JP2013252098A - 糖液生成システムおよび糖液生成方法 - Google Patents

糖液生成システムおよび糖液生成方法 Download PDF

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健 張
Takeshi Yo
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Abstract

【課題】糖回収率を向上させた糖液生成システムおよび糖液生成方法を提供する。
【解決手段】
糖液生成システム1は、セルロース含有材料から糖液を生成するものであり、爆破容器11、液体ボンベ12および回収容器13を備えている。爆破容器11内で、液体媒質に含めた状態でセルロース含有材料を爆破させることにより、材料破壊と物質保護とのバランスが良くなり、糖回収率を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば白酒廃糟,わらなどの木質セルロースを含有する材料(セルロース含有材料)から糖液を得るための糖液生成システムおよび糖液生成方法に関する。
近年、いわゆるバイオマス分野ではセルロース原料から糖液を生成するための技術が注目されており、これまでに水蒸気爆破を用いる方法が報告されている(例えば、非特許文献1,2)。この方法では、セルロース含有材料から、水蒸気爆破によりリグニンとヘミセルロースおよびセルロースとを分離することができるため、酵素加水分解のプロセスを簡易化することができる。
しかしながら水蒸気爆破を用いる方法では、原料中のヘミセルロース等の損耗量が多いという問題がある。また、この方法では副産物が多く生成して酵素の働き(加水分解や発酵)を抑制するため、糖類の回収率が低下する。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、セルロース含有材料、特に木質セルロース含有材料から高い回収率で糖液を得ることのできる糖液生成システムおよび糖液生成方法を提供することにある。
本発明による糖液生成システムは、セルロース含有材料を液体媒質と共に収容する爆破容器と、セルロース含有材料を爆破する爆破手段と、爆破されたセルロース含有材料を回収する回収容器とを備えている。
爆破手段は、具体的には、例えばセルロース含有材料を液体媒質と共に所定の温度に保持する加熱手段と、爆破容器内を所定の圧力に保持する加圧手段と、爆破容器内の圧力を所定の時間経過後に瞬時に開放する排気手段とを含むものである。
液体媒質には、例えば複数種類の液体を用いることも可能である。例えば、この液体媒質には有機溶媒と水との混合液を用いることができ、具体的には、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、エーテル、プロピルエーテル、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、蟻酸、酢酸のうちのいずれかの水溶液などである。セルロース含有材料は、例えば白酒廃糟あるいはわらである。また、本発明の糖液生産システムでは、回収されたセルロース含有材料を酵素と反応させるための反応手段を有するようにしてもよい。酵素としては、例えばセルラーゼ、キシラナーゼおよびBグルコシダーゼのうちの少なくとも一つを用いることができる。
本発明による糖液生成方法は、液体媒質中にセルロース含有材料を含め、液体媒質を介してセルロース含有材料を爆破する工程を含むものである。
本発明の糖液生産方法は、液体媒質およびセルロース含有材料を所定温度および所定圧力に保持する第1ステップと、圧力を一定時間経過後に瞬時に開放してセルロース含有材料を爆破する第2ステップと、爆破されたセルロース含有材料を回収し、糖液を生成する第3ステップとを含むようにしてもよい。この第3ステップでは、爆破されたセルロース含有材料を乾燥したのち、酵素と反応させることも可能である。
本発明の糖液生成システムまたは糖液生成方法では、液体媒質の中に含めた状態でセルロース含有材料が爆破されるので、水蒸気爆破等の気体中での爆破に比べて爆破温度が低くなる。
本発明の糖液生成システムまたは本発明の糖液生成方法によれば、液体媒質の中に含めた状態でセルロース含有材料を爆破するようにしたので、爆破温度が低くなり、セルロースの損耗や副産物の生成を抑えることができる。よって、材料破壊と物質保護とのバランスが向上し、セルロース含有材料から高い回収率で糖液を得ることができる。
本発明の一実施の形態に係る糖液生成システムの全体構成を表す図である。 図1に示した糖液生成システムの作用(糖液生成方法)を説明するための流れ図である。 (A)爆破前の白酒廃糟の実物写真を表す図、(B)(A)に示した白酒廃糟の爆破物(液体媒質 純水)の実物写真を表す図、(C)(A)に示した白酒廃糟の爆破物(液体媒質 メチルエチルケトン)の実物写真を表す図である。 (A)爆破前のわらの実物写真を表す図、(B)(A)に示したわらの爆破物(液体媒質 純水)の実物写真を表す図、(C)(A)に示したわらの爆破物(液体媒質 メチルエチルケトン)の実物写真を表す図である。 (A)走査型電子顕微鏡で観察した爆破前の白酒廃糟を表す図、(B)(A)に示した白酒廃糟の爆破物(液体媒質 純水)を表す図、(C)(A)に示した白酒廃糟の爆破物(液体媒質 メチルエチルケトン)を表す図である。 (A)走査型電子顕微鏡で観察した爆破前のわらを表す図、(B)(A)に示したわらの爆破物(液体媒質 純水)を表す図、(C)(A)に示したわらの爆破物(液体媒質 メチルエチルケトン)を表す図である。 爆破前後の白酒廃糟のX線回折スペクトルを表す図である。 爆破前後のわらのX線回折スペクトルを表す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る糖液生成システム(糖液生成システム1)の構成例を表すものである。なお、本発明の糖液生成方法については、糖液生成システム1の作用に具現化されるものであるので合わせて説明する。
この糖液生成システム1は、セルロース含有材料からアルコール生産原料として使用できる糖液を生成するものであり、例えば、爆破容器11、液体ボンベ12および回収容器13を備えている。
爆破容器11は耐爆破性の材料、例えば厚み8mmのステンレス鋼により構成された円筒状の容器である。この爆破容器11は爆破台14上に支持されている。爆破容器11内には、セルロース含有材料、例えば白酒廃糟やわら等の木質セルロース含有材料が、液体媒質と共に収容されるようになっている。糖液生成システム1では、特に木質セルロース含有材料から高い回収率で糖液を生成することができる。セルロース含有材料には、その他ビール粕,大豆粕,トウモロコシの芯,コーンあるいはサトウキビ等を用いるようにしてもよい。当該糖液生成システム1は、セルロース含有材料を液体媒質中で爆破することにより破壊した後、これを酵素分解して糖液を生成するものである。このように液体媒質中で爆破を行うことにより、従来の蒸気(気体)中での爆破よりも温度を低下させることができる。従って、セルロースの損耗や副産物の生成を抑えつつ、セルロース含有材料を破壊することが可能となる。即ち、材料破壊と物質保護のバランスが良くなる。液体媒質には複数種類の液体が含まれていることが好ましく、例えば有機溶媒と水との混合液を用いることができる。この有機溶媒は沸点が低く、揮発性を有することが好ましい。また、低分子、かつ水に溶解し易い有機溶媒を用いることが好ましい。このような有機溶媒として、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、エーテル、プロピルエーテル、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、蟻酸および酢酸等が挙げられる。液体媒質には、例えば沸点100℃未満のこのような有機溶媒が0.1〜1.1M程度含まれていることが好ましい。液体媒質には水(純水)のみを用いるようにしてもよく、あるいは液体アンモニアを用いることも可能である。
爆破容器11は、ジャケット(外装部材)15で覆われており、ジャケット15には電気加熱パイプあるいは蒸気加熱パイプなどの加熱体15A(加熱手段)が配設されている。爆破容器11は、液体ボンベ12とは配管16、回収容器13とは配管17によりそれぞれ連結されている。配管16,17は例えばステンレスにより構成されている。配管16は、液体ボンベ12側で減圧弁16Aに接続され、爆破容器11側で開閉弁16Bに接続されている。この減圧弁16Aおよび開閉弁16Bによって、液体ボンベ12から爆破容器11への液体媒質の供給および爆破容器11内の圧力が制御されるようになっている。一方、爆破容器11と回収容器13とを接続する配管17には、開閉弁17Bが設けられている。爆破容器11には爆破容器11内の圧力、温度をそれぞれ測定するための圧力計19、温度計20が設けられている。温度計20では、爆破容器11内の液体媒質の温度が測定される。
液体ボンベ12には、上述の液体媒質が収容されており、開閉弁16Bを開けることにより配管16を介して爆破容器11に液体媒質が注入される。使用する液体媒質が少量の場合には液体ボンベ12を省略し、爆破容器11に直接添加するようにしてもよい。
回収容器13は開閉弁17Bの開放によって生じた爆破物(セルロース含有材料)を配管17を介して回収する容器である。回収容器13には排気管18が設けられている。この糖液生産システム1では、開閉弁16B,17B(加圧手段)を閉止状態にして爆発容器13内を密閉し、加圧した後、開閉弁17Bを開けることにより、爆破容器11内の圧力が開放されるようになっている。この圧力の開放によって、爆破容器11内のセルロース含有材料が爆破される。即ち、加熱体15A、開閉弁16B,17Bおよび排気管18により本技術の爆破手段が構成されている。この糖液生産システム1では開閉弁17Bおよび排気管18(排気手段)が設けられていることにより、複雑な装置を用いることなく、セルロース含有材料を容易に爆破することができる。回収容器13内でこの爆破物を乾燥させた後、温度制御等の反応手段を用いて、これを酵素と反応させることにより糖液を得ることができる。
このような構成を有する糖液生成システム1では図2に示した手順によりセルロース含有材料から糖液が生成される。
まず、セルロース含有材料と液体媒質とを混合した後(ステップS101)、これを所定の温度および所定の圧力で一定時間保持する(ステップS102)。
具体的には、爆破容器11の中に、例えば20〜150gのセルロース含有材料を投入した後、これに液体ボンベ12から例えば10〜300gの液体媒質を注入する。セルロース含有材料としては例えば白酒廃糟あるいはわらを用いる。白酒廃糟の含水率は例えば5〜80%である。わらの長さは例えば0.1〜3cmであり、その含水率は5〜15%である。次いで、開閉弁16B,17Bを閉止状態にして爆破容器11内を密閉した後、加熱体15のスイッチをオンにして、爆破容器11を例えば昇温速度20〜40℃/minで加熱する。これにより、液体媒質を例えば40〜270℃、爆破容器11内を、例えば0.5〜5MPa程度の圧力に調整する。このようにして、爆破容器11を所定の温度および圧力に調整した後、この状態で爆破容器11を例えば、2〜60分間保持する。この間の圧力および温度は圧力計19および温度計20を用いて確認する。
上記のようにして爆破容器11を所定の状態で一定時間保持した後、開閉弁17Bを開けることにより爆破容器11内の圧力が回収容器13および排気管18を通じて瞬時に開放され、液体媒質中のセルロース含有材料が爆破される(ステップS103)。この爆破物は配管17を介して回収容器13に集められる。回収容器13にセルロース含有材料の爆破物を回収した後、これを酵素と反応させることにより糖液を生成する(ステップS104)。
具体的には、まず、回収された爆破物を回収容器13内で50〜105℃の温度下、6〜24時間乾燥させる。これにより爆破物に含まれるメチルエチルケトン,フルフラールおよび酢酸などの毒素が除去される。次いで、これに、例えばpH4.8〜5.0のクエン酸緩衝液を加え、乾燥後の爆破物と水との比(重量比)が1:8〜1:12(爆破物:水)程度になるように調整する。続いて、これに例えばセルラーゼ,キシラナーゼまたはB(β)グルコシダーゼなどの複合糖化酵素を加え、45〜55℃の温度下で爆破物(セルロース)と酵素とを48〜72時間程度反応させる。複合糖化酵素は例えば、1.0gの爆破物(乾燥後)に対して200〜250FPU(Filter Paper Unit)程度使用する。複合糖化酵素は、一種類でもよく、あるいは複数種を用いるようにしてもよい。最後に、この反応混合物を濾過することにより、例えばグルコースおよびキシロース等の還元糖を含む糖液が得られる。この糖液は、例えば1〜10%(重量比)の糖を含み、セルロース含有材料からの糖の回収率は例えば52%以上である。このような糖液はアルコール生産原料にも用いることが可能である。糖の含有量は、例えばDNS(ジニトロサリチル酸)法により決定することができる。
このように本実施の形態の糖液生成システム1では、液体媒質に含めた状態でセルロース含有材料が爆破されるので、セルロースの損耗を抑え、糖の回収率を向上させることが可能となる。
これまでにバイオマス分野では、水蒸気爆破によりセルロース含有材料から糖液を得る方法が報告されている。この方法では、気体中でセルロース含有材料が爆破されるため、爆破温度が高くなり、ヘミセルロース等の損耗量が大きくなる。また、この方法では、副産物が多く生成して酵素の働きを抑制するため、糖の回収率が低下する。更に、水蒸気爆破には高い温度および大きな圧力が必要であり、エネルギーの消費量も大きい。一方、水蒸気爆破以外の方法として、高圧熱水や分段高圧熱水を用いる方法も提案されている(例えば、Laser, M., Schulman, D., Allen, S.G., Lichwa, J., Antal Jr., M.J., Lynd, L.R., "A Comparison of Liquid Hot Water and Steam Pretreatments of Sugar Cane Bagasse for Bioconversion to Ethanol," Bioresour. Technol. 2002, 81, pp.33-44, Bruce S. Dien, Eduardo A., Ximenes, Patricia J. O'Bryan, Mohammed Moniruzzaman, Xin-Liang Li, Venkatesh Balan, Bruce Dale, Michael A. Cotta, "Enzyme characterization for hydrolysis of AFEX and liquid hot-water pretreated distillers' grains and their conversion to ethanol," Bioresour. Technol. 2008, 99(12), pp.5216-5225,Yu, Q., Zhuang X., Yuan Z., Wang Q., Qi W., Wang W., Zhang Y., Xu J., Xu H., "Two-Step Liquid Hot Water Pretreatment of Eucalyptus Grandis to Enhance Sugar Recovery and Enzymatic Digestibility of Cellulose," Bioresour. Technol. 2010, 101, pp.4895-4899,Thomsen, M.H., Thygesen, A., Thomsen, A.B., "Hydrothermal treatment of wheat straw at pilot plant scale using a three-step reactor system aiming at high hemicellulose recovery, high cellulose digestibility and low lignin hydrolysis," Bioresour. Technol. 2008, 99(10), pp.42214228,Chaogang Liu, Charles E. Wyman, "Partial flow of compressed-hot water through corn stover to enhance hemicellulose sugar recovery and enzymatic digestibility of cellulose," Bioresour. Technol. 2005, 96(18), pp.1978-1985)。しかしながらこのような方法でも、糖を十分に回収することができなかった。また、高圧熱水や分段高圧熱水による処理は、プロセスが複雑であることに加えてコスト面でも不利であり、実用化が困難である。
これに対し、糖液生産システム1では、液体媒質に含めた状態でセルロース含有材料が爆破されるので、気体中での爆破に比べて爆破温度が低くなる。これにより、セルロースの損耗や副産物の生成を抑えつつ、セルロース含有材料を破壊することができる。即ち、物質保護と材料破壊とのバランスを良くし、糖の回収率を高めることができる。また、水蒸気(気体)の発生が不要であり、水蒸気爆破に比べて、低温、低圧力でセルロース含有材料を爆破することができる。更に、糖液生産システム1は、工程数を抑え、より簡便に、かつ高い回収率で糖液を得ることが可能である。
以上のように、本実施の形態の糖液生産システム1では、液体媒質に含めた状態でセルロース含有材料を爆破するようにしたので、爆破温度が低下し、高い回収率で糖液を得ることができる。
また、液体媒質に揮発性の有機溶媒を含有させることにより、爆破温度をより下げることが可能となる。従って、糖の回収率を更に向上させることができる。
以下、本発明に関する実施例(実施例1〜9)について説明する。なお、以下の実施例では液体ボンベ12を用いずに、直接液体媒質を爆破容器11に添加した。
(実施例1)
まず、セルロース含有材料として白酒廃糟(a)20gを準備し、これを爆破容器11に投入した。次いで、この爆破容器11に1.1M メチルエチルケトン水溶液10gを添加した。続いて、爆破容器11を密閉状態にした後、加熱体15Aのスイッチを入れ、爆破容器11を20℃/minで昇温させた。メチルエチルケトン水溶液の温度を150℃、爆破容器11内の圧力を1.9MPaに調整した後、この温度、圧力の状態で爆破容器11を2分間保持した。そののち、開閉弁17Bを開放し、メチルエチルケトン溶液中で白酒廃糟(a)を爆破した。次いで、この爆破物(b)を配管17を介して回収容器13に集め、50℃の温度下で24時間乾燥させた。
続いて、この乾燥後の爆破物(c)にpH4.8〜5.0のクエン酸緩衝液を加え、爆破物(c)と水との比が1:8(爆破物(c):水)になるように調整した。次いで、これに複合糖化酵素を加え、50℃の温度下で72時間反応させて糖化を行った。複合糖化酵素は、1gの爆破物(c)に対してセルラーゼ100FPU、キシラナーゼ80FPU、Bグルコシダーゼ20FPUを用いた。複合糖化酵素(セルラーゼ,キシラナーゼ,Bグルコシダーゼ)は、シグマアルドリッチジャパン株式会社製のものを使用した。以下の実施例2〜9においても同様の複合糖化酵素を使用した。爆破物(c)を複合糖化酵素と反応させた後、この反応液を濾過することにより7.6%(重量比)の還元糖を含む糖液が得られた。糖の含有量(糖含量)はDNS法を用いて求めた。以下、実施例2〜9においても同様にDNS法を用いて糖含量を測定した。
(実施例2)
まず、セルロース含有材料としてわら(d)150gを準備し、これを爆破容器11に投入した。次いで、この爆破容器11に0.9M メチルエチルケトン水溶液300gを添加した。続いて、爆破容器11を密閉状態にした後、加熱体15Aのスイッチを入れ、爆破容器11を25℃/minで昇温させた。メチルエチルケトン水溶液の温度を175℃、爆破容器11内の圧力を3.1MPaに調整した後、この温度、圧力の状態で爆破容器11を30分間保持した。そののち、開閉弁17Bを開放し、メチルエチルケトン溶液中でわら(d)を爆破した。次いで、この爆破物(e)を配管17を介して回収容器13に集め、50℃の温度下で24時間乾燥させた。
続いて、この乾燥後の爆破物(f)にpH4.8〜5.0のクエン酸緩衝液を加え、爆破物(f)と水との比が1:12(爆破物(f):水)になるように調整した。次いで、これに複合糖化酵素を加え、50℃の温度下で72時間反応させて糖化を行った。複合糖化酵素は、1gの爆破物(f)に対してセルラーゼ120FPU、キシラナーゼ90FPU、Bグルコシダーゼ40FPUを用いた。爆破物(f)を複合糖化酵素と反応させた後、この反応液を濾過することにより6.1%(重量比)の還元糖を含む糖液が得られた。
(実施例3)
まず、セルロース含有材料としてわら(d)40gを準備し、これを爆破容器11に投入した。次いで、この爆破容器11に0.1M メチルエチルケトン水溶液122gを添加した。続いて、爆破容器11を密閉状態にした後、加熱体15Aのスイッチを入れ、爆破容器11を40℃/minで昇温させた。メチルエチルケトン水溶液の温度を175℃、爆破容器11内の圧力を3.1MPaに調整した後、この温度、圧力の状態で爆破容器11を7分間保持した。そののち、開閉弁17Bを開放し、メチルエチルケトン溶液中でわら(d)を爆破した。次いで、この爆破物(e)を配管17を介して回収容器13に集め、90℃の温度下で8時間乾燥させた。
続いて、この乾燥後の爆破物(f)にpH4.8〜5.0のクエン酸緩衝液を加え、爆破物(f)と水との比が1:12(爆破物(f):水)になるように調整した。次いで、これに複合糖化酵素を加え、50℃の温度下で72時間反応させて糖化を行った。複合糖化酵素は、1gの爆破物(f)に対してセルラーゼ120FPU、キシラナーゼ90FPU、Bグルコシダーゼ40FPUを用いた。爆破物(f)を複合糖化酵素と反応させた後、この反応液を濾過することにより5.4%(重量比)の還元糖を含む糖液が得られた。
(実施例4)
まず、セルロース含有材料としてわら(d)150gを準備し、これを爆破容器11に投入した。次いで、この爆破容器11に0.5M アセトアルデヒド水溶液300gを添加した。続いて、爆破容器11を密閉状態にした後、加熱体15Aのスイッチを入れ、爆破容器11を20℃/minで昇温させた。アセトアルデヒド水溶液の温度を175℃、爆破容器11内の圧力を3.1MPaに調整した後、この温度、圧力の状態で爆破容器11を7分間保持した。そののち、開閉弁17Bを開放し、メチルエチルケトン溶液中でわら(d)を爆破した。次いで、この爆破物(e)を配管17を介して回収容器13に集め、60℃の温度下で12時間乾燥させた。
続いて、この乾燥後の爆破物(f)にpH4.8〜5.0のクエン酸緩衝液を加え、爆破物(f)と水との比が1:10(爆破物(f):水)になるように調整した。次いで、これに複合糖化酵素を加え、50℃の温度下で72時間反応させて糖化を行った。複合糖化酵素は、1gの爆破物(f)に対してセルラーゼ120FPU、キシラナーゼ90FPU、Bグルコシダーゼ40FPUを用いた。爆破物(f)を複合糖化酵素と反応させた後、この反応液を濾過することにより5.8%(重量比)の還元糖を含む糖液が得られた。
(実施例5)
まず、セルロース含有材料として白酒廃糟(a)60gを準備し、これを爆破容器11に投入した。次いで、この爆破容器11に1.1M アセトン水溶液10gを添加した。続いて、爆破容器11を密閉状態にした後、加熱体15Aのスイッチを入れ、爆破容器11を20℃/minで昇温させた。アセトン水溶液の温度を155℃、爆破容器11内の圧力を1.9MPaに調整した後、この温度、圧力の状態で爆破容器11を10分間保持した。そののち、開閉弁17Bを開放し、アセトン溶液中で白酒廃糟(a)を爆破した。次いで、この爆破物(b)を配管17を介して回収容器13に集め、105℃の温度下で6時間乾燥させた。
続いて、この乾燥後の爆破物(c)にpH4.8〜5.0のクエン酸緩衝液を加え、爆破物(c)と水との比が1:10(爆破物(c):水)になるように調整した。次いで、これに複合糖化酵素を加え、50℃の温度下で72時間反応させて糖化を行った。複合糖化酵素は、1gの爆破物(c)に対してセルラーゼ100FPU、キシラナーゼ80FPU、Bグルコシダーゼ20FPUを用いた。爆破物(c)を複合糖化酵素と反応させた後、この反応液を濾過することにより5.6%(重量比)の還元糖を含む糖液が得られた。
(実施例6)
まず、セルロース含有材料として白酒廃糟(a)20gを準備し、これを爆破容器11に投入した。次いで、この爆破容器11に液体アンモニア10gを添加した。続いて、爆破容器11を密閉状態にした後、加熱体15Aのスイッチを入れ、爆破容器11を20℃/minで昇温させた。液体アンモニアの温度を40℃、爆破容器11内の圧力を1.9MPaに調整した後、この温度、圧力の状態で爆破容器11を30分間保持した。そののち、開閉弁17Bを開放し、液体アンモニア中で白酒廃糟(a)を爆破した。次いで、この爆破物(b)を配管17を介して回収容器13に集め、60℃の温度下で15時間乾燥させた。
続いて、この乾燥後の爆破物(c)にpH4.8〜5.0のクエン酸緩衝液を加え、爆破物(c)と水との比が1:8(爆破物(c):水)になるように調整した。次いで、これに複合糖化酵素を加え、50℃の温度下で72時間反応させて糖化を行った。複合糖化酵素は、1gの爆破物(c)に対してセルラーゼ100FPU、キシラナーゼ80FPU、Bグルコシダーゼ20FPUを用いた。爆破物(c)を複合糖化酵素と反応させた後、この反応液を濾過することにより5.2%(重量比)の還元糖を含む糖液が得られた。
(実施例7)
まず、セルロース含有材料として白酒廃糟(a)150gを準備し、これを爆破容器11に投入した。次いで、この爆破容器11に液体アンモニア300gを添加した。続いて、爆破容器11を密閉状態にした後、加熱体15Aのスイッチを入れ、爆破容器11を20℃/minで昇温させた。液体アンモニアの温度を100℃、爆破容器11内の圧力を3.7MPaに調整した後、この温度、圧力の状態で爆破容器11を30分間保持した。そののち、開閉弁17Bを開放し、液体アンモニア中で白酒廃糟(a)を爆破した。次いで、この爆破物(b)を配管17を介して回収容器13に集め、60℃の温度下で15時間乾燥させた。
続いて、この乾燥後の爆破物(c)にpH4.8〜5.0のクエン酸緩衝液を加え、爆破物(c)と水との比が1:12(爆破物(c):水)になるように調整した。次いで、これに複合糖化酵素を加え、50℃の温度下で72時間反応させて糖化を行った。複合糖化酵素は、1gの爆破物(c)に対してセルラーゼ100FPU、キシラナーゼ80FPU、Bグルコシダーゼ20FPUを用いた。爆破物(c)を複合糖化酵素と反応させた後、この反応液を濾過することにより4.8%(重量比)の還元糖を含む糖液が得られた。
(実施例8)
まず、セルロース含有材料として白酒廃糟(a)80gを準備し、これを爆破容器11に投入した。次いで、この爆破容器11に純水240mLを添加した。続いて、爆破容器11を密閉状態にした後、加熱体15Aのスイッチを入れ、爆破容器11を20℃/minで昇温させた。水の温度を220℃、爆破容器11内の圧力を3.1MPaに調整した後、この温度、圧力の状態で爆破容器11を7分間保持した。そののち、開閉弁17Bを開放し、水中で白酒廃糟(a)を爆破した。次いで、この爆破物(b)を配管17を介して回収容器13に集め、80℃の温度下で10時間乾燥させた。
続いて、この乾燥後の爆破物(c)にpH4.8〜5.0のクエン酸緩衝液を加え、爆破物(c)と水との比が1:8(爆破物(c):水)になるように調整した。次いで、これに複合糖化酵素を加え、50℃の温度下で72時間反応させて糖化を行った。複合糖化酵素は、1gの爆破物(c)に対してセルラーゼ100FPU、キシラナーゼ80FPU、Bグルコシダーゼ20FPUを用いた。爆破物(c)を複合糖化酵素と反応させた後、この反応液を濾過することにより3.7%(重量比)の還元糖を含む糖液が得られた。
(実施例9)
まず、セルロース含有材料としてわら(d)40gを準備し、これを爆破容器11に投入した。次いで、この爆破容器11に純水80mLを添加した。続いて、爆破容器11を密閉状態にした後、加熱体15Aのスイッチを入れ、爆破容器11を25℃/minで昇温させた。水の温度を200℃、爆破容器11内の圧力を1.9MPaに調整した後、この温度、圧力の状態で爆破容器11を10分間保持した。そののち、開閉弁17Bを開放し、水中でわら(d)を爆破した。次いで、この爆破物(e)を配管17を介して回収容器13に集め、80℃の温度下で10時間乾燥させた。
続いて、この乾燥後の爆破物(f)にpH4.8〜5.0のクエン酸緩衝液を加え、爆破物(f)と水との比が1:12(爆破物(f):水)になるように調整した。次いで、これに複合糖化酵素を加え、50℃の温度下で72時間反応させて糖化を行った。複合糖化酵素は、1gの爆破物(f)に対してセルラーゼ120FPU、キシラナーゼ90FPU、Bグルコシダーゼ40FPUを用いた。爆破物(f)を複合糖化酵素と反応させた後、この反応液を濾過することにより4.0%(重量比)の還元糖を含む糖液が得られた。
上記実施例1〜実施例9において、爆破前のセルロース含有材料(a,d)と爆破後のセルロース含有材料(c,f)の諸特性を調べた。その結果を以下に示す。
まず、爆破前(a,d)と爆破後(c,f)のセルロース含有材料の実物写真を図3および図4に表す。図3はセルロース含有材料として白酒廃糟を使用したものであり、図3(A)が爆破前(a)、図3(B)が爆破後(c)の実施例8(液体媒質 純水)、図3(C)が爆破後(c)の実施例1(液体媒質 メチルエチルケトン)をそれぞれ表している。図4はセルロース含有材料としてわらを使用したものであり、図4(A)が爆破前(d)、図4(B)が爆破後(f)の実施例9(液体媒質 純水)、図4(C)が爆破後(c)の実施例2(液体媒質 メチルエチルケトン)をそれぞれ表している。
図3(B)と図3(C)、あるいは図4(B)と図4(C)から明らかなように、比較的高温(200℃,220℃)で爆破された実施例8,9では、爆破物の色が黒ずみ、細かく粉砕されている。
次に、爆破前(a,d)と爆破後(c,f)のセルロース含有材料を走査型電子顕微鏡で観察したところ、図5および図6のような結果が得られた。図5はセルロース含有材料として白酒廃糟を使用したものであり、図5(A)が爆破前(a)、図5(B)が爆破後(c)の実施例8(液体媒質 純水)、図5(C)が爆破後(c)の実施例1(液体媒質 メチルエチルケトン)をそれぞれ表している。図6はセルロース含有材料としてわらを使用したものであり、図6(A)が爆破前(d)、図6(B)が爆破後(f)の実施例9(液体媒質 純水)、図6(C)が爆破後(c)の実施例2(液体媒質 メチルエチルケトン)をそれぞれ表している。
図5(A),6(A)からわかるように、爆破前のセルロース含有材料(a,d)では、その表面が滑らかであり、無孔、無隙間の構造をとっているのに対し、爆破後(c,f)には孔や隙間が形成される(図5(B),5(C),6(B),6(C))。比較的高温で爆破された実施例8,9では、爆破前の構造が大きく破壊され、表面構造も乱れている(図5(B),6(B))。一方、比較的低温(150℃,175℃)で爆破された実施例1,2では、一定の表面構造を保ちつつ、孔や隙間が形成されている(図5(C),6(C))。
また、爆破前(a,d)と爆破後(c,f)のセルロース含有材料についてX線回折スペクトルを測定した結果を図7および図8に表す。図7では白酒廃糟、図8ではわらを、それぞれセルロース含有材料として使用した。
白酒廃糟、わら共に爆破前(a,d)と爆破後(c,f)でスペクトルが変化することが確認できた。
更に、実施例1〜9の糖含量(%)および糖回収率を表1に示す。

Figure 2013252098
実施例1〜9では還元糖中に含まれるグルコース、キシロースそれぞれの糖含量および糖回収率についても測定した。なお、ここでの糖回収率は、セルロース含有材料を濃硫酸加水分解することにより生成した還元糖(グルコース,キシロース)を100%としたときの回収率であり、これを重量比(w/w)により表した(Recommended by National Renewable Energy Laboratory Biomass Analysis
Technology (NREL BAT))。実施例1〜9の糖回収率は、それぞれ、86%(実施例1)、85%(実施例2)、78%(実施例3)、83%(実施例4)、83%(実施例5)、75%(実施例6)、74%(実施例7)、52%(実施例8)および53%(実施例9)であった。
比較的高温で爆破された実施例8,9に比べ、実施例1〜7では糖回収率が向上している。一方、爆破温度が低すぎると、材料破壊が進行せず、糖回収率も低下する(実施例6,7)。液体媒質に0.5M以上の有機溶媒を含有させ、材料破壊と物質保護のバランスを制御することが好ましい。最適な爆破温度は、用いるセルロース含有材料により多少異なるが、150℃〜175℃程度に調整することが好ましい。
以上の結果より、揮発性液体媒質中でセルロース含有材料を爆破すると、物質保護と材料破壊のバランスが良くなり、材料の構造を適度に破壊できることがわかった。これにより材料中の損失を抑えて、糖の回収率をより向上できることが確認できた。
なお、上記実施の形態および実施例では、本発明を具体例を挙げて説明したが、本発明は上記実施の形態等に限定されるものではなく、そのシステム構成において非本質的な部分の改善や調整は適宜行うことが可能である。例えば、上記実施の形態等では、爆破容器11を密閉状態にして加熱することにより、これを加圧する場合について説明したが、これ以外の方法によって加圧するようにしてもよい。
また、上記実施の形態等では、糖液を得るために用いる酵素として、セルラーゼ、キシラナーゼおよびBグルコシダーゼを用いる場合について説明したが、これ以外の酵素を用いて酵素反応を行うようにしてもよい。
1…糖液生産システム、11…爆破容器、12…液体ボンベ、13…回収容器、14…爆破台、15…ジャケット、15A…加熱体、16,17…配管、16A…減圧弁、16B,17B…開閉弁、18…排気管、19…圧力計、20…温度計。

Claims (11)

  1. セルロース含有材料を液体媒質と共に収容する爆破容器と、
    前記セルロース含有材料を爆破する爆破手段と、
    前記爆破されたセルロース含有材料を回収する回収容器と
    を備えた糖液生成システム。
  2. 前記爆破手段は、
    前記セルロース含有材料を液体媒質と共に所定の温度に保持する加熱手段と、
    前記爆破容器内を所定の圧力に保持する加圧手段と、
    前記爆破容器内の圧力を所定の時間経過後に瞬時に開放する排気手段と
    を備えた請求項1記載の糖液生成システム。
  3. 前記液体媒質として複数種類の液体を用いる
    請求項1または2に記載の糖液生成システム。
  4. 前記液体媒質として有機溶媒と水との混合液を用いる
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の糖液生成システム。
  5. 前記液体媒質としてメチルアルコール、エチルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、エーテル、プロピルエーテル、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、蟻酸、酢酸のうちのいずれかの水溶液を用いる
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の糖液生成システム。
  6. 前記セルロース含有材料として、白酒廃糟あるいはわらを用いる
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の糖液生成システム。
  7. 前記回収されたセルロース含有材料を酵素と反応させる反応手段を有する
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の糖液生成システム。
  8. 前記酵素として、セルラーゼ、キシラナーゼおよびBグルコシダーゼのうちの少なくとも1つを用いる
    請求項7に記載の糖液生成システム。
  9. 液体媒質中にセルロース含有材料を含め、前記液体媒質を介してセルロース含有材料を爆破することにより糖液を生成する
    糖液生成方法。
  10. 前記液体媒質およびセルロース含有材料を所定温度および所定圧力に保持する第1ステップと、
    前記圧力を一定時間経過後に瞬時に開放して前記セルロース含有材料を爆破する第2ステップと、
    前記爆破されたセルロース含有材料を回収し、糖液を生成する第3ステップと
    を含む請求項9記載の糖液生成方法。
  11. 前記第3ステップでは、前記爆破されたセルロース含有材料を乾燥したのち、酵素と反応させる
    請求項10に記載の糖液生成方法。
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