JP2013258255A - 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震によってプローブ試験を中断した場合にプローブ試験を再開するまでの時間を短くする。
【解決手段】制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第1の値以上第2の値未満であるときに、制御信号として第1の距離を示す信号を送信する。また制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第2の値以上であるときに、制御信号として第2の距離を示す信号を送信する。第2の距離は、第1の距離よりも大きい。そして制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第1の値未満であるときに、制御信号を送信しない。
【選択図】図1
【解決手段】制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第1の値以上第2の値未満であるときに、制御信号として第1の距離を示す信号を送信する。また制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第2の値以上であるときに、制御信号として第2の距離を示す信号を送信する。第2の距離は、第1の距離よりも大きい。そして制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第1の値未満であるときに、制御信号を送信しない。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置の製造方法及び半導体製造装置に関し、特にプローブ試験を行う半導体装置の製造方法及び半導体製造装置に関する。
半導体装置の製造工程の一つに、プローブ試験がある。プローブ試験は、プローブカードのプローブ針を半導体装置の電極に接触させて行われる。このため、プローブ試験中に地震が発生すると、プローブカードが損傷する可能性がある。
これに対して特許文献1には、緊急地震速報信号を受信すると、テストヘッドの電源をオフにしてからウェハステージを降下させることが記載されている。
緊急地震速報信号を受信してウェハステージを降下させた場合、その降下位置によっては、プローブ試験を再開するまでに時間を要してしまう。
その他の課題と新規な特徴は、本発明書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
その他の課題と新規な特徴は、本発明書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、プローブ試験装置を制御する制御装置は、外部から地震速報情報を受信する。そして、制御装置の制御信号送信部は、地震速報情報に基づいて、プローブ試験装置に対してプローブカードと半導体装置の距離を制御するための制御信号を送信する。制御信号送信部は、地震速報情報が示す揺れの大きさが第1の値以上第2の値未満であるときに、制御信号としてプローブカードと半導体装置の距離を第1の距離に修正するための信号を送信する。また制御信号送信部は、地震速報情報が示す揺れの大きさが第2の値以上であるときに、プローブカードと半導体装置の距離を制御信号として第1の距離よりも大きい第2の距離に修正するための信号を送信する。
他の一実施の形態によれば、プローブ試験装置を制御する制御装置は、外部から地震速報情報を受信する。そして、制御装置の制御信号送信部は、地震速報情報に基づいて、プローブ試験装置に対してプローブカードと半導体装置の距離の制御信号を送信する。制御信号送信部は、地震速報情報を用いて到達予想時刻までの猶予時間を算出し、猶予時間が第1の時間よりも短いときにはプローブ試験装置に対してプローブ試験の中断指令を送信することなく、制御信号を送信する。
前記一実施の形態によれば、プローブ試験を再開するまでの時間を短くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、以下に示す説明において、制御装置CDの各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。制御装置CDの各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る半導体製造システムの構成を示す図である。この半導体製造システムは、制御装置CD及び複数のプローブ試験装置PRTを有している。制御装置CDは、外部から地震速報情報を受信する。地震速報情報は、プローブ試験装置PRTの設置場所に地震波が到達する可能性があることを示している。地震速報情報は、例えば、プローブ試験装置PRTの設置場所よりも震源に近い一つ又は複数の観測点で検出された地震波に基づいて生成される。また地震速報情報は、プローブ試験装置PRTの設置場所で予想される揺れの大きさを示す情報を含んでいる。例えば日本では、地震速報情報として緊急地震速報を用いることができる。
図1は、実施形態に係る半導体製造システムの構成を示す図である。この半導体製造システムは、制御装置CD及び複数のプローブ試験装置PRTを有している。制御装置CDは、外部から地震速報情報を受信する。地震速報情報は、プローブ試験装置PRTの設置場所に地震波が到達する可能性があることを示している。地震速報情報は、例えば、プローブ試験装置PRTの設置場所よりも震源に近い一つ又は複数の観測点で検出された地震波に基づいて生成される。また地震速報情報は、プローブ試験装置PRTの設置場所で予想される揺れの大きさを示す情報を含んでいる。例えば日本では、地震速報情報として緊急地震速報を用いることができる。
地震速報情報は、プローブ試験装置PRTの設置場所における地震波の到達予想時刻を算出するための情報、例えば震源地の緯度経度情報を含んでいる。この緯度経度情報は、例えば、複数の観測点における観測データに基づいて算出される。地震速報情報が震源地の緯度経度情報を含んでいる場合、プローブ試験装置PRTの設置場所における地震波の到達予想時刻は、制御装置CDで算出される。ただし、地震波の到達予想時刻は、制御装置CDの外部の装置で算出されても良い。この場合、到達予想時刻が制御装置CDに送信される。
地震速報情報は、プローブ試験装置PRTの設置場所における揺れの大きさの予測値を算出するための情報を含んでいる。この情報は、揺れの大きさの予測値そのものであってもよいし、震源地の緯度経度情報及び震源の深さ、並びにマグニチュードであってもよい。後者の場合、揺れの大きさの予測値は、制御装置CDによって算出される。
そして制御装置CDは、受信した地震速報情報に基づいて、プローブ試験装置PRTを制御するための制御信号を生成し、生成した制御信号をプローブ試験装置PRTに送信する。
具体的には、制御信号は、プローブ試験装置PRTが有するカード保持部PCH(図2に図示)とステージSTG(半導体装置保持部:図2に図示)の距離を制御するための信号である。プローブ試験装置PRTは、制御装置CDから制御信号を受信すると、受信した制御信号に従ってカード保持部PCHとステージSTGの距離を制御する。
そして制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第1の値以上第2の値未満(又は第1の値より大きく第2の値以下)であるときに、制御信号として第1の距離を示す信号を送信する。また制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第2の値以上(又は第2の値より大きい)であるときに、制御信号として第2の距離を示す信号を送信する。第2の距離は、第1の距離よりも大きい。そして制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第1の値未満であるときに、プローブカードと半導体装置の距離を第1または第2の距離に修正するための制御信号を送信しない。以下、詳細に説明する。
制御装置CDは、プローブ試験装置PRTと同一の工場内に設置されている。制御装置CDは、プローブ試験装置PRTと同じ建物の中に設置されていても良いし、異なる建物の中に設置されていても良い。制御装置CDは、例えば社内LAN(Local Area Network)を介して複数のプローブ試験装置PRTに接続されている。
プローブ試験装置PRTは、テスタTS及びプローバーPRを有している。半導体装置SDは第1の面に電極(電極パッド)を有する複数の半導体チップが配列形成されたウェハである。プローバーPRは、半導体装置SDを保持するステージSTG(半導体装置保持部)、及びプローブカードPCを有しており、プローブカードPCのプローブ針PNを半導体装置SDの半導体チップのうち、試験対象となる1つまたは複数の半導体チップの電極に接触させる。テスタTSは、プローバーPRを介して半導体装置SDの試験対象の半導体チップに試験信号を入力し、かつ試験信号に対する試験対象の半導体チップからの応答信号を、プローバーPRを介して受信する。テスタTSは、受信した応答信号を解析することにより、半導体装置SDの個々の半導体チップの良否を判定する。
図2は、プローバーPRの構成を示す図である。プローバーPRは、ステージSTG、カード保持部PCH、及び距離制御部DCPを有している。ステージSTGは、上面に半導体装置SDを、例えば真空吸着を用いて保持する。カード保持部PCHは、下面にプローブカードPCを保持する。プローブカードPCは、ステージSTGと対向する面にプローブ針PNを有している。プローブカードPCのプローブ針PNは、カード保持部PCHを介してテスタTSに接続している。
ステージSTGは、移動部MD上に設けられている。移動部MDは、ステージSTGを、xyzの3方向に移動させる。なお、本図に示す例において、z方向は、半導体装置SDの電極形成面に対して垂直な方向であり、ステージSTGからカード保持部PCHまでの距離を示す方向になっている。例えば移動部MDは、ステージSTGをz方向に移動させることにより、プローブカードPCのプローブ針PNを半導体装置SDの電極に接触させる。距離制御部DCPは、移動部MDを制御する。
カード保持部PCHの横には、第1撮像装置CM1が設けられている。第1撮像装置CM1は、ステージSTG上の半導体装置SDを撮像し、生成した画像データを距離制御部DCPに送信する。距離制御部DCPは、第1撮像装置CM1から送信されてきた画像データを用いることにより、半導体装置SDの位置の微調整を行うためのデータを生成する(ウェハアライメント)。このデータは、半導体装置SDの電極とプローブ針PNとを接触させるときに用いられる。
また、移動部MDは、ステージSTGの横に、第2撮像装置CM2を有している。第2撮像装置CM2は、プローブカードPCを撮像し、生成した画像データを距離制御部DCPに送信する。距離制御部DCPは、第2撮像装置CM2から送信されてきた画像データを用いることにより、プローブカードPCに対する半導体装置SDの位置を微調整するためのデータを生成する(プローブアライメント)。このデータは、半導体装置SDの電極とプローブ針PNとを接触させるときに用いられる。
また移動部MDは、ステージSTGの横に、研磨部PRDを有している。研磨部PRDはプローブ針PNを研磨するための研磨手段(例えば研磨シート)を上面に有している。距離制御部DCPは、移動部MDを制御することにより、研磨部PRDをプローブ針PNに接触させる。これにより、プローブ針PNは研磨部PRDによって研磨される。
図3は、制御装置CDの機能構成を示すブロック図である。制御装置CDは、地震速報受信部CD2及び制御信号送信部CD4を有している。地震速報受信部CD2は、地震速報情報を受信する。制御信号送信部CD4は、地震速報受信部CD2が受信した地震速報情報に基づいて、プローバーPRの距離制御部DCPに対して距離の制御信号を送信する。具体的には、距離制御部DCPは、地震速報情報が示す予測される揺れの大きさが第1の値以上第2の値未満であるときに、制御信号として第1の距離を示す信号を送信する。また距離制御部DCPは、地震速報情報が示す予測される揺れの大きさが第2の値以上であるときに、制御信号として第2の距離を示す信号を送信する。また距離制御部DCPは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第1の値未満であるときに、プローブカードと半導体装置の距離を第1または第2の距離に修正するための制御信号を送信しない。
図4〜図6は、半導体装置SDのプローブ試験を行うときのステージSTGのz方向の位置の遷移、すなわちステージSTGの半導体装置SDからプローブカードPCまでの距離の遷移を示すチャートである。ステージSTGのz方向の位置は、距離制御部DCPによって制御されている。なお、本図に示す例において、半導体装置SDは、個々の半導体チップに個片化されていない状態、すなわち半導体ウェハの状態で、ステージSTGに保持される。
プローブ試験の対象となっている半導体装置SDは、例えば以下のようにして形成される。まず、半導体ウェハに素子分離膜を形成する。これにより、素子形成領域が分離される。素子分離膜は、例えばSTI法を用いて形成されるが、LOCOS法を用いて形成されても良い。次いで、素子形成領域に位置する半導体ウェハに、ゲート絶縁膜及びゲート電極を形成する。ゲート絶縁膜は酸化シリコン膜であってもよいし、酸化シリコン膜よりも誘電率が高い高誘電率膜(例えばハフニウムシリケート膜)であってもよい。ゲート絶縁膜が酸化シリコン膜である場合、ゲート電極はポリシリコン膜により形成される。またゲート絶縁膜が高誘電率膜である場合、ゲート電極は、金属膜(例えばTiN)とポリシリコン膜の積層膜により形成される。また、ゲート電極がポリシリコンにより形成される場合、ゲート電極を形成する工程において、素子分離膜上にポリシリコン抵抗を形成しても良い。
次いで、素子形成領域に位置する半導体ウェハに、ソース及びドレインのエクステンション領域を形成する。次いでゲート電極の側壁にサイドウォールを形成する。次いで、素子形成領域に位置する半導体ウェハに、ソース及びドレインとなる不純物領域を形成する。このようにして、半導体ウェハ上にMOSトランジスタが形成される。
次いで、素子分離膜上及びMOSトランジスタ上に、多層配線層を形成する。最上層の配線層には、電極(電極パッド)が形成される。次いで、多層配線層上に、保護絶縁膜(パッシベーション膜)を形成する。保護絶縁膜には、電極上に位置する開口が形成される。
このようにして形成された半導体装置SDは、以下のようにしてプローブ試験される。
まず図4に示すように、距離制御部DCPは、ステージSTGを最も下の位置(高さG)に移動させる。高さGは、ステージSTGの初期化動作が行われる位置である。ここでの初期化動作は、ステージSTGの原点位置を設定するための動作であり、後述する他の高さA〜Fは、この高さGを原点として設定される。ステージSTGが高さGにあるとき、ステージSTGとカード保持部PCHの距離は、最大値となる。この状態でプローバーPRは初期化される(ステップS10)。その後、距離制御部DCPは、ステージSTGを、半導体装置SDをステージSTG上にロードするための高さ(高さF)まで上昇させる。この状態で、半導体装置SDは、ステージSTG上に保持される(ステップS20)。
その後、距離制御部DCPは、ステージSTGを、ウェハアライメント及びプローブアライメントを行うための位置(高さD,E)に上昇させる。高さD,Eは、互いに異なっていても良いが、図4〜図6においては、簡略化のため同一の高さとして図示する。そして高さD,Eにおいて、上述したウェハアライメント及びプローブアライメントが行われる(ステップS30)。
その後、距離制御部DCPは、ステージSTGを高さCに移動させる。高さCは、試験中に半導体装置SDの位置をスライドさせるときのステージSTGの高さであり、高さD,Eよりも低いが、高さFよりも高い。そして距離制御部DCPは、ステージSTGをxy方向に移動させ、プローブカードPCのプローブ針PNを、試験対象となっている半導体装置SDの電極に対向させる。その後、距離制御部DCPはステージSTGを高さAまで上昇させる。この状態において、プローブカードPCのプローブ針PNは、半導体装置SDのうち試験対象となっている半導体チップの電極に接触する。そしてプローブ試験装置PRTのテスタTSは、プローブ針PNを介して半導体装置SDの半導体チップに試験信号を入力し、かつ試験信号に対する半導体チップからの応答信号を、プローブ針PNを介して受信する。テスタTSは、受信した応答信号を解析することにより、半導体装置SDの中の、試験対象である半導体チップの良否を判定する。
その後、距離制御部DCPは、ステージSTGを高さCまで下降させる。そして距離制御部DCPは、ステージSTGをxy方向に移動させ、プローブカードPCのプローブ針PNを、次の試験対象となっている1つまたは複数の半導体チップの電極に対向させる。プローブ試験装置PRTは、このような動作を繰り返すことにより、半導体装置SD内に形成された複数の半導体チップの試験を行う(ステップS40)。
距離制御部DCPは、所定の数の半導体チップを試験した後、ステージSTGを高さCまで下降させる。そして、距離制御部DCPは、ステージSTGをxy方向に移動させ、プローブカードPCのプローブ針PNに研磨部PRDの上面を対向させる。そして距離制御部DCPは、ステージSTGを高さBまで上昇させる。高さBは、高さAよりも低い。この状態で、プローブ針PNは研磨部PRDの上面の研磨手段に接触する。これにより、プローブ針PNの先端は研磨される(ステップS50)。
その後、距離制御部DCPは、ステージSTGを、高さEに下降させてから、xy方向に移動させる。そして高さEにおいて、上述したプローブアライメントが再び行われる(ステップS60)。
その後、距離制御部DCPは、ステージSTGを高さCまで下降させる。そしてプローブ試験装置PRTは、上述した動作を繰り返すことにより、半導体装置SDが有する複数の半導体チップの試験を行う(ステップS70,S90)。また必要に応じて、距離制御部DCPは、ステージSTGを、高さEに下降させてからxy方向に移動させる。そして高さEにおいて、上述したプローブアライメントが再び行われる(ステップS80)。
ステージSTGが保持している半導体装置SDが有する全ての半導体チップが検査されると、半導体装置SDの入れ替えが行われる。この半導体装置SDの入れ替えにおいて、距離制御部DCPは、ステージSTGを高さFまで下降させる(ステップS100)。
その後、図5に示すように、距離制御部DCPは、新たに検査対象となった半導体装置SDが搭載されたステージSTGを、ウェハアライメント及びプローブアライメントを行うための位置(高さD,E)に上昇させる。そして高さD,Eにおいて、上述したウェハアライメント及びプローブアライメントが行われる(ステップS110)。
そして、プローブ試験装置PRTは、複数の半導体チップの試験を行う(ステップS120)。またプローブ試験装置PRTは、必要に応じて、研磨部PRDを用いてプローブ針PNの先端を研磨し(ステップS130)、その後、プローブアライメントを行う(ステップS140)。そして、プローブ試験装置PRTは、再び複数の半導体チップの試験を行い(ステップS150,S170)、また必要なタイミングでプローブアライメントを行う(ステップS160)。
ステージSTGが保持している半導体装置SDが有する全ての半導体チップが検査されると、再び半導体装置SDの入れ替えが行われる。このとき、必要なタイミングで、研磨ウェハを用いてプローブ針PNの研磨が行われる。具体的には、距離制御部DCPは、ステージSTGを高さFまで下降させる。そしてプローブ試験装置PRTは、検査が終了した半導体装置SDをアンロードし、研磨ウェハをステージSTG上にロードする(ステップS180)。そして、距離制御部DCPは、ステージSTGを高さBまで上昇させる。この状態で、プローブ試験装置PRTのプローブ針PNは研磨ウェハに接触する。これにより、プローブ針PNの針先は研磨される(ステップS190)。その後、距離制御部DCPは、ステージSTGを高さFまで下降させる。そしてプローブ試験装置PRTは、研磨ウェハをアンロードし、次に検査が行われる半導体装置SDをステージSTG上にロードする(ステップS200)。
その後、図6に示すように、距離制御部DCPは、ステージSTGを、ウェハアライメント及びプローブアライメントを行うための位置(高さD,E)に上昇させる。そして高さD,Eにおいて、上述したウェハアライメント及びプローブアライメントが行われる(ステップS210)。
そして、半導体装置SDの試験(ステップS220,S250,S270)が行われる。このとき必要なタイミングで、研磨部PRDによるプローブ針PNの研磨(ステップS230)及びプローブアライメント(ステップS240)、並びにプローブアライメント(ステップS260)が行われる。
ステージSTGが保持している半導体装置SDが有する全ての半導体チップが検査されると、半導体装置SDの入れ替えが行われる(ステップS280,S300)。このとき、検査済の半導体装置SDをアンロードしてから(ステップS280)、次の半導体装置SDをロードするまで(ステップS300)に時間が空くことがある。この場合、距離制御部DCPは、ステージSTGを、高さCで待機させる(ステップS290)。
図7は、図4〜図6の工程中に地震速報情報を受信したときの制御装置CDの動作を示すフローチャートである。制御装置CDの地震速報受信部CD2は、地震速報情報を外部から受信する(ステップS510)。制御信号送信部CD4は、地震速報受信部CD2が受信した地震速報情報に含まれる情報に基づいて、プローブ試験装置PRTの設置場所で予想される揺れの大きさを判断する(ステップS520)。
揺れの大きさが第1の値以下である場合(ステップS530:No)、制御信号送信部CD4は、ステージSTGの高さの制御信号を発信することなく、動作を終了する。また制御信号送信部CD4は、揺れの大きさが第1の値以上であり(ステップS530:Yes)、かつ第2の値以下の場合(ステップS540:No)、制御信号として、ステージSTGからカード保持部PCHまでの距離を第1の距離とするための信号を生成する(ステップS550)。また制御信号送信部CD4は、揺れの大きさが第2の値以上の場合(ステップS530:YesかつステップS540:Yes)、制御信号として、ステージSTGからカード保持部PCHまでの距離を第2の距離とするための信号を生成する(ステップS560)。第1の距離及び第2の距離は、地震速報情報を受信したタイミングにおいてプローブ試験装置PRTがどの工程(例えば図4〜6のステップS10〜ステップS300のいずれか)を行っていたかによって、定められる。なお、プローブ試験装置PRTがどの工程を行っているかは、例えばプローブ試験装置PRTから制御装置CDの制御信号送信部CD4にリアルタイムで送信される。そして制御信号送信部CD4は、生成した制御信号をプローブ試験装置PRTに送信する(ステップS570)。
そしてプローブ試験装置PRTは、制御装置CDから受信した制御信号に従って、ステージSTGとカード保持部PCHの距離を制御する。
なお、本図に示す高さの制御において、制御装置CDの制御信号送信部CD4は、例えば、後述する高さG(原点)からの高さを示す情報(例えば第1の距離や第2の距離そのものを示す情報)を、制御信号として送信する。この場合、距離制御部DCPは、後述する高さG(原点)に、制御信号が示す高さを加えることにより、ステージSTGが移動すべき高さを算出する。このようにすると、制御装置CDの制御信号送信部CD4の処理負荷を少なくすることができる。なお、制御装置CDの制御信号送信部CD4は、このステージSTGが移動すべき高さを示す情報を、制御信号として送信しても良い。
図8〜図18は、第1の距離及び第2の距離、すなわちステージSTGの高さの具体例を説明するための図である。
図8は、ステージSTGが初期化のための位置(高さG)から半導体装置SDをロード(又はアンロード)するための位置(高さF)に移動する途中に、制御装置CDが地震速報情報を受信したときのステージSTGの高さを示す図である。予想される揺れが第1の値以上第2の値未満の場合、図8(a)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGをそのまま高さFに移動させるようにする。このとき、制御信号送信部CD4は、制御信号を距離制御部DCPに送信しても良いし、制御信号を送信しなくても良い。前者の場合、制御信号送信部CD4は、第1の距離(ステージSTGの高さ)として、高さFを選択する。
これに対して、予想される揺れが第2の値以上の場合、図8(b)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さGに戻すように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第2の距離(ステージSTGの高さ)として、高さGを選択する。
図9は、ステージSTGが半導体装置SDをロード(又はアンロード)するための位置(高さF)にあるときに、制御装置CDが地震速報情報を受信したときのステージSTGの高さを示す図である。予想される揺れが第1の値以上第2の値未満の場合、図9(a)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGをそのまま高さFに保持させるようにする。このとき、制御信号送信部CD4は、制御信号を距離制御部DCPに送信しても良いし、制御信号を送信しなくても良い。前者の場合、制御信号送信部CD4は、第1の距離(ステージSTGの高さ)として、高さFを選択する。
これに対して、予想される揺れが第2の値以上の場合、図9(b)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さGに戻すように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第2の距離(ステージSTGの高さ)として、高さGを選択する。
図10は、ステージSTGが半導体装置SDをロード(又はアンロード)するための位置(高さF)からアライメントポジション(高さD,E)に移動する途中に、制御装置CDが地震速報情報を受信したときのステージSTGの高さを示す図である。予想される揺れが第1の値以上第2の値未満の場合、図10(a)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さCに保持させるように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第1の距離(ステージSTGの高さ)として、高さCを選択する。
これに対して、予想される揺れが第2の値以上の場合、図10(b)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さGに戻すように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第2の距離(ステージSTGの高さ)として、高さGを選択する。
図11は、ステージSTGがアライメントポジション(高さD,E)に位置しているときに、制御装置CDが地震速報情報を受信したときのステージSTGの高さを示す図である。予想される揺れが第1の値以上第2の値未満の場合、図11(a)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さCに移動させるように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第1の距離(ステージSTGの高さ)として、高さCを選択する。
これに対して、予想される揺れが第2の値以上の場合、図11(b)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さGに戻すように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第2の距離(ステージSTGの高さ)として、高さGを選択する。
図12は、ステージSTGが半導体装置SDに移動させるための位置(高さC)から試験ポジション(高さA)に移動する途中に、制御装置CDが地震速報情報を受信したときのステージSTGの高さを示す図である。予想される揺れが第1の値以上第2の値未満の場合、図12(a)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さCに戻すように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第1の距離(ステージSTGの高さ)として、高さCを選択する。
これに対して、予想される揺れが第2の値以上の場合、図12(b)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さGまで下降させるように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第2の距離(ステージSTGの高さ)として、高さGを選択する。
図13は、ステージSTGが試験ポジション(高さA)にあるときに、制御装置CDが地震速報情報を受信したときのステージSTGの高さを示す図である。ステージSTGが高さAにあるとき、半導体装置SDが有する半導体チップの電極には、プローブカードPCのプローブ針PNが接触している。例えば電極がAlで形成されている場合、プローブ針PNは、電極表面の酸化膜を破る程度に電極に突き刺さっている。このため、このタイミングで地震波が来て、プローブカードPCと半導体装置SDの相対位置が、面内方向(xy方向)にずれたり、又はz方向において互いに近づく向きにずれると、プローブカードPCが破損したり半導体装置SDが不良になる可能性が高い。
予想される揺れが第1の値以上第2の値未満の場合、図13(a)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さCに下降させるように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第1の距離(ステージSTGの高さ)として、高さCを選択する。これにより、プローブ針PNと電極の接触が解除される。このため、プローブカードPCと半導体装置SDの相対位置が、面内方向(xy方向)にずれても、プローブカードPCの破損や半導体装置SDの不良化は生じない。また、ローブカードPCと半導体装置SDの相対位置の、z方向のマージンを確保できる。
また、予想される揺れが第2の値以上の場合、図13(b)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さGに下降させるように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第2の距離(ステージSTGの高さ)として、高さGを選択する。このため、高さ方向にプローブカードPC又は半導体装置SDの位置が変位した場合であっても、プローブ針PNと半導体装置SDが接触することを防止できる。また、プローブカードPCと半導体装置SDの相対位置が、面内方向(xy方向)にずれても、プローブカードPCの破損や半導体装置SDの不良化は生じない。
図14は、ステージSTGが試験ポジション(高さA)から半導体装置SDをxy方向に移動させるための位置(高さC)に移動する途中に、制御装置CDが地震速報情報を受信したときのステージSTGの高さを示す図である。予想される揺れが第1の値以上第2の値未満の場合、図14(a)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGをそのまま高さCに移動させるようにする。このとき、制御信号送信部CD4は、制御信号を距離制御部DCPに送信しても良いし、制御信号を送信しなくても良い。前者の場合、制御信号送信部CD4は、第1の距離(ステージSTGの高さ)として、高さCを選択する。
これに対して、予想される揺れが第2の値以上の場合、図14(b)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さGに戻すように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第2の距離(ステージSTGの高さ)として、高さGを選択する。
図15は、ステージSTGが半導体装置SDをxy方向に移動させるための位置(高さC)にあるときに、制御装置CDが地震速報情報を受信したときのステージSTGの高さを示す図である。予想される揺れが第1の値以上第2の値未満の場合、図15(a)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGをそのまま高さCに保持するようにする。このとき、制御信号送信部CD4は、制御信号を距離制御部DCPに送信しても良いし、制御信号を送信しなくても良い。前者の場合、制御信号送信部CD4は、第1の距離(ステージSTGの高さ)として、高さCを選択する。
これに対して、予想される揺れが第2の値以上の場合、図15(b)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さGに下降させるように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第2の距離(ステージSTGの高さ)として、高さGを選択する。
図16は、ステージSTGが半導体装置SDをxy方向に移動させるための位置(高さC)から研磨部PRDによる研磨を行うためのポジション(研磨ポジション:高さB)に移動する途中に、制御装置CDが地震速報情報を受信したときのステージSTGの高さを示す図である。予想される揺れが第1の値以上第2の値未満の場合、図16(a)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さCに戻すように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第1の距離(ステージSTGの高さ)として、高さCを選択する。
これに対して、予想される揺れが第2の値以上の場合、図16(b)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さGに下降させるように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第2の距離(ステージSTGの高さ)として、高さGを選択する。
図17は、ステージSTGが研磨ポジション(高さB)にあるときに、制御装置CDが地震速報情報を受信したときのステージSTGの高さを示す図である。予想される揺れが第1の値以上第2の値未満の場合、図17(a)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGをそのまま高さCに保持するようにする。このとき、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さCに戻すように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第1の距離(ステージSTGの高さ)として、高さCを選択する。
これに対して、予想される揺れが第2の値以上の場合、図17(b)に示すように、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGを高さGに下降させるように制御信号を生成する。このとき、制御信号送信部CD4は、第2の距離(ステージSTGの高さ)として、高さGを選択する。
図18は、ステージSTGが初期化のためのポジション(高さG)に移動している途中に、制御装置CDが地震速報情報を受信したときのステージSTGの高さを示す図である。この場合、制御信号送信部CD4は、距離制御部DCPがステージSTGをそのまま高さGに移動させるようにする。このとき、制御信号送信部CD4は、制御信号を距離制御部DCPに送信しても良いし、制御信号を送信しなくても良い。前者の場合、制御信号送信部CD4は、第1の距離及び第2の距離(ステージSTGの高さ)として、いずれも高さGを選択する。
なお、ステージSTGが高さGにあるとき、制御装置CDは、地震速報情報を受信した場合であっても、ステージSTGを高さGのままにする。
図8〜図18に示した例において、プローブ試験装置PRTは、ステージSTGを第1の距離にした後、プローブ試験装置PRTに異常が確認されなければ、動作を再開する。例えばプローブ試験装置PRTは、ある半導体装置SDの試験を行っていた場合、その半導体装置SDの試験から再開する。
なお、図8〜図18に示す例において、予想される揺れが第2の値以上の場合、制御信号送信部CD4は、第2の距離(ステージSTGの高さ)として高さGを選択している。これは、以下の理由による。予想される揺れが第2の値以上の場合、実際にプローブ試験装置PRTに加わる揺れも大きい場合が多い。プローブ試験装置PRTの加わる揺れが大きい場合、プローブカードPCや半導体装置SDの位置が、地震発生前からずれている可能性が高い。このため、制御装置CD4は、第2の距離として高さGを選択し、上記したステージSTGの初期化動作を行わせる。この場合、第2の距離として他の距離を選択した場合と比較して、揺れが収まってからステージSTGの初期化動作を開始するまでの時間を短くすることができる。
ただし制御装置CD4は、第2の距離として高さFを選択しても良いし、高さF〜Gの間の任意の高さに設定しても良い。一方、プローブ試験装置PRTは、ステージSTGを第2の距離にした場合、図4の最初から処理をやり直す。
以上、本実施形態によれば、制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第1の値以上第2の値未満であるときに、制御信号として第1の距離を示す信号を送信する。また制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第2の値以上であるときに、制御信号として第2の距離を示す信号を送信する。第2の距離は、第1の距離よりも大きい。そして制御装置CDは、地震速報情報が示す揺れの大きさが第1の値未満であるときに、制御信号を送信しない。このため、揺れが少ないと予想されるときには、ステージSTGとカード保持部PCHの距離を必要以上に離さなくて済む。従って、プローブカードPCが破損することを抑制でき、かつ、プローブ試験を再開するまでの時間を短くすることができる。
また、地震速報情報は虚報(結果を見ると正しくない情報)の可能性もある。例えば余震などで地震速報情報が頻繁に発報される場合、実際に大きく揺れない場合があるため、その都度大きく退避していると半導体チップの生産性が著しく悪化してしまう。ステージSTGの退避基準となる揺れの値を小さくすると、退避動作による生産性悪化は抑制できるが、この場合、予測より大きな揺れがきた場合にプローブカードPCの破損リスクが大きくなってしまう。
これに対して本実施形態では、単に退避する、しないを決めるのではなく、退避が必要な揺れが予測される場合の中でも、予測震度に基づき、復帰までの時間が相対的に短く生産性の低下が少ない第1の距離と、復帰までの時間は第1の距離の場合より長くなるが確実にプローブカードPCの破損を防止できる第2の距離と、を含む複数の退避距離を有している。これにより、半導体チップの生産性の維持と、プローブカードPCの破損防止を両立できる。従って平常時においては、仮に虚報を含む地震速報が発せられてもデリバリへの影響が殆ど無い状態での生産が可能であり、かつ、万が一大きな揺れに襲われた場合も退避によりプローブカードPCの破損を抑制でき、震災後も速やかに適切に検査された半導体装置の生産を再開することが可能となる。
また、本実施形態では、多くの場面において、第1の距離として、高さC、すなわち半導体装置SDにおいて試験対象となる半導体チップを替えるときの距離(高さ)を選択している。高さA、B,D,Eから高さCまでの距離は短い。従って、プローブ試験を再開するまでの時間を短くすることができる。
また、本実施形態では、第2の距離として、高さGを選択している。高さGは、高さF、すなわちステージSTG上の半導体装置SDを取り替えるときの高さよりも低い。このため、地震による揺れが大きい場合であっても、プローブカードPCが破損することをさらに抑制できる。
また、本実施形態では、第2の距離として、ステージSTGとカード保持部PCHの距離を最大値にしている。このため、地震による揺れが大きい場合であっても、プローブカードPCが破損することをさらに抑制できる。
(変形例1)
図19は、変形例1に係る半導体製造システムの構成を示す図であり、実施形態における図1に対応している。本変形例において、半導体製造システムは、震度計IM(地震計)を有している点を除いて、実施形態に係る半導体製造システムと同様の構成である。
図19は、変形例1に係る半導体製造システムの構成を示す図であり、実施形態における図1に対応している。本変形例において、半導体製造システムは、震度計IM(地震計)を有している点を除いて、実施形態に係る半導体製造システムと同様の構成である。
震度計IMは、プローブ試験装置PRTが設置されている場所における実際の震度を測定する。震度計IMは、まずP波の大きさを検出し、その検出値を制御装置CDに出力する。震度計IMは、制御装置CDに内蔵されていても良いし、制御装置CDとは別の場所に設置されていても良い。後者の場合、震度計IMは、例えば社内LANを介して制御装置CDに接続されている。制御装置CDは、震度計IMが検出したP波の大きさに基づいて、制御信号の修正が必要か否かを判断する。
図20は、変形例1に係る制御装置CDの処理を示すフローチャートである。本図に示す処理は、ステップS510〜S570の処理は、実施形態の図7を用いて説明した処理と同様である。
制御信号送信部CD4は、生成した制御信号をプローブ試験装置PRTに送信した後(ステップS570)、震度計IMから、P波の検出値を受信する(ステップS580)。そしてP波の検出値から、ステップS530〜S560で設定した制御信号を修正する必要があるか否かを判断する(ステップS590)。修正する必要があると判断した場合、制御信号送信部CD4は、距離の再設定すなわち制御信号の再生成を行う(ステップS600)。
具体例として、制御信号送信部CD4は、震度計IMの検出値が、地震速報情報による揺れの大きさよりも大きかった場合に、ステージSTGからカード保持部PCHまでの距離の再設定を行う。例えば制御信号送信部CD4は、地震速報情報に基づく揺れの大きさが第1の値未満であったが、P波の検出値に基づく揺れの大きさが第1の値以上であった場合、P波の検出値に基づいて揺れの大きさが第2の値以上であるか否かを判断する。そして制御信号送信部CD4は、その判断結果に従ってステップS550,S560のいずれかの処理を行い、制御信号を生成する。
また制御信号送信部CD4は、地震速報情報に基づく揺れの大きさが第1の値以上第2の値未満あったが、P波の検出値に基づく揺れの大きさが第2の値以上であった場合、P波の検出値に基づいてステップS560の処理を行い、制御信号を再生成する。
そして制御信号送信部CD4は、新たに生成した制御信号を、プローブ試験装置PRTに送信する(ステップS610)。プローブ試験装置PRTは、制御装置CDから受信した制御信号に従って、ステージSTGとカード保持部PCHの距離を制御する。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、制御装置CDは、震度計IMがプローブ試験装置PRTの設置場所で検出したP波の大きさに基づいて、プローブ試験装置PRTに送信する制御信号を再設定する。従って、S波が到達する前に、ステージSTGとカード保持部PCHの距離を修正できることがある。このため、プローブカードPCが破損する確率をさらに小さくすることができる。
(変形例2)
図21は、変形例2に係る制御装置CDの動作を示すフローチャートである。本図に示す処理は、プローブ試験装置PRTがプローブ試験を行っている間に適用される。図21において、地震速報情報は、プローブ試験装置PRTの設置場所に地震波が到達すると予想される時刻(以下、到達予想時刻)を算出するために必要な情報を有している。この情報は、例えば震源地の緯度経度情報及び地震の発生時刻である。制御装置CDは、地震速報情報に基づいて、プローブ試験装置PRTの設置場所における到達予想時刻を算出し、さらに到達予想時刻までの猶予時間を算出する。
図21は、変形例2に係る制御装置CDの動作を示すフローチャートである。本図に示す処理は、プローブ試験装置PRTがプローブ試験を行っている間に適用される。図21において、地震速報情報は、プローブ試験装置PRTの設置場所に地震波が到達すると予想される時刻(以下、到達予想時刻)を算出するために必要な情報を有している。この情報は、例えば震源地の緯度経度情報及び地震の発生時刻である。制御装置CDは、地震速報情報に基づいて、プローブ試験装置PRTの設置場所における到達予想時刻を算出し、さらに到達予想時刻までの猶予時間を算出する。
そして制御装置CDは、猶予時間が長い場合は、プローブ試験の中断指令を送信し、かつ制御信号を送信する。この場合、プローブ試験装置PRTは、プローブ試験の中断処理を行った後、制御信号に従って距離を制御する。一方、制御装置CDは、猶予時間が短い場合は、プローブ試験の中断指令を送信することなく、制御信号を送信する。この場合、プローブ試験装置PRTは、プローブ試験の中断処理を行うことなく、制御信号に従って距離を制御する。以下、詳細に説明する。
図21において、ステップS510〜S560までの処理は、実施形態において図7を用いて説明した処理と同様であるため、説明を省略する。
制御装置CDの制御信号送信部CD4は、制御信号を生成した後(ステップS550又はS560)、制御信号送信部CD4は、地震速報情報に基づいて、プローブ試験装置PRTの設置場所における到達予想時刻を算出する。例えば制御信号送信部CD4は、震源地の緯度経度情報と、プローブ試験装置PRTの設置場所の緯度経度情報を用いて、震源地からプローブ試験装置PRTの設置場所までの距離を算出する。そして制御信号送信部CD4は、算出した距離と地震波の速度に基づいて、地震発生から地震波到達までの時間を算出する。そして制御信号送信部CD4は、算出した時間と、地震の発生時刻に基づいて、到達予想時刻を算出する(ステップS562)。
そして制御信号送信部CD4は、ステップS562で算出した到達予想時刻と現在の時刻を用いて、到達予想時刻までの猶予時間を算出する。制御信号送信部CD4は、算出した到達予想時刻が第1の時間以上である場合(ステップS564:Yes)、プローブ試験の中断指令を送信し、かつ制御信号を送信する(ステップS566,S570)。また制御信号送信部CD4は、算出した到達予想時刻が第1の時間未満である場合(ステップS564:No)、プローブ試験の中断指令を送信することなく制御信号を送信する(ステップS570)。
プローブ試験装置PRTのテスタTSは、プローブ試験の中断指令を受信した場合、プローブ試験の中断処理を行う。そしてプローバーPRは、中断処理が完了した後、制御信号に従ってステージSTGとカード保持部PCHの距離を制御する。
一方、プローブ試験装置PRTのテスタTSは、プローブ試験の中断指令を受信しない場合、プローブ試験の中断処理を行わない。そしてプローバーPRは、プローブ試験を行っている間に、制御信号に従ってステージSTGとカード保持部PCHの距離を制御する。
本変形例によっても、実施形態と同様の効果を得ることができる。また、制御信号送信部CD4は、地震波の到達予想時刻までの猶予時間が長い場合、プローブ試験の中断指令を送信する。この場合、プローブ試験装置PRTのテスタTSは、ローブ試験の中断処理を行う。そしてプローバーPRは、中断処理が完了した後、制御信号に従ってステージSTGとカード保持部PCHの距離を制御する。従って、プローブカードPCのプローブ針PNが半導体チップの電極から離れるときには、検査のための通電が遮断されているため、プローブ針PNと半導体チップの電極の間に過電流が流れることを抑制できる。このため、プローバーPRの回路や、半導体チップの回路に負荷が生じることを抑制できる。従って、迅速に半導体チップの検査を再開することができる。
また、制御信号送信部CD4は、地震波の到達予想時刻までの猶予時間が短い場合、プローブ試験の中断指令を送信することなく制御信号を送信する。このため、プローバーPRは、迅速にステージSTGとカード保持部PCHの距離を確保することができる。従って、プローブカードPCが破損することをさらに抑制できる。なお、プローブ針PNを半導体チップの電極から離すとき、プローブ針PNと半導体チップの電極の間に過電流が流れる可能性がある。ただしこの場合であっても、プローブ針PNの研磨、及び過電流が流れた半導体チップを破棄すれば済むため、プローブカードPCが破損した場合と比較して、半導体チップの検査を迅速に再開できる。
なお、上記実施の形態によれば、以下の発明が開示されている。
(付記1)
半導体装置にプローブ試験を行うプローブ試験装置と、
前記プローブ試験装置を制御する制御装置と、
を用い、
前記プローブ試験装置は、
プローブカードを保持するカード保持部と、
半導体装置を保持する半導体装置保持部と、
前記カード保持部と前記半導体装置保持部の距離を制御する距離制御部と、
を有し、
前記制御装置は、
外部から、前記プローブ試験装置の設置場所に地震波が到達する可能性が高いこと、及びその揺れの大きさを知らせる地震速報情報を受信する地震速報受信部と、
前記地震速報受信部が受信した地震速報情報に基づいて、前記距離制御部に対して前記距離の制御信号を送信する制御信号送信部と、
を有し、
前記制御信号送信部は、
前記地震速報情報が示す前記揺れの大きさが第1の値以上第2の値未満であるときに、前記制御信号として第1の距離に修正するための信号を送信し、
前記地震速報情報が示す前記揺れの大きさが前記第2の値以上であるときに、前記制御信号として、前記プローブカードと前記半導体装置の距離を前記第1の距離よりも大きい第2の距離に修正するための信号を送信する半導体装置の製造方法。
(付記2)
付記1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記制御装置の前記制御信号送信部は、前記プローブ試験装置の設置場所における実際の揺れを検出する地震計の検出結果を受信し、受信した前記検出結果が前記地震速報情報が示す前記揺れの大きさよりも大きい場合、前記検出結果に基づいて前記制御信号の修正を行う半導体装置の製造方法。
(付記3)
半導体装置にプローブ試験を行うプローブ試験装置と、
前記プローブ試験装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記プローブ試験装置は、
プローブカードを保持するカード保持部と、
半導体装置を保持する半導体装置保持部と、
前記カード保持部と前記半導体装置保持部の距離を制御する距離制御部と、
を有し、
前記制御装置は、
外部から、前記プローブ試験装置の設置場所に地震波が到達する可能性が高いことを示し、かつ前記プローブ試験装置の設置場所における地震波の到達予想時刻を算出するために必要な情報を含む地震速報情報を受信する地震速報受信部と、
前記地震速報受信部が受信した地震速報情報に基づいて、前記距離制御部に対して前記距離を大きくすることを示す制御信号を送信する制御信号送信部と、
を有し、
前記制御信号送信部は、
前記地震速報情報を用いて前記到達予想時刻までの猶予時間を算出し、
前記猶予時間が第1の時間よりも短いときには前記プローブ試験装置に対して前記プローブ試験の中断指令を送信することなく、前記制御信号を送信する半導体製造装置。
(付記1)
半導体装置にプローブ試験を行うプローブ試験装置と、
前記プローブ試験装置を制御する制御装置と、
を用い、
前記プローブ試験装置は、
プローブカードを保持するカード保持部と、
半導体装置を保持する半導体装置保持部と、
前記カード保持部と前記半導体装置保持部の距離を制御する距離制御部と、
を有し、
前記制御装置は、
外部から、前記プローブ試験装置の設置場所に地震波が到達する可能性が高いこと、及びその揺れの大きさを知らせる地震速報情報を受信する地震速報受信部と、
前記地震速報受信部が受信した地震速報情報に基づいて、前記距離制御部に対して前記距離の制御信号を送信する制御信号送信部と、
を有し、
前記制御信号送信部は、
前記地震速報情報が示す前記揺れの大きさが第1の値以上第2の値未満であるときに、前記制御信号として第1の距離に修正するための信号を送信し、
前記地震速報情報が示す前記揺れの大きさが前記第2の値以上であるときに、前記制御信号として、前記プローブカードと前記半導体装置の距離を前記第1の距離よりも大きい第2の距離に修正するための信号を送信する半導体装置の製造方法。
(付記2)
付記1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記制御装置の前記制御信号送信部は、前記プローブ試験装置の設置場所における実際の揺れを検出する地震計の検出結果を受信し、受信した前記検出結果が前記地震速報情報が示す前記揺れの大きさよりも大きい場合、前記検出結果に基づいて前記制御信号の修正を行う半導体装置の製造方法。
(付記3)
半導体装置にプローブ試験を行うプローブ試験装置と、
前記プローブ試験装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記プローブ試験装置は、
プローブカードを保持するカード保持部と、
半導体装置を保持する半導体装置保持部と、
前記カード保持部と前記半導体装置保持部の距離を制御する距離制御部と、
を有し、
前記制御装置は、
外部から、前記プローブ試験装置の設置場所に地震波が到達する可能性が高いことを示し、かつ前記プローブ試験装置の設置場所における地震波の到達予想時刻を算出するために必要な情報を含む地震速報情報を受信する地震速報受信部と、
前記地震速報受信部が受信した地震速報情報に基づいて、前記距離制御部に対して前記距離を大きくすることを示す制御信号を送信する制御信号送信部と、
を有し、
前記制御信号送信部は、
前記地震速報情報を用いて前記到達予想時刻までの猶予時間を算出し、
前記猶予時間が第1の時間よりも短いときには前記プローブ試験装置に対して前記プローブ試験の中断指令を送信することなく、前記制御信号を送信する半導体製造装置。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
CD 制御装置
CD2 地震速報受信部
CD4 制御信号送信部
CM1 第1撮像装置
CM2 第2撮像装置
DCP 距離制御部
IM 震度計
MD 移動部
PC プローブカード
PCH カード保持部
PN プローブ針
PR プローバー
PRD 研磨部
PRT プローブ試験装置
SD 半導体装置
STG ステージ
TS テスター
CD2 地震速報受信部
CD4 制御信号送信部
CM1 第1撮像装置
CM2 第2撮像装置
DCP 距離制御部
IM 震度計
MD 移動部
PC プローブカード
PCH カード保持部
PN プローブ針
PR プローバー
PRD 研磨部
PRT プローブ試験装置
SD 半導体装置
STG ステージ
TS テスター
Claims (8)
- 半導体装置にプローブ試験を行うプローブ試験装置と、
前記プローブ試験装置を制御する制御装置と、
を用い、
前記プローブ試験装置は、
プローブカードを保持するカード保持部と、
前記半導体装置を保持する半導体装置保持部と、
前記カード保持部と前記半導体装置保持部の距離を制御する距離制御部と、
を有し、
前記制御装置は、
外部から、前記プローブ試験装置の設置場所に地震波が到達する可能性が高いこと、及びその揺れの大きさを知らせる地震速報情報を受信する地震速報受信部と、
前記地震速報受信部が受信した地震速報情報に基づいて、前記距離制御部に対して前記距離の制御信号を送信する制御信号送信部と、
を有し、
前記制御信号送信部は、
前記地震速報情報が示す前記揺れの大きさが第1の値以上第2の値未満であるときに、前記制御信号として第1の距離に修正するための信号を送信し、
前記地震速報情報が示す前記揺れの大きさが前記第2の値以上であるときに、前記制御信号として、前記プローブカードと前記半導体装置の距離を前記第1の距離よりも大きい第2の距離に修正するための信号を送信する半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
同一の前記半導体装置に複数の半導体チップが個片化されずに設けられており、
前記プローブ試験装置の前記距離制御部は、
同一の前記半導体装置において試験対象となる前記半導体チップを替えるときには前記距離を前記第1の距離とする半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記プローブ試験装置の前記距離制御部は、
前記第2の距離を、前記半導体装置保持部が保持する前記半導体装置を替えるときの前記距離よりも大きい半導体装置の製造方法。 - 請求項3に記載の半導体装置の製造方法において、
前記第2の距離は、前記プローブカードと前記半導体装置の距離の最大値である半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記地震速報情報は、前記プローブ試験装置の設置場所における地震波の到達予想時刻を算出するために必要な情報を有しており、
前記制御装置の前記制御信号送信部は、
前記地震速報情報を用いて前記到達予想時刻までの猶予時間を算出し、
前記猶予時間が第1の時間よりも短いときには前記プローブ試験装置に対して前記プローブ試験の中断指令を送信することなく、前記制御信号を送信し、
前記猶予時間が前記第1の時間よりも長いときには前記プローブ試験装置に対して前記中断指令を送信し、かつ前記制御信号を送信し、
前記プローブ試験装置は、
前記中断指令を受信した場合、プローブ試験の中断処理を行った後、前記制御信号に従って前記距離を制御し、
前記中断指令を受信しなかった場合、前記プローブ試験の中断処理を行うことなく前記制御信号に従って前記距離を制御する半導体装置の製造方法。 - 半導体装置にプローブ試験を行うプローブ試験装置と、
前記プローブ試験装置を制御する制御装置と、
を用い、
前記プローブ試験装置は、
プローブカードを保持するカード保持部と、
前記半導体装置を保持する半導体装置保持部と、
前記カード保持部と前記半導体装置保持部の距離を制御する距離制御部と、
を有し、
前記制御装置は、
外部から、前記プローブ試験装置の設置場所に地震波が到達する可能性が高いことを示し、かつ前記プローブ試験装置の設置場所における地震波の到達予想時刻を算出するために必要な情報を含む地震速報情報を受信する地震速報受信部と、
前記地震速報受信部が受信した地震速報情報に基づいて、前記距離制御部に対して前記距離を大きくすることを示す制御信号を送信する制御信号送信部と、
を有し、
前記制御信号送信部は、
前記地震速報情報を用いて前記到達予想時刻までの猶予時間を算出し、
前記猶予時間が第1の時間よりも短いときには前記プローブ試験装置に対して前記プローブ試験の中断指令を送信することなく、前記制御信号を送信する半導体装置の製造方法。 - 請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、
前記制御装置の前記制御信号送信部は、前記猶予時間が前記第1の時間よりも長いときには前記プローブ試験装置に対して前記中断指令を送信し、かつ前記制御信号を送信する半導体装置の製造方法。 - 半導体装置にプローブ試験を行うプローブ試験装置と、
前記プローブ試験装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記プローブ試験装置は、
プローブカードを保持するカード保持部と、
前記半導体装置を保持する半導体装置保持部と、
前記カード保持部と前記半導体装置保持部の距離を制御する距離制御部と、
を有し、
前記制御装置は、
外部から、前記プローブ試験装置の設置場所に地震波が到達する可能性が高いこと、及びその揺れの大きさを知らせる地震速報情報を受信する地震速報受信部と、
前記地震速報受信部が受信した地震速報情報に基づいて、前記距離制御部に対して前記距離の制御信号を送信する制御信号送信部と、
を有し、
前記制御信号送信部は、
前記地震速報情報が示す前記揺れの大きさが第1の値以上第2の値未満であるときに、前記制御信号として、前記プローブカードと前記半導体装置の距離を第1の距離に修正する信号を送信し、
前記地震速報情報が示す前記揺れの大きさが前記第2の値以上であるときに、前記制御信号として、前記プローブカードと前記半導体装置の距離を前記第1の距離よりも大きい第2の距離に修正する信号を送信する半導体製造装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012132996A JP2013258255A (ja) | 2012-06-12 | 2012-06-12 | 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018056231A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 富士機械製造株式会社 | 部品実装ラインの地震発生時緊急停止システム |
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2012
- 2012-06-12 JP JP2012132996A patent/JP2013258255A/ja active Pending
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