JP2013521827A - 食用組成物の嗜好性を高めるための方法 - Google Patents

食用組成物の嗜好性を高めるための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、食用組成物と嗜好性を高める量の1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドとを組み合わせることによる、食用組成物の嗜好性を高めるための方法及びかかる方法により生成された組成物を提供する。
【選択図】なし

Description

[0001]本出願は、2010年3月24日出願の米国特許仮出願第61/340924号の優先権を主張し、その開示を本参照により本明細書に組み込む。
[0002]本発明は、一般に、嗜好性を高めるための方法に関し、特に、食用組成物(comestible composition)の嗜好性を高めるために脂肪酸アルカノールアミドを用いる方法に関する。
[0003]一般に、食用組成物は、1種若しくは複数の味又は動物の栄養必要量を満足させるように設計されている。一部の場合において、かかる組成物は、動物にすべての公知の栄養必要量を提供する「完全かつバランスのとれた」食品、例えば、多くのドッグフード及びキャットフードであるように設計される。しばしば、食用組成物が栄養必要量を満たすために配合されるとき、組成物の嗜好性は、望ましいとは言えない。配合物及び実際の栄養含有量に関わらず、動物が食用組成物を摂取しない場合、又は十分な量で組成物を摂取しない場合、動物の栄養上のニーズは適切に満たされない。また、嗜好に合う食用組成物を有することは、例えば、ストレスホルモンの減少並びに健康かつ健全であるという一般的な感覚など、動物の純然たる身体上の又は栄養上のニーズを超える恩恵をもたらし得る。
[0004]食用組成物の嗜好性を高める様々な方法がある。おいしそうな芳香又は香味をもたらす1種又は複数の成分の添加は、嗜好性を増すことができる。芳香、香味、テクスチャー、又は口当たり(mouthfeel)などの食品の品質に影響を与える成分は、嗜好性にも影響を与え得る。いくつかの組成物については、甘さを増やす又は脂肪分若しくは塩分を増やすと、一部の動物の嗜好性を高めることができるということが知られている。グルタミン酸又はそれらの塩などのフレーバ増強剤、及び様々なヌクレオチド若しくはリボヌクレオチド化合物は、嗜好性向上剤(palatability enhancer)となることが当技術分野で知られている。
[0005]嗜好性を高めるために有用な多くの公知のある特定の方法及び組成物がある。例えば、米国特許出願公開第20080085350(A1)号は、コンパニオンアニマル用食品のための嗜好性向上剤を生成するための方法を開示しており、この方法には、2−メチルフラン、2−メチルピロール、2−メチル−チオフェン及びジメチルジスルフィドから選択される少なくとも1種の芳香化学物質(aroma chemical)を動物若しくは菜食主義者の消化組成物と組み合わせるステップが含まれる。米国特許出願公開第20050276881(A1)号は、イヌハッカ(catnip)の形態内のネペタラクトン、イヌハッカオイル、マタタビ(matatabi)、マタタビの抽出物、ネペタラクトン、及び/又はネペタラクトンの活性類似体を含むイヌハッカ嗜好性向上剤を開示している。米国特許出願公開第20010002272(A1)号は、ピロリン酸4ナトリウムを用いた押出加工されたペットフードの嗜好性を高めることを開示している。米国特許出願公開第20050037108(A1)号は、ピロリン酸カリウム及び動物副産物、微生物タンパク質、乳製品副産物、アミノ酸(AA)から選択される付加的成分を含む嗜好性向上剤を開示している。米国特許第7329426号は、硫黄若しくは窒素のドナーとしての少なくとも1種の非細胞ドナー化合物と混合した、植物由来又は動物由来のトリグリセリド分子の液化混合物を調理することによる動物性食品用の嗜好性向上剤の調製を開示している。
[0006]脂肪酸アルカノールアミドは、アルカノールアミンに結合した脂肪酸部分を含む化合物である。これらの化合物は、植物及び動物組織において一般に見出される脂質のファミリーの一員である。多数の脂肪酸アルカノールアミド及び脂肪酸エタノールアミドは、例えば、米国特許第6911474号及び国際公開第05115370(A2)号パンフレットに開示される化合物など、当技術分野で知られている。2つのよく知られる脂肪酸エタノールアミドは、アナンダミド(N−アラキドノイル−エタノールアミン)及びN−オレオイル−エタノールアミド(OEA)である。米国特許第6911474号、米国特許出願公開第20050154064(A1)号、及び米国特許出願公開第2005187254(A1)号は、体脂肪を減少し、摂食量を減少し、脂質代謝を調節する脂肪酸アルカノールアミド並びにそれらの相同体及び類似体を用いて開示している。国際公開第08040756(A1)号パンフレットは、経口摂取用の機能性食品、好ましくは、食欲を低下し、満腹効果を与え、炎症性腸疾患を予防する若しくは緩和する、又は過敏性腸症候群を予防する若しくは緩和するための医薬品を製造するためのアナンダミドの使用を開示している。しかし、これらの参照文献は、かかる化合物が嗜好性に影響を与えることを開示していない。
[0007]嗜好性を高めるために有用な多くの公知の方法及び組成物があるにもかかわらず、食品及び他の食用組成物をさらに嗜好に合うようにする新規の方法及び組成物が常に必要である。
[0008]したがって、本発明の一目的は、食用組成物の嗜好性を高めるための方法を提供することである。
[0009]本発明の他の目的は、嗜好性を高めている食用組成物を提供することである。
[0010]本発明の他の目的は、処方された食餌計画のコンプライアンスを遵守するための方法を提供することである。
[0011]これらの若しくは他の目的のうちの1つ又は複数は、食品、栄養補助食品、医薬品、又は他の食用材料などの食用組成物の嗜好性を高めるための新規の方法を用いて達成される。方法は、食用組成物を、嗜好性を高める量の1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドと組み合わせるステップを含む。
[0012]本発明の他の及びさらなる目的、特徴及び利点は、当業者に容易に明らかである。
定義
[0013]「動物」という用語は、ヒト、トリ、ウシ、イヌ、ウマ、ネコ、ヤギ(hicrine)、オオカミ、ネズミ、ヒツジ、又はブタの動物を含めて、その嗜好性に基づいた食用組成物を選ぶことができる任意の動物を意味する。
[0014]「コンパニオンアニマル」という用語は、ネコ、イヌ、ウサギ、モルモット、フェレット、ハムスター、マウス、スナネズミ、ウマ、雌ウシ、ヤギ、ヒツジ、ロバ、ブタなどの家畜を意味する。
[0015]「脂肪酸アルカノールアミド」という用語は、1種若しくは複数の脂肪酸アルカノールアミド及びそれらの類似体、相同体、前駆体、プロドラッグ、又はそれらの組み合わせを意味する。
[0016]「N−オレオイル−エタノールアミド」という用語は、N−オレオイル−エタノールアミド及びそれらの類似体、相同体、前駆体、プロドラッグ、又はそれらの組み合わせを意味する。
[0017]「嗜好性」という用語は、動物の感覚の1つ又は複数、特に味覚及び嗅覚に訴える又はそれらを楽しませる食品、食品サプリメント、食品添加物、栄養補助食品、医薬品、スナック、トリートなどの食用組成物の品質を意味する。したがって、嗜好性は、主観的に決定される。本明細書で使用される場合、動物が2つ以上の食用組成物のうちの1つに対して好みを示すときには、好ましい食用組成物は、より高い「嗜好性」を有する。コンパニオンアニマル及び他の非ヒト動物の場合、1種又は複数の他の食用組成物に比べて1種の食用組成物の相対的な嗜好性は、当技術分野で公知の方法、例えば、並行して、これらの組成物の相対的な摂食を用いた自由選択比較又は嗜好性を示す他の適切な好みの手段を用いて決定することができる。
[0018]当業者は、「嗜好性」の様々な態様若しくはフェーズが、独立に及び相互依存的に考慮できることを理解している。例えば、「最初のアピール」、「摂食を継続させる嗜好性(continued consumption palatability)」、及び「提示を繰り返させる嗜好性(repeated presentation palatability)」は、すべて考慮することができる。「最初のアピール」は、食品、栄養補助食品、又は医薬品を最初に味見する又は試すよう動物を誘導する、嗜好性の一側面である。「摂食を継続させる嗜好性」は、最初に味見している又は試しているだけの製品を引き続き摂食するよう動物を誘導する、嗜好性の一側面である。「提示を繰り返させる嗜好性」又は「摂餌を繰り返させる嗜好性」は、前もって味見させ摂食している食品組成物、栄養補助食品又は医薬品が経時的に摂食するために動物に繰り返し提示されることから明らかな嗜好性の一側面である。例えば、動物に毎日摂餌される完全かつバランスのとれた食品組成物は、動物が適切な量の食品を摂食し続けるように、それぞれ反復される提示についての嗜好性を提供することが望ましい。
[0019]「嗜好性向上剤」という用語は、食品組成物、栄養補助食品、医薬品、スナック、トリートなどの食用組成物の嗜好性を高めるために有用な任意の化合物、組成物、配合物、又は他の材料を意味する。嗜好性向上剤は、嗜好性の側面の任意の1つ又は複数で嗜好性を高める。したがって、かかる嗜好性向上剤は、嗜好性の最初のアピール、摂食を継続させる、若しくは提示を繰り返させる側面、又はそれらのいずれかの組み合わせに寄与し得る。嗜好性向上剤の例としては、脂肪(例えば、獣脂)、芳香料、芳香、抽出物、消化物などが含まれる。
[0020]「アニマルダイジェスト(animal digest)」という用語は、清潔な腐敗していない動物組織の化学的及び/又は酵素的加水分解によって生じる材料を意味する。いくつかの実施形態において、本明細書で用いられる「アニマルダイジェスト」は、Association Of American Feed Control Officials、Inc.(米国飼料検査官協会(AAFCO))によって公表されたアニマルダイジェストの定義と十分に整合する。アニマルダイジェストは、毛、角、歯、蹄、及び羽毛を除いて、冷血海生動物を含めた動物組織に好ましくは由来する。当業者は、かかる組織が好ましくなく、微量が製造管理及び品質管理に関する基準(good manufacturing practice)下でも不可避的に見出され得ると理解している。微量汚染量が時々存在するが、やはり含まれないのは内臓の内容物又は異物若しくは糞便である。アニマルダイジェストが乾燥されるとき、「乾燥アニマルダイジェスト」と称され得る。本明細書によるアニマルダイジェストは、食品若しくは飼料組成物における使用に適している。具体的に含まれるのは、(1)牛肉(又は鳥肉、豚肉、ラム肉、魚肉など)の消化物:清潔な及び腐敗していない組織の化学的及び/又は酵素的加水分解によって生じる牛肉(鳥肉、豚肉など)から得られた材料、(2)牛肉(又は豚肉、ラム肉など)副産物の消化物:肉以外、例えば、肺、脾臓、腎臓、脳、肝臓、血液、骨、部分的に脱脂した低温脂肪組織、並びに内容物を除去した胃及び腸以外の、ウシ(ブタ、ラム肉、魚肉など)から得られた、溶かされていない(non−rendered)清潔な部分から得られた清潔な及び腐敗していない組織の化学的及び/又は酵素的加水分解によって生じる牛肉(鳥肉、豚肉など)から得られた材料、及び(3)鳥肉副産物の消化物:頭部、足、及び内臓などの屠殺された鳥の死体の溶かされていない清潔な部分から得られた清潔な及び腐敗していない組織の化学的及び/又は酵素的加水分解によって生じる材料である。本明細書で使用される場合、「鳥」は、鳥の任意の種若しくは種類、好ましくはニワトリ、シチメンチョウ、アヒル、又は他の食物種を包含する。
[0021]「単一包装」という用語は、キットの構成物が、1個又は複数の容器中で又はそれらと物理的に関連づけられており、製造、流通、販売又は使用のための一単位とみなされることを意味する。容器には、それだけには限らないが、バッグ、箱、紙箱、瓶、シュリンクラップパッケージなどのパッケージ、ステープルで留めた若しくは別の方法で固定された構成物、又はそれらの組み合わせが含まれる。単一包装は、製造、流通、販売又は使用のための一単位とみなされるように物理的に関連づけられた、個別の脂肪酸アルカノールアミド及び食用組成物の容器となり得る。
[0022]「仮想パッケージ」という用語は、キットの構成物が、例えば、1つの構成物を含むバッグ又は他の容器中で他の構成物を得る方法をユーザーに指示する、1種若しくは複数の物理的な又は仮想のキット構成物に関する説明書及びウェブサイトに行く、記録済みのメッセージ又はファックスバックサービス(fax−back service)に連絡する、ビジュアルメッセージを見る、又は管理者(caregiver)若しくはインストラクターに連絡を取ってキットを使用する方法に関する指示又はキットの1種若しくは複数の構成物についての安全性の又は技術的な情報を得るようユーザーに指示する説明書によって関連づけられることを意味する。
[0023]本明細書において表されるすべての百分率は、特に別段の指示がない限り、乾物ベースにおける組成物の重量によるものである。当業者は、「乾物ベース」という用語が、組成物中の任意の自由水分が除去されてから、組成物中の成分の濃度又は百分率が測定される又は決定されることを意味することを理解している。
[0024]本明細書で使用される場合、範囲は、その範囲内のそれぞれの及びあらゆる値を列挙し記載しなければならないことを避けるために、本明細書において簡潔な表現で用いられる。その範囲内の任意の適切な値は、適切な場合、上限値、下限値又はその範囲の限界として選択することができる。
[0025]本明細書で使用される場合、単語の単数形には、別段文脈で明確に指示しない限り、複数形が含まれ、逆の場合も同様である。したがって、「a」、「an」、及び「the」という参照は、それぞれの用語の複数形を一般に含む。例えば、「サプリメント(a supplement)」、「方法(a method)」、又は「食品(a food)」には、かかる「サプリメント(supplements)」、「方法(methods)」又は「食品(foods)」の複数形を含む。同様に、「を含む(comprise)」、「を含む(comprises)」及び「を含んでいる(comprising)」という単語は、排他的というよりむしろ包括的に解釈されるものとする。同様に「を含む(include)」、「を含んでいる(including)」及び「又は(or)」という用語は、このような構成が文脈から明らかに禁じられるものでない限り、すべて包括的であると解釈すべきである。同様に、「例」という用語は、特に、続いて用語を列挙しているとき、模範的かつ例示的なものにすぎず、排他的又は包括的であるとみなされるべきではない。
[0026]本明細書で開示した方法及び組成物及び他の進歩は、当業者が理解する通り、これらは変わり得ることから、具体的な方法論、プロトコール、及び本明細書に記載した試薬に限定されない。さらに、本明細書において用いられる専門用語は、具体的な実施形態を記載する目的のためにすぎず、開示される又は特許請求されるものの範囲を制限するものではなく、これらを制限しない。
[0027]別段定義されない限り、本明細書で用いられる、すべての専門用語及び科学用語、技術用語、及び頭字語は、本発明の一分野(又は複数の分野)において、又は用語が用いられる一分野(又は複数の分野)において当業者によって普通に理解される意味を有する。本明細書に記載されるものに類似の若しくは等しいいかなる組成物、方法、製造品、又は他の手段又は材料をも本発明の実施において使用することができるが、好ましい組成物、方法、製造品又は他の手段若しくは材料は、本明細書に記載される。
[0028]本明細書で引用された若しくは言及された、すべての特許、特許出願、刊行物、技術論文及び/又は学術論文、並びに他の参照文献は、法によって許容される程度まで参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。これらの参照文献の考察は、その中でなされた主張を単に要約しているものとする。かかる任意の特許、特許出願、刊行物若しくは参照文献、又はその任意の部分が、該当する材料又は従来技術であることは認められない。該当する材料又は従来技術のようなかかる特許、特許出願、刊行物及び他の参照文献の任意の主張の正確さ及び妥当性を検証する権利は、特に留保される。
発明
[0029]一態様では、本発明は、食用組成物の嗜好性を高めるための方法を提供する。これらの方法は、食用組成物を嗜好性を高める量の1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドと組み合わせて、嗜好性を高めている食用組成物を生成するステップを含む。本発明は、脂肪酸アルカノールアミドが食用組成物の嗜好性を高めるために有効な嗜好性向上剤であるという発見に基づく。脂肪酸アルカノールアミドは、安全性に影響を与えることが知られており、かかる化合物が食用組成物の嗜好性を高めるために有用である嗜好性向上剤であるという発見は、驚くべきことであり予想外であった。
[0030]本発明において有用な食用組成物は、脂肪酸アルカノールアミドと適合する任意の食用組成物である。食用組成物は、食品組成物、食品添加物、スナック、トリート、食べられるおもちゃ、医薬組成物、機能性食品組成物、医薬品などとなり得、動物による摂食に適した任意の成分、例えば、タンパク質、脂肪、炭水化物、繊維などを有することができる。好ましい一実施形態において、食用組成物は、食品組成物である。他の実施形態において、食用組成物は、栄養補助食品である。
[0031]本発明において有用な脂肪酸アルカノールアミドは、食用組成物の嗜好性を高める任意の脂肪酸アルカノールアミドである。好ましくは、脂肪酸アルカノールアミドは、脂肪酸エタノールアミドである。最も好ましくは、脂肪酸アルカノールアミドは、N−アシル脂肪酸エタノールアミドである。様々な実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、加水分解抵抗性脂肪酸アルカノールアミド類似体、加水分解抵抗性脂肪酸エタノールアミド類似体、又は(Z)−(R)−9−オクタデセンアミド、N−(2−ヒドロキシエチル,1−メチル)などの加水分解抵抗性N−オレオイル−エタノールアミド類似体である。好ましい実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、N−オレオイル−エタノールアミドである。
[0032]脂肪酸アルカノールアミドは、例えば、食用組成物を生成するために用いられる1種若しくは複数の成分と脂肪酸アルカノールアミドを混合するステップ、製造工程の任意の段階中、食用組成物中で脂肪酸アルカノールアミドを混合するステップ、又はこれらが製造された後、脂肪酸アルカノールアミドを食用組成物に適用するステップなどの、任意の適当な方法を用いて、食用組成物と組み合わされる。
[0033]一実施形態では、脂肪酸アルカノールアミドを食用組成物と組み合わせるステップは、食用組成物に脂肪酸アルカノールアミドを局所的に適用するステップを含む。局所適用は、噴霧する、化粧掛けする、浸漬する、及び液状、ドライ又は粉末コーティングするなどを含めて、当技術分野で公知の様々な方法を用いて達成することができる。様々な実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、組成物の表面の一部又はすべてに適用される。いくつかの実施形態において、コーティング又は他の表面又は局所適用は、食品組成物、栄養補助食品、スナック、トリート、食べられるおもちゃ、又は医薬品などの食用組成物についての適用の容易性及び適用の多様性のため好ましい。これらの実施形態において、コーティング又は表面適用を近接させることによって、脂肪酸アルカノールアミドの嗜好性を高める特性を最大限にする。脂肪酸アルカノールアミドを食用組成物のすべて又は一部と混合するというより、脂肪酸アルカノールアミドは、動物の感覚系、例えば、味蕾、嗅覚組織などと相互に作用する表面に集中する。一般に、本方法により、脂肪酸アルカノールアミドが組成物中で混合される場合に得るはずである同様の嗜好性の感情を得るために、より少量の脂肪酸アルカノールアミドがやはり使用可能になる。他の実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、食用組成物内で均質に分布する。他の実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、食用組成物内で不均質に分布する。
[0034]いくつかの実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、食用組成物と組み合わされる前に担体と混合することができる又はその中に密閉することができる。例えば、脂肪酸アルカノールアミドは、食用組成物と組み合わせるとき又はさらなる組み合わせの処理中に、有害な環境条件又は製造条件から脂肪酸アルカノールアミドを保護する担体中で被包することができる。かかる多くの担体は、当業者に知られている。例としては、コーンシロップ固形物、マンニトール、炭酸カルシウム、乳清タンパク質単離物、グルテン、事前にゼラチン化された(pre−gelatinized)デンプン、セルロース繊維、炭水化物、ゼラチン、小麦粉、穀物、糠又はそれらの組み合わせが含まれる。
[0035]一般に、脂肪酸アルカノールアミドは食用組成物と組み合わせて、脂肪酸アルカノールアミドが、嗜好性が高められた食用組成物の約0.0001〜約20%を構成するようにする。様々な実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、組成物の約0.001%〜約20%、好ましくは約0.01〜約20%、より好ましくは約0.05〜約20%、最も好ましくは約0.1〜約20%を構成する。他の実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは食用組成物と組み合わせて、脂肪酸アルカノールアミドが、嗜好性が高められた食用組成物の約0.01〜約15%を構成するようにする。さらなる実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、組成物の約0.02%〜約10%、好ましくは約0.05〜約8%、より好ましくは約0.05〜約5%、最も好ましくは約0.1〜約3%を構成する。さらなる実施形態において、これらの方法は、食用組成物を本明細書に記載した通り1種若しくは複数の異なる嗜好性向上剤、例えば、アニマルダイジェストと組み合わせるステップをさらに含む。
[0036]他の実施形態において、本方法は、食用組成物を1種若しくは複数のプレバイオティクス、プロバイオティクス、又は本明細書に記載されたそれらの組み合わせ、例えば、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)SF68と組み合わせるステップをさらに含む。
[0037]本発明の方法は、任意の適当な順序で嗜好性を高めている食用組成物を含む要素を組み合わせることによって達成することができ、例えば、食用組成物は、脂肪酸アルカノールアミドと組み合わせ、続いて、異なる嗜好性向上剤と組み合わせることができ、食用組成物は、異なる嗜好性向上剤と組み合わせ、続いて、脂肪酸アルカノールアミドと組み合わせることができ、異なる嗜好性向上剤及び脂肪酸アルカノールアミドは、組み合わせることができ、続いて食用組成物と組み合わせることができ、プロバイオティクス及びプレバイオティクスは、食用組成物が嗜好性向上剤と組み合わせる前に加えることができる、又は逆の場合も同様である。
[0038]他の態様では、本発明は、本発明の方法を用いて作製された食用組成物を提供する。
[0039]他の態様では、本発明は、嗜好性を高めている食用組成物を提供する。食用組成物は、動物による摂食に適した1種又は複数の食用成分及び嗜好性を高める量の1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドを含む。脂肪酸アルカノールアミドを含む食用組成物は、食用成分を単独で含む食用組成物に比べて嗜好性を高めることが示されている。
[0040]様々な実施形態において、嗜好性が高められた食用組成物は、約0.0001%〜約20%の脂肪酸アルカノールアミドを含む。他の実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、組成物の約0.01%〜約15%、好ましくは約0.02〜約10%、より好ましくは約0.05〜約5%、最も好ましくは約0.1〜約3%を構成する。好ましい一実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、組成物の約0.4%〜約1%を構成する。
[0041]本発明において指定される通り、食用組成物は、任意の形態を有することができ、動物による摂食に適した任意の成分を有することができる。いくつかの実施形態において、食用組成物は、食品組成物である。食品組成物の含有量は、動物の種、年齢、サイズ、重量、健康などの因子に依存する。当業者は、動物に適切であり、本発明の脂肪酸アルカノールアミドに適合する食品組成物を配合することができる。様々な実施形態において、食品組成物は、タンパク質、脂肪、炭水化物、水分、及び繊維の1つ又は複数を含む。
[0042]いくつかの実施形態において、食品組成物は、約15%〜約50%の粗タンパク質を含む。粗タンパク質材料は、大豆かす、大豆タンパク質濃縮物、トウモロコシグルテンミール、小麦グルテン、綿実かす、及びラッカセイかすなどの植物性タンパク質、又はカゼイン、アルブミン、及び食肉タンパク質などの動物性タンパク質を含むことができる。本明細書において有用な食肉タンパク質の例には、豚肉、ラム肉、ウマ、鳥肉、魚肉及びそれらの混合物が含まれる。
[0043]他の実施形態において、食品組成物は、約5%〜約40%の脂肪を含み、一般に、エネルギーの約5〜50%は脂質による。適当な脂肪の例には、動物性脂肪及び植物性脂肪が含まれる。好ましくは、脂肪源は、獣脂などの動物性脂肪源である。トウモロコシ油、ヒマワリ油、ベニバナ油、ナタネ油、大豆油、オリーブ油並びに一不飽和脂肪酸及び多価不飽和脂肪酸に富んでいる他の油などの植物油を用いることもできる。
[0044]さらなる実施形態において、食品組成物は、約15%〜約60%の炭水化物を含む。適当な炭水化物の例には、米、トウモロコシ、マイロ、モロコシ、アルファルファ、オオムギ、大豆、アブラナ、カラスムギ、コムギ、及びそれらの混合物などの穀物又は穀類が含まれる。組成物は、乾燥乳清及び他の乳製品副産物などの他の材料を場合によっては含むこともできる。
[0045]一般に、食品組成物の含水量は、組成物の性質に応じて変わる。コンパニオンアニマルの場合、組成物は、乾燥組成物(例えば、キッブル)、半湿性(semi−moist)組成物、湿潤(wet)組成物、又は任意のそれらの混合物となり得る。この実施形態において、ペットフードは、「湿潤食品」、「乾燥食品」、又は「中間含水」量の食品となり得る。「湿潤食品」は、缶詰又はホイルバッグ(foil bag)で通常販売され、通常約70%〜約90%の範囲で含水量を有するペットフードを表している。「乾燥食品」は、湿潤食品に類似の組成物であるが、(通常、小型のビスケット様のキッブルの形態で)通常約5%〜約15%又は20%の範囲の、限定された含水量を含むペットフードを表す。好ましい一実施形態において、本組成物は、約5%〜約20%の含水量を有する。乾燥食品組成物には、比較的保存性があり、微生物若しくは真菌劣化又は汚染に抵抗性があるような、様々な含水量の様々な食品が含まれる。やはり好ましいのは、ヒト若しくはコンパニオンアニマル用のペットフード又はスナック食品などの押し出された食品である乾燥組成物である。
[0046]様々な実施形態において、食品組成物は、1種又は複数の繊維源を含む。「繊維」という用語は、消化性であっても非消化性であっても、可溶性であっても不溶性であっても、発酵性であっても非発酵性であっても、食品中の「バルク」のすべての供給源が含まれる。好ましい繊維は、海洋植物などの植物源から得られるが、微生物源の繊維を用いてもよい。様々な可溶性若しくは不溶性繊維は、当業者に公知である通り、利用することができる。繊維源は、(サトウダイコンから得られた)ビートパルプ、アラビアゴム、タルハガム(gum talha)、オオバコ、米糠、イナゴマメ(carob bean)ガム、柑橘パルプ(citrus pulp)、ペクチン、フラクトオリゴ糖、短鎖オリゴフルクトース(oligofructose)、マンナンオリゴフルクトース(mannanoligofructose)、大豆繊維、アラビノガラクタン、ガラクトオリゴ糖、アラビノキシラン、又はそれらの混合物となり得る。あるいは、繊維源は、発酵性繊維となり得る。発酵性繊維は、コンパニオンアニマルの免疫系に恩恵をもたらすことが前もって記載されている。腸内のプロバイオティクスの成長を強化するプレバイオティクスを提供する当業者に公知の発酵性繊維又は他の組成物は、本発明によって動物の免疫系にもたらされる恩恵を強化するのを助けるために組成物に取り込むこともできる。
[0047]いくつかの実施形態において、食品組成物の灰分は、1%未満〜約15%、好ましくは約5%〜約10%の範囲である。
[0048]好ましい実施形態において、食用組成物は、本明細書に記載した量の脂肪酸アルカノールアミド及び約15%〜約50%のタンパク質、約5%〜約40%の脂肪、及び約15%〜約60%の炭水化物を含む。好ましくは、組成物は、約5%〜約10%の灰分及び約5%〜約20%の含水量を有する。
[0049]いくつかの実施形態において、食品組成物を配合して、Association of American Feed Control Officials(「AAFCO」)により確立された標準に従って、動物に、好ましくはコンパニオンアニマルに「完全かつバランスのとれた」栄養をもたらす。他の実施形態において、食品組成物は、ペット食品組成物である。かかる食品組成物は、単独で摂餌させても様々な割合で他の食品成分と混合してもよい。
[0050]いくつかの実施形態において、食品組成物は、機能性食品組成物である。
[0051]いくつかの実施形態において、食用組成物は、栄養補助食品である。栄養補助食品は、肉汁、飲料水、飲料、ヨーグルト、粉末、顆粒、ペースト、懸濁液、チュウ(chew)、小片(morsel)、トリート、スナック、ペレット、丸剤、カプセル、錠剤、小袋などの任意の適当な形態、又は他の任意の適当な送達形態を有し得る。一実施形態では、食用組成物は、ヒトによる摂食に適したヨーグルトである。栄養補助食品は、脂肪酸アルカノールアミド及びビタミン、保存剤、プロバイオティクス、プレバイオティクス、及び酸化防止剤などの場合による化合物を含むことができる。これにより、栄養補助食品を少量で動物に投与することが可能になる、又は代替的に、動物に投与前に希釈してもよい。栄養補助食品は、動物に投与前に食用組成物又は水又は他の賦形剤と混合することを必要とし得る。供給されるものが小袋であるとき、食用組成物は、摂食直前に食品又は飲料と組み合わせることができる。食用組成物が栄養補助食品であるとき、脂肪酸アルカノールアミドは、栄養補助食品の約1〜約100%、好ましくは約3〜約75%、より好ましくは約5〜約50%を構成する。かかる栄養補助食品は、本明細書に記載した食品組成物に基づくこともでき、当業者に公知の成分及び方法を用いて配合することもできる。
[0052]いくつかの実施形態において、食用組成物は、医薬組成物である。医薬組成物は、脂肪酸アルカノールアミド及び1種若しくは複数の薬学的に許容される担体、賦形剤、又は添加剤を含む。一般に、医薬組成物は、医薬品を生成するために有用であることが当業者に知られる他の成分を含めて、添加剤、緩衝剤、結合剤、可塑剤、着色料、賦形剤、圧縮化剤(compressing agent)、滑沢剤、香料、湿潤剤などと化合物又は組成物を混合し、医薬品として動物への投与に適する組成物を配合することによって調製される。食用組成物が医薬組成物であるとき、脂肪酸アルカノールアミドは、組成物の約1〜約99%、好ましくは約3〜約60%、より好ましくは約5〜約50%を含む。好ましい実施形態において、食用組成物は、イヌ及びネコなどのコンパニオンアニマル用に配合された医薬組成物である。
[0053]最も好ましい実施形態において、医薬組成物は、食事前に動物に投与される。脂肪酸アルカノールアミドは、医薬組成物の嗜好性を増し、動物が自発的に医薬組成物を摂食しそれらから得られる恩恵を受ける可能性を増大させる。さらに、脂肪酸アルカノールアミドは、動物がその後の食事において食品を少なく摂食するよう満腹度を高める。一般に、かかる医薬組成物は、予測される食事の0.2〜4時間前に投与されるが、動物のためになるように必要に応じて投与することができる。
[0054]他の実施形態において、食用組成物は、1種又は複数の異なる嗜好性向上剤をさらに含む。これらの嗜好性向上剤は、食用組成物の嗜好性を増し、本発明の脂肪酸アルカノールアミド及び食用組成物に適合する任意の嗜好性向上剤である。かかる多くの嗜好性向上剤は、当技術分野で知られており、例えば、アニマルダイジェスト、動物性脂肪、及び無機ピロリン酸である。一般に、異なる嗜好性向上剤は、異なる嗜好性向上剤が嗜好性を高めている食用組成物の約0.1〜約25%を含むように、食用組成物と組み合わされる。様々な実施形態において、異なる嗜好性向上剤は、組成物の約0.1%〜約20%、好ましくは約0.5〜約15%、より好ましくは約1〜約10%、最も好ましくは約2〜約8%を構成する。
[0055]様々な実施形態において、食用組成物は、1種又は複数のプロバイオティクスをさらに含む。様々な実施形態において、組成物は、(1)1種又若しくは複数の死滅した又は不活性化されたプロバイオティクス、(2)生プロバイオティクスと類似の若しくは同様の健康上の利益を促進する死滅した若しくは不活性化されたプロバイオティクスの構成物、又は(3)それらの組み合わせを含む。プロバイオティクス又はそれらの構成物は、組成物に組み込む(例えば、組成物中に均一に若しくは不均一に分布する)ことも、食品組成物に適用する(例えば、担体を含んで又は含まずに局所的に適用される)こともできる。一実施形態では、プロバイオティクスは、担体中で被包される。典型的なプロバイオティクスには、それだけには限らないが、乳酸菌(Lactobacilli)、ビフィドバクテリウム(Bifidobacteria)、又は腸球菌(Enterococci)、例えば、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteii)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・アニマリス(Lactobacillus animalis)、ラクトバチルス・ルミニス(Lactobacillus ruminis)、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)、ラクトバチルス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)、及びビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium sp.)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)及びエンテロコッカス属(Enterococcus sp)から選択されるプロバイオティクス株が含まれる。いくつかの実施形態において、プロバイオティクス株は、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri)(NCC2581、CNCM I−2448)、ラクトバチルス・ロイテリ(NCC2592、CNCM I−2450)、ラクトバチルス・ラムノサス(NCC2583、CNCM I−2449)、ラクトバチルス・ロイテリ(NCC2603、CNCM I−2451)、ラクトバチルス・ロイテリ(NCC2613、CNCM I−2452)、ラクトバチルス・アシドフィルス(NCC2628、CNCM I−2453)、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス(Bifidobacterium adolescentis)(例えば、NCC2627)、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium sp.)NCC2657又はエンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)SF68(NCIMB 10415)からなる群から選択される。組成物は、約10〜約1012cfu/動物/日、好ましくは10〜約1011cfu/動物/日、最も好ましくは10〜1010cfu/動物/日を供給するのに十分な量でプロバイオティクスを含む。プロバイオティクスが死滅される若しくは不活性化されるとき、死滅した若しくは不活性化されたプロバイオティクス又はこれらの構成物の量は、生きた微生物として類似の有益な効果をもたらすべきである。かかる多くのプロバイオティクス及びそれらの恩恵は、例えば、欧州特許第1213970(B1)号、欧州特許第1143806(B1)号、米国特許第7189390号、欧州特許第1482811(B1)号、欧州特許第1296565(B1)号、及び米国特許第6929793号など、当業者に知られている。
[0056]様々な実施形態において、食用組成物は、1種又は複数のプレバイオティクス、例えば、フラクトオリゴ糖、グルコオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ラクトスクロース、ラクツロース及びイソマルツロースをさらに含む。いくつかの実施形態では、プレバイオティクスは、チコリー、チコリー根抽出物、アリューロン、イヌリン、又はそれらの組み合わせである。プレバイオティクスは、本明細書に記載した通り組成物に組み込まれる(例えば、組成物中で均一に若しくは不均一に分布される)又は食品組成物に適用される(例えば、担体を含んで又は含まずに局所的に適用される)。一般に、プレバイオティクスは、腸管において健常なミクロフローラを積極的に刺激するのに十分な量で投与される。典型的な量は、1食当たり約1〜約10グラムである又は動物についての推奨される1日分の食物繊維の約5〜約40%である。
[0057]様々な実施形態において、食用組成物は、1種又は複数のプロバイオティクス及び1種又は複数のプレバイオティクスの組み合わせをさらに含む。
[0058]他の態様では、本発明は、嗜好性を高める量又は1種若しくは複数の脂肪酸アルカノールアミドを含む嗜好性向上剤を提供する。様々な実施形態において、嗜好性向上剤は、1種又は複数の異なる嗜好性向上剤をさらに含む。
[0059]一般に、嗜好性向上剤は、1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミド約1〜約99%及び1種又は複数の異なる嗜好性向上剤約99〜約1%、好ましくは約2〜約80%、より好ましくは約5〜約50%を含む。一実施形態では、かかる嗜好性向上剤は、1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミド約1〜約40%及び異なる嗜好性向上剤約99〜約60%を含む。好ましい実施形態において、異なる嗜好性向上剤は、アニマルダイジェストである。様々な実施形態において、嗜好性向上剤は、1種若しくは複数のプレバイオティクス、プロバイオティクス、又はそれらの組み合わせをさらに含む。
[0060]様々な実施形態において、食用組成物は、当業者に公知の、ビタミン、鉱物、アミノ酸、核酸、充填剤、結合剤、芳香料、安定剤、乳化剤、甘味剤、着色料(例えば、二酸化チタン)、緩衝液、塩、コーティング、香辛料、保存剤などの追加の成分を含む。補助的な鉱物の限定しない例には、カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、鉄、塩化物、ホウ素、銅、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ヨウ素、セレンなどが含まれる。補助的なビタミンの限定しない例には、様々な塩、エステル又は前述の他の誘導体を含めて、ビタミンA、ビタミンBのいずれか、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE及びビタミンKが含まれる。追加の栄養補助食品は、例えば、ナイアシン、パントテン酸、イヌリン、葉酸、ビオチン、アミノ酸などの任意の形態、並びにそれらの塩及び誘導体を含むこともできる。安定剤には、保存剤、協力剤(synergist)及び金属イオン封鎖剤、包装充填用ガス(packaging gas)、乳化剤、増粘剤及びゲル化剤などの組成物の有効期間を拡大する傾向がある物質が含まれる。乳化剤及び/又は増粘剤の例には、ゼラチン、セルロースエーテル、デンプン、デンプンエステル、デンプンエーテル、及び加工デンプンが含まれる。成分及びそれらの量の選択は、当業者に公知である。それぞれの追加の成分の特定の量は、組成物に含まれる成分;動物の種;動物の年齢、体重、全体的な健康、性別、及び食事;動物の摂食率;食品組成物が動物に投与される目的などの様々な因子に依存する。したがって、構成物及び成分量は、広範囲に変わることがあり、本明細書に記載された好ましい割合から逸脱し得る。かかる実施形態において、かかる追加の成分は、通常、食品組成物の約0.0001〜約20%、好ましくは約0.001〜約15%を構成する。
[0061]一般に、当業者は、脂肪酸アルカノールアミド、食品成分、ビタミン、鉱物、プロバイオティクス、プレバイオティクス、酸化防止剤、又は食用組成物を作製するために使用される他の成分の適当な量を決定することができる。かかる当業者は、脂肪酸アルカノールアミド及び他の成分を含むある特定の食用組成物をどのように最適に配合するかを決定する上で動物の種、年齢、サイズ、体重、健康状態などを考慮することができる。考慮され得る他の因子には、組成物(例えば、ペット食用組成物)のタイプ、各構成物の所望の量、異なる動物ごとの(例えば、種、体重、活性/エネルギー需要などに基づいた)組成物の特定のタイプの平均的摂食、及び組成物に関する製造要件が含まれる。
[0062]他の態様では、本発明は、1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドと、脂肪酸アルカノールアミドが食用組成物の嗜好性を高めるために有用であることを示す、1つ若しくは複数の単語、絵、デザイン、頭字語、スローガン、語句若しくは他のデバイス又はそれらの組み合わせを含む、パッケージに添付されたラベルとを含むパッケージを提供する。一実施形態では、パッケージは、(1)1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミド、(2)動物による摂食に適した1種又は複数の食用成分、及び(3)脂肪酸アルカノールアミドが食用組成物の嗜好性を高めるために有用であることを示す、1つ若しくは複数の単語、絵、デザイン、頭字語、スローガン、語句又は他のデバイス又はそれらの組み合わせを含む、パッケージに添付されたラベルを含む。
[0063]通常、かかるデバイスは、「嗜好性を高めた」、「おいしくなった食品」、「新しい及び向上した嗜好性」という言葉、又はパッケージに印刷された等価な表現を含む。組成物を含むのに適した任意のパッケージ又は包装材料は、本発明において有用であり、例えば、紙、プラスチック、ホイル、金属などから製造した、小袋、バッグ、箱、瓶、缶詰、ポーチなどである。好ましい実施形態において、パッケージは、ラベル用に適切にヒト、イヌ又はネコなどのある特定の動物用に適合された食用組成物、好ましくはイヌ又はネコ用のコンパニオンアニマル食用組成物を含む。好ましい実施形態において、パッケージは、脂肪酸アルカノールアミドを含む小袋である。
[0064]さらなる態様では、本発明は、食用組成物の嗜好性を高めるのに適したキットを提供する。キットは、キット構成物用に適切に、単一包装の形の別々の容器で又は仮想パッケージの形の別々の容器で、1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミド並びに(1)動物による摂食に適した1種若しくは複数の食用成分、(2)1種又は複数のプロバイオティクス、例えば、エンテロコッカス・フェシウムSF68、(3)1種又は複数のプレバイオティクス、例えば、チコリー、チコリー根抽出物、アリューロン、イヌリン又はそれらの組み合わせ、(4)1種又は複数の異なる嗜好性向上剤、例えば、アニマルダイジェスト、(5)嗜好性を高めている食用組成物を生成するために脂肪酸アルカノールアミド及び他のキット構成物を組み合わせる方法に関する指示、(6)嗜好性を高めている食用組成物を生成するためにキット構成物を組み合わせるのに有用なデバイス、例えば、スプーン又は他のアプリケーションデバイス、及び(7)調製された食用組成物を動物に投与するためのデバイス、例えば、ボウル又は他の容器のうち1つ又は複数を含む。好ましい実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、小袋の形態である。
[0065]キットが仮想パッケージを含むとき、キットは、1つ又は複数の物理的なキット構成物と組み合わせた、仮想環境における指示に限定される。
[0066]キットは、嗜好性を高めるのに十分な量で脂肪酸アルカノールアミド及び他の構成物を含む。通常、脂肪酸アルカノールアミド及び他の適当なキット構成物、例えば、食品成分は、動物による摂食の直前に混合される。キットは、様々な組み合わせ及び/又は混合物のいずれかにおいてキット構成物を含むことができる。一実施形態では、キットは、脂肪酸アルカノールアミドを含む小包又は小袋及び動物による摂食のための食品の容器を含む。本実施形態において、脂肪酸アルカノールアミドは、通常、摂食直前に成分と組み合わされる。キットは、脂肪酸アルカノールアミド及び他の成分を混合するためのデバイス又は混合物を含むデバイス、例えば、食品ボウルなどの様々な追加のアイテムを含むことができる。他の実施形態では、脂肪酸アルカノールアミドは、動物において健康の良さを促進するビタミン及び鉱物などの追加の栄養補助食品と混合される。構成物は、単一包装の形の別々の容器で又は異なるパッケージで様々な構成物を混合してそれぞれ提供することができる。
[0067]好ましい実施形態において、キットは、1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミド及び動物による摂食のために適した1種又は複数の他の成分を含む。好ましくは、かかるキットは、一般に、脂肪酸アルカノールアミドを他の成分と混合することにより又は脂肪酸アルカノールアミドを他の成分に適用することにより、例えば、食用組成物に脂肪酸アルカノールアミドを振りかけることにより、脂肪酸アルカノールアミドを他の成分と組み合わせて、動物による摂食のための食用組成物を形成する方法を記載している指示を含む。
[0068]他の態様では、本発明は、(1)食用組成物の嗜好性を高めるための脂肪酸アルカノールアミドを用いること、(2)脂肪酸アルカノールアミド及び食用成分を混合して嗜好性を高めている食用組成物、例えば、動物による摂食に適した食品組成物、栄養補助食品などを生成すること、及び(3)本発明のキットを用いて嗜好性を高めている食用組成物を生成することのうちの1つ又は複数についての情報又はそれらについての指示を伝達するための手段を提供する。これらの手段は、物理的な文書又は電子文書、デジタル記憶媒体、光学記憶媒体、オーディオプレゼンテーション、視聴覚ディスプレイ、又は情報若しくは指示を含む視覚表示のうちの1つ又は複数を含む。好ましくは、これらの手段は、表示されるウェブサイト、視覚表示キオスク、パンフレット、製品ラベル、添付文書、広告、ちらし、公告(public announcement)、オーディオテープ、ビデオテープ、DVD、CD−ROM、コンピュータ読み取り可能チップ、コンピュータ読み取り可能カード、コンピュータ読み取り可能ディスク、USBデバイス、FireWireデバイス、コンピュータメモリ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
[0069]他の態様では、本発明は、脂肪酸アルカノールアミド及び動物による摂食に適した1種又は複数の他の食用成分、例えば、タンパク質、脂肪、炭水化物、繊維、ビタミン、鉱物、プロバイオティクス、プレバイオティクス、異なる嗜好性向上剤などのうちの1種又は複数を含む、嗜好性を高めている食用組成物を製造するための方法を提供する。これらの方法は、成分を単独で含む食用組成物と比較したとき、嗜好性を高めている食用組成物を生成するために1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミド及び1種又は複数の食用成分を組み合わせるステップを含む。
[0070]いくつかの実施形態において、これらの方法は、1種又は複数の食用成分を脂肪酸アルカノールアミドと混合して嗜好性を高めている食用組成物を生成するステップを含む。あるいは、これらの方法は、脂肪酸アルカノールアミド単独又は例えば、コーティング又はトッピングとして食用組成物に他の成分と合わせて若しくは組み合わせて適用するステップを含む。脂肪酸アルカノールアミドは、食用組成物の製造及び/又はプロセシング中いつでも加えることができる。食用組成物は、当技術分野で適した任意の方法に従って作製することができる。
[0071]他の態様では、本発明は、処方された食餌計画とのコンプライアンスを保証するための方法を提供する。これらの方法は、処方された食餌計画で用いられる食用組成物を、嗜好性を高める量の1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドと組み合わせて嗜好性を高めている食用組成物を生成するステップを含む。ほとんどの処方された食餌計画は、動物に有益であるが、動物にあまり嗜好に合わない食用組成物を利用する。一般に、かかる計画は、食餌計画の目的を達成する食用組成物を生成するあまり嗜好に合わない成分を用いる。その結果、動物は、この計画に用いられる食用組成物をいやがり、必要に応じて又は望み通りに、組成物を摂食せず、例えば、減量の食餌計画中の動物は、適切な栄養を得ながら体重減少を促すために処方された量の食品を必要とすると考えられるが、動物は、食品が嗜好に合わないため処方された量より少なく摂食する。その結果、動物は、良好な健康及び健全を維持するために必要である栄養を得られない。脂肪酸アルカノールアミドを加えることによって、組成物の嗜好性が増し、動物が、食餌計画に沿うために必要な量で組成物を摂食することが保証される。
[0072]例えば、体重管理の食餌計画はしばしば、カロリー含有量が低いが動物にあまり嗜好に合わない食品、例えば、体重を減少させるのに役立つがあまり嗜好に合わない糖及び/又は脂肪の低い食用組成物を利用する。又は、体重管理計画は、嗜好に合わない成分を用いて動物の体重に増加させることを試みることがある。嗜好性に欠けるため、動物は、望むよりも少なく食べることが多く、体重を減少させるが適切な栄養を得られない。さらに、体重を増やすための食餌計画中の動物は、食品があまり嗜好に合わないため処方された量より少なく食べることがある。同様に、糖尿病、フェニルケトン尿症(PKU)、癌、アレルギー、胃腸管障害、アルツハイマー病、咀嚼を妨げる状態若しくは疾患、咀嚼嚥下を妨げる状態若しくは疾患(例えば、嚥下障害)、部分的若しくは完全経腸療法を必要とする状態若しくは疾患などの様々な医学上の状態のための食餌計画は、特別な成分、すなわち、望むよりも嗜好に合わない成分を必要とするため、典型的な食用組成物よりも嗜好に合わない食用組成物を用いる食餌計画を必要とし得る。
[0073]さらに、疾患又は医学上の状態の食餌管理(例えば、疾患若しくは望ましくない医学上の状態を予防する又は治療する)のために特に配合され、それを目的とする医療用食品は、例えば、食品に用いられる成分又は食品のテクスチャーのため、非医療用食品よりも嗜好に合わないことが多い。医療用食品は、ある特定の疾患に特徴的な特有の栄養必要量を満たさなければならない成分を一般に必要とするが、あまり嗜好に合わない恐れがある。本発明の嗜好性向上剤を用いることによって、食品をより嗜好に合うようにし、動物が所望の量で組成物を摂食することが保証される。一実施形態では、医療用食品は、中鎖トリグリセリドの使用に基づいたアルツハイマー病の管理のために用いられる医療用食品である。かかる医療用食品は、例えば、アクソナ(Axona)(登録商標)医療用食品など、当業者に知られている。
[0074]本発明は、実施例が、例証の目的のために含まれるにすぎず、特に別段の指示がない限り本発明の範囲を限定するものではないということが理解されるが、以下の実施例によってさらに例証することができる。
実施例1
[0075]ペットフードを、表1、表2及び表3に示される成分を用いて生成した。乾燥成分配合物(dry ingredient mix)2000ポンド(lb)(表1)を、(表2にあるように挽き加熱した)鶏挽き肉約540lb、水60lb及び水蒸気60lbを混合したプレコンディショナーに送り込んだ。次いで、得られた混合物を冷却用又は加熱用のジャケットを有する一軸スクリュー押出機に送り込んだ。室温の冷却水をジャケットに一定に通過させた。押出機中のスクリューを230rpmで回転させた。したがって、混合を押出機内で約238°Fの温度及び約250〜1500psigの圧力で機械的に行った。得られたドウ様の材料を、三角形の孔を6つ有するダイに連続的に通過させ、回転ナイフを用いて切断した。このようにして得られたペットフードの三角形の小片を、含水量8%まで乾燥させた。乾燥させたペットフード小片を、フレーバ増強剤を含む獣脂でコーティングした(表3)。この食品は、OEAを含む食品との比較のための対照食品とした。
実施例2
[0076]ペットフードを、フレーバを有する獣脂13.5lbを用い、OEA1.0lbを加えたことを除いて、実施例1に従って生成した。
実施例3
[0077]ペットフードを、フレーバを有する獣脂をラード13.5lbに置き換えたことを除いて実施例2に従って生成した。
実施例4
[0078]ペットフードを、表2中の成分の代わりに表4中の成分を用いて実施例1に従って生成した。
実施例5
[0079]ペットフードを、フレーバを有する獣脂13.5lbを用い、OEA1.0lbを加えたことを除いて実施例4に従って生成した。
実施例6
[0080]ペットフードを、獣脂をラード13.5lbと置き換えることを除いて、上記実施例5に従って生成した。
実施例7
[0081]ペットフードを、表5、表6及び表7中で示される成分を用いるが実施例1に従って生成した。
実施例8
[0082]ペットフードを、トウモロコシのホール(黄色)240.1lbを用い、OEA9.9lbを加えることを除いて実施例7に従って生成した。
嗜好性試験
[0083]実施例1〜5のペットフードを、嗜好性について試験し、これらの結果を、OEAが、OEAを含む試験食品の嗜好性を高めたかどうかを決定するために比較した。続いて、嗜好性試験を、好みを評価するための工業規格プロトコール、すなわち、2つのボウルを選択する試験を行った。イヌを、犬小屋で個別に試験した。品種の混合からなるパネルは、できるだけ等しくなるように分布させた。イヌは、少なくとも生後12ヵ月であり、性別分布をパネル内でできるだけ等しくなるようにした。同量の食品をそれぞれ有する2つのボウル、すなわち、試験及び対照の食事を同時に選択させた。生成物がイヌに提供された最長時間は、20分であった。水は、自動給水系統によって常に利用可能であった。食品についてのボウル評価を常に均衡させた。
[0084]試験の終了時、各イヌ用のそれぞれのペットフードについての摂餌量を、ボウルに残る食品の量をイヌに最初に提供したものから減算することにより決定した。イヌの好みを、食品が最も摂食されたものに基づいて決定した。その食品を好むイヌの数が、α−レベル(第I種の誤差)が0.05である符号検定によって決定された通り他の食品を好むイヌの数を有意に超えた場合、食品を有意に好ましいと見なした。これらの結果を表8に示す。表8を参照し、これらの結果は、OEAがペットフードの嗜好性を高め、したがって、明らかに、かかる組成物と組み合わせたとき食用組成物の嗜好性を高めるために有用な嗜好性向上剤であったことを明らかに示した。
[0085]実施例7及び8におけるペットフードを、実施例1〜5に与えられた方法を用いて嗜好性について試験し、OEAがOEAを含む食品の嗜好性を高めたかどうかを決定するためにこれらの結果を比較した。実験を2回繰り返した。これら結果を表9に示す。表9を参照し、これらの結果は、OEAがペットフードの嗜好性を高め、したがって、明らかに、かかる組成物と組み合わせたとき食用組成物の嗜好性を高めるために有用な嗜好性向上剤であることを明らかに示した。
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[0086]明細書において、本発明の好ましい典型的な実施形態を開示している。特定の用語を使用するが、これらは一般的及び記述的な意味で用いられるにすぎず、限定することを目的するものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲に記載する。明らかに、本発明の多くの修正及び変形は、上記教示に照らして可能である。したがって、添付した特許請求の範囲の範囲内で、本発明が特に記載したよりも他の方法で実施できることが理解されよう。

Claims (67)

  1. 食用組成物と、嗜好性を高める量の1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドとを組み合わせて、嗜好性が高められた食用組成物を生成するステップを含む、前記食用組成物の嗜好性を高めるための方法。
  2. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、脂肪酸エタノールアミドである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、N−アシル脂肪酸エタノールアミドである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、加水分解抵抗性脂肪酸アルカノールアミド類似体である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記脂肪酸エタノールアミドが、N−オレオイル−エタノールアミドである、請求項1に記載の方法。
  6. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、(Z)−(R)−9−オクタデセンアミド、N−(2−ヒドロキシエチル,1−メチル)である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記食用組成物及び脂肪酸アルカノールアミドが、前記脂肪酸アルカノールアミドを前記食用組成物に局所的に適用することによって組み合わされる、請求項1に記載の方法。
  8. 前記食用組成物及び脂肪酸アルカノールアミドが、前記脂肪酸アルカノールアミドを前記食用組成物内で均質に分布させることにより組み合わされる、請求項1に記載の方法。
  9. 前記食用組成物及び脂肪酸アルカノールアミドが、前記脂肪酸アルカノールアミドを前記食用組成物内で不均質に分布されることによって組み合わされる、請求項1に記載の方法。
  10. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、嗜好性が高められた食用組成物の約0.0001〜約20%を構成する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記食用組成物を、1種又は複数の異なる嗜好性向上剤と組み合わせるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記異なる嗜好性向上剤がアニマルダイジェストである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記食用組成物を1種若しくは複数のプレバイオティクス、プロバイオティクス又はそれらの組み合わせと組み合わせるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記プロバイオティクスが、エンテロコッカス・フェシウムSF68である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記プレバイオティクスが、チコリー、チコリー根抽出物、アリューロン、イヌリン又はそれらの組み合わせである、請求項13に記載の方法。
  16. 請求項1に記載の方法を用いて作製した、嗜好性が高められた食用組成物。
  17. 1種又は複数の食用成分及び1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドを含む食用組成物であって、前記食用成分を単独で含む食用組成物に比べて嗜好性が高められた食用組成物。
  18. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、脂肪酸エタノールアミドである、請求項17に記載の組成物。
  19. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、N−アシル脂肪酸エタノールアミドである、請求項17に記載の組成物。
  20. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、加水分解抵抗性脂肪酸アルカノールアミド類似体である、請求項17に記載の組成物。
  21. 前記脂肪酸エタノールアミドが、N−オレオイル−エタノールアミドである、請求項17に記載の組成物。
  22. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、(Z)−(R)−9−オクタデセンアミド、N−(2−ヒドロキシエチル,1−メチル)である、請求項17に記載の組成物。
  23. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、食用組成物の約0.0001〜約20%を構成する、請求項17に記載の組成物。
  24. 前記食用組成物が、食品組成物である、請求項17に記載の組成物。
  25. 前記食品組成物が、動物に「完全かつバランスのとれた」栄養をもたらすために配合される、請求項24に記載の組成物。
  26. 前記食用組成物が、機能性食品組成物である、請求項17に記載の組成物。
  27. 前記食用組成物が、栄養補助食品である、請求項17に記載の組成物。
  28. 前記食用組成物が、医薬組成物である、請求項17に記載の組成物。
  29. 1種又は複数の異なる嗜好性向上剤をさらに含む、請求項17に記載の組成物。
  30. 1種若しくは複数のプレバイオティクス、プロバイオティクス又はそれらの組み合わせをさらに含む、請求項17に記載の組成物。
  31. 前記プロバイオティクスが、エンテロコッカス・フェシウムSF68である、請求項30に記載の組成物。
  32. 前記プレバイオティクスが、チコリー、チコリー根抽出物、アリューロン、イヌリン又はそれらの組み合わせである、請求項30に記載の組成物。
  33. 嗜好性を高める量の1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドを含む、嗜好性向上剤。
  34. 1種又は複数の異なる嗜好性向上剤をさらに含む、請求項33に記載の嗜好性向上剤。
  35. 1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミド約1〜約99%及び1種又は複数の異なる嗜好性向上剤約99〜約1%を含む、請求項34に記載の嗜好性向上剤。
  36. 前記異なる嗜好性向上剤が、アニマルダイジェストである、請求項35に記載の嗜好性向上剤。
  37. 1種若しくは複数のプレバイオティクス、プロバイオティクス又はそれらの組み合わせをさらに含む、請求項33に記載の嗜好性向上剤。
  38. 前記プロバイオティクスが、エンテロコッカス・フェシウムSF68である、請求項37に記載の嗜好性向上剤。
  39. 前記プレバイオティクスが、チコリー、チコリー根抽出物、アリューロン、イヌリン又はそれらの組み合わせである、請求項37に記載の嗜好性向上剤。
  40. 1種若しくは複数のプレバイオティクス、プロバイオティクス又はそれらの組み合わせをさらに含む、請求項34に記載の嗜好性向上剤。
  41. 前記プロバイオティクスが、エンテロコッカス・フェシウムSF68である、請求項40に記載の嗜好性向上剤。
  42. 前記プレバイオティクスが、チコリー、チコリー根抽出物、アリューロン、イヌリン又はそれらの組み合わせである、請求項40に記載の嗜好性向上剤。
  43. 1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドと、パッケージに添付されたラベルとを含み、該ラベルは、脂肪酸アルカノールアミドが食用組成物の嗜好性を高めるために有用であることを示す、1つ若しくは複数の単語、絵、デザイン、頭字語、スローガン、語句若しくは他のデバイス又はそれらの組み合わせを含む、パッケージ。
  44. 前記脂肪酸アルカノールアミド、1種又は複数の食用成分、及び前記ラベルを含む、請求項43に記載のパッケージ。
  45. 食用組成物の嗜好性を高めるのに適したキットであって、キット構成物用に適切に、単一包装の形の別々の容器で又は仮想パッケージの形の別々の容器で、1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミド、並びに、(1)1種又は複数の食用成分、(2)1種又は複数のプロバイオティクス、(3)1種又は複数のプレバイオティクス、(4)1種又は複数の異なる嗜好性向上剤、(5)嗜好性が高められた食用組成物を生成するために前記脂肪酸アルカノールアミドと他のキット構成物とを組み合わせる方法に関する指示、(6)嗜好性が高められた食用組成物を生成するためにキット構成物を組み合わせるのに有用なデバイス、及び(7)調製された食用組成物を動物に投与するためのデバイス、のうちの1つ又は複数を含むキット。
  46. 前記脂肪酸アルカノールアミドが小袋の形態である、請求項45に記載のキット。
  47. (1)食用組成物の嗜好性を高めるための脂肪酸アルカノールアミドを用いること、
    (2)脂肪酸アルカノールアミド及び食用成分を混合して嗜好性が高められた食用組成物、例えば、動物による摂食に適した食品組成物、栄養補助食品などを生成すること、及び
    (3)本発明のキットを用いて嗜好性が高められた食用組成物を生成すること
    のうちの1つ又は複数についての情報又はそれらについての指示を伝達するための手段であって、物理的な文書又は電子文書、デジタル記憶媒体、光学記憶媒体、オーディオプレゼンテーション、視聴覚ディスプレイ、又は情報若しくは指示を含む視覚表示のうちの1つ又は複数を含む手段。
  48. 表示されるウェブサイト、視覚表示キオスク、パンフレット、製品ラベル、添付文書、広告、ちらし、公告、オーディオテープ、ビデオテープ、DVD、CD−ROM、コンピュータ読み取り可能チップ、コンピュータ読み取り可能カード、コンピュータ読み取り可能ディスク、USBデバイス、FireWireデバイス、コンピュータメモリ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項47に記載の手段。
  49. 嗜好性が高められた食用組成物を製造するための方法であって、食用成分を単独で含む食用組成物と比較して、嗜好性が高められた食用組成物を生成するために、1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドと1種又は複数の食用成分とを組み合わせるステップを含む方法。
  50. 処方された食餌計画とのコンプライアンスを保証するための方法であって、処方された食餌計画において用いられる食用組成物を、嗜好性を高める量の1種又は複数の脂肪酸アルカノールアミドと組み合わせて、嗜好性が高められた食用組成物を生成するステップを含む方法。
  51. 処方された食餌計画が、疾患又は医学上の状態の管理のためである、請求項50に記載の方法。
  52. 疾患又は医学上の状態が、糖尿病、フェニルケトン尿症、癌、アレルギー、胃腸管障害、アルツハイマー病、咀嚼を妨げる状態若しくは疾患、咀嚼嚥下を妨げる状態若しくは疾患、又は部分的若しくは完全経腸療法である、請求項51に記載の方法。
  53. 前記処方された食餌計画が、動物の体重の管理のためである、請求項50に記載の方法。
  54. 前記処方された食餌計画が、動物の体重を減少させるためである、請求項53に記載の方法。
  55. 前記処方された食餌計画が、アルツハイマー病の管理のためである、請求項50に記載の方法。
  56. 前記処方された食餌計画に用いられる食用組成物が中鎖トリグリセリドを含む、請求項55に記載の方法。
  57. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、脂肪酸エタノールアミドである、請求項50に記載の方法。
  58. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、N−アシル脂肪酸エタノールアミドである、請求項50に記載の方法。
  59. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、加水分解抵抗性脂肪酸アルカノールアミド類似体である、請求項50に記載の方法。
  60. 前記脂肪酸エタノールアミドが、N−オレオイル−エタノールアミドである、請求項50に記載の方法。
  61. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、(Z)−(R)−9−オクタデセンアミド、N−(2−ヒドロキシエチル,1−メチル)である、請求項50に記載の方法。
  62. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、嗜好性が高められた食用組成物の約0.001〜約20%を構成する、請求項1に記載の方法。
  63. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、嗜好性が高められた食用組成物の約0.01〜約20%を構成する、請求項1に記載の方法。
  64. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、嗜好性が高められた食用組成物の約0.1〜約20%を構成する、請求項1に記載の方法。
  65. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、食用組成物の約0.001〜約20%を構成する、請求項17に記載の組成物。
  66. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、食用組成物の約0.01〜約20%を構成する、請求項17に記載の組成物。
  67. 前記脂肪酸アルカノールアミドが、食用組成物の約0.1〜約20%を構成する、請求項17に記載の組成物。
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