JP2013529561A - ブロー成形されたプラスチックボトルおよび製造方法 - Google Patents

Abstract

プラスチックボトルが、膨らまされたプラスチックフィルムのブロー成形プリフォームを含む。膨らまされたプリフォームは、ボトルを自立する直立姿勢で支持するように構成された基部と、フィットメントを収容するネックと、基部からネックまで延びる単一の全高継ぎ目だけを含む継ぎ目と、を備える。

Description

この技術は、プラスチックフィルムのプリフォームをボトルの形状にブロー成形することによって形成されたプラスチックボトルを含む。

プラスチックボトルはプラスチックフィルムから形成されることができる。プラスチックフィルムの１つまたは複数の細長いウェブがスプールから解かれ、プリフォームとして知られる構造体を形成するように折り畳まれ互いに継ぎ合わされるパネルに切断される。各プリフォームは個々のボトルに対応する。注ぎ口を設けるためにプリフォームのネックの中にフィットメントが取り付けられうるが、プリフォームは、プラスチックフィルムの平面パネルによって画定されたほぼ平坦な形状を有する。次いで、プリフォームは、ボトルの形状を有するブロー成形キャビティ内に置かれ、キャビティ内の流体圧力を受けて膨らまされる。これによりプラスチックフィルムの平面部分がボトルの形状にたわめられる。

プラスチックボトルが、膨らまされたプラスチックフィルムのブロー成形プリフォームを含む。膨らまされたプリフォームは、ボトルを自立する直立姿勢で支持するように構成された基部と、フィットメントを収容するネックと、基部からネックまで延びる単一の全高継ぎ目だけを含む継ぎ目と、を備える。

ボトルを製造する一方法では、プラスチックフィルムの細長いウェブが折り畳まれ、そして封止されて、完成したボトルが単一の全高継ぎ目だけを有することを可能にする４パネル構成にする。具体的には、４パネル構成は、右側縁部および左側縁部を有するフロントパネルと、右側縁部および左側縁部を有するバックパネルと、フロントパネルおよびバックパネルから内方へ横方向に延びる１対のガセットパネルと、を含む。１対の折り畳まれたコーナが、ガセットパネルをフロントパネルおよびバックパネルに右側縁部に沿って連結する。もう１つの折り畳まれたコーナは、ガセットパネルを互いに連結する。フロントパネルおよびバックパネルの左側縁部は、縦方向に延びる継ぎ目によって互いに接合される。パネルの互いの縦方向接合部のところに継ぎ目の代わりに折り畳まれたコーナを用いると、左側縁部にある継ぎ目は、４パネル構成の全長に延びる縦方向の継ぎ目だけである。

ウェブが４パネル構成に折り畳まれたときに、パネルの前端間にフィットメントが取り付けられる。パネルの後端は、折り畳まれたウェブを横切って互いに封止される。次いで、ウェブは、閉鎖された後端を有する４パネル構成のブロー成形プリフォーム、前端にフィットメント、プリフォームの右側に沿って内方へ横方向に延びるガセットパネル、およびプリフォームの左側に単一の継ぎ目が得られるように切断される。

プリフォームは、ブロー成形キャビティ内の流体圧力を受けて膨らまされる。流体圧力はガセットパネルを外方に向け、そして後端をたわませて、膨らまされたプリフォームを自立する直立姿勢で支持するように構成された基部にする。

ブロー成形されたプラスチックボトルの正面図である。 図１の線２−２に沿った左側面図である。 図１の線３−３に沿った右側面図である。 図１の線４−４に沿った断面図である。 図１の線５−５に沿った底面図である。 図１の線６−６に沿った上面図である。 ブロー成形プリフォームを製造するための装置と共にプラスチックフィルムのウェブを示す概略図である。 図７の線８−８に沿った断面図である。 図７の線９−９に沿った断面図である。 装置の別の部分を示す図７と同様の図である。 製造プロセス時に取られる状態でのプラスチックフィルムのウェブを示す正面図である。 図１１の線１２−１２に沿った断面図である。 図１１の線１３−１３に沿った側面図である。 図１１の線１４−１４に沿った端面図である。 フィットメントをプラスチックフィルムのウェブ内に挿入するために取られるステップを示す図１１と同様の図である。 フィットメントをプラスチックフィルムのウェブ内に挿入するために取られるステップを示す図１１と同様の図である。 フィットメントをプラスチックフィルムのウェブ内に挿入するために取られるステップを示す図１１と同様の図である。 装置の別の部分を示す図１５と同様の図である。 製造プロセス時に取られる後続状態でのプラスチックフィルムのウェブを示す図１０と同様の図である。 フィットメントを有するブロー成形プリフォームの正面図である。 ブロー成形キャビティ内にある図２０のプリフォームを示す部分断面図である。 ブロー成形プリフォームを製造するための別の装置の概略図である。 図２２の線２３−２３に沿った断面図である。 図２２の線２４−２４に沿った断面図である。

図１にプラスチックボトル１０が示されている。ボトル１０は、液体、粒状もしくは粉末の洗濯用製品などの内容物１１に特に適している。ボトル１０の部分としては、ブロー成形されたプラスチック本体１２、フィットメント１４、およびクロージャーキャップ１６がある。本体１２は、図１に示されているように、垂直方向に細長く、ボトル１０を自立する直立姿勢で支持するように構成されたほぼ平坦な基部１８を有する。図１の正面から見ると、本体１２のハンドグリップ部２０が右手側２２に位置する。フィットメント１４は、本体１２の上端にあるネック２４の中に取り付けられ、左手側２６の方へオフセットされている。

さらに図２および図３に示されているように、本体１２は、基部１８からネック２４までの本体１２の高さにわたって完全に広がる前面４０および背面４２を有する。図４に示されているように、本体１２の水平断面は楕円周縁を持つ。前面４０および背面４２は、楕円周縁の右頂点４３と左頂点４５との間で本体１２の幅にわたって広がる。

本体１２の基部１８は、図５に示されているように、同じく楕円周縁を有し、中心軸線４７を有する。フィットメント１４およびネック２４は、フィットメント１４が上述したようにボトル１０の左手側２６の方へオフセットされるように、平行ではあるが基部１８の軸線４７から左側に離隔される軸線４９（図６）に中心を置く。フィットメント１４がこの偏心配置にある場合、ユーザがボトル１０を右手側２２から把持することにより、ボトル１０の実質的な幅部分を全く越えずに、フィットメント１４から下方および外側へ放出される流れを注ぐことができる。

継ぎ目５０も本体１２の左手側２６に位置する。この継ぎ目５０は、楕円周縁の左頂点４５に位置するとともに、基部１８からネック２４までの本体１２の全高に延びる。上部継ぎ目５２はネック２４から下方に延び、底部継ぎ目５６は基部１８を横切って延びる。しかし、左手側２６にある継ぎ目５０は、ボトル１０の本体１２上の唯一の全高継ぎ目である。単一の全高継ぎ目５０のこの位置は、印刷されるテキストおよび画像がボトル１０の幅にわたって表示されるための、前面４０および背面４２の遮るものがない領域を最大限にする。単一の全高継ぎ目５０のこの位置は、滑らかで継ぎ目のない表面を有するハンドグリップ２０も可能にする。

ボトル１０の本体１２はプラスチックフィルムで形成される。図７に示されているように、プラスチックフィルムの細長いウェブ１００がスプール１０２から引き出され、折り畳みステーション１０４を通って縦方向に運ばれる。好ましい実施形態では、ウェブ１００の長さが折り畳みステーション１０４を通って下方に徐々に引っ張られる。図８に示されているように、折り畳みステーション１０４は、ウェブ１００を縦方向に延びる折り目１０５に沿って折り畳んでウェブ１００を４パネル構成で配置するように構成される。

図９に別個に示されているように、ウェブ１００が４パネル構成を有する場合、４パネル構成は、フロントパネル１１０、バックパネル１１２、および２つのガセットパネル１１４を有し、これらのパネルは全て、ウェブ１００の縦方向に細長いものである。フロントパネル１１０とバックパネル１１２はともに右側縁部１１６および左側縁部１１８を有する。ガセットパネル１１４は、フロントパネル１１０およびバックパネル１１２から内方へ横方向に延びる。１対の折り畳まれたコーナ１２６が、右側縁部１１６においてガセットパネル１１４をフロントパネル１１０およびバックパネル１１２に連結する。もう１つの折り畳まれたコーナ１２８は、ガセットパネル１１４を互いに連結する。プロセスのこの段階では、フロントパネル１１０およびバックパネル１１２は左側縁部１１８で結合されていない。

プロセスの次のステップでは、シーミングプレス（ｓｅａｍｉｎｇ ｐｒｅｓｓ）１４０（図１０に概略的に示されている）が４パネル構成のウェブ１００に係合する。シーミングプレス１４０はウェブ１００から一部分１４２を切り離して、前部分１４４を後部分１４６から分離する。ウェブ１００の後部分１４６では、シーミングプレス１４０は、フロントパネル１１０およびバックパネル１１２をフロントパネル１１０およびバックパネル１１２の左側縁部１１８に沿って互いに封止して、側面の継ぎ目５０の短い部分を形成する。図１１および図１２に示されているように、部分的に形成された継ぎ目５０のこの部分は、ウェブ１００に沿って縦方向に延びる長さを持つとともに、フロントパネル１１０およびバックパネル１１２の結合されていない部分から外方へ横方向に突出する幅を持つ。ウェブ１００の内面１４８（図７）は、４パネル構成の内面だけがシーミングプレス１４０によって互いに結合されるようにするために、事前に処理される。別法として、継ぎ目は超音波で形成されることもでき、その場合、表面処理は不要になる。

シーミングプレス１４０は、ウェブ１００の後部分１４６上に上部継ぎ目５２も形成する。図１１、１３および１４に示されているように、上部継ぎ目５２はガセットパネル１１４の端部を横切って延びる。これにより後部分１４６の前端に開いたネック２４が設けられる。

フィットメント１４は、図１５〜１７に示されているように、ウェブ１００の後部分１４６に挿入される。具体的には、フィットメント１４は、側面からフロントパネル１１０とバックパネル１１２との間に挿入され、ネック２４の中に下方へ動かされる。部分的に形成された側面の継ぎ目５０の比較的短い長さは、フィットメント挿入ツール１５０がウェブ１００の後部分１４６の中で下方へ移動してネック２４に達するための隙間を提供する。ヒートシールクランプ１６０（図１８）が動かされてネック２４と係合し、フィットメント１４をネック２４の中にフィットメント１４の取付け位置で封止する。クランプ１６０はまた、継ぎ目５０および５２をネック２４に対して内方へ折り畳んで、継ぎ目５０および５２がもはやネック２４のところで外方へ横方向に突出しないようにする。

後続のステップでは、図１９に示されているように、クランプ１６０はウェブ１００を下方に引いて、先の後部分１４６が次の前部分１４４になるようにする。シーミングプレス１４０の次のサイクルでは、フロントパネル１１０およびバックパネル１１２を互いに封止して、前部分１４４に側面の継ぎ目５０の残り部分を形成する。シーミングプレス１４０はまた、ウェブ１００を横切って底部継ぎ目５６を形成することにより、前部分１４６のパネル１１０、１１２および１１４をこれらのパネルの後端で互いに封止する。これは、ウェブ１００が下方に引っ張られるたびに繰り返されて、図２０に示されているように、シーミングプレス１４０の各連続サイクルが、フィットメント１４および単一の全長継ぎ目５０だけを有するブロー成形プリフォーム１７０をもたらすようにする。

図１のボトル１０は、本体１２の形状を有する金型キャビティ１７５（図２１）の中でプリフォーム１７０を膨らませることによって形成される。グリッパ１７６がフィットメント１４を押圧して、ソース加圧流体と連通するフィラ（ｆｉｌｌｅｒ）１７８に圧密係合する。次いで、加圧流体はプリフォーム１７０の中に向けられて、パネル１１０、１１２および１１４をキャビティ１７５の形状にたわませる。

流体圧力は、ガセットパネル１１４を外方に向け、ガセットパネル１１４を金型キャビティ１７５の対向する内面１８０に押し付ける。内面１８０は、本体１２の右手側２２にハンドグリップ２０用の起伏のある鉛直プロファイルを有する。内面１８０は、楕円周縁の右頂点４３（図４）用の非円形で凹面の水平プロファイルも有する。金型キャビティ１７５の反対側の内面１８２は、左頂点４５用の非円形で凹面の水平プロファイルを有するが、より直線状の鉛直プロファイルを有する。プリフォーム１７０が金型キャビティ１７５内に挿入されると、パネル１１０、１１２および１１４は、側面の継ぎ目５０が凹状内面１８２上の中心に置かれるように金型キャビティ１７５と位置合せされる。これにより、上述したように、側面の継ぎ目５０は本体１２の左手側２６に確実に中心に置かれる。

パネル１１０、１１２および１１４が金型キャビティ１７５内で外方にたわむと、パネル１１０、１１２および１１４の下端部を上方に引き抜いて本体１２の基部１８を形成する。重要なことに、流体圧力はまた、側面の継ぎ目５０および上部継ぎ目５２の突出部分を対向する金型キャビティ面に外方へ押し付ける。これは、側面の継ぎ目５０および上部継ぎ目５２を内方に折り畳んで本体１２の隣接する外面に対して平らする。

図２２の概略図は、単一の全高継ぎ目だけを有するボトルにブロー成形されるプリフォームを製造するための別の装置の各部分を示す。この装置２００は棒シーラ２０４を有する管２０２を含む。管２０２は、垂直軸線２０５を中心とする円形断面を有する円筒である。棒シーラ２０４は管２０２と並んで垂直に延びる。フィットメント挿入ツール２０８が、管２０２の中を垂直移動するために管２０２の上方に配置される。

一方が図２２に示されている１対のローラ２１０が管２０２の真下に並んで配置される。ローラ２１０は似ているものであり、平行な水平軸線２１１を中心に回転可能である。第１のガセットフィンガ２１６がローラ２１０の上方に位置し、第２のガセットフィンガ２１６がローラ２１０の下方に位置する。ネックシーラクランプ２２０は、図２２に示されている矢印で表すように、ローラ２１０の真下で垂直方向および水平方向に可動域を有する。

プラスチックフィルムのウェブ２２４はスプール２２６から管２０２まで延びる。ウェブ２２４は、ウェブ２２４の一部分２２８が管２０２に巻き付けられ、かつ管２０２を覆って下方に延びるように、管２０２の外側を覆って導かれる。したがって、ウェブ２２４の一部分２２８は、図２３に示されているように、垂直軸線２０５を中心とする円形断面を有する円筒として形状を定められる。また、図２３に示されているように、円筒状部分２２８にウェブ２２４の結合されていない縁部２３０がある。結合されていない縁部２３０は、円周方向に部分的に重なり合い、棒シーラ２０４と並んで軸線方向に延びる。

ウェブ２２４は、管２０２から第１のガセットフィンガ２１６を通り過ぎ、そしてローラ２１０間のニップ（ｎｉｐ）を通って下方に延びる。また、図２２に概略的に示されているように、ローラ２１０の真下にシーミングプレス２４０がある。ウェブ２２４は、シーミングプレス２４０および第２のガセットフィンガ２１６を通り過ぎてさらに下方に延びる。ウェブ２２４の下端部は、ウェブ２２４が図２２に示されている状態であるときに、フィットメント２４４を収容する。

装置２００の動作中、棒シーラ２０４は、ウェブ２２４の重なり合う縁部２３０に対して半径方向内方に動いて縦方向に延びる継ぎ目を形成し、この継ぎ目のところで重なり合う縁部２３０が互いに接合される。次いで、シーミングプレス２４０は、ウェブ２２４から一部分２４６を切断するようにウェブ２２４に作用するとともに、ウェブ２２４を横切って延びる継ぎ目を形成するようにもウェブ２２４に作用する。上述した方法と同様に、このステップは、ウェブ２２４の前部分に完成したブロー成形プリフォーム２４８をもたらす。このステップでは、ウェブ２２４の後部分に上部継ぎ目およびネック２５０も形成する。

次のステップでは、フィットメント挿入ツール２０８は、次のフィットメント２４４を取り付けるために、管２０２の中を通り新しく形成されたネック２５０の中へ下方に進められる。ローラ２１０は互いに離れるように動かされ、そして第１のガセットフィンガ２１６が引っ込められて、フィットメント挿入ツール２０８が挿入され、引っ込められるための隙間を提供する。上述したフィットメント１４と同様に、フィットメント２４４は偏心している。したがって、フィットメント挿入ツール２０８は、円筒状管２０２の中を中心軸線２０５から半径方向にオフセットされた直線経路に沿って進められ、引っ込められる。

次のフィットメント２４４が挿入されると、ネックシーラクランプ２２０は、フィットメント２４４を収容するネック２５０をつかみ、ウェブ２２４を下方に引っ張って、ウェブ２２４が図２２に示されている状態を再び取るようにする。第２のガセットフィンガ２１６は、フィットメント２４４を通過させるために必要に応じて引っ込められることができる。このステップでは、ウェブ２２４の円筒状部分２２８を管２０２から下方に引き抜く。ガセットフィンガ２１６は縦方向に延びる折り目を与え、移動するウェブ２２４はこれらの折り目を中心に折り畳まれて図２４に示されている４パネル構成にされる。部分的に形成された側面の継ぎ目５０を有する、図１２に示されているウェブ１００の４パネル構成とは異なり、ウェブ２２４の４パネル構成は完全に形成された側面の継ぎ目２５２を有する。これは、側面の継ぎ目２５２の全長が棒シーラ２０４の単一サイクルによって管２０２に設けられるからである。次いで、シーミングプレス２４０の次のサイクルは、取り付けられたフィットメント２４４および単一の全長継ぎ目２５２を有する次のブロー成形プリフォーム２４８をもたらす。

本明細書は、本発明を実施する最良の形態を開示すとともに、特許請求の範囲に記載されている要素の実施例を提示することにより、当業者が本発明を製作し使用することが可能になるように本発明を記述している。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者には思いつく他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、出願日の前にも後にも利用可能となりうるものであり、その実施例が特許請求の範囲の文言と異ならない要素を有する場合、またはその実施例が特許請求の範囲の文言との非実質的差異を有する等価要素を有する場合、特許請求の範囲内にあることを意図している。

Claims (20)

1. プラスチックフィルムの細長いウェブを折り畳み、そして封止して、右側縁部および左側縁部を有するフロントパネルと、右側縁部および左側縁部を有するバックパネルと、前記フロントパネルおよび前記バックパネルから内方へ横方向に延びる１対のガセットパネルとを含む４パネル構成にすることであって、１対の折り畳まれたコーナが、前記ガセットパネルを前記フロントパネルおよび前記バックパネルに前記右側縁部に沿って連結し、もう１つの折り畳まれたコーナが前記ガセットパネルを互いに連結し、前記左側縁部が縦方向に延びる継ぎ目によって互いに接合されること、
   前記パネルの前端の間にフィットメントを挿入すること、
   前記パネルの後端を、前記折り畳まれたウェブを横切って互いに封止すること、
   閉鎖された後端を有する前記４パネル構成のブロー成形プリフォーム、前端に前記フィットメント、前記プリフォームの右側に沿って内方へ横方向に延びる前記ガセットパネル、および前記プリフォームの左側に前記縦方向に延びる継ぎ目が得られるように、前記折り畳まれたウェブを切断すること、
   前記プリフォームを金型キャビティ内に設置すること、および
   流体圧力を受けて前記プリフォームを膨らませることであって、前記流体圧力が前記ガセットパネルを外方に向け、そして前記後端をたわませて、前記膨らまされたプリフォームを自立する直立姿勢で支持するように構成された基部にするものであること、
   を含む方法。
2. 前記ウェブを折り畳んで前記フロントパネルと、前記バックパネルと、前記ガセットパネルと、前記折り畳まれたコーナとを設け、前記フロントパネルおよび前記バックパネルが前記左側縁部において結合されていない状態にし、その後で、前記フロントパネルおよび前記バックパネルを前記左側縁部に沿って互いに封止して前記縦方向に延びる継ぎ目を設けることにより、前記ウェブが前記４パネル構成に折り畳まれ封止される、請求項１に記載の方法。
3. 前記流体圧力が、前記フロントパネルおよび前記バックパネルを非円形凹状金型キャビティ面に押し付けて前記膨らまされたプリフォームの非円形凸状縁部を形成し、前記非円形凸状縁部において前記折り畳まれた継ぎ目が前記フロントパネルと前記バックパネルとの間に接合部を画定する、請求項１に記載の方法。
4. 前記流体圧力が、前記プリフォームを膨らませて楕円周縁を有する断面を持つ構成にし、前記折り畳まれた継ぎ目が前記楕円周縁の頂点に位置する、請求項１に記載の方法。
5. 前記流体圧力が、前記ガセットパネルを起伏のある金型キャビティ面に押し付けて、前記膨らまされたプリフォームのハンドグリップ部を形成する、請求項１に記載の方法。
6. 前記流体圧力が、前記プリフォームを膨らませて偏心したネックを有する構成にする、請求項１に記載の方法。
7. プラスチックフィルムの細長いウェブを縦方向に移動させること、
   前記移動するウェブを縦方向に延びる折り目に沿って折り畳み、前記移動するウェブを、右側縁部および左側縁部を有するフロントパネルと、右側縁部および左側縁部を有するバックパネルと、前記フロントパネルおよび前記バックパネルから内方へ横方向に延びる１対のガセットパネルとを含む４パネル構成で設置することであって、１対の折り畳まれたコーナが、前記ガセットパネルを前記フロントパネルおよび前記バックパネルに前記右側縁部に沿って連結し、もう１つの折り畳まれたコーナが前記ガセットパネルを互いに連結し、前記フロントパネルおよび前記バックパネルが前記左側縁部において結合されていないこと、
   前記フロントパネルおよび前記バックパネルを前記左側縁部に沿って互いに封止し、前記フロントパネルおよび前記バックパネルの結合されていない部分から外方へ横方向に突出する幅を持つ縦方向に延びる継ぎ目を形成すること、
   前記パネルの前端の間にフィットメントを挿入すること、
   前記パネルの後端を、前記折り畳まれたウェブを横切って互いに封止すること、および
   閉鎖された後端を有する前記４パネル構成のブロー成形プリフォーム、前端に前記フィットメント、前記プリフォームの右側に沿って内方へ横方向に延びる前記ガセットパネル、および前記プリフォームの左側に沿って外方へ横方向に突出する前記縦方向に延びる継ぎ目が得られるように、前記折り畳まれたウェブを切断すること、
   を含む方法。
8. 前記プリフォームを金型キャビティ内に設置すること、および
   流体圧力を受けて前記プリフォームを膨らませることであって、前記流体圧力が前記ガセットパネルを外方に向け、前記後端をたわませて、前記膨らまされたプリフォームを自立する直立姿勢で支持するように構成された基部にし、前記縦方向に延びる継ぎ目を金型キャビティ面に外方へ押し付けて、前記縦方向に延びる継ぎ目を内方に折り畳んでフロントパネルまたはバックパネルの隣接する外面に対して平らにするものであること、
   をさらに含む、請求項７に記載の方法。
9. プラスチックフィルムの細長いウェブを管に巻き付け、重なり合う縁部を有する前記ウェブの管状部分を形成すること、
   前記管状部分の前記重なり合う縁部を封止し、縦方向に延びる継ぎ目を形成すること、
   前記管状部分を縦方向に延びる折り目に沿って折り畳み、右側縁部および左側縁部を有するフロントパネルと、右側縁部および左側縁部を有するバックパネルと、前記フロントパネルおよび前記バックパネルから内方へ横方向に延びる１対のガセットパネルとを含む４パネル構成で前記ウェブの折り畳まれた部分を形成することであって、１対の折り畳まれたコーナが、前記ガセットパネルを前記フロントパネルおよび前記バックパネルに前記右側縁部に沿って連結し、もう１つの折り畳まれたコーナが前記ガセットパネルを互いに連結し、前記左側縁部が前記縦方向に延びる継ぎ目によって互いに接合されること、
   前記パネルの前端の間にフィットメントを挿入すること、
   前記パネルの後端を、前記ウェブの前記折り畳まれた部分を横切って互いに封止すること、
   閉鎖された後端を有する前記４パネル構成のブロー成形プリフォーム、前端に前記フィットメント、前記右側に沿って内方へ横方向に延びる前記ガセットパネル、および前記左側に前記縦方向に延びる継ぎ目が得られるように、前記ウェブから前記折り畳まれた部分を切断すること、
   を含む方法。
10. 前記管が縦方向の中心軸線を有する円形断面を持ち、前記フィットメントが、前記軸線から半径方向にオフセットされた経路に沿って前記フィットメントを前記管の中にかつ前記管の中を通って移動させることにより、前記パネルの前記前端の間に挿入される、請求項９に記載の方法。
11. 前記プリフォームを金型キャビティ内に設置すること、および
    流体圧力を受けて前記プリフォームを膨らませることであって、前記流体圧力が前記ガセットパネルを外方に向け、前記後端をたわませて、前記膨らまされたプリフォームを自立する直立姿勢で支持するように構成された基部にするものであること、
    をさらに含む、請求項９に記載の方法。
12. フィットメントと、
    膨らまされたプラスチックフィルムのブロー成形プリフォームであって、前記膨らまされたプリフォームを自立する直立姿勢で支持するように構成された基部と前記フィットメントを収容するネックと前記基部から前記ネックまで延びる単一の全高継ぎ目だけを含む継ぎ目とを有する膨らまされたプラスチックフィルムのブロー成形プリフォームと、
    を備える器具。
13. 前記単一の全高継ぎ目が、内方に折り畳まれて前記膨らまされたプリフォームの隣接外面に対して平らになる結合されたプラスチックフィルム層を含む、請求項１２に記載の器具。
14. 前記膨らまされたプリフォームが、外方に反対の方向に向き、かつ前記単一の全高継ぎ目で接合されたフロントパネルおよびバックパネルを有する、請求項１２に記載の器具。
15. 前記膨らまされたプリフォームが非円形凸状縁部を有し、前記非円形凸状縁部において前記単一の全高継ぎ目が前記フロントパネルと前記バックパネルとの間に接合部を画定する、請求項１４に記載の器具。
16. 前記膨らまされたプリフォームが、ハンドグリップを画定する起伏のある輪郭を有する追加の縁部を備える、請求項１５に記載の器具。
17. 前記ネックが偏心している、請求項１２に記載の器具。
18. 前記膨らまされたプリフォームが楕円周縁を有する断面を持ち、前記単一の全高継ぎ目が前記楕円周縁の頂点に位置する、請求項１２に記載の器具。
19. 前記膨らまされたプリフォームが、前記楕円周縁の対頂点に起伏のある輪郭を有するハンドグリップ部をさらに備える、請求項１８に記載の器具。
20. 前記フィットメント閉鎖用のキャップと前記膨らまされたプリフォームに収容された洗濯用製品とをさらに備える、請求項１２に記載の器具。

Images