JP2013254492A - 制御装置のバス通信に影響を及ぼす方法 - Google Patents

制御装置のバス通信に影響を及ぼす方法 Download PDF

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Abstract

【課題】可能な限りに現実に則したテストを可能にする、制御装置のバス通信に影響を及ぼす方法を提供すること。
【解決手段】第1通信層と第2通信層との間かまたは第2通信層内に実現される送信影響層により、第1プロトコルデータユニット(PDU)および/またはこの第1PDUから導出される別のPDUに影響を及ぼし、影響が及ぼされた第1PDUおよび/または影響が及ぼされた別のPDUを第2通信層の別の処理に使用できるようにし、および/または、第1通信層と第2通信層との間かまたは第2通信層内に実現される受信影響層により、別のPDUに影響を及ぼすか、または、この別のPDUから導出される第1PDUに影響を及ぼし、影響が及ぼされた第1PDUおよび/または影響が及ぼされた別のPDUを第2通信層の別の処理に使用できるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置のバス通信に影響を及ぼす方法に関しており、このバス通信には、バスハードウェアに依存しない少なくとも1つの第1通信層と、バスハードウェアに依存する少なくとも1つの第2通信層とが含まれている。
制御装置のバス通信に影響を及ぼす方法は、バスを介して別の通信相手に接続されているかまたは接続しようとする制御装置をテストすべき場合に使用され、殊にこの制御装置の通信特性それ自体がテストの対象となる場合に使用されることが多い。したがって制御装置のバス通信に影響を及ぼす方法は、制御装置のテストに使用され、またエラー時における制御装置特性を検査するために使用されることが多い。このような方法は、例えば、いわゆるrestbusシミュレーションの枠内で公知であり、このrestbusシミュレーションでは、ハードウェアおよびソフトウェア的にシミュレーションされる通信環境において実際の制御装置が使用されてその挙動がテストされる。しかしながらのこのような方法は、仮想の制御装置のrestbusシミュレーションの枠内でも公知である。
上記の第1および第2通信層は別の副通信層を含むことができる。ここで「通信層」という語は実質的に、この語がネットワークプロトコルまたはバスプロトコルに対して一般的な理解にしたがって使用されているのと同じ意味であると理解されたい。各通信層は一般的に、隣接する1つの通信層から情報を受け取り、隣接する別の1つの通信層に処理して転送するための機能を有する。バスハードウェアに依存しない第1通信層と、バスハードウェアに依存する第2通信層とへの上記の分類について、このことが具体的に意味するのは、第1通信層が、少なくとも1つの情報を第1プロトコルデータユニットに符号化して第2通信層に伝送すること、および/または、第1通信層が第2通信層から第1プロトコルデータユニットを受け取って、第1プロトコルデータユニットから上記の情報を復号化することである。上記の情報は、バスハードウェアに依存しない第1通信層において一般的にアプリケーションに関連するデータであり、このデータは、例えば、上記の制御装置によって記録されてバスを介して別のバス加入者に送信される測定値か、またはこの制御装置によって計算される量である。この際にバスが具体的にどのようなバスであるかは、対象としている方法では、従来技術においても本発明による方法においても重要ではなく、この方法は、任意のデータバスと共に使用可能である。例えば、この産業分野における実施においてしばしば使用されるバス標準の例は、CAN,LINまたはFlexRayである。上記の情報はいずれにせよ送信方向に、すなわち第1通信層から第2通信層に向かって符号化され、すなわち例えば所定の管理情報の分だけ拡張されてバスに近い層に転送される。すなわちここでは第2通信層に転送されるのである。送信および符号化方向において、上記の情報は、上記のプロトコルデータユニットにパックされる。受信または復号化方向において、パックされたこの情報は、すなわち第1プロトコルデータユニットは、管理情報に相応して開け放されて最終的に上記の情報そのものが得られるのである。第1通信層が受信も送信も共にできる場合、符号化の機能も復号化の機能も共に実装される。したがって第1通信層は、ハードウェアには依存しないのである。それは、第1通信層では、具体的なバスハードウェアには依存しないサービスだけが実装されているからである。すなわち、バスハードウェアに依存しない層に実現されるサービスは、バスシステムには依存しないか、またはバスシステムに依存するが具体的なバスハードウェアに依存しないのである。したがってバスに依存しない第1通信層は、通信ハードウェア抽象化層の上位に位置するのである。この場合、AUTOSTAR標準にしたがって実現される制御装置の例については、バスハードウェアに依存しない第1通信層には、アプリケーション層、ランタイム環境(RTE Runtime Environment)および(例えばCANトランスポートプロトコルまたはFlexRayトランスポートプロトコルのようなバスシステムに依存する部分も含めた)通信サービスが含まれているが、例えばCANインタフェースまたはFlexRayインタフェースのようなバスハードウェアに依存するドライバ層は含まれていないのである。
上記のバスハードウェアに依存する第2通信層にも、送信方向(すなわちバスに向かう方向)へのデータ伝送、または受信方向(すなわち第1通信層の方向)へのデータ伝送、または双方向へのデータ伝送を実現する機能が含まれている。このことが意味するのは、第2通信層は、上記のバスを介する伝送のため、第1プロトコルデータユニットからバスハードウェアに依存するバス情報を形成し、または第1プロトコルデータユニットから導出される別のプロトコルデータユニットから、バスハードウェアに依存するバス情報を形成し(送信方向)、および/または、第2通信層は少なくとも、バスハードウェアに依存するバス情報から、第1プロトコルデータユニットを形成するか、または、第1プロコトルデータユニットを導出可能な別のプロトコルデータユニットを形成する(受信方向)ことである。これによれば、第1プロトコルデータユニットの他に、第1プロトコルデータユニットから導出されるかまたは第1プロトコルデータが導出可能な別のプロトコルデータユニットも得ることができる。このことは単に、第2通信層が複数の副通信層またはプロトコル層を含み得るという状況を考慮しているだけであり、ここではこれらの複数の副通信層の各副通信層により、それぞれ対応するプロトコルデータユニットが形成される。このことは、第1プロトコルデータユニットに関連して説明したとおりである。一般的に送信方向にはそれぞれの別のプロトコルデータユニットに別の管理情報が付け加えられ、また受信方向には副通信層またはプロトコル層において別のプロトコルデータユニットが抽出され、これは最終的に第1プロトコルデータユニットが得られまで続けられ、最終的にはこの第1プロトコルユニットからは第1通信層において上記の情報が得られる。
制御装置および制御装置のバス通信をテストする際の関心は、このテストを可能な限りに現実に則して実行して、可能な限りに情報の多いテスト結果を得ることにある。制御装置では、あらゆる点から見て後に使用される量産形制御装置に相応する制御装置をまさに使用することによってこれらの条件を満たすことができる。ここでこの量産形制御装置は、量産形のハードウェアも量産形のソフトウェアも共に有する。
実際の制御装置をテストする際、他方の通信相手は、restbusシミュレーションの枠内ではハードウェア・イン・ザ・ループシミュレータ(HILシミュレータ)上で模倣されることが多く、ここで通信相手全体をシミュレーションする必要はなく、これらの他方の通信相手の一部は、実際のものとすることも可能である。いずれにせよ設けられているこのrestbusシミュレーションの場合、シミュレーションされるrestbus部分では比較的簡単にエラーを形成することができるが、実際に設けられている制御装置間にエラーを簡単に差し挟むことはできない。実際の制御装置間の通信にも影響を及ぼしたい場合、これはエラーゲートウェイによって実現されることが多い。エラーゲートウェイでは、エラーなしに動作する通常のバスの他に第2の「エラーバス」が提供され、このエラーバスは、エラーの場合に実際の2つの制御装置間で効力を発揮する。この場合にエラーゲートウェイは、上記の通常のバスとエラーバスとの間を仲介する。このエラーゲートウェイは、テストすべきエラー時に、エラーが入れるべきプロトコルデータユニットが得られるまで、影響を及ぼすべきデータを受信して復号化し、これに引き続き、影響が及ぼされたメッセージを再び符号化し、エラーバスを介して別の制御装置に供給するのである。容易にわかるのは、エラーゲートウェイを介して制御装置のバス通信に影響を及ぼすことが極めて煩雑なことである。さらに実際の制御装置を用いたrestbusシミュレーションにおいてつねに前提とされるのは、この制御装置もその量産バージョン段階にあるかまたは少なくともハードウェア実現(いわゆる量産先行)段階にあることであり、このため、早い時点における制御装置のバス通信のテストは実質的にできなくなってしまうのである。これに加えて、HILシミュレータ上でシミュレーションされる制御装置のrestbusモデルには、後に実際の制御装置で使用されるコードは実装されていないため、影響が及ぼされてテストされるバス通信は、後に実際に実現されるバス通信には相応しないのである。
まさにこの点でいわゆる仮想制御装置がテストに投入される。restbusシミュレーションの制御装置モデルとは異なり、仮想制御装置のコードにはすでに、後に制御装置ハードウェア上で使用しようとしている量産形制御装置コードの複数のコンポーネントが含まれている。すなわち、仮想制御装置とは、シミュレーションのシナリオにおいて真の制御装置をエミュレーションするソフトウェアのことである。この仮想制御装置には、例えばアプリケーションソフトウェアの複数のコンポーネントと、ランタイム環境と、量産形制御装置コードとしての基本ソフトウェアの複数の部分とが含まれている。
仮想制御装置モデルは、例えば、オフラインシミュレーションにおいて標準のPC上でまたはリアルタイムシミュレータ上でテストされる。ここでは、通信特性のような現実に則した作用をシミュレーションにおいて調べる。
本発明の課題は、制御装置のバス通信の可能な限りに現実に則したテストを可能にする、制御装置のバス通信に影響を及ぼす方法を提供することである。
上記の課題は、本発明の請求項1により、制御装置のバス通信に影響を及ぼす方法であって、このバス通信には、バスハードウェアに依存しない少なくとも1つの第1通信層と、バスハードウェアに依存する少なくとも1つの第2通信層とが含まれており、第1通信層は、少なくとも1つの情報を第1プロトコルデータユニット内に符号化して第2通信層に伝送し、および/または、第1通信層は、第2通信層から第1プロトコルデータユニットを受け取って、第1プロトコルデータユニットから第1の情報を復号化し、第2通信層は、バスを介して伝送するため、第1プロトコルデータユニットから、または第1プロトコルデータユニットから導出した別のプロトコルデータユニットから、バスハードウェアに依存するバス情報を形成し、および/または第2通信層は少なくとも、バスハードウェアに依存するバス情報から、第1プロトコルデータユニットを形成するか、または第1プロトコルデータユニットを導出可能な別のプロトコルデータユニットを形成する、制御装置のバス通信に影響を及ぼす方法において、第1通信層と第2通信層との間かまたは第2通信層内に実現される少なくとも1つの送信影響層により、プロトコルデータユニットに影響を及ぼし、および/または、第1プロトコルデータユニットから導出される少なくとも1つの別のプロトコルデータユニットに影響を及ぼし、影響が及ぼされた第1プロトコルデータユニットおよび/または影響が及ぼされた別のプロトコルデータユニットを第2通信層の別の処理に使用できるようにし、および/または、第1通信層と第2通信層との間かまたは第2通信層内に実現される少なくとも1つの受信影響層により、別のプロトコルデータユニットに影響を及ぼし、および/または別のプロトコルデータユニットから導出される第1プロトコルデータユニットに影響を及ぼし、得られかつ影響が及ぼされて第1プロトコルデータユニットおよび/または影響が及ぼされた別のプロトコルデータユニットを第2通信層の別の処理に使用できるようにすることによって解決される。
従来技術にしたがい、制御装置のバス通信の機能の仕方を概略的に示す図である。 第2通信層内における送信影響層および受信影響層を示す図である。 バスハードウェアに依存しない第1通信層と、バスハードウェアに依存する第2通信層との間にある送信影響層および受信影響層を示す図である。 送信影響層および受信影響層の構造を略示する図である。 送信影響層および受信影響層の考えられ得る機能の仕方を詳細に示す図である。 副通信層として複数のプロトコル層を有する、バスハードウェアに依存する第2通信層を示す図である。 複数の送信影響層および受信影響層を有するバスハードウェア依存の第2通信層を示す図である。 量産形制御装置を用いた影響方法を現場において使用する様子を示す図である。 restbusシミュレーションを有する制御装置において、影響を及ぼす方法を使用する様子を示す図である。 リアルタイム機能のないPCにおいて「オフライン」で、影響を及ぼす方法を使用する様子を示す図である。
本発明による方法の重要な様相は、バスハードウェアに依存しない第1通信層の外部に送信影響層(送信方向)および/または受信影響層(受信方向)が設けられており、この層により、実質的にプロトコルスタックの任意の深さにおいて、送信すべきデータまたは受信されるデータに影響を及ぼすことができるようにすることである。いずれにせよ影響層が、バスハードウェアに依存しない第1通信層の外部に設けられていることにより、影響層によってエラーを差し挟んだ際にも、第1通信層のベースにある制御装置のコードを変更なしにテストすることができる。ハードウェアに依存しない第1通信層のコードは、影響層による本発明のエラーの差し挟みに対してまったく変更する必要はなく、したがってこのコードを新たに生成する必要もない。バスハードウェアに依存しない第1通信層には、実際の応用において一般的にアプリケーション層と、リアルタイム環境を実現するための層と、バスハードウェアに依存しない所定の通信サービスを含む副通信層とが含まれているため、本発明による方法により、バス通信に影響を及ぼす際には殊に、変更されずかつバスハードウェアに依存しない通信サービスもテストされる。このことは、従来技術から公知の方法に比べて大きな利点である。
本発明による方法において重要でないのは、送信影響層および/または受信影響層が、バスハードウェアに依存しない第1通信層と、バースハードウェアに依存する第2通信層との間に、すなわち実質的に第1通信層および第2通信層の外部に実現されるか否か、または受信影響層および/または送信影響層が第2通信層の構成部分として実現されるか否かである。適用事例に応じておよびバス通信に影響を及ぼす所望の位置に応じて、第1通信層と第2通信層との間にも第2通信層内にも共に1つまたは2つのバス通信層を実現することが望ましいこともあり得る。
この方法の有利な実施形態では、送信影響層により、第1プロトコルデータユニットおよび/または第1プロトコルデータユニットから導出される少なくとも1つの別のプロトコルデータユニットに影響を及ぼし、ここでこれは、第1プロトコルデータユニットおよび/または別のプロトコルデータユニットを復号化し、復号化して得られかつ影響を及ぼすべき情報に影響を及ぼし、影響を及ぼされたこの情報を再び、影響を及ぼされた第1プロトコルデータユニットおよび/または影響を及ぼされた別のプロトコルに符号化することによって行われる。殊に第2通信層が(プロトコル層とも称される)複数の副通信層を含む場合、第2通信層には、第1プロトコルデータユニットから導出される別のプロトコルデータユニットが発生し、これらの別のプロトコルデータユニットは、バスに近い副通信層に向かってそれぞれ付加的かつプロトコルに依存する情報を備えている。
上述した有利な実施例に相応して、この影響方法の別の有利な実施例は、受信影響層により、別のプロトコルデータユニットおよび/または別のプロトコルデータユニットから導出される第1プロトコルデータユニットに影響が及ぼされるという特徴を有し、ここでこれは、別のプロトコルデータユニットおよび/または第1プロトコルデータユニットを復号化し、復号化して得られかつ影響を及ぼすべき情報に影響を及ぼし、影響を及ぼされたこの情報を再び、上記の影響を及ぼされた第1プロトコルデータユニットに符号化し、および/または、影響を及ぼされた別のプロトコルデータユニットに符号化することによって行われる。送信影響層においてすでに説明したのと同様に第1プロトコルデータユニットまたは別のプロトコルデータユニットは、影響を及ぼすべきデータが「むき出し」になり、したがって影響を及ぼすことができるようになるまでアンパックされ、これに続いて上記の影響を及ぼされたデータは、符号化によって再度「パッキング」されてバス通信のデータストリームに再度供給される。実行すべき操作ないしはエラー差し挟みは、例えば、プロトコルデータユニットの伝送を中断および/または遅延すること、受信確認を中断または遅延すること、生データ、更新ビット、チェックサム、カウンタおよびシグナル/データに影響を及ぼすことなどに関係する。
上ですでに示したように、影響を及ぼす上記の方法の別の有利な実施形態では、第1プロトコルデータユニットから、複数のプロトコル層に対して複数のプロトコルデータユニットを形成し、および/または、複数のプロトコル層において複数のプロトコルデータユニットから第1プロトコルデータユニットを導出する。ここで複数のプロトコル層間において、複数の送信および受信影響層は、複数のプロトコルデータユニットに複数の影響を及ぼす。これが第2通信層内で行われる場合、上記の複数のプロトコル層は実質的に第2通信層内の複数の副通信層である。第2通信層内の複数のプロトコル層の例、すなわち第2通信層内の複数の副通信層の例は、ハードウェア抽象化層およびハードウェアドライバ層であり、送信影響層および/または受信影響層は、例えば、ハードウェア抽象化層とハードウェアドライバ層との間に実現される。付加的な影響層をさらに実現するかまたは択一的に実現することが可能である。
制御装置のバス通信に影響を及ぼす本発明による方法は、既存の標準と関連して自由に使用可能である。有利な適用事例は、バスハードウェアに依存しない第1通信層をAUTOSAR(Automotive Open System Architecture)に準拠して実現することであり、ここでこのAUTOSARは、アプリケーションと、ベースにあるハードウェアとの間を分離できるように設計されている。
本発明による方法の利点は、この方法により、上記の利点を保ったままで実質的に任意のテストシナリオを実現できることである。この方法は、例えば、制御装置上に、殊に量産形制御装置上に実装されるソフトウェアを用いて問題なく実行可能である。このようにソフトウェア的に実現する場合、ハードウェアに依存しない第1通信層をベースにしたコードには手を付けないままにすることができ、上記の量産形制御装置は、第1通信層と第2通信層との間および/または第2通信層内に送信影響層および/または受信影響層を設けなればならないという範囲だけで実現すればよい。殊に第1通信層内に設けられる通信サービスは、送信影響層および/または受信影響層に依存せずにテストされる。
しかしながら、影響を及ぼす本発明の方法を実行するために量産形制御装置は必要ない。有利な適用事例において、影響を及ぼす本発明の方法は、エミュレーションされた制御装置上に実現されるソフトウェアによって実行され、殊にハードウェア・イン・ザ・ループ・シミュレータを用いてリアルタイムにエミュレーションされる制御装置上に実現されるソフトウェアによって実行される。ここで殊に強調すべきであるのは、バスハードウェアに依存しない第1通信層のベースにあるコードは、このコードが後に最終的なターゲットハードウェアで使用されるのと同様に、エミュレーションされる制御装置上で使用され、また実質的にこの制御装置において、上記の実現される影響層から切り離されてテストされることである。
本発明による方法は簡単に、完全に「オフライン」で実行することも可能であり、すなわち、殊にリアルタイム機能のないターゲット計算機上に実現されるソフトウェアによって実行することができる。ここでも第1通信層のコードは容易に、そこに含まれる通信サービスと共に、これが最終的なハードウェアで使用されると同様に使用することができる。
本発明による方法の別の有利な実施形態の特徴は、第1通信層および/または第2通信層および/または送信影響層および/または受信影響層は、相異なる計算ユニット上に構成され、殊に相異なるプロセッサ上または1つのプロセッサの相異なるコア上に構成されることである。
制御装置のバス通信に影響を及ぼす本発明による方法を構成して発展させるため、個別には多くの選択肢がある。これについては請求項1に従属する請求項も、図面に関連して行われる有利な実施例の以下の説明も共に参照されたい。
図1〜10には、制御装置1のバス通信に影響を及ぼす方法の種々異なる様相が示されており、実際の制御装置1は、図8および9だけに明示的に示されており、図10にはシミュレーションされた制御装置1が示されている。
図1には従来技術から公知のバス通信の構造が略示されており、この構造には、バスハードウェアに依存しない第1通信層2と、バスハードウェアに依存する第2通信層3とが含まれている。バスハードウェアに依存しない第1通信層2は、第1プロトコルデータユニット5内に情報4をコーディングして、第1プロトコルデータユニット5をバスハードウェアに依存する第2通信層3に伝送する。これとは逆に「受信器側」において第1通信層2は、第2通信層3から第1プロトコルデータユニット5を受け取り、第1プロトコルデータユニット5から情報4を元のように復号化する。情報4は一般的にアプリケーション固有情報であり、例えば、圧力または温度などのプロセス変数、制御装置に含まれるまたはこの制御装置に接続されているアクチュエータ用の操作量、または単に表示すべき情報であることもある。この情報4は一般的にバスハードウェアには依存しない。
送信方向には、上記のバスを介する後の伝送のため、第2通信層3により、第1プロトコルデータユニット5から、または第1プロトコルデータユニット5から導出される別のプロトコルデータユニット6から、バスハードウェアに依存するバス情報7が形成される。受信方向においてこのことが意味するのは、第2通信層3により、バスハードウェアに依存するバス情報7から、第1プロトコルデータユニット5が形成されること、または、第1プロトコルデータユニット5を導出することの可能な別のプロトコルデータユニット6が形成されることである。第1通信層2および第2通信層3は、別の複数の副通信層に分割することができ、すなわち、第1通信層2および第2通信層3それ自体は、複数のプロトコル層を含むことができるのである。送信方向には、すなわち第1通信層3から第2通信層3を経由してバス情報7に向かって、情報4は、プロトコルスタックを通過する際に一層多くの個数のプロトコル情報が被せられる。受信方向には、すなわちバス情報7から第2通信層3を経由して第1通信層2に向かって、バス情報7は、上記のプロトコルスタックを逆に通過する際にはプロトコル情報が取り除かれ続け、最終的には情報4だけ残る。
図2には、制御装置1のバス通信に影響を及ぼす本発明による方法の動作の仕方が示されている。第2通信層3には、送信影響層8が実現されており、この送信影響層は、第1プロトコルデータユニット5および/または第1プロトコルデータユニット5から導出される別のプロトコルデータユニット6に影響を及ぼし、影響が及ぼされた第1プロトコルデータユニット5bおよび/または影響が及ぼされた別のプロトコルデータユニット6bが第2通信層3のさらなる処理のために得られる。送信影響層8はここでは、例えば、意図的にエラーを差し挟むため、したがってバス通信をテストするために使用される。ここで注目すべきであるのは、バスハードウェアに依存しない第1通信層2が、バス通信に影響を及ぼす本発明の方法により、変更されるかまたは適合される必要がないことであり、殊にハードウェアに依存しない第1通信層2に含まれるすべてのプロトコル層を使用することができ、殊にここに位置する複数の通信サービスも、これらが実質的に量産形制御装置において使用されるのと同様に使用することができるのである。
さらに図2からわかるのは、第2通信層3内には受信影響層9も実現されていることであり、この受信影響層は、別のプロトコルデータユニット6、または、別のプロトコルデータユニット6から導出される第1プロトコルデータユニット5に影響を及ぼし、これによって得られかつ影響が及ぼされた第1プロトコルデータユニット5bおよび/または影響が及ぼされた別のプロトコルデータユニット6bが、第2通信層3のさらなる処理のために得られるのである(受信方向)。
当然のことながら、送信影響層8ないしは受信影響層9により、すべてのプロトコルデータユニットに影響を及ぼさせる必要はなく、必要な場合にはこれらの影響層の迂回してプロトコルデータユニットを案内することも可能であるが、このことについてはここでは詳しく説明しない。
図3にも制御装置のバス通信に影響を及ぼす本発明の方法が記載されており、ここでは図2に示した実施例とは異なり、送信影響層8も受信影響9も共に第1通信層2と第2通信層3との間に実現されている。各バス影響層8,9の結果はそれぞれ、相応に影響が及ぼされることにより、第1プロトコルデータユニット5から、ないしは第1プロトコルデータユニット5から導出した別のプロトコルデータユニット6から、影響を及ぼされた第1プロトコルデータユニット5bないしは影響を及ぼされた別のプロトコルデータユニット6bが形成されることである。送信方向には、上記の影響を及ぼされた第1プロトコルデータユニット5bないしは影響を及ぼされた別のプロトコルデータユニット6bは、第2通信層3に対して、第1プロトコルデータユニット5ないしはここから導出された別のプロトコルデータユニット6と同様に作用し、これは第2通信層3には区別できない。
図4にはバス通信に影響を及ぼす際の一層詳細な経過が示されており、一方は送信路および送信バス影響層8について示したものであり(左)、他方は受信影響層9を用いた受信路について示したものである(右)。送信影響層8は、第1プロトコルデータユニット5ないしは第1プロトコルデータユニット5から導出される別のプロトコルデータユニット6に影響を及ぼし、ここでこれは、第1プロトコルデータユニット5ないしは別のプロトコルデータユニット6を復号化し10、復号化して得られかつ影響を及ぼすべき情報に影響を及ぼし11,影響が及ぼされたこの情報を再び、影響を及ぼされた第1プロトコルデータユニット5bにないしは影響を及ぼされた別のプロトコルデータユニット6bに符号化する12ことによって行われる。これに則して上記の影響の及ぼしは受信方向にも行われ、受信影響層9は、別のプロトコルデータユニット6ないしはこの別のプロトコルデータユニット6から導出される第1プロトコルデータユニット5に影響を及ぼし、ここでこれは、別のプロトコルデータユニット6ないしは第1プロトコルデータユニット5を復号化し10、復号化して得られかつ影響を及ぼすべき情報に影響を及ぼし11、この影響を及ぼされた情報を再び、影響を及ぼされた第1プロトコルデータユニット5bに、ないしは影響を及ぼされたプロトコルデータユニット6bに符号化する12ことによって行われる。当然のことながら、送信路および受信路について説明した復号化10、影響の及ぼし11および符号化12のステップは、これらに同じ参照符号が付されているとしても互いに異なることができ、また当然のことながら、送信路だけにおいて影響の及ぼしを行うかまたは受信路だけにおいて影響の及ぼしを行うことも可能である。上で述べたように、プロトコルデータユニットは、選択的には影響層を迂回して案内されることも可能である。
図5は、上で図4に基づいて説明した送信影響層8および受信影響層9の動作の仕方を説明している。図5には極めてコンパクトに示されているのは、影響を及ぼすべき情報が、プロトコルの種々異なる深さに存在し得ること、および、プロトコルスタックのどの深さにおいて影響が及ぼされるかに依存して復号化10の及ぶ範囲が極めて異なり得ることである。図5に示した実施例において例示的に示されているのは、復号化10が、ネットワークプロトコル層13までか、インタラクションプロトコル層14までか、または信号レベル15までのいずれかまで達していることであり、この場合に影響の及ぼし11は、各プロトコル層で行われる。逆に符号化12は再びすべてのプロトコル層を通る必要があり、すなわち信号レベル15から、インタラクションプロトコル層14を経由して、ネットワークプロトコル層13まで行く必要がある。相応することが、送信影響層8にも受信影響層9にもそれぞれ当てはまる。しかしながらネットワークプロトコル層13だけで影響を及ぼそうとする場合、プロトコル層14および15において復号化10を行う必要はなく、ネットワークプロトコル層13の符号化10には直接、影響の及ぼし11と、これに続く、ネットワークプロトコル層13における符号化12とが続く。この場合に各プロトコル層には、各プロトコル層に固有でありかつ影響の及ぼし11の対象となり得るプロトコルデータユニットがある。
図6に基づき、影響を与えるべきバス通信のベースにあるプロトコルスタックの一般的な構造を示す。この実施例においてソフトウェアアーキテクチャは、AUTOSAR標準に準拠するモジュラおよびオープン構造に依拠している。バスハードウェアに依存しない第1通信層2には、アプリケーション層16と、ランタイム環境(Run Time Enviroment)17と、バスハードウェアに依存しない通信サービス18とが含まれている。これに対し、バスハードウェアに依存しない通信層3には、ハードウェア抽象化層19およびドライバプロトコル層20が含まれている。第2通信層3内では副通信層19および20の前に、組み合わせ形の送信および受信影響層8,9が配置されている。送信および受信影響層8,9は、バスハードウェアに依存しない第1通信層2の変更または備え付けを必要としないため、制御装置のバス通信に影響を及ぼす図示の方法により、制御装置通信のシミュレーションおよびテストの際には制御装置に固有の通信コードを使用することができるようになる。ここでこのコードは、図示の実施例において、通信サービスを有するプロトコル層18に含まれている。図1ないし3にも示したように、ハードウェアに依存するバス情報7は、バスハードウェアに依存する第2通信層3により、通信方向に応じて送信または受信される。
図7の実施例は、図6の実施例と類似しており、その違いは、第1送受信影響層8,9の他に、ここでは別の第2送受信影響層8,9も設けられていることである。すなわち、プロトコル層19と20との間に第2送受信影響層8,9が設けられており、プロトコル層19は同様にハードウェア抽象化層であり、プロトコル層20はハードウェアドライバ層である。
図8には、制御装置1のバス通信に影響を及ぼす上記の方法が、量産形制御装置1上で実行される適用事例が示されており、量産形制御装置1は、バス21を介して、バス21に接続されている別の制御装置および周辺装置に接続されている。ここではこれらのうち、別の1つの制御装置22だけが示されている。制御装置1にはバス通信を実現するため、バスハードウェアに依存しない第1通信層およびバスハードウェアに依存する第2通信層が実現されており、さらにバス通信に影響を及ぼすため、2つの通信層間に送信および受信影響層も実現されている。この送信および受信影響層は、所期のようにエラーを差し挟み、これによってこの送信および受信影響層は、制御装置1のテストおよびネットワーク全体のテストに使用される。
図9には、バス通信に影響を及ぼす方法が量産形制御装置1上に実現された適用事例が示されており、ここでは制御装置1は、ハードウェア・イン・ザ・ループ・シミュレータ23に接続されており、このシミュレータは、相応するバスインタフェースを有しており、またこのシミュレータでは、restbusシミュレーションの枠内において、このバスネットワークの別の関与者24a,24bがシミュレーションされる。場合によっては、量産形制御装置1と、ハードウェア・イン・ザ・ループ・シミュレータ23によってシミュレーションされる制御装置とに加えて、別の量産形制御装置をバスに接続することできるが、ここでは詳しく示していない。
(ここでは詳しく示していない)別の適用事例では、上記のバス通信に影響を及ぼす方法が実現されている制御装置も、リアルタイム機能を備えたハードウェアによってシミュレーションされる。すなわち上記の方法は、仮想の制御装置上でリアルタイムに動作させられるのである。ここでも重要であるのは、最後に挙げた適用事例において制御装置ハードウェアは設けられていないが、後に量産形制御装置上で使用されるように、バスハードウェアに依存しない第1通信層を使用し、これにより、殊に、バスハードウェアに依存しない第1通信層の構成部分である通信サービスも正確に検査およびテストできるようにすることである。
最後の図10には「オフライン」の適用事例が示されており、ここでは、バス通信に影響を及ぼす上で説明した方法は、リアルタイム機能を備えていないPC25上で動作する。ここでも、上記の方法を実行する制御装置1が、この通信の別の関与者に至るバス接続部21と同様にシミュレーションされる。ここではこれらの関与者のうち、仮想の制御装置24だけが示されている。
1 制御装置、 2 第1通信層、 3 第2通信層、 4 情報、 5 第1プロトコルデータユニット、 6 別のプロトコルデータユニット、 7 バス情報、 8 送信影響層、 9 受信影響層、 10 復号化のステップ、 11 影響を及ぼすステップ、 12 符号化のステップ、 13 ネットワークプロトコル層、 14 インタラクションプロトコル層、 15 信号レベル、 16 アプリケーション層、 17 ランタイム環境、 18 通信サービス、 19 ハードウェア抽象化層、 20 ドライバプロトコル層、 21 バス、 22 制御装置、 23 ハードウェア・イン・ザ・ループ・シミュレータ、 24a,24b 別の関与者 25 PC

Claims (11)

  1. 制御装置(1)のバス通信に影響を及ぼす方法であって、
    当該バス通信には、バスハードウェアに依存しない少なくとも1つの第1通信層(2)と、バスハードウェアに依存する少なくとも1つの第2通信層(3)とが含まれており、
    前記第1通信層(2)は、少なくとも1つの情報(4)を第1プロトコルデータユニット(5)内に符号化して前記第2通信層(3)に伝送し、および/または、
    前記第1通信層(2)は、前記第2通信層(3)から前記第1プロトコルデータユニット(5)を受け取って、前記第1プロトコルデータユニット(5)から前記第1の情報(4)を復号化し、
    前記第2通信層(3)は、前記バスを介して伝送するため、前記第1プロトコルデータユニット(5)から、または当該第1プロトコルデータユニット(5)から導出した別のプロトコルデータユニット(6)から、バスハードウェアに依存するバス情報(7)を形成し、および/または、
    前記第2通信層(3)は少なくとも、バスハードウェアに依存するバス情報(7)から、前記第1プロトコルデータユニット(5)を形成するか、または前記第1プロトコルデータユニット(5)を導出可能な別のプロトコルデータユニット(6)を形成する、制御装置(1)のバス通信に影響を及ぼす方法において、
    前記第1通信層(2)と前記第2通信層(3)との間かまたは前記第2通信層(3)内に実現される少なくとも1つの送信影響層(8)により、
    前記第1プロトコルデータユニット(5)に影響を及ぼし、および/または、当該第1プロトコルデータユニット(5)から導出される少なくとも1つの別のプロトコルデータユニット(6)に影響を及ぼし、
    影響が及ぼされた前記第1プロトコルデータユニット(5b)および/または影響が及ぼされた前記別のプロトコルデータユニット(6b)を前記第2通信層(3)の別の処理に使用できるようにし、および/または、
    前記第1通信層(2)と前記第2通信層(3)との間かまたは前記第2通信層(3)内に実現される少なくとも1つの受信影響層(9)により、
    前記別のプロトコルデータユニット(6)に影響を及ぼし、および/または、当該別のプロトコルデータユニット(6)から導出される前記第1プロトコルデータユニット(5)に影響を及ぼし、
    得られかつ影響が及ぼされた前記第1プロトコルデータユニット(5b)および/または影響が及ぼされた前記別のプロトコルデータユニット(6b)を前記第2通信層(3)の別の処理に使用できるようにする、
    ことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記送信影響層(8)により、
    前記第1プロトコルデータユニット(5)および/または前記別のプロトコルデータユニット(6)を復号化する(10)ことにより、前記第1プロトコルデータユニット(5)に影響を及ぼし、および/または、前記第1プロトコルデータユニット(5)から導出される少なくとも1つの別のプロトコルデータユニット(6)に影響を及ぼし、
    復号化して得られかつ影響を及ぼすべき情報に影響を及ぼし(11)、
    当該影響が及ぼされた情報を再度、影響が及ぼされた第1プロトコルデータユニット(5b)に符号化し(12)、および/または、影響が及ぼされた別のプロトコルデータユニット(6b)に符号化する(12)、
    ことを特徴とする方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法において、
    前記受信影響層(9)により、
    前記別のプロトコルデータユニット(6)および/または前記第1プロトコルデータユニット(5)を復号化する(10)ことにより、前記別のプロトコルデータユニット(6)に影響を及ぼし、および/または、前記別のプロトコルデータユニット(6)から導出される第1プロトコルデータユニット(5)に影響を及ぼし、
    復号化して得られかつ影響を及ぼすべき情報に影響を及ぼし(11)、
    影響が及ぼされた前記情報を再度、影響が及ぼされた前記第1プロトコルデータユニット(5b)に符号化し(12)、および/または、影響が及ぼされた前記別のプロトコルデータユニット(6b)に符号化する(12)、
    ことを特徴とする方法。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法において、
    前記第1プロトコルデータユニット(5)から、複数のプロトコル層(19,20)に対する複数のプロトコルデータユニットを形成し、および/または、
    複数のプロトコル層(19,20)において複数のプロトコルデータユニットから前記第1プロトコルデータユニット(5)を導出し、
    複数のプロトコル層(19,20)間で、複数の送信影響層(8)および/または受信影響層(9)により、複数のプロトコルデータユニットに複数の影響を及ぼす、
    ことを特徴とする方法。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法において、
    第2通信層(3)にプロトコル層(19,20)としてハードウェア抽象化層およびドライバ層が実現されている、
    ことを特徴とする方法。
  6. 請求項5に記載の方法において、
    前記送信影響層(8)および/または前記受信影響層(9)は、前記ハードウェア抽象化層と前記ハードウェアドライバ層(20)との間で前記第2通信層(3)に実現されている、
    ことを特徴とする方法。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法において、
    AUTOSAR(Automotive Open System Architecture)に準拠して前記第1通信層(2)を実現する、
    ことを特徴とする方法。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法において、
    制御装置(1)上に、殊に量産形制御装置上に実装されるソフトウェアによって前記方法を実行する、
    ことを特徴とする方法。
  9. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法において、
    エミュレーションされた制御装置(1)上に実装されるソフトウェアを用いて前記方法を実行し、
    殊に前記制御装置(1)は、ハードウェア・イン・ザ・ループシミュレータ(23)上でリアルタイムにエミュレーションされる、
    ことを特徴とする方法。
  10. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法において、
    ターゲット計算機(3)上に、殊にリアルタイム機能のないターゲット計算機(25)上に実装されるソフトウェアを用いて前記方法を実行する、
    ことを特徴とする方法。
  11. 請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法において、
    前記第1通信層(2)および/または前記第2通信層(3)および/または前記送信影響層(8)および/または前記受信影響層(9)は、相異なる計算ユニット上に構成され、殊に相異なるプロセッサ上または1つのプロセッサの異なるコア上に実現される、
    ことを特徴とする方法。
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