JP2013501322A - 自動車内の照光可能な操作パネルとしての押しボタンスイッチ配列 - Google Patents

Abstract

本発明は、個別のファイバの光導体構造（fibre optic conductor structure）が必要とされることなく、照光可能であり、かつほんの少数の光源で済む、制御パネルを提供する一群の瞬時接触型スイッチを提示する。一群の瞬時接触型スイッチは、透明な膜で覆われ、かつ作動要素が移動可能に収容される切り抜き部（cutout）を有する、枠を有する。作動要素は、光伝導構造および光結合構造で構成される。１つの共通光源またはほんの少数の共通光源が、作動要素の光結合構造に光学的に結合され、光結合構造自体は、隣接する光結合構造によって互いに光学的に結合される。光伝導構造は、作動要素内に結合された光を膜に近接する作動面に誘導する。作動要素は、膜に近接する前記作動要素の作動面の上に、膜を通して可視のシンボルを付与されてよい。しかし、好ましくは、前記膜の後ろに配列された作動要素に関連するシンボルおよび／または文字を付与されるものは、膜自体である。次いで、これらのシンボルが、作動要素によって照光される。
【選択図】図２

Description

本発明は、自動車内の操作パネルとして使用するのに特に適した押しボタンスイッチ配列に関する。

面板（faceplate）または枠の中に構築され、照光可能なスイッチユニットから成るスイッチ配列が知られている。各スイッチユニットは、それ自体の照光源を有する。また、複数のスイッチユニットを照光するために、１つの共有光源または少数の共有光源から複数のスイッチユニットまで光を分配する光導波路構造を使用することが知られている。両解決策は、比較的複雑である。

本発明は、１つの光源またはほんの少数の光源だけで済み、光を種々のスイッチユニットに分配するための個別の光導波路構造を必要としない、照光可能なスイッチユニットを有する押しボタンスイッチ配列を提供する。

本発明による押しボタンスイッチ配列は、透明な膜で覆われ、かつ、変位のために凹所の中に収容された作動要素（actuating element）をそれぞれ有する凹所を含む、枠を有する。作動要素は、光誘導構造および光結合構造を有するように構成される。１つの共有光源、またはほんの少数の共有光源が、作動要素の光結合構造と光学的に結合され、光結合構造は、それらの一部に対して、近接する光結合構造によって互いに光学的に結合される。光誘導構造が、作動要素の中に結合された光を、膜に隣接する作動面（actuating surface）に誘導する。作動要素は、膜を通して可視のシンボルを、膜に近接する作動要素の作動面上に付与されてよい。しかし、好ましくは、膜の後ろに配列された作動要素に割り付けられたシンボルおよび／または文字を付与されるのは、膜自体である。次いで、これらのシンボルは、作動要素によって照光される。枠が、同様に、光透過性材料、例えばポリカーボネートで作られた板から成るならば、シンボル／文字は、必要な場合には、その後ろに配置された作動面を超えて横方向に延びることができ、それによって、より大きいシンボル／文字を使用することもできる。

共有プリント基板が、膜から離れて面する背面上で、押しボタンスイッチ配列を閉じることが好ましい。光源と、膜から離れて面する作動要素の端面に対向して配置された、割り付けられたスイッチ要素とが、このプリント基板上に配列される。

本発明の有利な他の展開が、従属クレームの中で詳述される。
本発明の他の利点および特徴は、以下に、添付の図面を参照して与えられる説明から明らかとなろう。

押しボタンスイッチ配列の上面図である。 押しボタンスイッチ配列の概略的断面図である。 作動要素の側面図である。 作動要素の上面図である。

図１は、透明な膜１２（図２）で形成された、滑らかな操作パネル１０を示す。例として示される４つのシンボル１４、１６、１８、２０、ならびに文字２２は、膜を通して、または膜自体の上で可視である。膜の下の枠３４（図２）の中に形成された丸い凹所２４、２６、２８、３０、３２が、点線で表示される。枠３４は、ポリカーボネート樹脂などの透明な材料で作られた樹脂板で形成される。凹所２４〜３２は、小さなブロックの形をしており、ポリカーボネート樹脂などの透明な材料から成る、凹所の中に挿入された作動要素３６、３８、４０、４２および４４のための滑り案内（sliding guide）を構成する。

プリント基板５０は、膜１２から離れて面する背面上で、押しボタンスイッチ配列を閉じる。図示の実施形態では、プリント基板５０は、発光ダイオード（ＬＥＤ）の形式の２つの光源５２、５４と、作動要素３６〜４４に対応するスイッチ要素５６、５８、６０、６２、６４とを装備される。

押しボタンスイッチ配列で実現された操作パネルに対する人間工学的要求に応じて、作動要素は、すべてが同じ設計であってよく、または異なる設計であってよい。
図３ａおよび図３ｂは、そのような作動要素の例示的実施形態を、概略的に示す。作動要素は、ポリカーボネート樹脂などの透明な材料で作られ、直方体の基体（cuboid base body）７０と中程で基体上に設置された円筒形の案内体（cylindrical guide body）７２とから成る、固形体（solid body）である。空気の屈折率より大きい屈折率を有する材料によるその固体構造に起因して、作動要素全体が、光導波路を構成する。この光導波路は、中と外との光を結合するために、直方体の基体７０の側面に光学面を有し、中に結合された光を円筒形の案内体７２の中に誘導し、案内体７２から前進して、光導波路は膜１２を通して輝く。図２に示される構成では、２つの光源５２および５４は、外側の作動要素３６および４４の結合側面（lateral coupling-in surface）の中に照射する。両光源からの光は、中と外との光を結合するために、側面にある緊密に隣接する光学面（lateral, closely adjacent optical surface）を介して、すべての作動要素の中に結合され、個々に関連するシンボルまたは文字を照光するために利用可能である。

図示の実施形態では、文字２２「ＳＰＯＲＴ」(スポーツ)は、凹所２８の境界を横方向に越える長さを有する。それにもかかわらず、この文字は、完全に照光される。というのは、文字の外縁において、文字の後ろに位置する、作動要素の基体７０の肩が、透明な枠３４の中に光を結合するからである。

Claims (8)

1. 透明な膜で覆われ、かつ、変位のために凹所の中に収容され、光誘導構造および光結合構造を有するように構成された作動要素をそれぞれ有する凹所を含む枠を備え、かつ、前記作動要素の前記光結合構造と光学的に結合された１つの共有光源または少数の共有光源をさらに備え、前記光結合構造が、それらの一部に対して、近接する光結合構造によって互いに光学的に結合され、前記光誘導構造が、前記作動要素の中に結合された前記光を、前記膜に隣接する作動面に誘導する、押しボタンスイッチ配列。
2. 請求項１に記載の押しボタンスイッチ配列において、共有プリント基板をさらに有し、前記共有プリント基板が、前記光源と、前記膜から離れて面する前記作動要素の端面に対向して配置されて前記共有プリント基板上に配列された、割り付けられたスイッチ要素とを有する、押しボタンスイッチ配列。
3. 請求項１または２に記載の押しボタンスイッチ配列において、前記作動要素が、透明な樹脂材料から固体になるように作られている、押しボタンスイッチ配列。
4. 請求項１から３のいずれかに記載の押しボタンスイッチ配列において、前記作動要素の前記作動面が、シンボルを付与される、押しボタンスイッチ配列。
5. 請求項１から４のいずれかに記載の押しボタンスイッチ配列において、前記枠が、光透過性材料で作られた板で形成される、押しボタンスイッチ配列。
6. 請求項５に記載の押しボタンスイッチ配列において、前記膜が、前記作動要素に割り付けられたシンボルおよび／または文字を付与される、押しボタンスイッチ配列。
7. 請求項６に記載の押しボタンスイッチ配列において、前記シンボルおよび／または文字のうちの少なくとも１つが、作動要素の関連する作動面を超えて横方向に交わる（engage）、押しボタンスイッチ配列。
8. 請求項１から７のいずれかに記載の押しボタンスイッチ配列において、自動車内の照光可能な操作パネルとして使用するための、押しボタンスイッチ配列。

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