JP2013253356A - 撚糸機及び糸掛け方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻取ボビンに撚糸を仕掛ける際の作業性の向上を図ることができる撚糸機及び糸掛け方法を提供する。
【解決手段】回転するスピンドル13によって糸Y1,Y2に撚りが付与された合糸Yを巻き取る巻取ボビンBに、合糸Yを綾振るためのトラバースガイド23aを有するトラバース装置23と、トラバースガイド23aに供給される合糸Yの張力を制御するフィードローラFと、を備える撚糸部1を複数備える撚糸機100であって、フィードローラFの上方に配置され、合糸YとフィードローラFとの接触量が低減されるように合糸を係止する係止部材30を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、撚糸機及び撚糸機における糸掛け方法に関する。
従来の撚糸機として、給糸パッケージから解舒された糸をテンション装置に通して撚りを付与するスピンドル装置と、巻取ボビンを巻き取る巻取装置とが共通の駆動装置で駆動されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この撚糸機では、巻取装置は、巻取ボビンを回転させるドラムと、トラバースガイドと、フィードローラとから構成されており、この各装置が共通の駆動装置で駆動されている。
特開平5−186920号公報
ところで、上記の撚糸機のように、1つの駆動装置で各フィードローラを駆動する構成では、一の撚糸部において巻取ボビンへの撚糸の巻き取りが完了すると、フィードローラを回転させたまま巻取ボビンの交換を行い、巻取作業の開始のための準備(以下、バンチ巻と称する)を行う必要がある。このとき、フィードローラが回転を続けているため、撚糸を巻取ボビンに仕掛けるときに、フィードローラに撚糸が巻き込まれるおそれがあり、作業性が悪化するといった問題があった。
本発明は、上記解題を解決するためになされたものであり、巻取ボビンに撚糸を仕掛ける際の作業性の向上を図ることができる撚糸機及び糸掛け方法を提供することを目的とする。
上記解題を解決するために、本発明に係る撚糸機は、回転するスピンドルによって糸に撚りが付与された撚糸を巻き取る巻取ボビンに、当該撚糸を綾振るためのトラバースガイドを有するトラバース装置と、トラバースガイドに供給される撚糸の張力を制御するフィードローラと、を有する撚糸部を複数備え、各撚糸部のフィードローラが共通の駆動装置で駆動される撚糸機であって、フィードローラの径方向外側に配置され、撚糸とフィードローラとの接触量が低減されるように撚糸を係止する係止部材を備えることを特徴とする。
この撚糸機では、撚糸とフィードローラとの接触量が低減されるように撚糸を係止する係止部材を備えている。これにより、撚糸を巻取ボビンに巻回してバンチ巻を作成する際、撚糸を係止部材で係止させて撚糸とフィードローラとの接触量を低減できるので、フィードローラと糸との間にすべりが生じ、フィードローラに撚糸が巻き込まれることを抑制できる。したがって、バンチ巻の際の糸掛け作業を良好に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
一実施形態においては、係止部材は、トラバースガイドによって撚糸が綾振りされる動作に応じて撚糸との係止が解除される。このような構成により、巻取ボビンへの撚糸の巻き取りが開始されると、係止部材から自動で撚糸が外れる。したがって、作業性の向上をより一層図ることができる。
一実施形態においては、係止部材は、フィードローラの近傍に固定され、径方向外側に向かって立設された固定部分と、撚糸を係止する係止部分と、固定部分の一端と係止部分の一端とを連結する連結部分とを有している。
一実施形態においては、固定部分、係止部分及び連結部分は一体に形成された線状部材であり、係止部分は、連結部分と略平行に延在すると共に、一端が折り返されて固定部側に向かって延伸しており、係止部分は、フィードローラの中央部を跨いで配置されている。このよう構成により、係止部材において撚糸を良好に係止できる。
一実施形態においては、係止部材よりも撚糸の下流側に配置され、撚糸が掛けられるガイドピンを備え、ガイドピンは、巻取ボビンの一端側で且つ係止部分の一端が折り返されている側に設けられている。このガイドピンにより、巻取ボビンにバンチ巻の作業をより良好に行うことができる。
本発明に係る糸掛け方法は、回転するスピンドルによって糸に撚りが付与された撚糸を巻き取る巻取ボビンに、当該撚糸を綾振るためのトラバースガイドを有するトラバース装置と、トラバースガイドに供給される撚糸の張力を制御するフィードローラと、を有する撚糸部を複数備え、各撚糸部のフィードローラが共通の駆動装置で駆動される撚糸機において、巻取ボビンにバンチ巻を行うときの糸掛け方法であって、撚糸部には、フィードローラの径方向外側に配置され、撚糸とフィードローラとの接触量が低減されるように撚糸を係止する係止部材が設けられており、巻取ボビンにバンチ巻を行うときに、係止部材に撚糸を係止することを特徴とする。
この糸掛け方法では、巻取ボビンにバンチ巻を行うときに、係止部材に撚糸を係止する。これにより、撚糸を係止部材で係止させて撚糸とフィードローラとの接触量を低減できるので、フィードローラと糸との間にすべりが生じ、フィードローラに撚糸が巻き込まれることを抑制できる。したがって、バンチ巻の際の糸掛け作業を良好に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
本発明によれば、巻取ボビンに撚糸を仕掛ける際の作業性の向上を図ることができる。
一実施形態に係る撚糸機を模式的に示す図である。 撚糸機を示す斜視図である。 撚糸機を正面から見た図である。 糸を仕掛ける手順を説明するための図である。 糸を仕掛ける手順を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、一実施形態に係る撚糸機を模式的に示す図である。本実施形態に係る撚糸機100は、撚糸ユニット50と、撚糸ユニット50の作動を制御する機台制御装置2と、を含んで構成される。撚糸ユニット50は、列設された複数の撚糸部1を含んでいる。なお、図1は、撚糸ユニット50に含まれる複数の撚糸部1のうち一の撚糸部1のみが正面視で描かれている。
撚糸部1は、二本の糸を撚り合わせるものである。撚糸部1は、撚り合わせる二本の糸のうち一方の糸(以下「内糸Y1」と称する)を供給する給糸パッケージ(以下「内糸用給糸パッケージP1」と称する)を支持する内糸用給糸パッケージ支持部3と、他方の糸(以下「外糸Y2」と称する)を供給する給糸パッケージ(以下「外糸用給糸パッケージP2」と称する)を支持する外糸用給糸パッケージ支持部4と、外糸Y2に対して張力を付与する張力付与装置5と、内糸Y1と外糸Y2が撚り合わされた糸としての合糸(撚糸)Yを巻き取る巻取装置6と、を備える。更に、撚糸部1には、内糸用給糸パッケージ支持部3の外周側で外糸Y2のバルーンを形成するためのバルーン形成装置7が内糸用給糸パッケージ支持部3の上流側において内糸用給糸パッケージ支持部3と同軸に設けられる。
先ず、外糸Y2が外糸用給糸パッケージP2から送出されて巻取装置6に至るまでの糸道に沿って撚糸部1の構成を説明する。外糸用給糸パッケージ支持部4に回転不能に支持される外糸用給糸パッケージP2から解舒された外糸Y2は、外糸Y2に対して若干の張力を付与する機能を有する第1糸ガイド8と、外糸Y2に対して所定の張力を付与するゲート式テンサー9と、第2糸ガイド10と、を順に介して張力付与装置5に導入される。張力付与装置5によって好適な張力が付与された外糸Y2は、第3糸ガイド11と、第4糸ガイド12と、を順に介して鉛直方向に沿って吸い上げられるようにバルーン形成装置7に導入される。
バルーン形成装置7は、スピンドル13を出力軸とする駆動モータ14と、このスピンドル13に対して回転不能に固定されるディスク(回転子)15と、を含んで構成される。スピンドル13の軸心には外糸Y2が通過可能な糸道が形成され、第4糸ガイド12を介してスピンドル13の糸道内に案内された外糸Y2がスピンドル13の外部へ送出されると共に、ディスク15がスピンドル13を介して駆動モータ14によって回転させられることで、外糸Y2がディスク15の下面に沿って渦を描きながら振り回される。スピンドル13から送出された外糸Y2は、ディスク15の下面を這うように更に外周へ案内され、内糸用給糸パッケージP1を収容するパッケージ容器18の周りを旋回して膨らみながら、巻取装置6へ導かれる。
ここで、内糸用給糸パッケージ支持部3の構成を説明する。内糸用給糸パッケージ支持部3は、内糸用給糸パッケージP1と、内糸用給糸パッケージP1を収容するパッケージ容器18とを支持する。内糸用給糸パッケージ支持部3は、スピンドル13に対してベアリングを介して軸支されると共に、内糸用給糸パッケージ支持部3の外周側に配設されるマグネットとの磁気的な結合によって回転が規制される。これにより、内糸用給糸パッケージP1、及び、パッケージ容器18は、スピンドル13が回転した場合であっても静止状態を保つ。パッケージ容器18は、下方から送糸される外糸Y2が内糸用給糸パッケージP1に対して接触することを防いでいる。
一方、内糸用給糸パッケージP1から解舒された内糸Y1は、第6糸ガイド21によって軸心へ案内された後、第5糸ガイド20へ案内される。
次に、巻取装置6の構成を概説する。巻取装置6は、合糸Yの糸道に沿って順に、内糸Y1と外糸Y2とを合糸するための第5糸ガイド20と、走行する合糸Yの状態を検知するヤーンフィーラ16と、合糸Yの張力を所定量、低下させるための張力緩和部22と、フィードローラFと、合糸Yを巻取ボビンBに対して綾振るためのトラバース装置23と、巻取ボビンBを回転可能に支持するクレードル24と、クレードル24に支持された巻取ボビンBを回転させるための巻取ドラム25と、を備える。
本実施形態においてトラバース装置23は、合糸Yを把持するトラバースガイド23aが往復運動することで合糸Yを巻取ボビンBに対して綾振るように構成される。トラバースガイド23a、及び、巻取ドラム25は、複数の撚糸部1間で連接され、撚糸ユニット50の一端側に各撚糸部1のトラバースガイド23aを往復運動させるためのトラバースモータ26と、各撚糸部1の巻取ドラム25を共通に回転させる巻取ドラム用モータ27が設けられる。
図2及び図3に示すように、フィードローラFは、張力緩和部22とトラバース装置23のトラバースガイド23aとの間に設けられており、巻取ボビンBの中心部分に対応する位置に配置されている。フィードローラFは、トラバースガイド23aに供給される合糸Yの張力を制御する。フィードローラFは、複数の撚糸部1間で連接され、撚糸ユニット50の一端側に各撚糸部1のフィードローラFを共通に回転させるフィードローラ用モータ28(駆動装置)が設けられる。
フィードローラFの外周部には、合糸Yが巻回される溝部が全周に亘って形成されており、溝部内には、左右交互に多数の係止片F1,F2が設けられている。左右の係止片F1,F2は、略中央部で互いにオーバーラップしている。フィードローラFに巻回された合糸Yは、係止片F1,F2に係止されて所定の張力が付与されて下流側のトラバースガイド23aに送り込まれる。
本実施形態では、フィードローラFの径方向外側に、係止部材30が設けられている。係止部材30は、合糸YとフィードローラFとの接触量が低減されるように合糸Yを係止する部材である。なお、合糸YとフィードローラFとの接触量が低減されるとは、巻取ボビンBに合糸Yが巻き取られている状態のときに、合糸YとフィードローラFとが接触しているときの接触量よりも接触する部分が少なくなることを意味している。すなわち、合糸YとフィードローラFの一部とが接触している状態であってもよいし、合糸YとフィードローラFとが接触していない状態であってもよい。
係止部材30は、固定部分30aと、係止部分30bと、固定部分30aと係止部分30bとを連結する連結部分30cとから構成されている。固定部分30a、係止部分30b及び連結部分30cは、棒状の部材(線状部材)により一体に形成されている。
固定部分30aは、フィードローラFの近傍に固定され、カバーCからフィードローラFの径方向外側に向かって立設されている。固定部分30aの上端部には、連結部分30cが連接されている。連結部分30cは、固定部分30aに対して略90°屈曲しており、フィードローラFを跨いで延在している。係止部分30bは、合糸Yを係止する。係止部分30bは、連結部分30cと所定の間隔をあけて略平行に設けられており、その一端が連結部分30cの一端から略U字状に折り返されて、連結部分30cの一端側(図示右側)から他端側(図示左側)に固定部分30aに向かって延伸している。係止部分30bは、フィードローラFの中央部を跨いで配置されており、係止部分30bの先端部Tは、フィードローラFの中央部よりも固定部分30a側(図示左側)に位置している。
また、カバーCには、バンチピン(ガイドピン)35が設けられている。バンチピン35は、係止部材30よりも合糸Yの下流側に配置されている。バンチピン35は、巻取ボビンBの一端部側(本実施形態では図示右側の端部側)に対応する位置で且つ係止部材30の係止部分30bが折り返されている側に配置されている。バンチピン35は、カバーCの表面から立設されている。
機台制御装置2は、複数の撚糸部1についてそれぞれ設けられた、駆動モータ14やヤーンフィーラ16、フィードローラF、及び、複数の撚糸部1について共通に(単一に)設けられた、トラバースモータ26や巻取ドラム用モータ27、フィードローラ用モータ28等と接続され、駆動モータ14の回転数を制御したり、ヤーンフィーラ16を例えば100msec間隔などの所定時間間隔で監視することで走行する合糸Yの状態を適切に取得したりできるようになっている。
次に、撚糸機100の作動を説明する。撚糸機100の運転を開始する場合、外糸Y2が図1において実線で示される糸道を形成するように外糸Y2の糸通しを行い、外糸用給糸パッケージP2から巻取ボビンBまで外糸Y2を導くと共に、内糸用給糸パッケージP1から内糸Y1を引き出して、内糸用給糸パッケージP1から巻取ボビンBまで内糸Y1を導く。このとき、トラバースモータ26、巻取ドラム用モータ27、駆動モータ14は何れも静止状態とされる。
次に、作業者が、各種の運転条件を入力手段を介して機台制御装置2へ入力する。各種の運転条件としては、例えば、巻取装置6における巻取速度やトラバース装置23におけるトラバース速度、スピンドル13の回転数、糸種、糸太さ等が挙げられる。
そして、機台制御装置2は上記運転条件に基づいて巻取装置6を制御することで合糸Yの巻き取りを開始すると共に、駆動モータ14を制御することでスピンドル13の回転を、この回転が所望の回転数に到達するまで加速させる。これにより、外糸Y2は、一点鎖線で示されるようにパッケージ容器18の外周面を離れて、パッケージ容器18の外周側へ膨出してバルーンを形成する。
そして、外糸Y2がパッケージ容器18の外周で振り回されることで、第5糸ガイド20に至る直前において外糸Y2は内糸Y1と撚り合い合糸Yが形成される。この撚り合った合糸状態を維持しながら、合糸Yの状態がヤーンフィーラ16によって検知されつつ張力緩和部22において張力が所定量、低減され、トラバース装置23において綾振られながら、巻取ボビンBに巻き取られる。
続いて、巻取ボビンBに合糸Yが所定量だけ巻き取られると、クレードル24により巻取ボビンBが持ち上げられて、巻取ドラム25から巻取ボビンBが離間される。そして、クルードル24から巻取ボビンBが取り外されて、新たな巻取ボビンBがクルードル24に取り付けられる。
次に、巻取ボビンBへの合糸Yの巻取作業の開始のための準備であるバンチ巻が行われる。バンチ巻の作業について、図4及び5を参照しながら説明する。バンチ巻は、図4に示すように、最初に、係止部材30に合糸Yを係止する。このとき、フィードローラFは回転しており、フィードローラFと合糸Yとの接触量が低減される。つまり、合糸Yの一部分がフィードローラFと接触している状態となる。続いて、合糸Yをバンチピン35に掛けて、合糸Yの一端を巻取ボビンBに掛けて合糸Yを所定量だけ巻き取り、バンチ巻が完了する。そして、クルードル24を下げて巻取ボビンBを巻取ドラム25に巻取ボビンBを載置する。これにより、巻取ボビンBにおいて合糸Yの巻取が開始される。
続いて、図5に示すように、バンチピン35から合糸Yを外すと、合糸Yは、中央部側に移動してトラバースガイド23aに係止される。そして、トラバースガイド23aの移動により、合糸Yが係止部分30bよりも図示左側に移動すると、トラバースガイド23aによって合糸Yが綾振りされる動作に応じて、係止部材30と合糸Yとの係止が解除される。つまり、合糸Yが係止部分30bの先端部Tよりも左側に移動させられることにより、係止部材30による合糸Yの係止が解除される。そして、合糸YとフィードローラFとが接触し、合糸Yに所定の張力が制御される。このようにして、巻取ボビンBにおいて合糸Yの巻き取りが再度開始される。
以上説明したように、本実施形態では、合糸YとフィードローラFとの接触量が低減されるように合糸Yを係止する係止部材30を備えている。これにより、合糸Yを巻取ボビンBに巻回してバンチ巻を作成する際、合糸Yを係止部材30で係止させて合糸YとフィードローラFとの接触量を低減できるので、フィードローラFと合糸Yとの間ですべりが生じ、フィードローラFに合糸Yが巻き込まれることを抑制できる。したがって、バンチ巻の際の糸掛け作業を良好に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、係止部材30は、トラバースガイド23aによって合糸Yが綾振りされる動作に応じて合糸Yとの係止が解除される。このような構成により、巻取ボビンBへの撚糸の巻き取りが開始されると、係止部材30から自動で撚糸が外れる。したがって、作業性の向上をおり一層図ることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、バンチピン35を設け、合糸Yを巻取ボビンBに仕掛ける際に、バンチピン35に合糸Yを掛けているが、合糸Yを仕掛ける際、合糸Yをバンチピン35に掛けなくてもよい。
1…撚糸部、23…トラバース装置、23…トラバースガイド、30…係止部材、100…撚糸機、B…巻取ボビン、F…フィードローラ。

Claims (6)

  1. 回転するスピンドルによって糸に撚りが付与された撚糸を巻き取る巻取ボビンに、当該撚糸を綾振るためのトラバースガイドを有するトラバース装置と、
    前記トラバースガイドに供給される前記撚糸の張力を制御するフィードローラと、を有する撚糸部を複数備え、各前記撚糸部の前記フィードローラが共通の駆動装置で駆動される撚糸機であって、
    前記フィードローラの径方向外側に配置され、前記撚糸と前記フィードローラとの接触量が低減されるように前記撚糸を係止する係止部材を備えることを特徴とする撚糸機。
  2. 前記係止部材は、前記トラバースガイドによって前記撚糸が綾振りされる動作に応じて前記撚糸との係止が解除されることを特徴とする請求項1記載の撚糸機。
  3. 前記係止部材は、
    前記フィードローラの近傍に固定され、前記径方向外側に向かって立設された固定部分と、
    前記撚糸を係止する係止部分と、
    前記固定部分の一端と前記係止部分の一端とを連結する連結部分とを有していることを特徴とする請求項1又は2記載の撚糸機。
  4. 前記固定部分、前記係止部分及び前記連結部分は一体に形成された線状部材であり、
    前記係止部分は、前記連結部分と略平行に延在すると共に、前記一端が折り返されて前記固定部側に向かって延伸しており、
    前記係止部分は、前記フィードローラの中央部を跨いで配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の撚糸機。
  5. 前記係止部材よりも前記撚糸の下流側に配置され、前記撚糸が掛けられるガイドピンを備え、
    前記ガイドピンは、前記巻取ボビンの一端側で且つ前記係止部分の一端が折り返されている側に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の撚糸機。
  6. 回転するスピンドルによって糸に撚りが付与された撚糸を巻き取る巻取ボビンに、当該撚糸を綾振るためのトラバースガイドを有するトラバース装置と、
    前記トラバースガイドに供給される前記撚糸の張力を制御するフィードローラと、を有する撚糸部を複数備え、各前記撚糸部の前記フィードローラが共通の駆動装置で駆動される撚糸機において、前記巻取ボビンにバンチ巻を行うときの糸掛け方法であって、
    前記撚糸部には、前記フィードローラの径方向外側に配置され、前記撚糸と前記フィードローラとの接触量が低減されるように前記撚糸を係止する係止部材が設けられており、
    前記巻取ボビンにバンチ巻を行うときに、前記係止部材に前記撚糸を係止することを特徴とする糸掛け方法。
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