JP2013501629A - 逐次鍛造 - Google Patents

逐次鍛造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013501629A
JP2013501629A JP2012524714A JP2012524714A JP2013501629A JP 2013501629 A JP2013501629 A JP 2013501629A JP 2012524714 A JP2012524714 A JP 2012524714A JP 2012524714 A JP2012524714 A JP 2012524714A JP 2013501629 A JP2013501629 A JP 2013501629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
workpiece
tool set
tools
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012524714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5782030B2 (ja
Inventor
ケヴィン ティー. スラッテリー,
クリストファー エス. ハスカンプ,
ジェームズ ビー. キャッスル,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boeing Co
Original Assignee
Boeing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Boeing Co filed Critical Boeing Co
Publication of JP2013501629A publication Critical patent/JP2013501629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5782030B2 publication Critical patent/JP5782030B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • B21J5/06Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor for performing particular operations
    • B21J5/063Friction heat forging
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C35/00Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
    • B29C35/02Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould
    • B29C35/0255Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould using friction
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/26Methods of annealing
    • C21D1/30Stress-relieving
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/62Quenching devices
    • C21D1/673Quenching devices for die quenching
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D7/00Modifying the physical properties of iron or steel by deformation
    • C21D7/13Modifying the physical properties of iron or steel by deformation by hot working
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D2261/00Machining or cutting being involved

Abstract

被加工物のさまざまな特徴のいずれかは、工具の共通セットにより鍛造される。特徴(76)は、工具セット(40)が被加工物の表面上の連続した鍛造地点へ移動させられる際に、逐次鍛造される。工具のうちの1つ(66)を用いて、被加工物(32)の部分を可塑化し、押し出す一方で、他の工具(70、72、74)のうちの1つ以上を用いて、押し出された部分をせき止め、かつ、形作るダムを形成する。
【選択図】図11

Description

本開示は、一般に、金属成形設備およびプロセスに関し、より詳細には、逐次鍛造のための方法および装置を扱う。
単一の金属部品は、材料の固形片を鍛造および/または機械加工することにより製作可能である。片、板材またはその他の形態の半加工品を実際に機械加工することは、時間と費用の両方がかかる。なぜなら、半加工品の比較的多くの割合が、機械加工の切りくずの形態の廃材となる可能性があるからである。型鍛造技術を用いて単一の金属部品を製作することはまた、各部品用に特有の金型を製作する必要があることから、費用がかかり、かつ、長いリードタイムを伴うことがある。これら既存のプロセスは、析出硬化したアルミニウム合金から最大の材料特性を達成できないこと、析出硬化したアルミニウム合金における高い残留応力、および/または、所望の量より多くの比較的高コストのアルミニウム合金の要求などの他の問題を有することがある。
よって、材料の使用量を削減し、かつ、工作機械器具一式のコスト削減を含むより低コストで機械特性を向上させることのできる部品の鍛造方法および装置が必要である。
開示されているある数の実施形態にしたがって、部品は、共通の工具セットを用いて被加工物に特徴を逐次鍛造することにより製作してもよい。工具セットは、フランジ、スチフナおよび突起といったさまざまな特徴のうちのいずれかを平坦な鍛造用金属片または鍛造製品といった被加工物から後方押し出しするために用いられる。工具セットを用いて、被加工物の連続した部分を加熱および可塑化し、次いで、押し出された材料をせき止め、かつ、形作るためのダムとして作用する工具により形成された局部的キャビティーへ可塑化した材料を押し出す。工具セットおよびキャビティーを平行移動させることにより、特徴は、xy方向におけるいかなる空間にも作ることができる。工具セットのその後のパスにより、部品全体が定められるまで特徴の厚みを薄くかつ/または高さを高くすることができる。一実施形態において、方法はまた、急冷に起因する残留応力を低減または除去するため、または、被加工物にリューダース線が形成されるのを防ぐための、被加工物に対する比較的軽度の焼き戻し歪みの付与に使用してもよい。開示されている実施形態は、部品専用の工具または金型を用いない特徴の逐次鍛造のための方法および装置を提供する。実施形態を用いて、部品専用の工具または金型を用いずに網形または略網形の部品を鍛錬してもよい。
開示されている一実施形態にしたがって、被加工物に特徴を鍛造する方法を提供する。該方法は、被加工物の表面に工具セットを近接させ、工具セットにおける少なくとも第1の工具を用いて、被加工物表面に隣り合う概ね囲まれたキャビティーを形成することを含む。工具セットにおける第2の工具を用いて、被加工物の部分を可塑化し、キャビティー内へ押し出す。該方法は、工具セットを被加工物上の異なる地点へ徐々に移動させること、および、特徴全体が形成されるまで、キャビティーを形成し、被加工物の部分を可塑化し、キャビティー内へ押し出す工程を繰り返すことを含む。
別の実施形態にしたがって、鍛造工具の共通セットを用いて部品のさまざまな特徴のうちのいずれかを鍛造する方法を提供する。該方法は、鍛造する被加工物の表面に工具セットを近接させ、工具のいくつかを用いて被加工物表面に隣り合うキャビティーを形成することを含む。セットにおける工具の少なくとも1つを用いて、被加工物の部分を可塑化し、かつ、セットにおける工具の少なくとも1つを用いることにより特徴のある部品を形成して、被加工物の可塑化した部分をキャビティー内へ押し出す。特徴のさらなる部品は、被加工物表面の上方で工具のセットを徐々に移動させること、および、キャビティーを形成し、被加工物を可塑化し、可塑化した部分をキャビティー内へ押し出す工程を繰り返すことにより鍛造される。キャビティーを形成することは、被加工物表面の部分を取り囲み、かつ、被加工物の押し出された部分をせき止めるためのダムとして工具のいくつかを用いることを含んでもよい。被加工物の部分を可塑化するために用いられる工具は、工具が被加工物に接触する際に工具を回転させるか、往復運動させるか、または、振動させることにより達成可能な摩擦接触を通じて被加工物を加熱するために用いてもよい。
さらなる実施形態にしたがって、被加工物に特徴を鍛造するための装置を提供する。該装置は、工具セットと、工具セットにより被加工物の連続した部分を鍛造可能な被加工物の表面上の複数の地点の各々へ工具セットを移動させるための手段とを含む。工具セットは、被加工物の部分を可塑化し、押し出すための少なくとも第1の工具、および、被加工物の押し出された部分を形作るための少なくとも第2の工具を含んでもよい。該装置は、第1の工具を被加工物に摩擦接触させるある方向および第1の工具を被加工物内へ沈み込ませる第2の方向に第1の工具を変位させるための手段をさらに含んでもよい。工具セットを移動させるための手段は、工具セットが装着された工作機械ヘッドと、被加工物上の複数の地点の各々へヘッドを変位させるための工作機械と、工作機械および工具セットにおける工具の各々の動作を制御するためのプログラムされたコントローラとを含んでもよい。第1の工具は、その長手方向軸の回りに回転可能、かつ、前記軸に沿って変位可能な長尺のピンを含んでもよい。第2の工具は、第1の工具に隣り合って配置されており、かつ、被加工物の押し出された部分をせき止めるためのダムを形成している。
9. 鍛造工具の共通セットを用いて部品のさまざまな特徴のいずれかを鍛造する方法であって、
鍛造される被加工物の表面に工具のセットを近接させ、
工具のうちのいくつかを用いて被加工物表面に隣り合うキャビティーを形成し、
セットにおける工具のうちの少なくとも1つを用いて、被加工物の部分を可塑化し、
セットにおける工具のうちの少なくとも1つを用いて、被加工物の可塑化した部分をキャビティー内へ押し出すことにより、特徴の部品を形成し、
工具のセットを被加工物表面の上方で徐々に移動させること、および、被加工物表面の上方にキャビティーを形成し、被加工物の部分を可塑化し、被加工物の可塑化した部分をキャビティー内へ押し出す工程を繰り返すことにより、特徴の追加の部品を鍛造する
ことを含む、方法。
10. キャビティーを形成することが、被加工物表面の部分を取り囲むダムとして少なくともいくつかの工具を用いることを含む、請求項9に記載の方法。
11. キャビティーの追加の部品を鍛造することが、キャビティーの容積を変化させることを含む、請求項9に記載の方法。
12. キャビティーの容積を変化させることが、いくつかの工具のうちの少なくとも1つを変位させることを含む、請求項11に記載の方法。
13. 工具のうちの少なくとも1つを用いて被加工物の部分を可塑化することが、工具を用いて摩擦接触により被加工物を加熱することを含む、請求項9に記載の方法。
14. 工具を用いて摩擦接触により被加工物を加熱することが、工具が被加工物と接触している際に工具を回転させることを含む、請求項13に記載の方法。
15. 工具のうちの少なくとも1つを用いて被加工物の部分を押し出すことが、被加工物の可塑化した部分内へ工具を沈み込ませることを含む、請求項11に記載の方法。
16. 工具セットを用いて、被加工物上の圧縮応力軽減を行うこと
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
24. 鍛造工具の共通セットを用いて、部品の複数の特徴のいずれかを鍛造する方法であって、
プログラムされた工作機械を用いて、被加工物の表面上の複数の地点の各々へ工具セットを移動させること、および、
被加工物表面上の地点の各々において部品の特徴のうちの1つの部分を逐次鍛造することであって、
被加工物表面に工具のうちの少なくとも第1の工具を接触させ、
被加工物表面の上方にキャビティーを形成するように、第1の工具と複数の他の工具の各々とを配列し、
第1の工具を用いて被加工物の部分を摩擦加熱することにより、被加工物の部分を可塑化し、
被加工物の可塑化した部分内へ第1の工具を沈み込ませることにより、被加工物の可塑化した部分をキャビティー内へ押し出す
ことを含む逐次鍛造すること
を含む、方法。
25. 被加工物に複数の特徴のいずれかを鍛造するための装置であって、
工作機械ヘッドを含む工作機械と、
工作機械を制御し、かつ、被加工物上の複数の位置の各々へヘッドを移動させるためのプログラムされたコントローラと、
ヘッド上に装着されている工具の共通セットであって、
被加工物の部分を摩擦加熱し、可塑化するための少なくとも第1の回転可能なピンであって、被加工物の可塑化された部分を押し出すために長手方向軸に沿って被加工物内へ変位可能であるピン、および、
表面被加工物と接触可能であり、かつ、押し出された部分をせき止めるためのダムを形成している複数の第2の工具であって、その中に可塑化された部分が押し出されてもよいキャビティーをひとまとまりで形成している第2の工具
を含む共通セットと、
を含む、装置。
開示されている実施形態は、リードタイムを短縮しつつ工作機械器具一式および材料のコストを低減する、被加工物にさまざまな特徴のうちのいずれかを形成する方法および装置に対する必要性を満たす。
図1は、逐次鍛造のための装置の構成部品を示したブロック図である。 図2は、逐次鍛造技術により製作される部品の斜視図である。 図2Aは、代替の方法を用いてひれ状部が鍛造された、図2に示した部品の一部の拡大斜視図である。 図3は、逐次鍛造のための方法の工程を示したフロー図である。 図4は、被加工物の表面に近接させた工具セットの正面図である。 図5は、図4と同様の図であるが、被加工物表面に接触させた工具セット、および、被加工物材料の一部をキャビティー内へ押し出した工具のうちの1つを示している。 図6は、特徴の一区分が工具セットにより逐次鍛造された図4および図5に示した工具セットの上面図である。 図7は、図6に示した工具セットの斜視図である。 図8は、被加工物の上方での工具セットの1回目のパス中に後退可能なダムを用いて第1の高さに部分的に形成された特徴を示す図5と同様の図である。 図9は、図8と同様の図であるが、工具セットの後続のパス中に第2のより高い高さに形成された特徴を示している。 図10は、図8および図9に示した工具セットにより鍛造される完全に形成された特徴の断面図である。 図11は、図8と同様の図であるが、押し出し成形された特徴の幅を増大させるために用いる側方に変位可能な工具を示している。 図12は、図10と同様の図であるが、第2の逐次鍛造工程中の側方に変位した工具のうちの1つ、および、幅が増大した押し出し成形された特徴を示している。 図13は、被加工物の部分を可塑化し、押し出すために図4〜図9、図11および図12に示した工具セットにおいて用いられる回転ピンの斜視図である。 図14は、被加工物の部分を可塑化し、押し出すための直線運動を用いた工具の代替の形態の斜視図である。 図15は、逐次鍛造により形成される湾曲した特徴を有する被加工物の斜視図である。 図16は、図15に示した湾曲した特徴を逐次鍛造するために用いられる振動工具のうちの1つの斜視図である。 図17は、一対の回転ピンが協働して材料をキャビティー内へ押し出す、被加工物の一部を鍛造する工具セットの正面図である。 図18は、被加工物表面の焼き戻しに用いることができる工具セットの代替の形態の正面図である。 図19は、図18と同様の図であるが、被加工物表面に当接させた工具セットおよびバックアップ工具のセット、ならびに、該表面を部分的に貫通した焼き戻し工具を示している。 図20は、被加工物表面の焼き戻しに用いられるローラボールを使用する別の工具セットの正面図である。 図21は、逐次鍛造プロセスの支援に用いられる別の工具セットおよび局部的に加熱されたバックアップ工具の正面図である。 図22は、図21と同様の図であるが、押し出し成形中の工具の位置を示している。 図23は、押し出し成形中の別の工具セットおよび関連するバックアップ工作機械器具一式の正面図である。 図24は、航空機の製造および保守方法のフロー図である。 図25は、航空機のブロック図である。
まず図1および図2を参照すると、開示されている実施形態は概して、ここで部品と呼ぶこともある被加工物32にさまざまな特徴34のうちのいずれかを鍛造するための装置30に関する。被加工物32は、限定はされないが、半加工品、鍛造品またはその他の種類のあらゆる形状の部品であってもよい。被加工物32は、金属または金属合金を含んでいてもよいが、開示されている方法および装置は、熱可塑性材料などの他の材料から作られる部品32の形成に有用であってもよい。図1に示されているように、装置30は、被加工物32の形成、または、被加工物32の選択された特徴34(図2)のみの形成や精錬に使用してもよい。示されている例において、装置30は、金属片を、直立したひれ状部34a、ボス34bおよびくぼんだ溝部34cを含む鍛造された特徴を有する概ねU字形の部品32に形成するのに用いられているが、これらの特徴は、装置30を用いて逐次鍛造可能な広範な特徴および形状を単に例示しているにすぎない。
図1に示されているように、装置30は概して、工作機械ヘッド42上に装着された工具セット40を含む。工作機械ヘッド42は、複数の軸に沿って工作機械ヘッド42を移動させることのできる工作機械44の一部を構成していてもよい。例えば、工作機械44は、3本の直交するx、yおよびz軸(図示せず)に沿ってヘッド42を移動させ、かつ、これらの軸のうちの2本の回りでヘッド42を回転させることのできる5軸複合工作機械を含んでいてもよい。他の実施形態において、工作機械ヘッド42が静止している状態で、工作機械44が被加工物32を移動させてもよい。ヘッド42の移動および工具セット40の制御を含む工作機械44の動作は、制御プログラム50にしたがったCNC(コンピュータ数値制御された)コントローラ48により制御されてもよい。後でより詳細に取り上げるように、工具セット40は、ヘッド42が、被加工物32の表面36の上方の予めプログラムされた経路(図示せず)に沿った連続した位置へ徐々に工具セット40を移動させている際に、1つ以上の特徴34の部分を逐次鍛造するために用いられる鍛造工具の共通セットを含んでいてもよい。鍛造工具の「共通セット」は、工具セット40における工具が、形成される特徴34の種類に対して専用または特有の部品でなくてもよく、むしろ、多種多様な特徴34および部品32のうちのいずれかを形成するために用いてもよいということを示している。いくつかの実施形態において、被加工物32の反対側表面36aに関与する任意のバックアップ工具セット40aは、工具セット40と協働して、逐次鍛造プロセスを支援する。
図3は概して、図1に示した装置30を用いて被加工物32に特徴34を逐次鍛造する方法の工程を示している。該方法は、工作機械44の座標系内の既知の位置における工作機械台または床(図示せず)上に金属半加工品(図示せず)を設置する工程52で開始する。工程54において、開始位置にある被加工物表面36に工具セット40を近接させ、かつ、被加工物表面36にセット40における工具の少なくともいくつかを接触させる。工程56において、工具セット40を用いて、被加工物表面36の周囲または上方にその中へ材料を押し出し可能なキャビティー76(図5参照)を形成する。58において、工具セット40を用いて、被加工物32の部分を可塑化し、キャビティー76内へ押し出す。60において、特徴34が完全に形成されていれば、工程62においてプロセスは終了し、そうでなければ、64に示されているように、工作機械44により工作機械ヘッド42のプログラムされた移動を通じて工具セット40を被加工物32上の次の鍛造位置へ徐々に進める。あるいは、前に触れたように、被加工物32を工具セット40に対して移動させることにより、工具セット40を次の鍛造位置へ徐々に進めることができる。いずれの場合も、工程54、56および58を繰り返して、特徴34が完全に形成されるまで特徴34の連続した部分を形成する。
図2および図2Aを参照して、上で説明した工具セット40による逐次鍛造は、形成されている特徴34に直接隣り合っている地点か、または、特徴が形成される側面とは反対側の被加工物の側面上の地点のいずれかから被加工物32内の可塑化された材料を押し出し成形することにより行ってもよい。例えば、図1において、ひれ状部34aは、被加工物32の底部側33から材料を押し出し成形し、特徴34aの下方に溝部35を残すことにより形成してもよい。対照的に、図2Aに示されているように、ひれ状部34aは、ひれ状部34aの対向する両側面上の被加工物32の上表面36から材料を押し出し成形し、表面36に少なくとも1本の溝部37を残すことにより形成される。
ここで、工具セット40の示されている一実施形態のさらなる詳細を示した図4〜図7に注目する。本例において、工具セット40は、図13に示されているように、長手方向軸90の回りを回転可能かつ該軸に沿って変位可能な円筒形鍛造ピン66を含む。回転鍛造ピン66は、被加工物32の表面36から押し出された材料の流れをせき止め、かつ、導くダムとして作用する一連の工具70、72、74、80aおよび80bにより取り囲まれている。本実施形態において、工具70、72、78、80aおよび80bは、鍛造ピン66に対して静止した状態である一方、工具76は、被加工物表面36の上方にキャビティー76を作成するように垂直に後退可能である。本例において、直立したひれ状部または刃部34aは、工作機械ヘッド42を用いて、矢印46により示される方向に工具セット40を徐々に移動させることにより、被加工物32の表面36上に形成されている。
図5を参照して、工具セット40が被加工物32の表面36上の予めプログラムされた地点に位置している状態で、工具セット40を被加工物表面36に接触させ、かつ、所望の予めプログラムされた高さのキャビティー76を形成するように工具74を上向きに後退させる。次いで、被加工物表面36と摩擦接触するように鍛造ピン66を下向きに押しやりながら、工作機械ヘッド42によりピン66を回転させる。回転ピン66の底部端66aと被加工物表面36との間の摩擦接触により、被加工物32の局部的加熱が生じる。ピン66の底部66aを取り囲む材料が可塑化することにより、流動可能となり、押し出されるようになるまで、該加熱が行われる。材料が可塑化し、流動可能となるにつれて、鍛造ピン66は、さらに下向きに沈み込み、被加工物32中の材料を変位させ、かつ、キャビティー76内へ押し出すことにより、所望の特徴34の部分を形成し、かつ、材料がそこから変位した溝部37が残る。
場合によっては、特徴34を所望の寸法に形成するためには複数のパスを行う必要があることがある。例えば、図8に示されているように、工具セットの1回目のパス中、特徴34は、工具74の後退位置により決められる高さhに形成される。図9を参照すると、被加工物表面36の上方での工具セット40の2回目のパス中、工具74は、高さhを量hだけ超えて上向きに後退させられる。この2回目のパス中に、鍛造ピン66の下側端66aは、被加工物32内により深く沈み込み、これにより、工具74のさらなる後退により高さが増大するキャビティー76内へさらなる量の材料を押し出す。図10は、材料がそこから押し出されて、特徴34aを形成した溝部37とともに、表面被加工物32上に鍛造された最終特徴34aを示している。
図11および図12は、前に説明したものと概ね同様の工具セット40を示しているが、ここでは、工具70および2つの工具74は側方に変位可能である。例えば、図11に示されているように、工具74は、回転ピン66とともに、内部幅wを有するキャビティー76を形成するダムとして機能する。したがって、工具セット40による1回目のパス中、特徴は部分的に第1の幅wに形成される。その後、図12に示されているように、工具70は側方に変位され、工具74のうちの一方が上向きに移動することにより、キャビティー76の幅が増大してw+wとなる。より幅の広いキャビティー76aを含む工具セット40の2回目のパス中、より幅の広いキャビティー76aと実質的に等しい最終幅、すなわちw+wを有する特徴の残り部分が形成される。
図13は、前に説明した回転鍛造ピン66を示し、かつ、被加工物材料の可塑化に要する摩擦を発生させるために用いられてもよいある種の運動を例示している。被加工物32との摩擦を増大させるために下側端66aにねじ山を有していても有していなくともよい円筒形ピン66は、その長手方向軸90の回りで回転可能である。被加工物32との必要な摩擦を生み出すためのその他の種類の運動を用いてもよいその他の形態および形状の鍛造工具が可能である。例えば、図14は、矢印94により示されているような往復運動を有し、その結果、底部表面88aが、軸96に概ね沿った前後または往復運動で被加工物表面36に摩擦接触する概ね正方形または矩形の鍛造工具88の使用を示している。鍛造工具88は、材料を隣り合うキャビティー76内へ押し出すために、矢印84により示されているように垂直方向に変位可能である。材料、表面の質感および往復運動の速度は、摩擦により発生した熱が、被加工物材料を可塑化して押し出しを可能とするのに十分であるが、材料の溶着を生じるほどには高くないように、選ばねばならない。
ここで図15および図16を参照すると、湾曲した特徴34dは、1つ以上の湾曲した鍛造工具86を含む工具セット(図示せず)を用いて被加工物32に逐次鍛造されてもよい。示されている例において、湾曲した鍛造工具86は、半円形状を有しているが、その他の形状も可能である。工具86は、矢印94により示されているように軸92の回りを前後に振動し、かつ、特徴34d上に湾曲表面87を鍛造するために被加工物32と接触可能な湾曲した外側周囲表面86aを含む。工具86は、矢印95により示されているように、特徴34dへ向かう方向および該特徴から離間する方向へ変位可能である。
図17は、被加工物32からの可塑化した材料を押し出してもよいキャビティー76を形成するために離間した一対の回転鍛造ピン66b、66cを使用する工具セット40の別の実施形態を示している。ピン66b、66c間のダムを形成する後退可能な工具74は、押し出し成形された特徴36の高さを制御する。外側工具70、72は、キャビティー76内への可塑化した材料の流れの制限を支援する静止したダムとして作用する。
図18および図19を参照して、実施形態はまた、急冷による残留応力を除去するため、または、材料上のリューダース線の形成を防ぐための、被加工物32に対する軽い(例えば、約1%から5%の)焼き戻し歪みの印加に使用してもよい。部品の表面36に垂直に実質的に均一な圧縮応力の軽減を達成してもよい。工具セット40を用いて、被加工物の全領域の均一な全体的応力軽減を行うか、または、局部的圧縮応力軽減処置を行ってもよい。いくつかの適用例において、工具セット40を使用して、部品の表面上の地点の関数として圧縮応力軽減量を変化させてもよい。図18は、圧縮応力軽減に用いられる単純化した工具セット40を示している。工具セット40は、一対の制限工具70、72間に挟まれた回転可能な鍛造ピン66を含む。図19において、工具セット40は、圧縮応力軽減を行うために被加工物表面36に接触させられている。バックアップ工具セット75を用いて、該プロセスを支援してもよい。回転可能な鍛造ピン66は、制限工具70、72が、回転する鍛造ピン66により変位させられた材料の移動を制限するよう作用している間に、表面36内にわずかに沈み込む。工具セット40は、所望の圧縮応力軽減を行うために、表面36の上方を移動させられる。2本の鍛造ピン66b、66cを使用する図17に示されている工具セット40もまた、圧縮応力軽減に用いてもよい。
ここで、圧縮応力軽減に用いてもよい工具セット40の別の形態を示す図20に注目する。本実施形態において、ローラボール98は、せん断応力を除去するために被加工物表面36を横切ってボール98を移動させ、かつ、残留応力を除去するために被加工物表面36に実質的な純圧縮をかけるのに用いてもよい工具100内で回転可能である。側方工具102は、ローラボール98により変位させられた被加工物表面36における材料の移動を制限するダムとして機能する。
ここで、図21を参照して、別の実施形態において、開示されている工具セット40は、被加工物表面36と反対側の被加工物32の側面36aに関与するために位置決めされる個々のバックアップピン106のセット104を含むバックアップ工具セット40aと組み合わせて用いることができる。バックアップピン106の各々は、矢印112により示されているように被加工物32へ向かう方向および被加工物32から離間する方向に長手方向に沿って移動可能である。ピン106は、例えば限定はされないが、誘導加熱器108を用いて局部的に加熱されてもよい。ピン106を加熱すると、被加工物材料および工具セット40に加工されている領域の温度を上昇させることにより被加工物32の可塑化を支援できる。図22において示されているように、工具セット40が被加工物表面36と接触させられている際に、押し出しキャビティー76の正反対側のピン110のうちの1本は、鍛造プロセスを支援するために被加工物32内へ変位させられてもよく、このことは、より厚みの大きい断面を有する被加工物32を用いるときにとりわけ有用であることがある。
加熱されたバックアップピン106は、前に説明した工具セット40のいずれかとともに使用すると有利である。例えば、図23は、図17に関連して前に説明したものと同様の工具セット40を示している。本例において、バックアップピン110のうちの1本は、押し出しキャビティー76の正反対側の被加工物32内へ矢印112により示されているように変位させてもよい。一対の回転鍛造工具66b、66cを合わせて用いて、より高さの高いまたは厚さの薄い特徴を形成するか、または、被加工物32を局部的に変形させてもよく、これにより、残留応力を除去するか、または、変形を補償する。
本開示の実施形態は、多種多様な潜在的用途、とりわけ、例えば航空宇宙、海洋および自動車用途を含む運輸産業において用いられてもよい。したがって、ここで図24および図25を参照すると、本開示の実施形態は、図24に示すような航空機の製造および保守方法120ならびに図25に示すような航空機122との関連において、用いることができる。本生産の前で、方法120の一例は、航空機122の仕様および設計124ならびに材料調達126を含んでいてもよい。開示されている方法は、航空機122の仕様および設計124中の部品の作成に用いるために規定されていてもよい。生産の際は、航空機122の構成部品および部分組立品の製造128ならびにシステム統合130が行われる。開示されている方法は、構成部品および部分組立品の製造128中の部品の製造に用いられてもよい。その後、航空機122は、認証および納品132を経て、運航134されてもよい。顧客による運航中、航空機122は、(改修、再構成、修繕などを含むかもしれない)定常的整備および保守136を受けることとなる。開示されている方法および装置により製造された部品は、整備および保守136中に航空機122に設置されてもよい。
方法120のプロセスの各々は、システムインテグレータ、第三者および/または操作者(例えば、顧客)により行われるかまたは実施されてもよい。本件の説明のため、システムインテグレータは、任意の数の航空機製造者および主要なシステム下請け業者に限定されないがこれらを含んでもよい。第三者は、任意の数の取り扱い業者、下請け業者および供給業者に限定されないがこれらを含んでもよい。操作者は、航空会社、リース会社、軍隊、保守組織などであってもよい。
図25において示されているように、方法120の一例により製造される航空機122は、複数のシステム140および内装142とともに機体138を含んでいてもよい。開示されている装置を用いて製造された部品は、機体138において、および、内装142内において用いられてもよい。高レベルシステム140の例としては、推進システム144、電気システム146、油圧システム148および環境システム150のうちの1つ以上が挙げられる。任意の数の他のシステムを含んでもよい。航空宇宙の例が示されているが、本開示の原理は、海洋および自動車産業といった他の産業に適用することもできる。
ここで実施されているシステムおよび方法は、製造および保守方法120のいずれか1つまたはそれ以上の段階中に使用してもよい。例えば、製造プロセス128に対応する構成部品や部分組立品は、航空機122が運航されている間に製造される構成部品や部分組立品と同様に組立てまたは製造されてもよい。また、航空機122の組立てを大幅に早めるか、または、航空機122のコストを削減することにより、例えば、製造段階128および130中に、一以上の開示されている方法および装置の実施形態を利用してもよい。同様に、航空機122の運航中、一以上の装置の実施形態、方法の実施形態またはこれらの組み合わせを利用してもよい。
本開示の実施形態は、いくつかの例示的実施形態に関連して説明したが、特定の実施形態は、当業者が他の変形例に想到するであろうから、説明を目的としているのであって限定を目的とはしていないことは理解されたい。
本開示の実施形態は、いくつかの例示的実施形態に関連して説明したが、特定の実施形態は、当業者が他の変形例に想到するであろうから、説明を目的としているのであって限定を目的とはしていないことは理解されたい。
また、本願は以下に記載する態様を含む。
(態様1)
被加工物の表面に工具セットを近接させ、
工具セットにおける少なくとも第1の工具を用いて、被加工物表面に隣り合う概ね囲まれたキャビティーを形成し、
工具セットにおける少なくとも第2の工具を用いて、被加工物の部分を可塑化し、キャビティー内へ押し出す
ことを含む、被加工物に特徴を鍛造する方法。
(態様2)
工具セットを被加工物上の異なる地点へ徐々に移動させること、および、
被加工物表面に工具セットを近接させ、概ね囲まれたキャビティーを形成し、被加工物の部分を可塑化し、キャビティー内へ押し出す工程を繰り返すこと
をさらに含む、態様1に記載の方法。
(態様3)
第1の工具を用いてキャビティーを形成することが、被加工物表面に第1の工具を接触させることにより被加工物表面上にダムを形成することを含む、態様1に記載の方法。
(態様4)
被加工物の部分を可塑化することが、第2の工具に被加工物表面を摩擦接触させることにより被加工物を加熱することを含む、
態様1に記載の方法。
(態様5)
摩擦接触は、被加工物表面に対して第2の工具を振動させることにより行う、態様4に記載の方法。
(態様6)
摩擦接触は、被加工物表面に対して第2の工具を往復運動させることにより行う、態様4に記載の方法。
(態様7)
押し出しは、被加工物の可塑化した部分内に第2の工具を沈み込ませることにより行う、態様1に記載の方法。
(態様8)
工具セットを用いて、被加工物上の圧縮応力軽減を行うこと
をさらに含む、態様1に記載の方法。
(態様9)
被加工物の部分を可塑化し、押し出すための少なくとも1つの工具および被加工物の押し出された部分を形作るための少なくとも第2の工具を含む工具のセットと、
工具セットにより被加工物の部分を鍛造可能な被加工物の表面上の複数の地点の各々へ工具セットを移動させるための手段と
を含む、被加工物に特徴を鍛造するための装置。
(態様10)
第1の工具を被加工物に摩擦接触させる第1の方向および第1の工具を被加工物内へ沈み込ませる第2の方向に第1の工具を変位させるための手段をさらに含む、態様9に記載の装置。
(態様11)
工具セットを移動させるための手段が、
工具セットが装着された工作機械ヘッドと、
被加工物上の複数の地点の各々へヘッドを変位させるための工作機械と、
工作機械および工具セットにおける工具の各々の動作を制御するためのプログラムされたコントローラと
を含む、態様9に記載の装置。
(態様12)
第1の工具が、その長手方向軸の回りに回転可能、かつ、前記軸に沿って変位可能な長尺のピンを含む、態様9に記載の装置。
(態様13)
第2の工具が、第1の工具に隣り合って配置されており、かつ、被加工物の押し出された部分をせき止めるためのダムを形成している、態様9に記載の装置。
(態様14)
工具セットが、少なくとも第3の工具を含み、第1、第2および第3の工具が、その中に被加工物の可塑化された部分が押し出されるキャビティーを形成している、態様9に記載の装置。
(態様15)
工具セットが被加工物の表面上の種々の地点へ移動させられている際に、第2および第3の工具のうちの少なくとも一方が、変位可能である、態様14に記載の装置。

Claims (15)

  1. 被加工物の表面に工具セットを近接させ、
    工具セットにおける少なくとも第1の工具を用いて、被加工物表面に隣り合う概ね囲まれたキャビティーを形成し、
    工具セットにおける少なくとも第2の工具を用いて、被加工物の部分を可塑化し、キャビティー内へ押し出す
    ことを含む、被加工物に特徴を鍛造する方法。
  2. 工具セットを被加工物上の異なる地点へ徐々に移動させること、および、
    被加工物表面に工具セットを近接させ、概ね囲まれたキャビティーを形成し、被加工物の部分を可塑化し、キャビティー内へ押し出す工程を繰り返すこと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 第1の工具を用いてキャビティーを形成することが、被加工物表面に第1の工具を接触させることにより被加工物表面上にダムを形成することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 被加工物の部分を可塑化することが、第2の工具に被加工物表面を摩擦接触させることにより被加工物を加熱することを含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 摩擦接触は、被加工物表面に対して第2の工具を振動させることにより行う、請求項4に記載の方法。
  6. 摩擦接触は、被加工物表面に対して第2の工具を往復運動させることにより行う、請求項4に記載の方法。
  7. 押し出しは、被加工物の可塑化した部分内に第2の工具を沈み込ませることにより行う、請求項1に記載の方法。
  8. 工具セットを用いて、被加工物上の圧縮応力軽減を行うこと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 被加工物の部分を可塑化し、押し出すための少なくとも1つの工具および被加工物の押し出された部分を形作るための少なくとも第2の工具を含む工具のセットと、
    工具セットにより被加工物の部分を鍛造可能な被加工物の表面上の複数の地点の各々へ工具セットを移動させるための手段と
    を含む、被加工物に特徴を鍛造するための装置。
  10. 第1の工具を被加工物に摩擦接触させる第1の方向および第1の工具を被加工物内へ沈み込ませる第2の方向に第1の工具を変位させるための手段をさらに含む、請求項9に記載の装置。
  11. 工具セットを移動させるための手段が、
    工具セットが装着された工作機械ヘッドと、
    被加工物上の複数の地点の各々へヘッドを変位させるための工作機械と、
    工作機械および工具セットにおける工具の各々の動作を制御するためのプログラムされたコントローラと
    を含む、請求項9に記載の装置。
  12. 第1の工具が、その長手方向軸の回りに回転可能、かつ、前記軸に沿って変位可能な長尺のピンを含む、請求項9に記載の装置。
  13. 第2の工具が、第1の工具に隣り合って配置されており、かつ、被加工物の押し出された部分をせき止めるためのダムを形成している、請求項9に記載の装置。
  14. 工具セットが、少なくとも第3の工具を含み、第1、第2および第3の工具が、その中に被加工物の可塑化された部分が押し出されるキャビティーを形成している、請求項9に記載の装置。
  15. 工具セットが被加工物の表面上の種々の地点へ移動させられている際に、第2および第3の工具のうちの少なくとも一方が、変位可能である、請求項14に記載の装置。
JP2012524714A 2009-08-13 2010-06-18 逐次鍛造 Active JP5782030B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/541,071 US8302450B2 (en) 2009-08-13 2009-08-13 Incremental forging
US12/541,071 2009-08-13
PCT/US2010/039220 WO2011019447A1 (en) 2009-08-13 2010-06-18 Incremental forging

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013501629A true JP2013501629A (ja) 2013-01-17
JP5782030B2 JP5782030B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=42734753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012524714A Active JP5782030B2 (ja) 2009-08-13 2010-06-18 逐次鍛造

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8302450B2 (ja)
EP (1) EP2464475B1 (ja)
JP (1) JP5782030B2 (ja)
AU (1) AU2010282928B9 (ja)
WO (1) WO2011019447A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8302450B2 (en) 2009-08-13 2012-11-06 The Boeing Company Incremental forging
US8323427B1 (en) 2009-09-14 2012-12-04 The Boeing Company Engineered shapes from metallic alloys
US9333702B2 (en) 2012-11-30 2016-05-10 The Boeing Company Linear friction welding machine and associated method
US9539690B2 (en) 2013-09-19 2017-01-10 The Boeing Company Control feedback loop for real-time variable needle peen forming
US8997545B1 (en) 2013-09-19 2015-04-07 The Boeing Company Method and apparatus for impacting metal parts for aerospace applications
US10576523B1 (en) 2013-09-19 2020-03-03 The Boeing Company Method and apparatus for impacting metal parts
US10406583B2 (en) 2015-12-10 2019-09-10 The Boeing Company Apparatus, system, and method for forming metal parts
US10940523B2 (en) 2018-06-01 2021-03-09 The Boeing Company Apparatus for manufacturing parts, and related methods
WO2023004155A2 (en) * 2021-07-22 2023-01-26 Scofast Llc System and method to perform dissimilar operations in a single machine

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54103771A (en) * 1978-02-01 1979-08-15 Hitachi Zosen Corp Close type ultrahigh pressure forging press
JPS62118646U (ja) * 1986-01-20 1987-07-28
JPH05293581A (ja) * 1992-04-16 1993-11-09 Kobe Steel Ltd ウエブリブ形状品の成形方法および金型
WO2006016417A1 (ja) * 2004-08-11 2006-02-16 Hitachi, Ltd. 管状部位を有する構造物とその製造方法及び製造装置
JP2007111766A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Fukui Prefecture 摩擦接合方法及び摩擦接合装置
JP2008307605A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Cyril Bath Co 線形摩擦溶接装置及び方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6044685A (en) * 1997-08-29 2000-04-04 Wyman Gordon Closed-die forging process and rotationally incremental forging press
JP3207376B2 (ja) * 1997-07-30 2001-09-10 昭和電工株式会社 衝撃吸収機能を有する金属製構造材
US6134783A (en) * 1997-10-29 2000-10-24 Bargman; Ronald D. Heat sink and process of manufacture
JP2002219585A (ja) * 2001-01-24 2002-08-06 Hitachi Ltd 構造物とその補修方法
JP4646421B2 (ja) * 2001-03-05 2011-03-09 公 西原 摩擦攪拌成型方法
US6910616B2 (en) 2002-03-07 2005-06-28 The Boeing Company Preforms for forming machined structural assemblies
US6779708B2 (en) 2002-12-13 2004-08-24 The Boeing Company Joining structural members by friction welding
US7128948B2 (en) 2003-10-20 2006-10-31 The Boeing Company Sprayed preforms for forming structural members
US7225967B2 (en) 2003-12-16 2007-06-05 The Boeing Company Structural assemblies and preforms therefor formed by linear friction welding
US7398911B2 (en) 2003-12-16 2008-07-15 The Boeing Company Structural assemblies and preforms therefor formed by friction welding
US7156276B2 (en) 2004-07-22 2007-01-02 The Boeing Company Apparatus and system for welding preforms and associated method
US7347351B2 (en) 2004-08-18 2008-03-25 The Boeing Company Apparatus and system for unitized friction stir welded structures and associated method
US20060059848A1 (en) 2004-08-31 2006-03-23 The Boeing Company Curved extrusions and method of forming the same
US7841504B2 (en) 2004-09-21 2010-11-30 The Boeing Company Apparatus and system for welding self-fixtured preforms and associated method
NL1028693C1 (nl) * 2005-04-05 2006-10-09 Bernardus Ludgerus Lu Hijlkema Werkwijze en inrichting voor het vervaardigen van een mal, en werkwijze en inrichting voor het produceren van een voortbrengsel met de mal.
US7509725B2 (en) 2005-04-22 2009-03-31 The Boeing Company Design methodology to maximize the application of direct manufactured aerospace parts
US7607225B2 (en) 2005-04-22 2009-10-27 The Boeing Company Manufacture of flow optimized stiffener for improving rigidity of ducting
US7353978B2 (en) 2005-10-13 2008-04-08 The Boeing Company Method of making tailored blanks using linear friction welding
JP4806256B2 (ja) * 2005-12-08 2011-11-02 日野自動車株式会社 ねじ軸形成方法
US7515986B2 (en) 2007-04-20 2009-04-07 The Boeing Company Methods and systems for controlling and adjusting heat distribution over a part bed
US7895874B2 (en) * 2008-01-03 2011-03-01 General Electric Company Near net shape forging process for compressor and turbine wheels and turbine spacer wheels
US8302450B2 (en) 2009-08-13 2012-11-06 The Boeing Company Incremental forging

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54103771A (en) * 1978-02-01 1979-08-15 Hitachi Zosen Corp Close type ultrahigh pressure forging press
JPS62118646U (ja) * 1986-01-20 1987-07-28
JPH05293581A (ja) * 1992-04-16 1993-11-09 Kobe Steel Ltd ウエブリブ形状品の成形方法および金型
WO2006016417A1 (ja) * 2004-08-11 2006-02-16 Hitachi, Ltd. 管状部位を有する構造物とその製造方法及び製造装置
JP2007111766A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Fukui Prefecture 摩擦接合方法及び摩擦接合装置
JP2008307605A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Cyril Bath Co 線形摩擦溶接装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8601850B2 (en) 2013-12-10
EP2464475B1 (en) 2017-04-05
AU2010282928B9 (en) 2015-10-08
AU2010282928A1 (en) 2012-02-02
EP2464475A1 (en) 2012-06-20
US20110036141A1 (en) 2011-02-17
AU2010282928B2 (en) 2015-10-01
JP5782030B2 (ja) 2015-09-24
US8302450B2 (en) 2012-11-06
WO2011019447A1 (en) 2011-02-17
US20130019649A1 (en) 2013-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5782030B2 (ja) 逐次鍛造
CN109202273B (zh) 一种填丝搅拌摩擦增材制造装置及增材制造方法
Wulle et al. Workpiece and machine design in additive manufacturing for multi-axis fused deposition modeling
Fette et al. Optimized and cost-efficient compression molds manufactured by selective laser melting for the production of thermoset fiber reinforced plastic aircraft components
Akula et al. Hybrid adaptive layer manufacturing: An Intelligent art of direct metal rapid tooling process
US9409349B2 (en) Formed sheet metal composite tooling
CN103213405B (zh) 一种用于批量生产的3d打印机及三维制造方法
MacCormack et al. 2D and 3D finite element analysis of a three stage forging sequence
Feng et al. Finite element analysis and simulation for cold precision forging of a helical gear
CN112355104A (zh) 一种钛合金空心叶片变截面高温扭转预成形装置及方法
CN105013939B (zh) 基于自发热的搅拌摩擦成形装置及工艺
Zhao et al. Preform design of a generic turbine disk forging process
Sagara et al. Finite volume analysis of two-stage forging process for aluminium 7075 alloy
Şchiopu et al. A new net-shape plating technology for axisymmetric metallic parts using rotary swaging
Yoon et al. Investigation into a new incremental forming process using an adjustable punch set for the manufacture of a doubly curved sheet metal
CN214211846U (zh) 一种钛合金空心叶片变截面高温扭转预成形装置
Kong et al. Numerical and experimental investigation of preform design in non-axisymmetric warm forming
Rieger et al. Robot-based additive manufacturing for flexible die-modelling in incremental sheet forming
JP4798139B2 (ja) 鍛造装置および鍛造方法
Yang et al. A single stage hot forging process and die set of alternator poles
JP6229411B2 (ja) レーザ加工装置、及びレーザ加工方法
Kawamoto et al. Back-Pressure Forging Using a Servo Die Cushion
US20230211545A1 (en) Techniques for generating composite structures that combine metal and polymer compositions
Ali To study the influence of frictional conditions and die land length on component error and die deflection in cold extrusion by finite element analysis
WO2023133532A1 (en) Techniques for generating composite structures that combine metal and polymer compositions

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5782030

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250