JP2013515222A - ラグフレア付きナット - Google Patents

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Abstract

塑性変形可能な金属基体に取り付けるためのクリンチナットが提供される。このクリンチナットは、中心軸線を備えた本体部分とこの本体部分から延び中心軸線と同軸であるパンチ部分とを含む。本体部分は、中心パンチ部分を包囲する環状面を含む。この環状面は、中心パンチ部分を包囲する複数の間隔をあけたラグを含む。これらの複数のラグは、それぞれ、凹んだ部分を有する少なくとも1つの接触面を含んでいてこの凹んだ部分で、接触面は金属基体に噛み合っている。接触面の第1の部分は、ナットを金属基体に取り付ける間少なくとも1つのラグフレアを形成するように金属基体に挿入する際に中心軸線から外向きに偏移している。金属基体の一部は、少なくとも1つのラグフレアと本体部分との間に捕捉される。

Description

本発明は、一般的には、自己取付けファスナーに関し、更に特定すると、クリンチナットに関するものである。
自己取付けファスナーは、金属パネルに種々の部品を固定するために、例えば、自動車産業や家具産業の如き多くの産業で使用されている。クリンチナットが金属パネルに取り付けられる際に、スクリュー又はボルトがクリンチナットにねじ込まれて既定のトルク値までに締めつけられる。装着中に、クリンチナットは、スクリューが挿入され締め付られる場合に、クリンチナットが金属パネルに対して回転しないようにするのに十分な回転抵抗を有していなければならない。作業中に、クリンチナットは、例えば、振動又は他の引張り力の如き外力が加えられる際に、クリンチナットが金属パネルから抜けることがないように充分なプッシュアウト抵抗を有していなければならない。
クリンチナットは、典型的には、金属板又はパネルの孔内に少なくとも部分的に延びる中央のパンチ部分又はパイロット部分を含んでいる。クリンチナットが自己穿孔式(self-piercing)である場合、中央パイロット部分が工具と協働して金属パネルの孔を形成する。クリンチナットは、クリンチナットと金属パネルとの間に機械的連結部(mechanical interlock)を形成する支持用ダイ部材を使用して、金属パネルに付けられている。このダイ部材は、典型的には、クリンチナットのパイロット又はパンチ部分のまわりを延びる環状溝内に入り込んで金属パネルを変形するか、金属パネルを取り込むようにクリンチナットのパイロット又はパンチ部分を金属パネル上に変形する。
例えば、米国特許第3,053,300号は、金属パネルに予め形成された孔を貫通しこの孔の周囲に杭を打ち込むように折り重なられる中央パイロット部分を有するクリンチナットを開示している。中央パイロット部分が変形すると、金属パネルが環状溝の波状表面に一致してクリンチナットと金属パネルとの間に連結部を形成する。このクリンチナットは、比較的高いプッシュアウト抵抗を有するが、中央パイロット部分が変形すると、クリンチナットの内部ねじがひずみ易くなる。
パイロット部分を変形する際に内部ねじのひずみを除去する1つの方法は、クリンチナットのパイロット部分ではなく、連結部を形成するように金属パネルを変形することである。例えば、米国特許第3,878,599号及び第4,690,599号は、それぞれ、溝の内外のいずれかの壁にアンダーカットを有するクリンチナットをそれぞれ開示している。金属パネルの材料がアンダーカットに入り込んでクリンチナットと金属パネルの間に形成された連結部を改善する。しかし、比較的薄い金属パネルでは、アンダーカットには材料がほとんど入り込まないので、プッシュアウト抵抗が比較的低くなる。
この種のクリンチナットのプッシュアウト抵抗を大きくする1つの方法は、二重のアンダーカット溝を形成することである。例えば、米国特許第5,340,251号は、環状溝が「ありつぎ」の断面形状となるように、内外両方の壁にアンダーカットを有するクリンチナットを開示している。金属パネルがアンダーカットの両方に入り込んで、クリンチットと金属パネルとの間の連結部を改善する。しかし、両方のアンダーカットに充填するのに要求される金属パネルの変形は、従来の成形加工技術を使用して得るのが難しいため、プッシュアウト抵抗は一貫性がない。
上記のセルフクリンチファスナーに関する他の問題は、これらのファスナーが典型的には薄い金属パネルでは良好に機能しないということである。従って、薄い金属パネルに信頼を持って一貫して付けることができて充分なプッシュアウト強度と充分な回転抵抗とを有し、内部ねじにひずみを生ずることがない改良されたクリンチナットの技術の必要性がある。更に、薄い金属パネルにクリンチナットを取り付けて充分なプッシュアウト強度と充分な回転抵抗とを有し、内部ねじにひずみを生ずることがない改良されたダイ部材の必要性がある。また、生産が比較的安価であり、比較的使い易いクリンチナット及びダイ部材の両方の必要性がある。
以下に、本発明のいくつかの実施態様を基本的に理解するために、本発明の概要を単純に示す。この概要は、本発明の広い範囲を概観するものではない。更に、この概要は、本発明の重要な要素を述べることを意図していないし、本発明の範囲を述べるものではない。本概要の唯一の目的は、後に述べる一層詳細な説明の前兆として単純化された形態で本発明の幾つかの概念を提示することである。
本発明の1つの態様によれば、 塑性変形可能な金属基体に取り付けられるセルフクリンチナットが提供される。このセルフクリンチナットは、中心軸線を有する本体部分と、この本体部分から延び中心軸線に同軸のパイロット又はパンチの部分とを含む。本体部分は、中央のパンチ部分を包囲する環状表面を含んでいる。この環状表面は、中央のパンチ部分を包囲する間隔をあけた複数のラグ(lugs)を含んでいる。1つ以上のラグは、凹んだ接触面を含み、この凹んだ部分では接触面が金属基体に係合している。接触面の第1の部分は、金属基体にナットを取り付いている間に少なくとも1つのラグフレアを形成するために、金属基体に挿入する際に中心軸線を中心とする回転方向に偏移される。金属基体の一部は、少なくとも1つのラグフレアと本体部分の間に捕捉される。
本発明の他の態様によれば、接触面は、中央の平坦面部分と交差する横方向に間隔をあけた平坦面部分(複数)から形成されていてもよい。横方向の平坦面部分は、ラグが基体に係合してラグフレアを形成する際に、軸線を中心とする反対の回転方向に偏移される。
本発明の他の態様によれば、ラグ接触面は、滑らかな凹面の形態の凹部を有する。基体にナットを取り付ける際、凹部の横部分がラグフレアを形成する。
本発明の上記の態様やその他の態様は、以下の図面を参照して以下の説明を読むと本発明が関連する当業者には明らかである。
図1は、第1の実施例によるクリンチナットの斜視図である。 図2は、図1のクリンチナットの側面図である。 図3は、図1のクリンチナットの平面図である。 図4は、図3の4−4線に沿って切断された断面図である。 図5は、図1のクリンチナットが金属基体に係合したときのクリンチナットの部分断面図である。 図6は、クリンチナットが金属基体に係合し、金属基体に一層接近した位置にあるときの図5のクリンチナットの部分断面図である。 図7は、クリンチナットが最終位置にあって金属基体に固定されるときの図6のクリンチナットの部分断面図である。 図8は、第2の実施例によるクリンチナットの平面図である。 図9は、第3の実施例によるクリンチナットの平面図である。 図10は、第4の実施例によるクリンチナットの平面図である。 図11は、第1の実施例によるクリンチナットのパンチ部分の平面図である。 図12は、第5の実施例によるクリンチナットのパンチ部分の平面図である。 図13は、第6の実施例によるクリンチナットのパンチ部分の平面図である。 図14は、第7の実施例によるクリンチナットの斜視図である。 図15は、図14のクリンチナットの平面図である。 図16は、第1の実施例のクリンチナットと金属基体との係合例の部分断面図である。 図17は、第8の実施例によるクリンチナットのパンチ部分の平面図である。 図18は、第9の実施例によるクリンチナットの斜視図である。 図19は、図18のクリンチナットの平面図である。 図20は、本発明によるクリンチ取付け部分を含むスタッドの側面図である。
本発明の1つ以上の実施例が図面に示されている。これらの図示の実施例は、本発明を限定することを意図していない。例えば、本発明の1つ以上の態様は、他の実施例や他のタイプの装置にも利用することができる。更に、用語の中には、便宜的に使用されているものがあり、本発明を限定するものではない。また、更に、図面では、同じ参照符号は、同じエレメントを指定するのに使用されている。
図1乃至図3は、塑性変形することができる金属板又はパネルに取り付けるために本発明の第1の実施の形態による自己穿孔型クリンチナット又はファスナーを示している。図示の実施例は、ナットであるが、例えばセルフクリンチスタッドの如き他のセルフクリンチファスナーも本発明の範囲内であることが注目される。クリンチナット10は、本体部分12と、この本体部分12の一端から延びるパイロット又はパンチ部分14と、本体部分12及びパンチ部分14の両方を軸線方向に貫通して延びているねじ孔16とを有する。本体部分12とパンチ部分14とは、中心軸線20と同軸とすることができる。塑性変形可能な金属基体にセルフクリンチナット10を取り付ける際には、ねじファスナーをねじ孔16に挿入することができる。
図2及び図4を参照すると、本体部分12は、ナット10の一方の軸末端に対応する放射状端面12aまで延びている。パンチ部分14は、ナット10の他方の軸末端に対応する放射状の端面14aまで延びている。
パンチ部分14は、本体部分12より一般に小さいので、本体部分12は、中央のパンチ部分14を包囲するほぼ環状の表面18を含んでいる。環状表面18は、金属パネル、基体又は他のエレメントに係合するように構成されている。環状表面18は、中心軸線20に相対的に直角とすることができる。本体部分12の環状表面18は、中央のパンチ部分14を包囲する複数の間隔をあけたラグ(lugs)42を含んでいる。更に、環状表面18は、ラグ42の間に交互に配置することができる複数の第1の面部分32を本体部分12上に含んでいる。第1の面部分32は、中心軸線20に対し種々の傾斜角を有する。第1の面部分32は、工作物がクリンチナット10と協働する程度を最大にするように働いてこれらの2つの部品を分離する傾向がある軸線方向の荷重に抵抗するようにしている。各第1の面部分32は、角度又は傾斜を有するか平面的か平坦な複数の面によって形成される多角形とすることができる。この多角形は、クリンチ-ナットの設定工程中、工作物材料を圧縮又は鋳造する不均一の形状として、後に一層詳細に述べるように、大きなプッシュアウト抵抗及びトルクアウト抵抗を発生する。第1の面部分32(最適の支持領域が円錐であることに注目のこと)の数を増加させることにより支持領域が増加するが、これは、ねじれ抵抗を減少させる。
パンチ部分14は、図2に示すように、内向きに角度をつけるか傾斜するかテーパを付してパンチ部分14にアンダーカットを形成するプロフィールを有するパンチ外周面28を含んでいる。このパンチ外周面28は、それが複数の第2の面部分34によって形成される多角形としてもよい。これらの第2の面部分34は、角度を付けるか、傾斜するか、波うちするか、平面又は平坦とすることができる。パンチ外周面28は、約6乃至10の第2の面部分34か、約8の第2の面部分によって形成することができる。図1に示すように、パンチ外周面28は、パンチ本体部分12の第1の面部分32と周面を一致させた同じ数の複数の面34によって形成することができる。しかし、パンチ部分14の外周面28は、他の形状とすることができることが注目される。
本体部分12の反対側のパンチ部分14の外端又は自由端には、穿孔又はせん断エッジ40が形成されている。このせん断エッジ40は、金属パネルにクリンチナット10を取り付け中、金属板又はパネルを穿孔又はせん断する。パンチ部分14の長さは、工作物材料の厚さに適合する寸法とする。パンチ部分14の直径は、ロックウェルC硬度計で50の最大硬さ(約255,000 p.s.i.又は1700mPaの工作物材料の最大引張り強さ)で厚さ3mmまでクリンチナット10が材料にそれ自体の孔を空けることができるようにするのに十分なコラム強度を付与するように定められる。より薄く及び/又はより柔軟な材料では、これらの最大値は、大きくなる。より厚く及び/又はより硬い材料では、パンチ部分の形状は、これらの工作物の要件に適合するように定められる。
本体部分12は、複数の第3の面部分38によって形成される多角形の外周面を有する。この外周面は、約4乃至12の第3の面部分38、又は図3に示されるように、約8つの第3の面部分38によって形成することができる。図1に示すように、この外周面は、第1の面部分32及び第2の面部分34と同じ数の第3の面部分38によって形成することができる。本体部分12の外周面の第3の面部分38は、第1の面部分32又は第2の面部分34と周面が一致している。しかし、本体部分12の外周面は、それに代えて、例えば、円筒の如き他の形状とすることができる。本体部分12の長さは、その材料強度特性がクリンチナット10のものに一致するような噛み合い外ねじ部材を、(ねじをすり減らすことなく)、安定して破壊するのに十分に螺合するように定められる。
本体部分12の環状表面18上の複数のラグ42は、クリンチナット10のトルク抵抗又は回転抵抗を増加させる。これらのラグ42は、本体部分12の環状表面18の上に軸線方向に延びる高い突部又は隆起部とすることができる。これらのラグ42は、ラグ42と第1の面部分32との間の高さの差によって接合部43が形成されるように、限定された距離で周方向に延びている。接合部43は、金属基体に対するクリンチナット10の回転を阻害し又は抵抗する。この接合部43は、ファスナー又はナットの回転運動に垂直に向いている。
各ラグ42の上側は、図5乃至図7に関連して述べるように、金属基体60に係合するように構成される接触面44を含んでいる。この接触面44は、中心軸線20にほぼ垂直となっている。ラグ42は、環状表面18に沿って周方向に間隔をあけている。図示のラグ42の横断面の形状は、矩形又は他の適当な形状とすることができる。
ラグ42の接触面44は、凹んだ部分46を含んでいる。この凹んだ部分46は、ラグ42の周囲部分より浅いラグ42の領域を表わしている。このようにすると、後に述べるように、ラグ42は、基体60に対する取付け性が改善される。接触面44は、金属基体60に係合する少なくとも1つの第1の部分48を含んでいる。図1及び図3に示される実施例において、接触面44は、それぞれ金属基体60に係合する第1の部分48と第2の部分50とを含んでいる。第1の部分48と第2の部分50とは、凹んだ部分46を囲むことができる。この実施例における凹んだ部分46は、この凹んだ部分46が中心軸線20に対する配向角度を有するような幾何学的形状の1つの表面とすることができる。
図1の実施例では、接触面44の第1の部分48と接触面44の第2の部分50とは、中心軸線20のまわりを反対方向に傾斜している。これらの2つの部分48、50は、凹んだ部分46に向けて下方へ傾斜している。図3に示される特定の実施例において、凹んだ部分46は、パンチ部分14から放射方向に離れる位置よりもパンチ部分14に近い位置で一層大きな幅47を有する。この大きい方の幅は、基体から材料を受け取り、凹んだ部分46を囲む接触面44の部分と相互作用する材料によって、基体からナットが外れるのを制限するのに役立つ。他の例では、凹んだ部分46は、くぼみの如き湾曲部を表面に有していてもよい。更に他の例では、図14に示すように、凹んだ部分46は、ラグ42のほぼ湾曲部によって表わされてもよい。
図3に示されるように、ラグ42の接触面44は、中心軸線20のまわりを回転方向に延びる幅54を有する。接触面44には放射方向の外側の位置で増加する幅を有するほぼ台形の周面を有する。図1にも示されるように、ラグ42の幅54は、それらの接合部でパンチ部分14の第2の面部分34の幅35より小さいか等しくすることができる。
図4を参照すると、第1の面部分32と凹んだ部分46とは、中心軸線20からの相応する放射方向の外側位置で本体の放射方向の端面12aから実質的に同じ距離に位置しているのが示されている。しかし、凹んだ部分46は、中心軸線20に対して複数の配向角度を有する。凹んだ部分46は、第1の面部分32より上又は下に位置することができる。更に、他の例では、凹んだ部分46は、この凹んだ部分46の一部が第1の面部分32の上方に位置したり、凹んだ部分46の一部が第1の面部分32の下方に位置したりするように、傾斜を有することができる。
図5乃至図7は、クリンチナット10の取付け、即ち所謂「ナット設定工程」、特に、金属基体60に1つのラグ42を取り付けるのを示している。クリンチナット10が任意の適当な方法によって軸線方向に金属基体60に向けて相対的に移動される。これらの部品のいずれか一方又は両方を移動させることにより、クリンチナット10と金属基体60との間の相対運動を達成することができることが注目される。
せん断エッジ40が図示されていないが、クリンチナット10と金属基体60の間で相対運動があると、せん断エッジ40が金属基体60内に切り込む。図5は、丁度、ラグ42が金属基体60に食い込み始める時のクリンチナット10を示している。図6は、ラグ42が金属基体60相当に食い込んで接触面44の第1の部分48と第2の部分50とが金属基体60に係合している時のクリンチナット10を示している。この時に、第1と第2の部分48、50は、中心軸線20を中心として反対の回転方向に偏移及び/又は変形し始める。図7は、その最終位置にあるクリンチナット10を示しており、この位置では、クリンチナット10は、金属基体60に固定され、またラグ42は、基体に完全に埋め込まれる。図示のように、第1及び第2の部分48、50は、完全に偏移及び/又は変形して、下記に述べられるように、ラグフレア70、72を形成する。
上記のように、ラグ42の各々の接触面44は、それぞれ、凹んだ部分46を含んでいる。(図5、6及び7に示されるように)ラグ42の中心頂部の凹んだ部分46は、クリンチナット10が図7の最終位置に達した時に、接合部43で表されているラグ42の横側部を外方に広げて基体60とのありつぎ接続部64を形成せしめる。図1及び図5-7に示されるように、ラグ42は、接合部43を含んでおり、この接合部43は、接触面44の第1の部分48及び接触面44の第2の部分50とともに、有効なくさび形又は三角形を形成することができる。これらの関連する接合部43に対して第1の部分48及び第2の部分50がこのように配向されると、横方向の外力成分がラグ42の接合部43を離れるように広げて材料とのありつぎ接続部64を形成する。本質的には、接合部43が材料に入り込むと、基体からの材料は、第1の部分48と第2の部分50との角度を有する配向によって境界が定められた内部領域に入り込む。クリンチナット10が更に基体内に挿入されると、内部領域内の基体からの材料が第1と第2の部分48、50の角度のある配向に沿って滑るにつれて第1と第2の部分48、50に対して外方に押されて軸線20を中心とする反対の回転方向に接合部43を横方向の外向きに変形する。第1の部分48が外方に偏倚すると、接触面44は、金属基体60にクリンチナット10が完全に取り付くことによって第1のラグフレア70を形成する。接触面44の第2の部分50は、基体60中への挿入によって第2ラグフレア72を形成する。金属基体60の部分62は、クリンチナット10の各ラグフレア70と本体部分12との間に捕捉される。金属基体60の材料の捕捉部分62は、クリンチナット10が基体60から取り外されるのを制限する。この材料の捕捉部分62は、クリンチナット10のトルクアウトとプッシュアウトとを改善する。
凹んだ部分46は、ラグ42の接合部43の外方への偏移を更に増加させるために、異なる形及び寸法とを有することができ、それによって、クリンチナット10を基体60に一層堅固に取り付けることができる。また、ラグ42の凹んだ部分46があると、ラグ42の係合面積を小さくして基体60に一層容易に食い込むことができると共に、ラグ42とクリンチナット10とを一層正確に位置決めることができるようになる。
図6と図7とを比較すると判るように、クリンチナット10が基体60に更に挿入されると、接触面44の第1の部分48は、中心軸線20の周りを横方向の回転方向、図示の例では、左方に、偏移されてラグフレア70を形成する。更に、この例において、第1の部分48の角度がある表面は、第1の部分48の最末端が外方に変形される量を増大さるのに役立つ。ラグ42の一部分が外方に偏倚させられる限り、第1と第2の部分48、50は、他の配向であってもよい。
凹んだ部分46を有するクリンチナット10は、少なくとも1つのラグフレア70を形成し、クリンチナット10をプッシュアウトする(押し出す)のに必要な力を一層高くするのに役立つ。米国では、クリンチナット10をテストするために、プッシュアウトテストが用いられている。ファスナーの如きクリンチナット10は、挿入方向とは反対の方向に金属基体60から軸方向に抜き出される。固定されたナットは、挿入方向と反対の方向に、パンチ側から基体60から軸方向に抜き出される。欧州では、クリンチファスナーをテストするために、プルアウトテストが用いられる。このテストでは、ナット本体は、挿入方向の反対方向に軸線方向に引き外される。例えば、シートが備品にクランプされ、スクリューがねじ込まれ、その後、スクリューが挿入方向と反対方向に軸線方向に引かれる。欧州では、クリンチファスナーをテストするために、「プルスルー(pull through)」テストも用いられる。ナットは、それが挿入されるのと同じ方向に材料を貫通して軸線方向に引っ張られる。典型的な用途では、ナットが固定又は静止しているものに螺合してプルスルーテスト荷重に対して付加抵抗を付与する。ラグ42に凹んだ部分46を形成することによって、接合部43を外方に偏倚する働きを有する凹んだ部分46に材料が付加的に受け入れられるという事実によって、クリンチナット10を取り外すのに大きな力が必要となる。その上、凹んだ部分46に受け入れられた材料は、クリンチナット10の移動を制限する。従って、凹んだ部分46は、少なくともこれらの理由によって、米国又は欧州のいずれにも改善された結果を付与する。
クリンチナット10の回転方向のまわりにラグ42及びラグフレア70、72を広げることによって、クリンチナット10のファスナー締付又はファスナー解放運動のいずれにもトルクアウト抵抗を増大する。クリンチナットを接続部品から解放する方向のトルクアウト抵抗は、振動及び/又はサイクル負荷又はそれらに類したもの受けて使用している間に接続を維持するのに有益である。また、分解中には、腐食が大きな解放回転負荷を必要とし、ナットの大きなトルクアウト抵抗がナットの材料と噛み合いを維持する。更に、スクリューが克服すべきロック性を有する場合には、組み立て中、接続部品との係合方向のトルクアウト抵抗は、有益である。クリンチナット10によって付与されるトルクアウト抵抗は、スクリューを螺合するのに予期しない抵抗を引き起こすようなスラッグが存在する場合にも有益である。また、スクリュー上に粘着性のパッチがあったり塗料がスクリュー上に蓄積していたりする場合、これらの条件も、更にスクリューの螺合に対する予期しない抵抗を引き起こす場合がある。
ラグフレア70、72で付加的に把持すると、クリンチナット10のプッシュアウト特性を改善する。ラグフレア70、72の形成がない場合には、プッシュアウト力の量は、どれだけの材料がパンチ部分14の基部のアンダーカット部分に捕捉されているかに依存する。パンチアウト・アンダーカットとラグフレア70,72とは、組み合わせの大きなプッシュアウト値を付与する。パンチ・アンダーカット部分とラグフレア70、72の組み合わせによる大きな把持は、トルクアウト特性を補助し又は増加する。クリンチナット10の把持が緩んで回転し始めると、ラグは、プッシュアウト方向に材料の上に乗り上げてプッシュアウト力を増大し、且つ同時にトルクアウトを促進するように、フレア形状によって鋤として作用するので、ラグフレア70、72からの大きなプッシュアウトは、トルクアウトを増大する。
図8は、第2の実施例による自己穿孔型クリンチナットを示し、この実施例では、同じ参照符号は、同じ構造体を示すのに用いられている。この実施例におけるクリンチナット110は、中央のパンチ部分114の係方向に相対する側に配置された2つのラグ142を含んでいる。図8では、これらのラグ142は、これらのラグ142の間で央のパンチ部分114を包囲する面部分134によって間隔をあけて配置されている。各面部分134は、中央のパンチ部分114に向けて下向き傾斜する円錐形を有している。もちろん、面部分134は、面部分34と同様の複数のより小さな切子面部分から形成されていてもよい。図8に示されるような面部分134は、ナット10と比較して、比較的より大きな面積の受け面を付与するように協働する。この実施例において、ラグ142は、それぞれ、凹んだ部分146、接触面の第1の部分148及び接触面の第2の部分150を含んでいる。プッシュアウトとトルクアウトとの増加は、多数のラグとラグフレアによって捕捉される補足金属によって達成される。ラグの他のサイズ、寸法、形状、配向及び数を用いて、パンチ部分114を完全に囲むことができる。他のいずれかの図による他のいずれの例でも、パンチ部分を完全に包囲するラグを含むことができる。
図9は、第3の実施例による自己穿孔型クリンチナット210を示し、この実施例も同様の参照符号は、同様の構造体を示すのに用いられている。この実施例におけるクリンチナット210は、中央のパンチ部分214を包囲するラグ242を含み、これらのラグ242の間に第1の面部分232が配置されている。この実施例は、ラグ242がパンチ部分214の第2の面部分234の幅235より大きく中心軸線の周りを回転方向に延びる幅254を有する点で図1と異なる。このような構造は、基体にクリンチナット210を更に固定するのに役立つ。他の例では、ラグ242の異なった寸法を使用し、異なった量のラグ242を使用して中央のパンチ部分214を包囲することができ、また、いずれかの例では、第1の面部分232を任意に分散するか、この第1の面部分がなくてもよい。この実施例において、各ラグ242は、それぞれ、凹んだ部分246、接触面の第1の部分248及び接触面の第2の部分250を含んでいる。他のいずれかの図による他のいずれかの例では、パンチ部分の第2の面部分の幅より大きい幅を有するラグを含むことができる。
図10は、第4の実施例による自己穿孔型クリンチナット310を示し、この実施例も同様の参照符号は、同様の構造体を示すのに用いられている。この実施例におけるクリンチナット310は、中央のパンチ部分314を包囲する第3の例のラグ342を含み、少なくとも1つの第1の面部分332がラグ342間に配置されている。この実施例は、ラグ342が放射状に切頭円錐形をなし、パンチ部分314から間隔をあけてずらせている点で図1と異なる。第1の面部分332は、ラグ342がパンチ部分314からずらせているということによって、1つの連続的な部分となっている。この実施例において、各ラグ342は、凹んだ部分346、接触面の第1の部分348及び接触面の第2の部分350を含んでいる。他の例では、ラグ342の異なった寸法を使用し、異なった量のラグ342を使用して中央のパンチ部分314を包囲することができ、また、いずれかの例では、第1の面部分332を任意に分散するか、この第1の面部分がなくてもよい。他のいずれかの図による他のいずれかの例でも、放射状に切頭形状をなし、パンチ部分からずらせることができるラグを含むことができる。
図11は、図1の第1の実施例による自己穿孔型クリンチナット10のパンチ部分14の横断面を示す。この横断面では、パンチ部分14の第2の面部分34を見ることができる。図1及び図11の第1の実施例では、8つの第2の面部分34があるが、異なった量の第2の面部分34を有する他の幾何学的形状を用いることができる。図11は、また、パンチ部分14の頂部と比較して第2の面部分34の係方向の寸法が小さいことによって、第2の面部分34がパンチ部分14にアンダーカットを形成するのにどのように寄与しているかを示している。パンチ部分14の穿孔又はせん断エッジ40を備えた部分の直径は、第2の面部分34の直径より大きい。従って、クリンチナット10が基体60に挿入されると、アンダーカットは、基体60の一部を捕捉してクリンチナット10が取り外されるのを制限することにより、基体60にクリンチナット10を固定するのに役立つ。
図12は、第5の実施例によるナット410を示し、同様の参照符号は、同様の構造体を示すのに用いられている。この実施例におけるクリンチナット410は、長く凹んだ凹部の形態のスカラップ状の少なくとも1つの第2の面部分434を有するパンチ部分414を含んでいる。更に、このクリンチファスナー410は、スカラップ状の部分とスカラップ状でない部分との間で交互となる複数の第2の面部分34、434を外面面に沿って含んでいる。更に他の例において、スカラップ状の第2の面部分434は、パンチ部分414の外周面に沿って任意に配分することができる。他のいずれかの図による他のいずれかの例でも、更にスカラップ状の第2の面部分を含むことができる。
図13は、第6の実施例によるクリンチナット510を示し、同様の参照符号は、同様の構造体を示すのに用いられている。この実施例におけるクリンチナット510は、1つの第2の面部分534を有するパンチ部分514を含んでいる。この第2の面部分534は、複数の異なる表面に相対するように、円筒状又は円形表面である。この第2の面部分534は、まだアンダーカットを形成するように穿孔又はせん断エッジ540より小さい径寸法を有している。他のいずれかの図による他のいずれの例でも、実質的に円形の第2の面部分を含むことができる。
図14は、第7の実施例によるクリンチナット610を示し、同様の参照符号は、同様の構造体を示すのに用いられている。この実施例におけるクリンチナット610は、外部位置680から内部位置682へ下向きに傾斜する少なくとも1つの接触面644を含んでいる。この実施例の更なる例において、本体部分612の環状面618は、ラグ642間に位置する第1の面部分632を含むことができる。この第1の面部分632も、外部の位置684から内部の位置686へ下向きに傾斜することができる。このように傾斜すると、ラグ642の一部は、ラグ642の他の部分が基体と接触する前に、基体に接触してこの基体によって偏倚されることになる。他のいずらかの図による他のいずれかの例でも、傾斜面を有するラグを含むことができる。
図14の実施例は、ほぼ連続的に湾曲している複数のラグ642を含んでいる。この実施例において、幾何学的形状は、図1に示されるように、凹んだ部分の設定領域の境界を定めていない。その代わりに、ラグ642の接触面644は、ほぼ凹んでおり、また、その最も浅い部分がラグ642の凹んだ部分646を限界している。この実施例の更なる例において、ラグは、その接触面の一部を凹ませるか、この接触面の一部にくぼみを有することができる。この実施例の他の例のどれでも図14に示されるような凹んだ部分又はその接触面を横切る屈曲部を有するラグを含むことができる。
図15は、図14の実施例の上面面図を示す。この実施例において、本体部分612は、複数の第3の面部分638を含む外周面を有する。各ラグ642は、第3の面部分638の各々のほぼ中心位置にあるように、相応する第3の面部分638の周りに相合わせして配置することができる。更に、この実施例の他の例は、各第3の面部分638の周囲の任意の位置にあるラグ642を含むことができる。
図16は、ラグ642が基体60に噛み合っている例を示す。ラグ642のこの噛み合いは、前の実施例のいずれにも相応する。この実施例において、ラグ642のうちの1つは、金属基体60とありつぎ接続部664を形成するように構成される少なくとも2つのラグフレア670、672を含んでいる。金属662の一部は、ナットの本体部分612と各ラグフレア670、672の間に捕捉されている。ありつぎ接続部664は、ラグフレア670、672とラグ642と基体60の間の噛み合い形状によって表わされている。他の比較的ありつぎ状である接続部を含む他の形状の接続部を形成するために、他の形状及び寸法を使用することができる。ありつぎ接続部664は、また、ラグ642のいずれかの凹んだ部分646に相応する種々の幾何学的形状を有する種々の表面及びへこみを含むことができる。その結果生じるありつぎの形状において、基体にクリンチナットを接続すると、プシュアウトに対する補足抵抗を付与するように、ラグフレアとナット本体との間の金属を捕捉する少なくとも1つのラグフレアが形成される。このようにして、ラグフレアは、金属の捕捉量を増大し、アンダーカットされた中央パンチによって得られる金属の捕捉を補う。ラグフレアの金属捕捉は、中央のパンチから離れた位置で行われ、パンチのコラム強度を減少する傾向があるパンチのアンダーカットをそれ以上増加する必要がなくなる。
図17は、クリンチナット710の第8の実施例を示す。この実施例において、本体部分712は、面部分738の隅に、複数の第3の面部分738を含む外周面を有している。各ラグ742は、この各ラグ742が2つの異なる第3の面部分738の辺りに位置するように相はずれして配置されている。この実施例において、ラグ742の各々は、1つの第3の面部分738のほぼ半分の位置と他の第3の面部分738のほぼ半分の位置とに配置されている。この実施例の他の例では、複数のラグ742の大部分は、1つの第3の面部分738に配置され、その他の少数のラグは、異なった第3の面部分に配置することができる。この実施例の更に他の例では、複数のラグ742の中には相合わせして配置されているものと相はずれして配置されているものとがあってもよい。これらの他のいずれかによるラグも、相合わせしているものと相はずれしているものとがあってもよい。
図18及び図19は、第9の実施例を示し、同様の参照符号は、同様の構造体を示すのに用いられている。この実施例におけるクリンチナット810は、環状面818を備えた本体部分812を含んでいる。環状面818は、複数のラグ842の間に位置する複数の第1の面部分832を含んでいる。これらの複数の第1の面部分832は、更に、外壁890を含んでいる。外壁890は、第1の面部分832の位置よりもパンチ部分814の穿孔エッジ840に近い高さに位置する頂面892を含んでいる。外壁890の頂面892は、クリンチナット810によって形成されるラグフレアに作用してこれを変更する。
図20は、上記したクリンチファスナーのいずれもスタッド910にいかにして組み込むことができるかを示す。このため、スタッド910は、本体部分912、パンチ部分914及び金属基体又は上記した他のエレメントとの噛み合い用のラグ942とを含む。本体部分912、パンチ部分914及びラグ942は、先の実施例のいずれかに記載されたように構成される。スタッド912は、先の実施例のねじ孔に代えて、ねじ軸990を含んでいる。図示のように、上記(図1−17)による実施例のいずれも、クリンチファスナーから延びるスタッド又は軸を含むことができる。
図1-17に示される構成のどれもクリンチファスナーを形成するために任意の数の他の構成と組み合わせることができることが注目される。例えば、いずれかの実施例は、凹んだ部分46を含むラグ42、142、242又は642の如き種々のラグを含むことができる。この凹んだ部分46は、幾何学的形状、不規則な形状、くぼみとすることができ、又はラグの接触面44よりも一層浅い位置に配置される湾曲面とすることができる。ラグ間でクリンチファスナーに含まれる第1の面部分32を備えて又は備えることなく、任意の数のラグを本体部分12上に設けることができる。更に、これらのラグは、図15及び図17に示されるように、ラグが相合わせして又は相はずれしているようにして、種々の幾何学形状及び寸法とすることができる。更に、他の例において、種々の第2の面部分34、434、534は、スカラップの如き異なる表面及び形状を備えることができる。また、更に他の例において、第1の面部分32、632は、ラグ42、642が種々の配向角度を有するのと同様に、中心軸線に対して種々の様々な配向角度を有することができる。
本発明を上記実施例を参照して述べたが、本明細書を読んで、理解すれば、種々の修正、変更が他に生ずる。本発明の1つ以上の面を適用した実施例は、添付の請求項の範囲内である限り、このような修正及び変更をすべて含むことが意図される。
図2及び図4を参照すると、本体部分12は、ナット10の一方の軸末端に対応する放射状端面12Aまで延びている。パンチ部分14は、ナット10の他方の軸末端に対応する放射状の端面14Aまで延びている。
図6と図7とを比較すると判るように、クリンチナット10が基体60に更に挿入されると、接触面44の第2の部分50は、中心軸線20の周りを横方向の回転方向、図示の例では、左方に、偏移されてラグフレア70を形成する。更に、この例において、第2の部分50の角度がある表面は、第1の部分48の最末端が外方に変形される量を増大さるのに役立つ。ラグ42の一部分が外方に偏倚させられる限り、第1と第2の部分48、50は、他の配向であってもよい。
図17は、クリンチナット710の第8の実施例を示す。この実施例において、本体部分712は、面部分738の隅に、複数のラグ742を含む外周面を有している。各ラグ742は、この各ラグ742が2つの異なる第3の面部分738の辺りに位置するように相はずれして配置されている。この実施例において、ラグ742の各々は、1つの第3の面部分738のほぼ半分の位置と他の第3の面部分738のほぼ半分の位置とに配置されている。この実施例の他の例では、複数のラグ742の大部分は、1つの第3の面部分738に配置され、その他の少数のラグは、異なった第3の面部分に配置することができる。この実施例の更に他の例では、複数のラグ742の中には相合わせして配置されているものと相はずれして配置されているものとがあってもよい。これらの他のいずれかによるラグも、相合わせしているものと相はずれしているものとがあってもよい。

Claims (25)

  1. 塑性変形可能な金属基体に取り付けるべきクリンチナットであって、
    中心軸線を有する本体部分と前記本体部分から延び前記中心軸線と同軸であるパンチ部分とを備え、前記本体部分は、前記中心パンチ部分を包囲する環状面を含み、前記環状面は、前記中心パンチ部分を包囲する複数の間隔をあけたラグを含み、前記ラグの1つは、凹んだ部分を有する少なくとも1つの接触面を含んでいて前記接触面は前記金属基体に噛み合っており、
    前記接触面の第1の部分は、前記ナットを前記金属基体に取り付ける間少なくとも1つのラグフレアを形成するように前記金属基体に挿入する際に前記中心軸線を中心とする回転方向に偏移しており、
    前記回転方向に偏移した前記少なくとも1つのラグフレアは、前記本体部分と協働して前記金属基体の一部を捕捉し、それによって前記クリンチナットが前記基体から軸線方向に外れるのを制限するクリンチナット。
  2. 請求項1のナットであって、前記ナットは、前記ナットが前記金属基体から外れるような前記中心軸線を中心とする前記ナットの回転運動が制限されるように配置された少なくとも2つのラグフレアを含んでいるナット。
  3. 請求項1のナットであって、前記ラグの1つは、前記金属基体とありつぎ接続部を形成するように構成される少なくとも2つのラグフレアを含むナット。
  4. 請求項1のナットであって、前記凹んだ部分は、前記パンチ部分から放射方向に離れた位置よりも前記パンチ部分に近い位置で一層大きな幅を有するナット。
  5. 請求項1のナットであって、前記接触面は、ほぼ凹んでいるナット。
  6. 請求項1のナットであって、前記 接触面の第1の部分と前記接触面の第2の部分は、前記中心軸線を中心として反対方向に傾斜しているナット。
  7. 請求項1のナットであって、前記接触面の第1の部分と前記接触面の第2の部分とは、前記凹んだ部分の各側部に配置されているナット。
  8. 請求項7のナットであって、少なくとも1つのラグフレアは、前記基体に取り付けられる際に、前記接触面の第1の部分によって形成されるラグフレアと前記接触面の第2の部分によって形成される第2のラグフレアとを含んでいるナット。
  9. 請求項1のナットであって、前記パンチ部分のプロフィールは、アンダーカットを形成するように内向きにテーパが付けられているナット。
  10. 請求項1のナットであって、前記 複数のラグは、それぞれ、前記中心軸線を中心とする回転方向に延びる幅を有し、前記幅は、前記パンチ部分の外周面の幅以下であるナット。
  11. 請求項1のナットであって、前記 複数のラグは、それぞれ、前記中心軸線を中心とする回転方向に延びる幅を有し、前記幅は、前記パンチ部分の外周面の幅より大きいナット。
  12. 請求項1のナットであって、前記ラグの1つは、放射状に切頭されて前記パンチ部分から離れた位置に配置されているナット。
  13. 請求項1のナットであって、前記パンチ部分は、その外周面にスカラップ状の少なくとも1つの面部分を含んでいるナット。
  14. 請求項1のナットであって、前記パンチ部分は、スカラップ状とスカラップ状でない部分の間が交互となる複数の面を含むナット。
  15. 請求項1のナットであって、前記ラグの少なくとも1つの接触面は、外部位置から内部位置に下向きに傾斜しているナット。
  16. 請求項1のナットであって、前記本体部分の環状面は、前記複数のラグの間に配置されている複数の第1の面部分を含み、前記複数の第1の面部分は、外部位置から内部位置に下向きに傾斜しているナット。
  17. 請求項1のナットであって、前記本体部分は、周りに複数の第3の面部分を含む外周を有し、各ラグは、相応する第3の面部分のまわりに相合わせして配置されているナット。
  18. 請求項1のナットであって、前記本体部分は、周りに複数の第3の面部分を含む外周を有し、各ラグは、その各ラグが2つの異なる第3の面部分の辺りに配置されるように、相はずれして配置されているナット。
  19. 請求項1のナットであって、前記本体部分の環状面は、前記複数のラグの間に配置される複数の第1の面部分を含み、前記複数の第1の面部分は、この第1の面部分の位置よりも前記パンチ部分の穿孔エッジ接近している高さにある頂面を含む外壁を含んでいるナット。
  20. 請求項1のナットであって、それぞれ接触面を有する前記ラグのうち4つのラグは、前記中心のパンチ部分の周りに等間隔をあけており、前記接触面の各々は、前記中心軸線の周り中心とする回転方向に延びる幅を有し、また前記接触面の各々は、前記第1の表面部分と第2の表面部分とを含み、前記第1と第2の表面部分は、前記環状面に対して反対に傾斜する方向に延びているナット。
  21. 請求項20のナットであって、前記 第1と第2の表面部分は、前記凹んだ部分によって幅方向に間隔をあけているナット。
  22. 請求項20のナットであって、前記 第1と第2の表面部分と前記凹んだ部分は、前記接触面に均一に凹んだ形状を備えているナット。
  23. 塑性変形可能な金属基体に取り付けるために、一体に取り付けられたクリンチナットまで延びるねじ軸部分を有するスタッドであって、前記クリンチナットは、
    中心軸線を有する本体部分と前記本体部分から延び前記中心軸線と同軸であるパンチ部分とを備え、前記本体部分は、前記中心パンチ部分を包囲する環状面を含み、前記環状面は、前記中心パンチ部分を包囲する複数の間隔をあけたラグを含み、前記ラグの1つは、凹んだ部分を有する少なくとも1つの接触面を含んでいて前記接触面は前記金属基体に噛み合っており、
    前記接触面の第1の部分は、前記ナットを前記金属基体に取り付ける間少なくとも1つのラグフレアを形成するように前記金属基体に挿入する際に前記中心軸線を中心とする回転方向に偏移しており、
    前記回転方向に偏移した前記少なくとも1つのラグフレアは、前記本体部分と協働して前記金属基体の一部を捕捉し、それによって前記クリンチナットが前記基体から軸線方向に外れるのを制限するスタッド。
  24. 請求項23のクリンチナットであって、前記接触面の第1の部分は、前記クリンチナットが軸線方向の力を受けると、回転方向に偏倚するような配向を有するクリンチナット。
  25. 請求項3のナットであって、ラグ間の高さの差によって形成された複数の接合部と、前記複数のラグ間に配置された複数の第1の面部分とを更に含み、前記第1と第2の部分の配向によって、横方向の外向きの力成分が金属基体との接続のためのありつぎを形成するように前記ラグの接合部を離れるように広げるナット。
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