JP2013253657A - Ratchet device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、回動可能で且つ所望する角度位置で固定可能なアームレスト等に用いられるラチェット装置に関する。 The present invention relates to a ratchet device used for an armrest or the like that can be rotated and fixed at a desired angular position.
自動車のシートに用いられるアームレスト等には回動制御機構が用いられ、アームレストの角度などを自由に調整できるようにしている。
自動車のアームレスト装置として、例えば、特許文献1には、シートの側面にドラムを取り付け、ドラムの外周にアームを回転可能に嵌合するとともに、ドラムとアームとの間に他端をフリーにして一端をアームに固定したコイルバネをドラムに巻回してアームの上方回転を許容し、下方回転は規制するものが開示されている。
A rotation control mechanism is used for an armrest or the like used for an automobile seat so that the angle of the armrest can be freely adjusted.
As an armrest device for an automobile, for example, in
また特許文献2には車両用シートアームレストに関し、上向きの格納位置から水平前方の任意のロック可能な使用位置へのセットができ、使用時にアームレストを手で回動させると、従動子がスパイラルスプリングを引っ張ってアンロック状態が保持され、さらに下方に向けてボタンの操作でアンロックしつつ使用位置を調整可能とするものが記載されている。
特許文献3には、無段階角度位置調節機構の記載があり、これは中心からの距離が次第に長くなる外形をもつカムと、中心からの距離が次第に短くなる外形をもつカムとを利用し、互いに接するようにすることで、回転自在に取り付けられた第二の部材の、一方への回転を制限するとともに、その反転は任意に行え、第二の部材を無段階で所定の角度位置に配置できその位置に維持できるというものである。
さて、特許文献1記載のアームレスト装置に用いられるコイルバネは、ドラムの外周を4〜10位の巻数で巻回され、このコイルバネを用いて回動規制を行う方式のため、コイルバネの寸法が大きくなり、一方、自動車に用いるアームレスト等はスペースの制限上コンパクトが望まれるが、コイルバネを用いる方式ではコンパクト化が制限されるという問題がある。
Now, the coil spring used in the armrest device described in
特許文献2についても、スパイラルスプリングを用いる形式であるため、上記と同様な問題があり、またボタン操作を併用しているため、操作が煩わしいという問題がある。また、特許文献3の機構は、カムを用いた形態であるため精度が要求されまた機構も複雑となり、製造コストが高くなるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、コンパクトで操作性及び使用感に優れたラチェット装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a ratchet device that is compact and excellent in operability and usability.
以上の技術的課題を解決するため、本発明に係るラチェット装置は、図1等に示すように、プレート体4と、このプレート体に対して相対回動が可能なサブプレート体8と、上記プレート体と一体に回動し、上記サブプレート体と向い合う表面にガイド溝部72が形成されたガイド板部68、及びこのガイド板部と一体に形成され周囲に爪歯63が形成された爪車部64からなるラチェット体16と、上記サブプレート体と上記ラチェット体との間に配置され、一端側には上記サブプレート体に軸着される軸孔部56が、また他端側には上記爪歯と噛み合う爪部58がそれぞれ形成され、中間部の上記ラチェット体側には上記ガイド溝部に突入し溝内を摺動するボス部62が形成されたアーム体12と、上記サブプレート体に取り付けられ、上記アーム体の上記爪部を回動中心方向、又は回動反中心方向に揺動するよう付勢する付勢部材10と、上記プレート体、上記サブプレート体及び上記ラチェット体を保持するセンター軸18と、を有し、上記サブプレート体8が初期位置、或いはこの初期位置から正方向に規定角度回した状態では、上記付勢部材10は上記アーム体12を回動中心方向に付勢し、上記アーム体の爪部58が上記ラチェット体の爪歯63と噛み合い、上記サブプレート体8の逆方向の回動が制限され、上記サブプレート体8を、上記規定角度を超えて正方向に回した状態では、上記ボス部62は上記ガイド溝部72の溝形状に沿って回動反中心方向に移動し、かつ上記付勢部材10は上記アーム体12を回動反中心方向に付勢し、上記爪部58と上記爪歯63との噛み合いを解いて上記サブプレート体8の回動制限を解除し、上記回動制限を解除した状態のまま、上記サブプレート体8を逆方向に回すと、上記初期位置の近傍で上記ボス部62は上記ガイド溝部72の溝形状に沿って回動中心方向に移動し、かつ上記付勢部材10は上記アーム体12を回動中心方向に付勢し、上記爪部58と上記爪歯63とを噛み合わせて上記サブプレート体8の逆方向の回動を制限する構成である。
In order to solve the above technical problems, a ratchet device according to the present invention includes a
本発明に係るラチェット装置は、上記アーム体12を2〜4個用い、これら各アーム体を上記サブプレート体8に等間隔に設けた構成である。
The ratchet device according to the present invention has a configuration in which two to four
本発明に係るラチェット装置は、上記各アーム体12の内、一のアーム体のみに上記付勢部材を取り付けてアーム体を揺動させ、上記アーム体と上記ラチェット体との間に、上記一のアーム体の揺動動作を他のアーム体に伝達して全アーム体の動作の同期をとるシンクロ体14を配置した構成である。
In the ratchet device according to the present invention, the urging member is attached to only one arm body among the
本発明に係るラチェット装置は、上記アーム体12又は/及び上記ラチェット体16を、合成樹脂材を用いて成形した構成である。
The ratchet device according to the present invention has a configuration in which the
本発明に係るラチェット装置によれば、プレート体、これに対して相対回動が可能なサブプレート体、ガイド板部及び爪車部からなるラチェット体、一端側に軸孔部が他端側には爪部が形成され、中間部にボス部が形成されたアーム体、アーム体の爪部を回動中心方向、又は回動反中心方向に付勢する付勢部材、及びセンター軸とを有する構成を採用したから、全体に薄型に形成できてコンパクト化及び軽量化が図れ、またラチェット動作が滑らかで操作性及び使用感に優れるという効果を奏する。 According to the ratchet device of the present invention, a plate body, a sub-plate body that can be rotated relative to the plate body, a ratchet body that includes a guide plate portion and a ratchet wheel portion, and a shaft hole portion on one end side on the other end side. Has an arm body in which a claw portion is formed and a boss portion is formed in an intermediate portion, an urging member that urges the claw portion of the arm body in a rotation center direction or a rotation anti-center direction, and a center shaft. Since the structure is adopted, the entire structure can be formed thin, so that the size and weight can be reduced, and the ratchet operation is smooth and the operability and feeling of use are excellent.
本発明に係るラチェット装置によれば、アーム体を2〜4個用いた構成としたから、ラチェット機構の強度が確保され、また回動制限等の動作がバランスよく行われ、耐久性にも優れるという効果がある。 According to the ratchet device according to the present invention, since the structure using two to four arm bodies is used, the strength of the ratchet mechanism is ensured, operations such as rotation limitation are performed in a balanced manner, and the durability is excellent. There is an effect.
本発明に係るラチェット装置によれば、全アーム体の動作の同期をとるシンクロ体を配置した構成を採用したから、部品点数の省力化に寄与するという効果を奏する。 The ratchet device according to the present invention employs a configuration in which a synchro body that synchronizes the operation of all the arm bodies is employed, and thus has the effect of contributing to labor saving of the number of parts.
本発明に係るラチェット装置によれば、アーム体又は/及びラチェット体を、合成樹脂材を用いて成形したから、ラチェット動作時の音が静かで使用感に優れ、また製造容易で経済性にも優れるという効果がある。 According to the ratchet device of the present invention, since the arm body and / or the ratchet body is molded using a synthetic resin material, the sound during the ratchet operation is quiet and excellent in feeling of use, and is easy to manufacture and economical. There is an effect that it is excellent.
以下、本発明に係るラチェット装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は実施の形態に係るラチェット装置2を示したものである。このラチェット装置2は、自動車のシート1(背もたれ側部)に取り付けられるアームレスト3の回動制御機構等に用いられる。
Embodiments of a ratchet device according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a
上記ラチェット装置2は、プレート体4、スペーサー6、サブプレート体8、付勢部材10、アーム体12、軸ピン13、シンクロ体14、ラチェット体16、及びセンター軸18を有している。プレート体4、サブプレート体8、軸ピン13、及びセンター軸18は何れも鋼材等の金属材からなる。スペーサー6、付勢部材10、ラチェット体16、アーム体12、及びシンクロ体14は何れもPOM等の硬質の合成樹脂材からなる。
The
上記プレート体4は、八角形状の中空の基板20の上下部及び側部の3箇所に係止爪部22が設けられた形状である。また、中空部23にはさらに放射状(均等な四方向)に嵌合溝部24が形成されている。上記スペーサー6は、円形のリング状の部材である。
The
上記サブプレート体8は図2に示すように、中空円板状で、中空部25寄りの円板部位は一方に膨出して環状に段差部26が形成された断面ハット形状の部材である。サブプレート体8は、内側(中心側)の部位にはプレート体4側に膨出した基礎円板部28が、また外側の部位には平坦な円板状の取付板部30が形成されている。
サブプレート体8の取付板部30には、軸孔部31、矩形状の係着孔部32、半径方向に長い長孔部34、及びコの字状に板部を切り欠いて屈曲(立設)した保持片36が、それぞれ3箇所ずつ等間隔に設けられている。また、取付板部30には取付用の孔部37が設けられている。
As shown in FIG. 2, the
The
上記付勢部材10は図3に示すように、下面部が開放された箱形状の収納体38と、この収納体38内に収納される弾性体としてのコイルスプリング40、及び収納体38内を移動する移動体42からなる。収納体38は、左右の側面部の下端部にそれぞれ鉤状の係止部44が形成され、正面部にはU字状に切り欠かれた係止孔部46が設けられている。
移動体42は、全体が棒状で中央部には拡径されたストッパ部48が形成され、中央部から後部側は断面円形の突入部50が設けられている。また移動体42のストッパ部48から先端寄りの部位には、断面一定の摺動部52が形成され、この摺動部52の先には左右に斜面部が形成された山形状の係合凸部54が設けられている。
As shown in FIG. 3, the urging
The moving
付勢部材10の組み立てに際しては、移動体42の突入部50にコイルスプリング40を嵌め込み、このコイルスプリング40を圧縮した状態のまま、コイルスプリング40とともに移動体のストッパ部48から後部側の部位を収納体38内に納め、このストッパ部48を収納体38の係止孔部46の内側に係止させる。
この状態で、移動体42の係合凸部54を押圧すれば、この移動体42は収納体38内を後方に移動し、また押圧を戻せば移動体42は元の状態に復帰し、移動体42は付勢力を伴って往復運動を行う。
When assembling the urging
In this state, if the engagement
上記アーム体12は、サブプレート体8とラチェット体16(シンクロ体14)との間に配置される。
アーム体12は図4に示すように、全体が湾曲した腕形状であり、一端部には軸孔部56が形成され、他端部には湾曲中心側に鋸歯状の爪部58が形成されている。このアーム体12の中間部のサブプレート体8側には、左右に(湾曲中心側及び外側)に山形状に斜面部が形成された係合凸部60が形成され、またラチェット体16側には突起した円柱状にボス部62が形成されている。またアーム体12には、軸孔部56と同一向きに複数の通気孔61が形成され、アーム体12の反り防止及び軽量化を図っている。
The
As shown in FIG. 4, the
ここでは、アーム体12を3つ用い、サブプレート体8の取付板部30の同一円周上に各アーム体12を、同一間隔をおいて配置している。アーム体12は複数用いることができ、また1つのみ用いる構成も可能である。強度及びバランス等を考慮した場合、アーム体12は2〜4個用いるのが良好である。アーム体12の長さ等は、ラチェット機能が有効に発揮できるよう適切に定める。
この実施の形態では、アーム体12を3つ用いたトリプルラチェット構造により、強度を高めている。また、アーム体12の爪部58に複数の爪歯(ここでは6本)を設けてラチェット体16の爪歯63との噛み合わせを強化している。このアーム体12の爪部58の爪歯は、他に4〜10本が適当である。
Here, three
In this embodiment, the strength is increased by a triple ratchet structure using three
上記ラチェット体16は図5に示すように、周囲に爪歯63が形成された環状の爪車部64、この爪車部64より小径でサブプレート体8側に突出した環状の突状環部66、及びこれと反対側には、爪車部64より大径の円板状のガイド板部68が一体に形成され、中心部には回動軸方向に挿通孔部69が形成されている。
この挿通孔部69には、均等な4箇所に軸方向に嵌合溝部70が形成され、挿通孔部69の外側は軽量化等のため窓孔部71が設けられている。
As shown in FIG. 5, the
The
また、ガイド板部68のアーム体12側の表面には、このアーム体12のボス部62が突入し摺動するガイド溝部72が形成されている。このガイド溝部72は、一定深さの溝の縁部に沿ってアーム体12のボス部62が摺動し、ボス部62を縁部でガイド(案内)する。この縁部の形状により、以下のガイド溝部72が形成されている。
即ちガイド溝部72として、ガイド板部68の中心から一定半径の円弧状の第一のガイド溝部73、この第一のガイド溝部73より径の大きな第二のガイド溝部74、第一のガイド溝部73の終点から第二のガイド溝部74の始点に至り、径が次第に大きくなる噛合解除ガイド溝部75を有している。
さらにガイド溝部72として、第二のガイド溝部74の終点からガイド板部68の縁部76に向けて摺動制限溝部77が形成され、またガイド板部68の縁部76から第一のガイド溝部73の始点78に向けて、この第一のガイド溝部73に対して鋭角状に形成された噛合復帰ガイド溝部80が形成されている。上記摺動制限溝部77は、ボス部62の移動を制限するものであるが、通常、別途ストッパ等を用いてボス部62の移動は制限される。
Further, a
That is, as the
Further, as the
上記シンクロ体14は図6に示すように、円形の中空部84と円板部86からなる中空円板形状であり、円板部86にはリブ部88を設け、また軽量化のためリブ部88以外は板厚を薄く形成している。シンクロ体14には、一定間隔をおいた3箇所にそれぞれ長孔状のシンクロ孔部90が形成され、各シンクロ孔部90はそれぞれ中心線に対して同じ角度傾斜した向きに設けられている。
As shown in FIG. 6, the
上記センター軸18は、筒部92、この筒部92の一端部にこれと一体に形成された中空円板部94、及び筒部92の均等な4箇所から法線方向に突出形成された突条の嵌合凸部96からなり、中央部に挿通孔98を有する軸部材である。
上記軸ピン13は、円柱状で、拡径された頭部100、軸部102及びこの軸部の先の縮径された締着部104からなる。
The
The
さて、上記サブプレート体8は、アーム体12(3個)及び付勢部材10を取り付けた状態で使用される。アーム体12は、サブプレート体8のラチェット体16(シンクロ体14)側に、また付勢部材10はサブプレート体8のプレート体4側にそれぞれ取り付けられる。
アーム体12は、その軸孔部56に軸ピン13を挿通し、この軸ピン13の締着部104をサブプレート体8の軸孔部31に差し込みかしめてリベット締めをし、サブプレート体8の取付板部30にアーム体12を軸着する。このとき、アーム体12の係合凸部60は、サブプレート体8の長孔部34を通過し、付勢部材10側へ突出した状態となる。
これにより、アーム体12の係合凸部60と付勢部材10の係合凸部54とが係合し、アーム体12は軸ピン13の軸部102を中心に揺動し、係合凸部60はサブプレート体8の長孔部34の範囲内を移動する。他のアーム体12についても、同様に軸ピン13を用いて軸支する。
The
The
As a result, the engaging
付勢部材10は、サブプレート体8の係着孔部32に付勢部材10の係止部44を嵌めて係着する。このとき、付勢部材10の後部をサブプレート体8の保持片36で保持し、付勢部材10の後方移動を止める。また、付勢部材10の移動体42の係合凸部54は、サブプレート体8の長孔部34から突出する係合凸部60と係合する。
この係合では、アーム体12の係合凸部60は付勢部材10の係合凸部54に押圧付勢され、アーム体12の係合凸部60は係合凸部60の左右の何れかの斜面部と係合し、アーム体12をラチェット装置2の回動の中心方向、又は回動の反中心方向に付勢する。
The urging
In this engagement, the engaging
上記ラチェット装置2の組み立てに際しては、プレート体4、スペーサー6、サブプレート体8(付勢部材10、及び軸ピン13で軸支されたアーム体12はサブプレート体8と一体化)、シンクロ体14、及びラチェット体16の順に配置し、このラチェット体16の側からセンター軸18を挿通して全部材を一体化する。センター軸18の筒部92の先端部は、プレート体4から突出した状態でかしめ等によりプレート体4を係止し、各部材をセンター軸18で保持する。
このセンター軸18の嵌合凸部96は、ラチェット体16の嵌合溝部70及びプレート体4の嵌合溝部24と嵌合し、ラチェット体16とプレート体4とは一体に回動する。
When assembling the
The fitting
上記ラチェット装置2を組み立てた状態では、プレート体4及びこれと一体のラチェット体16に対して、サブプレート体8及びこれに取り付けたアーム体12は相対回動が可能である。このため、プレート体4を固定した場合にはサブプレート体8が回動し、逆にサブプレート体8を固定した場合にはプレート体4が回動し、何れの使用形態も可能である。ここでは、プレート体4を固定した使用形態を採用している。
スペーサー6は、プレート体4とサブプレート体8の基礎円板部28との間に介在し、両者の相対回動の円滑化を図る。
In a state where the
The spacer 6 is interposed between the
シンクロ体14は、ラチェット体16の環状の爪車部64に嵌められ、回動自在なフリーの状態におかれる。シンクロ体14は、アーム体12のボス部62と係わる。
ラチェット体16の突状環部66は、シンクロ体14の中空部84及び環状に配置された各アーム体12を通過してサブプレート体8の基礎円板部28に当接し、サブプレート体8とラチェット体16との間隔を一体に保持する。
The
The projecting
上記シンクロ体14は、アーム体12(3個)とラチェット体16のガイド板部68との間に介在し、各アーム体12のボス部62がそれぞれ該当するシンクロ体14のシンクロ孔部90を通過し、かつガイド板部68のガイド溝部72に突入した状態となる。
各アーム体12のボス部62は、シンクロ体14のシンクロ孔部90内を自在に摺動し、且つ、各アーム体12のボス部62は常にシンクロ孔部90の同じ場所に位置するよう摺動する。これによりシンクロ体14は、付勢部材10を取り付けた特定の一のアーム体12の揺動動作と同じ動作を、他の2つのアーム体12に伝えて、3つのアーム体12の揺動動作が同じになるように同期をとる。
The
The
全てのアーム体12に付勢部材10を取り付けた形態では、シンクロ体14は全てのアーム体12の動作を統一し安定させる。この場合、シンクロ体14を用いなくてもよい。
なお、ここではシンクロ体14を用いているが、アーム体12の軸孔部56を軸ピン13に対して少し固めに装着しておけば、回動反中心方向に移動したアーム体12(付勢部材10を取り付けていない)は、初期位置に復帰するまでその状態が維持され、また初期位置ではアーム体12の爪部58と爪車部64の爪歯63とが噛み合う状態となり、アーム体12の一部の機能は発揮される。
In the form in which the urging
Although the
上記ラチェット体16は、爪車部64が環状に配置した各アーム体12の内側に配置され、各アーム体12の爪部58と爪車部64の爪歯63とが噛み合う状態となる。
アーム体12の爪部58とラチェット体16の爪車部64(ラチェット)の爪歯63とは、爪歯同士が戻り止め(はどめ)の関係にあり、一方方向の回転を許容し、これと逆方向の回転を制限し阻止する。
主に、上記ラチェット体16、アーム体12及び付勢部材10により、ラチェット機構を構成する。
The
The
A ratchet mechanism is mainly constituted by the
さて、図7に示すように、ラチェット装置2は、シート1の背もたれ側部のアームレスト取付部106にアームレスト3とともに取り付けて使用される。このアームレスト取付部106にはネジ孔108、及びこのネジ孔108の周辺の3箇所に係止孔部110が設けられている。
アームレスト3は、長い基板部112の周囲にフランジ部114が形成され、この基板部112の後部の取付部116には円形の挿通孔部118及びネジ孔120が設けられている。
Now, as shown in FIG. 7, the
In the
ラチェット装置2は、アームレスト3の挿通孔部118からプレート体4の部位を突出させ、サブプレート体8の取付板部30をビス等の止着具を用いて(孔部37及びネジ孔120を利用)アームレスト3の取付部116に固定する。
そして、アームレスト3に取り付けたラチェット装置2のプレート体4の係止爪部22を、アームレスト取付部106の係止孔部110に係着し、併せて、ワッシャー122を介在させてボルト124をセンター軸18の挿通孔98に差し込み、アームレスト取付部106のネジ孔108にボルト124を締結し、アームレスト3をシート1に取り付ける。
The
Then, the locking
ここで、アームレスト3の動きに伴うラチェット装置2の動作について説明する。
図8(a)(b)は、アームレスト3がシート1に対して略水平な初期位置における、付勢部材10とアーム体12等との関係を示したものである。このとき、アーム体12の係合凸部60は付勢部材10の係合凸部54により回動中心方向側に付勢され、アーム体12の爪部58はラチェット体16の爪歯63と噛み合い、アームレスト3の回動が制限された状態である。
Here, the operation of the
FIGS. 8A and 8B show the relationship between the urging
ラチェット装置2のラチェット機能により、アームレスト3は、上記初期位置から正方向(右回り/開方向)に回すと、その位置でアームレスト3の逆方向(左回り)の回動が制限阻止され保持される。
さらに、アームレスト3を正方向に規定角度を超えて回した場合(或いはシートの背もたれと同じ角度まで回すことも可)、アームレスト3のラチェット機能(正方向回動を許容、逆方向の回動を制限阻止)が解除され、アームレスト3の回動がフリーとなり、アームレスト3を逆方向に回すことができ、アームレスト3を元の初期位置まで戻すことができる。
ここでは、アームレスト3(サブプレート8)の初期位置からの回動角度が略50度でラチェット機能が解除されるよう、角度を規定している。この規定角度は、ラチェット体16のガイド溝部72の溝形状により、他に20度〜70度の範囲等何れの角度にも自由に設定することができる。
By the ratchet function of the
Furthermore, when the
Here, the angle is defined so that the ratchet function is canceled when the rotation angle of the armrest 3 (sub-plate 8) from the initial position is approximately 50 degrees. The specified angle can be freely set to any angle such as a range of 20 degrees to 70 degrees depending on the groove shape of the
図9(a)は、アームレスト3(サブプレート8も同様)を初期位置から引き上げて、正方向(右回り)に回動させたときの開動作について説明したものである。ここでは、アーム体12のボス部62、係合凸部60、ラチェット体16のガイド板部68のガイド溝部72、シンクロ体14のシンクロ孔部90、及び付勢部材10の係合凸部54等の相互の関係について説明する。
同図の(P1)は、アームレスト3(サブプレート8)が初期位置(開角度0度)の状態を示すものである。ここでは、アーム体12のボス部62は、ガイド板部68の第一のガイド溝部73の始点78に位置しており、またアーム体12の係合凸部60は、付勢部材10の係合凸部54により回動中心方向に付勢されている。このため、アーム体12の爪部58はラチェット体16の爪歯63と噛み合い、サブプレート8は回動が制限され、アームレスト3は逆方向(左回り)の回動が阻止された状態(正方向の回動は許容)である。
FIG. 9A illustrates the opening operation when the armrest 3 (the same applies to the sub-plate 8) is pulled up from the initial position and rotated in the forward direction (clockwise). Here, the
(P1) in the figure shows a state where the armrest 3 (sub-plate 8) is in the initial position (
この状態で、アームレスト3(サブプレート8)を正方向に回すと、アーム体12のボス部62は第一のガイド溝部73を摺動し、アーム体12の爪部58はラチェット体16の爪歯63に沿って移動する(爪部58は爪歯63とは噛み合わずに間欠的に移動する)。また、アーム体12のボス部62はシンクロ体14のシンクロ孔部90を移動し、他の2つのアーム体12についても、同様にシンクロ体14のシンクロ孔部90を移動し、3つ全てのアーム体12は同期をとって同様な動作(揺動)を行なう。
やがて、アームレスト3の開角度が50度(P2)に至ると、アーム体12のボス部62は、噛合解除ガイド溝部75を摺動する。
In this state, when the armrest 3 (sub-plate 8) is rotated in the forward direction, the
Eventually, when the opening angle of the
さらに、アームレスト3を正方向に回すと、ボス部62は噛合解除ガイド溝部75から第二のガイド溝部74に至り(P3)、併せてアーム体12の係合凸部60は回動反中心方向に移動する。同時に、付勢部材10の移動体42は往復運動を行ない、これととともにアーム体12の係合凸部60は付勢部材10の係合凸部54の外側の斜面部と係合する。この状態では、アーム体12の係合凸部60は回動反中心方向に付勢され(付勢方向が反転する)、アーム体12の爪部58はラチェット体16の爪歯63から離れ、両者の噛み合いが解かれる。
これによりサブプレート8の回動が許容され、アームレスト3は回動フリー(正逆方向の回動が自由)となり、アームレスト3をシート1の背もたれ側部と同じ傾きの状態に保持できる。通常、アームレスト3は、シート1の背もたれ側部に沿った傾斜角度の位置でストッパー(図示せず)により開動作が停止する。
Further, when the
As a result, the
次に、図9(b)に基づき、アームレスト3(サブプレート8)を逆方向に回して初期位置に戻す閉動作について説明する。
アームレスト3を引き上げた状態(P3)から、アームレスト3を逆方向に回すと、アーム体12のボス部62は第二のガイド溝部74から、噛合解除ガイド溝部75及び第一のガイド溝部73を通過するが、ここではアーム体12の係合凸部60は、付勢部材10の係合凸部54の外側の斜面部と係合し外側に付勢されたままである(P4)。
このため、アーム体12の爪部58はラチェット体16の爪歯63から離れたままで、両者は噛み合っておらず、依然アームレスト3はフリーの状態である。
Next, based on FIG.9 (b), the closing operation | movement which rotates the armrest 3 (subplate 8) to a reverse direction and returns to an initial position is demonstrated.
When the
For this reason, the
さらに、アームレスト3を逆方向に回し、これが初期位置の近傍(直前)に至ると(P5)、アーム体12のボス部62は、ガイド板部68の噛合復帰ガイド溝部80と係合し、ボス部62は噛合復帰ガイド溝部80を摺動して回動中心方向側に移動する。他の2つのアーム体12についても、シンクロ体14の同期作用により動作が統一される。
このときアームレスト3(サブプレート体8)は初期位置に復帰し、同時に、アーム体12の係合凸部60は、付勢部材10の係合凸部54の内側の斜面部に移動し、付勢部材10の付勢力によりこの状態が保持され、アーム体12の係合凸部60は回動中心方向に付勢される。
この状態(P1と同様)で、アーム体12の爪部58はラチェット体16の爪歯63と噛み合い、サブプレート体8は回動を制限され、この初期位置でアームレスト3は保持固定される。
Further, when the
At this time, the armrest 3 (sub-plate body 8) returns to the initial position, and at the same time, the engaging
In this state (similar to P1), the
図10は、他の形態に係る付勢部材130を示したものである。
この付勢部材130は、所謂トーションバネを用いた形態である。この付勢部材130を用いた場合についても、上記付勢部材10と同様な作用が得られる。
付勢部材130は図10(a)に示すように、所定長さの鋼線の中央部を1回或いは複数回リング状に捩じったものである。付勢部材130は、中央のリング部132から両側に直線状に線片134,135が延び、一方の線片134の端部には丸く屈曲形成された支持部136が設けられている。また他方の線片135の端部には、L字状に屈曲(リング部132の中心を突き抜ける方向)された係止部138が形成されている。
付勢部材130は、通常(力の作用がない状態)線片134,135は連続した直線状に形成されている。
FIG. 10 shows an urging
The urging
As shown in FIG. 10A, the urging
In the urging
図10(b)(c)に示すように、上記付勢部材130を用いる場合、サブプレート体8の取付板部30に孔部を設け、付勢部材130の支持部136をピン140で軸支する。
一方、アーム体12には、係合凸部60に変えて係止孔142を設けておく。そして、付勢部材130に曲げ力を加え、線片134,135をリング部132側に曲げ、くの字状に屈曲した状態で、付勢部材130の係止部138を、サブプレート体8の取付板部30の長孔部34を通して、アーム体12の係止孔142に突入し係止させる。
As shown in FIGS. 10B and 10C, when using the biasing
On the other hand, the
この状態は図10(c)に示すように、付勢部材130は、復帰しようとする弾性力によりアーム体12を回動中心方向に付勢する。この状態は、ラチェット装置2が初期位置にあり、アーム体12の爪部58はラチェット体16の爪歯63と噛み合う。
そして、サブプレート体8を正方向に回し、アーム体12のボス部62が第一のガイド溝部73を移動している間は、サブプレート体8の正方向の回動は許容され、また逆方向の回動は制限される。
In this state, as shown in FIG. 10C, the urging
Then, while the
さらにサブプレート体8を正方向に回し、アーム体12のボス部62が第二のガイド溝部75に至ると、アーム体12が回動反中心方向に移動する。
このとき図10(b)に示すように、付勢部材130は元の直線状に延びた状態となり、アーム体12を回動反中心方向に付勢し、付勢方向が反転する。この状態では、アーム体12の爪部58はラチェット体16の爪歯63と離れ、サブプレート体8は回動フリー(正逆方向自由)となる。
When the
At this time, as shown in FIG. 10B, the urging
次に、サブプレート体8を逆方向に回し、初期位置の近傍(直前)に至ると、アーム体12のボス部62は、ラチェット体16の噛合復帰ガイド溝部79と係合し、ボス部62は回動中心方向に移動する。これとともに、付勢部材130に曲げ力が加わり再度くの字状に屈曲した状態となり、付勢部材130はアーム体12を回動中心方向に付勢し、同時にアーム体12の爪部58はラチェット体16の爪歯63と噛み合う。
Next, when the
図11(a)(b)は、上記付勢部材130を用いたラチェット装置2の初期状態(初期位置)を示すものである。この状態で、付勢部材130は復帰しようとする弾性力によりアーム体12を回動中心方向に付勢し、アーム体12の爪部58はラチェット体16の爪歯63と噛み合っている。
FIGS. 11A and 11B show an initial state (initial position) of the
図12(a)は、他の形態に係るシンクロ体150を示すものである。このシンクロ体150は、アーム体12の数と同じ数(3個)の円弧形板状のシンクロ片152を用いた形態である。各シンクロ片152の両側には、シンクロ孔部154(シンクロ孔部90と同形状)が形成されている。
これら3つのシンクロ片152を環状に配置した場合、隣接するシンクロ片152のシンクロ孔部154同士が重なるように配置する。そして、各重合する3箇所のシンクロ孔部154に、それぞれ各アーム体12のボス部62を挿通させて使用する。このシンクロ体150の作用は、上記シンクロ体14と同様である。
FIG. 12 (a) shows a
When these three
さらに、図12(b)に示すシンクロ体156の形態がある。このシンクロ体156は、各アーム体12毎に取り付けられ外周に歯が形成された遊星歯車158と、円形リング状で外周部に歯が形成されたシンクロ歯車160からなるものである。
遊星歯車158は、各アーム体12の軸孔部56に固定され、アーム体12を軸支する軸ピン13に回動可能に取り付けられ、アーム体12と一体に回動する。シンクロ歯車160は、ラチェット体16の爪車部64に回動自在に嵌められる。
このシンクロ体156では、一のアーム体12が揺動すると、このアーム体12の遊星歯車158が回り、これがシンクロ歯車160を回して他の2つのアーム体12の遊星歯車158を回して、各アーム体12を揺動させ3つのアーム体12の同期をとる。
Furthermore, there is a form of a
The
In this
上記ラチェット装置2は、一般に固定部材と回動部材との間の回動制御機構に用いられ、自動車のアームレスト以外にも、コンソール、バイクシート、シートバックテーブル、或いはグローブボックス等、広く用いることができる。
The
上記実施の形態に係るラチェット装置によれば、全体に薄型に形成できてコンパクト化及び軽量化が図れ、またラチェット動作が滑らかで操作性及び使用感に優れ、また、アーム体を3つ用いたことから、ラチェット機構の強度が確保され動作も安定し、またシンクロ体を用いたことから付勢部材の部品点数が減らせて経済性にも寄与し、加えてアーム体及びラチェット体等を合成樹脂材により形成したことから、ラチェット動作時の音が静かで使用感が良く、また製造容易で経済性にも優れる。 According to the ratchet device according to the above-described embodiment, it can be formed thin as a whole and can be made compact and lightweight, and the ratchet operation is smooth and excellent in operability and usability, and three arm bodies are used. Therefore, the strength of the ratchet mechanism is secured and the operation is stable, and the use of a synchro body reduces the number of parts of the urging member and contributes to economy, and in addition, the arm body and ratchet body are made of synthetic resin. Since it is made of a material, the sound during the ratchet operation is quiet and easy to use, and it is easy to manufacture and excellent in economic efficiency.
4 プレート体
8 サブプレート体
10 付勢部材
12 アーム体
14 シンクロ体
16 ラチェット体
18 センター軸
56 軸孔部
58 爪部
62 ボス部
63 爪歯
64 爪車部
68 ガイド板部
72 ガイド溝部
4
Claims (4)
このプレート体に対して相対回動が可能なサブプレート体と、
上記プレート体と一体に回動し、上記サブプレート体と向い合う表面にガイド溝部が形成されたガイド板部、及びこのガイド板部と一体に形成され周囲に爪歯が形成された爪車部からなるラチェット体と、
上記サブプレート体と上記ラチェット体との間に配置され、一端側には上記サブプレート体に軸着される軸孔部が、また他端側には上記爪歯と噛み合う爪部がそれぞれ形成され、中間部の上記ラチェット体側には上記ガイド溝部に突入し溝内を摺動するボス部が形成されたアーム体と、
上記サブプレート体に取り付けられ、上記アーム体の上記爪部を回動中心方向、又は回動反中心方向に揺動するよう付勢する付勢部材と、
上記プレート体、上記サブプレート体及び上記ラチェット体を保持するセンター軸と、を有し、
上記サブプレート体が初期位置、或いはこの初期位置から正方向に規定角度回した状態では、上記付勢部材は上記アーム体を回動中心方向に付勢し、上記アーム体の爪部が上記ラチェット体の爪歯と噛み合い、上記サブプレート体の逆方向の回動が制限され、
上記サブプレート体を、上記規定角度を超えて正方向に回した状態では、上記ボス部は上記ガイド溝部の溝形状に沿って回動反中心方向に移動し、かつ上記付勢部材は上記アーム体を回動反中心方向に付勢し、上記爪部と上記爪歯との噛み合いを解いて上記サブプレート体の回動制限を解除し、
上記回動制限を解除した状態のまま、上記サブプレート体を逆方向に回すと、上記初期位置の近傍で上記ボス部は上記ガイド溝部の溝形状に沿って回動中心方向に移動し、かつ上記付勢部材は上記アーム体を回動中心方向に付勢し、上記爪部と上記爪歯とを噛み合わせて上記サブプレート体の逆方向の回動を制限することを特徴とするラチェット装置。 Plate body,
A sub-plate body capable of relative rotation with respect to the plate body;
A guide plate portion that rotates integrally with the plate body and has a guide groove portion formed on a surface facing the sub plate body, and a claw wheel portion that is integrally formed with the guide plate portion and has nail teeth formed around it. A ratchet body consisting of
Located between the sub-plate body and the ratchet body, a shaft hole portion that is pivotally attached to the sub-plate body is formed on one end side, and a claw portion that engages with the claw teeth is formed on the other end side. , An arm body formed with a boss portion that enters the guide groove portion and slides in the groove on the ratchet body side of the intermediate portion;
A biasing member attached to the sub-plate body and biasing the claw portion of the arm body so as to swing in a rotation center direction or a rotation anti-center direction;
A center shaft for holding the plate body, the sub-plate body, and the ratchet body,
In the state where the sub-plate body is rotated at a predetermined angle from the initial position or in the forward direction from the initial position, the urging member urges the arm body toward the center of rotation, and the claw portion of the arm body has the ratchet. Meshing with the claw teeth of the body, the reverse rotation of the sub-plate body is restricted,
In a state where the sub-plate body is rotated in the forward direction beyond the specified angle, the boss portion moves in the direction opposite to the center of rotation along the groove shape of the guide groove portion, and the biasing member is the arm. Urging the body in the direction opposite to the center of rotation, releasing the engagement between the claw portion and the claw teeth, and releasing the rotation restriction of the sub-plate body,
When the sub-plate body is turned in the reverse direction with the rotation restriction released, the boss portion moves in the direction of the rotation center along the groove shape of the guide groove portion in the vicinity of the initial position, and The urging member urges the arm body in the direction of the rotation center, and engages the claw portion and the claw teeth to restrict the rotation of the sub-plate body in the reverse direction. .
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CN109497748A (en) * | 2017-09-14 | 2019-03-22 | 广力达企业有限公司 | The adjustment device of handrail |
-
2012
- 2012-06-07 JP JP2012130074A patent/JP2013253657A/en active Pending
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