JP2013522526A - 少なくとも1つのプラットフォームを有しているタービンブレード又はタービン羽根を再仕上げするための方法 - Google Patents

少なくとも1つのプラットフォームを有しているタービンブレード又はタービン羽根を再仕上げするための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013522526A
JP2013522526A JP2012557528A JP2012557528A JP2013522526A JP 2013522526 A JP2013522526 A JP 2013522526A JP 2012557528 A JP2012557528 A JP 2012557528A JP 2012557528 A JP2012557528 A JP 2012557528A JP 2013522526 A JP2013522526 A JP 2013522526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platform
blade
turbine blade
turbine
thermal barrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012557528A
Other languages
English (en)
Inventor
マルティン・グローネルト
アンドレアス・オッペルト
ゲーアハルト・ライヒ
ロルフ・ヴィルケンヘーナー
Original Assignee
シーメンス アクティエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シーメンス アクティエンゲゼルシャフト filed Critical シーメンス アクティエンゲゼルシャフト
Publication of JP2013522526A publication Critical patent/JP2013522526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/005Repairing methods or devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P6/00Restoring or reconditioning objects
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P6/00Restoring or reconditioning objects
    • B23P6/002Repairing turbine components, e.g. moving or stationary blades, rotors
    • B23P6/007Repairing turbine components, e.g. moving or stationary blades, rotors using only additive methods, e.g. build-up welding
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2230/00Manufacture
    • F05D2230/30Manufacture with deposition of material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2230/00Manufacture
    • F05D2230/30Manufacture with deposition of material
    • F05D2230/31Layer deposition
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2240/00Components
    • F05D2240/80Platforms for stationary or moving blades
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Abstract

本発明は、少なくとも1つのプラットフォーム側面(9,11)が腐食攻撃に起因して標準寸法より小さくなった、少なくともプラットフォーム(7)を有している、タービンブレードを再生するための方法に関する。当該方法では、プラットフォーム(7)の目標寸法が、材料(12)を塗布した後にプラットフォーム(7)が標準寸法より大きくなり、その後にプラットフォーム(7)が少なくとも1つのプラットフォーム側面(9,11)を機械加工することによって目標寸法となるように、材料を少なくとも1つのプラットフォーム側面(9,11)に塗布することによって再生される。材料(12)は、溶着促進層の材料に塗布される。

Description

本発明は、少なくとも1つのプラットフォームを有しているタービンブレード又はタービン翼を再仕上げするための方法、特にガスタービンブレード又はガスタービン翼として形成されているタービンブレード又はタービン翼を再仕上げするための方法に関する。
ガスタービンでは、液体燃料又はガス燃料が燃焼室内で燃焼され、燃焼中に生成される高圧高温のガスが、タービンに供給され、当該タービンでは、当該高圧高温のガスが、膨張工程及び冷却工程によってタービンのロータブレードを加速させる。この場合には、ロータブレードの加速は案内羽根によって最適化される。
高温の燃焼ガスは強い酸化作用及び強い腐食作用を有しているので、タービンブレード又はタービン羽根は、特に高温のガスが特に周囲を流れているタービンブレード又はタービン羽根から成る第1の列のタービンブレード又はタービン羽根は、高温に耐えることができる超合金から作られており、さらには、遮熱コーティングシステムによってコーティングされているので、高温のガス中における酸化作用及び腐食作用に対するタービンブレード又はタービン羽根の耐性が一層高められている。一般に、このような遮熱コーティングは、セラミック遮熱コーティングであり、タービンブレード又はタービン羽根を成す超合金材料に溶着促進層を介して結合されている。一般的な溶着促進層は、いわゆるMCrAlX層である。ここで、Mは、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、又はこれら金属の組み合わせを表わす。Xは、活性元素であり、イットリウム(Y)及び/又はケイ素(Si)及び/又は少なくとも1つの希土類元素又はハフニウム(Hf)を表わす。このような合金は、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3、及び特許文献4に開示されている。
当該合金が高温のガスによる攻撃に対して高い耐性を有しているにもかかわらず、運転負荷によって、その結果として発生する高温下における酸化によって、腐食がタービンブレード又はタービン羽根に発生する。また、このことはタービンブレード又はタービン羽根に悪影響を及ぼす。従って、所定の時間が経過した後に、タービンブレード又はタービン羽根が再仕上げ工程を受ける必要がある。再仕上げ工程では、ガスタービン内で再利用するために、コーティングが取り除かれ、腐食によって損傷した部分は補修され、その後にタービンブレード又はタービン羽根が再コーティングされる。
しかしながら、特に最も高温の燃焼ガスが通過するタービン段において、一般には最初の2段のタービン段において、腐食攻撃に起因して、プラットフォームの側面が基準寸法より小さくなってしまう。
特許文献5は、タービンブレード又はタービン羽根の後縁の領域における腐食によって損傷したプラットフォームの領域を取り除き、その後に、積層溶着した後に正しい寸法となるように研削することによって、取り除かれた領域を復元することを開示している。基準寸法より小さくなったプラットフォームの側面は、原理上、このようにして構築される。しかしながら、超合金材料の上に積層溶着することは困難である。特に、超合金材料の望ましくない構造的特性、すなわち材料を弱化させる特性が、加熱されることによって顕在化する。
欧州特許第0486489号明細書 欧州特許第0786017号明細書 欧州特許第0412397号明細書 欧州特許第1306454号明細書 欧州特許出願公開第1808266号明細書 欧州特許第1204776号明細書 欧州特許出願公開第1306454号明細書 欧州特許出願公開第1319729号明細書 国際公開第99/67435号 国際公開第00/44949号 欧州特許出願公開1306454号明細書 米国特許出願公開6024792号明細書 欧州特許出願公開第0892090号明細書
従って、本発明の目的は、少なくとも1つのプラットフォームを有しているタービンブレード又はタービン羽根を再仕上げするための、優位な方法を提供することである。
当該目的は、請求項1に規定されるタービンブレード又はタービン羽根を再仕上げするための方法によって達成される。従属請求項は、本発明の優位な構成を含んでいる。
腐食攻撃に起因して少なくとも1つのプラットフォームの側面において寸法が基準寸法より小さくなっている、少なくとも1つのプラットフォームを有しているタービンブレード又はタービン羽根を再仕上げするための、本発明における方法では、材料を塗布した後のプラットフォームの寸法が基準寸法より大きくなるように、少なくとも1つのプラットフォームの側面に材料を塗布した後に、当該少なくとも1つのプラットフォームの側面を機械加工することによって、プラットフォームを所望の寸法とすることによって、プラットフォームの所望の寸法が復元される。本発明では、溶着促進層の材料によって、材料の塗布が可能となる。このような材料としては、特にMCrAlX材料が挙げられる。
例えば積層溶着の場合には、高い熱伝導が超合金材料に対して発生するが、本発明のように溶着促進材料、特にMCrAlX材料を塗布することによって、そのような高い熱伝導が発生しないので、本発明は積層溶着と比較して優位である。側面が積層されているので、溶着促進材料によって塗布した場合における超合金材料の微細構造は、積層溶着によって塗布した場合における超合金材料の微細構造ほど乱されない。さらに、材料の塗布が、タービンブレード又はタービン羽根を再コーティングするプロセスに組み込まれている場合がある。遮熱コーティングシステムを再塗布する場合に、溶着促進層も塗布されるからである。従って、本発明における方法は、費用効率が高く簡易な手法によって、運転時に圧力を加えられたタービンブレード又はタービン羽根におけるプラットフォームの側面の寸法を所望の寸法に復元することができるので、その結果として、運転時に圧力を加えられたタービンブレード又はタービン羽根の不良品率を低減することができる。
本発明における方法では、特に溶着促進剤を繰り返し塗布することによって材料の塗布が可能となる。特に溶着促進材料が繰り返し塗布されている場合には、材料の塗膜が少なくとも10μm、好ましくは30μmとなる。
溶着促進材料を超合金材料に良好に結合させるために、溶着促進材料を塗布した後に接着熱処理が実施される。
本発明における方法では、特にタービンブレード又はタービン羽根のプラットフォームの反対側に配設された2つの表面について、材料の塗布及び機械加工が実施される。具体的には、腐食によって基準寸法より小さくなった領域が、タービンブレード又はタービン羽根のプラットフォームの反対側に配設された2つの側面に同時に発生する場合がある。
一般に、タービンブレード又はタービン羽根は中心軸線を有している。従って、材料を塗布した後に、再びプラットフォームが中心軸線に関して所望の寸法となるように、プラットフォームの側面を機械加工する場合に、このことは優位である。これにより、プラットフォームの幅のみならず、プラットフォームの側面とタービンの主ブレード部分又は主羽根部分との間の距離も、再び所望の寸法とすることができる。この目的を達成するためには、例えばプラットフォームの両側面において少なくとも5つの計測点を調査することによって、プラットフォームの現在の寸法を把握することができる。その後に、現在の寸法に基づいて、機械加工することによって除去する必要がある材料の量が決定される。本願発明では、2つの反対側に位置するプラットフォームの表面は、特に正圧側及び負圧側を有している主ブレード又は主羽根に関連して当該正圧側及び当該負圧側に配置されている、フラットフォームの側面である。ガスタービンの運転中においては、一般に、これら側面は、流入側及び流出側に配置されているプラットフォームの側面より強く、高温のガスによる酸化作用に及びその結果として生じる腐食作用に曝露されている。
本発明における方法では、機械加工として表面研削が実施される。
タービンブレード又はタービン羽根の遮熱コーティングシステムを再生する方法に従って溶着促進材料が塗布される場合には、当該方法は、遮熱コーティングシステムが再生される前に幾つかの層をタービンブレード又はタービン羽根から取り除くステップを備えている。さらに、幾つかの層が取り除かれた後、且つ、遮熱コーティングシステムが再生される前において、ブラスト処理が実施される。特にブラスト処理の対象には、材料が塗布されるプラットフォームの両側面が含まれている。このようなブラスト処理が実施されると、例えばアルミナ(Al)のようなブラスト処理剤が表面に照射され、その結果として、表面が粗くなり、塗布すべき溶着促進材料の付着性が改善される。
溶着促進材料は、例えばプラズマ溶射やフレーム溶射等のような溶射プロセスを利用することによって塗布することができる。このようなプロセスは、溶着促進層を塗布するための実施可能なプロセスとして知られているので、基準寸法より小さくなったプラットフォームの両側面に材料を塗布するための容易且つ管理可能な手法で利用可能とされる。
本発明のさらなる特徴、利点、及び特性は、添付図面を参照しつつ、典型的な実施例に関する以下の説明を精読すれば明らかとなる。
ガスタービンの概略的な長手方向における部分断面図である。 例示的なガスタービンの燃焼室の、部分的に断面化された斜視図である。 例示的なタービンブレード又はタービン羽根の斜視図である。 プラットフォームの両側面が腐食された結果として基準寸法より小さくなったタービンブレード又はタービン羽根の概略的な平面図である。 溶着促進材料を塗布している最中の、図4に表わすタービンブレード又はタービン羽根を表わす。 塗布された溶着促進材料を所望の寸法に至るまで研削している最中の、図4に表わすタービンブレード又はタービン羽根を表わす。
図1は、例えばガスタービン100の長手方向における部分的な断面図である。
ガスタービン100の内部には、シャフト101が回転軸線102を中心として回転可能なように取り付けられている、シャフト101を具備するロータ103が配設されている。ロータ103は、タービンロータとも呼称されている。
吸気ハウジング104と、コンプレッサ105と、例えば一のトロイダル燃焼室110、特に同軸に配置された複数のバーナー107を具備する環状燃焼室と、タービン108と、排出ガスハウジング109とが、ロータ103に沿って順番に配設されている。
環状燃焼室110は、例えば一の高温のガスのための環状流路111と連通しており、環状流路111では、例えば4つの連続するタービン段がタービン108を形成している。
タービン段112それぞれが、例えば2つのタービンブレードリング又はタービン羽根リングから形成されている。作動媒体113の流れる方向で見ると、高温のガスのための環状流路111では、一列の案内羽根115がロータブレード120から成る列125と隣接している。
案内羽根130は、ステータ143の内部ハウジング138に固定されており、列125のロータブレード120が、例えばタービンディスク133を介して、ロータ103に装着されている。
発電機(図示しない)は、ロータ103に結合されている。
ガスタービン100が動作している際には、コンプレッサ105が吸気ハウジング104を通じて空気135を吸引し、空気135を圧縮する。コンプレッサ105のタービン側の端部において生成された圧縮空気がバーナー107に至り、圧縮空気が燃料と混合される。その後に、厚縮空気と燃料との混合体が燃焼室110内で燃焼され、作動媒体113を形成する。作動媒体113は、当該燃焼室から、高温のガスのための環状流路111に沿って、案内羽根130及びロータブレード120を通過して流れる。作動媒体113は、ロータブレード120において膨張され、当該ロータブレードの運動量に変換され、これにより順番に、ロータブレード120がロータ103を駆動させ、ロータ103が自身に結合されている発電機を駆動させる。
ガスタービン100が運転している際には、高温の作動媒体113に対して曝露している構成部品には、熱応力が作用する。作動媒体113の流れ方向で見ると、環状燃焼室110の内側を覆っている遮熱要素と共に、第1のタービン段112の案内羽根130及びロータブレード120には、最も大きい熱応力が作用する。
遮熱要素は、当該環状燃焼室内の温度に耐えることができるように、冷却剤によって冷却される場合がある。
さらに、構成部品の基材は方向性構造を有している。すなわち、構成部品の基材は単結晶形態(SX構造)であるか、又は長手方向のみに方向づけられている結晶粒(DS構造)を有している。
例えば、鉄基超合金、ニッケル基超合金、又はコバルト基超合金が、構成部品のための材料として、特にタービンブレード120又は案内羽根130と燃焼室110とのための材料として利用される。
例えば特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、又は特許文献10には、このタイプの超合金が開示されている。
さらに、タービンブレード120又は案内羽根130には、腐食から保護するためのコーティング(MCrAlX:Mは、鉄(Fe)、コバルト(Co)、及びニッケル(Ni)から成る群のうち少なくとも1つの要素であり、Xは、イットリウム(Y)及び/又はケイ素(Si)及び/又は少なくとも1つの希土類元素又はハフニウム(Hf)に代表される活性元素である)が施されている。このタイプの合金は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、又は特許文献11に開示されている。
また、遮熱コーティングは、例えばZrO,Y−ZrOから成るMCrAlX上に施すことができる。すなわち、遮熱コーティングは、酸化イットリウム及び/又は酸化カルシウム及び/又は酸化マグネシウムによって、不安定化及び/又は部分的に安定化及び/又は完全に安定化させることができる。
柱状粒子が、例えば電子ビームを利用した物理的気相成長法(EB−PVD)のような適切なコーティング方法によって遮熱コーティング内に生成される。
案内羽根130は、タービン108の内部ハウジング138に面している案内羽根の根元部(図示しない)と、案内羽根の根元部の反対側の端部に位置している案内羽根の先頭部とを有している。案内羽根の先頭部は、ロータ103に面しており、ステータ143の固定リング140に固定されている。
図2は、ガスタービンの燃焼室110を表わす。
燃焼室110は、例えば環状燃焼室として知られている構成要素として構成されている。環状燃焼室内には、火炎156を発生させる多数のバーナー107が、共通する燃焼室空間154を貫通している回転軸線102を中心として周方向に配置されている。この目的を達成するために、燃焼室110全体が回転軸線102を中心として位置決めされている環状構造体とされる。
燃焼室110は、比較的高い効率を達成させるために、約1000℃〜約1600℃という比較的高温の作動媒体Mのために構成されている。材料にとって望ましくない当該運転パラメータであっても比較的長い耐用寿命を実現するために、燃焼室壁153は、作動媒体Mに面している側に、遮熱要素155から成る内層を備えている。
合金から作られている遮熱要素155はそれぞれ、作動媒体側に、特に耐熱性保護層(MCrAlX層及び/又はセラミックコーティング)を備えているか、又は高温に耐えることができる材料(中実のセラミック製煉瓦)から作られている。
これら保護層は、タービンブレード又はタービン羽根に類似している場合がある。すなわち、これら保護層が、例えばMCrAlXから作られている場合がある。MCrAlXにおいて:Mは、鉄(Fe)、コバルト(Co)、及びニッケル(Ni)から成る群のうち少なくとも1つの要素であり、Xが、イットリウム(Y)及び/又はケイ素及び/又は少なくとも1つの希土類元素又はハフニウム(Hf)に代表される活性元素である。特許文献1、特許文献2、特許文献3、又は特許文献11から、このタイプの合金が知られている。
また、例えばセラミック製の遮熱コーティングが、例えばZrO,Y−ZrOから成るMCrAlX上に施されている場合がある。すなわち、遮熱コーティングは、酸化イットリウム及び/又は酸化カルシウム及び/又は酸化マグネシウムによって、不安定化及び/又は部分的に安定化及び/又は完全に安定化させることができる。
柱状粒子は、例えば電子ビームを利用した物理的気相成長法(EB−PVD)のような適切なコーティング方法によって遮熱コーティング内に生成される。
他のコーティング方法としては、例えば大気プラズマ溶射法(APS)、LPPS、VPSやCVDが挙げられる。遮熱コーティングには粒子が含まれている。当該粒子は、耐熱衝撃性を改善するために、多孔性を有しているか、又は微視亀裂若しくは巨視亀裂を有している。
再仕上げは、これらコーティング方法を利用した後に(例えばサンドブラストによって)遮熱要素155から保護層を取り除く必要がある場合があることを意味する。その後に、腐食層及び/又は酸化層と生成物とが取り除かれる。適切な場合には、遮熱要素155中の亀裂も修復される。続いて、遮熱要素155が再コーティングされ、その後に、遮熱要素155が再利用可能となる。
さらに、燃焼室110内部の高温を考慮して、冷却システムが、遮熱要素155及び/又はその保持要素に設けられている。この場合には、遮熱要素155は、例えば中空であり、燃焼室空間154を貫通している冷却用穴(図示しない)も有している場合がある。
図3は、長手方向軸線121に沿って延在しているターボ機械のロータブレード120又は案内羽根130の斜視図である。
ターボ機械は、航空機のガスタービン、発電するための発電所のガスタービン、蒸気タービン、又はコンプレッサとされる場合がある。
ロータブレード120又はロータ羽根130は、長手軸線121に沿って順番に、固定領域400と、隣接しているブレード領域又は羽根領域403と、ブレード本体又は羽根本体406と、ブレード先端部又は羽根先端部415とを有している。案内羽根130として、案内羽根130は、その羽根先端部415に、さらなるプラットフォーム(図示しない)を有している場合がある。
ブレード根元部又は羽根根元部183は、ロータブレード120,130をシャフト又はディスク(図示しない)に固定するために利用され、固定領域400内に形成されている。
ブレード根元部又は羽根根元部183は、例えばハンマーヘッド状(hammerhead)の形態とされる。他の構成としては、例えばモミの木状(fir-tree)の根元部やダブテール状(dovetail)の根元部が挙げられる。
ロータブレード120又はロータ羽根130は、ブレード本体又は羽根本体406を通過して流れる媒体のための、前縁409及び後縁412を有している。
従来のロータブレード120又はロータ羽根130の場合には、例えば中実の金属材料、特に超合金が、ロータブレード120又はロータ羽根130のすべての領域400,403,406で利用されている。
このタイプの超合金は、例えば特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、又は特許文献10に開示されている。
この場合には、ロータブレード120又はロータ羽根130は、方向性凝固を利用した型成形プロセスによって、鍛造プロセスによって、圧延プロセスによって、又はこれらプロセスの組み合わせによって製造可能とされる。
1つ以上の単結晶構造から成るワークピースが、動作中に高い機械的応力、熱応力、及び/又は化学的ストレスを受ける機械についての構成部品として利用される。
このタイプの単結晶構造から成るワークピースは、例えば溶融体を方向性凝固することによって生成される。このことは、液体金属合金を凝固又は方向性凝固させることによって単結晶構造体すなわち単結晶構造から成るワークピースを形成する、型成形プロセスを必要とする。
この場合には、樹脂状結晶が、熱流の方向に沿って方向付けられており、柱状結晶構造の粒子(すなわち、ワークピースの全長に亘って延在している粒子、本明細書では、方向性凝固された粒子と慣用的に呼称される粒子)、又は単結晶構造体のいずれかを形成している。言い換えれば、ワークピース全体が一の単結晶から成る。これらプロセスでは、球状凝固(多結晶凝固)に遷移することを回避することが必要とされる。無方向性成長が、方向性凝固された成分又は単結晶の成分の好ましい性質を無効にする、横方向及び長手方向の粒界を必然的に形成するからである。
本明細書では、方向性微細構造体について一般論として言及されているにすぎないので、方向性凝固された微細構造体は、粒界を全く有していないか、又はせいぜい小角粒界を有している単結晶と、長手方向に延在した粒界を有しているが、横方向の粒界を全く有していない柱状結晶構造体との両方を意味するものとして理解すべきである。結晶構造体のこのような第2の形態も、方向性凝固された微小構造体(方向性凝固された構造体)として言及されている。
このタイプのプロセスは、特許文献12及び特許文献13に開示されている。
同様に、タービンブレード120又は案内羽根130には、例えば腐食又は酸化から保護するためのコーティング(MCrAlX:Mは、鉄(Fe)、コバルト(Co)、及びニッケル(Ni)から成る群から選定された少なくとも1つの要素であり、Xは、イットリウム(Y)及び/又はケイ素(Si)及び/又は少なくとも1つの希土類元素又はハフニウム(Hf)に代表される活性元素である)が施されている。このタイプの合金は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、又は特許文献11に開示されている。
これら合金の密度は、好ましくは理論密度の95%である。
酸化アルミニウムから成る保護層(TGO:熱成長酸化物から成る層)が、(中間層又は最外層として)MCrAlX層上に形成されている。
好ましくは、当該酸化アルミニウムから成る保護層が、成分として、Co−30Ni−28Cr−8Al−0.6Y−0.7Si又はCo−28Ni−24Cr−10Al−0.6Yを有している。これらコバルト基の保護コーティングに加えて、例えばNi−10Cr−12Al−0.6Y−3Re,Ni−12Co−21Cr−11Al−0.4Y−2ReやNi−25Co−17Cr−10Al−0.4Y−1.5Reのようなニッケル基の保護層を利用することが望ましい。
好ましくは、最外層である遮熱コーティングが、例えばZrO,Y−ZrOから成るMCrAlX上に施されている。すなわち、遮熱コーティングが、酸化イットリウム及び/又は酸化カルシウム及び/又は酸化マグネシウムによって、不安定化及び/又は部分的な安定化及び/又は完全な安定化されている場合がある。
遮熱コーティングは、MCrAlX層全体を覆っている。
柱状粒子は、例えば電子ビームを利用した物理的気相成長法(EB−PVD)のような適切なコーティング方法によって遮熱コーティング内に生成される。
他のコーティング方法としては、例えば大気プラズマ溶射法(APS)、LPPS、VPSやCVDが挙げられる。遮熱コーティングには粒子が含まれている。当該粒子は、耐熱衝撃性を改善するために、多孔性を有しているか、又は微視亀裂若しくは巨視亀裂を有している。従って、遮熱コーティングが、MCrAlX層より高い多孔性を有していることが望ましい。
再仕上げは、これらコーティング方法を利用した後に(例えばサンドブラストによって)ロータブレード120及びロータ羽根130から保護層を取り除く必要がある場合があることを意味する。その後に、腐食層及び/又は酸化層と生成物とが取り除かれる。適切な場合には、ロータブレード120及びロータ羽根130中の亀裂も修復される。続いて、ロータブレード120及びロータ羽根130が再コーティングされ、その後に、ロータブレード120及びロータ羽根130が再利用可能となる。
ロータブレード120又はロータ羽根130は、中空状の形態又は中実状の形態とされる。ロータブレード120又はロータ羽根130を冷却する場合には、ロータブレード120又はロータ羽根130は中空構造であり、(破線で示す)フィルム冷却孔418も有している場合がある。
図4は、腐食したタービンブレード又はタービン羽根の概略図である。図4は、負圧側表面3と正圧側表面5とブレードプラットフォーム又は羽根プラットフォーム7とを有している、ブレード本体又は羽根本体1を表わす。運転時に作用する荷重及びその結果としての高温による酸化作用に起因する腐食攻撃に鑑みて、ブレードプラットフォーム又は羽根プラットフォームが、負圧側プラットフォーム側面9及び正圧側プラットフォーム側面11の両方において基準寸法より小さくなる。プラットフォーム7の理想的な寸法は、図面において破線で示されている。この点において、腐食に起因して基準寸法より小さくなった状態は、図面の明瞭性を高めるために誇張して図示されている。一般には、ブレードプラットフォーム又は羽根プラットフォーム7の側面9,11以外の、タービンブレード又はタービン羽根の領域も腐食されているが、図面を無用に複雑化しないように図示されていない。ガスタービンの運転中における劣悪な周囲状況によって腐食されたタービンブレード又はタービン羽根は、本発明によって再仕上げされるので、ブレードプラットフォーム又は羽根プラットフォームの理想的な寸法が、特に腐食された側面9,11において復元される。
本発明の典型的な実施例では、所望の寸法に復元することが、新しい遮熱コーティングシステムをタービンブレード又はタービン羽根に適用するための手順に部分的に組み込まれている。このために、最初に、例えば適切な解決手段及び/又は適切なブラスト処理プロセスによって、古いコーティングがタービンブレード又はタービン羽根から取り除かれ、その後に、酸化残留物を取り除くために、ロータブレード又はロータ羽根が清浄される。続いて、例えば酸化アルミニウム粒子(Al,コランダム)を利用したブラスト処理が実施され、これにより表面が粗くなる。その後に、このように下準備されたタービンブレード又はタービン羽根をコーティング装置内部に導入した後に、ブレード本体又は羽根本体1と、遮熱コーティングシステムを具備する高温負荷経路に向かって面しているブレードプラットフォーム又は羽根プラットフォーム7の表面13とをコーティングする。この点において、従来技術では、通常、ブレードプラットフォーム又は羽根プラットフォーム7の両側面は被覆されているか又は覆われている。当該プラットフォームは遮熱コーティングシステムを備えるように構成されていないからである。しかしながら、本発明におけるプロセスでは、負圧側フラットフォーム側面9及び正圧側プラットフォーム側面11は、被覆されていなければ覆われてもおらず、その代わりに何も処理が施されていない。これにより、コーティング材料を負圧側フラットフォーム側面9及び正圧側プラットフォーム側面11に塗布することができる。
コーティング方法では、当該実施例ではMCrAlX層の形態をした溶着促進層を塗布するステップが、最初に実施される。例えばプラズマ溶射やフレーム溶射のような溶射プロセスを利用することによって、溶着促進層が塗布される。MCrAlX材料は、ブレード本体又は羽根本体1とブレードプラットフォーム又は羽根プラットフォーム7の上側表面とのみならず、負圧側プラットフォーム側面9と正圧側プラットフォーム側面11とにも塗布される。
図5は、概略的に表わすスプレーノズル15によって実施される溶射プロセスを表わす。しかしながら、他の領域とは異なり、MCrAlX材料から成る複数の層が、負圧側プラットフォーム側面9及び正圧側プラットフォーム側面11に塗布され、各層の最小厚さは、10μm、好ましくは30μmとされる。プラットフォーム7の寸法が、図4〜図6において破線で示すプラットフォーム7の理想的な寸法を越えるまで、MCrAlX材料12が、負圧側プラットフォーム側面9及び正圧側プラットフォーム側面11に層状に塗布される。図5は、負圧側プラットフォーム側面9について、このような状態を表わす一方、正圧側プラットフォーム側面11について、MCrAlX材料12がスプレーノズル15によって層状に噴霧されていることを表わす。
MCrAlX材料12から成る非常に多数の層が、負圧側プラットフォーム側面9及び正圧側プラットフォーム側面11の両方に塗布され、これにより負圧側プラットフォーム側面9及び正圧側プラットフォーム側面11の両方について、その寸法が理想的な寸法を越えた場合には、好ましい接着熱処理(bonding heat treatment)が実施され、これによりタービンブレード又はタービン羽根の超合金材料に対する、塗布されたMCrAlX材料12の接着性が向上する。続いて、例えば酸化ジルコニウム(ZrO)のような遮熱コーティングがMCrAlX層に塗布される。遮熱コーティングの構造は、酸化イットリウム(Y)によって少なくとも部分的に安定化される。遮熱コーティングは、特にブレード本体又は羽根本体1とプラットフォーム7の表面13とに塗布される。しかしながら、本発明では、遮熱コーティングが負圧側プラットフォーム側面9及び正圧側プラットフォーム側面11に塗布されたMCrAlX材料12にも塗布された場合であっても、その効果が損なわれることはない。上述のように、負圧側プラットフォーム側面9及び正圧側プラットフォーム側面11が塗装又は被覆されていないので、このようことは回避することができない場合がある。しかしながら、代替的には、蒸着によって遮熱コーティングを生成することもできる。
遮熱コーティングがタービンブレード又はタービン羽根に塗布されると、タービンブレード又はタービン羽根はコーティング装置から取り外され、機械加工装置内に固定される。その後、当該典型的な実施例では、当該機械加工装置内において、基準寸法より大きな負圧側プラットフォーム側面及び正圧側プラットフォーム側面が研削加工によって機械仕上げされる。当該実施例では、タービンブレード又はタービン羽根は、タービンブレード又はタービン羽根の中心軸線Aが固定装置の中心軸線と一致するように固定されている。タービンブレード又はタービン羽根は、タービンブレード又はタービン羽根が所定の空間内において中心軸線Aに関して自由に位置決めされるように、すなわち360°に亘って回転可能とされるように、研削するために固定される。
その後に、正圧側プラットフォーム側面9及び負圧側プラットフォーム側面11それぞれについて少なくとも5つの計測点をサンプリングすることによって、ブレードプラットフォーム又は羽根プラットフォーム7の現在の幅bが得られる。その後に、コンピュータプログラムは、MCrAlX材料が塗布されたブレードプラットフォーム又は羽根プラットフォーム7を所望の寸法にするために必要な、材料の除去量を計算するために利用される。この場合には、負圧側プラットフォーム側面9及び正圧側プラットフォーム側面11について計算された、機械加工による除去量は、タービンブレード又はタービン羽根7の中心軸線Aに基づいて決定される。その後に、判明した除去すべき材料が、図6に概略的に表わす研削装置17を利用して表面を研削することによって除外される(machined off)。研削代が零になる前に、グラインダディスクが取り外され、ツルーイング量が、研削装置のディスク直径に基づいて、プログラムによって補償される。研削プロセスが完了した後に、ブレードプラットフォーム又は羽根プラットフォーム7の幅bは再び所望の寸法となる。
タービンブレード又はタービン羽根が再コーティングされ、且つ、正圧側プラットフォーム側面9及び負圧側プラットフォーム側面11が再び所望の寸法となると、タービンブレード又はタービン羽根はさらなる運転のためにガスタービン内に再び据え付けられる。
本発明について、説明を目的とする特定の典型的な実施例に基づいて説明した。しかしながら、当該典型的な実施例から逸脱しても良い。例えば、遮熱コーティングシステムをタービンブレード又はタービン羽根に再塗布する工程において、溶着促進材料を塗布することは必ずしも必要ではない。その代りに、溶着促進材料が、独立した工程においてプラットフォーム側面に塗布される場合がある。同様に、正圧側プラットフォーム側面及び負圧側プラットフォーム側面の両方に溶着促進材料を塗布する必要は必ずしもない。一般に、両側面が腐食に起因して標準寸法より小さくなっているが、片方の側面のみが標準寸法より小さくなっている場合もある。この場合には、溶着促進材料を標準寸法より小さくなった側面に塗布すれば十分である。しかしながら、それにも拘らず、溶着促進材料を顕著に標準寸法より小さくなっていない表面に塗布すること、及び、その後に溶着促進材料を研削することも、プラットフォーム側面を改善された表面構造とするために望ましい。
1 ブレード本体(羽根本体)
3 負圧側表面
5 正圧側表面
7 ブレードプラットフォーム(羽根プラットフォーム)
9 負圧側プラットフォーム側面
11 正圧側プラットフォーム側面
12 MCrAlX材料
13 表面
15 スプレーノズル
100 ガスタービン
101 シャフト
102 回転軸線
103 ロータ
104 吸気ハウジング
105 コンプレッサ
107 バーナー
108 タービン
109 排出ハウジング
110 環状燃焼室
111 高温のガスのための環状流路
112 (第1の)タービン段
113 作動媒体
115 案内羽根
120 ロータブレード
121 長手方向
125 ロータブレード115から成る列
130 案内羽根
135 空気
138 内部ハウジング
140 固定リング
143 ステータ
153 燃焼室壁
154 燃焼室空間
155 遮熱要素
156 火炎
400 固定領域
403 ブレード領域(羽根領域)
406 主ブレード部分(主羽根領域)
409 前縁
412 後縁
415 ブレード先端部(羽根先端部)
A タービンブレード又はタービン羽根7の中心軸線
M 作動媒体
b ブレードプラットフォーム又は羽根プラットフォーム7の幅

Claims (14)

  1. 少なくとも1つのプラットフォーム側面(9,11)が腐食攻撃に起因して標準寸法より小さくなっている、少なくとも1つのプラットフォーム(7)を有しているタービンブレード又はタービン羽根を再仕上げする方法であって、
    前記プラットフォーム(7)が、
    材料(12)を塗布した後に前記プラットフォーム(7)が標準寸法より大きくなるように、少なくとも1つの前記プラットフォーム側面(9,11)に前記材料(12)を塗布し、
    その後に、少なくとも1つの前記プラットフォーム側面(9,11)について機械加工を実施することによって、前記プラットフォーム(7)を所望の寸法とすることによって、所望の寸法に回復される前記方法において、
    前記材料(12)が溶着促進層の材料と共に塗布されることを特徴とする方法。
  2. 前記材料(12)の塗布が、前記溶着促進材料を繰り返し塗布することによって実施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記溶着促進材料の塗布が繰り返される度に、少なくとも10μmの前記材料(12)が塗布されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記溶着促進層の材料が、MCrAlX材料であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記溶着促進材料を塗布した後に、接着熱処理が実施されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記材料(12)の塗布と前記機械加工とが、2つの反対側に位置する前記プラットフォーム側面(9,11)において実施されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記タービンブレード又はタービン羽根が、中心軸線(A)を有しており、
    前記プラットフォーム側面(9,11)を機械加工することによって、前記プラットフォーム(7)が、前記中心軸線(A)を基準とした所望の寸法となることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記プラットフォーム側面(9,11)の両方において少なくとも5つの測定点を計測することによって、前記プラットフォームの現在の寸法が収集され、
    前記機械加工によって除去する必要がある材料除去量が、前記現在の寸法から決定されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記タービンブレード又はタービン羽根が、正圧側表面(5)と負圧側表面(3)とを具備する、ブレード本体又は羽根本体(1)を有しており、
    互いに反対側に配置されている前記プラットフォーム側面(9,11)が、前記ブレード本体又は羽根本体に関して前記正圧側表面及び前記負圧側表面に配置されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記機械加工が、表面研削であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 溶着促進材料が、前記タービンブレード又はタービン羽根の遮熱コーティングシステムを再生するために塗布され、
    前記遮熱コーティングシステムが、前記溶着促進層と遮熱コーティングとを備えていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記前記遮熱コーティングシステムが再生される前に、層が前記タービンブレード又はタービン羽根から除去されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記層が除去された後に、且つ、前記遮熱コーティングシステムが再生される前に、ブラスト処理が実施されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 溶着促進材料が、溶射プロセスを利用することによって塗布されることを特徴とする請求項1〜13に記載の方法。
JP2012557528A 2010-03-19 2011-03-15 少なくとも1つのプラットフォームを有しているタービンブレード又はタービン羽根を再仕上げするための方法 Pending JP2013522526A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP10002967A EP2366488A1 (de) 2010-03-19 2010-03-19 Verfahren zum Wiederaufarbeiten einer Turbinenschaufel mit wenigstens einer Plattform
EP10002967.7 2010-03-19
PCT/EP2011/053899 WO2011113833A1 (de) 2010-03-19 2011-03-15 Verfahren zum wiederaufarbeiten einer turbinenschaufel mit wenigstens einer plattform

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013522526A true JP2013522526A (ja) 2013-06-13

Family

ID=42315252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012557528A Pending JP2013522526A (ja) 2010-03-19 2011-03-15 少なくとも1つのプラットフォームを有しているタービンブレード又はタービン羽根を再仕上げするための方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20130156966A1 (ja)
EP (2) EP2366488A1 (ja)
JP (1) JP2013522526A (ja)
KR (2) KR20120126124A (ja)
CN (1) CN102811835A (ja)
RU (1) RU2527509C2 (ja)
WO (1) WO2011113833A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9518317B2 (en) * 2012-05-11 2016-12-13 General Electric Company Method of coating a component, method of forming cooling holes and a water soluble aperture plug
US20130318787A1 (en) * 2012-06-05 2013-12-05 Seth J. Thomen Manufacturing a family of airfoils
DE102012013577A1 (de) 2012-07-10 2014-01-16 Oerlikon Trading Ag, Trübbach Hochleistungsimpulsbeschichtungsmethode
US9638051B2 (en) 2013-09-04 2017-05-02 General Electric Company Turbomachine bucket having angel wing for differently sized discouragers and related methods
EP2918783A1 (de) * 2014-03-12 2015-09-16 Siemens Aktiengesellschaft Turbinenschaufel mit einer beschichteten Plattform
DE102014224865A1 (de) * 2014-12-04 2016-06-09 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Beschichtung einer Turbinenschaufel
GB201514724D0 (en) * 2015-08-19 2015-09-30 Rolls Royce Plc Methods, apparatus, computer programs, and non-transitory computer readble storage mediums for repairing aerofoils of gas turbine engines
RU2619374C1 (ru) * 2016-01-29 2017-05-15 Арсений Евгеньевич Ляшенко Способ удаления царапин и сколов с лакокрасочного покрытия автомобиля

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002235557A (ja) * 2000-12-19 2002-08-23 United Technol Corp <Utc> 超合金物品の蒸着修理
JP2004285423A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Tocalo Co Ltd 耐食性および耐熱性に優れる熱遮蔽皮膜被覆材並びにその製造方法
US6905728B1 (en) * 2004-03-22 2005-06-14 Honeywell International, Inc. Cold gas-dynamic spray repair on gas turbine engine components
JP2007007647A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 General Electric Co <Ge> フィールドリペア可能な高温平滑摩耗コーティング

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SU1655749A1 (ru) * 1989-01-30 1991-06-15 Институт Электросварки Им.Е.О.Патона Способ восстановлени изделий из жаропрочных сплавов
DE3926479A1 (de) 1989-08-10 1991-02-14 Siemens Ag Rheniumhaltige schutzbeschichtung, mit grosser korrosions- und/oder oxidationsbestaendigkeit
DE58908611D1 (de) 1989-08-10 1994-12-08 Siemens Ag Hochtemperaturfeste korrosionsschutzbeschichtung, insbesondere für gasturbinenbauteile.
JPH0432546A (ja) * 1990-05-28 1992-02-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービン動翼補修方法
US5319567A (en) * 1992-11-23 1994-06-07 Ford Motor Company Non-contact method of obtaining dimensional information about a reference feature of an object
RU2147624C1 (ru) 1994-10-14 2000-04-20 Сименс АГ Защитный слой для защиты детали от коррозии, окисления и термической перегрузки, а также способ его изготовления
US20040018299A1 (en) * 1996-12-23 2004-01-29 Arnold James E. Method of forming a diffusion coating on the surface of a workpiece
EP0861927A1 (de) 1997-02-24 1998-09-02 Sulzer Innotec Ag Verfahren zum Herstellen von einkristallinen Strukturen
EP0892090B1 (de) 1997-02-24 2008-04-23 Sulzer Innotec Ag Verfahren zum Herstellen von einkristallinen Strukturen
EP1306454B1 (de) 2001-10-24 2004-10-06 Siemens Aktiengesellschaft Rhenium enthaltende Schutzschicht zum Schutz eines Bauteils gegen Korrosion und Oxidation bei hohen Temperaturen
WO1999067435A1 (en) 1998-06-23 1999-12-29 Siemens Aktiengesellschaft Directionally solidified casting with improved transverse stress rupture strength
US6231692B1 (en) 1999-01-28 2001-05-15 Howmet Research Corporation Nickel base superalloy with improved machinability and method of making thereof
DE50006694D1 (de) 1999-07-29 2004-07-08 Siemens Ag Hochtemperaturbeständiges bauteil und verfahren zur herstellung des hochtemperaturbeständigen bauteils
US6924046B2 (en) * 2001-10-24 2005-08-02 Siemens Aktiengesellschaft Rhenium-containing protective layer for protecting a component against corrosion and oxidation at high temperatures
US20030082297A1 (en) * 2001-10-26 2003-05-01 Siemens Westinghouse Power Corporation Combustion turbine blade tip restoration by metal build-up using thermal spray techniques
US20030079640A1 (en) * 2001-10-26 2003-05-01 Kulicke & Soffa Investments, Inc. Macrocomposite guideway and rail produced therefrom
DE50112339D1 (de) 2001-12-13 2007-05-24 Siemens Ag Hochtemperaturbeständiges Bauteil aus einkristalliner oder polykristalliner Nickel-Basis-Superlegierung
JP3784349B2 (ja) * 2002-06-20 2006-06-07 株式会社ジェイテクト 砥石連れ回り空気層遮断装置及び同装置を用いた研削装置
US6912446B2 (en) * 2002-10-23 2005-06-28 General Electric Company Systems and methods for automated sensing and machining for repairing airfoils of blades
RU2235147C1 (ru) * 2002-11-22 2004-08-27 Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Удмуртский государственный университет " Способ повышения прочности деталей, работающих при импульсном давлении
US7009137B2 (en) * 2003-03-27 2006-03-07 Honeywell International, Inc. Laser powder fusion repair of Z-notches with nickel based superalloy powder
US7250081B2 (en) * 2003-12-04 2007-07-31 Honeywell International, Inc. Methods for repair of single crystal superalloys by laser welding and products thereof
US20050178750A1 (en) * 2004-02-13 2005-08-18 Kenny Cheng Repair of article by laser cladding
US7316850B2 (en) * 2004-03-02 2008-01-08 Honeywell International Inc. Modified MCrAlY coatings on turbine blade tips with improved durability
US20060134321A1 (en) * 2004-12-22 2006-06-22 United Technologies Corporation Blade platform restoration using cold spray
US20070039176A1 (en) * 2005-08-01 2007-02-22 Kelly Thomas J Method for restoring portion of turbine component
SG134185A1 (en) 2006-01-16 2007-08-29 United Technologies Corp Turbine platform repair using laser clad
US20080028605A1 (en) * 2006-07-28 2008-02-07 Lutz Andrew J Weld repair of metallic components
DE102007046386B3 (de) * 2007-09-21 2008-10-02 Siemens Ag Verfahren zur Reparatur eines Bauteils durch Beschichten

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002235557A (ja) * 2000-12-19 2002-08-23 United Technol Corp <Utc> 超合金物品の蒸着修理
JP2004285423A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Tocalo Co Ltd 耐食性および耐熱性に優れる熱遮蔽皮膜被覆材並びにその製造方法
US6905728B1 (en) * 2004-03-22 2005-06-14 Honeywell International, Inc. Cold gas-dynamic spray repair on gas turbine engine components
JP2007007647A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 General Electric Co <Ge> フィールドリペア可能な高温平滑摩耗コーティング

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011113833A1 (de) 2011-09-22
RU2012144432A (ru) 2014-04-27
EP2547488B1 (de) 2018-08-29
US20130156966A1 (en) 2013-06-20
RU2527509C2 (ru) 2014-09-10
CN102811835A (zh) 2012-12-05
EP2366488A1 (de) 2011-09-21
KR20140119820A (ko) 2014-10-10
EP2547488A1 (de) 2013-01-23
KR20120126124A (ko) 2012-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013522526A (ja) 少なくとも1つのプラットフォームを有しているタービンブレード又はタービン羽根を再仕上げするための方法
JP5226184B2 (ja) 超合金部品の補修及び再分類
RU2490102C2 (ru) Способ сварки и конструктивный элемент
JP5596163B2 (ja) 閉塞孔を検出するための表面分析、および装置
JP2008031999A (ja) 金属構成要素の補修方法
US20120205355A1 (en) Method for producing an asymmetric diffuser using different laser positions
WO2007112783A1 (en) Layered thermal barrier coating with a high porosity, and a component
US10465535B2 (en) Compressor blade or vane having an erosion-resistant hard material coating
JP6382316B2 (ja) タービンブレード又はベーンの遮熱コーティング
US20170368647A1 (en) Methods for repairing film holes in a surface
US9421639B2 (en) Component having weld seam and method for producing a weld seam
US20130115479A1 (en) Porous ceramic coating system
US20160281511A1 (en) Modified surface around a hole
US20130268107A1 (en) Surface analysis for detecting closed holes and method for reopening
US20070215174A1 (en) Process for the Plasma Cleaning of a Component
US20120263866A1 (en) Method for measuring layer thickness by means of laser triangulation, and device
US20120088064A1 (en) Method For Coating A Component With Film Cooling Holes And Component
US8123105B2 (en) Process for brazing wide gaps
US20120301624A1 (en) Spray nozzle and method for atmospheric spraying, device for coating, and coated component
US20110056919A1 (en) Method for Fusing Curved Surfaces, and a Device
US20100224600A1 (en) Two-step welding process
US20110020127A1 (en) Component Comprising Overlapping Weld Seams and Method for the Production Thereof
US20100129544A1 (en) Polymer-Based Ceramic Coatings for Protecting Surfaces Against Fluoride Ions During a Cleaning Process
US20140349065A1 (en) Modified interface around a hole
US20110259363A1 (en) Process for removing a coating from surfaces of components using only hydrochloric acid

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140319

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140626

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140812

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150615