JP2013501490A - 電気機械変換器を製造するための方法 - Google Patents

電気機械変換器を製造するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013501490A
JP2013501490A JP2012523227A JP2012523227A JP2013501490A JP 2013501490 A JP2013501490 A JP 2013501490A JP 2012523227 A JP2012523227 A JP 2012523227A JP 2012523227 A JP2012523227 A JP 2012523227A JP 2013501490 A JP2013501490 A JP 2013501490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer layer
layer
spacer element
polymer
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012523227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013501490A5 (ja
Inventor
ジェニンガー・ワーナー
ワーグナー・ヨアキム
ベネッケ・カーステン
ベルナルト・トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Covestro Deutschland AG
Original Assignee
Bayer MaterialScience AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer MaterialScience AG filed Critical Bayer MaterialScience AG
Publication of JP2013501490A publication Critical patent/JP2013501490A/ja
Publication of JP2013501490A5 publication Critical patent/JP2013501490A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/01Manufacture or treatment
    • H10N30/09Forming piezoelectric or electrostrictive materials
    • H10N30/098Forming organic materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/42Piezoelectric device making

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【解決手段】本発明は、電気機械変換器、例えば、圧電変換器を製造するための方法に関し、この方法は、A)実質的に同じ高さ(h)を有するスペーサ要素(3)の単層を第1のポリマ層(1)上に提供する工程と、B)第1のポリマ層(1)と第2のポリマ層(2)との間に少なくとも1つの空洞(4)が存在するように、単層のスペーサ要素(3)上に第2のポリマ層(2)を提供する工程と、C)第1のポリマ層(1)および第2のポリマ層(2)の間にスペーサ要素(3)を固定する工程と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気機械変換器、例えば、圧電変換器、を製造するための方法、電気機械変換器、および、電気機械変換器の利用に関する。
印加された機械的負荷に応答して電位を生じる材料の能力は、圧電性と呼ばれる。確立されている圧電材料は、チタン酸ジルコン酸塩(PZT)、および、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などのフッ素化ポリマである。圧電挙動は、独立気泡発泡ポリプロピレン(PP)でも観察されている。圧電性を達成するために、かかるポリプロピレン発泡体は、強い電場内で帯電される。その結果として、電気絶縁破壊が気泡の内部で起こり、マクロ双極子を生成し、巨視的に材料を分極させる。かかるポリプロピレン強誘電エレクトレットは、1ニュートンあたり数百ピコクーロンの圧電係数を有しうる。センサ効果の感度をさらに高めるために、互いに積み重ねられた複数の発泡体からなる多層システムが開発された。
Gerhard et al.(2007年 Annual Report Conference on Electrical Insulation and Dielectric Phenomena、453〜456頁)は、機械的穿孔またはレーザ穿孔によって非常に多数の均一なスルーホールを設けられたポリテトラフルオロエチレン薄膜が2つの均一なフルオロエチレン−プロピレン薄膜の間に配置された3層の強誘電エレクトレットについて記載している。しかしながら、機械的穿孔またはレーザ穿孔によるスルーホールの導入は、バッチ数の大きい製造にとっては複雑かつ不適切である。
Schwodiauer et al.(2004年 IEEE International Ultrasonics, Ferroelectrics,and Frequency Control Joint 50th Anniversary Conference)は、その図1(a)および(b)に示すように、2つの電極の間にポリプロピレン発泡体を含むエレクトレット空隙サンドイッチ構造について記載している。この構造は、ポリプロピレン発泡体(粒子を含む)を2つの空間方向に伸長させて空洞を形成することによって形成される。これは図1(b)に図示されており、明るい領域はポリプロピレンフレームワークを示し、暗い領域は扁平な空洞を示している。空洞があるポリプロピレンフレームワークと、その間に存在する空洞との非秩序構造を、明確に見ることができる。ポリマフレームワークの「網」の厚さおよび形状、ならびに、空洞のサイズ、直径、高さ、および、形状が様々であることも分かる。すなわち、「網」および空洞の両方のサイズ分布が大きいということである。高さ(すなわち、電極に垂直方向の空洞の直径)の変動は、例えば、圧電定数およびその周波数依存性など、圧電特性の局所的な変動につながるため、この場合特に致命的である。特に、共振周波数の位置と、圧電定数の共振ピークの幅は、前述のパラメータの変動に対して非常に敏感である。特に、ポリプロピレンフレームワークおよびその間にある空洞の非秩序構造により、ポリプロピレン発泡体の機械的特性が非一様になる。したがって、この構成の不利な点は、電気的および機械的特性が大凡にしか適合されえない点にある。
バッチ数の大きい製造に適した電気機械変換器、例えば、圧電変換器、の製造方法を提供することが望ましい。この方法は、さらに、変換器の電気的および機械的特性を調節可能にすることができる。このために、最小限のサイズ分布の構造を、サイズおよび位置に従って規定されるように製造できる。
したがって、本発明は、電気機械変換器を製造するための方法を提供しており、この方法は、以下の工程を含む。
A)第1のポリマ層上に、実質的に同じ高さを有するスペーサ要素の単層を適用する工程と、
B)第1のポリマ層と第2のポリマ層との間に少なくとも1つの空洞が存在するように、単層のスペーサ要素上に第2のポリマ層を適用する工程、および、
C)第1および第2のポリマ層の間にスペーサ要素を固定する工程。
本発明の文脈における「単層」という用語は、スペーサ要素の単一の層を意味する。本発明の文脈における「実質的に同じ高さ」とは、スペーサ要素が、例えば5%未満、特に1%未満の製造公差の範囲内で同じ高さを有することを意味する。
本発明に従う方法によれば、電気機械変換器を大きいバッチ数で製造できる点で有利である。
単層のスペーサ要素は、電気機械変換器を厚さに沿ってより柔軟に製造することを可能にすることにより、弾性率を小さくする、結果として形成された空洞内でのポーリングプロセスを許容する、および/または、帯電プロセス後にポリマ層に形成される電荷層を分離することができる点で有利である。
「スペーサ要素」は、特に、本方法への導入前に規定された形状を有する要素を意味するものと解釈されうる。その形状は、本方法が終了するまで維持されることが好ましい。例えば、スペーサ要素は、球状または細長い形状を有してよい。特に、スペーサ要素は、球状または棒体(ロッド)状(フィラメント形状)に構成されてよい。ポリマ薄膜間の距離は、スペーサ要素のサイズによって有利に決定できる。スペーサ要素の密度(単位面積当たりのスペーサ要素の数)およびスペーサ要素の分布(スペーサ要素の平均(最大)間隔)は、ポリマ層の機械的特性に応じて適切に選択できる。
1または複数の空洞が、特に、第1および第2のポリマ層の間に連続的に配置される。例えば、1または複数の空洞は、一方の側で第1のポリマ層と接触し、他方の側で第2のポリマ層と接触する。これは、製造される電気機械エネルギ変換器の電気機械挙動に対して有利な効果を持つ。
本方法の一実施形態において、スペーサ要素は、球体(特に中実または空洞の球体)および/または棒体(特に中実または空洞(管状)の棒体)の形態で構成される。スペーサ要素は、できるだけ小さいサイズ分布を有することが好ましい。特に、単層のスペーサ要素は、実質的に同じ高さを有するだけでなく、実質的に同じ大きい直径を有する。この場合、「原則的に同じ大きい直径」とは、スペーサ要素が、例えば5%未満、特に1%未満の製造公差の範囲内で同じ直径を有することを意味することとする。このように、第1および第2のポリマ薄膜を等間隔に配置できることを保証することが可能である。スペーサ要素のサイズ(特に、高さおよび/または直径)は、ポリマ層が接触できないように、および/または、製造後の空洞の全体積ができるだけ大きくなるように、調節されることが好ましい。例えば、スペーサ要素は、1μm以上800μm以下、好ましくは10μm以上300μm以下、特に好ましくは20μm以上200μm以下、さらに好ましくは50μm以上100μm以下の高さ、および/または、1μm以上800μm以下、好ましくは10μm以上300μm以下、特に好ましくは20μm以上200μm以下、さらに好ましくは50μm以上100μm以下の直径を有してよい。スペーサ要素は、非導電性および/または電気的に非分極性の材料で形成されることが好ましい。
スペーサ要素は、第1のポリマ層上に均一または不均一に分布するように適用されてよい。特に、スペーサ要素は、第1のポリマ層上に均一に分布するように適用されてよい。しかしながら、製造される電気機械変換器の用途の分野によっては、空間的に分解された方法で(特に制御された方法で)不均一に分布するようにスペーサ要素を提供することが有利な場合もある。
スペーサ要素は、さらに、異なる形態で構成されてもよい。特に、第1の形態で構成された複数のスペーサ要素、第2の形態で構成された複数のスペーサ要素、第3の形態で構成された任意選択的な複数のスペーサ要素などが提供されてよい。異なる形態で構成されたスペーサ要素は、この場合、第1のポリマ層上に均一または不均一に分布するように提供されてよい。特に、本発明の方法によって製造された電気機械変換器の電気機械特性、特に、圧電特性は、スペーサ要素の形態、スペーサ要素の配置、および/または、スペーサ要素の分布を選択することにより適合されてよい。
スペーサ要素は、特に、空洞内でのポーリングプロセスを許容し、帯電プロセス後にポリマ層に形成される電荷層を分離するのに適した任意の材料から互いに独立して形成されてよい。
方法の別の実施形態では、スペーサ要素はガラスまたはポリマから形成される。例えば、スペーサ要素は、ミネラルガラス(特にシリカガラス、すなわち石英ガラス)から形成されてよい。スペーサ要素を形成するためのポリマは、ほとんど任意の望ましい方法で選択されてよい。ポリカーボネートおよびポリスチレンなどの熱可塑性材料(特にポリカーボネート)、ならびに、熱可塑性ポリウレタン(TPU)などの熱可塑性エストラマを例として挙げることができる。例えば、Liquid Crystal Technologies(LCT)社(米国オハイオ州クリーブランド)が、適切なポリマスペーサ要素を販売している。特に、スペーサ要素は、ガラス球体および/またはポリマ球体および/またはガラスロッドおよび/またはポリマロッドの形態で構成されてよい。
方法の別の実施形態において、スペーサ要素は、ロッド形状に構成され、第1のポリマ層上に蛇行して配置される。このように、ロッド形状の(例えば柔軟な)スペーサ要素は、ロッドが互いに重なり合わないように配置することができる。
スペーサ要素を提供する際に、スペーサ要素を分配(例えば、分散)することができる。
方法の別の実施形態において、方法工程A)における第1のポリマ層上へのスペーサ要素の適用は、分散法(scattering method)および/または噴霧法および/または流動床法および/またはプレースメント法(特に、例えば自動プレースメントマシンを用いた配置技術)および/または印刷法および/またはコーティング法によって実行される。
方法の別の実施形態において、方法工程A)における第1のポリマ層上へのスペーサ要素の適用は、印刷および/またはコーティング法によって実行され、スペーサ要素を充填材として含む印刷および/またはコーティング材料、例えば、印刷インク、インク、ペースト、配合剤、ラッカー、または、接着剤が利用される。
方法工程A)において第1のポリマ層上に単層のスペーサ要素を適用した後、印刷および/またはコーティング材料は、部分的または完全に硬化されてよく、例えば、乾燥および/または架橋および/または凝固および/または結晶化されてよい。例えば、これは、紫外線への暴露、赤外線への暴露、および/または、乾燥によって、熱的に行われてよい。しかしながら、構造がポリカーボネートなどUV安定性の低いポリマを含む場合、硬化は、赤外線への暴露および/または乾燥によって熱的に行われることが好ましい。最初に部分的に硬化させて、後に完全に硬化させることによって、一方では、印刷された構造の形状の安定性を改善することができる。他方では、後に行う特に完全な硬化によって、第1および第2のポリマ層の間にスペーサ要素を固定すること、または、第1のポリマ層および第2のポリマ層の両方に対して単層のスペーサ要素を結合させることを可能にする。
方法工程C)は、方法工程A)およびB)の後、もしくは、方法工程A)および/またはB)の実行中および/または前に行われてよい。
例えば、方法の別の実施形態において、スペーサ要素の固定は、方法工程A)における単層のスペーサ要素の適用後に、スペーサ要素を含む印刷および/またはコーティング材料の部分的な硬化(例えば、乾燥および/または架橋および/または凝固および/または結晶化)のみを行い、方法工程B)における第2のポリマ層の適用後に、スペーサ要素を含む印刷および/またはコーティング材料の完全な硬化(例えば、乾燥および/または架橋および/または凝固および/または結晶化)を行うことによって実行される。
方法の別の実施形態では、スペーサ要素の固定は接着法によって実行され、特に、印刷および/またはコーティング法で印刷および/またはコーティング材料を塗布することによって、方法工程A)の前の方法工程0)でスペーサ要素および/または第1のポリマ層および/または第2のポリマ層の上に、接着層が設けられる。この場合、固定自体は、方法工程A)の間および/または後、および/または、方法工程B)の間および/または後に実行されてよい。この文脈で、以下に説明する積層方法に関連して、方法工程A)の前に、方法は、さらに、方法工程0、特に、印刷および/またはコーティング法によって、スペーサ要素および/または第1のポリマ層および/または第2のポリマ層の上に接着層および/または熱可塑性材料層を設ける工程を備えてもよい。
方法の別の実施形態において、スペーサ要素の固定は、特に、高圧および/または高温および/または紫外線への暴露および/または赤外線への暴露という条件下での積層法によって実行され、熱可塑性材料層が、特に、印刷および/またはコーティング法で印刷および/またはコーティング材料を塗布することによって、方法工程A)の前の方法工程0)においてスペーサ要素および/または第1のポリマ層および/または第2のポリマ層の上に提供され、ならびに/もしくは、スペーサ要素および/または第1のポリマ層および/または第2のポリマ層が、熱可塑性材料から形成される。高圧および/または高温での積層は、例えば、2つの高温回転シリンダの間で実行されてよい。圧力および温度は、この場合、スペーサ要素の形状が少なくとも実質的に保持された状態でポリマ層およびスペーサ要素が結びつくように、選択されることが好ましい。積層法の範囲内で、スペーサ要素および/または第1のポリマ層および/または第2のポリマ層および/または熱可塑性材料層が加熱されてよい。
方法は、さらに、方法工程C1):スペーサ要素が存在し、ポリマ層によって2つの側が規定された空間の残りの側を規定して密閉するシールを設ける工程を備えてもよい。
方法の別の実施形態において、スペーサ要素の固定は、クランプ法によって実行され、第1のポリマ層および第2のポリマ層は、1または複数のクランプによって一緒にクランプされる。1または複数のクランプは、同時にシールとして構成されてもよい。クランプ法によって固定する時に、スペーサ要素は、任意選択的に、第1のポリマ層および/または第2のポリマ層の中にわずかに押し込まれてよく、第1のポリマ層および/または第2のポリマ層は若干変形され、スペーサ要素はそれぞれの位置に固定される。これに代えてまたは加えて、スペーサ要素自体が若干変形されることによって、第1のポリマ層および/または第2のポリマ層の間に固定されてもよい。
接着層は、方法工程0)で塗布された後、部分的に硬化(例えば、乾燥および/または架橋および/または凝固および/または結晶化)されてよい。これは、紫外線への暴露、赤外線への暴露、および/または、乾燥によって、熱的に行われてよい。ただし、接着特性が保持され、スペーサ要素が接着層に接着できる程度までしか、接着層を硬化させないことが好ましい。特に方法工程A)において、単層のスペーサ要素を提供した後、スペーサ要素を固定するために、接着層が完全に硬化(例えば、乾燥および/または架橋および/または凝固および/または結晶化)されてよい。
熱可塑性材料層は、方法工程0)で提供された後、完全に硬化(例えば、乾燥および/または架橋および/または凝固および/または結晶化)されてよい。これは、同様に、紫外線への暴露、赤外線への暴露、および/または、乾燥によって、熱的に行われてよい。
方法の別の実施形態において、接着層および/または熱可塑性材料層は、構造化された層である。したがって、接着層および/または熱可塑性材料層は、規定された構造内のポリマ層上に提供できる材料から形成されることが好ましい。接着層および/または熱可塑性材料層の構造化は、例えば、後にスペーサ要素が上に設けられる第1のポリマ層の領域のみが部分的または完全に接着層または熱可塑性材料層で被覆されるように構成されてよい。このように、結果として形成される空洞を規定する第1のポリマ層の領域は被覆されず、これにより、製造される電気機械変換器の圧電特性に有利な効果を持ちうる。
例えば、スペーサ要素は、次の方法工程A)で、例えばプレースメント法によって、接着層または熱可塑性材料層を有する第1のポリマ層の領域上にのみ提供されてよい。
しかしながら、スペーサ要素は、次の方法工程A)で、接着層または熱可塑性材料層を有する第1のポリマ層の領域上、および、接着層も熱可塑性材料層も有していない第1のポリマ層の領域上の両方に設けられてもよい。
本発明の別の実施形態では、方法工程A)の後に、方法は、方法工程A1):接着層および/または熱可塑性材料層に接着していないスペーサ要素を除去する工程を備える。例えば、これは、振動法(shaking method)によって(特に、スペーサ要素を有するポリマ層の側を下方に向けた状態で)、および/または、空気流を用いて、実行されてよい。
例えば、スペーサ要素は、噴霧、分散、または、流体化によって接着層および/または熱可塑性材料層上に提供されてよい。ただし、接着層が提供された第1のポリマ層の領域において、スペーサ要素は未処理の領域には接着しない。接着層に接着していないスペーサ要素は、振動またはタッピングによって除去できる。スペーサ要素の提供後、接着層は、例えば、提供されたスペーサ要素を永久的に固定するために、架橋および/または乾燥(特に、完全に架橋および/または乾燥)されてよい。
接着層および/または熱可塑性材料層の提供は、同様に、特に印刷および/またはコーティング材料(例えば、印刷インク、インク、ペースト、配合剤、ラッカー、または、接着剤)を用いて、印刷および/またはコーティング法によって実行されてよい。
本発明の範囲内で、例えば、ドクターブレーディング、スピンコーティング、浸漬コーティング、吹きつけコーティング、カーテンコーティング、スロットダイコーティング、フレキソ印刷、グラビア印刷、パッド印刷、デジタル印刷、熱転写印刷、凸版印刷(特に活版印刷)、平版印刷、凹版印刷(オフセット印刷)、および/または、スクリーン印刷、ならびに/もしくは、ローラ塗布法(例えば、Hardo Maschinenbau GmbH(Bad Salzuflen、ドイツ)製のホットメルト接着剤用のローラ塗布機構を用いる)が、印刷および/またはコーティング法として適切であり、スクリーン印刷が好ましい。特に、構造化された層は、ドクターブレーディング、スピンコーティング、浸漬コーティング、吹きつけコーティング、および/または、カーテンコーティングによって、金型、マスク、または、鋳型を用いて塗布されてよく、鋳型は、特に被覆を意図しない位置において、対応するポリマ層を被覆する。金型、マスク、または、鋳型を使わないコーティング法として、スロットダイコーティング、フレキソ印刷、グラビア印刷、パッド印刷、デジタル印刷、熱転写印刷、凸版印刷(特に活版印刷)、平版印刷、凹版印刷(オフセット印刷)、および/または、スクリーン印刷、ならびに/もしくは、ローラ塗布法が、特に用いられてよく、スクリーン印刷法が好ましい。
印刷および/またはコーティング材料、例えば、印刷インク、インク、ペースト、配合剤、ラッカー、または、接着剤は、処理前に直接配合されてもよいし、市販のものであってもよい。
例えば、印刷および/またはコーティング材料は、特に、結合剤として、セルロースエステル、セルロースエーテル、ゴム誘導体、ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル、アルキド樹脂、フェノール樹脂、アミノ樹脂、アミド樹脂、ケトン樹脂、キシレンホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルエーテル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、コポリエステル、ポリアミド、シリコーン樹脂、ポリウレタン、特にポリウレタン、および、これらのポリマのブレンドよりなる群から選択された少なくとも1つのポリマを含んでもよいし、それから形成されてもよい。印刷および/またはコーティング材料は、樹脂を含む場合、任意選択的に1または複数の樹脂硬化剤をさらに含んでもよい。印刷および/またはコーティング材料は、さらに、溶媒、添加剤、および、その他の充填剤を含んでもよい。添加剤として、例えば、増粘剤、レオロジー添加剤、接着促進剤、消泡剤、脱気剤、および/または、流量制御剤が、印刷および/またはコーティング材料に添加されてもよい。
多くの市販製品(特に、結合剤としての製品)が、印刷および/またはコーティング材料として適切であり、例えば、Proll KG(Weisenburg in Bavaria、ドイツ)製の商品名Noriphan HTR、Noriphan PCI、Noriphan N2K、Noricryl、および、NoriPET、もしくは、Marabu GmbH&Co.KG(Tamm、ドイツ)製の商品名Maraflex FX、もしくは、Fujifilm Sericol Germany GmbH(Bottrop、ドイツ)製の商品名Polyplast PY、もしくは、Coates Screen Inks GmbH(Nuremberg、ドイツ)製のスクリーン印刷インクの商品名HG、SG、CP、CX、PK、J、TL、および、YN、もしくは、Nazdar社(Shawnee、米国)製の商品名1500Series UV Flexiform、1600 Power Print Series、1700 Versa Print、3200Series、1800 Power Print plus、9700Series、PP Series、7200 Lacquer、および、7900Seriesとして、市販されている。
紫外線下で硬化する印刷および/またはコーティング材料のための結合剤としては、例えば、エポキシ、エステル、エーテル、および/または、ウレタンアクリレートが適切である。ウレタンアクリレートは、反応性希釈剤(低粘度メタクリレート)に溶かした溶液として、低粘度オリゴマとして、粉体コーティング技術のための固体として、または、ウレタンアクリレート分散体として利用可能である。ウレタンアクリレートとしては、例えば、Bayer MaterialScience AG(Leverkusen、ドイツ)製の商品名/ブランド名Desmoluxが利用可能である。硬化のために、例えば、電子ビーム硬化、モノ硬化技術、および、二重硬化技術が適切である。二重硬化技術に対しては、イソシアナートウレタンアクリレートが特に適切である。
印刷および/またはコーティング材料は、水に基づいてまたは水以外の溶媒に基づいて作られてよい。
印刷および/またはコーティング材料は、特に、1または複数のポリウレタンを含んでもよいし、それらから形成されてもよい。特に、印刷および/またはコーティング材料は、1または複数の一成分ポリウレタンおよび/または1または複数の二成分ポリウレタンおよび/または1または複数の水系ポリウレタン分散体および/または1または複数のポリウレタンホットメルト接着剤を含むか、もしくは、それらから形成されてよい。
例えば、印刷および/またはコーティング材料は、1または複数の一成分ポリウレタンを含むか、もしくは、それらから形成されてよく、一成分ポリウレタンは、2より大きく4までの平均官能度を有する化学量論的に過剰な多官能性イソシアネートとアルコールとを反応させることによって生産可能なプレポリマを含む。これらのプレポリマは、任意選択的に、添加剤および/または溶媒をさらに含んでもよい。
例えば、プレポリマは、ウレタン基および末端イソシアネート基を形成するために、平均で一官能性のアルコールを含むポリオールの混合物であるアルコールとポリイソシアネートとを反応させることによって得ることができる。
例えば、Ullmanns Enzyklopadie der technischen Chemie[Ullmanns Encyclopaedia of Industrial Chemistry],4th edition,volume19,pp.304−5(Verlag Chemie, Weinheim)またはUlrich Meier−WesthuesによるPolyurethan Lacke,Kleb−und Dichtstoffe[Polyurethane coatings,adhesives and sealants](Vincentz Network,Hannover,2007)に記載されているように、ポリウレタン化学で従来用いられている当業者に周知のポリオール、例えば、ポリエーテル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリカプロラクトン、ポリウレタン、および、ポリエステルポリオールを、ポリオールとして用いてよい。例えば、Bayer MaterialScience AG(Leverkusen、ドイツ)製のDesmophen(登録商標)として知られるポリオールを用いてよい。
平均官能度が2より大きい多官能性イソシアネートとしては、例えば、Ullmanns Enzyklopadie der technischen Chemie,4th edition,volume19,pp.303−4(Verlag Chemie,Weinheim)に記載されるように、ポリウレタン化学において従来用いられている当業者に周知の生成物が用いられてよい。言及できる例は、ビウレット基によって三量化されたイソシアネート、例えば、三量化ヘキサメチレンジイソシアネートDesmodur(登録商標)N(Bayer MaterialScience AG(Leverkusen、ドイツ)の商品名)、または、ジイソシアネートとそれらの混合物、もしくは、イソシアヌレート基によって三量化されたイソシアネート、または、ジイソシアネートとそれらの混合物である。ポリオールへのジイソシアネートの付加物、例えばトリメチロールプロパンへのトルイレンジイソシアネートの付加物も適切である。
硬化を促進するための触媒(例えば、ジモルホリノジエチルエーテル、ビスー[2−N,N−(ジメチルアミノ)エチル]エーテルなどの第三級アミン、もしくは、ジブチル錫ジラウレートまたは第二錫オクトアートなどの錫化合物)、老化防止剤または光保護剤、乾燥剤、安定剤(例えば、塩化ベンゾイル)、接着を高めるための接着促進剤、可塑剤(例えば、ジオクチルフタレート)、ならびに、色素および充填材など、添加剤がプレポリマに添加されてよい。
イソシアネートの感湿性のため、一般に、注意深く水を排除して操作を行うことが好ましい。すなわち、水を含まない原材料を利用し、反応中の湿気の侵入を避けることが好ましい。
プレポリマの生産は、ポリオールおよび一官能性アルコールの混合物と化学量論的に過剰な二官能性または多官能性イソシアネート化合物とを反応させることによって実行されてよい。ただし、一官能性ヒドロキシル化合物とイソシアネート化合物とを先行反応で反応させることも可能である。
しかしながら、印刷および/またはコーティング材料は、1または複数の二成分ポリウレタン(例えば、イソシアネート基を有する一成分とイソシアネート反応性の一成分とを含むもの)を含むか、もしくは、それらから形成されてもよい。
印刷および/またはコーティング材料に適切なポリイソシアネートとして、好ましくは2以上の官能度を持つ当業者に周知のNCO化合物が用いられてよい。これらは、通例、脂肪族、脂環式、芳香脂肪族(araliphatic)、および/または、芳香族のジイソシアネートまたはトリイソシアネート、ならびに、それらのより高分子量の連続生成物であり、2以上の遊離NCO基を有するイミノオキサジアジンジオン、イソシアヌレート、ウレトジオン、ウレタン、アロファネート、ビウレット、尿素、オキサジアジントリオン、オキサゾリジノン、アシル尿素、および/または、カルボジイミド構造を備える。
かかるジイソシアネートまたはトリイソシアネートの例は、テトラメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,3−および1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、1−イソシアナート−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナート−メチル−シクロヘキサン(イソホロンジイソシアネート、IPDI)、メチレン−ビス−(4−イソシアナートシクロヘキサン)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリイソシアナートノナン、トルイレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタン−2,4’−および/または−4,4’−および/または−2,2’−ジイソシアネート(MDI)、トリフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、4−イソシアナートメチル−1,8−オクタンジイソシアネート(ノナントリイソシアネート、トリイソシアナートノナン、TIN)、および/または、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、ならびに、それらの任意の混合物、ならびに、任意選択的に、その他のジイソシアネート、トリイソシアネート、および/または、ポリイソシアネートの混合物である。かかるポリイソシアネートは、通例、イソシアネート含有率が0.5重量%から60重量%であり、3重量%から30重量%が好ましく、5重量%から25重量%が特に好ましい。
脂肪族および/または脂環式および/または芳香族ジイソシアネートに基づくイソシアヌレート、ウレタン、アロファネート、ビウレット、イミノオキサジアジントリオン、オキサジアジントリオン、および/または、ウレトジオン基を有する高分子量化合物を、印刷および/またはコーティング材料に用いることが好ましい。
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジイソシアナートジシクロヘキシルメタン、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4’−ジイソシアネート、2,4−トルイレンジイソシアネート、2,6−トルイレンジイソシアネート、および/または、キシレンジイソシアネートに基づくビウレット、イミノオキサジアジントリオン、イソシアヌレート、および/または、ウレトジオン基を、印刷および/またはコーティング材料に用いることが特に好ましい。
イソシアネートを含む成分の製造および/または利用は、例えば、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、キシレン、ソルベントナフサ、トルエン、ブチルアセテート、メトキシプロピルアセテート、アセトン、または、メチルエチルケトンなどの溶媒中で実行されてよい。溶媒は、イソシアネート基の反応後に加えられてよい。この場合、アルコールなどのプロトン性溶媒を用いることも可能であり、例えば、溶液を安定化させたり被覆特性を向上させたりするよう機能する。溶媒の任意の所望の混合物も利用できる。溶媒の量は、一般に、20重量%から100重量%未満(好ましくは50重量%から90重量%)の濃度の溶液になるように計量される。
架橋を促進するために、触媒を添加してもよい。適切な触媒は、”Polyurethane Chemistry and Technology”,Volume XVI,Part 1,Section IV,129〜211頁の「The Kinetics and Catalysis of the Isocyanate Reactions」に記載されている。例えば、第三級アミン、錫、亜鉛、または、ビスマスの化合物、もしくは、塩基性塩が適切である。ジブチル錫ジラウレートおよびオクトアートが好ましい。
適切なイソシアネート反応性化合物、例えば、ポリヒドロキシ化合物が、当業者に周知である。これらは、ポリヒドロキシポリエステル、ポリヒドロキシポリウレタン、ポリヒドロキシポリエーテル、ポリカーボネートジオールに基づく周知の結合剤、もしくは、ヒドロキシル基を含むポリマ(周知のポリヒドロキシポリアクリレート、ポリアクリレートポリウレタン、および/または、ポリウレタンポリアクリレートなど)に基づく結合剤であることが好ましい。Bayer MaterialScience AG(Leverkusen、ドイツ)製のDesmophen(登録商標)として知られるポリオールが例として挙げられる。
ただし、印刷および/またはコーティング材料は、1または複数の水系ポリウレタン分散体、例えば、ポリウレタン−ポリ尿素分散体を含むか、もしくは、それらから形成されてもよい。本発明に従う電気機械変換器を製造するための印刷および/またはコーティング材料に適した水系ポリウレタン分散体は、例えば、US2,479,310A、US4,092,286A、DE2811148A、DE3603996、および、EP08019884に記載されているものである。
ポリウレタン−ポリ尿素分散体の製造に適したジオールおよび/またはポリオール成分は、イソシアネートと反応できる少なくとも2つの水素原子を有し、平均分子量が62g/mol以上18000g/mol以下、好ましくは62g/mol以上4000g/mol以下である化合物である。適切な構造成分の例は、ポリエーテル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリラクトン、および、ポリアミドである。好ましいポリオールは、2以上4以下、好ましくは2以上3以下のヒドロキシル基を有する。このタイプの様々な化合物の混合物も想定されうる。
ポリウレタン−ポリ尿素分散体は、独立して用いられてもよいし、1または複数の親水修飾架橋剤と組み合わせて用いられてもよい。ポリウレタン−ポリ尿素ポリマをさらに架橋すると、接着化合物の熱安定性および耐加水分解性の大幅な上昇につながる。
1または複数の潜在反応性ポリウレタン−ポリ尿素分散体が用いられてもよい。潜在反応性ポリウレタン−ポリ尿素分散体は、例えば、EP0922720AおよびWO2008/071307に記載されている。この生成物分類の利点は、例えば積層処理中に加熱することによって、ポリマの架橋反応を開始できることである。
分散体は、独立して用いられてもよいし、コーティングおよび接着技術において周知の結合剤、補助剤、および/または、充填剤、特に、乳化剤、および、光保護剤(UV吸収剤および立体障害アミン(HALS)など)、抗酸化剤、充填剤、沈降防止剤、消泡剤、湿潤剤、流量制御剤、反応性希釈剤、可塑剤、中和剤、触媒、補助溶媒、および/または、増粘剤、ならびに/もしくは、添加剤(色素、染料、または、艶消し剤など)と共に用いられてもよい。粘着付与剤が添加されてもよい。添加剤は、処理の直前に添加されてよい。ただし、結合剤の分散前または分散中に添加剤の内の少なくともいくつかを添加してもよい。
これらの物質(個々の成分および/または混合物全体に添加されてよい)の選択および配合量は、原則として当業者に周知であり、特定の用途に合わせて、簡単な予備試験によって不当に高い費用を掛けることなく決定できる。
水系ポリウレタン分散体のレオロジーは、例えばポリマ層上への塗布後に流動しないように、適切な増粘剤を用いて調整されることが好ましい。特に、この場合、流動点の構造粘性が高くなりうる。かかる水系ポリウレタン分散体の利用は、印刷層および/またはコーティングを塗布後に最初に乾燥できるという利点を有しており、その場合に、ポリウレタンポリマ(用いられるポリマまたはポリマブレンドによる)は、非晶質として凝固および/または結晶化し、印刷層および/またはコーティングは、ポリウレタンポリマが軟化および/または溶解し、ポリマ層が湿潤される程度まで、後の積層法において正確に加熱されることが可能であり、スペーサを含む層の構造は保持される。
本方法は、さらに、方法工程A2):上述の単層上にスペーサ要素の少なくとも1つのさらなる単層を設ける(特に、一致させて設ける)工程を備えてもよい。この場合、さらなる単層のスペーサ要素は、それぞれ、上述の単層の対応するスペーサ要素上に、特に一致させて設けられる。このように、少なくとも1つの(特に、連続的な)空洞が、第1および第2ポリマ層の間に形成されうる。さらなる単層のスペーサ要素は、同様に、特に互いに対して、実質的に同じ高さを有することが好ましい。さらなる単層のスペーサ要素の固定は、(第1の)単層についてすでに説明した固定法と同じ方法で実行されてよく、これについては、関連する開示が明確に参照される。
第1および/または第2のポリマ層は、コンパクトおよび/または連続的なポリマ層であることが好ましい。ここで、本発明の文脈における「コンパクト」という用語は、ポリマ層内の包有物(気泡など)が、可能な限り少ない(特に、存在しない)ことを意味する。特に、ポリマ層はポリマ薄膜である。第1および/または第2のポリマ層は、原則的に、層および薄膜(特に、薄層および薄膜)を製造するためのすべての周知の方法によって、互いに独立して製造されてよい。例えば、第1および/または第2のポリマ層は、押出、ドクターブレーディング(特に、溶液ドクターブレーディング)、スピニング(特に、スピンコーティング)、または、噴霧によって、互いに独立して製造されてよい。ただし、本発明の範囲において、市販のポリマ層またはポリマ薄膜を第1および/または第2のポリマ層として用いることも可能である。
本発明の範囲において、第1および/または第2のポリマ層は、原則として、長期間(例えば、数ヶ月または数年間)にわたって電荷を保持するのに適している任意のポリマまたはポリマブレンドから、互いに独立に製造されてよい。例えば、第1および/または第2のポリマ層は、実質的に任意の同一または異なるポリマ材料を含むか、もしくは、それらからなってよい。例えば、第1および/または第2のポリマ層は、以下の群から選択された少なくとも1つのポリマを含むか、もしくは、それらから形成されてよい。ポリカーボネート、全フッ素化または部分フッ素化されたポリマおよびコポリマ(ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フルオロエチレンプロピレン(FEP)、ペルフルオロアルコキシエチレン(PFA)など)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)など)、ポリイミド(特に、ポリエーテルイミド)、ポリエーテル、ポリメチルメタクリレート、シクロオレフィンポリマ、シクロオレフィンコポリマ、ポリオレフィン(ポリプロピレンなど)、ならびに、これらのポリマのブレンド。かかるポリマは、印加された分極を長期間保持できる点で有利である。適切なポリカーボネートは、例えば、カルボン酸誘導体(ジフェニルカーボネート、ジメチルカーボネート、または、ホスゲンなど)と、ポリオール(好ましくはジオール)とを反応させることによって得ることができる。適切なジオールの例は、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ビスヒドロキシメチルシクロヘキサン、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2,4−トリメチルペンタンジオール−1,3,ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジブチレングリコール、ポリブチレングリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、トリメチル−シクロヘキシル−ビスフェノール(ビスフェノール−TMC)、これらのブレンド、および、ラクトン修飾ジオールである。ビスフェノールA、ビスフェノールF、シクロヘキシル−ビスフェノール(ビスフェノール−TMC)、および、それらの混合物から生産されたポリカーボネートが好ましく、ビスフェノールAに基づくポリカーボネートが特に好ましい。ポリマ層は、さらに、互いに独立して、ホモポリマを含むか、もしくは、それらから形成されてよい。
第1および/または第2のポリマ層は、さらに、エレクトレットおよび/または電気機械特性(例えば、圧電特性)を改善するための少なくとも1つの添加剤を含んでもよい。この場合、添加剤は、材料の電気機械特性(例えば、圧電特性)に影響を持つ任意のポリマ特性およびパラメータを改善しうる。例えば、添加剤は、ポリマまたはポリマブレンドのエレクトレット特性、誘電率、弾性率、粘弾性的挙動、最大拡張、および/または、絶縁破壊強さを向上させうる。エレクトレット特性を向上させる、すなわち、ポリマの電荷蓄積容量を高め、導電率を減少させ、および/または、絶縁破壊強さを高める1または複数の添加剤を用いることが好ましい。例えば、粘土粒子、ファインセラミクス粉末、ならびに/もしくは、可塑剤(炭化水素油、鉱物油、シリコーン油、および/または、シリコーンエラストマ、特に高分子量のシリコーンエラストマなど)を添加剤として用いてよい。複数の添加剤を選択することにより、いくつかの材料特性を同時に改善できる点で有利である。
本発明の範囲内で、特に、完成した電気機械変換器において、第1および/または第2のポリマ層は、互いに独立して、例えば、10μm以上500μm以下、好ましくは20μm以上250μm以下、特に好ましくは50μm以上200μm以下、さらに特に好ましくは100μm以上150μm以下の層厚(膜厚)を有してよい。
任意選択的に、ポリマ層は、本発明に従う方法において、または、本発明に従う方法の範囲内で、使用前に熱処理されてもよい。
本方法は、さらに、方法工程D):第1のポリマ層上に電極を適用し、第1および/または第2のポリマ層上に電極を適用する工程を含んでよい。ただし、本発明の範囲内で、電極は、第1および/または第2のポリマ層と共にすでに適用されていてもよく、特に、それぞれの電極がそれらの層の上に形成されてよい。
電極は、当業者に周知の方法によって適用されてよい。このために、例えば、物理蒸着(PVD)、例えばスパッタリングおよび/または蒸着、化学蒸着(CVD)、印刷、ドクターブレーディング、および、スピンコーティングなどの方法が想定されてよい。電極は、既製の形態で接着されてもよい。
電極材料は、当業者に周知の導電材料であってよい。例えば、金属、金属合金、半導体、導電性オリゴポリマまたは導電性ポリマ(ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリピロールなど)、導電性酸化物または混合酸化物(インジウム錫酸化物(ITO)など)、もしくは、導電性充填剤を充填されたポリマが想定され得る。導電性充填剤が充填されているポリマのための充填剤としては、例えば、銀、アルミニウム、および/または、銅などの金属、カーボンブラック、カーボンナノチューブ(CNT)、グラフェンなどの導電性炭素系材料、もしくは、導電性オリゴポリマまたは導電性ポリマが想定され得る。ポリマの充填剤含有量は、浸透閾値より大きいことが好ましく、これは、導電性充填剤が連続的な導電路を形成することで特徴付けられる。
本発明の範囲内で、電極は、構造化されてもよい。例えば、電極は、変換器がアクティブ領域およびパッシブ領域を有するように、構造化されてよい。特に、電極は、特にセンサモードにおいて、空間的に分解される方法で信号を検出できるように、および/または、特にアクチュエータモードにおいて、制御された方法でアクティブ領域を駆動できるように、構造化されてよい。これは、例えば、アクティブ領域に電極を適用することによって実現されてよいが、パッシブ領域は電極を持たない。
本方法は、さらに、方法工程E):方法工程C)の結果形成された構造(特に、サンドイッチ構造)を帯電させる工程を含んでよい。特に、第1および第2のポリマ層は、異なる(逆)の電荷で帯電されてよい。帯電は、例えば、摩擦帯電、電子ビーム衝撃、電極への電圧の印加、または、コロナ放電によって実行されてよい。特に、帯電は、二電極コロナ構成を用いて実行されてよい。この場合、ニードル電圧は、少なくとも20kV以上、例えば、少なくとも25kV以上、特に、少なくとも30kV以上であってよい。帯電時間は、少なくとも20秒以上、例えば、少なくとも30秒以上、特に、少なくとも1分以上であってよい。本発明の範囲内で、方法工程D)の後に方法工程E)が実行されてもよいし、方法工程E)の後に方法工程D)が実行されてもよい。
本方法は、さらに、方法工程F):方法工程C)の結果形成された構造(特に、サンドイッチ構造)を2以上積み重ねる工程を備えてよい。この場合、第1および第2のポリマ層は、それぞれ、電極によって接触されてよい。方法工程C)で形成された異なる構造の2つの近接するポリマ層は、同じ分極を有するように帯電されてよい。特に、方法工程C)で形成された異なる構造の2つの近接するポリマ層は、同じ電極に接触してよい、または、同じ電極によって接触されてよい。
本発明に従う方法のその他の特徴に関して、本発明に従う電気機械変換器およびその利用に関連する説明を明確に参照する。
本発明は、さらに、特に本発明に従う方法によって製造された電気機械変換器(例えば、圧電変換器)に関し、電気機械変換器は、第1のポリマ層、スペーサ要素の単層、および、第2のポリマ層を備えており、スペーサ要素の単層は第1のポリマ層および第2のポリマ層の間に配置され、単層のスペーサ要素は実質的に同じ高さを有し、第1のポリマ層および第2のポリマ層の間に少なくとも1つの空洞が存在する。
例えば、スペーサ要素は、球状または細長い形状を有してよい。特に、スペーサ要素は、球状またはロッド状(フィラメント形状)に構成されてよい。ポリマ薄膜間の距離は、スペーサ要素のサイズによって有利に決定できる。スペーサ要素の密度(単位面積当たりのスペーサ要素の数)およびスペーサ要素の分布(スペーサ要素の平均(最大)間隔)は、ポリマ層の機械的特性に応じて適切に選択できる。第1および第2のポリマ層の間の1または複数の空洞は、特に、一方の側で第1のポリマ層に接触し、他方の側で第2のポリマ層に接触する。
スペーサ要素は、球体、特に中実または空洞の球体および/またはロッド、特に中実または空洞(管状)のロッドの形態で構成されてよい。スペーサ要素は、できるだけ小さいサイズ分布を有することが好ましい。特に、単層のスペーサ要素は、実質的に同じ高さを有するだけでなく、実質的に同じ大きい直径を有する。このように、第1および第2のポリマ薄膜を等間隔に配置できることを保証することが可能である。スペーサ要素のサイズ(特に、高さおよび/または直径)は、ポリマ層が接触できないように、および/または、製造後の空洞の全体積ができるだけ大きくなるように、調節されることが好ましい。例えば、スペーサ要素は、1μm以上800μm以下、好ましくは10μm以上300μm以下、特に好ましくは20μm以上200μm以下、さらに好ましくは50μm以上100μm以下の高さ、および/または、1μm以上800μm以下、好ましくは10μm以上300μm以下、特に好ましくは20μm以上200μm以下、さらに好ましくは50μm以上100μm以下の直径を有してよい。スペーサ要素は、非導電性および/または電気的に非分極性の材料で形成されることが好ましい。
スペーサ要素は、第1のポリマ層上に均一または不均一に分布するように適用されてよい。特に、スペーサ要素は、第1のポリマ層上に均一に分布するように適用されてよい。しかしながら、製造される電気機械変換器の用途の分野によっては、空間的に分解された方法で(特に制御された方法で)不均一に分布するようにスペーサ要素を適用することが有利な場合もある。
スペーサ要素は、さらに、異なる形態で構成されてもよい。特に、第1の形態で構成されている複数のスペーサ要素、第2の形態で構成されている複数のスペーサ要素、第3の形態で構成されている任意選択的な複数のスペーサ要素などが適用されてよい。異なる形態で構成されているスペーサ要素は、この場合、第1のポリマ層上に均一または不均一に分布するように適用されてよい。一方で、本発明の方法によって製造された電気機械変換器の電気機械特性、特に、圧電特性は、スペーサ要素の形態、スペーサ要素の配置、および/または、スペーサ要素の分布を選択することにより適合されてよい。
スペーサ要素は、特に、空洞内でのポーリングプロセスを許容し、帯電プロセス後にポリマ層に形成される電荷層を分離するのに適した任意の材料から互いに独立して形成されてよい。特に、スペーサ要素は、ガラスまたはポリマから形成されてよい。例えば、スペーサ要素は、ミネラルガラス(特にシリカガラスすなわち石英ガラス)から形成されてよい。スペーサ要素を形成するためのポリマは、ほとんど任意の望ましい方法で選択されてよい。ポリカーボネートおよびポリスチレンなどの熱可塑性材料(特にポリカーボネート)、ならびに、熱可塑性ポリウレタン(TPU)などの熱可塑性エストラマを例として挙げることができる。例えば、Liquid Crystal Technologies(LCT)社(米国オハイオ州クリーブランド)が、適切なポリマスペーサ要素を販売している。特に、スペーサ要素は、ガラス球体および/またはポリマ球体および/またはガラスロッドおよび/またはポリマロッドの形態で構成されてよい。
例えば、スペーサ要素は、ロッド形状に構成されてよく、第1のポリマ層上に蛇行して配置される。
さらに、電気機械変換器は、スペーサ要素が存在しポリマ層によって2つの側が規定された空間の残りの側を規定して密閉するシールを有してよい。
電気機械変換器は、さらに、1または複数のクランプを有してよく、クランプは、特に、第1および第2のポリマ層を一緒にクランプすることによって第1および第2のポリマ層の間にスペーサ要素を固定する。1または複数のクランプは、同時にシールとして構成されてもよい。
スペーサ要素は、空洞を形成するために、固定層内に配置、および/または、固定層上に配置、および/または、固定層内に部分的に配置されてよい。
例えば、かかる固定層は、セルロースエステル、セルロースエーテル、ゴム誘導体、ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル、アルキド樹脂、フェノール樹脂、アミノ樹脂、アミド樹脂、ケトン樹脂、キシレンホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルエーテル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、コポリエステル、ポリアミド、シリコーン樹脂、ポリウレタン、特にポリウレタン、および、これらのポリマのブレンドよりなる群から選択された少なくとも1つのポリマを含んでもよいし、それから形成されてもよい。特に、かかる固定層は、1または複数の一成分ポリウレタンおよび/または1または複数の二成分ポリウレタンおよび/または1または複数の水系ポリウレタン分散体および/または1または複数のポリウレタンホットメルト接着剤を含むか、もしくは、それらから形成されてよい。
第1および/または第2のポリマ層は、コンパクトおよび/または連続的なポリマ層であることが好ましい。ここで、本発明の文脈における「コンパクト」という用語は、ポリマ層内の包有物(気泡など)が、可能な限り少ない(特に、存在しない)ことを意味する。特に、ポリマ層はポリマ薄膜である。
例えば、第1および/または第2のポリマ層は、互いに独立して、例えば、10μm以上500μm以下、好ましくは20μm以上250μm以下、特に好ましくは50μm以上200μm以下、さらに特に好ましくは100μm以上150μm以下の層厚を有してよい。
例えば、第1および/または第2のポリマ層は、以下の群から選択された少なくとも1つのポリマを含むか、もしくは、それらから形成されてよい。ポリカーボネート、全フッ素化または部分フッ素化されたポリマおよびコポリマ(ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フルオロエチレンプロピレン(FEP)、ペルフルオロアルコキシエチレン(PFA)など)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)など)、ポリイミド(特に、ポリエーテルイミド)、ポリエーテル、ポリメチルメタクリレート、シクロオレフィンポリマ、シクロオレフィンコポリマ、ポリオレフィン(ポリプロピレンなど)、ならびに、これらのポリマのブレンド。
電気機械変換器は、さらに、上述の単層上に、特に一致させて設けられた少なくとも1つのさらなる単層のスペーサ要素を有してもよい。この場合、さらなる単層のスペーサ要素は、それぞれ、上述の単層の対応するスペーサ要素上に、特に一致させて設けられる。このように、第1および第2のポリマ層の間に少なくとも1つの特に連続的な空洞が存在しうる。さらなる単層のスペーサ要素は、同様に、特に互いに対して、実質的に同じ高さを有することが好ましい。さらなる単層は、特に、第1のポリマ層および第2のポリマ層の間に同様に配置される。
電気機械変換器は、さらに、2つの電極(特に、電極層)を備えることが好ましく、一方の電極は第1のポリマ層に接触し、他方の電極は第2のポリマ層に接触する。第1のポリマ層および第2のポリマ層は、さらに、逆の電荷を有してよい。特に、本発明に従う電気機械変換器は、互いに積み重ねられた2以上の構造(特に、サンドイッチ構造)を備えてよく、かかる構造の各々は、第1のポリマ層、スペーサ要素の単層、および、第2のポリマ層を備えており、スペーサ要素の単層は第1のポリマ層および第2のポリマ層の間に配置され、単層のスペーサ要素は実質的に同じ高さを有し、第1のポリマ層および第2のポリマ層の間に少なくとも1つの空洞が存在する。この場合、第1および第2のポリマ層は、それぞれ、電極に接触してよい。異なる構造の2つの近接するポリマ層は、同じ誘電分極を有することが好ましい。特に、異なる構造の2つの近接するポリマ層は、この場合、同じ電極と接触してよい。
本発明に従う電気機械変換器のその他の特徴に関して、本発明に従う方法および本発明に従う利用に関連する説明を明確に参照する。
本発明は、さらに、例えば、電気機械分野および/または電気音響分野において、特に、機械的振動からのエネルギハーベスティング、音響、超音波、医療診断、音響顕微鏡法、メカニカルセンサ技術(特に、圧力、力、および/または、歪みセンサ技術)、ロボット工学および/または通信技術、特に、拡声器、振動変換器、光偏向器、ダイヤフラム、ガラス光ファイバ用の変調器、焦電検出器、コンデンサ、および、制御システムの分野において、センサ、ジェネレータ、および/または、アクチュエータとして、本発明に従う変換器を利用することに関する。
本発明に従う利用のその他の特徴に関して、本発明に従う方法および本発明に従う電気機械変換器に関連する説明を明確に参照する。
図面および実施例の説明
電気機械変換器(特に、圧電変換器)の製造および構造に関する発明について、図面および以下の図面の説明を用いて詳細に説明する。図面および実施例の説明は、本質的に説明を意図したものにすぎず、本発明を限定するものではない。
本発明に従う電気機械変換器(変換器のポリマ層は熱可塑性材料から形成されている)の第1の実施形態を示す概略断面図。
本発明に従う電気機械変換器(変換器のスペーサ要素は熱可塑性材料から形成されている)の第2の実施形態を示す概略断面図。
本発明に従う電気機械変換器(変換器のスペーサ要素は印刷材料内の充填剤として提供されている)の第3の実施形態を示す概略断面図。
本発明に従う電気機械変換器(変換器のスペーサ要素は、構造化された接着剤の層または熱可塑性材料層によって固定されている)の第4の実施形態を示す概略断面図。
本発明に従う電気機械変換器(変換器のスペーサ要素はクランプでポリマ層を一緒にクランプすることによって固定されている)の第4の実施形態を示す概略断面図。
図1は、本発明に従う、第1のポリマ層1、スペーサ要素3の単層、および、第2のポリマ層2を備えている電気機械変換器の第1の実施形態を示す概略断面図である。図1に示すように、スペーサ要素3の単層は、第1のポリマ層1および第2のポリマ層2の間に配置されており、単層のスペーサ要素3は実質的に同じ高さhを有する。ここで、「実質的に」とは、特に、製造に関連する高さの差(誤差)が網羅されることを意味する。さらに、図1によると、第1のポリマ層1および第2のポリマ層2の間には空洞4が存在する。
本発明に従う電気機械変換器について示された第1の実施形態の範囲内で、第1のポリマ層1および第2のポリマ層2は、熱可塑性材料から形成される。スペーサ要素3は、非熱可塑性材料から形成され、スペーサ要素3が高温かつ高圧で熱可塑性ポリマ層1,2内に圧入され、熱可塑性ポリマ層1,2が変形される、積層法によって固定された。
図2は、本発明に従う電気機械変換器の第2の実施形態を示す概略断面図であり、基本的に、第1および第2のポリマ層1,2の代わりにスペーサ要素3が熱可塑性材料から形成されている点で、第1の実施形態と異なっている。図2に示すように、熱可塑性スペーサ要素3は、高温かつ高圧で積層法によって変形され、第1のポリマ層1および第2のポリマ層2の間に固定されている。
図3は、本発明に従う電気機械変換器の第3の実施形態を示す概略断面図であり、基本的に、スペーサ要素3が、印刷法によって印刷材料5内の充填剤として第1のポリマ層1上に提供され、空洞4を形成するために構造化されて第1のポリマ層1および第2のポリマ層2を互いに結合する固定層5内に存在する点で、第1および第2実施形態と異なっている。
図4は、本発明に従う電気機械変換器の第4の実施形態を示す概略断面図であり、基本的に、スペーサ要素3が、構造化された接着層(または熱可塑性層)5を用いて接着法(または積層法)によって、第1のポリマ層1および第2のポリマ層2に接して固定されている点で、第3実施形態と異なる。
図5は、本発明に従う電気機械変換器の第5の実施形態を示す概略断面図であり、ポリマ層1,2を一緒にクランプすることによってポリマ層1,2の間にスペーサ要素3を固定するクランプ6を有する点で、他の実施形態と異なっている。また、図5に示すように、クランプは、同時にシールとしても構成されており、シールは、スペーサ要素3が存在しポリマ層1,2によって2つの側が規定された空洞4の残りの側を規定して密閉する。

Claims (14)

  1. 電気機械変換器を製造するための方法であって、
    A)実質的に同じ高さ(h)を有するスペーサ要素(3)の単層を第1のポリマ層(1)上に適用する工程と、
    B)前記第1のポリマ層(1)と第2のポリマ層(2)との間に少なくとも1つの空洞(4)が存在するように、前記単層の前記スペーサ要素(3)上に前記第2のポリマ層(2)を適用する工程と、
    C)前記第1のポリマ層(1)および前記第2のポリマ層(2)の間に前記スペーサ要素(3)を固定する工程と、
    を備える、方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記スペーサ要素(3)は、球体および/または棒体の形状で構成される、方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、前記スペーサ要素(3)は、棒体形状で構成され、前記第1のポリマ層(1)上に蛇行して配置される、方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、前記スペーサ要素(3)は、ガラスまたはポリマから形成される、方法。
  5. 請求項1に記載の方法において、前記スペーサ要素(3)は、1μm以上800μm以下の高さ(h)および/または1μm以上800μm以下の直径を有する、方法。
  6. 請求項1に記載の方法において、工程A)における前記スペーサ要素(3)の前記第1のポリマ層(1)上への適用は、分散法および/または噴霧法および/または流動床法および/またはプレースメント法および/または印刷法および/またはコーティング法によって実行される、方法。
  7. 請求項1に記載の方法において、工程A)における前記スペーサ要素(3)の前記第1のポリマ層(1)上への適用は、印刷法および/またはコーティング法によって実行され、前記スペーサ要素(3)を充填剤として含む印刷材料および/またはコーティング材料が用いられる、方法。
  8. 請求項7に記載の方法において、前記スペーサ要素(3)の固定は、工程A)において前記スペーサ要素の単層を適用した後に、前記スペーサ要素(3)を含む前記印刷材料および/またはコーティング材料(5)を部分的にのみ硬化させ、工程B)において前記第2のポリマ層(2)を適用した後に、前記スペーサ要素(3)を含む前記印刷材料および/またはコーティング材料(5)を完全に硬化させることによって実行される、方法。
  9. 請求項1に記載の方法において、前記スペーサ要素(3)の固定は、
    印刷法および/またはコーティング法によって印刷材料および/またはコーティング材料を適用することにより、工程A)の前の工程0)において、前記スペーサ要素(3)および/または前記第1のポリマ層(1)および/または前記第2のポリマ層(2)上に接着剤の層(5)を適用する接着法によって、
    ならびに/もしくは、
    印刷法および/またはコーティング法によって印刷材料および/またはコーティング材料を適用することにより、工程A)の前の工程0)において、前記スペーサ要素(3)および/または前記第1のポリマ層(1)および/または前記第2のポリマ層(2)上に熱可塑性材料層(5)を適用する、および/または、前記スペーサ要素(3)および/または前記第1のポリマ層(1)および/または前記第2のポリマ層(2)を熱可塑性材料で形成する積層法によって、
    ならびに/もしくは
    クランプ(6)によって前記第1のポリマ層(1)および前記第2のポリマ層(2)を一緒にクランプするクランプ法によって、実行される、方法。
  10. 請求項7または9に記載の方法において、前記印刷材料および/またはコーティング材料は、セルロースエステル、セルロースエーテル、ゴム誘導体、ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル、アルキド樹脂、フェノール樹脂、アミノ樹脂、アミド樹脂、ケトン樹脂、キシレンホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルエーテル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、コポリエステル、ポリアミド、シリコーン樹脂、ポリウレタン、および、これらのポリマのブレンドからなる群から選択された少なくとも1つのポリマを含む、方法。
  11. 請求項7または9に記載の方法において、前記印刷材料および/またはコーティング材料は、1または複数の一成分ポリウレタンおよび/または1または複数の二成分ポリウレタンおよび/または1または複数の水系ポリウレタン分散体および/または1または複数のポリウレタンホットメルト接着剤を含む、方法。
  12. 請求項9に記載の方法において、前記接着剤の層(5)および/または前記熱可塑性材料層(5)は、構造化された層である、方法。
  13. 請求項9に記載の方法において、工程A)の後に、前記方法は、
    A1)前記接着剤の層(5)および/または前記熱可塑性材料層(5)に接着していないスペーサ要素(3)を除去する工程を備える、方法。
  14. 電気機械変換器であって、
    第1のポリマ層(1)と、
    スペーサ要素(3)の単層と、
    第2のポリマ層(2)と、
    を備え、
    前記スペーサ要素(3)の単層は前記第1のポリマ層(1)および前記第2のポリマ層(2)の間に配置され、
    前記単層の前記スペーサ要素(3)は実質的に同じ高さ(h)を有し、
    前記第1のポリマ層(1)および前記第2のポリマ層(2)の間に少なくとも1つの空洞(4)が存在する、電気機械変換器。
JP2012523227A 2009-08-07 2010-07-28 電気機械変換器を製造するための方法 Pending JP2013501490A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP09010202A EP2284919A1 (de) 2009-08-07 2009-08-07 Verfahren zur Herstellung eines elektromechanischen Wandlers
EP09010202.1 2009-08-07
PCT/EP2010/004614 WO2011015303A1 (de) 2009-08-07 2010-07-28 Verfahren zur herstellung eines elektromechanischen wandlers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013501490A true JP2013501490A (ja) 2013-01-10
JP2013501490A5 JP2013501490A5 (ja) 2013-09-12

Family

ID=41346168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012523227A Pending JP2013501490A (ja) 2009-08-07 2010-07-28 電気機械変換器を製造するための方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20120126663A1 (ja)
EP (2) EP2284919A1 (ja)
JP (1) JP2013501490A (ja)
KR (1) KR20120052953A (ja)
CN (1) CN102473841A (ja)
DK (1) DK2462637T3 (ja)
TW (1) TW201131844A (ja)
WO (1) WO2011015303A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015126556A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 株式会社リコー 静電電動機
KR101743240B1 (ko) 2015-11-09 2017-06-05 한국과학기술원 풍력을 이용한 접촉 대전 발전 장치
JP2018073910A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 株式会社デンソー 圧電素子およびその製造方法

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9370640B2 (en) 2007-09-12 2016-06-21 Novasentis, Inc. Steerable medical guide wire device
US9705068B2 (en) 2012-06-19 2017-07-11 Novasentis, Inc. Ultra-thin inertial actuator
US9183710B2 (en) * 2012-08-03 2015-11-10 Novasentis, Inc. Localized multimodal electromechanical polymer transducers
US9170650B2 (en) 2012-11-21 2015-10-27 Novasentis, Inc. EMP actuators for deformable surface and keyboard application
US9053617B2 (en) 2012-11-21 2015-06-09 Novasentis, Inc. Systems including electromechanical polymer sensors and actuators
US9164586B2 (en) 2012-11-21 2015-10-20 Novasentis, Inc. Haptic system with localized response
US9357312B2 (en) 2012-11-21 2016-05-31 Novasentis, Inc. System of audio speakers implemented using EMP actuators
US10088936B2 (en) * 2013-01-07 2018-10-02 Novasentis, Inc. Thin profile user interface device and method providing localized haptic response
WO2014107677A1 (en) 2013-01-07 2014-07-10 Novasentis, Inc. Method and localized haptic response system provided on an interior-facing surface of a housing of an electronic device
US9913321B2 (en) * 2013-01-25 2018-03-06 Energyield, Llc Energy harvesting container
US9507468B2 (en) 2013-08-30 2016-11-29 Novasentis, Inc. Electromechanical polymer-based sensor
US10125758B2 (en) 2013-08-30 2018-11-13 Novasentis, Inc. Electromechanical polymer pumps
US9833596B2 (en) 2013-08-30 2017-12-05 Novasentis, Inc. Catheter having a steerable tip
US9666391B2 (en) 2013-10-22 2017-05-30 Novasentis, Inc. Retractable snap domes
US20150134109A1 (en) * 2013-11-11 2015-05-14 General Electric Company Switched capacitive devices and method of operating such devices
CN103700761B (zh) * 2013-11-27 2016-11-23 深圳市豪恩声学股份有限公司 压电驻极体结构及其制备方法
US9652946B2 (en) 2014-05-02 2017-05-16 Novasentis, Inc. Hands-free, wearable vibration devices and method
US9576446B2 (en) 2014-08-07 2017-02-21 Novasentis, Inc. Ultra-thin haptic switch with lighting
US9972768B2 (en) 2014-08-15 2018-05-15 Novasentis, Inc. Actuator structure and method
US10675441B2 (en) 2015-06-18 2020-06-09 Avent, Inc. Echogenic coil member for a catheter assembly
CA2989772C (en) 2015-06-18 2021-06-01 Avent, Inc. Echogenic catheter member
CA2992974A1 (en) * 2015-07-21 2017-01-26 Avent, Inc. Ultrasonic catheter assembly
CN109983593A (zh) * 2016-11-30 2019-07-05 优泊公司 压电元件及乐器
CN110995052B (zh) * 2019-12-23 2021-03-12 中国科学院长春应用化学研究所 一种自驱动型传感器

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6425584A (en) * 1987-07-22 1989-01-27 Oki Electric Ind Co Ltd Manufacture of composite piezoelectric element
JPH01208879A (ja) * 1988-02-17 1989-08-22 Oki Electric Ind Co Ltd 複合圧電体の製造方法
JPH02229478A (ja) * 1989-03-02 1990-09-12 Oki Electric Ind Co Ltd 複合圧電体の製造方法
JPH05328762A (ja) * 1992-05-18 1993-12-10 Fukoku Co Ltd アクチュエータ
JPH07107763A (ja) * 1991-06-03 1995-04-21 Polytec Design:Kk アクチュエータ
JPH11326363A (ja) * 1998-05-15 1999-11-26 Hokuriku Electric Ind Co Ltd 加速度センサ
WO2006025138A1 (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. 圧電型電気音響変換器
WO2007097460A1 (ja) * 2006-02-27 2007-08-30 Kyocera Corporation セラミック部材の製造方法、並びにセラミック部材、ガスセンサ素子、燃料電池素子、フィルタ素子、積層型圧電素子、噴射装置、及び燃料噴射システム
WO2008052561A1 (en) * 2006-11-03 2008-05-08 Danfoss A/S A direct acting capacitive transducer
WO2009031590A1 (ja) * 2007-09-05 2009-03-12 Kureha Corporation 圧電センサ
JP2009093089A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 積層体の封止構造および積層体の封止方法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2479310A (en) 1947-03-21 1949-08-16 Edward K Chapin Dry egg composition
DE2551094A1 (de) 1975-11-14 1977-05-26 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von in wasser dispergierbaren polyurethanen
DE2811148A1 (de) 1978-03-15 1979-09-20 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von waessrigen polyurethan-dispersionen und -loesungen
FR2475804A1 (fr) * 1980-02-12 1981-08-14 Lewiner Jacques Perfectionnements aux nappes composites constitutives de transducteurs electromecaniques et aux transducteurs equipes de telles nappes
FR2490877A1 (fr) * 1980-09-19 1982-03-26 Thomson Csf Procede de fabrication de films polymeres piezoelectriques
US5438553A (en) * 1983-08-22 1995-08-01 Raytheon Company Transducer
DE3603996A1 (de) 1986-02-08 1987-08-13 Bayer Ag Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von waessrigen polyurethandispersionen und ihre verwendung als beschichtungsmittel oder als klebstoff
JPH06281941A (ja) * 1993-01-18 1994-10-07 Ricoh Co Ltd 液晶表示素子及びその製造方法
JPH10170900A (ja) * 1996-12-06 1998-06-26 Fujikura Ltd ポリマーフィルム液晶ディスプレイ及びその製造方法
ES2218026T3 (es) 1997-12-11 2004-11-16 Bayer Materialscience Ag Dispersion acuosa que contiene un poliisocianato de superficie desactivada.
US6438242B1 (en) * 1999-09-07 2002-08-20 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Acoustic transducer panel
US7548015B2 (en) * 2000-11-02 2009-06-16 Danfoss A/S Multilayer composite and a method of making such
US7400080B2 (en) * 2002-09-20 2008-07-15 Danfoss A/S Elastomer actuator and a method of making an actuator
KR100905478B1 (ko) * 2001-10-05 2009-07-02 가부시키가이샤 브리지스톤 투명 전도성 필름 및 터치패널
KR101012801B1 (ko) * 2004-05-31 2011-02-08 삼성전자주식회사 액정 표시 장치
DE102006058527A1 (de) 2006-12-12 2008-06-19 Bayer Materialscience Ag Klebstoffe
US20100183907A1 (en) * 2008-12-24 2010-07-22 Porous Power Technologies, Llc Hard Spacers in Microporous Membrane Matrix
EP2244489A1 (de) * 2009-04-24 2010-10-27 Bayer MaterialScience AG Verfahren zur Herstellung eines elektromechanischen Wandlers
US8586173B2 (en) * 2010-06-30 2013-11-19 Sigma Laboratories Of Arizona, Llc Nano-structured dielectric composite
US9178446B2 (en) * 2011-08-30 2015-11-03 Georgia Tech Research Corporation Triboelectric generator

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6425584A (en) * 1987-07-22 1989-01-27 Oki Electric Ind Co Ltd Manufacture of composite piezoelectric element
JPH01208879A (ja) * 1988-02-17 1989-08-22 Oki Electric Ind Co Ltd 複合圧電体の製造方法
JPH02229478A (ja) * 1989-03-02 1990-09-12 Oki Electric Ind Co Ltd 複合圧電体の製造方法
JPH07107763A (ja) * 1991-06-03 1995-04-21 Polytec Design:Kk アクチュエータ
JPH05328762A (ja) * 1992-05-18 1993-12-10 Fukoku Co Ltd アクチュエータ
JPH11326363A (ja) * 1998-05-15 1999-11-26 Hokuriku Electric Ind Co Ltd 加速度センサ
WO2006025138A1 (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. 圧電型電気音響変換器
WO2007097460A1 (ja) * 2006-02-27 2007-08-30 Kyocera Corporation セラミック部材の製造方法、並びにセラミック部材、ガスセンサ素子、燃料電池素子、フィルタ素子、積層型圧電素子、噴射装置、及び燃料噴射システム
WO2008052561A1 (en) * 2006-11-03 2008-05-08 Danfoss A/S A direct acting capacitive transducer
JP2008118852A (ja) * 2006-11-03 2008-05-22 Danfoss As 直動容量性変換器
WO2009031590A1 (ja) * 2007-09-05 2009-03-12 Kureha Corporation 圧電センサ
JP2009093089A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 積層体の封止構造および積層体の封止方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015126556A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 株式会社リコー 静電電動機
KR101743240B1 (ko) 2015-11-09 2017-06-05 한국과학기술원 풍력을 이용한 접촉 대전 발전 장치
JP2018073910A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 株式会社デンソー 圧電素子およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2284919A1 (de) 2011-02-16
DK2462637T3 (da) 2014-06-30
CN102473841A (zh) 2012-05-23
WO2011015303A1 (de) 2011-02-10
EP2462637B1 (de) 2014-04-02
US20120126663A1 (en) 2012-05-24
KR20120052953A (ko) 2012-05-24
TW201131844A (en) 2011-09-16
EP2462637A1 (de) 2012-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013501490A (ja) 電気機械変換器を製造するための方法
US8779650B2 (en) Process for the producing of an electromechanical transducer
US20130307370A1 (en) Electromechanical converter, method for producing same, and use thereof
US9643840B2 (en) Dielectric polyurethane film
US20150357554A1 (en) Method for producing a multilayer dielectric polyurethane film system
JP5587411B2 (ja) 電気活性ポリマ素子を有する電気機械変換器、該機器を準備する方法および該素子を電気機械素子として利用する方法
WO2011067194A1 (de) Piezoelektrisches polymerfilmelement, insbesondere polymerfolie, und verfahren zu dessen herstellung
JP2013501485A5 (ja) 電気活性ポリマ素子を有する電気機械変換器、該機器を準備する方法および該素子を電気機械素子として利用する方法
TW201234690A (en) Electromechanical converter having a two-layer base element, and process for the production of such an electromechanical converter
WO2014131895A1 (de) Verfahren zur herstellung eines mehrschichtigen dielektrischen polyurethanfilmsystems
Faudou et al. Quantitative Characterization of Impact‐Induced Energy Harvesting: A Case Study on Stretchable Piezoelectric Thin Films on Different Substrates
JP2014516820A (ja) 印刷インキを反応させてポリウレタンポリマーを形成するスクリーン印刷法
TW201302937A (zh) 使用反應形成聚胺基甲酸酯聚合物之印刷油墨的網版印刷法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130724

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150303