JP2013254609A - 進行波型加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】商用電子レンジでは、対象となる被加熱物が多岐に及ぶとともに、その形状・種類・量に依存して、加熱の分布(ムラ)が形成される為、ターンテーブル、回転輻射アンテナを用いても、十分な仕上がり品質が得られないという課題があった。
【解決手段】送電手段2から受電手段3に伝播する電磁波を処理手段4で消費することにより、作用空間20内での定在波モードの形成を抑制するので、作用空間20内の進行波の加熱領域において被加熱物30の所定部位を加熱できる。
【選択図】図1
【解決手段】送電手段2から受電手段3に伝播する電磁波を処理手段4で消費することにより、作用空間20内での定在波モードの形成を抑制するので、作用空間20内の進行波の加熱領域において被加熱物30の所定部位を加熱できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、被加熱物を収容する作用空間にマイクロ波を供給して被加熱物を加熱処理するマイクロ波加熱装置に関する。
電子レンジに代表されるマイクロ波加熱装置では、被加熱物を収容する筐体内にマイクロ波を供給し、筐体内に生じる電界により被加熱物を誘電加熱する。この種の加熱装置の筐体内部は、一般にマイクロ波帯に於いて閉空間であることから、加熱動作時は、供給したマイクロ波の進行波成分と、筐体内に閉じ込められ、筐体内の内壁や被加熱物等で多重に反射した反射波成分との重ね合わせにより形成される定在波モードにより、筐体内部に電界の強弱スポットが発生することが知られている。この電界の強弱スポットにより、被加熱物には “局所的に過加熱となる領域”や“加熱されない領域”が生じる。このような被加熱物に生じる加熱のムラは、商用電子レンジでは、食品の仕上がり品質の低下に直結する為、重要な課題となる。この為、通常、被加熱物を均一に加熱するための工夫として、被加熱物を回転移動させる手法や、回転輻射アンテナを用いる手法が広く採用されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、商用電子レンジでは、対象となる被加熱物が多岐に及ぶとともに、その形状・種類・量により電界の強弱スポットが変化するため、従来の工夫のみでは、依然として、十分な仕上がり品質が得られないという課題があった。
また、加熱ムラを解消する方法として、被加熱物の加熱状況に応じ、被加熱物の加熱部位を個別に制御することが期待されるが、電界の強弱スポットの発生位置を外部から制御することが難しく、被加熱物が多様である商用電子レンジでの実現は困難であった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するもので、被加熱物の所定部位の加熱制御を可能にし、食品の仕上がり品質を向上する進行波型加熱装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の進行波型加熱装置は、作用空間内に収容される被加熱物を加熱する加熱装置であって、電磁波を生成する電磁波生成手段と、電磁波を作用空間に送電する送電手段と、送電手段に対応付けられ、送電手段から送電された電磁波を作用空間を介して選択的に受電する受電手段と、電磁波を消費する処理手段とを備え、電磁波生成手段の出力を送電手段に導くと共に、受電手段の出力を処理手段に導くものである。
これによって、送電手段から受電手段に伝播する電磁波を処理手段で消費することにより、作用空間内での定在波モードの形成を抑制するので、作用空間内の進行波の加熱領域において被加熱物の所定部位を加熱することができる。
本発明の進行波型加熱装置によれば、作用空間内の進行波の加熱領域において、被加熱物の所定部位を加熱するものであり、さまざまな形状・種類・量の異なる被加熱物の所定部位を加熱できる新規な加熱装置を提供することができる。
第1の発明は、作用空間内に収容される被加熱物を加熱する加熱装置であって、電磁波を生成する電磁波生成手段と、電磁波を作用空間に送電する送電手段と、送電手段に対応付けられ、送電手段から送電された電磁波を作用空間を介して選択的に受電する受電手段と、電磁波を消費する処理手段とを備え、電磁波生成手段の出力を送電手段に導くとともに、受電手段の出力を処理手段に導くものである。
これによって、送電手段から受電手段に伝播する電磁波を処理手段で消費することにより、加熱ムラの要因である作用空間内での定在波モードの形成を抑制するので、作用空間内の進行波の加熱領域において被加熱物の所定部位を加熱することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、送電手段および受電手段を各々複数備え、電磁波生成手段の出力を複数の送電手段の一つに導くとともに、複数の受電手段の一つの出力を処理手段に導き、且つ、複数の受電手段の残りの出力を複数の送電手段に導くものである。
これによって、受電手段を介して作用空間から取り出された電磁波を、送電手段から作用空間内に再供給(送電)することにより、電磁波を被加熱物の加熱に再利用するので、被加熱物を効率良く加熱できる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、前記複数の送電手段により前記作用空間に送電される電磁波が、互いに直交関係にあるものである。
これによって、作用空間を伝播する電磁波間の干渉を抑圧し、夫々の進行波の加熱領域で、被加熱物の複数部位を加熱することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、前記送電手段および前記受電手段は、夫々、平行する面内に対向して配置されるとともに、前記送電手段は、平面の鉛直方向に電磁波を送電するものである。
これによって、送電手段に対向する受電手段に電磁波の進行波成分を効率的に送電することができるので、進行波の加熱領域において、被加熱物の所定部位を効率良く加熱できる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明において、前記送電手段と前記受電手段の間の空間距離が、使用する電磁波の1/2波長以下とするものである。
これによって、送電手段と、送電手段に対応付けられた受電手段との間を伝播する電磁
波の進行波成分が、作用空間内に散逸することを抑制できるので、進行波の加熱領域において、被加熱物の所定部位を効率良く加熱できる。
波の進行波成分が、作用空間内に散逸することを抑制できるので、進行波の加熱領域において、被加熱物の所定部位を効率良く加熱できる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明において、前記送電手段から前記受電手段に向けて伝播する電磁波を遮る位置に被加熱部を配置し、前記送電手段と前記被加熱物の間の空間距離と、前記受電手段と前記被加熱物の間の空間距離が略等しいものである。
これによって、送電手段と、送電手段に対応付けられた受電手段との間を伝播する電磁波の進行波成分が、作用空間内に散逸することを抑制できるので、進行波の加熱領域において、被加熱物の所定部位を効率良く加熱できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における進行波型加熱装置の機能ブロック図である。図2は、同実施の形態における進行波型加熱装置の動作説明図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態における進行波型加熱装置の機能ブロック図である。図2は、同実施の形態における進行波型加熱装置の動作説明図である。
図1および図2において、進行波型加熱装置は、被加熱物30を収容する作用空間20、発振器1aおよび発振器1aの出力を増幅する増幅器1bで構成される電磁波生成手段1、電磁波生成手段1に接続され電磁波を作用空間20に送電する送電手段2、作用空間20から電磁波を受電する受電手段3、および、受電手段3から出力される電磁波を消費する処理手段4で構成されている。
図2に示す様に、作用空間20内には、被加熱物30および被加熱物30を載置するトレイ21が収容されており、被加熱物30は、トレイ21上で、送電手段2と受電手段3の略中間となる位置に配置されている。
送電手段2および受電手段3は、夫々、平行する面内に対向して配置されており、例えば、図2に示す様に、被加熱物30を挟んで、作用空間20の上壁面側および下壁面側に配設されている。
この送電手段2および受電手段3は、空気層を利用したいわゆるパッチアンテナ構成であり、送電手段2は、パッチアンテナの放射面に対し鉛直方向(図2において、上壁面から下壁面に向けた方向)に電磁波を送出する。また、通常、アンテナの送電性能と受電性能は可逆であることから、受電手段3は、パッチアンテナの放射面に対し鉛直方向(図2において、上壁面から下壁面に向けた方向)から入射する電磁波を選択的に受電する。この種のアンテナは基本設計が容易であるとともに、誘電体基板上に形成したストリップライン(基板パターン)で低コストに実現できる。
なお、送電手段2により送出される電磁波10は、パッチアンテナの持つ指向性により有限の拡がりを持ったビームとなる為、対向して配置される受電手段3との空間距離を無制限に選んだ場合には、送電手段2から送出される電磁波10の一部は、受電手段3で十分受電されず、作用空間20内に散逸されてしまう。この為、実施の形態1では、送電手段2と受電手段3の空間距離を制限し、該距離を使用する電磁波の1/2波長以下に選び、送電手段2から送出される電磁波10を、受電手段3に効率良く導くものとしている。
なお、実施の形態1では、送電手段2および受電手段3の夫々をパッチアンテナ構成としたが、送電手段2から送出された電磁波10を受電手段3に効率良く導くために、例え
ば、送電手段および受電手段の夫々を、ホーンアンテナ等の指向性の高いアンテナとし、双方の開口面を対向して配置する構成としてもかまわない。
ば、送電手段および受電手段の夫々を、ホーンアンテナ等の指向性の高いアンテナとし、双方の開口面を対向して配置する構成としてもかまわない。
以上のように構成された進行波型加熱装置について、以下その動作、作用を説明する。
電磁波生成手段1では、発振器1aで発生した電磁波を増幅器1bで電力増幅し、被加熱物30を加熱するために必要な所定電力の電磁波を生成する。送電手段2では、電磁波生成手段1で生成した電磁波を作用空間20に向けて送出する。作用空間20に送出された電磁波10は、作用空間20内に収容された被加熱物30に入射し、被加熱物30内を伝播する。この際、電磁波10が伝播する被加熱物30内部の領域31では、電磁波10の一部が被加熱物30に吸収され熱に変換される。被加熱物30を伝播した電磁波は、受電手段3で受電された後、処理手段4で消費され熱に変換される。
ここで、処理手段4は、受電手段3の出力インピーダンスと等しいインピーダンス特性を有する負荷であり、受電手段3の出力に当該負荷を接続することにより、受電手段3から該負荷に入射する電磁波は、該負荷において無反射で消費(吸収)される。この処理手段4は、例えば、マイクロ波帯での受電手段の出力インピーダンスが50Ωの場合、50Ωの抵抗負荷で構成できる。
従って、送電手段2から受電手段3に伝播する電磁波を処理手段4で消費し、処理手段4で生じる反射波を抑制することにより、受電手段3を介して作用空間20内を逆方向に伝播する電磁波を抑制できるので、作用空間内での定在波モードの形成を回避することができる。この動作により、作用空間20内の電磁波10の進行波成分が伝播する領域31で、被加熱物30の所定部位を選択的に加熱することができる。
以上説明した様に、本実施の形態1の進行波型加熱装置によれば、電磁波の進行波成分により被加熱物の所定部位を加熱制御できるので、食品の仕上がり品質を向上した新規な加熱装置を提供できる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における進行波型加熱装置の機能ブロック図である。図4は、同実施の形態における進行波型加熱装置の動作説明図である。
図3は、本発明の第2の実施の形態における進行波型加熱装置の機能ブロック図である。図4は、同実施の形態における進行波型加熱装置の動作説明図である。
本実施の形態2では、実施の形態1の進行波型加熱装置において、送電手段を第1の送電手段5と第2の送電手段7で構成するとともに、受電手段を第1の受電手段6と第2の受電手段8で構成する。
図4に示す様に、第1の送電手段5と第1の受電手段6は、夫々、平行する面内に対向して配置されるとともに、第2の送電手段7と第2の受電手段8は、夫々、平行する面内に対向して配置される。また、第1の送電手段5と第2の送電手段7は、夫々、直交する平面内に配置されている。
以上のように構成された進行波型加熱装置について、以下その動作、作用を説明する。
電磁波生成手段1で生成した電磁波は第1の送電手段5に入力され、作用空間20に向けて送出される。第1の送電手段5から送出された電磁波10は作用空間20内に収容された被加熱物30に入射し、被加熱物30内部を伝播する。この際、電磁波10が伝播する被加熱物30内部の領域32では、電磁波10の一部が被加熱物30に吸収され熱に変換される。
被加熱物30を伝播した電磁波は、第1の受電手段6で受電された後、第2の送電手段7に導かれ再び作用空間20に送出される。第2の送電手段7から送出された電磁波11は作用空間20内に収容された被加熱物30に入射し、被加熱物30内部を伝播する。
この際、電磁波11が伝播する被加熱物30内部の領域33では、電磁波11の一部が被加熱物30に吸収され熱に変換される。この構成により、第1の受電手段6で受電した電磁波を、被加熱物30の異なる領域の加熱に再利用することが可能となるので、エネルギーを有効利用することができる。
このとき、作用空間20内には、第1の送電手段5および第2の送電手段7から送電された電磁波10および電磁波11が共存している。ここで、電磁波10および電磁波11の伝播方向が作用空間20内で空間的に直交する関係にあるため、第1の送電手段5から送電される電磁波10は、第1の送電手段5に対向配置された第1の受電手段6で選択的に受電される。同様にして、第2の送電手段7から送電される電磁波11は、第2の送電手段7に対向配置された第2の受電手段8で選択的に受電され、その後、処理手段4において消費され熱に変換される。
この動作により、第1の送電手段5、第1の受電手段6、第2の送電手段7、及び第2の受電手段8を経由した電磁波を、最終的に処理手段4で無反射で終端(消費)し、該経路を逆方向に伝播する反射波を抑制するので、作用空間20内の定在波モードの形成を回避することができる。
これにより、作用空間20内では、第1の送電手段5から第1の受電手段6に向かう電磁波10の進行波成分と、第2の送電手段7から第2の受電手段8に向かう電磁波11の進行波成分が夫々伝播する領域で、被加熱物30を選択的に加熱することができる。
以上説明した様に、本実施の形態2の進行波型加熱装置によれば、複数の電磁波の進行波成分により被加熱物の複数部位を選択的に加熱できるので、食品の仕上がり品質を向上した新規な加熱装置を提供できる。さらに、加熱に用いた電磁波を再利用するので、被加熱物を効率よく加熱できる新規な加熱装置を提供できる。
なお、本実施の形態2では、送電手段を第1の送電手段と第2の送電手段で構成し、受電手段を第1の受電手段と第2の受電手段で構成した場合を示したが、送電手段および受電手段の数量はこれに限定されるものではなく、対象とする被加熱物の大きさや作用空間の範囲に応じ、適宜、最適な数量で構成することができる。
なお、本実施の形態2では、作用空間内に送出された複数の電磁波を、電磁波の伝播経路の空間的な直交性により分離しているが、特にこれに拘るものではなく、電磁波の偏波面の直交性を利用して分離しても構わない。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態における進行波型加熱装置の機能ブロック図である。図6は、同実施の形態における進行波型加熱装置の動作説明図である。
図5は、本発明の第3の実施の形態における進行波型加熱装置の機能ブロック図である。図6は、同実施の形態における進行波型加熱装置の動作説明図である。
本実施の形態3では、実施の形態1の進行波型加熱装置において、電磁波生成手段1、送電手段2、受電手段3および処理手段4の接続関係を切替える切替え手段9を更に付加した構成となっている。
以下、図5および図6を用いて、その動作、作用を説明する。
図5に示す様に、切替え手段9は、電磁波生成手段1、送電手段2、受電手段3および処理手段4に接続されるとともに、外部からの制御信号に基づいて、同図A側の接点またはB側の接点に切り替えるスイッチ9a、および、スイッチ9bを具備している。
図6(A)は、外部からの制御信号によりスイッチ9aおよびスイッチ9bが接点Aに接続された際の接続関係を示しており、この場合、電磁波生成手段1から出力された電磁波は、送電手段2により、作用空間20内に送出され、電磁波10は作用空間20内に収容される被加熱物30内を伝播する。被加熱物30を伝播した電磁波は、受電手段3により受電され、処理手段4で消費される。
また、図6(B)は、外部からの制御信号によりスイッチ9aおよびスイッチ9bが接点Bに接続された際の接続関係を示しており、この場合、電磁波生成手段1から出力された電磁波は、受電手段3に入力される。
ここで、通常、アンテナの送電性能と受電性能は可逆であることから、受電手段3に入力した電磁波は、受電手段3により作用空間20に、電磁波10の伝播方向と対峙する方向に送出される。
この動作により、受電手段3により送出された電磁波は、作用空間20内を電磁波10と逆方向に伝播し、作用空間20内に収容される被加熱物30内を介して、送電手段2により受電され処理手段4で消費される。
以上の動作により、外部からの制御信号により、作用空間内の電磁波の進行方向を切り替えることができるので、被加熱物の特定部位を両面から加熱制御できる進行波型加熱装置が実現できる。
以上のように、本発明にかかる進行波型加熱装置は、さまざまな形状・種類・量の異なる被加熱物の特定部位を選択的に加熱できる為、業務用の加熱装置などの用途に有効である。
1 電磁波生成手段
1a 発振器
1b 増幅器
2 送電手段
3 受電手段
4 処理手段
5 第1の送電手段
6 第1の受電手段
7 第2の送電手段
8 第2の受電手段
9 切替え手段
9a スイッチ
9b スイッチ
10 電磁波
11 電磁波
20 作用空間
21 トレイ
30 被加熱物
31 領域
32 領域
33 領域
1a 発振器
1b 増幅器
2 送電手段
3 受電手段
4 処理手段
5 第1の送電手段
6 第1の受電手段
7 第2の送電手段
8 第2の受電手段
9 切替え手段
9a スイッチ
9b スイッチ
10 電磁波
11 電磁波
20 作用空間
21 トレイ
30 被加熱物
31 領域
32 領域
33 領域
Claims (6)
- 作用空間内に収容される被加熱物を加熱する加熱装置であって、
電磁波を生成する電磁波生成手段と、
電磁波を前記作用空間に送電する送電手段と、
前記送電手段に対応付けられ、前記送電手段から送電された電磁波を前記作用空間を介して選択的に受電する受電手段と、
電磁波を消費する処理手段とを備え、
前記電磁波生成手段の出力を前記送電手段に導くとともに、前記受電手段の出力を前記処理手段に導く進行波型加熱装置。 - 送電手段および受電手段を各々複数備え、
前記電磁波生成手段の出力を前記複数の送電手段の一つに導くとともに、前記複数の受電手段の一つの出力を前記処理手段に導き、且つ、前記複数の受電手段の残りの出力を前記複数の送電手段に導く請求項1に記載の進行波型加熱装置。 - 前記複数の送電手段により前記作用空間に送電される電磁波が、互いに直交関係にある請求項2に記載の進行波型加熱装置。
- 前記送電手段および前記受電手段は、夫々、平行する面内に対向して配置されるとともに、前記送電手段は、平面の鉛直方向に電磁波を送電する請求項1から3のいずれか1項に記載の進行波型加熱装置。
- 前記送電手段と前記受電手段の間の空間距離が、使用する電磁波の1/2波長以下である請求項1から4のいずれか1項に記載の進行波型加熱装置。
- 前記送電手段から前記受電手段に向けて伝播する電磁波を遮る位置に被加熱部を配置し、前記送電手段と前記被加熱物の間の空間距離と、前記受電手段と前記被加熱物の間の空間距離が略等しい請求項1から5のいずれか1項に記載の進行波型加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012128572A JP2013254609A (ja) | 2012-06-06 | 2012-06-06 | 進行波型加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2012128572A Pending JP2013254609A (ja) | 2012-06-06 | 2012-06-06 | 進行波型加熱装置 |
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- 2012-06-06 JP JP2012128572A patent/JP2013254609A/ja active Pending
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