JP2006020298A - 機能設定システム、撮像装置、データ処理装置、機能設定方法および機能設定プログラム - Google Patents

機能設定システム、撮像装置、データ処理装置、機能設定方法および機能設定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 所望の機能設定の作業を簡単に行うことができる機能設定システムを提供する。
【解決手段】 デジタルカメラのユーザが所望の機能を選択し、サーバに送信する。サーバは、送信された機能に基づいてデジタルカメラの制御ソフトウェアを構築する。デジタルカメラは、構築された制御ソフトウェアをサーバからダウンロードし、フラッシュROMに記憶する。記憶された制御ソフトウェアを実行することにより、所望の機能をデジタルカメラに設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データ処理装置に登録された制御プログラムを撮像装置に送信し、該撮像装置の機能を設定する機能設定システム、撮像装置、データ処理装置、機能設定方法および機能設定プログラムに関する。
近年、情報機器としての記録装置は、小型化かつ高機能化・多機能化しており、単体で複数の機能を実現するものが増えている。例えば、デジタルスチルカメラでは、動画撮影機能を盛り込んだもの、音声録音・再生機能を盛り込んだもの、音楽再生機能を盛り込んだもの等、複数の機能を盛り込んだものが登場している。
このように、複数の機能を実現する記録装置は、各機能が1チップ(半導体チップ)に凝集したハードウェア構成を有する。この共通のハードウェア上で動作するソフトウェアを変更することで、多機種の製品が出現し、コストダウンが図れる。
しかし、多くの機能を実現するソフトウェアを記録装置に組み込むためには、大容量の記憶メモリ、例えば、フラッシュメモリ、EEPROMなどが必要であり、記録装置の大型化や部品コストの上昇に繋がる。
高機能な記録装置では、大容量のメモリを用いることで、全ての機能を盛り込むことが可能であるが、比較的廉価な記録装置では、小容量のメモリを用いることで、コストを抑える必要がある。また、記録装置の利用者の中には、必要な操作機能や記録機能などの機能を所望の設定に変更(カスタマイズ)し、使い勝手の良い、自分だけのオリジナルな記録装置に設定することを望む者が多い。
このような問題に対し、インターネット等のネットワークを利用する、様々な記録装置のカスタマイズサービスが提案されている。例えば、パーソナルコンピュータおよびウェブを利用したアプリケーションコンポーネントのダウンロードサービスが提案されている(特許文献1参照)。
図22は従来の記録装置のカスタマイズ処理手順を示すフローチャートである。記録装置のカスタマイズを行う場合、まず、ユーザは記録装置とPCを接続し、PC上で記録装置のカスタマイズソフトウェアを起動する(ステップS301)。カスタマイズソフトウェアによって、PCを経由して記録装置とホストサーバとが接続されると(ステップS302)、記録装置からホストサーバに記録装置の性能に関する情報が送信される。
ホストサーバは、接続された記録装置の能力を決定し(ステップS303)、この記録装置が利用可能な機能のリストをPCに送信し、PCの画面上に機能リストの一覧を表示する(ステップS304)。ユーザによって機能リストから所望の機能が選択されると、その選択された機能のデモ動作を表示する(ステップS305)。これにより、ユーザは選択した機能のデモ動作を確認できる。ユーザが選択された機能を決めると、この機能に関するパラメータの設定等の作業を行い、その採用決定をホストサーバに通知する(ステップS306)。
ホストサーバは、機能の採用決定を受け付けると、PCに対し、この機能を実現するためのソフトウェアコンポーネントを送信し、カスタマイズソフトウェアにより、記録装置にソフトウェアコンポーネントをインストールする(ステップS307)。そして、本処理を終了する。
この後、ユーザは、機能の選択において、既に組み込まれている機能を削除したり、新たに追加することで、独自の組み合わせでソフトウェアを構築し、所望の記録装置を作り上げることができる。
また、他の従来のカスタマイズサービスとして、記録装置とサーバとを接続し、記録装置が実装する機能(能力)をサーバに通知することで、サーバからダウンロード可能なソフトウェアのメニューが送られ、その中から所望のソフトウェアを選択してダウンロードするシステムが提案されている(特許文献2参照)。この場合、PCを介さずに、記録装置単体でサーバに接続することができ、ソフトウェアコンポーネントを直接ダウンロードすることができる。
特開2001−24938号公報 特開平10−207710号公報
しかしながら、上記従来の機能設定システムでは、以下に掲げる問題があり、その改善が要望されていた。すなわち、撮像装置が持つ機能(能力)を必要に応じて使い分ける場合、所望の機能を実現するソフトウェアコンポーネントの組み合わせや、ソフトウェアの組み合わせを指定する必要があった。また、所望の機能を変更する度、毎回ソフトウェアコンポーネントの組み合わせ指定や、ソフトウェアの組み合わせ指定を行う必要があり、以前利用した組み合わせソフトウェアを利用する場合、組み合わせの指定をユーザが記憶しておかなければならず、煩わしい作業が必要だった。更に、組み合わせを指定する際に撮像装置のように装置内のROM容量が限られている場合、容量を考慮する必要があり、個人ユーザの所望のコードサイズ、性能に見合ったソフトウェアの構築(最適化)が困難であった。更に、ユーザが複数の撮像装置を持っている場合、機種毎に機能設定を覚えておくことが必要になり、ソフトウェアの組み合わせを行うことが困難であった。また、ユーザが複数機種の撮像装置を持っている場合、ホストサーバと撮像装置との設定の整合性が取れなくなるという問題もあった。
そこで、本発明は、このような煩わしい作業を解消するために、所望の機能設定の作業を簡単に行うことができる機能設定システム、撮像装置、データ処理装置、機能設定方法および機能設定プログラムを提供する。
上記の目的を達成するために本発明の撮像装置は、通信回線を介してデータ処理装置に接続され、前記データ処理装置から送信された制御プログラムの実行によって機能を設定する撮像装置であって、少なくとも1つの機能を選択する機能選択手段と、前記選択された機能を前記データ処理装置に送信する機能送信手段と、前記送信した機能に基づいて構築された制御プログラムを前記データ処理装置から受信する制御プログラム受信手段と、前記受信した制御プログラムを記憶する記憶手段と、前記受信した制御プログラムを実行することによって前記選択された機能を前記撮像装置に設定する機能設定手段と、前記記憶手段の容量に関する情報を取得する取得手段と、前記記憶手段の容量に関する情報に応じて、前記機能選択手段による機能の選択を制限する制限手段とを有することを特徴とする。
また、本発明のデータ処理装置は、上記撮像装置に、通信回線を介して接続され、前記制御プログラムを構築するデータ処理装置であって、前記撮像装置から送信された少なくとも1つの機能を受信する機能受信手段と、前記受信した機能に基づいて前記制御プログラムを構築する構築手段と、前記構築された制御プログラムを前記撮像装置に送信する制御プログラム送信手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の機能設定方法は、データ処理装置から制御プログラムを撮像装置に送信し、前記撮像装置の機能を設定する機能設定方法であって、少なくとも1つの機能を選択する機能選択ステップと、前記選択された機能を前記データ処理装置に送信する機能送信ステップと、前記送信された機能に基づいて前記制御プログラムを構築する構築ステップと、前記構築された制御プログラムを前記撮像装置に送信する制御プログラム送信ステップと、前記送信された制御プログラムを前記データ処理装置から受信する制御プログラム受信ステップと、前記受信した制御プログラムの実行によって前記選択された機能を前記撮像装置に設定する機能設定ステップと、前記受信した制御プログラムを前記撮像装置の記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記記憶手段の容量に関する情報を取得する取得ステップと、前記記憶手段の容量に関する情報に応じて、前記機能選択ステップにおける機能の選択を制限する制限ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の機能設定システムは、撮像装置と、前記撮像装置に通信回線を介して接続されたデータ処理装置とを備え、前記データ処理装置から制御プログラムを前記撮像装置に送信し、前記撮像装置の機能を設定する機能設定システムであって、前記撮像装置は、少なくとも1つの機能を選択する機能選択手段と、前記選択された機能を前記データ処理装置に送信する機能送信手段と、前記送信した機能に基づいて構築された制御プログラムを前記データ処理装置から受信する制御プログラム受信手段と、前記受信した制御プログラムを記憶する記憶手段と、前記受信した制御プログラムの実行によって前記選択された機能を前記撮像装置に設定する機能設定手段と、前記記憶手段の容量に関する情報を取得する取得手段と、前記記憶手段の容量に関する情報に応じて、前記機能選択手段の機能の選択を制限する制限手段とを備え、前記データ処理装置は、前記撮像装置から送信された機能を受信する機能受信手段と、前記受信した機能に基づいて前記制御プログラムを構築する構築手段と、前記構築された制御プログラムを前記撮像装置に送信する制御プログラム送信手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の機能設定システムは、撮像装置と、前記撮像装置に通信回線を介して接続されたデータ処理装置とを備え、前記データ処理装置から制御プログラムを前記撮像装置に送信し、前記撮像装置の機能を設定する機能設定システムであって、前記撮像装置は、現在の機能の設定状態を記憶している第1の記憶手段と、少なくとも1つの機能を選択する機能選択手段と、前記選択された機能を前記データ処理装置に送信する機能送信手段と、前記送信した機能に基づいて構築された制御プログラムを前記データ処理装置から受信する制御プログラム受信手段と、前記受信した制御プログラムを記憶する制御プログラム記憶手段と、前記受信した制御プログラムの実行によって前記選択された機能を前記撮像装置に設定する機能設定手段とを備え、前記データ処理装置は、前記撮像装置から送信された機能を受信する機能受信手段と、前記受信した機能に基づいて前記制御プログラムを構築する構築手段と、前記構築された制御プログラムを前記撮像装置に送信する制御プログラム送信手段と、前記送信した前回の制御プログラムの設定状態を記憶している第2の記憶手段と、前記撮像装置から前記第1の記憶手段に記憶されている現在の機能の設定状態を受信する設定状態受信手段と、前記受信した現在の機能の設定状態と前記第2の記憶手段に記憶されている設定状態とを比較する比較手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の機能設定プログラムは、上記機能設定方法を実現するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを有することを特徴とする。
本発明によれば、所望の機能設定の作業を簡単に行うことができる。
本発明の機能設定システム、撮像装置、データ処理装置、機能設定方法および機能設定プログラムの実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の機能設定システムはソフトウェアカスタマイズシステムに適用される。
[第1の実施形態]
[システム構成]
図1は第1の実施形態におけるソフトウェアカスタマイズシステムの構成を示す図である。このソフトウェアカスタマイズシステムは、ネットワークを介して記録装置100およびホストサーバ150が接続された構成を有する。この記録装置100は、具体的には、後述するように、デジタルカメラ500に適用されるものであり、被写体からの光を変換し、画像データとして入力する記録データ入力部101、入力された画像データを記録媒体等に記録するデータ記録部102、マイクロコンピュータ103、一時記憶部104、ソフトウェア記憶部105、操作部106、表示部107および通信部108を有する。
マイクロコンピュータ103は、記録装置100を総括的に制御する。一時記憶部104は、RAMからなり、処理を行う際のデータの一時記録やソフトウェアが利用するデータ領域として使用される。ソフトウェア記憶部105は、電気的書き換え可能で電源を落としても消えない不揮発性であるROMやフラッシュメモリからなり、マイクロコンピュータ103によって実行されるソフトウェア(プログラム)を格納する。操作部106は、スイッチ、ボタン、ダイヤルなどを有する。表示部107は例えば、撮像画像、ファインダ画像、メニュー表示等を行う液晶表示装置からなる。
また、ソフトウェア記憶部105には、記録装置制御ソフトウェア(制御プログラム)111、カスタマイズソフトウェア112、選択ソフトウェア113、ユーザ登録ソフトウェア114、通信ソフトウェア115、ユーザ登録情報120および記録装置固有のシリアルナンバー等の装置識別コード121が格納されている。
記録装置制御ソフトウェア111は、記録装置100の動作を制御するものである。カスタマイズソフトウェア112は、ユーザが記録装置制御ソフトウェア(制御プログラム)のカスタマイズを行うためのアプリケーションプログラムである。選択ソフトウェア113は、ホストサーバ150に登録されている記録装置制御ソフトウェアを取得してユーザに選択させるためのアプリケーションプログラムである。ユーザ登録ソフトウェア114は、ユーザ名やパスワード等の個人情報の登録を行う。通信ソフトウェア115は、ホストサーバ150と接続するための通信を制御する。ユーザ登録情報120は記録装置100のユーザを識別する情報である。装置識別コード121は、デジタルカメラの機種情報を含む固有の個体識別情報である。
一方、ホストサーバ150は、通信部151、ユーザ管理部152、ユーザ認証部153、CPU156、記憶媒体157、ユーザ管理データベース160、ソフトウェア選択部154、汎用部品群161、ソフトウェア構築部155、および個人ソフトウェアデータベース162を有する。
通信部151は、記録装置100との接続を行う。ユーザ管理部152は、ユーザ登録を管理する。ユーザ認証部153は、ホストサーバ150に接続したユーザの認証を行う。ユーザ管理データベース160には、ユーザの情報が蓄積されている。ソフトウェア選択部154は、登録されている記録装置制御ソフトウェアの一覧を送り、所望の記録装置制御ソフトウェアを選択する。汎用部品群161には、記録装置制御ソフトウェアを構築するためのソフトウェア部品が集められている。ソフトウェア構築部155は、ユーザのカスタマイズ希望に応じて、汎用部品群161のソフトウェア部品を組み合わせ、記録装置制御ソフトウェアを構築する。個人ソフトウェアデータベース162には、構築したユーザ固有の記録装置制御ソフトウェアが格納される。
[デジタルカメラの構成]
つぎに、記録装置100として、具体的に適用されるデジタルカメラの構成を示す。図2はデジタルカメラの本体前面を示す図である。図3はデジタルカメラの本体背面を示す図である。このデジタルカメラ500は、シャッタボタン501、撮影用レンズ502、光学ファインダ503、ストロボ発光部504、無線アンテナ505、録音用内蔵マイク506、液晶表示部507、操作スイッチ508、記録媒体509、音声再生用スピーカ510等を有する。
図4はデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。デジタルカメラ500は、前述した各部の他、撮像素子512、A/D変換部622、信号処理部623、撮像素子制御部615、A/D変換部616、画像処理部617、シャッタ制御部614、絞り制御部613、レンズ制御部612、レンズ鏡筒611、フラッシュROM602、マイクロコンピュータ601、メモリ603、信号処理部641、液晶制御部642、信号処理部651、D/A変換部652、通信制御部661、通信回線662等を有する。
フラッシュROM602には、マイクロコンピュータ601によって実行される、前述した記録装置制御ソフトウェア111(図1参照)の他、カスタマイズソフトウェア112、選択ソフトウェア113、ユーザ登録ソフトウェア114、通信ソフトウェア115、ユーザ登録情報120および装置識別コード121が格納されている。この記録装置制御ソフトウェアを実行することにより実現される静止画撮影機能では、シャッタボタン501を押下すると、レンズ制御部612、絞り制御部613および撮像素子制御部615によって、画像データが撮像素子512に取り込まれる。撮像素子512に取り込まれた画像データは、撮像素子制御部615によって撮像素子512から読み出され、A/D変換部616および画像処理部617を経てメモリ603に一時記憶される。マイクロコンピュータ601は、メモリ603に一時記憶された画像データを基に、フォーカス情報および露出情報を演算し、レンズ鏡筒611を駆動してフォーカス合わせ(オートフォーカス)および露出合わせ(自動露出)を行う。
フォーカス合わせ(オートフォーカス)を行う際、フォーカシングのスピードを優先させるために制御ソフトウェアのコード生成効率を犠牲にして、フォーカスの演算速度を早めることが可能である。また、露出合わせ(自動露出)制御においては、精度の高い露出制御を行うため複雑な演算や表(テーブル)参照を行うが、演算を関数(サブルーチン)化することでコードサイズを削減することも、関数の演算結果を予め表にまとめておくことによりコードサイズを犠牲にして処理速度を優先させることも可能である。
こうして、撮影準備が終了すると、絞り制御部613およびシャッタ制御部614は、所定の露出制御値で撮像素子512に対し、本露光を行う。露光された画像は、撮像素子制御部615により撮像素子512から画像信号として読み出され、A/D変換部615によってアナログ出力である画像信号からデジタルデータに変換され、画像処理部617により画像データとしてメモリ603に一時的に格納される。また、メモリ603に格納された画像データは、記録媒体509に記憶される。また、撮影時の設定により、メモリ603に格納された画像データは、信号処理部641によって液晶表示用に変換され、液晶制御部642によりTFT液晶(液晶表示部)507に表示することも可能である。
シャッタ制御部614では、通常のシャッタ制御の他、メカシャッタと電子シャッタの組み合わせにより高速シャッタ制御を行うことも可能である。高速シャッタ制御を行う際、短時間での制御が必要であるので、プログラムのコード生成効率を犠牲にして処理速度を向上させる。逆に、シャッタ速度の上限を制限してプログラムのコード生成効率を優先させることも可能である。また同様に、撮影指示が出てから実際の撮影が開始されるまでのレリーズタイムラグの制御においても、短時間での制御が必要であるが、コード生成効率を犠牲にしてレリーズタイムラグを短縮することも、レリーズタイムラグを長めにすることでコード生成効率を優先させることも可能である。
また、このデジタルカメラ500は、内蔵マイク506および内蔵スピーカ510を有し、動画撮影および再生可能である。デジタルカメラ500は、フラッシュROM602に格納された記録装置制御ソフトウェアを実行することにより動画撮影機能を実現し、シャッタボタン501を押下することで、レンズ制御部612、絞り制御部613および撮像素子制御部615により撮像素子512から画像データを取り込む。そして、A/D変換部616および画像処理部617を経由して、フォーカス情報および露出情報を演算し、レンズ鏡筒611を駆動してフォーカス合わせ(オートフォーカス)および露出合わせ(自動露出)を行い、絞り制御部613およびシャッタ制御部614により、所定の露出制御値で撮像素子512を露光する。
撮像素子512で露光された画像は、撮像素子制御部615により撮像素子512から画像信号として読み出され、A/D部変換部615によりアナログ出力である画像信号からデジタル画像データに変換され、画像処理部617により画像処理された後、メモリ603に一時的に格納される。メモリ603に格納された画像データは、動画データとして記録媒体509に記憶される。
また、画像撮影に合わせてマイク506から入力された音声データは、A/D変換部622によりアナログ信号からデジタルデータに変換され、信号処理部623によってフィルタリング処理が施された後、メモリ603に一時的に格納される。メモリ603に格納された音声データは、動画データの一部として記録媒体509に記憶される。
シャッタボタン501が押下されている間、所定のタイミング(フレームレート)に同期して画像の取り込みが繰り返し行われ、動画撮影が行われる。デジタルカメラ500は、動画撮影中、撮影した画像データからフォーカス情報および露出情報を演算し、レンズ鏡筒611を駆動してフォーカス合わせ(オートフォーカス)および露出合わせ(自動露出)を継続的に行う。
フラッシュROM602に格納された記録装置制御ソフトウェアの動画再生機能を実行すると、操作スイッチ508を操作することで、記録媒体509に記憶された動画データがメモリ603に一時的に読み込まれる。画像データは、所定のタイミング(フレームレート)に同期して、信号処理部641によって液晶表示用に変換された後、液晶制御部641によりTFT液晶表示部507に表示される。一方、音声データは、画像データに同期して、信号処理部651により再生用に信号処理された後、D/A変換部652によりアナログ信号に変換され、スピーカ510で再生される。
このように、デジタルカメラでは、静止画撮影・再生、動画撮影・再生など多機能化が進んでいる。図5および図6は第1の実施形態におけるデジタルカメラで実現可能な機能の一覧(汎用部品(コンポーネント)リスト)を示すテーブルである。このテーブルには、汎用部品および部品の機能説明からなる2つの項目が設けられている。デジタルカメラ500のハードウェアに、図5および図6で示すような多くの機能を実現するソフトウェアを一度に組み込むことは可能であるが、そのためには、フラッシュROM602を大容量にする必要があり、製品コストを増加させてしまうことになる。
そこで、第1の実施形態では、図5および図6に示す機能からユーザが選んだ機能を必要に応じて組み合わせ、ユーザが必要とするソフトウェア(制御プログラム)を構築してホストサーバ150に登録しておき、任意の時点で必要なソフトウェアを選択してダウンロードすることで、デジタルカメラ500の機能をカスタマイズするサービスを提供する。なお、デジタルカメラのユーザは、本サービスを利用する際、ユーザ登録を行う必要がある。図7は液晶表示部507に表示されるメニュー画面を示す図である。このメニュー画面には、ユーザ登録、ソフトウェア構築(カスタマイズ)、ソフトウェア選択、ソフトウェア公開、ソフトウェア公開取り消し、その他の項目が表示されている。
[ユーザ登録]
図8はデジタルカメラ側のユーザ登録処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、フラッシュROM602に格納されており、マイクロコンピュータ601によって実行される。ユーザが操作スイッチ508を操作したことに応じて、液晶表示部507にメニュー画面を表示し、ユーザによって「ユーザ登録」が選択されると、ユーザ登録ソフトウェア114の実行を開始する(ステップS1)。
ユーザ登録ソフトウェア114が実行されると、液晶表示部507にユーザ名入力画面(図示せず)が表示され、ユーザが操作スイッチ508を操作してユーザの名称(ユーザ名)を入力すると、この入力されたユーザの名称を設定する(ステップS2)。さらに、パスワード入力画面(図示せず)が表示され、ユーザが操作スイッチ508を操作して任意のパスワードを入力すると、この入力されたパスワードを設定する(ステップS3)。設定されたユーザ名およびパスワードを用いて、デジタルカメラ500に登録されたユーザ登録情報120を検索し、該当するユーザ登録情報を取得する(ステップS4)。
そして、通信ソフトウェア115を起動させ、通信制御部661により通信回線662をホストサーバ150に接続する(ステップS5)。本実施形態では、通信回線として無線通信回線680を使用し、無線アンテナ505を介して公衆の無線電話回線に接続される。ホストサーバ150への接続が完了すると、デジタルカメラ500は、ユーザ登録情報120および装置識別コード121をホストサーバ150に送信する(ステップS6)。
この後、デジタルカメラ500は、ホストサーバ150からバスワード変更画面あるいは新規ユーザ登録確認画面のいずれかを受信する(ステップS7)。デジタルカメラ500は、受信した入力画面がバスワード変更画面であるか、あるいは新規ユーザ登録確認画面であるかを判別し(ステップS8)、パスワード変更画面である場合、パスワード変更画面を表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより設定された新たなパスワードを入力し、入力した新たなパスワードをホストサーバ150に送信する(ステップS9)。一方、ステップS8で新規ユーザ登録確認画面である場合、新規ユーザ登録確認画面を表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより設定された新規のユーザ情報を入力し、入力した新規のユーザ情報をホストサーバ150に送信する(ステップS10)。
そして、ホストサーバへの送信結果として更新登録時あるいは新規登録時のユーザ登録情報がデジタルカメラ500に通知されると、ホストサーバ150との通信を切断し(ステップS11)、デジタルカメラ500内のユーザ登録情報部120に、通知されたユーザ登録情報を記憶し(ステップS12)、本処理を終了する。
図9はホストサーバ150側のユーザ登録処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、ホストサーバ150内の記録媒体157に格納されており、CPU156によって実行される。ホストサーバ150は、デジタルカメラ500から送られたユーザ登録情報120および装置識別コード121を受信し(ステップS21)、これらの情報を基に、ユーザ認証部153により、ユーザ管理データベース160を検索し、ユーザ認証を行う(ステップS22)。
ユーザ認証の結果、ユーザ管理データベース160に、このユーザが登録されているか否かを判定する(ステップS23)。登録済みのユーザである場合、パスワード変更画面をデジタルカメラ500に送信する(ステップS24)。そして、ユーザが必要に応じて設定した新パスワードを受信し、ユーザ管理部152により、新パスワードを登録することで、ユーザ管理データベース160の情報を変更する(ステップS25)。さらに、ユーザ管理部152により、変更されたユーザ登録情報をデジタルカメラ500に通知し(ステップS26)、本処理を終了する。
一方、ステップS23で未登録ユーザである場合、新規ユーザ登録確認画面をデジタルカメラ500に送信する(ステップS27)。そして、ユーザにより新規登録の確認が行われると、ユーザ管理部152により、ユーザ管理データベース160に新規ユーザの登録を行う(ステップS28)。さらに、個人ソフトウェアデータベース162を構築する(ステップS29)。そして、ユーザ管理部152により、新規に登録されたユーザ登録情報をデジタルカメラ500に通知し(ステップS30)、本処理を終了する。
このようにして、ユーザ登録情報の設定・変更が行われる。また、デジタルカメラのユーザは、本サービスを利用する際、予めソフトウェアの構築を行い、個人ソフトウェアデータベースに登録しておく必要がある。
[ソフトウェア構築]
図10はデジタルカメラ側のソフトウェア構築処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、フラッシュROM602に格納されており、マイクロコンピュータ601によって実行される。
まず、ユーザが操作スイッチ508を操作したことに応じて、液晶表示部507にメニュー画面(図7参照)を表示し、ユーザによって「カスタマイズ」が選択されると、カスタマイズソフトウェア112の実行を開始する(ステップS41)。カスタマイズソフトウェア112が実行すると、ユーザ名入力画面(図示せず)を表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより設定されたユーザの名称(ユーザ名)を入力する(ステップS42)。
さらに、パスワード入力画面(図示せず)を表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより指定された任意のパスワードを入力する(ステップS43)。入力されたユーザ名およびパスワードを用いて、デジタルカメラ500内のユーザ登録情報120を検索し、該当するユーザ登録情報を取得する(ステップS44)。そして、通信ソフトウェア115を起動させ、通信制御部661により通信回線662をホストサーバ150に接続する(ステップS45)。ホストサーバ150への接続が完了すると、ユーザ登録情報120および装置識別コード121をホストサーバ150に送信する(ステップS46)。
この後、ホストサーバ150からデータを受信し(ステップS47)、受信したデータが汎用部品メニュー(図5、図6の汎用部品リスト参照)であるか、あるいは認証エラーの通知であるかを判別する(ステップS48)。汎用部品メニューである場合、それを表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより選択された汎用部品をホストサーバ150に送信する(ステップS49)。この汎用部品の選択処理の詳細については、図25を用いて後述する。さらに、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより設定されたソフトウェア名称を入力し、ホストサーバ150に送信する(ステップS50)。
そして、ホストサーバ150から個人ソフトウェアの一覧を受信すると(ステップS51)、登録ソフトウェア名称の一覧を表示する(ステップS52)。この後、ホストサーバ150との通信を切断し(ステップS53)、本処理を終了する。
一方、ステップS48で認証エラーの通知であった場合、無効なユーザ警告を表示し(ステップS54)、ステップS53の通信切断処理に移行する。
図11はホストサーバ150側のソフトウェア構築処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、ホストサーバ150内の記憶媒体157に記憶されており、ホストサーバ150内のCPU156によって実行される。
ホストサーバ150は、ユーザ登録情報120および装置識別コード121を受信すると(ステップS61)、これを基に、ユーザ認証部153により、ユーザ管理データベース160を検索し、ユーザ認証を行う(ステップS62)。そして、このユーザ認証の結果を判定し(ステップS63)、このユーザがユーザ管理データベース160に登録されている場合、ソフトウェア構築部155により、汎用部品群161に登録されている汎用部品リスト(汎用部品メニュー)をデジタルカメラ500に送信する(ステップS64)。
汎用部品メニューを基に、個々の汎用部品に対し、機能を実現するためのパラメータを選択・設定することが可能である。ユーザが操作スイッチ508を操作し、汎用部品メニューの中から、フラッシュROM602の容量に見合った範囲で、希望する機能を選択し、その機能に対するパラメータを設定すると、ホストサーバ150はデジタルカメラ500からユーザが利用したい汎用部品(機能)の選択及びソフトウェア名称を受信する(ステップS65)。
選択された汎用部品および付属のパラメータを基に、ソフトウェア構築部155により汎用部品群161を組み合わせてデジタルカメラ制御ソフトウェア(撮像装置制御ソフトウェア)111を構築する(ステップS66)。構築されたデジタルカメラ制御ソフトウェア111を、個人ソフトウェアデータベース162にソフトウェア名称と一緒に登録する(ステップS67)。尚、構築した制御ソフトウェアを、その場で撮像装置に機能を設定する場合、データベースに登録しないで撮像装置側に送信してもよい。
デジタルカメラ制御ソフトウェア111の登録が完了すると、ソフトウェア選択部154により、個人ソフトウェアデータベース162に登録されているデジタルカメラ制御ソフトウェアの一覧をデジタルカメラ500に送信する(ステップS68)。そして、本処理を終了する。
一方、ステップS63におけるユーザ認証の結果、このユーザがユーザ管理データベース160に登録されていない場合、ユーザ認証部153により、認証エラーをデジタルカメラ500に通知する(ステップS69)。この後、本処理を終了する。このようにして、デジタルカメラ制御ソフトウェア(制御プログラム)のカスタマイズ(機能設定)が行われる。
[ソフトウェア構築(最適化)]
前述したステップS66におけるソフトウェア構築では、制御ソフトウェアを格納するデジタルカメラ側のフラッシュROMの容量が限られている場合、ROM容量を考慮したソフトウェア構築を行う必要がある。ここでは、ROM容量を考慮した場合のソフトウェア構築を示す。この場合、ユーザは、ステップS49でフラッシュROM602の容量に見合った範囲で、希望する機能(複数の汎用部品)を選択し、付属のパラメータを設定することになる。
デジタルカメラ500側では、ステップS64で送信された汎用部品メニュー(部品リスト、構築メニュー)をステップS47において受信すると、マイクロコンピュータ601は、ROMの全容量および使用量から算出した空き容量情報を取得し、設定画面を表示する。図23はソフトウェア構築(最適化)設定画面を示す図である。この設定画面には、デジタルカメラのフラッシュROMの全容量および現在の制御プログラムで使用可能な空きROM容量が表示されている。この例では、既存の制御プログラムに加え、24MBのプログラム容量の空きがあることが示されている。
また、この部品リストの機能では、高速シャッタ機能、高速AF機能、高精度AE機能およびレリーズタイムラグの設定が示されている。各機能にはそれぞれ必要な空きROM容量が定められている。尚、これらの機能は、デジタルカメラの設定における一例を示したものであり、特に機能を限定するものではない。各機能にはそれぞれ必要な空きROM容量が定められているので、機能だけを表示する場合、空きROM容量の範囲内で機能が選択可能である。また、空きROM容量の範囲を超える機能がある場合、そのような機能の選択を行えないようにする、あるいは警告を出して機能の選択をやり直させるようにする。
さらに、各機能に対し、構築時の最適化オプションの指定を行うことができるようになっている。最適化オプションでは、各機能(コンポーネント)の動作と各機能に対する制御プログラムのコード容量を最適化して設定することが可能である。図24は構築時の最適化オプションとしてコード生成最適化オプションを示すテーブルである。「Level0」は、コードサイズを最も小さくする構築オプション指定である。このオプションを指定することで、同機能を実現させるためのプログラムコードを最も小さくすることが可能であり、空きROM容量に対して多くの機能を入れることが可能である。一方、「Level3」は、マイクロコンピュータの処理速度を最も速く実行できるコードを生成する構築オプション指定である。このオプションを指定することで、同機能を実現させるためにマイクロコンピュータのキャッシュサイズを考慮し、関数(サブルーチン)呼び出しを極力少なくし、更にループの見直しまで行うことで速度を速くすることができる。しかし、この構築オプション指定では、コードサイズが犠牲になっている。「Level2」、「Level3」は、それぞれ中間的なコード生成の構築オプション指定であり、それぞれに見合ったサイズのコードが生成される。尚、図23では、各機能に対し、3段階の構築オプション指定が可能である。
このように、図23のソフトウェア構築の設定画面では、機能を実現するための機能選択および最適化オプションが設定される。ユーザが操作スイッチ508を操作し、機能メニューの中から、希望する機能(複数の汎用部品)を選択し、最適化オプションを設定すると、空きROM容量が更新される。ユーザは、ROM容量に収まる範囲内で機能および処理速度のトレードオフを行い、ユーザの要望に見合った設定を行うことができる。
図25はステップS49の処理の一部として、デジタルカメラ側で実行される部品選択・構築オプション指定処理手順を示すフローチャートである。ステップS64におけるホストサーバ150からの汎用部品、構築メニュー送信に対し、デジタルカメラ500では、ホストサーバからの情報に従って機能の表示、ROM容量情報の表示、最適化オプション指定の画面表示(図23参照)を行う(ステップS421)。
ユーザによって指示された所望の機能の選択を行う(ステップS422)。最初に機能の選択が行われた際、本実施形態では、最適化オプションには「標準」が選択されている。尚、ROMの空き容量を考慮して自動的に初期値が選択されるようにしてもよい。機能の選択が行われると、最適化オプションの選択値(本実施形態では、標準)に対応するコードサイズ分のROM使用容量(空き)を更新し、設定画面(図23参照)に表示される空きROM容量を更新する(ステップS423)。
引き続き、ユーザによって指示された最適化オプションの選択を行う(ステップS424)。ここで、機能毎に最適化オプションは異なり、前述したように、コードサイズを優先させる場合および速度を優先させる場合を段階的に選択することが可能である。ここで選択された値に対し、機能毎にコード生成最適化オプションが対応付けられ、ソフトウェア構築時の最適化レベルが決定される。最適化オプションが選択されると、対応するコードサイズ分のROM容量(空き)を更新し、設定画面(図23参照)に表示されている空きROM容量を更新する(ステップS425)。
ユーザによる全ての機能選択および最適化オプションの選択が完了したか否かを判別する(ステップS426)。設定を継続する場合、ステップS422の機能選択処理に戻り、別の機能を選択する。一方、設定が完了した場合、マイクロコンピュータ601は、選択した結果、全ての機能が空きROM容量に収まるか否かを判別する(ステップS427)。ROM容量に収まる場合、本設定処理を終了する。
一方、ROM容量に収まらない場合、再度、ステップS422の機能選択処理に戻り、ROM容量に収まる範囲での機能選択、最適化オプション指定を繰り返す。尚、本実施形態では、ROM容量の確認を、ステップS427として最後のステップ処理で行っているが、これは、ユーザが希望する機能選択および最適化オプションを全て入力させるためである。他の方法としては、ユーザが希望する機能を全て選択した後、ROMの空き容量に応じてコード生成の最適化を、マイクロコンピュータ側で自動的に設定するようにしてもよい。また、ユーザが機能の選択を行う毎にROM空き容量を取得して更新し、ROM空き容量を超える場合、その時点で新しい機能の選択やコード容量の大きい高速化オプションの表示をグレイアウトさせるなど、指定できないように制御する方法もある。また、選択をやり直させるように警告を出してもよい。
このように、デジタルカメラ側で設定が完了すると、ホストサーバ150は、ステップS65において、デジタルカメラ500から、ユーザが利用したい汎用部品の選択、構築オプション(最適化オプション)およびソフトウェア名称を受信する。さらに、ステップS66において、選択された汎用部品および構築オプションを基に、ホストサーバ150側でソフトウェア構築部155により汎用部品群161を組み合わせ、かつ最適化オプションに従ってデジタルカメラ制御ソフトウェア(記録装置制御ソフトウェア)111を構築する。このようにして、デジタルカメラ制御ソフトウェア(制御プログラム)のカスタマイズ(機能設定)が行われる。
尚、ここでは、デジタルカメラ側で全ROM容量と使用量から空き容量を算出し、機能選択を制御したが、ホストサーバ側でデジタルカメラ側からROM容量に関する情報を取得し、ホストサーバ側から撮像装置側の機能選択を制御するようにしてもよい。
[ソフトウェア選択]
図12はデジタルカメラ側のソフトウェア選択処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、フラッシュROM602に格納されており、マイクロコンピュータ601によって実行される。
ユーザが操作スイッチ508を操作したことに応じて、液晶表示部507にメニュー画面を表示し(図7参照)、ユーザによって「ソフトウェア選択」が指定されると、選択ソフトウェア113の実行を開始する(ステップS71)。選択ソフトウェア112が実行されると、ユーザ名入力画面(図示せず)を表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより設定されたユーザの名称(ユーザ名)を入力する(ステップS72)。さらに、パスワード入力画面(図示せず)を表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより指定された任意のパスワードを入力する(ステップS73)。
入力されたユーザ名およびパスワードを用いて、デジタルカメラ500内のユーザ登録情報120を検索し、ユーザ登録情報を取得する(ステップS74)。そして、通信ソフトウェア115を起動させ、通信制御部661により通信回線662をホストサーバ150に接続する(ステップS75)。ホストサーバ150への接続が完了すると、ユーザ登録情報120および装置識別コード121をホストサーバ150に送信する(ステップS76)。
この後、ホストサーバ150からデータを受信し(ステップS77)、それが個人ソフトウェア一覧であるか、あるいは認証エラーであるかを判別する(ステップS78)。個人ソフトウェア一覧である場合、液晶表示部507に、登録されたソフトウェアの一覧を表示する(ステップS79)。ソフトウェアの一覧の中から、ユーザによって、所望のデジタルカメラ制御ソフトウェアが選択されると、その選択をホストサーバ150に送信する(ステップS80)。そして、ホストサーバ150から選択された制御ソフトウェアを受信すると(ステップS81)、ホストサーバ150との通信を切断する(ステップS82)。この後、ホストサーバ150から送られた制御ソフトウェアを、記憶装置制御ソフトウェア111として、フラッシュROM602に書き込み(ステップS83)、本処理を終了する。
一方、ステップS78で認証エラーである場合、デジタルカメラ500は、液晶表示部507に無効なユーザ警告(ユーザ名またはパスワードに誤りがある旨など)を表示し(ステップS84)、ステップS82の通信切断処理に移行する。
図13はホストサーバ150側のソフトウェア選択処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、ホストサーバ150内の記憶媒体157に記憶されており、ホストサーバ150内のCPU156によって実行される。
ホストサーバ150は、ユーザ登録情報120および装置識別コード121を受信すると(ステップS91)、これらの情報を基に、ユーザ認証部153により、ユーザ管理データベース160を検索し、ユーザ認証を行う(ステップS92)。そして、このユーザ認証の結果を判定する(ステップS93)。このユーザがユーザ管理データベース160に登録されている場合、ソフトウェア選択部154により、個人ソフトウェアデータベース162に登録されているデジタルカメラ制御ソフトウェアの一覧をデジタルカメラ500に送信する(ステップS94)。
そして、ユーザの所望するデジタルカメラ制御ソフトウェアの選択をデジタルカメラ500から受信すると(ステップS95)、選択された制御ソフトウェアを、ソフトウェア選択部154により、個人ソフトウェアデータベース162から読み出し、デジタルカメラ500に送信する(ステップS96)。この後、本処理を終了する。
一方、ステップS93のユーザ認証の結果、このユーザがユーザ管理データベース160に登録されていない場合、ユーザ認証部153により、認証エラーをデジタルカメラ500に通知する(ステップS97)、本処理を終了する。
このように、第1の実施形態によれば、デジタルカメラ500のユーザは、ホストサーバ150に対してユーザ登録を行い、所望のデジタルカメラ制御ソフトウェアを構築してホストサーバ150の個人ソフトウェアデータベース162に登録しておき、必要に応じて、個人ソフトウェアデータベース162に登録された複数の制御ソフトウェアの中から所望の制御ソフトウェアを選択し、選択した制御ソフトウェアをホストサーバ150からダウンロードし、デジタルカメラ制御ソフトウェア111として、フラッシュROM602に書き込むことで更新し、デジタルカメラの機能を任意の設定に変更する(カスタマイズする)ことができる。
尚、上記実施形態では、デジタルカメラ側で制御プログラムを格納する記憶媒体としてフラッシュROMを用いた場合を示したが、特にこれに限定されるものではなく、フラッシュROMの代わりに、EEPROMやEPROMを用いてもよい。また、このような記憶媒体として、デジタルカメラ本体に着脱自在なUSBメモリやカード型メモリを用いてもよい。さらには、半導体メモリの代わりに、磁気バブルメモリや光磁気ディスク等を用いてもよい。このことは、以後の実施形態においても同様である。
[第2の実施形態]
図14は第2の実施形態におけるソフトウェアカスタマイズシステムの構成を示す図である。第2の実施形態では、前記第1の実施形態のソフトウェアカスタマイズシステムに対して、ホストサーバの機能を拡張し、サービスが増強されている。以下に、ホストサーバの機能拡張に伴う記録装置の追加サービス利用手順について説明する。
[システム構成]
第2の実施形態のソフトウェアカスタマイズシステムは、前記第1の実施形態と同様、ネットワークを介して記録装置800およびホストサーバ850が接続された構成を有する。この記録装置800は、前記第1の実施形態と同様、具体的には、前述したデジタルカメラ500に適用されるものであり、記録データ入力部101、データ記録部102、マイクロコンピュータ103、一時記憶部104、ソフトウェア記憶部805、操作部106、表示部107および通信部108を有する。尚、前記第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付すことにより、その説明を省略する。また、デジタルカメラ500の構成は、前記第1の実施形態と同じである。
ソフトウェア記憶部805には、記録装置制御ソフトウェア(制御プログラム)111、カスタマイズソフトウェア112、選択ソフトウェア113、ユーザ登録ソフトウェア114、通信ソフトウェア115、ユーザ登録情報120および装置識別コード121の他、公開ソフトウェア816および公開取り消しソフトウェア817が格納されている。
一方、ホストサーバ850は、通信部151、ユーザ管理部152、ユーザ認証部153、CPU156、記憶媒体157、ユーザ管理データベース160、ソフトウェア選択部854、汎用部品群161、ソフトウェア構築部155、個人ソフトウェアデータベース162、ソフトウェア公開・公開取り消し部856を有する。
通信部151は記録装置800に接続される。ここでは、この接続は無線により電気的に行われているが、有線で行われてもよい。ユーザ管理部152はユーザ登録を行う。ユーザ認証部153は接続したユーザの認証を行う。ユーザ管理データベース160には、ユーザの情報が蓄積されている。ソフトウェア選択部854は、登録されている記録装置制御ソフトウェアの一覧を記録装置800に送り、所望の記録装置制御ソフトウェアを選択する。汎用部品群161には、記録装置の制御ソフトウェアを構築するためのソフトウェア部品が集められている。ソフトウェア構築部155は、ユーザの希望するカスタマイズに応じて、汎用部品群161のソフトウェア部品を組み合わせて記録装置制御ソフトウェアを構築する。個人ソフトウェアデータベース162には、構築したユーザ固有の記録装置制御ソフトウェアが格納される。
ソフトウェア公開・公開取り消し部856は、ユーザの操作により、個人ソフトウェアデータベースに登録されている記録装置制御ソフトウェアを公開し、全てのユーザが利用可能な共有(共用)ソフトウェアデータベース863に登録する。ここで、ソフトウェア公開・公開取り消し部856および共有ソフトウェアデータベース863は、第1の実施形態のシステムに対して追加された機能およびサービスである。
図15は第2の実施形態において追加された分の汎用部品を示すテーブルである。このテーブルには、汎用部品および部品の機能説明からなる2つの項目が設けられている。追加された機能として、ソフトウェア公開機能、ソフトウェア公開取り消し機能、および新ソフトウェア選択機能が示されている。
また、記録装置800としては、前記第1の実施形態と同様、デジタルカメラが用いられる。また、第2の実施形態では、ホストサーバ850にソフトウェア公開・公開取り消し部856および共有ソフトウェアデータベース863を加えることで、より幅広いデジタルカメラの利用価値が与えられる。第2の実施形態における新機能を利用するためには、図15に示す部品を追加する必要がある。その手順として、第1の実施形態におけるソフトウェア構築処理(図10、図11参照)における、汎用部品メニュー選択(ステップS49)で、図15に示す部品を選択することで、ソフトウェアを構築する。
さらに、第1の実施形態におけるソフトウェア選択処理(図12、図13参照)において、登録ソフトウェア選択処理(ステップS80)で、先に構築したソフトウェアを選択し、記録装置800のソフトウェアカスタマイズを行うことで、ソフトウェア公開、ソフトウェア公開取り消しおよび新しいソフトウェア選択を利用することができる。したがって、デジタルカメラのユーザは、本サービスを利用する際、予めソフトウェアの構築を行い、個人ソフトウェアデータベースに登録しておく必要がある。
[ソフトウェア公開]
図16はデジタルカメラ側のソフトウェア公開処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、フラッシュROM602に格納されており、マイクロコンピュータ601によって実行される。
ユーザが操作スイッチ508を操作したことに応じて、液晶表示部507にメニュー画面(図7参照)を表示し、ユーザによって「ソフトウェア公開」が指定されると、公開ソフトウェア816の実行を開始する(ステップS101)。公開ソフトウェア116が実行されると、ユーザ名入力画面(図示せず)を表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより、設定したユーザの名称(ユーザ名)を入力する(ステップS102)。さらに、パスワード入力画面(図示せず)を表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより、指定した任意のパスワードを入力する(ステップS103)。入力されたユーザ名およびパスワードを用いて、デジタルカメラ500内のユーザ登録情報120を検索し、ユーザ登録情報を取得する(ステップS104)。そして、通信ソフトウェア115を起動させ、通信制御部661により通信回線662をホストサーバ850に接続する(ステップS105)。ホストサーバ850への接続が完了すると、ユーザ登録情報120および装置識別コード121をホストサーバ850に送信する(ステップS106)。
この後、ホストサーバ850からデータを受信すると(ステップS107)、受信したデータが個人ソフトウェアの一覧であるか、あるいは認証エラーであるかを判別する(ステップS108)。個人ソフトウェアの一覧である場合、液晶表示部507に、登録されたソフトウェアの名称一覧を表示する(ステップS109)。ユーザが所望のデジタルカメラ制御ソフトウェアを名称一覧から選択すると、その選択をホストサーバ850に送信する(ステップS110)。そして、ホストサーバ850との通信を切断する(ステップS111)。この後、本処理を終了する。
一方、ステップS108で認証エラーが通知された場合、デジタルカメラ500は、液晶表示部507に無効なユーザ警告(ユーザ名またはパスワードに誤りがある旨など)を表示し(ステップS112)、ステップS111の処理に移行する。
図17はホストサーバ850側のソフトウェア公開処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、ホストサーバ850内の記憶媒体157に記憶されており、ホストサーバ850内のCPU156によって実行される。
ホストサーバ850は、ユーザ登録情報120および装置識別コード121を受信すると(ステップS121)、これらの情報を基に、ユーザ認証部153により、ユーザ管理データベース160を検索し、ユーザ認証を行う(ステップS122)。そして、このユーザ認証の結果を判定する(ステップS123)。
このユーザがユーザ管理データベース860に登録されている場合、ソフトウェア公開・公開取り消し部856により、個人ソフトウェアデータベース162に登録されているデジタルカメラ制御ソフトウェアの一覧をデジタルカメラ500に送信する(ステップS124)。ユーザが所望するデジタルカメラ制御ソフトウェアの選択を受信すると(ステップS125)、ソフトウェア公開・公開取り消し部856により、選択されたソフトウェアを個人ソフトウェアデータベース162から読み出し、共有ソフトウェアデータベース863に転送する(ステップS126)。この後、本処理を終了する。
一方、ステップS123でユーザ認証の結果、このユーザがユーザ管理データベース160に登録されていない場合、ユーザ認証部153により、デジタルカメラ500に認証エラーを通知し(ステップS127)、本処理を終了する。
[ソフトウェア選択]
図18はデジタルカメラ側のソフトウェア選択処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、フラッシュROM602に格納されており、マイクロコンピュータ601によって実行される。
ユーザが操作スイッチ508を操作したことに応じて、液晶表示部507にメニュー画面(図7参照)を表示し、ユーザによって「ソフトウェア選択A」が指定されると、選択ソフトウェア113の実行を開始する(ステップS131)。選択ソフトウェア113が実行されると、ユーザ名入力画面を表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより、設定したユーザの名称(ユーザ名)を入力する(ステップS132)。さらに、パスワード入力画面を表示し(図示せず)、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより、指定した任意のパスワードを入力する(ステップS133)。入力されたユーザ名およびパスワードを用いて、デジタルカメラ内のユーザ登録情報120を検索し、ユーザ登録情報を取得する(ステップS134)。そして、通信ソフトウェア115を起動させ、通信制御部661により通信回線662をホストサーバ150に接続する(ステップS135)。ホストサーバ150への接続が完了すると、ユーザ登録情報120および装置識別コード121をホストサーバ150に送信する(ステップS136)。
この後、ホストサーバ850からデータを受信すると(ステップS137)、このデータが認証エラーの通知であるか否かを判別する(ステップS138)。認証エラーの通知でない場合、個人ソフトウェアデータベース162に登録されているデジタルカメラ制御ソフトウェアの一覧であるか、あるいは共有ソフトウェアデータベース863に登録されているデジタルカメラ制御ソフトウェアの一覧であるかを判別する(ステップS139)。
個人ソフトウェアデータベース162に登録されているデジタルカメラ制御ソフトウェアの一覧である場合、液晶表示部507に、登録されたソフトウェアの一覧を表示する(ステップS140)。ユーザが所望のデジタルカメラ制御ソフトウェアをその一覧から選択すると、この選択をホストサーバ850に送信する(ステップS141)。そして、ホストサーバ850から選択された制御ソフトウェアを受信すると(ステップS142)、ホストサーバ850との通信を切断する(ステップS143)。デジタルカメラ500に送られたソフトウェアを、記憶装置制御ソフトウェア111として、フラッシュROM602に書き込む(ステップS144)。この後、本処理を終了する。
一方、ステップS139で共有ソフトウェアデータベース863に登録されているデジタルカメラ制御ソフトウェアの一覧である場合、液晶表示部507に、登録されたソフトウェアの一覧を表示する(ステップS145)。ユーザが所望のデジタルカメラ制御ソフトウェアを一覧から選択すると、この選択をホストサーバ850に送信する(ステップS146)。そして、ホストサーバ850から選択された制御ソフトウェアを受信すると(ステップS147)、ステップS143の通信切断処理に移行する。
また一方、ステップS138で認証エラーが通知された場合、デジタルカメラ500は、液晶表示部507に無効なユーザ警告(ユーザ名またはパスワードに誤りがある旨など)を表示し(ステップS148)、ステップS143の通信切断処理に移行する。
図19はホストサーバ850側のソフトウェア選択処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、ホストサーバ850内の記憶媒体157に記憶されており、ホストサーバ850内のCPU156によって実行される。
ホストサーバ850は、ユーザ登録情報120および装置識別コード121を受信すると(ステップS151)、この情報を基に、ユーザ認証部153により、ユーザ管理データベース160を検索し、ユーザ認証を行う(ステップS152)。そして、このユーザ認証の結果を判定する(ステップS153)。
このユーザがユーザ管理データベース160に登録されている場合、ソフトウェア選択部854により、ソフトウェアデータベースを選択する(ステップS154)。そして、選択の結果を判定する(ステップS155)。個人ソフトウェアデータベース162が選択された場合、個人ソフトウェアデータベース162に登録されているデジタルカメラ制御ソフトウェアの一覧をデジタルカメラ500に送信する(ステップS156)。
ユーザによる所望のデジタルカメラ制御ソフトウェアの選択を受信すると(ステップS157)、ソフトウェア選択部854により、選択されたソフトウェアを、個人ソフトウェアデータベース162から読み出してデジタルカメラ500に送信する(ステップS158)。この後、本処理を終了する。
一方、ステップS155で共有ソフトウェアデータベース863が選択された場合、共有ソフトウェアデータベース863に登録されているデジタルカメラ制御ソフトウェアの一覧をデジタルカメラ500に送信する(ステップS159)。ユーザによる所望のデジタルカメラ制御ソフトウェアの選択を受信すると(ステップS160)、ソフトウェア選択部854により、選択されたソフトウェアを共有ソフトウェアデータベース863から読み出してデジタルカメラ500に送信する(ステップS161)。この後、本処理を終了する。
また一方、ステップS153でユーザ認証の結果、このユーザがユーザ管理データベース160に登録されていない場合、ユーザ認証部153により、認証エラーをデジタルカメラ500に通知する(ステップS162)。この後、本処理を終了する。
[ソフトウェア公開取り消し]
図20はデジタルカメラ側のソフトウェア公開取り消し処理手順を示すフローチャートである。デジタルカメラのユーザは、本サービスを利用する際、予めソフトウェア公開を行い、共有ソフトウェアデータベースに登録しておく必要がある。この処理プログラムは、フラッシュROM602に格納されており、マイクロコンピュータ601によって実行される。
ユーザが操作スイッチ508を操作したことに応じて、液晶表示部507にメニュー画面(図7参照)を表示し、ユーザによって「非公開」が指定されると、公開取り消しソフトウェア817の実行を開始する(ステップS171)。公開取り消しソフトウェア817が実行されると、ユーザ名入力画面(図示せず)を表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより設定されたユーザの名称(ユーザ名)を入力する(ステップS172)。さらに、パスワード入力画面(図示せず)を表示し、ユーザが操作スイッチ508を操作することにより指定された任意のパスワードを入力する(ステップS173)。
入力されたユーザ名およびパスワードを用いて、デジタルカメラ500内のユーザ登録情報120を検索し、ユーザ登録情報を取得する(ステップS174)。そして、通信ソフトウェア115を起動させ、通信制御部661により通信回線662をホストサーバ850に接続する(ステップS175)。ホストサーバ850への接続が完了すると、ユーザ登録情報120および装置識別コード121をホストサーバ850に送信する(ステップS176)。
ホストサーバ850からデータを受信すると(ステップS177)、受信したデータが共有(共用)ソフトウェアの一覧であるか、あるいは認証エラーであるかを判別する(ステップS178)。共有ソフトウェアの一覧である場合、液晶表示部507に、登録されたソフトウェアの名称一覧を表示する(ステップS179)。ユーザによる所望のデジタルカメラ制御ソフトウェアの選択をホストサーバ850に送信する(ステップS180)。
そして、ホストサーバ850から削除結果を受信すると(ステップS181)、所望のデジタルカメラ制御ソフトウェアが削除されたか否かを判別し(ステップS182)、削除された場合、ホストサーバ850との通信を切断する(ステップS183)。この後、本処理を終了する。一方、削除されなかった場合、液晶表示部507に、作成者が不一致である旨の警告表示を行い(ステップS184)、ステップS183の通信切断処理に移行する。また一方、ステップS178で認証エラーの通知であった場合、デジタルカメラ500は、液晶表示部507に無効なユーザ警告(ユーザ名またはパスワードに誤りがある旨など)を表示し(ステップS185)、ステップS183の通信切断処理に移行する。
図21はホストサーバ850側のソフトウェア公開取り消し処理手順を示すフローチャートである。ホストサーバ850は、ユーザ登録情報120および装置識別コード121を受信すると(ステップS191)、これらの情報を基に、ユーザ認証部153により、ユーザ管理データベース160を検索し、ユーザ認証を行う(ステップS192)。このユーザ認証の結果を判定する(ステップS193)。このユーザがユーザ管理データベース160に登録されている場合、ソフトウェア公開・公開取り消し部856により、共有ソフトウェアデータベース863に登録されているデジタルカメラ制御ソフトウェアの一覧をデジタルカメラ500に送信する(ステップS194)。
ユーザによる所望のデジタルカメラ制御ソフトウェアの選択を受信すると(ステップS195)、ソフトウェア公開・公開取り消し部856により、選択されたソフトウェアはこのユーザが公開したものであるか否かを判定する(ステップS196)。このユーザが作成したソフトウェアである場合、共有ソフトウェアデータベース863からそのソフトウェアを削除する(ステップS197)。この後、本処理を終了する。
一方、ステップS196で、選択されたソフトウェアはこのユーザが作成したソフトウェアでない場合、ソフトウェア公開・公開取り消し部856により、削除権限無しをデジタルカメラ500に通知する(ステップS198)。この後、本処理を終了する。また一方、ステップS193でユーザ認証の結果、このユーザがユーザ管理データベース160に登録されていない場合、ユーザ認証部153により、認証エラーをデジタルカメラ500に通知する(ステップS199)。この後、本処理を終了する。
このように、第2の実施形態によれば、デジタルカメラ(記録装置)側では、ホストサーバ側の機能拡張に伴うサービス強化に対応することが可能である。
[その他の実施形態]
上記各実施形態では、ユーザ登録情報120および装置識別コード121を用いて認証を行い、個人ソフトウェアデータベースはユーザ毎に管理を行っていたが、機器固有の装置識別コードではなく、機種毎に認証・管理を行ってもよい。これにより、一人のユーザが複数の機種のデジタルカメラを持っている場合、機種で自動的に認証可能になるため、ユーザ自身で機種を選択する処理が不要になり、また異なる機種のデータベースへのアクセスを防止できる。
また、ユーザ認証の失敗やデジタルカメラ側でのエラーやサーバ間での通信エラーなどの理由によって、いずれかの機能設定状態が破損しているなどで両者の機能設定が異なっている場合、そのままデジタルカメラのROMに制御ソフトウェアを書き込み、更新してしまうと、デジタルカメラが動作しなくなってしまうおそれや、他のユーザの制御ソフトウェアで更新されてしまうといった可能性がある。
そこで、デジタルカメラに現在の設定状態を格納し、ホストサーバ上の個人ソフトウェアデータベースに前回のデジタルカメラの機能設定状態を示す設定状態データを格納しておき、ROMの書き換えを行う前に、デジタルカメラとホストサーバ上の設定状態の整合性をチェックするようにしてもよい。尚、デジタルカメラおよびホストサーバのハードウェア構成は前記第1、第2の実施形態に示したものと同様である。
図26はホストサーバにおける設定状態のチェック処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、ホストサーバ内の記憶媒体に記憶されており、ホストサーバ内のCPUによって実行される。まず、ユーザの認証を終えると、ホストサーバでは、デジタルカメラから設定状態データを取得する(ステップS401)。ホストサーバ側のCPUは、各設定状態に整合性が取れているか否かの比較チェックを行う(ステップS402)。整合性が取れており、一致していると判別された場合、例えば、その比較結果をデジタルカメラ側に通知し、本チェック処理を終了する。デジタルカメラ側では、このチェック処理の結果を受けてから、ソフトウェアの構築処理によって構築された制御ソフトウェアの書き込み(ステップS83参照)を行えるようにしてもよい。
一方、ステップS402で整合性が取れておらず、不一致であると判別された場合、処置(1)として、ホストサーバ上の設定状態データを現在のデジタルカメラの設定状態データで上書きすることによって更新する(ステップS403)。この後、本チェック処理を終了する。
尚、設定状態の更新は、次のいずれかの方法で行ってもよい。前述した処置(1)として、デジタルカメラ側の設定状態に合わせてホストサーバ上の設定状態データを変更する以外に、処置(2)として、設定状態データが異なっている、あるいは設定状態データが壊れている旨をホストサーバからデジタルカメラにエラーとして送り、デジタルカメラ側で確認や処理のやり直しを促すメッセージ画面を表示させるようにしてもよい。あるいは、処置(3)として、デジタルカメラ側のROMに機能設定の初期設定を格納しておき、設定状態データが異なっている場合、デジタルカメラ側をこの初期設定に戻し、初期設定状態をホストサーバ側にも送信して設定状態データを更新するようにしてもよい。
さらには、これらの処置(1)〜(3)の3つの選択メニューをデジタルカメラに送信し、ユーザに選択させ、整合性が取れた後、上記チェック処理を終了するようにしてもよい。尚、このチェック処理は、ホストサーバからデジタルカメラに制御ソフトウェアを送信する前に行ってもよい。これにより、デジタルカメラ側およびホストサーバ側のいずれかで設定状態データが破損したまま、デジタルカメラのROMを上書きしてしまうことを確実に防止することができる。
また、予め構築された制御ソフトウェアに対し、さらに機能を追加したい場合、ホストサーバから送信された、予め構築された制御ソフトウェアをその一覧から選択する。そして、ユーザは同様に追加したい機能のみを機能一覧から選択し、デジタルカメラからホストサーバに送信して指示する。これにより、ホストサーバは、既に構築された制御ソフトウェアに対して追加機能の変更を加えた制御ソフトウェアを再構築する。このように、以前に選択された機能に基づいて既に構築された制御ソフトウェアに、機能を追加したい場合、既に構築された制御ソフトウェアを指定し、変更したい機能のみを指示することにより制御ソフトウェアを再構築することも可能である。これにより、初めから機能を選択し直して制御ソフトウェアを構築する必要が無く、簡単にカスタマイズ可能となり、制御ソフトウェアの構築処理を短縮することが可能である。
以上が本発明の実施形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、設定する機能として、デジタルカメラの撮影等を設定する機能について示したが、操作スイッチやキーの割り当て機能、画面レイアウト設定機能など、特に設定される機能の種類は限定されるものではない。
また、上記実施形態では、デジタルカメラに適用された場合を示したが、カメラ付き携帯端末、カメラ付き携帯電話、ビデオカメラ等でもよい。
また、本発明は、上記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−RW等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
このように、予め機能設定を行った撮像装置の制御プログラムをデータ処理装置に登録しておき、必要に応じてデータ処理装置から簡単に取り出せるようにすることで、ユーザは所望の機能を選択するだけで実現するソフトウェアの組み合わせを指定することなく、組み合わせの指定をユーザが記憶しておく必要がないため、機能の選択が容易になる。
第1の実施形態におけるソフトウェアカスタマイズシステムの構成を示す図である。 デジタルカメラの本体前面を示す図である。 デジタルカメラの本体背面を示す図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるデジタルカメラで実現可能な機能の一覧(汎用部品リスト)を示すテーブルである。 図5につづくデジタルカメラで実現可能な機能の一覧(汎用部品リスト)を示すテーブルである。 液晶表示部507に表示されるメニュー画面を示す図である。 デジタルカメラ側のユーザ登録処理手順を示すフローチャートである。 ホストサーバ150側のユーザ登録処理手順を示すフローチャートである。 デジタルカメラ側のソフトウェア構築処理手順を示すフローチャートである。 ホストサーバ150側のソフトウェア構築処理手順を示すフローチャートである。 デジタルカメラ側のソフトウェア選択処理手順を示すフローチャートである。 ホストサーバ150側のソフトウェア選択処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるソフトウェアカスタマイズシステムの構成を示す図である。 第2の実施形態において追加された分の汎用部品を示すテーブルである。 デジタルカメラ側のソフトウェア公開処理手順を示すフローチャートである。 ホストサーバ850側のソフトウェア公開処理手順を示すフローチャートである。 デジタルカメラ側のソフトウェア選択処理手順を示すフローチャートである。 ホストサーバ850側のソフトウェア選択処理手順を示すフローチャートである。 デジタルカメラ側のソフトウェア公開取り消し処理手順を示すフローチャートである。 ホストサーバ850側のソフトウェア公開取り消し処理手順を示すフローチャートである。 従来の記録装置のカスタマイズ処理手順を示すフローチャートである。 ソフトウェア構築(最適化)設定画面を示す図である。 構築時の最適化オプションとしてコード生成最適化オプションを示すテーブルである。 ステップS49の処理の一部として、デジタルカメラ側で実行される部品選択・構築オプション指定処理手順を示すフローチャートである。 ホストサーバにおける設定状態のチェック処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 記録装置
111 記録装置制御ソフトウェア
112 カスタマイズソフトウェア
113、813 選択ソフトウェア
150 ホストサーバ
153 ユーザ認証部
155、854 ソフトウェア構築部
156 CPU
157 記憶媒体
160 ユーザ管理データベース
161 汎用部品群
162 個人ソフトウェアデータベース
602 フラッシュROM
816 公開ソフトウェア
817 公開取り消しソフトウェア
856 ソフトウェア公開・公開取り消し部
863 共有ソフトウェアデータベース

Claims (24)

  1. 通信回線を介してデータ処理装置に接続され、前記データ処理装置から送信された制御プログラムの実行によって機能を設定する撮像装置であって、
    少なくとも1つの機能を選択する機能選択手段と、
    前記選択された機能を前記データ処理装置に送信する機能送信手段と、
    前記送信した機能に基づいて構築された制御プログラムを前記データ処理装置から受信する制御プログラム受信手段と、
    前記受信した制御プログラムを記憶する記憶手段と、
    前記受信した制御プログラムを実行することによって前記選択された機能を前記撮像装置に設定する機能設定手段と、
    前記記憶手段の容量に関する情報を取得する取得手段と、
    前記記憶手段の容量に関する情報に応じて、前記機能選択手段による機能の選択を制限する制限手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記取得手段は、前記記憶手段の空き容量に関する情報を取得し、
    前記取得した空き容量に関する情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記機能選択手段による機能の選択に応じて、前記空き容量に関する情報の表示を更新することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記データ処理装置から前記機能選択手段によって選択可能な機能の一覧を受信する機能一覧受信手段を有し、各機能に対応した制御コードの容量を前記各機能とともに表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記送信した機能に基づいて前記データ処理装置で構築された制御プログラムの名称を
    送信する制御プログラム名称送信手段と、
    前記送信した機能に基づいて構築された制御プログラムを選択する制御プログラム選択手段とを有し、
    前記制御プログラム受信手段は、前記制御プログラム選択手段によって選択された制御プログラムを受信することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 請求項1に記載の撮像装置に、通信回線を介して接続され、前記制御プログラムを構築するデータ処理装置であって、
    前記撮像装置から送信された少なくとも1つの機能を受信する機能受信手段と、
    前記受信した機能に基づいて前記制御プログラムを構築する構築手段と、
    前記構築された制御プログラムを前記撮像装置に送信する制御プログラム送信手段とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  7. 前記構築された制御プログラムを登録する制御プログラム登録手段と、
    前記登録された制御プログラムの一覧を前記撮像装置に送信する一覧送信手段とを備え、
    前記制御プログラム送信手段は、前記撮像装置によって選択され、前記制御プログラム登録手段に登録された制御プログラムを前記撮像装置に送信することを特徴とする請求項6に記載のデータ処理装置。
  8. データ処理装置から制御プログラムを撮像装置に送信し、前記撮像装置の機能を設定する機能設定方法であって、
    少なくとも1つの機能を選択する機能選択ステップと、
    前記選択された機能を前記データ処理装置に送信する機能送信ステップと、
    前記送信された機能に基づいて前記制御プログラムを構築する構築ステップと、
    前記構築された制御プログラムを前記撮像装置に送信する制御プログラム送信ステップと、
    前記送信された制御プログラムを前記データ処理装置から受信する制御プログラム受信ステップと、
    前記受信した制御プログラムの実行によって前記選択された機能を前記撮像装置に設定する機能設定ステップと、
    前記受信した制御プログラムを前記撮像装置の記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶手段の容量に関する情報を取得する取得ステップと、
    前記記憶手段の容量に関する情報に応じて、前記機能選択ステップにおける機能の選択を制限する制限ステップとを有することを特徴とする機能設定方法。
  9. 前記取得ステップは、前記記憶手段の空き容量に関する情報を取得し、
    前記取得した空き容量に関する情報を表示する表示ステップを有することを特徴とする請求項8に記載の機能設定方法。
  10. 前記機能選択ステップにおける機能の選択に応じて、前記空き容量に関する情報の表示を更新することを特徴とする請求項9に記載の機能設定方法。
  11. 前記送信した機能に基づいて前記データ処理装置で構築された制御プログラムの名称を送信する制御プログラム名称送信ステップと、
    前記送信した機能に基づいて構築された制御プログラムを選択する制御プログラム選択ステップとを有し、
    前記制御プログラム受信ステップは、前記制御プログラム選択ステップにおいて選択された制御プログラムを受信することを特徴とする請求項8に記載の機能設定方法。
  12. 請求項8に記載の機能設定方法を実現するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを有する機能設定プログラム。
  13. 撮像装置と、前記撮像装置に通信回線を介して接続されたデータ処理装置とを備え、前記データ処理装置から制御プログラムを前記撮像装置に送信し、前記撮像装置の機能を設定する機能設定システムであって、
    前記撮像装置は、
    少なくとも1つの機能を選択する機能選択手段と、
    前記選択された機能を前記データ処理装置に送信する機能送信手段と、
    前記送信した機能に基づいて構築された制御プログラムを前記データ処理装置から受信する制御プログラム受信手段と、
    前記受信した制御プログラムを記憶する記憶手段と、
    前記受信した制御プログラムの実行によって前記選択された機能を前記撮像装置に設定する機能設定手段と、
    前記記憶手段の容量に関する情報を取得する取得手段と、
    前記記憶手段の容量に関する情報に応じて、前記機能選択手段の機能の選択を制限する制限手段とを備え、
    前記データ処理装置は、
    前記撮像装置から送信された機能を受信する機能受信手段と、
    前記受信した機能に基づいて前記選択された制御プログラムを構築する構築手段と、
    前記構築された制御プログラムを前記撮像装置に送信する制御プログラム送信手段とを備えたことを特徴とする機能設定システム。
  14. 前記撮像装置は、前記制御プログラムの一覧を表示する表示手段と、前記送信した機能に基づいて構築された制御プログラムを選択する制御プログラム選択手段とを備え、
    前記データ処理装置は、前記構築された制御プログラムを登録する制御プログラム登録手段と、前記登録された制御プログラムの一覧を前記撮像装置に送信する一覧送信手段とを備え、
    前記制御プログラム選択手段は、前記表示された制御プログラムの一覧の中から、前記登録された制御プログラムを選択することを特徴とする請求項13記載の機能設定システム。
  15. 前記撮像装置は、当該撮像装置を特定する識別コードを記憶する識別コード記憶手段と、ユーザ情報を登録するユーザ情報登録手段とを備え、
    前記データ処理装置は、前記識別コードおよび前記ユーザ情報を基に、認証を行ってユーザを特定する認証手段を備えたことを特徴とする請求項13記載の機能設定システム。
  16. 前記データ処理装置は、複数のユーザを管理するユーザ管理手段を備え、
    前記制御プログラム登録手段は、前記管理されたユーザ毎に前記制御プログラムを登録しておき、
    前記制御プログラム送信手段は、前記認証手段によって特定されたユーザに該当する制御プログラムを送信することを特徴とする請求項15記載の機能設定システム。
  17. 前記撮像装置は、前記ユーザ管理手段にユーザを登録するユーザ登録手段を備え、
    前記制御プログラム登録手段は、前記ユーザ毎に前記制御プログラムが格納された個人プログラム格納手段と、複数のユーザによって共有される前記制御プログラムが格納された共有プログラム格納手段とを備え、
    前記制御プログラム選択手段は、前記撮像装置からの指示に従って、前記個人プログラム格納手段および前記共有プログラム格納手段のいずれかから前記制御プログラムを選択することを特徴とする請求項16記載の機能設定システム。
  18. 前記撮像装置は、前記機能の追加を指示する指示手段を備え、
    前記構築手段は、前記登録された制御プログラムに対して前記指示された機能を追加して再構築をすることを特徴とする請求項14記載の機能設定システム。
  19. 撮像装置と、前記撮像装置に通信回線を介して接続されたデータ処理装置とを備え、前記データ処理装置から制御プログラムを前記撮像装置に送信し、前記撮像装置の機能を設定する機能設定システムであって、
    前記撮像装置は、
    現在の機能の設定状態を記憶している第1の記憶手段と、
    少なくとも1つの機能を選択する機能選択手段と、
    前記選択された機能を前記データ処理装置に送信する機能送信手段と、
    前記送信した機能に基づいて構築された制御プログラムを前記データ処理装置から受信する制御プログラム受信手段と、
    前記受信した制御プログラムを記憶する制御プログラム記憶手段と、
    前記受信した制御プログラムの実行によって前記選択された機能を前記撮像装置に設定する機能設定手段とを備え、
    前記データ処理装置は、
    前記撮像装置から送信された機能を受信する機能受信手段と、
    前記受信した機能に基づいて前記制御プログラムを構築する構築手段と、
    前記構築された制御プログラムを前記撮像装置に送信する制御プログラム送信手段と、
    前記送信した前回の制御プログラムの設定状態を記憶している第2の記憶手段と、
    前記撮像装置から前記第1の記憶手段に記憶されている現在の機能の設定状態を受信する設定状態受信手段と、
    前記受信した現在の機能の設定状態と前記第2の記憶手段に記憶されている設定状態とを比較する比較手段とを備えたことを特徴とする機能設定システム。
  20. 前記データ処理装置は、前記比較手段の比較結果が異なる場合、前記第2の記憶手段の設定状態を前記第1の記憶手段の設定状態に変更する変更手段を備えたことを特徴とする請求項19に記載の機能設定システム。
  21. 前記データ処理装置は、前記比較手段の比較結果が異なる場合、前記比較結果が異なる旨を前記撮像装置に通知する通知する通知手段と、前記撮像装置に機能設定処理の確認を促す画面を表示させる表示画面送信手段とを備えたことを特徴とする請求項19に記載の機能設定システム。
  22. 前記撮像装置は、設定状態の初期設定を格納しておく第3の記憶手段を有し、前記比較手段の比較結果が異なる場合、前記撮像装置の機能設定状態を前記第3の記憶手段に記憶されている初期設定に戻すことを特徴とする請求項19に記載の機能設定システム。
  23. 前記比較手段の比較結果が一致した場合、前記制御プログラム送信手段は、前記制御プログラムを前記撮像装置に送信することを特徴とする請求項19に記載の機能設定システム。
  24. 前記比較手段の比較結果が一致した場合、前記機能設定手段は、前記受信した制御プログラムの実行によって前記選択された機能を前記撮像装置に設定することを特徴とする請求項19に記載の機能設定システム。
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