JP2013504246A - Macヘッダータイプ情報を用いたmacpdu送受信方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、送信端で媒体接続制御プロトコルデータユニット(Medium Access Control Protocol Data Unit:MAC PDU)を伝送する方法であって、前記MAC PDUに含まれるMACヘッダータイプに関する第1のパラメーターを含む動的サービス連結要請メッセージを受信端に伝送する段階、及び前記受信端から前記動的サービス連結要請メッセージに対する応答として前記MAC PDUに含まれるMACヘッダータイプに関する第2のパラメーターを含む動的サービス連結応答メッセージを受信する段階を含み、前記第1のパラメーター及び前記第2のパラメーターは、前記MAC PDUに含まれるMACヘッダーが発展した一般MACヘッダー(Advernced Generic MAC Header)及び圧縮MACヘッダー(Compact MAC Header)のうちいずれか一つであることを指示する発明に関するものである。
【選択図】図7

Description

本発明は、移動通信システムに関するもので、具体的には、MACヘッダータイプ情報を用いたMAC PDU(Medium Access Control Protocol Data Unit)送受信方法及びその装置に関するものである。
インターネットを基盤とする通信システムは、一般に5個の階層からなるプロトコルスタックで構成され、各プロトコル階層の構成は図1に示す通りである。
図1は、一般的に使用されるインターネットプロトコルスタックの一例を示す図である。
図1を参照すると、インターネットプロトコルスタックは、最上位階層である応用階層、伝送階層、ネットワーク階層、リンク階層及び物理階層の順に構成される。応用階層は、FTP(File Transfer Protocol)/HTTP(Hypertext Transfer Protocol)/TCP(Transmission Control Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)などのネットワークアプリケーションをサポートするための階層である。伝送階層は、TCP/UDPプロトコルを使用してホスト間のデータ伝送機能を担当する階層であって、ネットワーク階層は、伝送階層とIPプロトコルを介したソースから目的地へのデータ伝送経路設定を行う階層である。リンク階層は、PPP/イーサネット(登録商標)プロトコルなどを介して周辺ネットワーク個体間のデータ伝送及び媒体接続制御(MAC:Medium Access Control)を担当する階層であって、物理階層は、有線又は無線媒体を用いたデータのビット単位の伝送を行う最下位階層である。
図2は、一般的に使用されるデータ伝送のための各階層の動作を示した図である。
図2を参照すると、送信側の伝送階層では、上位階層である応用階層から受信したメッセージペイロード(Payload、M)にヘッダー情報(H+)を追加して新しいデータユニットを生成する。伝送階層は、これを再び下位階層であるネットワーク階層に伝送する。ネットワーク階層では、伝送階層から受信したデータにネットワーク階層で使用されるヘッダー情報(Hn)を追加して新しいデータユニットを生成し、これを再び下位階層であるリンク階層に伝送する。リンク階層では、上位階層から受信したデータにリンク階層で使用するヘッダー情報(Hl)を追加して新しいデータユニットを生成し、これを再び下位階層である物理階層に伝送する。物理階層はリンク階層から受信したデータユニットを受信側に伝送する。
受信側の物理階層は、送信側からデータユニットを受信し、自分の上位階層であるリンク階層にデータユニットを送信する。受信側では、各階層別に追加されたヘッダーを処理し、ヘッダーを除去したメッセージペイロードMを上位階層に伝送する。このような過程を通して伝送側と受信側との間のデータ送受信が行われる。
図2のように送信側と受信側との間のデータ送受信のために、各階層では、プロトコルヘッダーを追加し、データアドレッシング、ルーティング、フォワーディング及びデータ再伝送などの制御機能を行う。
図3は、一般的に使用されるIEEE 802.16システム基盤の無線移動通信システムで定義するプロトコル階層モデルを示す。
図3を参照すると、リンク階層に属するMAC階層は、3個の副階層で構成することができる。
まず、サービス指定収斂副階層(Service−Specific Convergence Sublayer:Service−Specific CS)は、CS SAP(Service Access Point)を通して受信された外部ネットワークのデータをMAC共通部副階層(Common Part Sublayer:CPS)の各MAC SDU(Service Data Unit)に変形又はマッピングさせることができる。この階層では、外部ネットワークの各SDUを区分した後、該当するMACサービスフロー識別子(SFID:Service Flow IDentifier)とCID(Connection IDentifier)とを関連させる機能を含むことができる。
次に、MAC CPSは、システムアクセス、帯域幅割り当て、連結設定及び管理などのMACの核心的な機能を提供する階層であって、MAC SAPを通して多様なCSから特定MAC連結によって分類されたデータを受信する。このとき、物理階層を通したデータ伝送とスケジューリングにサービス品質(QoS:Quality of Service)を適用することができる。
また、暗号化副階層(Security Sublayer)は、認証、保安キー交換及び暗号化機能を提供することができる。
MAC階層は、連結指向型(connection−oriented)サービスであって、伝送連結の概念で具現される。システムに端末が登録されるとき、サービスフローを端末とシステムとの間の交渉によって規定することができる。サービス要求が変更されると、新しい連結を設定することができる。ここで、伝送連結は、MAC及びサービスフローを用いる同位収斂(peer convergence)プロセス間のマッピングを定義し、サービスフローは、該当の連結で交換されるMAC PDUの各QoSパラメーターを定義する。
伝送連結上のサービスフローは、MACプロトコルの運営において核心的な役割を行い、アップリンク及びダウンリンクのQoS管理のためのメカニズムを提供する。特に、各サービスフローは、帯域幅割り当て過程と結合することができる。
一般的なIEEE 802.16システムで、端末は、無線インターフェースごとに48ビットの汎用(universal)MAC住所を有することができる。この住所は、端末の無線インターフェースを唯一に定義し、初期レンジング過程の間に端末の接続を設定するために使用することができる。そして、基地局は、各端末をそれぞれの互いに異なる識別子(ID)で検証するので、汎用MAC住所は認証プロセスの一部としても使用することができる。
それぞれの連結は、16ビット長さの連結識別子(CID:Connection IDentifier)によって識別することができる。端末の初期化が進行される間、管理連結(management connection)の2個のペア(アップリンク及びダウンリンク)を端末と基地局との間に設定し、管理連結まで含んで3個のペアを選択的に使用することができる。
上述した階層構造下での送信端と受信端のデータ交換のために、各媒体接続制御サービスデータユニット(MAC SDU:Medium Access Control Service data unit)を伝送する場合を仮定する。このとき、MAC SDUは、媒体接続制御プロトコルデータユニット(MAC PDU:Medium Access Control Packet Data Unit)に加工される。このようなMAC PDUを生成するために、基地局や端末はMAC PDUにMACヘッダーを含ませることができる。
一般に伝送しようとするパケットに対して断片化、パッキング又は自動再伝送要請(Automatic Retransmit reQuest:ARQ)を適用する場合、該当のMAC PDUにそれと関連した情報を含ませるために、各拡張ヘッダーのうち断片化パッキング拡張ヘッダー(Fragmentation and Packing Extended Header:FPEH)を使用することができる。
このとき、音声パケット(VoIP:Voice over Internet Protool)のような一定周期で生成され、固定された小さい大きさを有するデータに対しては圧縮MACヘッダー(CMH:Compact MAC header)を使用し、断片化又はパッキングを適用せずに伝送することが一般的である。また、エラー検査を行う場合は、MAC SDU単位に適用するARQリオーダリングでなく、MAC PDU単位に適用するハイブリッド自動再伝送要請(HARQ:Hybrid−ARQ)リオーダリングを用いるようになる。したがって、実質的にVoIPのようなパケットにHARQリオーダリングを行う場合、MAC PDUは、再伝送するデータを次に伝送される新しいデータと区分するために必要な該当のデータに対するシーケンスナンバーを含むためにFPEHを伴うようになる。この場合、VoIPパケットに最小2バイト大きさのFPEHを付加するとしても、MACヘッダーの大きさは3バイト以上になり、VoIPパケット伝送時に不必要な資源浪費が発生するようになる。
本発明は、従来技術の短所及び制限事項による一つ以上の問題を除去するために考案されたもので、MACヘッダータイプ情報を用いてMAC PDUを送受信するための装置及び方法を開示する。
本発明の目的は、上述した問題を解決するために、シーケンスナンバーを含む効率的な圧縮MACヘッダー(すなわち、ショートパケットMACヘッダー(SPMH))構造及びこれを使用してサービスを提供する方法を提案しようとする。
本発明の他の目的は、MAC PDU伝送のために基地局と端末が行うサービス連結過程で後で伝送しようとするMAC PDUで使用するMACヘッダーのタイプに対する情報共有を通して、より効率的なサービスを提供する方法を提案しようとする。
本発明で達成しようとする各技術的課題は、以上言及した技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、下記の記載から本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるだろう。
上述した課題を解決するための本発明の一実施例に係る無線接続システムでMAC PDU(Medium Access Control Protocal Data Unit)を用いて通信を行う方法は、端末がサービスフローを生成するための動的サービス追加要請(AAI_DSA−REQ)メッセージを基地局から受信する段階−AAI_DSA−REQメッセージは、サービスフローのMAC PDUに含まれるMACヘッダーのタイプを指示する第1のMACヘッダータイプパラメーター及びサービスフローと関連した連結を識別するフロー識別子(FID)を含む−;端末がAAI_DSA−REQメッセージに対する応答として動的サービス追加応答(AAI_DSA−RSP)メッセージを基地局に伝送する段階−AAI_DSA−RSPメッセージは、サービスフローのMAC PDUに含まれるMACヘッダーのタイプを指示する第2のMACヘッダータイプパラメーターを含む−;及び第2のMACヘッダータイプパラメーターが指示するMACヘッダーを用いて基地局と通信を行う段階;を含むことができる。このとき、MACヘッダータイプパラメーターは、一般のデータパケット伝送に使用される一般MACヘッダー(GMH)、又は小さいデータパケット伝送及び非ARQ連結に使用されるショートパケットMACヘッダー(SPMH)のうち一つを指示することができる。
このとき、AAI_DSA−REQメッセージは、サービスフローの各トラフィック特性を説明し、各要件をスケジューリングする各サービスフローパラメーター、及び各収斂副階層特定パラメーターを説明する収斂副階層パラメーターエンコーディングを含むことができる。
前記各サービスフローパラメーターは、MAC PDU伝送のための各パラメーターがアップリンクで使用されるか、それともダウンリンクで使用されるかを指示するリンク指示子を含むことができる。このとき、小さいデータパケットは、既に設定された固定された大きさ及び周期を有するVoIP(Voice over Internet Protocol)データパケットであり得る。また、SPMHは、フロー識別子(FID)フィールド、拡張ヘッダーグループ存在指示子(EH)フィールド、長さフィールド及びシーケンス番号(SN)フィールドで構成することができる。このとき、FIDフィールドは、MAC PDUの伝送に使用される連結を識別し、EHフィールドは、拡張ヘッダーグループがSPMHの後に存在するかどうかを指示し、長さフィールドは、SPMH、及び存在するなら拡張ヘッダーを含むMAC PDUの長さをバイト単位で示し、SNフィールドは、MAC PDUのペイロードシーケンス番号を指示し、各MAC PDUに対して1ずつ増加する。前記SNフィールドは、HARQ(Hybrid Automatic Retransmission reQuest)方式で使用することができる。
本発明の他の実施例として、無線接続システムでMAC PDU(Medium Access Control Protocol Data Unit)を用いて通信を行う装置は、送信機、受信機、及びMAC PDUを生成するためのプロセッサを含むことができる。このとき、MAC PDUは、動的サービスフロー生成過程で決定されたMACヘッダータイプパラメーターによって指示されたMACヘッダーを含み、MACヘッダータイプパラメーターは、一般MACヘッダー(GMH)及びショートパケットMACヘッダー(SPMH)のうち一つを指示することができる。
前記プロセッサは、収斂副階層、サービスデータユニット(SDU)断片化又は結合機能ユニット、及び前記MAC PDUを生成するために使用されるMAC PDU形成モジュールを含むことができる。このとき、動的サービスフロー形成過程は、動的サービス追加要請(AAI_DSA−REQ)メッセージ及び動的サービス追加応答(AAI_DSA−RSP)メッセージの交換によって行われる。
前記装置は、MACヘッダータイプパラメーターによって指示されたMACヘッダーを含むMAC PDUを用いて他の装置と通信を行う。このとき、MAC PDUはMAC PDU生成ユニットで構成することができる。
AAI_DSA−REQメッセージは、サービスフローの各トラフィック特性を説明し、各要件をスケジューリングする各サービスフローパラメーター及び収斂副階層特定パラメーターを詳述する収斂副階層パラメーターエンコーディングを含むことができる。
各サービスフローパラメーターは、MAC PDU伝送のための各パラメーターがアップリンクで使用されるか、それともダウンリンクで使用されるかを指示するリンク指示子及びMACヘッダータイプパラメーターを含むことができる。
AAI_DSA−RSPメッセージは、サービスフローのトラフィック特性及び各要件を説明する各サービスフローパラメーター、及び各収斂副階層特定パラメーターを説明する収斂副階層パラメーターエンコーディングを含むことができる。
このとき、各サービスフローパラメーターは、MAC PDU伝送に対する各パラメーターがアップリンクに対するものであるか、それともダウンリンクに対するものであるかを指示するリンク指示子及びMACヘッダータイプパラメーターを含むことができる。
前記小さいデータパケットは、既に設定された固定された大きさ及び周期を有するVoIP(Voice over Internet Protocol)データパケットを意味し得る。このとき、SPMHは、フロー識別子(FID)フィールド、拡張ヘッダーグループ存在指示子(EH)フィールド、長さフィールド及びシーケンス番号(SN)フィールドで構成される。
FIDフィールドは、MAC PDUの伝送に使用される連結を識別し、EHフィールドは、拡張ヘッダーグループがSPMHの後に存在するかどうかを指示し、長さフィールドは、SPMH、及び存在するなら拡張ヘッダーを含むMAC PDUの長さをバイト単位で示す。SNフィールドは、前記MAC PDUのペイロードシーケンス番号を指示し、各MAC PDUに対して1ずつ増加する。このとき、SNフィールドはHARQ(Hybrid Automatic Retransmission reQuest)方式で使用することができる。
前記各実施形態は、本発明の好適な各実施例の一部に過ぎなく、本発明の技術的特徴が反映された多様な実施例は、当該技術分野で通常の知識を有する者によって以下で説明する本発明の詳細な説明に基づいて導出されて理解されるだろう。
本発明は、次のような効果を提供する。
第一に、本発明の各実施例によると、基地局と端末のサービス連結過程でMACヘッダータイプに関する情報を共有することによって、より効率的に通信を行うことができる。
第二に、本発明の各実施例によると、VoIPのように小さいパケットをHARQリオーダリングする場合、必要なシーケンスナンバー(SN)情報を含む圧縮MACヘッダー(すなわち、SPMH)を使用することによって、拡張ヘッダーを伴うことによるMACヘッダーのオーバーヘッドを減少させることができる。
第三に、本発明の各実施例によると、圧縮MACヘッダーに該当のサービスフローを識別するためのフロー識別子(Flow ID)を含ませることによって、これを受信する受信端では、フローマッピング過程で発生するプロセッシングオーバーヘッドを減少させることができる。
最後に、本発明の各実施例によると、MAC PDU伝送のために基地局と端末が行うサービス連結過程で後で伝送しようとするMAC PDUで使用するMACヘッダーのタイプに対する情報共有を通して、より効率的なサービスを提供することができる。
本発明で得られる効果は、以上言及した各効果に制限されず、言及していない他の効果は、下記の記載から本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるだろう。
一般的に使用されるインターネットプロトコルスタックの一例を示す図である。 一般的に使用されるデータ伝送のための各階層の動作を示す図である。 一般的なIEEE 802.16システムの階層構造を示す図である。 IEEE 802.16システムで使用される連結とサービスの流れ(SF:Service Flow)を示す図である。 一般的に使用されるIEEE 802.16システム基盤の無線MAN移動通信システムで定義するMAC PDU(MAC Protocol Data Unit)形態の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る圧縮MACヘッダー構造の一例を示す図である。 本発明の他の実施例に係る端末が基地局にMAC PDU伝送のためにサービス連結を行う過程の一例を示す図である。 本発明の他の実施例に係る基地局が端末にMAC PDU伝送のためにサービス連結を行う過程の一例を示す図である。 本発明の他の実施例に係る端末が基地局にMAC PDU伝送のためにサービス連結を行う過程の他の例を示す図である。 本発明の他の実施例に係る基地局が端末にMAC PDU伝送のためにサービス連結を行う過程の他の例を示す図である。 本発明の更に他の実施例に係る送信装置でのMAC PDU生成部構造の一例を示す図である。 本発明の更に他の実施例として、上述した本発明の各実施例を行える端末及び基地局を説明するためのブロック構成図である。
添付の各図面に示した各参照は、本発明の好適な各実施例に詳細に記載される。
本発明は、無線通信システムでの効率的なデータ伝送のための各MACヘッダーに関するものである。
以下の各実施例は、本発明の各構成要素と各特徴を所定形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、別途の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮することができる。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されない形態で実施することができる。また、一部の構成要素及び/又は各特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の各実施例で説明する各動作の順序は変更可能である。一つの実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含ませたり、又は他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えることができる。
図面に対する説明において、本発明の要旨を不明瞭にするおそれがある手順又は段階などは記述しておらず、当業者の水準で理解可能な程度の手順又は段階も記述していない。
本明細書で、本発明の各実施例は、基地局と端末との間のデータ送受信関係を中心に説明した。ここで、基地局は、端末と直接通信を行うネットワークの終端ノードとしての意味を有する。本文書で基地局によって行われると説明された特定動作は、場合に応じては基地局の上位ノードによって行うこともできる。
すなわち、基地局を含む多数のネットワークノードからなるネットワークで端末との通信のために行われる多様な動作は、基地局又は基地局以外の他のネットワークノードによって行うことができる。このとき、「基地局」は、固定局、Node B、eNode B(eNB)、アクセスポイントなどの用語に取り替えることができる。また、「移動局(MS:Mobile Station)」は、ユーザー機器(UE:User Equipment)、加入者局(SS:Subscriber Station)、移動加入者局(MSS:Mobile Subscriber Station)、移動端末又は端末などの用語に取り替えることができる。
また、送信端は、データサービス又は音声サービスを提供する固定及び/又は移動ノードを意味し、受信端は、データサービス又は音声サービスを受信する固定及び/又は移動ノードを意味する。したがって、アップリンクでは端末が送信端になり、基地局が受信端になり得る。同様に、ダウンリンクでは端末が受信端になり、基地局が送信端になり得る。
すなわち、本発明の各実施例のうち本発明の技術的思想を明確に表すために説明していない各段階又は各部分は、前記各文書によって裏付けることができる。また、本文書で開示している全ての用語は、前記標準文書によって説明することができる。特に、本発明の各実施例は、IEEE 802.16システムの標準文書であるP802.16−2004、P802.16e−2005、P802.16e−2009及びP802.16m文書のうち一つ以上によって裏付けることができる。
以下、本発明に係る好適な実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。添付の図面と共に以下で開示する詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのものであって、本発明が実施され得る唯一の実施形態を示すためのものではない。
また、本発明の各実施例で使用される特定用語は、本発明の理解を促進するために提供されたものであって、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更することができる。
図4は、IEEE 802.16システムで使用される連結とサービスフロー(SF:Service Flow)を示す図である。
図4に示すように、MAC階層の論理的連結は、上位サービスフロー(SF)に対するQoSを提供するために、SFをQoSパラメーターが定義された論理連結とマッピングさせる。また、論理的連結は、該当の連結に対するデータ伝送のための適切なスケジューリングを通してMAC階層でのQoSを提供するために定義される。MAC階層で定義される連結の種類には、MAC階層で端末の管理のために端末別に割り当てる管理連結(Management Connection又は制御連結(Control Connection))と、上位サービスデータ伝送のためにサービスフローとマッピングされる伝送連結とがある。
全てのユーザーデータ通信は、各伝送連結のコンテキストで行うことができる。初期(default)サービスの流れと連関した各伝送連結を除いた伝送連結は、単方向(uni−directional)であって、DSA過程(後で説明する)で割り当てられる固有のフロー識別子(FID)によって識別される。アップリンク及びダウンリンクでの初期サービスの流れに対する各伝送連結は、既に割り当てられたFIDで識別され、ネットワーク進入時に登録過程で設定される。
各伝送連結は、各サービスフローに要求される多様なQoSレベルを提供するために活性化又は承認されたサービスフローと関連している。伝送連結は、関連した活性サービスフローが承認又は活性化される場合に成立され、関連したサービスフローが非活性化される場合に解除される。一旦伝送連結が成立されると、該当の伝送連結のFIDは無線MAN−OFDMA発展システムのハンドオーバー過程で変更されない。
帯域幅の使用を減少させるために、AMS及びABSは、一つの制御連結上で単一のDSxメッセージを用いて多数の連結を成立/変更/解除することができる。
各サービスフローは、既に提供されたり、動的に形成することができる。既に提供された各サービスフローと関連した各伝送連結は、MASネットワーク進入の完了によって開始されたDSA過程で成立される。特に、アップリンク及びダウンリンクで各初期サービスフローと関連した各伝送連結は、成功的に登録された手順によって既に割り当てられたFIDで成立することができる。
ただし、AMS又はABSは、新しいサービスフローを生成することができ、必要であれば、AMS及びABSは、各DSA過程を動的に用いて関連した伝送連結を生成することができる。関連したサービスフローが生成、変更又は解除されると、伝送連結が生成、変更又は解除される。
図5は、IEEE 802.16システム基盤の無線MAN移動通信システムで定義するMAC PDU(MAC Protocol Data Unit)形態の一例を示す図である。
一般に、第2の階層以下のリンク階層(すなわち、Link layer又はMAC layer)と物理階層(Physical layer)では、LAN、Wireless LAN、3GPP/3GPP2又はWireless MANなどの各システムによるプロトコルとそれによるMAC PDUのヘッダーフォーマットが異なる形で定義される。MACヘッダーは、リンク階層での各ノード間のデータ伝達のためにノードのMAC住所又はリンク住所を含み、ヘッダーエラー検査及びリンク階層制御情報を含むことができる。
図5を参照すると、それぞれのMAC PDUは、一定の長さのMACヘッダーから開始される。ヘッダーはMAC PDUのペイロードの前に位置する。MAC PDUは、一つ以上の拡張ヘッダーを含む拡張ヘッダーグループを含むことができ、拡張ヘッダーはMACヘッダーの後に位置し、拡張ヘッダーグループが含まれる場合、ペイロードは拡張ヘッダーグループの後に位置する。MAC PDUのペイロードは、サブヘッダー、MAC SDU及び断片のうち少なくとも一つを含むことができるが、可変的なバイト数量を表現できるようにペイロード情報の長さを変更することもできる。これによって、MAC副階層は、メッセージのフォーマットやビットパターンを認識せずにも上位階層の多様なトラフィックタイプを伝送することができる。図5には図示していないが、MAC PDUには、エラー検出のためのCRC(Cyclic Redundancy Check)を含むことができる。
MACヘッダーは、大きく三つのタイプを有し、ヘッダーの後にペイロードを含む発展した一般MACヘッダー(AGMH:Advenced−Generic MAC Header)、VoIPのようなアプリケーションをサポートするための圧縮MACヘッダー(CMH:Compact MAC Header)及び帯域幅要請などの制御のためのMACシグナリングヘッダー(MAC signaling header)に区分することができる。以下、CMHは、SPMHと称することができる。
ヘッダーの後にペイロードを伴うAGMHは、MAC制御メッセージ及び収斂階層(CS)のデータを含むDL/UL MAC PDUの開始部分に位置し、IEEE 802.16eなどでは、一般MACヘッダー(GMH)と称される。
表1は、IEEE 802.16システムを基盤とする無線通信システムで使用される発展した一般MACヘッダー(Advanced Generic MAC header)フォーマットの一例を示すものである。
表1を参照すると、発展した一般MACヘッダーは、該当の発展した一般MACヘッダーを使用するMAC PDUが伝送されるサービスフローを他のサービスフローから識別するための識別子を含むフロー識別子フィールド(Flow ID)、該当のMAC PDUの拡張ヘッダー存在有無を指示する拡張ヘッダー存在指示子フィールド(EH presence indicator)及び該当のMAC PDUの長さ情報を含む長さフィールド(Length)を含む。
拡張ヘッダー存在指示子フィールドが「1」に設定されると、該当のフィールドは拡張ヘッダーの存在を示し、該当のフィールドが「0」に設定されると、拡張ヘッダーが存在しないことを示す。長さフィールドは、拡張ヘッダーが存在する場合、拡張ヘッダーを含むMAC PDUの長さ情報を示し、バイト単位で表示され、長さフィールドに11ビットが割り当てられる。EHフィールドが「1」に設定されると、長さフィールドは14ビットのMAC PDU長さのうち最小(LSB)11ビットを示し、そうでない場合は11ビットのMAC PDU長さを示す。
次に、VoIPのように固定された小さい大きさのデータに所定周期で生成され、ARQを適用しないアプリケーションをサポートするときはSPMHを用いることができる。
表2は、IEEE 802.16システムを基盤とする無線通信システムで使用されるSPMHの一例を示すものである。
表2を参照すると、SPMHは、拡張ヘッダー存在指示子を含む拡張ヘッダー存在指示子フィールド(EH presence indicator)、及びSPMHを含むMAC PDUの長さを指示する長さフィールドを含む。
SPMHは、資源割り当て時、持続割り当てやグループ割り当てのように基地局と端末が既に交渉した資源割り当て位置で使用されるヘッダーであるので、フロー識別子を含まなくても、受信側では該当の位置でSPMHであることを識別することができる。したがって、SPMHは、発展した一般MACヘッダーと異なって、フロー識別子を含むフィールド(Flow ID)を含まない。また、持続割り当てやグループ割り当ては、VoIPのような周期的なショートパケットに対する資源割り当て方式で使用されるので、SPMHの長さはVoIPパケットの大きさによって7ビット範囲内で具現することができる。したがって、表2に例示したように、SPMHは、拡張ヘッダー存在指示フィールドには1ビットを割り当て、長さフィールドには7ビットを割り当てることによって、1バイトの大きさを有することができる。
一方、MAC PDUは、該当のMAC PDUを通して伝送しようとする情報の特性又は該当のMAC PDUに適用する伝送方法などによって該当の拡張ヘッダーを一つ以上さらに伴うことができる。拡張ヘッダーは、MACヘッダーの後に直ぐ挿入され、ペイロードを伴う場合はペイロードの前に挿入される。
拡張ヘッダーは、MAC PDUでMACヘッダーの後に挿入されるサブヘッダーであって、MAC PDUに含まれるかどうかは、発展した一般MACヘッダー(AGMH)又はSPMHの拡張ヘッダー存在指示子フィールドを通して知らせることができる。ただし、MACシグナリングヘッダーの場合は拡張ヘッダーを伴わない。
表3は、IEEE 802.16システムを基盤とする無線通信システムで使用される一般的な拡張ヘッダーフォーマットの一例を示すものである。
表3を参照すると、拡張ヘッダーは、該当の拡張ヘッダーの後に他の拡張ヘッダーが一つ以上存在するかどうかを指示する拡張ヘッダー存在指示フィールド(Last)、該当の拡張ヘッダーのタイプを指示する拡張ヘッダータイプフィールド(Type)、及び拡張ヘッダータイプフィールドで指示される拡張ヘッダーと関連した各情報を含む一つ以上のフィールドで構成される拡張ヘッダーボディーフィールド(Body Contents)で構成される。
前記他の拡張ヘッダー存在指示フィールドに1ビットが割り当てられる場合、例えば、該当のフィールドに「0」が設定されると、該当のMAC PDUで現在拡張ヘッダーの後に一つ以上の拡張ヘッダーがさらに存在することを指示する。一方、該当のフィールドに「1」が設定されると、該当のMAC PDUで現在の拡張ヘッダーが最後に含まれた拡張ヘッダーであることを示すことができる。
拡張ヘッダーボディーフィールドでは、拡張ヘッダータイプフィールドで指示する拡張ヘッダータイプによって含む情報及びボディーフィールドの長さが決定される。拡張ヘッダータイプについては、表4を参照して説明する。
表4で説明した多数の拡張ヘッダーのうち、FPEHは、単一の伝送連結に関するペイロードを伴うMAC PDUが断片化又はパッキングされたり、又はARQを適用しようとするとき、該当のMAC PDUに存在する。このとき、MACヘッダーとしては、発展した一般MACヘッダーを使用するようになる。また、断片化、パッキング又はARQなどが適用されないとしても、VoIPのように小さい大きさのデータパケットに対してHARQリオーダリングを適用する場合、再伝送されるパケットに対するシーケンスナンバー情報を含むためにFPEHを伴うことができる。このとき、MACヘッダーとしてはSPMHを使用する。
表5は、IEEE 802.16システムを基盤とする無線通信システムで使用される断片化パッキング拡張ヘッダー(FPEH)フォーマットの一例を示すものであって、ここに含まれた各フィールドについての説明は、表5に示す通りである。
表5を参照すると、FPEHに含まれるシーケンスナンバーフィールド(SN)は、ARQ連結のために使用される場合でないと、ペイロードを伴うMAC PDUのシーケンスナンバーを示し、各MAC PDUに対して1ずつ増加するようになる。FPEHをARQ連結に対して使用する場合、シーケンスナンバーフィールドに設定される値はARQブロックのシーケンスナンバーを示す。
FPEHで再配列ヘッダー識別子(RI)が「0」に設定され、より多くの情報が含まれるかどうかを示す終了フィールド(End)が「0」に設定される場合、最小2バイトの長さを有するようになる。データを伝送しようとする場合、VoIPパケットのHARQリオーダリングのために、MAC PDUは一般MACヘッダー及びSPMHを含むMAC PDUにFPEHを存在させることができる。
ここで、SPMHを含むSDUは、周期的に伝送される小さいパケットであるVoIPのようなパケットに使用される。このとき、VoIPのようなパケットに対して断片化、パッキング、ARQなどが発生しなくなり、HARQリオーダリングのためにFPEHではSNフィールドのみを使用するようになる。また、VoIPパケットは、所定の周期で他のデータに比べて小さいパケットに生成されるので、SNフィールドに多くのビット量を割り当てる必要がない。SPMHを含むVoIPパケットに最小大きさ(例えば、2バイト)のFPEHを付加するとしても、ヘッダーの大きさは3バイトになり、VoIPパケット伝送時に不必要な資源浪費が発生するようになる。
また、上述したように、SPMHは、基地局と端末が予め約束した資源割り当て位置で使用され、伝送オーバーヘッドを減少させるためにFlow IDフィールドを含まないが、場合に応じては、基地局と端末がSPMHを含むMAC PDUを受信するときにフローマッピング過程を行う必要がある。例えば、多重持続割り当て(multiple PA)又はグループ資源割り当てを用いる場合、基地局と端末は、それぞれの異なる資源割り当てがどのようなサービスにマッピングされるかを知るために、各資源割り当て時に該当のフローをマッピングしなければならない。したがって、該当の位置で「Flow ID」フィールドを含まないSPMHを受信する場合、基地局及び端末は、フローマッピング過程を行わなければならなく、これは、プロセッシングオーバーヘッドを増加させるようになる。
したがって、本発明は、VoIPパケットのような所定周期で伝送される小さい大きさのパケットを伝送するときに利用できる効率的なSPMH構造を用いて信号を伝送する方法を提案しようとする。また、基地局と端末がMACヘッダータイプに関して交渉する段階を通してサービスを提供する方法を提案しようとする。
図6は、本発明の一実施例に係るSPMH構造の一例を示す図である。以下、本明細書では、図6を含むMACヘッダー構造を示すブロックの一つの目盛りは1ビット、横列は1バイトをそれぞれ示し、下に行くほど最上位ビット(MSB)から最下位ビット(LSB)に順次配置されることを示す。
図6を参照すると、本発明の一実施例に係るSPMHは、サービスフローの識別子を含むフロー識別フィールド(Flow ID)601、SPMHの後に一つ以上の拡張ヘッダーが存在するかどうかを指示する拡張ヘッダー存在指示フィールド(EH presence indicator)602、SPMHを含む該当のMAC PDUの長さ情報を含む長さフィールド(Length)603、及びシーケンスナンバーを含むシーケンスナンバーフィールド(SN)604を含んで構成することができる。各フィールドについての説明は、表6を参照して簡略に説明する。
表6は、本発明の一実施例に係るSPMHフォーマットの一例を示すものである。
図6及び表6を参照すると、本発明の一実施例に係るSPMHは、4ビットのフロー識別子フィールド(Flow ID)、1ビットの拡張ヘッダー存在指示フィールド(EH presence indicator)、127バイト長さのMAC PDUをサポートできる7ビットの長さフィールド(Length)及び4ビットのシーケンスナンバーフィールド(SN)で構成することができる。この場合、SPMHの大きさは2バイトに具現することができる。
フロー識別子フィールド601は、該当のSPMHが使用されるサービスフローの識別情報を含む。
シーケンスナンバーフィールド604は、該当のMAC PDUのペイロードに対応するシーケンスナンバー情報を含む。特に、SPMHは、VoIPのように小さい大きさの所定周期で生成されるパケットを伝送するときに使用するので、エラー検査時、ARQを適用せずにHARQを適用することができる。したがって、表5で説明したFPEHに含まれるシーケンスナンバーフィールドと異なって、SPMHのシーケンスナンバーフィールドは、ARQを適用しない場合のペイロードを伴うMAC PDUに対するシーケンスナンバーを含む。このとき、前記シーケンスナンバーフィールドに設定されるビット値は、各MAC PDUに対して1ずつ増加するようになる。
SPMHは、HRAQリオーダリングのために使用され、IEEE 802.16mシステムで最大HARQ再伝送回数が基本的に4回で、再伝送されるHARQ間の最大間隔が2フレームであるとすると、HARQ再伝送にかかる最大時間は通常8フレーム程度である。VoIPパケットの生成周期が最小2フレームであると仮定しても、4ビットのシーケンスナンバーを用いるときにHARQ再伝送が32フレーム内に完了しない可能性は少ない。
したがって、本発明の一実施例に係るSPMHでは、シーケンスナンバーフィールドに4ビットを割り当て、FPEHのシーケンスナンバーフィールドに10ビットを割り当てる場合よりも少ないビット割り当てを通してシーケンスナンバーフィールドを含むSPMHの大きさを簡素化することができる。
また、本発明の一実施例に係るSPMHは、該当のMAC PDUに対してHARQを適用する場合にもFPEHを伴わないことがあるので、図6に示したように、最小2バイトの大きさでMACヘッダーのオーバーヘッドを減少させることができる。このとき、前記拡張ヘッダーグループ存在指示フィールド602を通して拡張ヘッダーが存在するかどうかを示すことができる。
このように、本発明の一実施例に係るSPMHや、表1で説明した発展した一般MACヘッダーを使用してMAC PDUを伝送する場合、MAC PDU伝送前に、基地局と端末はMACヘッダータイプに関する交渉を先に行うことができる。
具体的に、本発明の他の実施例によると、基地局と端末は、伝送しようとするパケットの種類や特性、伝送しようとする情報及びパケット伝送時に用いる伝送方式に従って発展した一般MACヘッダー及びSPMHのうちいずれを使用するかを予め交渉することができる。このような交渉過程は、基地局と端末との間のMAC制御メッセージを介して行うことができ、このときに利用できるMAC制御メッセージとしては、動的サービス付加要請/応答メッセージ(Advanced Air Interface_Dynamic Service Addition−Request/Response:AAI_DSA−REQ/RSP)、動的サービス変更要請/応答メッセージ(Advanced Air Interface_Dynamic Service Change−Request/Response:AAI_DSC−REQ/RSP)などを例に挙げることができる。
以下、本発明の他の実施例に関する説明では、基地局と端末との間の動的サービス付加要請/応答メッセージを用いてMACヘッダータイプに関する情報を共有する場合を仮定して説明する。
図7は、本発明の他の実施例に係る端末が基地局にMAC PDU伝送のためにサービス連結を行う過程の一例を示す図である。
図7を参照すると、アップリンクデータ伝送を行おうとする端末(AMS)は、基地局に新しい動的サービスフロー生成を要請するために、AAI_DSA−REQを伝送する(S701)。
動的サービスフロー生成を要請するために伝送するAAI_DSA−REQは、表7に例示した各パラメーターを含むことができる。
表7で説明したように、AAI_DSA−REQには動的サービス追加要請のための多様なパラメーターを含ませ、このうちサービスフローパラメーターには、本発明の一実施例と関連したMACヘッダータイプ情報を含ませることができる。
表8は、サービスフローパラメーターに含まれる多様なパラメーターを説明するためのものである。また、サービス追加要請/応答(AAI_DSA−REQ/RSP)メッセージは、省略された多様なサービスフローパラメーターをさらに含むことができる。
表8に示したように、サービスフローパラメーターには、今後使用するサービスフローに対する識別子(Flow ID)、該当のパラメーターがアップリンク及びダウンリンクのうちどのリンクで使用されるかを指示するアップリンク/ダウンリンク指示子(UL/DL Indicator)などを含むことができる。
フロー識別子は、移動端末にサービスフローと関連した連結を特定する。
基地局(ABS)がAAI_DSA−REQメッセージを伝送する場合(すなわち、ABS initiate)、フロー識別子はAAI_DSA−REQメッセージに含ませることができる。図7に示すように、端末がAAI_DSA−REQメッセージを伝送する場合(すなわち、AMS initiate)、これに対する応答として基地局が伝送するAAI_DSA−RSPメッセージにフロー識別子を含ませることができる。
MACヘッダータイプパラメーターは、サービスフローでMAC PDU伝送時、該当のMAC PDUに対して発展した一般MACヘッダー(AGMH)及びSPMHのうちどのヘッダーが使用されるかを指示する。例えば、MACヘッダーのタイプを示すMACヘッダータイプフィールド(MAC Header Type)に1ビットを割り当てる場合、該当のフィールドが「0」に設定されると、AGMHが使用されることを示し、「1」に設定されると、SPMHが使用されることを示す。
ただし、これは、本発明を説明するための一例を示したもので、MACヘッダータイプフィールドに該当するビット値設定によるタイプ情報に関しては、「0」ビットと「1」ビットが示す意味が互いに変わり得る。
再び図7を参照すると、端末は、VoIPのような小さい大きさの所定周期で生成されるパケットを伝送するために、SPMH使用を特定するMACヘッダータイプに関するパラメーター(MAC Header Type=1)を含むAAI_DSA−REQメッセージを基地局に伝送することができる。このとき、AAI_DSA−REQメッセージには、アップリンクで使用される各パラメーターを指示するためのUL/DL指示子をさらに含ませることができる。
前記AAI_DSA−REQメッセージを受信した基地局は、それに対する応答としてAAI_DSA−RSPメッセージを端末に伝送する(S702)。
AAI_DSA−RSPに含まれる各パラメーターは、表9を参照して説明する。
表9を参照すると、AAI_DSA−RSPメッセージは所定のパラメーターを含み、伝送する主体によって含むパラメーターの種類が決定される。基地局又は端末が伝送するAAI_DSA−RSPメッセージには、AAI_DSA−RSPメッセージタイプ情報、AAI_DSA−REQメッセージに対する確認コード、サービスフローパラメーター、該当のサービスフローでCSに特定されるパラメーターを含む。
そして、伝送されたAAI_DSA−REQメッセージによってサービスフロー生成が成功的に行われる場合、SCID、既に設定されたBRインデックス(Predefined BR Index)、FID、E−MBSサービスに関するパラメーターなどをさらに含むことができる。
AAI_DSA−RSPメッセージにもサービスフローパラメーターをさらに含ませることができるが、これは、表8で説明したものと同一の情報を含むので、同一の説明は省略する。ただし、MACヘッダータイプに関する情報と関連して、端末の要請に応じて基地局が伝送するAAI_DSA−RSPメッセージには、AAI_DSA−REQメッセージに含まれたMACヘッダータイプパラメーターと同じか、又は基地局で任意に決定したMACヘッダータイプ情報を含ませることができる。基地局から伝送されたAAI_DSA−REQメッセージに対して端末がAAI_DSA−RSPメッセージを伝送する場合、AAI_DSA−REQメッセージに含まれたものと同じMACヘッダータイプパラメーターを含むようになる。
図7では、基地局は、段階S702でAAI_DSA−RSPメッセージを介してSPMHの使用を指示するMACヘッダータイプパラメーターを伝送するので、SPMHの使用に対して基地局と端末との間で交渉が行われたと見なすことができる。
その後、AAI_DSA−RSPを受信した端末は、前記応答メッセージに対する受信確認を示すAAI_DSA−ACKを基地局に伝送する(S703)。これによって、アップリンクでSPMHを使用するためのサービス生成要請過程が完了し、アップリンクサービス連結が成立される。
その後、端末は、該当のサービスフローでMAC PDUを用いて基地局と通信(すなわち、伝送及び/又は受信)を行うことができる。この場合、各MAC PDUは、MACヘッダータイプフィールドで指示されたMACヘッダー(例えば、SPMH)を含むことができる。(S704)。このとき、端末が使用するSPMHとしては、表2で説明した一般的なSPMHや、本発明の一実施例によって構成されるSPMHを用いることができる。
図8は、本発明の他の実施例に係る基地局が端末にMAC PDU伝送のためにサービス連結を行う過程の一例を示す図である。
図8を参照すると、ダウンリンクデータ伝送を行うために、基地局(ABS)が端末(AMS)に新しいサービスフロー生成を要請するAAI_DSA−REQメッセージを伝送する(S801)。
基地局で開始するAAI_DSA−REQ(ABS−initiated AAI_DSA−REQ)メッセージには、表9で説明したQoSパラメーター及び該当のサービスフローに対するFIDなどを含むことができる。また、AAI_DSA−REQメッセージには、表7及び表8で説明した多様なパラメーターを含み、伝送しようとするMAC PDUに使用するMACヘッダータイプパラメーターを含むことができる。例えば、基地局が端末にVoIPのようなパケットを伝送しようとする場合、MACヘッダータイプフィールドに「1」ビットを設定し、リンク指示子を含むフィールドは「ダウンリンク」を指示するビットに設定することができる。
前記AAI_DSA−REQメッセージを受信した端末は、これに対する応答としてAAI_DSA−RSPメッセージを基地局に伝送する(S802)。前記AAI_DSA−RSPメッセージは、同様に表9で説明した各パラメーターを含むことができる。ただし、端末が伝送するAAI_DSA−RSPメッセージに含まれるMACヘッダータイプパラメーターは、AAI_DSA−REQメッセージに含まれたMACヘッダータイプと同一のものを指示するように設定される。
前記AAI_DSA−RSPに対して基地局が受信に成功したことを示すAAI_DSA−ACKを端末に伝送することによって(S803)、SPMHを使用するダウンリンクサービス連結が成立される。
その後、基地局は、該当のサービスフローの各MAC PDUを用いて端末とデータ通信(すなわち、伝送及び/又は受信)を行うことができる(S804)。
同様に、このときのSPMHは、表2を参照して説明した一般的なSPMHであるか、又は本発明の一実施例に係るSPMHであり得る(図6参照)。
次に、図9及び図10は、本発明の一実施例によって信号を伝送する過程の更に他の例を示す手順フローチャートであって、具体的には、発展した一般MACヘッダー(AGMH)を使用する信号を伝送する過程を示す。
図9は、本発明の他の実施例に係る端末が基地局にMAC PDU伝送のためにサービス連結を行う過程の他の例を示す図であって、図7で説明した信号伝送過程に対応する。図9に示した各段階S901〜S904は、図7の段階S701〜S704にそれぞれ対応する。ただし、段階S901及びS902のAAI_DSA_REQ/RSPメッセージに含まれるMACヘッダータイプパラメーターは、表4に例示したように一般MACヘッダーの使用を示す「0」に設定することができる。
また、サービス連結が成立された後、段階S904でアップリンクを介して伝送するMAC PDUは、表1に例示したような一般MACヘッダーを使用し、VoIPパケット伝送のために表3で説明したFPEH(fragmentation & packing extended header)を伴うようになる。したがって、断片化パケット拡張ヘッダーを伴う場合、発展した一般MACヘッダーの拡張ヘッダー存在指示フィールドには「1」を設定することができる。したがって、このときのMAC PDUは、最小2バイトの発展した一般MACヘッダー及び最小2バイトのFPEHの使用により、最小4バイトのMACヘッダーを使用するようになる。
図10は、本発明の他の実施例に係る基地局が端末にMAC PDU伝送のためにサービス連結を行う過程の他の例を示す図であって、図8で説明した信号伝送過程に対応する。このとき、各段階S1001〜S1004は、図8で説明した段階S801〜S804にそれぞれ対応し、発展した一般MACヘッダー使用を指示するMACヘッダータイプパラメーターは図9を参照して説明した通りである。
本発明の一実施例に係るSPMH又はAGMHを使用する場合、これを含むMAC PDUを受信した端末は、AAI_DSA−REQに含まれる「Flow ID」を通して該当のMAC PDUが伝送されるフローを識別することができ、該当のフローで使用されるMACヘッダー情報を獲得することができる。したがって、後で伝送されるMAC PDUに含まれたMACヘッダーの「Flow ID」を通して該当のフローで使用されるMACヘッダーを確認し、それによるMAC PDUに対する処理過程を行うことができる。
また、図6に示したように、本発明の一実施例に係るシーケンスナンバーを含む所定長さ(例えば、2バイト)のSPMHを使用する場合、別途のFPEHを伴う必要がないので、MACヘッダーオーバーヘッドを減少させることができる。
図7〜図10で説明した本発明の各実施例で、AAI_DSA−REQ/RSPを通して行われたMACヘッダータイプに関する交渉過程は、動的サービスフローを変更する場合に行われる過程でも同一に適用することができる。この場合、基地局と端末は、AAI_DSC−REQ/RSPメッセージを送受信しながらサービスフローパラメーターにMACヘッダータイプに関する指示情報を含ませることができる。
一方、本発明の一実施例によってシーケンスナンバー(SN)を含むフィールドを含むSPMHは、所定長さ内で多様な形態に具現することができる。
次に、本発明の各実施例で説明したMACヘッダー(例えば、AGMH又はSPMH)を含むMAC PDUを生成する送信装置の一例を、図11を参照して説明する。
図11は、本発明の他の実施例に係る送信装置でのMAC PDU生成部構造の一例を示す図である。具体的には、ARQ連結、non−ARQ連結及び制御連結時に使用するMAC PDUを構成する過程を示す。
図11を参照すると、送信装置でのMAC PDU生成部は、MAC制御モジュール1101、収斂副階層1102及びMAC PDU生成モジュール1103を含むことができる。
MAC制御モジュール1101で生成された各MAC制御メッセージは、ペイロードを伴うMAC PDUに断片化してMAC PDU生成モジュール1103に伝達することができる。また、シグナリングヘッダーを生成するのに必要な各制御情報をMAC PDU生成モジュール1103に伝送することができる。
収斂副階層1102は、伝送するデータをMAC SDUに変換又はマッピングする機能を行う。すなわち、伝送しようとするMAC SDU又は伝送されたMAC SDUを分類する。一旦特定MAC連結と関連すると、一つ以上の上位階層PDUはMAC SDU形態に圧縮されなければならない。このとき、形成されてネットワークに進入しようとするMAC SDUは、収斂副階層1102で所定のマッピング基準にしたがって一つ以上のセットに分類することができる。また、収斂副階層では、生成されたMAC SDUに含まれた一つ以上のヘッダーに対するヘッダー圧縮を行うことができる。また、収斂副階層1102では、伝送するMAC SDUをMAC PDU生成モジュール1103に伝達しながら、前記の伝送するMAC PDUのヘッダー生成に要求される情報(例えば、長さ情報など)を共に提供することができる。
収斂副階層1102で生成された一つ以上のMAC SDUは、断片化又はパッキングを通してMAC PDUペイロードに変換され、変換された一つ以上のMAC PDUペイロードは、MAC PDU生成モジュールに伝達される。このとき、MAC PDUペイロードは、ARQを適用する場合と適用しない場合に区分することができる。
MAC PDU生成モジュール1103は、MAC制御モジュール1101又は収斂副階層1102から伝達されたMAC PDUペイロードを含むMAC PDUを生成し、MACヘッダー生成部及び多重化器を含むことができる。このとき、MACヘッダー生成部で生成されるMACヘッダーは、表1及び表2で説明した一般的に使用する一般MACヘッダー又はSPMHであるか、図6で説明した本発明の一実施例に係るSPMHのうち一つ以上であり得る。
多重化器は、ヘッダー生成部の制御による順序で受信するMACヘッダー及び各MAC SDUを多重化し、MAC PDUを生成して出力することができる。
このとき、MAC PDU生成モジュール1103は、MAC PDUに対する暗号化作業を行うことができるが、生成されるMAC PDUにPN及びICVをさらに付着したり、又は生成されるMAC PDUにCRCを付着することもできる。
このように生成されたMAC PDUは、連続する一つ以上のMAC PDUに生成し、物理階層に伝達して外部に伝送することができる。
次に、図12は、本発明の更に他の実施例として、上述した本発明の各実施例を行える端末及び基地局を説明するためのブロック構成図である。
端末(AMS)は、アップリンクでは送信装置として動作し、ダウンリンクでは受信装置として動作することができる。また、基地局(ABS)は、アップリンクでは受信装置として動作し、ダウンリンクでは送信装置として動作することができる。すなわち、端末及び基地局は、情報又はデータ伝送のために送信装置及び受信装置を含むことができる。
送信装置及び受信装置は、本発明の各実施例を行うためのプロセッサ、モジュール、部分及び/又は手段などを含むことができる。特に、送信装置及び受信装置は、メッセージを暗号化するためのモジュール(手段)、暗号化されたメッセージを解釈するためのモジュール、メッセージを送受信するためのアンテナなどを含むことができる。
図12を参照すると、左側は送信装置の構造を示し、右側は受信装置の構造を示す。送信装置と受信装置のそれぞれは、アンテナ、受信モジュール1210、1220、プロセッサ1230、1240、送信モジュール1250、1260及びメモリ1270、1280を含むことができる。
アンテナは、外部から無線信号を受信して受信モジュール1210、1220に伝達する機能を行う受信アンテナ、及び送信モジュール1250、1260で生成された信号を外部に伝送する送信アンテナで構成される。アンテナは、多重アンテナ(MIMO)機能がサポートされる場合は2個以上を備えることができる。
受信モジュール1210、1220は、外部でアンテナを介して受信された無線信号に対する復号及び復調を行い、これを原本データの形態に復元してプロセッサ1230、1240に伝達することができる。また、受信モジュールとアンテナは、図12に示したように分離せずに、無線信号を受信するための受信部として示すこともできる。
通常、プロセッサ1230、1240は、送信装置又は受信装置の全般的な動作を制御する。特に、上述した本発明の各実施例を行うためのコントローラ機能、サービス特性及び電波環境によるMAC(Medium Access Control)フレーム可変制御機能、ハンドオーバー機能、認証及び暗号化機能などを行うことができる。
送信モジュール1250、1260は、プロセッサ1230、1240からスケジューリングされて外部に伝送されるデータに対して所定の符号化及び変調を行った後、これをアンテナに伝達することができる。また、送信モジュールとアンテナは、図12に示したように分離せずに、無線信号を伝送するための送信部として示すことができる。
メモリ1270、1280は、プロセッサ1230、1240の処理及び制御のためのプログラムを格納することもでき、入/出力される各データ(移動端末の場合、基地局から割り当てられたアップリンクグラント(UL grant)、システム情報、STID(station identifier)、FID(flow identifier)、動作時間などの臨時格納のための機能を行うこともできる。また、メモリ1270、1280は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read−Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、PROM(Programmable Read−Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも一つのタイプの格納媒体を含むことができる。
送信装置のプロセッサ1230は、送信装置に対する全般的な制御動作を行い、受信装置とのサービス連結などのようにMAC階層を制御するためのMAC制御モジュール1231、及びMAC PDUを生成するためのMAC生成モジュール1232を含むことができる。
MAC制御モジュール1231は、MAC階層を管理するためのMAC制御メッセージを生成し、これと関連したメッセージを受信端と交換することによってMAC階層を制御する。このとき、MAC制御モジュール1231は、図7〜図10で説明したように、サービス連結成立時、該当のサービスフローで使用しようとするMACヘッダータイプに関するパラメーターを含むサービス連結要請メッセージを生成することができる。このとき、MACヘッダータイプに関するパラメーターは、MAC制御モジュール1231で決定したり、MAC PDU生成モジュール1232から伝送された情報に基づいて決定することができる。
MAC PDU生成モジュール1232は、図11で説明したMAC PDU生成部に対応するので、同一の説明は省略する。
受信装置は、受信モジュール1220を通して送信装置から伝送されるサービス連結要請メッセージを受信し、これをプロセッサ1240に伝送する。
受信装置のプロセッサ1240も、受信装置の全般的な制御動作を行い、受信したサービス連結要請メッセージに対して送信装置とのサービス連結可否を決定し、要請メッセージに対する応答メッセージを生成する。同様に、図7〜図10で説明した本発明の各実施例に係る過程を行うことができる。
また、プロセッサ1240は、送信装置から受信したMAC PDUに対する処理を行う信号処理モジュール1241を含むことができる。このとき、信号処理モジュール1241は、本発明の各実施例にしたがってMACヘッダータイプによって受信したMAC PDUを処理することができる。
本発明の各実施例で使用される端末は、上述したMAC PDU生成部の他にも低電力RF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)モジュールを含むことができる。また、端末は、上述した本発明の各実施例を行うためのコントローラ機能、サービス特性及び電波環境によるMAC(Medium Access Control)フレーム可変制御機能、ハンドオーバー機能、認証及び暗号化機能、データ伝送のためのパケット変復調機能、高速パケットチャンネルコーディング機能及び実時間モデム制御機能などを行う手段、モジュール又は部分などを含むことができる。
基地局は、上位階層から受信したデータを無線又は有線で端末に伝送することができる。基地局は、低電力RF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)モジュールを含むことができる。また、基地局は、上述した本発明の各実施例を行うためのコントローラ機能、直交周波数分割多重接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)パケットスケジューリング、時分割デュプレックス(TDD:Time Division Duplex)パケットスケジューリング及びチャンネル多重化機能、サービス特性及び電波環境によるMACフレーム可変制御機能、高速トラフィック実時間制御機能、ハンドオーバー機能、認証及び暗号化機能、データ伝送のためのパケット変復調機能、高速パケットチャンネルコーディング機能及び実時間モデム制御機能などを行う手段、モジュール又は部分などを含むことができる。
本発明は、その精神及び必須的な特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化することができる。したがって、前記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならなく、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的な解釈によって決定しなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。また、特許請求の範囲で明示的な引用関係のない各請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正によって新しい請求項を含ませることができる。
前記各実施形態は、本発明の好適な各実施例の一部に過ぎなく、本発明の技術的特徴が反映された多様な実施例は、当該技術分野で通常の知識を有する者によって以下で説明する本発明の詳細な説明に基づいて導出されて理解されるだろう。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
無線接続システムでMAC PDU(Medium Access Control Protocal Data Unit)を用いて通信を行う方法において、
端末がサービスフローを生成するための動的サービス追加要請(AAI_DSA−REQ)メッセージを基地局から受信する段階−AAI_DSA−REQメッセージは、上記サービスフローの上記MAC PDUに含まれるMACヘッダーのタイプを指示する第1のMACヘッダータイプパラメーター及び上記サービスフローと関連した連結を識別するフロー識別子(FID)を含む−;
上記端末がAAI_DSA−REQメッセージに対する応答として動的サービス追加応答(AAI_DSA−RSP)メッセージを上記基地局に伝送する段階−上記AAI_DSA−RSPメッセージは、上記サービスフローの上記MAC PDUに含まれるMACヘッダーのタイプを指示する第2のMACヘッダータイプパラメーターを含む−;及び
第2のMACヘッダータイプパラメーターが指示するMACヘッダーを用いて基地局と通信を行う段階;を含み、
上記MACヘッダータイプパラメーターは、一般のデータパケット伝送に使用される一般MACヘッダー(GMH)、又は小さいデータパケット伝送及び非ARQ連結に使用されるショートパケットMACヘッダー(SPMH)のうち一つを指示する、MAC PDUを用いた通信方法。
(項目2)
上記AAI_DSA−REQメッセージは、上記サービスフローのトラフィック特性を説明し、各要件をスケジューリングする各サービスフローパラメーター、及び各収斂副階層特定パラメーターを説明する収斂副階層パラメーターエンコーディングを含む、項目1に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
(項目3)
上記各サービスフローパラメーターは、上記MAC PDU伝送のための各パラメーターがアップリンクで使用されるか、それともダウンリンクで使用されるかを指示するリンク指示子を含む、項目2に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
(項目4)
上記小さいデータパケットは、既に設定された固定された大きさ及び周期を有するVoIP(Voice over Internet Protocol)データパケットである、項目2に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
(項目5)
上記SPMHは、フロー識別子(FID)フィールド、拡張ヘッダーグループ存在指示子(EH)フィールド、長さフィールド及びシーケンス番号(SN)フィールドで構成される、項目4に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
(項目6)
上記FIDフィールドは、MAC PDUの伝送に使用される連結を識別し、
上記EHフィールドは、拡張ヘッダーグループが上記SPMHの後に存在するかどうかを指示し、
上記長さフィールドは、上記SPMH、及び存在するなら拡張ヘッダーを含む上記MAC PDUの長さをバイト単位で示し、
上記SNフィールドは、上記MAC PDUのペイロードシーケンス番号を指示し、各MAC PDUに対して1ずつ増加する、項目5に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
(項目7)
上記SNフィールドは、HARQ(Hybrid Automatic Retransmission reQuest)方式で使用される、項目6に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
(項目8)
無線接続システムでMAC PDU(Medium Access Control Protocal Data Unit)を用いて通信を行う装置において、
送信機;
受信機;及び
上記MAC PDUを生成するためのプロセッサを含み、
上記MAC PDUは、動的サービスフロー生成過程で決定されたMACヘッダータイプパラメーターによって指示されたMACヘッダーを含み、
上記MACヘッダータイプパラメーターは、一般MACヘッダー(GMH)及びショートパケットMACヘッダー(SPMH)のうち一つを指示する、装置。
(項目9)
上記プロセッサは、収斂副階層、サービスデータユニット(SDU)断片化又は結合機能ユニット、及び上記MAC PDUを生成するために使用されるMAC PDU形成モジュールを含む、項目8に記載の装置。
(項目10)
上記動的サービスフロー形成過程は、動的サービス追加要請(AAI_DSA−REQ)メッセージ及び動的サービス追加応答(AAI_DSA−RSP)メッセージの交換によって行われる、項目8に記載の装置。
(項目11)
上記装置は、上記MACヘッダータイプパラメーターによって指示されたMACヘッダーを含む上記MAC PDUを用いて他の装置と通信を行い、上記MAC PDUは上記MAC PDU生成ユニットで構成される、項目10に記載の装置。
(項目12)
上記AAI_DSA−REQメッセージは、上記サービスフローのトラフィック特性を説明し、各要件をスケジューリングする各サービスフローパラメーター、及び各収斂副階層特定パラメーターを説明する収斂副階層パラメーターエンコーディングを含む、項目10に記載の装置。
(項目13)
上記各サービスフローパラメーターは、上記MAC PDU伝送のための各パラメーターがアップリンクで使用されるか、それともダウンリンクで使用されるかを指示するリンク指示子及びMACヘッダータイプパラメーターを含む、項目12に記載の装置。
(項目14)
上記AAI_DSA−RSPメッセージは、サービスフローのトラフィック特性及び各要件を説明するサービスフローパラメーター、及び各収斂副階層特定パラメーターを説明する収斂副階層パラメーターエンコーディングを含む、項目10に記載の装置。
(項目15)
上記各サービスフローパラメーターは、上記MAC PDU伝送に対する各パラメーターがアップリンクに対するものであるか、それともダウンリンクに対するものであるかを指示するリンク指示子及びMACヘッダータイプパラメーターを含む、項目14に記載の装置。
(項目16)
上記小さいデータパケットは、既に設定された固定された大きさ及び周期を有するVoIP(Voice over Internet Protocol)データパケットである、項目10に記載の装置。
(項目17)
上記SPMHは、フロー識別子(FID)フィールド、拡張ヘッダーグループ存在指示子(EH)フィールド、長さフィールド及びシーケンス番号(SN)フィールドで構成される、項目16に記載の装置。
(項目18)
上記FIDフィールドは、上記MAC PDUの伝送に使用される連結を識別し、
上記EHフィールドは、拡張ヘッダーグループが上記SPMHの後に存在するかどうかを指示し、
上記長さフィールドは、上記SPMH、及び存在するなら拡張ヘッダーを含む上記MAC PDUの長さをバイト単位で示し、
上記SNフィールドは、上記MAC PDUのペイロードシーケンス番号を指示し、各MAC PDUに対して1ずつ増加する、項目17に記載の装置。
(項目19)
上記SNフィールドはHARQ(Hybrid Automatic Retransmission reQuest)方式で使用される、項目18に記載の装置。

Claims (19)

  1. 無線接続システムでMAC PDU(Medium Access Control Protocal Data Unit)を用いて通信を行う方法において、
    端末がサービスフローを生成するための動的サービス追加要請(AAI_DSA−REQ)メッセージを基地局から受信する段階−AAI_DSA−REQメッセージは、前記サービスフローの前記MAC PDUに含まれるMACヘッダーのタイプを指示する第1のMACヘッダータイプパラメーター及び前記サービスフローと関連した連結を識別するフロー識別子(FID)を含む−;
    前記端末がAAI_DSA−REQメッセージに対する応答として動的サービス追加応答(AAI_DSA−RSP)メッセージを前記基地局に伝送する段階−前記AAI_DSA−RSPメッセージは、前記サービスフローの前記MAC PDUに含まれるMACヘッダーのタイプを指示する第2のMACヘッダータイプパラメーターを含む−;及び
    第2のMACヘッダータイプパラメーターが指示するMACヘッダーを用いて基地局と通信を行う段階;を含み、
    前記MACヘッダータイプパラメーターは、一般のデータパケット伝送に使用される一般MACヘッダー(GMH)、又は小さいデータパケット伝送及び非ARQ連結に使用されるショートパケットMACヘッダー(SPMH)のうち一つを指示する、MAC PDUを用いた通信方法。
  2. 前記AAI_DSA−REQメッセージは、前記サービスフローのトラフィック特性を説明し、各要件をスケジューリングする各サービスフローパラメーター、及び各収斂副階層特定パラメーターを説明する収斂副階層パラメーターエンコーディングを含む、請求項1に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
  3. 前記各サービスフローパラメーターは、前記MAC PDU伝送のための各パラメーターがアップリンクで使用されるか、それともダウンリンクで使用されるかを指示するリンク指示子を含む、請求項2に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
  4. 前記小さいデータパケットは、既に設定された固定された大きさ及び周期を有するVoIP(Voice over Internet Protocol)データパケットである、請求項2に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
  5. 前記SPMHは、フロー識別子(FID)フィールド、拡張ヘッダーグループ存在指示子(EH)フィールド、長さフィールド及びシーケンス番号(SN)フィールドで構成される、請求項4に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
  6. 前記FIDフィールドは、MAC PDUの伝送に使用される連結を識別し、
    前記EHフィールドは、拡張ヘッダーグループが前記SPMHの後に存在するかどうかを指示し、
    前記長さフィールドは、前記SPMH、及び存在するなら拡張ヘッダーを含む前記MAC PDUの長さをバイト単位で示し、
    前記SNフィールドは、前記MAC PDUのペイロードシーケンス番号を指示し、各MAC PDUに対して1ずつ増加する、請求項5に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
  7. 前記SNフィールドは、HARQ(Hybrid Automatic Retransmission reQuest)方式で使用される、請求項6に記載のMAC PDUを用いた通信方法。
  8. 無線接続システムでMAC PDU(Medium Access Control Protocal Data Unit)を用いて通信を行う装置において、
    送信機;
    受信機;及び
    前記MAC PDUを生成するためのプロセッサを含み、
    前記MAC PDUは、動的サービスフロー生成過程で決定されたMACヘッダータイプパラメーターによって指示されたMACヘッダーを含み、
    前記MACヘッダータイプパラメーターは、一般MACヘッダー(GMH)及びショートパケットMACヘッダー(SPMH)のうち一つを指示する、装置。
  9. 前記プロセッサは、収斂副階層、サービスデータユニット(SDU)断片化又は結合機能ユニット、及び前記MAC PDUを生成するために使用されるMAC PDU形成モジュールを含む、請求項8に記載の装置。
  10. 前記動的サービスフロー形成過程は、動的サービス追加要請(AAI_DSA−REQ)メッセージ及び動的サービス追加応答(AAI_DSA−RSP)メッセージの交換によって行われる、請求項8に記載の装置。
  11. 前記装置は、前記MACヘッダータイプパラメーターによって指示されたMACヘッダーを含む前記MAC PDUを用いて他の装置と通信を行い、前記MAC PDUは前記MAC PDU生成ユニットで構成される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記AAI_DSA−REQメッセージは、前記サービスフローのトラフィック特性を説明し、各要件をスケジューリングする各サービスフローパラメーター、及び各収斂副階層特定パラメーターを説明する収斂副階層パラメーターエンコーディングを含む、請求項10に記載の装置。
  13. 前記各サービスフローパラメーターは、前記MAC PDU伝送のための各パラメーターがアップリンクで使用されるか、それともダウンリンクで使用されるかを指示するリンク指示子及びMACヘッダータイプパラメーターを含む、請求項12に記載の装置。
  14. 前記AAI_DSA−RSPメッセージは、サービスフローのトラフィック特性及び各要件を説明するサービスフローパラメーター、及び各収斂副階層特定パラメーターを説明する収斂副階層パラメーターエンコーディングを含む、請求項10に記載の装置。
  15. 前記各サービスフローパラメーターは、前記MAC PDU伝送に対する各パラメーターがアップリンクに対するものであるか、それともダウンリンクに対するものであるかを指示するリンク指示子及びMACヘッダータイプパラメーターを含む、請求項14に記載の装置。
  16. 前記小さいデータパケットは、既に設定された固定された大きさ及び周期を有するVoIP(Voice over Internet Protocol)データパケットである、請求項10に記載の装置。
  17. 前記SPMHは、フロー識別子(FID)フィールド、拡張ヘッダーグループ存在指示子(EH)フィールド、長さフィールド及びシーケンス番号(SN)フィールドで構成される、請求項16に記載の装置。
  18. 前記FIDフィールドは、前記MAC PDUの伝送に使用される連結を識別し、
    前記EHフィールドは、拡張ヘッダーグループが前記SPMHの後に存在するかどうかを指示し、
    前記長さフィールドは、前記SPMH、及び存在するなら拡張ヘッダーを含む前記MAC PDUの長さをバイト単位で示し、
    前記SNフィールドは、前記MAC PDUのペイロードシーケンス番号を指示し、各MAC PDUに対して1ずつ増加する、請求項17に記載の装置。
  19. 前記SNフィールドはHARQ(Hybrid Automatic Retransmission reQuest)方式で使用される、請求項18に記載の装置。
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