非対称フレームを復号するための例示的な方法を示すフローチャート。 本開示の技法による、フレームフィールドインターリーブ符号化を実行するための例示的な方法を示すフローチャート。 本開示の技法による、フレームフィールドインターリーブ符号化されたビットストリームを復号するための例示的な方法を示すフローチャート。
概して、本開示は、ステレオビデオデータ、例えば、3次元効果を生成するために使用されるビデオデータをサポートするための技法に関する。ビデオの3次元効果を生成するために、あるシーンの2つの視界、例えば、左眼視界と右眼視界とが同時又はほぼ同時に示される。シーンの左眼視界と右眼視界とに対応する、同じシーンの2つのピクチャが、閲覧者の左眼と右眼との間の水平オフセットを表すわずかに異なる水平位置からキャプチャされ得る。左眼視界のピクチャが閲覧者の左眼によって知覚され、右眼視界のピクチャが閲覧者の右眼によって知覚されるようにこれらの2つのピクチャを同時又はほぼ同時に表示することによって、閲覧者は3次元ビデオ効果を経験し得る。
本開示は、圧縮フレームを含むビットストリームを形成するための技法を提供する。圧縮フレームは、あるシーンの異なる視界に対応する2つのピクチャのためのデータを有するビデオデータの単一フレームに対応し得る。詳細には、本開示の技法は、あるシーンの1つの視界のフル解像度ピクチャと、そのシーンの別の視界の低減解像度ピクチャとを有する圧縮フレームを符号化することを含む。あるシーンの第1の視界のフル解像度ピクチャと、そのシーンの第2の異なる視界の低減解像度ピクチャとを含む圧縮フレームは、非対称圧縮フレーム、又は単に非対称フレームと呼ばれることがある。
概して、「ピクチャ」と「フレーム」という用語は互換的に使用され得る。本開示では、概して、ピクチャを視界のサンプルとして参照する。本開示では、概して、フレームを、特定の時間インスタンスを表すアクセスユニットとして符号化されるべきである1つ以上のピクチャを備えるものとして参照する。従って、フレームは、1つの視界(即ち、単一のピクチャ)のサンプルに対応するか、又は、圧縮フレームの場合、複数の視界(即ち、2つ以上のピクチャ)からのサンプルを含み得る。
一例として、2つの視界ピクチャは、トップ・ボトムフォーマット(top-bottom format)を用いてフレームとして圧縮され得る。この例では、一方の視界ピクチャは他方の視界ピクチャの上に配置され得る。各ピクチャはwピクセルの同じ幅を有し得る。フル解像度ピクチャはhピクセルの高さを有し得、低減解像度ピクチャはh/2ピクセルの高さを有し得る。別の例として、2つの視界ピクチャは、サイド・バイ・サイドフォーマット(side-by-side format)を用いてフレームとして圧縮され得る。この例では、2つの視界ピクチャは互いの横に配置され得る。各ピクチャはhピクセルの同じ高さを有し得る。フル解像度ピクチャはwピクセルの幅を有し得、低減解像度ピクチャはw/2ピクセルの幅を有し得る。
このようにして非対称フレームを形成すると、いくつかの利点が提供され得る。例えば、3次元ビデオデータを提示するように構成された機器と、2次元ビデオデータのみに制限されている機器とに、同じビットストリームが送られ得る。3次元ビデオ対応機器は、非対称フレームを構成視界に分離し、低減解像度視界をアップサンプリングし、これらの2つの視界を同時又はほぼ同時に表示し得る。2次元ビデオ対応機器は、低減解像度視界を削除し、フル解像度視界のみを表示し得る。このようにして、ビデオコンテンツプロバイダ、例えば、ネットワークベースのサーバ又はブロードキャスターは、1つのビットストリームしか形成する必要がなく、異なる能力をもつ機器はそれぞれ同じビットストリームを受信し得る。その上、ビットストリームは、無視できる主観的品質劣化をもたらしながら、2つ以上の視界の各々のフル解像度ピクチャを備えるビットストリームよりも少ない帯域幅を必要とし得る。
従って、本開示の技法は、3次元ビデオデータを提示することができないレガシー機器との後方互換性をサポートし得る。2つのサブサンプリングされたピクチャを含む対称圧縮フレームを受信し、復号することができる機器とは異なり、本開示の技法に従って非対称圧縮フレームを受信する機器は、フル解像度ピクチャと低減解像度ピクチャとを受信し得る。従って、機器は、2次元ビデオ提示のみを生成するためにピクチャをアップサンプリングする必要はない。さらに、(例えば、非対称圧縮フレームを含む)本開示の技法によるビットストリームは、3次元ビデオデータのための2つのフル解像度ピクチャを有するビットストリームよりも少ない帯域幅を消費し得る。
幾つかの例では、低減解像度フレームは他の視界のフレームに対して符号化され得る。即ち、エンコーダは、非対称圧縮フレームの低減解像度ピクチャのための視界間予測を実行し得る。本開示では、低減解像度ピクチャをフィールドとして符号化し、変位ベクトルを使用して低減解像度ピクチャを視界間符号化するための技法について説明する。このようにして、本開示はまた、非対称圧縮フレームの低減解像度ピクチャのための視界間予測を実行するための技法を提供する。本開示はさらに、1つの視界のピクチャはフレームとして符号化され得ながら、別の視界のピクチャはフィールドとして符号化され得、これらの2つの視界のフレームピクチャとフィールドピクチャとが共通のビットストリーム中でインターリーブされ得る、フレームフィールドインターリーブ符号化技法を提供する。各視界のピクチャは、同じビットストリームの、個別で独立したアクセスユニットを形成し得る。
本開示はまた、ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL:network abstraction layer)において、例えば、NALユニットの補足強調情報(SEI)メッセージ中で、フレーム圧縮タイプを信号伝達するための技法を提供する。ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)ユニットは、例えば、SEIメッセージを使用してコード化オーディオ及びビデオデータを含み及び/又は記述し得る。H.264/AVC(次世代ビデオ符号化(Advanced Video Coding))の例では、コード化ビデオセグメントは、ビデオテレフォニー、ストレージ、ブロードキャスト、又はストリーミングなどのアプリケーションに対処する「ネットワークフレンドリーな」ビデオ表現を与えるNALユニットに編成される。NALユニットは、ビデオ符号化レイア(VCL)NALユニット及び非VCL NALユニットとしてカテゴリー分類され得る。VCLユニットは、コア圧縮エンジンからの出力を含み得、ブロック、マクロブロック、及び/又はスライスレベルのデータを含み得る。他のNALユニットは非VCL NALユニットであり得る。幾つかの例では、通常は1次コード化ピクチャとして提示される、1つの時間インスタンス中のコード化ピクチャは、1つ以上のNALユニットを含み得るアクセスユニット中に含まれ得る。
幾つかの例では、本開示の技法は、スケーラブルビデオ符号化(SVC)、マルチ視界ビデオ符号化(MVC)、又はH.264/AVCの他の拡張など、次世代ビデオ符号化(Advanced Video Coding(AVC))に基づいて1つ以上のH.264/AVCコーデックに適用され得る。そのようなコーデックは、SEIメッセージがアクセスユニットに関連付けられたときにそのSEIメッセージを認識するように構成され得、SEIメッセージは、ISOベースメディアファイルフォーマット又はMPEG−2システムビットストリームでアクセスユニット内にカプセル化され得る。本技法はまた、将来の符号化規格、例えば、H.265/HEVC(高効率ビデオ符号化)に適用され得る。
SEIメッセージは、VCL NALユニットからのコード化ピクチャサンプルを復号するためには必要でないが、復号、表示、誤り耐性、及び他の目的に関係するプロセスを支援し得る情報を含んでいることがある。SEIメッセージは、非VCL NALユニット中に含まれていることがある。SEIメッセージは、一部の標準規格の規範的部分であり、従って、常に標準準拠デコーダ実装のために必須であるとは限らない。SEIメッセージは、シーケンスレベルのSEIメッセージ又はピクチャレベルのSEIメッセージであり得る。幾つかのシーケンスレベル情報は、SVCの例ではスケーラビリティ情報SEIメッセージ、MVCでは視界スケーラビリティ情報SEIメッセージなど、SEIメッセージ中に含まれていることがある。これらの例示的なSEIメッセージは、例えば、動作ポイントの抽出及びそれらの動作ポイントの特性に関する情報を伝達し得る。
H.264/AVCは、2つのピクチャ、例えば、あるシーンの左視界と右視界とを含むフレームのフレーム圧縮タイプを示すコーデックレベルメッセージである、フレーム圧縮SEIメッセージを与える。このようにして、H.264/AVCは、左視界と右視界との2つのピクチャを1つのピクチャにインターリーブすることと、そのようなピクチャをビデオシーケンスに符号化することとをサポートする。フレーム圧縮SEIメッセージは、H.264/AVC規格の直近のバージョンに組み込まれる、「Information technology -- Coding of audio-visual objects -- Part 10: Advanced Video Coding, AMENDMENT 1: Constrained baseline profile, stereo high profile and frame packing arrangement SEI message」、N10703、MPEG of ISO/IEC JTC1/SC29/WG11、Xian、China、Oct. 2009に記載されている。
このSEIメッセージでは、2つのフレームの空間インターリービングのために様々なタイプのフレーム圧縮方法がサポートされている。サポートされるインターリービング方法には、チェッカーボード、列インターリービング、行インターリービング、サイド・バイ・サイド(並列)、トップ・ボトム(上下)、及びチェッカーボードアップコンバージョンを用いたサイド・バイ・サイドがある。本開示は、非対称フレーム圧縮構成など、追加のフレーム圧縮タイプをサポートするための技法を提供する。詳細には、本開示は、非対称圧縮が特定のフレームのために使用可能であるかどうか、及びそうである場合、非対称フレームが上下で圧縮されているか又は並列で圧縮されているかを示す、修正されたフレーム圧縮SEIメッセージを提供する。例えば、フレーム圧縮SEIメッセージは、同じフレーム中の2つの視界のためのピクチャが、フル解像度ピクチャの下方に低減解像度ピクチャで配置されるか、又はフレーム中のフル解像度ピクチャの右側に配置されるかを示し得る。デコーダは、この情報を使用して、フレームが非対称フレームであるかどうかを決定し、非対称フレームを2つの視界の構成ピクチャに適切に分離し得る。
本開示は、フレームが、幾つかの例では、例えば、H.264/AVCに関して、SEIメッセージ中で非対称圧縮フレームであるかどうかを信号伝達するための技法を含む。一例として、エンコーダは、フレームが、独立したSEIメッセージ中で非対称圧縮フレームであることを信号伝達し得る。別の例として、エンコーダは、フレームが、フレーム圧縮構成SEIメッセージの修正バージョン中で非対称圧縮フレームであることを信号伝達し得る。エンコーダはまた、非対称圧縮フレームの圧縮配置を示すために、ビデオユーザビリティ情報(VUI:video usability information)で非対称圧縮フレームのアスペクト比を信号伝達し得る。例えば、エンコーダは、並列圧縮配置(side-by-side packing arrangement)を示すために4:3のアスペクト比(又はH.264/AVC仕様の表E−1の未指定の値のうちの1つ)を信号伝達し得る。別の例として、エンコーダは、上下圧縮配置(top-bottom packing arrangement)を示すために3:4のアスペクト比(又は、この場合も、H.264/AVC仕様の表E−1の未指定の値のうちの1つ)を信号伝達し得る。
低減解像度ピクチャのサブサンプリング及びアップサンプリングのための方法は特定の技法に限定されないことを理解されたい。例として、本開示では、概して、水平又は垂直ダウンサンプリング及びアップサンプリングについて説明する。しかしながら、五の目形(即ち、チェッカーボード)サンプリングも使用され得る。
さらに、本開示は、高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)を介して非対称圧縮フレームを含むビットストリームを転送するための技法を提供する。このようにして、本開示は、HDMIなどの3次元ビデオインターフェースが、それによって1つ以上のフレーム中で非対称圧縮を用いた視界画像を受け入れ得る技法を提供する。
図1は、シーンの2つの対応する視界からのピクチャを含む非対称圧縮フレームを形成するための技法を利用し得る例示的なビデオ符号化及び復号システム10を示すブロック図である。図1に示すように、システム10は、通信チャネル16を介して符号化ビデオを宛先機器14に送信する発信源機器12を含む。発信源機器12及び宛先機器14は、固定又はモバイルコンピューティング機器、セットトップボックス、ゲームコンソール、デジタルメディアプレーヤなど、広範囲にわたる機器のいずれかを備え得る。場合によっては、発信源機器12及び宛先機器14は、ワイヤレスハンドセット、所謂セルラー電話又は衛星無線電話などのワイヤレス通信機器、或いは通信チャネル16を介してビデオ情報を通信することができる任意のワイヤレス機器を備え得、その場合、通信チャネル16はワイヤレスである。
ただし、非対称圧縮フレームを形成することに関係する本開示の技法は、必ずしもワイヤレスアプリケーション又は設定に限定されるとは限らない。例えば、これらの技法は、無線テレビジョン放送、ケーブルテレビジョン送信、衛星テレビジョン送信、インターネットビデオ送信、記憶媒体上に符号化される符号化デジタルビデオ、又は他のシナリオに適用され得る。従って、通信チャネル16は、符号化ビデオデータの送信に好適なワイヤレス又はワイヤード媒体の任意の組合せを備え得る。
図1の例では、発信源機器12は、ビデオソース18と、ビデオエンコーダ20と、変調器/復調器(モデム)22と、送信機24とを含む。宛先機器14は、受信機26と、モデム28と、ビデオデコーダ30と、表示装置32とを含む。本開示によれば、発信源機器12のビデオエンコーダ20は、非対称圧縮フレーム、例えば、それぞれシーンの異なる視界からの、2つのピクチャのためのコード化データを含むフレームを含むビットストリームを形成するための技法を適用するように構成され得、ピクチャの一方はフル解像度を有し、他方のピクチャは低減解像度、例えば、フル解像度フレームの解像度の1/2を有する。その上、ビデオエンコーダ20は、低減解像度フレームを視界間符号化するように構成され得る。他の例では、発信源機器及び宛先機器は他の構成要素又は構成を含み得る。例えば、発信源機器12は、外部カメラなどの外部ビデオソース18からビデオデータを受信し得る。同様に、宛先機器14は、内蔵表示装置を含むのではなく、外部表示装置とインターフェースし得る。
図1の図示のシステム10は一例にすぎない。非対称圧縮フレームを生成し、非対称圧縮フレームを構成要素視界(constituent views)に分割するための技法は、任意のデジタルビデオ符号化及び/又は復号機器によって実行され得る。概して、本開示の技法はビデオ符号化機器によって実行されるが、本技法は、一般に「コーデック」と呼ばれるビデオエンコーダ/デコーダによっても実行され得る。その上、本開示の技法の態様は、ファイルカプセル化ユニット(file encapsulation unit)、ファイルカプセル開放ユニット(file decapsulation unit)、ビデオマルチプレクサ、又はビデオデマルチプレクサなど、ビデオプリプロセッサ又はビデオポストプロセッサによっても実行され得る。発信源機器12及び宛先機器14は、発信源機器12が宛先機器14に送信するためのコード化ビデオデータを生成する、そのような符号化機器の例にすぎない。幾つかの例では、機器12、14の各々がビデオ符号化構成要素と復号構成要素とを含むので、機器12、14は、実質的に対称的に動作し得る。従って、システム10は、例えば、ビデオストリーミング、ビデオ再生、ビデオブロードキャスティング、ビデオゲーム、又はビデオテレフォニーのために、ビデオ機器12とビデオ機器14との間の一方向又は双方向のビデオ送信をサポートし得る。
発信源機器12のビデオソース18は、ビデオカメラなどの撮像機器、以前に撮像されたビデオを含んでいるビデオアーカイブ、及び/又はビデオコンテンツプロバイダからのビデオフィードを含み得る。さらなる代替として、ビデオソース18は、ソースビデオとしてのコンピュータグラフィックスベースのデータ、又はライブビデオとアーカイブビデオとコンピュータ生成ビデオとの組合せを生成し得る。場合によっては、ビデオソース18がビデオカメラである場合、発信源機器12及び宛先機器14は、所謂カメラ付き携帯電話又はビデオ電話を形成し得る。ただし、上述のように、本開示で説明する技法は、一般にビデオ符号化に適用可能であり得、モバイル又は概して非モバイルのコンピューティング機器によって実行されるワイヤレス及び/又はワイヤードアプリケーションに適用され得る。いずれの場合も、撮像されたビデオ、事前撮像されたビデオ、又はコンピュータ生成されたビデオは、ビデオエンコーダ20によって符号化され得る。
ビデオソース18は、2つ以上の視界からのピクチャをビデオエンコーダ20に与え得る。2つのピクチャを使用して3次元効果を生成することができるように、同じシーンの2つのピクチャがわずかに異なる水平位置から同時又はほぼ同時にキャプチャされ得る。代替的に、ビデオソース18(又は発信源機器12の別のユニット)は、第1の視界の第1のピクチャから第2の視界の第2のピクチャを生成するために深度情報又は視差情報を使用し得る。深度情報又は視差情報は、第1の視界をキャプチャしているカメラによって測定されるか、又は第1の視界中のデータから計算され得る。
MPEG−C part−3が、ビデオストリーム中にピクチャの深度マップを含めるための指定フォーマットを与えている。その仕様は、「Text of ISO/IEC FDIS 23002-3 Representation of Auxiliary Video and Supplemental Information」、ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11、MPEG Doc、N8768、Marrakech、Morocoo、January 2007に記載されている。MPEG−C part3では、補助ビデオは深度マップ又はパララックスマップであり得る。深度マップを表すとき、MPEG−C part−3は、深度マップの各深度値及び解像度を表すために使用されるビット数に関してフレキシビリティを与え得る。例えば、マップは、マップによって記述された画像の幅の1/4及び高さの1/2であり得る。マップは、単色ビデオサンプルとして、例えば、ルミナンス成分のみをもつH.264/AVCビットストリーム内で符号化され得る。代替的に、マップは、H.264/AVCにおいて定義されているように、補助ビデオデータとして符号化され得る。本開示のコンテキストでは、深度マップ又はパララックスマップは1次ビデオデータと同じ解像度を有し得る。H.264/AVC仕様は現在、深度マップを符号化するための補助ビデオデータの使用を指定していないが、本開示の技法は、そのような深度マップ又はパララックスマップを使用するための技法と併せて使用され得る。
次いで、符号化ビデオ情報は、通信規格に従ってモデム22によって変調され、送信機24を介して宛先機器14に送信され得る。モデム22は、信号変調のために設計された様々なミキサ、フィルタ、増幅器又は他の構成要素を含み得る。送信機24は、増幅器、フィルタ、及び1つ以上のアンテナを含む、データを送信するために設計された回路を含み得る。
宛先機器14の受信機26はチャネル16を介して情報を受信し、モデム28はその情報を復調する。この場合も、ビデオ符号化プロセスは、1つの視界のフル解像度ピクチャと別の視界の低減解像度ピクチャとを有する非対称圧縮フレームを形成するために、本明細書で説明する技法のうちの1つ以上を実装し得る。
チャネル16を介して通信される情報は、ビデオエンコーダ20によって定義され、またビデオデコーダ30によって使用される、マクロブロック及び他のコード化ユニット、例えば、GOPの特性及び/又は処理を記述するシンタックス要素を含む、シンタックス情報を含み得る。従って、ビデオデコーダ30は、非対称圧縮フレームを視界の構成ピクチャに解凍し、ピクチャを復号し、低減解像度ピクチャをフル解像度にアップサンプリングし得る。表示装置32は、復号されたピクチャをユーザに対して表示し得る。
表示装置32は、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)表示器、又は別のタイプの表示装置など、様々な表示装置のいずれかを備え得る。表示装置32は、非対称圧縮フレームからの2つのピクチャを同時又はほぼ同時に表示し得る。例えば、表示装置32は、2つの視界を同時又はほぼ同時に表示することが可能な立体3次元表示装置を備え得る。
ユーザは、表示装置32がアクティブ眼鏡と同期して左視界と右視界との間で迅速に切り替わり得るように、左レンズと右レンズとを迅速に交互にシャッターするアクティブ眼鏡を着用し得る。代替的に、表示装置32は2つの視界を同時に表示し得、ユーザは、適切な視界がそれを通ってユーザの眼に届くように視界をフィルタ処理する(例えば、偏光レンズをもつ)パッシブ眼鏡を着用し得る。さらに別の例として、表示装置32は、眼鏡が必要でない裸眼立体表示器を備え得る。
幾つかの例では、モデム28及びビデオデコーダ30は別々の機器中に含まれ得る。これらの別々の機器は高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)によって結合され得る。本開示は、幾つかの例において、非対称圧縮フレームの転送をサポートするためにHDMIを修正することを提案する。HDMIは、3次元ビデオフォーマットをHDMI仕様のバージョン1.4のAppendix Hに与えており、これは において入手可能である。この仕様は、3次元ビデオデータを1つのフレームに、例えば、3D_Structureフィールドにおいて圧縮するための様々なフォーマットをサポートしている。本開示の技法によれば、機器は、HDMIバージョン1.4によってすでに与えられている圧縮構成に加えて、HDMIを介して非対称圧縮フレームを交換し得る。
一例として、3D_Structureフィールドは、フレームが、H.264/AVCにおける上下配置と同様であるが、サブサンプリングがないフレーム圧縮フォーマットを有することを示す値を含み得る。HDMIのためのフレーム圧縮フォーマットを有するフレーム中には何らかのブランクエリアがあり得る。別の例として、3D_Structureフィールドは、フレームが、左視界画像と右視界画像とがその対応するフレームのフィールドであることを示す、フィールド代替フォーマットを有することを示す値を含み得る。別の例として、3D_Structureフィールドは、フレームが、視界が並列に配置されサブサンプリングされないことを示す、並列フルフォーマットを有することを示す値を含み得る。
さらに別の例として、3D_Structureフィールドは、フレームが、視界がハーフ水平解像度でサブサンプリングされ、並列に配置されることを示す、並列ハーフフォーマットを有することを示す値を含み得る。並列ハーフフォーマットが使用可能であるとき、サブサンプリング及び位置情報も、例えば、3D_Ext_Dataフィールド中で信号伝達され得る。フレームは、水平サブサンプリング又は五の目形(例えば、チェッカーボード)マトリックスという、2つのタイプのサブサンプリングをサポートし得る。位置情報は、サブサンプリングされた左視界と右視界との位相シフトを示すデータを与え得る。HDMIはまた、テクスチャ画像+深度画像情報、ならびにグラフィックス表現を用いたビデオコンテンツをサポートする。
上記のように、本開示の技法は、非対称圧縮フレームをサポートするためにHDMIを修正することを含む。例えば、本開示によれば、機器は、フレームが非対称圧縮フレームであることを示すようにHDMIデータの3D_Structureフィールドの値を設定し得る。3D_Structureフィールドは、フレームが、ステレオペアを形成するフル解像度ピクチャと低減解像度ピクチャとを含むことを示し、ピクチャが並列又は上下に配置されることを示す値を含み得る。
図1の例では、通信チャネル16は、無線周波数(RF)スペクトル或いは1つ以上の物理伝送線路など、任意の無線又は有線通信媒体、或いは無線及び有線媒体の任意の組合せを備え得る。通信チャネル16は、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、又はインターネットなどのグローバルネットワークなど、パケットベースネットワークの一部を形成し得る。通信チャネル16は、一般に、有線又は無線媒体の任意の好適な組合せを含む、ビデオデータを発信源機器12から宛先機器14に送信するのに好適な任意の通信媒体、又は様々な通信媒体の集合体を表す。通信チャネル16は、発信源機器12から宛先機器14への通信を可能にするのに有用であり得るルータ、スイッチ、基地局、又は任意の他の機器を含み得る。
ビデオエンコーダ20及びビデオデコーダ30は、代替的にMPEG−4、Part10、Advanced Video Coding(AVC)と呼ばれるITU−T H.264規格など、ビデオ圧縮規格に従って動作し得る。ただし、本開示の技法は、いかなる特定の符号化規格にも限定されない。他の例には、MPEG−2及びITU−T H.263がある。図1には示されていないが、幾つかの態様では、ビデオエンコーダ20及びビデオデコーダ30は、それぞれオーディオエンコーダ及びデコーダと統合され得、適切なMUX−DEMUXユニット、又は他のハードウェア及びソフトウェアを含んで、共通のデータストリーム又は別個のデータストリーム中のオーディオとビデオの両方の符号化を処理し得る。適用可能な場合、MUX−DEMUXユニットはITU H.223マルチプレクサプロトコル、又はユーザデータグラムプロトコル(UDP)などの他のプロトコルに準拠し得る。
ITU−T H.264/MPEG−4(AVC)規格は、Joint Video Team(JVT)として知られる共同パートナーシップの成果として、ISO/IEC Moving Picture Experts Group(MPEG)とともにITU−T Video Coding Experts Group(VCEG)によって策定された。幾つかの態様では、本開示で説明する技法は、H.264規格に概して準拠する機器に適用され得る。H.264規格は、ITU−T Study Groupによる2005年3月付けのITU−T勧告H.264「Advanced Video Coding for generic audiovisual services」に記載されており、本明細書ではH.264規格又はH.264仕様、或いはH.264/AVC規格又は仕様と呼ぶことがある。Joint Video Team(JVT)はH.264/MPEG−4 AVCへの拡張に取り組み続けている。
ビデオエンコーダ20及びビデオデコーダ30はそれぞれ、1つ以上のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ディスクリート論理、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアなど、様々な好適なエンコーダ回路のいずれか、又はそれらの任意の組合せとして実装され得る。ビデオエンコーダ20及びビデオデコーダ30の各々は1つ以上のエンコーダ又はデコーダ中に含まれ得、そのいずれも複合エンコーダ/デコーダ(コーデック)の一部としてそれぞれのカメラ、コンピュータ、モバイル機器、加入者機器、ブロードキャスト機器、セットトップボックス、サーバなどに統合され得る。
ビデオシーケンスは、一般に一連のビデオフレームを含む。ピクチャグループ(GOP)は、概して、一連の1つ以上のビデオフレームを備える。GOPは、GOP中に含まれる幾つかのフレームを記述するシンタックスデータを、GOPのヘッダ、GOPの1つ以上のフレームのヘッダ、又は他の場所中に含み得る。各フレームは、それぞれのフレームについての符号化モードを記述するフレームシンタックスデータを含み得る。ビデオエンコーダ20は、一般に、ビデオデータを符号化するために、個々のビデオフレーム内のビデオブロックに対して動作する。ビデオブロックは、マクロブロック又はマクロブロックのパーティションに対応し得る。ビデオブロックは、固定サイズ又は可変サイズを有し得、指定の符号化規格に応じてサイズが異なり得る。各ビデオフレームは複数のスライスを含み得る。各スライスは複数のマクロブロックを含み得、それらのマクロブロックは、サブブロックとも呼ばれるパーティションに構成され得る。
一例として、ITU−T H.264規格は、ルーマ成分については16×16、8×8、又は4×4、及びクロマ成分については8×8など、様々なブロックサイズのイントラ予測をサポートし、ならびにルーマ成分については16×16、16×8、8×16、8×8、8×4、4×8及び4×4、及びクロマ成分については対応するスケーリングされたサイズなど、様々なブロックサイズのインター予測をサポートする。本開示では、「NxN」と「NbyN」は、垂直寸法及び水平寸法に関するブロックの画素寸法、例えば、16x16画素又は16by16画素を指すために互換的に使用され得る。一般に、16x16ブロックは、垂直方向に16個の画素を有し(y=16)、水平方向に16個の画素を有する(x=16)。同様に、NxNブロックは、一般に、垂直方向にN個の画素を有し、水平方向にN個の画素を有し、ただし、Nは非負整数値を表す。ブロック中のピクセルは行と列に構成され得る。その上、ブロックは、必ずしも、水平方向において垂直方向と同じ数のピクセルを有する必要はない。例えば、ブロックはNxMピクセルを備え得、Mは必ずしもNに等しいとは限らない。
16by16よりも小さいブロックサイズは16by16マクロブロックのパーティションと呼ばれることがある。ビデオブロックは、ピクセル領域中のピクセルデータのブロックを備え得、或いは、例えば、コード化ビデオブロックと予測ビデオブロックとのピクセル差分を表す残差ビデオブロックデータへの離散コサイン変換(DCT)、整数変換、ウェーブレット変換、又は概念的に同様の変換などの変換の適用後の、変換領域中の変換係数のブロックを備え得る。場合によっては、ビデオブロックは、変換領域中の量子化変換係数のブロックを備え得る。
より小さいビデオブロックは、より良好な解像度を与えることができ、高い詳細レベルを含むビデオフレームの位置のために使用され得る。一般に、マクロブロック、及びサブブロックと呼ばれることがある様々なパーティションは、ビデオブロックと見なされ得る。さらに、スライスは、マクロブロック及び/又はサブブロックなど、複数のビデオブロックであると見なされ得る。各スライスはビデオフレームの単独で復号可能な単位(independently decodable unit)であり得る。代替的に、フレーム自体が復号可能な単位であり得るか、又はフレームの他の部分が復号可能な単位として定義され得る。「符号化された単位(coded unit)」又は「符号化する単位(coding unit)」という用語は、フレーム全体、フレームのスライス、シーケンスとも呼ばれるピクチャグループ(GOP)など、ビデオフレームの単独で復号可能な任意の単位、又は適用可能な符号化技法に従って定義される別の単独で復号可能な単位を指すことがある。
本開示の技法によれば、ビデオエンコーダ20は、2つの視界の受信ビデオデータから非対称圧縮フレームを形成し得る。即ち、ビデオエンコーダ20は、例えば、ビデオソース18から、2つの視界の未加工画像データを受信し得る。概して、2つの視界は、1つの視界のピクチャごとに、第1の視界のピクチャとのステレオペアを形成する他の視界のピクチャが存在するような、ピクチャのシーケンスを含み得る。ステレオペアは、概して、同時又はほぼ同時に表示されたときに3次元ビデオ効果を生成する2つのピクチャに対応する。ステレオペアを形成するピクチャは、タイムスタンプなど、現在のピクチャがそれとステレオペアを形成する別の視界の対応するピクチャを示す記述データを含み得る。
いずれの場合も、ビデオエンコーダ20は、例えば、ITU−T H.264/AVC符号化規格、又はMPEG−2、MPEG−4、H.265などの別の符号化規格に従って、第1の視界のピクチャを正常に符号化し得る。ビデオエンコーダ20、或いは(プロセッサ、処理ユニット、ASIC、DSP、FPGA、又はビデオソース18とビデオエンコーダ20との間に結合された他の処理回路を備え得る)発信源機器12のビデオ前処理ユニットは、第1の視界の符号化ピクチャとのステレオペアを形成する第2の視界のピクチャを空間的にダウンサンプリングし得る。空間ダウンサンプリングは、例えば、垂直及び/又は水平ピクセル解像度を低減することによって、空間解像度を低減することを備え得る。一例では、ビデオエンコーダ20は、ピクチャの垂直ピクセル解像度を1/2だけ低減し得る。
次いで、ビデオエンコーダ20は、他の視界の低減解像度ピクチャを符号化し得る。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20は、低減解像度ピクチャをイントラ予測モードで(例えば、Iピクチャとして)又はインター予測モードで(例えば、Pピクチャ又はBピクチャとして)符号化し得る。このようにして、ビデオエンコーダ20は、ビデオエンコーダ20によって生成されるビットストリーム中の(復号時間順序において)より早期に発生する同じ視界中の他のピクチャに対して低減解像度ピクチャを符号化し得る。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20は、ビデオエンコーダ20が、フル解像度ピクチャを含む視界のピクチャに対して低減解像度視界を符号化し得る、視界間予測を実装し得る。例えば、ビデオエンコーダ20は、フル解像度符号化ピクチャを含む視界の以前に符号化されたピクチャに対して低減解像度視界ピクチャを符号化し得る。ビデオエンコーダ20は、同じ圧縮フレーム又は事前に符号化されたフレームのフル解像度ピクチャに対して低減解像度視界ピクチャを符号化し得る。
一例として、ビデオエンコーダ20は、低減解像度ピクチャをフィールドとして符号化し得る。低減解像度ピクチャをフィールドとして符号化するためにインターレースビデオデータ符号化のための技法が採用され得、その場合、フル解像度ピクチャの画素の交互行から低減解像度ピクチャの画素の水平行が予測され得る。即ち、ビデオエンコーダ20は、低減解像度ピクチャをトップフィールド又はボトムフィールドとして符号化し得る。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20は、1つの視界のフル解像度ピクチャをアクセスユニットとして出力し、異なる視界の対応する低減解像度ピクチャを別個のアクセスユニットとして出力し得る。従って、ビデオエンコーダ20は、2つの視界のデータを単一で共通のビットストリームに組み合わせるための技法を実行するために、必ずしも2つのピクチャを非対称フレームに組み合わせる必要はない。
別の例として、ビデオエンコーダ20は、変位ベクトルを使用して低減解像度ピクチャを符号化し得る。変位ベクトルは、同じ視界中の低減解像度ピクチャ、又はフル解像度ピクチャを含む視界中のフル解像度ピクチャに対するものであり得る。変位ベクトルがフル解像度ピクチャを参照するとき、ビデオエンコーダ20は、非対称フレーム中の低減解像度ピクチャの位置を明らかにし得る。例えば、非対称圧縮フレームがトップ・ボトム配置(上下配置)のピクチャを含み、フレーム中で低減解像度ピクチャがフル解像度ピクチャの下方にあると仮定する。ビデオエンコーダ20は、垂直成分からフル解像度ピクチャの高さを減算し、低減解像度ピクチャがフル解像度ピクチャの1/2の解像度を有すると仮定すると、得られた差に2を乗算することによって、変位ベクトルの垂直成分を修正し得る。
予測データと残差データとを生成するためのイントラ予測符号化又はインター予測符号化の後、及び変換係数を生成するための残差データに適用される(H.264/AVCにおいて使用される4×4又は8×8整数変換、或いは離散コサイン変換DCTなどの)任意の変換の後、変換係数の量子化が実行され得る。量子化は、一般に、係数を表すために使用されるデータ量をできるだけ低減するために変換係数を量子化するプロセスを指す。量子化プロセスは、係数の一部又は全部に関連するビット深度を低減し得る。例えば、量子化中にnビット値がmビット値に切り捨てられ得、ただし、nはmよりも大きい。
量子化の後、例えば、コンテンツ適応型可変長符号化(CAVLC)、コンテキスト適応型2進算術符号化(CABAC)、又は別のエントロピー符号化方法に従って、量子化データのエントロピー符号化が実行され得る。エントロピー符号化用に構成された処理装置、又は別の処理装置は、量子化係数のゼロランレング符号化、及び/又は符号化されたブロックパターン(CBP:coded block pattern)値、マクロブロックタイプ、符号化モード、(フレーム、スライス、マクロブロック、又はシーケンスなどの)符号化単位の最大マクロブロックサイズなどのシンタックス情報の生成など、他の処理機能を実行し得る。
ビデオエンコーダ20は、ブロック基準のシンタックスデータ、フレーム基準のシンタックスデータ、及び/又はGOP基準のシンタックスデータなどのシンタックスデータを、例えば、フレームヘッダ、ブロックヘッダ、スライスヘッダ、又はGOPヘッダ中でビデオデコーダ30にさらに送り得る。GOPシンタックスデータは、それぞれのGOP中の幾つかのフレームを記述し得、フレームシンタックスデータは、対応するフレームを符号化するために使用される符号化/予測モードを示し得る。従って、ビデオデコーダ30は、標準ビデオデコーダを備え得、必ずしも本開示の技法を実施又は利用するように特別に構成される必要はない。
ビデオエンコーダ20及びビデオデコーダ30はそれぞれ、適用可能なとき、1つ以上のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ディスクリート論理回路、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアなど、様々な好適なエンコーダ又はデコーダ回路のいずれか、或いはそれらの任意の組合せとして実装され得る。ビデオエンコーダ20及びビデオデコーダ30の各々は1つ以上のエンコーダ又はデコーダ中に含まれ得、そのいずれも複合ビデオエンコーダ/デコーダ(コーデック)の一部として統合され得る。ビデオエンコーダ20及び/又はビデオデコーダ30を含む装置は、集積回路、マイクロプロセッサ、コンピューティング機器、及び/又は携帯電話などのワイヤレス通信機器を備え得る。
ビデオデコーダ30は、非対称圧縮フレームを含むビットストリームを受信するように構成され得る。ビデオデコーダ30はさらに、そのようなフレームを対応するピクチャ、例えば、1つの視界のフル解像度ピクチャと別の視界の低減解像度ピクチャとに解凍(unpack)するように構成され得る。ビデオデコーダ30は、ピクチャを復号し、低減解像度ピクチャを(例えば、補間によって)アップサンプリングして、2つの復号されたフル解像度ピクチャを生成し得る。幾つかの例では、ビデオデコーダ30は、フル解像度ピクチャに対応する視界から復号ピクチャに関して低減解像度ピクチャを復号し得る。即ち、ビデオデコーダ30は視界間予測をもサポートし得る。
幾つかの例では、ビデオデコーダ30は、宛先機器14が3次元データを復号し、表示することが可能であるかどうかを決定するように構成され得る。可能でない場合には、ビデオデコーダ30は、受信した非対称圧縮フレームを解凍し得るが、低減解像度ピクチャを廃棄し得る。ビデオデコーダ30は、同じ視界のフル解像度ピクチャと他のピクチャとを復号し、2次元ビデオデータを提示するためにビデオディスプレイ32にこの視界からのピクチャを表示させ得る。従って、ビデオデコーダ30は、低減解像度ピクチャを復号することを試みることなしにフル解像度ピクチャを復号し、復号されたフル解像度ピクチャを表示装置32に供給し得る。
このようにして、宛先機器14が3次元ビデオデータを表示することが可能であるか否かに関わらず、宛先機器14は非対称圧縮フレームを含むビットストリームを受信し得る。従って、様々な復号及びレンダリング能力をもつ様々な宛先機器は、発信源機器20から同じビットストリームを受信するように構成され得る。即ち、幾つかの宛先機器は3次元ビデオデータを復号し、レンダリングすることが可能であり得るが、他の宛先機器は3次元ビデオデータを復号及び/又はレンダリングすることが不可能であり得、それでも機器の各々は、非対称圧縮フレームを含む同じビットストリームからのデータを受信し、使用するように構成され得る。
図2は、非対称圧縮フレームを生成するための技法を実装し得るビデオエンコーダ20の一例を示すブロック図である。ビデオエンコーダ20は、マクロブロック、或いはマクロブロックのパーティション又はサブパーティションを含む、ビデオフレーム内のブロックのイントラ符号化及びインター符号化を実行し得る。イントラ符号化は、所与のビデオフレーム内のビデオの空間的冗長性を低減又は除去するために空間的予測に依拠する。インター符号化は、ビデオシーケンスの隣接フレーム内のビデオの時間的冗長性を低減又は除去するために時間的予測に依拠する。イントラモード(Iモード)は、幾つかの空間ベースの圧縮モードのいずれかを指し、単方向予測(Pモード)又は双方向予測(Bモード)などのインターモードは、幾つかの時間ベースの圧縮モードのいずれかを指し得る。ビデオエンコーダ20はまた、幾つかの例では、非対称圧縮フレームにおいて低減解像度ピクチャの視界間予測を実行するように構成され得る。
図2に示すように、ビデオエンコーダ20は、符号化されるべきビデオピクチャ内の現在のビデオブロックを受信する。図2の例では、ビデオエンコーダ20は、動き補償ユニット44と、動き推定ユニット42と、参照フレーム記憶装置64と、加算器50と、変換ユニット52と、量子化ユニット54と、エントロピー符号化ユニット56とを含む。ビデオブロック再構成のために、ビデオエンコーダ20はまた、逆量子化ユニット58と、逆変換ユニット60と、加算器62とを含む。再構成されたビデオからブロッキネスアーティファクト(blockiness artifacts)を除去するためにブロック境界をフィルタ処理するデブロッキングフィルタ(図2に図示せず)も含まれ得る。所望される場合、デブロッキングフィルタは、一般に、加算器62の出力をフィルタ処理するであろう。
符号化プロセス中に、ビデオエンコーダ20は、符号化されるべきビデオピクチャ又はスライスを受信する。ピクチャ又はスライスは複数のビデオブロックに分割され得る。動き推定ユニット42及び動き補償ユニット44は、時間圧縮を行うために、1つ以上の参照フレーム中の1つ以上のブロックに対する受信したビデオブロックのインター予測符号化を実行する。イントラ予測ユニット46は、空間圧縮を行うために、符号化されるべきブロックと同じフレーム又はスライス中の1つ以上の隣接ブロックに対する受信したビデオブロックのイントラ予測符号化を実行し得る。モード選択ユニット40は、例えば、誤差結果に基づいて符号化モード、即ち、イントラ又はインターのうちの1つを選択し、残差ブロックデータを生成するために、得られたイントラ符号化ブロック又はインター符号化ブロックを加算器50に供給し、参照フレーム中で使用するための符号化ブロックを再構成するために、得られたイントラ符号化ブロック又はインター符号化ブロックを加算器62に供給し得る。
詳細には、ビデオエンコーダ20は、ステレオ視界ペアを形成する2つの視界からのピクチャを受信し得る。これらの2つの視界は視界0及び視界1と呼ばれ得る。一般性の損失なしに、視界0が左眼視界であり、視界1が右眼視界であると仮定する。これらの視界は別様に標示され得、代わりに、視界1が左眼視界に対応し、視界0が右眼視界に対応し得ることを理解されたい。一例では、ビデオエンコーダ20は、視界0のピクチャをフル解像度で符号化し、視界1のピクチャを低減解像度で符号化し得る。ビデオエンコーダ20は、視界1のピクチャを水平方向又は垂直方向に1/2倍にダウンサンプリングし得る。
ビデオエンコーダ20は、符号化されたピクチャをさらに非対称圧縮フレームに圧縮し得る。例えば、ビデオエンコーダ20は、視界0のピクチャと視界1のピクチャとを受信し、各々はhピクセルの高さとw画素の幅とを有し、ただし、w及びhは非負の0でない整数であると仮定する。ビデオエンコーダ20は、視界1のピクチャの高さをダウンサンプリングすることによって上下配置の非対称圧縮フレームを形成し得る。例えば、視界1のピクチャのダウンサンプリングと符号化との後に、この符号化され、ダウンサンプリングされた視界1のピクチャは、h/2画素の高さとw画素の幅とを有し得る。次いで、ビデオエンコーダ20は、非対称フレームが3/2 h画素の高さとw画素の幅とを有するように、符号化された視界0のピクチャと、その符号化された視界0のピクチャの下方にある符号化され、ダウンサンプリングされた視界1のピクチャとを含む、非対称圧縮フレームを形成し得る。
別の例として、ビデオエンコーダ20は、視界1のピクチャをダウンサンプリングすることによってサイド・バイ・サイド配置(並列配置)の非対称圧縮フレームを形成し得る。例えば、視界1のピクチャのダウンサンプリングと符号化との後に、視界1のピクチャは、w/2画素の幅とhピクセルの高さとを有し得る。次いで、ビデオエンコーダ20は、非対称フレームがh画素の高さと3/2 w画素の幅とを有するように、符号化された視界0のピクチャと、その符号化された視界0のピクチャの右側にある符号化され、ダウンサンプリングされた視界1のピクチャとを含む、非対称圧縮フレームを形成し得る。
ビデオエンコーダ20はさらに、非対称圧縮フレームの圧縮構成を示す情報を与え得る。この情報は、フレームが非対称圧縮フレームであるかどうか、及びそうである場合、圧縮構成が並列であるか又は上下であるかを示し得る。一例として、ビデオエンコーダ20は、この情報をフレーム圧縮構成SEIメッセージの形態で与え得る。フレーム圧縮構成SEIメッセージは、以下の表1の例示的なデータ構造に従って定義され得る。
Figure 2013532412
フレーム圧縮構成SEIメッセージは、出力された復号ピクチャが、指示されたフレーム圧縮構成方式を使用して複数の別個の空間的に圧縮された構成フレームからなるフレームのサンプルを含んでいることをビデオデコーダ30などのビデオデコーダに通知し得る。本開示の技法によれば、フレームは非対称圧縮フレームを備え得る。SEIメッセージの情報は、デコーダによって、サンプルを再構成し、表示又は他の目的のために構成フレームのサンプルを適切に処理するために使用され得る。このSEIメッセージは、フレーム又はフィールドのいずれかであるピクチャに関連し得る。サンプルのフレーム圧縮構成は、ピクチャがそのような圧縮フレームの単一フィールドであるか又は完全な圧縮フレームであるかに関して不変であるフレーム圧縮構成構造を定義するために、フレームのサンプリング構造に関して指定され得る。
ビデオエンコーダ20は、frame_packing_arrangement_idを、フレーム圧縮構成SEIメッセージの使用を識別するために使用され得る識別番号を含んでいる値に設定し得る。ビデオエンコーダ20は、frame_packing_arrangement_idの値を0〜232−2(両端値を含む)の範囲内に設定し得る。0〜255及び512〜231−1のframe_packing_arrangement_idの値は、ビデオエンコーダ20によって決定されたように使用され得る。256〜511及び231〜232−2のframe_packing_arrangement_idの値は、ITU−T|ISO/IECによる将来の使用のために予約済みであり得る。ビデオデコーダは、256〜511の範囲内又は231〜232−2の範囲内のframe_packing_arrangement_idの値を含んでいる全てのフレーム圧縮構成SEIメッセージを無視し得る(例えば、ビットストリームから削除し、廃棄し得る)。
ビデオエンコーダ20は、フレーム圧縮構成SEIメッセージが出力順序において前のフレーム圧縮構成SEIメッセージの持続性を取り消すことを示すために、frame_packing_arrangement_cancel_flagの値を1に等しく設定し得る。ビデオエンコーダ20は、フレーム圧縮構成情報が後続することを示すために、frame_packing_arrangement_cancel_flagの値を0に等しく設定し得る。
ビデオエンコーダ20は、非対称符号化のタイプを示すためにasymmetric_packing_idc(非対称圧縮指標)の値を設定し得る。例えば、ビデオエンコーダ20は、2つの構成フレームが同じ解像度を有すること、即ち、対応するフレームが非対称圧縮フレームでないことを示すために、asymmetric_packing_idcを0の値に設定し得る。ビデオエンコーダ20は、2つの構成フレームが異なる解像度を有することを示すためにasymmetric_packing_idcの値を0よりも大きく(例えば、1又は2に)設定し得る。例えば、フレームの一方は他方の1/2であり得る。
一例では、ビデオエンコーダ20は、2つの構成フレームが異なる解像度を有し、フレーム1がフレーム0のハーフ解像度を有することを示すために、asymmetric_packing_idcの値を1に等しく設定し得る。一例では、ビデオエンコーダ20は、2つの構成フレームが異なる解像度を有し、フレーム0がフレーム1のハーフ解像度を有することを示すために、asymmetric_packing_idcの値を2に等しく設定し得る。asymmetric_packing_idcの値3は現在指定されておらず、将来の使用のために予約済みである。以下の表2に、asymmetric_packing_idcの値を解釈するための一例を与える。
Figure 2013532412
ビデオエンコーダ20は、以下の表3に指定するように、フレームの圧縮構成のタイプを示すためにframe_packing_arrangement_typeの値を設定し得る。ビデオエンコーダ20がasymmetric_packing_idcの値を0よりも大きい値(例えば、1又は2)に設定したとき、ビデオエンコーダ20はframe_packing_arrangement_typeの値を6、7、8、又は9のいずれかに設定し得る。
Figure 2013532412
Figure 2013532412
ビデオエンコーダ20は、各構成フレームの各色成分平面が五の目形サンプリングされることを示すために、quincunx_sampling_flagの値を1に等しく設定し得る。ビデオエンコーダ20は、各構成フレームの色成分平面が五の目形サンプリングされないことを示すために、quincunx_sampling_flagの値を0に等しく設定し得る。ビデオエンコーダ20がframe_packing_arrangement_typeの値を0に等しく設定したとき、ビデオエンコーダ20はまた、quincunx_sampling_flagの値を1に等しく設定し得る。ビデオエンコーダ20がframe_packing_arrangement_typeの値を5に等しく設定したとき、ビデオエンコーダ20はまた、quincunx_sampling_flagの値を0に等しく設定し得る。
ビデオエンコーダ20は、表4に指定するように、構成フレームの意図された解釈を示すためにcontent_interpretation_typeの値を設定し得る。表4中に現れないcontent_interpretation_typeの値は、ITU−T|ISO/IECによる将来の規格のために予約済みであり得る。指定されたフレーム圧縮構成方式ごとに、表4ではフレーム0及びフレーム1として言及されている、2つの構成フレーム(ピクチャ)があり得る。
Figure 2013532412
ビデオエンコーダ20は、frame_packing_arrangement_typeの値が3又は4に等しいとき、2つの構成フレームのうちの一方が表示又は他のそのような目的のためにそれの意図された配向に対して空間的に反転されることを示すために、spatial_flipping_flagの値を1に等しく設定し得る。frame_packing_arrangement_typeが3又は4に等しく、spatial_flipping_flagが1に等しいとき、指示された空間反転のタイプは次の通りであり得る。frame_packing_arrangement_typeが3に等しい場合、指示された空間反転は水平反転である。他の場合(即ち、frame_packing_arrangement_typeの値が4に等しいとき)は、指示された空間反転は垂直反転である。
frame_packing_arrangement_typeが3又は4に等しくないとき、ビデオエンコーダ20は、spatial_flipping_flagの値を0に等しく設定し得る。frame_packing_arrangement_typeが3又は4に等しくないとき、frame_packing_arrangement_typeの値1は、ITU−T|ISO/IECによる将来の使用のために予約済みであり得る。frame_packing_arrangement_typeが3又は4に等しくないとき、ビデオデコーダはspatial_flipping_flagの値1を無視し得る。
ビデオエンコーダ20は、2つの構成フレームのうちのどちらが反転されたかを示すためにframe0_flipped_flagの値を1に等しく設定し得る。spatial_flipping_flagが1に等しいとき、ビデオエンコーダ20は、フレーム0が空間的に反転されず、フレーム1が空間的に反転されたことを示すために、frame0_flipped_flagの値を0に等しく設定し得、又はビデオエンコーダ20は、フレーム0が空間的に反転されており、フレーム1が空間的に反転されないことを示すために、frame0_flipped_flagの値を1に等しく設定し得る。
ビデオエンコーダ20がspatial_flipping_flagの値を0に等しく設定したとき、ビデオエンコーダ20はframe0_flipped_flagの値を0に等しく設定し得る。ビデオエンコーダ20がspatial_flipping_flagの値を0に等しく設定したとき、spatial_flipping_flagの値1は、ITU−T|ISO/IECによる将来の使用のために予約済みであり得る。spatial_flipping_flagが0に等しいとき、ビデオデコーダはframe0_flipped_flagの値を無視し得る。
ビデオエンコーダ20がquincunx_sampling_flagの値を0に等しく設定したとき、ビデオエンコーダ20は、空間参照ポイントに対する各構成フレームの左上ルーマサンプルの位置を指定するための空間位置参照情報を与え得る。ビデオエンコーダ20は、ビデオユーザビリティ情報(VUI)パラメータ中のchroma_sample_loc_type_top_field及びchroma_sample_loc_type_bottom_fieldシンタックス要素によってルーマサンプル(luma samples)に対するクロマサンプル(chroma samples)の位置を示し得る。
ビデオエンコーダ20は、現在のコード化ビデオシーケンス中の全てのピクチャが相補的フィールドペアとして符号化されることを示すために、field_views_flagの値を1に等しく設定し得る。特定のパリティの全てのフィールドが第1の構成フレームと見なされ得、対向するパリティの全てのフィールドが第2の構成フレームと見なされ得る。ビデオエンコーダ20がframe_packing_arrangement_typeの値を2に等しく設定しないとき、ビデオエンコーダ20はfield_views_flagの値を0に等しく設定し得る。ビデオエンコーダ20がframe_packing_arrangement_typeの値を2に等しく設定しないとき、field_views_flagの値1は、ITU−T|ISO/IECによる将来の使用のために予約済みであり得る。frame_packing_arrangement_typeが2に等しくないとき、ビデオデコーダはfield_views_flagの値を無視し得る。
ビデオエンコーダ20は、frame_packing_arrangementが5に等しいとき、現在の復号フレームが構成フレーム0であり、出力順序における次の復号フレームが構成フレーム1であり、構成フレーム0の表示時間が、構成フレーム1の表示時間と一致するために遅延されなければならないことを示すために、current_frame_is_frame0_flagの値を1に等しく設定し得る。従って、ビデオデコーダ30などのビデオデコーダは、構成フレーム1の表示時間と一致するように構成フレーム0の表示時間を遅延させ得る。ビデオエンコーダ20は、frame_packing_arrangementが5に等しいとき、現在の復号フレームが構成フレーム1であり、出力順序における前の復号フレームが構成フレーム0であり、構成フレーム1の表示時間が、ステレオ視界ペアリング(stereo-view pairing)のために遅延されるべきでないことを示すために、current_frame_is_frame0_flagの値を0に等しく設定し得る。従って、ビデオデコーダ30などのビデオデコーダは、current_frame_is_frame0_flagの値が0に等しいとき、構成フレーム1の表示時間を遅延させる必要はない。
ビデオエンコーダ20がframe_packing_arrangement_typeの値を5に等しく設定しないとき、復号フレームの左上サンプルに関連する構成フレームが構成フレーム0であると見なされ得、他の構成フレームが構成フレーム1であると見なされ得る。frame_packing_arrangement_typeが5に等しくないとき、ビデオエンコーダ20は、current_frame_is_frame0_flagの値を0に等しく設定し得る。frame_packing_arrangement_typeが5に等しくないとき、current_frame_is_frame0_flagの値1は、ITU−T|ISO/IECによる将来の使用のために予約済みであり得る。frame_packing_arrangement_typeが5に等しくないとき、デコーダはcurrent_frame_is_frame0_flagの値を無視し得る。
ビデオエンコーダ20は、コード化ビデオシーケンスの構成フレーム0のサンプルのための復号プロセス内のいかなるインター予測演算も構成フレーム1のサンプルを参照しないことを示すために、frame0_self_contained_flagの値を1に等しく設定し得る。ビデオエンコーダ20は、コード化ビデオシーケンスの構成フレーム0のサンプルのための復号プロセス内の幾つかのインター予測演算が何らかの構成フレーム1のサンプルを参照し得るか又は参照し得ないことを示すために、frame0_self_contained_flagの値を0に等しく設定し得る。frame_packing_arrangement_typeが0又は1に等しいとき、ビデオエンコーダ20は、frame0_self_contained_flagの値を0に等しく設定し得る。frame_packing_arrangement_typeが0又は1に等しいとき、frame0_self_contained_flagの値1は、ITU−T|ISO/IECによる将来の使用のために予約済みであり得る。frame_packing_arrangement_typeが0又は1に等しいとき、ビデオデコーダはframe0_self_contained_flagの値を無視し得る。コード化ビデオシーケンス内で、ビデオエンコーダ20は、全てのフレーム圧縮構成SEIメッセージ中のframe0_self_contained_flagの値を同じ値に設定し得る。
ビデオエンコーダ20は、コード化ビデオシーケンスの構成フレーム1のサンプルのための復号プロセス内のいかなるインター予測演算も構成フレーム0のサンプルを参照しないことを示すために、frame1_self_contained_flagの値を1に等しく設定し得る。ビデオエンコーダ20は、コード化ビデオシーケンスの構成フレーム1のサンプルのための復号プロセス内の幾つかのインター予測演算が何らかの構成フレーム0のサンプルを参照し得るか又は参照し得ないことを示すために、frame1_self_contained_flagの値を0に等しく設定し得る。frame_packing_arrangement_typeが0又は1に等しいとき、frame1_self_contained_flagが0に等しくなることがビットストリーム準拠の要件である。frame_packing_arrangement_typeが0又は1に等しいとき、frame1_self_contained_flagの値1は、ITU−T|ISO/IECによる将来の使用のために予約済みであり得る。frame_packing_arrangement_typeが0又は1に等しいとき、ビデオデコーダはframe1_self_contained_flagの値を無視し得る。符号化ビデオシーケンス内で、ビデオエンコーダ20は、全てのフレーム圧縮構成SEIメッセージ中のframe1_self_contained_flagの値を同じ値に設定し得る。
frame0_self_contained_flagが1に等しいか又はframe1_self_contained_flagが1に等しく、frame_packing_arrangement_typeが2に等しいとき、復号フレームは、非マクロブロックレベル適応フレーム/フィールド(MBAFF:macroblock-level adaptive frame/field)フレームであり得る。
幾つかの例では、ビデオエンコーダ20は、frame0_self_contained_flagの値を1に等しく設定し、及びframe1_self_contained_flagの値を1に等しく設定し得る。このようにして、ビデオエンコーダ20は、それぞれの視界が別々に復号され、レンダリングされ得ることを信号伝達し得る。
ビデオエンコーダ20は、(表示又は他の目的のためのアップサンプリングより前に)復号フレーム中に存在する構成フレーム0の列のサンプル間のルーマサンプルグリッド間隔の1/16の単位で空間参照ポイントの右側にある構成フレーム0の左上サンプルの水平位置を指定するために、frame0_grid_position_xの値を(存在するとき)設定し得る。
ビデオエンコーダ20は、(表示又は他の目的のためのアップサンプリングより前に)復号フレーム中に存在する構成フレーム0の行のサンプル間のルーマサンプルグリッド間隔の1/16の単位で空間参照ポイントの下方にある構成フレーム0の左上サンプルの垂直位置を指定するために、frame0_grid_position_yの値を(存在するとき)設定し得る。
ビデオエンコーダ20は、(表示又は他の目的のためのアップサンプリングより前に)復号フレーム中に存在する構成フレーム1の列のサンプル間のルーマサンプルグリッド間隔の1/16の単位で空間参照ポイントの右側にある構成フレーム1の左上サンプルの水平位置を指定するために、frame1_grid_position_xの値を(存在するとき)設定し得る。
ビデオエンコーダ20は、(表示又は他の目的のためのアップサンプリングより前に)復号フレーム中に存在する構成フレーム1の行のサンプル間のルーマサンプルグリッド間隔の1/16の単位で空間参照ポイントの下方にある構成フレーム1の左上サンプルの垂直位置を指定するために、frame1_grid_position_yの値を(存在するとき)設定し得る。
frame_packing_arrangement_reserved_byteは、ITU−T|ISO/IECによる将来の使用のために予約済みであり得る。ビデオエンコーダ20は、frame_packing_arrangement_reserved_byteの値を0に等しく設定し得る。frame_packing_arrangement_reserved_byteの全ての他の値は、ITU−T|ISO/IECによる将来の使用のために予約済みであり得る。ビデオデコーダはframe_packing_arrangement_reserved_byteの値を無視し得る(例えば、ビットストリームから削除し、廃棄し得る)。
ビデオエンコーダ20は、frame_packing_arrangement_idの同じ値をもつ別のフレーム圧縮構成SEIメッセージ、又はビデオエンコーダ20のコード化ビデオシーケンスの終了がその内でビットストリーム中に存在させられているフレーム順序カウント間隔を指定し得る、フレーム圧縮構成SEIメッセージの持続性を指定するために、frame_packing_arrangement_repetition_periodの値を設定し得る。ビデオエンコーダ20は、frame_packing_arrangement_repetition_periodの値を0〜16,384(両端値を含む)の範囲内に設定し得る。
ビデオエンコーダ20は、フレーム圧縮構成SEIメッセージが現在の復号フレームのみに適用されることを指定するために、frame_packing_arrangement_repetition_periodの値を0に等しく設定し得る。ビデオエンコーダ20は、以下の条件、即ち、新しいコード化ビデオシーケンスが始まること、又はPicOrderCnt(CurrPic)よりも大きいPicOrderCnt( )を有する、frame_packing_arrangement_idの同じ値をもつフレーム圧縮構成SEIメッセージを含んでいるアクセスユニット中のフレームが出力されることのいずれかが真になるまで、フレーム圧縮構成SEIメッセージが出力順序において持続することを指定するために、frame_packing_arrangement_repetition_periodの値を1に等しく設定し得る。
ビデオエンコーダ20は、frame_packing_arrangement_idの同じ値をもつ別のフレーム圧縮構成SEIメッセージが存在し得るか又は存在し得ないことを示すために、frame_packing_arrangement_repetition_periodの値を0に等しく又は1に等しく設定し得る。ビデオエンコーダ20は、以下の条件、即ち、新しいコード化ビデオシーケンスが始まること、又はPicOrderCnt(CurrPic)よりも大きく、PicOrderCnt(CurrPic)+frame_packing_arrangement_repetition_period以下であるPicOrderCnt( )を有する、frame_packing_arrangement_idの同じ値をもつフレーム圧縮構成SEIメッセージを含んでいるアクセスユニットのフレームが出力されることのいずれかが真になるまで、フレーム圧縮構成SEIメッセージが持続することを指定するために、frame_packing_arrangement_repetition_periodの値を1よりも大きく設定し得る。
ビデオエンコーダ20は、そのようなフレームの出力なしにビットストリームが終了するか又は新しいコード化ビデオシーケンスが始まらない限り、PicOrderCnt(CurrPic)よりも大きく、PicOrderCnt(CurrPic)+frame_packing_arrangement_repetition_period以下であるPicOrderCnt( )を有する、frame_packing_arrangement_frames_idの同じ値をもつ別のフレーム圧縮構成SEIメッセージが、出力されるアクセスユニットのフレームについて存在することを示すために、frame_packing_arrangement_repetition_periodの値を1よりも大きく設定し得る。
ビデオエンコーダ20は、フレーム圧縮構成SEIメッセージ内で追加のデータが後続しないことを示すために、frame_packing_arrangement_extension_flagの値を0に等しく設定し得る。この場合、ビデオエンコーダ20は、frame_packing_arrangement_extension_flagの値を0に等しく設定し得る。frame_packing_arrangement_extension_flagの値1は、ITU−T|ISO/IECによる将来の使用のために予約済みであり得る。ビデオデコーダは、フレーム圧縮構成SEIメッセージ中のframe_packing_arrangement_extension_flagの値1を無視し得、frame_packing_arrangement_extension_flagの値1の後にフレーム圧縮構成SEIメッセージ内で後続する全てのデータを無視し得る。
モード選択ユニット40は、視界0のピクチャからブロックの形態の未加工ビデオデータを受信し得る。視界0のピクチャを符号化した後、ビデオエンコーダ20は、視界0のピクチャに対応する視界1のピクチャをダウンサンプリングし得る。即ち、視界0のピクチャと視界1のピクチャとは、実質的に同じ時間にキャプチャされている可能性があり得る。視界1のピクチャをダウンサンプリングした後、ビデオエンコーダ20は視界1のピクチャを符号化し得る。ビデオエンコーダ20はまた、動き推定ユニット42と動き補償ユニット44とが視界1のピクチャを符号化するときに視界0のピクチャに関して視界間予測を実行し得るように、視界0のピクチャの復号バージョンを参照フレーム記憶装置64に記憶し得る。
動き推定ユニット42と動き補償ユニット44とは、高度に統合され得るが、概念的な目的のために別々に示してある。動き推定は、ビデオブロックの動きを推定する動きベクトルを生成するプロセスである。動きベクトルは、例えば、現在のフレーム(又は、他の符号化単位)で符号化されている現在のブロックに対する予測参照フレーム(又は、他の符号化単位)の予測ブロックの変位を示し得る。予測ブロックは、絶対値差分和(SAD:sum of absolute difference)、2乗差分和(SSD:sum of square difference)、又は他の差分メトリックによって決定され得るピクセル差分に関して、符号化されるべきブロックにぴったり一致することがわかるブロックである。動きベクトルはまた、マクロブロックのパーティションの変位を示し得る。動き補償は、動き推定ユニット42によって決定された動きベクトル(又は変位ベクトル)に基づいて予測ブロックを取込むこと(fetching)又は生成することに関与し得る。この場合も、幾つかの例では、動き推定ユニット42と動き補償ユニット44とは機能的に統合され得る。
動き推定ユニット42は、ビデオブロックを参照フレーム記憶装置64中の参照フレームのビデオブロックと比較することによってインター符号化ピクチャのビデオブロックの動きベクトルを計算し得る。動き補償ユニット44はまた、参照フレーム、例えば、Iフレーム又はPフレームのサブ整数画素(sub-integer pixels)を補間し得る。ITU−T H.264規格では、参照フレームの「リスト」、例えば、リスト0及びリスト1に言及する。リスト0は、現在のピクチャよりも前の表示順序を有する参照フレームを含むが、リスト1は、現在のピクチャよりも後の表示順序を有する参照フレームを含む。動き推定ユニット42は、参照フレーム記憶装置64からの1つ以上の参照フレームのブロックを現在のピクチャ、例えば、Pピクチャ又はBピクチャの符号化されるべきブロックと比較する。参照フレーム記憶装置64中の参照フレームがサブ整数ピクセルの値を含むとき、動き推定ユニット42によって計算される動きベクトルは参照フレームのサブ整数画素位置を参照し得る。動き推定ユニット42は、計算された動きベクトルをエントロピー符号化ユニット56と動き補償ユニット44とに送る。動きベクトルによって識別される参照フレームブロックは予測ブロックと呼ばれることがある。動き補償ユニット44は、参照フレームの予測ブロックの残差誤差値を計算する。
動き推定ユニット42は、視界1のピクチャの視界間予測を実行するように構成され得、その場合、動き推定ユニット42は、視界1のピクチャのブロックと、視界0の参照フレームの対応するブロックとの間の変位ベクトルを計算し得る。変位ベクトルを計算するときに、動き推定ユニット42は、非対称圧縮フレーム内に配置された現在のブロックの位置ではなく、非対称フレームとは別個の低減解像度ピクチャ中の現在のブロックの位置に対する動きベクトルの値を設定し得る。
例えば、低減解像度ピクチャ中の現在のブロックの位置が(x0,y0)であると仮定する。さらに、ビデオエンコーダ20は非対称フレームを上下フレーム圧縮構成で圧縮すると仮定する。フル解像度ピクチャはh画素の高さとw画素の幅とを有し得る。従って、動き推定ユニット42は、(x0,2*(y0−h))に対する変位ベクトルを計算し得る。別の例として、代わりに、ビデオエンコーダ20は非対称フレームを並列フレーム圧縮構成で圧縮すると仮定する。この例では、動き推定ユニット42は、(2*(x0−w),y0)に対する変位ベクトルを計算し得る。従って、動き推定ユニット42は、非対称フレーム中の現在のブロックの位置ではなく、孤立している低減解像度フレーム中の現在のブロックの位置に対する変位ベクトルを計算し得る。動き補償ユニット44は、予測ブロックに基づいて予測データを計算し得る。ビデオエンコーダ20は、符号化されている元のビデオブロックから、動き補償ユニット44からの予測データを減算することによって、符号化されるべきブロックと予測ブロックとの画素値の間の残余誤差を示す残差ビデオブロックを形成する。加算器50は、この減算演算を実行する1つ以上の構成要素を表す。
代替的に、ビデオエンコーダ20は、視界1のピクチャをフィールドとして符号化するように構成され得る。ただし、視界1のピクチャのためのインターレースされたトップフィールドとボトムフィールドとのペアを符号化するのではなく、ビデオエンコーダ20は、視界1のピクチャの各々について単一フィールドのみを符号化するように構成され得る。ビデオエンコーダ20はさらに、視界1のピクチャを、事前に符号化された視界1のピクチャのフィールド、或いは視界0のピクチャのトップフィールド又はボトムフィールドのいずれかに対するフィールドとして符号化し得る。事前に符号化された視界0のピクチャの各々は、トップフィールドとボトムフィールドの両方を含み得る。ビデオエンコーダ20は視界1のピクチャをフィールドとして符号化するように構成され得るが、ビデオエンコーダ20は依然として視界0のピクチャをフレームとして符号化し得ることを理解されたい。
視界1のピクチャをフィールドとして符号化するために、動き推定ユニット42は、視界1のピクチャを、復号済みの視界1の事前に符号化されたピクチャ、或いは復号済みの事前に符号化された視界0のピクチャのトップフィールド又はボトムフィールドと比較するように構成され得る。フィールド符号化されたピクチャは、フル解像度ピクチャの垂直解像度の1/2を備え得る。概して、ピクチャのフィールドは、ピクチャの偶数番号のラインを備えるトップフィールド、又はピクチャの奇数番号のラインを備えるボトムフィールドを備え得る。従って、現在復号されている、事前に符号化された視界1のピクチャに対して視界1のピクチャを符号化するために、ビデオエンコーダ20は、視界1のピクチャのフィールド(例えば、視界1のピクチャのトップフィールド又はボトムフィールド)を選択し、参照ピクチャとして現在復号されている、事前に符号化された視界1のピクチャを選択し、選択されたフィールドと参照ピクチャとの間の差を計算し得る。同様に、現在復号されている、事前に符号化された視界0のピクチャに対して視界1のピクチャを符号化するために、ビデオエンコーダ20は同様のステップを実行し得るが、視界0の参照ピクチャのトップフィールド又はボトムフィールドに対して視界1のピクチャを符号化すべきかどうかをさらに決定し得る。
変換ユニット52は、離散コサイン変換(DCT)、整数変換、又は概念的に同様の変換などの変換を残差ブロックに適用し、残差変換係数値を備えるビデオブロックを生成する。変換ユニット52は、概念的にDCTと同様である、H.264規格によって定義される変換などの他の変換を実行し得る。ウェーブレット変換、整数変換、サブバンド変換又は他のタイプの変換も使用され得る。いずれの場合も、変換ユニット52は、変換を残差ブロックに適用し、残差変換係数のブロックを生成する。変換ユニット52は、残差情報を画素値領域から周波数領域などの変換領域に変換し得る。量子化ユニット54は、ビットレートをさらに低減するために残差変換係数を量子化する。量子化プロセスは、係数の一部又は全部に関連するビット深度を低減し得る。量子化の程度は、量子化パラメータを調整することによって変更され得る。
量子化の後、エントロピー符号化ユニット56が量子化変換係数をエントロピー符号化する。例えば、エントロピー符号化ユニット56は、コンテンツ適応型可変長符号化(CAVLC)、コンテキスト適応型2進算術符号化(CABAC)、又は別のエントロピー符号化技法を実行し得る。エントロピー符号化ユニット56によるエントロピー符号化の後、符号化されたビデオは、別の機器に送信されるか、或いは後で送信又は取り出すためにアーカイブされ得る。コンテキスト適応型2進算術符号化(CABAC)の場合、コンテキストは隣接マクロブロックに基づき得る。
場合によっては、エントロピー符号化ユニット56又はビデオエンコーダ20の別のユニットは、エントロピー符号化に加えて他の符号化機能を実行するように構成され得る。例えば、エントロピー符号化ユニット56はマクロブロック及びパーティションのCBP値を決定するように構成され得る。また、場合によっては、エントロピー符号化ユニット56は、マクロブロック又はそれのパーティション中の係数のランレングス符号化を実行し得る。特に、エントロピー符号化ユニット56は、マクロブロック又はパーティション中の変換係数をスキャンするためにジグザグスキャン又は他のスキャンパターンを適用し、さらなる圧縮のためにゼロラン符号化し得る。エントロピー符号化ユニット56はまた、符号化されたビデオビットストリーム中での送信のために適切なシンタックス要素とともにヘッダ情報を構成し得る。
逆量子化ユニット58及び逆変換ユニット60は、それぞれ逆量子化及び逆変換を適用して、例えば参照ブロックとして後で使用するために、画素領域において残差ブロックを再構成する。動き補償ユニット44は、残差ブロックを参照フレーム記憶装置64のフレームのうちの1つの予測ブロックに加算することによって参照ブロックを計算し得る。動き補償ユニット44はまた、再構成された残差ブロックに1つ以上の補間フィルタを適用して、動き推定において使用するサブ整数画素値を計算し得る。加算器62は、再構成された残差ブロックを、動き補償ユニット44によって生成された動き補償予測ブロックに加算して、参照フレーム記憶装置64に記憶するための再構成されたビデオブロックを生成する。再構成されたビデオブロックは、後続のビデオフレーム中のブロックをインター符号化するために動き推定ユニット42及び動き補償ユニット44によって参照ブロックとして使用され得る。
図3は、符号化されたビデオシーケンスを復号するビデオデコーダ30の一例を示すブロック図である。図3の例では、ビデオデコーダ30は、エントロピー復号ユニット70と、動き補償ユニット72と、イントラ予測ユニット74と、逆量子化ユニット76と、逆変換ユニット78と、参照フレーム記憶装置82と、加算器80とを含む。ビデオデコーダ30は、幾つかの例では、ビデオエンコーダ20(図2)に関して説明した符号化経路とは概して逆の復号経路を実行し得る。
特に、ビデオデコーダ30は、非対称圧縮フレーム(asymmetric packed frames)を含むビットストリームを受信するように構成され得る。ビデオデコーダ30は、ビットストリームが非対称圧縮フレームを含むかどうか、及びそうである場合、非対称圧縮フレームのためのフレーム圧縮構成を含むかどうかを示す情報を受信し得る。例えば、ビデオデコーダ30は、フレーム圧縮構成SEIメッセージを解釈するように構成され得る。ビデオデコーダ30はまた、非対称圧縮フレーム中の両方のピクチャを復号すべきか、又は2つのピクチャのうちの一方のみ、例えば、フル解像度ピクチャを復号すべきかを決定するように構成され得る。この決定は、ビデオ表示装置32(図1)が3次元ビデオデータを表示することが可能であるかどうか、ビデオデコーダ30が特定のビットレート及び/又はフレームレートの2つの視界を復号する(及び低減解像度視界をアップサンプリングする)能力を有するかどうか、或いはビデオデコーダ30及び/又はビデオ表示装置32に関する他のファクタに基づき得る。
宛先機器40が非対称圧縮フレームから3次元ビデオデータを復号及び/又は表示することが不可能なとき、ビデオデコーダ30は、受信した非対称フレームを構成要素であるフル解像度符号化ピクチャと低減解像度符号化ピクチャとに解凍し、次いで、低減解像度符号化ピクチャを廃棄し得る。従って、ビデオデコーダ30は、例えば、視界0のフル解像度ピクチャのみを復号することを選択し得る。一方、宛先機器40が非対称圧縮フレームの3次元ビデオデータを復号し、表示することが可能であるとき、ビデオデコーダ30は、受信した非対称フレームを構成要素であるフル解像度符号化ピクチャと低減解像度符号化ピクチャとに解凍し、フル解像度符号化ピクチャと低減解像度符号化ピクチャとを復号し、低減解像度のピクチャをアップサンプリングし、ピクチャをビデオ表示装置32に送り得る。幾つかの例では、ビデオデコーダ30はHDMIを介して非対称圧縮フレームを受信し得る。
ビデオエンコーダ30はさらに、非対称フレームの低減解像度符号化ピクチャがフィールドとして符号化されるか又はピクチャとして符号化されるかを示す情報を受信し得る。ピクチャとして符号化されるとき、ビデオエンコーダ30は、視界間符号化された低減解像度ピクチャのための変位ベクトル、又は視界内インター予測符号化された低減解像度ピクチャのための動きベクトルを取り出し得る。ビデオエンコーダ30は、変位ベクトル又は動きベクトルを使用して予測ブロックを取り出して、低減解像度ピクチャのブロックを復号し得る。低減解像度ピクチャを復号した後に、ビデオエンコーダ30は、復号されたピクチャを同じ非対称フレームのフル解像度ピクチャと同じ解像度にアップサンプリングし得る。
動き補償ユニット72は、エントロピー復号ユニット70から受信した動きベクトルに基づいて予測データを生成し得る。動き補償ユニット72は、ビットストリーム中で受信した動きベクトルを使用して、参照フレーム記憶装置82中の参照フレーム中の予測ブロックを識別し得る。イントラ予測ユニット74は、ビットストリーム中で受信したイントラ予測モードを使用して、空間的に隣接するブロックから予測ブロックを形成し得る。逆量子化ユニット76は、ビットストリーム中で供給され、エントロピー復号ユニット70によって復号された量子化ブロック係数を逆量子化(inverse quantize)、即ち、逆量子化(de-quantize)する。逆量子化プロセスは、例えば、H.264復号規格によって定義された従来のプロセスを含み得る。逆量子化プロセスはまた、量子化の程度を決定し、同様に、適用されるべき逆量子化の程度を決定するための、各マクロブロックについてエンコーダ20によって計算される量子化パラメータQPYの使用を含み得る。
逆変換ユニット58は、逆変換、例えば、逆DCT、逆整数変換、又は概念的に同様の逆変換プロセスを変換係数に適用して、画素領域において残差ブロックを生成する。動き補償ユニット72は動き補償ブロックを生成し、場合によっては、補間フィルタに基づいて補間を実行する。サブ画素精度をもつ動き推定に使用されるべき補間フィルタの識別子は、シンタックス要素中に含まれ得る。動き補償ユニット72は、ビデオブロックの符号化中にビデオエンコーダ20によって使用される補間フィルタを使用して、参照ブロックのサブ整数画素の補間値を計算し得る。動き補償ユニット72は、受信したシンタックス情報に従って、ビデオエンコーダ20によって使用された補間フィルタを決定し、その補間フィルタを使用して予測ブロックを生成し得る。
動き補償ユニット72は、シンタックス情報のいくつかを使用して、符号化ビデオシーケンスの(1つ以上の)フレームを符号化するために使用されるマクロブロックのサイズと、符号化ビデオシーケンスのフレームの各マクロブロックがどのように区分されるかを記述するパーティション情報と、各パーティションがどのように符号化されるかを示すモードと、各インター符号化マクロブロック又はパーティションのための1つ以上の参照フレーム(又はリスト)と、符号化ビデオシーケンスを復号するための他の情報とを決定する。
加算器80は、残差ブロックを、動き補償ユニット72又はイントラ予測ユニットによって生成される対応する予測ブロックと加算して、復号ブロックを形成する。所望される場合、ブロッキネスアーティファクトを除去するために、デブロッキングフィルタを適用して復号ブロックをフィルタ処理することもある。復号されたビデオブロックは、次いで、参照フレーム記憶装置82に記憶され、参照フレーム記憶装置82は、参照ブロックを後続の動き補償に供給し、また、表示装置(図1の表示装置32など)上での提示のために復号されたビデオを生成する。
非対称フレームの低減解像度ピクチャがフィールドとして符号化されるとき、ビデオエンコーダ30は、低減解像度符号化ピクチャを復号するための参照フィールドとして、他の視界の以前に復号されたピクチャのトップフィールド又はボトムフィールドを使用し得る。ビデオエンコーダ30はまた、参照フィールドとして同じ視界の以前に復号された低減解像度ピクチャを使用し得、以前に復号された低減解像度ピクチャは、アップサンプリングの前に参照フレーム記憶装置82に記憶され得る。このようにして、ビデオデコーダ30は、同じ視界の低減解像度の復号ピクチャに対して、或いは対向する視界のフル解像度の復号ピクチャのトップフィールド又はボトムフィールドに対して低減解像度符号化ピクチャを復号し得る。低減解像度ピクチャを復号した後に、ビデオデコーダ30は、低減解像度の復号ピクチャを参照フレーム記憶装置82に記憶し、次いで、低減解像度の復号ピクチャをアップサンプリングして、対応する視界のフル解像度ピクチャを形成し得る。
図4は、非対称圧縮フレーム104を形成するためにビデオエンコーダ20によって組み合わせられる左眼視界のピクチャ100と右眼視界のピクチャ102とを示す概念図である。この例では、ビデオエンコーダ20は、あるシーンの左眼視界の未加工ビデオデータを含むピクチャ100と、そのシーンの右眼視界の未加工ビデオデータを含むピクチャ102とを受信する。左眼視界は視界0に対応し得、右眼視界は視界1に対応し得る。ピクチャ100、102は同じ時間インスタンスの2つのピクチャに対応し得る。例えば、ピクチャ100、102は、カメラによって実質的に同じ時間に撮影されていることがある。
図4の例では、ピクチャ100のサンプルはXで示され、ピクチャ102のサンプル(例えば、画素)はOで示されている。この例では、ビデオエンコーダ20は、ピクチャ100を符号化し、ピクチャ102をダウンサンプリングし、符号化し、それらのピクチャを組み合わせて非対称圧縮フレーム104を形成する。この例では、ビデオエンコーダ20は、非対称圧縮フレーム104内で、ピクチャ100のためのフル解像度符号化ピクチャと、ピクチャ102のための低減解像度符号化ピクチャとをトップ−ボトム構成に構成する。ピクチャ102をダウンサンプリングするために、ビデオエンコーダ20はピクチャ102の行を交互に間引き(decimate)し得る。別の例として、ビデオエンコーダ20は、ピクチャ102のダウンサンプリングされたバージョンを生成するために、ピクチャ102の行を交互に完全に削除し得る。さらに別の例として、ビデオエンコーダ20は、ピクチャ102を五の目形(チェッカーボード)サンプリングし、これらのサンプルを非対称圧縮フレーム104内の行に構成し得る。
図4の図において、非対称圧縮フレーム104は、ピクチャ100からのデータに対応するXと、ピクチャ102からのデータに対応するOとを含む。ただし、ピクチャ102に対応する非対称圧縮フレーム104のデータは、必ずしもダウンサンプリングの後のピクチャ102のデータと正確に整合するとは限らないことを理解されたい。同様に、符号化の後に、非対称圧縮フレーム104中のピクチャのデータは、ピクチャ100、102のデータとは異なる可能性がある。従って、非対称圧縮フレーム104中の1つのXのデータがピクチャ100中の対応するXと必ず同じであると仮定されるべきでない。同様に、非対称圧縮フレーム104中の1つのOのデータがピクチャ102中の対応するOと同じであると仮定されたり、又は非対称圧縮フレーム104のOがピクチャ102のOと同じ解像度を有すると仮定されたりすべきでない。
非対称圧縮フレーム104はトップ−ボトムフレーム圧縮構成に対応し得る。即ち、ピクチャ100に対応するデータは、非対称圧縮フレーム104中のピクチャ102に対応するデータの上に配置される。行に示されているが、非対称圧縮フレーム104中のピクチャ102に対応するデータは、五の目形(チェッカーボード)サンプリングされ得、従って、五の目形構成も使用してアップサンプリングされ得る。代替的に、非対称圧縮フレーム104中のピクチャ102に対応するデータは、ピクチャ102の行を交互にサンプリングされ得、その場合、データは、例えば、復号の後にデータの行を交互に補間することによってアップサンプリングされ得る。
図5は、非対称圧縮フレーム106を形成するためにビデオエンコーダ20によって組み合わせられる左眼視界のピクチャ100と右眼視界のピクチャ102とを示す概念図である。この例では、ビデオエンコーダ20は、あるシーンの左眼視界の未加工ビデオデータを含むピクチャ100と、そのシーンの右眼視界の未加工ビデオデータを含むピクチャ102とを受信する。ピクチャ100、102は同じ時間インスタンスの2つのピクチャに対応し得る。例えば、ピクチャ100、102は、カメラによって実質的に同じ時間に撮影されていることがある。
図5の例では、ピクチャ100のサンプルはXで示され、ピクチャ102のサンプルはOで示されている。この例では、ビデオエンコーダ20は、ピクチャ100を符号化し、ピクチャ102をダウンサンプリングし、符号化し、それらのピクチャを組み合わせて非対称圧縮フレーム106を形成する。この例では、ビデオエンコーダ20は、非対称圧縮フレーム106内で、ピクチャ100のためのフル解像度符号化ピクチャと、ピクチャ102のための低減解像度符号化ピクチャとを並列配置に構成する。ピクチャ102をダウンサンプリングするために、ビデオエンコーダ20はピクチャ102の交互列をデシメートし得る。代替的に、ビデオエンコーダ20は、ピクチャ102のダウンサンプリングされたバージョンを生成するために、ピクチャ102の行を交互に完全に削除し得る。
図5の図において、非対称圧縮フレーム106は、ピクチャ100からのデータに対応するXと、ピクチャ102からのデータに対応するOとを含む。ただし、ピクチャ102に対応する非対称圧縮フレーム106のデータは、必ずしもダウンサンプリングの後のピクチャ102のデータと正確に整合するとは限らないことを理解されたい。同様に、符号化の後に、非対称圧縮フレーム106中のピクチャのデータは、ピクチャ100、102のデータとは異なる可能性がある。従って、非対称圧縮フレーム106中の1つのXのデータがピクチャ100中の対応するXと必ず同じであると仮定されるべきでない。同様に、非対称圧縮フレーム106中の1つのOのデータがピクチャ102中の対応するOと同じであると仮定されたり、又は非対称圧縮フレーム106のOがピクチャ102のOと同じ解像度を有すると仮定されたりすべきでない。
非対称圧縮フレーム106は並列フレーム圧縮構成に対応し得る。即ち、ピクチャ100に対応するデータは、ピクチャ102に対応するデータと並列に構成される。列に示されているが、非対称圧縮フレーム106中のピクチャ102に対応するデータは、五の目形(チェッカーボード)サンプリングされ得、従って、五の目形構成も使用してアップサンプリングされ得る。代替的に、非対称圧縮フレーム106中のピクチャ102に対応するデータは、ピクチャ102の交互列からサンプリングされ得、その場合、データは、例えば、復号の後にデータの交互列を補間することによってアップサンプリングされ得る。
図6は、右眼視界のピクチャ112A〜112D(ピクチャ112)をフィールドとして符号化しながら、左眼視界のピクチャ110A〜110D(ピクチャ110)をフレームとして符号化するための例示的なプロセスを示す概念図である。この例では、ピクチャ110は左眼視界(例えば、視界0)に対応し、ピクチャ112は右眼視界(例えば、視界1)に対応する。概して、ピクチャ112は、右眼視界のダウンサンプリングされたピクチャを備え得る。例えば、ビデオ処理ユニットは、ピクチャ112を生成するために右眼視界の到来ピクチャの行を間引きし得る。
ビデオエンコーダ20などのビデオエンコーダ、又はビデオエンコーダに結合されたビデオ前処理ユニットは、左眼視界と右眼視界とのフル解像度の非符号化ピクチャを受信し得る。ビデオエンコーダ20は、右眼視界のピクチャをデシメートすることによって右眼視界のピクチャの解像度を低減し得る。このようにして、ビデオエンコーダ20は、ピクチャ110の1/2の垂直解像度を有するが、ピクチャ110と同じ水平解像度(幅)を有するピクチャ112を生成し得る。
ビデオエンコーダは、ピクチャ110を正常に、即ち、フレームとして符号化し得る。ただし、この例では、ビデオエンコーダ20はピクチャ112をフィールドとして符号化し得る。ビデオエンコーダ20は、右眼視界の以前に符号化された(及び後で復号される)ピクチャ、又は左眼視界の以前に符号化された(及び後で復号される)ピクチャに対してピクチャ112を符号化し得る。例えば、ビデオエンコーダ20は、ピクチャ110のうちの1つのトップフィールド、又はピクチャ110のうちの1つのボトムフィールドのいずれかに対してピクチャ112を符号化し得る。即ち、ビデオエンコーダ20は、例えば、ピクチャ112のうちの1つのフィールドの行と、ピクチャ110のうちの1つの交互行(上行から開始する)との間の差を計算することによって、ピクチャ112のうちの1つを符号化するために参照フィールドとしてピクチャ110のうちの1つのトップフィールドを使用し得る。代替的に、ビデオエンコーダ20は、参照フィールドとしてピクチャ110のうちの1つのボトムフィールドを使用し得、その場合、ビデオエンコーダ20は、ピクチャ112のうちの1つの行と、ピクチャ110のうちの1つの交互行(上行の後の行から開始する)との間の差を計算し得る。概して、ビデオエンコーダ20は、事前に符号化されたピクチャ112と、事前に符号化されたピクチャ110のトップフィールド及び/又はボトムフィールドとに対してピクチャ112を符号化し得る。
ビデオエンコーダ20は、ピクチャ110とピクチャ112とから独立したアクセスユニットを形成し得る。一緒に、ピクチャ110Aとピクチャ112Aとはステレオ画像対を形成し得る。同様に、ピクチャ110Bとピクチャ112Bとはステレオ画像対を形成し得、ピクチャ110Cとピクチャ112Cとはステレオ画像対を形成し得、ピクチャ110Dとピクチャ112Dとはステレオ画像対を形成し得る。ただし、ステレオ画像対を形成する2つの画像を含む非対称フレームを形成するのではなく、ビデオエンコーダ20は、ピクチャ110及びピクチャ112の各々から独立したアクセスユニットを形成し得る。図6の例に示すように、ビデオエンコーダ20はピクチャ110とピクチャ112とを交互に出力し得る。この技法はフレームフィールドインターリーブ符号化と呼ばれることがある。従って、ビデオエンコーダ20は、フレームとして符号化されたピクチャと、フィールドとして符号化されたピクチャの両方を含むビットストリームを形成し得、フィールド符号化されたピクチャは、フレーム符号化されたピクチャに対して低減解像度を有し得る。その上、フィールド符号化されたピクチャは、ビットストリーム中でより早く生じるフレーム符号化されたピクチャ又はフィールド符号化されたピクチャのうちの1つ又は複数に対して符号化され得る。
フレームフィールドインターリーブ符号化は、フル解像度ピクチャからの低減解像度ピクチャの予測を可能にするための一例である。フル解像度ピクチャをフレームとして符号化し、低減解像度ピクチャをフィールドとして符号化することによって、比較的高い符号化及びビットストリーム効率が達成され得る。復号ピクチャ110は、相補的フィールド対として扱われ、低減解像度フィールド、即ち、ピクチャ112のうちの1つが符号化されるときに参照ピクチャとして使用され得る。幾つかの例では、一方の視界(例えば、左視界又は視界0)の各ピクチャはフレームとして符号化され得るが、他方の視界(例えば、右視界又は視界1)の各ピクチャはフィールドとして符号化され得る。従って、フル解像度符号化ピクチャを含む視界は、フル解像度視界又は高解像度視界と呼ばれることがあるが、低減解像度符号化ピクチャを含む視界は、低減解像度視界又は低解像度視界と呼ばれることがある。
この技法は、幾つかの例ではH.264/AVCの拡張として使用され得る。幾つかの例では、この技法は、H.265など、将来の符号化規格がフレーム符号化とフィールド符号化の両方をサポートすると仮定して、これらの規格への拡張として使用され得る。従って、これらの技法は、必ずしもブロックレベルにおいて新しい符号化ツールを必要とするとは限らない。
図7は、非対称圧縮フレームに含めるための低減解像度符号化ピクチャを生成するためのピクチャのフィールド符号化を示す概念図である。図7は、ピクチャ120を視界0(例えば、左眼視界)の参照ピクチャとして示し、ピクチャ122をフィールドとして符号化されるべき視界1(例えば、右眼視界)のピクチャとして示している。この例では、ピクチャ120のトップフィールドに対応する視界0の参照ピクチャの画素の行はXで示され、ピクチャ120のボトムフィールドに対応するピクチャ120の画素の行はOで示されている。
この例では、ピクチャ122は、ピクチャ120のトップフィールドに対するフィールドとして符号化される。従って、ピクチャ122の行は、ピクチャ120のトップフィールドから予測され得る。言い換えれば、エンコーダは、ピクチャ122のトップフィールドを参照フィールドとして使用し得る。ピクチャ122中の各画素について、ビデオエンコーダは、その画素と、ピクチャ122のトップフィールドの対応する行におけるコロケート画素との間の差を計算し得る。次いで、ビデオエンコーダは、ピクチャ122を符号化するために、ピクチャ122の識別子と、ピクチャ122の符号化バージョンを予測するためにピクチャ122のトップフィールドが使用されたという指示と、残差値(即ち、ピクチャ122とピクチャ120のトップフィールドとの間の計算された差)とを符号化し得る。次いで、ビデオエンコーダは、例えば、図6に示すように、視界0の2つのフレーム符号化されたピクチャ間でインターリーブされた、ピクチャ122の符号化バージョンを出力し得る。
図8は、非対称圧縮フレーム140の低減解像度符号化ピクチャ144のブロック148の視界間予測を示す概念図である。図8は、2つの例示的な非対称圧縮フレーム130、140を示している。非対称圧縮フレーム130は、左眼視界(例えば、視界0)に対応するフル解像度符号化ピクチャ132と、右眼視界(例えば、視界1)に対応する低減解像度符号化ピクチャ134とを含む。非対称圧縮フレーム140は、左眼視界に対応するフル解像度符号化ピクチャ142と、右眼視界に対応する低減解像度符号化ピクチャ144とを含む。
低減解像度符号化ピクチャ144はブロック148を含み、そのブロック148は、例えば、非対称フレーム130の低減解像度符号化ピクチャ134のブロック138に対して視界内予測され得る。図8の例は、ブロック148に対するブロック138の位置を示す動きベクトル154を示している。代替的に、ブロック148は、例えば、(変位ベクトル150によって示される)非対称圧縮フレーム140のフル解像度符号化ピクチャ142のブロック146、又は(変位ベクトル152によって示される)非対称圧縮フレーム130のフル解像度符号化ピクチャ132のブロック136に対して視界間予測され得る。
変位ベクトル150は、フル解像度符号化ピクチャ142中のブロック148に対するブロック146の位置を示し得る。変位ベクトル152は、非対称フレーム130のフル解像度符号化ピクチャ132中のブロック148に対するブロック136の位置を示し得る。(動きベクトルと見なされ得る)変位ベクトル154は、低減解像度符号化ピクチャ134中のブロック148に対するブロック138の位置を示し得る。このようにして、ブロック148は、視界内フレーム間符号化されるか、視界間フレーム内符号化されるか、又は視界間フレーム間符号化され得る。従って、3つの符号化モード、即ち、変位ベクトル154の例によって示される、異なるフレーム中の同じ視界(例えば、右眼視界)からのブロック148の予測と、変位ベクトル150の例によって示される、他の視界(例えば、左眼視界)中の同じフレームからのブロック148の予測と、変位ベクトル152の例によって示される、異なるフレーム及び他の視界(例えば、左眼視界)からのブロック148の予測とが存在し得る。
上記のように、ビデオエンコーダ20などのビデオエンコーダは、非対称圧縮フレーム140の外部の参照ブロック148の位置に対する変位ベクトル150、152、154を計算し得る。即ち、変位ベクトル150、152、154は、ピクチャ144がピクチャ142と組み合わされておらず、別々のピクチャであったかのように、ブロック148の位置に対して計算され得る。そうするために、非対称フレーム140内のブロック148の位置が位置(x0,y0)において識別されるものとする。フル解像度ピクチャ142がh画素の高さとw画素の幅とを有するものとする。
一例では、図8の例に示すように、非対称圧縮フレーム140が上下圧縮配置を有すると仮定すると、ピクチャ144は、フル解像度ピクチャ142と同じ幅(即ち、w画素の幅)を有するが、フル解像度ピクチャ142の高さよりも小さい高さを有し得る。例えば、ピクチャ144はh/2画素の高さを有し得る。この例では、変位ベクトル150、152は、位置(x0,2*(y0−h))に対して計算され得る。より一般的には、低減解像度ピクチャ144がn*h/dの高さを有する場合、変位ベクトル150、152は位置(x0,(d/n)*(y0−h))に対して計算され得、変位ベクトル154は位置(x0,y0)に対して計算され得る。
別の例として、非対称圧縮フレーム140が並列圧縮配置を有すると仮定すると、ピクチャ144は、フル解像度ピクチャ142と同じ高さ(即ち、h画素の高さ)を有するが、フル解像度ピクチャ142の幅よりも小さい幅を有し得る。例えば、ピクチャ144はw/2画素の幅を有し得る。この例では、変位ベクトル150、152は、位置(2*(x0−w),y0)に対して計算され得る。より一般的には、低減解像度ピクチャ144がn*w/dの幅を有する場合、変位ベクトル150、152は位置((d/n)*(x0−w),y0)に対して計算され得る。
図9は、2つの異なる視界の2つのピクチャを非対称圧縮フレームに組み合わせ、非対称圧縮フレームを符号化するための例示的な方法を示すフローチャートである。図1及び図2の例示的な構成要素に関して一般的に説明するが、他のエンコーダ、符号化ユニット、及び符号化機器が図9の方法を実行するように構成され得ることを理解されたい。その上、図9の方法のステップは必ずしも図9に示す順序で実行される必要はなく、追加又は代替のステップが実行され得る。
図9の例では、ビデオエンコーダ20は、最初に左眼視界、例えば、視界0のピクチャを受信する(160)。ビデオエンコーダ20はまた、2つの受信されたピクチャがステレオ画像対を形成するように、右眼視界、例えば、視界1のピクチャを受信する(162)。左眼視界と右眼視界とは、相補的視界ペアとも呼ばれるステレオ視界ペアを形成し得る。受信した右眼視界のピクチャは、受信した左眼視界のピクチャと同じ時間位置に対応し得る。即ち、左眼視界のピクチャと右眼視界のピクチャとは、実質的に同じ時間にキャプチャ又は生成されている可能性があり得る。次いで、ビデオエンコーダ20は、右眼視界のピクチャの解像度を低減する(166)。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20の前処理ユニットがピクチャを受信し得る。幾つかの例では、ビデオ前処理ユニットはビデオエンコーダ20の外部にあり得る。
図9の例では、ビデオエンコーダ20が、右眼視界のピクチャの解像度を低減する(164)。例えば、ビデオエンコーダ20は、受信した右眼視界のピクチャを(例えば、行型、列型、又は五の目形(チェッカーボード)サブサンプリングを使用して)サブサンプリングするか、受信した右眼視界のピクチャの行又は列を間引きするか、或いは他の方法で受信した右眼視界のピクチャの解像度を低減し得る。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20は、左眼視界のフル解像度ピクチャの幅の半分又は高さの半分のいずれかを有する低減解像度ピクチャを生成し得る。ビデオプリプロセッサを含む他の例では、ビデオプリプロセッサは、右眼視界のピクチャの解像度を低減するように構成され得る。
次いで、ビデオエンコーダ20は、受信した左眼視界のピクチャと、ダウンサンプリングされた右眼視界のピクチャの両方を含む非対称フレームを形成する(166)。例えば、右眼視界のピクチャが左眼視界のピクチャと同じ幅を有すると仮定すると、ビデオエンコーダ20は、トップ−ボトム構成を有する非対称フレームを形成し得る。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20は、フル解像度ピクチャが低減解像度ピクチャの上方にあるトップ−ボトム構成を用いて非対称フレームを形成し得、例えば、左眼視界のピクチャが、低減解像度をもつ右眼視界のピクチャの上方に配置される。他の例では、ビデオエンコーダ20は、フル解像度ピクチャが低減解像度ピクチャの下方にある上下配置を用いて非対称フレームを形成し得、例えば、左眼視界のピクチャが、低減解像度をもつ右眼視界のピクチャの下方に配置される。さらに他の例では、例えば、低減解像度ピクチャがフル解像度ピクチャに対して同じ高さを有するが、低減された幅を有する場合、ビデオエンコーダ20は、並列配置を用いて非対称フレームを形成し得、フル解像度ピクチャは低減解像度ピクチャの左側又は右側に配置され得る。
次いで、ビデオエンコーダ20は非対称フレームを符号化する(168)。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20は、非対称フレームの右眼視界のピクチャ部分を、右眼視界の事前に符号化されたデータのみに対して符号化するように構成され得る。従って、ビデオエンコーダ20は、同じピクチャの他のデータに対してイントラ予測(I予測)モードで、或いは右眼視界の1つ以上の以前に符号化されたピクチャのデータに対してインター予測(P予測又はB予測)モードで低減解像度ピクチャを符号化し得る。
他の例では、ビデオエンコーダ20は、非対称フレームの低減解像度の右眼視界ピクチャ部分を右眼視界又は左眼視界のいずれかのデータに対して符号化するように構成され得る。例えば、ビデオエンコーダ20は、低減解像度の右眼視界のピクチャを非対称フレームの左眼視界部分に対して符号化し得る。ビデオエンコーダ20はまた、非対称フレームの低減解像度の右眼視界部分を、以前に符号化された非対称フレームの左眼視界部分に対して符号化し得る。
ビデオエンコーダ20は、低減解像度の右眼視界のピクチャを、右眼視界のピクチャに対して、或いは事前に符号化された非対称フレームの左眼視界のピクチャに対して符号化し得る。従って、ビデオエンコーダ20は、現在の非対称フレームの右眼視界部分の各ブロックを、事前に符号化された右眼視界のピクチャのブロック、同じ非対称フレームの左眼視界ピクチャ部分のブロック、又は事前に符号化された非対称フレームの事前に符号化された左眼視界部分のブロックに対してインターモードで符号化し得る。上記のように、現在のピクチャのブロックを符号化するために、ビデオエンコーダ20は、非対称圧縮フレーム内に位置するブロックの位置ではなく、低減解像度の右眼視界のピクチャ中のブロックの位置に対する変位ベクトルを計算し得る。
非対称フレームを符号化した後に、ビデオエンコーダ20は、右眼視界のピクチャを符号化するために視界間予測を使用するかどうかを信号伝達する(170)。例えば、ビデオエンコーダ20は、非対称圧縮フレームが、ビデオエンコーダ20によって形成されたビットストリーム中に存在するかどうか、及びそうである場合、非対称圧縮フレームのいずれかが、視界間予測モードで符号化された低減解像度ピクチャを含むかどうかの両方を示す、フレーム圧縮構成SEIメッセージを生成し得る。
ビデオエンコーダ20はまた、非対称圧縮フレームのフレーム圧縮タイプを信号伝達する(172)。例えば、ビデオエンコーダ20は、上記で説明したフレーム圧縮構成SEIメッセージ中に、非対称圧縮フレームのフレーム圧縮構成、例えば、並列圧縮又は上下圧縮を示す情報を含み得る。その上、ビデオエンコーダ20は、例えば、フレーム圧縮構成SEIメッセージ中に、フル解像度ピクチャのデータと低減解像度ピクチャのデータとの相対位置を示す情報を含み得る。
次いで、ビデオエンコーダ20は非対称フレームを出力する(174)。例えば、ビデオエンコーダ20、又はビデオエンコーダ20に結合されたユニットは、非対称フレームをコンピュータ可読記憶媒体に記憶するか、非対称フレームをブロードキャストするか、ネットワーク送信又はネットワーク放送を介して非対称フレームを送信するか、或いは他の方法で符号化ビデオデータを与え得る。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20、又はビデオエンコーダ20に結合されたユニットは、高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)を介して非対称フレームを出力し得る。
また、ビデオエンコーダ20は、ビットストリームの各フレームについて、ビットストリームが非対称圧縮フレームを含むかどうかと、フレーム圧縮構成と、フレーム中のフル解像度ピクチャ及び低減解像度ピクチャの位置の指示とを示す情報を必ずしも与える必要はないことを理解されたい。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20は、ビットストリーム全体について、単一セットの情報、例えば、単一のフレーム圧縮SEIメッセージを与え、ビットストリームの各フレームについて、この情報を示し得る。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20は、周期的に、例えば、各ビデオフラグメント、ピクチャグループ(GOP)、ビデオセグメント後に、一定数のフレームごとに、又は他の周期間隔でこの情報を提供し得る。ビデオエンコーダ20、又はビデオエンコーダ20に関連する別のユニットはまた、幾つかの例では、要求に応じて、例えば、フレーム圧縮構成SEIメッセージについてのクライアント機器からの要求、又はビットストリームのヘッダデータについての一般的な要求に応答してフレーム圧縮構成SEIメッセージを与え得る。
図10は、非対称フレームを復号するための例示的な方法を示すフローチャートである。図1及び図3の例示的な構成要素に関して一般的に説明するが、他のデコーダ、復号ユニット、及び復号機器が図10の方法を実行するように構成され得ることを理解されたい。その上、図10の方法のステップは必ずしも図10に示す順序で実行される必要はなく、追加又は代替のステップが実行され得る。
初めに、ビデオデコーダ30は非対称フレームを受信する(200)。幾つかの例では、ビデオデコーダ30、又はビデオデコーダ30に結合されたユニットは、高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)を介して非対称フレームを受信し得る。次いで、ビデオデコーダ30は、非対称フレームのフレーム圧縮タイプを決定する(202)。例えば、ビデオデコーダ30は、非対称フレームのフレーム圧縮タイプ(例えば、トップ−ボトム(上下)又はサイド−バイ−サイド(並列))、ならびに非対称フレーム中のフル解像度ピクチャと低減解像度ピクチャとの位置を示す、フレーム圧縮構成SEIメッセージを受信し得る。幾つかの例では、ビデオデコーダ30は、非対称フレームを受信するより前に、ビットストリームのフレーム圧縮構成SEIメッセージを前もって受信していることがあり、その場合、ビデオデコーダ30は、非対称フレームを受信する前に(直近に受信された非対称フレームを含む)ビットストリームのフレームのフレーム圧縮タイプを決定していることがある。
フレーム圧縮タイプ情報に基づいて、ビデオデコーダ30は非対称フレームを復号する(204)。ビデオデコーダ30は、最初に非対称フレームの左眼視界部分を復号し、その後、非対称フレームの右眼視界部分を復号し得る。ビデオデコーダ30は、フレーム圧縮タイプ情報に基づいて非対称フレームの左眼視界部分と右眼視界部分との位置を決定し得る。幾つかの例では、ビデオデコーダ30は、左眼視界のピクチャに対して右眼視界のピクチャを復号し得る。
非対称フレームを復号した後に、ビデオデコーダ30は、復号されたフレームを構成ピクチャに、例えば、左眼視界のピクチャと右眼視界のピクチャとに分離する(206)。ビデオデコーダ30は、他の左眼視界のピクチャ、及び幾つかの例では、右眼視界のピクチャを復号するための参照のために、左眼視界のピクチャのコピーを記憶し得る。ビデオデコーダ30はまた、後で受信された非対称フレームの右眼視界部分を復号するための参照ピクチャとして使用するために、例えば、アップサンプリングの前に、復号された右眼視界のピクチャのコピーを記憶し得る。
上記の例を維持すると、右眼視界のピクチャはまた、低減解像度を有し得るが、他の例では、右眼視界のピクチャがフル解像度を有し得、左眼視界のピクチャが低減解像度を有し得る。従って、ビデオデコーダ30は、例えば、右眼視界のピクチャのフル解像度バージョンを形成するために消失情報を補間することによって右眼視界のピクチャをアップサンプリングする(208)。このようにして、ビデオデコーダ30は、左眼視界のピクチャと同じ解像度を有する右眼視界のピクチャを形成し得る。次いで、ビデオデコーダ30は、復号された左眼視界のピクチャと右眼視界のピクチャとをビデオ表示装置32に送り、ビデオ表示装置32は、左眼視界のピクチャと右眼視界のピクチャとを同時又はほぼ同時に表示する(212)。
図11は、本開示の技法による、フレームフィールドインターリーブ符号化を実行するための例示的な方法を示すフローチャートである。図1及び図2の例示的な構成要素に関して一般的に説明するが、他のエンコーダ、符号化ユニット、及び符号化機器が図11の方法を実行するように構成され得ることを理解されたい。その上、図9の方法のステップは必ずしも図11に示す順序で実行される必要はなく、追加又は代替のステップが実行され得る。
初めに、ビデオエンコーダ20は、左眼視界のピクチャ、例えば、視界0のピクチャを受信する(220)。次いで、ビデオエンコーダ20は、左眼視界のピクチャを、例えば、フレームとしてイントラ予測モード又はインター予測モードのいずれかで符号化する(222)。従って、ビデオエンコーダ20は、左眼視界のピクチャを同じピクチャの他のデータに対して、或いは左眼視界の1つ以上の参照ピクチャに対して符号化し得る。
ビデオエンコーダ20はまた、右眼視界のピクチャと左眼視界のピクチャとがステレオ画像対を形成するように、右眼視界、例えば、視界1のピクチャを受信する(224)。左眼視界と右眼視界とは、相補的視界対とも呼ばれるステレオ視界対を形成し得る。受信した右眼視界のピクチャは、受信した左眼視界のピクチャと同じ時間位置に対応し得る。即ち、左眼視界のピクチャと右眼視界のピクチャとは、実質的に同じ時間にキャプチャ又は生成されている可能性があり得る。次いで、ビデオエンコーダ20は、右眼視界のピクチャの解像度を低減する(226)。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20のビデオ前処理ユニットは、右眼視界のピクチャを受信し、符号化より前に右眼視界のピクチャの解像度を低減し得る。幾つかの例では、ビデオ前処理ユニットはビデオエンコーダ20の外部にあり得る。
右眼視界のピクチャの解像度を低減するために、ビデオエンコーダ20(又はビデオ前処理ユニット)は、幾つかの例では、右眼視界のピクチャをデシメートし得る。このようにして、ビデオエンコーダ20は、この例では、左眼視界のピクチャの1/2の垂直解像度を有し得る、右眼視界のピクチャの解像度を低減し得る。
次いで、ビデオエンコーダ20は、左眼視界のピクチャに基づいて右眼視界のピクチャの低減解像度ピクチャを符号化する(228)。即ち、ビデオエンコーダ20は、右眼視界のピクチャを符号化するための参照ピクチャとして、事前に符号化された左眼視界のピクチャを使用し得る。場合によっては、ビデオエンコーダ20は、右眼視界のピクチャを符号化するための参照ピクチャとしてステップ222において符号化された左眼視界のピクチャを使用し得るが、概して、ビデオエンコーダ20は、参照ピクチャとして左眼視界の任意の事前に符号化されたピクチャを使用し得る。従って、ビデオエンコーダ20は、右眼視界のピクチャを符号化するための参照ピクチャとしてステップ222において符号化された左眼視界のピクチャを使用することに制限されない。幾つかの例では、ビデオエンコーダ20は、現在の右眼視界のピクチャを符号化するための参照ピクチャとして、事前に符号化された右眼視界のピクチャを使用し得る。即ち、ビデオエンコーダ20は、現在の右眼視界のピクチャを符号化するための参照ピクチャとして、事前に符号化された左眼視界のピクチャを使用すべきか又は事前に符号化された右眼視界のピクチャを使用すべきかを決定し得る。さらに、幾つかの例では、ビデオエンコーダ20は、現在の右眼視界のピクチャのイントラモード符号化とインターモード符号化との間で選択し得る。
ビデオエンコーダ20は、右眼視界のピクチャをフィールドとして符号化し得る。従って、右眼視界のピクチャを符号化するために、ビデオエンコーダ20は、右眼視界のピクチャの行と、参照された左眼視界のピクチャの交互行との間の差を計算し得る。このようにして、ビデオエンコーダ20は、右眼視界のピクチャを、以前に符号化された左眼視界のピクチャのトップフィールド又はボトムフィールドのいずれかを参照するフィールドとして符号化し得る。
次いで、ビデオエンコーダ20は、符号化された左眼視界のピクチャを出力し(230)、符号化された右眼視界のピクチャを出力する(232)。この例では、ビデオエンコーダ20は、非対称圧縮フレームを形成するのではなく、符号化されたピクチャを同じビットストリーム中に別々のアクセスユニットとして出力し得る。従って、ビットストリームは、左眼視界のフル解像度符号化ピクチャと、右眼視界の低減解像度符号化ピクチャとを含み得、左眼視界のピクチャはフレームとして符号化され、右眼視界のピクチャはフィールドとして符号化される。ビットストリームは、ビットストリームがフレームフィールドインターリーブ符号化されるように、図6の図に似ていることがある。
図12は、本開示の技法による、フレームフィールドインターリーブ符号化されたビットストリームを復号するための例示的な方法を示すフローチャートである。図1及び図3の例示的な構成要素に関して一般的に説明するが、他のデコーダ、復号ユニット、及び復号機器が図12の方法を実行するように構成され得ることを理解されたい。その上、図10の方法のステップは必ずしも図12に示す順序で実行される必要はなく、追加又は代替のステップが実行され得る。
ビデオデコーダ30は、フレームフィールドインターリーブ符号化されたビットストリームを受信し、復号するように構成され得る。従って、ビデオデコーダ30は、左眼視界、例えば、視界0の符号化ピクチャを受信する(240)。次いで、ビデオデコーダ30は左眼視界のピクチャを復号する(242)。ビデオデコーダ30はまた、右眼視界、例えば、視界1の符号化ピクチャを受信する(244)。左眼視界と右眼視界とは、相補的視界ペアとも呼ばれるステレオ視界ペアを形成し得る。この例では、左眼視界のピクチャ及び右眼視界のピクチャは同じ時間期間に対応し得るが、これらの2つのピクチャは独立したアクセスユニットを形成し得る。例えば、これらの2つのピクチャは、3次元ビデオ再生を生成するためのステレオ画像対を形成するように、これらの2つのピクチャはほぼ同時に撮影されていることがある。
ビデオデコーダ30は、事前に復号された左眼視界のピクチャに基づいて右眼視界のピクチャを復号する(246)。即ち、ビデオデコーダ30は、右眼視界のピクチャを復号するとき、左眼視界のピクチャを参照ピクチャとして使用し得る。参照ピクチャはステップ242において復号されたピクチャを備え得るが、参照ピクチャは概して、左眼視界の任意の事前に復号されたピクチャを備え得る。右眼視界のピクチャを復号するために、ビデオデコーダ30は、受信された、符号化された右眼視界のピクチャの行の値を参照ピクチャの交互行、例えば、参照ピクチャのトップフィールド又はボトムフィールドに加算し得る。ビットストリームは、右眼視界のピクチャのための参照ピクチャ、及び右眼視界のピクチャを復号するための参照フィールドとしてトップフィールド又はボトムフィールドを使用すべきかどうかを示す情報を含み得る。他の例では、ビデオデコーダ30はさらに、右眼視界のピクチャを、左眼視界のピクチャのトップフィールド又はボトムフィールドに対して復号すべきか、或いは事前に復号された右眼視界のピクチャに対して復号すべきかを決定するように構成され得る。
右眼視界のピクチャを復号した後に、ビデオデコーダ30は、復号された右眼視界のピクチャをアップサンプリングする(248)。例えば、ビデオデコーダ30は、復号された右眼視界のピクチャの情報の消失した行を補間するように構成され得る。ビデオデコーダ30は、復号された左眼視界のピクチャを出力し(250)、復号され、アップサンプリングされた右眼視界のピクチャを出力する(252)。例えば、ビデオデコーダ30は、復号されたピクチャを表示装置に送り得、その表示装置はピクチャを同時又はほぼ同時に表示し得る。
幾つかの例では、ビデオデコーダ30は、3次元ビデオ再生が不可能な機器内に含まれ得る。そのような例では、ビデオデコーダ30は、単に左眼視界のピクチャを復号し、右眼視界のピクチャをスキップし得る(例えば、廃棄し得る)。このようにして、機器は、機器が3次元ビデオデータを復号及び/又はレンダリングすることが可能であるか否かに関わらず、フレームフィールドインターリーブ符号化されたビットストリームを受信し、復号することが可能であり得る。
ビデオエンコーダとビデオデコーダとに関して一般的に説明したが、本開示の技法は他の機器及び符号化ユニットにおいて実施され得る。例えば、非対称圧縮フレームを形成するための技法は、2つの別個の相補的ビットストリームを受信し、非対称圧縮フレームを含む単一のビットストリームを形成するためにそれらの2つのビットストリームをトランスコードするように構成されたトランスコーダによって実行され得る。別の例として、非対称圧縮フレームを分解するための技法は、非対称圧縮フレームを含むビットストリームを受信し、各々がそれぞれの視界の符号化ビデオデータを含む、非対称圧縮フレームのそれぞれの視界に対応する2つの別個のビットストリームを生成するように構成されたトランスコーダによって実行され得る。
1つ以上の例では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、1つ以上の命令又はコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、或いはコンピュータ可読媒体を介して送信され、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行され得る。コンピュータ可読媒体は、例えば、通信プロトコルに従ってある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含むデータ記憶媒体又は通信媒体など、有形媒体に対応するコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。このようにして、コンピュータ可読媒体は、概して、(1)非一時的である有形コンピュータ可読記憶媒体、或いは(2)信号又は搬送波などの通信媒体に対応し得る。データ記憶媒体は、本開示で説明した技法の実装のための命令、コード及び/又はデータ構造を取り出すために1つ以上のコンピュータ或いは1つ以上のプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。コンピュータプログラム製品はコンピュータ可読媒体を含み得る。
限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又は他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、又は他の磁気ストレージ機器、フラッシュメモリ、或いは命令又はデータ構造の形態の所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。さらに、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、命令が、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ただし、コンピュータ可読記憶媒体及びデータ記憶媒体は、接続、搬送波、信号、又は他の一時媒体を含まないが、代わりに非一時的有形記憶媒体を対象とすることを理解されたい。本明細書で使用するディスク(disk)及びディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)及びブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
命令は、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)などの1つ以上のプロセッサ、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)、或いは他の等価な集積回路又はディスクリート論理回路によって実行され得る。従って、本明細書で使用する「プロセッサ」という用語は、前述の構造、又は本明細書で説明した技法の実装に好適な他の構造のいずれかを指し得る。さらに、幾つかの態様では、本明細書で説明した機能は、符号化及び復号のために構成された専用のハードウェア及び/又はソフトウェアモジュール内に提供され得、或いは複合コーデックに組み込まれ得る。また、本技法は、1つ以上の回路又は論理要素中に十分に実装され得る。
本開示の技法は、ワイヤレスハンドセット、集積回路(IC)又はICのセット(例えば、チップセット)を含む、多種多様な機器又は装置において実施され得る。本開示では、開示する技法を実行するように構成された機器の機能的態様を強調するために様々な構成要素、モジュール、又はユニットについて説明したが、それらの構成要素、モジュール、又はユニットを、必ずしも異なるハードウェアユニットによって実現する必要はない。むしろ、上記で説明したように、様々なユニットが、好適なソフトウェア及び/又はファームウェアとともに、上記で説明したように1つ以上のプロセッサを含んで、コーデックハードウェアユニットにおいて組み合わせられるか、又は相互動作ハードウェアユニットの集合によって与えられ得る。
様々な例について説明した。これら及び他の例は以下の特許請求の範囲内に入る。
様々な例について説明した。これら及び他の例は以下の特許請求の範囲内に入る。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] ビデオデータを符号化する方法であって、第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信することと、前記第1の解像度に対して低減解像度を有する、前記シーンの第2の視界の第2のピクチャを受信することと、前記第1の解像度のピクチャと前記低減解像度のピクチャとを含む非対称フレームを形成することと、前記非対称フレームを符号化することと、前記非対称フレームを出力することとを備える、方法。
[2] 前記第2のピクチャの前記低減解像度が前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2であり、前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャが前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2を有することを示す情報を出力することをさらに含む、[1]に記載の方法。
[3] 前記非対称フレームを形成することが、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを並列配置に構成することを含み、前記非対称フレームが前記並列配置に形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ高さを有することを示す情報を出力することをさらに含む、[1]に記載の方法。
[4] 非対称圧縮ピクチャがフレームをトップ−ボトム構成で形成し、前記非対称フレームが前記上下配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ幅を有することを示す情報を出力することをさらに含む、[1]に記載の方法。
[5] 前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1のピクチャ及び前記第2のピクチャが並列配置及び上下配置のうちの1つを有すること、及び前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャに対する前記第1のピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値とを備える補足強調情報(SEI)メッセージを出力することをさらに備える、[1]に記載の方法。
[6] 前記符号化された非対称フレームを出力することが、ISOベースメディアファイルフォーマットに準拠するファイルと、前記ISOベースメディアファイルフォーマットの拡張に準拠するファイルと、MPEG−2トランスポートストリームに準拠するデータと、MPEG−2トランスポートストリームのためのヘッダ情報と、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)ストリーミングフォーマットによるデータとのうちの少なくとも1つを出力することを備える、[1]に記載の方法。
[7] ビデオデータを符号化するための装置であって、前記装置が、第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信することと、前記第1の解像度に対して低減解像度を有する、前記シーンの第2の視界の第2のピクチャを受信することと、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを備える非対称フレームを形成することと、前記非対称フレームを符号化することとを行うように構成されたビデオエンコーダを備える、装置。
[8] 前記第2のピクチャの前記低減解像度が前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2であり、前記ビデオエンコーダは、前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャが前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2を備えることを示す情報を出力するように構成された、[7]に記載の装置。
[9] 前記ビデオエンコーダは、前記非対称フレーム中で前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを並列配置で構成することと、前記非対称フレームが前記並列配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ高さを有することを示す情報を生成することとを行うように構成された、[7]に記載の装置。
[10] 前記ビデオエンコーダは、前記非対称フレーム中で前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを上下配置で構成することと、前記非対称フレームが前記上下配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ幅を有することを示す情報を生成することとを行うように構成された、[7]に記載の装置。
[11] 前記ビデオエンコーダは、前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1のピクチャ及び前記第2のピクチャが並列配置及び上下配置のうちの1つを有すること、及び前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャに対する前記第1のピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値とを備える補足強調情報(SEI)メッセージを生成するように構成された、[7]に記載の装置。
[12] 前記ビデオエンコーダは、前記符号化された非対称フレームを、ISOベースメディアファイルフォーマットに準拠するファイルと、前記ISOベースメディアファイルフォーマットの拡張に準拠するファイルと、MPEG−2トランスポートストリームに準拠するデータと、MPEG−2トランスポートストリームのためのヘッダ情報と、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)ストリーミングフォーマットによるデータとのうちの少なくとも1つとして出力するように構成された、[7]に記載の装置。
[13] 前記装置が、集積回路と、マイクロプロセッサと、前記ビデオエンコーダを含むワイヤレス通信機器と
のうちの少なくとも1つを備える、[7]に記載の装置。
[14] ビデオデータを符号化するための装置であって、第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信するための手段と、前記第1の解像度に対して低減解像度を有する、前記シーンの第2の視界の第2のピクチャを受信するための手段と、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを備える非対称フレームを形成するための手段と、前記非対称フレームを符号化するための手段と、を備える、装置。
[15] 前記第2のピクチャの前記低減解像度が前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2であり、前記装置は、前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャが前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2を備えることを示す情報を出力するための手段をさらに備える、[14]に記載の装置。
[16] 前記非対称フレームを形成するための前記手段が、前記非対称フレーム中で前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを並列配置で構成するための手段を備え、前記装置は、前記非対称フレームが前記並列配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ高さを有することを示す情報を生成するための手段をさらに備える、[14]に記載の装置。
[17] 前記非対称フレームを形成するための前記手段が、前記非対称フレーム中で前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを上下配置で構成するための手段を備え、前記装置は、前記非対称フレームが前記上下配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ幅を有することを示す情報を生成するための手段をさらに備える、[14]に記載の装置。
[18] 前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1のピクチャ及び前記第2のピクチャが並列配置及び上下配置のうちの1つを有すること、及び前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャに対する前記第1のピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値とを備える補足強調情報(SEI)メッセージを生成するための手段をさらに備える、[14]に記載の装置。
[19] 実行されると、第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信することと、前記第1の解像度に対して低減解像度を有する、前記シーンの第2の視界の第2のピクチャを受信することと、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを備える非対称フレームを形成することと、前記非対称フレームを符号化することと、前記符号化された非対称フレームを出力することと、を、ビデオデータを符号化するための機器のプロセッサに行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
[20] 前記第2のピクチャの前記低減解像度が前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2であり、前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャが前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2を備えることを示す情報を出力することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに含む、[19]に記載のコンピュータプログラム製品。
[21] 前記非対称フレームを形成することを前記プロセッサに行わせる前記命令が、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを並列配置で構成することを前記プロセッサに行わせる命令を含み、前記非対称フレームが前記並列配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ高さを有することを示す情報を出力することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに含む、[19]に記載のコンピュータプログラム製品。
[22] 前記非対称フレームを形成することを前記プロセッサに行わせる前記命令が、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを上下配置で構成することを前記プロセッサに行わせる命令を含み、前記非対称フレームが前記上下配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ幅を有することを示す情報を出力することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに含む、[19]に記載のコンピュータプログラム製品。
[23] 前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1のピクチャ及び前記第2のピクチャが並列配置及び上下配置のうちの1つを有すること、及び前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャに対する前記第1のピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値とを含む補足強調情報(SEI)メッセージを出力することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに含む、[19]に記載のコンピュータプログラム製品。
[24] 前記符号化された非対称フレームを出力することを前記プロセッサに行わせる前記命令が、ISOベースメディアファイルフォーマットに準拠するファイルと、前記ISOベースメディアファイルフォーマットの拡張に準拠するファイルと、MPEG−2トランスポートストリームに準拠するデータと、MPEG−2トランスポートストリームのためのヘッダ情報と、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)ストリーミングフォーマットによるデータとのうちの少なくとも1つを出力することを前記プロセッサに行わせる命令を含む、[19]に記載のコンピュータプログラム製品。
[25] ビデオデータを復号する方法であって、シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャと前記シーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを備える、符号化された非対称フレームを受信することと、前記非対称フレームを復号することと、前記復号された非対称フレームを前記第1の解像度ピクチャと前記低減解像度ピクチャとに分離することと、前記第1の解像度を有する前記シーンの第2のピクチャを生成するために前記低減解像度ピクチャをアップサンプリングすることと、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを出力することと、を含み、前記低減解像度ピクチャが前記第1の解像度に対して低減解像度を有し、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとがステレオ画像対を形成する、方法。 [26] 前記非対称フレームが上下圧縮配置と並列圧縮配置とのうちの1つを有することを示す情報を受信することをさらに備える、[25]に記載の方法。
[27] 前記非対称フレームが前記上下圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記復号された非対称フレームを分離することが、前記非対称フレームを上部分と下部分とに分離することを含み、前記上部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記下部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、[26]に記載の方法。
[28] 前記非対称フレームが前記並列圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記復号された非対称フレームを分離することが、前記非対称フレームを左部分と右部分とに分離することを含み、前記左部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記右部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、[26]に記載の方法。
[29] 前記情報を受信することは、前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1の解像度ピクチャ及び前記低減解像度ピクチャが前記並列配置及び前記上下配置のうちの1つを有することを示し、前記非対称フレーム中の前記低減解像度ピクチャに対する前記第1の解像度ピクチャの位置を示す、フレーム圧縮配置タイプ値とを含む補足強調情報(SEI)メッセージを受信することを含む、[26]に記載の方法。
[30] 前記非対称フレームを受信することが、非対称フレームを受信するように構成された高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)を介して前記非対称フレームを受信することを備える、[25]に記載の方法。
[31] ビデオデータを復号するための装置であって、シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャと前記シーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを備える、符号化された非対称フレームを受信し、前記非対称フレームを復号し、前記復号された非対称フレームを前記第1の解像度ピクチャと前記低減解像度ピクチャとに分離し、前記第1の解像度を有する前記シーンの第2のピクチャを生成するために前記低減解像度ピクチャをアップサンプリングするように構成され、前記低減解像度ピクチャが前記第1の解像度に対して低減解像度を有し、前記第1の復号されたピクチャと前記第2の復号されたピクチャとがステレオ画像対を形成する、装置。
[32] 3次元ビデオデータを表示するために前記第1の復号されたピクチャと前記第2の復号されたピクチャとを実質的に同じ時間に表示するように構成された3次元ビデオディスプレイをさらに備える、[31]に記載の装置。
[33] 前記ビデオデコーダは、前記非対称フレームが上下圧縮配置と並列圧縮配置とのうちの1つを有することを示す情報を受信するように構成された、[31]に記載の装置。
[34] 前記ビデオデコーダは、前記非対称フレームが前記上下圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記復号された非対称フレームを上部分と下部分とに分離するように構成され、前記上部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記下部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、[33]に記載の装置。
[35] 前記ビデオデコーダは、前記非対称フレームが前記並列圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記復号された非対称フレームを左部分と右部分とに分離するように構成され、前記左部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記右部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、[33]に記載の装置。
[36] 前記情報は、前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1の解像度ピクチャ及び前記低減解像度ピクチャが前記並列配置及び前記上下配置のうちの1つを有することを示し、前記非対称フレーム中の前記低減解像度ピクチャに対する前記第1の解像度ピクチャの位置を示す、フレーム圧縮配置タイプ値とを備える補足強調情報(SEI)メッセージを備える、[33]に記載の装置。
[37] 非対称フレームを受信するように構成され、前記非対称フレームを前記ビデオデコーダに与えるように構成された高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)をさらに備える、[31]に記載の装置。
[38] 前記装置が、集積回路と、マイクロプロセッサと、ビデオデコーダを含むワイヤレス通信機器とのうちの少なくとも1つを備える、[31]に記載の装置。
[39] ビデオデータを復号するための装置であって、シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャと前記シーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを含む符号化された非対称フレームを受信するための手段と、前記非対称フレームを復号するための手段と、前記復号された非対称フレームを前記第1の解像度ピクチャと前記低減解像度ピクチャとに分離するための手段と、前記第1の解像度を有する前記シーンの第2のピクチャを生成するために前記低減解像度ピクチャをアップサンプリングするための手段と、を具備し、前記低減解像度ピクチャが前記第1の解像度に対して低減解像度を有し、前記第1の復号されたピクチャと前記第2の復号されたピクチャとがステレオ画像対を形成する、装置。
[40] 前記非対称フレームが上下圧縮配置と並列圧縮配置とのうちの1つを有することを示す情報を受信するための手段をさらに備える、[39]に記載の装置。
[41] 前記分離するための手段は、前記非対称フレームが前記上下圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記非対称フレームを上部分と下部分とに分離するための手段を備え、前記上部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記下部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、[40]に記載の装置。
[42] 前記分離するための手段は、前記非対称フレームが前記並列圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記非対称フレームを左部分と右部分とに分離するための手段を備え、前記左部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記右部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、[40]に記載の装置。
[43] 前記情報は、前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1の解像度ピクチャ及び前記低減解像度ピクチャが前記並列配置及び前記上下配置のうちの1つを有することを示し、前記非対称フレーム中の前記低減解像度ピクチャに対する前記第1の解像度ピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値と、を含む補足強調情報(SEI)メッセージを含む、[40]に記載の装置。
[44] 前記非対称フレームを受信するための手段が、非対称フレームを受信するように構成された高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)を介して前記非対称フレームを受信するための手段を備える、[39]に記載の装置。
[45] 実行されると、シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャと前記シーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを含む非対称フレームを受信することと、前記非対称フレームを復号することと、前記復号された非対称フレームを前記第1の解像度ピクチャと前記低減解像度ピクチャとに分離することと、前記第1の解像度をもつ前記シーンの第2のピクチャを生成するために前記低減解像度ピクチャをアップサンプリングすることと、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを出力することと、をビデオデータを復号するための機器のプロセッサに行わせる命令を記憶し、前記低減解像度ピクチャが前記第1の解像度に対して低減解像度を有し、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとがステレオ画像対を形成する、コンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
[46] 前記非対称フレームが上下圧縮配置と並列圧縮配置とのうちの1つを有することを示す情報を受信することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに備える、[45]に記載のコンピュータプログラム製品。
[47] 前記非対称フレームが前記上下圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記命令が、前記非対称フレームを上部分と下部分とに分離することを前記プロセッサに行わせ、前記上部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記下部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、[46]に記載のコンピュータプログラム製品。
[48] 前記非対称フレームが前記並列圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記命令が、前記非対称フレームを左部分と右部分とに分離することを前記プロセッサに行わせ、前記左部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記右部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、[46]に記載のコンピュータプログラム製品。
[49] 前記情報を受信することは、前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1の解像度ピクチャ及び前記低減解像度ピクチャが前記並列配置及び前記上下配置のうちの1つを有することを示し、前記非対称フレーム中の前記低減解像度ピクチャに対する前記第1の解像度ピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値と、を含む補足強調情報(SEI)メッセージを受信することを含む、[46]に記載のコンピュータプログラム製品。
[50] 前記非対称フレームを受信することを前記プロセッサに行わせる前記命令が、非対称フレームを受信するように構成された高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)を介して前記非対称フレームを受信することを前記プロセッサに行わせる命令を備える、[45]に記載のコンピュータプログラム製品。

Claims (50)

  1. ビデオデータを符号化する方法であって、
    第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信することと、
    前記第1の解像度に対して低減解像度を有する、前記シーンの第2の視界の第2のピクチャを受信することと、
    前記第1の解像度のピクチャと前記低減解像度のピクチャとを含む非対称フレームを形成することと、
    前記非対称フレームを符号化することと、
    前記非対称フレームを出力することと
    を備える、方法。
  2. 前記第2のピクチャの前記低減解像度が前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2であり、前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャが前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2を有することを示す情報を出力することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記非対称フレームを形成することが、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを並列配置に構成することを含み、前記非対称フレームが前記並列配置に形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ高さを有することを示す情報を出力することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 非対称圧縮ピクチャがフレームをトップ−ボトム構成で形成し、前記非対称フレームが前記上下配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ幅を有することを示す情報を出力することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1のピクチャ及び前記第2のピクチャが並列配置及び上下配置のうちの1つを有すること、及び前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャに対する前記第1のピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値とを備える補足強調情報(SEI)メッセージを出力することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記符号化された非対称フレームを出力することが、ISOベースメディアファイルフォーマットに準拠するファイルと、前記ISOベースメディアファイルフォーマットの拡張に準拠するファイルと、MPEG−2トランスポートストリームに準拠するデータと、MPEG−2トランスポートストリームのためのヘッダ情報と、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)ストリーミングフォーマットによるデータとのうちの少なくとも1つを出力することを備える、請求項1に記載の方法。
  7. ビデオデータを符号化するための装置であって、前記装置が、第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信することと、前記第1の解像度に対して低減解像度を有する、前記シーンの第2の視界の第2のピクチャを受信することと、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを備える非対称フレームを形成することと、前記非対称フレームを符号化することとを行うように構成されたビデオエンコーダを備える、装置。
  8. 前記第2のピクチャの前記低減解像度が前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2であり、前記ビデオエンコーダは、前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャが前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2を備えることを示す情報を出力するように構成された、請求項7に記載の装置。
  9. 前記ビデオエンコーダは、前記非対称フレーム中で前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを並列配置で構成することと、前記非対称フレームが前記並列配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ高さを有することを示す情報を生成することとを行うように構成された、請求項7に記載の装置。
  10. 前記ビデオエンコーダは、前記非対称フレーム中で前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを上下配置で構成することと、前記非対称フレームが前記上下配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ幅を有することを示す情報を生成することとを行うように構成された、請求項7に記載の装置。
  11. 前記ビデオエンコーダは、前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1のピクチャ及び前記第2のピクチャが並列配置及び上下配置のうちの1つを有すること、及び前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャに対する前記第1のピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値とを備える補足強調情報(SEI)メッセージを生成するように構成された、請求項7に記載の装置。
  12. 前記ビデオエンコーダは、前記符号化された非対称フレームを、ISOベースメディアファイルフォーマットに準拠するファイルと、前記ISOベースメディアファイルフォーマットの拡張に準拠するファイルと、MPEG−2トランスポートストリームに準拠するデータと、MPEG−2トランスポートストリームのためのヘッダ情報と、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)ストリーミングフォーマットによるデータとのうちの少なくとも1つとして出力するように構成された、請求項7に記載の装置。
  13. 前記装置が、
    集積回路と、
    マイクロプロセッサと、
    前記ビデオエンコーダを含むワイヤレス通信機器と
    のうちの少なくとも1つを備える、請求項7に記載の装置。
  14. ビデオデータを符号化するための装置であって、
    第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信するための手段と、
    前記第1の解像度に対して低減解像度を有する、前記シーンの第2の視界の第2のピクチャを受信するための手段と、
    前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを備える非対称フレームを形成するための手段と、
    前記非対称フレームを符号化するための手段と、
    を備える、装置。
  15. 前記第2のピクチャの前記低減解像度が前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2であり、前記装置は、前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャが前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2を備えることを示す情報を出力するための手段をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  16. 前記非対称フレームを形成するための前記手段が、前記非対称フレーム中で前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを並列配置で構成するための手段を備え、前記装置は、前記非対称フレームが前記並列配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ高さを有することを示す情報を生成するための手段をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  17. 前記非対称フレームを形成するための前記手段が、前記非対称フレーム中で前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを上下配置で構成するための手段を備え、前記装置は、前記非対称フレームが前記上下配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ幅を有することを示す情報を生成するための手段をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  18. 前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1のピクチャ及び前記第2のピクチャが並列配置及び上下配置のうちの1つを有すること、及び前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャに対する前記第1のピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値とを備える補足強調情報(SEI)メッセージを生成するための手段をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  19. 実行されると、
    第1の解像度を有する、あるシーンの第1の視界の第1のピクチャを受信することと、
    前記第1の解像度に対して低減解像度を有する、前記シーンの第2の視界の第2のピクチャを受信することと、
    前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを備える非対称フレームを形成することと、
    前記非対称フレームを符号化することと、
    前記符号化された非対称フレームを出力することと、
    を、ビデオデータを符号化するための機器のプロセッサに行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
  20. 前記第2のピクチャの前記低減解像度が前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2であり、前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャが前記第1のピクチャの前記第1の解像度の1/2を備えることを示す情報を出力することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム製品。
  21. 前記非対称フレームを形成することを前記プロセッサに行わせる前記命令が、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを並列配置で構成することを前記プロセッサに行わせる命令を含み、前記非対称フレームが前記並列配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ高さを有することを示す情報を出力することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム製品。
  22. 前記非対称フレームを形成することを前記プロセッサに行わせる前記命令が、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを上下配置で構成することを前記プロセッサに行わせる命令を含み、前記非対称フレームが前記上下配置で形成されており、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとが同じ幅を有することを示す情報を出力することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム製品。
  23. 前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1のピクチャ及び前記第2のピクチャが並列配置及び上下配置のうちの1つを有すること、及び前記非対称フレーム中の前記第2のピクチャに対する前記第1のピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値とを含む補足強調情報(SEI)メッセージを出力することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム製品。
  24. 前記符号化された非対称フレームを出力することを前記プロセッサに行わせる前記命令が、ISOベースメディアファイルフォーマットに準拠するファイルと、前記ISOベースメディアファイルフォーマットの拡張に準拠するファイルと、MPEG−2トランスポートストリームに準拠するデータと、MPEG−2トランスポートストリームのためのヘッダ情報と、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)ストリーミングフォーマットによるデータとのうちの少なくとも1つを出力することを前記プロセッサに行わせる命令を含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム製品。
  25. ビデオデータを復号する方法であって、
    シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャと前記シーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを備える、符号化された非対称フレームを受信することと、
    前記非対称フレームを復号することと、
    前記復号された非対称フレームを前記第1の解像度ピクチャと前記低減解像度ピクチャとに分離することと、
    前記第1の解像度を有する前記シーンの第2のピクチャを生成するために前記低減解像度ピクチャをアップサンプリングすることと、
    前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを出力することと、を含み、前記低減解像度ピクチャが前記第1の解像度に対して低減解像度を有し、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとがステレオ画像対を形成する、方法。
  26. 前記非対称フレームが上下圧縮配置と並列圧縮配置とのうちの1つを有することを示す情報を受信することをさらに備える、請求項25に記載の方法。
  27. 前記非対称フレームが前記上下圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記復号された非対称フレームを分離することが、前記非対称フレームを上部分と下部分とに分離することを含み、前記上部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記下部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、請求項26に記載の方法。
  28. 前記非対称フレームが前記並列圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記復号された非対称フレームを分離することが、前記非対称フレームを左部分と右部分とに分離することを含み、前記左部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記右部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、請求項26に記載の方法。
  29. 前記情報を受信することは、前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1の解像度ピクチャ及び前記低減解像度ピクチャが前記並列配置及び前記上下配置のうちの1つを有することを示し、前記非対称フレーム中の前記低減解像度ピクチャに対する前記第1の解像度ピクチャの位置を示す、フレーム圧縮配置タイプ値とを含む補足強調情報(SEI)メッセージを受信することを含む、請求項26に記載の方法。
  30. 前記非対称フレームを受信することが、非対称フレームを受信するように構成された高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)を介して前記非対称フレームを受信することを備える、請求項25に記載の方法。
  31. ビデオデータを復号するための装置であって、シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャと前記シーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを備える、符号化された非対称フレームを受信し、前記非対称フレームを復号し、前記復号された非対称フレームを前記第1の解像度ピクチャと前記低減解像度ピクチャとに分離し、前記第1の解像度を有する前記シーンの第2のピクチャを生成するために前記低減解像度ピクチャをアップサンプリングするように構成され、前記低減解像度ピクチャが前記第1の解像度に対して低減解像度を有し、前記第1の復号されたピクチャと前記第2の復号されたピクチャとがステレオ画像対を形成する、装置。
  32. 3次元ビデオデータを表示するために前記第1の復号されたピクチャと前記第2の復号されたピクチャとを実質的に同じ時間に表示するように構成された3次元ビデオディスプレイをさらに備える、請求項31に記載の装置。
  33. 前記ビデオデコーダは、前記非対称フレームが上下圧縮配置と並列圧縮配置とのうちの1つを有することを示す情報を受信するように構成された、請求項31に記載の装置。
  34. 前記ビデオデコーダは、前記非対称フレームが前記上下圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記復号された非対称フレームを上部分と下部分とに分離するように構成され、前記上部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記下部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、請求項33に記載の装置。
  35. 前記ビデオデコーダは、前記非対称フレームが前記並列圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記復号された非対称フレームを左部分と右部分とに分離するように構成され、前記左部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記右部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、請求項33に記載の装置。
  36. 前記情報は、前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1の解像度ピクチャ及び前記低減解像度ピクチャが前記並列配置及び前記上下配置のうちの1つを有することを示し、前記非対称フレーム中の前記低減解像度ピクチャに対する前記第1の解像度ピクチャの位置を示す、フレーム圧縮配置タイプ値とを備える補足強調情報(SEI)メッセージを備える、請求項33に記載の装置。
  37. 非対称フレームを受信するように構成され、前記非対称フレームを前記ビデオデコーダに与えるように構成された高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)をさらに備える、請求項31に記載の装置。
  38. 前記装置が、
    集積回路と、
    マイクロプロセッサと、
    ビデオデコーダを含むワイヤレス通信機器とのうちの少なくとも1つを備える、請求項31に記載の装置。
  39. ビデオデータを復号するための装置であって、
    シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャと前記シーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを含む符号化された非対称フレームを受信するための手段と、
    前記非対称フレームを復号するための手段と、
    前記復号された非対称フレームを前記第1の解像度ピクチャと前記低減解像度ピクチャとに分離するための手段と、
    前記第1の解像度を有する前記シーンの第2のピクチャを生成するために前記低減解像度ピクチャをアップサンプリングするための手段と、を具備し、
    前記低減解像度ピクチャが前記第1の解像度に対して低減解像度を有し、前記第1の復号されたピクチャと前記第2の復号されたピクチャとがステレオ画像対を形成する、装置。
  40. 前記非対称フレームが上下圧縮配置と並列圧縮配置とのうちの1つを有することを示す情報を受信するための手段をさらに備える、請求項39に記載の装置。
  41. 前記分離するための手段は、前記非対称フレームが前記上下圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記非対称フレームを上部分と下部分とに分離するための手段を備え、前記上部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記下部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、請求項40に記載の装置。
  42. 前記分離するための手段は、前記非対称フレームが前記並列圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記非対称フレームを左部分と右部分とに分離するための手段を備え、前記左部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記右部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、請求項40に記載の装置。
  43. 前記情報は、前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1の解像度ピクチャ及び前記低減解像度ピクチャが前記並列配置及び前記上下配置のうちの1つを有することを示し、前記非対称フレーム中の前記低減解像度ピクチャに対する前記第1の解像度ピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値と、を含む補足強調情報(SEI)メッセージを含む、請求項40に記載の装置。
  44. 前記非対称フレームを受信するための手段が、非対称フレームを受信するように構成された高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)を介して前記非対称フレームを受信するための手段を備える、請求項39に記載の装置。
  45. 実行されると、
    シーンの第1の視界の第1の解像度ピクチャと前記シーンの第2の視界の低減解像度ピクチャとを含む非対称フレームを受信することと、
    前記非対称フレームを復号することと、
    前記復号された非対称フレームを前記第1の解像度ピクチャと前記低減解像度ピクチャとに分離することと、
    前記第1の解像度をもつ前記シーンの第2のピクチャを生成するために前記低減解像度ピクチャをアップサンプリングすることと、
    前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとを出力することと、をビデオデータを復号するための機器のプロセッサに行わせる命令を記憶し、前記低減解像度ピクチャが前記第1の解像度に対して低減解像度を有し、前記第1のピクチャと前記第2のピクチャとがステレオ画像対を形成する、コンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
  46. 前記非対称フレームが上下圧縮配置と並列圧縮配置とのうちの1つを有することを示す情報を受信することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに備える、請求項45に記載のコンピュータプログラム製品。
  47. 前記非対称フレームが前記上下圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記命令が、前記非対称フレームを上部分と下部分とに分離することを前記プロセッサに行わせ、前記上部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記下部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
  48. 前記非対称フレームが前記並列圧縮配置を有することを前記情報が示すとき、前記命令が、前記非対称フレームを左部分と右部分とに分離することを前記プロセッサに行わせ、前記左部分が前記第1の解像度ピクチャに対応し、前記右部分が前記低減解像度ピクチャに対応する、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
  49. 前記情報を受信することは、前記非対称フレームが非対称フレームであることを示す非対称圧縮指標値と、前記第1の解像度ピクチャ及び前記低減解像度ピクチャが前記並列配置及び前記上下配置のうちの1つを有することを示し、前記非対称フレーム中の前記低減解像度ピクチャに対する前記第1の解像度ピクチャの位置を示すフレーム圧縮配置タイプ値と、を含む補足強調情報(SEI)メッセージを受信することを含む、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
  50. 前記非対称フレームを受信することを前記プロセッサに行わせる前記命令が、非対称フレームを受信するように構成された高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)を介して前記非対称フレームを受信することを前記プロセッサに行わせる命令を備える、請求項45に記載のコンピュータプログラム製品。
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