JP2013509011A - ワイヤレス通信システムにおいて資源の間の切換えを制御し、かつ/または資源変更情報を伝達する方法および装置 - Google Patents

ワイヤレス通信システムにおいて資源の間の切換えを制御し、かつ/または資源変更情報を伝達する方法および装置 Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信システムにおいて、資源の間の切換えを制御し、かつ/または資源変更情報を伝達する方法および装置について記載する。様々な方法および装置が、個々の通信デバイス自体が資源を割り振り、資源切換え決定を行う、非集中型ピアツーピアワイヤレスネットワークなどの非集中型ワイヤレス通信ネットワークにおける使用に好適である。第1の通信デバイスが、たとえば、干渉により、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換える必要があると決定してよい。第1の通信デバイスは、第1の識別子に関連づけられた第1の通信資源から、第2の識別子に関連づけられた第2の通信資源への変更を示すブロードキャスト変更信号を生成し送信する。いくつかの実施形態では、資源変更信号は、少なくとも第1および第2の通信資源の一方で送信される。

Description

[分野]
様々な実施形態は、ワイヤレス通信(wireless communication)に関し、より詳細には、ワイヤレス通信システムにおいて、資源の間の切換えを制御し、かつ/または資源変更情報を伝達するのに使うことができる方法および装置に関する。
[背景]
従来の多くのセルラーワイヤレス通信ネットワークにおいて、複数のワイヤレスリンクにわたる送信電力は、集中的に制御される。たとえば、基地局または中央コントローラデバイスが、通信システムにおけるネットワーク接続ポイントとして基地局を使っている複数のモバイル(mobile)に対応する通信を調整することができる。基地局および/または中央コントローラは、限られたエアリンク資源(air link resource)を求めて競合する複数のモバイルに対応する資源割振りおよび通信を管理し、たとえば、アクセスを許可し、もしくは拒否し、モバイルにエアリンク資源を割り当て、モバイル位置を追跡し、通信チャネルを測定し、送信電力レベルを制御し、データレートを制御し、干渉を管理し、かつ/または異なる資源の間でモバイルを切り換える。基地局および/または集中制御デバイスは、モバイル送信の管理および制御の一部として、閉ループ電力およびタイミング制御操作を実施することができ、概して、実際に実施する。基地局のアンテナは概して、基地局とモバイルとの間に良好なチャネル条件を与えるように位置を定められる。基地局および/または集中コントローラは、セル内の状況全体をよく見ることができ、モバイルと基地局との間の異なる複数のリンクに対応する通信を効果的に管理することができ、たとえば、モバイルがある特定の資源を使うように割り振られるべきであるとき、およびモバイルが別の資源に切り換えられるべきであるときを決定する。
ワイヤレス通信の分野では、従来のセルラーネットワークに加え、様々なタイプのネットワークによって使用するためにスペクトルを用意する傾向がある。人気および使用が増しているこのようなネットワークタイプの1つが、ピアツーピアネットワーク(peer to peer network)、たとえば、集中制御ではないピアツーピアネットワークである。ピアツーピアネットワークは、広範な距離にわたる信頼できる通信をサポートできることが望ましい。自力で資源使用決定を行う通信デバイスは、条件変化、たとえば、資源を求めて競合するモバイルの数の変化、モバイルの位置の変化、干渉レベルの変化、衝突(collision)の検出、受信信号をデコードする能力の変更および/または妨害信号の検出に適応できることも望ましい。非集中型ネットワークでは、ネットワーク内のピアデバイス(peer device)は、他のピアの現在の資源割振り決定を、状況に応じて意識し続けることが有利である。
上記考察に基づき、資源管理および/または資源変更情報の伝達を容易にし得る新規方法および装置が必要である。
[概要]
様々な実施形態は、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信システムにおいて、資源の間の切換えを制御し、かつ/または資源変更情報を伝達するのに使うことができる方法および装置に関する。様々な方法および装置が、個々の通信デバイス自体が資源を割り振り、資源切換え決定を行う、非集中型ピアツーピアワイヤレスネットワークなど、非集中型ワイヤレス通信ネットワークでの使用に好適である。
たとえば、第1の通信デバイス自体が、各代替資源が異なる識別子に関連づけられた、可能代替エアリンク資源セット中の、第1の識別子に関連づけられた第1のエアリンク資源を割り振ることができる。第1の通信デバイスは、第1の資源を使って信号を送信することができる。他のピアデバイスは、第1の通信デバイスからの送信信号を受信し、第1の通信デバイスが第1の通信資源を獲得済みであり、使用中であることを追跡することができる。第1の通信デバイスは、この第1の通信資源を、第1の通信デバイスが、たとえば干渉により別の通信資源に切り換える時点まで保持し、使うことができる。
条件は、時間とともに変わり得ることを考慮されたい。たとえば、第1の通信デバイスは、負荷の変化、他の資源における受信電力レベルの変化、第1の通信資源に対する衝突、第1の通信資源における高レベルの干渉、および/または第1の通信資源における意図的な妨害信号を検出し得る。第1の通信デバイスは、検出された条件変化に適応する必要があると決定し得る。条件変化への適応は、ときには、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えるという決定を含み得る。このようないくつかの実施形態では、第1の通信デバイスは、第1の識別子に関連づけられた第1の通信資源から、第2の識別子に関連づけられた第2の通信資源への変更を示すブロードキャスト変更信号(broadcast change signal)を生成し送信する。第1のデバイスからの信号を監視する他のピアデバイスは、資源変更信号を受信し、復元し、第1の通信資源の監視から第2の通信資源の監視に切り換えることによって、第1の通信デバイスの情報ストリームを、中断せずに追跡し続けることができる。いくつかの実施形態では、資源変更信号は、第1の通信資源上で、たとえば、切換え前の最後の信号として伝達される。ピアデバイスが、サイズおよび/もしくはコストを削減することができるように、電力消費を抑えるため、ならびに/または計算量の低い設計を実装するために、限られた数のデバイスからの情報を追跡し復元することを望む場合がある。この手法により、可能代替資源セット中の限られた数の資源を選択的に監視するピアデバイスは、追跡されるデバイスの1つ、たとえば第1の通信デバイスが、第1の通信資源から第2の通信資源に切り換えるとき、所望する追跡をシームレスに維持することができるようになる。
例示的な一実施形態では、通信資源は、ピア発見通信資源である。ピア発見通信資源は、たとえば、ピア発見信号を伝えるのに使われる、ピアツーピア反復タイミング構造(recurring timing structure)での時間周波数エアリンク送信単位をグループ化したものであり、異なる単位グループ化は、異なる識別子に対応する。いくつかの実施形態では、ピア発見信号の特性、たとえば、擬似ランダムに配置された意図的なNULL (intentional NULL)を含むことにより、資源が再利用されてよく、ときには実際に再利用される非集中型システムにおける電力測定および干渉測定が容易になる。様々な実施形態において、電力測定および/または干渉情報は、資源切換え決定を行い、かつ/または資源切換え閾値を設定する際に用いられる。
いくつかの実施形態による、通信デバイスを操作する例示的な方法は、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定すること、および第1の通信資源から第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストすることを備える。いくつかの実施形態による例示的な通信デバイスは、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定し、第1の通信資源から第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストするように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える。例示的な通信デバイスは、前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリをさらに備える。
様々な実施形態を上記要約で論じたが、必ずしもすべての実施形態が同じ特徴を含むわけではなく、上述した特徴の一部は、いくつかの実施形態では必要ではなく、望ましいものであることを理解されたい。様々な実施形態の多数の追加特徴、実施形態および利益を、以下に続く詳細な説明で論じる。
例示的な実施形態による例示的なワイヤレス通信システムを示す図。 図2Aと図2Bの組合せを示す図。 例示的な実施形態による、通信デバイスを操作する例示的な方法のフローチャートの第1部を示す図。 例示的な実施形態による、通信デバイスを操作する例示的な方法のフローチャートの第2部を示す図。 例示的な実施形態による例示的な通信デバイスを示す図。 図3に示す通信デバイス内で使うことができ、いくつかの実施形態では実際に使われるモジュールアセンブリを示す図。 いくつかの実施形態において使われる例示的な反復ピアツーピアタイミング構造(recurring peer to peer timing structure)を示す図。 異なるピア発見資源識別子(peer discovery resource identifier)に関連づけられたブロック中に9つの個々のピア発見資源がある、例示的な発見資源ブロックを示す図。 ワイヤレス端末が、ピア発見エアリンク資源に関連づけられたピア発見資源識別子を獲得することを求める、ピアツーピアタイミング構造を実装し、ピアツーピアシグナリングをサポートする複数のワイヤレス通信デバイスを含む例示的なピアツーピアワイヤレス通信システムを示す図。 ワイヤレス端末がピア発見資源識別子を獲得済みであり、識別子に対応するピア発見エアリンク資源を使って、ピア発見信号を送信している、図7のシステムを示す図。 例示的なシステム内で図8の状況から条件が変わったこと、およびワイヤレス端末が新しい識別子に切り換えないと決定したことを示す図。 例示的なシステム内で図9の状況から条件が変わったこと、および異なるピア発見エアリンク資源に関連づけられた新しい識別子にワイヤレス端末が切り換えると決定したことを示す図。 異なるピア発見資源に関連づけられた新しい識別子に切り換えると決定したワイヤレス端末が、古い識別子に関連づけられた資源上で伝達される最後の信号として、資源変更信号を伝達することを示す図。 異なるピア発見資源に関連づけられた新しい識別子に切り換えると決定したワイヤレス端末が、新しい識別子に関連づけられた資源上で伝達される最初の信号として、資源変更信号を伝達することを示す図。 識別子を切り換えたワイヤレス端末が、その後で、そのピア発見信号を、新しい識別子に関連づけられたエアリンク資源上で送信することを示す図。 2つのデバイスから同じピア発見資源上で送信され、干渉の測定における本手法の様々な利点を記述するのに使われる例示的なピア発見信号を示す図。 2つのデバイスから同じピア発見資源上で送信され、異なる送信信号に対応する受信電力の測定における本手法の様々な利点を記述するのに使われる例示的なピア発見信号を示す図。 いくつかの実施形態による、受信電力測定値に基づいて判定され、格納され、資源選択および/または資源切換え判定に使われる例示的な資源情報を示す図。
[詳細な説明]
図1は、例示的な実施形態による例示的なワイヤレス通信システム100の図である。例示的なワイヤレス通信システム100は、複数のワイヤレス通信デバイス(ワイヤレス通信デバイス1 102、ワイヤレス通信デバイス2 104、ワイヤレス通信デバイス3 106、ワイヤレス通信デバイス4 108、ワイヤレス通信デバイス5 110、ワイヤレス通信デバイス6 112、ワイヤレス通信デバイス7 114、ワイヤレス通信デバイス8 116、ワイヤレス通信デバイス9 118、...、ワイヤレス通信デバイスN120を含む。システム100のワイヤレス通信デバイスの一部、たとえば、デバイス5 110およびデバイス6 112は、迂回中継ネットワーク122を介して、他のネットワークノードおよび/またはインターネットに結合される。システム100のワイヤレス通信デバイスの一部、たとえば、デバイス(102、104、106、108、114、116、118、120)は、モバイルデバイスである。
ワイヤレス通信デバイス(102、104、106、108、110、112、114、116、118、120)は、ピアツーピア通信をサポートし、ピアツーピアタイミング構造を実装する。ピアツーピア通信システムは、資源割振りのために非集中型手法(decentralized approach)を実行する。例示的なエアリンク資源とは、たとえば、資源識別子に関連づけられた時間周波数送信単位のセットである。1つのエアリンク資源のタイプが、いくつかの実施形態では、ピア発見エアリンク資源である。個々のワイヤレス通信デバイスが、個々のデバイスの見地に基づいて、資源を使うことができるかどうかに関して決定を行う。個々のワイヤレス通信デバイスは、個々のデバイスの見地に基づいて、デバイスが現在使っている資源を使い続けてよいかどうか、または別の資源に切り換えるべきかどうかに関しての決定も行う。ワイヤレス通信デバイスは、異なる資源に切り換えるという決定、たとえば、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えるという決定に応答して資源変更信号を生成し、ブロードキャストする。
ピア発見エアリンク資源上で伝えられるピア発見信号は、ワイヤレス通信デバイスに関連づけられた秘密および/または公開識別子を伝える信号を含み得る。ピア発見操作により、ワイヤレス通信デバイスは、対象となる他のワイヤレス通信デバイスを見つけることができる。たとえば、ワイヤレス通信デバイスは、友人、親戚、仕事関係者、グループメンバ、共通の利益、事業、サービスなどに対応する秘密および/または公開識別子を探索することができる。ワイヤレス通信デバイスは、発見信号を監視し、検出された発見信号をデコードし、復元された識別子を、該当する識別子と突き合わせて調べることができる。一致に基づいて、ワイヤレス通信デバイスは、ピアツーピア接続を確立し、かつ/またはピアツーピアトラフィックチャネル信号を伝達することができる。いくつかの実施形態では、第1の識別子に関連づけられた第1のピア発見エアリンク資源から、第2の識別子に関連づけられた第2のピア発見エアリンク資源に切り換えるという決定を伝達する資源変更信号も、ピア発見エアリンク資源上で伝えられる。
図2は、図2Aと図2Bの組合せを備え、例示的な実施形態による、通信デバイスを操作する例示的な方法のフローチャート200である。操作はステップ202で開始し、ここで、通信デバイスは電源オンされ、初期化され、ステップ204に進む。ステップ204で、通信デバイスは、各セットメンバが異なる識別子に対応する通信資源セットを監視する。操作は、ステップ204からステップ206に進む。
ステップ206で、通信デバイスは、識別子に関連づけられた各資源に関連した受信電力レベル情報を判定する。次いで、ステップ208で、通信デバイスは、判定された受信電力レベル情報に基づいて資源を順序づける。操作は、ステップ208からステップ210に進む。
ステップ210で、通信デバイスは、判定された受信電力レベルに基づいて、たとえば、順序づけに応じて、監視される通信資源セットにある、第1の識別子に対応する第1の通信資源を使うことを選択する。操作は、ステップ210からステップ212、214、218に進む。
ステップ212で、通信デバイスは、信号、たとえばピア発見信号を、前記第1の通信資源の第1の部分の上でブロードキャストする。操作は、ステップ212からステップ224に進む。
ステップ214に戻ると、ステップ214で、通信デバイスは、信号、たとえばピア発見信号部分および/または意図的な干渉信号を、前記第1の通信資源の第2の部分の上で受信するのを監視する。操作は、ステップ214からステップ216に進む。ステップ216で、通信デバイスは、第1の通信資源に関連した干渉電力レベル(interference power level)を判定する。操作は、ステップ216からステップ224に進む。
ステップ218に戻ると、ステップ218で、通信デバイスは、第1の通信資源を除く通信資源セットを監視する。操作は、ステップ218からステップ220に進む。ステップ220で、通信デバイスは、各資源に関連した受信電力レベル情報を判定する。いくつかの実施形態では、ステップ220で、資源に対応して、通信デバイスは、総受信電力レベルと、最強受信信号電力レベルとを判定する。次いで、ステップ222で、通信デバイスは、判定された受信電力レベル情報に基づいて、資源を順序づける。操作は、ステップ222からステップ224に進む。
ステップ224で、通信デバイスは、1つまたは複数の資源に関連した判定受取り電力レベル情報に応じて、切換え閾値を判定する。いくつかの実施形態では、ステップ224で、通信デバイスは、ステップ214の判定干渉電力レベルと、ステップ220の判定受取り電力レベル情報の両方に応じて切換え閾値を判定する。操作は、ステップ224から、接続ノードA226を経由してステップ228に進む。
ステップ228で、通信デバイスは、前記第2の通信資源の前記第2の部分の上で受信された前記受信信号および判定された切換え閾値に基づいて、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えるかどうか決定する。
ステップ228は、ステップ230、232を含み、どちらかが、ステップ228を繰り返す度に実施される。ステップ230で、通信は、第1の識別子に対応する第1の通信資源から切り換えないと決定する。操作は、ステップ230から、接続ノードB234を経由して、ステップ212、214、216に進む。
ステップ232に戻ると、ステップ232で、通信デバイスは、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定する。操作は、ステップ232からステップ236に進む。ステップ236で、通信デバイスは、判定された受信電力レベル情報に基づいて、たとえば、資源順序づけ情報に応じて、資源セットから、第2の識別子に関連づけられた第2の通信資源を選択する。操作は、ステップ236からステップ238に進む。
ステップ228で、通信デバイスは、第1の通信資源から第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストする。ステップ238は、ステップ240、242の1つまたは複数を含む。ステップ240で、通信デバイスは、ブロードキャスト変更信号を、第1の通信資源上で送信する。いくつかの実施形態では、この資源変更信号は、通信デバイスによって前記第1の通信資源上で送信される最後の信号である。ステップ242で、通信デバイスは、ブロードキャスト変更信号を、第2の通信資源上で送信する。いくつかの実施形態では、この資源変更信号は、通信デバイスによって第2の通信資源上で送信される最初の信号である。
いくつかの実施形態では、資源変更信号をブロードキャストすることは、第1および第2の通信資源の一方のみの上でブロードキャスト変更信号を送信することを含む。他のいくつかの実施形態では、資源変更信号をブロードキャストすることは、ブロードキャスト変更信号を第1の通信資源と第2の通信資源の両方の上で送信することを含む。
操作は、ステップ228からステップ244に進む。ステップ244で、通信デバイスは、信号、たとえばピア発見信号を、第2の通信資源の一部分の上でブロードキャストする。
図3は、例示的な実施形態による例示的な通信デバイス300の図である。例示的な通信デバイス300は、たとえば、図1のワイヤレス通信デバイスの1つである。例示的な通信デバイス300は、図2のフローチャート200による方法を実装することができ、ときには実際に実装する。
通信デバイス300は、様々な要素(302、304)がデータと情報とを交換する際に経由するバス309を介して結合されたプロセッサ302とメモリ304とを含む。通信デバイス300は、図示するようにプロセッサ302に結合され得る入力モジュール306と、出力モジュール308とをさらに含む。ただし、いくつかの実施形態では、入力モジュール306および出力モジュール308は、プロセッサ302の内部に置かれる。入力モジュール306は、入力信号を受信し得る。入力モジュール306は、入力を受信するワイヤレス受信機および/またはワイヤードもしくは光学入力インターフェースを含んでよく、いくつかの実施形態では実際に含む。出力モジュール308は、出力を送信するワイヤレス送信機および/またはワイヤードもしくは光学出力インターフェースを含んでよく、いくつかの実施形態では実際に含む。
プロセッサ302は、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定し、第1の通信資源から第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストするように構成される。様々な実施形態において、プロセッサ302は、資源変更信号をブロードキャストするように構成されることの一部として、ブロードキャスト資源変更信号を第1の通信資源上で送信するように構成される。このようないくつかの実施形態では、前記資源変更信号は、前記通信デバイスによって前記第1の通信資源上で送信される最後の信号である。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、資源変更信号をブロードキャストするように構成されることの一部として、ブロードキャスト資源変更信号を第2の通信資源上で送信するように構成される。このようないくつかの実施形態では、前記資源変更信号は、前記通信デバイスによって前記第2の通信資源上で送信される最初の信号である。様々な実施形態において、プロセッサ302は、資源変更信号をブロードキャストするように構成されることの一部として、第1の通信資源上で送信し、第2の通信資源上で送信するように構成される。
図4は、図3に示す通信デバイス300内で使うことができ、いくつかの実施形態では実際に使われるモジュールアセンブリ400である。アセンブリ400内のモジュールは、図3のプロセッサ302内にハードウェアで、たとえば、個々の回路として実装すればよい。あるいは、モジュールは、ソフトウェアで実装し、図3に示す通信デバイス300のメモリ304に格納してもよい。図3には、単一プロセッサ、たとえばコンピュータとしての実施形態を示すが、プロセッサ302は、1つまたは複数のプロセッサ、たとえばコンピュータとして実装してもよいことを理解されたい。ソフトウェアで実装される場合、モジュールは、プロセッサによって実行されると、モジュールに対応する機能を実現するようにプロセッサ、たとえばコンピュータ、302を構成するコードを含む。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、モジュールアセンブリ400のモジュールそれぞれを実装するように構成される。モジュールアセンブリ400がメモリ304に格納される実施形態では、メモリ304は、コードを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であり、たとえば、各モジュール用の個々のコードは、少なくとも1つのコンピュータ、たとえばプロセッサ302に、モジュールが対応する機能を実現させる。
完全にハードウェアベースのモジュールも、完全にソフトウェアベースのモジュールも使うことができる。ただし、ソフトウェアとハードウェア(たとえば、実装される回路)モジュールのどの組合せを使っても、機能が実現され得ることを理解されたい。図4に示すモジュールは、図2の方法フローチャート200に示す対応するステップの機能を実施するように、通信デバイス300またはその中の要素、たとえばプロセッサ302を制御し、かつ/または構成することを理解されたい。
モジュールアセンブリ400は、各セットメンバが異なる識別子に対応する通信資源セットを監視するモジュール404と、識別子に関連づけられた各資源に関連した受信電力レベル情報を判定するモジュール406と、判定された受信電力レベル情報に基づいて資源を順序づけるモジュール408と、判定された受信電力レベルに基づいて、たとえば、順序づけに応じて、監視される通信資源セットにある、第1の識別子に対応する第1の通信資源を使うことを選択するモジュール410とを含む。モジュールアセンブリ400は、信号、たとえばピア発見信号を、前記第1の通信資源の第1の部分の上でブロードキャストするモジュール412と、信号、たとえばピア発見信号部分および/または干渉信号を、前記第1の通信資源の第2の部分の上で受信するのを監視するモジュール414と、第1の通信資源に関連した干渉電力レベルを判定するモジュール416と、第1の通信資源を除く通信資源セットを監視するモジュール418と、各資源に関連した受信電力レベル情報を判定するモジュール420と、判定された受取り電力レベル情報に基づいて資源を順序づけるモジュール422とをさらに含む。
モジュールアセンブリ400は、1つまたは複数の資源に関連した判定受取り電力レベル情報に応じて切換え閾値を判定するモジュール424と、前記第2の通信資源の前記第2の部分の上で受信された前記受信信号および判定された切換え閾値に基づいて、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えるかどうか決定するモジュール428とをさらに含む。モジュール428は、第1の識別子に対応する第1の通信資源から切り換えないと決定するモジュール430と、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定するモジュール432とを含む。いくつかの実施形態では、モジュール424は、モジュール416からの判定干渉電力レベルと、モジュール420からの判定受信電力レベル情報の両方に応じて切換え閾値を判定する。
モジュールアセンブリ400は、判定された受信電力レベルに基づいて、たとえば、資源順序づけ情報に応じて、資源セットから、第2の識別子に関連づけられた第2の通信資源を選択するモジュール436と、第1の通信資源の使用から、第2の通信資源の使用への変更を示す資源変更信号をブロードキャストするモジュール438と、信号、たとえばピア発見信号を、第2の通信資源の一部分の上でブロードキャストするモジュール444とをさらに含む。モジュール438は、ブロードキャスト変更信号を第1の通信資源上で送信するモジュール440と、ブロードキャスト変更信号を第2の通信資源上で送信するモジュール442の1つまたは複数を含む。
図5は、いくつかの実施形態において使われる例示的な反復ピアツーピアタイミング構造を示す図である。プロット500は、周波数、たとえば直交周波数分割多重(OFDM)トーンを表す垂直軸502と、時間、たとえばOFDMシンボル送信時間間隔を表す水平軸504とを含む。図5の例において、タイミング構造のエアリンク資源は、発見資源ブロック(発見資源ブロック1 506、発見資源ブロック2 508、発見資源ブロック3 510、...、発見資源ブロックN512)を含む。
各発見資源ブロック(506、508、510、...、512)は、異なるピア発見識別子に関連づけられた個々のピア発見資源、たとえばセグメントを含む。この例では、M個のピア発見資源識別子があり、各識別子は、ブロック中の個々のピア発見資源、たとえばセグメントに関連づけられ、Mは正の整数である。いくつかの実施形態では、Mは、99より大きい所定の値である。発見資源ブロック1 506は、ピア発見ID1資源514、ピア発見ID2資源516、....、ピア発見ID M資源518を含む。同様に、発見資源ブロック2 508は、ピア発見ID1資源520、ピア発見ID2資源522、....、ピア発見ID M資源524を含む。
この例では、ピア発見ブロックの個々の各ピア発見資源、たとえばピア発見ID M資源518は、連続資源セットである。いくつかの実施形態では、個々のピア発見資源は、非連続部分、たとえば、第1のトーンに関連づけられた第1の部分と、第2のトーンに関連づけられた第2の部分とを含んでよく、ときには実際に含み、ここで第1および第2のトーンは隣接トーンではない。この例では、ある特定のピア発見IDと結びつくピア発見資源は、ピア発見資源ブロックそれぞれの中で、同じ相対的位置に置かれる。たとえば、ピア発見資源ブロック506のピア発見ID1資源514は、一番上の隅、たとえば、高周波数である第1のタイムスロット中にあり、発見資源ブロック2 508のピア発見ID1資源520も、一番上の隅にある。いくつかの実施形態では、ある特定のピア発見識別子に関連づけられた個々の資源の相対的な位置は、たとえば、ピアツーピアワイヤレス通信デバイスにとって既知のホッピングパターンに従って、ある発見資源ブロックから別のブロックに変わってよく、ときには実際に変わる。ある特定のピア発見資源識別子に関連づけられた資源の、ある発見資源ブロックから別のブロックへの相対的位置の変化は、たとえば、特に2つのデバイスが同じピア発見資源上で同時に送信中である可能性がある状況において、受信電力情報および/または干渉情報を判定する際に有利であり得る。
発見資源ブロック中の識別子に関連づけられた個々の各ピア発見資源に対応して、基本送信単位のセットがある。この例では、各セグメントは、8つのOFDMトーンシンボルを含み、トーンシンボルとは、1つのシンボル送信期間の持続期間に対する1つのトーンからなる送信単位である。たとえば、発見資源ブロック506のピア発見ID M資源518は、OFDMトーンシンボル0 526と、OFDMトーンシンボル1 528と、OFDMトーンシンボル2 530と、OFDMトーンシンボル3 532と、OFDMトーンシンボル4 534と、OFDMトーンシンボル5 536と、OFDMトーンシンボル6 538と、OFDMトーンシンボル7 540とを含む。このようないくつかの実施形態では、セグメントのトーンシンボルの1つが、意図的なヌル(null)を搬送する。別の例では、ピア発見資源ブロック中の識別子に関連づけられたピア発見資源は、より多数の基本送信単位、たとえば、40個のOFDMトーンシンボルを含む。いくつかの実施形態では、セグメント中の意図ヌルの数は、1より大きくてよく、たとえば、40個のOFDMトーンシンボルからなるセグメントに対して、5つの意図的なヌルがある。さらに、いくつかの実施形態では、セグメントレベルではなく資源ブロックレベルでヌル化を行うことができる。たとえば、ピア発見シンボルが、発見資源ブロック中で時折ランダムにヌルアウトされる(送信されない)。いくつかの実施形態では、ヌル化は、シンボルレベルではなく資源IDブロックレベルで行うことができる。たとえば、シンボルセットを備えるピア発見信号が、発見資源ブロック中で時折ランダムにヌルアウトされる(送信されない)。
図6は、例示的な発見資源ブロック600の図であり、異なるピア発見資源識別子に関連づけられたブロック600中に9つの個々のピア発見資源セグメントがある。図6は、説明目的で、9つの個々のピア発見資源とともに提示されている。ただし、多くの実装形態では、発見資源ブロックは、異なる識別子に関連づけられたより多数の個々の資源、たとえば、100以上の個々のピア発見資源を含む。例示的な発見資源ブロック600は、ピア発見ID1資源648と、ピア発見ID2資源650と、ピア発見ID3資源652と、ピア発見ID4資源654と、ピア発見ID5資源656と、ピア発見ID6資源658と、ピア発見ID7資源660と、ピア発見ID8資源662と、ピア発見ID9資源664とを含む。
図7〜13は、いくつかの実施形態による様々な特徴および態様を示すのに使われる例示的なワイヤレスピアツーピア通信システムのシーケンスを示す。たとえば、WT A702は、図2のフローチャート200による方法を実装し、かつ/または図3のデバイス300および/もしくは図4のモジュールアセンブリ400に従って実装され得る。
図7は、ピアツーピアタイミング構造を実装し、ピアツーピアシグナリングをサポートする複数のワイヤレス通信デバイス(WT A702、WT B704、WT C706、WT D708、WT E710、WT F712、WT G714、WT H716、WT I718、WT J720、WT K722、WT L724)を含む例示的なピアツーピアワイヤレス通信システムを示す図面700である。タイミング構造は、図6の例示的な発見資源ブロック600の形式による発見資源ブロックを含み得る。
図7の例において、ピアツーピアタイミング構造でのピア発見資源に関連づけられた資源識別子をWT A702が獲得していないことを考慮されたい。ワイヤレス端末(WT B704、WT C706、WT D708、WT E710、WT F712、WT G714、WT H716、WT I718、WT J720、WT K722、WT L724)は、ピア発見資源に関連づけられた資源識別子を獲得済みであり、現在使っていることをさらに考慮されたい。ワイヤレス端末(WT B704、WT C706、WT D708、WT E710、WT F712、WT G714、WT H716、WT I718、WT J720、WT K722、WT L724)は、それぞれ、エアリンク資源(ピア発見ID1資源748、ピア発見ID4資源754、ピア発見ID2資源750、ピア発見ID5資源756、ピア発見ID6資源758、ピア発見ID7資源760、ピア発見ID9資源764、ピア発見ID3資源752、ピア発見ID1資源748、ピア発見ID8資源762、ピア発見ID5資源756)を使って、ピア発見信号(PDB信号726、PDC信号728、PDD信号730、PDE信号732、PDF信号734、PDG信号736、PDH信号738、PDI信号740、PDJ信号742、PDK信号744、PDL信号746)を送信する。ワイヤレス端末A702は、異なる識別子(748、750、752、754、756、758、760、762、764)に対応する通信資源セットを監視し、識別子に関連づけられた各資源に関連した受信電力情報を判定する。たとえば、ワイヤレス端末A702は、総受信電力レベルと、各識別子に対応する最強受信信号電力レベルとを判定する。いくつかの資源上では、複数のワイヤレス端末が、ピア発見信号を同じピア発見エアリンク資源上で送信中である。送信されるピア発見信号の特性、たとえば、擬似ランダムに配置されたヌルを含むのは、受信機が、たとえば、各送信信号に対応する受信電力を別々に測定し、より強い受信信号を識別することを可能にしやすくするためである。たとえば、ピア発見ID1資源748は、WT B704からピア発見信号PDB726を、また、WT J720からPDJ信号742を搬送し、偶然にもWT A702により近いWT B704から、より強い受信信号が発する。
WT A702は、判定された受信電力レベル情報に基づいて、ピア発見エア資源を順序づける。いくつかの実施形態では、WT A702は、総電力レベル情報に対応する、識別子の第1の電力レベル順序づけと、最強受信信号電力レベル情報に対応する、識別子の第2の電力レベル順序づけとを判定する。
WT A702は、判定された受信電力レベル情報に基づいて、たとえば、順序づけ情報に応じて、ピア発見通信資源に関連づけられた識別子を選択する。この例では、ピア発見資源ID3 752上で受信された信号、たとえば、受信されたPDI信号740が、最も低い総受信電力および最も低い最強信号受信電力レベルをもつと判定されることを考慮されたい。デバイスA702は、ID3を獲得し、ID3に関連づけられたピア発見エアリンク資源を使うことを選択する。いくつかの実施形態では、WT A702は、閾値基準を下回る判定受信電力レベル情報に対応する代替物セットの中から選択し、たとえば、ランダムに選択する。したがって、このような実施形態において、WT A702は、最も低い受信電力レベルに対応するIDを必ずしも選択しなくてもよい。
図8において、WT A702は、獲得した識別子、すなわちID3に関連づけられたピア発見エアリンク資源を使って、そのピア発見信号PDA825をブロードキャストする。ワイヤレス端末(WT A702、WT B704、WT C706、WT D708、WT E710、WT F712、WT G714、WT H716、WT I718、WT J720、WT K722、WT L724)は、それぞれ、エアリンク資源(ピア発見ID3資源852、ピア発見ID1資源848、ピア発見ID4資源854、ピア発見ID2資源850、ピア発見ID5資源856、ピア発見ID6資源858、ピア発見ID7資源860、ピア発見ID9資源864、ピア発見ID3資源852、ピア発見ID1資源848、ピア発見ID8資源862、ピア発見ID5資源856)を使って、ピア発見信号(PDA信号825、PDB信号826、PDC信号828、PDD信号830、PDE信号832、PDF信号834、PDG信号836、PDH信号838、PDI信号840、PDJ信号842、PDK信号844、PDL信号846)を送信する。
ヌルでないピア発見信号部分を送信中でないとき、WT A702は、他のデバイスからピア発見資源上で伝達される信号を受信するのを監視する。このようにして、WT A702は、ID3に関連づけられた資源を同時に使っている可能性がある他のデバイスからの干渉を測定し、特徴づけることができる。たとえば、WT A702は、ピア発見ID3エアリンク資源852の8つのOFDMトーンシンボルのうち7つを使って、そのピア発見信号PDA825を送信し、WT A702は、その送信機NULLに関連づけられたセットのOFDMトーンシンボルである、ピア発見ID3エアリンク資源852の8番目のOFDMトーンシンボル上で受信して、別のデバイスからのピア発見信号部分、たとえば部分信号PDI840、および/または意図的な干渉信号を検出する。
いくつかの実施形態では、意図的な干渉信号は、たとえば、第3のデバイスによって、WT A702に、ID3に関連づけられた資源を空き状態にする(vacate)意図をもって送信される場合がある。この意図的な干渉信号は、妨害信号と呼ばれ得る。妨害信号は、同じ資源上で送信中であるとともに相互の間に低品質チャネルを有する2つのデバイスが、偶然にも両方の送信デバイスにとって良好なチャネル条件をもつ第3のノードに対して、容認できないほどの干渉を同時送信が引き起こしていることに気づいていない隠れノード状況(hidden node situation)において有用である。
WT A702は、現在保持している識別子以外の識別子に関連づけられた資源に対応する受信電力レベル情報も測定する。WT A702は、各識別子に関連づけられた総受取り電力レベル情報と、可能な場合は、判定された最強受信信号電力レベル情報とを判定する。WT A702は、判定された受取り電力レベル情報に基づいて、識別子および関連資源を順序づける。
WT A702は、1つまたは複数の資源に関連づけられた判定電力レベル情報に応じて切換え閾値を判定する。いくつかの実施形態では、WT A702は、使っていない識別子に関連づけられた1つまたは複数の資源に関連づけられた判定電力レベル情報と、WT A自体が現在保持している識別子に関連づけられた判定干渉情報との関数として、切換え閾値を判定する。WT A702は、ID3に関連づけられた資源から、別のIDに関連づけられた資源に切り換えるかどうかを、ピア発見ID3資源852上でのその送信ヌル中に受信された受信信号と、判定された切換え閾値とに基づいて決定する。この例では、この時点で、WT A702は、ID3から切り換えないと決定するので、WT A702は、そのピア発見信号を、ID3に関連づけられたピア発見資源上でブロードキャストし続けることになる。
図9において、WT I718は、その位置を、破線矢印901で示すように変えており、WT K722は、その位置を、破線矢印903で示すように変えていることを観察することができる。ワイヤレス端末(WT A702、WT B704、WT C706、WT D708、WT E710、WT F712、WT G714、WT H716、WT I718、WT J720、WT K722、WT L724)は、それぞれ、エアリンク資源(ピア発見ID3資源952、ピア発見ID1資源948、ピア発見ID4資源954、ピア発見ID2資源950、ピア発見ID5資源956、ピア発見ID6資源958、ピア発見ID7資源960、ピア発見ID9資源964、ピア発見ID3資源952、ピア発見ID1資源948、ピア発見ID8資源962、ピア発見ID5資源956)を使って、ピア発見信号(PDA信号925、PDB信号926、PDC信号928、PDD信号930、PDE信号932、PDF信号934、PDG信号936、PDH信号938、PDI信号940、PDJ信号942、PDK信号944、PDL信号946)を送信する。
WT A702は、送信中でないときは、図8を参照して記載したのと同様にして監視を行う。WT A702は、受信電力レベル情報と干渉情報とを判定し、新たな切換え閾値を算出し、新しい識別子に切り換えるかどうかに関して別の決定を行う。この例では、この時点で、WT A702は、ID3から切り換えないと決定するので、WT A702は、そのピア発見信号を、ID3に関連づけられたピア発見資源上でブロードキャストし続けることになる。
図10において、WT I718は、その位置を、破線矢印1001で示すように再度変えており、WT K722は、その位置を、破線矢印1003で示すように再度変えていることを観察することができる。ワイヤレス端末(WT A702、WT B704、WT C706、WT D708、WT E710、WT F712、WT G714、WT H716、WT I718、WT J720、WT K722、WT L724)は、それぞれ、エアリンク資源(ピア発見ID3資源1052、ピア発見ID1資源1048、ピア発見ID4資源1054、ピア発見ID2資源1050、ピア発見ID5資源1056、ピア発見ID6資源1058、ピア発見ID7資源1060、ピア発見ID9資源1064、ピア発見ID3資源1052、ピア発見ID1資源1048、ピア発見ID8資源1062、ピア発見ID5資源1056)を使って、ピア発見信号(PDA信号1025、PDB信号1026、PDC信号1028、PDD信号1030、PDE信号1032、PDF信号1034、PDG信号1036、PDH信号1038、PDI信号1040、PDJ信号1042、PDK信号1044、PDL信号1046)を送信する。
WT A702は、送信中でないときは、図8を参照して記載したのと同様にして監視を行う。WT A702は、受信電力レベル情報と干渉情報とを判定し、新たな切換え閾値を算出し、新しい識別子に切り換えるかどうかに関して別の決定を行う。この例では、この時点で、WT A702は、ID3から新しい識別子に切り換えると決定する。WT A702は、判定された受信電力レベル情報に基づいて、ID8を選択する。この時点で、ピア発見ID8資源1062上で伝達される、WT K722からの受信ピア発見信号は、最も低い総受取り電力レベルおよび最も低い最強信号受信電力レベルに対応する。WT A702は、ID3に関連づけられたピア発見資源の使用から、ID8に関連づけられたピア発見資源に変更することを伝達するための資源変更信号を生成する。
いくつかの実施形態では、WT A702は、閾値基準を下回る判定受信電力レベル情報に対応する代替物セットの中から選択を行い、たとえば、ランダムに選択を行う。したがって、このような実施形態では、WT A702は、最も低い受信電力レベルに対応するIDを必ずしも選択しなくてよい。
図11は、ID3に関連づけられた通信資源の使用から、ID8に関連づけられた通信資源への変更を示す資源変更信号1125を、WT A702がピア発見ID3エアリンク資源1152上でブロードキャストすることを示す。これは、新しい識別子ID8に関連づけられた資源に切り換える前の、ID3に関連づけられた資源上での、WT A702による最後の送信である。ワイヤレス端末(WT B704、WT C706、WT D708、WT E710、WT F712、WT G714、WT H716、WT I718、WT J720、WT K722、WT L724)は、それぞれ、エアリンク資源(ピア発見ID1資源1148、ピア発見ID4資源1154、ピア発見ID2資源1150、ピア発見ID5資源1156、ピア発見ID6資源1158、ピア発見ID7資源1160、ピア発見ID9資源1164、ピア発見ID3資源1152、ピア発見ID1資源1148、ピア発見ID8資源1162、ピア発見ID5資源1156)を使って、ピア発見信号(PDB信号1126、PDC信号1128、PDD信号1130、PDE信号1132、PDF信号1134、PDG信号1136、PDH信号1138、PDI信号1140、PDJ信号1142、PDK信号1144、PDL信号1146)を送信する。
図12は、ID3に関連づけられた通信資源の使用から、ID8に関連づけられた通信資源への変更を示す資源変更信号1225を、WT A702がピア発見ID8エアリンク資源1262上でブロードキャストすることを示す。これは、新しい識別子ID8に関連づけられた資源に切り換えてから、ID8に関連づけられた資源上での、WT A702による最初の送信である。ワイヤレス端末(WT B704、WT C706、WT D708、WT E710、WT F712、WT G714、WT H716、WT I718、WT J720、WT K722、WT L724)は、それぞれ、エアリンク資源(ピア発見ID1資源1248、ピア発見ID4資源1254、ピア発見ID2資源1250、ピア発見ID5資源1256、ピア発見ID6資源1258、ピア発見ID7資源1260、ピア発見ID9資源1264、ピア発見ID3資源1252、ピア発見ID1資源1248、ピア発見ID8資源1262、ピア発見ID5資源1256)を使って、ピア発見信号(PDB信号1226、PDC信号1228、PDD信号1230、PDE信号1232、PDF信号1234、PDG信号1236、PDH信号1238、PDI信号1240、PDJ信号1242、PDK信号1244、PDL信号1246)を送信する。
図13は、WT A702がその後、ピア発見信号PDA1325をピア発見ID8エアリンク資源1362上でブロードキャストすることを示す。ワイヤレス端末(WT A702、WT B704、WT C706、WT D708、WT E710、WT F712、WT G714、WT H716、WT I718、WT J720、WT K722、WT L724)は、それぞれ、エアリンク資源(ピア発見ID8資源1362、ピア発見ID1資源1348、ピア発見ID4資源1354、ピア発見ID2資源1350、ピア発見ID5資源1356、ピア発見ID6資源1358、ピア発見ID7資源1360、ピア発見ID9資源1364、ピア発見ID3資源1352、ピア発見ID1資源1348、ピア発見ID8資源1362、ピア発見ID5資源1356)を使って、ピア発見信号(PDA1325、PDB信号1326、PDC信号1328、PDD信号1330、PDE信号1332、PDF信号1334、PDG信号1336、PDH信号1338、PDI信号1340、PDJ信号1342、PDK信号1344、PDL信号1346)を送信する。
図14は、2つのデバイスから同じピア発見資源上で送信される例示的なピア発見信号を示す図面1400である。例示的なピア発見資源は、ピア発見ID3資源1401である。図面1451は、ピア発見ID3資源1401が、8つのOFDMトーンシンボル(1402、1404、1406、1408、1410、1412、1414、1416)を含み、デバイスI718からのピア発見信号を搬送中であることを示す。デバイスI718は、ピア発見ID3資源1401を使って、ピア発見信号を送信中である。デバイスI718から送信されるピア発見信号は、それぞれ、トーンシンボル(1402、1404、1406、1408、1410、1412、1414、1416)上に変調シンボル(SPDI01452、SPDI1=ヌル1454、SPDI21456、SPDI31458、SPDI41460、SPDI51462、SPDI61464、SPDI71466)を含む。図面1471は、8つのOFDMトーンシンボル(1402、1404、1406、1408、1410、1412、1414、1416)を含むピア発見ID3資源1401が、デバイスA702からのピア発見信号も搬送中であることを示す。デバイスA702は、ピア発見ID3資源1401を使ってピア発見信号を送信中である。デバイスA702から送信されるピア発見信号は、それぞれ、トーンシンボル(1402、1404、1406、1408、1410、1412、1414、1416)上に変調シンボル(SPDA01472、SPDA11474、SPDA21476、SPDA31478、SPDA41480、SPDA5=NULL1482、SPDA61484、SPDA71486)を含む。
いくつかの実施形態の特徴によると、送信されるピア発見信号は、ピア発見資源1401の少なくとも1つのOFDMトーンシンボル上に、意図的なNULLを含む。いくつかの実施形態では、送信デバイスの場合、どの資源にNULLを置くかに関する決定は、擬似ランダム選択実装に基づく。したがって、共有ピア発見資源1401を使用中である2つのデバイスが、資源の異なるOFDMトーンシンボルにNULLを置いている可能性がある。
デバイスI718に関しては、その意図的なNULL、たとえば、OFDMトーンシンボル1404の時間の間に、デバイスI718は、他のデバイスから送信される信号、たとえば、他のピア発見信号および意図的な干渉信号を受信し監視することができる。デバイスA702に関しては、その意図的なNULL、たとえば、OFDMトーンシンボル1412の時間の間に、デバイスA702は、他のデバイスから送信される信号、たとえば、他のピア発見信号および意図的な干渉信号を受信し監視することができる。
ピア発見ID3資源1401は、たとえば、図8のピア発見ID3資源852であり、信号部分(1452、1454、1456、1458、1460、1462、1464、1466)の合成によって表されるピア発見信号は、たとえば、図8のピア発見PDI840信号であり、信号部分(1472、1474、1476、1478、1480、1482、1484、1486)の合成によって表されるピア発見信号は、たとえば、図8のピア発見PDA825信号である。あるいは、ピア発見ID3資源1401は、たとえば、図9のピア発見ID3資源952であり、信号部分(1452、1454、1456、1458、1460、1462、1464、1466)の合成によって表されるピア発見信号は、たとえば、図9おピア発見PDI940信号であり、信号部分(1472、1474、1476、1478、1480、1482、1484、1486)の合成によって表されるピア発見信号は、たとえば、図9のピア発見PDA925信号である。あるいは、ピア発見ID3資源1401は、たとえば、図10のピア発見ID3資源1052であり、信号部分(1452、1454、1456、1458、1460、1462、1464、1466)の合成によって表されるピア発見信号は、たとえば、図10のピア発見PDI1040信号であり、信号部分(1472、1474、1476、1478、1480、1482、1484、1486)の合成によって表されるピア発見信号は、たとえば、図10のピア発見PDA1025信号である。
図15は、2つのデバイスから同じピア発見資源上で送信される例示的なピア発見信号を示す図面1500である。例示的なピア発見資源は、ピア発見ID5資源1501である。図面1551は、ピア発見ID5資源1501が8つのOFDMトーンシンボル(1502、1504、1506、1508、1510、1512、1514、1516)を含み、デバイスE710からのピア発見信号を搬送中であることを示す。デバイスE710は、ピア発見ID5資源1501を使ってピア発見信号を送信中である。デバイスE710から送信されるピア発見信号は、それぞれ、トーンシンボル(1502、1504、1506、1508、1510、1512、1514、1516)上に変調シンボル(SPDE01552、SPDE11554、SPDE2=ヌル1556、SPDE31558、SPDE41560、SPDE51562、SPDE61564、SPDE71566)を含む。図面1571は、8つのOFDMトーンシンボル(1502、1504、1506、1508、1510、1512、1514、1516)を含むピア発見ID5資源1501が、デバイスL724からのピア発見信号も搬送中であることを示す。デバイスL724は、ピア発見ID5資源1501を使ってピア発見信号を送信中である。デバイスL724から送信されるピア発見信号は、それぞれ、トーンシンボル(1502、1504、1506、1508、1510、1512、1514、1516)上に変調シンボル(SPDL01572、SPDL11574、SPDL21576、SPDL31578、SPDL41580、SPDL51582、SPDL6=NULL1584、SPDL71586)を含む。
いくつかの実施形態の特徴によると、送信されるピア発見信号は、ピア発見資源1501の少なくとも1つのOFDMトーンシンボル上に意図的なNULLを含む。いくつかの実施形態では、送信デバイスの場合、どの資源にNULLを配置するかに関する決定は、擬似ランダム選択実装に基づく。したがって、共有ピア発見資源1501を使っている2つのデバイスが、資源の異なるOFDMトーンシンボル上にNULLを配置することになる可能性がある。
ピア発見ID資源5 1501を監視中であるワイヤレス端末A702に関しては、異なる2つの送信信号に対する異なるOFDMトーンシンボル上への意図的なヌルの配置により、WT A702は、受信信号を分離し、より強い受信信号に対応する受信信号電力レベルを判定することができる。ピア発見ID5資源1501は、たとえば、図7のピア発見ID5資源756であり、信号部分(1552、1554、1556、1558、1560、1562、1564、1566)の合成によって表されるピア発見信号は、たとえば、図7のピア発見PDE732信号であり、信号部分(1572、1574、1576、1578、1580、1582、1584、1586)の合成によって表されるピア発見信号は、たとえば、図7のピア発見PDL746信号である。いくつかの実施形態では、ヌル化は、セグメントレベルではなく資源ブロックレベルで行うことができる。たとえば、ピア発見シンボルが、発見資源ブロック中で時折ランダムにヌルアウトされる(送信されない)。いくつかの実施形態では、ヌル化は、シンボルレベルではなく資源IDブロックレベルで行うことができる。たとえば、シンボルセットを備えるピア発見信号が、発見資源ブロック中で時折ランダムにヌルアウトされる(送信されない)。
図16は、いくつかの実施形態による、受信電力測定値に基づいて判定され、格納され、資源選択および/または資源切換え判定に使われる例示的な資源情報を示す図面である。テーブル1600は、追跡されている最中の様々なピア発見ID資源に対応する電力情報のテーブルである。行1620は、様々なピア発見識別子(ID1、ID2、...、ID9)を列挙する。各列(1602、1604、1606、1608、1610、1612、1614、1616、1618)は、それぞれ、異なるピア発見識別子(ID1、ID2、ID3、ID4、ID5、ID6、ID7、ID8、ID9)に対応する。行1622は、各識別子(PT ID1、PT ID2、...、PT ID9)に対応する総受信電力レベル情報を列挙する。行1624は、各識別子(PS 1DI、PS ID2、...、PT ID9)に対応する最強受信信号電力レベル情報を列挙する。テーブル中の電力レベル情報は、図7の状況でのWT Aの監視に対応することを考慮されたい。このような状況において、PSID1は、信号PDB726の、WT A702での受信電力レベルに対応し、PSID5は、信号PDE732の、WT A702での受信電力レベルに対応する。
テーブル1650は、受信電力情報に基づいて、判定された資源順序づけ情報を識別する。テーブル1650は、受信された総電力レベル情報、最強受信信号電力情報、または両方の入力の何らかの関数に基づき得る。いくつかの実施形態では、ワイヤレス端末は、総受信電力情報に基づく第1の順序づけと、最強受信信号電力情報に基づく第2の順序づけとを実施する。行1652は、左に最大電力レベルを、右に最小電力レベルを提示する。行1654は、ピア発見資源に関連づけられた各識別子が、テーブル1600からの測定値情報に基づく順序づけにどこで適合するかを識別する。行1654の例示的な順序づけは、図7のWT Aによる監視に対応するWT A702によって観察される条件を表し得る。
ピア発見送信機シグナリングに使われるべき資源の選択、たとえば、ID3に対応する資源の選択に続いて、WT A702は、受信電力レベル測定値に基づいて、資源を監視し、追跡し、順序づけ続ける。さらに、WT A702は、WT Aが選択した資源の観察される干渉レベル、たとえば、ID3ピア発見資源における干渉レベルを、そのピア発見信号の意図的な送信機ヌル中に取得された電力測定値に基づいて追跡する。現在保持している識別子から新しい識別子に切り換えるかどうか決定する際に使われる切換え閾値は、いくつかの実施形態では、判定された電力情報に応じて、たとえば、電力測定値に基づく順序づけ情報に応じて変動する。順序づけの1つの目的は、送信用に、どのピア発見資源が受諾可能なものであるか判定することである。いくつかの実施形態では、資源の順序づけは、概算でよい。資源の概算順序づけにより、計算が軽減され得る。いくつかの実施形態では、資源の順序づけは、観察された電力の分類の形でほぼ達成される。
様々な実施形態の技法は、ソフトウェア、ハードウェアおよび/またはソフトウェアとハードウェアの組合せを使って実装してよい。いくつかの実施形態では、モジュールは、物理モジュールとして実装される。このようないくつかの実施形態では、個々の物理モジュールは、ハードウェアで、たとえば回路として実装され、またはハードウェア、たとえば回路を、何らかソフトウェアとともに含む。他の実施形態では、モジュールは、メモリに格納されるとともにプロセッサ、たとえば汎用コンピュータによって実行されるソフトウェアモジュールとして実装される。様々な実施形態が、装置、たとえば、静止ワイヤレスノード、セル電話が一例に過ぎないモバイルアクセス端末などのモバイルノード、1つもしくは複数の接続ポイントを含む基地局などのアクセスポイント、サーバ、および/または通信システムを対象とする。様々な実施形態は、方法、たとえば、モバイルおよび/もしくは静止ノード、基地局などのアクセスポイント、サーバノードならびに/または通信システム、たとえばホストを含むワイヤレス通信デバイスを制御し、かつ/または操作する方法も対象とする。様々な実施形態は、方法の1つまたは複数のステップを実装するようにマシンを制御するマシン可読命令を含むマシン、たとえばコンピュータが可読な媒体、たとえば、ROM、RAM、CD、ハードディスクなども対象とする。
開示したプロセスにおけるステップの具体的な順序または階層は、例示的な手法の例であることが理解されよう。設計上の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの具体的な順序または階層は、並べ替えてよく、本開示の範囲内のままであることが理解されよう。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を代表的順序で提示しており、提示する具体的な順序または階層に限定されることは意図していない。
様々な実施形態において、本明細書に記載したノードは、1つまたは複数の方法に対応するステップ、たとえば、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定すること、および第1の通信資源から第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストすることを実施するための1つまたは複数のモジュールを使って実装される。
したがって、いくつかの実施形態では、様々な特徴は、モジュールを使って実装される。このようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアの組合せを使って実装してよい。上述した方法または方法ステップの多くは、上述した方法の全部または部分を、たとえば、1つまたは複数のノードで実装するための追加ハードウェアありまたはなしで、マシン、たとえば汎用コンピュータを制御するための、たとえば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスクなど、メモリデバイスなどのマシン可読媒体に含まれる、ソフトウェアなどのマシン実行可能命令を使って実装してよい。したがって、とりわけ、様々な実施形態は、マシン、たとえばプロセッサおよび関連ハードウェアに、上で記載した方法(複数可)のステップの1つまたは複数を実施させるマシン実行可能命令を含むマシン可読媒体を対象とする。いくつかの実施形態は、本発明の1つまたは複数の方法のステップの1つ、複数またはすべてを実装するように構成されたプロセッサを含むデバイス、たとえば通信デバイスを対象とする。
いくつかの実施形態は、1つのコンピュータ、または複数のコンピュータに、様々な機能、ステップ、作用および/または操作、たとえば上述した1つまたは複数のステップを実装させるコードを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を対象とする。実施形態に依存して、コンピュータプログラム製品は、各ステップが実施されるための異なるコードを含んでよく、ときには実際に含む。したがって、コンピュータプログラム製品は、方法、たとえば、通信デバイスまたはノードを制御する方法の個々の各ステップのためのコードを含んでよく、ときには実際に含む。コードは、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読出し専用メモリ)や他のタイプの記憶デバイスなどのコンピュータ可読媒体に格納された、マシン、たとえばコンピュータが実行可能な命令の形でよい。コンピュータプログラム製品を対象とするのに加え、いくつかの実施形態は、上述した1つまたは複数の方法の様々な機能、ステップ、作用および/または操作の1つまたは複数を実装するように構成されたプロセッサを対象とする。したがって、いくつかの実施形態は、本明細書に記載した方法のステップの一部または全部を実装するように構成されたプロセッサ、たとえばCPUを対象とする。プロセッサは、たとえば、本出願において記載した通信デバイスまたは他のデバイスで使用するためのものでよい。
いくつかの実施形態では、ワイヤレス端末など、1つまたは複数のデバイス、たとえば通信デバイスの、1つのプロセッサまたは複数のプロセッサ、たとえばCPUは、通信デバイスによって実施されるものとして記載した方法のステップを実施するように構成される。したがって、一部だがすべてではない実施形態は、プロセッサが含まれるデバイスによって実施される、記載した様々な方法のステップそれぞれに対応するモジュールを含むプロセッサを有するデバイス、たとえば通信デバイスを対象とする。一部だがすべてではない実施形態において、デバイス、たとえば通信デバイスは、プロセッサが含まれるデバイスによって実施される、記載した様々な方法のステップそれぞれに対応するモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアを使って実装してよい。
様々な特徴を、OFDMシステムというコンテキストで記載したが、様々な実施形態の方法および装置の少なくともいくつかは、多くの非OFDMおよび/または非セルラーシステムを含む広範な通信システムに適用可能である。
上記記述を鑑み、上述した様々な実施形態の方法および装置に対する多数の追加変形が、当業者には明らかであろう。このような変形形態は、本範囲内であると見なされるべきである。方法および装置は、CDMA、直交周波数分割多重(OFDM)、GSM(登録商標)および/またはモバイルノードとワイヤレス通信など、アクセスポイントとワイヤレス通信デバイスとの間でワイヤレス通信リンク、たとえば、WANワイヤレス通信リンクを提供するのに用いられ得る他の様々なタイプの通信技法とともに使われてよく、様々な実施形態では実際に使われる。方法および装置は、CDMA、直交周波数分割多重(OFDM)、GSMおよび/またはピアツーピアインターフェースを含む、ワイヤレス通信デバイスの間でワイヤレス通信リンク、たとえば、ダイレクトピアツーピアワイヤレス通信リンクを提供するのに用いられ得る他の様々なタイプの通信技法とともに使われてよく、様々な実施形態では実際に使われる。いくつかの実施形態では、ワイドエリアネットワークインターフェースとピアツーピアネットワークインターフェースの両方を含むワイヤレス通信デバイスは、異なるインターフェースには異なる通信技法を、たとえば、WANインターフェースにはCDMAおよびGSMベースの技法の1つを、ピアツーピアインターフェースにはOFDMベースの技法を用いる。いくつかの実施形態では、アクセスポイントは、CDMA、GSMおよび/またはOFDMを使ってモバイルノードとの通信リンクを確立する基地局として実装される。様々な実施形態において、モバイルノードは、ノート型コンピュータ、個人情報端末(PDA)、または本方法を実装する受信機/送信機回路ならびに論理および/もしくはルーチンを含む他の可搬型デバイスとして実装される。
上記記述を鑑み、上述した様々な実施形態の方法および装置に対する多数の追加変形が、当業者には明らかであろう。このような変形形態は、本範囲内であると見なされるべきである。方法および装置は、CDMA、直交周波数分割多重(OFDM)、GSM(登録商標)および/またはモバイルノードとワイヤレス通信など、アクセスポイントとワイヤレス通信デバイスとの間でワイヤレス通信リンク、たとえば、WANワイヤレス通信リンクを提供するのに用いられ得る他の様々なタイプの通信技法とともに使われてよく、様々な実施形態では実際に使われる。方法および装置は、CDMA、直交周波数分割多重(OFDM)、GSMおよび/またはピアツーピアインターフェースを含む、ワイヤレス通信デバイスの間でワイヤレス通信リンク、たとえば、ダイレクトピアツーピアワイヤレス通信リンクを提供するのに用いられ得る他の様々なタイプの通信技法とともに使われてよく、様々な実施形態では実際に使われる。いくつかの実施形態では、ワイドエリアネットワークインターフェースとピアツーピアネットワークインターフェースの両方を含むワイヤレス通信デバイスは、異なるインターフェースには異なる通信技法を、たとえば、WANインターフェースにはCDMAおよびGSMベースの技法の1つを、ピアツーピアインターフェースにはOFDMベースの技法を用いる。いくつかの実施形態では、アクセスポイントは、CDMA、GSMおよび/またはOFDMを使ってモバイルノードとの通信リンクを確立する基地局として実装される。様々な実施形態において、モバイルノードは、ノート型コンピュータ、個人情報端末(PDA)、または本方法を実装する受信機/送信機回路ならびに論理および/もしくはルーチンを含む他の可搬型デバイスとして実装される。
以下に、本願の出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(1)通信デバイスを操作する方法であって、
第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定することと、
前記第1の通信資源から前記第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストすることとを備える方法。
(2)前記資源変更信号をブロードキャストすることが、前記ブロードキャストされる資源変更信号を前記第1の通信資源上で送信することを含む、(1)に記載の方法。
(3)前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第1の通信資源上で送信される最後の信号である、(2)に記載の方法。
(4)前記資源変更信号をブロードキャストすることが、前記ブロードキャストされる資源変更信号を前記第2の通信資源上で送信することを含む、(1)に記載の方法。
(5)前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第2の通信資源上で送信される最初の信号である、(4)に記載の方法。
(6)前記資源変更信号をブロードキャストすることが、前記ブロードキャストされる資源変更信号を、前記第1および第2の通信資源の両方の上で送信することを含む、(1)に記載の方法。
(7)第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定するための手段と、
前記第1の通信資源から前記第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストするための手段とを備える通信デバイス。
(8)前記資源変更信号をブロードキャストするための前記手段が、前記ブロードキャストされる資源変更信号を、前記第1の通信資源上で送信するための手段を含む、(1)に記載の通信デバイス。
(9)前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第1の通信資源上で送信される最後の信号である、(8)に記載の通信デバイス。
(10)前記資源変更信号をブロードキャストするための前記手段が、前記ブロードキャストされる資源変更信号を、前記第2の通信資源上で送信するための手段を含む、(7)に記載の通信デバイス。
(11)前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第2の通信資源上で送信される最初の信号である、(10)に記載の通信デバイス。
(12)前記資源変更信号をブロードキャストするための前記手段が、前記ブロードキャストされる資源変更信号を、前記第1の通信資源上で送信するための手段と、前記ブロードキャストされる変更信号を前記第2の通信資源上で送信するための手段とを含む、(7)に記載の通信デバイス。
(13)通信デバイスにおいて使用するためのコンピュータプログラム製品であって、
少なくとも1つのコンピュータに、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定させるコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記第1の通信資源から前記第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストさせるコードとを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
(14)前記少なくとも1つのコンピュータに、前記資源変更信号をブロードキャストさせる前記コードが、前記少なくとも1つのコンピュータに、前記ブロードキャストされる資源変更信号を前記第1の通信資源上で送信させるコードを含む、(13)に記載のコンピュータプログラム製品。
(15)第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定し、
前記第1の通信資源から前記第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストするように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える通信デバイス。
(16)前記少なくとも1つのプロセッサが、前記資源変更信号をブロードキャストするように構成されることの一部として、前記ブロードキャストされる資源変更信号を、前記第1の通信資源上で送信するように構成される、(15)に記載の通信デバイス。
(17)前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第1の通信資源上で送信される最後の信号である、請求項16に記載の通信デバイス。
(18)前記少なくとも1つのプロセッサが、前記資源変更信号をブロードキャストするように構成されることの一部として、前記ブロードキャストされる資源変更信号を前記第2の通信資源上で送信するように構成される、(15)に記載の通信デバイス。
(19)前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第2の通信資源上で送信される最初の信号である、(18)に記載の通信デバイス。
(20)前記少なくとも1つのプロセッサが、前記資源変更信号をブロードキャストするように構成されることの一部として、前記第1の通信資源上で送信し、前記第2の通信資源上で送信するように構成される、(15)に記載の通信デバイス。

Claims (20)

  1. 通信デバイスを操作する方法であって、
    第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定することと、
    前記第1の通信資源から前記第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストすることとを備える方法。
  2. 前記資源変更信号をブロードキャストすることが、前記ブロードキャストされる資源変更信号を前記第1の通信資源上で送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第1の通信資源上で送信される最後の信号である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記資源変更信号をブロードキャストすることが、前記ブロードキャストされる資源変更信号を前記第2の通信資源上で送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第2の通信資源上で送信される最初の信号である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記資源変更信号をブロードキャストすることが、前記ブロードキャストされる資源変更信号を、前記第1および第2の通信資源の両方の上で送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定するための手段と、
    前記第1の通信資源から前記第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストするための手段とを備える通信デバイス。
  8. 前記資源変更信号をブロードキャストするための前記手段が、前記ブロードキャストされる資源変更信号を、前記第1の通信資源上で送信するための手段を含む、請求項1に記載の通信デバイス。
  9. 前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第1の通信資源上で送信される最後の信号である、請求項8に記載の通信デバイス。
  10. 前記資源変更信号をブロードキャストするための前記手段が、前記ブロードキャストされる資源変更信号を、前記第2の通信資源上で送信するための手段を含む、請求項7に記載の通信デバイス。
  11. 前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第2の通信資源上で送信される最初の信号である、請求項10に記載の通信デバイス。
  12. 前記資源変更信号をブロードキャストするための前記手段が、前記ブロードキャストされる資源変更信号を、前記第1の通信資源上で送信するための手段と、前記ブロードキャストされる変更信号を前記第2の通信資源上で送信するための手段とを含む、請求項7に記載の通信デバイス。
  13. 通信デバイスにおいて使用するためのコンピュータプログラム製品であって、
    少なくとも1つのコンピュータに、第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定させるコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、前記第1の通信資源から前記第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストさせるコードとを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
  14. 前記少なくとも1つのコンピュータに、前記資源変更信号をブロードキャストさせる前記コードが、前記少なくとも1つのコンピュータに、前記ブロードキャストされる資源変更信号を前記第1の通信資源上で送信させるコードを含む、請求項13に記載のコンピュータプログラム製品。
  15. 第1の識別子に対応する第1の通信資源から、第2の識別子に対応する第2の通信資源に切り換えると決定し、
    前記第1の通信資源から前記第2の通信資源への使用の変更を示す資源変更信号をブロードキャストするように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える通信デバイス。
  16. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記資源変更信号をブロードキャストするように構成されることの一部として、前記ブロードキャストされる資源変更信号を、前記第1の通信資源上で送信するように構成される、請求項15に記載の通信デバイス。
  17. 前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第1の通信資源上で送信される最後の信号である、請求項16に記載の通信デバイス。
  18. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記資源変更信号をブロードキャストするように構成されることの一部として、前記ブロードキャストされる資源変更信号を前記第2の通信資源上で送信するように構成される、請求項15に記載の通信デバイス。
  19. 前記資源変更信号が、前記通信デバイスによって前記第2の通信資源上で送信される最初の信号である、請求項18に記載の通信デバイス。
  20. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記資源変更信号をブロードキャストするように構成されることの一部として、前記第1の通信資源上で送信し、前記第2の通信資源上で送信するように構成される、請求項15に記載の通信デバイス。
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