JP2013526685A - 弁鎖錠デバイス - Google Patents

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Abstract

弁アセンブリが、弁鎖錠デバイスと組み合わせて、提供される。弁アセンブリは、弁本体と、弁ハンドルと、対応する第1および第2の導管と接続された第1および第2のポートと、を含む。弁鎖錠デバイスは、弁に固着されたフレーム部材と、フレーム部材と組み立てられたシュラウド部材と、フレーム部材に固着された施錠機構と、を含む。フレーム部材およびシュラウド部材は、弁を封入する封入体を画定する。フレーム部材およびシュラウド部材のうちの少なくとも1つは、少なくとも部分的に、それを通して第1の導管を受容するように位置付けられた第1の開口部と、それを通して第2の導管を受容するように位置付けられた第2の開口部と、を画定する。施錠機構は、シュラウド部材が、フレーム部材に固着される、施錠状態と、シュラウド部材が、弁にアクセスするために、フレーム部材から除去可能である、解錠状態との間で操作可能である。

Description

本願は、2010年5月11日に出願され、「VALVE LOCKOUT DEVICE」と題された、米国仮特許出願第61/333,488号に対する優先権および該米国仮特許出願のその他すべての利益を主張するものであり、該米国仮特許出願の内容は、参照により、本明細書中に援用される。
多くのセキュリティデバイスが、例えば、スイッチ、ダイヤル、およびプッシュボタン等の電気構成要素、ならびに弁および圧力調整器等の流体システム構成要素を含む、機器および制御器具へのアクセスを制限するために提供される。一例示的セキュリティデバイスは、弁の操作を防止するように構成される、弁鎖錠デバイスである。弁鎖錠デバイスは、関連付けられた流体システムの保守の間、または弁の流動設定が、変更されてはならない、他の条件下、利用されてもよい。
本願の例示的実施形態によると、アイテムへのアクセスを制限するための鎖錠デバイスは、フレーム部材と、シュラウド部材と、施錠機構と、を含む。シュラウド部材は、フレーム部材およびシュラウド部材が、アイテムを封入するように定寸される、封入体を画定するように、フレーム部材と組み立てられるように構成される。施錠機構は、フレーム部材に固着され、シュラウド部材が、フレーム部材に固着される、施錠状態と、シュラウド部材が、アイテムにアクセスするために、フレーム部材から除去可能である、解錠状態との間で操作可能である。シュラウド部材は、シュラウド部材が、フレーム部材と組み立てられると、施錠機構の錠界面と整合される、錠アクセス開口を含む。錠界面は、封入体の一部によって、錠アクセス開口から離間され、錠界面の改竄を抑制する。
本願の別の例示的実施形態によると、弁鎖錠デバイスは、第1の導管と接続された第1のポートおよび第2の導管と接続された第2のポートを有する、弁を伴うアセンブリが提供される。デバイスは、弁に固着されるように構成される、フレーム部材と、フレーム部材と摺動係合状態で組み立てられるように構成される、シュラウド部材と、を含む。フレーム部材およびシュラウド部材は、弁を封入するように定寸される、封入体を画定する。フレーム部材およびシュラウド部材のうちの少なくとも1つは、少なくとも部分的に、それを通して第1の導管を受容するように位置付けられた第1の開口部と、それを通して第2の導管を受容するように位置付けられた第2の開口部と、を画定する。施錠機構は、フレーム部材およびシュラウド部材の一方に固着され、弁鎖錠デバイスが、弁上に設置されると、シュラウド部材が、フレーム部材に固着される、施錠状態と、シュラウド部材が、弁にアクセスするために、フレーム部材から除去可能である、解錠状態との間で操作可能である。施錠機構は、施錠機構が、施錠状態にあるとき、フレーム部材およびシュラウド部材の他方内の対応する陥凹内に延在する、少なくとも1つの施錠部材を含む。少なくとも1つの施錠部材は、施錠機構が、解錠状態にあるとき、対応する陥凹から後退可能である。
本願のさらに別の例示的実施形態によると、弁アセンブリが、弁鎖錠デバイスと組み合わせて提供される。弁アセンブリは、弁本体と、弁を操作するための弁ハンドルと、対応する第1および第2の導管と接続された第1および第2のポートと、を含む。弁鎖錠デバイスは、弁に固着されたフレーム部材と、フレーム部材と組み立てられたシュラウド部材と、フレーム部材に固着された施錠機構と、を含む。フレーム部材およびシュラウド部材は、弁を封入する封入体を画定する。フレーム部材およびシュラウド部材のうちの少なくとも1つは、少なくとも部分的に、それを通して第1の導管を受容するように位置付けられた第1の開口部と、それを通して第2の導管を受容するように位置付けられた第2の開口部と、画定する。施錠機構は、シュラウド部材が、フレーム部材に固着される、施錠状態と、シュラウド部材が、弁にアクセスするために、フレーム部材から除去可能である、解錠状態との間で操作可能である。
本発明のさらなる特徴および利点は、付随の図面を参照して、以下の発明を実施するための形態から明白となるであろう。
図1は、例示的ガス遮断弁アセンブリの正面図である。 図2Aは、例示的弁鎖錠デバイスの上側正面斜視図である。 図2Bは、図1の弁鎖錠デバイスの下側背面斜視図である。 図3は、シュラウド部材がフレーム部材から分解された状態で示される、図1の弁鎖錠デバイスの下側正面斜視図である。 図4は、図1の弁鎖錠デバイスの分解側面斜視図である。 図5は、デバイスの付加的特徴を例証するために、裏板およびラッチカバーが除去された状態で示される、図1の弁鎖錠デバイスの背面立面図である。 図6は、図1の弁鎖錠デバイスのシュラウド部材の下側斜視図である。 図7は、例示的ガス遮断弁と組み立てられた例示的弁鎖錠デバイスの斜視図である。 図8は、シュラウド部材が除去された状態で示される、図7の弁鎖錠デバイスの斜視図である。
本発明を実施するための形態は、単に、本発明の実施形態を説明するものであって、請求項の範囲をいかようにも限定する意図はない。実際、請求される本発明は、より広範であって、好ましい実施形態によって限定されず、請求項において使用される用語は、その完全なる通常の意味を有する。
また、明細書に説明され、図面に例証される、例示的実施形態は、ガスメータ弁のための鎖錠デバイスに関するが、本明細書に説明される発明特徴の多くは、例えば、他の弁のためのものや、他の機械および電気制御器具、導管、ならびに接続のための鎖錠デバイスを含む、他の鎖錠デバイスに適用されてもよく、また、他のアイテムへのアクセスを制限するため、例えば、金庫およびキーボックスを含む、他の施錠封入体内で使用されてもよいことを理解されたい。
いくつかの実施形態では、弁鎖錠デバイスは、弁のハンドルおよび/または本体上、それを覆って、および/またはその周囲に係止し(例えば、キーシリンダ等、挿入された南京錠または一体型施錠機構によって)、弁ハンドルの操作を阻止する、ブラケット、クランプ、またはカバーを含んでもよい。多くの弁鎖錠デバイスが、主に、弁の偶発的または望ましくない操作を防止するために設計されるが、例えば、工場または実験室環境では、他の用途は、弁の操作のために、設置された鎖錠デバイスを打破しようとする悪意のあるまたは不正な試みに対して、弁の安全な鎖錠を必要とする。そのような実施例の1つは、ガスサービスが、ガス公共料金の請求額の未払いのため、中止されている、住居および商業場所で使用される、天然ガス弁の鎖錠を伴う。これらの鎖錠配列を妨害する試みにおいて、個人は、違法使用のために、ガス供給を流用するために、弁または鎖錠デバイスを攻撃することによって、例えば、ハンドルおよび/または鎖錠デバイスを切断することによって、施錠機構をピッキングする、または別様に打破することによって、さらには、弁座上流の弁本体(多くの場合、真鍮で構築される)に穿孔することによって、ガス遮断または絞り弁を違法に開放または操作し得る。
本願は、例えば、アイテムの操作、改竄、または盗難を防止するために、アクセスが制限または保護されるべきアイテムの周囲に固着され得る、係止可能シュラウドを含む、鎖錠デバイスを想定する。一実施形態では、鎖錠デバイスは、弁の周囲に固着されるように適応され、それによって、弁の不正操作または改竄を防止するために、弁ハンドルおよび弁本体の一方または両方へのアクセスを阻止する。ある例示的実施形態では、鎖錠デバイスは、弁と組み立てられる、またはそれに固着される、ブラケットあるいはフレーム部材と、フレーム部材に係止可能に係合し、弁を部分的または完全に封入することによって、弁へのアクセスを阻止する、シュラウド部材と、を含む。シュラウド部材をフレーム部材に固着する施錠機構は、キーシリンダ、組み合わせダイヤル、電子界面(例えば、キーパッド、生体認証センサ等)、または他のそのような配列等、ユーザ操作可能錠界面を含んでもよい。錠界面の適切な操作に応じて、シュラウド部材は、弁へのアクセスおよびその操作のために、フレーム部材から除去可能である。
例示的用途では、ガスメータ弁1は、導管2によって、建物(例えば、住居、商業、または産業用建物)の外側において、圧力調整器3およびガスメータ5と組み立てられる。圧力調整器およびガスメータ5は、ガス公共事業によって建物に供給されるガスの量を較正および測定するために使用される。建物へのガスの供給の終了が、所望される場合(例えば、ガスの漏出が検出される場合、またはガス公共料金の請求額が支払われていない場合)、メータ弁ハンドル1aが操作され、源導管7からのガスの供給を遮断してもよい。しかしながら、建物の所有者または居住者によるガス弁への容易なアクセスは、ガス弁を操作または改竄し、建物へのガスの供給を不適切に回復するのを防止し得る。
図2A-8は、フレーム部材20およびシュラウド部材30を含む、例示的弁鎖錠デバイス10の種々の図を例証する。例示的フレーム部材20は、フレーム部材20が、設置された弁と組み立てられ得るように、それを通して1つ以上の弁導管C1、C2(図7および8に示されるように)を受容するように定寸された1つ以上のカットアウト部分22、24を画定する、上面および底面壁部分21、23を含む。いくつかの実施形態では(例証される実施形態を含む)、鎖錠デバイス10は、弁導管C1、C2を収容する任意の配向に組み立てられてもよく、したがって、上面壁部分21は、側面または任意の他の好適な位置に対して、上方、下方(図7および8に示されるように)に面してもよい。例示的シュラウド部材30は、正面壁35および対向側面壁31、33を含む。組み立てられると、フレーム部材20およびシュラウド部材30は、鎖錠されるべき弁V(図8)を受容するように定寸された封入体を画定する。他の実施形態では(図示せず)、シュラウド部材は、側面壁の一方または両方の全部あるいは一部に加え、または代わりに、上面および底面壁の一方または両方の全部あるいは一部を含んでもよい、および/またはフレーム部材は、上面および底面壁の一方または両方の全部あるいは一部に加え、または代わりに、側面壁の一方または両方の全部あるいは一部を含んでもよい。
ガセット29または他のそのような補強部材は、上面および底面壁部分21、23に固着される、またはそれと一体型であって、例えば、増加された剛性を提供する、および/または挿入されたツールによるアクセスを妨害してもよい。フレーム部材およびシュラウド部材は、多くの異なる配列において、アセンブリのために構成されてもよいが、例証される実施形態では、フレーム部材20は、フレーム部材とシュラウド部材との間の摺動係合のために、シュラウド部材30の側面壁31、33に沿って、スロット付き軸受部分または溝36に嵌合する、側面フランジ26(図3および4)を有する、上面および底面壁部分21、23が延在する、背面壁25を含む。例証される実施形態のフランジ26およびスロット付き軸受部分36は、シュラウド部材30の垂直摺動移動のために、垂直に延在するが、他の実施形態は、シュラウド部材の水平摺動移動のための水平フランジおよびスロット付き軸受部分(または、他の摺動係合)、あるいはシュラウドの軸方向摺動移動のための水平軸方向(すなわち、側面壁に平行)フランジおよびスロット付き軸受部分(または、他の摺動係合)を利用してもよい。
フレーム部材20およびシュラウド部材30は、封入体内に弁を固着するように構成される、1つ以上の特徴が提供されてもよい。例えば、図3および4に示されるように、支柱27は、弁本体またはハンドル内の対応する開口を通しての挿入のために、フレーム部材20の背面壁25に添着されてもよい。一実施例では、図8に示されるように、従来のガス弁Vは、遮断位置(図示せず)に整合し、南京錠シャックルを受容し、ハンドルHを遮断位置に係止する、係止開口A1、A2とともに、ハンドルHおよびブラケットBを含む。鎖錠デバイス10をそのような弁Vに組み立てると、支柱27は、これらの錠開口A1、A2の一方または両方を通して挿入され、弁Vを封入体内の定位置に固着し、さらに、弁ハンドルHの操作を妨害してもよい。別の実施例として、背面壁25は、弁本体を収容するように定寸された開口部28(図3および5)または陥凹部分が提供され、さらに、弁に対して、設置されたデバイス10の移動を妨害してもよい。
フレーム部材20およびシュラウド部材30はまた、例えば、鎖錠封入体を画定する壁を補強することによって、フレームおよびシュラウド部材のこじ開け、あるいは他のそのような「総当たり」攻撃または鎖錠デバイス10の改竄に対抗するように構成されてもよい。一実施例として、シュラウド部材30は、フレーム部材20の上面および底面壁21、23の一方または両方に隣接する正面壁から側方に延在する、1つ以上のフランジ52が提供されてもよい。別の実施例として、フレーム部材20は、上面および底面壁21、23の一方または両方に固着され、側面壁31、33を補強する、側面壁支持53が提供されてもよい。示されるように、側面壁支持53は、屈曲フランジとして提供され、カットアウト部分22の側面と整合され、導管開口部の側面を補強する、一体型ガセット29を含んでもよい。
フレーム部材カットアウト部分22、24およびシュラウド部材30の正面壁35は、それを通して弁導管C1、C2を受容するために、第1および第2の開口部をともに画定してもよい。他の実施形態では、開口部はさらに、弁アセンブリ上の鎖錠デバイスの移動を限定するように画定または制限される。一実施例として、シュラウド部材フランジまたはフランジ52は、第1および第2の開口部の一方または両方を部分的に画定し、そのサイズを縮小してもよい。別の実施例として、1つ以上のアダプタ板55(図4参照)は、アダプタ板と上面または底面壁部分21、23との間の弁導管C1、C2をさらに制限するように提供されてもよい。アダプタ板55は、弁導管をより緊密に受容するように成形される、カットアウト56を含んでもよいが、そうである必要はない。アダプタ板55は、種々の好適な配列において、フレーム部材20および/またはシュラウド部材30に固着されてもよいが、例証される実施形態では、アダプタ板55は、フレーム部材20の側面壁支持53から延在する、屈曲タブ57(図3および4)によって画定される、棚部分上のフレーム部材20内に受容される。弁鎖錠デバイス10は、異なるサイズの導管C1、C2を収容するために、異なるサイズのカットアウトを有する、複数のアダプタ板55が提供されてもよい。
多くの異なる施錠機構は、シュラウド部材を弁の係止された封入体のためのフレーム部材に固着するために利用されてもよい。一実施形態では、フレーム部材と組み立てられた1つ以上の閂または他のそのような施錠部材は、フレーム部材上のシュラウド部材の係止された保定のために、シュラウド部材と相互係止するように移動可能である。例証される実施形態では、施錠機構は、シュラウド部材30のスロット付き軸受部分36内の対応する切り欠き32、34(図6)を通して延在し、摺動移動に対して、シュラウド部材を固着する、第1および第2の閂41、43を含む。閂41、43は、裏板50を背面壁に取着するように溶接またはリベット留めされ得る、スタンドオフピン51によって、フレーム部材20の背面壁25と、背面壁25に固着された裏板50との間に配置される。図4に示されるように、閂41、43は、背面壁25に固着される、ラッチカバー44内に保定されてもよい(例えば、背面壁内のスロットを通して、圧着または別様に固着される、タブ45によって)。裏板50は、背面壁開口部28と整合し、鎖錠された弁のための付加的隙間を提供する、隆起した突起58が提供されてもよい。
例証される実施形態では、施錠機構は、入れ子式の閂配列を利用して、第2の閂43は、第1の閂41を受容するように定寸されたカットアウト42を含む(図4および5参照)。そのような配列では、第2の閂43は、第1の閂41のものより大きな切り欠き係合部分を含んでもよく、対応するシュラウド切り欠き34、32は、適宜、定寸されてもよい。施錠機構はさらに、第1と第2の閂41、43との間に延在する、施錠カム46を含む。施錠カム46は、施錠カム46の長方形突起46aが、第1および第2の閂41、43をシュラウド切り欠き32、34と係止係合するよう外側に付勢する、施錠位置と、施錠カム46が、第1および第2の閂41、43を内方に移動させ、切り欠き32、34との係合から外す、解錠位置との間で回転可能である。閂41、43は、施錠カム46の回転に応じて、フレーム部材20からのシュラウド部材30の自動係脱のために、内方にバネ偏向されてもよい。例証される実施形態では、引張バネ部材47は、第1および第2の閂の内方偏向のために、第1の閂41および第2の閂43に接続される(横木48において)。
デバイス10はさらに、錠界面の適切な操作に応じて、施錠位置から解錠位置への施錠カム46の回転のための錠界面を含む。例証される実施形態では、錠界面は、シュラウド30の正面壁35内の整合された開口部または錠アクセス開口39を通して、シリンダプラグ49a内への認定された鍵の挿入によって、施錠と解錠位置との間で施錠カム46の回転を可能にするように、施錠カム46に回転固定されたシリンダプラグ49a(例えば、プラグから延在する、タングまたは他の突起によって)を有する、キーシリンダ49(当技術分野において周知のような)を含む。キーシリンダ49は、シュラウド開口部39に近接して位置付けられてもよいが、例証される実施形態では、キーシリンダシェル49bは、鍵穴が、シュラウド開口部39から陥凹される、または封入体の一部によってシュラウド開口部から離間されるように、フレーム部材20の背面壁25に添着される。結果として生じたシュラウド開口部39とキーシリンダ49との間のオフセットは、ピッキング、キーシリンダ錠への衝突、または他のそのような攻撃を妨害する役割を果たし得る。任意の好適なオフセットが、提供されてもよいが、一実施形態では、少なくとも2インチ(例えば、2.5インチ)のオフセット距離が、アクセス開口39とキーシリンダ49との間に提供される。故に、鎖錠デバイス10との併用するための認定された鍵は、シュラウド開口部39を通して挿入されると、オフセットキーシリンダ49に到達するために、延在された鍵平坦部が提供されてもよい。別の実施形態では、拡張ツール60は、図4に示されるように、標準的鍵に取着するために提供されてもよく、拡張ツール60は、シュラウド開口部39とキーシリンダ49との間のオフセット空間に及ぶように定寸される。
弁鎖錠デバイスは、任意の好適な材料で提供されてもよいが、一実施形態では、鎖錠デバイスの構成要素は、例えば、53/58HRCまで硬化された一般的鋼炭窒化物ケースを含む、攻撃および腐食に耐える高強度金属を含む。
本発明の種々の発明側面、概念、および特徴が、例示的実施形態と組み合わせて具現化されるように、本明細書に説明および例証され得るが、これらの種々の側面、概念、および特徴は、個々に、またはそれらの種々の組み合わせおよび部分的組み合わせのいずれかにおいて、多くの代替実施形態で使用されてもよい。本明細書において、明示的に除外されない限り、すべてのそのような組み合わせおよび部分的組み合わせは、本発明の範囲内と意図される。さらに、本発明の種々の側面、概念、および特徴に関する種々の代替実施形態(代替材料、構造、構成、方法、デバイス、および構成要素、形態、適合度、および機能に関する代替等)が、本明細書に説明され得るが、そのような説明は、現在既知または後に開発される、利用可能な代替実施形態の完全または排他的リストであると意図されない。当業者は、そのような実施形態が、本明細書に明示的に開示されない場合でも、本発明の範囲内において、発明の側面、概念、または特徴のうちの1つ以上を付加的実施形態および使用に容易に採択してもよい。加えて、本発明のいくつかの特徴、概念、または側面が、好ましい配列または方法であるように本明細書に説明され得るが、そのような説明は、そのように明示的に述べられない限り、そのような特徴が要求される、または必要であることを示唆することを意図しない。さらに、例示的または代表的値および範囲が、本開示の理解を補助するために含まれ得る。しかしながら、そのような値および範囲は、限定的意味で解釈されず、そのように明示的に述べられる場合のみ、臨界値または範囲であると意図される。さらに、種々の側面、特徴、および概念が、発明または発明の一部を形成するものとして本明細書に明示的に識別され得るが、そのような識別は、排他的であることを意図するものではなく、むしろ、そのようなものとして、または具体的発明の一部として、明示的に識別されることなく、本明細書に完全に説明される、発明の側面、概念、および特徴が存在し得る。例示的方法またはプロセスの説明は、あらゆる場合に要求されるものとして、すべてのステップの含有に限定されず、そのように明示的に述べられない限り、ステップが、要求される、または必要であると解釈されるように提示される、順序でもない。

Claims (22)

  1. アイテムへのアクセスを制限するための鎖錠デバイスであって、
    フレーム部材と、
    前記フレーム部材と組み立てられるように構成されるシュラウド部材であって、前記フレーム部材およびシュラウド部材は、前記アイテムを封入するように定寸される封入体を画定する、シュラウド部材と、
    前記フレーム部材に固着された施錠機構であって、施錠部材は、前記シュラウド部材が、前記フレーム部材に固着される施錠状態と、前記シュラウド部材が、前記アイテムにアクセスするために、前記フレーム部材から除去可能である解錠状態との間で操作可能である、施錠機構と
    を含み、
    前記シュラウド部材は、前記シュラウド部材が、前記フレーム部材と組み立てられると、前記施錠機構の錠界面と整合される錠アクセス開口を含み、前記錠界面は、前記シュラウド部材の一部によって、前記錠アクセス開口から離間され、前記錠界面の改竄を抑制する、鎖錠デバイス。
  2. 前記錠界面は、キーシリンダ錠を含む、請求項1に記載の鎖錠デバイス。
  3. 前記シュラウド部材は、前記シュラウド部材と前記フレーム部材との摺動係合によって、前記フレーム部材と組み立てられる、請求項1に記載の鎖錠デバイス。
  4. 前記フレーム部材は、それとの摺動係合のために、前記シュラウド部材のスロット付き軸受部分内に受容可能な側面フランジを含む、請求項1に記載の鎖錠デバイス。
  5. 前記施錠機構は、前記施錠機構が、前記施錠状態にあるときに、前記シュラウド部材内の対応する陥凹内に延在する少なくとも1つの閂を含み、前記少なくとも1つの閂は、前記施錠機構が、前記解錠状態にあるときに、前記対応する陥凹から後退可能である、請求項1に記載の鎖錠デバイス。
  6. 前記施錠機構は、引張バネ部材によって接続され、前記第1および第2の閂を後退位置に向かってバネ偏向させる入れ子式の第1および第2の閂を含み、前記施錠機構は、前記施錠機構が、前記施錠状態にあるときに、前記第1および第2の閂を延在位置に外側に付勢するように構成される施錠カムをさらに含む、請求項1に記載の鎖錠デバイス。
  7. 前記フレーム部材の背面壁に固着される裏板をさらに含み、前記施錠機構の少なくとも一部は、前記背面壁と前記裏板との間に配置される、請求項1に記載の鎖錠デバイス。
  8. 前記鎖錠デバイスは、第1の導管と接続された第1のポートおよび第2の導管と接続された第2のポートを有する弁へのアクセスを制限するように構成され、前記封入体は、前記弁を保定するように定寸され、前記フレーム部材およびシュラウド部材のうちの少なくとも1つは、少なくとも部分的に、それを通して前記第1の導管を受容するように位置付けられた第1の開口部を画定し、少なくとも部分的に、それを通して前記第2の導管を受容するように位置付けられた第2の開口部を画定する、請求項1に記載の鎖錠デバイス。
  9. 前記フレーム部材と組み立てられ、少なくとも部分的に、前記第1の開口部を画定するように構成されるアダプタ板をさらに含み、前記アダプタ板は、弁鎖錠デバイスが、前記弁と組み立てられると、前記弁鎖錠デバイスと前記第1の導管との間に、減少された隙間を提供するように構成される、請求項8に記載の鎖錠デバイス。
  10. 前記フレーム部材は、少なくとも部分的に、前記第1の開口部を画定する上側壁と、少なくとも部分的に、前記第2の開口部を画定する下側壁とを含み、前記シュラウド部材は、前記錠アクセス開口を画定する正面壁と、前記フレーム部材に係合するように構成される第1および第2の側面壁とを含む、請求項8に記載の鎖錠デバイス。
  11. 前記キーシリンダ錠を操作するように構成される鍵と組み立てられる拡張ツールをさらに含み、前記拡張ツールは、前記錠アクセス開口内に挿入可能であり、前記キーシリンダ錠内への前記鍵の挿入のために、前記錠アクセス開口と前記キーシリンダ錠との間の前記封入体の部分に及ぶように定寸される、請求項18に記載の鎖錠デバイス。
  12. 第1の導管と接続された第1のポートを有し、第2の導管と接続された第2のポートを有する弁とともに搭載するための弁鎖錠デバイスであって、
    前記弁に固着されるように構成されるフレーム部材と、
    前記フレーム部材と摺動係合状態で組み立てられるように構成されるシュラウド部材であって、前記フレーム部材およびシュラウド部材は、前記弁を封入するように定寸される封入体を画定し、前記フレーム部材およびシュラウド部材のうちの少なくとも1つは、それを通して前記第1の導管を受容するように位置付けられた第1の開口部と、それを通して前記第2の導管を受容するように位置付けられた第2の開口部とを画定する、シュラウド部材と、
    前記フレーム部材および前記シュラウド部材のうちの一方に固着される施錠機構であって、施錠部材は、前記弁鎖錠デバイスが、前記弁上に設置されると、前記シュラウド部材が、前記フレーム部材に固着される施錠状態と、前記シュラウド部材が、前記弁にアクセスするために、前記フレーム部材から除去可能である解錠状態との間で操作可能である、施錠機構と
    を含み、
    前記施錠機構は、前記施錠機構が、前記施錠状態にあるときに、前記フレーム部材および前記シュラウド部材の他方の対応する陥凹内に延在する少なくとも1つの施錠部材を含み、前記少なくとも1つの施錠部材は、前記施錠機構が、前記解錠状態にあるときに、前記対応する陥凹から後退可能である、デバイス。
  13. 前記施錠機構は、引張バネ部材によって接続され、前記第1および第2の施錠部材を後退位置に向かって偏向させる第1および第2の施錠部材を含み、前記施錠機構は、前記施錠機構が、前記施錠状態にあるときに、前記第1および第2の施錠部材を延在位置に外側に付勢するように構成される施錠カムをさらに含む、請求項12に記載の弁鎖錠デバイス。
  14. 前記フレーム部材は、少なくとも部分的に、前記第1の開口部を画定する上側壁と、少なくとも部分的に、前記第2の開口部を画定する下側壁とを含み、前記シュラウド部材は、前記錠アクセス開口を画定する正面壁と、前記フレーム部材に係合するように構成される第1および第2の側面壁とを含む、請求項12に記載の弁鎖錠デバイス。
  15. 前記シュラウド部材は、前記正面壁から側方に延在し、部分的に、前記第1および第2の開口部の一方を画定する底面フランジを含む、請求項14に記載の弁鎖錠デバイス。
  16. 前記シュラウド部材と前記フレーム部材との間の摺動係合は、前記第1の開口部に略垂直方向である、請求項12に記載の弁鎖錠デバイス。
  17. 前記フレーム部材は、支柱を含み、前記支柱は、弁ハンドルの前記閉鎖位置からの移動を防止するように、前記弁鎖錠デバイスが、前記弁とともに搭載され、前記弁ハンドルが、閉鎖位置にあるときに、弁のハンドル内の開口を通して延在するように位置付けられる、請求項12に記載の弁鎖錠デバイス。
  18. 組み合わせにおける弁アセンブリおよび弁鎖錠デバイスであって、前記弁アセンブリは、弁本体と、前記弁を操作するための弁ハンドルと、対応する第1および第2の導管と接続された第1および第2のポートとを含み、前記弁鎖錠デバイスは、
    前記弁に固着されたフレーム部材と、
    前記フレーム部材と組み立てられたシュラウド部材であって、前記フレーム部材およびシュラウド部材は、前記弁を封入する封入体を画定し、前記フレーム部材およびシュラウド部材のうちの少なくとも1つは、少なくとも部分的に、それを通して前記第1の導管を受容する第1の開口部と、それを通して前記第2の導管を受容する第2の開口部とを画定する、シュラウド部材と、
    前記フレーム部材に固着された施錠機構であって、前記施錠機構は、前記シュラウド部材が、前記フレーム部材に固着される施錠状態と、前記シュラウド部材が、前記弁にアクセスするために、前記フレーム部材から除去可能である解錠状態との間で操作可能な施錠機構と
    を含む、組み合わせ。
  19. 前記弁ハンドルは、開口を含み、前記フレーム部材は、前記弁ハンドルが、閉鎖位置にあるときに、前記開口を通して延在するように位置付けられ、それによって、前記弁ハンドルの前記閉鎖位置からの移動を防止する支柱を含む、請求項18に記載の組み合わせ。
  20. 前記施錠機構は、キーシリンダ錠を含み、前記シュラウド部材は、前記キーシリンダ錠と整合され、前記封入体の一部によって、前記キーシリンダ錠から離間され、前記キーシリンダ錠の改竄を抑制する錠アクセス開口を含む、請求項18に記載の組み合わせ。
  21. 前記弁鎖錠デバイスはさらに、前記フレーム部材と組み立てられ、少なくとも部分的に、前記第1の開口部を画定するように構成されるアダプタ板を含み、前記アダプタ板は、前記弁鎖錠デバイスと前記第1の導管との間に減少隙間を提供する、請求項18に記載の組み合わせ。
  22. 前記フレーム部材は、それとの摺動係合のために、前記シュラウド部材のスロット付き軸受部分内に受容可能な側面フランジを含む、請求項18に記載の組み合わせ。
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