JP2013516031A - 差動機能を備える電線路保護ロック機構 - Google Patents

差動機能を備える電線路保護ロック機構 Download PDF

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Abstract

本発明は、回路遮断器に関連する差動機能を有する電線路保護デバイスのための、調整コア(22)および巻線(21)を有する電磁石、リンク軸(24)、および機構をリセットするためのボタン(7)を備えるロック機構に関するものである。リセット・ボタン(7)および調整コア(22)は、平行移動で駆動され、リンク軸(24)の平行移動をそれぞれ2つの対向する方向に、その移動の方向に垂直な方向に駆動するスライド(4)の移動を引き起こすように配置される。ラチェット(16)は、ボタンとスライドの平行移動の可逆変換を行う機械システムとのリンクを確立するためにスライドを付勢するばね要素を使って前記スライドに回転可能に接続され、前記リンクによりスライドはボタンがそのリセット位置へ移動するときに戻り手段(19)に抵抗して移動する。

Description

本発明は、回路遮断器に関連する差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構に関するものである。
このようなロック機構は、従来、保護すべき線路の導体によって送られる電流の不平衡が生じる場合に電流が巻線を通るときにロック機構をトリガすることができる調整コアを有する電磁石を備える。この不平衡は、知られている方法により、トランスの磁気回路を構成するトロイドを使用して測定され、前記線路導体は一次巻線を形成し、電気信号はトロイドに巻かれている二次巻線で得られる不平衡−およびその結果の、保護されている電気設備内の漏電−を示す。次いで、二次巻線に出現する不平衡信号は、従来、適用可能であれば信号の適切な整形を確実に行う電気回路に通した後、アクチュエータに送られる。この二次巻線信号が、差動デバイスのリアーマブルロック(re-armable lock)をトリガするように送られ、この差動デバイスは回路遮断器のトリガ機構に接続されており、トリガ機構は、この場合にはアクチュエータを構成する前述の電磁石内に位置する。
本発明によるロック機構は、2つの位置(それぞれ、リセットとトリガ)を取ることができる、前記ロック機構のトリガを回路遮断器のロックに受け渡すリンク軸を備える。
最後に、これは、2つの安定した状態(それぞれ、リセットとトリガ)の間で移動させることができ、リセット時には戻り手段に抵抗して摺動する、機構リセット・ボタンを備える。
本発明によるロック機構は、特に、
−リセット・ボタンおよび調整コアは、平行移動で駆動され、リンク軸の平行移動をそれぞれ2つの対向する方向に、またその移動の方向に垂直な方向に駆動するスライドの移動を引き起こすように配置され、
−ラチェットは、ボタンとスライドの平行移動の可逆変換を行う機械システムとのリンクを確立するためにスライドを付勢するばね要素を使って前記スライドに回転可能に接続され、前記リンクによりスライドはボタンがそのリセット位置へ移動するときに戻り手段に抵抗して移動し、
−調整コアは、前記リンクを断つトリガが生じたときにラチェットに作用し、一方では、前記戻り手段によってストッパの方へ付勢されるスライドの逆方向移動を引き起こし、他方では、前記ボタンの戻り手段の効果の下でトリガ位置にボタンを戻し、
−スライドが逆方向に移動し、ボタンがトリガ位置に戻ると、その結果、可逆変換用の機械システムがラチェットとのリンクを復活させることを可能にする位置に戻ることを特徴とする。
この構成は、二重平行移動/回転/平行移動変換を伴う、非常に短い連鎖をもたらし、以下で詳細に示されるように、特にスライドの位置に無関係にロックのリアーミング(rearming)を可能にすることによって正しい動作を保証するという点で特に非常に有利である。
より具体的には、ボタンとスライドの組み合わせた移動の可逆変換のための機械システムは、2つのストッパの間でハウジングに相対的に枢動する中間ロータリ・プラテンで構成され、ボタンの平行移動を前記プラテンの回転移動に、スライドに回転可能に接続されているトリガ部材を使って後者の部品の回転移動をスライドの平行移動に可逆的に変換する二重リンクによって一方ではボタンに、他方ではスライドに機械的に接続される。前記トリガ部材およびロータリ・ラチェットは、スライドの移動に対して垂直な第1の表面部分を備える各縦断面を有し、これにより、前記ラチェットの一端を調整コアの軌跡上に置くために、リセット時に前記移動の方向に第1のベアリングを許容し、その移動の結果、ラチェットは枢動して、ベアリングを解放し、各戻り手段の効果の下でスライドおよびボタンが逆方向に移動し、トリガ部材と中間プラテンの組み合わせた移動の結果、もう一度第1の表面部分が互いに向かい合う。
この構成は、ロータリ・ラチェットおよびトリガ部材がスライド上に配置され、後者の部品が平行移動するという点で特に有利であり、次いで、結局、リセットが可能になるように互いに相対的にその位置に戻すことを伴う、リセット・フェーズとトリガ・フェーズの両方で各位置を制御することが比較的容易である。実際、スライドがトリガの際にそのストッパへ戻るときに、ロータリ・ラチェットとトリガ部材との間のリンクは、潜在的に、再確立されうるものでなければならず、そこで前記リンクの存在によりロックのリアーミングが可能になる。このリンクを断つことで、戻り手段はロックをトリガ位置に戻すことができ、さまざまなコンポーネントの移動はもちろんスライドの位置に無関係にリアーミングを可能にしなければならない。
可能な一構成によれば、トリガ部材およびロータリ・ラチェットの縦断面は、スライドの移動に対して平行な第2の表面部分を含み、これにより、トリガが終わったときにボタンの移動の方向に第2のベアリングを許容し、前記トリガの終わりで互いから横切るようにして第1の表面部分の位置を変更し、戻り手段は第2のベアリングの方向にラチェットを付勢するようにラチェットとスライドとの間に位置決めされる。
場合によっては、特にスライドがストッパに戻らない場合、ベアリングを許容しながらラチェット/トリガ部材のリンクを固くしている第1の表面部分は、本文の後の方でさらに詳しく示すように、リアーミングがまだ可能なように多かれ少なかれ遠く離れている。第2の表面部分の存在は、これらの第1の表面部分がその距離に関係なく互いに向かい合うように正しく位置決めされることを保証する。
より具体的には、スライドの平行移動をプラテンの回転移動に可逆的に変換するリンクは、ラチェットとともにベアリング位置にあるボタンの移動に対して実質的に平行に配向されているトリガ部材の長円開口部内に収納され、誘導される、プラテンの第1の表面から突き出ている第1の接触部で構成される、長円開口部内の第1の接触部の回転移動の結果、リセットの際にトリガ部材がラチェットの方へ移動し、第1の表面部分の圧力ベアリングを有し、トリガによって引き起こされる移動の終わりに後者を互いに分離する。
本発明によれば、中間プラテンの第1の接触部の軸およびトリガ部材の枢軸は、スライドがトリガの終わりに隣接状態にあるときにボタンの移動の方向に対して実質的に平行な線上に配置される。次いで、第1のベアリングを許容する表面部分は、固いラチェット/トリガ部材のリンクを確立するように実際に接触している。後で確立されたときに回転はほとんどまたは全くない。他方で、回転はトリガがあるときに2つの対向する方向(以下参照)に生じる。スライドがそのストッパに戻らない場合、ボタンの戻り手段の効果の下でロータリ・プラテンがそのストッパに戻ると、その結果、トリガ部材の長円開口部は傾斜した向きになり、その結果、第1のベアリングをもたらすことができる前記表面を遠ざける。
ボタンの平行移動をプラテンの回転移動に可逆的に変換するリンクは、プラテンの対向する表面から突き出て、一方ではスライドの移動に対して平行な向きのボタンの長円開口部内に収納され、他方では端部がボタンの移動に対するストッパを構成するハウジングに固定された壁の半円形の溝を通過する第2の接触部で構成される。ボタンの平行移動は、この二重誘導により、前述の中間プラテンの回転移動に変換される。この回転移動は、上述の第1の接触部に付与され、トリガ部材に伝達され、その長円開口部は、ラチェット/トリガ部材のリンクが剛性的に確立されたときに実質的にボタンの移動軸に保持される。
確実に動作させるために、中間プラテンの枢動の終わりに最終的なリセット位置で、スライド/ラチェット/トリガ部材アセンブリおよびボタンの戻り手段によって中間プラテンにそれぞれ及ぼされるトルクが、互いに相対的に反対方向に及ぼされ、スライドアセンブリによって生じるトルクはボタンの戻り手段によって生じるトルクより大きい。これは、もちろん、ラチェット/トリガ部材のリンクが剛性的に確立されている場合、つまり、ロックのリアーミングがなされたときにのみ正しい。
スライドの位置は安定しており、次いで、ラチェットの端部のうちの一方が、電磁石の調整コアの下に置かれる。
本発明によれば、永久磁石が調整コアと連携して巻線内に電流が流れていない場合にそれを引き付け、永久磁石に向けてコアを戻すための戻り手段が備えられ、これにより前記コアをそのリセット位置に戻す。
好ましくは、これらの戻り手段は、螺旋状の中心部がハウジングに固定されたジャーナルの周りに位置決めされ、2つの端部の分岐が半径方向に突き出るトーションばねで構成され、分岐の一方はスライドのハウジング内に置かれ、他方は移動可能なコアの軌跡を遮るように展開する。
これらの戻り手段は、トリガ後にのみ作動し、調整コアの位置をリセットすることができる。デバイスのリアーミングが行われると、後者は永久磁石によって保持され、前記戻り手段はもはやアクティブでない。
1つの可能性によれば、スライドとリセット・ボタンの戻り手段は、螺旋状圧縮ばねである。
好ましくは、本発明によるロック機構は、中央の壁と、スライドが移動する基部とを備えるクロスピースを具備し、ボタンは中央の壁に形成された管内を平行移動するように誘導され、ボタンの端部は壁の開口部内に収納される枢軸を使用して前記壁の反対側に当たるように枢着されたロータリ・プラテンから突き出る接触部を誘導する長円開口部を備える中央の壁の第1の側の基部に向かって管から突き出る。前記プラテンの反対側の表面から突き出る別の接触部は、トリガ部材の長円開口部内に挿入され、前記第2の接触部はリセット時に長円開口部を通り基部に進み、前記トリガ部材の枢軸は基部の近くに置かれている長円開口部の端部の延長部に置かれ、その縦断面により、第1および第2のベアリングが前記長円開口部の対向する端部の付近に確実に配置されることが可能になる。スライドの伸縮ばねを基部の近くに置かれたそのハウジング内に組み込み、基部とトリガ部材の開口部内に挿入された接触部との間に印加される作用を与える。
この構成では、特に、それぞれの差動ブロックのハウジング内に位置決めされたコンパクトで、独立した機械的サブアセンブリの形態の本発明の機械的ロックを構成することが可能になる。クロスピースは、実際には、例えば調整コアの戻り手段を含む、今まで述べたコンポーネントのすべての位置を保証する支持体であり、そのジャーナルの周りでトーションばねの螺旋状の中心部が中央の壁の部位のうちの1つから突き出る突起部である。2つのプラスチック製半殻だけで、クロスピース上のピースのセットが確実に保持される。
次いで、実際にはクロスピースの基部による平行移動で誘導されるスライドは、中央の壁に形成された内腔内で誘導される外側ラグを備えることができ、これによりロックの状態を信号で伝達するスイッチを制御する。スライドは、第2のラグを使用して電子カードのスイッチを制御する。
このようにして、前記外側ラグは、前記内腔内でこれが平行移動するときにそのようなコンポーネントを切り替えるために使用することができる。スライドの他方の端部では、第2のラグを使用して他のスイッチを作動させることができ、これにより、差動トリガ・デバイスに取り付けられている電子カードを制御(給電)することが可能になる。
上述の純粋に電気的にトリガする手段とは別に、本発明によるロック機構は、その機能に割り当てられた特定のボタンに対する作用を通じて、機械的にトリガする可能性を有する。
したがって、クロスピースの中央の壁に枢着された駆動部材に作用を及ぼす機械的テスト・ボタンを備え、駆動部材の一端は、リセット・ボタンの移動に対して平行な経路にそって前記壁内で誘導される機械的テスト・スライドを作動させ、ラチェットに接続されておりそれを移動してトリガとの機械的リンクを断つ。駆動部材の他端は、中央の壁に接続され、前記部材を初期位置に戻すための戻り手段を備え、これもまた機械的テスト・ボタンをその初期位置に戻すことができる。
このボタンは、もちろん、リセット・ボタンから分離されており、後者のボタンとは違い、ラチェットに直接作用する。
より具体的には、駆動部材は、2つのアームが展開する枢軸からなり、前記アームのうちの一方のアームの端部が機械的テスト・スライドを駆動し、他方は中央の壁から突き出ている接触部を自由に回転する状態で囲む環状端部で終わる弾力性のある波形部分を備える。
弾力性のある部分は、ボタンを作動させた結果生じる機械的エネルギーを蓄積するように付勢され、後者の部分への作用がなくなると機械的エネルギーを回復し、その結果、駆動部材および機械的テスト・スライドがリセット位置に戻される。
可能な一構成によれば、テスト・スライドを駆動する端部は、機械的テスト・スライドの横溝内で自由に平行移動するように位置決めされた接触部を備え、前記接触部の複雑な移動をスライドの平行移動に変換する。
すでに述べたように、本発明による機構は、リンク軸(関連する回路遮断器のロックと、その内径に応じて、直接的に、またはトランスミッション・システムを使って、接触している)、リセット・ボタン、および電気的リンク線が突き出ている2つの組み立てられたプラスチック製半殻で構成されたハウジング内に位置決めされた、独立機械的サブアセンブリの形態で形成されうる。
ロックの異なる機能を形成するピースのセットは、クロスピースによって完全に位置決めされ、この半殻によって適所に保持される。
ハウジングは、実際には、異なるキャリブレーション(125−160A、160−260A、および400−630A)に従って、異なるサイズの製品に埋め込むことができる。
次に、添付の図を参照しつつ本発明をさらに詳しく説明する。
異なる動作ステップにおける本発明によるロック・ブロックを示す正面図である。 異なる動作ステップにおける本発明によるロック・ブロックを示す正面図である。 異なる動作ステップにおける本発明によるロック・ブロックを示す正面図である。 異なる動作ステップにおける本発明によるロック・ブロックを示す正面図である。 異なる動作ステップにおける本発明によるロック・ブロックを示す正面図である。 異なる動作ステップにおける本発明によるロック・ブロックを示す正面図である。 異なる動作ステップにおける本発明によるロック・ブロックを示す正面図である。 斜視後面図である。 スライドがない状態の斜視正面図である。 トリガ・フェーズにおいてスライドがそのストッパに到達していない場合のシナリオにおけるトリガ部材のラチェットの各位置を示す図である。 機械的テスト・ボタンの動作モードを示す図である。
これらの図、および特に図1aから1gを参照すると、本発明によるロック機構を支持するブロックは、クロスピース(1)を備え、次いでこれは、中央の壁(2)およびストッパ(5)によって一方向に制限された経路にそって平行移動するスライド(4)が載る基部(3)で構成されることがわかる。リセット・ボタン(7)は、クロスピース(1)の中央の壁(2)で形成された管(8)内で平行移動するように誘導される。このボタン(7)は、下方に作動させて、圧縮ばね(30)で構成されている戻り手段に当たるものとしてよい。ボタン(7)の平行移動により、リセット・ボタン(7)の下端に配置されている長円開口部(11)内に自由に位置決めされるラグ(10)(図2を参照)を備える中間ロータリ・プラテン(9)が駆動される。それと同時に、ラグ(10)は、管(8)の表面のうちの1つに形成された円形開口部(12)の半円弧内で移動する。
ロータリ・プラテン(9)は、その他方の表面上で、つまり、スライド(4)側の表面上で、トリガ部材(14)内に形成された長円開口部(14’)内に位置を取る第2のラグ(13)を有する。
このトリガ部材(14)は、その上端において、スライド(4)上の枢軸(17)を使って回転可能に取り付けられているラチェット(16)のノッチ(31)にダブルベアリングを付けるノーズ(15)を備える。
トリガ部材(14)は、前記スライド(4)上に、枢軸(18)を使って回転可能に取り付けられることにも留意されたい。伸縮ばね(6)は、ラチェット(16)を時計回りの方向に付勢する。同様に、戻り手段(19)は、スライド(4)を押し戻してストッパ(5)(図3を参照)と接触させる。
アクチュエータ(20)を、クロスピース(1)の中央の壁にリセット・ボタン(7)に平行に位置決めする。これは、実際には、保護すべき線路の導体の電流に不平衡が生じた場合、つまり、その総和がゼロと異なる場合に、下方に移動する調整コア(22)を巻線(21)が囲んでいる電磁石である。この移動は、他の分岐(23b)がスライド(4)に接続されているリアーミングばね(23)の分岐(23a)に対して生じる。永久磁石(図示せず)により、保護されている線路内に欠陥がない場合に調整コア(22)をそのアイドル位置に保持することが可能である。
スライド(4)は、線路上に差動欠陥(differential defect)がある場合に、直接的に、またはコネクティング・ロッド・トランスミッション・システムを使って、隣り合わせで並べた回路遮断器・ロックをトリガするために備えられているリンク軸(24)を支持するしたがって、これは、隣り合わせで並べられた回路遮断器と連携するために差動トリガ装置のハウジングから突き出る。
スライド(4)の平行移動により、すでに述べているように、いくつかのマイクロスイッチを作動させて、例えば、電力を電子カードに供給し、さらにはロック(アーミングされるか、またはアーミングされない)の状態を表示することができることに留意されたい。そのため、特に、リセット・フェーズにおいて、スライド(4)の位置を反映するマイクロコンタクト(27)のスイッチングを駆動するためにラグ(28’)を備える。同様に、スライド(4)から突き出て、窓(29)内で移動可能なラグ(28)により、ロック(図2を参照)の状態を信号で伝達するスイッチを作動させることが可能である。
本発明の動作は、以下のとおりである。製品のリアーミングのためにユーザーがばね(30)に抗してリセット・ボタン(7)に圧力を加えると、ロータリ・プラテン(9)は、長円開口部(11)(図2を参照)内に配置されているラグ(10)を使って駆動される。このプラテン(9)は、クロスピース(1)の中央の壁(2)に枢動可能に接続され、平行移動から回転移動への変換は、前述の特定の接触部(10)/長円開口部(11)のリンクによって可能になる。この誘導の結果として、中央の壁(2)の他方の側で、長円開口部(14’)内に収納されているプラテン(9)に固定された接触部(13)は、図1bに示されているように、長円開口部(14’)内を進むときにトリガ部材(14)を図の右の方へ付勢し、その結果、トリガ(14)が前記ラチェット(16)のノッチ(31)内に施されたノーズ(15)を使ってロータリ・ラチェット(16)に載るので、スライド(4)全体を駆動する。スライド(4)の平行移動は、この場合、ばね(19)に逆らって行われる。
リセットの後、ロックは、その結果として、図1bのアーミングされた安定状態にあり、スライド(4)/ロータリ・ラチェット(16)/トリガ部材(14)アセンブリがばね(19)の存在によりロータリ・プラテン(9)の接触部(13)に力を加える。この状態に達した前記接触部(13)の下側位置において、この力は、前記プラテンの枢軸の下で加えられるので、プラテン(9)に対する反時計回りの方向に掛けられるトルクを発生する。さらに、リセット・ボタン(7)は−トリガ位置、つまり図に関して上側の位置でその戻り手段(30)を使用して−力をロータリ・プラテン(9)に加え、反対方向、つまり、時計回りの方向に掛けられるトルクを発生するが、これはプラテン(9)の前記枢軸の左に加えられるからである。
スライド(4)/ラチェット(16)/トリガ部材(14)アセンブリが発生するトルクはリセット・ボタン(7)が発生するトルクより大きいので、ロータリ・プラテン(9)は、低位置に保持される、つまり、図1bに例示されているように、トリガ部材(14)の長円開口部(14’)の下側部分内に接触部(13)が入る。
したがって、リセット・ボタン(7)も、低位置に保持され、スライド(4)は、リセット・ボタンにあり、この場合は図の左に向かう。この位置では、本発明によるロック機構は、アーミングされ、その結果、差動ブロックは、その役割を容易に果たす。接触部(27)は、図1aに関して位置を変更している。
この静的位置では、力がトリガ部材(14)に加えられるとそれは反時計回りの方向に回転する傾向があり、力がロータリ・ラチェット(16)(特にそれに付けられたばね(6))に加えられるとそれは時計回りの方向に回転する傾向があるが、確立されたノーズ(15)/ノッチ(31)のリンクに施されたダブルベアリング、つまり、ボタン(7)の経路に平行な表面上の1つのベアリングおよび基部(3)に平行な表面上のもう1つのベアリングによって、それが回転することが防がれ、こうして説明したロックのロッキングが保証される。
スライド(4)のこの位置で、リアーミングばね(23)は、永久磁石によって引き付けられる、調整コア(22)上に作用をもはや及ぼさず、分岐(23a)の端部との接触があるためには高すぎることに留意されたい。このような作用も、永久磁石が存在することで、調整コア(22)がアーミングされた(高)位置に留まるので、必要ではない。
差動欠陥が生じた場合、アクチュエータ(20)は、電子カードによって制御され、したがって、調整コア(22)はスライド(4)の方へ下る。この移動は、図1cに示されている、少なくとも終末フェーズにおいて、リアーミングばね(23)に抵抗してなされる。
調整コア(22)は、ロータリ・ラチェット(16)の端部の1つ(図1cの左端)と衝突し、これをばね(6)に対して反時計回りに回転させる。トリガ部材(14)を取り除いたノーズ(15)のところに存在するダブル・ベアリング・リンクでは、機械的リンクが断たれるので、力のバランスが変わる。次いで、スライド(4)のばね(19)は、前記スライド(4)を図1の右の方へ付勢する。
平行移動を回転移動に変換するための機構は、一方ではばねからのエネルギーの放出により、また−第二に−他方ではリセット・ボタン(7)の戻り手段(30)の作用の下で、反対方向に働く。実質的に、トリガ部材(14)は、ばね(19)による戻る力の印加に相対的に開口部(14’)内に接触部(13)を入れることによって、最初に反時計回りの方向(図1dを参照)に枢軸(18)の周りに枢動し、次いで、前記接触部(13)は部材(14)の移動の作用の下で開口部(14’)の下端から遠ざかり、次いで、第二に、それが開口部(14’)の他端に向かう摺動を継続するが、それはロータリ・プラテン(9)が、前記ボタン(7)(図1fを参照)の戻り手段の作用の結果リセット・ボタン(7)が上昇する効果の下で時計回りの方向に枢動するからである。
実際、接触部(13)がある高さに到達すると、それがトリガ部材(14)に及ぼす作用は逆転し、後者は時計回りに枢動する。スライド(4)がストッパ(5)に到達すると、前記部材(14)は自動的に図1gに示されている位置、つまり、垂直の長円のスリット内に入り、トリガ部材(14)が時計回りに回転すると前記ラチェット(16)をわずかに持ち上げた後ノーズ(15)は再びロータリ・ラチェット(16)のノッチ(31)を通り過ぎる。ラチェット(16)は、スライド(4)上の分岐の1つによるその戻りばね(6)のベアリングによって作動されると時計回りに付勢され、ノーズ(15)がラチェット(16)のノッチを超えて移動したときにノーズ(15)とラチェット(16)との間のダブル・ベアリング・リンクを再確立する。
スライド(4)がストッパ(5)に到達しない場合、ボタン(7)の戻り手段の効果の下で端まで回転する、中間プラテン(9)から突き出る接触部(13)、および軸(18)は、もはや、前記ボタン(7)の行程に対して実質的に平行な向きに揃えられないが、傾斜した向きに従って、ノーズ(15)はラチェット(16)から移動して離れ、すべての場合においてリアーミングの可能性を保証する。これは、図4に示されている。この構成の利点の1つは、これがもたらす機能的安定性にある。
スライド(4)の他端では、アーミングばね(23)は、スライド(4)を右に移動することにより分岐(23a)を使ってハウジングによって圧縮され(図1eから1gを参照)、これは、その分岐(23a)が調整コア(22)と接触しており、後者を上方へ、アイドル位置に保持するために備えられている永久磁石の方へ移動するように枢動する。さらに、スライドに固定されているリンク軸(24)は図の右へ平行移動されており、トリガされる、付随する回路遮断器のロックに直接的、または間接的な作用を及ぼす。アーム(25)は、初期位置に戻り、ばね(26)を使用して接触部(27)を再び切り替えさせる。
今現在、ロックはトリガされた位置にあり、ノーズ(15)およびノッチ(31)の座面は、リアーミングが可能なように位置変更される。
図5を参照すると、機械的テスト・ボタン(図示せず)が矢印Fによって記号で示されている作用を、クロスピース(1)の中央の壁(2)上のジャーナル(41)の周りに枢着されている駆動部材(40)に及ぼすことがわかるが、これは後面図に示されているが、説明のためリセット・ボタン(7)を省いてある。接触部(42)の形態のアーム(43)の端部が、リセット・ボタン(7)の移動に対して平行な経路にそって前記壁(2)で誘導される機械的テスト・スライド(44)を作動させる。ラチェット(16)とスライド(44)との間に定期的なリンクが確立され、これにより、前記スライド(44)が作用Fに従って駆動部材(40)の回転の効果の下で上昇するときに、ロックがトリガされる。この場合のアーム(43)とスライド(44)との間のリンクは、前記機械的テスト・スライド(44)の横溝(46)内で自由に平行移動する位置にある接触部(42)の形態をとる。
駆動部材(40)の他端は、アームの端部(47)に配置された、中央の壁(2)から突き出ている接触部(48)を囲むリングを使用して、中央の壁(2)に相対的なある回転自由度で固定される。弾力性のある波形部分(49)の形態の、前記部材(40)から初期位置に戻すための戻り手段を備えて、付勢がない場合の機械的テスト・ボタンのように、機械的テスト・ボタン(40)をその初期位置に戻す。
ユーザーが機械的テスト・ボタンを押して、Fによって記号で示されている力を発生すると、駆動部材(40)は、時計回りに回転し、その結果、接触部(45)が持ち上がり、その結果、スライド(44)も持ち上がり、ラチェット(16)と接触し、トリガ(14)との機械的リンクを断つ。ロックがトリガされる。機械的テスト・ボタンに対する作用が止まると、戻り手段(47)は、駆動部材(40)およびスライド(44)の位置をリセットする。
本発明は、図を参照して説明されている例に限定されない。それどころか、これは当業者にとって利用可能な範囲内のすべての代替的形態および構成を包含する。

Claims (18)

  1. 回路遮断器に関連する差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構であって、
    保護すべき前記線路の導体によって送られる電流の不平衡が生じる場合に前記ロック機構をトリガすることができる調整コア(22)および前記電流が通る巻線(21)を有する電磁石と、
    2つの位置(それぞれ、リセットとトリガ)を取ることができる、前記ロック機構の前記トリガを前記回路遮断器の前記ロックに受け渡すリンク軸(24)と、
    2つの安定した状態(それぞれ、リセットとトリガ)の間で移動させることができ、前記リセット時には戻り手段(30)に抵抗して摺動する、機構リセット・ボタン(7)とを備えるロック機構において、
    前記リセット・ボタン(7)および前記調整コア(22)は、平行移動で駆動され、前記リンク軸(24)の平行移動をそれぞれ2つの対向する方向に、その移動の方向に垂直な方向に駆動するスライド(4)の移動を引き起こすように配置され、
    ラチェット(16)は、前記ボタン(7)と前記スライド(4)の前記平行移動の可逆変換を行う機械システムとのリンクを確立するために前記スライドを付勢するばね要素を使って前記スライド(4)に回転可能に接続され、前記リンクにより前記スライド(4)は前記ボタン(7)がそのリセット位置へ移動するときに戻り手段(19)に抵抗して移動し、
    前記調整コア(22)は、前記リンクを断つトリガが生じたときに前記ラチェット(16)に作用し、一方では、前記戻り手段(19)によってストッパの方へ付勢される前記スライド(4)の前記逆方向移動を引き起こし、他方では、前記ボタンの前記戻り手段(30)の効果の下で前記トリガ位置に前記ボタン(7)を戻し、
    前記スライド(4)が前記逆方向に移動し、前記ボタン(7)が前記トリガ位置に戻ると、その結果、可逆変換用の前記機械システムが前記ラチェット(16)との前記リンクを復活させることを可能にする位置に戻ることを特徴とするロック機構。
  2. 前記ボタン(7)と前記スライド(4)の前記組み合わせた移動の可逆変換のための前記機械システムは、2つのストッパの間で前記ハウジング(1)に相対的に枢動する中間ロータリ・プラテン(9)で構成され、前記ボタン(7)の前記平行移動を前記プラテン(9)の回転移動に、前記スライド(4)に回転可能に接続されているトリガ部材(14)を使って後者の部品の前記回転移動を前記スライド(4)の平行移動に可逆的に変換する二重リンクによって一方では前記ボタン(7)に、他方では前記スライド(4)に機械的に接続され、前記トリガ部材(14)および前記ロータリ・ラチェット(16)は前記スライド(4)の前記移動に対して垂直な第1の表面部分を備える各縦断面を備え、これにより、前記ラチェット(16)の一端を前記調整コア(22)の軌跡上に置くために、前記リセット時に前記移動の方向に第1のベアリングを許容し、その移動の結果、前記ラチェットは枢動して、前記ベアリングを解放し、その各戻り手段(19、30)の効果の下で前記スライド(4)および前記ボタン(7)が前記逆方向に移動し、前記トリガ部材(14)と前記中間プラテン(9)の前記組み合わせた移動の結果、もう一度前記第1の表面部分が互いに向かい合うことを特徴とする請求項1に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  3. 前記トリガ部材(14)および前記ロータリ・ラチェット(16)の前記縦断面は、前記スライド(4)の前記移動に対して平行な第2の表面部分を含み、これにより、トリガが終わったときに前記ボタン(7)の移動の方向に第2のベアリングを許容し、前記トリガの終わりに互いから横切るようにして前記第1の表面部分の位置を変更し、戻り手段は前記第2のベアリングの方向に前記ラチェット(16)を付勢するように前記ラチェット(16)と前記スライド(4)との間に位置決めされることを特徴とする請求項2に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  4. 前記スライド(4)の前記平行移動を前記プラテン(9)の回転移動に可逆的に変換する前記リンクは、前記ラチェット(16)とともに前記ベアリング位置にある前記ボタン(7)の前記移動に対して実質的に平行に配向されている前記トリガ部材(14)の長円開口部(14’)内に収納され、誘導される、前記プラテン(9)の第1の表面から突き出ている第1の接触部(13)で構成され、前記長円開口部(14’)内の前記第1の接触部(13)の前記回転移動の結果、前記リセットの際に前記トリガ部材(14)が前記ラチェット(16)の方へ移動し、前記第1の表面部分の圧力ベアリングを有し、前記トリガによって引き起こされる前記移動の終わりに後者を互いに分離することを特徴とする請求項3に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  5. 前記中間プラテン(9)の前記第1の接触部(13)の前記軸および前記トリガ部材(14)の前記枢軸(18)は、前記スライド(4)がトリガの終わりに隣接状態にあるときに前記ボタンの移動の方向に対して実質的に平行な線上に配置されることを特徴とする請求項4に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  6. 前記ボタン(7)の前記平行移動を前記プラテン(9)の回転移動に可逆的に変換する前記リンクは、前記プラテン(9)の前記対向する表面から突き出て、一方では前記スライド(4)の前記移動に対して平行な向きの前記ボタン(7)の長円開口部(11)内に収納され、他方では前記端部が前記ボタン(7)の前記移動に対する前記ストッパを構成する前記ハウジング(1)に固定された壁の半円形の溝(12)を通過する第2の接触部(10)で構成されることを特徴とする請求項5に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  7. 前記中間プラテン(9)の枢動の終わりの最終的なリセット位置で、前記スライド/ラチェット/トリガ部材アセンブリ(4、16、14)および前記ボタン(7)の前記戻り手段(19、30)によって前記中間プラテン(9)にそれぞれ及ぼされるトルクは、互いに相対的に反対方向に及ぼされ、前記スライドアセンブリ(4、16、14)によって生じる前記トルクは前記ボタン(7)の前記戻り手段(30)によって生じるトルクより大きいことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  8. 前記巻線(21)内に電流が流れていない場合に引き付けるために前記調整コアと連携する永久磁石を備え、前記コア(22)をそのリセット位置に戻すために前記永久磁石に向けて前記コアを戻すための戻り手段(23)を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  9. 前記戻り手段(23)は、螺旋状の中心部が前記ハウジングに固定されたジャーナルの周りに位置決めされ、2つの端部の分岐(23a、23b)が半径方向に突き出るトーションばねで構成され、前記分岐(23b)の一方は前記スライド(4)のハウジング内に置かれ、前記他方(23a)は前記移動可能なコア(22)の前記軌跡を遮るように展開することを特徴とする請求項8に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  10. 前記スライド(4)および前記リセット・ボタン(7)の前記戻り手段(19、30)は、螺旋状の圧縮ばねであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  11. 中央の壁(2)と、前記スライド(4)が移動する基部(3)とを備えるクロスピース(1)を具備し、前記ボタン(7)は前記中央の壁(2)に形成された管(8)内を平行移動するように誘導され、前記ボタン(7)の前記端部は前記壁の開口部内に収納される前記枢軸を使用して前記壁の反対側に当たるように枢着された前記ロータリ・プラテン(9)から突き出る接触部を誘導する長円開口部を備える前記中央の壁(2)の第1の側の前記基部(3)に向かって前記管(8)から突き出ることを特徴とし、また前記プラテン(9)の前記反対側の表面から突き出る別の接触部(13)は、前記トリガ部材(14)の長円開口部(14’)内に挿入され、前記接触部(13)は前記リセット時に前記長円開口部(14’)を通り前記基部(3)に進み、前記トリガ部材(14)の前記枢軸(18)は前記基部(3)の近くに置かれている前記長円開口部(14’)の端部の延長部に置かれ、その縦断面により、前記第1および第2のベアリングが前記長円開口部(14’)の前記対向する端部の付近に確実に配置されることが可能になり、前記スライド(4)の伸縮ばね(19)を前記基部(3)の近くに置かれたハウジング内に組み込み、前記基部(3)と前記第2の接触部との間に印加される作用を及ぼすことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  12. 前記ジャーナルの周りで、前記トーションばね(23)の前記螺旋状の中心部は前記調整コア(22)の前記戻り手段を構成し、前記クロスピース(1)の前記中央の壁(2)の側部のうちの1つから突き出る突起部をなすことを特徴とする請求項11に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  13. 前記スライド(4)は、前記中央の壁(2)に形成された内腔内で誘導される外側ラグを備え、これにより前記ロックの状態を信号で伝達するスイッチを制御することを特徴とする請求項12に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  14. 前記スライド(4)は、第2のラグ(28)を使用して、少なくとも1つのスイッチと連携し、電子カードを制御することを可能にすることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  15. 前記機械的テスト・ボタンは、前記クロスピース(1)の前記中央の壁(2)上に枢着された駆動部材(40)に作用を及ぼし、その一端(43)は前記リセット・ボタン(7)の前記移動に対して平行な経路にそって前記壁(2)において誘導される機械的テスト・スライド(44)を作動させ、ラチェット(16)に接続されておりそれを移動して前記トリガ(14)とのその機械的リンクを断ち、前記駆動部材(40)の前記他端は前記中央の壁(2)に接続され、前記部材(40)を前記初期位置に戻すための戻り手段(49)を備え、これもまた前記機械的テスト・ボタン(40)をその初期位置に戻すことができることを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  16. 前記駆動部材(40)は、2つのアーム(43、45)が展開する枢軸(41)で構成され、前記アーム(43)のうちの一方のアームの端部が前記機械的テスト・スライド(44)を駆動し、前記他方(45)は前記中央の壁(2)から突き出ている接触部(48)を自由に回転する状態で囲む環状端部(47)で終わる弾力性のある波形部分(49)を備えることを特徴とする請求項15に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  17. 前記テスト・スライド(44)を駆動する前記端部は、前記機械的テスト・スライド(44)の横溝(46)内で自由に平行移動するように位置決めされている接触部(42)を備えることを特徴とする請求項16に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
  18. 前記リンク軸(24)、前記リセット・ボタン(7)、および電気的リンク線が突き出ている2つの組み立てられたプラスチック製半殻で構成されたハウジング(1)内に位置決めされることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の差動機能を有する電線路保護装置のためのロック機構。
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