JP2013500768A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 眼科手術のためのレーザシステムであって、
   パルスレーザビームを生成するレーザ光源と、
   前記パルスレーザビームを前置補償する前置補償器と、
   前記前置補償されたパルスレーザビームを、Ｚ軸を横断するＸＹ方向に走査するＸＹスキャナと、
   前記ＸＹ走査されたレーザビームをＺ軸に沿って走査するＺスキャナと、
   前記ＸＹＺ走査されたレーザビームを標的領域に集光する対物レンズとを備え、
   当該レーザシステムは前記集光された走査レーザビームを生成し且つ走査するように構成され、前記集光された走査レーザビームは、前記標的領域内において、単位をｍｍとして、任意のアジマス角φにおける動径座標（ｚ，ｒ）において、開口数ＮＡ及びストレール比Ｓを有し、
   （ｚ，ｒ）＝（０．３，０．０）の近傍では、前記ＮＡは、０．２５から０．４０の間であり、前記Ｓは、０．８〜１．０の間であり、
   前記ＮＡ及びＳは、
   （ｚ，ｒ）＝（０．３，６．２）の近傍でＮＡが０．２５から０．４０、Ｓが０．８〜１．０、
   （ｚ，ｒ）＝（８．０，０．０）の近傍でＮＡが０．１５から０．３５、Ｓが０．８〜１．０、及び
   （ｚ，ｒ）＝（７．４，４．０）の近傍でＮＡが０．１５から０．３５、Ｓが０．８〜１．０
   の各標的範囲の少なくとも１つに収まる、
   眼科手術のためのレーザシステム。
2. 前記３個の各標的範囲のうちの２個の範囲内に収まる前記開口数ＮＡ及びストレール比Ｓを有する前記集光された走査レーザビームを生成し且つ走査するように構成される、請求項１記載のレーザシステム。
3. 前記３個の各標的範囲の全ての範囲内に収まる前記開口数ＮＡ及びストレール比Ｓを有する前記集光された走査レーザビームを生成し且つ走査するように構成される、請求項１記載のレーザシステム。
4. 前記動径座標（ｚ，ｒ）の近傍は、動径座標が前記動径座標（ｚ，ｒ）からＰ（ｒａｄｉａｌ）％より大きく逸脱しない点を含み、且つ、
   前記Ｐ（ｒａｄｉａｌ）は、１０％、２０％及び３０％のうちの１つであるように、前記集光された走査レーザビームを生成し且つ走査するように構成される、
   請求項１記載のレーザシステム。
5. （ｚ，ｒ）＝（０．３，０．０）の近傍では、前記ＮＡは、０．３０から０．３５の間であり、前記Ｓは、０．８〜１．０の間であり、且つ、
   前記ＮＡ及びＳは、
   （ｚ，ｒ）＝（０．３，６．２）の近傍でＮＡが０．３０から０．３５、Ｓが０．８〜１．０、
   （ｚ，ｒ）＝（８．０，０．０）の近傍でＮＡが０．２０から０．２５、Ｓが０．８〜１．０、及び
   （ｚ，ｒ）＝（７．４，４．０）の近傍でＮＡが０．２０から０．２５、Ｓが０．８〜１．０
   の各標的範囲の少なくとも１つに収まるように、前記集光された走査レーザビームを生成し且つ走査するように構成される、
   請求項１記載のレーザシステム。
6. 前記３個の各標的範囲のうちの２個の範囲内に収まる前記開口数ＮＡ及びストレール比Ｓを有する前記集光された走査レーザビームを生成し且つ走査するように構成される、請求項５記載のレーザシステム。
7. 前記３個の各標的範囲の全ての範囲内に収まる前記開口数ＮＡ及びストレール比Ｓを有する前記集光された走査レーザビームを生成し且つ走査するように構成される、請求項５記載のレーザシステム。
8. 前記動径座標（ｚ，ｒ）の近傍は、動径座標が前記動径座標（ｚ，ｒ）からＰ（ｒａｄｉａｌ）％より大きく逸脱しない点を含み、且つ、
   前記Ｐ（ｒａｄｉａｌ）は、１０％、２０％及び３０％のうちの１つであるように、前記集光された走査レーザビームを生成し且つ走査するように構成される、
   請求項５記載のレーザシステム。
9. 前記ＮＡ及びＳの値は、患者インタフェースを介して、人間の眼及び眼のモデルのうちの何れかに光学的に接続されるように構成された当該レーザシステムに関する値である、請求項１記載のレーザシステム。
10. 前記眼のモデルは、
    厚さが約０．６ｍｍであり、屈折率が約１．３８である角膜領域と、
    厚さが２ｍｍから４ｍｍまでの範囲内であり、屈折率が約１．３４である前眼房領域と、
    厚さが３ｍｍから５ｍｍまでの範囲内であり、屈折率が約１．４２の水晶体領域とを表す第１の表面、第２の表面及び第３の表面を有し、
    前記３つの表面は、全て、−１００ｍ^-1から−８０ｍ^-1までの範囲内の曲率を有する、
    請求項９記載のレーザシステム。
11. 前記前置補償器は、前記レーザビームをＺ走査する可動レンズを有する、請求項１記載のレーザシステム。
12. 前記Ｚスキャナは、Ｚ焦点深度及び開口数ＮＡを実質的に独立して調整するように構成されている、請求項１記載のレーザシステム。
13. 前記Ｚスキャナは、
    第１のレンズグループと、
    可動ビームスキャナとを備える、
    請求項１記載のレーザシステム。
14. 前記Ｚスキャナは、前記対物レンズの前段に、前記対物レンズから分離されて位置している、請求項１記載のレーザシステム。
15. 前記Ｚスキャナ及び対物レンズの各々が、入射曲率及び出射曲率を有するレンズを含み、前記レンズは屈折率を有し且つレンズ間距離だけ隔てられ、
    前記Ｚスキャナ及び対物レンズのレンズの入射曲率及び出射曲率、前記レンズの屈折率、及び前記レンズ間距離は、当該レーザシステムが、前記３個の各標的範囲のうちの２個の範囲内に収まる前記開口数ＮＡ及びストレール比Ｓを有する前記集光された走査レーザビームを生成し且つ走査するように構成されるように選択される、
    請求項１に記載のレーザシステム。