JP2013253707A - 脱脂装置及び脱脂方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間で効率よく脱脂処理を行うことができる脱脂装置及び脱脂方法を提供する。
【解決手段】導電性材料からなる部材に付着する油分を除去する脱脂装置であって、前記部材の外側から電磁誘導加熱方式で前記部材を加熱する電磁誘導加熱装置6を備え、前記部材の周囲を取り囲むように配設される電磁誘導コイルと、前記電磁誘導コイルを内部に収納するケーシングとを備えており、前記ケーシングは、電磁誘導コイルの内側領域とケーシング外部とを連通し、電磁誘導加熱により加熱された前記部材の熱によって蒸発したガス状の油分を前記ケーシング外部へと導く貫通孔を備えるる脱脂装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、脱脂装置及び脱脂方法に関する。特に導電性材料からなる部材に付着する油分を除去する脱脂装置及び脱脂方法に関する。
従来、部材の外周面に付着する鉱物油等の油脂成分を除去する脱脂装置が知られている。このような脱脂装置としては、例えば、脱脂用の処理槽等にアルコールやアセトン、シンナー等の脱脂処理液内に部材を浸漬させて、部材に付着した鉱物油等の油脂成分や汚れを取り除く溶媒脱脂装置を例示することができる。また、このような溶媒脱脂装置の他、超音波によって液体に生じた真空の気泡が破裂する際の衝撃波を利用した超音波脱脂装置や、部材をアルカリ洗浄液中に浸漬しつつ、所定の電流密度の電解によって部材に付着している鉱物油等の油脂成分を除去するアルカリ電解脱脂装置等、種々の脱脂装置が知られている。
また、熱風加熱により部材を加熱し、部材に付着する油脂成分を蒸発させることにより脱脂処理を行う装置・方法も知られている。
通常、脱脂処理は、何らかの加工を行う際の前処理としておこなわれるものであるため、できるだけ短時間で油脂成分を除去することが望まれる。しかしながら、従来から知られている溶媒脱脂装置や超音波脱脂装置、アルカリ電解脱脂装置は、部材を液体内に浸漬させるものであるため、脱脂処理後において部材に付着する液体を除去する乾燥処理を行う必要があり、脱脂処理完了までに時間を要するという問題があった。また、熱風加熱方式による脱脂処理の場合、熱せられた気体(熱風)により部材に付着する油脂成分を加熱するものであるため、油脂成分や部材に対する熱伝達率が低く、効率良く油脂成分を蒸発させることが困難であるという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであって、短時間で効率よく脱脂処理を行うことができる脱脂装置及び脱脂方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、導電性材料からなる部材に付着する油分を除去する脱脂装置であって、前記部材の外側から電磁誘導加熱方式で前記部材を加熱する第1加熱装置を備える脱脂装置により達成される。
このような脱脂装置によれば、加熱された部材の熱によって、部材に付着する油分を蒸発させて脱脂することが可能となり、従来のように、部材に対する乾燥処理を必要とすることなく、短時間で効率よく脱脂処理を完了することが可能となる。特に、本発明に係る脱脂装置は、電磁誘導加熱方式にて加熱するように構成しているため、部材を直接加熱し、その部材の熱によって油分を加熱するので、熱伝達率が高く、効率良く部材に付着する油分を蒸発させることが可能となる。また、電磁誘導加熱された部材に生じる誘導電流の密度は、部材の中心からその表面に近いほど高くなることから、部材の内部に比べてその表面の方が早く加熱(集中して加熱)されることとなり、部材に付着する油分を極めて効率よく短時間で蒸発させて除去することが可能となる。
この脱脂装置において、前記第1加熱装置は、前記部材の周囲を取り囲むように配設される電磁誘導コイルと、前記電磁誘導コイルを内部に収納するケーシングとを備えており、前記ケーシングは、電磁誘導コイルの内側領域とケーシング外部とを連通し、電磁誘導加熱により加熱された前記部材の熱によって蒸発したガス状の油分を前記ケーシング外部へと導く貫通孔を備えることが好ましい。
このような構成を採用することにより、貫通孔を介して、ケーシング内部で発生するガス状の油分を確実にケーシング外部へ導くことが可能となる。具体的に説明すると、電磁誘導コイルに通電することにより部材が加熱され、この熱によりケーシング内部が加熱されて、ケーシング外部の温度よりも高い温度となる。その結果、貫通孔を介してケーシング内部からケーシング外部に向けて流れる気流が発生することとなり、当該気流にのってガス状の油分も自然とケーシング外部に排出されることとなる。このように、電磁誘導加熱により加熱された部材の熱によって蒸発したガス状の油分を確実にケーシング外部へと導くことができる結果、電磁誘導加熱終了後に、ケーシング内部が冷却されたとしても、ガス状の油分が液化して再度部材に付着することや、ケーシング内部に付着することを防止することができる。
また、前記貫通孔からケーシング外部に排出されるガス状の油分を吸引する吸引手段を更に備えることが好ましい。このような吸引手段を備えることにより、ケーシング外部に排出されたガス状の油分を回収除去することが可能となり、脱脂処理環境を良好なものとすることが可能となる。
また、前記ケーシングに隣接して配置される第2加熱装置を更に備えており、前記第2加熱装置は、前記貫通孔の前記ケーシング外方側の端部周辺の雰囲気を加熱可能に構成されていることが好ましい。
このような第2加熱装置を備えることにおり、貫通孔を介してケーシング内部から外部に排出されるガス状の油分が液化してケーシングの外表面に付着することを防止できると共に、吸引手段によって、ケーシングから排出されるガス状の油分を効率的に吸引除去することが可能となる。具体的に説明すると、ケーシングから排出されたガス状の油分は、ケーシング外部の雰囲気によって冷却されてしまい、ガス状から液体状へと状態変化を起こし、ケーシングの外表面に付着したり、或いは、脱脂装置を設置している床等に落下して付着するおそれがあるが、上述のように、貫通孔のケーシング外方側の端部周辺の雰囲気を加熱可能な第2加熱装置を備えることにより、貫通孔から排出されたガス状の油分が液化することを効果的に防止して、吸引手段がガス状の油分を回収することが可能となる。
また、本発明の上記目的は、導電性材料からなる部材に付着する油分を除去する脱脂方法であって、前記部材の外側から電磁誘導加熱方式で前記部材を加熱し、加熱された部材の熱によって油分を蒸発させる電磁誘導加熱ステップを備える脱脂方法により達成される。
本発明によれば、短時間で効率よく脱脂処理を行うことができる脱脂装置及び脱脂方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る脱脂装置を示す概略構成図である。 本発明に係る脱脂装置が有する第1加熱装置の概略構成断面図である。 本発明に係る脱脂装置の変形例を示す概略構成図である。 本発明に係る脱脂装置の変形例を示す概略構成図である。 本発明に係る脱脂装置の変形例を示す概略構成図である。 本発明に係る脱脂装置の変形例を示す概略構成図である。 図6に示す脱脂装置の変形例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態にかかる脱脂装置について添付図面を参照して説明する。本発明に係る脱脂装置1は、部材に付着する油脂成分(油分)を除去する装置であって、図1の概略構成図に示すように、巻出リール2と、巻取リール3と、フィードロール装置4と、速度・張力調整装置5と、第1加熱装置6とを備えている。この脱脂装置1における脱脂処理対象物は、導電性材料から形成される部材であり、線材状の形状を有している。線材状部材Z1としては、単一の材料から構成されるものであってもよく、或いは、複数の材料から構成されるものであってもよい。複数の材料から構成される線材状部材Z1としては、例えば、複数種類の線材状の金属部材を撚ったものや、線材状の金属部材及び線材状の樹脂部材を撚ったもの、中心部分と表面部分とが異なる材料から形成されているもの(二層構造のもの、例えば、金属からなる中心部分の外表面に熱硬化性樹脂をコーティングして表面部分を構成したような部材や、金属メッキされた部材)等、種々の構成を採用することができる。線材状部材Z1を複数の材料から構成する場合には、少なくとも一種類の材料が電気を通しやすい材料とし、線材状部材Z1全体として導電性を備えるように構成する。また、脱脂装置1における脱脂処理対象物としては、磁性を有する部材であってもよく、或いは、磁性が無い部材であってもよいが、磁性を有する部材である場合には、脱脂装置1が備える第1加熱装置6を構成する電磁誘導コイルとして、比較的入手し易いものを利用することができるため、脱脂装置1を低コストで構成することが可能となる。
巻出リール2には、脱脂処理が施される前の線材状部材Z1が巻回されており、そのリール軸21を中心に回転して線材状部材Z1を引き出し可能に構成されている。
巻取リール3は、巻出リール2から引き出された線材状部材Z1を巻き取る機能を有するものであり、リール軸31に接続される駆動装置(図示せず)の作用により、巻取リール3がリール軸31周りに回転できるように構成されている。
フィードロール装置4は、線材状部材Z1を巻出リール2から連続的に引き出し、線材状部材Z1を、第1加熱装置6に導くための移送手段であり、第1加熱装置6と速度・張力調整装置5との間に配置されている。
速度・張力調整装置5は、フィードロール装置4と巻取リール3との間に配置されており、線材状部材Z1に対して一定の張力を加えるように制御するために設けられる装置である。具体的には、巻取リール3に巻き取られる張力が一定になるように制御している。また、速度・張力調整装置5は、前後に配置される各装置において、線材状部材Z1の送り速度の差が発生したときにその速度差を調整し、線材状部材Z1を過不足なく供給できるように制御している。
第1加熱装置6は、線材状部材Z1の外側から電磁誘導加熱方式で当該線材状部材Z1を加熱する装置であり、図1及び図2の概略構成断面図に示すように、電磁誘導コイル61と、ケーシング62と、ガス供給装置63と、温度センサ64とを備えている。この第1加熱装置6は、電磁誘導コイル61に交流電流を流すことにより磁界(磁束密度)の変化を生じさせ、その磁界内に置いた導電性物質に誘導電流(渦電流)を発生させて、その抵抗により導電性物質自体を発熱させる原理を利用した加熱装置である。ここで、電磁誘導コイル61としては、例えば、電線により構成するタイプや、銅パイプにより構成するタイプがあるが、いずれのタイプを採用してもよい。本実施形態においては電線により構成するタイプを採用している。また、電磁誘導コイル61に流れる交流電流の周波数を適宜変更できるように構成されている。
ケーシング62は、電磁誘導コイル61を内部に収納する部材であり、左右の両端が閉塞壁62a,62bにより閉塞された二重円管状に構成されている。外側の円管62cと、内側の円管62dとは、同軸となるように構成されており、内側の円管62dの周りには、当該円管62dの外周面を巻回するように電磁誘導コイル61が配設されている。ケーシング62の内側の円管62dは、例えば、耐熱エポキシガラス等の材料から形成されている。
また、線材状部材Z1が、電磁誘導コイル61の内側領域を通過できるようにするため、電磁誘導コイル61の内側領域とケーシング62の外部とを連通する貫通孔65,66が各閉塞壁62a,62bの中央部に形成されている。より具体的には、内側の円管62dの内側領域621とケーシング62の外部とを連通する貫通孔65,66が各閉塞壁62a,62bの中央部に形成されている。このような構成により、各貫通孔65,66を介してケーシング62の内部に導かれる線材状部材Z1は、その周囲が電磁誘導コイル61によって取り囲まれることとなる。また、各貫通孔65,66は、線材状部材Z1の直径よりも僅かに大きくなるように形成し、線材状部材Z1の外面と、貫通孔65,66の内面との間に空間部622が形成されるように構成されている。
また、ガス供給装置63は、交流電流を流すことにより発熱する電磁誘導コイル61を冷却するために設けられるものであり、ケーシング62における外側の円管62cと内側の円管62dとの間に形成される空間内に冷却用のガスを供給できるように構成されている。なお、ケーシング62の外側の円管62cには、ガス供給装置63により供給されたガスを排出するための排出孔67が設けられている。ここで、電磁誘導コイル61として、銅パイプにより構成するタイプを採用する場合には、ガス供給装置63の代わりに、銅パイプ内に冷却水が流通できるように構成してもよい。
温度センサ64は、ケーシング62の内部に配置される電磁誘導コイル61の温度を監視するためのセンサであり、第1加熱装置6は、この温度センサ64により検出される温度が一定温度以上になった場合に、電磁誘導コイル61に流す交流電流を遮断できるように構成されている。
上述のような構成を有する脱脂装置1の作動について以下説明する。まず、巻出リール2から線材状部材Z1を引き出し、第1加熱装置6の内部を線材状部材Z1が通過するように、ケーシング62の左右閉塞壁62a,62bに形成された貫通孔65,66に線材状部材Z1を通す。更に、線材状部材Z1を、フィードロール装置4及び速度・張力調整装置5における所定個所に通過させた後、線材状部材Z1の引き出し先端を巻取リール3に接続する。
上記準備が完了した後、第1加熱装置6、巻取リール3の駆動装置(図示せず)、フィードロール装置4、速度・張力調整装置5を駆動する。フィードロール装置4の作用により引き出された線材状部材Z1は、ケーシング62の内部を左右方向に通過するように第1加熱装置6の内部に導かれた後、巻取リール3に巻き取られる。
第1加熱装置6においては、閉塞壁62a,62bに設けられた貫通孔65,66を介して線材状部材Z1が、内側の円管62d内に導かれるが、この円管62d内に導かれた線材状部材Z1は、その周囲が電磁誘導コイル61に取り囲まれており、この電磁誘導コイル61の作用によって線材状部材Z1に誘導電流(渦電流)が発生し、線材状部材Z1自体の抵抗によって線材状部材Z1が発熱することとなる。線材状部材Z1の表面に付着する油分は、線材状部材Z1が発生させた熱によって加熱されて蒸発し(電磁誘導加熱ステップ)、線材状部材Z1の表面から除去されることとなる。なお、線材状部材Z1が、例えば、複数種類の線材状の金属部材を撚ったような構成を有している場合、線材状部材Z1に付着する油分は、線材状部材Z1の表面部以外の中心部にも存在する場合があるが、このような場合であっても、線材状部材Z1の中心部に存在する油分は、線材状部材Z1が発生させた熱によって加熱されて蒸発し、各線材状の金属部材間を介して線材状部材Z1の中心部から外部に放出されて除去されることとなる。
上記実施形態に係る脱脂装置1は、線材状部材Z1の外側から電磁誘導加熱方式で当該線材状部材Z1を加熱する第1加熱装置6を備えているため、極めて短時間で線材状部材Z1を加熱して、線材状部材Z1に付着する油分を短時間で蒸発させて除去することが可能となる。また、電磁誘導加熱方式の第1加熱装置6によって線材状部材Z1は直接的に加熱され、発生した熱によって線材状部材Z1に付着する油分を加熱するので、油分が受ける熱の熱伝達率が高く、効率良く部材に付着する油分を蒸発させることが可能となる。更に、電磁誘導加熱された線材状部材Z1に生じる誘導電流の密度は、線材状部材Z1の中心からその表面に近いほど高くなることから、線材状部材Z1の内部に比べてその表面の方が早く加熱(集中して加熱)されることとなる。つまり、油分が付着する線材状部材Z1の表面を効率よく集中して加熱できる結果、短時間で油分を蒸発させて除去することが可能となり、効率よく短時間で脱脂処理を完了することが可能となる。
また、第1加熱装置6における電磁誘導コイル61は、流れる交流電流の周波数を変更可能に構成されているため、線材状部材Z1において発熱する部位(箇所)を変更することが可能となる。つまり、電磁誘導コイル61に流れる交流電流の周波数を高く設定することにより、線材状部材Z1において発熱する部位をその表面に集めることができ、逆に、電流の周波数を低く設定することにより線材状部材Z1の内部も均一に発熱させることができる。このように電磁誘導コイル61に流れる交流電流の周波数を変更可能に構成することにより、線材状部材Z1の表面における発熱温度を制御して、線材状部材Z1に付着する油分の融点や付着量に応じた適切な加熱脱脂を行うことが可能となる。
また、上記実施形態においては、電磁誘導コイル61の内側領域に線材状部材Z1を配置して電磁誘導加熱を行うように構成している。つまり、線材状部材Z1の周囲を取り囲んで電磁誘導加熱するように構成しているため、線材状部材Z1の外周面全域から均一に熱が発せられ、線材状部材Z1に付着する油分を均一に素早く蒸発させることができる。
また、第1加熱装置6は、ケーシング62が、内部に配置される電磁誘導コイル61の内側領域とケーシング62の外部とを連通する貫通孔65,66を備えており、当該貫通孔65,66の内面と、貫通孔65,66を挿通する線材状部材Z1の外面との間に空間部622,622が形成されるように構成しているため、当該空間部622,622を介して、電磁誘導加熱により加熱された線材状部材Z1の熱によって蒸発したガス状の油分をケーシング62の外部へと導くような気流の流れをつくることが可能となる。具体的に説明すると、電磁誘導コイル61に通電することにより線材状部材Z1が加熱され、この熱によりケーシング62の内部(内側の円管62dの内側領域621)が加熱されて、ケーシング62の外部の温度よりも高い温度となる。その結果、貫通孔66(或いは貫通孔65)を介してケーシング62の内部からケーシング62外部に向けて流れる気流が発生することとなり、当該気流にのってガス状の油分も自然とケーシング62の外部に排出されることとなる。このように、電磁誘導加熱により加熱された部材Zの熱によって蒸発したガス状の油分を確実にケーシング62外部へと導くことができる結果、電磁誘導加熱終了後に、ケーシング62の内部が冷却されたとしても、ガス状の油分が液化して、再度、線材状部材Z1の表面に付着することや、ケーシング62の内部(特に、内側の円管62dの内周面上)に付着することを防止することができる。
以上、本発明に係る脱脂装置1について説明したが、具体的構成は、上記実施形態に限定されない。例えば、図3に示すように、ケーシング62から外部に排出されるガス状の油分を吸引する吸引ポンプ等の吸引手段7を更に備えるように構成してもよい。このような吸引手段7を備えることにより、ケーシング62の外部に排出されたガス状の油分を回収して除去することが可能となり、脱脂処理環境を良好なものとすることが可能となる。特に、本実施形態においては、貫通孔65,66の内面と、貫通孔65,66を挿通する線材状部材Z1の外面との間に空間部622,622が形成されるように構成しているため、当該空間部622,622を介して、ケーシング62の内部(内側の円管62dの内部)を流れる気流を形成することができるため、当該気流にのせてガス状の油分をケーシング62の外部に導いて、吸引手段7によって捕集しやすい構造となっており、ケーシング62の外部に排出されたガス状の油分を効率良く回収除去できる。なお、吸引手段7を設ける場合、吸引手段7が備える吸引口71を貫通孔66に向けて配置することが好ましい。また、図3においては、ケーシング62の閉塞壁62bに形成される貫通孔66からガス状の油分が外部に排出される場合を想定して、ケーシング62における貫通孔66近傍に吸引手段7を配置しているが、貫通孔65からガス状の油分が外部に排出される場合には、ケーシング62における貫通孔65の近傍に吸引手段7を配置すればよく、また、貫通孔65及び貫通孔66の双方からガス状の油分が排出される場合には、貫通孔65及び貫通孔66の近傍にそれぞれ吸引手段7を配置すればよい。
また、上記吸引手段7を備える場合、図3に示すように、第1加熱装置6のケーシング62に隣接して配置され、ケーシング62に形成された貫通孔66のケーシング62外方側の端部周辺の雰囲気を加熱することができる第2加熱装置8を更に備えることが好ましい。このような第2加熱装置8としては、金属発熱体や非金属発熱体を有する抵抗加熱装置を好適に使用することができる。また、吸引手段7を貫通孔65及び貫通孔66の近傍にそれぞれ配置する場合には、各吸引手段7に対応させて第2加熱装置8をそれぞれ配置するように構成してもよく、或いは、貫通孔65及び貫通孔66のうちガス状の油分の排出量が多い方にのみ第2加熱装置8を配置するようにしてもよい。
このような第2加熱装置8を備えることにより、貫通孔66を介してケーシング62内部から外部に排出されたガス状の油分が再度液化して、ケーシング62の外表面や、電磁誘導加熱によって脱脂処理が終了しケーシング62外部に導かれた線材状部材Z1に付着することを防止できる。具体的に説明すると、ケーシング62から排出されたガス状の油分は、ケーシング62の外部の雰囲気によって冷却されてしまい、ガス状から液体状へと状態変化を起こし、ケーシング62の外表面や、脱脂処理が終了しケーシング62外部へと導かれた線材状部材Z1に付着したり、或いは、脱脂装置1を設置している床等に落下して付着する恐れがあるが、上述のように、貫通孔66のケーシング62外方側の端部周辺の雰囲気を加熱可能な第2加熱装置8を備えることにより、貫通孔66から排出されたガス状の油分が液化することを効果的に防止して、吸引手段7がガス状の油分を回収することが可能となる。
また、上記実施形態においては、図4に示すように、電磁誘導加熱により脱脂処理が施された線材状部材Z1に向けて冷却用の空気や窒素等のガスを噴射する冷却ガス供給手段9を備えるように構成してもよい。この冷却ガス供給手段9は、第1加熱装置6とフィードロール装置4との間に配置することが好ましい。なお、上述の吸引手段7を備えるような構成を採用する場合には、吸引手段7とフィードロール装置4との間に配置することが好ましい。このような冷却ガス供給手段9を備えることにより、脱脂処理が完了した線材状部材Z1が有する熱を効率良く除去して、当該線材状部材Z1をフィードロール装置4や速度・張力調整装置5、巻取リール3に導くことができるため、フィードロール装置4や速度・張力調整装置5、巻取リール3が、線材状部材Z1の熱によって損傷することを効果的に防止することが可能となる。また、電磁誘導加熱により脱脂処理が施された線材状部材Z1を自然冷却する場合には、冷却に時間がかかるため、例えば、フィードロール装置4の熱による損傷を回避するためには、第1加熱装置6とフィードロール装置4との距離を長く設定する必要があるが、このような冷却ガス供給手段9を備えることにより、フィードロール装置4を通過する前段階で線材状部材Z1を確実に冷却できるため、第1加熱装置6とフィードロール装置4との距離を短くすることができ、脱脂装置1の構成をコンパクト化することが可能となる。更に、冷却ガス供給手段9を備えることにより、巻取リール3で巻かれた線材状部材Z1を作業者が取り出す際に、熱い部材Z1に触れることがないのでやけど等を防止することができる。ここで、冷却ガス供給手段9の設置位置についてであるが、冷却ガス供給手段9により供給される冷却ガスによって、第1加熱手段6から排出されるガス状の油分が冷却されて液化し、脱脂処理後の線材状部材Z1に再付着することを防止するという観点から、吸引手段7を備えない場合には、図4に示すように、第1加熱手段6からできるだけ離れた位置に配置することが好ましい。
また、上記実施形態において、図5に示すように、電磁誘導加熱により脱脂処理がなされた線材状部材Z1の処理状態を監視するモニタリング手段10を備えるように構成してもよい。このようなモニタリング手段10としては、脱脂処理がなされた線材状部材Z1の処理温度を監視する温度計測センサを例示することができる。温度計測センサは、電磁誘導加熱による脱脂処理後の線材状部材Z1の表面温度を計測するセンサである。温度計測センサとしては、線材状部材Z1に対して非接触で温度計測が可能な放射温度計を採用してもよく、或いは、線材状部材Z1に接触して温度を計測する接触温度計を採用してもよい。なお、線材状部材Z1に傷がつくことを回避するという観点からは、線材状部材Z1に接触することなく表面温度を計測することができる放射温度計等の非接触タイプの温度計測センサを採用することが好ましい。このような温度計測センサによりモニタリング手段10を構成する場合、当該モニタリング手段10(温度計測センサ)を第1加熱装置6の直後、すなわち、第1加熱装置6とフィードロール装置4との間であって、第1加熱装置6の貫通孔66近傍に配置し、当該貫通孔66から外部に出てきた直後の線材状部材Z1の表面温度を計測できるように構成することが好ましい。
このようなモニタリング手段10(温度計測センサ)を備えることにより、線材状部材Z1に対して適切な温度条件で電磁誘導加熱による脱脂処理が施されたか否かを効率良く判別することが可能となる。また、モニタリング手段10(温度計測センサ)により計測した温度計測値に基づいて、電磁誘導コイル61に流す交流電流の電流値を変化させて、電磁誘導加熱による加熱条件を変更できるように構成することが可能となり、脱脂装置1の汎用性を高めることができる。
なお、図3に示すような吸引手段7を備えるように脱脂装置1を構成する場合には、線材状部材Z1を挟んで、吸引手段7が有する吸引口71の反対側にモニタリング手段10(温度計測センサ)を配置することが好ましい。吸引手段7が有する吸引口71が配置される側は、吸引手段7の作用により、ガス状の油分の濃度が高い領域となるが、これに対し、線材状部材Z1を挟んだ吸引口71の反対側は、ガス状の油分の濃度が低い領域となる。したがって、線材状部材Z1を挟んだ吸引口71の反対側にモニタリング手段10(温度計測センサ)を配置することにより、モニタリング手段10(温度計測センサ)に油分が付着することを効果的に抑制することができる。
また、モニタリング手段10として、温度計測センサの他に、脱脂処理がなされた線材状部材Z1の表面色味を監視する色判別センサを採用することもできる。このようなモニタリング手段10(色判別センサ)は、第1加熱装置6と、巻取リール3との間であればどこに配置してもよい。色判別センサは、線材状部材Z1の表面における色に関する情報を取得するセンサであり、色彩色差計や分光測色計等を例示することができる。このようなモニタリング手段10(色判別センサ)を備えることにより、脱脂処理後の線材状部材Z1の表面の色を監視して、線材状部材Z1に対して適切な電磁誘導加熱による脱脂処理が施されたか否かを効率良く判別することが可能となる。例えば、脱脂処理後の線材状部材Z1の表面の色が、製品として許容される色味の範囲にない場合には、この線材状部材Z1を不具合品であると判別することが可能となる。
また、色判別センサをモニタリング手段10として採用する場合、脱脂処理後の線材状部材Z1の表面の色味から、電磁誘導加熱された線材状部材Z1の表面温度を判断することも可能となる。具体的に説明すると、例えば、予め、電磁誘導加熱による線材状部材Z1の脱脂温度を種々変化させた場合の、脱脂処理後の線材状部材Z1における表面の色調(Lab値)に関する情報を取得し、脱脂温度とL値(明度)の値との相関関係を表す近似式を作成しておき、当該近似式にモニタリング手段10(色判別センサ)により計測したL値(明度)の値を代入することにより、電磁誘導加熱された線材状部材Z1の表面温度を判断することが可能となる。また、かかる近似式から算出した線材状部材Z1の表面温度の値に基づいて、電磁誘導コイル61に流す交流電流の電流値を変化させて、電磁誘導加熱による加熱条件を変更できるように脱脂装置1を構成してもよい。なお、線材状部材Z1の表面の色味から、電磁誘導加熱された線材状部材Z1の表面温度を判断する際に使用する近似式については、線材状部材Z1の材質によって異なるものとなることは言うまでもない。また、近似式については、上述のように、脱脂温度とLab表色系のL値(明度)との相関関係から求める他、例えば、脱脂温度とYxy表色系のY値(明度)との相関関係から求めてもよい。
また、上記実施形態においては、線材状部材Z1が、第1加熱装置6のケーシング62の内部を左右方向に通過するように構成しているが、このような構成の他、例えば、第1加熱装置6の設置姿勢を変更して(例えば、図2に示す状態から90°左回りに回転させるように第1加熱装置6の姿勢を変更して)、線材状部材Z1が、ケーシング62の内部を上下方向に沿って通過するように構成してもよい。
第1加熱装置6のケーシング62内部を上下方向に沿って線材状部材Z1が通過できるように構成する場合において、更に、上述の吸引手段7を備えるように脱脂装置1を構成する際には、上方側に配置される貫通孔66の近傍にのみ吸引手段7を配置するだけで、脱脂過程で発生するガス状の油分を効率よく吸引除去することが可能となる。つまり、ガス状の油分は、ケーシング62の外部の空気よりも高い温度であるため、ガス状の油分のガス密度がケーシング62の外部の空気のガス密度よりも低くなるため、下方側に配置される貫通孔65からはガス状の油分が排出されず、上方側に配置される貫通孔66からガス状の油分が排出されることとなる。したがって、下方側に配置される貫通孔65の近傍に吸引手段7を配置することなく、上方側に配置される貫通孔66の近傍に吸引手段7の吸引口71を配置するだけで、ケーシング62の内部から外部に排出されるガス状の油分を効率よく吸引除去することが可能となる。
また、上記実施形態に係る脱脂装置1は、線材状部材Z1を連続的に脱脂処理する形態として特に好ましい構成であるが、例えば、線材状ではない形状を有する部材(例えば、棒状や円柱状、中空円筒状等の形状を有する部材)に対して脱脂処理を行う場合には、巻出リール2、巻取ロール3、フィードロール装置4及び速度・張力調整装置5を省略すると共に、第1加熱装置6を図6に示すように構成すればよい。図6に示す第1加熱装置6は、電磁誘導コイル61と、ケーシング62と、ガス供給装置63と、温度センサ64とを備えている。電磁誘導コイル61、ガス供給装置63及び温度センサ64の構成は、図2に示す構成と同様であるため詳細な説明を省略する。
ケーシング62は、電磁誘導コイル61を内部に収納する部材であり、ケーシング本体68と、蓋体69とを備えている。ケーシング本体68は、上部が開口する有底の二重円管状に構成されており、外側の円管62cと、内側の円管62dとは、同軸となるように構成されている。内側の円管62dの周りには、当該円管62dの外周面を巻回するように電磁誘導コイル61が配置されている。なお、ケーシング本体68の底部には、脚部70が設けられており、ケーシング本体68の底部と、ケーシング本体68が配置される床等との間に空間が形成されるように構成されている。
蓋体69は、ケーシング本体68の上部開口を気密に閉塞可能となるように構成されており、その中央部に貫通孔623が形成されている。この貫通孔623は、ケーシング本体68における内側の円管62dの内側領域621(電磁誘導コイル61の内側領域に相当する領域)とケーシング62の外部とを連通するように形成されている。また、ケーシング本体68の底部には、内側の円管62dの内外を連通する貫通孔624が形成されている。
このような構成の第1加熱装置6を使用して部材の脱脂処理を行う場合、まず、蓋体69をケーシング本体68から取り外して、脱脂処理を行う部材Z2をケーシング本体68における内側の円管62dの内側領域621内に収納する。その後、蓋体69によりケーシング本体68の上部開口を閉塞し、電磁誘導コイル61に所定の電流を流す。これによって、円管の内側領域621内に収納された導電性の部材Z2に誘導電流(渦電流)を発生させ、部材Z2自体の抵抗によって部材Z2を発熱させる。部材Z2に付着する油分は、部材Z2が発生させた熱によって加熱されて蒸発し、部材Z2から除去されることとなる。ここで、ケーシング本体68には、蓋体69に形成される貫通孔623と、底部に形成される貫通孔624とを備えていることから、ケーリング本体68の内部を通過し外部へ導くような気流の流れが形成され、この流れにのって、加熱されてガス状となった油分は、ケーシング62の外部へと導かれる。なお、このように第1加熱装置6を構成する場合であっても、図7に示すように、吸引手段7や、第2加熱装置8を備えるように構成してもよい。
1 脱脂装置
2 巻出リール
3 巻取リール
31 スプール
4 フィードロール装置
5 速度・張力調整装置
6 第1加熱装置
61 電磁誘導コイル
62 ケーシング
62a,62b 閉塞壁
62c 外側の円管
62d 内側の円管
65,66,623 貫通孔
7 吸引手段
71 吸引口
8 第2加熱装置
9 冷却ガス供給手段
10 モニタリング手段
Z1 線材状部材
Z2 部材

Claims (5)

  1. 導電性材料からなる部材に付着する油分を除去する脱脂装置であって、
    前記部材の外側から電磁誘導加熱方式で前記部材を加熱する第1加熱装置を備える脱脂装置。
  2. 前記第1加熱装置は、前記部材の周囲を取り囲むように配設される電磁誘導コイルと、前記電磁誘導コイルを内部に収納するケーシングとを備えており、
    前記ケーシングは、電磁誘導コイルの内側領域とケーシング外部とを連通し、電磁誘導加熱により加熱された前記部材の熱によって蒸発したガス状の油分を前記ケーシング外部へと導く貫通孔を備える請求項1に記載の脱脂装置。
  3. 前記貫通孔からケーシング外部に排出されるガス状の油分を吸引する吸引手段を更に備える請求項2に記載の脱脂装置。
  4. 前記ケーシングに隣接して配置される第2加熱装置を更に備えており、
    前記第2加熱装置は、前記貫通孔の前記ケーシング外方側の端部周辺の雰囲気を加熱可能に構成されている請求項2又は3に記載の脱脂装置。
  5. 導電性材料からなる部材に付着する油分を除去する脱脂方法であって、
    前記部材の外側から電磁誘導加熱方式で前記部材を加熱し、加熱された部材の熱によって油分を蒸発させる電磁誘導加熱ステップを備える脱脂方法。
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