JP2013518351A - 空間的な通信環境のためのウェブブラウザインタフェイス - Google Patents

空間的な通信環境のためのウェブブラウザインタフェイス Download PDF

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Abstract

空間的通信環境におけるリアルタイムネットワーク通信を視覚化するためのウェブブラウザインタフェイスは、通信者が没入型の空間的な通信環境において他の通信者と対話することを可能にする。
【選択図】図1

Description

面と向かっての対話が実際的でない場合、人々は、1つ又は2つ以上の技術的な解決策に依存して地震の対話の必要性を満たすことが多い。かかる解決策は典型的には、面と向かっての対話の1つ又は2つ以上の特徴をシミュレートするよう設計される。従来の電話システムは、電話をかける者の間での音声通信を可能にするものである。インスタントメッセージング(「チャット」とも呼ばれる)通信システムは、インスタントメッセージサーバによって相互接続された複数のインスタントメッセージコンピュータクライアントを介してユーザがテキストメッセージをリアルタイムで通信することを可能にする。インスタントメッセージングシステムによっては、更に、ユーザ制御可能なグラフィックオブジェクト(「アバター」と呼ばれる)によって仮想環境内にユーザを表現することを可能にする。対話型の仮想現実通信システムは、遠隔地にいるユーザが多数のリアルタイムチャネルを介して通信すること及び各ユーザのアバターを3次元仮想空間内で操作することにより互いに対話することを可能にする。
必要とされているのは、リアルタイムネットワーク通信のための改善されたインタフェイスである。
第1のクライアントネットワークノード、第2のクライアントネットワークノード、ゲストネットワークノード16、及び仮想環境生成手段を含む、ネットワーク通信環境の一実施形態のブロック図である。 図1の仮想環境の一実施形態により実施される方法の一実施形態のフローチャートである。 空間的な通信セッションを視覚化するようゲスト通信者(communicant)ネットワークノードを構成する方法の一実施形態のフローチャートである。 仮想領域の階層表現の一実施形態を示している。 XMLインタフェイス仕様をHTMLドキュメントへと変換するレンダリングエンジンの一実施形態のブロック図である。 ネットワーク通信環境の一実施形態のブロック図である。 スポンサクライアントネットワークノードとゲスト通信者との間にリアルタイムオーディオ通信チャネルを確立する方法の一実施形態のフローチャートである。 スポンサクライアントネットワークノード上で実行している仮想領域対応型通信アプリケーションがゲスト通信者から受信したオーディオ通信を空間的な通信セッションに統合させる方法の一実施形態のフローチャートである。 スポンサクライアントネットワークノードが仮想領域対応型及び仮想領域非対応型のネットワークノードと通信する方法の一実施形態のフローチャートである。 仮想領域対応型通信アプリケーションを操作している通信者が仮想領域非対応型通信装置と通信することを可能にする通信インフラストラクチャの一実施形態のブロック図である。 ネットワーク通信環境の一実施形態のブロック図である。 空間的通信インタフェイスの一実施形態の説明図である。 空間的通信インタフェイスの一実施形態の説明図である。 図13の空間的通信インタフェイスに関連するポップアップブラウザウィンドウの一実施形態の説明図である。 ネットワークノードの一実施形態のブロック図である。
以下の説明では、同様の要素を識別するために同様の符号を使用する。更に、図面は、例示的な実施形態の主な特徴を図式的な態様で示すことを意図したものである。該図面は、実際の実施形態のあらゆる特徴を示すことを意図したものではなく、また、図示の各要素の相対的な寸法を示すことを意図したものでもなく、実際とは異なる縮尺となっている。
I.用語の定義
「通信者」とは、1つ又は2つ以上のネットワーク接続を介して他の人と通信し又はその他の対話を行う人のことであり、この場合、該通信又は対話は、仮想領域との関連で生じても生じなくても良い。「ユーザ」とは、説明を目的とした特定の全体像を画定する特定のネットワークノードを操作している通信者である。「ゲスト通信者」とは、ウェブブラウザアプリケーションを介して空間的通信環境と接続する通信者である。
ユーザの「リアルタイム接触」とは、リアルタイム通信プラットフォームを介して該ユーザと通信した通信者又はその他の人のことである。
「コンピュータ」とは、コンピュータ読み取り可能媒体上に一時的に又は永久的に格納されているコンピュータ読み取り可能命令に従ってデータ処理を行うあらゆる機械、装置、又は設備である。「コンピュータオペレーティングシステム」とは、タスクの実行並びに計算及びハードウェアリソースの共有を管理し調整するコンピュータシステムのソフトウェア構成要素である。「ソフトウェアアプリケーション」(ソフトウェア、アプリケーション、コンピュータソフトウェア、コンピュータアプリケーション、プログラム、及びコンピュータプログラムとも称す)とは、1つ又は2つ以上の特定のタスクを実行するためにコンピュータが翻訳し実行することができる一組の命令である。「コンピュータデータファイル」とは、ソフトウェアアプリケーションにより使用するデータを永続的に格納している情報ブロックである。
「ウェブブラウザ」とは、ディスプレイ上にウェブページを憑依するソフトウェアアプリケーションである。「ウェブページ」とは典型的には、テキスト、イメージ、及びマルチメディアファイルを含む様々なタイプのウェブページ要素の構成及び形式を指定するHTML(HyperText Markup Language)で構成される。
「ウィンドウ」とは、典型的にはユーザインタフェイスを含む視覚的表示領域である。ウィンドウは、典型的にはソフトウェアプロセスの出力を表示し、及び典型的にはユーザが該ソフトウェアプロセスのためのコマンド又はデータを入力することを可能にする。親を有するウィンドウは「子ウィンドウ」と呼ばれる。親を有さないウィンドウ、すなわち、デスクトップウィンドウが親であるウィンドウは、「トップレベルウィンドウ」と呼ばれる。「デスクトップ」とは、グラフィカルユーザインタフェイス(GUI)の背景をペイントするシステムにより定義されるウィンドウであり、全てのソフトウェアプロセスにより表示される全てのウィンドウのためのベースとして働くものである。
「データベース」とは、コンピュータにより検索することができる標準化された形式で提示される組織化されたレコードの収集体である。データベースは、単一のコンピュータ上の単一のコンピュータ読み取り可能データ記憶媒体上に格納することが可能であり、又は1つ若しくは2つ以上のコンピュータ上の複数のコンピュータ読み取り可能データ記憶媒体にわたって分散させることが可能である。
「データシンク」(本書では単に「シンク」と称す)とは、データを受信する装置(例えばコンピュータ)、装置の一部、又はソフトウェアである。
「データソース」(本書では単に「ソース」と称す)とは、データを送出する装置(例えばコンピュータ)、装置の一部、又はソフトウェアである。
「ネットワークノード」(単に「ノード」とも称す)とは、通信ネットワーク内の分岐合流点又は接続点である。例示的なネットワークノードとして、端末、コンピュータ、及びネットワークスイッチが挙げられる(但し、それらには限定されない)。「サーバ」ネットワークノードとは、情報又はサービスの要求に応答するネットワーク上のホストコンピュータである。「クライアントネットワークノード」とは、情報又はサービスをサーバに要求するネットワーク上のコンピュータである。「ゲストネットワークノード」とは、ウェブブラウザアプリケーションを介して空間的通信環境と接続するゲスト通信者により操作されているクライアントネットワークノードである。
「ネットワーク接続」とは、2つの通信中のネットワークノード間のリンクである。「接続ハンドル」とは、ネットワークノード上の通信者、リソース、又はサービスとのネットワーク接続を確立するために使用することができるポインタ又は識別子(例えば、URI(Uniform Resource Identifier))である。「ネットワーク接続」は、1つのネットワークノードからネットワーク接続を介して別のネットワークノードへ送信され又は伝送されるあらゆる種類の情報(例えば、テキスト、ボイス、オーディオ、ビデオ、電子メールメッセージ、データファイル、モーションデータストリーム、及びデータパケット)を含むことが可能である。
同期会議とは、複数の通信者が同時に参加する通信を称するものである。同期会議は、インスタントメッセージング(例えば、テキストチャット)、オーディオ会議、ビデオ会議、アプリケーション共有、及びファイル共有技術を含む、全ての種類のネットワーク化コラボレーション技術を包含するものである。
「通信者対話」とは、通信者と他のネットワークエンティティ(例えば、他の通信者、仮想領域、又はネットワークサービスを含むことが可能)との間のあらゆる種類の直接的又は間接的な行動又は影響である。典型的な種類の通信者の通信には、複数の通信者が相互にリアルタイムで通信すること、通信者が仮想領域に入ること、及び通信者がネットワークサービスのリソースに対するアクセスを要求することが含まれる。
「存在」とは、ネットワークに接続されたエンティティ(例えば、通信者、サービス、又は装置)が通信を行う能力又は意志を称するものであり、この場合、かかる意志は、ネットワーク上のエンティティに関する情報を発見し取得する能力並びに該エンティティに接続する能力に影響を与えるものである。
「リアルタイムデータストリーム」とは、連続的な流れで構築され処理されるデータであり、遅延なく又は知覚不能な遅延を伴って受信されるよう設計されるものである。リアルタイムデータストリームは、ボイス、ビデオ、ユーザの動き、顔の表情、及びその他の物理的な現象のディジタル表現、並びに、高速送信、高速実行、又は高速送信及び高速実行の両方から恩恵を受け得るコンピューティング環境内のデータ(例えば、アバター移動命令、テキストチャット、リアルタイムデータフィード(例えば、センサデータ、マシン制御命令、トランザクションストリーム、及び株価情報フィード)、及びファイル転送を含む)を含むものである。
「リンク」とは、2つのネットワークノード間の接続であり、リアルタイム通信のために該2つのノードにより割り当てられた全帯域幅を表すものである。各リンクは、リアルタイムデータストリームをそれぞれ伝送する複数のチャネルへと分割される。該複数のチャネルは、該リンクに割り当てられた総帯域幅内で特定の複数のストリームに割り当てられる。
「仮想領域」(「領域」又は「場所」とも称す)とは、コンピュータにより管理される空間又はシーンを表現したものである。仮想領域は典型的には、1次元、2次元、又は3次元で表現したものであるが、実施形態によっては、仮想領域は、単一の点に対応するものとすることが可能である。多くの場合、仮想領域は、物理的な実世界の空間をシミュレートするよう設計される。例えば、従来のコンピュータモニタを使用して、3次元のコンピュータにより生成される空間の2次元グラフィックとして仮想領域を視覚化することが可能である。しかし、仮想領域は、スイッチングルールの実施に関連する視覚化を必要としない。仮想領域は典型的には、仮想領域スキーマのインスタンスを称し、ここで、該スキーマは、変数に関して仮想領域の構造及びコンテンツを定義し、該インスタンスは、特定のコンテキストから求められた値に関して仮想領域の構造及びコンテンツを定義するものである。
「仮想領域アプリケーション」(「仮想領域仕様」とも称す)とは、仮想環境の生成に使用される仮想領域の記述である。仮想領域アプリケーションは典型的には、仮想領域の1つ又は2つ以上のゾーンに関連付けれたジオメトリ、物理特性、及びリアルタイムスイッチングルールの定義を含む。
「仮想領域通信アプリケーション」とは、リアルタイムオーディオ通信(及び潜在的には他のリアルタイム通信(例えば、ビデオ、チャット、及びその他のリアルタイムデータストリーム))を仮想領域内の対話の視覚的提示と統合させるクライアント通信アプリケーションである。
「仮想環境」とは、少なくとも1つの仮想領域を含み、及び複数の通信者間のリアルタイム通信をサポートする、コンピュータにより管理される空間を表現したものである。
「ゾーン」とは、少なくとも1つのスイッチングルール又は統制ルールに関連付けられた仮想領域中の一領域である。「スイッチングルール」とは、1つ又は2つ以上の前提条件下にある1つ又は2つ以上のリアルタイムデータソース及び1つ又は2つ以上のリアルタイムデータシンクの接続又は切断を指定する指示である。スイッチングルールは、仮想領域に関連して通信するネットワークノード間でのリアルタイムデータストリームのスイッチング(例えば、ルーティング、接続、及び切断)を制御する。統制ルールは、リソース(例えば、領域、領域中の一領域、又は該領域又は該一領域のコンテンツ)に対する通信者のアクセス、該アクセスの範囲、及び該アクセスの後続の結果(例えば、該アクセスに関する監査記録を記録しなければならないという要件)を制御する。
仮想領域内の「位置」とは、仮想領域内の一点又は一面積又は一体積の場所を称するものである。一点は典型的には、仮想領域中の1つの小領域を画定する一組の1次元、2次元、又は3次元座標(例えば、x,y,z)により表される。一面積は典型的には、仮想領域中の閉じた2次元形状の境界を画定する3つ又は4つ以上の同一平面上の頂点の3次元座標により表される。一体積は典型的には、仮想領域中の3次元形状の閉じた境界を画定する4つ又は5つ以上の同一平面上にない複数の頂点の3次元座標により表される。
「空間状態」とは、ユーザが仮想領域内に存在を有する場所を記述する属性である。該空間状態属性は典型的には、ユーザが存在を有する複数のゾーンの各々毎にそれぞれの値(例えば、ゾーンID値)を有するものである。
「通信状態」とは、複数の通信者のそれぞれが通信するよう構成されるそれぞれの通信チャネルの状態を記述する属性である。
仮想領域に関して、「オブジェクト」(場合によっては「プロップ」とも称す)とは、仮想領域の幾何学的構造とは別個に便利に扱うことができる該仮想領域中のあらゆるタイプの離散的要素である。例示的なオブジェクトとして、ドア、入口、窓、ビュースクリーン、及びスピーカーフォンが挙げられる。オブジェクトは典型的には、仮想領域の属性及びプロパティとは別個の異なる属性又はプロパティを有する。「アバター」(本書では「スプライト」とも称す)とは、仮想領域中の通信者を表すオブジェクトである。
本書で用いる場合、用語「含む」とは、含むがそれに限定されないことを意味し、用語「含んでいる」とは、含んでいるがそれに限定されないことを意味している。用語「〜に基づき」とは、少なくとも部分的に基づくことを意味している。
II.序論
本書で説明する実施形態は、リアルタイムネットワーク通信を視覚化するための改善されたシステム及び方法を提供するものである。特に、かかる実施形態は、空間的通信環境のためのウェブブラウザインタフェイスを提供する。この特徴は、通信者が、如何なる特別な通信ソフトウェアをも必要とすることなく、及び特別なプロキシ又はファイヤウォールの追加又は除外を必要とすることなく、没入型空間通信環境内で他の通信者と対話することを可能にする。
図1は、例示的なネットワーク通信環境10の一実施形態を示しており、該ネットワーク通信環境10は、互いにネットワーク(図示せず)を介して接続された、第1のクライアントネットワークノード12、第2のクライアントネットワークノード14、ゲストネットワークノード16、及び仮想環境生成手段18を含む。第1のクライアントネットワークノード12及び第2のクライアントネットワークノード14の各々は、入力/出力(I/O)ハードウェア、プロセッサ、及びコンピュータ読み取り可能メモリを含み、該メモリは、前記プロセッサにより実行される少なくとも1つの仮想領域対応型の通信アプリケーションのそれぞれのインスタンス20,22を格納する。ゲストネットワークノード16は、入力/出力(I/O)ハードウェア、プロセッサ、及びコンピュータ読み取り可能メモリを含み、該メモリは、レンダリングエンジン26を含むウェブブラウザアプリケーション24のインスタンスを格納する。仮想環境生成手段18は、ネットワークインフラストラクチャサービス環境30を提供する少なくとも1つのサーバネットワークノード28を含む。仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22及びネットワークインフラストラクチャサービス環境30は共に、空間通信環境(本書では単に「仮想環境」とも称す)を生成するためのプラットフォーム(本書では「前記プラットフォーム」と称す)を提供する。仮想環境生成手段18はまた、ウェブサーバ31を含み、該ウェブサーバ31は、ゲストネットワークノード16上で実行されているウェブブラウザアプリケーション24と通信して、該ゲストネットワークノード16を操作しているゲスト通信者へと空間的通信環境を拡張する。
以下で詳述するように、仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22は、リアルタイム通信パフォーマンスを促進させるネイティブな形式及び通信プロトコルに従ってネットワークインフラストラクチャサービス環境30と通信する特殊な通信アプリケーションである。仮想領域対応型の通信アプリケーションの例示的な実施形態が、2009年12月4日出願の本出願人による米国特許出願第12/630,973号に記載されている。仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22はまた、クライアントノード12,14を操作しているクライアント通信者がリアルタイムのピア・ツー・ピア通信を互いに確立することを可能にする。一方、ウェブブラウザアプリケーション24は、限られた機能を有するものである。実施形態によっては、ウェブブラウザアプリケーション24は、HTMLコード(例えば、テキスト、イメージ、ハイパーテキストリンク、JavaScript、及びJavaアプレット)を翻訳し、及びHTMLコードをレンダリングして、ディスプレイ上にウェブページの表示を生成する。ウェブブラウザアプリケーション24は典型的には、HTTPに従ってウェブサーバ31と通信する。典型的な通信セッションでは、ウェブブラウザアプリケーション24は、ウェブサーバ31へHTTPリクエスト(本書では「メッセージ」とも称す)を送信してファイル(例えば、URL(Uniform Resource Locator)によりアクセスすることが可能なウェブページその他のファイル)をオープンするクライアントとして働き、ウェブサーバ31上で実行しているHTTPデーモンその他のコンピュータソフトウェアは、該HTTPリクエストを処理して、リクエストされたファイルをウェブブラウザアプリケーション24に返す。
実施形態によっては、ネットワークインフラストラクチャサービス環境30は、仮想領域32内の第1及び第2のクライアントノード12,14及びゲストネットワークノード16を操作している通信者間の通信セッションを仮想領域アプリケーション34に従って管理する。該仮想領域アプリケーション34は、仮想領域32によってホストされ、及び仮想領域32の記述を含むものである。第1及び第2のクライアントネットワークノード12,14上で動作している仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22、及びゲストネットワークノード16上で動作しているウェブブラウザアプリケーション24は、ネットワークインフラストラクチャサービス環境30から受信したデータに従って仮想領域32のそれぞれのビュー36,38,40を提示し、並びにクライアントノード12,14及びゲストネットワークノード16を操作しているクライアント通信者から命令を受け取るためのそれぞれのインタフェイスを提供する。クライアントノード12,14上のビュー36,38は、仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22により生成されたそれぞれのウィンドウ42,44内に提示される。ゲストネットワークノード16上のビュー40は、ウェブブラウザアプリケーション24により生成されたそれぞれのブラウザウィンドウ46内に提示される。通信アプリケーションウィンドウ42,44及びブラウザウィンドウ46は典型的には、クライアントノード12,14及びゲストネットワークノード16のディスプレイハードウェア上のそれぞれの「デスクトップ」又はその他のシステムにより定義されるベースウィンドウ48,50,52上に表示される。
レンダリングエンジン26は、ウェブサーバ31から受信したリアルタイム通信セッションの視覚化の仕様を、ウェブブラウザアプリケーション24によりレンダリングすることができるフォーマットにするために、ウェブブラウザアプリケーション24により実行することができる、あらゆる種類のプログラムコード(例えば、ブラウザスクリプト、プラグイン、又はアプレット)とすることが可能である。実施形態によっては、該レンダリングエンジン26は、ゲストユーザが仮想領域に入る度に「オンザフライ」でゲストネットワークノード16へダウンロードされるJavaScriptコードで実施することが可能である。該JavaScriptコードは、仮想環境生成手段18から受信したインタフェイス仕様を、仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22により生成されるユーザインタフェイスのルックアンドフィールと一致するユーザインタフェイスを生成するためにウェブブラウザアプリケーション24によりレンダリングされるHTMLにするための、全てのロジックを含むものである。
通信者は典型的には、それぞれのアバター62,64,70によって仮想領域32内で表現され、該アバター62,64,70は、通信者がそれぞれのネットワークノード12-16で入力したコマンドに応じて仮想領域32内を移動する。実施形態によっては、仮想領域32の各通信者のビューは、通信者のアバターの視点から提示され、これにより通信者が経験する没入のレベルが増大する。各通信者は典型的には、自分自身のアバターの周囲の仮想領域32のあらゆる部分を見ることが可能である。実施形態によっては、仮想環境生成手段18は、仮想領域32における通信者のアバターのそれぞれの位置に基づいて、仮想領域32を共有するネットワークノード12,14,16と他のネットワークノードとの間でリアルタイムデータストリーム接続を確立する。
III.通信セッションの管理
A.序論
図2は、仮想環境生成手段18の一実施形態により実施される方法の一実施形態を示している。
図2の方法によれば、仮想環境生成手段18は、クライアントネットワークノード20,22を操作しているクライアント通信者間のリアルタイム通信セッションを管理し、該クライアントネットワークノード20,22は、該通信セッションの空間的視覚化に関連するピアツーピアリアルタイムデータストリーム54を交換している(図2のブロック60)。該空間的視覚化は、仮想領域66(図1参照)のグラフィック表現に空間的に関連する各クライアント通信者のそれぞれのグラフィック表現62,64を含む。通信セッションを管理する過程で、仮想環境生成手段18は、仮想領域66内のクライアント通信者のグラフィック表現62,64のそれぞれの位置を決定する。仮想環境生成手段18はまた、ゲスト通信者をリアルタイム通信セッションに接続し、この場合、該ゲスト通信者は、ゲストネットワークノード16上でウェブブラウザアプリケーション24を操作している(図2のブロック68)。この過程で、仮想環境生成手段18は、仮想領域32のグラフィック表現と、仮想領域32内のクライアント通信者のグラフィック表現と、その各々の現在位置との仕様を含むインタフェイス仕様をゲストネットワークノード16へ送信する。仮想環境生成手段18はまた、該インタフェイス仕様のそれぞれの要素に関連してウェブブラウザアプリケーション24から受信した要求に応答する。例示的な要求として、仮想領域32内の選択された場所へナビゲートするための要求、仮想領域32内のそれぞれのアバターにより表される選択された通信者と対話するための要求、及び仮想領域32内の選択されたプロップを介して他の通信者と通信するための要求が挙げられる。
B.クライアントネットワークノード間の通信
1.ネットワーク環境
クライアント及びゲストネットワークノード12-16が通信を行うネットワークは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、及びワイドエリアネットワーク(WAN)(例えばインターネット)の何れを含むことも可能である。該ネットワークは典型的には、ネットワークノード間での広範な種類の異なるメディアタイプ(例えば、テキスト、ボイス、オーディオ、及びビデオ)の送信をサポートする多数の異なるコンピューティングプラットフォーム及び伝送設備を含む。
仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22(図1参照)は典型的には、ソフトウェア及びハードウェアリソースを含むクライアントネットワークノード上で動作し、管理ポリシー、ユーザプリファレンス(ユーザの存在のエクスポート並びに領域及び他のユーザに対するユーザの接続に関するプリファレンスを含む)、及びその他の設定と共に、他のネットワークノードとのリアルタイム接続の管理に影響を与えるローカルコンフィギュレーションを画定する。複数のネットワークノード間のネットワーク接続は、様々な異なるストリームハンドリングトポロジー(ピアツーピアアーキテクチャ、サーバ媒介アーキテクチャ、並びにピアツーピアアーキテクチャ及びサーバ媒介アーキテクチャの特徴を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを含む)で構成することが可能である。かかる種類の例示的なトポロジーが、米国特許出願第11/923,629号及び第11/923,634号(何れも2007年10月24日に出願)に記載されている。
2.ネットワークインフラストラクチャサービス
ネットワークインフラストラクチャサービス環境30は典型的には、1つ又は2つ以上のネットワークインフラストラクチャサービスを含み、該ネットワークインフラストラクチャサービスは、クライアントネットワークノード12,14と他のネットワークノード(図1参照)との間のネットワーク接続の確立及び管理を行う過程で仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22と協働する。ネットワークインフラストラクチャサービスは、単一のネットワークノード上で実行することが可能であり、又は複数のネットワークノードにわたって分散させることが可能である。ネットワークインフラストラクチャサービスは典型的には、1つ又は2つ以上の専用のネットワークノード(例えば、サーバコンピュータ又は1つ又は2つ以上のエッジサービス(ルーティング及びスイッチング等)を行うネットワーク装置)上で実行される。しかし、実施形態によっては、複数のネットワークインフラストラクチャサービスのうちの1つ又は2つ以上は、複数の通信者の複数のネットワークノードのうちの少なくとも1つで実行される。ネットワークインフラストラクチャサービス環境30の例示的な実施形態に含まれるネットワークインフラストラクチャサービスとして、アカウントサービス、セキュリティサービス、領域サービス、ランデブーサービス、及び対話サービスが挙げられる。
・アカウントサービス
アカウントサービスは、仮想環境のための通信者のアカウントを管理する。アカウントサービスはまた、あらゆるネットワークインフラストラクチャサービスに対してクライアントネットワークノードの認証を行うために該クライアントネットワークノードにより使用することができる認証トークンの生成及び発行を管理する。
・セキュリティサービス
セキュリティサービスは、仮想環境のリソースその他のリソースに対する通信者のアクセスを管理する。セキュリティサービスにより実施されるアクセス制御方法は典型的には、1つ又は2つ以上の能力(この場合、適切な能力又は許可を有するエンティティに対してアクセスが許可される)及びアクセス制御リスト(この場合、該リスト上に存在する識別子を有するエンティティに対してアクセスが許可される)に基づくものである。リソースに対する特定の通信者のアクセスが許可された後、該通信者は典型的には、他のネットワークインフラストラクチャサービスにより提供される機能を使用してネットワーク通信環境10内で対話を行う。
・領域サービス
領域サービスは仮想領域を管理する。実施形態によっては、領域サービスは、一組の制約を受ける仮想領域アプリケーション34に従って、第1及び第2のクライアントネットワークノード12,14上で動作している仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22のリモート設定を行う。該制約は典型的には、仮想領域32に対するアクセスの制御を含む。このアクセス制御は典型的には、1つ又は2つ以上の能力(この場合、適切な能力又は許可を有する通信者又はクライアントノードに対してアクセスが許可される)及びアクセス制御リスト(この場合、該リスト上に存在する識別子を有する通信者又はクライアントノードに対してアクセスが許可される)に基づくものである。
領域サービスはまた、要求側エンティティの能力の影響下にある仮想領域32に関連付けられたネットワーク接続を管理し、仮想領域に関する大域状態情報を維持し、及び仮想領域32により画定される状況で共有通信セッションに参加しているクライアントネットワークノードのためのデータサーバとして働く。該大域状態情報は、仮想領域32内にある全てのオブジェクト及び該オブジェクトのそれぞれの仮想領域内の場所のリストを含む。領域サービスは、クライアントネットワークノードを設定する命令を送信する。領域サービスはまた、通信セッションへの参加を要求する他のクライアントネットワークノードを登録し、及び該他のクライアントネットワークノードへ初期化情報を送信する。この過程で、領域サービスは、参加するクライアントネットワークノードへ、仮想領域アプリケーション34に従ってクライアントネットワークノード上に仮想領域32をレンダリングするために必要となるコンポーネント(例えばプラグイン)のリストを送信することが可能である。領域サービスはまた、通信障害が発生した場合にクライアントネットワークノードが所定の大域状態に同期できることを確実にする。領域サービスは典型的には、仮想領域に関連付けられた統制ルールを介して仮想領域との通信者の対話を管理する。
・ランデブーサービス
ランデブーサービスは、存在情報の収集、格納、及び配布を管理し、及び要求側エンティティの能力の影響下で(例えば、接続ハンドルの配布を管理することにより)ネットワークノードが互いに通信するための機構を提供する。ランデブーサービスは典型的には、存在情報を存在データベースに格納する。ランデブーサービスは典型的には、通信者のプライバシープリファレンスを介して通信者相互の対話を管理する。
・対話サービス
対話サービスは、通信者間の対話の記録を収容する関係データベースを維持する。通信者間の各対話毎に、ネットワークインフラストラクチャサービス環境30の1つ又は2つ以上のサービス(例えば、領域サービス)が対話データを対話サービスへ送信する。これに応じて、対話サービスは、1つ又は2つ以上のそれぞれの対話記録を作成し、それを関係データベースに格納する。各対話記録は、一対の通信者間の対話状況を記述したものである。例えば、実施形態によっては、対話記録は、各通信者に関する識別子、対話の場所(例えば、仮想領域インスタンス)に関する識別子、対話場所の階層の記述(例えば、対話部屋の一層大きな領域に対する関係の記述)、対話の開始時刻及び終了時刻、及び対話中に共有され又は記録された全てのファイル及びその他のデータストリームのリストを含む。このため、各リアルタイム対話毎に、対話サービスは、該対話が発生したとき、該対話が発生した場所、関連する通信者に関して対話中に生じたこと(例えば、参加及び退出)、アクティブ又は非アクティブにされたオブジェクト、及び共有されたファイルを追跡する。
対話サービスはまた、要求側エンティティの能力の影響下で関係データベースの照会をサポートする。対話サービスは、対話データベース記録についての照会の結果を仮想領域に基づいてソートされた所定の順序(例えば頻度順又は時刻順)で提示する。該照会結果を使用して、通信者がどの仮想領域でどの人に会ったかに関する接触頻度でのソート、仮想領域とは無関係に通信者が会った人によるソート、及び通信者が最も多く出入りしている仮想領域によるソートを行うことが可能である。該照会結果はまた、関係に基づいて特定のタスクを自動化するヒューリスティックシステムの一部としてアプリケーションの開発者が使用することが可能なものである。この種のヒューリスティックの一例が、特定の仮想領域を6回以上訪れた通信者がノックすることなくデフォルトで入ることを許可するヒューリスティック、又は特定の領域内に特定の時刻に存在する通信者が、それと同じ時刻に同じ領域内に存在する別の通信者により作成されたファイルを修正し削除することを可能にするヒューリスティックである。関係データベースの照会は、他の検索と組み合わせることが可能である。例えば、関係データベースの照会を、ネットワークインフラストラクチャサービス環境30の領域外の通信システム(例えば、Skype、Facebook、及びFlickr)を使用した接触との対話について生成された接触履歴データの照会と組み合わせることが可能である。
3.仮想領域
仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22及びネットワークインフラストラクチャサービス環境30は典型的には、仮想領域のインスタンスにより画定される通信状況においてネットワークノードとのリアルタイム接続を管理する。仮想領域インスタンスは、抽象座標に関して定義される抽象的(非幾何学的)仮想空間に対応することが可能である。代替的に、仮想領域インスタンスは、特定の視覚化に関連する1次元、2次元、又は3次元の幾何学座標に関して定義される視覚的仮想空間に対応することが可能である。抽象的仮想領域は、個々の視覚化に関連付けることも関連付けないことも可能であり、一方、視覚的仮想領域は、個々の視覚化に関連付けられる。
上述のように、通信者は典型的には、関連する視覚化を有する仮想領域内の個々のアバターによって表現される。該アバターは、それぞれのネットワークノードにおいて通信者により入力された命令に応じて仮想領域内を移動する。実施形態によっては、仮想領域インスタンスの通信者のビューは典型的には、通信者のアバターの視点から提供され、各通信者は典型的には、該通信者のアバターの周囲の視覚的仮想領域のあらゆる部分を見ることが可能であり、これにより該通信者が経験する没入のレベルが増大する。
仮想領域は典型的には、仮想領域内の複数のアバターにより表現される複数のネットワークノード間の複数のリアルタイムデータストリームのスイッチングを支配するそれぞれのルールに関連付けられた複数のゾーンを含む。該スイッチングルールは、ネットワークノードの各々で実行されるローカル接続プロセスが他のネットワークノードとの通信を確立する態様を仮想領域のゾーン内の通信者のアバターの場所に基づいて指示するものである。
仮想領域は、仮想領域の幾何学的要素の記述及び1つ又は2つ以上のルール(スイッチングルール及び統制ルールを含む)を含む仕様によって定義される。該スイッチングルールは、複数のネットワークノード間のリアルタイムストリーム接続を支配する。該統制ルールは、仮想領域自体、仮想領域内の領域、及び仮想領域内のオブジェクトといったリソースに対する通信者のアクセスを制御するものである。実施形態によっては、仮想領域の幾何学的要素は、COLLADA-Digital Asset Schema Prelease 1.4.1 April 2006仕様(http://www.khronos.org/collada/から入手可能)に従って記述され、スイッチングルールは、米国特許出願第11/923,649号及び11/923,634号に記載される COLLADA Streams Reference 仕様に従ってXML(Extensible Markup Language)テキスト形式(本書では仮想空間記述形式(VSDL)と称す)を用いて記述される。
仮想領域の幾何学的要素は典型的には、仮想領域の物理ジオメトリ及びコリジョンジオメトリを含む。該物理ジオメトリは、仮想領域の形状を記述するものである。該物理ジオメトリは典型的には、三角形、四角形、又は多角形の表面から形成される。該物理ジオメトリ上に色及びテクスチャがマッピングされて、仮想領域のための一層現実的な外観が生成される。例えば、視覚的ジオメトリ上に光をペイントし、及び該光の近くのテクスチャ、色、又は明度を変更することにより、照明効果を与えることが可能である。前記コリジョンジオメトリは、オブジェクトが仮想領域内を移動することができる態様を画定する不可視表面を記述するものである。該コリジョンジオメトリは、視覚的ジオメトリと一致させること、視覚的ジオメトリの一層単純な近似に対応させること、又は仮想領域の設計者の特定用途向けの要件に関連するものとすることが可能である。
前記スイッチングルールは典型的には、仮想領域の位置に関してリアルタイムデータストリームのソース及びシンクを接続するための条件の記述を含む。各ルールは典型的には、該ルールの適用対象となるリアルタイムデータストリームのタイプと、該ルールが適用される仮想領域内の1つ又は2つ以上の場所とを画定する属性を含む。実施形態によっては、各ルールは、随意選択的に、必要とされるソースの役割、必要とされるシンクの役割、ストリームの優先順位、及び必要とされるストリーム操作トポロジーを指定する、1つ又は2つ以上の属性を含むことが可能である。実施形態によっては、仮想領域の特定部分について定義された明示的なスイッチングルールが存在しない場合に、1つ又は2つ以上の暗黙又はデフォルトのスイッチングルールを該仮想領域の該部分に適用することが可能である。1つの例示的なデフォルトスイッチングルールが、ポリシールールの支配下で一領域内のあらゆるソースをあらゆる互換性を有するシンクへと接続するルールである。ポリシールールは、複数のクライアントノード間の全ての接続に対して大域的に適用することが可能であり、又は個々のクライアントノードとの個々の接続に対してのみ適用することが可能である。ポリシールールの一例が、仮想領域内で互いに所定の距離(又は半径)内にあるそれぞれのオブジェクトに関連付けられた互換性を有するシンクとのソースの接続のみを可能とする近接ポリシールールである。
実施形態によっては、統制ルールは、仮想領域にアクセスする者、そのコンテンツにアクセスする者、仮想領域のコンテンツに対するアクセスの範囲(例えば、該コンテンツに対してユーザができること)、及びそれらコンテンツへのアクセスに後続する結果(例えば、監査ログ及び支払要求といった記録の保持)を制御するために仮想領域に関係する。実施形態によっては、仮想領域全体又は仮想領域の1つのゾーンが「統制網(governance mesh)」に関連付けられる。実施形態によっては、統制網は、米国特許出願第11/923,629号及び第11/923,634号に記載されているゾーン網の実施態様と類似した態様で実施される。統制網は、ソフトウェアアプリケーションの開発者が、統制ルールを一仮想領域又は一仮想領域の一ゾーンに関連付けることを可能にする。これにより、仮想領域内のあらゆるファイルについてそれぞれの許可を生成する必要がなくなり、及び同一ドキュメントをコンテキストに応じて異なる態様で扱う必要がある場合に生じ得る複雑さに対処する必要がなくなる。
実施形態によっては、仮想領域は、該仮想領域の1つ又は2つ以上のゾーンをディジタル著作権管理(DRM)機能に関連付ける統制網に関連付けられる。該DRM機能は、仮想領域の1つ又は2つ以上、仮想領域内の1つ又は2つ以上のゾーン、又は仮想領域内のオブジェクトに対するアクセスを制御する。DRM機能は、通信者が仮想領域内の統制網の境界を越えるたびにトリガされる。DRM機能は、トリガ動作が許可されているか否かを判定し、トリガ動作が許可されている場合には、許可されている動作の範囲、支払いが必要か否か、及び監査記録を生成する必要があるか否かを判定する。仮想領域の例示的な実施態様では、関連付けられた統制網は、通信者が仮想領域に入ることができる場合に該通信者が該仮想領域に関連付けられた全てのドキュメントについて動作(ドキュメントの操作、ドキュメントの閲覧、ドキュメントのダウンロード、ドキュメントの削除、ドキュメントの変更、及びドキュメントの再アップロードを含む)を実行することができるように構成される。このようにして、仮想領域は、該仮想領域により定義されたコンテキストで共有され議論された情報の保存場所となることができる。
仮想領域の仕様に関する更なる詳細が、米国特許出願第12/418243号(2009年4月3日出願)、第11/923,629号(2007年10月24日出願)、及び第11/923,634号(2007年10月24日出願)に記載されている。
空間的通信環境は典型的には、位置(本書では「場所」とも称す)及びオブジェクトの空間的階層としてモデル化することが可能である。該空間的階層は、上位レベルから下位レベルまでの順序づけされた一連のレベルを含む。該空間的階層の一連の各レベルにおける場所は、それに先行する各レベルにおける場所にそれぞれ含まれる。空間的階層におけるオブジェクトの各々は、該場所にそれぞれ含まれる。空間的階層の各レベルは典型的には、グラフィック的、アーキテクチャ的、又は都会的なメタファーに合致するそれぞれの視覚化に関連づけられ、及びそれに従ってラベル付けされる。各仮想領域の複数のゾーンは、それぞれのメッシュにより画定され、該メッシュの一部は、オブジェクト(例えば、アバターや、ビュースクリーンオブジェクト、テーブルオブジェクト、及び会議オブジェクト等のプロップ)を含むことが可能な物理的環境(例えば、建物に関連づけられた部屋及び中庭等の空間)の要素を画定する。
4.仮想領域対応型の通信アプリケーションのリソース
実施形態によっては、仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22の各々は、以下のリソースのためのインタフェイスを含む。
a)ローカルHID(Human Interface Devices)及びオーディオプレイバック装置
b)So3Dグラフィカルディスプレイ、アバター、及び物理エンジン
c)システムデータベース及び格納設備
a.ローカルHID(Human Interface Devices)及びオーディオプレイバック装置
ローカルHIDは、通信者が、仮想領域通信セッションに参加している間に命令及びその他の信号をクライアントネットワークノードに入力することを可能にするものである。例示的なHIDとして、コンピュータキーボード、コンピュータマウス、タッチスクリーンディスプレイ、及びマイクが挙げられる。
オーディオプレイバック装置は、通信者が仮想領域通信セッション中に受信したオーディオ信号を再生することを可能にする。例示的なオーディオプレイバック装置として、オーディオ信号の操作(例えば、ミキシング及び特殊効果の適用)を行うためのオーディオ処理ハードウェア(例えば、サウンドカード)が挙げられる。
b.So3Dグラフィカルディスプレイ、アバター、及び物理エンジン
So3Dエンジンは、クライアントネットワークノードのディスプレイモニタにおける仮想領域及び該仮想領域内のオブジェクトの個々のビューの表示を制御する視覚化エンジンである。So3Dエンジンは典型的には、グラフィカルユーザインタフェイスドライバ及びHIDデバイスと協働して仮想領域のビューを表示し、及び通信者が仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22の動作を制御することを可能にする。
実施形態によっては、So3Dエンジンはまた、仮想領域内に通信者のアバターを描画するために必要なイメージを含むローカル通信者アバターデータベースに対して読み出しを行うことが可能である。この情報に基づいて、So3Dエンジンは、仮想領域及び該仮想領域内のオブジェクトの視覚的表現(すなわちイメージ)を該仮想領域内の通信者のアバターの視点(位置及び向き)から生成する。この視覚的な表現は典型的には、オペレーティングシステムのグラフィクスレンダリング要素へと渡され、該要素がグラフィクスレンダリングハードウェアを駆動して仮想領域の視覚的表現をクライアントネットワークノード上でレンダリングする。
通信者は、HIDデバイス(例えば、コンピュータマウス)を介してビュー制御コマンドを入力することにより、表示された仮想領域のビューを制御することが可能である。So3Dエンジンは、該ビュー制御コマンドに従って仮想領域のビューを更新させる。So3Dエンジンはまた、領域サービスから受信した更新されたオブジェクト位置情報に従って、ディスプレイモニタ上の仮想領域のグラフィック表現を更新させる。
c.システムデータベース及び格納設備
システムデータベース及び格納設備は、該プラットフォームにより使用される様々な種類の情報を格納する。該格納設備により一般に格納される例示的な情報として、存在データベース、関係データベース、アバターデータベース、リアルユーザID(RUID)データベース、アートキャッシュデータベース、及び領域アプリケーションデータベースが挙げられる。この情報は、単一のネットワークノード上に格納することが可能であり、又は複数のネットワークノードに渡って分散させることが可能である。
5.例示的な通信セッション
通信セッション中に、クライアントネットワークノード12,14の各々は、それぞれの一組のリアルタイムデータストリーム(例えば、モーションデータストリーム、オーディオデータストリーム、チャットデータストリーム、ファイル転送データストリーム、及びビデオデータストリーム)を生成する。例えば、各通信者は、モーションデータストリームを生成する1つ又は2つ以上の入力装置(例えば、コンピュータマウス及びキーボード)を操作し、これにより仮想領域32内の該通信者のアバターの動きを制御する。更に、コンピュータシステムの近くで局所的に生成された通信者の声その他の音が一般にマイクにより捕捉される。該マイクは、リアルタイムオーディオストリームへと変換されるオーディオ信号を生成する。該オーディオストリームのそれぞれのコピーが、仮想領域32内のアバターにより表現されている他のネットワークノードへと送信される。これら他のネットワークノードで局所的に生成された音は、リアルタイムオーディオ信号へと変換されて各コンピュータシステムへ送信される。該コンピュータシステムは、他のネットワークノードにより生成されたオーディオストリームをスピーカにより表現されるオーディオ信号へと変換する。モーションデータストリーム及びオーディオストリームは、各通信者ノードから他のクライアントネットワークノードへ直接的または間接的に送信することが可能である。ストリーム操作トポロジーによっては、クライアントネットワークノードの各々は、他のクライアントネットワークノードにより送信されたリアルタイムデータストリームのコピーを受信する。別のストリーム操作トポロジーでは、複数のクライアントネットワークノードのうちの1つ又は2つ以上が、別のネットワークノードを出所とする(又は他のネットワークノードから発せられた)リアルタイムデータストリームから導出された1つ又は2つ以上の混合ストリームを受信する。
実施形態によっては、領域サービスは、仮想領域の現在の仕様、該仮想領域内のオブジェクトの現在の登録状態、及び該領域サービスをホストしているネットワークノードにより現在生成されているあらゆる混合ストリームのリストを含む、大域状態情報を維持する。該オブジェクトレジスタは典型的には、仮想領域内の各オブジェクト毎に、それぞれのオブジェクト識別子(例えば、オブジェクトを一意に識別するラベル)、該オブジェクトに関連付けられたネットワークノードとのネットワーク接続を確立することを可能にする接続ハンドル(例えば、IPアドレス等のURI)、及び該オブジェクトに関連付けられたリアルタイムデータソース及びシンク(例えば、該オブジェクトに関連付けられたネットワークノードのソース及びシンク)を識別するインタフェイスデータを含む。該オブジェクトレジスタは典型的には、各オブジェクト毎に1つ又は2つ以上の随意選択的な役割識別子も含み、該役割識別子は、通信者又は領域サービスによりオブジェクトに対して明示的に割り当てることが可能なものであり、又は該オブジェクト若しくはユーザの他の属性から推論することが可能なものである。実施形態によっては、オブジェクトレジスタはまた、仮想領域内のオブジェクトに関連付けられたネットワークノードから受信したリアルタイムモーションデータストリームの解析から領域サービスによって決定される、仮想領域内の各オブジェクトの現在位置を含む。ここで、該領域サービスは、仮想領域内のオブジェクトに関連付けられたネットワークノードからリアルタイムモーションデータストリームを受信し、該モーションデータに基づいて、仮想領域に入る、仮想領域から出る、及び仮想領域内を移動する、通信者のアバター及びその他のオブジェクトを追跡する。該領域サービスは、追跡しているオブジェクトの現在の場所に従ってオブジェクトレジスタを更新させる。
他のネットワークノードとのリアルタイムデータストリーム接続を管理するプロセスにおいて、領域サービスは、各クライアントネットワークノード毎に一組のコンフィギュレーションデータを維持し、該一組のコンフィギュレーションデータは、インタフェイスデータ、ゾーンリスト、及び仮想領域内に現在存在するオブジェクトの位置を含む。該インタフェイスデータは、各クライアントネットワークノードに関連付けられた各オブジェクト毎に、該オブジェクトに関連付けられたリアルタイムデータストリームタイプの全てのソース及びシンクのリストを含む。前記ゾーンリストは、対応するクライアントネットワークノードに関連付けられたアバターが現在占有している仮想領域内の全てのゾーンの登録簿である。通信者が最初に仮想領域に入った際に、領域サービスは典型的には、現在オブジェクト位置データベースを位置初期化情報で初期化する。その後、領域サービスは、仮想領域を共有している他のクライアントネットワークノードから受信したリアルタイムモーションデータストリームの解析により決定された仮想領域内のオブジェクトの現在位置で該現在オブジェクト位置データベースを更新させる。
仮想領域対応型の通信アプリケーションの実施形態により生成される例示的な空間的通信インタフェイスは、米国特許出願第12/354,709号(2009年1月15日出願)及び米国特許出願第12/509,658号(2009年7月27日出願)に記載されている。
C.空間的な通信セッションとのウェブブラウザの接続
1.空間的な通信セッションの視覚化のためのゲスト通信者の設定
図3は、空間的な通信セッションの視覚化を行うようゲスト通信者のネットワークノードを構成する方法の一実施形態を示している。
クライアント通信者のうちのスポンサクライアント通信者(例えば、クライアントネットワークノード12を操作しているスポンサである通信者)は、ゲスト通信者のための招待状を準備することによりプロセスを開始する。実施形態によっては、スポンサクライアント通信者は、スポンサクライアントネットワークノード12上で実行している仮想領域対応型の通信アプリケーション20により提供される「ゲスト招待状送信」プロセスを呼び出すことによりゲスト招待プロセスを開始する。このプロセスは、スポンサクライアント通信者がゲスト通信者に関する情報及び該ゲスト通信者を招待する通信セッションを指定することができる、様々なフィールドを含む招待状フォームを含むユーザインタフェイスを生成する。指定することができる通信者及び通信セッションとして、(i)ゲスト通信者に関する情報(例えば、名前、提携関係、及び連絡先情報(電子メールアドレス及び電話番号等))、(ii)通信セッションに関する情報(例えば、開始日時、期間、通信セッションが行われる仮想領域の場所、及び該通信セッションの性質又は主題の記述)、及び(iii)空間的な通信セッション中のゲスト通信者の能力が挙げられる。例示的な種類の能力として統制ルールが挙げられ、該統制ルールは、仮想領域内をナビゲートするためのゲスト通信者の能力の範囲、ファイル共有及びアプリケーション共有に参加するためのゲスト通信者の能力の範囲、及び仮想領域内でファイルをダウンロードし、アップロードし、又は削除するためのゲスト通信者の能力の範囲を画定する。
スポンサクライアントは、完成した招待状フォームを仮想環境生成手段18へ送る(図3のプロセス72)。これに応じて、仮想環境生成手段18は、ゲスト通信者のための大域的に一意のゲスト識別子を生成し、該完成した招待状フォームにおいてスポンサクライアントが指定した通信セッションの場所に対応するURLを含む招待状をゲスト通信者へ送る(図3のプロセス73)。実施形態によっては、前記ゲスト識別子は、前記完成した招待状フォームにおいてスポンサクライアントにより提供された前記連絡先情報(例えば、電子メールアドレス又は電話番号)から構成される。前記招待状は典型的には、通信セッションが行われることになる空間的な通信環境内の精確な場所を指定する。仮想環境生成手段18は、スポンサクライアントにより指定された場所に基づき、指定された通信セッションの場所のための一意のアドレスを決定する。実施形態によっては、精確な会合場所は、URL等の一意の識別子により指定される。
図4は、空間的な階層をなす「場所」又は「位置」(すなわち、部屋1、部屋2、部屋3、....)及びオブジェクト又はプロップ(すなわち、テーブル、ビュースクリーン、....)として仮想領域72の例示的なモデルを示したものである。該空間的な階層は、上位レベル(例えば、領域72)から下位レベルまでの順序づけされた一連のレベルを含む。連続する各レベルにおける各場所は、それぞれの先行するレベルにおける場所に含まれている。該空間的な階層における複数のオブジェクトの各々は、それぞれの場所に含まれている。これらの実施形態では、各場所及び該場所内のオブジェクトは、それぞれのURLに関連付けられており、該URLは、場所及びオブジェクトに関する一意のアドレスとして働く。このアドレス指定機構は、スポンサ通信者が、ゲスト通信者が該システムにログインした際に該ゲスト通信者が居るべき仮想領域内の場所を、仮想環境生成手段18に対して精確に指定することを可能にする。例えば、ゲスト通信者が該システムに最初にアクセスした際に該ゲスト通信者に部屋171(すなわちhttp://*/srea/room1)のビューが提示されるべきことを、スポンサクライアント通信者が指定することが可能である。代替的に、スポンサクライアント通信者は、ViewScreenオブジェクト(すなわち、http://*/srea/room1/ViewScreen)上で共有されているApp_lアプリケーション73(すなわち、http://*/area/room1/ViewScreen/App_l)のビューがゲスト通信者に提示されるべきことを指定することが可能である。
図3を再び参照すると、ゲスト通信者は、ゲストネットワークノード16からの招待状においてURLにより指定されているウェブページに関するウェブブラウザ要求を仮想環境生成手段18へ送る(図3のプロセス74)。仮想環境生成手段18は、該ゲストネットワークノード16に所与のバージョンの仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22がインストールされているか否かを判定する(図3のプロセス76,78)。
仮想領域対応型の通信アプリケーションがゲストネットワークノード16上にインストールされている場合には、仮想環境生成手段18は、該ゲストネットワークノード上で仮想領域対応型の通信アプリケーションのインスタンスを開始し、該通信アプリケーションのインスタンスが、指定された通信セッション場所のビューをインタフェイスウィンドウ内でゲスト通信者に提示する。実施形態によっては、指定されたURIにより読み出されたドキュメント内に含まれる情報が、アプリケーションプロトコル又はMIMEタイプをオペレーティングシステムに登録することにより仮想領域対応型の通信アプリケーションへ渡される。このようにして、仮想領域対応型の通信アプリケーションは、単にURLをクリックすることにより、(場合によっては)ユーザによる手作業を必要とすることなく、開始され、ログインされ、及びオリジナルの招待状で指定されている会合場所へと該ユーザを直接送ることが可能となる。例えば、実施形態によっては、仮想領域対応型の通信アプリケーションにURI(例えば、sococo://information-to-pass-in-to-the-virtual-area-enabled-communication-application)が提供される。別の実施形態では、仮想領域対応型の通信アプリケーションに関連付けられたMIMEタイプヘッダ(例えば、Content-type:sococo/application(これにゾーンxへ行くためのXML命令が続く))がブラウザアプリケーションに提供される。該ブラウザアプリケーションは、クライアントノード12,14上で動作している通信アプリケーション20,22と対話することを前記ドキュメントが求めた際にゲストユーザに確認ダイアログボックスを提示するよう構成することが可能である。このようにして、ゲストユーザは、仮想領域32内の正しい場所に一意に入ることが可能となる。この経験は、様々なプラットフォーム上で正しく導かれることが可能である。例えば、スマートフォン上でネイティブアプリケーションを起動して上述したものと同じ一組の情報を渡すことにより、URLに基づきインターネットを介して仮想領域32内の会合経験にアクセスするようにスマートフォンを設定することが可能である。
仮想領域対応型の通信アプリケーションがゲストネットワークノード16上にインストールされていないと判定された場合には、仮想環境生成手段18は、ログインフォームを含むログインページをウェブブラウザアプリケーション24に送る(図3のプロセス80)。ゲスト通信者は、該ログインフォームに必要事項を入力し、その完成したログインフォームをウェブブラウザアプリケーション24が仮想環境生成手段18へ送る(図3のプロセス82)。仮想環境生成手段18は、該完成したログインフォームに含まれるデータに基づいてゲスト通信者を認証した後、レンダリングエンジン26のインスタンス並びにインタフェイス仕様(ゲスト通信者が招待された仮想領域の視覚化を含む)をウェブブラウザアプリケーション24へ送る(図3のプロセス84)。ウェブブラウザアプリケーション24は、該レンダリングエンジン26をインストールし、及び該レンダリングエンジン26が前記視覚化をブラウザウィンドウ52内にレンダリングする。
実施形態によっては、仮想環境生成手段18は、仮想領域のグラフィック表現、並びに、複数のクライアント通信者及び該仮想領域内の該クライアント通信者のそれぞれの現在の場所のグラフィック表現の仕様を含むインタフェイス仕様を、ゲスト通信者のウェブブラウザアプリケーション24へ送る。該インタフェイス仕様は典型的には、XML(Extensible Markup Language)形式でゲストネットワークノード16へ送られる。該インタフェイス仕様の要素は、XMLスキーマ(XSD)に従いタグベースの階層的言語を使用して表される。以下のXML仕様は、4つの椅子(seat)、1つのテーブル(table)、及び2つのビュースクリーンプロップ(screen)を含む例示的な仮想領域部屋(すなわち「Office A」)を表している。
仮想領域内の通信者のグラフィック表現(すなわち、アバター)の位置は典型的には、仮想領域の幾何学的要素の仕様とは別個のXML仕様で表される。アバターの位置を示す例示的なメッセージは以下のXML仕様を有する。
ここで、「SodaZonePositionData」とは、通常のデスクトップ通信アプリケーションに対するプロトコルで規定されるメッセージである。該フィールドは、アバター(UUID(Universally Unique Identifier)により識別される)、該アバターが存在するゾーン(これもまたUUIDにより識別される)、及び該ゾーン内の該アバターの位置に対応するx,y,z座標を識別するものである。この情報は、パケット化され、状態情報のストリームとして通信アプリケーションへ送られ、全ての態様のプロパティ(プロファイル、色、アートワーク、マイクオン、マイクオフ等)に関連付けられたメッセージが存在する。
実施形態によっては、ウェブブラウザ内のアバターの位置は、既製のデータ処理ライブラリを利用する僅かに異なる形式で実施することが可能である。例えば、アバターの位置の仕様は、XML、JSON、又はその他のデータカプセル化技術といった形をとることが可能である。XMLでは、アバターの位置の仕様は以下のようなものとなる。
ウェブブラウザアプリケーションは、XMLアバター位置仕様を取得し、そのフィールドを解析し、一致するIDを有するアバターに位置及びゾーン情報を適用する。これと同じ考え方が、あらゆる他の要素(例えば、プロップ、アバター、及びジオメトリ)についての残りの状態情報に適用されることになる。
図5を参照すると、これらの実施形態では、レンダリングエンジン26は、1つ又は2つ以上のテンプレート75を使用して、XMLインタフェイス仕様77を、ウェブブラウザアプリケーション24によりブラウザウィンドウ内にレンダリングすることができるHTMLドキュメント79(例えば、ダイナミックHTML(DHTML)ドキュメント)へと変換する、XSLT(Extensible Style Sheet Language Transformation)エンジンである。このプロセスにおいて、該XSLTレンダリングエンジン26は、XMLインタフェイス仕様における各ノードを1つ又は2つ以上のテンプレートに適合させる。該テンプレートは、XMLノードをHTMLドキュメント79の要素へと変換する態様を指定するものである。HTMLドキュメント79は、リアルタイム通信セッションの空間的視覚化を含むインタフェイスを表示するための提示形式を記述するものである。
ブラウザインタフェイススクリプト(例えば、JavaScript)は、レンダリングエンジン26の一部とすること又は別個のプラグインとすることが可能なものであり、1つ又は2つ以上のイベントハンドラを使用して、レンダリングインタフェイス仕様とのユーザ対話を検出する。例示的な対話として、コンピュータマウス動作(例えば、マウスポインタの移動及びボタンのクリック)、キーボード動作、及びジョイスティック動作が挙げられる。ブラウザインタフェイススクリプトは典型的には、ゲスト通信者の端末上に提示されている空間的なインタフェイスとの特定のユーザ対話を報告するXMLドキュメントを、仮想環境生成手段18に送る。例えば、ブラウザインタフェイススクリプトは典型的には、仮想領域内のゲスト通信者の状態(例えば、位置又は存在)を制御するユーザ対話、及び他の通信者との対話(例えば、他の通信者とのピア・ツー・ピア・チャットを開始すること又は仮想領域内のゲスト通信者に参加するよう他の通信者を招待すること)を伴うユーザ対話を報告する。実施形態によっては、ブラウザインタフェイススクリプトは、検出されたユーザ対話を解釈して、ゲスト通信者の端末のローカルパラメータ(例えば、ローカルスピーカ及びローカルマイクの音量)を制御する。
実施形態によっては、共有通信セッションにおいて、ウェブブラウザアプリケーション24は、仮想領域32のグラフィック表現内の場所を示すメッセージを仮想環境生成手段18へ送る。例えば、かかる実施形態によっては、(例えば、仮想領域内の特定の場所にポインタを位置決めしてコンピュータマウスをクリック又はダブルクリックすることにより)仮想領域内の特定の場所を選択することにより、ゲスト通信者が該場所へとナビゲートされることが可能である。イベントハンドラが該選択を検出し、ブラウザスクリプトがHTTPメッセージを発行することにより該選択を仮想環境生成手段18へ報告する。該HTTPメッセージは、例えば、仮想領域の視覚化における選択された場所の座標又は一意の識別子(例えば、URL)を含むものとなる。該HTTPメッセージに応じて、仮想環境生成手段18は、共有通信セッションのグラフィカルな視覚化に対する更新を生成し、該更新のそれぞれのインタフェイス仕様を仮想領域32内のクライアントネットワークノード及びゲストネットワークノードの各々に送信する。該更新は、例えば、ゲスト通信者のアバターが選択された場所へ移動した場合の仮想領域の視覚化の仕様を含むことが可能である。
実施形態によっては、仮想領域の空間的視覚化は、互いに重複しない一連のグラフィックブロックへと分割され、該一連のグラフィックブロックの各々は、前記空間的視覚化を分割した各々に対応するものである。ウェブブラウザアプリケーション24から受信した更新要求に応じて、仮想環境生成手段18は、該更新要求に先行する更新要求に対する最も最近の応答が送られた後に変化したグラフィックブロックのみを、ウェブブラウザアプリケーション24へ送る。
実施形態によっては、共有通信セッション中に、ウェブブラウザアプリケーション24が、該共有通信セッションに関連するメッセージを仮想環境生成手段18へ送る。該メッセージは典型的には、該共有通信セッションのグラフィカルな視覚化を参照するものである。例えば、メッセージによっては、仮想領域のグラフィカルな視覚化における選択された場所を参照し、メッセージによっては、仮想領域内のオブジェクト(例えば、通信者のアバター及びプロップ)を参照し、また、メッセージによっては、ナビゲーションコントロール及び対話コントロールを含むツールバーのグラフィック表現における選択されたボタンを参照する。該ナビゲーションコントロールは、存在を確立すべき仮想領域内の場所を通信者が指定することを可能にし、対話コントロールは、ネットワーク通信環境内の複数のクライアント通信者のうちの一人又は二人以上との対話を通信者が管理することを可能にするものである。
実施形態によっては、ゲスト通信者は、ゲストノード16からのHTTP/ウェブ要求を操作するサーバノードを介して仮想環境生成手段18と直接接続する。かかる実施形態では、スポンサクライアントネットワークノードはゲスト通信者を仮想領域に接続するために使用されることはない。その代わりに、サーバノードは、全てのリアルタイムデータストリーム(RDS)の状態の活動、チャット、及び遅延を伴って扱うことができ且つ(一般に帯域幅の制約に起因して信頼できるチャネル上では扱われないボイス/ビデオストリームとは対照的に)信頼できるチャネルを介して送信するのに適している他のあらゆるものを待ち行列に入れる。このようにして、アバター位置、ヘッドセット/マイク状態、ヘッド・フラッシング・キュー(head flashing cues)、アイ・キュー(eye cues)、及びチャット等のデータを(スポンサクライアントネットワークノードとゲストノードとの間のピア・ツー・ピア接続とは対照的に)直接通信することが可能である。かかる実施例によっては、ゲストノードのブラウザアプリケーションは、サーバノードに対して待ち行列に入っている状態/その他の情報を一定間隔でポーリングし、及び仮想領域レンダリングエンジンを介して全ての変更を伝えるよう構成される。別の実施形態では、サーバノードは、ゲストノード16との長期のHTTP接続を設定し、待ち行列に入っている状態/その他の情報をXML又はその他のデータカプセル化形式でフォーマットし、該フォーマットされたデータをウェブブラウザアプリケーション24へと流すよう構成される。
2.空間的な通信セッションにおけるリアルタイムオーディオ通信のためのゲスト通信者の設定
a.スポンサクライアントネットワークノードが介在するゲスト通信者のオーディオ統合
図6は、ネットワーク通信環境10の一実施形態88を示しており、該ネットワーク通信環境10では、クライアントネットワークノード12が、ゲスト通信者が仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22のインスタンスを実行することを必要とすることなく、ウェブブラウザアプリケーション24のサポート領域外のゲスト通信者とオーディオ通信チャネル90を確立するよう構成される。
実施形態によっては、スポンサクライアントネットワークノード12上で実行されている仮想領域対応型の通信アプリケーションのインスタンス20が、ウェブブラウザアプリケーション24の適用範囲外のゲスト通信者により操作される電話器92(例えば、携帯電話又は有線電話)とオーディオ通信チャネルを確立するよう動作することが可能である。かかる実施形態では、通信アプリケーション20は、統合されたVoIP(Voice over Internet Protocol)コンポーネントを有することが可能であり、又はクライアントネットワークノード12上で動作している別のVoIPアプリケーションのプログラミングインタフェイスと通信することが可能である。VoIPコンポーネント又はVoIPアプリケーションは、セッション制御プロトコルに従って呼の設定及び解除を制御する。VoIPコンポーネント又はVoIPアプリケーションは、オーディオコーデックを使用して、クライアントネットワークノード12上のサウンドカードから受信した発信ボイス信号を、オーディオストリームを介してディジタルオーディオとしてIPネットワークで送信することができるIPパケットへとエンコードする。ゲスト通信者の電話器からの着呼は、ローカルPSTN網を介して最も近くのゲートウェイサーバへと送られる。該ゲートウェイサーバは、アナログボイス信号をディジタル化し、それをIPパケットへと圧縮し、該IPパケットをネットワーク(例えばインターネット)を介して受信端にある別のゲートウェイへ送る。受信側のゲートウェイは、着呼パケットをクライアントネットワークノード12上のVoIPコンポーネント又はVoIPアプリケーションへ送る。該VoIPコンポーネント又はVoIPアプリケーションは、オーディオコーデックを使用して、該着呼IPパケットを、スポンサクライアントネットワークノード12上のサウンドカードにより音声へと変換することができるボイス信号へとデコードする。
別の実施形態では、クライアントネットワークノード12上で実行している仮想領域対応型の通信アプリケーションのインスタンス20は、ゲストネットワークノード16上で実行している仮想領域非対応型の通信アプリケーション94とオーディオ通信チャネルを確立するよう動作することが可能である。かかる実施形態では、仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、統合されたVoIPコンポーネントを有し、又はクライアントネットワークノード12上で動作している別個のVoIPアプリケーションのプログラミングインタフェイスと通信する。スポンサクライアントネットワークノード12上のVoIPコンポーネント又はVoIPアプリケーションは、セッション制御プロトコルに従って呼の設定及び解除を制御する。ゲストネットワークノード16上で動作している仮想領域非対応型の通信アプリケーション94は、スポンサクライアントネットワークノード12上で動作しているVoIPコンポーネント又はVoIPアプリケーションとリアルタイムオーディオデータストリーム(及びおそらくはその他のリアルタイムデータストリーム(例えば、ビデオ及びチャットリアルタイムデータストリーム))を通信することができるVoIP通信アプリケーションである。スポンサクライアントネットワークノード12と、ゲストネットワークノード16上で動作している仮想領域非対応型の通信アプリケーションとの間のVoIP通信は、クライアント・サーバモデル又はピア・ツー・ピアモデルに基づくものとすることが可能である。
実施形態によっては、スポンサクライアントネットワークノード12は、ピア・ツー・ピア接続を介して通信している1つ又は2つ以上の他のクライアントネットワークノードにゲスト通信者を接続する。別の実施形態では、プロキシ/トランシーバ/ストリーム乗算器(stream multiplier)サーバノードが、ゲスト通信者をクライアントネットワークノードに接続する。かかる実施形態では、該プロキシ/トランシーバ/ストリーム乗算器サーバノードを使用することにより、スポンサクライアントネットワークノード12の負荷が、計算力及びネットワーク帯域幅の両面において低減される。
図7は、スポンサクライアントネットワークノード12とゲスト通信者との間でリアルタイムオーディオ通信チャネルを確立する方法の一実施形態を示している。この方法によれば、仮想環境生成手段18は、ゲスト通信者から受信した完成したログインフォームに含まれる連絡先情報をスポンサクライアントネットワークノード12へ送る(図7のプロセス94)。該連絡先情報は、例えば、電話番号(例えば、携帯電話、固定電話、又はVoIP電話の番号)、又は、ゲスト通信者とオーディオ通信チャネルを確立するために使用することができる他のあらゆるタイプのコールイン(call-in)識別子若しくはアドレス(例えば、一意のVoIP名又はアドレス)とすることが可能である。スポンサクライアントネットワークノード12は、仮想領域対応型の通信アプリケーション20を使用して、ゲスト通信者とのリアルタイムオーディオ接続を開始させる(図7のプロセス96)。該オーディオ接続は、例えば、スポンサクライアントネットワークノード12上で動作している仮想領域対応型の通信アプリケーション20のVoIPコンポーネント又は別個のVoIPアプリケーションと、ゲスト通信者の電話器92又は仮想領域非対応型の通信アプリケーション94との間で確立することが可能である。該オーディオ通信チャネルが確立された後、スポンサクライアントネットワークノード12及びゲスト通信者は、該オーディオ通信チャネルを介してリアルタイムオーディオデータストリームを交換する(図7のプロセス98)。
図8は、スポンサクライアントネットワークノード12上で実行している仮想領域対応型の通信アプリケーション20がゲスト通信者から受信したオーディオ通信を空間的な通信セッションに統合する方法の一実施形態を示している。この実施形態によれば、仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、それぞれのクライアント通信者により操作されている1つ又は2つ以上の他のクライアントネットワークノードとリアルタイム通信セッションを確立する(図8のブロック100)。該リアルタイム通信セッション中に、該仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、仮想領域のグラフィック表現に空間的に関連する各クライアント通信者のそれぞれのグラフィック表現を含む空間的視覚化に関連するクライアントネットワークノードとピア・ツー・ピアでリアルタイムデータストリームを交換する(図8のブロック102)。仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、ゲスト通信者からゲストリアルタイムデータストリームを受信する(図8のブロック104)。仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、ゲスト通信者から受信したゲストリアルタイムデータストリームから導出されたそれぞれのリアルタイムデータストリームを他のクライアントネットワークノードの各々に送る(図8のブロック106)。仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、スポンサクライアントネットワークノードを出所とするピア・ツー・ピアのリアルタイムデータストリーム、及びスポンサクライアントネットワークノードにより受信された他のクライアントネットワークノードからのピア・ツー・ピアのリアルタイムデータストリームから導出された、1つ又は2つ以上のリアルタイムデータストリームを、ゲスト通信者へ送る(図8のブロック108)。
図9は、図8の方法の一実施形態を示しており、この場合、スポンサクライアントネットワークノード12は、仮想領域対応型の通信アプリケーション20を介して他のクライアントネットワークノード14と通信し、及び別個のVoIPアプリケーションを介してゲスト通信者と通信する。この方法によれば、仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、スポンサクライアントネットワークノード12上で実行される(図9のブロック110)。仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、スポンサクライアントネットワークノード12と、少なくとも1つの他のクライアントネットワークノード14との間で第1のリアルタイムデータストリーム接続を確立し、該第1のリアルタイムデータストリーム接続は、仮想領域32に対する参照に関連付けられる。仮想領域対応型の通信アプリケーション20の実行と同時に、VoIPアプリケーションがスポンサクライアントネットワークノード12上で実行される(図9のブロック112)。該VoIPアプリケーションは、スポンサクライアントネットワークノード12とゲスト通信者との間で第2のリアルタイムデータストリーム接続を確立し、該第2のリアルタイムデータストリーム接続は、仮想領域32に対する参照を全く含まないものである。スポンサクライアントネットワークノード12では、第1及び第2のリアルタイムデータストリーム接続を介して交換されたリアルタイムデータストリームから、1つ又は2つ以上の統合されたリアルタイムデータストリームが生成される(図9のブロック114)。
該1つ又は2つ以上の統合されたリアルタイムデータストリームのうちの少なくとも1つは典型的には、スポンサクライアントネットワークノード12上でレンダリングされる。仮想領域対応型の通信アプリケーション20は典型的には、該1つ又は2つ以上の統合されたリアルタイムデータストリームのそれぞれを他のクライアントネットワークノード14へ送信する。
実施形態によっては、仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、第1のリアルタイムオーディオデータストリームを生成し、該仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、第2のリアルタイムオーディオデータストリームを他のクライアントネットワークノード14から受信し、及び該仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、第3のリアルタイムオーディオデータストリームをゲスト通信者から受信する。これらの実施形態では、統合されたリアルタイムデータストリームを生成するプロセスは、第2及び第3のリアルタイムデータストリームをミックスして第1の統合されたリアルタイムデータストリームを生成し、第1及び第3のリアルタイムデータストリームをミックスして第2の統合されたリアルタイムデータストリームを生成し、及び第1及び第2のリアルタイムデータストリームをミックスして第3の統合されたリアルタイムデータストリームを生成する、という各ステップを含む。仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、前記第1の統合されたリアルタイムデータストリームをスポンサクライアントネットワークノード12上でレンダリングし、前記第2の統合されたリアルタイムデータストリームを該スポンサクライアントネットワークノード12から他のクライアントネットワークノード14へ送信し、及び前記第3の統合されたリアルタイムデータストリームを該スポンサクライアントネットワークノード12からゲスト通信者へ送る。実施形態によっては、仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、前記第3の統合されたリアルタイムデータストリームを、他のクライアントネットワークノード14上で実行している仮想領域対応型の通信アプリケーション22へ渡す。実施形態によっては、前記第1及び第2のリアルタイムデータストリームは、クライアントネットワークノード12,14上でそれぞれ実行されている仮想領域対応型の通信アプリケーションの第1及び第2のインスタンス20,22によってそれぞれ生成され、スポンサクライアントネットワークノード12上の仮想領域対応型の通信アプリケーション20が、第2の統合されたリアルタイムデータストリームを、該仮想領域対応型の通信アプリケーション20から、仮想領域対応型の通信アプリケーションの第2のインスタンス22へ渡す。
例示的な一実施形態では、ゲスト通信者は、スポンサクライアント通信者のVoIP連絡先であるが、該ゲスト通信者は、仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22のユーザではない。VoIPアプリケーションのプログラミングインタフェイスと統合させることにより、仮想領域対応型の通信アプリケーション20は、スポンサクライアント通信者のVoIP連絡先を、スポンサクライアントネットワークノード12上で提示される通信インタフェイスで直接取得し表示する。VoIPアプリケーションの連絡先インタフェイスにおけるユーザインタフェイスコントロール(例えば、「連絡先へ電話」)上をクリックすることにより、VoIPアプリケーションを使用したゲスト通信者への発呼が開始される。通信アプリケーション20は、ゲスト通信者から受信したオーディオストリームを取得し、これを仮想領域32内の他のクライアント通信者のオーディオストリームと多重化する。このようにして、ゲスト通信者は、VoIPアプリケーションにより提供されるオーディオ経験しか有さないにもかかわらず、空間的かつ仮想的な会話に参加することができる。
実施形態によっては、一方向オーディオストリームが開始され、該一方向オーディオストリームがブラウザアプリケーションへ外部的なプラグインを必要とすることなくダウンロードされる。これらの実施形態では、所与のゾーンにおける会話をミックスさせたものがブラウザアプリケーションへ送られて、ゲスト通信者が該会話を聞くことが可能となる。ゲスト通信者は、該ブラウザアプリケーションからリアルタイムオーディオストリームを発して該会話に参加することはできないが、該ゲスト通信者は、ウェブブラウザアプリケーションに関して実施が一層容易な非同期チャネル(例えば、テキストチャット)を介して参加することが可能である。これらの実施形態は、ゲスト通信者が重要な焦点ではない会合(例えば、展示会又はパネルディスカッションといった多数のオブザーバがいるが主要な参加者が少数である会合)で特に役立つものとなる。
図10は、仮想領域対応型の通信アプリケーションを操作する通信者が仮想領域非対応型の通信装置と通信することを可能にする通信インフラストラクチャの一実施形態のブロック図である。図10は、1つの仮想領域を共有する4つのネットワークノード(すなわち、仮想領域非対応型のゲスト通信者の装置1、スポンサクライアントネットワークノード2、クライアントネットワークノード3、及びクライアントネットワークノード4)間で確立されるオーディオ通信チャネルを示している。ゲスト通信者装置1は、仮想領域対応型の通信アプリケーションを実行するよう構成されていないクライアント端末を表しており、該ゲスト通信者装置1は、代替的な通信システム(例えば、VoIPアプリケーション等の仮想領域非対応型の通信アプリケーションを実行しているネットワークノード、又は電話器等の他の仮想領域非対応型の通信装置)を作動させるよう構成されている。スポンサクライアントネットワークノード2は、仮想領域対応型の通信アプリケーション20を実行しているスポンサクライアント通信者の端末を表しており、該スポンサクライアントネットワークノード2は更に、ゲスト通信者の通信システムのプレイバック及びオーディオキャプチャストリームを仮想化する統合要素を含む。クライアントネットワークノード3,4は、仮想領域対応型の通信アプリケーションのインスタンスをそれぞれ実行している他の2つのクライアント端末を表している。図10に示すシステムの概要を以下のテキストブロックに示す。
動作時、I/Oマルチプレクサ/デマルチプレクサは、スポンサクライアントネットワークノード1及びゲスト通信者装置2から受信したオーディオ信号1,2をクライアントネットワークノード3及びクライアントネットワークノード4へ送る。該I/Oマルチプレクサ/デマルチプレクサはまた、クライアントネットワークノード3,4から受信したオーディオ信号3,4をスポンサクライアントネットワークノード2のP経路要素へ送る。該P経路要素は、該オーディオ信号1,3,4をスポンサクライアントネットワークノード2のプレイバック要素へ送り、及びオーディオ信号3,4をスポンサクライアントネットワークノード2のP Mix要素へ渡す。該スポンサクライアントネットワークノード2のP Mix要素は、オーディオ信号2,3,4をミックスし、該ミックスされた信号をスポンサクライアントネットワークノード2の統合要素へ渡す。該統合要素は、該ミックスされた信号を、スポンサクライアントネットワークノード2上で実行されている代替的な通信アプリケーション(例えば、VoIPアプリケーション)のオーディオキャプチャ要素へ渡す。実施形態によっては、この代替的な通信アプリケーションは、ゲスト通信者装置1により使用されているものと同じタイプの通信アプリケーション(例えば、VoIPアプリケーション)と一致する。代替的なオーディオキャプチャシステム(CA)は、キャプチャしたミックス信号2+3+4を、ゲスト通信者装置1上で実行している代替的な通信アプリケーションのプレイバック要素へ渡す。
図10に示すシステムの実施形態によっては、P Mix要素は、I/Oマルチプレクサ/デマルチプレクサに直接従う(subscribe)ことも可能であり、これにより該システムの対称性が増す。P経路は、P Mix1となり、信号3,4をI/Oから受信し、及び信号1をC分割1から受信する。これらは独立したチャネルとして送られるため、C分割1の出力をプレイバック要素へ直接送ることができるが、(独立したチャネルを介して渡すのではなくP Mixが実際のミックスを行うため(以下参照のこと))これはあまりフレキシブルなものではない。この場合、P Mixは、P Mix2となり、信号3,4をI/Oから受信し、及び信号2をC分割2から受信する。(該チャネルがステレオであって、複数のソースからの信号を組み合わせるためのマルチトラックミキサが他端に存在しない場合であっても)この代替的なオーディオシステムがシングルチャネル通信システムであるため、このミキサの出力は真のミックス(true mix)となる。
図10は、クライアントネットワークノード3,4の互いの対話を示しておらず、スポンサクライアントネットワークノード2との対話ひいてはゲスト通信者装置1との対話のみを示したものである。クライアントネットワークノード3,4間の対話は、上述のように、ピア・ツー・ピア型又はサーバ媒介型の何れとすることも可能である。
図10において、2つのストリームがコンマで区切られている(マルチチャネル経路であることを意味する)場合、該システムは、内部的な(例えば、I/Oマルチプレクサ/デマルチプレクサの外部の)通信リソースを節約するために、ミックスされたストリームを送ることも可能である。ミックスされるべきストリーム(すなわち、統合要素によって代替的なキャプチャ要素CAへ送られる仮想化されたマイク信号)はプラス記号と共に示されている。
実施形態によっては、通信アプリケーション20は、クライアントネットワークノード12とゲストネットワークノード16との間で確立されたオーディオ通信チャネルの状態に基づいて、ゲスト通信者の通信状態を判定することが可能である。リアルタイム通信セッション中に、通信アプリケーション20は、ゲスト通信者とリアルタイムデータストリーム接続を確立し、該リアルタイムデータストリーム接続から該ゲスト通信者の現在の通信状態を判定し、該判定された該ゲスト通信者の現在の通信状態を示す視覚的な合図を、空間的な視覚化において表現する。実施形態によっては、スポンサクライアントネットワークノード12とゲストネットワークノード16とがウェブブラウザアプリケーション14のサポート領域外で通信を行っているリアルタイム通信チャネルの通信状態を記述したデータを仮想環境生成手段18が受信する。これに応じて、仮想環境生成手段18は、スポンサクライアントネットワークノード12を操作している通信者の通信状態を示すために共有通信セッションのグラフィカルな視覚化に関連してレンダリングすることが可能な視覚的な合図の仕様を含む第2のネットワーク通信をウェブブラウザアプリケーション24へ送る。
実施形態によっては、通信アプリケーション20は、リアルタイムデータストリーム接続の接続状態を判定し、該判定されたリアルタイムデータストリーム接続の接続状態に基づいて、ゲスト通信者を接続状態又は非接続状態の一方に分類する。通信アプリケーション20は、接続状態及び非接続状態のうちゲスト通信者が現在分類されている状態を示す視覚的な合図を表現する。
実施形態によっては、通信アプリケーション20は、リアルタイムデータストリーム接続を介した現在のリアルタイムデータストリームの検出に応じてゲスト通信者をアクティブ通信状態に分類し、及びリアルタイムデータストリーム接続を介した現在のリアルタイムデータストリームの検出の失敗に応じてゲスト通信者を非通信状態に分類する。通信アプリケーション20は、該アクティブ通信状態及び該非通信状態の何れにゲスト通信者が現在分類されているかを示すそれぞれの視覚的合図を表現する。
リアルタイム通信セッション中に、通信アプリケーション20は典型的には、仮想領域内のゲスト通信者のグラフィック表現の現在位置の仕様を仮想環境生成手段18から受信する。かかる実施形態では、個々の(ミックスされていない)リアルタイムオーディオデータストリームには典型的には、該リアルタイムデータストリームの出所である通信者に割り当てられている大域的に一意の識別子がそれぞれラベル付けされる。ゲスト通信者のゲストリアルタイムデータストリーム及びグラフィック表現には、該ゲスト通信者に割り当てられている上記と同じ一意のゲスト識別子が関連付けられるため、通信アプリケーションは、該一意のゲスト識別子に基づいて、仮想領域内のゲスト通信者のグラフィック表現の現在位置に関連して視覚的合図を表現することが可能となる。
b.仮想環境生成手段を介したゲスト通信者のオーディオ統合
図11は、ネットワーク通信環境10の一実施形態120を示しており、この場合、仮想環境生成手段18の一実施形態122は、ゲスト通信者が仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22のインスタンスを実行することを必要とすることなく、ウェブブラウザアプリケーション24のサポート領域外でゲスト通信者とのオーディオ通信チャネル124を確立するよう構成されている。該仮想環境生成手段122はトランシーバ126を含み、該トランシーバ126は、該トランシーバ126がクライアントネットワークノード12,14の一方又は両方から受信したオーディオデータストリームから導出されたリアルタイムオーディオデータストリーム130をゲスト通信者の装置へ送ること、及び該ゲスト通信者の装置から受信したオーディオデータストリームから導出されたリアルタイムオーディオデータストリームをクライアントネットワークノード12,14の一方又は両方へ送ることを可能とする、通信アプリケーション(例えば、VoIP通信アプリケーション)の1つ又は2つ以上のインスタンス128を実行する。
実施形態によっては、前記トランシーバ126は、前記クライアントネットワークノード12,14及び前記ゲスト通信者の装置の各々からリアルタイムオーディオストリームを受信し、該受信したオーディオストリームのうち適当なオーディオストリームのミックスをそれぞれ生成し、該それぞれのミックスをクライアントネットワークノード12,14及びゲスト通信者の装置へ送信する。
別の実施形態では、トランシーバ126は、ゲスト通信者の装置から受信したリアルタイムオーディオストリーム124をスポンサクライアントネットワークノード12へ中継する。該スポンサクライアントネットワークノード12は、ゲスト通信者のリアルタイムオーディオストリームとスポンサクライアントネットワークノード12自体のローカルに生成されたリアルタイムオーディオストリームとのミックスを生成し、該ミックスを仮想領域中の他のクライアントネットワークノード14へピア・ツー・ピアで送信する。スポンサクライアントネットワークノード12はまた、それ自体のローカルに生成されたリアルタイムオーディオストリームと、仮想領域中の他のクライアントネットワークノード14から受信したピア・ツー・ピアのリアルタイムオーディオストリームとのミックスを生成し、該ミックスをトランシーバ126へ送信し、該トランシーバ126が該ミックスをゲスト通信者の装置へ中継する。
実施形態によっては、トランシーバ126上で実行している通信アプリケーション128は、ウェブブラウザアプリケーション24のサポート領域外でゲスト通信者により操作されている電話器92(例えば、携帯電話又は固定電話)とのオーディオ通信チャネルを確立するよう動作することが可能である。かかる実施形態では、通信アプリケーション128は、統合されたVoIP(Voice over Internet Protocol)コンポーネントを有しており、又はトランシーバ126上で動作している別個のVoIPアプリケーションのプログラミングインタフェイスと通信する。該VoIPコンポーネント又はVoIPアプリケーションは、セッション制御プロトコルに従ってゲスト通信者の電話器92との呼の設定及び解除を制御する。ゲスト通信者の電話器92からの発呼は、ローカルPSTN網を介して最も近くのゲートウェイサーバへと送られる。該ゲートウェイサーバは、アナログボイス信号をディジタル化し、それをIPパケットへと圧縮し、該IPパケットをネットワーク(例えばインターネット)を介して受信端にある別のゲートウェイへ送る。トランシーバ126上のVoIPコンポーネント又はVoIPアプリケーションは、他のゲートウェイから受信したIPパケットを、クライアントネットワークノード上で動作している通信アプリケーションのインスタンス20,22により解釈することができるフォーマットにエンコードし、該エンコードしたIPパケットをクライアントネットワークノード12,14の一方又は両方へ送信する。トランシーバ126上のVoIPコンポーネント又はVoIPアプリケーションはまた、オーディオコーデックを使用して、クライアントネットワークノードの1つ又は2つ以上から受信した発信ボイス信号を、オーディオストリームを介してディジタルオーディオとしてIPネットワークで送信することができるIPパケットへとエンコードする。受信側のゲートウェイは、該IPパケットを展開し、該展開したIPパケットを、ローカルPSTN網を介してゲスト通信者の電話器92へと送られるアナログ信号へと変換する。
別の実施形態では、トランシーバ126上の通信アプリケーション128は、ゲストネットワークノード16上で実行している仮想領域非対応型の通信アプリケーション94とオーディオ通信チャネルを確立する。かかる実施形態では、該通信アプリケーション128は、統合されたVoIPコンポーネントを有し、又はトランシーバ126上で動作している別個のVoIPアプリケーションのプログラミングインタフェイスと通信する。該トランシーバ126上のVoIPコンポーネント又はVoIPアプリケーションは、セッション制御プロトコルに従って該仮想領域非対応型の通信アプリケーション94との呼の設定及び解除を制御する。ゲストネットワークノード16上で動作している仮想領域非対応型の通信アプリケーション94は典型的には、トランシーバ126上で動作しているVoIPコンポーネント又はVoIPアプリケーションとリアルタイムオーディオデータストリーム(及び場合によってはその他のリアルタイムデータストリーム(例えば、ビデオ及びチャットリアルタイムデータストリーム))を通信することができるVoIP通信アプリケーションである。
実施形態によっては、ゲストネットワークノード16は、オーディオ/ビデオストリームのための双方向UDP型ポートトラフィックを可能にする他のブラウザ通信プラットフォーム(例えば、Java(登録商標)プラットフォーム、Flash(登録商標)プラットフォーム、Silverlight(登録商標)プラットフォーム、又はHTML5プラットフォーム)のプラグインを含むウェブブラウザアプリケーションを含む。かかる実施形態では、該ブラウザ通信プラットフォームは、リアルタイム通信性能を促進させるネイティブな形式及び通信プロトコルに従ってネットワークインフラストラクチャサービス環境30と通信するために、通信アプリケーション20,22で使用されるプロトコルスタックと同様のプロトコルスタックを実施する。
3.ウェブブラウザウィンドウ内の空間的な通信セッションのゲスト通信者の視覚化
図12は、ゲストネットワークノード16上のウェブブラウザアプリケーション24によりウェブブラウザウィンドウ210内に生成された仮想領域内の1グループの通信者間のリアルタイムチャット対話のための空間的なインタフェイス192の例示的な一実施形態を示している。各通信者は、それぞれのスプライト194,196,198,200,202によってグラフィカルに表現され、仮想領域は、矩形空間201(すなわち「西会議」空間)の2次元の平面図によってグラフィカルに表現される。通信者が最初に仮想領域に入ると、該通信者のスプライトが仮想領域内の所定の場所(すなわち「席」)に自動的に配置される。該仮想領域は、2つのビュースクリーンプロップ204,206及びテーブルプロップ208を含む。ゲスト通信者は、入力装置を用いて該プロップを選択する(例えば、コンピュータマウス、タッチパッド、タッチスクリーン等を用いて該プロップ上をダブルクリックする)ことにより該プロップと対話する。
ウェブブラウザウィンドウ210は、一組のウェブブラウジングナビゲーションツールを含むブラウザツールバー150を含み、該ツールは、後進及び前進ボタン152,154、ストップボタン156、ホームボタン158、アドレスバー160、及び検索ボックス162を含む。
ウェブブラウザウィンドウ210はまた、該空間的なインタフェイス192を、空間的な通信ツールバー212、チャットログ領域214、テキストボックス216、及び送信ボタン218と統合させる。ゲスト通信者は、テキストボックス216内にテキストメッセージを入力し、送信ボタン218を選択することにより、現在の西会議空間201内の他の通信者へ該テキストメッセージを送信することが可能である。ゲストネットワークノードと他のクライアントネットワークノードとの間のチャット通信は、ピア・ツー・ピアとすることが可能であり、又は、仮想環境生成手段18の同期会議サーバが媒介することが可能である。空間的なインタフェイス192及びチャットログ領域214は、スプリッタ217により視覚的に分割することが可能であり、実施形態によっては、該スプリッタ217は、空間的なインタフェイス192を隠し又は表示させるようゲスト通信者により上下にスライドさせることが可能である。
チャットログ領域214は、西会議空間201に関する現在のイベント及び随意選択的に以前のイベントのログを表示する。チャットログ領域214内に表示される例示的な一組のイベントとして、ゲスト通信者が西会議空間201内の他の通信者と交換したテキストメッセージ、西会議空間201内の通信者の存在状態の変化、西会議空間201内の通信者のスピーカ及びマイク設定の変化、及びプロップ204-208の状態(該プロップに関連して共有されているあらゆるアプリケーション及びデータファイルへの参照を含む)が挙げられる。図示の実施形態では、該イベントには、通信者の名称とそれに続く該イベントに関連づけられたコンテンツ(例えば、テキストメッセージ)又は該イベントの記述がラベル付けされる。例えば、図12に示す実施形態では、状態に関連するイベントは、次のようにラベル付けされる。
ここで、「$」と「$」の間のタグは、通信者、共有アプリケーション、又はプロップを識別するものである。更に、該イベントの各々には、該イベントが開始された日時を識別するタイムスタンプ219がそれぞれ関連付けられる。
従来のインスタントメッセージングプラットフォーム(例えば、AOL(登録商標)インスタントメッセンジャー、MSN(登録商標)メッセンジャー、Yahoo!(登録商標)メッセンジャー、Google(登録商標)Talk、及びSkype(登録商標))と統合される実施形態では、チャットログ領域214は典型的には、2つ又は3つ以上のネットワーク接続された通信者によってリモートでタイピングされたエントリのリスト(該エントリがタイピングされた順に交互配置されたもの)を含む標準的な「チャット履歴」(「インスタントメッセージ履歴」とも呼ばれる)を含む。該チャット履歴は典型的には、特定のエントリをどのユーザが他の通信者のエントリに対してどの時点で作成したかについての指示と共に、各通信者の端末のディスプレイ上に表示される。これは、通信者が該エントリと該エントリの各々が作成された時刻とを別個に見ることを可能にすることにより、チャットに関するセッション履歴を提供するものである。
空間的な視覚化192は、チャットログ領域214内に表示されているイベントの表示を整理するためのコンテキストを提供する。例えば、図示の実施形態では、表示されているイベントの各々には、表示されているイベントの出所である通信者のスプライトの外観に視覚的に相関するそれぞれのタグがラベル付けされている。詳細には、特定の通信者を出所とする各イベントには、該通信者のスプライトの視覚的外観と一致する視覚的外観(例えば、カラーコード)を有するそれぞれのアイコン230,232,234,236がラベル付けされている。この例では、アイコン230,234の色は、Daveのスプライト200の本体の色と一致し、アイコン232の色は、Camillaのスプライト198の本体の色と一致し、アイコン236の色は、Joshのスプライト196の本体の色と一致している。
空間的な通信ツールバー212は、一組のナビゲーション及び対話制御ボタンを含み、該ボタンは、ゲスト通信者のスピーカのオン/オフをトグルするためのヘッドフォンボタン220、ゲスト通信者のマイクのオン/オフをトグルするためのマイクボタン222、人を集めるための歓迎ボタン124、空間201を含む一層大きな仮想領域のマップビューをオープンさせるためのマップボタン226、及び仮想領域に対する接続を再確立するための再接続ボタン228を含む。
ユーザが西会議空間201内へ移動した後、ゲスト通信者は、仮想領域をナビゲートし、スポンサクライアントネットワークノード12により指定された能力の影響下で該仮想領域内のオブジェクトと対話することが可能となる。ゲスト通信者は典型的には、コンピュータマウスを使用してナビゲートして仮想領域内の通信者及びその他のオブジェクトと対話する。例えば、ゲスト通信者は、仮想領域の視覚化における特定の場所を選択する(例えば、該場所をダブルクリックする)ことにより、該場所へとナビゲートすることが可能である。同様に、ゲスト通信者は、仮想領域の視覚化におけるオブジェクトの特定の場所を選択する(例えば、該場所をダブルクリックする)ことにより、仮想領域内のオブジェクト(例えば、他の通信者及びプロップ)と対話することが可能である。
ゲスト通信者のグラフィック表現を仮想領域内の現在位置から該仮想領域内の新たな現在位置へと移動させるための特定の要求を受信したことに応じて、仮想環境生成手段18は、該特定の要求に基づいて該仮想領域内の該ゲスト通信者のグラフィック表現の該新たな現在位置を決定する。インタフェイス仕様は典型的には、仮想領域の1つ又は2つ以上のゾーンのそれぞれの仕様を含む。上述したように、実施形態によっては、異なるそれぞれのURL(Universal Resource Locator)によって該ゾーンの各々がアドレス指定される。かかる実施形態では、仮想領域内の特定のゾーンの選択は、該選択されたゾーンのURLを含むメッセージで仮想環境生成手段18へ報告される。仮想環境生成手段18は、該メッセージ中のURLによりアドレス指定されるゾーンに入ることをゲスト通信者が望んでいることを判定する。仮想環境生成手段18は、該メッセージにより参照されるそれぞれのURLによりアドレス指定されるゾーンの特性に基づいて該メッセージに応答する。例えば、仮想環境生成手段18は、ゲスト通信者の能力がかかる移動を可能とするものである場合に該ゲスト通信者を選択されたゾーン内へ移動させることが可能であり、そうでない場合には、仮想環境生成手段18は、選択されたゾーン内へのゲスト通信者の移動を許可しないことが可能である。ゲスト通信者の移動が許可された場合、仮想環境生成手段18は、新たな現在位置へと移動したゲスト通信者のグラフィック表現を含むようインタフェイス仕様を更新させ、該更新後のインタフェイス仕様をブラウザアプリケーション24へ送る。仮想環境生成手段18はまた、ゲスト通信者のグラフィック表現のそれぞれの仕様及び仮想領域内のそれぞれの現在位置を、該ゲスト通信者の一意のゲスト識別子に関連してクライアントネットワークノードの各々へ送信する。該ゲスト識別子は、ゲストネットワークノードと1つ又は2つ以上のクライアントネットワークノードとの間で確立されたリアルタイム通信チャネルに関連付けられる。これは、クライアントネットワークノード12,14の各々が、ゲスト通信者のアバターを、同一にラベル付けされたリアルタイム通信チャネルから通信アプリケーション20,22によって推論される通信者の状態に一致させることを可能にする。
ゲスト通信者は、ゲスト通信者のスピーカ及びマイクの一方又は両方を選択的にオン又はオフにするために、ヘッドフォンボタン220及びマイクボタン222の一方又は両方をトグルさせることが可能である。実施形態によっては、ツールバーボタン220,222は、ローカルサウンドカードとの間で送受信されるオーディオ信号がイネーブル又はディセーブルにされるように、ゲストネットワークノード16上のローカルオーディオ設定を制御する。このようにして、ゲスト通信者の仮想領域非対応型の通信アプリケーション(例えば、図4及び図6に示すアプリケーション94)を介したオーディオ通信を、ウェブブラウザアプリケーションにおいてクライアントサイドスクリプトを介して制御することができる。別の実施形態では、ツールバーボタン220,222の状態の変化がイベントハンドラによって検出され、該イベントハンドラが、ブラウザスクリプトをトリガして該変化を仮想環境生成手段18へ報告する。これに応じて、仮想環境生成手段18は、クライアントネットワークノード12,14上で動作している仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22のインスタンスへオーディオ制御メッセージを送信する。該オーディオ制御メッセージは、仮想領域対応型の通信アプリケーション20,22に、ゲスト通信者のスピーカ及びマイクチャネルの状態を、対応するツールバーボタン220,222の状態と一致するよう変化させる。
図13を参照すると、ゲスト通信者による歓迎ボタン224の選択に応じて、通信者のリストが別フレーム238内に表示される。該通信者は2つのグループに区分けされ、「西会議内の人」とラベル付けされた第1のグループは、現在領域(すなわち、西会議)内に存在する全ての通信者を識別し、「ランシング航空」とラベル付けされた第2のグループは、一層大きな領域(すなわち「ランシング航空」(現在領域を含む))内に存在するが現在領域には存在しない全ての通信者を識別する。仮想領域の各々は、それぞれの1次元空間242,244によって表され、該1次元空間は、現在該空間内に存在を有する通信者のグラフィック表現を含む。実施形態によっては、仮想領域242,244の各々における通信者のグラフィック表現の空間的な位置(例えば、上から下へ)の順序付けは、通信者が仮想領域内に存在を確立したときに関する該通信者の時間的な順序付けを空間的に視覚化したものに対応する。図示の実施形態では、各通信者は、それぞれの通信者のユーザ名(すなわち、「Josh」、「Dave」、「Camilla」、「Karou」、「Arkadi」、「Yuka」、「Teca」、「Yoshi」、及び「Adam」)がラベル付けされた、それぞれの円形のスプライトにより表現されている。
それぞれの通信者が通信を行うよう構成された様々な通信チャネルの状態は、仮想領域242,244内の通信者の空間的な視覚化において示される視覚的な合図によって公開される。
例えば、仮想環境生成手段18は、仮想領域内の通信者の現在のオーディオ状態を反映するよう通信セッションの視覚化を更新させる。オーディオシンク通信チャネルをアクティブにするための所与のクライアント通信者からのコマンドに応じて、仮想環境生成手段18は、該所与の通信者がオーディオシンクとして構成されていることの視覚的な指示を有する該所与の通信者のグラフィック表現を描画するための仕様をインタフェイス仕様に組み込む。オーディオソース通信チャネルをアクティブにするための所与のクライアント通信者からのコマンドに応じて、仮想環境生成手段18は、該所与の通信者がオーディオソースとして構成されていることの視覚的な指示を有する仮想領域内の該所与のクライアント通信者のグラフィック表現を描画するための仕様をインタフェイス仕様に組み込む。ゲスト通信者が通信を行うよう登録されているゲストオーディオ通信チャネルの状態を変更するための特定の要求を受信したことに応じて、仮想環境生成手段は、ゲストオーディオ通信チャネルの変化した状態の視覚的な指示を有する仮想領域内のゲスト通信者のグラフィック表現を描画するためのそれぞれの仕様を各クライアントネットワークノードに送信する。
実施形態によっては、通信者のローカルスピーカチャネルのオン/オフ状態は、該通信者のスプライト上のヘッドフォングラフィック245の存在又は不存在によって表される。このため、スプライトにより表現されている通信者のスピーカがオンである場合には、ヘッドフォングラフィック245が存在し(Josh、Dave、Camilla、Karou、Arkadi、及びTecaのスプライトを参照のこと)、通信者のスピーカがオフである場合には、ヘッドフォングラフィック245は存在しない(Yuka、Yoshi、及びAdamのスプライトを参照のこと)。通信者のマイクのオン/オフ状態は、該通信者のスプライト上のマイクグラフィック247の存在又は不存在によって表される。このため、マイクがオンである場合には、マイクグラフィック247が存在し(Karou及びTeca参照)、マイクがオフである場合には、マイクグラフィック247は存在しない(Josh、Dave、Camilla、Arkadi、Yuka、Yoshi、及びAdam参照)。ヘッドフォングラフィック245及びマイクグラフィック247は、通信者のサウンドプレイバック装置及びマイク装置の状態の視覚的な合図を提供する。通信者のオーディオ通信状態を示す更なる視覚的な合図を提供することも可能である。例えば、実施形態によっては、通信者が会話しているときに該通信者のマイクグラフィックのオン状態を指示するために該通信者のスプライトの周囲に放射状に広がる円が表示される。
通信者のテキストチャットチャネルの活動状態は、該通信者のスプライト(Adamのスプライトを参照)に隣接するハンドグラフィック249の存在又は不存在によって表される。このため、通信者がテキストチャットデータを他のネットワークノードへ送信しているときに該ハンドグラフィック249が存在し、通信者がテキストチャットデータを送信していないときには該ハンドグラフィック249は存在しない。実施形態によっては、テキストチャットデータはキーボードキーが押下された場合にのみ送信され、この場合には、通信者のテキストチャネルの視覚化は、ハンドグラフィック249の点滅するオン及びオフとして表される。
ブラウザフレーム238(図13参照)内の利用可能な通信者のリスト中の複数の通信者のうちの一人をゲスト通信者が選択したことに応じて、該プラットフォームは、それぞれのゾーン内のゲスト通信者に加わるための招待状を該選択された通信者に送信する。例えば、図14は、ゲスト通信者がフレーム238内に表示されている利用可能な通信者のリスト中の「Arkadi」を選択した状況で該プラットフォームにより生成されたポップアップブラウザウィンドウ241を示している。送信ボタン143の選択に応じて、該プラットフォームは、名称「Arkadi」に関連付けられている通信者へ、西会議空間201内のゲスト通信者に加わるための招待状(例えば、「西会議に参加してください - Josh」)を送信する。
実施形態によっては、インタフェイス仕様は、1つ又は2つ以上のプロップを含む。該プロップの各々は典型的には、クライアントネットワークノードとゲストネットワークノードとの間の通信のためのそれぞれの通信チャネルを表す。該プロップの各々は典型的には、異なるそれぞれのURL(Universal Resource Locator)によりアドレス指定することが可能である。ウェブブラウザアプリケーション24からのそれぞれのURLを参照する特定のメッセージの受信に応じて、仮想環境生成手段18は、該特定のコマンドにより参照されるそれぞれのURLによりアドレス指定することが可能なプロップの特性に基づいて、該特定のメッセージに応答する。
例えば、仮想領域内のビュースクリーンプロップの選択に対応する特定のメッセージをウェブブラウザアプリケーションから受信したことに応じて、仮想環境生成手段18は、ゲストネットワークノードと仮想領域内に存在する複数のクライアントネットワークノードの各々との間でアプリケーション共有セッションを開始することが可能である。実施形態によっては、仮想環境生成手段18は、(典型的にはトランシーバ又はその他の中央ノードによりキャプチャされる)アプリケーション共有セッションに対応する別個のビデオストリームのURLをウェブブラウザアプリケーションに提供する。該ビデオストリームは典型的にはエンコードされ及びHTTPストリーミングを介してウェブブラウザアプリケーションへ提供される。ウェブブラウザアプリケーションは、仮想領域を表すHTMLドキュメント内にビデオストリームを埋め込み、例えば、標準的なビデオ表示技術(ビデオプラグイン、HTML5ビデオタグ、又はFlash(登録商標)プレーヤ等)を使用して、該ビデオストリームを表示することが可能である。
実施形態によっては、ビュースクリーンプロップは、通信者がアプリケーション共有チャネルを介してアプリケーションを共有しているか否かを示す視覚的な合図を提供する。ゲスト通信者によるビュースクリーンプロップの選択に応じて、ゲスト通信者のスプライトが、仮想領域のグラフィック表現における該ビュースクリーンプロップに隣接する位置へ自動的に移動される。該ビュースクリーンプロップに隣接する該ゲスト通信者のスプライトの該位置は、通信者が特定のアプリケーションを仮想領域内の他の通信者と現在共有しており又は共有しようとしていることを示す。ビュースクリーンプロップのグラフィック表現は、アクティブなアプリケーション共有セッションが生じているか否かに応じて変更される。例えば、ビュースクリーンの表示色は、アクティブなアプリケーション共有セッション中の「明」から、アプリケーション共有が行われていない場合の「暗」へと変更することが可能である。アプリケーション共有プロセスに関する更なる詳細については、2009年1月15日出願の米国特許出願第12/354,709号の図26−28に関して、及び2009年4月3日出願の米国特許出願第12/418,270号において、説明されている。
仮想領域内のテーブルプロップの選択に対応する特定の要求をウェブブラウザアプリケーションから受信したことに応じて、仮想環境生成手段18は、ゲストネットワークノードと仮想領域内に存在する複数のクライアントネットワークノードの各々との間でファイル共有セッションを開始することが可能である。実施形態によっては、テーブルプロップは、通信者がデータファイル共有チャネルを介してデータファイルを共有しており又は共有していたか否かを示す視覚的な合図を提供する。例えば、ゲスト通信者によるテーブルプロップの選択に応じて、ゲスト通信者のスプライトが、仮想領域のグラフィック表現における該テーブルに隣接する位置へ自動的に移動される。該テーブルプロップに隣接する該ゲスト通信者のスプライトの該位置は、該ゲスト通信者が特定のデータファイルを仮想領域内の他の通信者と現在共有しており又は共有しようとしていることを示す。このプロセスにおいて、ゲスト通信者は、ゲストネットワークノード16から、仮想環境生成手段18により維持されているリポジトリへ、データファイルをアップロードする。データファイルをアップロードするというゲスト通信者の選択に応じて、仮想環境生成手段18は、アップロードされたファイルを前記リポジトリに格納し、該データファイルを該テーブルプロップに関連付けるデータベースレコードを生成する。データファイルがゲスト通信者により共有された後、テーブルプロップの状態が、何もないテーブル表面を有する状態から、該テーブル表面上にデータファイルのグラフィック表現を有する状態へと変化する。仮想領域内の他の通信者は、該アップロードされたデータファイルのグラフィック表現を選択することにより、該データファイルの中身を見ることができ、該仮想領域に関連付けられた統制ルールの影響下で、随意選択的に該データファイルを修正し又は削除することが可能である。ファイル共有プロセスに関する更なる詳細については、2009年1月15日出願の米国特許出願第12/354,709号の図22及び23に関して説明されている。
実施形態によっては、ゲスト通信者がオーディオゾーン/チャネル内にVoIP電話を直接開始することを可能にするコールイン番号(例えば、電話番号又は一意のVoIP ID(Skype(登録商標)ID等))を所与の領域、部屋、又は所与の領域又は部屋内のプロップに関連づけることが可能である。接続された際に、当該領域、部屋、又はプロップ内に存在を有するアバターにより、又は接続のタイプに一致する他の表現(例えば、ゲスト通信者が自身の携帯電話を使用してコールインしている場合には、携帯電話)により、ゲスト通信者をグラフィカルに表現することが可能である。実施形態によっては、パーミッションのチェックが行われ、呼を開始したゲストノードが、該コールイン番号が関連付けられたゾーン内のリソースにアクセスするか否かが判定される。かかる実施形態は、ゲスト通信者が仮想領域内の誰かと直接通信を開始することを可能にし、又は通信アプリケーション20,22のそれぞれを使用している通信者が仮想領域にアクセスすることを可能にする。かかる実施形態は、コールイン・ゾーン内に格納されている情報、ファイル、又はオーディオの読み出し及び聴覚による消費(auditory consumption)を可能とするため並びに該ゾーン内の他のクライアントノードと通信するためのアクセスを可能とするための特定の手段を提供することが可能である。
IV.例示的な動作環境
通信者は典型的には、それぞれのネットワークノードから共有仮想領域通信環境にアクセスする。かかるネットワークノードの各々は典型的には、汎用コンピュータシステム又は専用通信コンピュータシステム(又はコンソール)によって実施される。各ネットワークノードは、各ネットワークノードにおける仮想領域のそれぞれのビューを提示し及び他のネットワークノードとのリアルタイムデータストリーム接続を確立する通信プロセスを実行する。
図15は、コンピュータシステム320により実施されたクライアントネットワークノードの例示的な実施形態を示している。該コンピュータシステム320は、プロセッサユニット322、システムメモリ324、及び該プロセッサユニット322を該コンピュータシステム320の様々な要素に接続するシステムバス326を含む。該プロセッサユニット322は、1つ又は2つ以上のデータプロセッサを含むことが可能であり、その各プロセッサは、市販の様々なコンピュータプロセッサの何れの形態をとることも可能である。システムメモリ324は、1つ又は2つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体を含み、典型的には、ソフトウェアアプリケーションに対して利用可能となるアドレスを画定するソフトウェアアプリケーションアドレス指定空間が関連付けられる。該システムメモリ324は、コンピュータシステム320のための起動ルーチンを含むBIOS(Basic Input/Output System)を格納したROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を含むことが可能である。システムバス326は、メモリバス、周辺機器用バス、又はローカルバスとすることが可能であり、及び様々なバスプロトコル(PCI、VESA、MCA(Microchannel)、ISA、及びEISAを含む)の何れと互換性を有するものとすることも可能である。コンピュータシステム320はまた、永続記憶メモリ328(例えば、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、CD-ROMドライブ、磁気テープドライブ、フラッシュメモリデバイス、及びディジタルビデオディスク)を含むことが可能であり、該永続記憶メモリ328は、システムバス326に接続され、データ、データ構造、及びコンピュータ実行可能命令の不揮発性の又は永続的な記憶を提供するて1つ又は2つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体ディスクを含む。
通信者は、1つ又は2つ以上の入力装置330(例えば、1つ又は2つ以上のキーボード、コンピュータマウス、マイク、カメラ、ジョイスティック、Wii(登録商標)入力装置等の物理モーションセンサ、及びタッチパッド)を使用してコンピュータシステム320と対話する(例えば、コマンド又はデータを入力する)ことが可能である。情報は、ディスプレイコントローラ334により制御されるディスプレイモニタ332上で通信者に提示されるGUI(Graphical User Interface)を介して提示することが可能である。コンピュータシステム320はまた、他の入出力装置(例えば、スピーカ及びプリンタ等の出力用周辺機器)を含むことが可能である。コンピュータシステム320は、ネットワークアダプタ336(「ネットワークインタフェースカード」又はNICとも呼ばれる)を介して他のネットワークノードと接続する。
API(Application Programming Interface)338、OS(Operating System)340(例えば、Microsoft Corporation(Redmond, Washington U.S.A.)から入手可能なWindows XP(登録商標)オペレーティングシステム)、通信アプリケーション26、ドライバ342(例えば、GUIドライバ)、ネットワーク転送プロトコル344、及びデータ346(例えば、入力データ、出力データ、プログラムデータ、レジストリ、及びコンフィギュレーション設定)を含む、多数のプログラムモジュールをシステムメモリ324に格納することが可能である。
実施形態によっては、仮想環境生成手段18の1つ又は2つ以上のサーバネットワークノードは、その各サーバネットワークノードが典型的には1つ又は2つ以上のソフトウェアアプリケーションを含むことを除き、クライアントネットワークノード320と同じタイプのそれぞれの汎用コンピュータシステムによって実施される。
別の実施形態では、仮想環境生成手段18の1つ又は2つ以上のサーバネットワークノードは、エッジサービス(例えば、ルーティング及びスイッチング)を実行するそれぞれのネットワーク装置によって実施される。
V.結論
本書で説明した実施形態は、リアルタイムネットワーク通信を視覚化するための改善されたシステム及び方法を提供する。特に、これら実施形態は、空間的な通信環境のためのウェブブラウザインタフェイスを提供する。この特徴により、通信者は、如何なる特殊な通信ソフトウェアをインストールすることを必要とすることなく、及び特殊なプロキシ又はファイアウォールの追加又は除外を必要とすることなく、没入型の空間的な通信環境において、他の通信者と対話することが可能となる。
他の実施形態は、特許請求の範囲内のものである。

Claims (56)

  1. それぞれのネットワークノード(12)からの仮想領域(32)内で操作している要求側通信者から受信した要求に応じて、該仮想領域(32)をアドレス指定するURL(Universal Resource Locator)を生成し、
    所与の通信者により操作されている所与のネットワークノード(16)上で実行しているウェブブラウザアプリケーション(24)により前記URLにアドレス指定された要求に応じて、該所与の通信者を前記仮想領域(32)内のリアルタイム通信セッションで前記要求側通信者に接続し、該接続ステップが、
    前記仮想領域(32)のグラフィック表現(66)と、該仮想領域(32)の該グラフィック表現(66)に空間的に関連する該仮想領域(32)内に存在する複数の通信者のそれぞれのグラフィック表現(62,64,70)との仕様を含むインタフェイス仕様を前記ウェブブラウザアプリケーション(24)に送信し、
    前記インタフェイス仕様のそれぞれの要素に関連して前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信したメッセージに応答する、
    という各ステップを含む、方法。
  2. 前記接続ステップが、前記所与のネットワークノードへレンダリングエンジンを送るステップを含み、該レンダリングエンジンが、前記ウェブブラウザアプリケーション(24)により実行することが可能なものであり、及び前記インタフェイス仕様を前記ウェブブラウザアプリケーション(24)により解釈することができる形式へと翻訳するよう動作することが可能なものである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記送信ステップが、前記インタフェイス仕様をXML(extended markup languaeg)形式で前記ウェブブラウザアプリケーション(24)へ送信するステップを含み、前記レンダリングエンジンが、前記インタフェイス仕様を前記XML形式からHTML(hyper text markup language)インタフェイス仕様へと翻訳して該HTML仕様をウェブブラウザフレーム内にレンダリングするよう動作することが可能なものである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記インタフェイス仕様が、前記仮想領域(32)の複数のゾーンのそれぞれの仕様を含み、該複数のゾーンの各々が、それぞれの異なるURLによりアドレス指定される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記接続ステップが、前記仮想領域(32)の複数のゾーンのうちの特定の1つのゾーンをアドレス指定するURLにアドレス指定された前記ウェブブラウザアプリケーション(24)からの要求に応じて、前記所与の通信者を前記仮想領域(32)の前記特定のゾーンへ接続する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記接続ステップが、複数のURLのそれぞれを参照する前記ウェブブラウザアプリケーション(24)からの特定のメッセージに対し、該特定のメッセージにより参照されるそれぞれのURLによりアドレス指定されるゾーンの特性に基づいて応答するステップを含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記要求側通信者から受信した前記要求が、前記ウェブブラウザアプリケーション(24)からの前記URLにアドレス指定された前記要求に応じて前記所与の通信者に提示されるべき前記仮想領域(32)のコンテキストの仕様を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記仮想領域(32)が複数のゾーンを含み、前記要求側通信者から受信した前記要求が、前記ウェブブラウザアプリケーション(24)からの前記URLにアドレス指定された前記要求に応じて前記所与の通信者に提示されるべき前記複数のゾーンのうちの特定の1つを指定する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記要求側通信者から受信した前記要求が、前記ウェブブラウザアプリケーション(24)からの前記URLにアドレス指定された前記要求に応じて前記所与の通信者に提示されるべき前記仮想領域(32)内のプロップ(204,208)を指定する、請求項7に記載の方法。
  10. 前記要求側通信者から受信した前記要求が、前記ウェブブラウザアプリケーション(24)からの前記URLにアドレス指定された前記要求に応じて前記所与の通信者に提示されるべき前記プロップ(204,208)に関連して共有されている特定のドキュメントを指定する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記インタフェイス仕様が、前記複数の通信者のそれぞれの現在の通信状態を示す視覚的な合図を表現するための仕様を含み、該通信状態の各々が、前記ネットワークノード(12,16)のそれぞれが通信を行うよう構成されているそれぞれの通信チャネルの状態にそれぞれ対応する、請求項1に記載の方法。
  12. 前記インタフェイス仕様が1つ又は2つ以上のプロップ(204,208)を含み、該プロップの各々が、前記ネットワークノード(12,16)間の通信のためのそれぞれの通信チャネルを表し、該プロップの各々が、それぞれの異なるURLでアドレス指定することが可能であり、及び該URLのそれぞれを参照する前記ウェブブラウザアプリケーション(24)からの特定のメッセージの受信に応答し、前記接続ステップが、該特定のメッセージにより参照される前記それぞれのURLによりアドレス指定することができる前記プロップの特性に基づいて該特定のメッセージに応答するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  13. 仮想領域(32)内のビュースクリーンプロップの選択に対応する特定のメッセージを前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信したことに応じて、前記所与のネットワークノードと少なくとも1つの他のネットワークノードとの間でアプリケーション共有セッションを開始する、というステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  14. 仮想領域(32)内のテーブルプロップの選択に対応する特定のメッセージを前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信したことに応じて、前記所与のネットワークノードと要求側通信者のそれぞれのネットワークノードとの間でファイル共有セッションを開始する、というステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記インタフェイス仕様が、前記所与の通信者が前記仮想領域(32)内における存在を確立すべき場所を指定することを可能にするナビゲーションコントロール(126)の提示の仕様を含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記ナビゲーションコントロール(126)の提示の前記仕様が、前記仮想領域(32)のマップビューの仕様を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記インタフェイス仕様が、前記所与の通信者が少なくとも一人の他の通信者との対話を管理することを可能にする対話コントロール(220,222,124)の提示の仕様を含む、請求項1に記載の方法。
  18. 前記対話コントロール(220,222,124)の提示の前記仕様が、前記所与の通信者が前記リアルタイム通信セッションで前記要求側通信者と接続することになる前記所与のネットワークノード(16)のオーディオ装置の状態の視覚的な指示の仕様を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記インタフェイス仕様が、前記仮想領域(32)内の前記通信者の対話を伴うそれぞれのイベントを記述するイベント記述のログの提示の仕様を含む、請求項1に記載の方法。
  20. 前記イベント記述のログの提示の前記仕様が、前記イベントの前記ログを前記所与の通信者に提示するチャットログ領域(214)の仕様を含む、請求項19に記載の方法。
  21. 仮想領域(32)のグラフィック表現に空間的に関連するクライアント通信者のそれぞれのグラフィック表現を含む空間的な視覚化に関連するピア・ツー・ピア・リアルタイムデータストリームを交換しているそれぞれのクライアントネットワークノード(12,14)を操作しているクライアント通信者間のリアルタイム通信セッションを管理し、該管理ステップが、前記仮想領域(32)内の前記クライアント通信者のグラフィック表現のそれぞれの場所を判定するステップを含み、
    ゲストネットワークノード(16)上でウェブブラウザアプリケーション(24)を操作しているゲスト通信者をリアルタイム通信セッションで接続し、該接続ステップが、前記仮想領域(32)のグラフィック表現(66)と、前記クライアント通信者のグラフィック表現と、該クライアント通信者のそれぞれの前記仮想領域(32)内における現在の場所との仕様を含むインタフェイス仕様を前記ゲストネットワークノード(16)へ送信するステップを含み、該接続ステップが更に、前記インタフェイス仕様のそれぞれの要素に関連して前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信したメッセージに応答するステップを含む、方法。
  22. 前記接続ステップが、前記ゲストネットワークノード(16)へレンダリングエンジンを送るステップを含み、該レンダリングエンジンが、前記ウェブブラウザアプリケーション(24)により実行することが可能なものであり、及び前記インタフェイス仕様を前記ウェブブラウザアプリケーション(24)により解釈することができる形式へと翻訳するよう動作することが可能なものである、請求項21に記載の方法。
  23. 前記送信ステップが、前記インタフェイス仕様をXML(extended markup languaeg)形式で前記ウェブブラウザアプリケーション(24)へ送信するステップを含み、前記レンダリングエンジンが、前記インタフェイス仕様を前記XML形式からHTML(hyper text markup language)インタフェイス仕様へと翻訳して該HTML仕様をウェブブラウザフレーム内にレンダリングするよう動作することが可能なものである、請求項22に記載の方法。
  24. 前記インタフェイス仕様が、仮想領域(32)の1つ又は2つ以上のゾーンのそれぞれの仕様を含み、該ゾーンの各々が、それぞれ異なるURLによりアドレス指定され、前記応答ステップが、前記ウェブブラウザアプリケーション(24)からの前記URLのそれぞれを参照する特定のメッセージに対し、該特定のメッセージにより参照される該それぞれのURLによりアドレス指定されるゾーンの特性に基づいて応答するステップを含む、請求項21に記載の方法。
  25. 前記インタフェイス仕様が、前記クライアント通信者のそれぞれの現在の通信状態を示す視覚的な合図を表現するための仕様を含み、該通信状態の各々が、前記クライアントネットワークノード(12,16)のそれぞれが通信を行うよう構成されているそれぞれの通信チャネルの状態に対応する、請求項21に記載の方法。
  26. オーディオシンク通信チャネルをアクティブにするための複数のクライアント通信者のうちの所与の一人からのメッセージに応じて、該所与の通信者がオーディオシンクとして構成されていることの視覚的な指示と共に該所与の通信者のグラフィック表現を表現するための仕様を、前記インタフェイス仕様に組み込むステップを更に含む、請求項25に記載の方法。
  27. オーディオソース通信チャネルをアクティブにするための複数のクライアント通信者のうちの所与の一人からのメッセージに応じて、該所与の通信者がオーディオソースとして構成されていることの視覚的な指示と共に仮想領域(32)内の該所与の通信者のグラフィック表現を表現するための仕様を、前記インタフェイス仕様に組み込むステップを更に含む、請求項25に記載の方法。
  28. 前記ゲスト通信者が通信を行うよう登録されているゲストオーディオ通信チャネルの状態を変更するための特定のメッセージをウェブブラウザアプリケーション(24)から受信し、
    該特定のメッセージに応じて、前記ゲストオーディオ通信チャネルの変化した状態の視覚的な指示と共に前記仮想領域(32)内の前記ゲスト通信者のグラフィック表現を表現するためのそれぞれの仕様をクライアントネットワークノード(12,14)の各々に送信する、
    という各ステップを更に含む、請求項25に記載の方法。
  29. 前記仮想領域(32)内のそれぞれの場所における前記ゲスト通信者のグラフィック表現の仕様を前記インタフェイス仕様に組み込むステップを更に含む、請求項21に記載の方法。
  30. 前記ゲスト通信者のグラフィック表現を前記仮想領域(32)内の現在の場所から該仮想領域(32)内の新たな現在の場所へと移動させるための特定のメッセージをウェブブラウザアプリケーション(24)から受信し、
    該特定のメッセージに基づいて前記仮想領域(32)内の前記ゲスト通信者のグラフィック表現の前記新たな現在の場所を判定し、
    前記ウェブブラウザアプリケーションへ更新を送り、該更新が、前記新たな現在の場所へと移動した前記ゲスト通信者のグラフィック表現を反映する前記インタフェイス仕様に対する修正を含む、
    という各ステップを更に、請求項29に記載の方法。
  31. 前記ゲスト通信者のグラフィック表現及びその仮想領域(32)内のそれぞれの現在の場所のそれぞれの仕様を該ゲスト通信者の一意のゲスト識別子と関連付けて前記クライアントネットワークノード(12,14)の各々へ送信するステップを更に含み、該ゲスト識別子が、前記ゲストネットワークノード(16)と複数のクライアントネットワークノード(12,14)のうちの1つ又は2つ以上との間に確立されたリアルタイム通信チャネルに関連付けられる、請求項30に記載の方法。
  32. 前記インタフェイス仕様が、1つ又は2つ以上のプロップを含み、該プロップの各々が、前記クライアントネットワークノードと前記ゲストネットワークノード(16)との間の通信のためのそれぞれの通信チャネルを表し、該プロップの各々が、それぞれの異なるURLでアドレス指定することが可能であり、及び該URLのそれぞれを参照する前記ウェブブラウザアプリケーション(24)からの特定のメッセージの受信に応答し、該応答ステップが、該特定のメッセージにより参照される前記それぞれのURLによりアドレス指定することができる前記プロップの特性に基づいて該特定のメッセージに応答するステップを含む、請求項21に記載の方法。
  33. 仮想領域(32)内のビュースクリーンプロップの選択に対応する特定のメッセージを前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信したことに応じて、前記ゲストネットワークノード(16)と前記仮想領域(32)内に存在する前記クライアントネットワークノード(12,14)の各々との間でアプリケーション共有セッションを開始する、というステップを更に含む、請求項21に記載の方法。
  34. 仮想領域(32)内のテーブルプロップの選択に対応する特定のメッセージを前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信したことに応じて、前記ゲストネットワークノード(16)と前記仮想領域(32)内に存在する前記クライアントネットワークノード(12,14)の各々との間でファイル共有セッションを開始する、というステップを更に含む、請求項21に記載の方法。
  35. 前記ゲストネットワークノード(16)と前記複数のクライアントネットワークノード(12,14)のうちの1つ又は2つ以上との間のリアルタイム通信チャネルに関連付けられた一意のゲスト識別子を前記ゲスト通信者に登録し、前記管理ステップが、該ゲスト識別子に関連して、前記ゲスト通信者のグラフィック表現と前記仮想領域(32)内における該ゲスト通信者のそれぞれの現在の場所とのそれぞれの仕様を、前記クライアントネットワークノード(12,14)の各々に送信するステップを含む、請求項21に記載の方法。
  36. 前記インタフェイス仕様が、前記ゲスト通信者が存在を確立すべき前記仮想領域(32)内の場所を指定することを可能にするナビゲーションコントロール(126)の提示の仕様を含む、請求項21に記載の方法。
  37. 前記インタフェイス仕様が、前記ゲスト通信者がネットワーク通信環境内の複数のクライアント通信者のうちの1人又は2人以上との対話を管理することを可能にする対話コントロール(220,222,124)の提示の仕様を含む、請求項21に記載の方法。
  38. 前記インタフェイス仕様が、前記仮想領域(32)内の複数の通信者の対話を伴うそれぞれのイベントを記述するイベント記述のログの提示の仕様を含む、請求項21に記載の方法。
  39. 前記インタフェイス仕様が、空間的視覚化を分割したそれぞれに対応する一連のグラフィックブロックを含み、前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信した更新メッセージに応じて、先行する更新メッセージに対する最も最近の応答が送られてから変化したグラフィックブロックのみを該ウェブブラウザアプリケーション(24)に送るステップを更に含む、請求項21に記載の方法。
  40. ハイパーテキスト転送プロトコルに従ってメッセージが前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信され及び応答が該ウェブブラウザアプリケーション(24)へ送られる、請求項21に記載の方法。
  41. コンピュータ読み取り可能命令を格納したコンピュータ読み取り可能媒体(324,328)と、
    該コンピュータ読み取り可能媒体(324,328)に結合されたプロセッサ(322)であって、前記命令を実行するよう動作することが可能であり、及び該命令の実行に少なくとも部分的に基づいて、
    仮想領域(32)のグラフィック表現に空間的に関連するクライアント通信者のそれぞれのグラフィック表現を含む空間的な視覚化に関連するピア・ツー・ピア・リアルタイムデータストリームを交換しているそれぞれのクライアントネットワークノード(12,14)を操作しているクライアント通信者間のリアルタイム通信セッションを管理し、該管理ステップが、前記仮想領域(32)内の前記クライアント通信者のグラフィック表現のそれぞれの場所を判定するステップを含み、
    ゲストネットワークノード(16)上でウェブブラウザアプリケーション(24)を操作しているゲスト通信者をリアルタイム通信セッションで接続し、該接続ステップが、前記仮想領域(32)のグラフィック表現(66)と、前記クライアント通信者のグラフィック表現と、該クライアント通信者のそれぞれの前記仮想領域(32)内における現在の場所との仕様を含むインタフェイス仕様を前記ゲストネットワークノード(16)へ送信するステップを含み、該接続ステップが更に、前記インタフェイス仕様のそれぞれの要素に関連して前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信したメッセージに応答するステップを含む、
    という各ステップを含む動作を実行するよう動作することが可能である、プロセッサ(322)とを含む、装置。
  42. 第1のクライアントネットワークノード(16)上で動作しているウェブブラウザアプリケーション(24)に対して第1のネットワーク通信を送信し、該第1のネットワーク通信が、前記第1のクライアントネットワークノード(16)と第2のクライアントネットワークノード(12)との間の共有通信セッションのグラフィカルな視覚化のインタフェイス仕様を含み、該グラフィカルな視覚化が、仮想領域(32)のグラフィック表現に空間的に関連する該第1及び第2のネットワークノード(12,16)を操作している通信者のそれぞれのグラフィック表現を含み、
    前記共有通信セッション中に、前記仮想領域(32)のグラフィック表現(66)内の所与の場所を参照するメッセージを前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信し、
    該メッセージに応じて前記共有通信セッションの前記グラフィカルな視覚化に対する更新を生成し、
    該更新のそれぞれのインタフェイス仕様を前記第1及び第2のネットワークノード(12,16)の各々に送信する、
    という各ステップを含む、方法。
  43. コンピュータ読み取り可能命令を格納したコンピュータ読み取り可能媒体(324,328)と、
    該コンピュータ読み取り可能媒体(324,328)に結合されたプロセッサ(322)であって、前記命令を実行するよう動作することが可能であり、及び該命令の実行に少なくとも部分的に基づいて、
    第1のクライアントネットワークノード上で動作しているウェブブラウザアプリケーション(24)に対して第1のネットワーク通信を送信し、該第1のネットワーク通信が、前記第1のクライアントネットワークノードと第2のクライアントネットワークノードとの間の共有通信セッションのグラフィカルな視覚化のインタフェイス仕様を含み、該グラフィカルな視覚化が、仮想領域(32)のグラフィック表現に空間的に関連する該第1及び第2のネットワークノードを操作している通信者のそれぞれのグラフィック表現を含み、
    前記共有通信セッション中に、仮想領域(32)のグラフィック表現(66)内の所与の場所を参照するメッセージを前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信し、
    該メッセージに応じて前記共有通信セッションの前記グラフィカルな視覚化に対する更新を生成し、
    該更新のそれぞれのインタフェイス仕様を前記第1及び第2のネットワークノードの各々に送信する、
    という各ステップを含む動作を実行するよう動作することが可能である、プロセッサ(322)とを含む、装置。
  44. 第1のクライアントネットワークノード(16)上で動作しているウェブブラウザアプリケーション(24)に対して第1のネットワーク通信を送信し、該第1のネットワーク通信が、前記第1のクライアントネットワークノード(16)と第2のクライアントネットワークノード(12)との間の共有通信セッションのグラフィカルな視覚化(66)のインタフェイス仕様を含み、
    該共有通信セッション中に、該共有通信セッションに関連するメッセージを前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信し、
    該共有通信セッション中に、前記第1のクライアントネットワークノード(16)及び前記第2のクライアントネットワークノード(12)が前記ウェブブラウザアプリケーション(24)のサポート領域外で通信を行っているリアルタイム通信チャネルの通信状態を記述したデータを受信し、
    該共有通信セッション中に、前記第1のクライアントネットワークノード(16)を操作している通信者の通信状態を表現するよう該共有通信セッションのグラフィカルな視覚化に関連してレンダリングすることが可能な視覚的な合図の仕様を含む第2のネットワーク通信を前記ウェブブラウザアプリケーション(24)へ送信する、
    という各ステップを含む、方法。
  45. 前記メッセージが前記共有通信セッションの前記グラフィカルな視覚化(66)を参照する、請求項44に記載の方法。
  46. コンピュータ読み取り可能命令を格納したコンピュータ読み取り可能媒体(324,328)と、
    該コンピュータ読み取り可能媒体(324,328)に結合されたプロセッサ(322)であって、前記命令を実行するよう動作することが可能であり、及び該命令の実行に少なくとも部分的に基づいて、
    第1のクライアントネットワークノード(16)上で動作しているウェブブラウザアプリケーション(24)に対して第1のネットワーク通信を送信し、該第1のネットワーク通信が、前記第1のクライアントネットワークノード(16)と第2のクライアントネットワークノード(12)との間の共有通信セッションのグラフィカルな視覚化(66)のインタフェイス仕様を含み、
    該共有通信セッション中に、該共有通信セッションに関連するメッセージを前記ウェブブラウザアプリケーション(24)から受信し、
    該共有通信セッション中に、前記第1のクライアントネットワークノード(16)及び前記第2のクライアントネットワークノード(12)が前記ウェブブラウザアプリケーション(24)のサポート領域外で通信を行っているリアルタイム通信チャネルの通信状態を記述したデータを受信し、
    該共有通信セッション中に、第1のクライアントネットワークノード(16)を操作している通信者の通信状態を表現するよう該共有通信セッションのグラフィカルな視覚化(66)に関連してレンダリングすることが可能な視覚的な合図の仕様を含む第2のネットワーク通信を前記ウェブブラウザアプリケーション(24)へ送信する、
    という各ステップを含む動作を実行するよう動作することが可能である、プロセッサ(322)とを含む、装置。
  47. クライアントネットワークノード上で、該クライアントネットワークノード(12)を操作しているクライアント通信者とゲストネットワークノード(16)を操作しているゲスト通信者との間のリアルタイム通信セッションを確立し、
    前記クライアントネットワークノード(12)のディスプレイ上で、前記リアルタイム通信セッションの空間的視覚化を表示し、該空間的視覚化が、仮想領域(32)のグラフィック表現に空間的に関連する前記クライアント通信者及び前記ゲスト通信者の各々のそれぞれのグラフィック表現を含み、
    前記リアルタイム通信セッション中に、
    前記ゲスト通信者とリアルタイムデータストリーム接続を確立し、
    該リアルタイムデータストリーム接続から前記ゲスト通信者の現在の通信状態を判定し、
    該判定された該ゲスト通信者の現在の通信状態を示す視覚的な合図を前記空間的視覚化内に表現する、
    という各ステップを含む、方法。
  48. 前記判定ステップが、前記リアルタイムデータストリーム接続の接続状態を判定し、該判定された該リアルタイムデータストリーム接続の接続状態に基づいて前記ゲスト通信者を接続状態及び非接続状態の一方に分類する、という各ステップを含み、
    前記表現ステップが、接続状態と非接続状態の何れに前記ゲスト通信者が現在分類されているかを示すそれぞれの視覚的な合図を表現するステップを含む、
    請求項47に記載の方法。
  49. 前記判定ステップが、前記リアルタイムデータストリーム接続における現在のリアルタイムデータストリームの検出に応じて前記ゲスト通信者をアクティブ通信状態に分類し、及び前記リアルタイムデータストリーム接続における現在のリアルタイムデータストリームの検出に失敗したことに応じて前記ゲスト通信者を非通信状態に分類する、という各ステップを含み、
    前記表現ステップが、前記アクティブ通信状態と前記非通信状態との何れに前記ゲスト通信者が現在分類されているかを示すそれぞれの視覚的な合図を表現するステップを含む、
    請求項47に記載の方法。
  50. 前記リアルタイム通信セッション中に、前記仮想領域(32)内の前記ゲスト通信者のグラフィック表現の現在位置の仕様をサーバネットワークノードから受信するステップを更に含み、
    ゲストリアルタイムデータストリーム及び前記ゲスト通信者のグラフィック表現が、該ゲスト通信者に割り当てられている一意のゲスト識別子に関連付けられ、前記表現ステップが、該一意のゲスト識別子に基づいて、前記仮想領域(32)内の該ゲスト通信者のグラフィック表現の現在位置に関連する視覚的な合図を表現するステップを含む、
    請求項47に記載の方法。
  51. コンピュータ読み取り可能プログラムコードが実施された少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能媒体(324,328)であって、該コンピュータ読み取り可能プログラムコードが、クライアントネットワークノードにより実行されるよう構成されたものであり、該実行により、
    クライアントネットワークノード(12)を操作しているクライアント通信者とゲストネットワークノード(16)を操作しているゲスト通信者との間のリアルタイム通信セッションを確立し、
    前記クライアントネットワークノード(12)のディスプレイ上に、前記リアルタイム通信セッションの空間的視覚化を表示し、該空間的視覚化が、仮想領域(32)のグラフィック表現に空間的に関連する前記クライアント通信者及び前記ゲスト通信者の各々のそれぞれのグラフィック表現を含み、
    前記リアルタイム通信セッション中に、
    前記ゲスト通信者とリアルタイムデータストリーム接続を確立し、
    該リアルタイムデータストリーム接続から前記ゲスト通信者の現在の通信状態を判定し、
    該判定された該ゲスト通信者の現在の通信状態を示す視覚的な合図を前記空間的視覚化内に表現する、
    という各ステップを含む動作が実行される、少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能媒体(324,328)。
  52. スポンサクライアントネットワークノード(12)上で、
    該スポンサクライアントネットワークノード(12)及び他のクライアントネットワークノード(14)をそれぞれ操作しているクライアント通信者間のリアルタイム通信セッションを1つ又は2つ以上の他のクライアントネットワークノード(14)と確立し、
    該リアルタイム通信セッション中に、仮想領域(32)のグラフィック表現に空間的に関連する各クライアント通信者のそれぞれのグラフィック表現を含む空間的な視覚化(66)に関連して前記クライアントネットワークノード(12,14)とピア・ツー・ピア・リアルタイムデータストリームを交換し、
    ゲスト通信者からゲストリアルタイムデータストリームを受信し、
    該ゲストリアルタイムデータストリームから導出されたそれぞれのリアルタイムデータストリームを前記他のクライアントネットワークノード(14)の各々に送り、
    前記スポンサクライアントネットワークノード(12)を出所とするピア・ツー・ピア・リアルタイムデータストリームと、該スポンサクライアントネットワークノード(12)により受信された前記他のクライアントネットワークノード(14)からのピア・ツー・ピア・リアルタイムデータストリームとから導出された1つ又は2つ以上のリアルタイムデータストリームを前記ゲスト通信者へ送信する、
    という各ステップを含む、方法。
  53. 前記ゲストリアルタイムデータストリームから導出されたそれぞれのリアルタイムデータストリームを前記クライアントネットワークノード(14)の各々に送る前記ステップが、前記ゲスト通信者のそれぞれの一意のゲスト識別子に関連するゲストリアルタイムデータストリームのそれぞれのコピーを前記他のクライアントネットワークノード(14)の各々に送るステップを含む、請求項52に記載の方法。
  54. 前記送信ステップが、前記スポンサクライアントネットワークノードを出所とする前記ピア・ツー・ピア・リアルタイムデータストリームと、前記スポンサクライアントネットワークノード(12)により受信された前記他のクライアントネットワークノード(14)からのピア・ツー・ピア・リアルタイムデータストリームとをミックスして出力リアルタイムデータストリームを生成し、該出力リアルタイムデータストリームを前記ゲスト通信者へ送信する、という各ステップを含む、請求項52に記載の方法。
  55. 前記受信ステップが、前記ゲスト通信者により操作されている電話器から前記ゲストリアルタイムデータストリームを受信するステップを含み、前記送信ステップが、前記ピア・ツー・ピア・リアルタイムデータストリームから導出された1つ又は2つ以上のリアルタイムデータストリームを前記電話器へ送信するステップを含む、請求項52に記載の方法。
  56. コンピュータ読み取り可能プログラムコードが実施された少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能媒体(324,328)であって、該コンピュータ読み取り可能プログラムコードが、スポンサクライアントネットワークノード(12)により実行されるよう構成されたものであり、該実行により、
    スポンサクライアントネットワークノード(12)及び他のクライアントネットワークノード(14)をそれぞれ操作しているクライアント通信者間のリアルタイム通信セッションを1つ又は2つ以上の前記他のクライアントネットワークノード(14)と確立し、
    該リアルタイム通信セッション中に、仮想領域(32)のグラフィック表現に空間的に関連する各クライアント通信者のそれぞれのグラフィック表現を含む空間的な視覚化(66)に関連してクライアントネットワークノード(14)とピア・ツー・ピア・リアルタイムデータストリームを交換し、
    ゲスト通信者からゲストリアルタイムデータストリームを受信し、
    該ゲストリアルタイムデータストリームから導出されたそれぞれのリアルタイムデータストリームを前記他のクライアントネットワークノード(14)の各々に送り、
    前記スポンサクライアントネットワークノード(12)を出所とする前記ピア・ツー・ピア・リアルタイムデータストリームと、該スポンサクライアントネットワークノードにより受信された前記他のクライアントネットワークノード(14)からのピア・ツー・ピア・リアルタイムデータストリームとから導出された1つ又は2つ以上のリアルタイムデータストリームを前記ゲスト通信者へ送信する、
    という各ステップを含む動作が実行される、少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能媒体(324,328)。
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