JP2013251716A - ジョブ処理装置、ジョブ処理方法、及びプログラム - Google Patents

ジョブ処理装置、ジョブ処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ジョブ処理装置を操作しているユーザを待たせることなく、容易な操作で未処理のジョブを割り込みジョブとして処理する。
【解決手段】
処理対象の複数のジョブを受け付けて処理するジョブ処理装置であって、未処理のジョブが格納され、かつ、ユーザが操作する端末が本体に近づいているかどうかを判断する判断手段と、未処理のジョブが格納され、かつ、ユーザが操作する端末が本体に近づいていると判断した場合、実行処理中のジョブを中断して、未処理のジョブを割り込んで実行させる権限をユーザが操作する端末に委譲する要求を受け付けるボタンを操作部に表示するボタン表示手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ジョブ処理を実行するジョブ処理装置、ジョブ処理方法、及びプログラムに関するものである。
ジョブ処理装置、例えば画像処理装置は、一般に複数ユーザからのジョブ実行指示を受け付ける。その際、現在実行中のジョブを停止し別のジョブを割り込み実行する方法がある。割り込みの理由は、割り込みジョブが緊急である場合、例えばユーザが画像処理装置の前にいて他の作業が出来ない場合に、ユーザを待たせないためなどである。そのため、割り込みを画像処理装置が備える操作パネルからのみ許可する方法がある。
例えば、一般的に操作パネルからジョブ状況リストを表示して、割り込みしたいジョブを選択し割り込みジョブへ昇格させる方法がある。または、ジョブ投入端末が画像処理装置に接近するとジョブの優先度を自動的に上げる方法がある(特許文献1)。さらに、先行ジョブ投入端末に割り込み可否の判断を求める方法がある(特許文献2)。
特開2005−103924号公報 特開平11−191050号公報
一方、移動端末からジョブを投入する場合は、端末を携帯するユーザがジョブ処理を実行させるべく画像処理装置に接近していることがあり、割り込めなければ、このようなユーザによるジョブ処理要求の開始時期を遅らせてしまう結果となり得る。
しかし、移動端末からの割り込み機能を単純に設けると、操作パネルと移動端末間の順位付けでユーザの不利益が生じ得る。例えば、画像処理装置から離れた位置の移動端末から割り込みジョブが投入されて、先行ジョブを操作パネルまたは移動端末から投入したユーザが画像処理装置の近くにいるのに待たせてしまう場合がある。
そこで、操作パネルからジョブ状況リストを表示して割り込みジョブへ昇格させる方法を使うと、割り込みたいユーザの画像処理装置への接近を確認でき、むやみな割り込みを防げるが、ユーザの操作が多くなる。
具体的に、ユーザは、画像処理装置へログインし、ジョブ状況リストを表示し、その中から自身のジョブを見つけ出し、割り込みジョブに変更し、割り込みを実行する。また、他のユーザが操作パネルを使用している場合、ジョブ状況リストの表示が出来ない。
あるいは、画像処理装置に接近した際、自動で優先度を上げると、ユーザの意図をくみ取れず、そのユーザが割込みジョブ以外に割り込まなくても良いジョブも投入している場合、そのジョブも優先度が上がってしまう。
また、先行してジョブを投入している端末に割り込み可否の許可を求めると、先行してジョブを投入しているユーザの操作の手間が増えてしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ジョブ処理装置を操作しているユーザを待たせることなく、容易な操作で未処理のジョブを割り込みジョブとして処理できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明のジョブ処理装置は以下に示す構成を備える。
処理対象の複数のジョブを受け付けて処理するジョブ処理装置であって、未処理のジョブが格納され、かつ、ユーザが操作する端末が本体に近づいているかどうかを判断する判断手段と、未処理のジョブが格納され、かつ、ユーザが操作する端末が本体に近づいていると判断した場合、実行処理中のジョブを中断して、未処理のジョブを割り込んで実行させる権限をユーザが操作する端末に委譲する要求を受け付けるボタンを操作部に表示するボタン表示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ジョブ処理装置を操作しているユーザを待たせることなく、容易な操作で未処理のジョブを割り込みジョブとして処理できる。
本実施形態を示すジョブ処理装置の一例を示す図である。 印刷システム全体を示すシステム構成図である。 図1に示したMFPの内部構成を説明するブロック図である。 本実施形態を示すジョブ処理装置のジョブ処理方法を示すフローチャートである。 操作部に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。 操作部に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。 移動端末に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。 移動端末に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。 本実施形態を示すジョブ処理装置のジョブ処理方法を示すフローチャートである。 本実施形態を示すジョブ処理装置のジョブ処理方法を示すフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示すジョブ処理装置の一例を示す図である。本例は、処理対象の複数のジョブを受け付けて処理するジョブ処理装置をMFP(Multifunction Peripheral)とする例である。
図1において、100はMFP全体を示している。101はADF(オートドキュメントフィーダ)であり、原稿束を自動的に順次スキャンするための装置である。102は操作パネルであり、各種設定や調整、機器状況の確認、などを行なう。103は手差し給紙装置であり、特殊な用途を持った用紙をセットする。104はサイドペーパーデッキであり、印刷のための用紙を大量に保持することが出来る。105はカセット給紙装置であり、様々なサイズの用紙を各段に分けて保持することが出来る。106はフィニッシャであり、ステープル処理、パンチ処理、製本処理など様々なフィニッシング処理を行うことが出来る。
図2は、図1に示したジョブ処理装置を適用する印刷システム全体を示すシステム構成図である。
図2において、200はネットワークで、MFP100、無線LANルータ203が接続される。204は移動端末で、無線LANルータ203と無線通信201を介してネットワーク200に接続し、MFP100と通信可能に構成されている。また、MFP100と移動端末205は、NFC(Near Field Communication)などの近接通信202によって接続、通信可能になっている。
図3は、図1に示したMFP100の内部構成を説明するブロック図である。
図3において、MFP100は、自装置内部に複数のジョブのデータを記憶可能なハードディスクや半導体メモリ等の不揮発記憶装置313を備える。さらに、MFP100は、CPU315およびRAM(主記憶装置)317およびROM316を備える。
CPU315は、ROM316や不揮発記憶装置313に格納されているプログラムを順次RAM317に読み出し、実行することで後述の機能を実現する。
MFP100はスキャナから出力されたデータをプリンタ部でプリントするコピー機能や、外部装置から投入された印刷データを展開しプリンタ部でプリントするプリント機能等の複数の機能を持っている。
スキャナ部301は、紙原稿などを読み取り、読み取った画像データを画像処理する。FAX部302は、ファクシミリによる電話回線を利用した画像の送受信を行なう。NIC(Network Interface Card)部303は、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりする。
専用I/F(インタフェース)部304は、画像データなど各種データを外部装置と送受する。USB(Universal Serial Bus) I/F部305は、USBメモリ(リムーバブルメディアの一種)などのUSB機器と画像データなど各種データを送受する。操作部306は、操作者の操作を受け付ける。また、操作者に対する画面を表示する。MFP制御部309は、MFPの用途に応じて画像データを一時保存したり、経路を決定したりといった交通整理の役割を担っている。
不揮発記憶装置313は、複数の画像データを格納可能なハードディスク等の記憶領域を持つ。例えば、スキャナ部301で読みとった画像データや、NIC部303を介してコンピュータ等の外部装置から投入された画像データ等の各種データを複数格納可能である。MFP制御部309は、不揮発記憶装置313に格納された画像データを適宜読み出すよう制御し、プリンタ部310等の出力部に転送して、プリンタ部310によるプリント処理等の出力処理を実行する。あるいは、操作者からの指示により、不揮発記憶装置313から読み出した画像データを、コンピュータや他のMFP等の外部装置に転送するよう制御する。圧縮伸長部312は、画像データを不揮発記憶装置313に記憶する際など、必要に応じて画像データを圧縮する。逆に圧縮して格納された画像データを読み出す際に圧縮伸長部312により画像データを伸長するなどの処理を行う。
また、データがネットワークを経由する際には、JPEG、JBIG、ZIPなど圧縮データを使用することも一般的であり、データがMFP100に入った後、この圧縮伸長部312にて伸長される。リソース管理部314は、フォント、カラープロファイル、ガンマテーブルなど共通に扱われる各種パラメータテーブルなどが格納されている。また、パラメータテーブルの追加、読みとり、更新、削除が出来る。
RIP(Raster Image Processor)部307は、PDLデータが入力された場合にRIP処理を施す。出力画像処理部308は、プリンタ部310などで出力する画像に対して、必要に応じて画像処理を行う。
更に、その際に作られる画像データの中間データやプリントレディデータ(プリントのためのビットマップデータやそれを圧縮したデータ)を必要に応じて、文書管理部として機能する不揮発記憶装置313に格納する。プリンタ部310はプリントを行い、プリントアウトされたシートは後処理部311へ送られる。後処理部311はシートの仕分け処理やシートの仕上げ処理を行う。
以下、図4〜図8を用いて割り込みジョブの制御方法を説明する。
図4は、本実施形態を示すジョブ処理装置のジョブ処理方法を示すフローチャートである。本例は、MFP100内に存在する印刷ジョブの状況に応じて割り込み権限委譲ボタン(501、601)を表示して、割り込み実行を制御する例である。なお、各ステップに対応するプログラムはMFP100のROM316に格納されており、RAM317によって呼び出されCPU315によって実行される。
まず、S401で、CPU315は、操作部306からの操作に基づいてジョブを受け付ける。S402で、CPU315は、実行中ジョブも含めて複数のジョブが未完了かどうかを判定する。ここで、複数の未完了ジョブが存在しないとCPU315が判断した場合は割り込みを行うことが無いためS412へ移行し、存在すると判断した場合は割り込みを受け付ける状態にするためS403へ移行する。本実施形態では、未処理のジョブが不揮発性記憶装置313に格納され、かつ、ユーザが操作する端末が本体に近づいていると判断した場合に委譲ボタン501、601を表示する制御を行う。具体的には、CPU315は、実行処理中のジョブを中断して、未処理のジョブを割り込んで実行させる権限をユーザが操作する端末に委譲する要求を受け付けるボタン(後述する委譲ボタン501、601)を操作部に表示するボタン表示するため、S403へ進む。
S403では、CPU315は、操作部306に、図5または図6に示す割り込み権限委譲ボタン501、601を表示する。操作部306を使用中でない場合の画面例を画面500で示し、使用中の場合の画面例を図6に示す画面600で示す。次に、S404では、CPU315は、操作部306に表示された割り込み権限委譲ボタン501、601が押されたかどうか判定する。なお、図5に示す例では、IDカードとしてユーザが携帯するICカード502が読取部503にタッチされた状態を示す。
ここで、割り込み権限委譲ボタン501、601が押されていないとCPU315が判断した場合は、S402へ移行し、押されていると判断した場合は、S405へ移行する。これにより、割り込み権限委譲ボタン501、601を押される前に未完了ジョブが1ジョブのみになった場合、割り込みの必要が無くなるためS412へ移行する。
そして、S412では、CPU315は、割り込み権限委譲ボタン501、601を非表示にして、フローを終了する。
一方、S405では、CPU315は、割り込み権限委譲ボタン501、601を非表示にして、情報端末とのペアリング(情報端末との接続処理)を行うべくS406へ移行する。そして、S406では、CPU315は情報端末とのペアリングを受け付けて、S407へ移行する。ここで、ペアリングでは、非接触通信によるタッチの行われた端末をペアリングする。なお、ペアリングの処理手順は、使用する無線通信プロトコルにより異なる。
なお、タッチには、例えばUSB I/F部305に接続された非接触通信装置を使用する。意図しない端末とペアリングした場合、CPU315は、端末での割り込み権限返還ボタン押下、またはタイムアウトにより割り込み権限をMFP100へ返還する処理を行う。また、CPU315は、上記ペアリング処理を、未処理のジョブが格納され、かつ、ユーザが操作する端末が本体に近づいているかどうかの判断結果に従い実行する。つまり、端末を操作するユーザが近接通信する領域内に存在する場合に、ペアリング処理が実行される。
次に、S407で、CPU315は、ペアリングが成功したか判定する。ここで、ペアリングに成功すると判断した場合は、S408へ移行し、一定時間ペアリングできないと判断した場合は失敗として割り込み権限委譲からやり直すべくS402へ移行する。
次に、S408では、CPU315は、割り込み権限の委譲を行う。これにより、ペアリング端末に割り込み権限が委譲される。ここで、割り込み権限が委譲された端末からは自身の投入ジョブについて割り込みへ昇格させることができる。例えば図7に示すジョブ状況リスト画面700の様に、ジョブ状況リストにおいてペアリング端末から投入されたジョブに対して割り込みボタン701が表示される。
図7、図8は、移動端末に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、ジョブ状況リスト画面例である。
ここで、割り込みボタン701の押下により割り込みジョブへの昇格要求が発行される。S409では、CPU315は、ペアリング端末から割り込みジョブへの昇格要求を受け付けて、S410へ移行する。S410では、CPU315が割り込みジョブへの昇格要求があるかどうかを判断する。ここで、所定の経過時間内に割り込みジョブへの昇格要求があるとCPU315が判断した場合はS411へ、一定時間内に要求が無いと判断した場合は、タイムアウトにより割り込み昇格要求を無効として、S402へ移行する。
そして、S411では、CPU315は、ジョブを割り込みジョブへ昇格させて、フローを終了する。これにより、実行中のジョブは停止され、割り込みジョブが開始される。
なお、本フローでは、ペアリングに非接触通信によるタッチを用いたが、ジョブ投入がある端末との近接通信の成功によりペアリングする方法でも構わない。
また、ペアリング端末から投入されたジョブに関して割り込み昇格出来ることとしたが、異なる端末からの投入ジョブであっても同一ユーザからの投入であれば割り込み出来る、としても構わない。その際、ジョブ状況リスト画面にはペアリング端末からの投入ジョブ以外に同一ユーザからの投入ジョブが表示される。あるいは、図8のように他ユーザのジョブ状況を含めた表示にしても構わない。
さらに、割り込みジョブへの昇格要求に関して、同時には1ジョブのみに限定しても良いし、同一ユーザの複数ジョブを同時に昇格可能としても構わない。
上記実施形態によれば、ユーザの操作負担を軽減し、かつ、投入されたジョブを割り込みジョブとして処理を開始するまで要する時間を短縮して、ユーザの利便性を向上できる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態において、割り込みジョブ数が単数の場合、あるいは割り込み候補の端末数が単数の場合には、第1実施形態において実行したペアリング処理と、割り込み昇格処理を実行せずに、割り込みジョブを昇格させるように制御してもよい。以下、その実施形態について説明する。
なお、本実施形態のハードウエア並びにシステムの構成例は図1から図3に示した構成と同じなので説明を省略する。動作フローについて図4のフローチャートと異なる処理についてのみ図9で説明する。図4のフローチャートに示す処理と同様の処理については、同一のステップ番号を付し説明を省略する。
図9は、本実施形態を示すジョブ処理装置のジョブ処理方法を示すフローチャートである。本例は、MFP100内に存在する印刷ジョブの状況に応じて割り込み権限委譲ボタン(501、601)を利用して、割り込み実行を制御する例である。なお、本フローチャートで示す処理に係るプログラムはMFP100のROM316に格納されており、RAM317によって呼び出されCPU315によって実行される。
S901では、CPU315は、2ジョブ目以降の投入端末または投入ユーザが近接しているかを確認する。これは、割り込み候補ユーザが近接している時のみ割り込み権限委譲ボタン501、601を操作部306に表示するように制御するためである。近接しているかは、ユーザのICカード等あるいは端末との近接通信の成否で判定する。近接していると判断した場合は、S403へ、近接していないと判断した場合は、S402へ移行する。なお、以下では、2ジョブ目以降のジョブを割り込み候補ジョブと呼び、そのジョブを投入した端末を割り込み候補端末と呼ぶ。S902では、CPU315は、割り込み候補ジョブ数が複数かどうかを判定する。
ここまでに、割り込み権限委譲ボタン501、601が既に押下されていて割り込み意図が明白であり、かつS901においてユーザの近接を確認している。
そこで、割り込み候補ジョブ数が単数であるとCPU315が判断した場合は、端末のペアリングを省略して、S411へ移行して、割り込みジョブへの昇格を行うことでユーザの手間を減らす。一方、割り込み候補ジョブが複数であるとCPU315が判断した場合、S903へ移行する。
そして、S903では、CPU315は、割り込み候補となる端末数が複数か単数かを判断する。これは、S902と同様に、割り込み意図が明白でありかつユーザの近接を確認しているので、割り込み候補となる端末が単数であるとCPU315が判断した場合は、S408へ移行し、ペアリングを行わずに割り込み権限委譲を行うためである。一方、割り込み候補端末が複数であるとCPU135判断した場合は、S406へ移行する。
上記実施形態によれば、ユーザの操作負担を軽減し、かつ、投入されたジョブを割り込みジョブとして処理を開始するまで要する時間を短縮して、ユーザの利便性を向上できる。
〔第3実施形態〕
本実施形態では、既にペアリング処理が成功している場合において、投入されたジョブが割り込みジョブである場合には、第1実施形態において実行した割り込み権限委譲処理を実行せずに、投入されたジョブを割り込みジョブに昇格させるように制御してもよい。以下、その実施形態について説明する。
なお、本実施形態のハードウエア並びにシステムの構成例は図1から図3に示した構成と同じなので説明を省略する。動作フローについて図4のフローチャートと異なる処理についてのみ図10で説明する。図4のフローチャートに示す処理と同様の処理については、同一のステップ番号を付し説明を省略する。
図10は、MFP100において割り込み実行を制御する方法を説明したフローチャートである。本フローチャートで示す処理に係るプログラムはMFP100のROM316に格納されており、RAM317によって呼び出されCPU315によって実行される。
S1001では、CPU135は、ユーザのICカード等あるいは端末の非接触通信によるタッチでペアリングが成功したかどうか判定する。ここで、ペアリングが失敗であるとCPU135が判断した場合は、本処理を終了する。
一方、ペアリングが成功したとCPU135が判断した場合は、S1002へ移行する。S1002では、CPU315がペアリング端末またはユーザが割り込み候補ジョブの投入元か確認する。
具体的には、CPU135がペアリング端末またはユーザがジョブ投入済みかつそのジョブは2ジョブ目以降かを判別する。ここで、割り込み候補ジョブの投入元であるとCPU315が判断した場合は、S1004へ移行し、割り込み候補ジョブの投入元でないと判別した場合はS401へ移行する。
一方、S1003では、CPU315は、時間内にジョブ投入があったかを確認する。これは、ジョブ投入があればそのジョブを割り込み可能に制御するためである。ここで、ジョブ投入がないとCPU315が判断した場合は、本処理を終了し、ジョブ投入があるとCPU315が判断した場合は、S1004へ移行する。
そして、S1004では、CPU315が投入されたジョブが割り込みジョブかを判別する。ここで、割り込みジョブがあるとCPU315が判別した場合は、S1001のペアリングにおいてユーザの近接を確認済みなため、割り込みを許可すべくS411へ移行する。
一方、割り込みジョブでないとCPU315が判別した場合は、割り込み権限を委譲するためS408へ移行する。
上記実施形態によれば、ユーザの操作負担を軽減し、かつ、投入されたジョブを割り込みジョブとして処理を開始するまで要する時間を短縮して、ユーザの利便性を向上できる。
以上、本発明を具体的な実施形態に則して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
100 MFP(複合機)
101 ADF(オートドキュメントフィーダ)
102 操作パネル
103 マルチ手差し給紙装置
104 サイドペーパーデッキ
105 カセットペーパーデッキ
106 フィニッシャ

Claims (9)

  1. 処理対象の複数のジョブを受け付けて処理するジョブ処理装置であって、
    未処理のジョブが格納され、かつ、ユーザが操作する端末が本体に近づいているかどうかを判断する判断手段と、
    未処理のジョブが格納され、かつ、ユーザが操作する端末が本体に近づいていると判断した場合、実行処理中のジョブを中断して、未処理のジョブを割り込んで実行させる権限をユーザが操作する端末に委譲する要求を受け付けるボタンを操作部に表示するボタン表示手段と、
    を備えることを特徴とするジョブ処理装置。
  2. 前記ボタンが押下された場合、ユーザが操作する端末と本体とを接続する接続手段と、
    前記接続手段により前記端末が接続された後、未処理のジョブに対して割り込み権限を前記端末に委譲する委譲手段と、
    前記割り込み権限に基づいて、前記端末から指示される未処理のジョブを割り込みジョブに昇格させる昇格手段と、
    前記昇格手段により昇格させた割り込みジョブを実行する実行手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のジョブ処理装置。
  3. 割り込み候補となる前記未処理のジョブの数が単数か複数かを判断するジョブ数の判断手段を備え、
    前記未処理のジョブの数が単数であると判断した場合、前記昇格手段は、前記接続手段により前記端末との接続処理を行うことなく、前記未処理のジョブを割り込みジョブに昇格させることを特徴とする請求項2記載のジョブ処理装置。
  4. 割り込み候補として近づく端末の数が単数か複数かを判断する端末数の判断手段を備え、
    前記端末数の数が単数であると判断した場合、前記昇格手段は、前記接続手段により前記端末との接続処理を行うことなく、前記未処理のジョブを割り込みジョブに昇格させることを特徴とする請求項2記載のジョブ処理装置。
  5. 未処理のジョブに対して割り込み権限が前記端末に委譲された後の経過時間に応じて、委譲された前記割り込み権限を無効とすることを特徴とする請求項2記載のジョブ処理装置。
  6. 前記接続手段により前記端末と接続した後、投入されたジョブが割り込みジョブであるかどうかを判別する判別手段を備え、
    投入されたジョブが割り込みジョブであると判別した場合、前記昇格手段が未処理のジョブに対して割り込み権限を前記端末に委譲することなく、前記端末から指示される未処理のジョブを割り込みジョブに昇格させることを特徴とする請求項2記載のジョブ処理手段。
  7. 処理対象の複数のジョブを受け付けて処理するジョブ処理装置のジョブ処理方法であって、
    未処理のジョブが格納され、かつ、ユーザが操作する端末が本体に近づいているかどうかを判断する判断工程と、
    未処理のジョブが格納され、かつ、ユーザが操作する端末が本体に近づいていると判断した場合、実行処理中のジョブを中断して、未処理のジョブを割り込んで実行させる権限をユーザが操作する端末に委譲する要求を受け付けるボタンを操作部に表示するボタン表示工程と、
    を備えることを特徴とするジョブ処理装置のジョブ処理方法。
  8. 前記ボタンが押下された場合、ユーザが操作する端末と本体とを接続する接続工程と、
    前記接続工程により前記端末が接続された後、未処理のジョブに対して割り込み権限を前記端末に委譲する委譲工程と、
    前記割り込み権限に基づいて、前記端末から指示される未処理のジョブを割り込みジョブに昇格させる昇格工程と、
    前記昇格工程により昇格させた割り込みジョブを実行する実行工程と、
    を備えることを特徴とする請求項7記載のジョブ処理装置のジョブ処理方法。
  9. 請求項7または8記載のジョブ処理装置のジョブ処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015168093A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 株式会社東芝 画像形成装置

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