JP2013505304A - シクロヘキサンジメタノールに基づく親水性ポリウレタンウレア - Google Patents
シクロヘキサンジメタノールに基づく親水性ポリウレタンウレア Download PDFInfo
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Abstract
Description
(a)以下の一般構造:
(b)
含有するポリマー化合物である。
(a)ヘパリン、ヘパリン硫酸、ヒルジン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ケラチン硫酸、ウロキナーゼおよびストレプトキナーゼを包含する細胞溶解物質、それらの同族体、類似体、断片、誘導体および薬物塩;
(b)抗生物質、例えば、ペニシリン、セファロスポリン、バンコマイシン、アミノグリコシド、キノロン、ポリミキシン、エリスロマイシン;テトラサイクリン、クロラムフェニコール、クリンダマイシン、リンコマイシン、スルホンアミド、それらの同族体、類似体、誘導体、薬物塩およびそれらの混合物;
(c)パクリタキセル、ドセタキセル、シロリムスまたはエベロリムスのような免疫抑制剤、メクロレタミン、クロラムブシル、シクロホスファミド、メルファランおよびイホスファミドを包含するアルキル化剤;メトトレキサート、6−メルカプトプリン、5−フルオロウラシルおよびシタラビンを包含する代謝拮抗剤;ビンブラスチンを包含する植物性アルカロイド;ビンクリスチンおよびエトポシド;ドキソルビシン、ダウノマイシン、ブレオマイシンおよびマイトマイシンを包含する抗生物質;カルムスチンおよびロムスチンを包含するニトロソウレア;シスプラチンを包含する無機イオン;インターフェロンを包含する生体反応変性剤;アンギオスタチンおよびエンドスタチン;アスパラギナーゼを包含する酵素;およびタモキシフェンおよびフルタミドを包含するホルモン、それらの同族体、類似体、断片、誘導体、薬物塩並びにそれらの混合物;
(d)抗ウィルス剤、例えば、アマンタジン、リマンタジン、リバビリン、イドクスウリジン、ビダラビン、トリフルリジン、アシクロビル、ガンシクロビル、ジドブジン、ホスホノホルメート、インターフェロン、それらの同族体、類似体、断片、誘導体、薬物塩並びにそれらの混合物;および
(e)抗炎症剤、例えば、イブプロフェン、デキサメタゾンまたはメチルプレドニゾロン。
固形分はDIN EN ISO 3251に従って測定した。ポリウレタンウレア分散体または溶液(1g)を、赤外線乾燥機を用いて、恒量に達するまで115℃で乾燥した(15〜20分)。
ポリウレタンウレア分散体または溶液の平均粒度は、Malvern Instruments製の高性能粒度測定器(HPPS 3.3)を用いて測定した。
特に記載のない限り、%で記載した量は重量%として理解され、得られる分散体または溶液に対する量である。
引張強さは、DIN 53504に従って測定した。
Anton Paar GmbH(ドイツ国オストフィルデルン在)製Physics MCR 51 Rheometerを用いて、粘度を測定した。
・Desmophen(登録商標) C2200:ポリカーボネートポリオール、OH価56mgKOH/g、数平均分子量2000g/mol(Bayer MaterialScience AG(ドイツ国レーフエルクーゼン在))
・Desmophen(登録商標) C1200:ポリカーボネートポリオール、OH価56mgKOH/g、数平均分子量2000g/mol(Bayer MaterialScience AG(ドイツ国レーフエルクーゼン在))
・Polyether LB 25:エチレンオキシド/プロピレンオキシドに基づく単官能性ポリエーテル、数平均分子量2250g/mol、OH価25mgKOH/g(Bayer MaterialScience AG(ドイツ国レーフエルクーゼン在))
・1,4−シクロヘキサンジメタノール:Estman(米国テネシー州キングズポート在)からの製品
実施例1
約1000g/molの数平均分子量を有する、シクロヘキサンジメタノールに基づく脂環式ポリカーボネートジオールの調製
上部取り付け型蒸留装置付属品、撹拌機および受器を備えた16L容の加圧反応器に、窒素雰囲気下、3042.4gのシクロヘキサンジメタノールを導入し、この初期導入物を、20mbarの減圧下、90℃で2時間脱水した。次いで、窒素雰囲気にし、還流冷却器を取り付けた。続いて、90℃で、0.7gのイットリウム(III)アセチルアセトネートおよび2377.9gの炭酸ジメチルを添加した。窒素雰囲気下、反応混合物を135℃で2時間加熱し、撹拌および還流しながら24時間維持した。その後、温度を150℃に上げ、この温度でバッチを4時間撹拌した。次いで、温度を180℃に上げ、この温度でバッチを更に4時間撹拌した。そして、温度を130℃に下げ、続く蒸留のために反応容器を改造した。その後、蒸留によって炭酸ジメチル含有混合物において脱離生成物であるメタノールを除去し、温度を180℃まで段階的に上げた。次いで、20mbarの減圧下、180℃で6時間維持した。この操作の過程で、炭酸ジメチル含有混合物において、メタノールは反応混合物から更に除去された。
空気を導入し、反応混合物が室温まで冷えた後、下記性質を有する、黄色がかった固体状ポリカーボネートジオールを得た:
Mn=984g/mol、OH価=114mgKOH/g。
約500g/molの数平均分子量を有する、シクロヘキサンジメタノールに基づく脂環式ポリカーボネートジオールの調製
3119.5gのシクロヘキサンジメタノール、0.7gのイットリウム(III)アセチルアセトネートおよび1977.3gの炭酸ジメチルを用いた、実施例1と同様の手順
これにより、下記性質を有する、黄色がかった固体状ポリカーボネートジオールを得た:
Mn=524g/mol、OH価=214mgKOH/g。
実施例3a(比較)
195.4gのDesmophen C2200、30.0gのLB 25および47.8gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)を、2.4%の一定NCO含量になるまで110℃で反応させた。混合物を放冷し、350.0gのトルエンおよび200gのイソプロパノールで希釈した。室温で、イソホロンジアミン11.8gの1−メトキシプロパン−2−オール94.0g中溶液を添加した。分子量の増加が終了し、所望の粘度範囲に達した後、残留イソシアネート含有物をイソプロパノールでブロックするために、室温で5時間撹拌を継続した。これにより、22℃で37,100mPasの粘度を有する31.9%濃度のトルエン/イソプロパノール/1−メトキシプロパン−2−オール中ポリウレタンウレア溶液929gを得た。
97.8gのDesmophen C2200、48.9gの実施例1のポリカーボネートジオール、30.0gのLB 25および47.8gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)を、2.8%の一定NCO含量になるまで110℃で反応させた。混合物を放冷し、320.0gのトルエンおよび185gのイソプロパノールで希釈した。室温で、イソホロンジアミン12.3gの1−メトキシプロパン−2−オール100g中溶液を添加した。分子量の増加が終了し、所望の粘度範囲に達した後、残留イソシアネート含有物をイソプロパノールでブロックするために、室温で16時間撹拌を継続した。これにより、22℃で14,100mPasの粘度を有する28.6%濃度のトルエン/イソプロパノール/1−メトキシプロパン−2−オール中ポリウレタンウレア溶液841.8gを得た。
146.8gのDesmophen C2200、24.5gの実施例1のポリカーボネートジオール、30.0gのLB 25および47.8gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)を、2.6%の一定NCO含量になるまで110℃で反応させた。混合物を放冷し、320.0gのトルエンおよび185gのイソプロパノールで希釈した。室温で、イソホロンジアミン11.4gの1−メトキシプロパン−2−オール90g中溶液を添加した。分子量の増加が終了し、所望の粘度範囲に達した後、残留イソシアネート含有物をイソプロパノールでブロックするために、室温で22時間撹拌を継続した。これにより、22℃で24,400mPasの粘度を有する30.9%濃度のトルエン/イソプロパノール/1−メトキシプロパン−2−オール中ポリウレタンウレア溶液855.5gを得た。
1.静的接触角を測定するための被膜の製造
スピンコーター(RC5 Gyrset 5、Karl Suess(ドイツ国ガルヒング在))を用いて、25×75mm寸法のスライドガラス上に、静的接触角を測定するための被膜を製造した。この目的のために、スピンコーターの試料台にスライドガラスを固定し、15%濃度の有機ポリウレタン溶液約2.5〜3gでスライドガラスを均一に被覆した。有機ポリウレタン溶液の全ては、トルエン65重量%およびイソプロパノール35重量%の溶媒混合物を用いて、ポリマー固形分15%まで希釈した。1300rpmで20秒間試料台を回転させることにより、均一な被膜を得た。この被膜を100℃で1時間、次いで50℃で24時間乾燥した。得られた被覆スライドガラスを、接触角測定に直接付した。
得られたスライドガラス上被膜の上で、静的接触角を測定した。コンピューター制御注入器を備えたDataphysics社製のビデオ付き接触角測定装置OCA20を用い、10滴のミリポア水を試料に適用し、その静的濡れ接触角を測定した。(存在するならば)試料表面上の静電荷を、予め帯電防止乾燥機を用いて除去した。
200μmコーティングバーを用いて剥離紙上にフィルムを製造し、100℃で15分間乾燥した。DIN 53504に従って、打ち抜き試験片を調べた。
この実施例は、比較例のポリウレタンウレア溶液の調製を記載する。
195.4gのDesmophen C2200、40.0gのLB 25および47.8gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)を、2.2%の一定NCO含量になるまで110℃で反応させた。混合物を放冷し、350.0gのトルエンおよび200gのイソプロパノールで希釈した。室温で、イソホロンジアミン12.0gの1−メトキシプロパン−2−オール100g中溶液を添加した。分子量の増加が終了し、所望の粘度範囲に達した後、残留イソシアネート含有物をイソプロパノールでブロックするために、4時間撹拌を継続した。これにより、22℃で19,300mPasの粘度を有する31.6%濃度のトルエン/イソプロパノール/1−メトキシプロパン−2−オール中ポリウレタンウレア溶液945gを得た。
97.5gのDesmophen C2200、48.9gの実施例1のポリカーボネートジオール、40.0gのLB 25および47.8gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)を、2.5%の一定NCO含量になるまで110℃で反応させた。混合物を放冷し、320.0gのトルエンおよび180gのイソプロパノールで希釈した。室温で、イソホロンジアミン11.2gの1−メトキシプロパン−2−オール100g中溶液を添加した。分子量の増加が終了し、所望の粘度範囲に達した後、残留イソシアネート含有物をイソプロパノールでブロックするために、室温で5時間撹拌を継続した。これにより、22℃で13,100mPasの粘度を有する29.5%濃度のトルエン/イソプロパノール/1−メトキシプロパン−2−オール中ポリウレタンウレア溶液845.4gを得た。
146.8gのDesmophen C2200、24.5gの実施例1のポリカーボネートジオール、40.0gのLB 25および47.8gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)を、2.4%の一定NCO含量になるまで110℃で反応させた。混合物を放冷し、320.0gのトルエンおよび180gのイソプロパノールで希釈した。室温で、イソホロンジアミン11.5gの1−メトキシプロパン−2−オール97.9g中溶液を添加した。分子量の増加が終了し、所望の粘度範囲に達した後、残留イソシアネート含有物をイソプロパノールでブロックするために、室温で22時間撹拌を継続した。これにより、22℃で32,800mPasの粘度を有する31.6%濃度のトルエン/イソプロパノール/1−メトキシプロパン−2−オール中ポリウレタンウレア溶液868.5gを得た。
97.5gのDesmophen C2200、25.6gの実施例2のポリカーボネートジオール、40.0gのLB 25および47.8gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)を、3.0%の一定NCO含量になるまで110℃で反応させた。混合物を放冷し、310.0gのトルエンおよび170gのイソプロパノールで希釈した。室温で、イソホロンジアミン12.7gの1−メトキシプロパン−2−オール100g中溶液を添加した。分子量の増加が終了し、所望の粘度範囲に達した後、残留イソシアネート含有物をイソプロパノールでブロックするために、室温で22時間撹拌を継続した。これにより、22℃で8600mPasの粘度を有する28.2%濃度のトルエン/イソプロパノール/1−メトキシプロパン−2−オール中ポリウレタンウレア溶液803.6gを得た。
146.8gのDesmophen C2200、12.8gの実施例2のポリカーボネートジオール、40.0gのLB 25および47.8gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)を、2.5%の一定NCO含量になるまで110℃で反応させた。混合物を放冷し、330.0gのトルエンおよび185gのイソプロパノールで希釈した。室温で、イソホロンジアミン11.7gの1−メトキシプロパン−2−オール100g中溶液を添加した。分子量の増加が終了し、所望の粘度範囲に達した後、残留イソシアネート含有物をイソプロパノールでブロックするために、室温で6時間撹拌を継続した。これにより、22℃で11,400mPasの粘度を有する30.0%濃度のトルエン/イソプロパノール/1−メトキシプロパン−2−オール中ポリウレタンウレア溶液874.1gを得た。
1.静的接触角を測定するための被膜の製造
スピンコーター(RC5 Gyrset 5、Karl Suess(ドイツ国ガルヒング在))を用いて、25×75mm寸法のスライドガラス上に、静的接触角を測定するための被膜を製造した。この目的のために、スピンコーターの試料台にスライドガラスを固定し、15%濃度の有機ポリウレタンウレア溶液約2.5〜3gでスライドガラスを均一に被覆した。有機ポリウレタンウレア溶液の全ては、トルエン65重量%およびイソプロパノール35重量%の溶媒混合物を用いて、ポリマー固形分15%まで希釈した。1300rpmで20秒間試料台を回転させることにより、均一な被膜を得た。この被膜を100℃で1時間、次いで50℃で24時間乾燥した。得られた被覆スライドガラスを、接触角測定に直接付した。
得られたスライドガラス上被膜の上で、静的接触角を測定した。コンピューター制御注入器を備えたDataphysics社製のビデオ付き接触角測定装置OCA20を用い、10滴のミリポア水を試料に適用し、その静的濡れ接触角を測定した。(存在するならば)試料表面上の静電荷を、予め帯電防止乾燥機を用いて除去した。
200μmコーティングバーを用いて剥離紙上にフィルムを製造し、100℃で15分間乾燥した。DIN 53504に従って、打ち抜き試験片を調べた。
実施例3b(比較)
277.2gのDesmophen C2200、33.1gのLB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。混合物を110℃に加熱した。16時間後、2.4%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で711gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって590gの水を添加することによって分散を実施した。減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、40.7%の固形分および136nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
138.6gのDesmophen C2200、69.3gの実施例1のポリカーボネートジオール、33.1gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。混合物を110℃に加熱した。75分後、2.9%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で700gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって530gの水を添加することによって分散を実施した。減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、38.4%の固形分および143nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
208gのDesmophen C2200、34.7gの実施例1のポリカーボネートジオール、33.1gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。混合物を110℃に加熱した。16時間後、2.6%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で700gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって550gの水を添加することによって分散を実施した。減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、43.0%の固形分および115nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
138.6gのDesmophen C2200、36.2gの実施例2のポリカーボネートジオール、33.1gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。混合物を110℃に加熱した。14.5時間後、3.3%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で670gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって500gの水を添加することによって分散を実施した。減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、38.6%の固形分および147nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
208gのDesmophen C2200、18.1gの実施例2のポリカーボネートジオール、33.1gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。混合物を110℃に加熱した。17時間後、2.7%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で700gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって550gの水を添加することによって分散を実施した。減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、39.7%の固形分および122nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
1.静的接触角を測定するための被膜の製造
スピンコーター(RC5 Gyrset 5、Karl Suess(ドイツ国ガルヒング在))を用いて、25×75mm寸法のスライドガラス上に、静的接触角を測定するための被膜を製造した。この目的のために、スピンコーターの試料台にスライドガラスを固定し、未希釈ポリウレタンウレア水性分散体約2.5〜3gでスライドガラスを均一に被覆した。1300rpmで20秒間試料台を回転させることにより、均一な被膜を得た。この被膜を100℃で15分間、次いで50℃で24時間乾燥した。得られた被覆スライドガラスを、接触角測定に直接付した。
得られたスライドガラス上被膜の上で、静的接触角を測定した。コンピューター制御注入器を備えたDataphysics社製のビデオ付き接触角測定装置OCA20を用い、10滴のミリポア水を試料に適用し、その静的濡れ接触角を測定した。(存在するならば)試料表面上の静電荷を、予め帯電防止乾燥機を用いて除去した。
200μmコーティングバーを用いて剥離紙上に被覆剤を適用した。フィルム製造前に、水性分散体を2重量%の増粘剤(Borchi Gel A LA、Brochers(ドイツ国ランゲンフェルト在))と混合し、室温で30分間撹拌することにより均質化した。湿潤フィルムを100℃で15分間乾燥した。
DIN 53504に従って、打ち抜き試験片を調べた。
277.2gのDesmophen C1200、33.1gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。バッチを110℃に加熱した。75分後、2.4%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で711gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって590gの水を添加することによって分散を実施した。次いで、減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、39.9%の固形分および169nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
208.0gのDesmophen C1200、34.7gの実施例1のポリカーボネートジオール、33.1gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。バッチを110℃に加熱した。2時間40分後、2.6%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で700gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって530gの水を添加することによって分散を実施した。次いで、減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、40.8%の固形分および132nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
138.6gのDesmophen C1200、69.3gの実施例1のポリカーボネートジオール、33.1gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。バッチを110℃に加熱した。2.5時間後、2.9%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で700gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって530gの水を添加することによって分散を実施した。次いで、減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、40.2%の固形分および132nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
138.6gのDesmophen C1200、36.2gの実施例2のポリカーボネートジオール、33.1gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。バッチを110℃に加熱した。2.5時間後、3.2%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で670gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって500gの水を添加することによって分散を実施した。次いで、減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、39.7%の固形分および151nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
1.静的接触角を測定するための被膜の製造
スピンコーター(RC5 Gyrset 5、Karl Suess(ドイツ国ガルヒング在))を用いて、25×75mm寸法のスライドガラス上に、静的接触角を測定するための被膜を製造した。この目的のために、スピンコーターの試料台にスライドガラスを固定し、未希釈ポリウレタンウレア水性分散体約2.5〜3gでスライドガラスを均一に被覆した。1300rpmで20秒間試料台を回転させることにより、均一な被膜を得た。この被膜を100℃で15分間、次いで50℃で24時間乾燥した。得られた被覆スライドガラスを、接触角測定に直接付した。
得られたスライドガラス上被膜の上で、静的接触角を測定した。コンピューター制御注入器を備えたDataphysics社製のビデオ付き接触角測定装置OCA20を用い、10滴のミリポア水を試料に適用し、その静的濡れ接触角を測定した。(存在するならば)試料表面上の静電荷を、予め帯電防止乾燥機を用いて除去した。
200μmドクターブレードを用いて剥離紙上に被覆剤を適用した。フィルム製造前に、水性分散体を2重量%の増粘剤(Borchi Gel A LA、Brochers(ドイツ国ランゲンフェルト在))と混合し、室温で30分間撹拌することにより均質化した。湿潤フィルムを100℃で15分間乾燥した。
DIN 53504に従って、打ち抜き試験片を調べた。
269.8gのDesmophen C2200、49.7gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。バッチを110℃に加熱した。21時間後、2.4%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で711gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって590gの水を添加することによって分散を実施した。次いで、減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、41.3%の固形分および109nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
135gのDesmophen C2200、67.5gの実施例1のポリカーボネートジオール、49.7gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。バッチを110℃に加熱した。17.5時間後、2.5%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で650gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって520gの水を添加することによって分散を実施した。次いで、減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、39.8%の固形分および80nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
202.4gのDesmophen C2200、33.7gの実施例1のポリカーボネートジオール、49.7gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。バッチを110℃に加熱した。17時間後、2.5%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で650gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって540gの水を添加することによって分散を実施した。次いで、減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、41.3%の固形分および85nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
202.6gのDesmophen C2200、17.7gの実施例2のポリカーボネートジオール、49.7gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。バッチを110℃に加熱した。17時間後、2.6%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で670gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって550gの水を添加することによって分散を実施した。次いで、減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、41.4%の固形分および85nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
135gのDesmophen C2200、35.3gの実施例2のポリカーボネートジオール、49.7gのPolyether LB 25および6.7gのネオペンチルグリコールを65℃で導入し、5分間の撹拌によって均質化した。この混合物を、65℃で1分間にわたって、まず71.3gの4,4’−ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)と、次いで11.9gのイソホロンジイソシアネートと混合した。バッチを110℃に加熱した。17.5時間後、3.1%の理論NCO値に達した。得られたプレポリマーを50℃で620gのアセトンに溶解し、次いで、40℃で、エチレンジアミン4.8gの水16g中溶液を10分間にわたって計量添加した。続いて、5分間撹拌した。その後、15分間にわたって490gの水を添加することによって分散を実施した。次いで、減圧下、蒸留によって溶媒を除去した。これにより、39.2%の固形分および79nmの平均粒度を有する、貯蔵安定なポリウレタンウレア分散体を得た。
1.静的接触角を測定するための被膜の製造
スピンコーター(RC5 Gyrset 5、Karl Suess(ドイツ国ガルヒング在))を用いて、25×75mm寸法のスライドガラス上に、静的接触角を測定するための被膜を製造した。この目的のために、スピンコーターの試料台にスライドガラスを固定し、未希釈ポリウレタン水性分散体約2.5〜3gでスライドガラスを均一に被覆した。1300rpmで20秒間試料台を回転させることにより、均一な被膜を得た。この被膜を100℃で15分間、次いで50℃で24時間乾燥した。得られた被覆スライドガラスを、接触角測定に直接付した。
得られたスライドガラス上被膜の上で、静的接触角を測定した。コンピューター制御注入器を備えたDataphysics社製のビデオ付き接触角測定装置OCA20を用い、10滴のミリポア水を試料に適用し、その静的濡れ接触角を測定した。(存在するならば)試料表面上の静電荷を、予め帯電防止乾燥機を用いて除去した。
200μmドクターブレードを用いて剥離紙上に被覆剤を適用した。フィルム製造前に、水性分散体を2重量%の増粘剤(Borchi Gel A LA、Brochers(ドイツ国ランゲンフェルト在))と混合し、室温で30分間撹拌することにより均質化した。湿潤フィルムを100℃で15分間乾燥した。
DIN 53504に従って、打ち抜き試験片を調べた。
Claims (15)
- イオン性基またはイオノゲン基を含有しないことを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタンウレア。
- 1.7〜2.3の平均ヒドロキシル官能価を好ましくは有するポリカーボネートポリオール成分に基づくことを特徴とする、請求項1または2に記載のポリウレタンウレア。
- ポリカーボネートポリオール成分が、ポリカーボネートポリオールa1)に加えて別のポリカーボネートポリオールa2)も含んでなることを特徴とする、請求項4に記載のポリウレタンウレア。
- ポリカーボネートポリオールa2)が、1.7〜2.3の平均ヒドロキシル官能価および400〜6000g/molのOH価によって決定された分子量を有する、ヘキサン−1,6−ジオール、ブタン−1,4−ジオールまたはそれらの混合物に基づく化合物であることを特徴とする、請求項5に記載のポリウレタンウレア。
- 終端化に使用されるポリエチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシドのコポリマー単位が、500g/mol〜5000g/molの数平均分子量を有し、アルキレンオキシド単位の総量に基づいて少なくとも40mol%のエチレンオキシド単位および60mol%以下のプロピレンオキシド単位のモノヒドロキシ官能性混合ポリアルキレンオキシドポリエーテルに基づくことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のポリウレタンウレア。
- 溶解状態で存在することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のポリウレタンウレア。
- ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、テトラメチルウレア、N−メチルピロリドン、トルエン、直鎖および環式のエステル、エーテル、ケトンおよび/またはアルコール中に、好ましくは、トルエンとエタノール、n−プロパノール、イソプロパノールおよび/または1−メトキシ−2−プロパノールとの混合物中に、溶解していることを特徴とする、請求項8に記載のポリウレタンウレア。
- 分散状態で存在することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のポリウレタンウレア。
- 水中に分散していることを特徴とする、請求項10に記載のポリウレタンウレア。
- 少なくとも1種の活性薬理成分を含んでなることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載のポリウレタンウレア。
- 基材上に被膜を製造するための、請求項1〜12のいずれかに記載のポリウレタンウレアの使用。
- 基材が医療機器、特にステントまたはカテーテルであることを特徴とする、請求項13に記載の使用。
- ポリカーボネートポリオール成分a)、少なくとも1種のポリイソシアネート成分b)、少なくとも1種のポリオキシアルキレンエーテル成分c)、少なくとも1種のジアミンおよび/またはアミノアルコール成分d)、並びに必要に応じて別のポリオール成分を互いに反応させる、請求項1〜12のいずれかに記載のポリウレタンウレアの製造方法。
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