JP2013527334A - 伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着 - Google Patents

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Abstract

本発明は日常生活の中で、尻部が垂れる現象を防ぎ、体型を補正するヒップアップ用下着に関する。詳細な内容は、腰と尻部を全体的に覆う伸縮性バンドをパンツの後面に具備し、パンツ着用後、上記の伸縮性バンドが腹部を締め付け、就寝時に尻部が床に押されて形が歪むことを防止すると共に、平常時ないしは就寝時に尻部を引き上げ、腹部の肉を寄せ集め、圧迫しながら覆い、ヒップアップ及び腹部の体型補正効果を画期的に向上させる伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着に関する。
【選択図】図1

Description

本考案は、日常生活中に尻部が垂れる現象を防ぎ、体型を補正するヒップアップ(hip-up)用下着に関する。詳細な内容は、人体の腰と尻部全体を覆う伸縮性バンドをパンツの後面に具備し、パンツ着用後、上記の伸縮性バンドで腹部を締め付けることによって、就寝時に尻部が床に押され、形が歪むことを防止する。また、平常時ないしは就寝時に着用することで、尻部を引き上げ、腹部の肉を寄せ集め、圧迫しながら包み込み、ヒップアップ及び腹部への圧迫を通じた体型補正効果を画期的に向上させる伸縮性バンドを利用したシップアップ用下着に関する。
従来、人体の尻部が垂れている体型を補正する下着、とりわけ尻にボリューム感を持たせるヒップアップ用下着の関連技術として「ヒップのボリュームアップ機能を有する機能性下着(韓国登録実用新案公報第20-0389565号)」が公開されている。
上記のような従来の「ヒップのボリュームアップ機能を有する機能性下着」は伸縮性材質となっている下着本体の背面にペアのポケットを具備し、そこに尻にボリューム感を持たせて美しい形を演出するボリュームアップパッドを挿入できるように作られた。その結果、女性の貧弱で垂れた尻にボリューム感を持たせ、美しいヒップラインを演出すると共に、尻のボリュームアップ効果を実現する技術である。
このように、ポケット内部にパッドを挿入すると、直立して生活している間はヒップにボリューム感を持たせるものの、このような下着を着用したまま、ベッドなどの床に横になる場合、尻部が床に押されてしまい、尻部の補正ができなくなる。
つまり、上記のような技術は、まるでブラジャーの内側にパッドを挿入したのと同じで、生活をしている間は貧弱もしくは垂れている尻部にボリューム感を持たせるものの、尻部自体の形を根本的に補正することはできないという問題がある。
とりわけ、就寝時はパッドが尻部を押したりもしくは片方に傾けるので、むしろ体型を崩してしまうという問題があった。
従って、従来は上記のような問題を補完もしくは改善するため、多様な下着を披露していた。
その中でも、本出願人が考案し、出願登録された登録実用新案第20-0447180号の「体型矯正のための下着」と登録実用新案第20-0448514号の「体型矯正のための下着」が公開されている。そして、日本国実用新案登録第3041478号の「コルセット(corset)」と米国登録特許第4709692号の「 THIGH MOUNTED LOWER BACK SUPPORT BELT」等が公開されている。
上記の従来の公開技術に関して、その構成及び効果等を簡単に見てみると、次の通りだ。
上記の登録実用新案第20-0447180号の体型矯正のための下着(50)は、図5に示すように、伸縮性素材となっており、上部の周りに腰バンド設置部(51)が形成されているパンツ(52)、そして一側が上記の腰バンド設置部(51)の一側に固定されており、他側は腰バンド設置部(51)の他側に固定されている伸縮性素材の腰バンド(53)、そして長さ方向に伸縮性を有する素材となっており、パンツ(52)の両側の後面の外側の下部ないしは内側の下部に一側が固定されており、他側は上に引っ張られ、腰バンド設置部(51)に固定されるよう、作られた弾性バンド(54)に構成されている。
上記のような体型矯正のための下着(50)は、パンツの両側に長さ方向の伸縮性を有する弾性バンドを取り付け、弾性バンドの一側はパンツの下部に固定させ、他側は可変的に固定するようにして、弾性バンドを引き上げ、腰バンドの部分に固定させる。そうすることによって、平常時もしくは睡眠中にも尻部が引きあがった状態を維持し、着用者の尻部の体型を矯正できる。
そして、上記の登録実用新案第20-0448514号の体型矯正のための下着(60)は、図6に示すように、
伸縮性素材からなるパンツ(61)、そして上記のパンツ(61)の上部の周りに設置され、長さ方向の伸縮性を有する素材になっており、腰を包み込んで締め付ける腰バンド(62)、そしてパンツ(61)の後面下部の両側にそれぞれ取り付けられた下部固定装置(63)、そしてパンツ(61)の後面下部の両側の下部固定装置(63)の上に横方向に設置され、尻部を引き上げる補助弾性バンド(64)、そして一側がパンツ(61)の後面下部の下部固定装置(63)もしくは補助弾性バンド(64)に固定され、他側は上に引っ張られ、上記の腰バンド(62)に固定される弾性バンド(65)、そして腰バンド(62)と弾性バンド(65)上部を固定させる上部固定装置(66)に構成されている。
上記のような体型矯正のための下着(60)は、パンツの両側に、長さ方向の伸縮性を有する弾性バンドを取り付け、弾性バンドの一側はパンツの下部に固定させ、他側は可変的に固定させることにより、平常時ないしは睡眠中に尻部が引きあがった状態を維持でき、着用者の尻部の体型を矯正する。
そして、上記の日本国実用新案登録第3041478号のコルセット(70)は、図7に示すように、腰部分(71)とウエスト部(72)及び胸郭部(73)を形成するコルセット本体(74)、そして上記の腰部分(71)の後面と対称となっており、先端に係止部(75)が具備され、骨盤を圧迫し矯正する1ペアの骨盤矯正片(76,77)、そして胸郭部(73)の後面と対称となっており、その先端に係止部(78)が具備され、肋骨を圧迫できる1ペアの肋骨矯正片(79,80)、そして人体の股の部分に装着される網形状のクロッチ部(81)に構成されている。
上記のようなコルセット(70)は、一種の医療器具として使われている。このコルセット(70)を着用すると、1ペアの骨盤矯正片(76,77)が人体の尻の上部側と腰を全体的に覆い、また上記の1ペアの肋骨矯正片(79,80)は、人体の胸郭部とウエストの上部側を覆うようになる。
従って、1ペアの骨盤矯正片(76,77)を使って、腰部を締め付けると、骨盤全体を圧迫しながら、恥骨弓の角度を小さくする。その結果、骨盤骨格が矯正されると同時に、尻と大腿部、そして下腹部に脂肪が下がることを防ぎ、ダイエットにも効果的である。また、上記の1ペアの肋骨矯正片(79,80)を利用し、肋骨全体を締め付けると、肋骨形勢の角度を小さくし、上腹部に脂肪が上がることを防ぎ、やはり体型矯正とダイエットに効果的である。
一般的に上記のコルセット(70)は、骨盤矯正片(76,77)や肋骨矯正片(79,80)を利用し、人体の骨盤と肋骨を矯正する医療用器具として広く使われている。
そして、上記の米国登録特許第4709692号の大腿部を利用する腰サポートベルト(90、THIGH MOUNTED LOWER BACK SUPPORT BELT)は、図8に示すように、人体の大腿部を縛れる1ペアの革紐(91,92)、そしてその革紐(91,92)を結んで繋げる革締結部(91a、92a)、そして革紐(91,92)と垂直となっており、尻部に沿って、腰方向に具備された1ペアの尻垂直紐(93,94)、そして尻垂直紐(93,94)の上部にあり、人体(S)の尻を覆いながら腰に締結させるよう、バックル(95)が具備されたサポートベルト(96)に構成されている。
従って、上記のベルト(90)は、人体(S)の大腿部に、1ペアの革紐(91,92)を締結し、1ペアの尻垂直紐(93,94)が尻をサポートしながら、腰にサポートベルト(96)を締結することによって、人体の腰を大腿部から引っ張る腕力でしっかりサポートして腰を治療する、腰治療用の医療用器具として広く使われている。
[技術的課題]
ところが、上記のような従来の下着(50,60)は、着用の際、多数のバンドが締結され、尻部を全体的に覆うことができない。また、ベルクロテープ等が具備されているため、着用時の複雑性やベルクロテープによる肌との摩擦等で、穿き心地が悪くなるという問題がある。
また、日本に出願登録されている上記のコルセット(70)は、人体の腰と肋骨の矯正が可能な医療器具であると同時に、付随的には脂肪の移動を防ぎ、太腿もしくは上半身の肥満を防止するダイエット用として活用される。ただ、既に尻部に動いた脂肪等によって、尻が垂れたり、形が変わった尻の体型を矯正することはできないという問題がある。
そして、米国に登録、公開された上記のベルト(90)は、太腿に締結する手段を利用し、腰をしっかりサポートすることによって、腰を治療する医療用器具である。しかし、これも常に着用すると不便なところが多く、就寝時には機能がよくないうえ、ヒップアップを通じた体型矯正ができないという問題がある。
従って、この発明は上記の問題を解決するため、編み出されたものである。全体的に伸縮性素材からなるパンツの後面に長さ方向に伸縮性を有する弾性羽バンドを取り付ける。その弾性羽バンドの上部の中央には、パンツと繋がり、固定できる鉤の固定手段を用意し、弾性羽バンドの下部の両側には、パンツの後面下部の大腿部側の横方向に固定させる下部固定手段を用意し、パンツと後面下部で繋がり、固定できるように構成する。また、弾性羽バンドの上段の両羽を腰の前に引っ張り、臍側に弾性的に固定させれば、弾性羽バンドの下段部の両側は上記の下部固定手段により、尻を弾性的に上部の方に引き上げられる。そうすることで、垂れ下がった尻の体型の矯正ができるうえ、脇腹と腹部の肉を圧迫し、寄せ集めて腹部の体型も同時に補正する伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着を提供することが、この発明の目的である。
[課題を解決するための手段]
上記の目的を達成するため編み出されたこの発明は、伸縮性バンドを利用し、人体の腹部と脇腹及び尻部の体型を補正させる下着(100)に関するものである。上記の伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着(100)は、伸縮性素材からなるパンツ(110)と、そのパンツ(110)の後面の下部側にある下部固定手段(130)、そしてパンツ(110)の後面にあり、その下段部が下部固定手段(130)に連結固定され、尻部を全体的に覆う弾性羽バンド(140)、そして弾性羽バンド(140)の上部の両先に具備され、腹部側に弾性的に締結、固定させる羽固定手段(150)に構成される。ここで、弾性羽バンド(140)は、腰の後面から骨盤を包みこみ、前の腹部の臍周りを圧迫し、弾性的に締結できるよう、一定の幅で形成される上部羽バンド部(141)、そして下段部には、上記の下部固定手段に固定され、全体的な尻部を覆えるように、上部に行くほどその幅が広くなって、上部羽バンド部(141)と一体化されるように作られた下部羽バンド部(142)に構成されていることが特徴である。
[発明の効果]
従って、この発明の伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着は、全体的に伸縮性素材のパンツの後面に長さ方向に伸縮性を有する弾性羽バンドを取り付け、その弾性羽バンドの一側は、パンツの後面の下部の両側に横方向に設置された下部固定装置に固定させる。そして他側は可変的に固定させ、弾性羽バンドを上に引っ張り、上部の羽部分で脇腹及び腹部を覆い、羽部分の両端に取り付けた羽固定装置で臍部分で固定させる。それにより、平常時ないしは睡眠中に、尻部が引き上げられた状態を維持し、腹部を寄せ集め、着用者の尻の体型及び腹部の肉を効果的に補正できる。
また、この発明における伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着は、弾性羽バンドの上段にパンツと繋がって、固定される鉤の固定手段があるため、パンツから離れて後ろに反ることなく、パンツとの一体感を実現し、活用性がさらに高まるという長所がある。
この発明における伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着の裏と前面を表した図面である。
この発明における伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着を着用した状態の前面を表したものである。
この発明における伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着を着用した状態の側面を表したものである。
この発明における伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着のパンツと弾性羽バンドが離隔しないようにする固定鉤手段や固定手段の実例を表したものである。
従来のヒップアップ用下着と腰保護用コルセット及び腰サポートベルトの図面である。 従来のヒップアップ用下着と腰保護用コルセット及び腰サポートベルトの図面である。 従来のヒップアップ用下着と腰保護用コルセット及び腰サポートベルトの図面である。 従来のヒップアップ用下着と腰保護用コルセット及び腰サポートベルトの図面である。
<符号の説明>
100:伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着 110:パンツ 120:固定鉤手段
130:下部固定手段 140:弾性羽バンド 150:羽固定手段
121:第1固定具 122:第2固定具 123:ボタン
141:上部羽バンド部 142:下部羽バンド部
以下では、この発明の望ましい実施例を添付した図面を参照し、該当分野で通常の知識を持つ者が、容易に実施できるよう説明する。
この発明の伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着(100)は、図1や図3に示すよう、
一般的に女性の下着に使われるスパンデックス等の伸縮性素材からなるパンツ(110)と、
上記のパンツ(110)の後面に具備され、その上段の中央部にはパンツ(110)と連結、固定される固定鉤手段(120)がある。下段部には、左右の尻の膨らんだ部分の下に横方向に取り付けられ、パンツ(110)と固定される下部固定手段になっている弾性羽バンド(140)及び、
上記の弾性羽バンド(140)の上部の両端に具備され、人体の腹部、つまり臍側で弾性的に締結、固定させる羽固定手段(150)に構成されていることが、特徴である。
上記の弾性羽バンド(140)は、腰の後面から骨盤を包み込み、前面の腹部、つまり臍周りを圧迫し、弾性的に締結できるよう、一定の幅で形成された上部羽バンド部(141)、そして下段部は下部固定手段(130)に固定され、尻部全体を覆えるよう、上部に行くほどその幅が広くなり、上部羽バンド部(141)と一体化できるように形成される下部羽バンド部(142)になっている。
そして、上記の上部羽バンド部(141)には、両端に人体の腹部を圧迫しながら締結できる羽固定手段(150)が具備されている。
上記の固定鉤手段(120)は、その一側がパンツ(110)に取り付けられる第1固定具(121)に、そして他側は弾性羽バンド(140)に形成される上部羽バンド部(141)に取り付けられ、第1固定具(121)にはめて、固定させる第2固定具(122)になっている。
従って、上記の第1固定具(121)に第2固定具(122)をはめて(もしくはその逆に)つなげると、パンツ(110)で弾性羽バンド(140)が、後ろに反らなくなる。
また、第1固定具(121)と第2固定具(122)の位置に、ボタンとボタンホール、メスボタンとオスボタン、ベルクロテープのような異なる形の固定手段を用意することもできる。
そして、上記の羽固定手段(150)は、一端は鉤の形状として多数列を具備し、他の端はフックの形状となってウエストサイズを調節できる。この構造は、フック形状のものを鉤形状のものに適切に合わせ、調整、固定させて、締結することである。
また、上記のパンツ(110)と弾性羽バンド(140)をその上段部で固定する手段としては、固定鉤手段(120)以外に、追加的にそれらを固定する手段を用意することもできる。つまり、パンツ(110)に具備された第1固定具(121)の両側に沿って、一定間隔でメスボタンが1個以上具備され、このメスボタンと対をなして、固定できるように弾性羽バンド(140)に具備された第2固定具(122)の両側に沿って、一定間隔にオスボタンが1個以上設置、具備されている。
第1固定具(121)と第2固定具(122)が常にパンツ(110)と弾性羽バンド(140)を繋げて固定し、弾性羽バンド(140)がパンツ(110)で後ろに反らないようにしたり、または上記のメスボタンとオスボタンをはめ、パンツ(110)と弾性羽バンド(140)との連結状態をさらに向上させるとも言える。
ここにおける固定手段は、上記のメスボタンやオスボタンとのペアになるボタン(123)だけに限られず、スナップボタンやベルクロテープもしくはボタンとボタンホールのような代替手段であれば、どんなものでも設置、構成できる。
また、上記の下部固定手段(130)は、弾性羽バンド(140)に形成された下部羽バンド部(142)がパンツ(110)としっかり繋がり、固定できるよう一定の幅を形成する弾性バンドに構成されている。
このように構成された本発明の上記の下着(100)は、図2と3で示されたように、使用者が上記のパンツ(110)を着用した後、弾性羽バンド(140)の上部羽バンド部(141)の両端を弾力的に引っ張る(矢印方向)。羽固定手段(150)が臍の周りに締結されれば、腰部と腹部の肉が寄せ集められ、圧迫により脂肪の移動ができなくなる。これと同時に、弾性羽バンド(140)にある下部羽バンド部(142)が弾性的に上部方向に沿って引っ張られ(矢印方向)、垂れた尻を引き上げ、支える。
この際、上記の下部羽バンド部(142)は、羽の幅が広く形成されているため、全体的な尻部を覆い、引き上げられる。
ここで、上記パンツ(110)は一般のパンツを穿いてその上に着用したりもしくはその自体として一般のパンツやガードルの役割を果たせる。
また、上記のパンツ(110)の材質を伸縮性素材にした理由は、弾性羽バンド(140)を使って尻を引き上げる際に、パンツ(110)内の他の部分の密着が悪ければ、尻だけが引き上げられ、体型の補正のバランスが悪くなりかねないからである。
つまり、上記のパンツ(110)の内部の肉を全体的に締め付けた状態で、バンド(140)でヒップを弾性的に引き上げることにより、体型補正が円滑にできるのである。
上記のパンツ(110)の上部の周りは、裁縫で内側にゴム紐を挿入し、着用者の腰にある程度密着するように、形成できる。
また、上記のパンツ(110)の後面に取り付けられた弾性羽バンド(140)を上に引っ張り、尻を引き上げる際、上部に別途の固定手段がない場合、引っ張られた弾性羽バンド(140)の上部が下に戻ろうとする性質を持つ。この場合、弾性羽バンド(140)の上部の羽の両端にある羽固定手段(150)を前の腹部、つまり臍の方に包み、固定させることによって、引き上げられた尻の形を維持できる。
このように上記の弾性羽バンド(140)の上部の羽の幅を、脇腹及び腹部を十分覆えるほどに広くすると、尻の体型補正だけでなく、腹部を寄せ集める役割をし、腹部の肉の補正も可能になる。
そして、上記の弾性羽バンド(140)の上部の羽の両端の羽固定手段(150)は、まるで腰バンドのような形状をし、一側と他側には鉤やフック、ファスナー、ベルクロテープもしくはボタン等でお互いに固定できるように構成するのが望ましい。
また、上記の羽固定手段(150)をフックで構成する場合は、上下5段以上の構成にし、腹部正面の固定効果を上げ、左右の長さ方向には2段以上の構成にすれば、腹部の締め付けの強度を調整できるので、効果的だと言える。
そして、上記の羽固定手段(150)の両側の上部羽バンド部(141)の全体もしくは一部分に非伸縮性素材もしくは伸縮性の低い素材を採用したり、内側から一部分に布を当てると、腹部の補正効果をより上げられる。
また、上部羽バンド部(141)の両側に縦方向に1本以上の芯を取り付けると、横方向に畳まれたり、皺ができることを防止できる。
そして、上記の下部固定手段(130)は、パンツ(110)の後面の下部の左右、つまり尻の膨らんだ部分の下に横方向に取り付けられ、下部羽バンド部(142)の下部を固定し、弾性羽バンド(140)を上に引っ張るとき、尻を下から引き上げる補助役割をする。それにより、弾性羽バンド(140)の効果が最大になるよう、構成する。
そして、上記の下部固定手段(130)は、幅を広くしたりもしくは狭くして2個以上を設置することもできる。また、左右両側の下部固定手段(130)に下部羽バンド部(142)の下段部を繋げる際に、股の部分にも下部羽バンド部(142)の下部が繋がるよう、裁縫するのが望ましい構成である。
また、上記の弾性羽バンド(140)の素材は、伸縮性素材に形成することはもちろん、通気性素材にすることによって、汗の排出が円滑に行われるようにして、尻を引き上げると同時に、部分的なダイエット効果も得られると言える。
また、この発明で上記のパンツ(110)の低部の長さは、図のように太腿の上下部に限られるのではなく、膝の前後まで多様に変更できる。パンツ(110)の上部の長さも臍部に制限するのではなく、胸の上まで多様に変更できると言える。
そして、パンツ(110)の上部の長さによって、上部羽バンド部(141)も臍の周りに制限するのではなく、その幅を多様に変更できると言える。
また、上記のような構成で、パンツ(110)そのもので一般のパンツもしくはガードルの役割をするように構成する場合は、パンツ(110)の裏側に切開部を作って切開し、弾性羽バンド(140)が切開部を横切るようにし、そこを通じて弾性羽バンド(140)が、直接使用者の尻と接触するようにすることもできる。
また、上記の弾性羽バンド(140)の内側の側面に、指圧突起のような突起を沢山形成させれば、ヒップアップ効果と同時に指圧効果も与えて、より優れた機能の下着を提供できる。
そしてこの発明における下着は、上述のように上記の弾性羽バンド(140)の設置位置がパンツ(110)の外の側面だけに制限されずに、内側の側面にも設置できると言える。

Claims (5)

  1. 伸縮性バンドを利用し、人体の腹部と脇腹部並びに尻の体型を補正する下着(100)における、上記の伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着(100)は、伸縮性素材からなるパンツ(110)、そしてパンツ(110)の後面の下部側に具備される下部固定手段(130)、パンツ(110)の後面に具備され、その下段部が上記の下部固定手段(130)に繋がり、固定されて尻部全体を弾性的に覆う弾性羽バンド(140)、そして弾性羽バンド(140)の上部の両端に具備され、人体の腹部側に弾性的に締結、固定する羽固定手段(150)に構成される。弾性羽バンド(140)は、人体の腰の後面から骨盤を覆い、人体前面の腹部の臍の周りを圧迫し、弾性的に締結できるよう、一定の幅に形成される上部羽バンド部(141)、そして下段部は下部固定手段(130)に固定され、尻部全体を覆えるよう、上部に行くほどその幅が広くなり、上部羽バンド部(141)と一体化するよう形成される下部羽バンド部(142)に構成されていることを特徴とする伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着。
  2. 請求項1において、上部羽バンド部(141)は、全体もしくは一部が非伸縮性素材に当てられたり、ないしは使われることを特徴とする伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着。
  3. 請求項2において、パンツ(110)の後面には、パンツから弾性羽バンド(140)が後側に反らないよう、固定手段を具備する。この固定手段は、ボタンとボタンホールもしくはスナップボタンやベルクロテープに構成される。その結果、パンツ(110)から弾性羽バンド(140)が後側に反らないようになっていることを特徴とする伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着。
  4. 請求項1において、下部固定手段(130)は、パンツ(110)と弾性羽バンド(140)の下段部が弾性的に繋がり、固定されて、尻部全体を覆うよう、尻の膨らんだ部分の下に横方向に位置するよう具備される。そしてこれにより、尻を下から引き上げる機能を有するという特徴のある伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着。
  5. 請求項2において、
    パンツ(110)の後面には、パンツから弾性羽バンド(140)が後側に反らないように、固定鉤手段(120)が具備される。この固定鉤手段(120)は、その一側がパンツ(110)に取り付けられる第1固定具(121)と、他側は弾性羽バンド(140)に形成された上部羽バンド部(141)に取り付けられる第2固定具(122)に構成される。そして、第1固定具(121)に、第2固定具(122)をはめ、繋がるようにすることを特徴とする伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着。
JP2013507895A 2010-05-28 2011-05-24 伸縮性バンドを利用したヒップアップ用下着 Pending JP2013527334A (ja)

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