JP2013528968A - 無線通信システムにおけるランダムアクセスを実行する装置及び方法 - Google Patents

無線通信システムにおけるランダムアクセスを実行する装置及び方法 Download PDF

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Abstract

本明細書では、無線通信システムにおけるランダムアクセスを実行する方法及び装置を提供する。
本明細書の一実施形態によれば、定まった条件により設定されたアップリンクタイミンググループ内の代表CCを通じてアップリンクタイミングを獲得するための時間調整の値を獲得し、前記獲得した時間調整の値を用いて該当アップリンクタイミンググループの時間調整の値をアップデートすることを特徴とする。

Description

本発明は無線通信システムにおけるランダムアクセスを実行する装置及び方法に関し、特に、複数のコンポーネントキャリアをサポートする通信システムにおけるランダムアクセスを実行する装置及び方法に関する。
無線通信システムにおけるユーザ端末と基地局との間の同期化は重要な問題である。なぜならば、同期化がなされないと、ユーザ端末と基地局とは正常な情報を交換できないためである。
現在の無線通信システムは、高速のデータサポートに従うユーザサービス要求を満たさなければならない。ここに、複数のコンポーネントキャリア(Component Carrier;以下、‘CC’または‘コンポーネントキャリア’という)をサポートする無線通信システムに対して論議中である。しかしながら、上記複数のコンポーネントキャリアに対してどのように同期化を実行するかに対する具体的な議論が定まれていない状態である。
また説明すれば、通信を実行するために、同期化はネットワークの効率に大きい影響を及ぼす要素であり、このような要素を考慮した複数のコンポーネントキャリアが存在する無線通信システムにおける効果的な同期化方式が必要な実状である。
本発明の目的は、無線通信システムにおける複数のコンポーネントキャリアに対する同期獲得を実行する装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、無線通信システムにおける複数のコンポーネントキャリアに対する同期獲得情報を送受信する装置及び方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、無線通信システムにおけるアップリンクタイミンググループを設定する装置及び方法を提供することにある。
本発明更に他の目的は、無線通信システムにおける任意のコンポーネントキャリアに対するアップリンクタイミング時間調整情報をアップデートする装置及び方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、無線通信システムにおけるUEのトリガリング条件を考慮して選択的に複数のコンポーネントキャリアに対する同期獲得情報を転送する装置及び方法を提供することにある。
前述した課題を達成するために、本明細書の一実施形態では、多重コンポーネントキャリア(CC)を用いる無線通信システムにおけるランダムアクセスプリアンブル(RAP)転送方法であって、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、1つ以上のCCまたはグループに対するTA(Timing Advance)アップデートを必要とする場合、アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPを転送するRAP転送方式を決めるステップと、決まった方式により上記アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPを転送するステップとを含むランダムアクセスプリアンブル(RAP)転送方法を提供する。
本発明の他の実施形態では、多重コンポーネントキャリア(CC)を用いる無線通信システムにおけるランダムアクセスプリアンブル(RAP)転送方法であって、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、上記アップリンクタイミンググループの再編成を必要とする場合、1つ以上のCCに対するTA獲得方式を決めるステップと、上記TA獲得方式に従って上記1つ以上のCCに対するRAPを転送するステップとを含むランダムアクセスプリアンブル(RAP)転送方法を提供する。
本発明の他の実施形態では、多重コンポーネントキャリア(CC)を用いる無線通信システムにおけるTA(Timing Advance)転送方法であって、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、上記アップリンクタイミンググループの再編成またはTAアップデート条件を感知したUEから1つ以上のCCまたはグループ代表CCに対するRAPを受信するステップと、上記RAPを受信したCCに対するTA値を生成してUEに転送するステップとを含むTA転送方法を提供する。
本発明の他の実施形態では、多重コンポーネントキャリア(CC)を用いる無線通信システムにおけるランダムアクセスプリアンブル(RAP)送信装置であって、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、1つ以上のCCまたはグループに対するTAアップデートを必要とする場合、アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPを転送するRAP転送方式を決めるRAP転送方式決定部と、決まったRAP転送方式により上記アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPの全部または一部を同時に転送し、または上記アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPの全部を個別に転送するRAP転送部を含むランダムアクセスプリアンブル(RAP)送信装置を提供する。
本発明の他の実施形態では、多重コンポーネントキャリア(CC)を用いる無線通信システムにおけるランダムアクセスプリアンブル(RAP)送信装置であって、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、上記アップリンクタイミンググループの再編成を必要とする場合、1つ以上のCCに対するTA獲得方式を決めるTA獲得方式決定部と、決まったTA獲得方式に従って上記1つ以上のCCに対するRAPを転送するRAP転送部を含むランダムアクセスプリアンブル(RAP)送信装置を提供する。
本発明の他の実施形態では、多重コンポーネントキャリア(CC)を用いる無線通信システムにおけるTA(Timing Advance)転送装置であって、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、上記アップリンクタイミンググループの再編成またはTAアップデート条件を感知したUEから1つ以上のCCまたはグループ代表CCに対するRAPを受信するRAP受信部と、上記RAPを受信したCCに対するTA値を生成するTA値生成部と、上記生成されたTA値をUEに転送する送受信部とを含むTA転送装置を提供する。
本発明によれば、無線通信システムにおける複数のコンポーネントキャリアに対する同期獲得を実行する装置及び方法を提供することによって、無線通信システムにおける効果的な同期化方式が得られる。
本発明が適用される複数のコンポーネントキャリアをサポートする例を示す図である。 本発明が適用される時間調整(Timing Advance:TA)の概念を説明した図である。 本発明が適用されるランダムアクセス手続きを簡略に示す図である。 本明細書の一実施形態に係るアップリンク同期を獲得する過程を示す図である。 本明細書の一実施形態に係るアップリンク同期を獲得する過程を示す図である。 本明細書の一実施形態に係るアップリンク同期を獲得する過程を示す図である。 本明細書の他の一実施形態に係るアップリンク同期を獲得する過程を示す図である。 本明細書の他の一実施形態に係るアップリンク同期を獲得する過程を示す図である。 本明細書の一実施形態が適用されるUEの信号流れ図である。 本明細書の一実施形態によってグルーピングするUEの信号流れ図である。 本発明の一実施形態によってTA値をアップデートするUEの信号流れ図である。 本発明の他の実施形態によってアップリンクタイミンググループを再編成するUEの信号流れ図である。 本発明の一実施形態に係るeNBの信号流れ図である。 本発明の一実施形態に係るTA送信装置の構成図である。 本発明の一実施形態に係るRAP送信装置の構成図である。 本発明の他の実施形態に係るRAP送信装置の構成図である。
以下、本発明の一部の実施形態を添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するに当たって、同一な構成要素に対してはたとえ他の図面上に表示されても、できる限り同一な符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明を説明するに当たって、関連した公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすることができると判断される場合にはその詳細な説明は省略する。
以下、本明細書は無線通信システムを一例として説明し、特に複数のコンポーネントキャリアをサポートする次世代の無線通信システムを一例として説明する。しかしながら、本明細書の一実施形態は、GSM(登録商標)、WCDMA、HSPAを経てLTE(Long Term Evolution)及びLTEA(LTE advanced)に進化する非同期無線通信と、CDMA、CDMA2000、及びUMBに進化する同期式無線通信システムに適用できる。
無線通信システムは、端末(User Equipment:UE)及び基地局(evolved NodeB:eNB)で構成され、UEはMS(Mobile Station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)、無線機器(wireless device)などを含む用語である。eNB(または、セル(cell))はUEとの通信を実行する固定局(fixed station)であって、ノードB(NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)などと呼ばれることができる。また、eNBはCDMAでのBSC(Base Station Controller)、WCDMAの無線ネットワーク制御器(RNC)などがカバーする一部の領域を表す包括的な意味として解釈されるべきである。また、メガセル、マクロセル、マイクロセル、ピコセル、フェムトセル等、多様なセルのカバレッジ領域を含むことができる。
本明細書において、アップリンク転送及びダウンリンク転送は、互いに異なる時間を使用して転送されるTDD(Time Division Duplex)方式が使われることができ、または互いに異なる周波数を使用して転送されるFDD(Frequency Division Duplex)方式が使われることができる。
図1は、本発明に従って複数のコンポーネントキャリアをサポートする無線通信システムを示す図である。
図1を参照すると、LTE/LTEAシステムは、システム要求事項、即ち、高いデータ転送率を満たすための帯域幅(Bandwidth)を拡張するための方式であって、複数の単位搬送波であるコンポーネントキャリア(CC)の使用を定義している。ここで、1つのCCは最大20MHzの帯域幅を有することができ、該当サービスによって20MHz以内で資源割当が可能であり、システムの構成によって20MHz以上の帯域幅をさらに有することができる。また、次世代の通信システムは、複数のCCを縛って1つのシステム帯域に使用するキャリア集合体(carrier aggregation:CA)の使用を定義することができる。一例として、本発明に係る無線通信システムは、20MHzの最大帯域幅を有するコンポーネントキャリアの5個を使用する場合、最大100MHzまで帯域幅を拡張してサービス品質をサポートすることができる。この際、各コンポーネントキャリアにより決定できる、即ち、割当可能な周波数帯域は、実際のCAのスケジューリングによって連続的(contiguous)、または、不連続的(noncontiguous)でありうる。ここで、任意のCCは、CC0、CC1のように指示されることができ、この際、各CCに含まれる数字が該当CCの順序または該当CCの周波数帯域の位置と必ず一致するものではない。
一例として、無線通信システムは、CC1 110、CC2 120、CC3 130、CCN 140が構成されており、各々のCCはスケジューラによってアップリンク(Uplink:UL)またはダウンリンク(Downlink:DL)が相異するように割り当てられることもでき、または同一なULとDLとが共に割り当てられて使われることもできる。
一方、無線通信環境では送信装置から転送された電波が受信装置に伝えられる間に、伝播遅延(propagation delay)を経るようになる。即ち、送信装置から転送される伝播時間を知っているとしても、受信装置で受信された信号の到着時間は、送受信機の間の距離、周辺伝播環境などにより影響を受けるようになる。また、受信装置が移動している場合、該当時間によって位置が変更されるので、伝播環境やはり変わることがある。したがって、受信装置での信号受信時点を正確に知らない場合、信号受信に失敗したり、または受信しても歪んだ信号を受信したりするようになって、通信不能になる。
したがって、無線通信システムでは、eNBとUEとの間の同期(Synchronization)が必ず先決されなければならない。このような同期獲得手続きは、通信システムで非常に重要な手続きであり、これはシステム安全性及び通信品質に大きい影響を及ぼすようになる。ここで、同期の種類は、フレーム同期、情報シンボル同期、サンプリング周期同期などがあり、上記サンプリング周期同期は、物理的信号を区分するために最も基本的に獲得すべき同期ということができる。
ダウンリンク転送における同期獲得は、UEから受信されたeNBの信号に基づいてなされる。eNBは、UEでダウンリンク同期獲得が容易であるように相互約束された特定信号を転送し、UEにはeNBから送ってきた特定信号が転送された時間を正確に分別できなければならない。ダウンリンクの場合、1つのeNBが複数のUEに同時に同一な同期信号を転送するので、各UEは独立的にeNBから受信された同期信号を通じてダウンリンク信号の同期を獲得することができる。
しかしながら、アップリンクの場合、複数のUEから個別的に送信された各々の信号をeNBが受信するによって、任意のUEを基準に同期を獲得することができない。したがって、ダウンリンクと異なる同期獲得手続きが必要である。各UEとeNBとの間の距離が相異する場合、互いに異なる転送遅延時間を有するようになり、各々獲得したダウンリンク同期時点を基準にアップリンク情報を送信して、各UEの情報が互いに異なる時間に該当eNBで受信されるようになる。
一方、OFDMAまたはFDMAに基づく無線通信システムでは、eNBでUEのアップリンク送信情報を同時に受信して復調する方式により運営されるので、eNBで各UE信号の受信時間の差が大きくなるほど受信性能は急激に劣化する。
図2は、本発明が適用される時間調整(Timing Advance;以下、‘TA’と称する)の概念を示す図である。
図2を参照すると、UEは伝播遅延を考慮して、ダウンリンクフレームi 210より少し早く、アップリンクラジオフレームi 220を送信してeNBの端末間の同期を合せる方式であるTAが適用できる。上記TAを計算する数式を見ると、次の通りである。
ここで、NTAはeNBからTA命令情報によって制御される可変的な値であり、NTAoffsetはフレーム構造によって固定されて設定される値であり、Tsはサンプリング周期を意味する。
したがって、UEはeNBで提供するTAを受信してeNBとの無線通信のための同期を獲得する。
図3は、本発明が適用されるランダムアクセス過程を示す図である。
図3を参照すると、UE380はランダムアクセスを実行するために、プリアンブルシグネチャー(preamble signature)をランダム(random)に選択し、上記選択したプリアンブルをeNB390に送信する(S310)。上記プリアンブルシグネチャー選択は、競合ベース(contention based)として進行することができる。一方、ランダムアクセス過程は、非競合ベース(contention free)として進行する方式も使用することができるが、eNBは予め予約したランダムアクセスプリアンブルをUEに知らせて、該当UEはeNBから受信された情報によって選択したプリアンブルをeNB390に送信する(S310)。ここで、UE380はプリアンブル選択またはRACH転送のために、臨時に選択した周波数資源と転送時点で決まるRARTI(Random Access Radio Network Temporary Identifier)を認知することができる。
eNB390は、受信されたUEのプリアンブルに対してランダムアクセス応答(Random access response:RAR)を実行するが、この際、物理ダウンリンクデータチャンネル(Physical downlink shared channel:PDSCH)を介してRARメッセージを送信する。上記RARメッセージは、UEプリアンブルの識別情報、eNBの識別子(ID)、臨時CRNTI(Temporary Cell Radio Network Temporary Identifier)、上記UEプリアンブルを受信したタイムスロットに対する情報、そしてアップリンク同期化のための時間調整情報(TA)などを含むことができる。
したがって、UE380は上記RARメッセージを通じてアップリンク同期化のための時間調整情報(TA)を受信して、eNB390とのアップリンク同期化を実行することができる。
UE380は、ステップS320で受信したTA情報を用いて、決まったスケジュール時点で転送(Scheduled transmission)を実行する(S330)。送信は物理アップリンクデータチャンネル(Physical uplink shared channel:PUSCH)を介して実行され、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)が実行されることもできる。上記PUSCHは、RRC接続要求(RRC Connection Request)、トラッキング領域変更(Tracking Area update)、スケジューリング要求(Scheduling request)メッセージなどを含むことができる。上記メッセージのうちの1つは、臨時CRNTI、CRNTI(if the UE already has one)、またはUE識別子情報などを含むことができる。
一方、複数のUEがeNB390にRAPを試みることによって衝突(collision)が発生することがあるので、eNB390は該当UEにCRメッセージを送信する(S340)。上記CRメッセージ(Contention resolution message)はCRNTIまたはUE識別子情報などを含むことができる。
ここに、上記CRメッセージを受信したUE380は、i)受信したメッセージが自身のものであるかを確認してACKを送る、またはii)受信したメッセージが他のUEのものであるかを確認して応答データを送らないことがある。また、iii)UE380は上記ダウンリンク割当ができなかったり、メッセージをデコーディングできなかったりした場合、応答データを送らないこともある。
仮に、ステップS320で、eNBからのメッセージをデコーディングできなかったUEまたはii)の場合に該当するUEは、eNBから以前に受信したバックオフ(backoff)識別子とバックオフ(backoff)値を通じて待機時間を設定し、該当待機時間が経過した後、ステップS310をまた始める。上記待機時間は0と確保されたバックオフ(backoff)値(仮に、上記の値が確保されていない場合は、バックオフ(backoff)値を0に設定)との間の値のうち、一様分布(uniform distribution)確率関数により選択された値を有する。
本発明が適用される複数のコンポーネントキャリアを運営する無線通信システムでは、各CC間の中心周波数の位置が格段に離隔していたり、各CCをサポートするネットワーク内の装置が同一でない場合、各CC間にTAの値は相異する可能性が高まる。また説明すれば、既存の単一CCをサポートする無線通信システムにおける同期獲得方式をそのまま用いる場合、複数のCCに対するアップリンク同期を獲得することは困難になる。
一例として、仮にUEが、アップリンク同期基準が相異するCCに対して同一なアップリンク同期基準を通じて情報を転送する場合、転送誤りが発生する確率が非常に高まり、またこれを復旧するための時間及び資源浪費をもたらすことがある。このような場合、システムで要求されるアプリケーションに対するアップリンクQoS(Quality of Service)を満たすことが困難である。
また、単一UEに対し、各CCの特性及び無線ネットワーク内のサポート方式によってダウンリンクでの転送遅延時間が相異することがあり、これによって、各CCまたは同一なTA値を有するCCを集合として構成する場合、各CC集合別のアップリンク同期基準が相異するようになって、これによるアップリンク性能劣化が発生する。
また、複数のCCが任意のアップリンクタイミンググループにグルーピングされ、該当アップリンクタイミンググループ内の一部のCCのTA値が有効でなくなって、TA値アップデートを必要とする状況の場合、全体アップリンクタイミンググループを再編成する必要が発生する。
したがって、本発明の一実施形態は、複数のCCが少なくとも1つ以上のアップリンクタイミンググループにグルーピングされている状態で、一部のCCのTA値が有効でなくなって、TA値のアップデートを必要とする場合、アップデートを必要とする全てのCC、または代表アップリンクCCのRAPを転送するRAP転送方式を決定し、そのRAP転送方式によってアップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPを同時に転送し、アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPを個別的に転送し、またはアップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPのうち、一部は同時に、他の一部は個別的に転送するハイブリッド方式のRAP転送方法を提供する。
本発明の他の実施形態では、複数のCCが少なくとも1つ以上のアップリンクタイミンググループにグルーピングされている状態で、1つ以上のCCのTA値が有効でなくなって、全体アップリンクタイミンググループを再編成する必要が発生する場合、TA獲得方式に従って全てのCCに対するRAPを転送し、グルーピングが解除された特定グループ内に含まれる全てのCCのRAPを転送し、または特定グループ内で有効性を確保していない特定CCに対するRAPのみを転送するハイブリッド方式を用いることができる。
図4乃至図8は本発明が適用できるアップリンク同期獲得手続きを示す図であって、eNBがUEに複数のCCに関連した情報を送信すれば、UEがコンポーネントキャリアの各々に対してタイミングと関連したグループを設定し、各タイミンググループの代表コンポーネントキャリアを通じてRAPを進行する過程を示す。
図4は、本発明の一実施形態が適用できるアップリンク同期を獲得する過程を示す図である。
図4を参照すると、接続された状態(RRC_CONNECTED)のUEの場合、ステップS400を進行する。
仮に、IDLEモードUEであるとか、RRC再設定を必要とする場合、UEは無線資源制御接続を進行するステップを先に実行する。eNBは、無線資源制御接続を進行する少なくとも1つ以上のコンポーネントキャリア(CC)を選択してコンポーネントキャリア集合(Component Carrier Set;以下、‘CCセット’または‘CC Set’という)情報を構成してUEとの無線資源制御接続を進行する。
一方、無線資源制御接続を進行する少なくとも1つ以上のコンポーネントキャリアを選択するための方式は、以下のa)条件のうちの1つを利用することができる。
a.i)UEは無線資源制御接続IDLE状態で適したセル(suitable cell)として選択したセルまたは測定(measurement)した情報に基づいて無線資源制御接続を試みる最も適したCCを選択することができる。
a.ii)UE内部メモリーに格納されているシステムで固定的に設定した情報を用いて無線資源制御接続を試みることができる。
a.iii)eNBでシステム情報(SI)を通じてUEに転送された情報を用いて無線資源制御接続を試みることができる。
a.iv)UE内部メモリーに格納されている有効なCCのSIを用いて該当CCを通じて無線資源制御接続を試みることができる。
一例として、IDLEモードUEは、無線資源制御接続のために上記の選択条件を基準に1つのダウンリンクコンポーネントキャリアを選択し、上記選択したコンポーネントキャリアを通じて転送される放送チャンネル(broadcasting channel)を介してSIを受信する。上記受信したSIに基づいて上記選択したダウンリンクCCと上記ダウンリンクCCと接続設定されているアップリンクCCを主サービングセル(primary serving cell;以下、PCell)として構成する。上記構成されたPCellを通じてUEはeNBに無線資源制御接続要求メッセージを転送する。この際、UEは上記RACH手続きを用いて上記無線資源制御接続要求メッセージをeNBに伝達することができる。
ここで、主サービングセル(PCell)に対応するダウンリンクCCをDL PCCといい、主サービングセルに対応するアップリンクCCをUL PCCという。また、ダウンリンクで、副サービングセルに対応するCCをDL SCCといい、アップリンクで副サービングセルに対応するCCをUL SCCという。
一方、主サービングセル及び副サービングセルは、次のような特徴を有する。
第1に、主サービングセルはPUCCHの転送のために使われる。
第2に、主サービングセルは常に活性化されている一方、副サービングセルは特定条件によって活性化/非活性化される搬送波である。
第3に、主サービングセルが無線リンク失敗(Radio Link Failure;以下、RLF)を経験する時、RRC再接続がトリガリング(triggering)されるが、副サービングセルがRLFを経験する時はRRC再接続がトリガリングされない。
第4に、主サービングセルはセキュリティーキー(security key)の変更やRACH(Random Access CHannel)手続きに伴うハンドオーバー手続きによって変更できる。但し、MSG4(contention resolution)の場合、MSG4を指示するダウンリンク制御チャンネル(Physical Downlink Control Channel;以下、‘PDCCH’と称する)のみ主サービングセルを通じて転送されなければならず、MSG4情報は主サービングセルまたは副サービングセルを通じて転送できる。
第5に、NAS(nonaccess stratum)情報は主サービングセルを通じて受信する。
第6に、いつも主サービングセルはDL PCCとUL PCCがペア(pair)で構成される。
第7に、各端末毎に異なるCCを主サービングセルに設定することができる。
第8に、副サービングセルの再設定(reconfiguration)、追加(adding)、及び除去(removal)のような手続きはRRC階層により実行できる。新規副サービングセルの追加において、専用(dedicated)の副サービングセルのシステム情報を転送することにRRCシグナリングが使われることができる。
前述した方法のうちの1つを通じて無線資源制御接続進行が完了してeNBとUEの無線資源制御接続状態が設定された状態(RRC_CONNECTEDモード)になると、S400の手続きを進行する。
eNBは該当UEのハードウェア性能、eNBの使用可能な周波数資源などを考慮してUEに複数のCCの使用を許容することができ、これをCCセットとして定義することができる。ここに、eNBはUEの使用するように許容されたCCセットに対する情報をUEに送信する(S400)。ここで、上記CCセットに対する情報は、上記CCセットに含まれる該当CCのCC ID、または該当CCを指示するセルインデックス情報、または少なくとも1つのCCを基準に他のCCを指示する差異情報(offset information)などを含むことができる。または、少なくとも1つ以上のCCで構成された各CCセットを区別するためのCCセットID情報をさらに含むこともできる。
ここで、CCセット情報の送受信方式は、一実施形態として、eNBが無線資源制御再構成メッセージの内に上記CCセット情報を含んでUEに送信することもでき、その以外のメッセージが使われることもできる。また、上記CCセット情報は、各コンポーネントキャリアの追加/除去のような形態に構成されて転送されることもできる。
例えば、最初にCCセット情報を転送するに当たって、DL CC1、DL CC2、DL CCNから構成されたCCセット情報であるダウンリンクCC追加リスト(add List)が構成されることができ、追加的にアップリンクCCセット情報であるアップリンクCC追加リスト(add List)が構成されることができる。
更に他の実施形態として、CCセット情報を変更するに当たって、上記構成されたダウンリンクCCセットがCC1、CC3、CCNに変更される場合、ダウンリンクCC除去リスト(remove list)にCC2を構成し、ダウンリンクCC追加リストにCC3を構成して、上記ダウンリンクCCセット情報を転送することができる。
その後、UEは受信されたCCセット情報に基づいて該当CCセット内のCCに対するシステム情報(system information;以下、‘SI’という)を受信する(S405)。上記SIはUEでTAのためのアップリンクタイミンググループを構成するための新たな情報、SIはダウンリンク/アップリンクCC間の接続(linkage)設定に対する情報、及びTA値の獲得のための参照アップリンクCCに対する情報をさらに含むこともできる。上記SIは、各CCに対する中心周波数情報、該当CCの全体周波数帯域に対する情報などを含むことができる。
仮に、CCセット内のCCのうち、該当CCにSIを転送できないCC(例えば、拡張コンポーネントキャリア(extension component carrier;以下、ECC)、または放送チャンネルを介して転送されるSIを受信できないCC(例えば、副サービングセル(Secondary serving cell;以下、SCell)に属するダウンリンクCC)が存在する場合、SIを受信することができるCCまたは上記SIを受信することができるCCの制御情報の形態に変換されたSIを、受信することができるCCを通じて受信することができる。上記変換されたSIは、eNBで転送する無線資源制御再構成メッセージの内に上記CCセット情報と同時にUEに転送されることもでき、上記CCセット情報が受信された以後、無線資源制御再構成メッセージを通じてUEに転送されることもできる。または、現在のステップでは、該当CCに対するSIを受信しないで進行することができる。
UEは、受信されたCCセット情報とSIを用いてアップリンクタイミンググループを構成し、グループ毎に代表CC(Delegate CC)を構成する(410)。
上記アップリンクタイミンググループを構成するに当たって、以下の1)乃至4)のb)条件のうちの1つを適用することができる。
b.i)CCの中心周波数値の差がしきい値以上の範囲のCCは互いに異なるグループに設定することができる。
これは、各CC間の中心周波数値が大きく差が出る場合、無線信号の伝播過程で発生する遅延が変わり、これに従うTA値も差が大きくなる可能性が高まるためである。上記しきい値は絶対周波数差値として定義されることもでき、または相対的な周波数差値として定義されることもできる。上記相対的な周波数差値とは、決まったCCの中心周波数に対して倍数(N>1の場合)以上の差、またはCC間の中心周波数差を定義する関数として表現することができる。
一例として、しきい値を中心周波数間の差が2倍以上の場合と定義する場合、CC1の中心周波数値が700MHzであり、CC2の中心周波数値が2GHzと仮定すれば、上記2つのCCの中心周波数値は2倍以上の場合であるので、互いに異なるグループに設定することができる。
b.ii)互いに異なるビームフォーミング(beam forming)になるCCは互いに異なるグループに設定することができる。
これは、ビームフォーミングが異なると、TA値が変わる可能性が高まるためである。
例えば、各CCが互いに異なるアンテナにマッピングされて互いに異なるビームフォーミングを生成して該当CCを通じて信号を転送する場合、上記相異するビームフォーミングを有するCCは異なるグループに設定することができる。または、全てのCCが同一なアンテナにマッピングされ、eNBが各CCの周波数帯域に対する論理的ビームフォーミングを通じて各CC毎に互いに異なるビームフォーミングを生成することもできる。
b.iii)マクロセル(Macro cell)でサービスしないCCやフェムトセル(femto cell)、ピコセル(pico cell)、マイクロセル(micro cell)、中継器(relay)、リピーター(repeater)、RRH(redio remote head)などによりマクロセル(macro cell)と重畳した空間でサービスされるCCと、マクロセル(Macro cell)のみでサービスするCCを互いに異なるグループに設定することができる。
b.iv)CC時間調整タイマー(Time Alignment timer)の動作に対して相異するように設定されたCCを互いに異なるグループに設定することができる。
ここで、相異するグループとは、該当CCタイマーが相異するTA値を適用して動作し、または実際のCCタイマーの動作自体が相異するものを含む。
b.v)eNBによりTA獲得のための参照DL CCが互いに異なるように設定されているCCは、互いに異なるグループに設定することができる。
上記参照DL CCは、RRCメッセージを通じてUEに転送できる。仮に、UEが上記参照DL CCに対するRRCメッセージを受信していない場合は、主サービングセルのDL CCが参照DL CCになることができる。仮に、上記1)乃至4)の条件によって主サービングセルのDL CCが互いに異なるグループでなければならない場合、該当CC内のDL CC(SIB2接続設定されている)が参照DL CCになることができる。
一方、上記の全ての条件を満たさないCCは、グループ設定時、同一なグループに設定することができ、その他にも無線の伝播特性と所定の測定値などを考慮して1つのグループに設定し、または相異するグループに設定することができる。
一方、以下の条件を満たす場合は、1つのグループに設定することができる。
b’.i)コンポーネントキャリアの中心周波数値の差がしきい値以内の範囲のコンポーネントキャリアの間には伝播特性が類似することがあるので、1つのグループにすることができる。
b’.ii)同一なビームフォーミングになるコンポーネントキャリア同士間で1つのグループにすることができる。
b’.iii)同一な無線網内の装置で使われるコンポーネントキャリア同士間で1つのグループに設定することができる。
上記設定された各々のアップリンクタイミンググループで、UEは各グループ内の代表CC搬送波(delegate CC)を設定する(410)。上記UEで、各グループ内の代表CCになることができるCCは、アップリンク同期獲得のためのTA値の獲得手続きが可能なCCでなければならない。また、グループ内のCCの周波数特性により決まることができる。
例えば、最も低い中心周波数値を有するCC、最も平均に近い中心周波数値を有するCC、または最も高い中心周波数値を有するCCを代表CCに設定することができる。または、周波数帯域によって代表CCが設定されることもできる。または、RLM動作が定義された副サービングセル(SCC)または最も広い周波数帯域を有するCCに設定することができる。
本明細書で、CCはDL CCまたはDL CCとUL CCとが全て含まれた概念として定義することができ、セル(Cell)と定義することができる。
言い換えると、セルは一定の地域に端末が認知することができる無線信号が到達できるDL周波数資源(例えば、CC)だけでも定義されることができ、eNBから信号を受信することができるDL周波数資源とUEによるeNBに転送可能なUL周波数資源のペア(pair)として定義できる。したがって、複数のCCを構成するUEは、即ち、複数のサービングセルを構成するということができる。
一方、サービングセルは、主サービングセルと副サービングセルとに区別され、ここで、主サービングセルはRRC接続(establishment)または再接続(reestablishment)状態で、セキュリティー入力(security input)とNAS移動情報(mobility information)を提供する1つのサービングセルを意味する。UEの性能(capabilities)によって、少なくとも1つのセルが主サービングセルと共にサービングセルの集合を形成するように構成できるが、上記少なくとも1つのセルを副サービングセルという。
したがって、1つのUEに対して設定されたサービングセルの集合は、1つの主サービングセルだけで構成され、または1つの主サービングセルと少なくとも1つの副サービングセルから構成できる。主サービングセルの周波数内の隣接セル及び/又は副サービングセルの周波数内の隣接セルの各々は同一な搬送波周波数に属する。そして、主サービングセルと副サービングセルの周波数間の隣接セルは相異する搬送波周波数に属する。
一方、RLM(Radio Link Monitoring)は、UEがcell-specific reference(CRS)信号に基づいてeNB間に設定されたサービングセルのダウンリンク品質を探知するためにダウンリンクの品質をモニターリングすることをいう。UEは、測定されたCRSと制御チャンネルのエネルギーの比で定義される予め決まったパラメータを用いて上記ダウンリンク品質を予測する。上記RLMは、次のような条件で設定できる。
上記RLMを通じてダウンリンク品質を予測するために、PDCCH/PCFICH(physical control format indicator channel)が転送されるRE(resource element単一OFDMシンボル内の単一副搬送波)の受信エネルギーと上記CRSの平均REエネルギーとの比をdB単位で表現した値を基準とする。
上記予め決まったパラメータのうち、同期不一致(out of sync)を宣言する基準になるパラメータであるQout値はPDCCH/PCFICHを転送するために設定されたパラメータと共にPCFICHの誤りを考慮した仮想のPDCCH(DCI format 1A基盤)転送のBER(block error rate)が10%以上であると判断される値を基準に設定される。上記の値はCRSが転送されるアンテナポートの個数によって他の値を有することができる。
例えば、単一アンテナポートに限ってCRSが転送される場合、Qout値に設定する上記PDCCHとCRSとの間のエネルギーの比率は4dBを基準とし、2つ以上のアンテナポートに対してCRSが転送される場合、1dBを基準とする。上記予め決まったパラメータのうち、同期回復または同期維持(insync)を宣言する基準になるパラメータであるQin値は、上記Qoutの場合に比べて十分に大きい信頼性を有する値を基準に設定される。
即ち、PDCCH/PCFICHを転送するために設定されたパラメータと共に、PCFICHの誤りを考慮した仮想のPDCCH(DCI format 1C基盤)転送のBER(block error rate)が2%以上であると判断される値を基準に設定される。上記の値はCRSが転送されるアンテナポートの個数によって他の値を有することができる。
例えば、単一アンテナポートに限ってCRSが転送される場合、Qin値に設定する上記PDCCHとCRSとの間のエネルギーの比率は0dBを基準とし、2つ以上のアンテナポートに対してCRSが転送される場合、3dBを基準とする。
上記の例において、Qout値に比べてQin値の基準となるエネルギー比率の値がむしろ低い理由は、前述したPDCCH/PCFICHを転送するために設定されたパラメータと仮想のPDCCH転送のBERを基準とするためである。上記PDCCH/PCFICHを転送するために設定されたパラメータはPDCCHのDCIフォーマット、サブフレーム内の制御情報が転送されるOFDMシンボルの個数、PDCCHの自己複製比率を表す集成水準(aggregation level)などが含まれる。上記パラメータはダウンリンク帯域幅に影響を受ける。また、Qout及びQin値は、該当セルに対する端末機のDRX(discontinuous reception)動作するか否かによって影響を受ける。
したがって、UEまたはeNBは各グループ内の代表コンポーネントキャリア(delegate CC)を設定し、上記代表コンポーネントキャリア設定は、上記代表コンポーネントキャリアが含まれている副サービングセルを設定する形態でありうる。
一方、各グループ別の代表CCの設定方法は、上記方法のうちの1つを選択して全て同一な基準に設定することもでき、各グループ別に異なる方法を適用することもできる。即ち、代表CCの選択は、各グループのネットワーク状態、グループを構成するCCの特徴などを考慮して選択することができる。一例として、UEはPCCが含まれたグループで代表CCを設定する場合、eNBの基準に関わらずPCCをグループ内の代表CCとして設定することができる。
UEは、アップリンクタイミンググループ内の代表CCの有効なTA値を確保するために、各代表アップリンクCCに対してランダムアクセスプリアンブル(RAP)を設定し、各代表CCのSIにランダム接続のために設定された時間/周波数資源のうちから定義された資源のうちの1つを選択して該当RAP信号を転送する(415)。ここで、UEの上記RAP信号の転送は、eNBまたはUEによって決まることができる。
より詳しくは、eNBによりRAPを転送するCCに対する情報(一例として、CCのRACH転送の優先順位)が決定されれば、UEは上記CCに対する情報を受信して確認し、上記CCに対して設定されたグループを確認する。確認されたグループのうち、優先順位の高いCCを含むグループの代表アップリンクCCを通じてRAPを転送することができる。この際、UEは上記RAPを転送するCCに対してランダムに、または同時に/順次的にRAPを転送することができる。
即ち、UEがRAPを転送する代表アップリンクCCを選択し、ランダムに、または順次的に/同時にRAPを転送することができる。RAPを同時に転送することはCCのRACH転送の優先順位が同一であること、即ち同一な優先順位を有することを意味する。
ここで、UEはアップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPを同時に転送したり、アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPを個別的に転送したり、またはアップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPのうち、一部は同時に、他の一部は個別的に転送することができる。
また、eNBはRAP、またはRAPを含む信号を転送する時間/周波数資源を決定することができる。したがって、UEはeNBから受信した情報によりRAPを設定し、RAP転送時間/周波数資源を代表アップリンクCC毎に設定することができる。
一方、eNBからRAPのための特別なシグナリングがない場合、またはeNBの制御モードがオフ(off)のシグナリングが受信された場合、UEはランダム接続のために各代表アップリンクCCと接続設定されているダウンリンクCCを通じて受信したSIに設定されている各代表アップリンクCCのパラメータを用いてRAP設定及びRAP転送時間/周波数資源を決める。
上記RAP転送設定は、eNBが特定UEまたは複数のUEに関して代表アップリンクCC毎にRAP設定範囲またはRAP転送時間/周波数資源の選択範囲に追加的な制限のある形態であることもあり、または、直接、代表アップリンクCC毎に転送するRAPを設定することもできる。
UEは各代表アップリンクCCのRAP信号を転送する時間/周波数資源を選択するためにアップリンクでデータを転送するCCを選択し、該当CCが含まれたグループに限り、代表アップリンクCCを通じてRAPを転送することができる。
一方、UEは現在アップリンクでデータを転送するために構成された全てのアップリンクCCが必要であると判断される場合、全ての代表アップリンクCCに対して同時にRAPを転送することができる。一方、一部アップリンクCCが必要であると判断する場合、一部アップリンクCCが含まれたグループに限って代表アップリンクCCを通じてRAPを同時に転送し、残りのグループに対する代表アップリンクCCのRAPは順次に、またはランダムに転送してTA値の獲得手続きを進行することができる。
より詳しくは、UEがeNBからRAPを転送するアップリンクCCの優先順位情報を受信し、上記受信された優先順位情報に基づいて順次にRAPを転送することができる。または、UEがPCCを通じてRAPを転送するアップリンクCCの優先順位を設定した基準情報を受信することができる。この場合、UEは上記基準情報によって405で受信した各アップリンクCCのSIを用いてRAPを転送する代表アップリンクCCの優先順位を決定することができる。
上記優先順位を設定する基準情報は、媒体アクセス制御(Media Access Control;以下、‘MAC’と称する)情報として受信することもできる。この際、上記MAC制御情報はPDSCHを介して受信可能であり、またはPDCCHを介して受信可能である。また、上記優先順位を設定する基準情報は、RRCメッセージを通じて受信することができる。上記RRCメッセージはPDSCHを介して受信されることを含む。ここで、上記基準情報は、一例として、帯域幅(BW)でありうるが、それに限定されるものではない。
したがって、UEはSCCに対して上記帯域幅を適用して優先順位を設定してRAPを転送することができる。この際、UEは上記基準情報と関係なくPCCに対して優先順位を最も高く設定してPCCが含まれたグループ内の代表CCを通じてRAPを転送することができる。
一方、仮に上記基準情報がUEとeNBとの間に予め約束されていれば、UEはeNBから特別なシグナリング無しでRAPを転送するCCの優先順位を決定することができる。一例として、UEがRAPを転送するSCCが2つ以上の場合、帯域幅の広いCCに優先順位を置いてRAPを転送することができる。
一方、UEはeNBから各CCのSIを受信した後、ランダムにグループ内の代表アップリンクCCを選択してRAPを転送することができる。なぜならば、上記各CCのSIにはRACHのためのプリアンブル(RAP)情報と、時間周波数資源に対する情報が含まれているためである。したがって、UEは各グループ内の代表アップリンクCCに対するプリアンブル(RAP)と時間周波数資源に対する情報を確認して任意に特定プリアンブルと時間周波数資源を選択した後、選択したグループ内の代表アップリンクCCでRACHを実行する。
一方、仮にUEがハンドオーバーを進行している場合、UEはeNBにより設定されたRAPを使用し、既存の設定されたアップリンクタイミンググループを無視し、TA値を獲得する1つのアップリンクCCを設定して、これを通じて最初のTA値獲得手続きを進行する。
ここで、上記アップリンクCCの選択は、UEで測定されたeNB間のダウンリンクCCのチャンネル品質または信号強さなどを考慮して接続設定されたアップリンクCCになることができる。または、UEがeNBから転送された移動制御情報(Mobility control information)またはRRC再構成メッセージ内の情報を通じて上記アップリンクCCを選択することができる。
一方、TA値を獲得するための手続きを進行するために、単一アップリンクCCに対してTA値の測定のために基準になるダウンリンク/アップリンクCC間の接続(linkage)設定は、全体システムで固定的に設定したり、eNB毎に設定したり、eNBで必要により設定したユーザグループ別に設定したりすることができる。
仮に、アップリンクコンポーネントキャリアと接続設定されたダウンリンクコンポーネントキャリアがTA値の設定を受けるための手続きを実行できない場合、またはダウンリンクコンポーネントキャリアがTA値の設定を受けるための手続きを実行することができるか否かに関わらず、接続設定されたアップリンクコンポーネントキャリアがTA値の設定を受けるための手続きを実行できない場合、下記のc)条件のうちの1つを選択してTA値獲得手続きを進行できるダウンリンクコンポーネントキャリアと接続設定されたアップリンクコンポーネントキャリアで獲得したTA値を常に共有するように設定することができる。ここで、前述したTA値の設定を受けるための手続きを実行できない場合は、一例として、該当CCのタイプがECC、または非互換CCのうちの同期獲得が不可能なCCでありうる。
c.i)システムに固定的にTA値を参照するアップリンクコンポーネントキャリアを設定する。
c.ii)各eNB内の全てのユーザに同一なTA値を参照するアップリンクコンポーネントキャリアを設定する。
c.iii)ユーザまたはユーザグループ毎に流動的にTA値を参照するアップリンクコンポーネントキャリアを設定する。
eNBは受信したRAPに基づいて各CCのTA値を計算する。そして、計算した各CCのTA値をランダムアクセス応答(Random Access Responses;以下、‘RAR’と称する)に含んでUEに転送する(S420)。この際、eNBはUEのアップリンク割当情報(以下、‘ULグラント’と称する)をさらに含んで転送することができる。
上記ULグラントは、UEによりアップリンクで使用することができる資源情報、電力制御情報、参照信号生成関連情報(Reference Signal generation info)、チャンネル品質情報フィードバック要求(CQI request)を含むことができるが、それに限定されるものではない。
UEは受信されたRAR内の各CCのTA値を確認し、受信したTA値の有効性を判断する(425)。即ち、UEはCR手続きを通じて受信したTA値の有効性を確認する。ここで、CR手続きは、UEがCRNTI、T_CRNTI、またはUE ID(identity;ID)を含むMACシグナリング、またはRRCメッセージをeNBに転送する過程を意味する。eNBは、CRNTI、T_CRNTI、またはUE IDを含むACKメッセージをUEに転送する。その後、UEはeNBから受信されたACKメッセージに含まれているCRNTI、T_CRNTI、またはUE IDが自身に割り当てられたCRNTI、T_CRNTI、またはUE ID(identity)と同一か否かを確認して、上記受信されたTAの有効性を同時に検証することができる。
その結果、受信したTA値が有効であると判断する場合、該当CCが代表CCに設定されている各アップリンクタイミンググループ内のTA値をアップデートする(430)。
図5は、本発明の一実施形態が適用できるアップリンク同期獲得手続きの他の例を示す図である。図5は、UEがアップリンクタイミンググループを設定し、各グループ毎にTA値を受信してアップデートを完了した以後の同期獲得手続きを含む。
eNBは、該当UEのハードウェア性能、eNBの使用可能な周波数資源などを考慮してUEのCCセット情報を構成した後、UEに転送する(400)。上記の手続きはeNBとUEのRRC接続状態が接続モード(RRC_Connected)の場合のみで可能である。
その後、UEは受信されたCC集合情報に基づいて集合内のCCのシステム情報(SI)を受信する(S405)。上記SIは、UEでTAのためのアップリンクタイミンググループを構成するための新たな情報が含まれることもできる。好ましくは、ダウンリンク/アップリンクCC間の接続(linkage)設定方法になることもでき、TAを獲得できる手続きを実行できないアップリンクCCのTA値獲得のための参照アップリンクCCに対する情報であることもあり、その以外の情報になることもできる。上記ステップ405は、図4のステップ405に説明した条件及び構成を含む。
この際、既存のTA値が有効でなくなる状況が発生し、または新たなアップリンクCCが追加される場合のように、アップリンクタイミンググループの再編成無しで特定のCCまたはCCグループのTA値のアップデートを必要とする場合が発生する場合、UEはTA値のアップデートが必要であることを感知する(435)。UEは既存のアップリンクタイミンググループを維持しながら、全体または一部グループに対するアップリンク同期獲得が必要な状況、即ち‘TAアップデート条件’を確認する(435)。
上記‘TAアップデート条件’は、例えば、eNBがUEに全てのダウンリンクCCに対して同期再設定を要求する場合と、UEが全てのアップリンクデータの転送を初期化し再試行する場合と、UE専用時間調整タイマー(Time Alignment timer UE Specific)が満了した場合と、または、グループ毎に設定したグループ別の時間調整タイマーが満了した場合を含むことができる。ここで、グループ時間調整タイマーを設定することは、同一グループ内に複数個のCCが存在し、CC毎にタイムアライメントタイマーを有する場合、代表CCのCCタイムアライメントタイマーの動作を上記同一グループ内の全ての他のCCのタイマーに適用することを意味する。
一方、上記‘TAアップデート条件’の状況は、新たなアップリンクCCが追加構成される場合を含むことができる。ここで、新しく追加されたアップリンクCCは既存のグループに含まれ、または新たなグループとして存在することができる。
上記TAアップデートが必要であることを感知したUEは、代表CCのRACHパラメータを通じて任意のプリアンブル(RAP)を選択し、各CCのSIに定義された資源のうちの1つを選択してRAPを転送する(440)。ここで、該当RAP信号の転送は、eNBにより設定された各CCの時間/周波数資源を用いて、UEにより全ての代表アップリンクCCのRAPを同時に転送する、全ての代表アップリンクCCのRAPを順次にまたはランダムに個別転送する、または全ての代表アップリンクCCのRAPのうちの一部は同時に他の一部はランダムまたは順次に個別転送することができる。
より詳しくは、UEが同時に全てのアップリンクタイミンググループの代表CCを通じてRAPを転送する場合は、全てのアップリンクCCを通じてデータを転送する途中に全てのCCの既存TA値が有効でなくなった場合を含むことができる。
また、UEが一部はランダムに、または順次にRAPを転送し、一部は同時にRAPを転送する場合は、一部アップリンクCCを通じてデータを転送する中に全ての既存のTA値が有効でなくなった場合を含み、この時には必要時にデータを転送していたアップリンクCCに対して同時にRAPを転送し、その以外のアップリンクCCはeNBまたはUEによりRAPを転送する時間/周波数資源を選択して転送する場合である。一部アップリンクCCを通じてデータを転送する場合は、優先順位を置いてTAを獲得するものである。
一方、アップリンクで転送しようとするデータがない、または遅延時間に対して問題にならないデータの場合、eNBにより決まった、またはUEにより選択されたRAPを転送する時間/周波数資源を選択して転送する。即ち、転送するデータがない場合であって、UEによりランダムにTAを獲得するものである。またはeNBにより決まった順序に従ってTAを獲得するものである。
また、順次にRAPを転送する場合は、各グループ内のCCの個数により優先順位が決まった後に転送できる。例えば、グループ内のCCの個数が多い順に順位を決めることもでき、個数の少ない順に順位を決めることもできる。また、グループ内のCCの代表CCの中心周波数、または周波数帯域幅のサイズなどを考慮して順位を決めることもできる。また、各CCのサービングセルインデックス値が最も低い順序に、または最も高い順序に順位を決めることもできる。
eNBはUEから受信したRAPに対して各CCのTA値を計算し、上記各CCのTA値とULグラントを含むRARを転送する(445)。
UEは、CR(contention resolution)手続きを通じた有効性の検証を経て(450)各CCに対するTA値を獲得した後(450)、アップデートされたTA値をアップリンクタイミンググループに適用する(455)。
上記TA値を獲得するための手続きを進行するために、単一アップリンクCCに対してTA値の測定のために基準となるダウンリンク/アップリンクCC間の接続(linkage)設定方法は、上記図4に説明した方法と類似している。
この際、 仮にUEが代表CCによりTA値を獲得した状況の場合、UEは各アップリンクタイミンググループ内のCCに獲得したTA値を同時に適用することができる。
アップデートされたTA値をアップリンクタイミンググループに適用(455)する時には、単に1つ以上のアップリンクタイミンググループのTAがアップデートされた場合には、それを新たなTA値に更新すればよい。
一方、‘TAアップデート条件’として新たなアップリンクCCが追加構成された状況の場合には、該当追加構成CCのTA値の該当追加構成CCのみに適用され、該当CCのTA値を既存アップリンクタイミンググループのTA値と比較してしきい値以下と判断されるグループが存在する場合、UEはグループを再設定する。即ち、獲得したTA値と該当CCのTA値の差が決まったしきい値の内に存在する場合、これを該当グループに設定し、そうでない場合、新たなグループに設定することができる。
または、eNBがUEに新たな副サービングセル(または、CC)をアップリンクCCと追加構成しながらTA獲得のための参照DL CC情報を含んで構成することができる。したがって、UEは上記参照DL CCを基準とするグループに上記新たな副サービングセル(または、アップリンクCCのみを)を追加することができる。仮に上記新たな副サービングセルに対する構成情報のうち、参照DL CC情報が存在しない場合、主サービングセルが属したグループに含まれることができる。
図6は、本発明の一実施形態が適用できるアップリンク同期獲得手続きの更に他の例を示す図である。図6は、UEがアップリンクタイミンググループを設定し、グループ毎にTA値を受信してアップデートを完了した以後であり、特別な言及がなければ、本手続きはハンドオーバーが進行されない場合を仮定する。
図6を参照すると、eNBは該当UEのハードウェア性能、eNBの使用可能な周波数資源などを考慮してUEのCCセット情報を構成して転送する(400)。
UEは受信されたCCセット情報に基づいて集合内のCCのシステム情報(SI)を受信する(S405)。上記SIはUEでTAのためのアップリンクタイミンググループを構成するための新たな情報が含まれることもできる。好ましくは、ダウンリンク/アップリンクCC間の接続(linkage)設定方法になることもでき、TAを獲得できる手続きを実行できないアップリンクCCのTA値の獲得のための参照アップリンクCCに対する情報、またはその以外の情報になることもできる。ここで、上記ステップ405は図4のステップ405に説明した条件及び構成を含む。
この際、アップリンクタイミンググループ内のCCのうち、一部のCCに対して既存のTA値が有効でなくなる状況のように、既存のアップリンクタイミンググループを再設定または再編成しなければならない状況が発生する場合、UEは既存のアップリンクタイミンググループを再設定しながら全体または一部のCCに対するアップリンク同期獲得が必要な状況が発生することを感知するようになる(460)。
このような状況を本明細書では‘グループ再編成条件’といい、UEは‘グループ再編成条件’か否かを確認することによって、アップリンクタイミンググループの再編成を必要とする状況を感知するようになる(460)。
上記‘グループ再編成条件’は、例えば、UEのグループ内のCCのうち、一部のアップリンクCCに対してアップリンク転送データに対する応答がない場合、eNBがダウンリンク同期に対するグループ内の一部CCに対して再設定を要求する場合、CC毎に設定したCC時間調整タイマー(Time Alignment timer)が満了した場合、eNB内のダウンリンク/アップリンク接続設定が変更される場合、またはアップリンクタイミンググループ変更及びグループ内のダウンリンク/アップリンク接続設定が変更される場合などがある。上記‘グループ再編成条件’はこれに限定されるものではなく、アップリンクタイミンググループをまた設定しなければならない全ての場合を含む概念である。また、上記グループ再編成はCC単位で同期再設定するものを含む。
一方、仮にUEが物理的に異なるeNBに一部のCCがハンドオーバーする場合、UEは既存のアップリンクタイミンググループを再設定しながらハンドオーバーされた一部のCCに対するアップリンク同期獲得が必要な状況と判断する。
上記‘グループ再編成条件’に該当する状況(situation、460)によって一部のCCに対する有効なTA値を確保していないアップリンクタイミンググループに対し、UEは各グループ内の全てのアップリンクCCに対するグループ設定を解除し、上記CCに対して同時にRAPを転送することができる。また、UEは有効なTA値を確保したアップリンクタイミンググループ内のCCに対してグループ設定を維持し、上記各グループ内で有効なTA値を確保していないアップリンクCCのみグループ設定を解除した後、上記グループ設定を解除した有効なTA値を確保していないアップリンクCCに対してRAPを同時に転送することもできる。
仮に、各CC別のランダム接続のための資源設定が相異することによって、同時にRAPを転送できない場合、UEはこのような状況発生を認知した後、最も速く転送できる時間資源を優先的に選択してRAPを転送することができる(S465)。
上記RAP信号の転送は、図5の場合と同様に、転送を必要とする全ての代表アップリンクCCのRAPを同時に転送したり、転送を必要とする全ての代表アップリンクCCのRAPを順次に、またはランダムに個別転送したり、または転送を必要とする全ての代表アップリンクCCのRAPのうちの一部は同時に、残りの一部は順次に、またはランダムに個別転送することができる。
eNBは、UEから受信したRAPに対して各CCのTA値を計算し、RARを転送する(445)。この際、eNBはUEのグラント(grant)情報をさらに含む。
そして、UEはCR(contention resolution)手続きを通じて有効性の検証を実行した後、各CCに対するTA値を獲得する(470)。ここで、上記TA値を獲得するための手続きは、図4に言及した単一アップリンクCCに対してTA値の測定のために基準になるダウンリンク/アップリンクCC間の接続(linkage)設定が適用できる。その後、UEはTAと関連したタイミンググループを再構成することができる(480)。
UEのタイミンググループ再構成過程(480)で、仮にTA値の更新が要求されたアップリンクCCに対して有効なTA値を獲得した状況で、各グループ内の全てのアップリンクCCに対するグループ設定を解除した場合、該当CCのTA値を既存のアップリンクタイミンググループのTA値と比較して、しきい値以下と判断されるグループを該当同一なグループに設定し、そうでない場合、新たなグループに設定する。
また、仮に有効なTA値を確保したアップリンクタイミンググループ内のCCはグループ設定を維持し、上記各グループ内で有効なTA値を確保していないアップリンクCCのみグループ設定を解除した場合、UEは該当CCのTA値を既存のアップリンクタイミンググループのTA値と比較して、しきい値以下と判断されるグループを該当グループに設定し、そうでない場合、新たなグループに設定する。また、仮に全てのアップリンクタイミンググループが解除された場合、UEはTA値を基準に新たなグループを設定する。
図7は、本発明の一実施形態が適用できるアップリンク同期獲得手続きを示す図である。
図7を参照すると、eNBは該当UEのハードウェア性能、eNBの使用可能な周波数資源などを考慮して設定したUEのCCセット情報をUEに転送する(500)。
eNBは、上記設定したCC集合情報に基づいて集合内のCCのSIをUEに転送する(505)。即ち、eNBは上記UEのために予め予約したRAPを割り当て、または特定時間/周波数資源を単一UEのみに割り当てて、これをSIを通じて該当UEに転送する。または、RRCメッセージを通じて転送する(505)。
ここに、UEはアップリンクCCの有効なTA値を確保するために、各アップリンクCCに対してRAPを設定し、各CCのSIにランダム接続のために設定された時間/周波数資源のうちから定義された資源のうちの1つを選択して該当RAP信号を転送する(510)。
例えば、UEが使用するRAPを設定し、これを各UEに知らせる。この際、eNBは上記RAPの有効性に対する情報、使用回数などを知らせることができる。また、eNBは、最初のアップリンクグループ設定時に使用する時間/周波数資源を別途に設定し、これを各UEに知らせることができ、この際、eNBは上記設定された時間/周波数資源の有効性に対する情報、使用回数などを知らせることができる。ここで、上記RAP及び時間/周波数資源の有効性に対する情報、使用回数はUEとeNBとの間に予め決まったルールに従って使われることができる。
また、eNBが指定したRAPまたは時間/周波数資源を通じて単一UEからUE CC集合内の全てのCCに対するRAPを受信する場合、eNBはUEから最初のアップリンクタイミンググループ設定が要求されることを認知し、算出されたTA値を基準にアップリンクタイミンググループを構成することができる。
したがって、eNBは受信したRAPに基づいて各CCから受信したRAPが単一UEから転送された信号であることを確認し、即ち、特定時間/周波数資源を通じてRAPが受信されることを確認し、これを基準としてアップリンクタイミンググループを設定する(515)。また、eNBはTA値を基準にアップリンクタイミンググループに対する代表CCを設定する(515)。
また、eNBのアップリンクタイミンググループの設定時、図4のステップ410で説明したような方式が利用されることもできる。
eNBは、上記構成したアップリンクタイミンググループ情報をUEに転送する(520)。上記アップリンクタイミンググループ情報は、PDCCHのようなL1制御情報の形態で転送されることができ、またはMACのようなL2制御情報の形態で、またはRRCのようなL3制御情報の形態で転送される。
eNBは、各グループの代表CCに対するTA値をRARに含んでUEに転送する(525)。この際、各代表CCに対して同時にTA値を転送することができる。ここに、UEはRARが受信されるダウンリンクCCと接続設定されたアップリンクCCを代表CCに設定されることを認知し、上記受信したRAR内に含まれた情報を受信する。
その後、eNBとUEは有効性検証手続きを実行し(530)、UEはグループ内の他のアップリンクCCに受信されたTA値を適用する(535)。ここに、UEはTA値を適用してeNBとのアップリンク同期を獲得する。
図8は、本発明の一実施形態が適用できるアップリンク同期獲得手続きの更に他の例を示す図である。図8は、UEがアップリンクタイミンググループを設定し、各グループ毎にTA値を受信してアップデートを完了した以後に実行できる。
eNBは、該当UEのハードウェア性能、eNBの使用可能な周波数資源などを考慮して設定したUEのCCセット情報をUEに転送する(500)。eNBは、上記設定したCC集合情報に基づいて集合内のCCのSIをUEに転送する(505)。即ち、eNBは上記UEのために予め予約したRAPを割り当て、または特定時間/周波数資源を単一UEのみに割り当てて、これを、SIを通じて該当UEに転送する。または、RRCメッセージを通じて転送する(505)。
その後、この際、アップリンクタイミンググループ内のCCのうちの一部のCCに対し、既存のTA値が有効でなくなる状況のように、既存のアップリンクタイミンググループを再設定または再編成しなければならない状況が発生する場合、UEは既存のアップリンクタイミンググループを再設定しながら全体または一部のCCに対するアップリンク同期獲得が必要な状況が発生することを感知するようになる(560)。
このような状況を本明細書では‘グループ再編成条件’といい、UEは‘グループ再編成条件’か否かを確認することによって、アップリンクタイミンググループの再編成が必要な状況を感知するようになる(565)。
上記‘グループ再編成条件’は、例えば、UEのグループ内のCCのうちの一部アップリンクCCに対してアップリンク転送データに対する応答がない場合、eNBがダウンリンク同期に対するグループ内の一部CCに対して再設定を要求する場合、CC毎に設定したCC時間調整タイマー(Time Alignment timer)が満了した場合、eNB内のダウンリンク/アップリンク接続設定が変更される場合、またはアップリンクタイミンググループ変更及びグループ内のダウンリンク/アップリンク接続設定が変更される場合などがある。
一方、仮にUEが物理的に異なるeNBに一部のCCがハンドオーバーする場合、UEは既存のアップリンクタイミンググループを再設定して、上記ハンドオーバーされた一部のCCに対するアップリンク同期獲得が必要であることを感知する。
UEはグループ再編成条件が発生した場合、TAアップデートを必要とするアップリンクCC、即ち有効なTA値を確保していないアップリンクタイミンググループ内に含まれた全てのアップリンクCCのRAPを生成してeNBに転送する(570)。
即ち、ステップ570ではUEが上記状況によって一部のCCに対する有効なTA値を確保していないアップリンクタイミンググループに対し、各グループ内の全てのアップリンクCCに対するグループ設定を解除し、上記CCに対して同時にRAPを転送することができる。また、UEは有効なTA値を確保したアップリンクタイミンググループ内のCCはグループ設定を維持し、上記各グループ内で有効なTA値を確保していないアップリンクCCのみグループ設定を解除し、上記アップリンクCCに限って同時にRAPを転送することもできる。
また、UEは仮に各CC別のランダム接続のための資源設定が相異することにより、同時にRAPを転送できない場合、状況発生の認知後、最も速く転送できる時間資源を優先的に選択してRAPを転送することができる。
勿論、RAP転送過程(570)では、図5の場合と同様に、転送を必要とするアップリンクCCのRAPを同時に転送する、転送を必要とする全てのアップリンクCCのRAPを順次に転送する、または転送を必要とする全てのアップリンクCCのRAPのうちの一部は順次に、他の一部は同時にランダムに転送することができる。
次に、eNBは各CCから同時に受信したRAPが単一UEから転送された信号であることを確認する。この際、eNBはアップリンクタイミンググループ内のCCのうちの一部のCCに対して既存のTA値が有効でなくなる状況を感知する場合、アップリンクタイミンググループの再設定時、UEが使用するRAPを別途に設定して、これをUEに知らせる。そして、eNBはアップリンクグループの再設定時に使用する時間/周波数資源を別途に設定し、これを各UEに知らせて、設定された時間/周波数資源を通じてRAPを受信するか否かを確認してUEを感知する。
即ち、eNBが指定したRAPまたは時間/周波数資源に単一UEからUE CC集合内の全てのCCに対するRAPを受信する場合、UEからアップリンクタイミンググループの再設定が要求されることを認知し、算出されたTA値を基準にアップリンクタイミンググループを再構成する。ここに、eNBはTA値を基準にアップリンクタイミンググループに対する代表CCを再設定または再編成する(575)。
eNBは、上記再設定または再編成したアップリンクタイミンググループ情報をUEに転送する(580)。上記再設定されたアップリンクタイミンググループ情報はPDCCHを介して転送される、またはMAC制御情報の形態で転送される、またはRRCシグナリングを通じて転送される。
eNBは、TA値が有効でなかったCCを含んだ各グループの代表CCに限ってTA値をRARに含んでUEに転送することができる(585)。そして、UEは上記RARを通じて受信されたダウンリンクCCと接続設定されたアップリンクCCが代表CCに設定されることを認知し、上記受信したRAR内に含まれた情報を受信して有効性検証手続きを実行する(590)。
UEはグループ内の他のアップリンクCCに受信されたTA値を適用(595)することで、UEがeNBとのアップリンク同期を獲得する。
図9は、本発明の一実施形態に係るUEの動作に対する図である。ここで、図9は初期アップリンクタイミンググループの設定がeNBで実行される場合、UEの動作を図示したものである。
図9を参照すると、UEはeNBからCCセット情報を受信する(600)。上記CCセット情報はPCCを通じて受信されることができ、RRCメッセージを通じて受信されることができる。
UEは、上記受信したCCセット情報に基づいてCCセット内に構成されているCCのSIを受信する(605)。上記SIはブロードキャスティングチャンネルを介して複数のUEに共通に転送されることもでき、またはRRCメッセージを通じて専用チャンネルの形態で転送されることもできる。上記SIはPCCを通じて転送されることができる。ここに、UEは上記SIを用いてCCセット内のアップリンクCCを構成する。
また、上記ステップ605で、UEはeNBから使用する各CCのRAPまたは時間/周波数資源に対する情報を受信することができる。上記受信された各CCのRAPまたは時間/周波数資源に対する情報を用いてUEは最初のアップリンクタイミンググループを設定することができる。上記RAPまたは時間/周波数資源に対する情報は、PCCを通じて上記SI内に含まれて転送され、またはRRCメッセージの形態で転送されることができる。
UEは受信されたSI内のRACH情報とCCパラメータに基づいてアップリンク同期獲得のために構成された全てのアップリンクCCを通じて同時にRAPを転送できるか否かを確認する(610)。
ここで、上記UEはeNBにより設定された‘構成されたアップリンクCC’のRACHパラメータのうち、上記UE専用(UE specific)RACHパラメータを確認する。上記UE専用RACHパラメータのうち、RAP情報が設定されている場合、UEは自身のRAP情報を確認して各構成されたアップリンクCCに転送するRAPを設定する。ここで、上記RAP情報はeNBが各UEの区別のためにUE毎に相異するように設定したプリアンブル情報である。または、上記UE専用RACHパラメータのうち、時間/周波数資源情報が設定されている場合、UEは自身の時間/周波数資源情報を確認して各構成されたアップリンクCCに転送するRAPを設定する。ここで、上記時間/周波数資源情報はeNBがUE毎に相異するように設定した情報である。
上記ステップ610の確認結果、構成された全てのアップリンクCCを通じて同時にRAPを転送可能であることを確認したUEは、同時にRAPを転送する(615)。一方、上記ステップ610の確認結果、UEが全てのアップリンクCCを通じて同時にRAPを転送できないことを確認した場合、UEはステップ645に進行する。
上記RAP同時転送と関連して、UEは複数個のアップリンクCCのうち、各々のアップリンクCCのSI内に存在するRACHパラメータを確認し、上記RACHパラメータに定義されている複数の時間/周波数資源を確認して、同一な時間にRACHを転送するRAP転送時間(rach_t)を選択することができる。上記RAP転送時間(rach_t)は、上記UEにより全てのアップリンクCCを通じて上記RAPが同一に転送される時間である。
ところが、UEが上記RAP転送時間(rach_t)を設定できない場合、即ち、UEが同一な時間に構成された全てのアップリンクCCを通じてRAPを転送できない場合、UEはeNBにRAP資源情報要求メッセージを転送する(645)。一例として、全てのアップリンクCCのRACHパラメータを確認してRAPを転送できる時間がt0、t1に制限されていると仮定する。UEがCC1、CC3、CC4を通じてt0時間にRAPを転送可能であることを確認し、t1時間ではRAP転送不可能であることを確認し、CC2を通じてt1時間にRAPを転送可能であることを確認し、t0時間では転送不可能であることを確認した場合、UEはeNBにRAP資源情報要求メッセージを転送することができる。
その後、上記RAP資源情報要求に対する応答として、UEはeNBからRAP資源情報応答メッセージを受信する(650)。これは、上記RAP資源情報要求メッセージを受信したeNBが上記UEにより全てのCCを通じて同時にRAPが転送できないことを確認し、その結果、上記eNBが上記UEのRAP転送時に使われる転送時間周波数資源及びプリアンブル種類を選択し、上記選択した情報を上記RAP資源情報応答メッセージに含んでUEに転送する過程を含む。
上記RAP資源情報応答メッセージを受信したUEは、上記RAP資源情報応答メッセージ内の情報に基づいて構成された全てのアップリンクCCを通じてRAPを転送する(655)。一方、仮にeNBから受信されたRAP資源情報応答メッセージにRAP資源情報が存在しない場合、RAPを転送しなければならない時点で構成された全てのアップリンクCCを通じて同時にRAPを転送できる最大限速い時間を選択する。この際、全てのCCで同一なRAPを選択して同時にRAPを転送することができる。
その後、eNBからPCCを通じてアップリンクタイミンググループ情報を受信する(620)。即ち、eNBはUEから転送されたRAPを確認して上記UEがアップリンクタイミンググループの設定を要求することを確認し、上記RAPを通じて受信されたプリアンブルを用いてTA値を計算した後、上記計算されたTA値に基づいて上記UEのアップリンクタイミンググループを生成する。上記生成したアップリンクタイミンググループ情報を上記UEに転送する。
上記アップリンクタイミンググループ情報は、PCCを通じてPDCCH、MACメッセージの制御情報の形態、またはRRCメッセージを通じて受信できる。
UEは、eNBから構成された全てのアップリンクCCと接続設定されているダウンリンクCCのうちの一部または全てのダウンリンクCCでRARを同時に受信することができる(625)。上記接続設定は、無線通信システム内で固定的に設定されることもでき、SIを用いてeNB毎に設定されることもでき、RRCメッセージを通じてUEまたはUEグループ毎に設定されることもできる。上記RARメッセージは、一例として、eNBにより受信されたUEプリアンブルの識別情報、eNBまたはセルの識別子(ID)、臨時CRANI、上記UEプリアンブルを受信したタイムスロットに対する情報、ULグラント(grant)情報、そしてアップリンク同期化のためのタイミング情報(TA)などを含むことができる。
ここに、UEは上記受信したTA情報を用いて決まったスケジュール時点で、ULグラント情報に含まれている時間周波数資源情報を用いて物理アップリンクデータチャンネル(PUSCH)を介してデータを送信し、HARQを実行することもできる。
UEはRARを受信したCCに対してTA有効性を同時に検証することができる(630)。この際、上記UE専用RACHパラメータのうち、RAP情報が設定されている場合、UEはTA有効性検証を省略することができる。
前述したように、UEはeNBから受信されたACKメッセージに含まれたCRNTI、T_CRNTI、またはUE IDが自身に割り当てられたCRNTI、T_CRNTI、またはUE IDと同一か否かを確認して、上記TAの有効性を同時に検証することができる。ここで、UEはCRNTI、T_CRNTI、またはUE IDを含むL2/L3メッセージをeNBに転送し、eNBからL1/L2メッセージを受信する。これはACKメッセージがHARQ動作に基づくものであるためである。
UEは、RAR受信を通じてeNBが上記RARが受信されたダウンリンクCCと接続設定されているアップリンクCCをグループ内の代表CCに設定したということを認知し、上記アップリンクCCをグループ内の代表CCに設定する(635)。
UEは、各グループ内の他のCCに対し、上記ステップ660で受信した代表CCのTA値を反映してアップデートする(640)。
図10は、本発明に係る初期グルーピングをUEで進行する場合のUEの信号流れ図である。
図10を参照すると、UEはeNBからCCセット情報を受信(700)し、上記CCセット内に含まれるCCに対するSI情報を受信する(702)。
UEはeNBから受信されたSI内のグループ構成関連情報を確認(704)し、確認した情報を基準にアップリンクタイミンググループを設定し、グループ内の代表CCを設定する(706)。上記アップリンクタイミンググループ設定及びグループ内の代表CCの設定は、前述したものと同一または類似の構成を利用することができ、重複を避けるためにその説明を省略する。
次に、UEは上記各グループ内の代表アップリンクCCを通じたRAP信号の転送方式を決める(708)。ここで、UEの上記RAP信号の転送方式の決定はeNBにより、またはUEにより実行できる。
上記RAP信号転送方式は、転送を必要とする全ての代表CCに対するRAPを同時に(Parallel)転送する方式(710)と、転送を必要とする全ての代表CCのうちの一部のRAPは同時に転送し、残りの一部に対してはランダムにまたは順次に転送する方式(720)と、転送を必要とする全ての代表CCに対するRAPを各々個別的に転送する方式(730)などが含まれることができる。
上記RAP転送方式を決める方法の一例としては、eNBからのシグナリング情報(優先順位情報または基準情報)を利用したり、UEが受信したSIを用いて決定したり、eNBとUEとの間に予め決まった約束に従う方式などが含まれることができるが、それに限定されるものではない。
即ち、eNBによりRAPを転送する代表アップリンクCCが選択されれば、UEがこれを受信して確認し、上記受信された選択情報によってUEがランダムにまたは順次にRAPを転送することができる。または、UEがRAPを転送する代表アップリンクCCを選択し、ランダムにまたは順次にRAPを転送することができる。または、UEは全ての代表アップリンクCCに同時にRAPを転送し、または一部は順次に、一部は同時に、もしくはランダムにRAPを転送することができる。
ここで、eNBは、RAPの種類、RAPを転送する時間/周波数資源を決定することができる。ここに、UEはeNBから受信した情報によりRAPを設定及びRAP転送時間/周波数資源を代表アップリンクCC毎に設定する。
一方、eNBからRAPのための特別なシグナリングがない場合、またはeNB制御モードがオフ(off)のシグナリングが受信された場合、UEはランダム接続のために各代表アップリンクCCと接続設定されているダウンリンクCCを通じて受信したSIに設定されている各代表アップリンクCCのパラメータを用いてUEにより決める。
上記RAP転送設定は、eNBが特定のUEまたは複数のUEに関して代表アップリンクCC毎にRAP設定範囲またはRAP転送時間/周波数資源の選択範囲に追加的な制限のある形態であることもあり、または直接、代表アップリンクCC毎に転送するRAPを設定することもできる。
UEは、各代表アップリンクCCのRAP信号を転送する時間/周波数資源を選択するために、アップリンクでデータを転送するCCを選択し、該当CCが含まれたグループに限って代表アップリンクCCを通じてRAPを転送することができる。
一方、UEは現在アップリンクでデータを転送するために構成された全てのアップリンクCCが必要であると判断される場合、全ての代表アップリンクCCに対して同時にRAPを転送することができる。一方、一部のアップリンクCCが必要であると判断する場合、一部のアップリンクCCが含まれたグループに限って代表アップリンクCCを通じてRAPを同時に転送し、残りのグループに対する代表アップリンクCCは順次にまたはランダムにRAPを転送する方式を選択することができる。
より詳しくは、UEがeNBからRAPを転送するアップリンクCCの優先順位情報を受信し、上記受信された情報に基づいて順次にRAPを転送する方式を選択することができる。
または、UEがPCCを通じてRAPを転送するアップリンクCCの優先順位を設定した基準情報を受信することができる。この場合、UEは上記基準情報によって704で受信した各アップリンクCCのSIを用いてRAPを転送する代表アップリンクCCの優先順位を決定することができる。
上記優先順位を設定する基準情報は、MAC制御情報として受信することができる。この際、上記MAC制御情報はPDSCHを介して受信可能であり、またはPDCCHを介して受信可能である。また、上記優先順位を設定する基準情報は、RRCメッセージを通じて受信することができる。上記RRCメッセージはPDSCHを介して受信されることを含む。ここで、上記基準情報は、一例として、帯域幅(BW)でありうる。したがって、UEはSCCに対して上記帯域幅を適用して優先順位を設定する方式を選択することができる。
一方、仮に上記基準情報がUEとeNBとの間に予め約束されていれば、UEはeNBから特別なシグナリング無しでRAPを転送するCCの優先順位を決定することができる。一例として、UEがRAPを転送するSCCが2つ以上の場合、帯域幅の広いCCに優先順位を置いてRAPを転送する方式を選択することができる。また、UEは上記基準情報に関わらず、PCCに対して優先順位を最も高く設定してPCCが含まれたグループ内の代表CCを通じてRAPを最も先に転送することができる。
一方、UEはeNBから各CCのSIを受信した後、ランダムにグループ内の代表アップリンクCCを選択してRAPを転送する方式を選択することができる。なぜならば、上記各CCのSIにはRACHのためのプリアンブル情報と、時間周波数資源に対する情報が含まれているためである。したがって、UEは各グループ内の代表アップリンクCCに対するプリアンブルと時間周波数資源に対する情報を確認して任意に特定プリアンブルと時間周波数資源を選択した後、選択したグループ内の代表アップリンクCCでRACHを実行することができる。
ステップ708で、全ての代表CCのRAPを同時に転送する方式(710)に決まった場合、UEは転送を必要とする代表CCのRAPを生成した後、同時にeNBに転送(712)し、eNBから同時または順次にRARを受信した後、CRなどを用いたTA有効性検証を実行する(714)。
上記TAの有効性が検証されることを確認すれば、UEは該当TAを用いて各アップリンクタイミンググループ別のTA値をアップデートし(716)、該当TA値を用いてアップリンクタイミンググループに含まれた1つ以上のCCを通じてアップリンクデータ転送を実行する(718)。
一方、ステップ708で、一部の代表CCのRAPを同時に転送する方式(720)に決まった場合、UEは代表CCのRAPを生成した後、優先順位などの前述した基準によって同時転送する代表CCのRAPを決定した後、決定したRAPを同時にeNBに転送し、残りの代表CCのRAPは順次またはランダムな順序に個別的にeNBに転送する(722)。次に、UEはeNBから同時または個別的にRARを受信した後、CRなどを用いたTA有効性検証を実行する(724)。TAの有効性が検証されれば、該当TAを用いて各アップリンクタイミンググループ別のTA値をアップデートする(726)。
その後、UEは必要アップリンクCCのTAが確保されたか否かを確認(728)した後、必要アップリンクCCのTAが確保された場合には該当TA値を用いてアップリンクタイミンググループに含まれた1つ以上のCCを通じてアップリンクデータ転送を実行し(718)、必要アップリンクCCが確保されていない場合には、またステップ722に進行する。ここで、必要アップリンクCCを確保したということは、アップリンクデータを転送することに充分の個数または帯域のCCを確保したことを意味する。
一方、ステップ708で、全ての代表CCのRAPを個別的に転送する方式(730)に決まった場合、UEは全ての代表CCのRAPを生成した後、順次に、またはランダムに個別的にeNBに転送し(732)、UEはeNBから同時または個別的にRARを受信した後、CRなどを用いたTA有効性検証を実行する(734)。TAの有効性が検証されれば、該当TAを用いて各アップリンクタイミンググループ別のTA値をアップデートする(736)。必要アップリンクCCのTAが確保されたか否かを確認(738)した後、必要アップリンクCCのTAが確保された場合には、該当TA値を用いてアップリンクタイミンググループに含まれた1つ以上のCCを通じてアップリンクデータ転送を実行する(718)。一方、必要アップリンクCCが確保されていない場合には、またステップ732に進行する。
上記必要アップリンクCCは構成された全てのアップリンクCCであることもあり、 アップリンクでデータを転送するために必要なアップリンクCCであることもある。仮に、必要アップリンクCCに対してTA値を確保していない場合、TA値を確保していないグループの代表アップリンクCCを通じてRAPを転送する。上記代表アップリンクCCのRAP転送時に使用する方式の以前の代表アップリンクCCのRAP転送時に適用した規則を同一に適用する。
UEは必要アップリンクCCに対して有効なTA値獲得が完了することを確認すれば、eNBのスケジューラにより資源の割当を受けたアップリンクCCを通じてeNBにデータを転送する(718)。
仮に、競争基盤のアップリンク転送が可能な場合、UEはeNBからSIを通じて、またはRRCメッセージを通じて伝達を受けた競争基盤転送が可能な時間/周波数資源関連情報を考慮してeNBに転送するCCと資源を選択してeNBにデータを転送する。
図11は、本発明の一実施形態に従ってTA値をアップデートする場合に対するUEの信号流れ図である。
図11によるRAP転送方法は、大別して、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、1つ以上のCCまたはグループに対するTAアップデートを必要とする場合、アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPを転送するRAP転送方式を決めるステップと、決まった方式により上記アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPを転送するステップを含むことができ、細部的な構成は以下の通りである。
図11を参照すると、UEは構成されたアップリンクCCのうち、全体または一部のCCに対してTA値に対する有効性が喪失される場合、UEのアップリンクCCに対するTAの有効性獲得のための手続きの開始をトリガリングする(802)。
この際、UEは既存のTA値が有効でなくなる状況が発生することを感知し、または新たなアップリンクCCが追加されることを感知する場合、既存のアップリンクタイミンググループを維持しながら全体または一部のグループに対するアップリンク同期獲得が必要な状況であることを確認する(804)。即ち、ステップ804で、UEはアップリンクタイミンググループの再設定無しで特定CCまたは特定代表CCのTAのみをアップデートしなければならない‘TAアップデート条件’を確認する。
上記802または804の状況、即ちTAアップデート条件の一例には、eNBが全てのダウンリンクCCに対して同期再設定を要求する場合、または全てのアップリンクデータの転送を初期化し、再試図する場合、またはUE時間調整タイマー(Time Alignment timer)が満了した場合、またはグループ毎に設定したグループ時間調整タイマータイマーが満了した場合、または新たなアップリンクCCが追加構成される場合を含むことができるが、それに限定されるものではない。
上記状況によって全体または一部のアップリンクタイミンググループに対して有効なTA値を確保していないUEは、設定されている各グループ内の代表CCのRACHパラメータを通じて任意のRAPを選択し、各CCのSIに定義された資源のうちの1つを選択してRAPを転送するためのRAP転送方式を決める(806)。
上記ステップ806でのRAP信号転送方式には、転送を必要とする全ての代表CCに対するRAPを同時に転送する方式(810)と、転送を必要とする全ての代表CCのうちの一部のRAPは同時に転送し、残りの一部に対してはランダムにまたは順次に個別転送する方式(820)と、転送を必要とする全ての代表CCに対するRAPを各々個別的に転送する方式(830)などが含まれることができる。
上記RAP転送方式を決める方法の一例には、eNBからのシグナリング情報(優先順位情報または基準情報)を利用したり、UEが受信したSIを用いて決定したり、eNBとUEとの間に予め決まった約束に従う方式などが含まれることができるが、それに限定されるものではない。
上記RAP信号の転送方式の決定は、eNBにより設定された各CCの時間/周波数資源でUEによりランダムにまたは順次に転送される方式を含む。または、同時に転送する方式を含む。または、一部はランダムや順次に、一部は同時に転送する方式を含む。
より詳しくは、同時にRAPを転送する方式は、アップリンクCCを通じたデータの転送中に全ての既存のTA値が有効でなくなった場合、構成された全てのグループの代表CCを通じてRAPを転送する方式である。即ち、UEは同時に全てのグループの代表CCを通じてRAPを転送する。この際、新しく追加されたCCが新たなグループとして存在することができ、ここに上記追加されたCCが新しく定義されたグループの代表CCとして動作することができる。
また、一部はランダムであるが、一部は順次に転送する方式は、一部のアップリンクCCを通じたデータの転送中に全ての既存のTA値が有効でなくなった場合に、必要時、データを転送していたアップリンクCCに対して同時にRAPを転送し、その以外のアップリンクCCはeNBまたはUEによりRAPを転送する時間/周波数資源を選択して転送する場合である。
一方、アップリンクで転送しようとするデータがない、または遅延時間に対して問題にならないデータの場合、eNBまたはUEによりRAPを転送する時間/周波数資源を選択してUEがRAPを転送することができる。
ここで、UEが順次にRAPを転送する場合、優先順位は各グループ内のCCの個数により決まることができる。例えば、グループ内のCCの個数が多い順に順位を決めることもでき、またはCCの個数が少ない順に順位を決めることもできる。また、グループ内のCCの代表CCの中心周波数、または周波数帯域幅のサイズなどを考慮して順位を決めることもできるが、それに限定されるものではない。
ステップ806で、全ての代表CCのRAPを同時に転送する方式(810)に決まった場合、UEは転送を必要とする代表CCのRAPを生成した後、同時にeNBに転送(812)し、eNBから同時または順次にRARを受信した後、CRなどを用いたTA有効性検証を実行する(814)。TAの有効性が検証されれば、該当TAを用いて各アップリンクタイミンググループ別のTA値をアップデートし(816)、該当TA値を用いてアップリンクタイミンググループに含まれた1つ以上のCCを通じてアップリンクデータ転送を実行する(818)。
一方、ステップ806で、一部の代表CCのRAPを同時に転送する方式(820)に決まった場合、UEは代表CCのRAPを生成した後、優先順位などの前述した基準によって同時転送する代表CCのRAPを決定した後、そのRAPを同時にeNBに転送し、残りの代表CCのRAPは順次的またはランダムな順序に個別的にeNBに転送する(822)。次に、UEはeNBから同時または個別的にRARを受信した後、CRなどを用いたTA有効性検証を実行する(824)。
TAの有効性が検証されれば、該当TAを用いて各アップリンクタイミンググループ別のTA値をアップデートする(826)。必要アップリンクCCのTAが確保されたか否かを確認(828)した後、必要アップリンクCCのTAが確保された場合には、該当TA値を用いてアップリンクタイミンググループに含まれた1つ以上のCCを通じてアップリンクデータ転送を実行し(818)、必要アップリンクCCが確保されていない場合には、またステップ822に進行する。
ここで、必要アップリンクCCを確保したということは、アップリンクデータを転送することに充分の個数または帯域のCCを確保したことを意味する。
一方、ステップ806で、全ての代表CCのRAPを個別的に転送する方式(830)に決まった場合、UEは全ての代表CCのRAPを生成した後、順次的またはランダムに個別的にeNBに転送し、UEはeNBから同時または個別的にRARを受信した後、CRなどを用いたTA有効性検証を実行する(832)。
TAの有効性が検証されれば、該当TAを用いて各アップリンクタイミンググループ別のTA値をアップデートする(834)。必要アップリンクCCのTAが確保されたか否かを確認(836)した後、必要アップリンクCCのTAが確保された場合には、該当TA値を用いてアップリンクタイミンググループに含まれた1つ以上のCCを通じてアップリンクデータ転送を実行し(818)、必要アップリンクCCが確保されていない場合には、またステップ832に進行する。
ここで、必要アップリンクCCは構成された全てのアップリンクCCであることもあり、アップリンクによりデータを転送するために必要なアップリンクCCであることもある。仮に、必要アップリンクCCに対してTA値を確保していない場合、TA値を確保していないグループの代表アップリンクCCを通じてRAPを転送する。上記代表アップリンクCCのRAP転送時に使用する方式の以前の代表アップリンクCCのRAP転送時に適用した規則を同一に適用する。
UEは、必要アップリンクCCに対して有効なTA値獲得が完了すれば、eNBのスケジューラにより資源の割当を受けたアップリンクCCを通じてeNBにデータを転送する(818)。仮に、競争基盤のアップリンク転送が可能な場合、UEはeNBからSIを通じて、またはRRCメッセージを通じて伝達を受けた競争基盤転送が可能な時間/周波数資源関連情報を考慮してeNBに転送するCCと資源を選択してeNBにデータを転送する。
図12は、本発明に係るアップリンクタイミンググループを再編成するUEの動作に関するものである。
図12を参照すると、RAP転送方法は、大別して、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、上記アップリンクタイミンググループの再編成を必要とする場合、1つ以上のCCに対するTA獲得方式を決めるステップと、上記TA獲得方式に従って上記1つ以上のCCに対するRAPを転送するステップを含むことができ、細部的な構成は以下の通りである。
UEは、構成されたアップリンクCCのうちの全体または一部のCCに対してTA値に対する有効性が喪失される場合、UEのアップリンクCCに対するTAの有効性獲得のための手続きの開始をトリガリングする(902)。
UEは、上記902の状況がアップリンクタイミンググループ内のCCのうちの一部のCCに対して既存のTA値が有効でなくなる状況の場合、または新たなCCが追加された場合などのように、UEが既存のアップリンクタイミンググループを再設定しながら全体または一部のグループのCCに対するアップリンク同期獲得が必要な状況の場合、グループ再編成を必要とする‘グループ再編成条件’であることを確認する(904)。
上記904の状況、即ち‘グループ再編成条件’は、例えば、UEが新たなアップリンクCCを追加構成した場合、UEのグループ内のCCのうちの一部のアップリンクCCに対してアップリンク転送データに対する応答がない場合、またはeNBがダウンリンク同期に対するグループ内の一部のCCに対して再設定を要求する場合、またはCC毎に設定したCC時間調整タイマー(Time Alignment timer)が満了した場合、eNB内のダウンリンク/アップリンク接続設定が変更される場合、またはアップリンクタイミンググループの変更及びグループ内のダウンリンク/アップリンク接続設定が変更される場合、UEが新たな追加アップリンクCCを追加構成した場合などを含むことができるが、それに限定されるものではない。
一方、仮にUEが物理的に異なるeNBに一部のCCがハンドオーバーする場合、UEは既存のアップリンクタイミンググループを再設定して、上記ハンドオーバーされた一部のCCに対するアップリンク同期獲得が必要であることを感知する。
UEは新たな追加アップリンクCCを追加構成した場合であるかを判断する(906)。ここに、UEは追加アップリンクCCを通じてのみRAPを転送する(908)。この際、RAPの選択と時間/周波数資源選択は該当追加アップリンクCCのSI内の情報に従う。
UEは、RAPに対する応答として、eNBから追加アップリンクCCと接続設定されたダウンリンクCCを通じてRARを受信し、TA値の有効性を検証する(910)。
UEは、追加アップリンクCCの有効なTA値に基づいて、上記追加アップリンクCCのTA値が既存のアップリンクタイミンググループのTA値と比較してしきい値以下と判断されるグループが存在する場合、UEはグループを再設定し、上記追加アップリンクCCのTA値をグループ内の代表CCのTA値にアップデートする。即ち、獲得したTA値と該当追加アップリンクCCのTA値との差が定まったしきい値内に存在する場合、これを該当グループに設定し、そうでない場合、新たなグループに設定する(912)。
仮に、追加アップリンクCCによってグループ内の代表CC設定基準に従ってグループ内の代表CCを再設定しなければならない場合、各グループ内の代表CCを再設定することができる。仮に、グルーピングをeNBで決める場合には、必要に応じてUEがeNBに変更されたグループ情報をMACシグナリングまたはRRCメッセージ等を通じて知らせることもできる。
一方、UEが新たなアップリンクCCを追加構成した場合でなければ、UEはグループ再編成のためのTA値獲得方式を決める(920)。上記グループ再編成のためのTA値獲得方式は、上記ステップ804の状況によってUEは一部のCCに対する有効なTA値を確保していないアップリンクタイミンググループに対し、各グループ内の全てのアップリンクCCに対するグループ設定を解除し、上記CCに対して同時にRAPを転送する第1方式(922、924)と、UEは有効なTA値を確保したアップリンクタイミンググループ内のCCはグループ設定を維持し、上記各グループ内で有効なTA値を確保していないアップリンクCCのみグループ設定を解除し、上記アップリンクCCに限って同時にRAPを転送する第2方式を含むことができるが、それに限定されるものではない。
また、上記第2方式では、グループ設定が解除された特定アップリンクタイミンググループ内の全てのCCに対するRAPを同時転送する第2−1方式(926、928)と、特定アップリンクタイミンググループ内で有効なTAを確保していないアップリンクCCに対してのみグループ設定を解除し、そのアップリンクCCに対してのみRAPを転送する第2−2方式(930)を含むことができる。
UEは、上記決まったグループ再編成のためのTA値の獲得方式に従って第1方式の場合には、全てのアップリンクCCに対するRAPを全てのアップリンクCCを通じて同時に転送し(924)、第2−1方式の場合には一部グループ内の全てのCCアップリンクCCに対して同時にRAPを転送し(928)、第2−2方式の場合には各グループ内で有効なTA値を確保していないアップリンクCCのみグループ設定を解除し、上記アップリンクCCに限って同時にRAPを転送する(930)。
次に、UEはアップリンクタイミンググルーピングがeNBにより実行されるか否かを確認(932)する。
アップリンクタイミンググルーピングがeNBにより実行される場合には、転送されたRAPを用いて、eNBが生成して転送したアップリンクタイミンググループ情報を受信し(934)、RARを同時または個別的に転送を受けた後、TAを検証する(936)。その後、UEは受信したアップリンクタイミンググループ情報及びRARを用いて、RARが受信されたCCを該当グループ内の代表CCに設定し(938)、アップリンクタイミンググループ別にTA値を更新する(940)。
一方、UEは確認(932)した結果、UE自身がグルーピングを実行しなければならない場合に、RAPを転送した全てのCCに対するRARを受信した後、TA値を獲得し、CRなどを用いてTA値の有効性を検証する(942)。次に、UEは前述したグルーピング方式を用いてアップリンクタイミンググループを再設定または再編成し、グループ内の代表CCを設定した後、代表CCに対するTA値をアップデートする(944)。
図13は、本発明の一実施形態に係るeNBの信号流れ図である。
図13を参照すると、TA転送方法は、大別して、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、上記アップリンクタイミンググループの再編成またはTAアップデート条件を感知したUEから1つ以上のCCまたはグループ代表CCに対するRAPを受信するステップと、RAPを受信したCCに対するTA値を生成してUEに転送するステップとを含むことができ、細部的な構成は以下の通りである。
eNBは、eNBの使用可能な周波数資源、UEの装置情報、サポート可能通信方式などを考慮して該当UEのCCセットを設定し、これをUEに転送する(1005)。
eNBは、上記ステップ1005で設定したCCセット内のCCを構成するために、UEに該当CCに対するSIを転送する(1010)。この際、SIはブロードキャスティングチャンネルを介してUEに転送されることができ、またはRRCメッセージなどを用いてUEに転送されることもできる。また、RRCメッセージの場合、ダウンリンクPCCを通じて転送されることができ、その以外の活性化されたダウンリンクCCを通じて転送されることもできる。
仮に、eNBがUEからRAPを受信した場合(1015)、受信されたRAPの種類と時間/周波数資源を考慮して特定UEがアップリンクタイミンググループ設定を要求する状況であるか否かを判断する(1020)。
上記ステップ1020の状況は、eNBが各UEに相異するように設定したアップリンクタイミンググループ設定要求の必要なときに使用するRAPの種類と時間/周波数資源を確認して判断することができる。
例えば、eNBは特定UEに構成されたアップリンクCCに対して最初アップリンクタイミンググループ設定時に使用するRAP種類及び時間/周波数資源を割り当てて、これをUEに知らせる。仮に、UEが最初のアップリンクタイミンググループ設定を必要とする場合、eNBから受信した上記RAP種類及び時間/周波数資源情報を用いてeNBにRAPを転送する。eNBが受信したRAPのうちから上記時間周波数資源に上記RAPを受信した場合、eNBは特定UEが最初のアップリンクタイミンググループ設定を要求したことを認知するようになる。
ステップ1020で、アップリンクタイミンググループの設定要求と確認されれば、アップリンクタイミンググルーピングをeNB自身が実行するか否かを確認する(1025)。
アップリンクタイミンググルーピングをeNB自身が実行する場合には、RAPが受信された全てのCCのTA値を生成(1040)した後、前述したグルーピング方式を用いてアップリンクタイミンググループを設定し、各グループ内の代表CCを決定(1045)し、決まった各グループ内の代表CCに対するTA値を含むRARまたはアップリンクタイミンググループ情報を生成してUEに転送する(1050)。
一方、ステップ1025の確認結果、アップリンクタイミンググルーピングがUEにより実行される場合には、eNBがRAP受信された全てのCCのTA値を生成し(1030)、RARを通じて生成されたTA値をUEに転送する(1055)。
一方、ステップ1020で、eNBはアップリンクタイミンググループ設定要求でないことと確認されれば、RAP受信されたCCに対するTA値を生成(1035)した後、各グループ内の代表CCのTA値をUEに転送する(1050)。
図14は、本発明に係るTA送信装置の構成図である。
本実施形態によるTA送信装置は、大別して、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、上記アップリンクタイミンググループの再編成またはTAアップデート条件を感知したUEから1つ以上のCCまたはグループ代表CCに対するRAPを受信するRAP受信部と、上記RAPを受信したCCに対するTA値を生成するTA値生成部と、上記生成されたTA値をUEに転送する送受信部を含むことができ、細部的な構成は以下の通りである。
本実施形態によるTA送信装置1100は、CCセット設定部1110、RAP受信部1120、TA値生成部1130、及び送受信部1140を含んで構成され、アップリンクタイミンググループ設定部1150をさらに含むことができる。また、UEとeNBとの接続状態を確認して、接続されていない状態、即ち、UE RRC_IDLE、またはアップリンク同期化がなされていない場合、UEの接続状態をRRC_CONNECTEDに状態を変更する、またはアップリンク同期化がなされるようにする接続モード確認部と、使われるCCのSIを生成して転送するSI転送部をさらに具備することができる。
CCセット設定部1110は、UEが使用することができる少なくとも1つ以上のCCを確認してUEのCCセットを設定する。この際、UEのためのCCセットは使用(構成)できるCC同士間のアップリンク同期時間差、各CCのタイプ情報、各CCの中心周波数位置、各CCのサービスサポート形態、及び各CCのためのネットワークサービスなどを考慮して設定できる。
RAP受信部1120は、グループ再編成のないTAアップデート条件、またはグループ再編成条件を満たす場合、UEが生成して転送するRAPを受信する機能を実行する。
より詳しく説明すると、TAアップデート条件に該当してUEがRAP転送方式を決定した後、それによってTAアップデートを必要とする全ての代表CCのRAPを同時に転送する方式では、その全ての代表CCのRAPを同時に受信し、一部の代表CCのRAPは同時に転送し、残りの代表CCのRAPは個別的に転送する方式では、各代表CCのRAPを同時または個別的に受信し、TAアップデートを必要とする代表CCのRAPを別にランダムにまたは順次に転送する場合、それを個別的に受信するようになる。
一方、RAP受信部1120は、グループ再編成条件に対応してUEによりTA獲得方式が決定され、転送されるRAPを受信する。UEが全てのCCに対するRAPを同時に転送する場合、それを同時に受信(第1方式)し、グルーピングが解除された特定グループ内に含まれる全てのCCのRAPを同時に転送する場合には同時に受信し(第2−1方式)、特定グループ内で有効性を確保していない特定CCに対するRAPのみを転送する場合(第2−2方式)には、それに該当するRAPを受信する機能を実行する。
TA値生成部1130は、TAアップデート条件またはグループ再編成条件に該当してUEが複数のCCに対するRAPを転送した場合、新たなTA値を生成する機能を実行する。
一方、アップリンクタイミンググループ設定部1150は、グループ再編成条件に該当してUEが転送した複数のCCに対するRAPに対するTA値を用いてグループを再設定し、各グループの代表CCを決める等の機能を実行するものであって、アップリンクタイミンググルーピングをeNBが実行する場合に限って必要な構成要素である。
送受信部1140は、本実施形態でUEとやり取りする全ての情報または信号を送信または受信するものであって、具体的には、TAアップデート条件またはグループ再編成条件に該当してUEが同時または個別的に転送する複数のCCに対するRAPを受信する機能と、TA設定部で生成した各CC別のTA値をUEに転送する機能及びグループ再編成条件でeNBが再編成したアップリンクタイミンググループ情報などをUEに転送する機能などを含む。
図15は、本発明の一実施形態に係るRAP送信装置の構成図である。
本実施形態によるRAP送信装置は、初期のアップリンクタイミンググループが設定された状態で、1つ以上のCCまたはグループに対するTAアップデートを必要とする場合、アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPを転送するRAP転送方式を決めるRAP転送方式決定部と、決まったRAP転送方式により上記アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPの全部または一部を同時に転送する、または上記アップデートを必要とする全てのCCまたは代表アップリンクCCのRAPの全部を個別的に転送するRAP転送部を含むことができ、細部的な構成は以下の通りである。
RAP送信装置1200は、TAアップデート条件確認部1210、RAP転送方式決定部1220、RAP転送部1230、RAR受信部1240、TA有効性検証部1250、及びTAアップデート部1260などを含んで構成される。また、初期のアップリンクタイミンググルーピングをUE自身が実行する場合には、アップリンクタイミンググループ設定部1270をさらに含むことができる。
TAアップデート条件確認部1210は、eNBが全てのダウンリンクCCに対して同期再設定を要求する場合、または全てのアップリンクデータの転送を初期化して再試図する場合、またはUE時間調整タイマー(Time Alignment timer)が満了した場合、またはグループ毎に設定したグループ時間調整タイマーが満了した場合などのような‘TAアップデート条件’が発行するかを確認する機能を実行する。
RAP転送方式決定部1220は、eNBからのシグナリング情報(優先順位情報または基準情報)を利用したり、UEが受信したSIを用いて決定したり、eNBとUEとの間に予め定まった約束に従う方式などを用いて、アップデートを必要とする全ての代表CCに対するRAPを同時に転送する方式と、転送を必要とする全ての代表CCのうちの一部のRAPは同時に転送し、残りの一部に対してはランダムにまたは順次に転送する方式と、転送を必要とする全ての代表CCに対するRAPを各々個別的に転送する方式のうちの1つを決める機能を実行する。
RAP転送部1230は決まったRAP転送方式に従って、アップデートを必要とする全ての代表CCに対するRAPを同時にeNBに転送する、転送を必要とする全ての代表CCのうちの一部のRAPは同時に転送し、残りの一部に対してはランダムにまたは順次にeNBに転送する、または転送を必要とする全ての代表CCに対するRAPを各々個別的にeNBに転送する機能を実行する。
RAR受信部1240及びTA有効性検証部1250は、eNBから転送された代表CCに対するRARを受信した後、アップデートを必要とする代表CCの新たなTA値を算出し、その有効性を検証する機能を実行する。
TAアップデート部1260は、アップデートを必要とする代表CCの以前のTA値を新たなTA値に更新する機能を実行する。
一方、アップリンクタイミンググループ設定部1270は、初期アップリンクタイミンググルーピングをUE自身が実行する場合に必要な構成であって、初期に全てのCCに対するRAPをeNBに転送し、RARを受信し、TA値を演算し、グルーピング条件に従って全てのCCを1つ以上のアップリンクタイミンググループにグルーピングする機能を実行する。
本明細書に係る上記RAP送信装置は、UEの内部またはそれと連動して具現されることが好ましいが、それに限定されるものではない。
図16は、本発明の他の実施形態に係るRAP送信装置の構成図である。
図16に係るRAP送信装置または装置は、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、上記アップリンクタイミンググループの再編成を必要とする場合、1つ以上のCCに対するTA獲得方式を決めるTA獲得方式決定部と、決まったTA獲得方式に従って上記1つ以上のCCに対するRAPを転送するRAP転送部とを含むことができ、細部的な構成は以下の通りである。
RAP送信装置1300は、グループ再編成条件確認部1310、TA獲得方式決定部1320、RAP転送部1330、RAR受信部1340、TA有効性検証部1350、及びTAアップデート部1360などを含んで構成される。また、グループ再設定をUEが実行する場合には、アップリンクタイミンググループ再設定部1370を含み、グループ再設定をeNBが実行する場合には、アップリンクタイミンググループ情報受信部1380を含むことができる。
即ち、グループ再設定の主体によって、本実施形態による受信装置はアップリンクタイミンググループ再設定部1370またはタイミンググループ情報受信部1380を選択的に含むようになる。
グループ再編成条件確認部1310は、UEのグループ内のCCのうちの一部アップリンクCCに対してアップリンク転送データに対する応答がない場合、またはeNBがダウンリンク同期に対するグループ内の一部のCCに対して再設定を要求する場合、またはCC毎に設定したCC時間調整タイマー(Time Alignment timer)が満了した場合、eNB内のダウンリンク/アップリンク接続設定が変更される場合、またはアップリンクタイミンググループ変更及びグループ内のダウンリンク/アップリンク接続設定が変更される場合、UEが新たな追加アップリンクCCを追加構成した場合などのようなアップリンクタイミンググループ再編成条件が発生するか否かを確認する機能を実行する。
特に、グループ再編成条件確認部1310は、発生したグループ再編成条件が、UEが新たな追加アップリンクCCを追加構成した場合であるか、この場合でなければ他のグループ再編成条件であるか否かを確認する機能を実行する。これは、グループ再編成条件が追加アップリンクCC追加であるか否かによってRAP転送過程が変わるためである。
TA獲得方式決定部1320は、グループ解除などの条件に従ってグループ解除された全てのCCに対するRAPを同時に転送してTAを獲得するか(第1方式)、グルーピングが解除された特定グループ内に含まれる全てのCCのRAPを同時に転送してTAを獲得するか(第2−1方式)、特定グループ内で有効性を確保していない特定CCに対するRAPのみを転送してTAを獲得するか(第2−2方式)否かを決める。
RAP転送部1330は、TA獲得方式決定部1320が決定したTA獲得方式に従ってグループ解除された全てのCCに対するRAPを同時に転送したり、グルーピングが解除された特定グループ内に含まれる全てのCCのRAPを同時に転送したり、特定グループ内で有効性を確保していない特定CCに対するRAPのみを転送する機能を実行する。
一方、発生したグループ再編成条件が追加アップリンクCCの追加構成の場合、上記RAP転送部1330は、追加アップリンクCCに対するRAPを、該当追加アップリンクCCを通じてeNBに転送することができる。
RAR受信部1340及びTA有効性検証部1350は、RAPを転送したCCのRARを受信した後、該当CCのTA値を算出し、その有効性を検証する機能を実行する。
一方、グループ再設定をUEが実行する場合、アップリンクタイミンググループ再設定部1370は、RAPを転送した全てのCCのRARから算出されたCCのTA値を用いて、前述したグルーピング方式などに従ってアップリンクタイミンググループを再設定または再編成する機能を実行する。
反対に、グループ再設定をeNBが実行する場合、アップリンクタイミンググループ情報受信部1380がeNBから再設定されて転送されたアップリンクタイミンググループ情報を受信し、RARを受信したCCのTA値をグループ内の代表CCのTA値に適用する機能を実行する。
TAアップデート部1360は、UEまたはeNBが再設定したグループによって、各グループ別に新しく生成されたTA値を該当グループのTA値に設定する機能を実行する。
本実施形態を利用すれば、初期アップリンクタイミンググループが設定された状態で、グループの再編成無しでも特定CCを通じてTA値がアップデートできるという効果がある。また、グループ再編成条件を考慮してアップリンクタイミンググループが効率的に再編成できるという効果がある。
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明に開示された実施形態は本発明の技術事象を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施形態により本発明の技術事象の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は請求範囲により解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
本特許出願は、2010年3月29日付で韓国に出願した特許出願番号第10−2010−0027782号に対し、米国特許法119(a)条(35U.S.C§119(a))により優先権を主張し、その全ての内容は参考文献として本特許出願に併合される。併せて、本特許出願は、米国の以外の国家に対しても上記と同一な理由により優先権を主張すれば、その全ての内容は参考文献として本特許出願に併合される。

Claims (16)

  1. 無線通信システムにおけるランダムアクセスを実行する方法であって、
    複数のコンポーネントキャリア(CC)のうち、中心周波数の差がしきい値範囲内に存在するCC、同一なビームフォーミングを有するCC、同一な時間調整(TA)の値を有するCC、または前記時間調整(TA)の値を獲得するための基準ダウンリンクコンポーネントキャリアが同一なCCを、アップリンクタイミンググループに設定するステップと、
    前記設定したアップリンクタイミンググループ内の最も低い中心周波数値を有するCC、最も平均に近い中心周波数値を有するCC、最も高い中心周波数値を有するCC、最も広い周波数帯域を有するCC、およびラジオリンクモニターリング(RLM)が定義されたCCのうち、少なくとも1つを満たすCCを代表CCに設定するステップと、
    前記設定された代表CCを通じてアップリンクタイミングを獲得するための時間調整の値を獲得するステップと、
    前記獲得した時間調整の値を用いて該当アップリンクタイミンググループの時間調整の値をアップデートするステップと、
    を含むことを特徴とする、ランダムアクセス実行方法。
  2. 追加または削除されるCCが存在するか否かを確認するステップと、
    前記確認されたCCに基づいて前記アップリンクタイミンググループを再設定するステップと、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載のランダムアクセス実行方法。
  3. 前記時間調整タイマーの値を獲得するステップは、
    基地局(eNB)から転送される前記アップリンクタイミングを獲得するための時間調整の値を含むランダムアクセス応答メッセージを受信して獲得することを特徴とする、請求項1に記載のランダムアクセス実行方法。
  4. TAの値をアップデートするための条件が発生することを感知するステップをさらに含み、
    前記TAの値をアップデートするための条件は、
    ダウンリンクCCに対して同期再設定を要求する場合、アップリンクデータの転送を初期化する場合、UE専用時間調整タイマー(Time Alignment timer)が満了する場合、およびアップリンクタイミンググループ毎に設定された時間調整タイマーが満了する場合のうち、少なくとも1つに該当するものであることを特徴とする、請求項1に記載のランダムアクセス実行方法。
  5. 前記時間調整タイマーの値を獲得するステップは、
    端末(UE)によりアップリンクタイミンググループが解除されたCCを通じてランダムアクセスプリアンブル(RAP)を転送する、または特定アップリンクタイミンググループ内で有効性を確保していない特定CCを通じてRAPを転送するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のランダムアクセス実行方法。
  6. 前記アップリンクタイミンググループを再設定するステップは、
    任意のアップリンクCCに対してアップリンク転送データに対する応答がない場合、一部CCに対してダウンリンク同期再設定が要求される場合、各CCに対して設定されたCC時間調整タイマー(Time Alignment timer)が満了した場合、またはダウンリンク/アップリンク接続設定が変更される場合、前記アップリンクタイミンググループを再設定することを特徴とする、請求項2に記載のランダムアクセス実行方法。
  7. 前記代表CCを設定するステップは、
    アップリンクタイミンググループ内の主サービングセル(Pcell)に対応するコンポーネントキャリアを代表CCに設定するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のランダムアクセス実行方法。
  8. 無線通信システムにおけるランダムアクセスを実行する装置であって、
    複数のコンポーネントキャリア(CC)のうち、中心周波数の差がしきい値範囲内に存在するCC、同一なビームフォーミングを有するCC、同一な時間調整(TA)の値を有するCC、または前記時間調整(TA)の値を獲得するための基準ダウンリンクコンポーネントキャリアが同一なCCを、アップリンクタイミンググループに設定するアップリンクタイミンググループ設定部と、
    前記設定したアップリンクタイミンググループ内の最も低い中心周波数値を有するCC、最も平均に近い中心周波数値を有するCCと、最も高い中心周波数値を有するCC、最も広い周波数帯域を有するCC、およびラジオリンクモニターリング(RLM)が定義されたCCのうち、少なくとも1つを満たすCCを代表CCに設定する代表CC設定部と、
    前記設定された代表CCを通じてアップリンクタイミングを獲得するための時間調整の値を獲得する時間調整値獲得部と、
    前記獲得した時間調整の値を用いて該当アップリンクタイミンググループの時間調整の値をアップデートする時間調整値アップデート部と、
    を含むことを特徴とする、ランダムアクセス実行装置。
  9. 追加または削除されるCCが存在するか否かを確認する確認部と、
    前記確認されたCCに基づいて前記アップリンクタイミンググループを再設定するタイミンググループ再設定部と、
    を含むことを特徴とする、請求項8に記載のランダムアクセス実行装置。
  10. 前記時間調整値獲得部は、
    基地局(eNB)から転送される前記アップリンクタイミングを獲得するための時間調整の値を含むランダムアクセス応答メッセージを受信して獲得することを特徴とする、請求項8に記載のランダムアクセス実行装置。
  11. TAの値をアップデートするための条件が発生することを感知する条件感知部をさらに含み、
    前記TAの値をアップデートするための条件は、
    ダウンリンクCCに対して同期再設定を要求する場合、アップリンクデータの転送を初期化する場合、UE専用時間調整タイマー(Time Alignment timer)が満了する場合、およびアップリンクタイミンググループ毎に設定された時間調整タイマーが満了する場合のうち、少なくとも1つに該当するものであることを特徴とする、請求項8に記載のランダムアクセス実行装置。
  12. 前記時間調整値獲得部は、
    端末(UE)によりアップリンクタイミンググループが解除されたCCを通じてランダムアクセスプリアンブル(RAP)を転送する、または特定アップリンクタイミンググループ内で有効性を確保していない特定CCを通じてRAPを転送することを特徴とする、請求項8に記載のランダムアクセス実行装置。
  13. 前記タイミンググループ再設定部は、
    任意のアップリンクCCに対してアップリンク転送データに対する応答がない場合、一部CCに対してダウンリンク同期再設定が要求される場合、各CCに対して設定されたCC時間調整タイマー(Time Alignment timer)が満了した場合、またはダウンリンク/アップリンク接続設定が変更される場合、前記アップリンクタイミンググループを再設定することを特徴とする、請求項9に記載のランダムアクセス実行装置。
  14. 前記代表CC設定部は、
    アップリンクタイミンググループ内の主サービングセル(Pcell)に対応するコンポーネントキャリアを代表CCに設定することを特徴とする、請求項8に記載のランダムアクセス実行装置。
  15. 無線通信システムにおけるランダムアクセスを実行する方法であって、
    複数のコンポーネントキャリア(CC)のうち、中心周波数の差がしきい値範囲内に存在するCC、同一なビームフォーミングを有するCC、同一な時間調整(TA)の値を有するCC、または前記時間調整(TA)の値を獲得するための基準ダウンリンクコンポーネントキャリアが同一なCCを、アップリンクタイミンググループに設定されたアップリンクタイミンググループ設定情報を受信するステップと、
    前記設定したアップリンクタイミンググループ内の最も低い中心周波数値を有するCC、最も平均に近い中心周波数値を有するCC、最も高い中心周波数値を有するCC、最も広い周波数帯域を有するCC、およびラジオリンクモニターリング(RLM)が定義されたCCのうち、少なくとも1つを満たすCCを代表CCに設定して生成された代表CC設定情報を受信するステップと、
    前記受信したアップリンクタイミンググループ設定情報及び代表CC設定情報に従って時間調整(Ta)の値を算出して転送するステップと、
    を含むことを特徴とする、ランダムアクセス実行方法。
  16. 無線通信システムにおけるランダムアクセスを実行する装置であって、
    複数のコンポーネントキャリア(CC)のうち、中心周波数の差がしきい値範囲内に存在するCC、同一なビームフォーミングを有するCC、同一な時間調整(TA)の値を有するCC、または前記時間調整(TA)の値を獲得するための基準ダウンリンクコンポーネントキャリアが同一なCCを、アップリンクタイミンググループに設定されて転送されたアップリンクタイミンググループ設定情報と、前記設定したアップリンクタイミンググループ内の最も低い中心周波数値を有するCC、最も平均に近い中心周波数値を有するCC、最も高い中心周波数値を有するCC、最も広い周波数帯域を有するCC、およびラジオリンクモニターリング(RLM)が定義されたCCのうち、少なくとも1つを満たすCCを代表CCに設定して生成された代表CC設定情報を受信する受信部と、
    前記受信したアップリンクタイミンググループ設定情報及び代表CC設定情報に従って時間調整(Ta)の値を算出するTA値生成部と、
    前記生成されたTA値を転送する送受信部と、
    を含むことを特徴とする、ランダムアクセス実行装置。
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