JP2013506886A - ストレージシステム - Google Patents
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Abstract
【選択図】図2
Description
制御プログラム501が、管理装置105から、プール生成指示を受ける。プール生成指示は、パラメータとして、例えば、以下の(p1)〜(p3)のうちの、少なくとも(p1)がある。(p1)は、ユーザによる入力が必須のパラメータであり、(p2)及び(p3)は、ユーザが任意に入力するパラメータである。
(p1)ユーザ(例えば管理者)が要求する容量(ユーザ要求プール容量)。ユーザ要求プール容量は、実割当容量212とは異なる。なぜなら、実割当容量212は、DPプールに所属するPDEVの総容量であるからである。
(p2)PDEV117の属性を表す情報(PDEV情報)。例えば、デバイス種別、IF種別及びPDEV性能。
(p3)プールに付与する番号(プール番号)。
制御プログラム501が、プール管理テーブル505から特定されるDPプール203の数が、作成可能最大プール数の値201より小さいか否かを判断する。この判断の結果が肯定的の場合、S12が行われる。この判断の結果が否定的の場合、制御プログラム501は、エラーを表す情報を管理装置105に送信し、管理装置105が、エラーを表示する(S16)。
制御プログラム501が、ユーザ要求プール容量以上の総容量となるようにPDEV117を選択する。具体的には、例えば、制御プログラム501は、下記の処理を行う。
(S12−1): 制御プログラム501は、PDEV管理テーブル509を参照し、所属プール番号213が「null」になっているPDEV(いずれのDPプール203にも所属していないPDEV)を特定する。特定されたPDEVが、作成されるDPプールの構成要素の候補である。なお、プール生成指示のパラメータとして、PDEV情報があれば、所属プール番号213が「null」であり、且つ、PDEV情報に適合するPDEVが、DPプールの構成要素の候補として特定される。以下、この(S12−1)で特定されたPDEVを、「候補PDEV」と言う。
(S12−2): 制御プログラム501は、複数の候補PDEVから、ユーザ要求プール容量以上の総容量となるようにPDEVを選択する。この結果、選択されたPDEVの総容量(DPプールの実割当容量)は、ユーザ要求プール容量と同じか又はそれより大きい。なお、PDEVの選択のためにRAIDレベル及びコンビネーションが考慮されて良い。例えば、ユーザ要求プール容量が1TB(テラバイト)の場合、制御プログラム501は、選択されたPDEVの総容量がユーザ要求プール容量の1.3倍(1.3TB)となるように、複数の候補PDEVからPDEVを選択して良い。作成されるDPプールに、異なるRAIDレベル及びコンビネーションの仮想LUが関連付けられる場合には、パリティ比率が最も高いRAIDレベル及びコンビネーションのそのパリティ比率を基に、PDEVが選択されて良い。また、DPプールに関連付けられる仮想LUのRAIDレベル及びコンビネーションが決められている場合には、そのRAIDレベル及びコンビネーションでのパリティ比率を基に、PDEVが選択されて良い。なお、「パリティ比率」とは、仮想ページに対するI/O対象のデータのサイズに対する、生成されるパリティの総サイズの割合である。
制御プログラム501は、作成するDPプールに関する情報を、プール管理テーブル505に追加する。作成するDPプールに関する情報として、下記が追加される。
*プール番号210: 所定の規則に従って決定された番号(例えば、プール管理テーブル505に登録されているプール番号210のうち最も大きい番号の次の番号)。或いは、S10での上記パラメータ(p3)が表すプール番号。
*PDEV番号リスト211: S12で選択されたPDEVの番号。
*実割当容量212: S12で選択されたPDEVの総容量。
*使用容量213:ゼロ。なぜなら、当該DPプールから実ページが割り当てられていないため。
*先頭PDEV番号214: S12で選択されたPDEVの番号のうちの、所定の規則に従って決定された番号。例えば、S12で選択されたPDEVの番号のうちの最も小さい番号。
制御プログラム501が、PDEV管理テーブル509における、S12で選択されたPDEVの所属プール番号231を、「null」から、作成されるDPプールの番号(S13での番号)に更新する。
制御プログラム501が、作成されるDPプールを構成する各PDEV(S12で選択された各PDEV)の記憶空間を、実ページ容量毎に分割し、それにより得られる各実ページを管理する。具体的には、制御プログラム501は、作成されるDPプールに対応した実ページ管理テーブル511を作成しメモリ123に格納する。作成された実ページ管理テーブル511が有する各レコードは、下記情報を有する。
*PDEV番号240: S12で選択されたいずれかのPDEVの番号。
*実ページ番号241: S12で選択されたPDEVが提供する実ページに付与されたいずれかの通し番号。
*LUN242: null。いずれの実ページがいずれの仮想ページにも割り当てられていないため。
*仮想ページ番号243: null。いずれの実ページがいずれの仮想ページにも割り当てられていないため。
*アクセスカウンタ244: ゼロ。いずれの実ページに対してI/Oが発生していないため。
制御プログラム501が、管理装置105から、仮想LU生成指示を受ける。仮想LU生成指示は、パラメータとして、例えば、以下の(p11)〜(p15)のうちの、少なくとも(p15)がある。(p15)は、ユーザによる入力が必須のパラメータであり、(p11)〜(p14)は、ユーザが任意に入力するパラメータである。(p11)〜(p14)のうち、ユーザから入力されていないパラメータは、所定の規則によって決定される値(デフォルト値)である。
(p11)作成する仮想LUに付与するLUN。デフォルト値は、例えば、仮想LUのLUNとして付与可能な番号群のうちの最も小さい番号である。
(p12)作成する仮想LUの数。デフォルト値は、「1」である。
(p13)作成する仮想LUの所属先のDPプールの番号(プール番号)。デフォルト値は、作成されているDPプールの番号のうちの最も小さい番号である。
(p14)RAIDレベル(コンビネーションの設定も同時に行う)。デフォルト値は、例えば、RAID5(2D+1P)である。
(p15)仮想LUの容量。
制御プログラム501が、上記(p12)が表す数の仮想LU毎に、作成する仮想LUに関する情報を、仮想LU管理テーブル507に追加する。作成する仮想LUに関する情報として、下記が追加される。
*LUN220: 上記パラメータ(p11)が表すLUN。
*所属プール番号221: 上記パラメータ(p13)が表すプール番号。上記パラメータ(p13)が表すプール番号のDPプールに、上記(p12)が表す数の仮想LUが関連付けられる。
*RAIDレベル222: 上記パラメータ(p14)が表すRAIDレベル。
*コンビネーション223:上記パラメータ(p14)が表すコンビネーション。
*容量224:上記パラメータ(p15)が表す容量。
制御プログラム501が、上記(p12)が表す数の仮想LU毎に、作成する仮想LUの各仮想ページに関する情報を、マッピング管理テーブル513に追加する。各仮想ページについて追加される情報は、例えば下記の通りである。
*LUN250: 仮想ページを有する仮想LUのLUN。
*仮想ページ番号251: 仮想ページの番号。
*実ページ識別情報252: null。いずれの仮想ページに実ページが割り当てられていないため。
*アクセスカウンタ253: ゼロ。いずれの仮想ページに対してI/Oが発生していないため。
以下の処理が行われる。
(w11)制御プログラム501が、仮想LU#11の仮想ページV11を指定したライトコマンドをホスト#1から受け、マッピング管理テーブル513を参照し、ライト先の仮想ページV11に実ページが割り当てられていないことを特定する。
(w12)制御プログラム501が、仮想LU管理テーブル507を参照して、仮想ページV11を有する仮想LU#11のRAIDレベルがRAID5(2D+1P)であることを特定する。
(w13)制御プログラム501が、仮想LU#11が所属するDPプール#11に対応した実ページ管理テーブル511を参照し、LUN242及び仮想ページ番号243がnullである実ページから、PDEV番号240が異なる三つの実ページ((w12)で特定されたRAIDレベル(RAID5(2D+1P))に基づく数の実ページ)を選択する。ここでは、PDEV#11内の実ページR11、PDEV#12内の実ページR21、及び、PDEV#13内の実ページR31が選択される。
(w14)制御プログラム501が、(w13)で選択した実ページR11、R21及びR31を、仮想ページV11に割り当て、マッピング管理テーブル513を更新する。
(w15)制御プログラム501が、三つの実ページR11、R21及びR31のうちの二つに、仮想ページV11に対するライト対象のデータを分割することにより得られた二つのデータ要素を書き込み、それら三つの実ページのうちの残りの一つに、それら二つのデータ要素に基づくパリティを書き込む。
以下の処理が行われる。
(w21)制御プログラム501が、仮想LU#12の仮想ページV22を指定したライトコマンドをホスト#2から受け、マッピング管理テーブル513を参照し、ライト先の仮想ページV22に割り当てられている実ページを特定する。仮想ページV22を有する仮想LU#12のRAIDレベルがRAID6(3D+2P)なので、仮想ページV22には五つの実ページが割り当てられており、(w21)では、それら五つの実ページが特定される。具体的には、PDEV#13内の実ページR32、PDEV#14内の実ページR41、PDEV#15内の実ページR51、PDEV#16内の実ページR61、及び、PDEV#17内の実ページR71が選択される。
(w22)制御プログラム501が、(w21)で特定した五つの実ページR32、R41、R51、R61及びR71のうちの三つに、仮想ページV22に対するライト対象のデータを分割することにより得られた三つのデータ要素を書き込み、それら五つの実ページのうちの残りの二つに、それら三つのデータ要素に基づく二つのパリティを書き込む。
制御プログラム501が、ライト先情報を有するライトコマンドとライト対象のデータとを受ける。ライト先情報は、LUNとLBAとを有する。ライト対象のデータは、メモリ123(キャッシュ領域)に書き込まれる。
制御プログラム501が、マッピング管理テーブル513を参照して、ライト先情報から特定される仮想ページ(ライト先仮想ページ)に実ページが割り当てられているか否かを判断する。
*ライト先仮想ページに対応したアクセスカウンタ253の値を1インクリメントする;
*ライト先仮想ページに対応した仮想アクセス頻度情報(仮想アクセス状況テーブル517内の情報)を更新する(具体的には、ライト頻度(1分、1時間、1日、1週間)を増加する更新を行う);
*ライト先仮想ページに割り当てられている各実ページに対応したアクセスカウンタ244の値を1インクリメントする;
*ライト先仮想ページに割り当てられている各実ページに対応した実アクセス頻度情報(実アクセス状況テーブル515内の情報)を更新する(具体的には、ライト頻度(1分、1時間、1日、1週間)を増加する更新を行う)、
を行う。なお、ライト先仮想ページに割り当てられている実ページは、マッピング管理テーブル513から特定可能である。ライト先仮想ページを有する仮想LU(以下、ライト先仮想LU)は、ライト先情報が有するLUNから識別可能である。ライト先仮想LUのRAIDレベルは、仮想LU管理テーブル507から特定可能である。
制御プログラム501が、ライト先仮想LU(例えば、図16での仮想LU#11)に対応したRAIDレベル222及びコンビネーション223(例えば、RAID5(2D+1P)を特定する。制御プログラム501が、特定されたRAIDレベル222及びコンビネーション223を基に、選択するPDEVの数Kを決定する。例えば、RAIDレベルが表すコンビネーションが、「nD+mP(or D)」の場合(nは自然数、mは0以上の整数)、選択するPDEVの数Kは、(n+m)である。具体的には、例えば、コンビネーションが「2D+1P」の場合、K=2+1=3である。
制御プログラム501が、ライト先仮想LUに対応した所属プール番号221と同じ値のプール番号210に対応する先頭PDEV番号214を特定する。
制御プログラム501が、ライト先仮想LUに対応した所属プール番号221と同じ値のプール番号210に対応するPDEV番号リスト211から、S32で選択した数Kと同数のPDEV番号を選択する。その際、制御プログラム501は、まず、S33で特定した先頭PDEV番号214と同じPDEV番号(例えば#11)を選択し、そのPDEV番号を先頭に、順次、PDEV番号の小さい順に、選択されたPDEV番号の数がKに達するまで、PDEV番号を選択していく。もし、選択されたPDEV番号の数がKに達する前に、選択したPDEV番号が、ライト先仮想LUが所属するDPプール(例えば、図16でのDPプール#11)に対応したPDEV番号リスト211のうちの最も大きい番号になった場合には、そのPDEV番号リスト211のうちの最も小さい番号が選択される。
*空き容量235の多いPDEVを優先的に選択すること。これにより、DPプールにおけるPDEVを均等に使用することが期待できる。
*IF種別232及びPDEV性能233の両方又は片方が同一のPDEVを選択すること。これにより、一つの仮想ページに割り当てられる実ページに対するI/O性能が同じであることが期待される。
制御プログラム501が、S34で選択した各PDEV番号から特定される各PDEVから、一つの空き実ページを選択する。具体的には、例えば、制御プログラム501は、ライト先仮想LUが所属するDPプールに対応した実ページ管理テーブル511を基に、選択したPDEV番号毎に、nullであるLUN242及び仮想ページ番号243に対応したいずれかの実ページ番号241を選択する。図16の例によれば、PDEV番号#11について実ページ番号R11が選択され、PDEV番号#12について実ページ番号R21が選択され、PDEV番号#13について実ページ番号R31が選択される。
制御プログラム501が、ライト先仮想ページに対応した実ページ識別情報252を、nullから、S35で選択した実ページ番号241と、その番号241に対応したPDEV番号240との組合せ(例えば、#11−R11、#12−R21、#13−R31)に更新する。つまり、制御プログラム501は、ライト先仮想ページ(例えば、図16での仮想ページV11)に、S35で選択された二以上の空き実ページを割り当てる。
制御プログラム501が、S36で割り当てた二以上の実ページに、ライト先仮想LUのRAIDレベル及びコンビネーションに基づいて、ライト対象のデータを書き込む。図16の例によれば、二つのデータ要素と一つのパリティが、三つの実ページR11、R21及びR31に書き込まれる。そして、制御プログラム501は、前述したようなライト状況更新処理を行う。これにより、ライト先仮想ページに対応したアクセスカウンタ253の値、ライト先仮想ページに対応した仮想アクセス頻度情報、ライト先仮想ページに割り当てられている各実ページに対応したアクセスカウンタ244の値、及び、ライト先仮想ページに割り当てられている各実ページに対応した実アクセス頻度情報が、更新される。
制御プログラム501が、リード元情報を有するリードコマンドを受ける。リード元情報は、例えば、LUN及びLBAを有する。
制御プログラム501が、マッピング管理テーブル513を参照して、リード元情報から特定される仮想ページ(リード元仮想ページ)に実ページが割り当てられているか否かを判断する。S41の判断の結果が否定的の場合、S42が行われる。S41の判断の結果が肯定的の場合、S43が行われる。
制御プログラム501が、エラーを、リードコマンドの送信元のホストに送信する。
制御プログラム501が、リード元仮想ページに割り当てられている二以上の実ページから、二以上のデータ要素(及び一以上のパリティ)を読み出し、読み出した二以上のデータ要素で構成されるデータ(つまり、リード対象のデータ)を、リードコマンドの送信元のホストに送信する(リード対象のデータは、パリティで復元されたデータ要素を含んだデータであっても良い。)。そして、制御プログラム501は、以下のリード状況更新処理:
*リード元仮想ページに対応したアクセスカウンタ253の値を1インクリメントする;
*リード元仮想ページに対応した仮想アクセス頻度情報(仮想アクセス状況テーブル517内の情報)を更新する(具体的には、リード頻度(1分、1時間、1日、1週間)を増加する更新を行う);
*リード元仮想ページに割り当てられている各実ページに対応したアクセスカウンタ244の値を1インクリメントする;
*リード元仮想ページに割り当てられている各実ページに対応した実アクセス頻度情報(実アクセス状況テーブル515内の情報)を更新する(具体的には、リード頻度(1分、1時間、1日、1週間)を増加する更新を行う)、
を行う。
(k1)仮想ページに割り当てられているv個の実ページからv個のデータユニットを読み出し、v個のデータユニットを基にデータを構築する(本実施形態の説明で言う「データユニット」とは、実ページに格納されているデータ要素又はパリティの総称である);
(k2)第2のRAIDレベル及びコンビネーションに基づくw個の実ページを、仮想LUが関連付けられているDPプールのw個のPDEVからそれぞれ選択し、仮想ページに、(k1)でのv個の実ページに代えて、選択したw個の実ページを割り当てる;
(k3)割り当てたw個の実ページに、(k1)で構築したデータに基づくw個のデータユニットを書き込む、
を行う。なお、(k2)では、RAIDレベル(又はコンビネーション)が変更される仮想LUが関連付けられているDPプールでの各PDEVの使用率が均一になるように、w個の実ページが選択されて良い。これにより、仮想LUについて定義されているRAIDレベル(又はコンビネーション)の変更を契機に、その仮想LUが関連付けられているDPプールに属する各PDEVの使用率の均一化が期待できる。このとき、PDEVの使用率ではなく空き容量が均一になるようにw個の実ページが選択されても良い。
PDEVの増設が行われた場合(例えば、制御プログラム501が、PDEVが増設されたことを検出した場合)、制御プログラム501は、増設されたPDEV(以下、増設PDEV)に関する情報(レコード)を、PDEV管理テーブル509に追加する。PDEVに関する情報のうち、IF種別232、PDEV性能233、容量234及び空き容量235は、ユーザから管理装置105を通じて入力されても良いし、増設PDEVから取得されても良い。PDEV番号230は、ユーザから管理装置105を通じて入力されても良いし、制御プログラム501によって決められても良い。制御プログラム501は、PDEV管理テーブル509における、増設PDEVに関する情報に、所属プール番号231、すなわち、増設PDEVがメンバとなるDPプールの番号を追加する。この所属プール番号231は、ユーザから管理装置105を通じて入力された番号でも良いし、制御プログラム501が決定した番号(例えば、空きの実ページの総容量が不足していると検出されたDPプールの番号)でも良い。
制御プログラム501が、S1801で追加した所属プール番号231と同じプール番号210(図7参照)に対応したPDEV番号リスト211(以下、図21の説明において「対象リスト211」と言う)に、増設PDEVの番号を追加し、且つ、そのプール番号210に対応した実割当容量212に、増設PDEVの容量を追加する。また、制御プログラム501は、S1801で追加した所属プール番号231に対応する実ページ管理テーブル511に、増設PDEVが有する各実ページに対応する情報(レコード)を追加する。
制御プログラム501が、PDEV管理テーブル509で管理されている容量234及び空き容量235のうち、対象リスト211に属するPDEVに対応した容量234及び空き容量235を参照し、対象リスト211に属する各PDEVの使用率(容量234に対する空き容量235の比率)を算出する。そして、制御プログラム501は、使用率が所定の閾値を超過しているPDEVを特定する。
制御プログラム501が、S1803で特定されたPDEVの使用率が所定の閾値以下となるまで、再配置処理を実行する。「再配置処理」とは、一つのDPプールにおいて或るPDEV内の実ページから別のPDEV内の実ページにデータユニットを移動する処理である。
制御プログラム501が、増設PDEVを有するDPプールにおける全てのPDEVの使用率が均等になるまで再配置処理を実行する。このPDEVの増設の際に行われる処理では、PDEVの使用率の代わりに、空き容量を基に、再配置処理の対象のPDEVが決定されても良い。
制御プログラム501が、データユニットの移動元の実ページと、データユニットの移動先の実ページとを選択する。この再配置処理が、図21のS1804での再配置処理であれば、移動元の実ページは、図21のS1803で特定されたPDEV(使用率が所定の閾値を超過しているPDEV)から選択され、移動先の実ページは、少なくとも一つの空きの実ページにデータユニットが格納されても使用率が所定の閾値を超過しないPDEV(例えば、使用率が最も低いPDEV)から選択される。一方、この再配置処理が、図21のS1805での再配置処理であれば、移動元の実ページは、使用率が最も高いPDEVから選択され、移動先の実ページは、使用率が最も低いPDEVから選択される。
制御プログラム501が、RAIDが維持されるか否かを判断する。「RAIDが維持されるか否か」とは、RAID技術に基づいてI/Oデータの生成が可能か否かである。具体的には、移動先の実ページを有するPDEV内の別の実ページに、移動元の実ページに格納されているデータユニットに基づいて生成されるI/Oデータの基になる別のデータユニットが存在するか否かである。より具体的には、例えば、制御プログラム501は、移動元の実ページの割当先の仮想ページに対応する実ページ識別情報252に、移動先の実ページを有するPDEVの番号が含まれておらず、RAIDが維持されるか否かを判断する。この判断の結果が肯定的の場合、S1903が行われ、この判断の結果が否定的の場合、S1904が行われる。
制御プログラム501は、移動元の実ページから移動先の実ページにデータユニットを移動する。そして、制御プログラム501は、移動元の実ページの割当先であった仮想ページに対応する実ページ識別情報252に含まれている、移動元実ページの識別情報(PDEV番号と実ページ番号との組合せ)を、移動先実ページの識別情報に更新する。つまり、制御プログラム501は、移動先の実ページを、移動元の実ページに代えて仮想ページに割り当てる。
制御プログラム501は、移動先の実ページを別のPDEVから選択する。例えば、別のPDEVは、この再配置処理が図21のS1804及びS1805のどちらであるかに関わらず、S1901で選択した移動先実ページを有するPDEVの次に使用率が低いPDEVでよい。また、この再配置処理では、PDEVの使用率の代わりに空き容量を基にPDEVが選択されても良い。
S1803〜S1805が行われない。このバリエーションでは、制御プログラム501は、各ライトコマンドの処理において、ライト先の仮想ページに割り当てる実ページを、必ず、増設PDEVから選択するようにする。例えば、DPプール#20にPDEV#51〜#53があり、PDEV#54が増設された場合、制御プログラム501は、ライトコマンドの処理では、必ず、ライト先の仮想ページに割り当てる二以上の実ページにPDEV#54内の実ページが含まれるようにする。なお、ライトコマンドの処理において増設PDEVから実ページを必ず選択することは、増設PDEVの使用率が、増設PDEVを有するDPプール内の他のPDEVの使用率と同程度(例えば、DPプールでのPDEVの使用率の平均と同じ、又は、その平均との差が所定値未満)になるまで行われる。その後は、DPプールに属する複数のPDEVが均等に選択される。
移動先の実ページが、移動元の実ページのアクセス頻度(実アクセス状況テーブル515から特定されるアクセス頻度)に基づいて決定される。例えば、移動元実ページのアクセス頻度の割りに、移動元実ページを有するPDEVのI/O性能が高ければ、移動先の実ページは、移動元の実ページを有するPDEV(例えばSSD)よりもI/O性能の低いPDEV(例えばHDD)から選択されて良い。逆に、例えば、移動元実ページのアクセス頻度の割りに、移動元実ページを有するPDEVのI/O性能が低ければ、移動先の実ページは、移動元の実ページを有するPDEV(例えばHDD)よりもI/O性能の高いPDEV(例えばSSD)から選択されて良い。
制御プログラム501が、ユーザから管理装置105を通じて、減設対象のPDEVの番号の入力を受ける。
制御プログラム501が、実ページ管理テーブル511を参照して、減設対象のPDEVが有する複数の実ページのうち仮想ページに割り当てられている一以上の実ページをLUN242及び仮想ページ番号243がnullでない実ページから特定する。
制御プログラム501が、RAIDを維持し、且つ、使用率が均等になるように、データユニットを移動する。具体的には、例えば、制御プログラム501が、S2702で特定された実ページ(移動元の実ページ)毎に、減設対象のPDEV以外のPDEVのうち使用率が最も低いPDEVから一つの実ページ(移動先の実ページ)を選択し、選択した移動先実ページに、移動元の実ページからデータユニットを移動する。移動元の実ページを有するPDEVのI/O性能と、移動先の実ページを有するPDEVのI/O性能が同じであることが好ましい。
制御プログラム501が、S2702で特定された実ページ(移動元の実ページ)毎に、移動元実ページが割り当てられた仮想ページに、移動元実ページに代えて移動先実ページを割り当てる。具体的には、例えば、制御プログラム501は、S2702で特定された実ページ(移動元の実ページ)毎に、移動元実ページが割り当てられている仮想ページに対応した実ページ識別情報252における、移動元実ページの識別情報を、移動先実ページの識別情報に更新する。
制御プログラム501が、減設対象のPDEVに関する情報を、メモリ123に格納されているテーブルから削除する。具体的には、例えば、制御プログラム501は、以下の処理:
*PDEV管理テーブル509から、減設対象のPDEVに対応するレコードを削除する;
*プール管理テーブル505における、減設対象PDEVが属するDPプールに対応したPDEV番号リスト211から、減設対象のPDEVの番号を削除し、且つ、実割当容量212から、減設対象PDEVの容量を引く。また、減設対象のPDEVの番号が先頭PDEV番号214であった場合、先頭PDEV番号214の値を減設対象PDEVの番号の次に大きいPDEV番号の値に更新する。;
*減設対象PDEVが属するDPプールに対応する実ページ管理テーブル511から、減設対象PDEVが有する各実ページに対応する情報(レコード)を削除する、
を行う。また、このPDEVの減設の際に行われる処理では、PDEVの使用率の代わりに、空き容量を基に、PDEVが選択されても良い。
(X1)算出されたリード比率又はライト比率が、そのリード比率又はライト比率を有する実ページを提供するPDEVの属性(例えばI/O性能)に適していない。
(X2)算出されたリード比率又はライト比率が、そのリード比率又はライト比率を有する仮想ページに割り当てられている実ページを提供するPDEVの属性(例えばI/O性能)に適していない。
(f1)仮想ページに割り当てられている、第1のDPプール内の複数の実ページから、第2のDPプール内の複数の実ページに、それぞれデータユニットを移動する;
(f2)複数の移動先の実ページを、複数の移動元の実ページに代えて仮想ページに割り当てる、
を行う。なお、(f1)での移動先の実ページは、仮想ページのアクセス頻度(仮想アクセス状況テーブル517から特定されるアクセス頻度)に適した属性(例えばI/O性能)を有するPDEVから選択される。例えば、仮想ページのアクセス頻度が所定の閾値以上であれば、I/O性能が高いPDEVから移動先の実ページが選択され、一方、仮想ページのアクセス頻度が所定の閾値より低ければ、I/O性能が低いPDEVから移動先の実ページが選択されてよい。
制御プログラム501は、実ページ管理テーブル511を参照し、障害PDEVのうちの割当て済み実ページを特定する。制御プログラム501は、特定された割当て済み実ページ毎に、以下の(S2502)〜(S2504)を行う。
制御プログラム501は、割当て済み実ページの割当先の仮想ページに割り当てられている一以上の他の実ページからデータユニットを読み出す。
制御プログラム501は、S2502で読み出された一以上のデータユニットを基に、障害PDEV内の実ページが記憶しているべきデータユニットをリストアする。
制御プログラム501は、RAIDが維持され、且つ、障害PDEVが属するDPプール内のPDEVの使用率が均一になるよう、そのDPプール内の他のPDEVから、S2503でリストアしたデータユニットのライト先の空きの実ページを選択し、選択した実ページに、リストアしたデータユニットを書き込む。制御プログラム501は、障害PDEV内の実ページに代えてその書き込み先の実ページを仮想ページに割り当てる。
障害PDEVにおける全ての割当て済み実ページについてS2502〜S2504が行われた後、障害HDDが別のHDDに交換される。
制御プログラム501は、DPプール内のPDEVの使用率が均一になるよう、DPプール内の複数の他のPDEVから交換後のPDEVにデータユニットを移動する。制御プログラム501は、データユニットの移動元の実ページに代えて交換後のPDEV内の移動先実ページを仮想ページに割り当てる。交換優先タイプのリストア処理において、PDEVの使用率の代わりに空き容量が均一になるよう移動先のPDEVを選択しても良い。
障害PDEVが別のPDEVに交換される。
制御プログラム501が、実ページ管理テーブル511を参照し、障害PDEVのうちの割当て済み実ページを特定する。制御プログラム501は、特定された割当て済み実ページ毎に、以下の(S2603)〜(S2605)を行う。
制御プログラム501は、割当て済み実ページの割当先の仮想ページに割り当てられている一以上の他の実ページからデータユニットを読み出す。
制御プログラム501は、S2603で読み出された一以上のデータユニットを基に、障害PDEV内の実ページが記憶しているべきデータユニットをリストアする。
制御プログラム501は、リストアしたデータユニットを、交換後のPDEVに書き込む。
Claims (15)
- ホスト装置と接続されたストレージシステムであって、
前記ホスト装置に仮想ボリュームを提供し、前記ホスト装置からの前記仮想ボリュームに対するライトコマンドとリードコマンドとを処理するコントローラと、
複数の記憶装置と、
を有し、
前記コントローラは、
前記仮想ボリュームの有する複数の仮想記憶領域のうちの第1仮想記憶領域へのデータのライトコマンドを受領すると、前記第1仮想記憶領域に、前記複数の記憶装置の有する複数の実記憶領域のいずれも割当られていない場合に、
前記仮想ボリュームに設定されたRAIDレベルとコンビネーションとに基づいた数の複数の記憶装置を選択し、
前記複数の記憶装置のそれぞれから前記仮想記憶領域に割当てられていない前記実記憶領域を選択し、
前記選択された実記憶領域を前記第1仮想記憶領域に割り当て、
当該割当てられた実記憶領域に、前記RAIDレベルまたはコンビネーションにしたがって、前記データを書き込む
ことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記コントローラは、前記複数の仮想記憶領域それぞれと、前記複数の仮想記録領域それぞれに割当てられた前記複数の実記憶領域のいずれかとの対応付けの情報である第1情報を有し、
前記コントローラは、前記第1仮想記憶領域に、前記複数の実記憶領域のいずれかが割当てられた場合、前記第1仮想記憶領域と前記割当てられた実記憶領域との対応付けの情報を新たに第1情報に記憶する
ことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項1に記載のストレージシステムであって、
複数の前記記憶装置は、前記記憶装置の管理単位であるプールを形成し、
前記コントローラは、前記ホストに対して、前記仮想ボリュームに設定された前記RAIDレベルまたは前記コンビネーションとは異なるRAIDレベルまたはコンビネーションが設定された他の仮想ボリュームを提供し、
前記コントローラは、前記第1仮想記憶領域に前記実記憶領域を割当てる場合、前記プールに含まれる前記記憶装置を選択し、
前記コントローラは、前記他の仮想ボリュームが有する第2仮想記憶領域に前記実記憶領域を割当てる場合、前記プールに含まれる前記記憶装置を選択する
ことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項3に記載のストレージシステムであって、
前記第1仮想記憶領域と、前記第2仮想記憶領域とは同一の記憶装置が有する異なる前記実記憶領域が割当てられる
ことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記複数の記憶装置は、
前記第1仮想記憶領域に割当てられた第1実記憶領域を有する第1記憶装置と、
いずれの前記実記憶領域も第1仮想記憶領域に割当てられていない第2記憶装置と、
を有し、
前記コントローラは、
前記第1実記憶領域に記憶された第1データを移行する際に、
前記第2記憶装置の有する前記複数の実記憶領域のうちから、いずれの前記仮想記憶領域にも割り当てられていない第2実記憶領域を選択し、
前記第1データを前記第2実記憶領域に移行する
ことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項5に記載のストレージシステムであって、
前記コントローラは、前記第1記憶装置が有する前記複数の実記憶領域の総容量と、前記仮想記憶領域に割当てられていない前記実記憶領域の総容量との情報である第3情報を有し、
前記コントローラは、
前記第3情報を参照し、
前記仮想記憶領域に割当てられた前記実記憶領域の総容量に基づいて、前記複数の記憶装置から移行元である前記第1記憶装置と移行先である前記第2記憶装置とを選択する
ことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項6に記載のストレージシステムであって、
前記第2記憶装置の、前記記憶装置が有する全記憶領域に対する前記仮想記憶領域に割当てられている前記実記憶領域が、所定の閾値より低い
ことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記ストレージシステムに第4実記憶領域を備える前記記憶装置である第4記憶装置が追加された場合、前記コントローラは、前記複数の記憶装置のうち前記第1仮想記憶領域に割当てられた第1実記憶領域を有する第1記憶装置に記憶された第1データを前記第4実記憶領域に移行する
ことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項8に記載のストレージシステムであって、
前記コントローラは、前記ストレージシステムが有する前記複数の記憶装置の情報である第2情報を有し、
前記コントローラは、前記ストレージシステムに前記第4記憶装置が追加された場合、前記第4記憶装置の情報を前記第2情報に記憶する
ことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記ストレージシステムに第4実記憶領域を備える前記記憶装置である第4記憶装置が追加された場合、
前記コントローラは、
前記仮想ボリュームの有する複数の仮想記憶領域のうちの第2仮想記憶領域への第2データのライトコマンドを受領すると、前記第2仮想記憶領域に、前記複数の記憶装置の有する複数の実記憶領域のいずれも割当られていない場合に、
前記仮想ボリュームに設定されたRAIDレベルとコンビネーションとに基づいた数の複数の記憶装置を選択し、
前記選択した複数の記憶装置に前記第4の記憶装置を含み、
前記複数の記憶装置のそれぞれから前記仮想記憶領域に割当てられていない前記実記憶領域を選択し、
前記選択された実記憶領域を前記第2仮想記憶領域に割り当て、
当該割当てられた実記憶領域に、前記RAIDレベルまたはコンビネーションにしたがって、前記第2データを書き込む
ことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記複数の記憶装置は、
前記第1仮想記憶領域に割当てられた第1実記憶領域を有する第1記憶装置と、
いずれの前記実記憶領域も前記第1仮想記憶領域に割当てられていない第2記憶装置と、
を有し、
前記第1記憶装置に障害が発生すると、
前記コントローラは、
前記第1仮想記憶領域に割当てられた前記第1実記憶領域以外の複数の前記実記憶領域に記憶されたデータから、前記第1記憶領域に記憶されていた第1データを修復し、
前記第2記憶装置の有する前記複数の実記憶領域のうちから、いずれの前記仮想記憶領域にも割り当てられていない第2実記憶領域を選択し、
前記第1データを前記第2実記憶領域に移行することを特徴とするストレージシステム。 - ホスト装置と接続されたストレージシステムの制御方法であって、
前記ストレージシステムは、
前記ホスト装置に仮想ボリュームを提供し、前記ホスト装置からの前記仮想ボリュームに対するライトコマンドとリードコマンドとを処理するコントローラと、
複数の記憶装置と、
を備え,
前記制御方法は、
前記仮想ボリュームの有する複数の仮想記憶領域のうちの第1仮想記憶領域へのデータのライトコマンドを受領し、
前記第1仮想記憶領域に、前記複数の記憶装置の有する複数の実記憶領域のいずれも割当ていない場合に、
前記仮想ボリュームに設定されたRAIDレベルとコンビネーションとに基づいた数の複数の記憶装置を選択し、
前記複数の記憶装置のそれぞれから前記仮想記憶領域に割当てられていない前記実記憶領域を選択し、
前記第1仮想記憶領域に割り当て、
当該割当てられた実記憶領域に、前記RAIDレベルまたはコンビネーションにしたがって、処理されたデータを書き込むことを特徴とするストレージシステムの制御方法。 - 請求項12に記載のストレージシステムの制御方法であって、
前記記憶装置の管理単位であるプールを形成し、
前記ホストに対して、前記仮想ボリュームに設定された前記RAIDレベルまたは前記コンビネーションとは異なるRAIDレベルまたはコンビネーションが設定された他の仮想ボリュームを提供し、
前記第1仮想記憶領域に前記実記憶領域を割当てる場合、
前記プールに含まれる前記記憶装置を選択し、
前記他の仮想ボリュームが有する第2仮想記憶領域に前記実記憶領域を割当てる場合、
前記プールに含まれる前記記憶装置を選択する
ことを特徴とするストレージシステムの制御方法。 - 請求項13に記載のストレージシステムの制御方法であって、
前記第2仮想記憶領域に前記実記憶領域を割当てる場合、
少なくとも1つの前記第1仮想記憶領域に割当てた前記実記憶領域を有する前記記憶装置と同一の前記記憶装置が有する、いずれの前記仮想記憶領域にも割当てられていない前記実記憶領域を選択する
ことを特徴とするストレージシステムの制御方法。 - 請求項12に記載のストレージシステムの制御方法であって、
前記複数の記憶装置は、
前記第1仮想記憶領域に割当てられた第1実記憶領域を有する第1記憶装置と、
いずれの前記実記憶領域も第1仮想記憶領域に割当てられていない第2記憶装置と、
を備える場合、
前記第1実記憶領域に記憶された第1データを移行する際に、
前記第2記憶装置の有する前記複数の実記憶領域のうちから、いずれの前記仮想記憶領域にも割り当てられていない第2実記憶領域を選択し、
前記第1データを前記第2実記憶領域に移行することを特徴とするストレージシステムの制御方法。
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