JP2013529414A - 制御チャネル要素への制御情報の対応付け - Google Patents

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Abstract

本発明は、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレーム内の制御チャネル領域の新規な構造に関する。この制御チャネル領域の新規な構造は、特にドナーeNodeBから中継ノードへの物理ダウンリンク制御チャネル情報の伝達に適する。制御チャネル領域は、制御チャネル領域にさらにセル固有および/またはUE固有の参照信号があるかどうかに関係なく、等しいサイズのCCEに分割される。これは、制御チャネル領域を複数のサブCCEに分割し、サブCCEを組み合わせて、すべてが等しいサイズ(制御情報のシグナリングに使用できるリソース要素の点から見て)のCCEにすることによって実現される。制御チャネル領域は、サブCCEを得るために、周波数領域および/または時間領域で、それぞれFDM方式、TDM方式で分割される。

Description

本発明は、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレーム内の制御チャネル領域の新規な構造に関する。この制御チャネル領域の新規な構造は、特にドナーeNodeBから中継ノードへの物理ダウンリンク制御チャネル情報の伝達に適する。ただし、このサブフレーム内の制御チャネル領域の新規な構造は、eNodeBとユーザ機器との間のエア・インタフェース、ならびにeNodeBと中継ノードとの間のエア・インタフェースにも使用することができる。
本発明はさらに、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレームの制御チャネル領域の制御チャネル要素に、受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を対応付ける方法、および、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムの受信側装置の制御情報を受信する方法を提供する。さらに、本発明は、その方法を行う送信側装置(例えばeNodeBまたは中継ノード)および受信側装置(例えば中継ノードまたはユーザ機器)にも関する。
本発明は特に、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)により標準化される3GPP LTE−Aシステムに適用することができる。
3GPP Long Term Evolution(3GPP LTE)
UMTS(ユニバーサル・モバイル・通信システム)などのWCDMA無線アクセス技術に基づく第3世代モバイル・システム(3G)は、現在世界各国で広範に展開されている。この技術を強化または発展させる際の最初の段階は、高速ダウンリンク・パケット・アクセス(HSDPA)、および高速アップリンク・パケット・アクセス(HSUPA)とも呼ばれる強化されたアップリンクを導入して、競争力の高い無線アクセス技術を提供することを伴う。
さらに増大しつつあるユーザ需要に備え、新たな無線アクセス技術に対する競争力を得るために、3GPPは、Long Term Evolution(LTE)と呼ばれる新たな移動通信システムを導入した。LTEは、今後10年にわたり高速のデータおよびメディアの移送と高容量の音声をサポートするためのキャリアの必要性を満たすように設計されている。高ビット・レートを提供する能力が、LTEの主要な方策の1つである。Evolved UMTS地上無線アクセス(UTRA)およびUMTS地上無線アクセス・ネットワーク(UTRAN)と呼ばれるLTEに関する作業項目(WI)仕様は、Release 8(LTE Rel.8)として確定される予定である。LTEシステムは、低待ち時間および低コストで完全にIP化された機能を提供する、効率的なパケット方式の無線アクセスおよび無線アクセス・ネットワークである。詳細なシステム要件は、非特許文献1(http://www.3gpp.orgで入手可能。参照により本明細書に組み込まれる)で提供される。
LTE(Release 8)のコンポーネント・キャリア構造
3GPP LTE(Release 8)のダウンリンクのコンポーネント・キャリアは、時間−周波数領域でいわゆるサブフレームにさらに分割される。3GPP LTE(Release 8)では、各サブフレームは図1に示すように2つのダウンリンク・スロットに分割され、第1のダウンリンク・スロットは、第1のOFDMシンボル内に制御チャネル領域(PDCCH領域)を含む。各サブフレームは、時間領域では所与の数のOFDMシンボルからなり(3GPP LTE(Release 8)では12個または14個のOFDMシンボル)、各OFDMシンボルはコンポーネント・キャリアの帯域幅全体を範囲とする。したがって、サブフレームは各々、図2にも示すように、個々の
Figure 2013529414
個のサブキャリアで送信される複数の
Figure 2013529414
個の変調シンボルで構成される。
例えば3GPP Long Term Evolution(LTE)で使用されるようなOFDMを用いるマルチキャリア通信システムを想定すると、スケジューラで割り当てることができるリソースの最小単位は、1つの「リソース・ブロック」(または「物理リソース・ブロック」。「PRB」と省略する)である。物理リソース・ブロックは、図2に例示するように、時間領域の
Figure 2013529414
個の連続したOFDMシンボル、および周波数領域の
Figure 2013529414
個の連続したサブキャリアと定義される。実践においては、ダウンリンク・リソースは、リソース・ブロック・ペア(または物理リソース・ブロック(PRB)ペア)として割り当てられる。リソース・ブロック・ペアは、サブフレームの同じサブキャリアにある2つのリソース・ブロックから構成され、すなわち、周波数領域内では連続した
Figure 2013529414
個のサブキャリアを範囲とし、時間領域ではサブフレームの
Figure 2013529414
個の変調シンボル全体を範囲とする。
Figure 2013529414
は6または7であり、よって1サブフレームは合計で12個または14個のOFDMシンボルを有する。
したがって、3GPP LTE(Release 8)では、1つの物理リソース・ブロックは、時間領域の1スロットおよび周波数領域の180kHzに相当する
Figure 2013529414
個のリソース要素から構成される(ダウンリンク・リソース・グリッドについてのさらなる詳細については、例えばhttp://www.3gpp.orgで入手可能な非特許文献2を参照されたい。同文献は参照により本明細書に組み込まれる)。

Figure 2013529414
は、セル内で設定されるダウンリンクの伝送帯域幅に依存し、関係
Figure 2013529414
を満たすものとする。現在は、
Figure 2013529414
および
Figure 2013529414
が、3GPP LTE(Release 8)および3GPP LTE−A(Release 10)の仕様の現在のバージョンでサポートされるそれぞれ最小および最大のダウンリンク帯域幅に相当する(下記参照)。
Figure 2013529414
は、1リソース・ブロック中のサブキャリアの数である。通常の周期的なプレフィクス・サブフレーム構造の場合、3GPP LTE(Release 8)および3GPP LTE−A(Release 10)の3GPP仕様の現在のバージョンでは、
Figure 2013529414
および
Figure 2013529414
である。
MBSFN動作では、ユーザ機器が複数のセルから同期された信号を受信し、それらの信号を合成する。MBSFNの受信のために、ユーザ機器は、MBSFN参照信号(MBSFN RS)に基づいて別個のチャネル推定を行う。同じサブフレーム内でMBSFN RSと他の参照信号(RS)を混在させることを回避するために、MBSFNサブフレームと称される特定のサブフレームがMBSFN送信のために予約されている。
サブフレーム中の第1のOFDMシンボルのうち2つまではMBSFN以外の送信のために予約され、残りのOFDMシンボルがMBSFNの送信に使用される。第1のシンボルから2番目のOFDMシンボルでは、アップリンク・リソース割り当てのPDCCHとPHICHを送信することができ、セル固有の参照信号は非MBSFNのサブフレームと同じである。
1つのセル内のMBSFNサブフレームのパターンは、そのセルのシステム情報(SI)で同報通信される。MBSFNの受信が可能でないUEは、1番目から2番目のOFDMシンボルを復号し、残りのOFDMシンボルは無視する。
MBSFNサブフレームの設定は、10msおよび40ms両方の周期をサポートする。そして、サブフレーム#0、#4、#5および#9は、MBSFNサブフレームとして設定することはできない。
ダウンリンク物理チャネルの一般的構造
GPP TS 36.211 section 6.3による一般的なダウンリンクの3GPP LTE(Release 8)のベースバンド信号処理を図6に例示的に示す。LTEのダウンリンクについてのさらなる詳細は、3GPP TS 36.211, section 6で得ることができる。まず、符号化ビットからなるブロックがスクランブル処理される。最高で2つの符号語を1つのサブフレームで送信することができる。
一般に、符号化ビットをスクランブル処理すると、受信者側で復号する際に、チャネル・コードによってもたらされる処理利得を完全に利用できることを保証する助けとなる。符号語ごとに、隣接するセルに異なるスクランブル・シーケンスを適用することにより、干渉信号がランダム化され、チャネル符号がもたらす処理利得が完全に利用されることを保証する。スクランブル処理されたビットは、符号語ごとにデータ変調器を使用して複素変調シンボルのブロックに変換される。LTEのダウンリンクでサポートされる変調方式のセットには、1変調シンボルにつき2、4、または6ビットに相当するQPSK、16−QAM、および64−QAMが含まれる。
層の対応付けとプリコーディングはMIMOの適用に関連する。送信する各符号語についての複素値の変調シンボルが1つまたは数個の層に対応付けられる。LTEは最高で4つの送信アンテナをサポートする。アンテナの対応付けは種々の方式で設定して、送信ダイバーシティ、ビーム形成、および空間多重化を含むマルチアンテナ方式を提供することができる。さらに、リソース・ブロック・マッパは、各アンテナで送信されるシンボルを、送信のためにスケジューラによって割り当てられたリソース・ブロックのセットにあるリソース要素に対応付ける。リソース・ブロックの選択は、チャネル品質情報に依存する。
ダウンリンクの制御シグナリングは、3つの物理チャネルで行われる。
− PCFICH。1サブフレーム中で制御シグナリングに使用されるOFDMシンボルの数(すなわち制御チャネル領域の大きさ)を知らせる。
− PHICH。ULのデータ送信に関連するダウンリンクのACK/NACKを搬送する。
− PDCCH。ダウンリンクのスケジューリング割り当ておよびアップリンクのスケジューリング割り当てを搬送する。
3GPP LTEにおけるダウンリンクの受信
3GPP LTE(Release 8)では、アップリンクとダウンリンクに1つのみのコンポーネント・キャリアがあり、PCFICHは、知られる変調および符号化方式を使用して、ダウンリンク・サブフレームの制御シグナリング領域内の既知の位置で送信される。ユーザ機器に割り当てられるダウンリンク・リソースの決定は、サブフレームの制御シグナリング領域の大きさ、すなわち所与のサブフレームで制御シグナリングに使用されるOFDMシンボルの数に依存するため、ユーザ機器は、シグナリングされたPCFICH値、すなわちサブフレームで制御シグナリングに使用されるOFDMシンボルの実際の数を得るために、PCFICHを復号する必要がある。
ユーザ機器がPCFICHを復号することができない場合、または誤ったPCFICH値を得た場合は、そのPCFICH検出エラーの結果、ユーザ機器は、制御シグナリング領域に含まれるL1/L2制御シグナリング(PDCCH)を正しく復号することができず、その中に含まれるすべてのリソース割り当てが失われることになる。
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、ダウンリンクまたはアップリンクのデータ送信のリソースを割り当てるためのスケジューリング・グラント(grant)を搬送する。各スケジューリング・グラントは制御チャネル要素(CCE)に基づいて定義される。各CCEは、リソース要素(RE)のセットに対応する。3GPP LTEでは、1つのCCEは9個のリソース要素グループ(REG)からなり、1つのREGは、存在する可能性のある参照信号のREを除く4つの連続したRE(周波数領域)からなる。
ユーザ機器のPDCCHは、サブフレーム中の最初の
Figure 2013529414
個のOFDMシンボル(PCFICHの定義では1、2、または3個のOFDMシンボル)で送信される。時間領域の
Figure 2013529414
で占められる領域と、周波数領域の
Figure 2013529414
個のサブキャリアは、PDCCH領域または制御チャネル領域とも呼ばれる。周波数領域の
Figure 2013529414
個のサブキャリアにある時間領域内の残りの
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルは、PDSCH領域または共有チャネル領域(下記参照)と呼ばれる。
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のダウンリンク・グラントのために、PDCCHは、同じサブフレーム内に(ユーザ)データのためのPDSCHリソースを割り当てる。サブフレーム内のPDCCH制御チャネル領域はCCEのセットで構成され、サブフレームの制御領域にあるCCEの総数は、時間および周波数の制御リソース全体に分散化される。複数のCCEを組み合わせて、制御チャネルの符号化レートを有効に低減させることができる。CCEは、木構造を使用した所定の方式で組み合わせることにより、異なる符号化レートを実現する。
3GPP LTEでは、PDCCHは1、2、4、または8個のCCEを集約することができる。制御チャネルの割り当てに利用できるCCEの数はいくつかの要因に関係し、それらには、キャリア帯域幅、送信アンテナの数、制御に使用されるOFDMシンボルの数、CCEのサイズ等が含まれる。複数個のPDCCHを1つのサブフレームで送信することができる。
トランスポート・チャネル・レベルでは、PDCCHを介して送信される情報はL1/L2制御シグナリングとも呼ばれる。L1/L2制御シグナリングは、ユーザ機器(UE)ごとにダウンリンクで送信される。制御シグナリングは、通常、サブフレーム内でダウンリンクの(ユーザ)データと多重化される(ユーザの割当てがサブフレームごとに変わり得ると想定する)。一般に、ユーザの割当てはTTI(送信時間間隔)に基づいて行うこともでき、その場合TTIの長さ(時間領域)は、1つまたは複数のサブフレームに相当することに留意されたい。TTIの長さは、1つのサービス・エリア内で全ユーザに対して固定するか、または異なるユーザごとに異なっても、またはさらにユーザごとに動的であってもよい。一般には、L1/L2制御シグナリングは1TTIにつき1回のみ送信すればよい。
さらに、L1/L2制御シグナリングで送信されるPDCCH情報は、共有制御情報(SCI)と個別制御情報(DCI)に分けることができる。
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、PDCCHに占有されていない、1つのサブフレーム内の残りのOFDMシンボルに対応付けられる。PDSCHリソースは、サブフレームごとに、リソース・ブロック単位でユーザ機器に割り振られる。
図8に、それぞれが1つのリソース・ブロック・ペアである(拡大部分参照)通常のサブフレーム(時間領域に2・Nsymb=14個のOFDMシンボルを有する)内のPDCCHおよびPDSCHの例示的な対応付けを示す。最初の
Figure 2013529414
個のOFDMシンボル(PDCCH領域)は、L1/L2制御シグナリング、すなわちPDCCHのシグナリングに使用され、残りの
Figure 2013529414
個のOFDMシンボル(PDSCH領域)がデータに使用される。すべてのサブフレームのリソース・ブロック・ペアで、セル固有の参照信号であるCRS(共通参照信号)が送信される。それらセル固有の参照信号は、アンテナ・ポート0〜3の1つまたは数個で送信される。この例では、CRSは2つのアンテナ・ポートから送信され、R0はアンテナ・ポート0から送信され、R1はアンテナ・ポート1から送信される。
さらに、サブフレームは、UE固有の参照信号であるDM−RS(復調参照信号)も含み、これはPDSCHを復調するためにユーザ機器で使用される。DM−RSは、特定のユーザ機器のPDSCHが割り振られたリソース・ブロックでのみ送信される。DM−RSでMIMO(多入力多出力)をサポートするために4つのDM−RS層が定義され、これは最高で4層のMIMOがサポートされることを意味する。図8の例では、DM−RS層1、2、3、および4がMIMO層1、2、3、および4に対応する。
図9に、PDCCHおよびPDSCHがMBSFNサブフレームに対応付けられる別の例を示す。図8の例は、MBSFNサブフレームが共通参照信号を含まない点を除いては図8とほぼ同様である。
ダウンリンクのLTEの物理チャネル構造とPDSCHおよびPDCCHの形式に関するさらなる情報については、非特許文献3を参照されたい。3GPP LTEの参照信号の使用とチャネル推定についての追加的な情報は同書籍の第8節で得ることができる。
LTEのさらなる発展− LTE−Advanced(3GPP LTE−A)
IMT−Advancedの周波数スペクトルは、2008年11月に世界無線通信会議2007(WRC−07)で決定された。IMT−Advancedの全周波数スペクトルが決定されたが、実際の利用可能な周波数帯域幅は各地域または国によって異なる。しかし、利用可能な周波数スペクトルの概要の決定に続いて、無線インタフェースの標準化が第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)で開始した。3GPP TSG RAN#39の会合では、「E−UTRA(LTE−Advanced)のさらなる発展」についての検討項目の内容が合意され、これは「Release 10」とも呼ばれる。この検討項目は、例えばIMT−Advancedの要件を満たすようにE−UTRAを発展させるために検討すべき技術要素を対象として含む。現在LTE−Aのために検討されている2つの主要な技術要素を以下で説明する。
全システム帯域幅を拡大するために、LTE−A(Release 10)ではキャリア集約を使用しており、より広い伝送帯域幅、例えば最高で100MHzをサポートするため、およびスペクトル集約のために、LTE(Release 8)で定義された2つ以上のコンポーネント・キャリア(上記の図1および図2を参照)が集約される。通例は、1つのコンポーネント・キャリアは20MHzの帯域幅を超えないことが想定される。
端末は、その能力によっては、1つまたは複数のコンポーネント・キャリアを同時に受信および/または送信する場合がある。
− キャリア集約のための受信および/または送信機能を備えるLTE−Advanced(Release 10)互換の移動端末は、複数のコンポーネント・キャリアで同時に受信および/または送信することができる。コンポーネント・キャリア1つにつき、1つのトランスポート・ブロック(空間多重化がない場合)および1つのHARQエンティティがある。
− LTE(Release 8)互換の移動端末は、コンポーネント・キャリアの構造がRelease 8仕様に準拠すれば、1つのコンポーネント・キャリアのみで送信および受信することができる。
少なくともアップリンクとダウンリンクのコンポーネント・キャリアの集約数が同じ場合には、すべてのコンポーネント・キャリアをLTE(Release 8)互換に設定することも構想される。LTE−A(Release 10)のコンポーネント・キャリアの非後方互換性の構成の検討は除外されていない。したがって、アップリンクとダウンリンクで帯域幅が異なる可能性のある異なる数のコンポーネント・キャリアを集約するようにユーザ機器を構成することが可能になる。
中継機能
3GPP LTE−AのUTRANアーキテクチャへの中継ノードの導入
中継は、LTE−Aで、例えば高データ・レートへの対応、グループの移動性、一時的なネットワーク展開、セル端のスループットを向上させるため、および/または新しいエリアに受信可能範囲を提供するための手段と考えられる。
中継ノードは、ドナー(donor)・セルを介して無線アクセス・ネットワークにワイヤレスで接続される。中継の方針に応じて、中継ノードは、ドナー・セルの一部とする場合も、自身のセルを制御する場合もある。中継ノードがドナー・セルの一部である場合、中継ノードは、独自のセル識別は持たない(中継IDは依然として有することができる)。中継ノードが自身のセルを制御する場合、中継ノードは1つまたは数個のセルを制御し、中継によって制御される各セルに一意の物理層セル識別が提供される。
少なくとも「タイプ1」の中継ノードは3GPP LTE−Aの一部になる見込みである。「タイプ1」の中継ノードは、以下のような特徴を持つ中継ノードである。
− 中継ノードはセルを制御し、各セルは、ユーザ機器にはドナー・セルとは別個の独立したセルとして見える。
− セルは、各自の物理セルID(3GPP LTE(Release 8)で定義される)を有するべきであり、中継ノードは自身の同期チャネル、参照シンボル等を送信する。
− 単一セル稼動のコンテクストでは、ユーザ機器は、スケジューリング情報およびHARQフィードバックを中継ノードから直接受信し、自身の制御チャネル(SR/CQI/ACK)を中継ノードに送信しなければならない。
− 中継ノードは、3GPP LTE準拠のユーザ機器(すなわち後方互換性がある)には3GPP LTE準拠のeNodeBとして見えなければならない。
− 3GPP LTE−A準拠のユーザ機器に対して、「タイプ1」の中継ノードは、3GPP LTE準拠のeNodeBとは異なる形で見えることにより、さらなる性能強化を可能にする。
3GPP LTE−Aで中継ノードを使用した例示的なネットワーク構造を図3に示す。ドナーeNodeB(d−eNB)と中継ノードとの間のリンクは、中継バックホール・リンクとも呼ばれる。中継ノードと中継ノードに接続されたユーザ機器(r−UE)との間のリンクは中継アクセス・リンクと呼ばれる。
NodeBと中継ノード間の伝搬遅延
以下では、説明のために図3に示すネットワーク構成を想定する。ドナーeNodeBは、L1/L2制御およびデータをいわゆるマクロユーザ機器(UE1)とリレー(中継ノード)にも送信し、中継ノードはL1/L2制御およびデータをいわゆる中継ユーザ機器(UE2)に送信する。
さらに中継ノードが時間二重化モードで動作する、すなわち送信動作と受信動作が同時に行われないと仮定すると、時間と共に図4に示すような非イグゾースティブ(non-exhaustive)なエンティティの振る舞いに到達する。中継ノードが「送信」モードにある限り、UE2は、L1/L2制御チャネルおよび物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信する必要があり、一方、中継ノードが「受信」モードにある時、すなわちNodeBからL1/L2制御チャネルおよびPDSCHを受信している時は、UE2に送信を行うことはできず、したがってUE2はそのようなサブフレームで中継ノードから情報を受け取ることができない。
UE2が自身が中継ノードに接続されていることを認識していない場合には、多少複雑な状況になる。当業者には理解されるように、中継ノードを持たない通信システムでは、ユーザ機器は、少なくともL1/L2制御信号がすべてのサブフレームに存在することを常に想定することができる。
したがって、中継ノード下で動作するそのようなユーザ機器をサポートするために、中継ノードは期待されるその振る舞いをすべてのサブフレームで見せ掛けなければならない。その結果、図5に示すような振る舞いとなる。中継ノードは、受信モードに切り替わる前に、各サブフレームでL1/L2制御チャネルを送信しなければならない(ここでは各サブフレームの最初の方にあると想定する)。さらに図には「ギャップ」を示し、これは、中継ノードのハードウェアおよびソフトウェアを「送信」モードから「受信」モードに、およびその逆に設定するために必要とされ、通例はサブフレームの何分の1かである。理解できるのは、図中点線の枠で示すように、実質上NodeBから中継ノードへの送信に利用できる時間は実際には1サブフレームのわずか何分の1かであるということである。3GPP Release 8では、サブフレーム2について図示するUE2の振る舞い、すなわちL1/L2制御シグナリングと全く同じである第1の部分のみを受信することは、そのサブフレームを「MBSFNサブフレーム」として設定することによって実現することができる。これは主としてそのサブフレームの残りの部分を処理または予期すべきでないことをUE2に知らせるために行われることから、「偽のMBSFNサブフレーム」と呼ばれることもある。LTEでは、そのような「偽のMBSFNサブフレーム」を送信するノードは、受信に切り替わる前に、そのようなサブフレームの最初の2つのOFDMシンボルを送信することが必要となる。
図6に示すように、通常は、2つ以上の中継ノードが配備され、1つのNodeBに接続されることを想定することができる。また、中継ノードが静的ではなく、ユーザ機器のように移動性である場合もある。例えば、中継ノードは、バス、列車、路面電車等の公共の輸送車両に設置される場合がある。いずれの場合も、NodeBと少なくとも1つの中継ノードとの距離が変動し、そのためNodeBから中継ノードへの信号に異なる伝搬遅延が発生する。
図6の例示的な配備を使用して、図7に、中継ノードの送信がNodeBの送信と同期されることを仮定した状況を示し、これは例えばユーザ機器をNodeBと中継ノードの間で容易にハンドオーバーすべき場合、または同時に多地点で送信を行う目的に有益である。偽のMBSFNサブフレームの最初の2つのOFDMシンボルについては、NodeB、RN1、およびRN2が同時に送信する。そして、中継ノードには、受信モードに切り替わるために第1のギャップが必要となり、その後サブフレームの終了直前までNodeBからの送信信号が受信され、次のサブフレームの開始前に再び送信モードに戻るために中継ノードに第2のギャップが必要となる。
理解できるように、ギャップの長さと、NodeBとRN1の間およびNodeBとRN2の間の信号の伝搬遅延によっては、中継ノードは、NodeBから送信されるOFDMシンボルのうち限られた少なくとも部分的に異なるセットしか見ることができない。RN1の場合、OFDMシンボル#1の受信はギャップと重なり、OFDMシンボル#12の受信も同様である。RN2の場合は、OFDMシンボル#2の受信がギャップと重なり、OFDMシンボル#13の受信も同様である。RN1はOFDMシンボル#2〜#11を完全に認識することができ、RN2はOFDMシンボル#3〜#12を完全に認識することができる。中継ノードで単純で経済的な受信器が用いられると想定すると、部分的に不可視のOFDMシンボルは、多くの干渉を含み、したがって破損していると見なすべきであるため、使用することができない。
したがって、中継ノードがNodeBから送信されるサブフレームの初めの部分を検出できないことを想定することができる。初めの部分は通常L1/L2制御情報を搬送する。したがって、中継ノードに送信するNodeBは、中継ノードで受信できる中継ノードのL1/L2制御情報を伝達するために、サブフレーム内のR−PDCCH領域のOFDMシンボルだけを使用することができる。
中継バックホール・サブフレーム
eNodeBから中継ノードへのリンクが中継ノードからUEへのリンクと同じ周波数スペクトルで動作する場合、同じ周波数リソースでeNodeBから中継ノードへの送信と中継ノードからUEへの送信を同時に行うことは、送信信号と受信信号の十分な分離が提供されない限り中継送信機が自身の受信器に干渉を引き起こすため、現実的でない可能性がある。したがって、中継ノードがドナーeNodeB(d−eNB)に送信を行う時は、中継ノードは、中継ノードに接続されたユーザ機器(r−UEs)から信号を受信することができない。同様に、上記で図4および図5に関して説明したように、ドナーeNodeB(d−eNB)から受信する時には、中継ノードは、リレーに接続されたユーザ機器(r−UEs)に送信することができない。
このため、中継バックホール・リンク(eNodeBから中継ノードへのリンク)と中継アクセス・リンク(中継ノードからUEへのリンク)の間でサブフレームの分割が行われる。現在は以下の事項が取り決められている。
− eNodeBから中継ノードへのダウンリンクのバックホール送信を行うことができる中継バックホール・ダウンリンク・サブフレームは、半静的に割り当てられる。
− 中継ノードからeNodeBへのアップリンクのバックホール送信を行うことができる中継バックホール・アップリンク・サブフレームは、半静的に割り当てるか、または中継バックホール・ダウンリンク・サブフレームからのHARQのタイミングによって暗黙的に導出される。
中継バックホール・ダウンリンク・サブフレームでは、中継ノードはドナーeNodeBに送信を行い、r−UEは中継送信を予期しないものとされる。r−UEの後方互換性をサポートするために、中継ノードは、バックホール・ダウンリンク・サブフレームをMBSFNサブフレームとして設定する。図5に示すように、中継バックホール・ダウンリンク・サブフレームは2つの部分から構成される。最初のOFDMシンボル(2つ)で、中継ノードは、通常のMBSFNサブフレームと同じようにr−UEに送信を行う。サブフレームの残りの部分で、リレーはドナーeNodeBからの受信を行い、よってサブフレームのこの部分では中継ノードからr−UEへの送信は行われない。r−UEは、最初のOFDMシンボル(2つ)を受信し、サブフレームの残りの部分は無視する。
MBSFNサブフレームは、10msおよび40msごとに設定することができる。したがって、中継バックホール・ダウンリンク・サブフレームも10msおよび40ms両方の設定をサポートする。これもMBSFNサブフレームの設定と同様に、中継バックホール・ダウンリンク・サブフレームは、サブフレーム#0、#4、#5、および#9では設定することができない。バックホール・ダウンリンク・サブフレームとして設定することが許されないそのようなサブフレームをここでは「イリーガル・ダウンリンク・サブフレーム」と呼ぶ。
中継ダウンリンク・バックホール・サブフレームは、通常のサブフレーム(図8に示す)またはMBSFNサブフレーム(図9に示す)である。
中継バックホールR−PDCCH領域
上記で図5および図7に関して概説したように、中継ノードは、サブフレームの最初の方のOFDMシンボルではドナーeNodeBからのL1/L2制御情報(PDCCH)を受信することはできない。そのため、新たな物理制御チャネル(R−PDCCH)を使用して、半静的に割り当てられたサブフレーム内のリソースを、動的または「セミパーシステント」に、ダウンリンクおよびアップリンクのバックホール・データのために中継ノードに割り当てる。中継ノードのR−PDDCHは、サブフレームのPDSCH領域内でR−PDCCH領域に対応付けられる。中継ノードは、サブフレームのその領域でR−PDCCHを受信することを予期する。時間領域では、R−PDCCH領域は、設定されたダウンリンク・バックホール・サブフレームを範囲とする。周波数領域では、R−PDCCH領域は、上位層からのシグナリングで中継ノードに設定された特定のリソース・ブロックに存在する。
R−PDCCHは以下の特性を有する。
− R−PDCCHの送信のために半静的に割り当てられた物理リソース・ブロック(PRB)内では、各R−PDCCHにリソースのサブセットが使用される。上記の半静的に割り当てられるPRB内でR−PDCCHの送信に使用されるリソースの実際の全セットは、サブフレーム間で動的に変化する可能性がある。
− それらのリソースは、バックホール・リンクに利用することが可能なOFDMシンボルの完全なセットに対応するか、またはそれらのOFDMシンボルのサブセットに制限される。
− 上記の半静的に割り当てられるPRB内でR−PDCCHに使用されないリソースは、R−PDSCHまたはPDSCHの搬送に使用することができる。
− R−PDCCHは、リレーが受信できるように、サブフレーム内で十分に遅いOFDMシンボルから送信が開始される。
− 周波数分散化および周波数局所化両方のR−PDCCHの配置がサポートされる。
− 限られた数のPRB内にR−PDCCHを交互に配置すると、ダイバーシティの利得が得られると同時に、無駄になる可能性のあるPRBの数を制限することができる。
− 通常のサブフレームでは、DM−RSがeNodeBによって設定される場合は3GPP LTE−A DM−RS(復調参照信号)が使用され、それ以外の場合は3GPP LTE CRS(共通参照信号)が使用される。
− MBSFNサブフレームでは、3GPP LTE−A DM−RSが使用される。
バックホール・ダウンリンク・サブフレームのPDSCH領域内のR−PDCCH領域にR−PDCCH制御情報を対応付けることは、3GPP RAN1ワーキング・グループで論じられる議題の1つである。
3GPP TR 25.913, "Requirements for Evolved UTRA (E-UTRA) and Evolved UTRAN (E-UTRAN)," version 8.0.0, January 2009 (http://www.3gpp.org) 3GPP TS 36.211, "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation (Release 8)", version 8.9.0, December 2009 section 6.2 (http://www.3gpp.org) St. Sesia et al., "LTE - The UMTS Long Term Evolution", Wiley & Sons Ltd., ISBN 978-0-47069716-0, April 2009, sections 6 and 9 3GPP TS 23.213 "Physical layer procedures (Release 8)" version 8.8.0, section 7.1.6 (http://www.3gpp.org)
本発明の1つの目的は、中継ノードの制御情報を、OFDM方式の通信システムのサブフレーム内でその中継ノードに定義された制御チャネル領域に対応付けることを提案するものである。本発明の別の目的は、制御チャネル領域への制御情報の分散化マッピングおよび局所化マッピングを可能にする、かつ/または、ユーザ機器に割当てる必要のある制御チャネル領域のリソースを最小限にすることができる、その制御チャネル領域の構造を定義することである。
目的は独立請求項の主題によって解決される。本発明の有利な実施形態は従属請求項に属する。
本発明の第1の態様は、制御情報を搬送する制御チャネル領域の新規な編成を提案する。本発明のこの態様によると、制御チャネル領域は、制御チャネル領域にさらにセル固有および/またはUE固有の参照信号が存在するかどうかに関係なく等しいサイズの制御チャネル要素に分割される。これは、制御チャネル領域を複数個のサブ制御チャネル要素に分割し、サブ制御チャネル要素を組み合わせて、(制御情報のシグナリングに使用できるリソース要素の点から見て)すべてが等しいサイズの制御チャネル要素にすることによって実現される(1つのリソース要素は、周波数領域における1サブキャリアおよび時間領域における1ODFMシンボルと定義される)。
制御チャネル領域は、サブ制御チャネル要素を得るために、周波数領域および/または時間領域で、それぞれFDM方式、TDM方式で分割される。例えば、制御チャネル領域のOFDMシンボルは2つのグループに分割することができ、一方、周波数領域では制御チャネル領域は3サブキャリアごとに分割される。3サブキャリアからなる個々のブロックのリソース要素と2つのOFDMシンボル・グループ各々のOFDMシンボルとがサブ制御チャネル要素を形成する。
制御チャネル領域は、サブフレームの複数のリソース・ブロック・ペアを範囲とすることができ、制御チャネル領域の物理リソースでシグナリングする制御情報を送信するために必要とされる制御チャネル要素の数と、そのマッピング方式(局所化または分散化)とに応じて、同じリソース・ブロック・ペアまたは異なるリソース・ブロック・ペアのサブ制御チャネル要素が組み合わせられて制御チャネル要素を形成する。さらに、制御情報の分散化マッピングは、異なるリソース・ブロック・ペアの制御チャネル要素に制御情報を対応付けることによって実現することもでき、各チャネル要素自体は、1つのみのリソース・ブロック・ペアのサブ制御チャネル要素で形成される。
下記の説明からより詳しく明らかになるように、本発明の原理は、基地局(ドナーeNodeB)から中継ノード、基地局(eNodeB)から移動端末(ユーザ機器)、および中継ノードから移動端末(ユーザ機器)への物理制御チャネル情報のシグナリングに使用することができる。したがって、本明細書では「送信側装置」(すなわち基地局または中継ノード)から「受信側装置」(すなわち中継ノードまたは移動端末)に制御情報を送信すると表現する。
本発明の一例示的実施形態によると、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレーム内の制御チャネル領域が定義される。制御チャネル領域は、少なくとも2つの物理リソース・ブロック・ペアの複数のリソース要素中に参照信号を含む少なくとも2つの物理リソース・ブロック・ペアから構成される。制御チャネル領域の物理リソース・ブロック・ペアは、以下のように制御チャネル要素に分割される。制御チャネル領域の物理リソース・ブロック・ペア各々が、周波数分割および/または時分割により、複数の別個のサブ制御チャネル要素に分割される(例えば、FDM、TDM、またはFDM/TDM方式)。サブ制御チャネル要素は、互いに異なるサイズを有し、組み合わせられて、物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための等しいサイズの制御チャネル要素を形成する。
本発明のさらなる実施形態では、サブ制御チャネル要素は、物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するためのk個またはk個のリソース要素を有する(すなわち、個々のサブ制御チャネル要素に含まれる参照シンボルを数に入れない)。各制御チャネル要素は、物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するためのk個のリソース要素を有するn個のサブ制御チャネル要素と、物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するためのk個のリソース要素を有するn個のサブ制御チャネル要素との組み合わせで形成され、nは自然数である(
Figure 2013529414
かつn>0)。一例では、制御チャネル要素は、kおよびk個のリソース要素のサイズのサブ制御チャネル要素のペアによって形成される。
本発明のさらなる、より具体的な例示的実施形態では、サブ制御チャネル要素を得るために周波数領域および時間領域で制御チャネル領域を分割し、サブ制御チャネル要素のペアが個々の制御チャネル要素を形成する。またこの例示的実施形態では、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレーム内の制御チャネル領域が想定される。制御チャネル領域は、時間領域で
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルを範囲とし、少なくとも2つの物理リソース・ブロック・ペアから構成される。リソース・ブロック・ペアは、複数のリソース要素中に参照信号を含み、かつ、以下のように物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための制御チャネル要素に分割される。すなわち、制御チャネル領域の複数の物理リソース・ブロック・ペア各々が、
Figure 2013529414
個のサブ制御チャネル要素に分割される。
Figure 2013529414
であり、個々の物理リソース・ブロック・ペア内の各サブ制御チャネル要素のサブキャリアの数を表す。
サブ制御チャネル要素は2つのグループに分割され、個々の物理リソース・ブロック・ペア内の第1のグループのサブ制御チャネル要素は、サブ制御チャネル要素のうち
Figure 2013529414
個から構成され、第1のグループのサブ制御チャネル要素は、時間領域で前記
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルの第1のサブセットを範囲とし、個々の物理リソース・ブロック・ペア内の第2のグループのサブ制御チャネル要素は、残りの
Figure 2013529414
個のサブ制御チャネル要素から構成され、第2のグループのサブ制御チャネル要素は、時間領域で、前記
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルのうち別の第2のサブセットを範囲とする。さらに、等しいサイズの個々の制御チャネル要素が、サブ制御チャネル要素のペアで形成され、各制御チャネル要素は、第1のグループのサブ制御チャネル要素と、第2のグループのサブ制御チャネル要素とから構成される。
(この実施形態では、
Figure 2013529414
は、制御チャネル領域内の制御チャネル要素の対象数と見なすことができ、
Figure 2013529414
は、制御チャネル領域内のリソース・ブロックの数である。
Figure 2013529414
は、各サブ制御チャネル要素に等しい数のサブキャリアが含まれるように選択すべきである。すなわち
Figure 2013529414
。)
より詳細な例示的実施形態では、第1のグループのサブ制御チャネル要素はそれぞれ、物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための(すなわち、制御情報の搬送に使用することができ、参照信号には必要とされない)異なる数のリソース要素を有し、第2のグループのサブ制御チャネル要素はそれぞれ、物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための異なる数のリソース要素を有する。
例えば、第1のグループのサブ制御チャネル要素は、制御情報を伝達するためのk個またはk個のリソース要素を有し、第2のグループのサブ制御チャネル要素は、制御情報を伝達するためのl個またはl個のリソース要素を有し、k+l=k+lであり、k≠kかつl≠lである。
周波数分割および/または時分割でサブ制御チャネル要素が形成される制御チャネル領域に適用可能な本発明のさらなる実施形態では、サブフレームは2つのスロットを有し、各スロットは、時間領域でNsymb個のOFDMシンボルを範囲とする。本発明のこの実施形態では、サブ制御チャネル要素は、時間領域でサブフレームの第1のスロットにある
Figure 2013529414
個のOFDMシンボル、または時間領域でサブフレームの第2のスロットにあるNsymb個のOFDMシンボルを範囲とし、
Figure 2013529414
かつ
Figure 2013529414
である。

Figure 2013529414
は、動的に(例えば各サブフレームでシグナリングされるPCFICH値に対応して)、または半静的に(例えば無線リソース制御シグナリングで設定されるか、もしくは同報通信されるシステム情報を用いる)、または静的に設定する(例えば事前定義する)ことができる。
本発明のさらなる一例示的実施形態では、各サブフレームの最初の
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルが物理ダウンリンク制御チャネル領域(PDCCH領域)を定義し、サブフレームの残りのOFDMシンボルが共有データ領域(または物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)領域)を定義すると例示的に想定する。このシナリオでは、制御チャネル領域は例えばサブフレームのPDSCH領域に位置する。
あるいは、本発明の別の実施形態では、サブフレームはPDCCH領域を備えなくともよく、サブフレームの時間−周波数リソースを、動的または半静的に、制御シグナリングまたはユーザ・データの送信専用とすることができる。この例では、送信側装置は、個々の受信側装置が自身の制御シグナリングを受信することを予期することができる、個々の受信側装置のための制御チャネル領域を設定することができる。例えば、制御チャネル領域は、一部またはすべての受信側装置に対して互いに重複していても、または全く同じであってもよい。
さらなる例示的実施形態では、1つの制御チャネル要素を形成する各サブ制御チャネル要素ペアのサブ制御チャネル要素は、互いに異なるサブキャリアに位置することができる。
さらに、本発明のいくつかの実施形態では、サブ制御チャネル要素は各々、復調参照信号および/または共通参照信号の送信に使用される少なくとも1つのリソース要素を備える。
本発明の他の実施形態は、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレームの制御チャネル領域の制御チャネル要素に受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を対応付ける方法を提供する。一例示的実施形態によると、送信側装置は、受信側装置に制御情報をシグナリングするためにサブフレーム中の制御チャネル領域を受信側装置に割り当てる。割り当てられる制御チャネル領域は、各々が周波数領域における複数のNSC個のサブキャリアと、時間領域における
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルとから構成される複数の物理リソース・ブロック・ペアを範囲とする。制御チャネル領域は、本明細書に記載される本発明の種々の実施形態の1つによる構造を有する。さらに、送信側装置は、受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を、制御チャネル領域内に定義された制御チャネル要素に対応付ける。
より詳細な例示的な一実施では、物理ダウンリンク制御チャネル情報は、制御チャネル領域内に定義された制御チャネル要素のうち2個に対応付けられ、i∈{0,1,2,3,...}である。2は、利用可能な制御チャネル要素の数以下とすべきことに留意されたい。一例ではi∈{0,1,2,3}であり、別の例ではi∈{0,1,2,3,4}である。
すでに上記で述べたように、本発明の原理は、制御チャネル領域への物理ダウンリンク制御チャネル情報の局所化マッピングおよび分散化マッピングを容易にする。基本的に、局所化マッピングは、物理ダウンリンク制御チャネル情報が対応付けられる制御チャネル要素がリソース・ブロック・ペアの1つの中にあることを保証する。1つのリソース・ブロック・ペアで利用可能な制御チャネル要素よりも多い制御チャネル要素が物理ダウンリンク制御チャネル情報に必要とされる場合は、物理ダウンリンク制御チャネル情報は、複数個の物理リソース・ブロック・ペアの制御チャネル要素に対応付けられる。複数個の物理リソース・ブロック・ペアは、周波数領域では互いと近接して位置してよいが、周波数領域で分散化させることもできる。分散化マッピングでは、物理ダウンリンク制御チャネル情報は、互いに近接していない物理リソース・ブロック・ペアの制御チャネル要素に対応付けられる。
一例示的実施では、物理ダウンリンク制御チャネル情報を1つの制御チャネル要素に対応付ける場合、かつ物理ダウンリンク制御チャネル情報を1つの制御チャネル要素に対応付けるために局所化マッピング方式を使用する場合、1つの制御チャネル要素を形成するサブ制御チャネル要素のペアは、制御チャネル領域のリソース・ブロックの1つに位置する。制御情報を1つの制御チャネル要素に対応付ける場合、かつ物理ダウンリンク制御チャネル情報を1つの制御チャネル要素に対応付けるために分散化マッピング方式を使用する場合、制御チャネル要素を形成する前記サブ制御要素のペアの個々のサブ制御チャネル要素は、制御チャネル領域の異なるリソース・ブロックに位置する。
別の例示的実施では、制御情報を2つ以上の制御チャネル要素に対応付ける場合、かつ物理ダウンリンク制御チャネル情報を制御チャネル要素に対応付けるために局所化マッピング方式を使用する場合、制御チャネル要素を形成する個々のサブ制御チャネル要素のペアは、制御チャネル領域の物理リソース・ブロック・ペアの1つに位置する。
制御情報を2つ以上の制御チャネル要素に対応付ける場合、かつ物理ダウンリンク制御チャネル情報を1つの制御チャネル要素に対応付けるために分散化マッピング方式を使用する場合、
− 受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報が対応付けられる個々の制御チャネル要素は、異なる物理リソース・ブロック・ペアに位置するか、または
− 受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報が対応付けられる制御チャネル要素はそれぞれ、異なる物理リソース・ブロック・ペアに位置するサブ制御チャネル要素で形成される。
別の例示的実施形態によると、送信側装置は、制御チャネル領域に対応付けられた受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を含むサブフレームを生成し、サブフレームを受信側装置に送信する。
本発明のいくつかの実施形態では、受信側装置は、物理ダウンリンク制御チャネル情報のブラインド検出を使用することができる。物理ダウンリンク制御チャネル情報の宛先を受信側装置とするために、送信側装置は、受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報のためのCRC符号を決定し、受信側装置固有の識別子でCRC符号をマスクする。送信側装置は、さらに、マスクしたCRC符号を、CRCフィールド内で受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報に付加する。送信側装置は、さらに、受信側装置の符号化された物理ダウンリンク制御チャネル情報を、マスクされたCRC符号を含むCRCフィールドと共に、制御チャネル領域の1つまたは複数の制御チャネル要素に対応付ける。
本発明の他の実施形態は、制御チャネル領域(すなわち、サブフレームを範囲とするサブフレーム内の物理リソース)の定義に関する。受信側装置に物理制御チャネル情報をシグナリングするための物理リソース・ブロック・ペアは、
− 無線リソース制御シグナリングを使用して送信側装置によって設定されるか、
− 送信側装置の無線セル内で同報通信されるシステム情報を使用して送信側装置によって設定されるか、かつ/または
− 事前に決定する(例えば標準化文書の一部として)ことができる。
例示的な一実施では、送信側装置は、受信側装置に制御チャネル領域をシグナリングする1つまたは複数の物理リソース・ブロック・ペアを設定するための制御チャネル割り当てメッセージを受信側装置にシグナリングする。制御チャネル割り当てメッセージは、無線リソース制御メッセージ、または無線リソース制御メッセージの情報要素とすることができる。本発明の別の実施形態では、送信側装置は、受信側装置に制御チャネル領域をシグナリングする1つまたは複数の物理リソース・ブロック・ペアを設定するための制御チャネル割り当てを含むシステム情報を同報通信する。
制御チャネル割り当てメッセージは、受信側装置に物理制御チャネル情報をシグナリングする物理リソース・ブロック・ペアを半静的または動的に設定する。さらに、制御チャネル領域が時間領域で所定の領域(例えばサブフレーム内のスロット境界までの領域や、サブフレーム内の共有データ領域全体など)を範囲としない場合は、制御チャネル割り当てメッセージは、制御チャネル領域に属するOFDMシンボルも知らせることができる(例えば、時間領域における制御チャネル領域の始め/終わりを定義するOFDMシンボルの開始インデックスおよび/または終了インデックスを送信することにより)。
さらに、同じ制御チャネル領域または部分的に重複する制御チャネル領域が、受信側装置を含む複数の受信側装置に割り当てられることも可能である。
本発明のさらなる一例示的実施形態では、送信側装置は、所定の変調および符号化方式を使用して、受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達する制御チャネル要素の情報を変調することができる。
本発明のさらなる実施形態は、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムの受信側装置の制御情報を受信する方法に関し、受信側装置は送信側装置からサブフレームを受信し、サブフレームは、本明細書に記載される種々の実施形態の1つに従って構造化された制御チャネル領域を備える。サブフレーム中の制御チャネル領域は、受信側装置に物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための複数の制御チャネル要素に分割される。受信側装置は、サブフレームに含まれる制御チャネル要素から、受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を取得する。
さらに、本発明の別の実施形態では、受信側装置は、受信側装置の制御チャネル領域内で、制御チャネル要素の1つまたは複数に含まれる物理ダウンリンク制御チャネル情報のブラインド検出を行う。
受信側装置は、物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達する制御チャネル要素内のCRCフィールドからマスクされたCRC符号を取得し、マスクされたCRC符号を受信側装置固有の一時識別子でマスク解除し、CRC符号に基づいて、受信側装置の制御情報のブラインド検出の成功を検証することができる。
さらに、受信側装置は、受信側装置に物理ダウンリンク制御チャネル情報をシグナリングする物理リソース・ブロック・ペアを設定するための制御チャネル割り当てメッセージを送信側装置から受信することもできる。
本発明の他の実施形態は、本発明の原理をハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施することに関する。したがって、本発明の別の実施形態は、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムで使用するための送信側装置を提供する。送信側装置は、受信側装置の制御チャネル情報をサブフレームの制御チャネル領域の制御チャネル要素に対応付けることができる。送信側装置は、受信側装置に物理ダウンリンク制御チャネル情報をシグナリングするためにサブフレーム内の制御チャネル領域を受信側装置に割り当てる処理部を備える。それにより、割り当てられる制御チャネル領域は、各々が周波数領域における複数のNSC個のサブキャリアと時間領域における
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルとから構成される1つまたは複数の物理リソース・ブロック・ペアを範囲とする。さらに、制御チャネル領域は、本明細書に記載される種々の実施形態の1つに従って構造化される。送信側装置は、受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を、制御チャネル領域内に定義された制御チャネル要素に対応付けるマッピング部も備える。
本発明の別の実施形態による送信側装置は、受信側装置に物理ダウンリンク制御チャネル情報をシグナリングする物理リソース・ブロック・ペアを割り当てるための制御チャネル割り当てメッセージを、受信側装置にシグナリングするトランシーバ部を備える。
本発明のさらなる実施形態では、送信側装置の処理部は、制御チャネル領域内に受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を含むサブフレームを生成するように構成され、受信側装置の制御チャネル領域は、サブフレームの共有データ領域に位置する。さらに、送信側装置のトランシーバ部は、サブフレームを受信側装置に送信するように構成される。
本発明の別の実施形態による送信側装置は、本明細書に記載される各種例示的実施形態の1つによる、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレームの制御チャネル領域の制御チャネル要素に受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を対応付ける方法のステップを行うように構成された手段を備える。
本発明の別の実施形態は、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムの受信側装置の制御情報を受信するための受信側装置に関する。受信側装置は、送信側装置からサブフレームを受信する受信器部を備え、サブフレームは、本明細書に記載される各種実施形態の1つに従って構造化された制御チャネル領域を備える。制御チャネル領域はさらに、受信側装置に物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための複数の制御チャネル要素に分割される。受信側装置はさらに、サブフレームに含まれる制御チャネル要素から、受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を取得する処理部を有する。
本発明の別の実施形態では、受信側装置の処理部は、受信側装置の制御チャネル領域内で、制御チャネル要素の1つまたは複数に含まれる物理ダウンリンク制御チャネル情報のブラインド検出を行うように構成される。
受信側装置の処理部は、例えば、符号化された物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達する制御チャネル要素内のCRCフィールドからマスクされたCRC符号を取得し、マスクされたCRC符号を受信側装置固有の一時識別子でマスク解除し、CRC符号に基づいて、受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報のブラインド検出の成功を検証するように構成される。
さらに、別の実施形態によると、受信側装置は、受信側装置に物理ダウンリンク制御チャネル情報をシグナリングする物理リソース・ブロック・ペアを設定するための制御チャネル割り当てメッセージを送信側装置から受信するための受信器部も備える。
本発明の別の実施形態は、送信側装置の処理部によって実行されると、送信側装置に、本明細書に記載される各種実施形態の1つによる、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレームの制御チャネル領域の制御チャネル要素に受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を対応付ける方法を行わせる命令を記憶したコンピュータ可読媒体を提供する。実行命令は、送信側装置に、受信側装置に制御情報をシグナリングするためにサブフレーム中の制御チャネル領域を受信側装置に割り当てさせることができる。割り当てられる制御チャネル領域は、各々が周波数領域における複数のNSC個のサブキャリアと時間領域における
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルとから構成される複数の物理リソース・ブロック・ペアを範囲とする。制御チャネル領域は、本明細書に記載される本発明の種々の実施形態の1つによる構造を有する。さらに、命令の実行により、送信側装置に、受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を、制御チャネル領域内に定義された制御チャネル要素に対応付けさせることができる。
本発明の別の実施形態は、受信側装置の処理部によって実行されると、送信側装置に、本明細書に記載される各種実施形態の1つによる、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレームの制御チャネル領域の制御チャネル要素に受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を対応付ける方法を行わせる命令を記憶したコンピュータ可読媒体を提供する。
以下で、添付図面を参照して本発明をより詳細に説明する。図中で同様または対応する項目は同じ参照符号で示す。
3GPP LTE(Release 8)に定義されたダウンリンク・コンポーネント・キャリアのサブフレームの一般的構造を示す図である。 3GPP LTE(Release 8)に定義されたサブフレームの2つのダウンリンク・スロットのうち1つの例示的ダウンリンク・リソース・グリッドを示す図である。 ドナーeNodeB(d−eNB)、中継ノード(RN)、ならびに2つのユーザ機器(UE1およびUE2)からなる例示的ネットワーク構成を示す図である。 図3のエンティティの送信モードおよび受信モードでの動作に関する例示的振る舞いを示す図である。 3GPP LTE−A(Release 10)などの高度通信システムにおける送信モードおよび受信モードでの動作に関する、図3のエンティティの後方互換性のある例示的振る舞いを示す図である。 ドナーeNodeB(d−eNB)、複数の中継ノード(RN1およびRN2)、ならびに複数のユーザ機器からなる別の例示的ネットワーク構成を示す図である。 ドナーeNodeB(d−eNB)と中継ノード(RN1およびRN2)の間の送信信号の可変の伝搬遅延と、中継ノードにおけるサブフレーム内の送信モードと受信モードの切り替えとを考慮に入れて、いくつかの異なる中継ノードにおけるドナーeNodeBからのサブフレームの受信と、中継ノードの送信ウィンドウおよび受信ウィンドウを例示的に示す図である。 3GPP LTE(Release 8)および3GPP LTE−A(Release 10)に定義され、本発明の実施形態のいくつかで使用される通常のサブフレームの構造およびその物理リソース・ブロック・ペアを例示する図である。 3GPP LTE(Release 8)および3GPP LTE−A(Release 10)に定義され、本発明の実施形態のいくつかで使用されるMBSFNサブフレームの構造およびその物理リソース・ブロック・ペアを例示する図である。 R−PDCCH領域の2つの物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nを8個の制御チャネル要素(CCE)に分割する例を示す図である。 本発明の例示的実施形態による、通常のサブフレームのR−PDCCH領域の2つの物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nを16個のサブ制御チャネル要素(サブCCE)に分割する例を示す図である。 本発明の一実施形態による、R−PDCCH情報の局所化マッピングを可能にするように、図11のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて8個の制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す図である。 本発明の一実施形態による、R−PDCCH情報の分散化マッピングを可能にするように、図11のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて8個の制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す図である。 本発明の一実施形態による、R−PDCCH情報の局所化かつ分散化されたマッピングを可能にするように、図11のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて8個の制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す図である。 本発明の例示的実施形態による、R−PDCCH領域の2つの物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nを16個のサブ制御チャネル要素(サブCCE)に分割する別の例を示す図である。 本発明の一実施形態による、R−PDCCH情報の局所化マッピングを可能にするように図15のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて8個の制御チャネル要素(CCE)を形成する別の例を示す図である。 本発明の例示的実施形態による、MBSFNサブフレームのR−PDCCH領域の2つの物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nをサブ制御チャネル要素(サブCCE)に分割する例を示す図である。 本発明の例示的実施形態による、R−PDCCH領域の2つの物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nを8個のサブ制御チャネル要素(サブCCE)に分割する別の例を示す図である。 局所化を使用して、図18のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて4つの制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す図である。 分散化を使用して、図18のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて4つの制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す図である。 本発明の一実施形態による、R−PDCCH情報の局所化マッピングを使用して、図11のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて4つの制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す図である。 本発明の一実施形態による、R−PDCCH情報の分散化マッピングを使用して、図11のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて4つの制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す図である。 本発明の例示的実施形態による、通常のサブフレームのR−PDCCH領域の2つの物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nを分割して8個のサブ制御チャネル要素(サブCCE)にする別の例を示す図である。 本発明の一実施形態による、R−PDCCH情報の局所化マッピングを使用して、図23のサブ制御チャネル要素(サブCCE)ペアを組み合わせて4つの制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す図である。 本発明の一実施形態による、R−PDCCH情報の分散化マッピングを使用して、図23のサブ制御チャネル要素(サブCCE)ペアを組み合わせて4つの制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す図である。 本発明の実施形態による、サブフレーム内の制御チャネル領域の例示的構成を示す図である。 本発明の実施形態による、サブフレーム内の制御チャネル領域の例示的構成を示す図である。 本発明の実施形態による、サブフレーム内の制御チャネル領域の例示的構成を示す図である。 本発明の実施形態による、サブフレーム内の制御チャネル領域の例示的構成を示す図である。
以下の段落で本発明の各種実施形態を説明する。単に例示の目的で、実施形態の大半は、上記の背景技術の項で論じたGPP LTE (Release 8)およびLTE−A(Release 10)移動通信システムに準拠した直交単一キャリアのアップリンク無線アクセス方式との関連で説明する。本発明は、例えば前述の3GPP LTE(Release 8)およびLTE−A(Release 10)通信システム等の移動通信システムに関連して使用すると有利であるが、本発明は、この特定の例示的通信ネットワークでの使用に制限されないことに留意されたい。
上記の技術背景の項での説明は、本明細書に記載される主として3GPP LTE(Release 8)およびLTE−A(Release 10)に固有の例示的実施形態を理解しやすくすることを目的とするものであり、本発明を、記載される移動通信ネットワークの処理および機能の特定の実施に制限するものと理解すべきではない。
バックホール・ダウンリンク・サブフレームの共有データ領域内の制御チャネル領域に中継ノードの制御情報を対応付ける解決法の1つは、図10に例示するように、各物理リソース・ブロック・ペアをいくつかの制御チャネル要素に分割するものである。図10は、中継ノードのR−PDCCH領域の一部と見なす2つの物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nを8個の制御チャネル要素(CCE)に分割する例を示す。図10ではさらに、3GPP−LTEまたはLTE−A互換の通信ネットワーク内で、図8に例示するような通常のサブフレームがドナーeNodeBと中継ノード間のダウンリンクで用いられることを想定することに留意されたい。
R−PDCCH情報は、限られた数の物理リソース・ブロック・ペアに対応付けられる。図10の物理リソース・ブロック・ペアの例示的な分割では、重複するかまたは全く同じR−PDCCH領域を有する異なる中継ノードのR−PDCCH情報のCCEレベルでの交互配置を使用することができる。2つの物理リソース・ブロック・ペアが周波数領域で局所化されるか(例えばn=m+1)または分散化されるか(例えばn=m+オフセット。オフセット>1)に応じて、中継ノードのR−PDCCH情報の局所化マッピングまたは分散化マッピングを実現することができる。オフセットは、ある数のサブキャリア、すなわち所与のオフセット帯域幅に対応すると考えることができる。例示的な一実施形態では、オフセットはチャネルのコヒーレンス帯域幅以上となるように選択され、それら2つのリソース・ブロック内のチャネル条件が独立するようにする。
図10の例では、2つの物理リソース・ブロック・ペアの中で8個のCCEを利用できるようにすることが想定され、よって、周波数領域では2つのリソース・ブロック・ペア#mおよび#nの2・NSC=24個のサブキャリアが
Figure 2013529414
個のサブキャリア単位でCCEに分割される。図8に示すような、セル固有の参照信号(例えばCRS)およびUE固有の参照信号(または中継ノードの場合は中継ノード固有の参照信号)(例えばDM−RS)を含む通常のサブフレームのサブフレーム構造により、結果得られるCCEでは、各CCEで異なる数のリソース要素を中継ノードのR−PDCCH情報のシグナリングに利用することができる。表1に、図10に示す例における1つのCCE当たりのリソース要素の数の概略を示す。
Figure 2013529414
表1から分かるように、個々のCCEで伝達できるR−PDCCH情報の量はCCE間で異なる(各REは1つの変調シンボルに対応し、したがって変調方式レベルに応じた対応する数の符号化ビットに対応する)。これは、各CCEで等しいサイズのR−PDCCH情報を伝達できるようにR−PDCCH情報に利用可能なREの数に合わせて変調および符号化率を適合することが必要となるため、望ましくないように思われる(変調方式は固定され、一方符号化率は適合する必要があると想定することができる)。しかし、これは受信側により複雑な処理を必要とする(適用される符号化率は、所与のCCEでR−PDCCHに使用されるリソース要素の数に依存するため)。さらに、一定のブロック・エラー率(BLER)以上を達成するために必要とされる符号化率はCCE番号に依存するため、これには、送信側装置でR−PDCCH情報とCCEとのより複雑な対応付けを行うことも必要となる。例えば、R−PDCCH情報がCCE#2(26個のRE)に対応付けられる場合は、CCE集約レベル「1」で十分である可能性があり、R−PDCCH情報がCCE#1(22個のRE)に対応付けられる場合は、CCE集約レベル「2」が必要となる可能性がある。あるいは、R−PDCCH情報のいくつかの異なるDCIフォーマットを定義して、R−PDCCH情報が対応付けられる個々のCCE内でR−PDCCH情報に利用可能なREの数に対応することが必要となる場合もある。この後者の選択肢は、eNodeBの物理リソースの対応付け機能と符号化機能との非常に複雑な相互作用を必要とするため、さらに望ましくないように思われる。
別の解決法として、本発明の第1の態様により、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)情報等の制御情報を伝達するための制御チャネル領域の新規な編成を提案する。制御チャネル領域は、例えば3GPP LTE(Release 8)やLTE−A(Release 10)のような3GPP方式のシステム等、移動通信システムのOFDM方式のエア・インタフェースのサブフレーム内に定義/設定される。制御チャネル領域は、制御チャネル領域内にさらにセル固有および/またはUE固有の参照信号があるかどうかに関係なく、等しいサイズの制御チャネル要素に分割される。これは、制御チャネル領域を複数個のサブ制御チャネル要素に分割することによって実現される。サブチャネル要素を組み合わせて、等しいサイズの制御チャネル要素にする。本発明の第1の態様によると、制御チャネル領域は、それぞれFDM、TDM方式で周波数領域および/または時間領域で分割される。
「等しいサイズ」とは、制御チャネル要素内で制御情報のシグナリングに利用できるリソース要素の数が、制御チャネル領域のすべての制御チャネル要素で同じであることを意味する。制御チャネル要素内に位置する参照信号を制御チャネル要素の一部と見なすか否かは定義に関する事項であり、本発明は両方の選択肢に適用可能である。下記の例では、単に例示の目的で、参照シンボルはサブ制御チャネル要素および制御チャネル要素の一部としない。
制御チャネル領域はサブフレームの複数のリソース・ブロック・ペアを範囲とすることができるが、必ずしもサブフレームの全時間領域リソースを「カバー」するとは限らない。制御チャネル領域の物理リソースでシグナリングすべき制御情報とそのマッピング方式(局所化または分散化)を送信するために必要な制御チャネル領域内の制御チャネル要素の数に応じて、同じまたは別のリソース・ブロック・ペアのサブ制御チャネル要素を組み合わせて制御チャネル要素を形成する。さらに、制御情報の分散化マッピングは、異なるリソース・ブロック・ペアの制御チャネル要素に制御情報を対応付けることによって実現することもでき、各制御チャネル要素自体は、1つのリソース・ブロック・ペアのみのサブ制御チャネル要素で形成される。
下記の説明からより詳しく明らかになるように、本発明の原理は、基地局(ドナーeNodeB)から中継ノード、基地局(eNodeB)から移動端末(ユーザ機器)、および中継ノードから移動端末(ユーザ機器)への物理制御チャネル情報のシグナリングに使用することができる。したがって、本明細書では「送信側装置」(すなわち基地局または中継ノード)から「受信側装置」(すなわち中継ノードまたは移動端末)に制御情報を送信すると表現する。
図26〜図29に、本発明の種々の実施形態によるサブフレーム内の制御チャネル領域の種々の例示的構成を示す。4つの例すべてで、サブフレームは、サブフレームのリソース要素の一部に参照信号を含むことに留意されたい。参照信号は定型パターンで提供することができる。さらに、参照信号は、例えば共通の参照信号(1つの無線セルのすべての端末/中継ノードに関係する)、および/または例えば個々のユーザ機器/中継ノードのDM−RS等の端末固有の参照信号である。図26〜図29には互いに近接するように制御チャネル領域を形成した物理リソース・ブロック・ペアを例示するが、これは必須ではなく、個々のリソース・ブロック・ペアは、システム帯域幅の周波数領域で分散化してもよいことに留意されたい。さらに、制御チャネル領域として設定された物理リソース・ブロック・ペアに、近接するものと近接しないものがあってもよい。
図26は、制御領域がサブフレームの共有データ領域(PDSCH領域)に設定される例を示す。この例は、特に中継ノードへのPDCCH情報の送信に適用可能である(ただしそれに制限されない)。図26に示す制御チャネル領域は、PDSCH領域の
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルすべてを範囲としており、すなわち、この例では
Figure 2013529414
であり、
Figure 2013529414
が時間領域の制御領域のOFDMシンボルの数であり、
Figure 2013529414
が時間領域の共有データ領域のOFDMシンボルの数であり、
Figure 2013529414
が時間領域の制御チャネル領域(PDCCH領域)のOFDMシンボルの数であり、Nsymbが時間領域のサブフレームの2つのスロットそれぞれのODFMシンボルの数である。
一般に、
Figure 2013529414
は例えば動的に設定することができ、例えばサブフレームでシグナリングされるPCFICH値に対応することができる。あるいは、
Figure 2013529414
は、半静的または静的に設定してもよい。
図27は、サブフレームの共有データ領域(PDSCH領域)に制御領域が設定される別の例を示す。図27に示す例では、制御チャネル領域は全PDSCH領域を範囲としておらず、制御チャネルは、サブフレームのシンボル・インデックス
Figure 2013529414
以降のOFDMシンボルを範囲とする。図27の例では、制御領域の
Figure 2013529414
個のシンボルは、サブフレームの5番目から最後(14番目)までのOFDMシンボルである(
Figure 2013529414
)。
Figure 2013529414
は、例えば、RRCシグナリングを使用して半静的に設定するか、またはシステム情報を使用してセル内で同報通信することができる。あるいは、
Figure 2013529414
は静的/事前に定義してもよい。
この例の変形では、制御領域の開始インデックス
Figure 2013529414
だけでなく、終了インデックス
Figure 2013529414
も設定することができ、制御チャネル領域は時間領域でOFDMシンボル
Figure 2013529414
から
Figure 2013529414
までを範囲とすることに留意されたい(
Figure 2013529414
)。両インデックスは、上記のように半静的または静的に設定することができる。
図26および図27に示す例示的な制御チャネル構成は、基地局(ドナーeNodeB)から中継ノードに物理ダウンリンク制御チャネル情報(例えばアップリンクおよびダウンリンク・グラント)を伝達するために有用である可能性がある。ただし、上記のように本発明はこのシナリオに制限されない。図28は、本発明の別の実施形態によるサブフレーム内の制御チャネル領域の別の例示的構成を示す。この例では、サブフレームに制御チャネル領域が設定されず、よってサブフレームのすべてのOFDMシンボルをPDSCH領域の一部と見なすことができる。この場合、送信側装置(ドナーeNodeBまたは中継ノード)は、時間領域でサブフレーム全体(例えばサブフレームの2・Nsymb個すべてのOFDMシンボル)を範囲としている制御チャネル領域を、サービスされる受信側装置(中継ノードまたはユーザ機器)に設定することができる。
あるいは、図29に示すように、制御チャネル領域は、サブフレーム内の特定の範囲のみ、例えば1番目または2番目のスロットを範囲とするように設定することもできる。したがって、制御チャネル領域の個々の範囲は、サブフレーム内のスロット境界によって制限される場合もある。
また、図28および図29の制御チャネル領域の構成は、上記のように、動的、半静的、または静的に設定することもできる。例えば、半静的な設定の場合は、開始インデックス
Figure 2013529414
および任意で終了インデックス
Figure 2013529414
を設定することができる。
以下に、本発明のいくつかの例示的実施形態による制御チャネルの構造を概説する。これらの実施形態は、ダウンリンクにOFDMAを使用する3GPP方式の移動通信ネットワークに関連して説明する。さらに、下記の例の大半では制御チャネル領域をR−PDCCH領域と呼ぶ。これは、下記の制御チャネル構造は、中継ノードのPDCCH情報をドナーeNodeBから中継ノードに提供するために使用されることを例示的に想定するためである。
さらに、下記の例は、図8および図9に示す3GPP LTE(Release 8)システムのサブフレーム構造に基づく。本発明を3GPP LTE−A(Release 10)に適用する場合、集約されたコンポーネント・キャリアに3GPP LTE(Release 8)のサブフレーム構造を再使用することを想定することができる。その場合、サブフレームは、それぞれユーザ機器と中継ノードの集約されたコンポーネント・キャリアを範囲とし、すなわち、サブフレーム内で利用可能なダウンリンク・リソース・ブロックの総数
Figure 2013529414
は、集約されたコンポーネント・キャリアの総帯域幅に相当する。サブフレームは集約されたコンポーネント・キャリアの全帯域幅を範囲とすることもできるが、制御チャネル領域はその場合もコンポーネント・キャリア単位で定義することができる。また、物理ダウンリンク制御チャネル情報を使用したリソースの割当ては、集約された1つのコンポーネント・キャリアではなく、個々のコンポーネント・キャリアに対して行うことができる。3GPP LTE(Release 8)システムのサブフレーム構造の使用は例に過ぎず、本発明をそれらの構造に制限するものではない。
図11は、本発明の例示的実施形態による、通常のサブフレームのR−PDCCH領域の2つの物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nを16個のサブ制御チャネル要素(サブCCE)に分割する例を示す。図11では図26に示す手法を採用しており、すなわち制御チャネル領域がサブフレームのPDSCH領域を範囲としている。さらに、サブフレームは、最初の2つのOFDMシンボルを範囲とするPDCCH領域を有するものと想定する。サブフレームのPDCCH領域は、時間領域に
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルを有することができる事に留意されたい。
R−PDCCHチャネル領域は、周波数領域の
Figure 2013529414
個のリソース・ブロックと、時間領域の
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルを範囲とする。制御チャネル領域は周波数領域で複数のリソース・ブロック(偶数個および奇数個)を範囲とできることに留意されたい。図11は、2つの物理リソース・ブロック・ペアについてのサブ制御チャネル要素の編成を例示する。R−PDCCH領域から設定されたリソース・ブロック・ペアが3つ以上ある場合は、その他のリソース・ブロック・ペアを図11に示すのと同様にしてサブ制御チャネル要素に分割する。
図11の例示的実施形態のR−PDCCH領域は、時間領域で2つのOFDMシンボル・グループに分割される(第1のグループおよび第2のグループ)。周波数領域では、1リソース・ブロック当たりNSC=12個のサブキャリアが
Figure 2013529414
個のサブキャリアのブロックに分割され、よって、各サブ制御要素に
Figure 2013529414
個のサブキャリアが含まれる。
Figure 2013529414
である限り
Figure 2013529414
に他の値を選択することも可能であるが、値
Figure 2013529414
と、時間領域のR−PDCCH領域の分割を組み合わせると、図8および図9の想定するサブフレーム構造との関連で特に有利と思われる。これは、提案されるようにR−PDCCH領域をサブ制御チャネル要素(サブCCE#i)に分割すると、1つのサブ制御チャネル要素につき2つのリソース要素または4つのリソース要素を有することが可能となり、それにより、サブ制御チャネル要素と、等しいサイズの制御チャネル要素との対の単純な組み合わせが可能となるためである。
さらに、図11では、サブ制御チャネル要素の境界は、サブフレームのスロット境界で画定されることに留意されたい。したがって、第1のグループのサブ制御チャネル要素は
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルを範囲とし、第2のグループの制御チャネル要素は、残りのNsymb=7個のOFDMシンボル、すなわち時間領域のサブフレームの2番目のスロットを範囲とする。
第1のグループのサブ制御チャネル要素は、制御情報を伝達する、すなわち参照信号に使用されないリソース要素をk=10個またはk=12個有する。第2のグループのサブ制御チャネル要素は、制御情報を伝達するリソース要素をl=15個またはl=17個有する。したがって、サブ制御チャネル要素#1〜#8をそれぞれサブ制御チャネル要素#9〜#16の1つと組み合わせて、サイズj=k+l=k+l=27の制御チャネル要素を形成することができる(すなわち受信側装置のPDCCH情報を伝達するために27個のリソース要素を利用することができる)。
図12および図13は、本発明の一実施形態による、それぞれR−PDCCH情報の局所化マッピングと分散化マッピングを使用して、図11の16個のサブ制御チャネル要素(サブCCE)の対を組み合わせて8個の制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す。図2および表2に、サブ制御チャネル要素を組み合わせて制御チャネル要素の局所化マッピングを得る場合を示す。
Figure 2013529414
表2および図12から分かるように、すべての制御チャネル要素は、R−PDCCH領域の物理リソース・ブロック・ペアの1つに定義される。したがって、3つ以上の物理リソース・ブロック・ペアを使用する場合も、そのような等しいサイズの制御チャネル要素をそれぞれの物理リソース・ブロック・ペアに構築することができる。
下の表3は、図11に示すサブ制御チャネル要素を組み合わせて、PDCCH情報の局所化マッピングを可能にする制御チャネル要素を形成する代替の例を示す。
Figure 2013529414
PDCCH情報が1、2、4、または8個の制御チャネル要素に対応付けられる(すなわちCCE集約のサイズが2)と想定することができる。したがって、受信側装置のPDCCH情報を制御チャネル要素の2≦4個に対応付ける場合に、すべてのPDCCH情報が物理リソース・ブロック・ペアの1つ、すなわち局所化方式で送信されることを保証することができる。CCEの集約レベルが4より高い場合、すなわち2=8個すべての制御チャネル要素を使用して受信側装置のPDCCH情報を搬送する場合は、近接する物理リソース・ブロック・ペア(すなわちn=m±1)を使用することができ、PDCCH情報が周波数領域で局所化されたサブキャリアのセットに対応付けられる。あるいは、近接しない物理リソース・ブロック・ペアがR−PDCCH領域を形成してもよく、すなわち、n≠m±1であってもよい。
用語「近接する」および「近接しない」は必ずしも互いに隣り合う、または隣り合わない物理リソース・ブロック・ペアを意味しない。むしろ、局所化マッピングは、(2つのリソース・ブロック内のチャネル条件が互いに依存するように)チャネルのコヒーレンス帯域幅内にあるリソース・ブロック・ペアにPDCCH情報を対応付ける意と理解することができ、一方、PDCCH情報の分散化マッピングは、チャネルのコヒーレンス帯域幅以上のリソース・ブロック・ペアにPDCCH情報を(2つのリソース・ブロック内のチャネル条件が互いから独立するように)対応付ける意と理解することができる。
図13および表4は、制御チャネル要素の分散化マッピングを得るためのサブ制御チャネル要素の組み合わせを示す。
Figure 2013529414
図13および表4から分かるように、分散化マッピングされた制御チャネル要素は、それぞれ異なる物理リソース・ブロック・ペアに位置する、第1のグループのサブ制御チャネル要素と、第2のグループのサブ制御チャネル要素との個々のペアを含む。そのようにすると制御チャネル要素は常に物理リソース・ブロック・ペアに「分散化」される。
さらに、各物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#n内では、受信側装置でチャネル推定に使用されるいくつかの所定のリソース要素でCRSおよび/またはDM−RSが提供されることに留意されたい。CRSは例えば、R−PDCCH領域でシグナリングされるPDCCH情報にビーム形成が適用されない場合に使用することができる。DM−RSは、エア・インタフェースでR−PDCCH領域のPDCCH情報の送信にビーム形成が適用される場合に、送信に使用することができる。
それぞれ物理リソース・ブロック・ペアと制御チャネル要素で提供されるDM−RS信号の数で、R−PDCCH領域の制御チャネル要素を割り当てることができる受信側装置の数の上限を示してもよい(複数の送信側装置のR−PDCCH領域が重複する、または同じであると仮定する)。DM−RS層は受信側装置に固有であり、ダウンリンクで割り当てられた物理リソースでシグナリングされるデータの復調に必要となる場合がある。したがって、R−PDCCH領域の所与の物理リソース・ブロック・ペア内でデータを受信しようとする各受信側装置は、PDCCH情報が送信される、割り当てられた制御チャネル要素に自身のDM−RSが存在する事を必要とする場合がある。
送信側装置でDM−RS送信に4つのアンテナ・ポートが設定される場合は、4つのDM−RS層を利用することができる。4層からのDM−RS信号は互いに直交する。例えば図12または図13に示すように1つの物理リソース・ブロック・ペアが4つの制御チャネル要素に分割される場合、各制御チャネル要素は、復調のために1つのDM−RS層に関連付けることができる。したがって、R−PDCCH領域の各物理リソース・ブロック・ペアの制御チャネル要素は、最高で4つの受信側装置に割り当てることができる。
DM−RS送信に利用できるアンテナ・ポートが2つのみの場合は、2つのみのDM−RS層がある。その場合、可能性の1つは、各物理リソース・ブロック・ペアを2つの制御チャネル要素に分割し(例えば図21および図22参照)、各制御チャネル要素を1つのDM−RS層に関連付けるものである。したがって、R−PDCCH領域の各物理リソース・ブロック・ペア内の制御チャネル要素は、1つまたは2つのみの受信側装置に割り当てることができる。
別の可能性は、各物理リソース・ブロック・ペアをなお4つの制御チャネル要素に分割するが、2つの制御チャネル要素をそれぞれ1つのDM−RS層と1つの受信側装置に関連付けるものである。したがって、この例では、CCEの集約レベルのサイズは、1つの受信側装置および物理リソース・ブロック・ペアにつき少なくとも2つの制御チャネル要素に制限され得る。
1つの制御チャネル要素(すなわちサブ制御チャネル要素の1つの組み合わせ)に対して、DM−RS層は、各制御チャネル要素でシグナリングされるDM−RS信号の数が最大になるように選択することができる。図12および図13に示す例では、すべての制御チャネル要素が、4層すべてのDM−RS信号を伴うリソース要素からなる。
制御チャネル要素#1、#2、#5、および#6は、層1および層2のDM−RS信号を搬送する4つのリソース要素と、層3および層4のDM−RS信号を搬送する2つのリソース要素とからなる。したがって、これらの制御チャネル要素は、DM−RS層1または層2に関連付けることができる。制御チャネル要素#3、#4、#7、および#8は、層1および層2のDM−RS信号を搬送する2つのリソース要素と、層3および層4のDM−RS信号を搬送する4つのリソース要素とからなり、よってDM−RS層3および層4に関連付けることが有利である。したがって、本発明のさらなる実施形態では、送信側装置は、1つの制御チャネル要素当たりの所与のDM−RS層のDM−RS信号の数を最大にできるように、受信側装置のPDCCH情報が、受信側装置に関連付けられたDM−RS層に関連付けられた制御チャネル要素に対応付けられることを保証する。
さらに、R−PDCCH領域の制御チャネル要素へのPDCCH情報の対応付けは、R−PDCCH領域内で利用できる制御チャネル要素の数およびCCEの集約サイズに依存する。受信側装置のPDCCH情報が1、2、4、または8個の制御チャネル要素に対応付けられると例示的に仮定することができる。
CCE集約レベルが1の場合、すなわち受信側装置のPDCCH情報がR−PDCCH領域の1つの制御チャネル要素に対応付けられる場合、制御チャネル要素への局所的なPDCCH情報の対応付け(すなわち受信側装置の探索空間が局所化される)を仮定すると、1つの制御チャネル要素を形成する2つのサブCCEが同じ物理リソース・ブロック・ペアから選択される。制御チャネル要素への分散化したPDCCH情報の対応付け(すなわち受信側装置の探索空間が分散化される)の場合は、1つの制御チャネル要素を形成する2つのサブCCEは、異なる物理リソース・ブロック・ペアから選択される。
CCE集約レベルが2の場合、すなわち受信側装置のPDCCH情報がR−PDCCH領域の2つの制御チャネル要素に対応付けられる場合に、2つの制御チャネル要素への局所的なPDCCH情報の対応付けを仮定すると(すなわち受信側装置の探索空間が局所化される)、両方の制御チャネル要素は同じ物理リソース・ブロック・ペアに位置する。
2つの制御チャネル要素への分散化したPDCCH情報の対応付け(すなわち受信側装置の探索空間が分散化される)の場合は、両方の制御チャネル要素は、異なる物理リソース・ブロック・ペアに位置する。さらに、制御チャネル要素は周波数領域では常に分散化させることができる。例えば、図12では、送信側装置による2つの制御チャネル要素への分散化したPDCCH情報の対応付けは、PDCCH情報を、例えばCCE#1およびCCE#5に対応付けることによって得ることができる。また、制御チャネル要素は、各制御チャネル要素が複数の物理リソース・ブロック・ペアのサブCCEで形成されるように形成することができる。図13では、各制御チャネル要素は、物理リソース・ブロック・ペア#mのサブCCEと物理リソース・ブロック・ペア#nのサブCCEを有し、よって(実際のCCE集約サイズに関係なく)分散化マッピングが得られる。
CCE集約レベルが4の場合、すなわち受信側装置のPDCCH情報がR−PDCCH領域の4つの制御チャネル要素に対応付けられる場合に、1つの物理リソース・ブロック・ペアを2つの制御チャネル要素に分割すると(例えば下記の図18〜図20の説明を参照されたい)、2つの物理リソース・ブロック・ペアが1回のPDCCH情報のシグナリングに使用されることになる。この例では、PDCCH情報の局所化または分散化マッピングは、2つの物理リソース・ブロック・ペアを、近接する物理リソース・ブロック・ペアまたは近接しない物理リソース・ブロック・ペアとして構成することによって実現することができる(上記のように「近接する」および「近接しない」は、チャネルのコヒーレンス帯域幅を基準として定義することができる)。
1つの物理リソース・ブロック・ペアを4つの制御チャネル要素に分割する場合は、4つの制御チャネル要素への局所化および分散化されたPDCCH情報のマッピングは、CCE集約レベル2に関して説明したのと同様にして得ることができる。
CCE集約レベルが8の場合、すなわち受信側装置のPDCCH情報がR−PDCCH領域の8つの制御チャネル要素に対応付けられる場合、1つの物理リソース・ブロック・ペアを2つの制御チャネル要素に分割すると、受信側装置にPDCCH情報を送信するために2つの物理リソース・ブロック・ペアでは足りない。したがって、送信側装置は、PDCCH情報の半分だけを2つの物理リソース・ブロック・ペアに対応付けることができる。別の可能性は、4つの物理リソース・ブロック・ペアを基本のR−PDCCH領域サイズとして設定するものである。
さらに、1つの物理リソース・ブロック・ペアを4つの制御チャネル要素に分割する場合は、PDCCH情報を搬送するのにR−PDCCH領域の2つの物理リソース・ブロック・ペアで足りる。この場合、PDCCH情報の局所化または分散化マッピングは、2つの物理リソース・ブロック・ペアを、近接する物理リソース・ブロック・ペアまたは近接しない物理リソース・ブロック・ペアとして構成することによって実現することができる(上記のように「近接する」および「近接しない」は、チャネルのコヒーレンス帯域幅を基準として定義することができる)。
サブ制御チャネル要素を使用する利点の1つは、知られる方式に従ってサブ制御チャネル要素を組み合わせる際に柔軟性があることである。これにより、例えば、送信側装置が、受信側装置のPDCCH情報とR−PDCCH領域との局所化マッピングと分散化マッピングを切り替えることが可能になる。さらに、サブ制御チャネル要素を上手く組み合わせることにより、局所化マッピングと分散化マッピングを同時に実現することもでき、これは、複数の受信側装置が同じまたは重複するR−PDCCH領域を有する場合に有利である場合がある。図14に、本発明の一実施形態による、R−PDCCH情報の局所化かつ分散化マッピングを可能にするように、図11のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて8個の制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す。サブCCEを上手く組み合わせると、制御チャネル要素のいずれもR−PDCCH情報の対応付けに使用されない場合に、他の目的、例えばPDSCHの送信に物理リソース・ブロックを再利用することが可能になる。
図14の制御チャネル要素は、表5に示すサブ制御チャネル要素ペアの組み合わせによって得られる。
Figure 2013529414
例えば図14および表5に示すマッピング方式を使用すると、ドナーeNodeBは、同じR−PDCCH領域に2つの中継ノードを割り当てることができ、CCE集約サイズ「4」を仮定すると、一方の中継ノードのPDCCH情報を局所化方式で、他方の中継ノードのPDCCH情報を分散化方式でR−PDCCHリソースに対応付けることができる。
図15に、本発明の例示的実施形態による、R−PDCCH領域の2つの物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nを16個のサブ制御チャネル要素(サブCCE)に分割する別の例を示す。図15に示す例は、サブ制御要素が時間領域のサブフレームのスロット境界で分割されない点を除いて上記の図11と同様である。代わりに、この例では、時間領域の
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルが第1のグループおよび第2のグループそれぞれのサブ制御チャネル要素に均等に分散化される。したがって、第1のグループのサブ制御チャネル要素は、制御情報を伝達する、すなわち参照信号に使用されないリソース要素をk=13またはk=15個有する。第2のグループのサブ制御チャネル要素は、制御情報を伝達するためのリソース要素をl=12またはl=14個有し、この場合も、受信側装置のPDCCH情報を伝達するために利用できるj=k+l=k+l=27個のリソース要素からなる制御チャネル要素のサイズが得られる。
図16に、本発明の一実施形態による、R−PDCCH情報の局所化マッピングを使用して図15のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて8個の制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す。R−PDCCH情報の分散化マッピングは、図13に示し、上記で説明したのと同様にして得ることができる。図16に示すR−PDCCH領域の例示的な分割のために、上記で図12〜図14および表2〜表5に関して説明したように制御チャネル要素を形成することができる。
3GPP−LTE(Release 8)で知られる通常のサブフレームを使用して図11〜図16を参照する例を説明したが、上記で図12〜図14および表2〜表5に関して概説した同じ分割および組み合わせを、図9に示すMBSFNサブフレームにも使用することができる。図17に、本発明の例示的実施形態による、MBSFNサブフレームのR−PDCCH領域の2つの物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nをサブ制御チャネル要素(サブCCE)に分割する例を示す。基本的に、上記で図11および図16に関して述べた通常のサブフレームの通常の分割との違いは、MBSFNサブフレームは共通の参照信号を含まない点である。したがって、このMBSFNサブフレームをサブ制御チャネル要素に分割する例では、第1のグループのサブ制御チャネル要素のサイズは、制御情報を伝達する、すなわち参照信号に使用されないk=11個またはk=13個のリソース要素となる。第2のグループのサブ制御チャネル要素は、制御情報を伝達するためのリソース要素をl=17個またはl=19個有し、その結果、受信側装置のPDCCH情報を伝達するために利用できるj=k+l=k+l=30個のリソース要素からなる制御チャネル要素のサイズが得られる。
さらに、上記で概説した周波数領域および時間領域におけるR−PDCCH領域の分割は、例えば図28に示すように、サブフレームの第1のOFDMシンボルに制御チャネル領域が提供されないシナリオでも適用できることに留意されたい。引き続き参照信号のパターンを変えないことを仮定できるため、周波数領域における
Figure 2013529414
のブロックへの分割は、制御情報を伝達するためのkまたはk個のリソース要素を有する第1のグループのサブ制御チャネル要素と、制御情報を伝達するためのlまたはl個のリソース要素を有する第2のグループのサブ制御チャネル要素を得るためにここでも実現可能であるように思われる。このようにして、第1および第2のグループのサブ制御チャネル要素のペアで容易に制御チャネル要素を形成して、k+l=k+l個の制御チャネル要素サイズを得ることができる(ただしk≠kかつl≠l)。さらに、図27に示すようにR−PDCCH領域が制御チャネル領域(PDCCH領域)のすぐ後に開始しない場合も、図11〜図17に関して上記で概説した同じR−PDCCH領域の分割を使用することができる。
上記の例では、時間領域および周波数領域における制御チャネル領域の分割を使用した。他の実施形態は、周波数領域のみで制御チャネル領域を分割することを企図する。図18に、FDMの手法を用いる本発明の例示的実施形態による、R−PDCCH領域の2つの物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nを8個のサブ制御チャネル要素(サブCCE)に分割する別の例を示す。合計で8個のサブ制御チャネル要素が得られるようにR−PDCCH領域が
Figure 2013529414
個のサブキャリアからなるブロックに分割される。
各サブチャネル要素は、周波数領域の
Figure 2013529414
個のサブキャリアと時間領域のR−PDCCH領域の
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルすべてを範囲とする。この場合も、その組み合わせで得られる4つの制御チャネル要素すべてのサイズが等しくなるように、サブ制御チャネル要素のペア#1〜#8を組み合わせて個々の制御チャネル要素を形成する。サブ制御チャネル要素のサイズは、制御信号を伝達する、すなわち参照信号に使用されない、k=25(サブCCE1#、#4、#5、#8)またはk=27(サブCCE#2、#3、#6、#7)個のリソース要素となる。したがって、サイズk=25およびk=27のサブ制御チャネル要素を組み合わせることにより、形成される制御チャネル要素は、制御情報を伝達するための要素として52個のリソース要素からなる一定サイズをもたらす。図19および図20に、それぞれ局所化および分散化を容易にする、図18のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて4つの制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す。表6に、図19のR−PDCCH領域の構造のサブCCEの組み合わせを例示する。同じ物理リソース・ブロック・ペアの2つのサブ制御チャネル要素をそれぞれ組み合わせて、PDCCH情報の局所化マッピングを得る。
Figure 2013529414
表7に、図20のR−PDCCH領域の構造のサブCCEの組み合わせを例示する。異なる物理リソース・ブロック・ペアの2つのサブ制御チャネル要素をそれぞれ組み合わせて、PDCCH情報の分散化マッピングを得る。
Figure 2013529414
あるいは、2以上のCCE集約サイズの場合は、図19および表6に示す異なる物理リソース・ブロック・ペアに位置するCCEを使用して、分散方式でPDCCH情報をシグナリングすることができる。
上述のように、物理リソース・ブロック・ペア#mおよび#nは、周波数領域で互いと近接する場合も近接しない場合もある。さらに、同様にして、3つ以上の物理リソース・ブロック・ペアを比較するR−PDCCH領域も制御チャネル要素に構造化することができる。
さらに、本発明の別の例示的実施形態では、どのようにして3つ以上のサブ制御チャネル要素を組み合わせて制御チャネル要素とすることができるかを示す。この例示的実施形態では、図11に示すサブ制御チャネルの分割を想定する。図21および図22に、本発明の一実施形態による、それぞれR−PDCCH情報の局所化、分散化マッピングを使用して、図11のサブ制御チャネル要素(サブCCE)のペアを組み合わせて4つの制御チャネル要素(CCE)を形成する例を示す。この例では、4つのサブ制御チャネル要素を組み合わせて等しいサイズの4つの制御チャネル要素を形成する。表8に、図21の局所化マッピングの場合にそれぞれの4つの制御チャネル要素を形成するサブ制御チャネル要素を示す。この例でも、すべての制御チャネル要素は、同じ物理リソース・ブロック・ペアのサブ制御チャネル要素で形成される。
Figure 2013529414
表9に、図22の分散化マッピングの場合にそれぞれの4つの制御チャネル要素を形成するサブ制御チャネル要素を示す。分散化マッピングを得るために、各制御チャネル要素を形成するサブ制御チャネル要素は、互いに別個の物理リソース・ブロック・ペアに位置する。
Figure 2013529414
図23は、本発明のさらなる例示的実施形態による、FDM方式のサブフレーム内の制御チャネル領域の別の分割を示す。この例では、本明細書中上記で説明した図29に示す例に沿って、サブフレームがサブフレームの最初の方のOFDMシンボルにPDCCH領域を含まないと想定する。代わりに、受信側装置のPDCCH情報を搬送するPDCCH領域が送信側装置(例えば基地局または中継ノード)により、受信側装置(例えばユーザ機器または中継ノード)に割り当てられる。送信側装置によって制御される無線セル内の受信側装置のPDCCH領域は、重複するか、さらには全く同じである場合もある。PDDCH領域は、各受信側装置が送信側装置から制御シグナリング(例えばダウンリンクおよび/またはアップリンクのリソース割り当て)を受信することを予期する探索空間と見なすことができる。
本発明のこの例示的実施形態では、PDCCH領域は、サブフレームの1番目のスロットのOFDMシンボルを範囲とする。したがって、この例示的実施形態では
Figure 2013529414
となる。受信側装置のPDCCH領域は、分割により合計で8個のサブ制御チャネル要素が得られるように、周波数領域で
Figure 2013529414
個のサブキャリアからなるブロックに分割される。各サブチャネル要素は、周波数領域の
Figure 2013529414
個のサブキャリアと、時間領域のPDCCH領域の
Figure 2013529414
個のOFDMシンボルすべてを範囲とする。
この場合も、組み合わせで形成される4つの制御チャネル要素すべてが等しいサイズになるように、サブ制御チャネル要素のペア#1〜#8を組み合わせて個々の制御チャネル要素を形成する。サブ制御チャネル要素のサイズは、制御信号を伝達する、すなわち参照信号に使用されない、k=15(サブCCE1#、#4、#5、#8)またはk=17(サブCCE#2、#3、#6、#7)個のリソース要素となる。したがって、サイズk=15およびk=17のサブ制御チャネル要素を組み合わせることにより、形成される制御チャネル要素は、制御情報を伝達するための要素として32個のリソース要素の一定サイズをもたらす。サブ制御チャネル要素は、ペア単位で、図19および図20ならびに表6および表7を参照して説明したのと同様にして、サイズk=15およびk=17のサブ制御要素を互いに組み合わせることによって組み合わせることができる。
ここまでの段落では、送信側装置から受信側装置にPDCCH情報をシグナリングするためのR−PDCCH領域およびPDCCH領域の構造のいくつかの異なる例示的実施形態を説明した。以下では、送信側装置および受信側装置の動作をさらに詳細に説明する。送信側装置は、基地局(例えばeNodeB)または中継ノードである。受信側装置は、中継ノードまたはユーザ機器である。さらに、送信側装置は言うまでもなく、その受信可能エリア内で2つ以上の受信側装置にサービスすることができ、(R−)PDCCH領域についてのシグナリングPDCCH情報を使用して、送信側装置にアップリンクまたはダウンリンクのリソースを割り当てるスケジューリング機能を備えることに留意されたい。
上記のように、送信側装置は、受信側装置にPDCCH情報をシグナリングするためにサブフレーム内の制御チャネル領域((R−)PDCCH領域)を受信側装置に割り当てる。(R−)PDCCH領域は、上記本発明の各種実施形態の1つに従って、制御チャネル要素に構造化される。(R−)PDCCH領域の物理リソースは、動的もしくは半静的に設定するか、または事前に定義することができる。半静的な設定の場合、送信側装置は、無線リソース制御シグナリングを使用することができ、すなわち、RRCシグナリング・メッセージを使用して(R−)PDCCH領域の時間および周波数リソースを記述するパラメータを受信側装置に送信することができる。(R−)PDCCH領域は、送信側装置の無線セル内で同報通信されるシステム情報を使用して、送信側装置によって設定することもできる。例えば、設定情報は、送信側装置からで同報通信されるシステム情報ブロックの1つで送信することができる。別の可能性は、例えば仕様に予め定義することにより、(R−)PDCCH領域を静的に定義するものである。
一実施形態では、受信側装置が入手可能な設定情報が、(R−)PDCCH領域を定義する物理リソース・ブロック・ペアの指示を含む。時間領域における(R−)PDCCH領域の範囲が事前に定義されない、またはサブフレーム境界やPCFICH値等の他のパラメータから暗に示されない場合、設定情報はさらに、時間領域で(R−)PDCCH領域を定義するサブフレームのOFDMシンボルの指示を含むことができる。例えば、送信側装置は、設定情報で、(R−)PDCCH領域の最初のシンボルがあるOFDMシンボルのシンボル・インデックス
Figure 2013529414
を示すことができる。任意で、設定情報は、(R−)PDCCH領域の最後のシンボル、またはOFDMシンボル数で表した(R−)PDCCH領域のサイズを知らせるシンボル・インデックス
Figure 2013529414
を含むこともできる。
送信側装置は、ダウンリンクで送信するサブフレームを生成する。サブフレームは、複数の受信側装置の制御情報およびユーザ・データを含むことができる。したがって、サブフレームは、基地局が利用可能なすべてのダウンリンク・コンポーネント・キャリアを範囲とするが、周波数領域の個々のコンポーネント・キャリアにおいて時間領域で複数のOFDMシンボルに論理的に分割される。ダウンリンクのコンポーネント・キャリアは、個々のコンポーネント・キャリアの帯域幅を定義する一定範囲のサブバンド(サブキャリア)を範囲とする。そのため、サブフレーム構造は図8または図9に示すような構造とすることができ、所定のパターンで個々のリソース要素で送信されるいくつかの参照信号を含む。
送信側装置は、1つまたは複数の受信側装置のPDCCH情報を生成する。PDCCH情報は、知られるダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットの形態で提供することができる。送信側装置は、送信するPDCCH情報を、ダウンリンクのサブフレームで、各受信側装置に設定された(R−)PDCCH領域内の1つまたは複数の制御チャネル要素に対応付ける。送信側装置は、上記各種の(R−)PDCCH領域構造の1つを使用して、(R−)PDCCH領域にPDCCH情報を対応付ける際に分散化マッピングまたは局所化マッピング方式を使用できることに留意されたい。一例では、PDCCH情報は、(R−)PDCCH領域に定義された制御チャネル要素の2個に対応付けられ、i∈{0,1,2,3}またはi∈{0,1,2,3,4}である。
送信側装置から正しい受信側装置にシグナリングされる異なるPDCCH情報に対応できるように、符号化されたPDCCH情報のCRCをRNTIでマスクすることにより、受信側装置固有の(すなわちUE固有または中継ノード固有の)RNTI(無線ネットワーク端末識別子)を暗黙的に(R−)PDDCH領域でシグナリングされるPDCCH情報に含める。受信側装置では、「非マスク」CRC(すなわちRNTIを使用してマスクを解除した後)を使用した復号PDCCH情報のCRCが成功するかどうかを確認することにより、符号化PDCCH情報の復号が成功すれば、受信側装置はそのPDCCH情報が自身を宛先とするものであることを検出する。CRC符号のマスクは、CRCをRNTIと共にスクランブル処理することで行われる事に留意されたい。
したがって、符号化されたPDCCH情報のCRCは送信側装置の各RNTIでスクランブル/マスクされ、上記で(R−)PDCCH領域構造の種々の実施形態の1つで概説したように、符号化されたPDCCH情報およびマスクされたCRC符号(CRCアタッチメント)が、ダウンリンクの(R−)PDCCH領域内でCCEに対応付けられる。そして、送信側装置はダウンリンクでサブフレームを送信する。
受信側装置は、いわゆる「ブラインド復号」を使用して、自身に割り当てられた(R−)PDCCH領域中の制御情報の検出を試みる。これは、ダウンリンクでシグナリングされるPDCCH情報についてのCCEの集約サイズまたは変調および符号化方式を知らせる関連する制御シグナリングはないものの、ユーザ機器/中継ノードが、CCE集約サイズならびに変調および符号化方式のすべての可能な組み合わせを試し、PDCCH情報に付加されたCRCフィールドのマスクに使用されたRNTIに基づいて、PDCCH情報の復号が成功したことを確認することを意味する。
受信側装置はすべての非DRXサブフレーム中のPDCCH情報について(R−)PDCCH候補のセットにブラインド検出を行うことを想定することができ、ブラインド検出は、監視対象の(R−)PDCCHフォーマット(ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット)の何らかのセットに従って、セット中の各(R−)PDCCH候補の復号を試みることを意味する。監視する(R−)PDCCH候補のセットは、探索空間の点から定義することができ、各CCE集約レベルL∈{1,2,4,8}の探索空間は、PDCCH候補のセットによって定義される。探索空間の使用は、複数の受信側装置がより大きな範囲の共通(R−)PDCCH領域を共有しており、個々の受信側装置によるPDCCH情報の探索を個々のサブ領域(すなわち探索空間)に制限することによってブラインド復号を試みる回数を減らすことが望ましい状況で特に有用である可能性がある。
先に説明したように、ブラインド復号の複雑度を制限するために、受信側装置には、自身のPDCCH情報を期待すべき1つまたは複数の探索空間を割当てることができる。同じ(R−)PDCCH領域の中に2種類の探索空間を定義することができ、一方を局所化探索空間とし、他方を分散化された探索空間とする。局所化された探索空間では、各CCE集約レベルで、PDCCH候補を構成するCCEが周波数領域でより局所化される。分散化された探索空間では、各集約レベルで、PDCCH候補を構成するCCEが周波数領域で分散化される。受信側装置は、局所化探索空間のみ、または分散化探索空間のみ、または局所化探索空間および分散化探索空間を同時に監視するように構成することができる。各受信側装置でどちらの探索空間を監視するかは、例えばRRCシグナリングで送信側装置から設定することができる。
受信側装置は、(R−)PDCCHメッセージのペイロード・サイズをブラインド復号し、自身のRNTIを使用してCRCのスクランブルを解除する。スクランブルを解除したCRC情報に基づいて、受信側装置は、メッセージ・ペイロード(すなわち復号されたPDCCH情報)の復号が成功し、その受信側装置を宛先とするものであるかどうかを判定する。
受信側装置のPDCCH情報は、例えば、受信側装置のアップリンクおよび/またはダウンリンクのリソース割り当てを含むことができる。本発明の一実施形態では、アップリンクおよびダウンリンクのリソース割り当ては、物理リソース・ブロックを単位としたそれぞれダウンリンクとアップリンクで割り当てられた物理リソース、指示されたダウンリンク/アップリンク・リソースで受信/送信されるトランスポート・ブロックの変調および符号化方式、ならびにトランスポート・ブロックのサイズを知らせる。さらに、トランスポート・ブロックがHARQプロトコルを使用して送信される場合は、さらに、新データ・インディケータ(NDI)および/またはHARQプロセス識別子等のHARQに関連する情報もリソース割り当てに含めることができる。キャリア間スケジューリングおよびキャリア集約が用いられる場合は、リソース割り当ては、物理リソースが割り当てられたそれぞれダウンリンクおよびアップリンクのコンポーネント・キャリアを示すキャリア識別子フィールド(CIF)も含むことができる。
ダウンリンク・リソース割り当ての場合は、トランスポート・ブロックを送信するためのリソースは、ダウンリンク・リソースの割り当てと同じダウンリンク・サブフレームで送信することができる。したがって、受信側装置は、ダウンリンクのトランスポート・ブロックの受信および復号を試みる。アップリンク・リソースの割り当ての場合は、受信側装置が、パラメータ(変調および符号化方式およびトランスポート・ブロックのサイズ)に従ってトランスポート・ブロックを生成し、そのトランスポート・ブロックを割り当てられたアップリンク・リソースで送信する。
本発明の別の実施形態は、(R−)PDCCH領域に属する物理リソース・ブロック・ペアを受信側装置に割当てることに関する。この例示的実施形態では、3GPP LTE(Release 8)で知られるDVRB(分散化仮想リソース・ブロック)割当て方法に似た割当て方法を使用することが提案される。3GPP LTE(Release 8)では、サブフレームのPDSCH領域の物理リソースの割当てに4種類のリソース割当てが使用される。4つの割当てタイプの1つがDVRB割当てである。DVRB割当ては、少量のデータを分散化マッピングする場合に有利である。
通常、各受信側装置の(R−)PDCCH領域は非常に小さく、数リソース・ブロックに過ぎない。したがって、この実施形態では、DVRBと同様のリソース割当て方式を使用して、(R−)PDCCH領域に属する物理リソース・ブロック・ペアを割当てることが提案される。DVRB割当てでは、いくつかの連続した分散化仮想リソース・ブロック(DVRB)が、スケジュールされる受信側装置に割り振られる。DVRBは各自のインデックスで識別される。送信の場合、DVRBは所与のマッピング規則に従って「本物の」物理リソース・ブロックに対応付けられる。DVRBと物理リソース・ブロックとの対応付けは、非特許文献4(http://www.3gpp.orgで入手可能。参照により本明細書に組み込まれる)に定義される。この実施形態によると、(R−)PDCCH領域リソースは、送信用の物理リソース・ブロックに対応付けられた仮想リソース・ブロックとして示すこともできる。マッピングは何らかの規則に従い、DVRBインデックスが帯域幅にわたって分散化され、4次のダイバーシティを達成するようにする。局所化マッピングおよび分散化マッピングを同時にサポートするために、(R−)PDCCH領域を分散化された物理リソース・ブロックに割当てると有利な場合がある。(R−)PDCCH領域でDVRB割当てを行うと、(R−)PDCCH領域内のリソース・ブロックが周波数領域で分散化されることを保証することができる。
本発明の別の実施形態は、ハードウェアおよびソフトウェアを使用して上記の各種実施形態を実施することに関する。本発明の各種実施形態は、コンピューティング・デバイスに本明細書に記載の本発明の種々の実施形態による機能を行わせる実行可能命令で適切に制御されるコンピューティング・デバイス(プロセッサ)を使用して実施または実行できることが認識される。
例えば、送信側装置のスケジューリング機能、(R−)PDCCH領域を設定するためのシグナリング機構、サブフレームの生成、所与のマッピング規則に従ったサブフレーム内の(R−)PDCCH領域の該当OFDMシンボルへのPDCCH情報の対応付け等は、例えばハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施することができる。同様に、受信側装置における受信サブフレームの処理は、少なくとも部分的にハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施することができる。コンピューティング・デバイスまたはプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DIP)、特定用途集積回路(ASIC)、利用者書き換え可能ゲート・アレイ(FAGAN)、または他のプログラム可能なロジック・デバイス等である。本発明の各種実施形態は、それら装置の組み合わせによって実行または実施することもできる。
さらに、本発明の各種実施形態は、プロセッサにより実行されるソフトウェア・モジュールを使用して、または直接ハードウェアで実施することもできる。また、ソフトウェア・モジュールとハードウェアによる実施の組み合わせも可能である。ソフトウェア・モジュールは、任意種類のコンピュータ可読記憶媒体、例えば、RAM、EPROM、EPSOM、フラッシュ・メモリ、レジスタ、ハード・ディスク、CD−ROM、DVD等に記憶することができる。
実施形態の大半は通信システムの3GPP方式のアーキテクチャとの関連で概説し、これまでの項で使用した用語は主として3GPPの用語に関する。しかし、3GPP方式のアーキテクチャに関する用語および各種実施形態の説明は、本発明の原理および発想をそのようなシステムだけに限定するものではない。
また、上記の技術背景の項で提供する詳細な説明は、本明細書に記載される主として3GPPに特有の例示的実施形態を理解しやすくするためであり、本発明を記載の移動通信ネットワークの処理および機能の特定の実装に限定するものと理解すべきではない。それでも、本明細書に提案される概念およびサブフレーム構造は、技術背景の項に記載されるアーキテクチャで容易に適用することができる。さらに、本発明の概念は、現在3GPPで検討されているLTE−A RANでも容易に使用することができる。
先行する段落で、本発明の各種実施形態とその変形例を説明した。当業者には、広範に記載される本発明の主旨または範囲から逸脱することなく、具体的な実施形態に示した本発明に多数の変形および/または改変を加えることが可能であることが理解されよう。

Claims (38)

  1. ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレーム内の制御チャネル領域であって、前記制御チャネル領域は、少なくとも2つの物理リソース・ブロック・ペアの複数のリソース要素中に参照信号を含む少なくとも2つの物理リソース・ブロック・ペアから構成され、
    前記サブフレーム内の前記制御チャネル領域の前記物理リソース・ブロック・ペアは、
    前記制御チャネル領域の前記複数の物理リソース・ブロック・ペアのそれぞれが、周波数分割、または周波数分割および時分割により、複数の別個のサブ制御チャネル要素に分割されるように制御チャネル要素に分割され、
    前記別個のサブ制御チャネル要素は、互いに異なるサイズを有し、組み合わせられて物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための等しいサイズの制御チャネル要素を形成する、制御チャネル領域。
  2. 前記サブ制御チャネル要素は、前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するためのk個またはk個のリソース要素を有し、各制御チャネル要素は、前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するためのk個のリソース要素を有するn個のサブ制御チャネル要素と、前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するためのk個のリソース要素を有するn個のサブ制御チャネル要素との組み合わせで形成され、
    Figure 2013529414
    、かつn>0である、請求項1に記載の制御チャネル領域。
  3. ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレーム内の制御チャネル領域であって、前記制御チャネル領域は、時間領域で
    Figure 2013529414
    個のOFDMシンボルを範囲とし、少なくとも2つの物理リソース・ブロック・ペアから構成され、前記リソース・ブロック・ペアは、複数の前記リソース要素中に参照信号を含み、かつ、
    前記制御チャネル領域の各前記複数の物理リソース・ブロック・ペアのそれぞれが、
    Figure 2013529414
    個のサブ制御チャネル要素に分割され、
    Figure 2013529414
    かつ
    Figure 2013529414
    であり、個々の物理リソース・ブロック・ペア内の前記サブ制御チャネル要素のそれぞれのサブキャリアの数を表し、
    個々の物理リソース・ブロック・ペア内の第1のグループの前記サブ制御チャネル要素は、前記サブ制御チャネル要素のうち
    Figure 2013529414
    個から構成され、前記第1のグループの前記サブ制御チャネル要素は、時間領域で前記
    Figure 2013529414
    個のOFDMシンボルの第1のサブセットを範囲とし、個々の物理リソース・ブロック・ペア内の第2のグループの前記サブ制御チャネル要素は、残りの
    Figure 2013529414
    個のサブ制御チャネル要素から構成され、前記第2のグループの前記サブ制御チャネル要素は、時間領域で、前記
    Figure 2013529414
    個のOFDMシンボルのうち別の第2のサブセットを範囲とし、
    等しいサイズの個々の制御チャネル要素が、サブ制御チャネル要素のペアで形成され、制御チャネル要素のそれぞれは、前記第1のグループのサブ制御チャネル要素と、前記第2のグループのサブ制御チャネル要素とから構成される
    ように物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための制御チャネル要素に分割される、
    制御チャネル領域。
  4. 前記第1のグループの前記サブ制御チャネル要素は、前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための異なる数のリソース要素を有し、前記第2のグループの前記サブ制御チャネル要素は、前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための異なる数のリソース要素を有する、請求項3に記載の制御チャネル領域。
  5. 前記第1のグループの前記サブ制御チャネル要素は、制御情報を伝達するためのk個またはk個のリソース要素を有し、前記第2のグループの前記サブ制御チャネル要素は、制御情報を伝達するためのl個またはl個のリソース要素を有し、k+l=k+lであり、k≠kかつl≠lである、請求項3または4に記載の制御チャネル領域。
  6. 前記サブフレームは2つのスロットを有し、各スロットは、時間領域でNsymb個のOFDMシンボルを範囲とし、
    サブ制御チャネル要素は、時間領域で前記サブフレームの第1のスロットにある
    Figure 2013529414
    個のOFDMシンボル、または時間領域で前記サブフレームの第2のスロットにあるNsymb個のOFDMシンボルを範囲とし、
    Figure 2013529414
    かつ
    Figure 2013529414
    である請求項1から5の一項に記載の制御チャネル領域。
  7. 前記制御チャネル領域は、前記サブフレームの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)領域に位置する、請求項1から6の一項に記載の制御チャネル領域。
  8. 1つの制御チャネル要素を形成するサブ制御チャネル要素ペアのそれぞれの前記サブ制御チャネル要素は、互いに異なるサブキャリアに位置する、請求項1から7の一項に記載の制御チャネル領域。
  9. 前記サブ制御チャネル要素は各々、復調参照信号および/または共通参照信号の送信に使用される少なくとも1つのリソース要素を備え、1つのリソース要素は、周波数領域における1つのサブキャリアおよび時間領域における1つのODFMシンボルと定義される、請求項1から8の一項に記載の制御チャネル領域。
  10. ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレームの制御チャネル領域の制御チャネル要素に受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を対応付ける方法であって、送信側装置によって行われる、
    受信側装置に制御情報をシグナリングするためにサブフレーム中の制御チャネル領域を前記受信側装置に割り当てるステップであって、前記割り当てられる制御チャネル領域は、各々が周波数領域における複数のNSC個のサブキャリアと時間領域における
    Figure 2013529414
    個のOFDMシンボルとから構成される1つまたは複数の物理リソース・ブロック・ペアを範囲とし、制御チャネル領域は、請求項1から9の一項に従って構造化される、ステップと、
    前記受信側装置の前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を、前記制御チャネル領域内に定義された前記制御チャネル要素に対応付けるステップと
    含む方法。
  11. 前記物理ダウンリンク制御チャネル情報は、前記制御チャネル領域内に定義された前記制御チャネル要素の
    Figure 2013529414
    個に対応付けられ、i∈{0,1,2,3,...}である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を1つの制御チャネル要素に対応付ける場合、かつ前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を1つの制御チャネル要素に対応付けるために局所化マッピング方式を使用する場合、1つの制御チャネル要素を形成するサブ制御チャネル要素のペアは、前記制御チャネル領域のリソース・ブロックの1つに位置し、
    前記制御情報を1つの制御チャネル要素に対応付ける場合、かつ前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を1つの制御チャネル要素に対応付けるために分散化マッピング方式を使用する場合、前記制御チャネル要素を形成する前記サブ制御要素のペアの個々のサブ制御チャネル要素は、前記制御チャネル領域の異なるリソース・ブロックに位置する、請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記制御情報を2つ以上の制御チャネル要素に対応付ける場合、かつ前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を制御チャネル要素に対応付けるために局所化マッピング方式を使用する場合、前記制御チャネル要素を形成する個々のサブ制御チャネル要素のペアは、前記制御チャネル領域の前記物理リソース・ブロック・ペアの1つに位置し、
    前記制御情報を2つ以上の制御チャネル要素に対応付ける場合、かつ前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を1つの制御チャネル要素に対応付けるために分散化マッピング方式を使用する場合、
    前記受信側装置の前記物理ダウンリンク制御チャネル情報が対応付けられる個々の制御チャネル要素は、異なる物理リソース・ブロック・ペアに位置するか、または
    前記受信側装置の前記物理ダウンリンク制御チャネル情報が対応付けられる前記制御チャネル要素はそれぞれ、異なる物理リソース・ブロック・ペアに位置するサブ制御チャネル要素で形成される、請求項10から12の一項に記載の方法。
  14. 前記制御チャネル領域に対応付けられた前記受信側装置の前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を含むサブフレームを生成するステップと、前記サブフレームを前記受信側装置に送信するステップとをさらに含む請求項10から13の一項に記載の方法。
  15. 前記受信側装置の前記物理ダウンリンク制御チャネル情報のためのCRC符号を決定するステップと、
    受信側装置固有の識別子で前記CRC符号をマスクするステップと、
    マスクしたCRC符号を、CRCフィールド内で前記受信側装置の前記物理ダウンリンク制御チャネル情報に付加するステップと
    をさらに含み、
    送信側装置は、前記受信側装置の符号化された物理ダウンリンク制御チャネル情報を、前記マスクされたCRC符号を含むCRCフィールドと共に、前記制御チャネル領域の1つまたは複数の制御チャネル要素に対応付ける、請求項10から14の一項に記載の方法。
  16. 前記受信側装置に前記物理制御チャネル情報をシグナリングするための物理リソース・ブロック・ペアは、
    無線リソース制御シグナリングを使用して前記送信側装置によって設定されるか、
    前記送信側装置の無線セル内で同報通信されるシステム情報を使用して前記送信側装置によって設定されるか、かつ/または
    事前に決定される請求項10から15の一項に記載の方法。
  17. 制御チャネル割り当てメッセージは、無線リソース制御メッセージ、または無線リソース制御メッセージの情報要素である、請求項16に記載の方法。
  18. 前記受信側装置に前記制御チャネル領域をシグナリングする1つまたは複数の物理リソース・ブロック・ペアを設定するための制御チャネル割り当てを含むシステム情報を同報通信するステップをさらに含む、請求項10から15の一項に記載の方法。
  19. 前記制御チャネル割り当てメッセージは、前記受信側装置に前記物理制御チャネル情報をシグナリングする物理リソース・ブロック・ペアを半静的または動的に設定する、請求項10から18の一項に記載の方法。
  20. 前記受信側装置に前記物理ダウンリンク制御チャネル情報をシグナリングする1つまたは複数の物理リソース・ブロック・ペアの設定が事前に定義される、請求項10から19の一項に記載の方法。
  21. 同じ制御チャネル領域または部分的に重複する制御チャネル領域が、前記受信側装置を含む複数の受信側装置に割り当てられる、請求項10から20の一項に記載の方法。
  22. 所定の変調および符号化方式を使用して、前記受信側装置の前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達する制御チャネル要素の情報を変調するステップをさらに含む、請求項10から21の一項に記載の方法。
  23. ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムの受信側装置の制御情報を受信する方法であって、前記受信側装置が、
    送信側装置からサブフレームを受信するステップであって、前記サブフレームは、請求項1から9の一項に従って構造化された制御チャネル領域を備え、前記制御チャネル領域は、前記受信側装置に物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための複数の制御チャネル要素に分割される、ステップと、
    前記サブフレームに含まれる前記制御チャネル要素から、前記受信側装置の前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を取得するステップと
    を行う、方法。
  24. 前記受信側装置の前記制御チャネル領域内で、前記制御チャネル要素の1つまたは複数に含まれる物理ダウンリンク制御チャネル情報のブラインド検出を行うステップをさらに含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記ブラインド検出は、
    前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達する前記制御チャネル要素内のCRCフィールドからマスクされたCRC符号を取得するステップと、
    前記マスクされたCRC符号を受信側装置固有の一時識別子でマスク解除するステップと、
    前記CRC符号に基づいて、前記受信側装置の前記制御情報のブラインド検出の成功を検証するステップと
    を含む、請求項23または24に記載の方法。
  26. 前記受信側装置に前記物理ダウンリンク制御チャネル情報をシグナリングする前記物理リソース・ブロック・ペアを設定するための制御チャネル割り当てメッセージを送信側装置から受信するステップをさらに含む、請求項23から25の一項に記載の方法。
  27. ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムで使用され、受信側装置の制御チャネル情報をサブフレームの制御チャネル領域の制御チャネル要素に対応付けるための送信側装置であって、
    前記受信側装置に物理ダウンリンク制御チャネル情報をシグナリングするためにサブフレーム内の制御チャネル領域を受信側装置に割り当てる処理部であって、前記割り当てられる制御チャネル領域は、各々が周波数領域における複数のNSC個のサブキャリアと時間領域における
    Figure 2013529414
    個のOFDMシンボルとから構成される1つまたは複数の物理リソース・ブロック・ペアを範囲とし、制御チャネル領域は、請求項1から9の一項に従って構造化される、処理部と、
    前記受信側装置の前記物理ダウンリンク制御チャネル情報を、前記制御チャネル領域内に定義された前記制御チャネル要素に対応付けるマッピング部と
    を備える送信側装置。
  28. 前記受信側装置に前記物理ダウンリンク制御チャネル情報をシグナリングする物理リソース・ブロック・ペアを割り当てるための制御チャネル割り当てメッセージを、前記受信側装置にシグナリングするトランシーバ部をさらに備える、請求項27に記載の送信側装置。
  29. 前記処理部は、前記制御チャネル領域内に前記受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を含むサブフレームを生成するように構成され、前記受信側装置の前記制御チャネル領域は、前記サブフレームの共有データ領域に位置し、
    前記トランシーバ部は、前記サブフレームを前記受信側装置に送信するように構成される、請求項27または28に記載の送信側装置。
  30. 請求項10から22の一項に記載の方法のステップを行うように構成された手段をさらに備える、請求項27から29の一項に記載の送信側装置。
  31. ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムの受信側装置の制御情報を受信するための受信側装置であって、
    送信側装置からサブフレームを受信する受信器部であって、前記サブフレームは、請求項1から9の一項に従って構造化された制御チャネル領域を備え、前記制御チャネル領域は、前記受信側装置に物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための複数の制御チャネル要素に分割される、受信器部と、
    前記サブフレームに含まれる前記制御チャネル要素から、前記受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を取得する処理部とを備える受信側装置。
  32. 前記処理部は、前記受信側装置の前記制御チャネル領域内で、前記制御チャネル要素のうち1つまたは複数に含まれる物理ダウンリンク制御チャネル情報のブラインド検出を行うように構成される、請求項31に記載の受信側装置。
  33. 前記処理部は、前記符号化された物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達する前記制御チャネル要素内のCRCフィールドからマスクされたCRC符号を取得し、前記マスクされたCRC符号を受信側装置固有の一時識別子でマスク解除し、前記CRC符号に基づいて、前記受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報のブラインド検出の成功を検証するように構成される請求項31または32に記載の受信側装置。
  34. 前記受信側装置に物理ダウンリンク制御チャネル情報をシグナリングする前記物理リソース・ブロック・ペアを設定するための制御チャネル割り当てメッセージを送信側装置から受信するための受信器部をさらに備える、請求項31から33の一項に記載の受信側装置。
  35. 送信側装置のプロセッサによって実行されると、前記送信側装置に、
    受信側装置に制御情報をシグナリングするためにサブフレーム中の制御チャネル領域を前記受信側装置に割り当てるステップであって、前記割り当てられる制御チャネル領域は、各々が周波数領域における複数のNSC個のサブキャリアと時間領域における
    Figure 2013529414
    個のOFDMシンボルとから構成される1つまたは複数の物理リソース・ブロック・ペアを範囲とし、制御チャネル領域は、請求項1から9の一項に従って構造化される、ステップと、
    前記受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を、前記制御チャネル領域内に定義された前記制御チャネル要素に対応付けるステップと
    により、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムのサブフレームの制御チャネル領域の制御チャネル要素に受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を対応付けさせる命令を記憶したコンピュータ可読媒体。
  36. 前記送信側装置の前記プロセッサによって実行されると、前記送信側装置に、請求項10から22の一項に記載の方法のステップを行わせる命令を記憶した、請求項35に記載のコンピュータ可読媒体。
  37. 受信側装置のプロセッサによって実行されると、前記受信側装置に、
    送信側装置からサブフレームを受信するステップであって、前記サブフレームは、請求項1から9の一項に従って構造化された制御チャネル領域を備え、前記制御チャネル領域は、前記受信側装置に物理ダウンリンク制御チャネル情報を伝達するための複数の制御チャネル要素に分割される、ステップと、
    前記サブフレームに含まれる前記制御チャネル要素から、前記受信側装置の物理ダウンリンク制御チャネル情報を取得するステップと
    により、ダウンリンクにOFDMを使用する3GPP方式の通信システムの受信側装置の制御情報を受信させる命令を記憶したコンピュータ可読媒体。
  38. 前記受信側装置の前記プロセッサによって実行されると、前記受信側装置に、請求項24から26の一項に記載の方法のステップを行わせる命令を記憶した、請求項35に記載のコンピュータ可読媒体。
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