JP2013520754A - コンピュータ化方法およびシステム - Google Patents

Abstract

装置の動的構成可能クラスタと、装置を動的構成する方法およびシステムと、を開示する。サーバーコンピュータでは、クラスタ化装置に利用可能な特定された資源のリストがクラスタの装置から受信されてもよい。サーバーコンピュータは、特定された資源のリストに基づき、クラスタ化装置のうちの１つまたは複数により実行可能な機能を含む機能のリストを装置に提供してもよい。機能のリストからの選択したものはクラスタ化装置から受信してもよい。サーバーコンピュータはこの選択に基づきクラスタ化装置のうちの１つまたは複数に追加資源を提供してもよい。さらに別のシステムと方法が開示される。

Description

優先権の主張
本出願は、２０１０年２月２６日出願の米国特許出願第１２／７１３，５９６号、表題「DYNAMICALLY CONFIGURABLE CLUSTERS OF APPARATUSES」、および２０１０年２月２６日出願の米国特許出願第１２／７１３，５３８号、表題「DYNAMICALLY CONFIGURABLE CHAMELEON DEVICE」の優先権を主張し、ここにこれら出願のそれぞれの利益を主張し、参照によりその全体を本明細書に援用する。
関連出願の相互参照

本出願は共通譲受人に委譲された次の特許出願に関する。

２００９年１１月２０日出願の米国特許出願第１２／６２２，７６６号、表題「DATA DELIVERY FOR A CONTENT SYSTEM」。参照によりその全体を本明細書に援用する。

家電（ＣＥ：consumer electronics）の市場が拡大するにつれて、ますます高性能なＣＥ装置が利用可能になってきた。今日のＣＥ装置製造業者は、先端技術を用いた解決策によってのみ充足可能なより高度な特徴に対する要求に直面している。多くのＣＥ装置における処理パワーの利用は、様々な携帯装置等のより小型かつ廉価なＣＥ装置に、より技術的に高度な特徴を提供するのを容易にしている。

また、ネットワーク接続性は、多くのＣＥ装置において新しい傾向になりつつある。例えば、様々なベンダーにより製造されるテレビ受像機の新モデルは、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）の必要無しにコンテンツを配信するインターネット能力を備えている。このようなインターネット接続性という特徴は、この特徴を利用するＣＥ装置の機能を劇的に改善することができる。

本開示技術のいくつかの実施形態は、添付図面の各図において限定ではなく例として示される。

本発明の様々な実施形態による、装置を動的構成するための例示的システムを説明する図である。 本発明の様々な実施形態による、例示的な動的構成可能装置を説明するハイレベル図である。 本発明の様々な実施形態による、例示的な動的構成可能装置を説明する図である。 本発明の様々な実施形態による、動的構成可能装置の例示的モジュールを説明するブロック図である。 本発明の様々な実施形態による、装置を動的構成する例示的方法を説明する流れ図である。 本発明の様々な実施形態による、動的構成可能なＣＥ装置の例示的アーキテクチャを説明するブロック図である。 本発明の様々な実施形態による、装置のクラスタを動的構成するための例示的システムを説明する図である。 本発明の様々な実施形態による、装置の動的構成可能クラスタにサービスを提供するサーバーコンピュータの例示的モジュールを説明するブロック図である。 本発明の様々な実施形態による、装置の動的構成可能クラスタにサービスを提供する例示的方法を説明する流れ図である。 コンピュータシステムの例示的形式でマシンの図式的表示を説明する図である。

装置の例示的な動的構成可能クラスタと、装置を動的構成する方法と、を説明する。以下の説明では、説明目的のために、例示固有な詳細を有する多くの実施例が、例示的実施形態を理解するために記載される。しかしながら、本実施例はこれらの例示固有な詳細無しにおよび／または本明細書に記載の詳細とは異なる組み合わせにより実施され得るということは当業者にとって明らかとなる。

装置の動的構成可能クラスタと装置を動的構成する方法およびシステムとを含むいくつかの例示的実施形態が提供される。サーバーコンピュータでは、クラスタ化装置に利用可能な特定された資源のリストをクラスタの装置（構成可能カメレオン装置（configurable chameleon device）とも呼ばれる）から受信してもよい。サーバーコンピュータは、特定された資源のリストに基づき、クラスタ化装置のうちの１つまたは複数により実行可能な機能を含む機能のリストを装置に提供してもよい。機能のリストの選択はこの装置から受信してもよい。サーバーコンピュータはこの選択に基づき、クラスタ化装置のうちの１つまたは複数に追加資源を提供してもよい。

例示的方法は、例えば装置が最初にオンにされた後および／または装置に利用可能な資源の変化が検出されると、例えばユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）等の外部資源が装置に接続されると最初に資源のリストを動的に特定することを含んでもよい。装置に当初利用可能な資源は、オペレーティングシステムの最初の立ち上げを実行するとともにサーバーコンピュータにネットワーク接続を提供する十分な能力を含んでもよい。いくつかの実装では、ネットワークはインターネットまたは別のネットワークを含む。通常、装置はこの時点で、ユーザにより利用される任意の機能または特徴という点で白紙状態（blank）である。但し、装置は、以下にさらに詳細に検討されるように様々な機能を実行するようにその資源を構成することによりそれ自体を再定義するあるいは定義されることができる。

図１は、本発明の様々な実施形態による、装置１４０を動的構成するための例示的システム１００を説明する図である。システム１００は、装置１４０、ネットワーク１３０、およびサーバーコンピュータ（以下「サーバー」とも呼ぶ）１２０を含んでもよい。装置１４０は、例えば図３と図４に示すように装置１４０に利用し得る資源のリストを最初に特定してもよい。装置１４０は、例えば資源の変化を検知すると、資源のリストを動的に特定してもよい。資源の変化は、例えば、ＵＳＢ型装置等の装置が装置１４０に接続されたあるいはそれから切断された、あるいは別の装置、例えばより大きな容量のＵＳＢ型装置により置換された、ということを装置１４０が検知したときに発生することがある。

資源の特定後、装置１４０はサーバー１２０と通信してもよい。通常、サーバー１２０は、例えばRovi（商標）Corporation of Santa Clara, Californiaにより実施されるサービスプロバイダ等のサービスプロバイダにより維持および／または運営される。サーバー１２０と通信した後、装置１４０は、サーバー１２０に例えば登録番号等を介し自身の名を告げ、いくつか認証処理後、装置１４０に利用可能な特定された資源のリストをサーバー１２０に提供する。資源はハードウェアおよび／またはソフトウェア資源を含んでもよい。

サーバー１２０は、装置１２０から受信された資源のリストを解析し、資源の潜在的能力に基づき、装置１４０に機能のリストを提供してもよい。例示的実施形態では、サーバー１２０は、装置１４０をサーバー１２０に接続すると、装置１４０に利用可能な資源を検出することができる。装置１２０から受信された資源のリストもまた、図７のクラスタ７１０に利用可能な資源に加えられ、クラスタ７１０の装置１４０に告知されてもよい。サーバー１２０により提供された機能のリストは構成／特徴選択肢としてユーザ１５０に提示されてもよい。機能のリストは、例えばテレビ、ディジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）再生および／または記録装置、コンパクトディスク（ＣＤ）再生および／または記録装置、パーソナルビデオ記録装置（ＰＶＲ：personal video recorder）等の民生電子装置に関連した機能、あるいはオシロスコープまたはパルス波高分析器（ＰＨＡ：pulse height analyzer）等のより高度な科学および／または研究機器の機能を含んでもよい。

ユーザ１５０は１つまたは複数の所望の構成および／または特徴選択肢を選択してもよい。例えば、ユーザ１５０はＰＶＲとして装置１４０の使用を望むこともある。この場合、追加資源取得後、装置１４０はＰＶＲとして機能するようにその資源を構成することにより装置自身を再定義してもよい。装置１４０はＰＶＲの機能を実行し、同時にユーザ１５０により選択された特徴（例えば、制御または表示の数量およびタイプ）を提供してもよい。

いくつかの現在利用可能な民生電子装置は、インターネットを介しサーバーから更新ファイルをダウンロードし、製造時に事前定義された機能を実行できる。１つまたは複数の所望の機能を実行するようにそれ自身を動的に再定義または構成することができる装置１４０に関して上述した能力および／またはユーザ１５０により選択された特徴は、多くの既存の装置または機器内に存在しなくてもよい。例えば、装置１４０のハードウェアとソフトウェア構成は例えば新しいハードウェアを加えるあるいは新しい特徴をダウンロードすることなどにより変化するので、ユーザ１５０に提供される利用可能な特徴のリストは動的に調整される。サーバー１２０により提供される装置１４０に利用可能な様々な資源と追加資源に関するさらなる詳細については以下に検討する。

図２は、本発明の様々な実施形態による、例示的な動的構成可能装置１４０を説明するハイレベル図である。装置１４０は資源２２０を当初含んでもよい。既存資源２２０は、例えば、１つまたは複数のプロセッサを介するようなある処理パワー、あるいは例えばランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）等の揮発性メモリ、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等の形式のあるいくらかの記憶容量を含んでもよい。既存資源２２０はまた、音声および／または映像入力、出力、ＵＳＢインターフェース、ネットワークおよび／またはイーサネットインターフェース、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ：public switched telephone network）ジャック、高解像度マルチメディアインターフェース（ＨＤＭＩ：high definition multimedia interface）、アンテナ等の１つまたは複数のインターフェースを含んでもよい。

図１のサーバー１２０に既存資源２２０を報告した後、装置１４０はネットワーク１３０を介しサーバー１２０から追加資源２４０を受信してもよい。追加資源２４０はソフトウェアアプリケーションおよび／または１つまたは複数のデータベースを含んでもよい。データベースは、ライブラリ、構成ファイル、画像、フォントなどを含んでもよい。ソフトウェアは、資源２２０により実行可能な様々なアプリケーションと実行可能プログラムを含んでもよい。例示的実施形態では、アプリケーションと実行可能プログラムはまた、ライブラリとデータベースを含む追加資源２４０の他の部品を採用してもよい。

図３は、本発明の様々な実施形態による、例示的な動的構成可能装置１４０を説明する図である。図３に示す例示的実施形態では、装置１４０に利用可能な図２の既存資源２２０の動的部品だけが示される。例えば、実行可能プログラム３２０は図１のサーバー１２０により変更されてもよいし、あるいはライブラリ３５０はある機能を装置１４０に備えさせるためにサーバー１２０により提供される追加資源の一部であってもよい。構成３６０は、サーバー１２０により提供または更新される構成ファイルを含んでもよい。構成３６０はまた、装置１４０の現在の構成をいくつかの構成ファイル内に保存してもよい。

装置１４０に追加する機能および／または特徴を提供するために、補助資源３７０が装置１４０に接続される。場合によっては、補助資源３７０は装置１４０の内部に接続される。例えば、補助資源３７０は、装置１４０に接続された、いくつかの内部および／または外部インターフェースカード含んでもよい。補助資源３７０の技術仕様はサーバー１２０に報告されてもよい。サーバー１２０は、補助資源３７０の追加能力に基づき、ドライバーおよび／またはライブラリ（例えば、ダイナミックリンクライブラリ（ＤＬＬ））等の実行可能プログラムを装置１４０に提供し、装置１４０が新しい機能を行なえるようにする。

図４は、本発明の様々な実施形態による、動的構成可能装置１４０の例示的モジュール４００を説明するブロック図である。装置１４０は、識別モジュール４１０、インターフェースモジュール４２０、ユーザーインターフェース装置４３０、構成モジュール４４０、データベースサーバー４５０、データベース４６０、ネットワークインターフェース装置４７０、および他のインターフェース装置４８０を含んでもよい。装置１４０はネットワーク１３０を介しサーバー１２０に接続されてもよい。

識別モジュール４１０は、装置１４０に当初利用可能な図１の既存資源２２０のリストを特定することが好ましい。しかしながら識別モジュール４１０は動的に機能してもよく、例えば、図３の補助資源３７０等の外部装置が例えば装置１４０に接続される場合、識別モジュール４１０が外部装置を特定し、図２の既存資源２２０のリストを更新してもよい。

識別モジュール４１０はさらに、図２の既存資源２２０の技術仕様を検出し、構成モジュール４４０、データベースサーバー４５０および／またはネットワークインターフェース装置４７０に、技術仕様に関連するまたはそれを特定する情報を提供することが好ましい。ネットワークインターフェース装置４７０は、図２の既存資源２２０のリストをネットワーク１３０を介しサーバー１２０に伝達してもよい。ネットワークインターフェース装置４７０はまた、サーバー１２０に機能のリストの要求を伝達してもよい。サーバー１２０は、資源２２０のリストを解析し、資源２２０の能力および容量に基づき、装置１４０が実行できる機能のリストを作成してもよい。機能のリストはネットワークインターフェース装置４７０により受信され、データベースサーバー４５０に渡されデータベース４６０内に格納される。

インターフェースモジュール４２０は、データベース４６０の機能のリストを取得し、インターフェースをユーザーインターフェース装置４３０に提供してもよい。インターフェースは、図１のユーザ１５０に提示される機能および／または特徴選択肢を含んでもよい。ユーザーインターフェース装置４３０は、ユーザ１５０にユーザーインターフェースを表示してもよい。ユーザ１５０は、表示された機能および／または特徴選択肢の１つまたは複数を選択してもよい。選択された機能および／または特徴選択肢は、ネットワークインターフェース装置４７０によりサーバー１２０に伝達される。サーバー１２０は図２の追加資源２４０を装置１４０に提供してもよい。追加資源２４０と既存資源２２０を使用して、装置１４０はユーザ１５０により望まれる機能と特徴を実行すると有利である。

他のインターフェース装置４８０は、音声および／または映像入力、出力、ＵＳＢインターフェース、ネットワークインターフェース、イーサネットインターフェース、ＰＳＴＮジャック、ＨＤＭＩ、アンテナ、無線ネットワークインターフェース等を含んでもよい。サーバー１２０に特定されると、他のインターフェース装置４８０のそれぞれは、ある機能を装置１４０に提供するための解決策の一部となり得る。

図２の追加資源２４０が装置１４０により取得されると、構成モジュール４４０は、図１のユーザ１５０により選択された機能を実行するように装置１４０を構成してもよい。構成モジュール４４０はまた、装置１４０の現在の構成をデータベース４６０内に格納することが好ましい。現在の構成は、ユーザ１５０が限られた時間の間、例えば週末にわたって使用する一時的構成であってもよい。その時間の後、ユーザは、その機能がサーバー１２０により提供される限り、異なる機能を選択するか、それに切り替えてもよい。このような一時的サービスは、サービスプロバイダの、例えば図７のクラスタ７１０の装置１４０の機能を借りる能力を促進することができる。

多くのＣＥ装置は、ハッカーが装置に進入し、実行ファイルとライブラリを特定し、装置のリバースエンジニアをすることを許し得る操作を使用する。例示的実施形態は、環境設定、実行ファイル、ライブラリを格納するデータベース４６０を使用することにより、このようなハッカー行為から装置１４０を保護してもよい。別の例示的実施形態では、データベース４６０はさらに、格納された特徴を暗号化することにより装置１４０を保護してもよい。いくつかの実施形態は構造化照会言語（ＳＱＬ：structured query language）データベースを採用する。

装置１４０が構成されると、ユーザ１５０は、例えば図３の補助資源３７０の１つまたは複数を実装する新しいハードウェアを追加してもよい。ユーザ１５０はさらに、装置１４０が実行できる機能をアップグレードしてもよい。例えば、ユーザ１５０は、サーバー１２０から新しい機能および／または特徴をダウンロードしてもよい。特定のケースでは、ユーザ１５０は、例えばデジタルテレビを含む装置１４０にＵＳＢ装置を接続する。次に、ユーザ１５０は、ユーザによるＰＶＲ機能の使用のために、テレビをＰＶＲとして構成すると有利である。別の構成が、遠隔地でおよび／または限られた時間の間発生してもよい。例えば、ユーザ１５０が海岸別荘または別の一時的滞在場所を訪れている間にソフトウェアを借りることができるように、テレビとＰＶＲの組合せ装置のための別の構成が週末中に存在してもよい。構成モジュール４４０は、外部装置が装置１４０から切断および／または除去された後、外部装置（例えばＵＳＢ装置）に関連する資源に関係する機能を自動的に無効にしてもよい。

例示的実施形態では、ユーザ１５０は装置１４０内のある追加機能を望むこともあるが、装置１４０がどのようにその機能を実行できるか分からない。ユーザ１５０は、所望の機能要求をユーザーインターフェース装置４３０に伝達する。ユーザーインターフェース装置は所望の機能要求をネットワークインターフェース装置４７０に渡し、次にネットワークインターフェース装置４７０は所望の機能要求をサーバー１２０に伝達してもよい。

サーバー１２０は所望の機能要求を解析し、所望の機能を実行するために装置１４０に接続される１つまたは複数の外部装置のリストをネットワークインターフェース装置４７０に提供してもよい。ユーザーインターフェース装置４３０は、１つまたは複数の外部装置のリストを受信し、このリストをユーザ１５０に伝達してもよい。１つまたは複数の外部装置が装置１４０に接続されると、構成モジュール４４０は所望の機能を実行するように装置１４０を構成する。

いくつかの実施形態では、サーバー１２０は、装置１４０が十分な能力を欠くかあるいは要求された機能を支援するための要件を辛うじて満たす場合、あり得る性能問題に関してユーザ１５０に警告を発する。例えば、ユーザ１５０は、装置１４０が唯一の利用可能なメモリとしてフラッシュメモリおよび／または着脱式メモリスティックを有する場合にＰＶＲ機能を要求してもよい。サーバー１２０は、データベースに格納された履歴データおよび／または顧客フィードバックに基づき、ユーザ１５０に、ユーザ経験の潜在的悪化について警告してもよい。

図５は、本発明の様々な実施形態による、装置１４０を動的構成する例示的方法５００を説明する流れ図である。図５に示すように、方法５００は操作５１０で始まり、ここでは図４の識別モジュール４１０が図１の装置１４０に利用可能な図２の既存資源２２０のリストを動的に特定する。

操作５２０では、特定に応答して、ネットワークインターフェース装置４７０は図１のネットワーク１３０上でサーバー１２０に既存資源２２０のリストを伝達してもよい。操作５２５では、サーバー１２０は装置１４０から既存資源２２０のリストを受信する。サーバー１２０は、資源２２０のリストに基づき機能のリストを作成するために、装置１２０に利用可能な既存資源２２０のリストを解析してもよい。操作５３０では、サーバー１２０は装置１４０に機能のリストを提供してもよい。

いくつかの実施形態では、サーバー１２０は、特定された資源２２０のリスト、機能のリスト、および装置１４０の現在の構成を格納するためのデータベースを生成する。サーバー１２０はデータベースを動的に更新してもよい。サーバー１２０は、ユーザ１５０に提示するための宣伝用資料を装置１４０に提供してもよい。促進資料は、装置１４０により実行可能な様々な機能をユーザ１５０に促進する宣伝の形式であってよい。

操作５３５では、ネットワークインターフェース装置４７０は、ネットワーク１３０上でサーバー１２０から機能のリストを受信してもよい。ネットワークインターフェース装置４７０は、図４のデータベース４６０に格納するために、図４のデータベースサーバー４５０に機能のリストを渡してもよい。図４のユーザーインターフェースモジュール４２０は、データベース４６０から機能のリストを取得し、提示可能なフォーマットで機能のリストを示すインターフェースを作成してもよい。

操作５４０では、図４のユーザーインターフェース装置４３０は、ユーザ１５０にインターフェースを表示し、機能のリストからユーザ１５０によりなされた選択を受信してもよい。ネットワークインターフェース装置４７０はこの選択をネットワーク１３０上でサーバー１２０に伝達してもよい。操作５４５では、サーバー１２０はネットワークインターフェース装置４７０からこの選択を受信してもよい。サーバー１２０は、操作５５０で、図２の追加資源２４０を装置１４０に提供してもよい。追加資源２４０はユーザ１５０により選択された機能に基づき提供されてもよい。

操作５５５では、ネットワークインターフェース装置４７０は追加資源２４０を受信し、それらをデータベースサーバー４５０に渡しデータベース４６０に記憶してもよい。図４の構成モジュール４４０は、データベース４６０から追加資源のリストを取得してもよい。操作５６０では、構成モジュール４４０は、装置１４０に利用可能な既存資源２２０とサーバー１２０により提供された追加資源２４０を使用することにより、選択された機能を実行するように装置１４０を構成してもよい。構成モジュール４４０はまた、装置１４０の現在の構成をデータベース４６０内に保存してもよい。

図６は、本発明の様々な実施形態による、動的構成可能ＣＥ装置の例示的アーキテクチャ６００を説明するブロック図である。ＣＥ装置は図６に示すように装置１４０の一実施形態であってよい。アーキテクチャ６００では、ハードウェアブロック６４０は様々なハードウェア、例えばメモリ、プロセッサ、入力および／または出力装置、インターフェース装置、増幅器、チューナ等を含んでもよい。例示的実施形態では、ハードウェアブロック６４０は、図７に示すように、装置７００の全部品および／または部品の一部を含んでもよい。図７については、さらに以下に検討される。ハードウェアブロック６４０は、様々な電子黒板、ＵＳＢ装置、ネットワークインターフェース装置等の外部装置を接続することを介しユーザにより変更されてもよい。

オペレーティングシステム６３０はLinuxまたは様々な他のオペレーティングシステムを含んでもよい。装置１４０は、装置１４０が図１のサーバー１２０とネットワーク１３０と通信できるようにするために、その初期状態において電源投入されるとこのオペレーティングシステムを起動することができてもよい。例示的実施形態では、ミドルウェア６２０が追加資源２４０を含むように変更されてもよい。ミドルウェア６２０は、１つまたは複数の機能を実行するために、１つまたは複数のハードウェアおよび／またはソフトウェア部品の活動を調整するプログラムを含んでもよい。例えば、ＰＶＲでは、ミドルウェア６２０は、ＰＶＲの機能を実行するために、１つまたは複数の符号器、音声／映像再生、グラフィック出力、映像出力、記憶装置アダプタ等の活動を調整してもよい。

追加資源２４０は１つまたは複数のソフトウェアおよび／またはデータベースを含んでもよい。データベースは、ライブラリ、構成ファイル、画像およびフォント等を含んでもよい。ソフトウェアは、ハードウェアブロック６４０により実行可能な様々なアプリケーションと実行可能プログラムとを含んでもよい。例示的実施形態では、追加資源２４０内に含まれるアプリケーションと実行可能プログラムはまた、ライブラリとデータベースを含む追加資源２４０の他の部品を使用する。追加資源２４０内に含まれるアプリケーションと実行可能プログラムはまた、アプリケーションブロック６１０のコンテンツを使用してもよい。アプリケーションブロック６１０は、装置１４０の元の構成内に当初存在したソフトウェアを含んでもよい。

図７は、本発明の様々な実施形態による、装置１４０のクラスタ７１０を動的構成するための例示的システム７００を説明する図である。いくつかの実施形態では、サーバー１２０は動的構成可能装置１４０の環境にサービスを提供してもよい。この環境は、クラスタ７１０を形成する複数の相互接続された装置１４０を含んでもよい。クラスタ７１０は、例えばホームクラスタ、カークラスタ、別荘クラスタ等を含むローカルクラスタを含んでもよい。ローカルクラスタは図１のユーザ１５０に関連付けられて「関連クラスタ」を形成してもよい。ローカルクラスタは例えばＮ個の装置１４０、例えば装置１、装置２〜装置Ｎを含んでもよい。異なるローカルクラスタの装置１４０は同じであってもよいしあるいはそうでなくてもよい。ホームクラスタは、テレビ、増幅器、ビデオカセットレコーダー（ＶＣＲ：video cassette recorder）、ＰＶＲ、ＰＣ、ネットワークアクセス装置、ディジタル画像フレーム、ディジタルメディアアダプタ（ＤＭＡ：digital media adaptor）等を含んでもよい。カークラスタは、例えばＡＭ／ＦＭラジオ、ＤＶＤ再生／記録装置、携帯電話、全地球測位サービス（ＧＰＳ：global positioning service）装置等を含んでもよい。

クラスタ７１０の装置１４０は、例えばホームまたはオフィスネットワーク等のローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）７３０を形成してもよい。これらの装置は、インターネット等の広域ネットワーク（ＷＡＮ）７５０を介しサーバー１２０と通信してもよい。これら装置１４０は、ＷＡＮ７５０と通信するためにＬＡＮ７３０を使用してもよい、および／または衛星通信手段等の独立通信手段を有してもよい。いくつかの実施形態では、サーバー１２０は、詳しくは以下に説明されるように、装置１４０が特定の機能を行なえるようにするために、装置１４０のそれぞれを再構成するコンピュータプログラム等の資源を提供する。コンピュータプログラムは、例えば装置１４０により受信、例えばダウンロードされてもよい。

クラスタ７１０では、第１の装置１４０、例えば装置Ｋが、最初にサーバー１２０との通信を開始し、クラスタコントローラの役割を割り当てられてもよい。クラスタコントローラとして機能する場合、装置１４０は多くのタスクを実行してもよい。例えば、クラスタコントローラ（すなわち、クラスタコントローラの役割を割り当てられた装置１４０）はクラスタ７１０の他の装置１４０とサーバー１２０間の仲介者として機能してもよい。一実施形態では、クラスタコントローラは、例えばクラスタ７１０の他の装置１４０から情報を受信するあるいはこれらの装置に情報および／または資源を配信する際に、サーバー１２０のエージェントとして機能してもよい。

最初にオンにされると、クラスタコントローラを含む装置１４０はサーバー１２０に自身の名前を告げ、クラスタプログラムを受信する。クラスタプログラムは、クラスタコントローラを含むクラスタ７１０内の他の装置１４０を特定する際、装置１４０を支援する。クラスタプログラムはまた、装置１４０自身間で、および／または例えば関連クラスタのクラスタコントローラを介し関連クラスタの他のローカルクラスタと、資源を共有するように装置１４０を構成するために使用されてもよい。

例えば、図１のユーザ１５０はテレビ番組の記録を望むこともあり得るが、クラスタ７１０の一部であるテレビはテレビ番組を記録する十分な能力を有していないとする。この場合、クラスタコントローラは、ＰＶＲ機能を実行するためにクラスタ７１０の他の装置１４０内の利用可能資源を組み合わせるためにサーバー１２０から利用可能なＰＶＲアプリケーションを使用してもよい。利用可能資源は、例えば音声および映像符号器と記憶容量を含んでもよい。記憶容量は、ＰＣのハードディスク駆動装置、外部ハードディスク駆動装置、フラッシュメモリなどの上で利用可能であってもよい。いくつかの実施形態では、クラスタ７１０および／または関連クラスタの装置１４０は要求された機能を実施するために共働してもよい。例えば、クラスタ７１０および／または関連クラスタの装置１４０はそれら自身の中のコンテンツを探索し、１つの装置１４０からクラスタ７１０および／または関連クラスタの１つまたは複数の装置１４０へコンテンツを転送してもよい。

図８は、本発明の様々な実施形態による、図７の装置１４０の動的構成可能クラスタ７１０にサービスを提供するサーバー１２０の例示的モジュールを説明するブロック図である。サーバーコンピュータ１２０は、通信モジュール８１０、プロビジョニングモジュール８２０、クラスタ制御モジュール８３０、メモリ８４０、プロキシモジュール８５０、およびプロセッサ８６０を含んでもよい。プロビジョナルモジュール８２０、クラスタ制御モジュール８３０、プロキシモジュール８５０は、ハードウェアおよび／またはソフトウェアで実装されてもよい。ソフトウェアはプロセッサ８６０または図１０に示すプロセッサ１０６０により実施されてもよい。

通信モジュール８１０はハードウェアで実装され、例えば図４と図１０に示すネットワークインターフェース装置４７０として動作してもよい。通信モジュール８１０は、図７のＷＡＮ７５０等のネットワークを介しクラスタ７１０の装置１４０の１つから、装置１４０の１つまたは複数に利用可能な図２の既存資源２２０等の特定された資源のリストを受信してもよい。既存資源２２０は、ソフトウェアおよび／または例えばプロセッサ、記憶装置、１つまたは複数のインターフェース、アンテナ等のハードウェアを含んでもよい。資源２２０はまた、１つまたは複数の装置１４０に接続されてもよい１つまたは複数の外部装置に関連したいくつかの資源を含んでもよい。

一実施形態では、クラスタ７１０の装置１４０は、それらの既存資源２２０のリストをクラスタ７１０のクラスタコントローラに伝達してもよい。次に、サーバー１２０は、クラスタ７１０のクラスタコントローラから既存資源２２０のリストを受信してもよい。プロビジョナルモジュール８２０は、特定された既存資源２２０のリストに基づき、クラスタ７１０の装置１４０に機能のリストを提供してもよい。機能は、既存資源２２０を使用することによりクラスタ７１０の１つまたは複数の装置１４０により実行可能であってよい。例えば、機能のリストは、テレビ、ＤＶＤ再生および／または記録装置、ＣＤ再生および／または記録装置、ＰＶＲ等のＣＥ装置に関連した機能、あるいはオシロスコープまたはＰＨＡ等のより高度な科学および／または研究機器の機能を含んでもよい。

通信モジュール８１０は、クラスタ７１０の装置１４０から、機能のリストから選択したものを受信してもよい。例えば、図１のユーザ１５０は、ＰＶＲとして装置１４０の１つを使用することを望むこともある。この場合、追加資源を受信した後、装置１４０はＰＶＲとして機能するようにその資源を構成することにより装置自身を再定義してもよい。装置１４０はＰＶＲの機能を実行し、同時にユーザ１５０により選択された特徴（例えば、制御または表示の数量およびタイプ）を提供してもよい。

プロビジョニングモジュール８２０は、この選択に基づいて追加資源２４０をクラスタ７１０の装置１４０の１つまたは複数に提供してもよい。追加資源２４０は、ソフトウェアアプリケーションおよび／またはメモリ８４０内に格納された１つまたは複数のサーバーデータベースを含んでもよい。サーバーデータベースはライブラリ、構成ファイル、画像、フォント等を含んでもよい。ソフトウェアは、図２の資源２２０により実行可能な様々なアプリケーションおよび実行可能プログラムを含んでもよい。例えばソフトウェアは以下に検討されるようにクラスタプログラムを含んでもよい。サーバーデータベースは、追加資源２４０への追加分がサーバーコンピュータ１２０に利用可能となるように、プロセッサ８６０により更新されてもよい。

いくつかの実施形態では、プロビジョニングモジュール８２０は、クラスタ７１０および／または例えばホームクラスタ、カークラスタ、別荘クラスタ等のローカルクラスタを含む関連クラスタの形成を容易にすることができる。クラスタプログラムは、クラスタコントローラを含むクラスタ７１０内の他の装置１４０を検出する際に各装置１４０を支援してもよい。クラスタプログラムはまた、装置１４０自身間で、および／または例えば関連クラスタのクラスタコントローラを介し関連クラスタの他のローカルクラスタと、資源を共有するように装置１４０を構成するために使用されてもよい。プロビジョニングモジュール８２０は、２つ以上のローカルクラスタが資源（例えば、図２の既存資源２２０と追加資源２４０の両方、あるいは電子刊行物、画像、様々な形式の音声／映像コンテンツ等を含むメディアコンテンツなどのコンテンツ）を共有するのを容易にすることができる。

いくつかの実施形態では、図８のクラスタ制御モジュール８３０は、図７のクラスタ７１０の装置１４０の１つにクラスタコントローラの役割を割り当ててもよい。クラスタコントローラは、図７に関して上記にて説明したようにいくつかのタスクを実行してもよい。クラスタコントローラが利用可能でない場合、クラスタ制御モジュール８３０はクラスタ７１０の別の装置１４０にクラスタコントローラの役割を再び割り当ててもよい。通信モジュール８１０は、他の装置１４０がクラスタコントローラを検出できなかった場合、他の装置１４０からクラスタコントローラとして機能する要求を受信してもよい。

好ましくは、クラスタ制御モジュール８３０は、どの装置１４０がクラスタコントローラ役割のより良い候補であるかを見出すために装置１４０の適格性を定期的に例えば１日１回監視する。次にクラスタ制御モジュール８３０は、別の装置１４０が現在のクラスタコントローラより適格がある場合、クラスタコントローラの役割をこの別の装置１４０に割り当ててもよい。より適格のある装置は、例えば、より長い使用可能時間、より多くの資源（処理パワーまたは記憶容量等）、あるいは例えばより速い速度、より短い応答時間、より高い増幅度、より高い忠実度、より高い解像度等などのよりよい性能を有してもよい。さらに、クラスタコントローラは、装置１４０の１つを待機クラスタコントローラとして特定してもよい。

待機クラスタコントローラは、アクティブクラスタコントローラがダウンしたか、そうでなければクラスタコントローラのタスクの１つまたは複数を実行することができなかった場合、アクティブクラスタコントローラの責任を引き受けてもよい。アクティブクラスタコントローラと待機クラスタコントローラは、プロビジョニングモジュール８２０からプログラムとデータベース等の制御資源を受信してもよい。制御資源は、図７に関し概説したように、アクティブクラスタコントローラと待機クラスタコントローラがクラスタコントローラタスクを実行できるようにしてもよい。制御資源はまた、クラスタコントローラが図７のクラスタ７１０の装置１４０のそれぞれに利用可能な機能だけでなく、既存資源２２０と追加資源２４０を特定するのも容易にすることができる。

いくつかの実施形態では、クラスタ７１０の装置１４０の１つが図７のサーバー１２０のプロキシとして機能してもよい。プロキシモジュール８５０は、当該装置１４０がサーバー１２０のプロキシとして機能することができるようにしてもよい。装置１４０のそれぞれは、サーバー１２０にメッセージを送信することによりプロキシ役を志願してもよい。プロキシモジュール８５０は、サーバー１２０のプロキシとして機能する装置１４０がサーバー１２０に関連した機能の１つまたは複数を実行するのを容易にすることができる。プロキシモジュール８５０は、志願した装置１４０がサーバー１２０のプロキシとして実行できるようにするために、プロビジョニングモジュール８２０から、プログラム、ライブラリ、データベース等の資源をＰＣ等の志願した装置１４０に提供することを要求してもよい。

一実施形態では、通信モジュール８１０は、ユーザから、図７のクラスタ７１０の装置１４０のうちの１つまたは複数の装置の選択された機能を受信してもよい。この場合、プロビジョニングモジュール８２０は、選択された機能を１つまたは複数の装置１４０が実行できるようにするために、１つまたは複数の装置１４０のそれぞれに接続される多くの外部装置のリストを提供する。例えばリストは、フラッシュメモリ等の外部メモリ、ディスプレイ、ＰＣ等を含んでもよい。プロビジョニングモジュール８２０は、例えば、選択された機能を装置１４０が実行できるように装置１４０をクラスタ１７０の別の装置１４０に接続することを推奨してもよい。

図９は、本発明の様々な実施形態による、装置の動的構成可能クラスタにサービスを提供する例示的方法９００を説明する流れ図である。図９に示すように、方法９００は操作９１０で始まり、ここでは図８の通信モジュール８１０は、ＷＡＮ７５０（また図７の）を介し図７のクラスタ７１０の装置１４０の１つから、クラスタ７１０の装置１４０に利用可能な図２の既存資源２２０等の特定された資源のリストを受信してもよい。一実施形態では、図７のサーバー１２０は、装置１４０をサーバー１２０に接続すると装置１４０に利用可能な資源を検出することができる。

操作９２０では、図８のプロビジョニングモジュール８２０はクラスタ７１０の装置１４０の１つに機能のリストを提供してもよい。これらの機能は、特定された資源を使用することによりクラスタ７１０の装置１４０の１つまたは複数により実行可能であってよい。機能のリストは、例えば、テレビ、ＤＶＤ再生および／または記録装置、ＣＤ再生および／または記録装置、ＰＶＲ等の民生電子装置に関連した機能、あるいはオシロスコープまたはパルス波高分析器等のより高度な科学および／または研究機器の機能を含んでもよい。

操作９３０では、図８の通信モジュール８１０は、図１のユーザ１５０から、機能のリストから選択したものを受信してもよい。操作９４０では、プロビジョニングモジュール８２０は、この選択に基づいてクラスタ７１０の装置１４０の１つまたは複数に図２の追加資源２４０を提供してもよい。例えば、ユーザ１５０はＰＶＲとして装置１４０の使用を望むこともある。この場合、追加資源２４０を受信した後、装置１４０はＰＶＲとして機能するようにその資源を構成することにより装置自身を再定義してもよい。装置１４０はＰＶＲの機能を実行し、同時に図１のユーザ１５０により選択された特徴（例えば、制御または表示の数量およびタイプ）を提供してもよい。

図１０は、本明細書で検討された方法論の１つまたは複数をマシン１０００に行なわせるための一組の命令が実行されてもよいコンピュータシステムの例示的形式のマシン１０００の図式的表示を説明する図である。別の実施形態では、マシン１０００はスタンドアロン装置として動作してもよいし、あるいは他の装置に接続および／またはネットワーク化されてもよい。ネットワーク配備では、マシン１０００は、サーバークライアントネットワーク環境内の図１と図７のサーバー１２０等のサーバーあるいは図７の装置１４０等のクライアント装置、あるいはピアツーピアおよび／または分散型ネットワーク環境内のピア装置等の資格で動作してもよい。

マシン１０００は、サーバーコンピュータ、クライアントコンピュータ、ＰＣ、タブレットＰＣ、セットトップボックス（ＳＴＢ）、携帯情報端末（ＰＤＡ）、セルラ電話、インターネットまたはウェブ機器、ネットワークルータ、スイッチまたはブリッジ、あるいは連続的な一組の命令あるいはそうでなければ当該装置により取られるアクションを規定する一組の命令を実行できる任意の装置であってよい。さらに、単一の装置だけが説明されたが、用語「装置」はまた、本明細書で検討された方法論の任意の１つまたは複数を実行するために、一組のまたは複数組の命令を個々にまたは共同で実行する装置の任意の集合を含むものとする。

例示的マシン１０００は、そのすべてがバス１００８を介し互いに通信する例えば中央処理装置（ＣＰＵ）、グラフィック処理装置（ＧＰＵ）またはその両方等のプロセッサ１０６０、主メモリ１０７０、スタティックメモリ１０８０を含んでもよい。マシン１０００はさらに、例えば液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）または陰極線管（ＣＲＴ）ディスプレイ等の映像ディスプレイ装置１０１０を含んでもよい。マシン１０００はまた、例えばキーボード等の文字数字入力装置１０２０、マウス等のカーソル制御デバイス１０３０、ディスクドライブユニット１０４０、スピーカ等の信号発生装置１０５０、およびネットワークインターフェース装置４７０を含んでもよい。

ディスクドライブユニット１０４０は、本明細書に記載の方法論または機能の任意の１つまたは複数を具現する例えばソフトウェア等の一組または複数組の命令１０２４が格納された機械可読媒体１０２２を含んでもよい。命令１０２４はまた、マシン１０００によるその命令の実行中に主メモリ１０７０内におよび／またはプロセッサ１０６０内に完全にまたは少なくとも部分的に存在してもよい。主メモリ１０７０とプロセッサ１０６０はまた、機械可読媒体を含むことが好ましい。命令１０２４はさらに、ネットワークインターフェース装置４７０を介しネットワーク１０７５上で送信または受信されてもよい。ネットワーク１０７５は、図１のネットワーク１３０および／または図７のＷＡＮ５０として動作してもよい。

機械可読媒体１０２２は例示的実施形態では単一媒体であるように示されているが、用語「機械可読媒体」は、例えば集中型または分散型データベース内に見られる媒体等の単一媒体または複数媒体、および／または一組または複数組の命令を格納する関連キャッシュとサーバーを含むものとする。用語「機械可読媒体」はまた、装置により実行され、装置に本技術の方法論の任意の１つまたは複数を行なわせる一組の命令を格納、符号化および／または担持することができる任意の媒体を含むものとする。したがって用語「機械可読媒体」は、固体メモリと光学および磁気媒体を含むものとするがこれに制限されない。

装置の動的構成可能クラスタと装置を動的構成する方法の実施形態が説明された。本実施形態は説明されたが、これらの実施形態に様々な修正と変更がなされ得ることは明らかだろう。したがって本明細書と添付図面は限定的ではなく例示的であるとみなすべきである。

要約書は、読者が技術的開示の性質を素早く確認できるようにする要約を必要とする米国特許施行規則（37 C.F.R. 1.72(b)）に適合するように提供された。要約書は、特許請求の範囲を解釈または制限するために使用されないという了解の下で提出された。さらに、上記の詳細な説明において、種々の特徴は本開示物を簡素化すべく単一の実施形態にまとめられたことが分かるであろう。本開示の方法は特許請求の範囲を制限するように解釈されてはならない。従って、以下の請求項は、本明細書によって、詳細な説明に盛り込まれており、各々の請求項は、個別の実施形態として独立している。

Claims (20)

1. サーバーコンピュータにおいて、
   複数の装置のうちの一装置からネットワークを介し、前記複数の装置に利用可能な特定された資源のリストを受信することと、
   前記特定された資源のリストに基づき、前記複数の装置のうちの少なくともいくつかにより実行可能な機能を含む機能のリストを、前記複数の装置の前記一装置に提供することと、
   前記複数の装置の前記一装置から、前記機能のリストからの選択を受信することと、
   前記複数の装置の１つまたは複数の装置に、前記選択に基づき追加資源を提供することと、を含むコンピュータ化方法。
2. 前記装置は、最初の通信が前記サーバーにおいて受信される前記複数の装置の１つを含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記複数の装置の少なくともいくつかの装置が、ホームクラスタ、カークラスタ、または別荘クラスタの少なくとも１つを含むローカルクラスタを形成するのを容易にすること、をさらに含む請求項１に記載の方法。
4. 前記容易にすることは、前記複数の装置のいくつかの装置により受信されるコンピュータプログラムを提供することを含み、
   ローカルクラスタの前記複数の装置は、それら自身間で、および／または他の前記ローカルクラスタと、前記資源またはコンテンツの少なくとも１つを共有する、請求項１に記載の方法。
5. 前記複数の装置のうちの一の装置に、少なくとも１つのタスクを実行するクラスタコントローラの役割を割り当てることと、
   現在のクラスタコントローラが利用可能でない場合に、前記複数の装置のうちの別の装置に前記クラスタコントローラの役割を割り当てることと、をさらに含む請求項１に記載の方法。
6. その他の装置が前記現在のクラスタコントローラを検出できない場合に、前記その他の装置からクラスタコントローラとして機能する要求を受信すること、をさらに含む請求項５に記載の方法。
7. 前記複数の装置の適格性を監視して、前記複数の装置のうちの別の装置が現在のクラスタコントローラより適格である場合、前記複数の装置のうちの別の装置に前記クラスタコントローラの役割を再び割り当てること、をさらに含む請求項５に記載の方法。
8. 前記より適格である装置は、より長い使用可能時間、より多くの資源、またはより良好な性能のうちの少なくとも１つを有する、請求項７に記載の方法。
9. 特定された資源のリスト、機能のリスト、または前記複数の装置の現在の構成の少なくとも１つを格納するサーバーデータベースを設定することと、
   サーバーデータベースを動的に更新すること、をさらに含む請求項１に記載の方法。
10. 前記複数の装置の少なくとも１つの装置を前記サーバーコンピュータのプロキシとして機能できるようにすること、をさらに含む請求項１に記載の方法。
11. 前記少なくとも１つの装置が前記サーバーコンピュータに関連した少なくともいくつかの機能を実行するのを容易にすること、をさらに含む請求項１０に記載の方法。
12. ２つ以上のローカルクラスタが資源またはコンテンツの少なくとも１つを共有するのを容易にする、請求項１に記載の方法。
13. 前記資源は、前記複数の装置の少なくとも１つに接続された外部装置に関連したソフトウェア、ハードウェア、インターフェース、データベース、または資源の少なくとも１つを含み、
    前記追加資源は、ライブラリ、構成ファイル、画像またはフォントのうちの少なくとも１つを含むデータベース、またはソフトウェアのうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載の方法。
14. ユーザから、前記複数の装置の少なくとも１つの装置の選択された機能を受信し、前記少なくとも１つの装置が前記選択された機能を行なえるようにするために前記少なくとも１つの装置に接続される１つまたは複数の外部装置のリストを提供すること、をさらに含む請求項１に記載の方法。
15. 前記機能は、１つまたは複数の民生電子装置に関連した機能または、１つまたは複数の科学／研究機器に関連した機能の少なくとも１つを含む、請求項１に記載の方法。
16. 複数の装置のうちの一装置から、前記複数の装置に利用可能な特定された資源のリストを、ネットワークを介して受信する通信モジュールと、
    前記特定された資源のリストに基づき、前記複数の装置のうちの少なくともいくつかの装置により実行可能な機能を含む機能のリストを、前記複数の装置の前記一装置に提供するプロビジョニングモジュールと、を含むサーバーコンピュータを含むシステムであって、
    前記通信モジュールは、前記複数の装置の前記一装置から、前記機能のリストからの選択を受信し、
    前記プロビジョニングモジュールは、前記選択に基づき前記複数の装置の１つまたは複数の装置に追加資源を提供する、システム。
17. 前記プロビジョニングモジュールは、前記複数の装置の少なくともいくつかの装置が、ホームクラスタ、カークラスタ、または別荘クラスタの少なくとも１つを含むローカルクラスタを形成するのを容易にする、請求項１６に記載のシステム。
18. 少なくとも１つのタスクを実行するクラスタコントローラの役割を、前記複数の装置のうちの一の装置に割り当てるクラスタ制御モジュールをさらに含むシステムであって、
    現在のクラスタコントローラが利用可能でない場合に、前記クラスタ制御モジュールは前記複数の装置のうちの別の装置に前記クラスタコントローラの役割を再び割り当てる、請求項１６に記載のシステム。
19. 装置に利用可能な資源のリストを動的に特定することと、
    前記特定に応答してサーバーコンピュータに前記資源のリストを伝達することと、
    前記サーバーコンピュータから、前記資源のリストに基づき前記装置により実行可能な機能のリストを取得することと、
    ユーザから、前記機能のリストからの選択を受信することと、
    前記選択に基づき前記サーバーコンピュータから追加資源を受信することと、
    前記追加資源を使用することにより、前記選択された機能を実行するように前記装置を構成することと、を含む方法。
20. 前記サーバーコンピュータから取得することは、前記サーバーコンピュータから前記機能のリストを要求することと、前記要求に応答してネットワーク上で前記サーバーコンピュータから前記機能のリストを受信すること、とを含む、請求項１９に記載の方法。

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