JP2013507797A - ルーティング情報を交換し、複数のネットワーク領域を横断して接続を構築する方法及び装置 - Google Patents

ルーティング情報を交換し、複数のネットワーク領域を横断して接続を構築する方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013507797A
JP2013507797A JP2012532428A JP2012532428A JP2013507797A JP 2013507797 A JP2013507797 A JP 2013507797A JP 2012532428 A JP2012532428 A JP 2012532428A JP 2012532428 A JP2012532428 A JP 2012532428A JP 2013507797 A JP2013507797 A JP 2013507797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
packet
level port
route
network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012532428A
Other languages
English (en)
Inventor
エム ケイシー,リアム
イアン アラン,デイビッド
ローレンス ブラッグ,ナイジェル
チアバウト,ジェローム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nortel Networks Ltd
Original Assignee
Nortel Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nortel Networks Ltd filed Critical Nortel Networks Ltd
Publication of JP2013507797A publication Critical patent/JP2013507797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4604LAN interconnection over a backbone network, e.g. Internet, Frame Relay
    • H04L12/462LAN interconnection over a bridge based backbone
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4641Virtual LANs, VLANs, e.g. virtual private networks [VPN]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • H04L45/026Details of "hello" or keep-alive messages
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/16Multipoint routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/18Loop-free operations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/66Layer 2 routing, e.g. in Ethernet based MAN's
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • H04L45/04Interdomain routing, e.g. hierarchical routing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

本方法は、マルチキャストパケットが、パケット通信ネットワークにおいて、ユニキャストパケットによってフォローされるのと同一のループフリーなパスをフォローすることを確保する。本通信ネットワークは、少なくとも1つの第1エリアを含み、その第1エリアは、少なくとも1つのエリアボーダーノード(ABN)を通じて第2エリアに相互接続される。各ABNは、各第1エリアに接続される第1レベルポートと、第2エリアに接続される第2レベルポートとを有する。フォワードされる各マルチキャストパケットは、マルチキャストツリーのルートを特定するルートIDを有するヘッダーを含む。データパケットは、ABNで受信される。マルチキャストパケットを、エリアボーダーノードの第2レベルポートで受信することに応答して、マルチキャストパケットのルートIDは、検査され、もしマルチキャストパケットが、第1レベルポートの少なくとも1つを越えてフォワードされるべきなら、パケットが第1レベルポートを越えてフォワードされる前に、異なるルートIDがパケットの中に置き換わる。

Description

本発明は、イーサーネットネットワークに関し、詳しくは、ルーティング情報を交換し、多重ネットワーク領域に渡る接続を構築する方法及び装置に関する。
イーサーネットネットワークアーキテクチャでは、ネットワークに接続されたデバイスは、所定の時間で、共有の通信パスを使用する能力のために競い合う。多重ブリッジ又はノードがネットワークセグメントを相互接続するために使用されるところでは、同一目的地への複数の潜在パスがしばしば存在する。このアーキテクチャの利点は、ブリッジ間にパス冗長性を供給し、追加的なリンクの形式で、容量がネットワークに付加されることを許容することである。しかしながら、ループが形成されるのを回避するためには、トラフィックがネットワーク上に送信される方法を制限するようスパニングツリー(spanning tree)が一般的に使用されてきた。ルートは、フレームを送信し応答を待つことにより、学習されたもので、そして、要求と応答の双方はスパニングツリーをフォローすることになるので、全てでなくても大抵のトラフィックは、スパニングツリーの部分のリンクをたどることになるだろう。これは、しばしば、スパニングツリー上でのリンクの過剰使用につながり、スパニングツリーの部分でないリンクの不使用につながっていた。
イーサーネットネットワークに固有の幾つかの制限を解消するため、イーサーネットネットワーク制御のリンクステートプロトコルは、「Provider Link State Bridging」と題して、2006年10月2日に出願された米国特許出願第11/537775号において開示され、その内容はここに参照して組み込まれる。その出願において詳細に述べられるように、イーサーネットネットワーク制御のリンクステートプロトコルは、「ハロー」メッセージを交換し、ネットワーク上の他のノードの隣接関係を学習し、「リンクステートのアドバタイズメント(広告)」メッセージを送信し、ネットワーク上の各ノードがリンク状態のデータベースを構築することを可能にする。リンクステートのパケットには、アドバタイズされるリンクに関連したメトリック(metric)が含まれる。慣習的には、このメトリックは、距離として解釈される。そして、リンクステートのデータベースが、ネットワークを通る最短パスを計算するために使用されてもよい。各ノードは、転送情報ベース(フォワーディングインフォメーションベース;FIB)を形成し、そのFIBは、ノードによって使用され、フレームが、計算された目的地までの最短パスを越えて転送されるように転送の決定を行う。所定の目的地までの最短パスは常に使用されているので、ネットワークトラフィックは、多数のリンクを横断して送信され、単一スパンニングツリー又は複数のスパンニングツリーさえもがネットワーク上でトラフィックを搬送するために使用されるよりも、多数のノードにとって、より好適なパスをフォローするだろう。
カスタマーのトラフィックがプロバイダーに入るときは、カスタマーのフレームの目的地MACアドレス(C−MAC DA)は、プロバイダーのMACアドレス(B−MAC DA)に分解され、その結果、プロバイダーは、プロバイダーのMACアドレススペースを使用して、プロバイダーのネットワーク上にトラフィックを転送してもよい。加えて、プロバイダーのネットワークのネットワーク要素は、仮想LAN ID(VID)に基づいて、トラフィックを転送するように構成され、そうして、同一の目的地アドレスに指定されるが異なるVIDを有する異なるフレームが、ネットワークを通って異なるパスを超えて転送される。動作中、イーサーネットネットワーク制御のリンクステートプロトコルは、或るVID域を、最短パスフォワーディングと関連づけてもよく、ユニキャストとマルチキャストトラフィックは、VIDを使用して、その範囲から転送され、トラッフィックエンジニアリング(TE)パスが、ネットワークに渡り、最短パス以外のパス上に作り出され、そして、第2のVID域を使用して転送されてもよい。イーサーネットネットワーク制御のリンクステートプロトコルによるトラフィックエンジニアリング(TE)のパスの使用は、「Engineered Paths In A Link State Protocol Controlled Ethernet Network」と題して、2007年4月3日に出願された米国特許出願第11/732,381号に詳細に述べられており、その内容はここに参照して組み込まれる。リンクステートのルーティングプロトコルは、オープンショーテストパスファースト(OSPF)及び、インターミディエートシステムツゥーインターミディエートシステム(IS−IS)を含む。これらのリンクステートネットワークは、リンクステート制御プレーンが必要とされる計算の複雑性に起因して、リコンバージェンス(reconvergence)時間が受容できなくなるポイントまでスケールアップするだけであり、それは、ネットワークサイズに比例して指数関数的に増大する。過去の該ポイントを取得するため、リンクステートプロトコルは、ネットワークをエリアに区分けする。IS−ISとOSPFの両方とも、2レベル階層(two level hierarchy)に閉じ込められる。即ち、サブテンディングレベル1(L1)のスタブエリアを備えた単一のバックボーンエリア(IS−ISのレベル2)である。
プロバイダーリンクステートブリッジング(PLSB)においては、そのPLSBはIS−ISプロトコルをプロバイダーのイーサーネットネットワークのブリッジに適用し、2つ以上の領域を相互連結するブリッジは、エリアボーダーブリッジ(ABB)と呼ばれる。信頼性のため、如何なるL1領域と単一レベル2(L2)領域との間にも、複数のABBが存在するのが望ましい。IPネットワークにおけるIS−ISの操作は、既に公知である。しかし、インターネットプロトコル(IP)とPLSBとの間には著しい違いがあり、その違いは、IPトラフィックがエリア間に向けられる実証済みの方法は、常にPLSBに適用できるとは限らない。例えば、IPは、サブネットに基づくので、パケットをエリアボーダーのルーターにパケットを転送するかどうかのテストは単純である。
IPは、コネクションレスであり、パケットを最も近いエリアボーダールーター(ABR)へ転送し、最も近いABBと同等のIPネットワークが常に動作するだろう。IPは、パスの対称性を必要とせず、パケットは、1つのABBによってエリアをでることができ、その反対パケットは別のABBによって到達する。その一方で、イーサーネットのマルチキャスト及びオペレーショナルな設計に関する原因のため、PLSBでは、2つの終点間のパスは、両方向で同一でなければならない。また、IPのIS−ISとOSPFプロトコルとは、マルチキャストルーティングをサポートしないが、マルチキャストツリーは、PLSBの必須の部分である。イーサーネットには、マルチキャストパケットは、ユニキャストパケットが同じ目的地へ伝送されるのと同じルートをフォローしなければならないことが望ましい(PLSBの設計には必須である)。
現在、IS−ISプロトコルは、リンクがL1エリアとL2エリアの両方にあることを許容するが、PLSBは、次のホップを決める際に、入ってくるパケットが、L1から又はL2から到着すると扱われるべきかを決定するために、ABBの指示を供給しない。また、単一のABBが複数の独立のL1エリアに供されるシナリオを扱うための規定も存在しない。
従って、必要なのは、複数エリアのPLSBネットワークにおいて、パケットをループフリー(loop-free)に転送するためのシステムと方法であって、そのPLSBネットワークでは、L1エリアは、複数のABBによって供されてもよく、単一のABBが複数のエリアを供してもよい。
本発明は、マルチキャストパケットが、パケット通信ネットワーク内で、ユニキャストがフォローするのと同じループフリーなパスをフォローすることを確保する方法、装置、及びシステムを有利に提供する。一般的には、どのようなレベルのエリア(L1)も複数のエリアボーダーブリッジ(ABB)によって供されるパケット通信ネットワークにとっては、単一の転送情報ベース(FIB)は不十分である。本発明は、パケットがL1ポート又はL2ポートに到着するかどうかに応じて、別々の異なるFIBの使用を提供する。
本発明の第一の側面に従って、パケット通信ネットワークにおいて、マルチキャストパケットが、ユニキャストパケットがフォローするパスと同じループフリーなパスをフォローすることを確保する方法を提供する。パケット通信ネットワークは、第1レベルで定義される少なくとも1つの第1エリアを含む。各第1エリアは、リンクの第1セットで相互接続される第1の複数のノードを含む。各第1エリアは、少なくとも1つのエリアボーダーノードを通して、第2レベルで定義される第2エリアと相互接続される。第2エリアは、リンクの第2セットで相互接続される第2の複数のノードを含む。各エリアボーダーノードは、各第1エリアに接続される少なくとも1つの第1レベルポートと、第2エリアに接続される第2レベルポートとを含む。ループフリーなパスに渡ってフォワードされる各マルチキャストパケットは、マルチキャストツリーのルートを特定するルートID(root-id)を有するヘッダーを含む。少なくとも1つのデータパケットが、エリアボーダーノードで受信される。マルチキャストパケットを、エリアボーダーノードの第2レベルポートで受信することに応答して、マルチキャストのルートIDが検査される。マルチキャストパケットが、エリアボーダーノードの第2レベルポートのうちの少なくとも1つで、フォワードされるべきであるなら、少なくとも1つの第1レベルポートを超えてパケットをフォワードする前に、異なるルートIDがパケットの中に置き換えられる。
本発明の別の側面に従って、エリアボーダーノードが、パケット通信ネットワークにおける使用のために提供される。パケット通信ネットワークは、第1レベルで定義される少なくとも1つの第1エリアを含む。各第1エリアは、リンクの第1のセットで相互接続される第1の複数のノードを含む。各第1エリアは、第2レベルで定義される第2エリアと相互接続される。第2エリアは、リンクの第2のセットで相互接続される第2の複数のノードを含む。エリアボーダーノードは、各第1エリアに対応する少なくとも1つの第1レベルポート、第2エリアに対応する第2レベルポート、及び少なくとも1つのプロセッサを含む。第1レベルポートは、データパケットを対応する第1エリアから受信し、その第1エリアに送信するように動作可能である。第2レベルポートは、データパケットを、第2エリアから受信し、その第2エリアに送信するように動作可能である。少なくとも1つのプロセッサは、各第1レベルポート及び第2レベルポートに電気的に接続される。マルチキャストツリーのルートを特定するルートIDを有するヘッダーを含む第2ポートで、マルチキャストパケットを受信することに応答して、少なくとも1つのプロセッサは、マルチキャストパケットのルートIDを検査し、そのマルチキャストパケットが、エリアボーダーノードの第1レベルポートの少なくとも1つに、送られるべきかどうかを決定するように動作可能である。そのマルチキャストパケットが第1レベルポートの少なくとも1つを超えて送られるべきであるならば、プロセッサは、第1レベルポートを越えてパケットを送るのを開始する前に、異なるルートIDをパケットの中に置き換える。
本発明の更に別の側面に従って、パケット通信システムは、第2エリア、少なくとも1つの第1エリア、及び少なくとも1つのエリアボーダーノードを含む。その少なくとも1つの第1エリアは、第2エリアと相互接続される。第2エリアと各第1エリアは、イーサーネットネットワーク制御のリンクステートのプロトコルとして構成され、1セットのリンクによって相互接続される複数のノードを含む。少なくとも1つのエリアボーダーノードは、各第1エリアを第2エリアに相互接続し、2つ以上の独立の第1エリアに供するよう動作可能である。各エリアボーダーノードは、第2レベルポート、少なくとも1つの第1レベルポート、及び少なくとも1つのプロセッサを含む。第2ポートは、第2エリアからデータパケットを受信し、第2エリアへデータパケットを送信するように動作可能である。各第1レベルポートは、対応する第1エリアからデータパケットを受信し、対応する第1エリアへデータパケットを送信するように動作可能である。マルチキャストツリーのルートを特定するルートIDを有するヘッダーを含む第2レベルポートで、マルチキャストパケットを受信することに応答して、プロセッサは、マルチキャストのルートIDを検査し、マルチキャストパケットが、エリアボーダーノードの第1レベルポートのうちの少なくとも1つの上で、送られるべきかどうかを決定するように動作可能である。もし、マルチキャストパケットが第1レベルポートのうち少なくとも1つを越えて送られるべきなら、プロセッサは、第1レベルポートを越えてパケットを送るのを開始する前に、異なるルートIDをパケットの中に置き換える。
本発明の幾つかの側面は、添付の請求項において詳細に指摘される。本発明は、以下の図面の具体例により示され、図面において、似通った参照番号は同様の要素を指し示している。以下の図面は、本発明の様々な実施形態を開示するが、それは例示のみを目的とし、本発明の適用範囲を限定することを意図しない。明瞭にするため、全ての図において全ての構成要素に参照符号を付すことはしない。
図1は、リンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークの例の機能ブロック図を示す。 図2及び図3は、本発明の一実施形態に従った、相互接続されたリンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークの例のセットであって、その機能ブロック図を示す。 図4は、或るABBの機能ブロック図の分解図であり、ネットワークをエリアに区分することと階層的なルーティングとの双方を実行する。この図は、本発明の一実施形態に従って、インタレスト識別子情報のコミュニティがネットワークエリア間にリークするように使用されるプロセスを示し、パスがリンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークエリアの間を行き来する。 図5は、本発明の一実施形態に従った、ネットワーク要素の機能ブロック図であり、そのネットワーク要素は、エリアバウンダリーブリッジ(ABB)として、2つのリンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークエリア間の境界で使用される。 図6は、本発明の一実施形態に従った、ネットワーク要素の機能ブロック図であり、ネットワークの細分化を可能とする再帰を採用するよう構成される。 図7は、本発明の原理に従った、2つのレベルのプロバイダーリンクステートブリッジング(「PLSB」)ネットワークの機能ブロック図であり、マルチホーム構成のABBを有する。
IEEE規格802.1ah―2008のプロバイダーバックボーンブリッッジは、「MAC in MAC」として非公式に知られる新たなイーサネットヘッダーを定義することにより、カスタマーとプロバイダーのイーサーネットアドレッシングの完全な分離を提供し、プロバイダーネットワークに多数のカスタマーサービスインスタンス、例えばトランスペアレントLANサービスのようなカスタマーインスタンス、を提供することを許容する。プロバイダーのイーサーネットバックボーンネットワークをコントロールするために、802.1ahとともにリンクステートプロトコルを使用することは、ループフリーな最短パスフォワーディングを用いてより効率的なネットワーク容量を供給することで、そのイーサーネットネットワークを、LANスペースからMAN、そしてWANへ拡大することを可能にする。トランスペアレントブリッジングと組み合わされたスパンニングツリープロトコル(STP)アルゴリズムを使用することにより、各ノードで学習したネットワークビューを活用するよりも、リンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークにおいては、メッシュ型ネットワークを形成するブリッジは、リンクステートアドバタイズメントを交換し、各ノードに、ネットワークトポロジーの同期した視野をもたせることができる。これは、リンクステートルーティングのシステムの充分に理解されるメカニズムを通して達成される。ネットワーク内のブリッジは、ネットワークトポロジーの同期した視野をもち、必須のユニキャストとマルチキャストの接続の知識を有し、ネットワーク内のいかなるブリッジのペアの間でも、最短のパス接続を計算することができ、そして、ネットワークの計算されたビューに従って、転送情報ベース(FIB)を個々に生成することができる。
全てのノードが同期したネットワーク視野の役割を計算し、そのFIBを生成したときは、ネットワークは、ピアーブリッジ(peer bridge)のセットから、如何なる所定のブリッジまで、ループフリーなユニキャストツリーをもつだろう(そのピアーブリッジのセットは、どのような理由であれ、そのブリッジとの通信を必要とする)。そして、所定のブリッジから、ブリッジで供されるサービスインスタンスごとのピアーブリッジの同一セット又はサブセットまでの、合同でループフリーな一対多(point-to-multipoint;p2mp)を含む。その結果、所定のブリッジペアーの間のパスは、制約されず、スパニングツリーのルートブリッジをトランジットし、そして、全体の結果として、メッシュの接続幅をより良く活用することができる。本質的には、各ブリッジは、1つ以上のスパニングツリーのルートであり、そのスパニングツリーは、そのブリッジへのユニキャスト接続、およびブリッジからのマルチキャスト接続を定義する。
リンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークは、イーサーネットブリッジ接続と同等のものを供給するが、フラッディング(flooding)と学習によるよりも、ネットワーク要素FIBの設定を通じてこれを実現する。それは、例えば、プロバイダーバックボーンブリッジング、又は、MAC in MACと題されるIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.1ah草案のような新たな標準規格によって使用され得、B―MAC(バックボーンMAC)とBEB適応機能へのわずかな変更を、マルチキャストへのクライアント配信行動をマップするため、フォワーディングするよう構成される。そうして、クライアントイーサーネットは、リンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークによって提供される接続を、変更なく活用することが出来る。トランスペアレントなLANサービスをC−MAC(カスタマーMAC)レイヤー、又は、トランスペアレントなLANサービスを使用する他のネットワークレイヤーを供給するために、MAC設定は、1組の(やや変更された)802.1ahプロバイダーバックボーンブリッジの間の、最短パスのループフリーな接続(ユニキャストとマルチキャストとの両方のため)を構築するように使用される。

図面について類似の参照番号は同様の要素を表し、図1は、リンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワーク10の一部分の例であって、その機能ブロック図を示す。図1で示すように、この例のネットワーク10は、複数のブリッジノード12を含み、それらのノードはリンク14によって相互接続されている。ブリッジノード12は、「ハロー」メッセージを交換して他のノードの近接性を学習し、リンクステートアドバタイズメントを交換して、各ノードが、ネットワークを通じた入口と出口の間の最短パスを計算するために使用されるリンクステートデータベースを構築することを可能にする。例示のリンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークに関連する追加的な詳細は、「Provider Link State Bridging」と題して2006年10月2日に出願された米国特許出願第11/537,775号で述べられ、その内容は、本出願に参照して組み込まれる。
リンクステートルーティングプロトコルの2つの例は、オープンショーテストパスファースト(OSPF)とインターミディエートシステムトゥーインターミディエートシステム(IS−IS)とを含むが、他のリンクステートルーティングプロトコルが同様に使用されてもよい。例えば、IS−ISは、ISO10589、及びIETF RFC1195で説明され、各々の内容はここに参照して組み込まれる。現在各種のプロトコルが存在するが、本発明は、規格の最新版に基づいた実施に限定されず、本発明は、規格が発展するときはその将来のバージョンに機能するように適応されてもよい。同様に、本発明は、所定のプロトコルの1つとの関連で動作する実施に限定されず、他のプロトコルも同じくルーティング情報を交換するために使用されてもよい。
最短パスのユニキャストフォワーディングステートをインストールすることに加えて、ノードは、ネットワーク上のマルチキャストツリーのためのフォワーディングステートをインストールしてもよい。リンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークにおいてマルチキャストを実施する方法の例は、「Multicast Implementation in a Link State Protocol」と題して2007年2月5日に出願された米国特許出願第11/702,263号に詳細に述べられ、その内容は、本出願に参照して組み込まれる。その出願で述べられるように、リンクステートアドバタイズメントは、マルチキャストグループのメンバーシップをアドバタイズし、ネットワーク上にインストールされるマルチキャストグループのフォワーディングステートを発生する。詳しくは、所定のマルチキャストグループのための各ツリールートが、固有の識別子、例えばルートIDに割り当てられてもよく、その識別子は、ネットワーク上でマルチキャストフレームをフォワードするための目的地MACアドレス(DA)として使用されてもよい。ネットワーク上のノードは、もし、それらのノードが偶然、マルチキャストルートから、マルチキャストグループ内でリンクステートを介して「受信インタレスト(関心)」をアドバタイズする目的地ノードの1つへの最短パス上にあるならば、ルート/グループツリーのためのフォワーディングステートをインストールする。図1においては、ノードFでルートを有するマルチキャストツリーが示され、それは、目的地ノード(A,B,C,E及びH)が、Fでメンバーを有する1つ以上のマルチキャストグループに受信インタレストを有する場合である。例えば、ノードDは、ノードFとノードAの間の最短距離にあるので、自分自身をツリーの中にインストールする(そのツリーのフォワーディングステートをインストールする)。
マルチキャストのインタレストは、例えばI−SIDのようなインタレスト識別子のコミュニティに基づいてもよい。ネットワーク上のノードは、それが発信元と目的地との間の最短距離にあって、その両方が、マルチキャストグループに関連するインタレスト識別子のコミュニティのインタレストをアドバタイズしていた場合、マルチキャストグループのフォワーディングステートをインストールする。しかし、フォワーディングステートは、マルチキャスト目的アドレス(DA)及び、そのマルチキャストと関連する仮想LAN ID(VID)に基づく。動作時、内部のノードがフレームを受信すると、DA及びそのフレームに関連するVIDに基づいて、転送情報ベース(FIB)の中で参照を実行し、従って、フレームをフォワードする。上述したように、本発明の実施形態は、インタレスト識別子のコミュニティとしてI−SIDを使用して説明するが、本発明はこの実施形態に限定されず、他の種類のインタレスト識別子のコミュニティが使用されてもよい。
トラフィックエンジニアリング(traffic engineering)を使用し、リンクステートプロトコル制御のイーサーネット上で、最短パスだけを必ずしもフォローしないパスを作り上げてもよい。トラフィックエンジニアリングのフォワーディングステートを異なるVIDを使用して特定することにより、トラフィックエンジアリングパスのフォワーディングステートは、最短パスルーティングプロトコルの実施と関連してインストールされたフォワーディングステートと区別されてもよい。リンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークを通じて、トラフィックエンジニアリングパスを作り上げる方法は、「Engineered Paths In A Link State Protocol Controlled Ethernet Network」と題して2007年4月3日に出願された米国特許出願第11/732381号に詳しく述べられており、その内容は、本出願に参照して組み込まれる。
フレームがネットワーク要素に到着するとき、例えば、カスタマーのネットワーク要素Iがフレームをカスタマーのネットワーク要素Jへ送信するのなら、そのフレームはプロバイダーのネットワーク要素Fで受信されるだろう。ネットワーク要素Fは、プロバイダーのネットワーク上でどのノードが、目的地ノードJのカスタマーMACアドレス(C−MAC)に到着できるかを知っているかを決定するだろう。もし、プロバイダーネットワーク要素Eがカスタマーネットワーク要素Jに到着できることをFが既に知っていたなら、ネットワーク要素Fは、MACヘッダーを追加し、カスタマーフレームのMAC−in―MACカプセル化を実行するだろう。その外側ヘッダーは、ネットワーク上にフォワードされるフレームを発生するため、ネットワーク要素Eの目的地MACアドレスを含むだろう。
同様に、フレームがマルチキャストフレームであるところでは、プロバイダーネットワーク要素Fは、プロバイダーネットワーク上でフレームを送信するために使用されるべきプロバイダーマルチキャストDAを決定するだろう。入口ネットワーク要素Fは、最短パスフォワーディングを使用するか、あるいは、ネットワークを通って利用可能なトラフィックエンジニアリングによって制御されるパスを使用して、プロバイダーネットワークを横断してフレームを送信するだろう。入口ノードは、C−MAC→B−MACの分解を実行し、新たなMACヘッダーを使用して、クライアントフレームのカプセル化を実行する。得られたカプセル化されたフレームは、B−MACアドレッシングスペースを使用して、アドレス指定される。MAC−in―MACカプセル化は周知であり、従って、この種のカプセル化に含まれるプロセスの詳細な説明は、提供されないだろう。
入口ノードFが、どのプロバイダーノードがカスタマーノードJに到達できるかを知らないところでは、その入口ノードは、インタレストのコミュニティ(又はI−SID)に関連するマルチキャストツリーを単純に使用し、パケットを、インタレストのコミュニティにおいて全ての他のバックボーンエッジブリッジ(BEB)へフラッド(flood)するだろう。如何なるJからのその後のメッセージも、外側MACヘッダーにどのプロバイダーDAを使用するかを、Fが知ることを許容する。任意的に、分配されるHASHテーブルは、C−MACとB−MACの相関を保存するように使用されてもよく、その結果、その入口ノードは、クエリーを1つ以上のノードに送信し、アドレス分解リクエストを配信するよりむしろ、その分配されるHASHテーブルを実現する。分配されるHASHテーブルを実現する一方法は、「Distributed Storage of Routing Information in a Link State Protocol Controlled Ethernet Network」と題して2007年3月6に出願された米国特許出願第11/714,508号に詳細に述べられており、その内容は本出願に参照され組み込まれる。
ネットワーク規模が大きくなり、多数のノードがそのネットワークに含まれると、そのネットワークを2つ以上のより小さなエリアに分割するのが望ましい。これは、制御プレーンと関連するネットワークデータベースが2つ以上のインスタンスに分割されることを許容し、詳細なルーティング更新は、その小さいネットワークエリア内に含まれ、1つのエリア内での変更は、近接のエリアを混乱させない。このことは、リンクステートアドバタイズメントの数が減少し、リンクステートデータベースの大きさが減少し、そして、トポグラフィの変化のネットワークの全体の集中速度が増加するので、有利である。しかし、ネットワークを2つ以上のエリアに分割することは、ネットワーク間に渡る接続を構築するのに調整の必要があるので、不利である。
一旦ネットワークがあるサイズを越えると、細分化は、拡張性の問題を解消するために充分でなく、ネットワークを成長し続けるためには、ネットワーク(L2ネットワーク)のコアにおけるステートの量を減少する必要があるかもしれない。これは、ネットワーク(MACinMACinMAC)を制御プレーンとデータプレーンとの両方で階層的に再帰することにより達成することができ、好ましい実施形態では、B−MACレイヤーと更に再帰されたMACレイヤーとの間の結合を構築するため、802.1ahにより知られるMACを再使用することにより達成される。
イーサーネットのフォワーディングパス内のループは、破滅的になることがあり、特に、フォワーディングパスがマルチキャストパスであるなら、そのループが無限パケット複製につながることがあるからである。従って、エリアの相互接続を制約して階層的にすることは、ループフリー確保の問題が単純化されるので、エリアのメッシュ相互接続を許容することに対して、有利である。ルーティングシステムは、そうしたコンセプトを有し、IS−IS内のレベル1/レベル2(L1/L2)の概念の例であり、そこではL1エリアは1つのL2エリアに接続されるだけである。

図2は、通信ネットワーク11の一例を示し、多重リンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークエリア20が、エリアバウンダリーブリッジ(ABB)30を介して相互接続される。詳しくは、図2では、ネットワーク11は、リンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークエリアL1A,L1B及びL1Cの第1セットを含む。その第1セットのリンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークは、例えば、都市域ネットワークでもよいが、本発明は、この特定の例に限定されるものではない。ネットワークL1A,L1B及びL1Cは、他のリンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークL2によって相互接続される。そのL2ネットワークエリアは、例えば、L1ネットワークと相互接続するように構成されたプロバイダー基幹ネットワークでもよい。本発明は、図2に示される特定の例に限定されるものではなく、図2のネットワークは、本発明が実施される例示の環境を示すことを単に意図するものである。IS−ISでは、L1とL2との間の公式のインターフェースが接続上に存在するとして定義され、ノード内にはない。本明細書では、ABBは、少なくとも1つのL1リンクと少なくとも1つのL2リンクへのインターフェースを有するブリッジとして定義される。
カスタマーは、バックボーンエッジブリッジ(BEB)32を介してネットワークに接続する。ネットワーク内では、バックボーンコアブリッジ(BCB)34を介して接続が構築される。図2で示すように、ネットワークL1AにBEB−Aを介して接続するカスタマー40は、BEB−Bを介してネットワークL1−Bに接続するカスタマー42と通信ができることを望んでおり、さらに、BEB−Cを介してネットワークL1−Bに接続するカスタマー44と通信ができることを望んでいると仮定する。この種類の通信を可能とするため、ネットワークエリアL1−A、L2及びL1−Bを介して、AとBとの間のルートを構築することが必要であり、同様に、ネットワークエリアL1−A,L2及びL1−Bを介して、AとCとの間のルートを構築することが必要であろう。
本発明の一実施形態に従って、通信ネットワーク11は、単一のL2エリアを含む。ABBは、複数の独立のL1エリアに供されることがあるが、ABB上の各ポートは、唯一のエリアに専用である。しかし、もし、直接の物理的リンクが、同じエリアに供される2つのABBの間に存在し、L1とL2の両方のトラフィックにそのリンクを使用することが望ましいなら、2つのロジカルポートが多重方式で使用される。各L1エリアはスタブエリアである。即ち、2つのL1エリア間には如何なるABBも存在せず、L2エリアにも接続されない。ループフリーなパスの計算を容易にするため、L1イントラエリアトラフィックは、L2リンクを使用すべきではない。L2ノードは、仮に、L2エリアが別に区分けしたとしても、L1リンクを他のL2ノードへのトランジットとして使用しない。しかし、L2ノードは、L1エリアを通るプロバイダーバックボーントランジット(PBT)パスを使用することができる。つまり、この場合、L2トラフィックは、L1エリアをイーサーネットカプセル化の追加レイヤーと、L1トラフィックのVIDとは異なる最外層のVIDと共にL1エリアを行き来する。様々なエリアから入ってくるトラフィックは、明確な物理的又は論理的ポートに常に到着するため、ABBは、容易に相異なる転送情報ベース(FIB)を保持し使用することができ、各エリアに1つが供される。従って、パケットがL2ポートに到着すると、ABBは、そのL2 FIBを参照し、そのパケットがどのようにフォワードされるべきかを決定する。
マルチエリアソリューションには、考慮されるべき多くの制約がある。(例えば)電話番号と違って、イーサーネットMACアドレスは、或る簡略表記が或るグループを表すように要約することができない(例えば、613エリアコードは、カナダのオタワの全電話番号を指定するエリアコードであるように)。さらに、トラフィックがネットワークを通して両方向で同じパスをフォローできるように、ネットワークエリアは、対称フォワーディングを実現すべきである。
図2の例では、エリアL1−A、L2及びL1−Bは、全てリンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークエリアであって、各々が自分のリンクステートルーティングプロトコルインスタンスを実現している。従って、ルーティング情報は、一般的には、各種のネットワークエリア内に含まれ、限定された又は要約された量のルーティング情報だけがエリア間で交換される。しかし、ここで詳細に述べられるように、ABBは、例えばI−SIDのようなインタレスト識別子のコミュニティと、いくつかの関連BEB情報とが、エリア間でリークするのを許容し、その結果、BEBとI−SIDに共通の関連するルートが1つ以上のエリアを通じて構築されてもよい。より詳しくは、I−SIDのインタレストは、ネットワークバウンダリーを横断してリークするかもしれないので、各ネットワークエリア内にI−SIDのためのルートセグメントが構築されてもよく、そのルートセグメントは集合的にマルチエリアルートを形成する。I−SIDは、ネットワークマネージメントシステムによる干渉なくリークなされるので、エリア相互間のルートは、複数のネットワークエリアの制御プレーンによって、自動的に構築されてもよい。
本発明の一実施形態によれば、2つのネットワーク間のボーダーにあるABBは、他のネットワークに到達できるように、各ネットワークエリアとアドバタイズする。従って、例えば、図2においては、ABB−aとABB−bは、それぞれ、ネットワークエリアL1−AとL2の間のバウンダリーに位置する。従って、これらのABBの各々は、ネットワークエリアL1−Aの範囲内でネットワークエリアL2に到達できる能力をアドバタイズし、ネットワークエリアL2の範囲内でネットワークエリアL1−Aに到達できる能力をアドバタイズするだろう。本発明の一実施形態によれば、ABBは、ネットワークエリアL2を、ネットワークエリアL1の「疑似ノード」(仮想的BEBとしても知られる)としてアドバタイズし、その結果、BCBは、最も近いBEBとABBによってアドバタイズされる仮想的BEBとの間の最短パスのフォワーディングステートをインストールすることにより、どのABBが、最も近いBEBの所定セットのためにトラフィックを扱うべきかを自動的に決定する。このようにして、L1ネットワークは、ABBを自己選択し、BEBのセットを隣接するL2ネットワークエリア内に表す。もし、全てのABBが同じ仮想的BEBとしてネットワークエリアL2をアドバタイズするなら、ネットワークエリアL1のBEBからの最短パスは、その仮想的BEBに最も近いABBを介して自動的にインストールされ、従って、特定のABBに最も近いBEBのセットからの最短パスがインストールされるだろう。
各ABBが、L1内のどのBEBが他のABBよりも近いかを決定することにより、所定のL1に供するABBは、特定のBEBをL2の中に表すため自己診断する。従って、例えば図2では、ABB−aは、BEB−Aに最も近い。従って、Aからのルート、それは、ネットワークエリアL1−Aから外へでることが必要とされ、Aからのルートは、例えばBCB−A´のようなバックボーンコアブリッジ(BCB)を介してインストールされ、ABB−aを通過する。同様に、BEB−Dからのルートは、ABB−dを介してインストールされるだろう。これを行うには多くの方法があるが、最も単純な方法は(L1におけるBEBとBCBに特別の規則を要しない方法)、同等なコストリンクでABBと接続された単一の疑似ノードとして(即ち仮想BEB)、ABBによってL2がL1の中に表されることである。上述したように、L1エリア相互間のトラフィックは、L2リンクを使用すべきではない。L2を表す疑似ノードへの「リンク」のコストは、L1エリアのどのノードペアの間の最短距離のパスが、仮想BEBを含まないほど充分に大きい必要がある。本発明の一実施形態によれば、これはコストメトリック、即ち距離、を「リンク」にとって、L1エリアの直径の半分よりも大きく設定することにより確保される。L1エリアの直径は、L1エリアにおいて、2つのノード間の最大距離である。
どのようにABBがエリア間で情報をリークするかには、所定の規則が存在する。L1内でBEBに最も近いABBは、I−SIDとそのエリアに関連付けられるBED MACアドレスとをアドバタイズする。これは、いかなるI−SIDがマルチエリアインタレストであるかの、演繹的知識なしでよい。ABBは、BEBと他のL1エリアから集められるI−SID情報とをL2からL1の中へリークするのみだろう。そこでは、L1における1つ以上のBEBがI−SIDへのインタレストを既に指示している。従って、L2におけるノードは、制御プレーンにおいて、I−SIDとBEBの完全なマップを有するだろう。L1におけるノードは、それらのBEBとローカルエリアインタレストのI−SIDだけのマップ、そして、純粋にマルチエリアのそれらのマップを有するだろう。
上述のL2において理解されるように、適切なデータプレーン接続は、インタレスト識別子のコミュニティ毎に、即ち、I−SID毎に、ABB間に構築され、L1において関連するBEDを表すように決定するだろう。同様に、L1において、他のL1においてBEBを表すABBは、インタレスト識別子のコミュニティにより特定される同一インタレストのコミュニティの一部であるローカルBEDを含むよう構築される適切な接続を有するだろう。
L1ネットワークエリア上のBEBは、例えばI−SIDのようなインタレスト識別子のコミュニティのインタレストを、リンクステートアドバタイズメント(リンク状態広告)を介して、又は、L1ネットワークエリアにおける他のメッセージを使用して、アドバタイズするだろう。この例では、インタレスト識別子のコミュニティは、I−SIDである。他のインタレスト識別子のコミュニティが同様に使用されてもよい。
ABBは、L1ネットワークエリア上の1つ以上のBEBがI−SIDに関心があることを示すメッセージを受信する。ABBは、L1ネットワークエリア上で学習したI−SIDをL2ネットワークエリアにリークするだろう。そのI−SIDは、最も近いBEBによってアドバタイズされたものである。最も近いBEBのセットによってアドバタイズされるI−SIDをアドバタイズするだけで、L2ネットワークは、どのABBが、BEBへのルート上でトラフィックをフォワードするように使用されるべきかを学習することができる。ABBは、L2ネットワークエリア上の他のABBによってアドバタイズされるI−SIDを聞くだろう。L2ネットワークエリア上でそれぞれ異なるL1に帰属する1つ以上のABBが、同一のI−SIDのインタレストをアドバタイズしたところでは、そのI−SIDはマルチエリアインタレストのものである。1つ以上のL1において、I−SIDの検出は、L2ネットワークがフォワーディングステートを、同じL1ネットワーク上の2つのABB間にインストールしないことを確保する。もし、単一のL1が1つ以上のABBを有するなら、そのL1の内部トポロジーは、1つ以上のABBにI−SIDをL2の中へアドバタイズさせることがあるが、これは、異なるL1がそのI−SIDをアドバタイズする限り、L2においては無視されなければならない。この例では、L2ネットワークにおいてI−SIDをアドバタイズしたABBは、また、I−SIDを帰属するL1ネットワークエリアにアドバタイズし戻すだろう。そして、L1ネットワークエリアにおける接続性は、L1ネットワークエリアのBEBからABBへ構築される。もし、複数のABBがI−SIDをL1にアドバタイズし戻すなら、そのI−SIDのためのABB間の接続は、L1で構築されない。図2の例では、ABB−bとABB−cとの間の接続性はL1−Bにおいて構築されない。

図2で示される例では、BEB−Aが、ネットワークエリアL1−A内で、I−SID−xのインタレストをアドバタイズし、そして、BEB−BとBEB−Cとが、ネットワークエリアL1−Bで、I−SID−xのインタレストをアドバタイズしたことが仮定されるだろう。
ABB−a、ABB−b、ABB−cの全ては、全てのI−SIDへのインタレストを、L2へアドバタイズするだろう。それらのI−SIDは、I−SIDが表すBEBによってアドバタイズされる。
従って、この例では、ABB−aは、MAC―BEB−A/I−SID−xをアドバタイズし、ABB−bは、MAC―BEB−B/I−SID−xをアドバタイズし、ABB−cは、MAC―BEB−C/I−SID−xをアドバタイズするだろう。
ABB−a、ABB−b、ABB−cの全ては、他のABBからアドバタイズメントを受信し、I−SIDがL1−AとL1−Bの両方からアドバタイズされていることを決定することにより、I−SIDがマルチエリアのインタレストのものであることを決定するだろう。
従って、ABB−aは、MAC―BEB−B/I−SID−xとMAC―BEB−C/I−SID−xをネットワークエリアL1−Aの中にアドバタイズし、ABB−bとABB−cは、MAC―BEB−A/I−SID−xをネットワークエリアL1−Bの中にアドバタイズするだろう。
下記で説明するように、これらのL1エリアへのアドバタイズメントは、それらがABBからL1エリアにアドバタイズされるL2疑似ノードに由来するかのように見えるようになされる。
各ABBに、隣接するL1ネットワークエリアから学習される全てのI−SIDを、L2ネットワークエリアにアドバタイズさせることにより、L2上のABBは、どのI−SIDがL1ネットワークエリア間で広がり、そのルートのためだけに、選択的に、L1ネットワークエリアへMAC/I−SID情報をアドバタイズする必要があるかを決定してもよい。
ABBは、インタレストの全てのI−SIDを、L1内のBEBのセットにL1からL2へリークするだろう。L2内のABBは、全てのL1 I−SIDを自分自身の間にアドバタイズするだろう、しかし、同一のI−SIDが既にL1によってアドバタイズされているときは、L2からのI−SIDだけをL1にアドバタイズするだろう。従って、最終的な結果は、L1内では、特定のI−SIDに関心をもつすべてのBEBは、ルーティングシステムによって確立される接続性を有するだろう。もし、I−SIDが他のエリアに存在する場合に限り、ABBはそのI−SIDのインタレストをL1にアドバタイズするだろう(その場合は、エリアからの接続は、ABBを介して確立されるだろう)。L2ネットワークエリアの範囲内では、BCBが、同一のI−SIDのインタレストをアドバタイズした異なるL1エリアのABB間の接続をインストールする。その結果、L2ネットワーク内の接続が構築されてもよい。もし如何なるL1も、I−SIDをL2にアドバタイズする1つ以上のABBを有するなら、そのABB間のI−SIDのための接続は、L2においては構築されない。
ABBは、全てのI−SIDと関連するBEB情報とをL1からL2へアドバタイズする。L1ネットワークエリアからL2ネットワークエリアへアドバタイズされるI−SID情報は、ABB MACアドレス、I−SID、及びそのI−SIDに関するBEB MACアドレスの形式であるだろう。ABBが、I−SIDアドバタイズメントを、L2内の他のABBから受信し、同一のSIDへのインタレストを示すローカルL1からのアドバタイズメントを受信したときは、L2から受信したI−SIDとBEB情報をL1へアドバタイズするだろう。
I−SIDは、ネットワークL2の範囲内でアドバタイズされるだろう。単一のエリアソリューションが動作する方法と同様に、エリアL2範囲内のBCBは、フォワーディングステートをインストールし、同一のI−SIDへのインタレストをアドバタイズする異なるL1エリアに帰属するABB間で、最短パスが作られることを可能にするだろう。それ故、例えば、ABB−a、ABB−b、及びABB−cの全てが、I−SID=xのインタレストをアドバタイズすることが想定される。BCB−1は、共通のI−SIDのインタレストをアドバタイズした2つのABB間で最短パス上にあることを認識し、フォワーディングステートをインストールし、フレームがABB−aからABB−bへフォワードされることを可能にするだろう(逆も同様)。同様に、BCB−2は、フォワーディングステートをインストールし、フレームがABB−aからABB−cへフォワードされることを可能にするだろう(逆も同様)。
ABB−b及びABB−cは、I−SIDを、ネットワークエリアL2からネットワークエリアL1−Bへリークし、それは、まるで、ABB−b及びcの背後に位置する仮想BEBから、アドバタイズされるようである。ネットワークL1−Bの範囲内のBCBは、もしそれらが、I−SIDのインタレストをアドバタイズしたBEBと(I−SIDに関心があるように、ABBがアドバタイズした)仮想BEBとの間の最短パス上にあるのなら、フォワーディングステートをインストールするだろう。ネットワークエリアL2から或るL1へI−SIDをリークする、2つ以上のABBがあるときは、ABBは、アドバタイズメントを、仮想BEBから来ているように見せる。一実施形態では、ABBは、L1エリアへのアドバタイズメントが、常に、仮想BEBによってアドバタイズされているように常に見せるように構成される。他の実施形態では、L1エリアに接続される複数のABBがあるときに、ABBは、I−SIDが所定のL1へリークするために仮想BEBを使用するように構成されるのみである。他の幾つかの実施形態では、或るABBは、I−SIDをL1エリアにアドバタイズするのに必要なのは1つだけであることを決定し(例えば図2のABB−a)、従ってI−SIDのインタレストをそれ自体から来ているようにアドバタイズする。
この点に関して、ABBに、どのBEBが、L1−Bを出るルートと接続して、表されるかを自己診断させることにより、パラレルなパスが、ABB−bとBEB−Bとの間、及び、ABB−cとBEB−Cとの間に作り出されたことに留意されたい。しかし、複数のABBを使用して異なるBEBに到達することは、フォワーディング衝突を発生しないだろう。実際に作り出されているのは、L2を表す仮想BEBへのスパニングツリーであり、必然的に、BEBとABBとの間のルートになり、BEBから最も近いABBへインストールされるだけである。所定のBEBと2つ以上のABBとの間に、同等のコストパスが存在するところでは、ルーティングシステムは、通常のイントラエリアのタイブレイキングのメカニズムを使用して、どのABBが隣接エリアのBEBを表すかを決定する。
I−SIDは、一般的には、マルチキャストの接続と関連する。詳しくは、マルチキャストに関心のあるBEBに、そのマルチキャストに関連するI−SIDのインタレストをアドバタイズさせることにより、所定のマルチキャストが、ネットワーク上に構築される。従って、フォワーディングステートは、上述の米国特許出願第11/702,263で詳細に説明されるように、マルチキャストのためにインストールされる。他のインタレスト識別子コミュニティが、I−SIDに代わって使用されてもよく、本発明は、I−SIDをインタレスト識別子のコミュニティとして使用する実施に限定するものではない。前述したように、エリア間のBEBの知識をリークすることは望ましいが、或るエリア内の変化がどのように他のエリアを混乱させるかを最小化するメカニズムにおいてである。この方法の一つは、BEBをピアー(相手)エリアのABBに、まるでそれらが一緒に配置されたかのように、単に関連付けることである。その結果、ピアーエリアのトポロジー(実際のメトリックスの形で)の知識は、エリア間で共有される必要がない。単に、BEBを最も近いABBに関連づけるように単純化された。この1つの結果は、ABBでルートされる所定のI−SIDのためのマルチキャストツリーは、そのABBの背後にある全てのBEBにとって同一となることである。これは、一般的な目的地マルチキャストアドレスを、ABBをトランジットする所定のI−SIDのマルチキャストフローのために使用することにより、拡張性が増大することを意味する。
ABBは、最も近いBEBのセットにルートされるマルチプルなマルチキャストをL2に表してもよいので、ルーティング情報を隣接エリアL2へリークするときに、マルチキャストを要約してもよい。例えば、ABB−aは、mMAC(ABB,I−SID)を代わりにアドバタイズすることにより、マルチキャストルーティング情報mMAC(BED,I−SID)を要約してもよい。詳しくは、ABBは、所定のI−SIDのためのBEDのDAに、自身のDAを置き換えてもよい。これは、L2とL1との境界で、反復されてもよい。以下に示す。
・L1からL2へいくと、L2におけるマルチキャストツリーであって所定のABBにルートされるものは、該ABBに最も近いL1における全てのBEBに共通である。
・L2から特定のL1へいくと、L1におけるマルチキャストツリーであって所定のABBにルートされるものは、如何なる他のL1にルートするL2における全てのABBに共通である。このツリーは、L1の中へ、所定のABBに最も近いBEBまでだけに広がるだろうことに留意する。
・所定のエリアバウンダリー上のABBは、L1であれL2であれ、該エリアバウンダリー上の別のABBにルートするマルチキャストツリーの葉(リーフ)ではない。
L1−Aネットワークにおけるパス構造の視点からは、BCB−A´は、(ABB―aを介して)BEB−AからL2への最短パス上にあることを決定するだろう。BCB−A´もまた、BEB−AとABB−aとが共通のI−SIDを有することを決定するだろう。従って、BCB−A´は、BED−A/I−SID=xのために、マルチキャストグループアドレスを生成し、インストールする。それは、I−SID−xへのインタレストをアドバタイズしたリモートのBEBのためにユニキャストアドレスをインストールするだろうし(この例では、BEB−B及びBEB−C)、ローカルなBEB−Aのためにユニキャストアドレスをインストールするだろうし、そして、ABB−a/I−SID=xのためにマルチキャストアドレスを生成し、インストールするだろう。

L2ネットワークでは、BCB−1は、それがL2におけるABB−aとABB−bとの間の最短パス上にあり、その両方が1つのI−SID(I−SID=x)を共有することを決定するだろう。BCB−1は、ABB−a/I−SID=xとABB−b/I−SID=xとのためのマルチキャストアドレスを生成し、インストールし、そしてBEB−AとBEB−Bとのためのユニキャストアドレスをインストールする。
L1−Bのような所定のL1ネットワークの範囲内では、複数のABBは、所定のI−SIDのインタレスト又は知識をアドバタイズしてもよい。ネットワークの範囲内で(L1−Bネットワーク)BCBがフォワーディングステートをインストールできるようにするため、ABBは、L2ネットワークを表す仮想BEBとともに、I−SIDをアドバタイズするだろう。これは、BCBに、最も近いABBを通って、関心のあるBEBへ、エリア間に架かるルートのためのフォワーディングステートをインストールすることだけを許容する。これは、また、複数のパスが、所定のBEBと1つ以上のABBとの間にインストールされることを回避する。そのBEBからL2を表す仮想BEBまでの唯一の最短パスがインストールされるからであり、その最短パスは、最も近いABBを通ってそのBEBに自動的に行くだろう。仮に、2つ以上のABBが同一のI−SIDのインタレストをアドバタイズすることがあるのなら、BCBは、共通のネットワークバウンダリー(例えば、L1A−L2)上で、ABB間にフォワーディングステートをインストールしないよう構成されてもよい。
L2の範囲内では、所定のABBは、その背後に多くのBEBを有し、そのL2ネットワークエリアの中へ表われている。L2ネットワークエリアの範囲内で、BCBについての最短パス計算を簡略化するため、BCBは、ルーティング計算の基礎を、ABBの示すBEBよりも、ABBに置くだろう。この例では、L2内の各BCBは、それが2つのABB間の最短パス上にあるかどうかを決定してもよく、もしそうであるなら、ABBが共通のI−SIDを有するかどうかを決定してもよい。もし、この両方の条件が存在するなら、BCBは、マルチキャストMACアドレス mMAC(ABB,I−SID=x)とユニキャストMACアドレス uMAC(BEB)のために、フォワーディングステートをインストールしてもよい。それらのBEBは、その2つのABBに共通なI−SIDのセットに関与している。
ABBに自己診断させることにより、ユニキャストフォワーディングは、明示のパスが設定されることを必要とせずに、多重ドメインを横断して構築されてもよい。むしろ、ルーティングシステムは、ユニキャストパスを実現し、そのユニキャストパスが多重ネットワークエリアを横断してかかることが必要とされているところでも、フォワーディングステートが、そのユニキャストパスのために設定されることを可能とする。
各ネットワークエリアは自身の制御プレーンを有するので、トポロジーの変化は、しばしば所定のネットワークエリアの範囲の中で孤立することがある。しかし、トポロジーの変化が発生し、どうかして、どのABBがどのBEBに最も近いかが変化するとき、トポロジーの変化は、隣接ネットワークにも影響を与えるだろう。詳しくは、ネットワークL1−A上で失敗が発生し、その失敗が、BEB−AのためのL2への最短パスが、ABB−dを通過するように変化させることが仮定される。この例では、L1−Aのルーティングシステムは、新しい最短パスが、BEB−AからABB−dへ構築させ、ABB−dにBEB−A/I−SID=xをL2にアドバタイズさせるだろう。これは、新しい最短パスをL2の範囲内でABB−aとABB−dとの間、及び、ABB−cとABB−dとの間に構築させるだろう。しかし、その結果、ローカルな失敗が、ルーティング変更を、ネットワークの全エリアの至る所でカスケードすることなく含まれるように、ネットワークの変化は、他のL1エリアには影響を与えない。加えて、ネットワークL1−A内での幾つかの失敗がL2内のルーティングシステムに影響を与えるかもしれないが、ネットワークL1−A内の多くの失敗は、BEBのためのABBの選択には影響を与えないだろう。従って、その失敗はL1−Aの範囲内でローカライズされ、L2の範囲内のルーティングはその失敗によって影響を受けない。
一旦、L2の結果がL1内で仮想的BEBとしてモデル化されると、マルチキャストパケットの多重コピーは、L2からL1へ入ってもよい。しかし、全体の振る舞いは、L2内の仮想的BEBでルーとされたスパニングツリーのものなので、L1内の各BEBは、まだ所定のマルチキャストパケットの1つのコピーを受信するだけであり、唯一のコピーである。
一例をあげ、図2に示した特定のネットワークの例に関連して詳細を述べたが、本発明は、この方法に限定されず、本明細書で説明する技術は、多くの異なるネットワーク設定で、多重エリアを横断するパスを構築するように使用されてもよい。従って、本発明は、図2で示されるような相互接続されたネットワークエリアを有するネットワークにおける実施例に限定されず、むしろ、2つ以上のリンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークエリアが1つ以上のABBと相互接続される如何なるネットワークとの関連で採用されてもよい。同様に、I−SIDをインタレスト識別子のコミュニティの一例として使用し、それはどのインタレストのコミュニティがエリア間でかかるかを決定するのに使用されてもよいが、本発明は、この方法に限定されず、他のインタレスト識別子のコミュニティが同様に使用されてもよい。
所定のBEBが2つ以上のパスを有し、そのパスが2つ以上のABBに同等なコストで、分岐するところでは、異なるABBへのトラフィックを区別するために異なるVIDを使用することが必要になることがある。ABB間の衝突を解消する他の方法が同様に使用されてもよく、本発明は、異なるABBを目的とするトラフィックを特定するために、異なるVIDを使用する実施例に限定されない。
L2内のABBとBCBは、追加的な要件を有し、即ち、所定のエリアバウンダリー上のABBは、同じエリアバウンダリー上のABBからマルチキャストツリーの葉になることができない。これは、エリアバウンダリーでループを形成することを回避する。
トラフィックが或るネットワークエリアから他のネットワークエリアにフォワードされるときは(例えば、或るL1エリアからL2エリアに)、そのエリアのMACアドレッシングスペースを使用して、第2エリアを越えてフォワーディングが発生するように、そのトラフィックはカプセル化されてもよい。例えば、カスタマー16から、BEB−Aによって、BEB−B上のカスタマー18にアドレス指定されるフレームが受信されると、そのフレームは、始めに、カスタマー18のアドレスである目的地アドレスDA=C−MACを有するだろう。BEB−Aは、プロバイダーイーサネットヘッダーを使用して、どのBEBが、カスタマーMACアドレスに到達し、カスタマーフレームをカプセル化することができるかを決定するだろう。例えば、カスタマーMACアドレススペースよりもむしろプロバイダーMACアドレススペースを使用して、そのフレームがL1−Aネットワークを越えてフォワードされるように、BEB−Aは、MAC−in―MACカプセル化を実行してもよい。BEB−Aには、ネットワーク上のどのBEBがカスタマー18に到達することができるかを決定するための幾つかの方法があるが、本発明は、この情報が広まるような特定の方法に限定されるものではない。
フレームがネットワークエリアL1−Aを横断して伝達された後、ABB−aに到着し、そこでネットワークエリアL2上に伝達されるだろう。これに関連して、上で詳述したように、パスが確立されたことが理解されるだろう。本発明の一実施形態によれば、ABB−aは、L2ネットワークを横断して伝送するため、さらに、フレームをカプセル化してもよく、それは、MAC−in―MAC−in―MACカプセル化を実行することにより行われ、L2ネットワークの範囲内でのフレームのフォワーディングがL2MACアドレススペースを使用して行われる。詳しくは、ABB−aは、L2上の他のどのABBが、フレームをその目的地(B−MACアドレス)へフォワードすることができるかを決定してもよく、L2ネットワーク上の目的地ABBのMACアドレス(A−MACアドレス)を決定し、そして、L2ネットワーク上の伝送のためフレームを更にカプセル化するため、L2MACヘッダーを追加するだろう。これは、L1アドレスが、カプセル化によってABBでL2上に要約されることを可能にし、L2の範囲内でBCBは、L2MAC(A−MAC)アドレススペースに基づいてルートをインストールするだけでよい。
L1ネットワークスペース内で学習するC−MAC/B−MACは、通常の方法で生成されてもよい。同様に、L1−MAC/L2−MAC(B−MACアドレス→A−MACアドレス)学習は、例えばL1−MAC/L2−MAC関連のリクエストをフラッディングし、応答を待つことにより、又は、分配されたハッシュテーブルを使用することによる等の通常の学習プロセスで生成されてもよい。
図3は、カプセル化プロセスに関して、何が発生しているかを視覚的に例示する。詳しくは、L1−Aメトリックスは、ネットワークエリアL1−Aにローカルなままである。L2は、I−SIDによって、インターL1エリアルートを単純にフィルタリングする。これは、L1,L2及びMAC−in―MAC−in―MACにおけるuMAC/mMAC適合を可能にする。L1−AからのマルチキャストMACアドレスは、I−SIDを介してL2内のツリーにマップされる。ABB−aは、BEB−EへのパスがABB−eを経由するものであることを知る必要がある。この関係は、リクエストをフラッディングし応答を待つことにより学習されてもよい。しかし、ネットワークエリア上でのフラッディングは、ABBバウンダリーノードでキャップされ、そのB−MAC/A−MAC関係リクエストは、他のネットワークエリアにはフラッディングされない。一旦、B−MAC/A−MAC関係が入口ABBによって学習されると、ABBは、そのアドレスを使用して、L2ネットワーク上の伝送のためフレームをカプセル化してもよい。任意的には、自己指定されたL2マルチキャストMACアドレスは、所定のI−SIDがL2ネットワーク上の1つ以上の目的地ABBによってアドバタイズされた所で使用されてもよい。
図4は、ルーティングシステムが再帰するときに、その適応と、レイヤー間の機能を学習し結合(バインディング)するインターレイヤーを例示する。上述したように、L2ネットワークは、大きくなりすぎることがあり、図6で示すように、ネットワークを更に再帰させてL2ネットワークが第2レベルのL1/L2/L1ネットワークの中に分散させることを許容するのが望ましい。図4は、フレームが、L1から再帰L2越えて伝送するため、フレームがカプセル化されるプロセスを示し(そこではカプセル化されていないレイヤーは、「レイヤーX」と言われ、カプセル化されるレイヤーは「レイヤーX+1」と参照される)、また、所定のレイヤー内でネットワークエリアL1を越えて伝送するために、再帰ネットワークエリアL2からの受領の後に、フレームが脱カプセル化されるプロセスも示す。
図4は、ABBの機能ブロック図の分解であって、そのABBは、ネットワークをエリアに区分けすることと、階層的なルーティングとの両方を実現する。また、それは、現在のレイヤーの各区分のピアーとそれぞれ通信する。それは、再帰レベル、レイヤーX+1でピアー(peer)でもある。
レイヤーXのためのL1 FIBは、L1でのピアデバイスとのルーティング交換を介して生成され(L2を横断して通信されるものを含む)、同様に、レイヤーX+1のためのL1 FIBは、レイヤーX+1(カプセル化レイヤー)でのピアデバイス(peer device)とのルーティング交換を介して生成される。
図4で示されるように、レイヤーXでフレームがL1から受信されるとき、ABBは、レイヤーX目的地MACが、XからX+1へのマッピングFIBの検索(ルックアップ)を介して、レイヤーX+1のMACへ分解することができないかどうかを調べるか、又は、そのフレームがブロードキャストかマルチキャストフレームかを調べるだろう。これらの場合では、BEBのレイヤーX+1 MACを発信元として使用し、レイヤーX+1内のBEBによって目的地として使用されるI−SIDのマルチキャストMACアドレスを使用し、カプセル化され、そして、レイヤーX+1 FIBに従って、フォワードされる。もし、レイヤーX目的地MACアドレスが、レイヤーX+1MACアドレスへ分解できるのなら、パケットは、発信元としてのBEB MACアドレス、及び、XからX+1へのマッピングFIBから取得された目的地としてのレイヤーX+1 MACアドレスと共にカプセル化され、そして、レイヤーX+1 FIBに従ってフォワードされる。
レイヤーX+1からパケットが受信されると、発信元MACは、レイヤーX発信元MACと関連付けられ、その結合(バインディング)は、XからX+1へのマッピングFIBの中に挿入される。該パケットは脱カプセル化され、「レイヤーX」FIB内の情報に従ってフォワードされる。それは、802.1ahのMAC学習プロセスの創造的な再使用による、XからX+1への結合の学習であり、レイヤーX+1のルーティングシステムにおいて、インターレイヤー結合に明示的に通信する必要性を未然に防ぐ。
ネットワークは、この技術を任意の回数だけ再帰させるように使用することができることに留意する。また、この例で参照されるものは、再帰なし又は再帰の混合なしで再分割することが可能であり、再帰の各レイヤーでの再分割をネットワークを拡大するために採用することができることにも留意する。これは、図6に示される。例えば、図6で示すように、L2ネットワークは、レイヤーX+1 L1/L2/L1 ネットワークとして形成され、そのネットワークは、1つのL2(X+1)ネットワークエリアによって相互接続される複数のL1(X+1)ネットワークを有する。同様に、L2(X+1)ネットワークエリアは、(X+2)ネットワークエリアのセットのL1/L2/L1として形成されてもよい。図4に関して述べられるプロセスは、L1(X)とL1/L2/L1(X+1)レイヤーとの間のバウンダリーを実施するために使用されてもよく、L1(X+1)とL1/L2/L1(X+2)レイヤーとの間のバウンダリー、又は、ネットワークエリアと再帰L1/L2/L1(X+n)レイヤーとの間の他のバウンダリーを実施するために使用されてもよい。
ルーティングの視点からは、ABBのレイヤーXネットワーク側のUNIインターフェースは、レイヤーX FIBの中のレイヤーXネットワークリンクステートルーティングプロトコルを介して受信したレイヤーX I−SID情報を保存するだろう。同様に、ABBのレイヤーX+1ネットワーク側のNNIインターフェースは、レイヤーX+1 FIBの中のレイヤーX+1ネットワークリンクステートルーティングプロトコルを介して受信した、レイヤーX+1 I−SID情報を保存するだろう。しかし、本発明の一実施形態によれば、I−SID情報は、レイヤーXとレイヤーX+1との間にリークし、レイヤーX+1ネットワークが、レイヤーXネットワークの異なるエリアに共通のI−SIDのため、レイヤーX+1ネットワークを通るルートを選択的にインストールすることを可能にする。
制御プレーンの観点からは、制御プレーン情報は、レイヤーX+1ネットワークを横断して要約/統合され、制御プレーン上で処理され、レイヤーX+1フォワーディングテーブルにインストールされるべき情報の量を減少させる。これは、レイヤーX+1ネットワーク上のBCBが、レイヤーX+1 MACアドレスのためのフォワーディング情報を保存することだけが必要とされるので、拡張性の点から、有利である。
レイヤーX変換とレイヤーX+1変換との両方は、ピアデバイスのI−SIDメンバーシップを通信し、他のABBが、どのI−SIDがリークされるべきかを知ることを可能にする。I−SID情報は、レイヤーX+1ネットワークエリア内のマルチキャスト接続を構築し、インターレイヤー結合を学習するために使用される。レイヤーXネットワークがMac−in―Macカプセル化を使用し、レイヤーX+1ネットワークがMac−in―Mac―in―Macカプセル化を使用するところでは、I−SID情報は、ABBが、Mac−in―Mac/Mac−in―Mac―in―Mac結合を学習することを可能にするよう使用され、その結果、ABBは各I−SIDに基づいたトラフィックをカプセル化することができる。
別のABBが、L1/L2ネットワークを相互接続するために用いられるところでは、その別のABBは、大きなメトリックで供給され、L1ネットワークエリア上で、どんなBEDのためにも最短なパスを提供するようには選ばれないかもしれない。しかし、その別のABBがI−SID情報をL1ネットワークエリアにリークしてもよく、逆も同様であるが、ネットワーク要素がABBについての情報を持つことを可能にし、ABB上での最初の失敗イベントの場合に、より早い収束を可能にする。
ABBが失敗したときは、I−SIDの全てのトラフィックは再構築する必要がある。I−SIDのトラフィックは、異なるABBに関連付けられる必要があり、L1ネットワークの範囲内のBCBに、新しいフォワーディングステートをインストールさせるだろう。これを実施する一つの方法は、新しいフォワーディングステートを、異なるVIDを用いてインストールすることであり、その結果、2つの接続セットがインストールされる。第1セットのパスは最初のABBのためであり、第2セットのパスは第2のABBのためである。フォワーディングステートは、失敗の決定に応じてインストールされてもよく、又は、失敗が発生する前に、事前計算しインストールされてもよい。異なるVIDを使用してバックアップのフォワーディングステートをインストールすることは、そのフォワーディングステートが時間より早くインストールされることを可能にし、その結果、ABBの失敗があると、トラフィックを別のVIDを使用してタグ付けすることにより、トラフィックは、自動的に別のパスへスイッチオーバーされる。
図5は、本発明の一実施形態を実現するために用いられるネットワーク要素の例を示す。図5で示されるように、ネットワーク要素は、データプレーン50と制御プレーン60とを含む。データプレーン50は、一般的には、ネットワーク上のリンクとインターフェース接続されるように構成された入力/出力カード(I/Oカード)52を越えて受信したデータに関する機能を実行するよう構成されたデータカード54、及び、データカードとI/Oカードとの間でデータをスイッチするよう構成されたスイッチ構成56を含む。制御プレーンは、プロセッサ62を含み、そのプロセッサ62は、L1リンクステートルーティングプロセス64と、L2リンクステートルーティングプロセス66とを実現するように構成されたコントロールロジックを含む。他のプロセスが、同様に、コントロールロジックにおいて実現されてもよい。
L1リンクステートルーティングプロセス64とL2リンクステートルーティングプロセス66とに関連するデータとインストラクション(命令)は、L1ルーティングソフトウェア72とL2ルーティングソフトウェア74としてメモリ70に保存されてもよい。1つ以上のデータベース又はテーブルは、同様にABB30によって保持され、ABBが、L1とL2のネットワーク上にインストールされたルートに関連する情報を保存することを可能にする。例えば、ABB30は、L1FIB80、L2FIB82、L1リンクステートデータベース84、L2リンクステートデータベース86、及び、2つのネットワーク内の転送情報間の、インタレスト識別子のコミュニティ(例えばI−SID)関係を含むL1/L2FIB88を有してもよい。ABBは、他のソフトウェア、プロセス、及び情報の保存を含み、ABBが上述の機能と、通信ネットワーク上のネットワーク要素において一般的に実現される他の機能を実行することを可能とする。
上述の諸機能は、プログラム命令セットとして実装されてもよく、そのプログラム命令は、コンピュータ読み取り可能なメモリに保存され、ネットワーク要素と関連するコンピュータプラットフォーム上の1つ以上のプロセッサ上で実行される。しかし、当業者には、ここで説明する全てのロジックは、個々のコンポーネント、例えば特定用途向けIC(ASIC)のような集積回路、例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のようなプログラム可能な論理デバイスとともに使用されるプログラム可能なロジック、又は、マイクロプロセッサ、ステートマシーン、又は、それらの如何なる組合せをも含む他のデバイス、を使用して実現できることは明らかだろう。プログラム可能なロジックは、一時的又は永続的に、例えばリードオンリーメモリーチップ、コンピュータメモリ、ディスク、又は他の保存メディアといった有形メディアに定着することが可能である。プログラム可能なロジックは、搬送波中に実現されるコンピュータデータ信号に固定することも可能であり、そのプログラム可能なロジックがコンピュータバスや通信ネットワークといったインターフェースを越えて伝送されることを許容する。そうした全ての実施形態は、本発明の適用範囲内にあることが意図される。
発信元とインタレストのマルチキャストグループの両方が、最短パスツリー構築のための上記基本技術によって提供されるデータプレーンでどのようにエンコードされるか、に関しては、「Provider Link State Bridging」と題して2006年10月2日に出願された米国特許出願第11/537,775号の各種変形を想定することは可能であるが、それはABBで実行されるデータプレーントランスファー機能へのわずかな修正とともになされる。
ある変形例では、所定のインタレストグループのためのマルチキャストグループアドレスは、インタレストのグループをサポートするBEBの全体グループに共通であり、所定の発信元BEB又はABB(マルチキャスト)は、VLANフィールドでエンコードされる。この例では、マルチキャストMACアドレスの要約(サマライゼーション)は可能ではないが、VLAN情報の要約はエリア間で可能である。これは、そうした技術がVLANを節約せず、従って、マルチエリアソリューションが劇的にネットワークの拡張性を増大させるので、有用である。要約は、ABB入口で汎用的なVLANトランジッションによって実行することが可能で、それにより、ABBは、マルチキャスト発信元としてABBに割り当てられたVLAN値で、マルチキャストパケットのVLANを上書きする。本発明は、VLAN値がマルチキャスト発信元としてABBに割り当てられる特定の方法によって限定されない。
この変形例では、所定のBEBからの最短パスツリーは、ツリー毎に唯一のVLANラッパー(wrapper)を有するであろう。従って、BEB Aからの最短パスツリーは、(例えば)VLAN1でタグ付けされたBEB Aからの全てのパケット、VLAN2でタグ付けされたBEB Bからの全てのパケット等を見ることになるだろう。その後、リバースパスフォワーディングチェック(RFPC)が、発信元MACアドレスに代わって、VLAN上で実行されるだろう。エリア間をトランジットする必要のあるパケットは、ABBを通して、隣接エリアの最短パスツリー上へ流れる。ABBからの最短パスツリー上を流れるパケットは、マルチキャスト発信元としてABBに割り当てられたVIDで単純に再タグ付けされ、その結果、ABBは、ABBを介してエリアをトランジットするマルチキャスト発信元のセットのための「チョークポイント(choke point)」になる。従って、もし4000の奇数VLANタグが利用可能なら、最終的に、各「エリア」又は「レベル」は4000ノードを有するだろうが(BEB、BCB及びABBの合計)、ABBによる要約(及びABBによるVIDの代替)は、各エリアが自分自身のVIDスペースを持つことを認め、ネットワークは、エリアにつき4000ノードの倍数で、サイズが拡大することができる。
他の変形例では、マルチキャストグループアドレスは、上述のように共通であるが、発信元(source)は、発信元MACアドレスでエンコードされるだけであり、使用されるVLANは、全てのBEDに共通である。この例では、ABBで、いかなるマルチキャストアドレッシングの要約も可能でなく、パケットは変更されずに通過するだろう。
図7を参照すると、例示的なPLSB通信ネットワーク100が示され、そこでは、或るABBが複数のL1エリアにおいて、「ホーム」になっていてもよい。言い換えれば、或るABBは、複数の独立したL1エリアに供されてもよい。PLSB通信ネットワーク100は、幾つかのL1エリア116を包囲するように地理的に広がるL2エリア110と共に表され、一例では、L1エリアが首都圏ネットワークで、L2エリアがナショナル基幹ネットワークであってもよい。単一L2エリア110は、5つのABB、即ち、ABB−1 112a、ABB−2 112b、ABB−3 112c、ABB−4 112d、及び、ABB−5 112e(集合的にはABB112として参照)、並びに、3つの他のBB、即ち、BB−1 114a、BB−2 114b、及び、BB−3 114c(集合的にはBB114として参照)を含む。PLSB通信ネットワーク100は、また、3つのL1スタブエリア、即ち、L1−A 116a、L1−B 116b、及び、L1−C 116c(集合的にはL1エリア116として参照)を含む。L1−A 116aは、2つのABB,即ち、ABB−1 112a及びABB−2 112bに供される。L1−Cは、3つのABB,即ち、ABB−3 112c、ABB−4 112d及びABB−5 112eに供される。L2エリア110は、図7では、L1エリア116のそれぞれにおいて、1つの疑似ノードL2PNとして表されることに留意されたい。
L1エリア116が1つ以上のABB112によって供されるときは、L1エリア116内のノードは、独立した「サブセット」ノード、(ABB毎に1つ)に区分化され、そこでは、1区分の全ノードが、L1エリアにおいて、所定のABBに、他のABBよりも「近い」。ルーティングプロトコルの分野では一般的であるが、本明細書において「近い」とは、ノードと所定のABBとの間の最短パスのためのリンクメトリックの合計が、他のどのABBへの最短パスのそれよりも小さいか又は同じであることを意味し、タイ(tie)が存在するところ、即ち、リンクメトリックの合計が、ノードと2つ以上のABBとの間で同じであるところでは、タイブレーキングメカニズム(tie breaking mechanism)が、所定のABBが「近い」ことを決定する。通信システム100においては、L1−B 116bが2つのABBに供されるが、L1−B 116bは、分離の切れ目118aで示されるように、2つのサブセットに区分される。サブセットL1−B1 120aは、ABB−1 112aに供され、サブセットL1−B2 120bは、ABB−2 112bに供される。同様に、L1−C 116cは、3つのABBに供されるが、分離の切れ目118bと118cで示されるように、3つのサブセットに区分される。サブセットL1−C1 122aはABB−3 112cに、サブセットL1−C2 122bはABB−4 112dに、そしてサブセットL1−C3 122cはABB−5 112eに供される。
ABB−2 112bは、2つの独立したL1エリア、即ち、L1−A 116aとL1−B116bとに供されることに留意すべきである。ABB112が単一のL1エリア116に供されるときは、通常、そのABB112は、上述のようにデータパケットをフォワーディングするために、単一のL1 FIBを参照する。しかし、複数のL1エリアに供されるABBにとっては、複数のL1 FIBが存在すべきであり、パケットのための1つのL1 FIBは全てのポートに到着する。
L2エリアを表す疑似ノードL2PN110へのリンクは、各ABB112によってL1エリア116にアドバタイズ(広告)される。アドバタイズメントに関するコストメトリックは、通常は、全てのABBにとって同一である。しかし、この例では、メトリックは、L1エリア116の最大直径の半分よりも大きく、L2PN110は、どのエリア内の最短パス上にも表れない。この大きなメトリックは、L1エリア116を、各ABB112に「最も近い」独立したサブセットノードに効果的に区分けする。「ポートMAC」と「外部の」MACの合計セットのためのI−SIDともまた、L2PNと共にアドバタイズされる。各サブテンディングL1エリアサブセットのため、各ABB112は、レベル2は、「ポートMAC」と各サブセットのためのISIDをアドバタイズする。サブセットの相異なるIDは、該サブセットのリンクステートパケットに含まれる。L2PN110が全体ツリーにとってのルートノードであり、それ故、L1エリアに入ってくるどのマルチキャストトラフィックにとっても、ルートIDとしてそのニックネームを使用することができることが見て取れる。
L2疑似ノード110は、以下の3つを含む多くの機能を実行する。第1に、大きなメトリックを使用することで、L1エリア内のトラフィックがレベル2にトランジットしないことが確保される。第2に、ABBのために「最も近い」L1のサブセットノードを計算することは、L2PNへの最短パス上のノードに単純化される。最後に、全ての外部ポートMACは単一のノードに関連付けられる。
ユニキャストメッセージのため、L2ポート上に到着するトラフィックは、L2FIBに従ってフォワードされ、L1ポート上のトラフィックは、L1FIBに従ってフォワードされる。これらのFIBは、目的地がL1エリアにあるがABBの「最も近い」サブセットにはない場合に異なる。この場合には、L2FIBはパケットを他のABBに向けて、L2ポートを越えてフォワードさせたけれども、L1FIBは、パケットを他のL1ポート上にフォワードすることを命令する。
ソースABB−2 112bを備えたL2マルチキャストツリーは、濃い太い線124で図7に示される。マルチキャストパケットのため、L1 116内の「最も近い」サブセットは、単一のコピーパケットの受信が、そのパケットのため、同じL1の複数のABBでL2ポート上に到着したことを確実にする必要がある。例示のL2マルチキャストツリーでは、ABB−2 112dを通って由来するマルチキャストパケットは、L1エリアC 116cに供する3つのABB、即ち、ABB−3 112c、ABB−4 112d、及び、ABB−5 112eに複製されるだろう。ABB112にルートされるツリーは、「最も近い」サブセットに閉じ込められず、従って、「最も近い」サブセットをカバーするだけのツリーのためのルートIDは、ABBのニックネームになることができない。しかし、そのルートIDは、L2PNのニックネームになることが可能である。上述のように、L2PNをアドバタイズすることは、必然的に、「最も近い」サブセットと、マルチキャストフォワーディングツリーを生成する。各B−VIDにとって「最も近い」サブセットは、必ずしも、同一のノードセットを含まないことに留意すべきである。即ち、L2PN110への、イコールコストマルチパスルーティング(equal-cost multi-path routing; ECMP)パスは、異なるABB112を使用してもよい。
従って、本発明の一実施形態においては、マルチキャストパケットが、レベル2ポート上のABB112に到着するとき、入ってくるパケットのルートIDが検査される。もしそのルートIDが、同じL1エリアの他の「最も近い」サブセットのものなら、そのパケットはドロップされる。そうでなければ、そのルートIDは、L2PNのルートIDに置き換わり、ABBの「最も近い」サブセットをカバーするL1ツリーを越えてフォワードされる。
対称性を提供するため、L1ノードからのマルチキャストは、「最も近い」サブセットに供されるABB112でのみL2 110へ抜け出る。これは、L2マルチキャストツリーが、ABB112にルートするL2マルチキャストツリーと同一構造でなければならないことを意味する。しかし、ルートIDは、マルチキャストトラフィックが他のABB122からL1エリア116に再び入ってくるのを避けるため、ABBのニックネームをもつことができない。従って、図7に例示するコミュニケーションネットワーク100をもう一度参照すると、ABB−1 112aは、もしパケットがL1−A 116aからきたのであれば、ABB−2 112bからのパケットをL1−B 116bの中に複製すべきであるが、もしL1−B 116bからきたのであれば、そうすべきでない。
同じL1エリア116に供するABB112にルートされる全てのツリーのための、L2内のルートIDは、同一であるべきではない。各ABBからのツリーは、独立していないからである。ルートIDは、ABB112が、自分のエリアから由来するパケットをフォワードするよりむしろディスカードするように、明確であって、エリアアイデンティティのために容易にテストされるべきである。従って、レベル1からのマルチキャストパケットのため、もしパケットのルートIDがABBの「最も近い」サブセットに属するのなら、唯一の「最も近い」サブセットルートIDにスワップされ、全てのレベル2ポートにフォワードされる。その全てのレベル2ポートは、そのパケットのISIDの「最も近い」サブセットマルチキャストツリーの部分である。
ハードウェアとソフトウェアの一般的な組合せは、特別なコンピュータシステムとなり、そのコンピュータシステムは、1つ以上のプロセッシング要素、保存メディアに保存されるコンピュータプログラムを有し、そのコンピュータプログラムがロードされ実行されると、コンピュータシステムをコントロールし、コンピュータシステムが、ここで述べる方法を実行する。本発明は、コンピュータプログラム製品に組み込まれてもよく、そのコンピュータプログラム製品は、ここで述べる方法の実施を可能にする全ての特徴を含み、コンピューティングシステム内でロードされるときは、これらの方法を実行する。保存メディアは、如何なる揮発性、又は不揮発性の保存デバイスにも言及する。
この文脈におけるコンピュータプログラム又はアプリケーションは、情報処理性能を備えたシステムに特定の機能を実行させるように意図する、インストラクション(命令)セットの如何なる言語の如何なる表現、コード、又は表記法をも意味する。その実行が、直接的であれ、又は、以下のうちの1つの後であれ、その両方の後であってもよい。a)他の言語、コード又は表記法への変換;b)異なる材料形態の複製。
加えて、上述の記述が矛盾しないかぎり、添付の図面のすべては縮尺どおりではないことに留意すべきである。有意に、本発明は、その精神又は本質的特質から逸脱することなく、他の特定の形態で実施することが可能であり、従って、参照は、本発明の範囲を示すように、前述の明細書よりむしろ、以下の特許請求の範囲に対してなされるべきである。
図面に示され、明細書で説明される実施形態は、本発明の精神と適用範囲内で、様々な変更及び修正がなされてもよいことを理解すべきである。従って、上述の明細書と付属の図面に含まれる全ての事柄は、例示であって、限定的意味ではないことが意図される。本発明は、以下の特許請求の範囲およびその均等物に定義されるように、限定されるだけである。

Claims (20)

  1. マルチキャストパケットが、パケット通信ネットワークにおいて、ユニキャストパケットによってフォローされるパスと同じループフリーなパスをフォローすることを確保する方法であって、前記パケット通信ネットワークは、第1レベルで定義される少なくとも1つの第1エリアを含み、各第1エリアは、第1リンクセットによって相互接続される第1複数ノードを含み、各第1エリアは、少なくとも1つのエリアボーダーノードを通して、第2レベルによって定義される第2エリアに相互接続され、前記第2エリアは、第2リンクセットによって相互接続される第2複数ノードを含み、各エリアボーダーノードは、少なくとも1つの第1エリアに接続される少なくとも1つの第1レベルポートと前記第2エリアに接続される第2レベルポートとを有し、前記ループフリーなパスを超えてフォワードされる各マルチキャストパケットは、マルチキャストツリーのルートを特定するルートIDを有するヘッダーを含む方法であって:
    エリアボーダーノードで少なくとも1つのデータパケットを受信するステップ;及び、
    エリアボーダーノードの第2レベルポートでマルチキャストパケットを受信することに応答して:
    前記マルチキャストパケットのルートIDを検査するステップ;
    前記マルチキャストパケットが、エリアボーダーノードの第1レベルポートの少なくとも1つの上にフォワードされるべきかを決定するステップ;及び、
    前記マルチキャストパケットが、第1レベルポートの少なくとも1つで、フォワードオーバーされるべきかの決定に応答して、前記パケットを少なくとも1つの第1レベルポートを越えてフォワードする前に、異なるルートIDを前記パケットの中に置換するステップ、
    を含む、方法。
  2. 前記パケット通信ネットワークはイーサーネットネットワークである、請求項1記載の方法。
  3. 少なくとも1つの第1エリアは、1つ以上のエリアボーダーノードによってサービスされ、少なくとも1つの第1エリアをサブセットのグループに分割するステップを更に含み、前記サブセットのグループは、前記第1エリアをサービスするエリアボーダーノードの総数に等しいサブセットの総数を含み、各サブセットは、所定のエリアボーダーノードに関連する、請求項1記載の方法。
  4. 各サブセットは、関連するエリアボーダーノードへの最短パスを有するノードを含む、前記請求項3記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの第1エリアをサブセットのグループに分割するステップは、
    各エリアボーダーノードが、第2エリアを表す疑似ノードへのリンクのためのアドバタイズメントを作り出すステップであって、前記アドバタイズメントは、関連する第1エリアの最大の論理直径の半分よりも大きい関連するメトリックを含む、ステップ;及び、
    前記アドバタイズメントを関連する第1データに伝送するステップ、
    を含む、前記請求項3記載の方法。
  6. 各サブセットに固有の識別子を割り当てるステップを更に含む、前記請求項5記載の方法。
  7. サブセットの固有の識別子は、前記アドバタイズメントにルートIDとして含まれる、前記請求項6記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つの受信されたデータパケットは、第1レベルポートで受信したマルチキャストパケットであり、前記少なくとも1つの受信されたデータパケットは、ルートIDを含み、
    前記ルートIDが、受信エリアボーダーノードに関連するサブセットの範囲内で、ノードを特定することを決定するステップ、
    前記ルートIDを、前記受信エリアボーダーノードに関連する前記サブセットの固有の識別子に置き換えるステップ、及び、
    前記少なくとも1つのデータパケットを、前記第2レベルポートを通してフォワードするステップ、
    を含む、前記請求項7記載の方法。
  9. 前記マルチキャストパケットが少なくとも1つの第1レベルポートを越えてフォワードされるべきであるとの決定に応答して、
    前記ルートIDが、第1エリア内で、受信エリアボーダーノードによって供される他のサブセットを特定しているとの決定に応答して、少なくとも1つの受信データパケットをドロップするステップ、並びに、
    前記ルートIDが、第1エリア内で、受信エリアボーダーノードによって供される他のサブセットを特定していないとの決定に応答して、
    前記ルートIDを異なるルートIDに置き換えるステップ、及び、
    少なくとも1つのデータパケットを、受信エリアボーダーノードに関連するサブセットを通じてフォワードするステップ、
    をさらに含む、前記請求項3記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの受信データパケットは、単一の目的地アドレスを含むユニキャストパケットであって、前記目的地アドレスは、受信エリアボーダーノードのサブセットに関連しない第1エリア内で、ノードを特定し、
    第1レベルポート上で少なくとも1つのデータパケットを受信することに応答して、前記少なくとも1つのデータパケットを、異なる第1レベルポートを通してフォワードするステップ、及び、
    第1レベルポート上で少なくとも1つのデータパケットを受信することに応答して、前記少なくとも1つのデータパケットを、第2レベルポートを通して他のエリアボーダーノードへフォワードするステップ、
    を含む、前記請求項3記載の方法。
  11. パケット通信ネットワークで使用するためのエリアボーダーノードであって、前記パケット通信ネットワークは、第1レベルで定義される少なくとも1つの第1エリアを含み、各第1エリアは、第1リンクセットによって相互接続される第1複数ノードを含み、各第1エリアは、少なくとも1つのエリアボーダーノードを通して、第2レベルで定義される第2エリアに相互接続され、
    前記エリアボーダーノードは、
    各第1エリアに接続される少なくとも1つの第1レベルポートであって、当該少なくとも1つの第1レベルポートは、データパケットを対応する第1エリアから受信し、データパケットをその対応する第1エリアに送信するように動作可能であり、
    前記第2エリアに接続される第2レベルポートであって、当該第2レベルポートは、データパケットを前記第2エリアから受信し、データパケットをその第2エリアに送信するように動作可能であり、
    前記少なくとも1つの第1レベルポートと第2レベルポートとに電気的に接続される少なくとも1つのプロセッサであって、第2レベルポートでマルチキャストパケットを受信することに応答して、当該マルチキャストパケットは、マルチキャストツリーのルートを特定するルートIDを有するヘッダーを含む、プロセッサ、
    前記プロセッサは、
    前記マルチキャストパケットのルートIDを検査し、
    前記マルチキャストパケットが、エリアボーダーノードの少なくとも1つの第1レベルポート上にフォワードされるべきかを決定し、及び、
    前記マルチキャストパケットが、少なくとも1つの第1レベルポートでフォワードされるべきとの決定に応答して、前記少なくとも1つの第1レベルポートを越えて前記パケットのフォワードを始める前に、異なるルートIDを前記パケットの中に置き換えるように動作可能である、
    エリアボーダーノード。
  12. 少なくとも1つのプロセッサに電気的に接続される少なくとも1つのメモリであって、前記少なくとも1つのメモリは、
    前記少なくとも1つの第1レベルポートに関連する第1フォワーディング情報ベース(FIB)、及び、
    前記少なくとも1つの第2レベルポートに関連する第2フォワーディング情報ベース(FIB)を含み、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    少なくとも1つの第1レベルポートで受信したデータパケットを、前記第1FIBに従ってフォワードし、及び、
    前記第2レベルポートで受信したデータパケットを、前記第2FIBに従ってフォワードするように動作可能である、
    前記請求項11記載のエリアボーダーノード。
  13. 少なくとも1つの第1エリアは、1つ以上のエリアボーダーノードによってサービスされ、前記プロセッサは、前記第2エリアを表す疑似ノードへのリンクのため、その関連する第1エリアにアドバタイズメントを、前記少なくとも1つの第1レベルポートを通して送信することにより、前記少なくとも1つの第1エリアをサブセットのグループに分割するように動作可能であり、前記サブセットグループは、前記少なくとも1つの第1エリアにサービスするエリアボーダーノードの総数に等しいサブセットの総数を含み、各サブセットは所定のエリアボーダーノードに関連し、前記エリアボーダーノードに関連する前記サブセットは、前記関連するエリアボーダーノードへの最短パスを有するノードだけを含み、前記アドバタイズメントは、前記関連する第1エリアの最大直径の半分よりも大きい関連するメトリックを含む、前記請求項11記載のエリアボーダーノード。
  14. 固有の識別子が各サブセットに割り当てられ、前記サブセットに固有の識別子は、ルートIDとして前記アドバタイズメントに含まれる、前記請求項13記載のエリアボーダーノード。
  15. マルチキャストパケットを第1レベルポートで受信することに応答して、前記マルチキャストパケットは、マルチキャストツリーのルートを特定するルートIDを有するヘッダーを含み、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記ルートIDが、受信エリアボーダーノードに関連するサブセットの範囲内で、ノードを特定することを決定し、
    前記ルートIDを、前記受信エリアボーダーノードに関連するサブセットに固有の識別子に置き換え、及び、
    前記少なくとも1つのデータパケットを前記第2レベルポートを通してフォワードするように更に動作可能である、
    前記請求項14記載のエリアボーダーノード。
  16. 前記マルチキャストパケットが、少なくとも1つの第1レベルポートを越えてフォワードされるべきかを決定することに応答して、前記プロセッサは、
    前記ルートIDが、エリアボーダーノードによって供される第1エリアにおいて、他のサブセットを特定することを決定することに応答し、前記少なくとも1つの受信データパケットをドロップし、
    前記ルートIDが、エリアボーダーノードによって供される第1エリアにおいて、他のサブセットを特定していないことを決定することに応答し、
    前記ルートIDを、第2レベル疑似ノードに置き換え、そして、
    前記少なくとも1つのデータパケットを、前記エリアボーダーノードに関連するサブセットを通してフォワードするよう更に動作可能である、
    前記請求項13記載のエリアボーダーノード。
  17. 単一の目的地アドレスを含むユニキャストパケットを受信することに応答して、前記目的地アドレスは、エリアボーダーノードのサブセットに関連しない第1エリアにおいて、ノードを特定し、前記プロセッサは、
    前記少なくとも1つのデータパケットを或る第1レベルポートで受信することに応答して、前記少なくとも1つのデータパケットを、異なる第1レベルポートを通してフォワードし、そして、
    前記少なくとも1つのデータパケットを前記第2レベルポートで受信することに応答して、前記少なくとも1つのデータパケットを、前記第2レベルポートを通して、別のエリアボーダーノードへフォワードするように更に動作可能である、
    前記請求項13記載のエリアボーダーノード。
  18. パケット通信システムであって:
    少なくとも1つの第1エリアであり、各第1エリアは、リンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークとして構成され、各第1エリアは、第1リンクセットにより相互接続される第1複数ノードを含む、第1エリア;及び、
    リンクステートプロトコル制御のイーサーネットネットワークとして構成される第2エリアであり、当該第2エリアは、第2リンクセットにより相互接続される第2複数ノードを含み、当該第2エリアは、各第1エリアに相互接続される、第2エリア;
    を含み、
    前記第2エリアを各第1エリアに相互接続する少なくとも1つのエリアボーダーノードであって、前記少なくとも1つのエリアボーダーノードは、2つ以上の独立したエリアに供されるように動作可能であり、各エリアボーダーノードは:
    前記第2エリアに接続される第2レベルポートであって、当該第2レベルポートは、前記第2エリアからデータパケットを受信し、前記第2エリアへデータパケットを伝送するよう動作可能であり;
    各第1エリアに動作可能に接続される少なくとも1つの第1レベルポートであって、当該少なくとも1つの第1レベルポートは、対応する第1エリアからデータパケットを受信し、対応する第1エリアへデータパケットを伝送するよう動作可能であり、
    ことを含み、
    前記第2レベルポートと前記少なくとも1つの第1レベルポートとに電気的に接続される少なくとも1つのプロセッサと、
    マルチキャストパケットを第2レベルポートで受信したことに応答して、前記マルチキャストパケットは、マルチキャストツリーのルートを特定するルートIDを有するヘッダーを含み、
    前記少なくとも1つのプロセッサは:
    前記マルチキャストパケットのルートIDを検査し;
    前記マルチキャストパケットが、前記エリアボーダーノードの少なくとも1つの第1レベルポート上にフォワードされるべきかを決定し;そして、
    前記マルチキャストパケットが、前記少なくとも1つの第1レベルポートで、フォワードされるべきかを決定することに応答して、異なるルートIDを前記パケットの中に置き換えるように動作可能である、プロセッサ、
    を含む、パケット通信システム。
  19. 少なくとも1つの第1エリアは、1つ以上のエリアボーダーノードによってサービスされ、前記少なくとも1つの第1エリアは、サブセットのグループに区分され、前記サブセットのグループは、対応する第1エリアにサービスするエリアボーダーノードの総数と等しい総数のサブセットを含み、各サブセットは、所定のエリアボーダーノードに関連しており、前記サブセットは、関連するエリアボーダーノードへの最短パスを有するノードのみを含む、前記請求項18記載のパケット通信システム。
  20. 前記エリアボーダーノードは、前記少なくとも1つの第1レベルポートを通じて、その関連する第1エリアへ伝送されるアドバタイズメントにおいて、前記第2エリアを表す疑似ノードへのリンクが存在することを示し、前記アドバタイズメントは、関連する第1エリアの最大直径の半分よりも大きい関連するメトリックを有する、前記請求項19記載のパケット通信システム。
JP2012532428A 2009-10-07 2010-10-06 ルーティング情報を交換し、複数のネットワーク領域を横断して接続を構築する方法及び装置 Pending JP2013507797A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/575,190 US8270319B2 (en) 2006-12-14 2009-10-07 Method and apparatus for exchanging routing information and establishing connectivity across multiple network areas
US12/575,190 2009-10-07
PCT/CA2010/001587 WO2011041895A1 (en) 2009-10-07 2010-10-06 Method and apparatus for exchanging routing information and establishing connectivity across multiple network areas

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013507797A true JP2013507797A (ja) 2013-03-04

Family

ID=43856339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012532428A Pending JP2013507797A (ja) 2009-10-07 2010-10-06 ルーティング情報を交換し、複数のネットワーク領域を横断して接続を構築する方法及び装置

Country Status (9)

Country Link
US (2) US8270319B2 (ja)
EP (1) EP2486703A4 (ja)
JP (1) JP2013507797A (ja)
KR (1) KR20120097377A (ja)
CN (1) CN102648605A (ja)
BR (1) BR112012007996A2 (ja)
CA (1) CA2776895A1 (ja)
RU (3) RU2507698C2 (ja)
WO (1) WO2011041895A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022087146A (ja) * 2018-01-12 2022-06-09 華為技術有限公司 インテリアゲートウェイプロトコルフラッディング最小化

Families Citing this family (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8352400B2 (en) 1991-12-23 2013-01-08 Hoffberg Steven M Adaptive pattern recognition based controller apparatus and method and human-factored interface therefore
US7966078B2 (en) 1999-02-01 2011-06-21 Steven Hoffberg Network media appliance system and method
US8270319B2 (en) * 2006-12-14 2012-09-18 Rockstart Bidco, LP Method and apparatus for exchanging routing information and establishing connectivity across multiple network areas
US7864712B2 (en) * 2007-07-20 2011-01-04 Cisco Technology, Inc. Preventing loops in networks operating different protocols to provide loop-free topology
US8199750B1 (en) * 2007-12-18 2012-06-12 World Wide Packets, Inc. Communicating with a control plane using a forwarding information format and control plane processing of packets devoid of a virtual switch identifier
GB0802371D0 (en) * 2008-02-09 2008-03-12 Nortel Networks Ltd PLSB-VPLS interworking
IL192140A0 (en) * 2008-06-12 2009-02-11 Ethos Networks Ltd Method and system for transparent lan services in a packet network
US8045570B2 (en) * 2008-09-30 2011-10-25 Nortel Networks Limited Extended private LAN
US9065743B2 (en) * 2009-12-24 2015-06-23 At&T Intellectual Property I, L.P. Determining connectivity in a failed network
CN102845047A (zh) * 2010-03-26 2012-12-26 岩星比德科有限公司 在路由式以太网网络中的分布式故障恢复
CN102577331B (zh) 2010-05-28 2015-08-05 华为技术有限公司 虚拟第2层及使其可扩展的机制
EP2569905A2 (en) 2010-06-29 2013-03-20 Huawei Technologies Co. Ltd. Layer two over multiple sites
US9210071B2 (en) * 2010-08-16 2015-12-08 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Automated traffic engineering for fat tree networks
US8787394B2 (en) 2011-02-01 2014-07-22 Ciena Corporation Separate ethernet forwarding and control plane systems and methods with interior gateway route reflector for a link state routing system
WO2012162946A1 (zh) * 2011-08-16 2012-12-06 华为技术有限公司 一种报文处理方法及系统
US9960992B2 (en) * 2011-09-01 2018-05-01 Itxc Ip Holdings S.A.R.L. Systems and methods for routing data in a network
US9893929B2 (en) * 2011-09-26 2018-02-13 Tejas Networks Limited Protection switching method and system for a multi-rooted point-to-multi-point service in a provider backbone bridge (PBB) network
US20130083660A1 (en) 2011-10-03 2013-04-04 Cisco Technology, Inc. Per-Group ECMP for Multidestination Traffic in DCE/TRILL Networks
CN102387042B (zh) * 2011-11-22 2014-03-12 华为技术有限公司 自动配置的方法和系统以及网络节点
US8953616B2 (en) * 2012-01-30 2015-02-10 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Shortest path bridging in a multi-area network
WO2013115777A1 (en) * 2012-01-30 2013-08-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Redundant non-looping paths
US8867367B2 (en) 2012-05-10 2014-10-21 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) 802.1aq support over IETF EVPN
CN103841048B (zh) 2012-11-23 2017-03-15 杭州华三通信技术有限公司 邻居连接建立方法和设备
US8971190B2 (en) 2013-01-21 2015-03-03 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Methods and devices for implementing shortest path bridging MAC mode support over a virtual private LAN service network
KR20140126801A (ko) * 2013-04-22 2014-11-03 한국전자통신연구원 무선 메쉬 네트워크에서 멀티캐스트 라우팅 장치 및 그 방법
US9565027B2 (en) * 2013-08-23 2017-02-07 Futurewei Technologies, Inc. Multi-destination traffic control in multi-level networks
US9118572B2 (en) * 2013-09-10 2015-08-25 Cisco Technology, Inc. Redundancy for inter-AS L2VPN service with optimal forwarding
US9819573B2 (en) 2014-09-11 2017-11-14 Microsoft Technology Licensing, Llc Method for scalable computer network partitioning
US9544225B2 (en) * 2014-09-16 2017-01-10 Microsoft Technology Licensing, Llc Method for end point identification in computer networks
CN105635220A (zh) * 2014-11-05 2016-06-01 中兴通讯股份有限公司 一种实现远程桥接的方法、设备及系统
CN105704020B (zh) * 2014-11-25 2019-05-17 华为技术有限公司 环路避免方法,设备和系统
US9531850B2 (en) * 2014-12-04 2016-12-27 Cisco Technology, Inc. Inter-domain service function chaining
CN104821918B (zh) * 2015-05-07 2019-01-29 新华三技术有限公司 一种多播报文转发方法和装置
CN106302158B (zh) * 2015-05-29 2019-10-22 华为技术有限公司 一种网络拓扑中选择传输路径的方法及装置
US10728141B2 (en) 2015-06-16 2020-07-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Apparatus and method for segment routing
US9967184B2 (en) 2015-07-02 2018-05-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Using border gateway protocol to expose maximum segment identifier depth to an external application
US10909018B2 (en) 2015-09-04 2021-02-02 International Business Machines Corporation System and method for end-to-end application root cause recommendation
US10318366B2 (en) * 2015-09-04 2019-06-11 International Business Machines Corporation System and method for relationship based root cause recommendation
US10673742B2 (en) 2015-09-10 2020-06-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Multicast state reduction via tunneling in a routed system
US10164907B2 (en) 2015-11-25 2018-12-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and system for completing loosely specified MDTs
US9954765B2 (en) 2016-01-08 2018-04-24 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Graph construction for computed spring multicast
CN109076018B (zh) 2016-02-15 2021-04-27 瑞典爱立信有限公司 利用is-is协议实现分段路由网络中网元的方法和设备
US11038791B2 (en) 2016-02-15 2021-06-15 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Techniques for exposing maximum node and/or link segment identifier depth utilizing OSPF
WO2017144946A1 (en) * 2016-02-23 2017-08-31 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for legacy network support for computed spring multicast
WO2017144945A1 (en) * 2016-02-23 2017-08-31 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for multicast in multi-area spring network
CN109075984B (zh) 2016-03-28 2021-06-01 瑞典爱立信有限公司 计算的spring组播的多点到多点树
US10263881B2 (en) * 2016-05-26 2019-04-16 Cisco Technology, Inc. Enforcing strict shortest path forwarding using strict segment identifiers
US10671588B2 (en) * 2016-07-08 2020-06-02 Ebay Inc. Multiple database updates using paths
CN106453026B (zh) * 2016-11-04 2019-07-23 锐捷网络股份有限公司 基于vxlan网络的逻辑环路检测方法及装置
CN109803244B (zh) * 2017-11-17 2020-10-23 华为技术有限公司 数据传输的方法和装置
US10491411B2 (en) 2017-11-28 2019-11-26 Itron, Inc. Limiting forwarding of multicast communications
US10652036B2 (en) 2017-11-28 2020-05-12 Itron, Inc. Multi-network operation with member node for multicast groups
US10419231B2 (en) * 2017-11-28 2019-09-17 Itron, Inc. Multi-network operation for multicast groups
CN108648454A (zh) * 2018-05-18 2018-10-12 中山大学 一种基于出行数据的交通小区动态划分方法
US10904136B2 (en) 2018-08-06 2021-01-26 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Multicast distribution tree versioning for minimizing multicast group traffic disruption
US10958460B2 (en) * 2018-09-26 2021-03-23 Itron, Inc. Connecting multiple networks for multicast groups
CN113645136B (zh) * 2019-03-11 2022-12-06 华为技术有限公司 网络中报文转发的方法、网络节点、网络系统
US11032094B2 (en) 2019-08-15 2021-06-08 Itron, Inc. Optimized multicast group forwarding
US11770332B2 (en) * 2021-02-05 2023-09-26 Extreme Networks, Inc. MAC-based redistribution policy for multi-area networks

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7008A (en) * 1850-01-08 Improvement in alloys for points of lightning-rods
US9020A (en) * 1852-06-15 Improved machine for peaking sheet-metal tubes
WO2008076201A1 (en) * 2006-12-14 2008-06-26 Nortel Networks Limited Method and apparatus for exchanging routing information and the establishment of connectivity across multiple network areas
WO2009088856A1 (en) * 2007-12-31 2009-07-16 Nortel Networks Limited Ip forwarding across a link state protocol controlled ethernet network

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5251205A (en) * 1990-09-04 1993-10-05 Digital Equipment Corporation Multiple protocol routing
US5917820A (en) 1996-06-10 1999-06-29 Cisco Technology, Inc. Efficient packet forwarding arrangement for routing packets in an internetwork
US6526054B1 (en) * 1999-06-28 2003-02-25 Nortel Networks Limited System, device, and method for transitioning from DVMRP to BGMP for interdomain multicast routing over the internet multicast backbone
US6963575B1 (en) 2000-06-07 2005-11-08 Yipes Enterprise Services, Inc. Enhanced data switching/routing for multi-regional IP over fiber network
US7238861B2 (en) 2000-09-20 2007-07-03 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Plant having improved tolerance to various environmental stresses, method of constructing the same and polyamine metabolism-relating enzyme gene
US20020150094A1 (en) 2000-10-27 2002-10-17 Matthew Cheng Hierarchical level-based internet protocol multicasting
US7076594B2 (en) * 2000-12-22 2006-07-11 Cisco Technology, Inc. Apparatus and method for preventing one way connectivity loops in a computer network
US7397802B2 (en) * 2001-07-19 2008-07-08 Nec Corporation Communications network with routing tables for establishing a path without failure by avoiding unreachable nodes
RU2338327C2 (ru) * 2001-09-20 2008-11-10 Нокиа Сименс Нетворкс Гмбх Унд Ко. Кг Передача информации в пакетно-ориентированных коммуникационных сетях
US7177946B1 (en) * 2001-12-06 2007-02-13 Cisco Technology, Inc. Optimal sync for rapid spanning tree protocol
US20030169694A1 (en) * 2002-03-07 2003-09-11 Seaman Michael John Use of alternate ports in spanning tree configured bridged virtual local area networks
US7627654B2 (en) * 2003-06-09 2009-12-01 Foundry Networks, Inc. System and method for multiple spanning tree protocol domains in a virtual local area network
US7558877B1 (en) * 2003-09-12 2009-07-07 Nortel Networks Limited Self-configuring method and apparatus for providing secure communication between members of a group
WO2005036839A2 (en) * 2003-10-03 2005-04-21 Avici Systems, Inc. Rapid alternate paths for network destinations
US8130644B2 (en) * 2004-02-18 2012-03-06 Fortinet, Inc. Mechanism for enabling load balancing to be achieved in a loop-free switching path, reverse path learning network
US7774461B2 (en) * 2004-02-18 2010-08-10 Fortinet, Inc. Mechanism for determining a congestion metric for a path in a network
US9984170B2 (en) 2004-02-19 2018-05-29 Celeritasworks, Llc Community awareness management systems and methods
US7318108B2 (en) * 2004-12-22 2008-01-08 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus providing prioritized convergence in border gateway protocol
US7606178B2 (en) * 2005-05-31 2009-10-20 Cisco Technology, Inc. Multiple wireless spanning tree protocol for use in a wireless mesh network
US7653011B2 (en) * 2005-05-31 2010-01-26 Cisco Technology, Inc. Spanning tree protocol for wireless networks
US7855950B2 (en) * 2005-08-01 2010-12-21 Cisco Technology, Inc. Congruent forwarding paths for unicast and multicast traffic
US8059647B2 (en) * 2005-10-05 2011-11-15 Nortel Networks Limited Multicast implementation in a link state protocol controlled ethernet network
ES2485307T3 (es) * 2005-10-05 2014-08-13 Nortel Networks Limited Formación de puentes de estado de enlaces de proveedores
KR100819042B1 (ko) * 2005-12-08 2008-04-02 한국전자통신연구원 멀티캐스트 에이전트의 무선 랜 환경을 고려한 1:n오버레이 멀티캐스트 망 구성 방법 및 그 멀티캐스트에이전트
US7623474B2 (en) * 2006-02-14 2009-11-24 Cisco Technology, Inc. Techniques for distributing information using multicast subsets
US8004960B2 (en) * 2006-04-28 2011-08-23 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for forwarding label distribution protocol multicast traffic during fast reroute
US7739404B2 (en) * 2006-05-03 2010-06-15 Avaya Inc. Scalable methods for distributing routing information to border gateway protocol (BGP) devices
US7760668B1 (en) * 2006-06-20 2010-07-20 Force 10 Networks, Inc. Self-reconfiguring spanning tree
US7899049B2 (en) * 2006-08-01 2011-03-01 Cisco Technology, Inc. Methods and apparatus for minimizing duplicate traffic during point to multipoint tree switching in a network
US7768995B2 (en) * 2006-08-01 2010-08-03 Cisco Technology, Inc. Techniques for one-way synchronization of routing information among intermediate nodes
US8369212B2 (en) * 2006-08-29 2013-02-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Network path validation based on user-specified criteria
US7693073B2 (en) * 2006-10-13 2010-04-06 At&T Intellectual Property I, L.P. System and method for routing packet traffic
US8208463B2 (en) * 2006-10-24 2012-06-26 Cisco Technology, Inc. Subnet scoped multicast / broadcast packet distribution mechanism over a routed network
US7626984B2 (en) * 2006-10-25 2009-12-01 At&T Corp. Method and apparatus for providing congruent multicast and unicast routing
US7684352B2 (en) 2006-11-02 2010-03-23 Nortel Networks Ltd Distributed storage of routing information in a link state protocol controlled network
US20080107027A1 (en) * 2006-11-02 2008-05-08 Nortel Networks Limited Engineered paths in a link state protocol controlled Ethernet network
US8270319B2 (en) * 2006-12-14 2012-09-18 Rockstart Bidco, LP Method and apparatus for exchanging routing information and establishing connectivity across multiple network areas
GB0802371D0 (en) 2008-02-09 2008-03-12 Nortel Networks Ltd PLSB-VPLS interworking

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7008A (en) * 1850-01-08 Improvement in alloys for points of lightning-rods
US9020A (en) * 1852-06-15 Improved machine for peaking sheet-metal tubes
WO2008076201A1 (en) * 2006-12-14 2008-06-26 Nortel Networks Limited Method and apparatus for exchanging routing information and the establishment of connectivity across multiple network areas
WO2009088856A1 (en) * 2007-12-31 2009-07-16 Nortel Networks Limited Ip forwarding across a link state protocol controlled ethernet network

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022087146A (ja) * 2018-01-12 2022-06-09 華為技術有限公司 インテリアゲートウェイプロトコルフラッディング最小化
JP7389838B2 (ja) 2018-01-12 2023-11-30 華為技術有限公司 インテリアゲートウェイプロトコルフラッディング最小化
US11991074B2 (en) 2018-01-12 2024-05-21 Huawei Technologies Co., Ltd. Interior gateway protocol flood minimization

Also Published As

Publication number Publication date
RU2013144973A (ru) 2015-04-20
EP2486703A4 (en) 2014-05-21
US20120300774A1 (en) 2012-11-29
KR20120097377A (ko) 2012-09-03
US20100020797A1 (en) 2010-01-28
EP2486703A1 (en) 2012-08-15
WO2011041895A1 (en) 2011-04-14
CA2776895A1 (en) 2011-04-14
CN102648605A (zh) 2012-08-22
RU2507698C2 (ru) 2014-02-20
US8270319B2 (en) 2012-09-18
BR112012007996A2 (pt) 2016-03-29
RU2013144245A (ru) 2015-04-10
RU2012116597A (ru) 2013-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013507797A (ja) ルーティング情報を交換し、複数のネットワーク領域を横断して接続を構築する方法及び装置
US8879424B2 (en) Method and apparatus for exchanging routing information and the establishment of connectivity across multiple network areas
US9001647B2 (en) Distributed failure recovery in a routed ethernet network
JP5129261B2 (ja) リンクステートプロトコル制御のEthernetネットワークでのトラヒックエンジニアリングされたパス
CN102037685B (zh) 通过链路状态协议控制的以太网的ip转发
JP5081576B2 (ja) Mac(メディアアクセスコントロール)トンネリング、その制御及び方法
JP5314046B2 (ja) リンクステートプロトコル制御のイーサネットネットワークを用いたmplspノードの置き換え
US8305938B2 (en) Interworking an ethernet ring network with a spanning tree controlled ethernet network
CN114520762A (zh) BIERv6报文的发送方法以及第一网络设备
CN103501275A (zh) 一种邻居多链路处理方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141028

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141215

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150526