JP2013248389A - 細長医療デバイス用偏向機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】細長医療デバイス用偏向機構を提供する。
【解決手段】細長医療デバイスのハンドルアセンブリ12に構成された偏向機構42は、アクチュエータ46を含む。アクチュエータ46は、溝64を含む、回転可能な本体48を含む。偏向機構42は、近位端と遠位端とを有する作動ワイヤ50と、作動ワイヤ50の近位端に取り付けられたワイヤロック70とをさらに含む。ワイヤロック70は溝64内に配置され、アクチュエータ本体46が回転すると、溝64内に載るように構成される。
【選択図】図3A

Description

本開示は、例えば、カテーテルおよびシースまたは挿入器であるが、これらに限定されない細長医療デバイスに関する。特に、本開示は、そのような細長医療デバイス用偏向機構、ならびにそのような偏向機構を含む細長医療デバイスおよびその構成要素に関する。
例えば、心臓などの患者の体の種々の解剖学的構造上または内において種々の治療的および/または診断的医療処置を実施する場合、例えば、カテーテルおよびシースまたは挿入器などの細長医療デバイスを使用することが公知である。そのようなデバイスは、全般的に、近位端部と遠位端部とを有する細長シャフトと、シャフトの近位端部に配置されたハンドルアセンブリとを含む。これらデバイスを患者の解剖学的構造内において正確に配置および位置決めするため、デバイスは、デバイスが患者の体内および中を移動する際にデバイスを操向することも案内することもできる手段を含んでもよい。さらに具体的には、これらデバイスは、構成要素の中でも、デバイスの精密な配置および位置決めを可能にするために使用者または医師によって操作および制御されうる偏向機構を含んでもよい。
一般に、そのような偏向機構は、通常、少なくとも部分的に、アクチュエータと、1つまたは複数の作動ワイヤとを含む。一般に、細長医療デバイスのハンドルアセンブリに付属するアクチュエータは作動ワイヤに結合されており、デバイスのシャフトを1つまたは複数の方向に偏向させるため、張力を作動ワイヤに選択的に印加するように構成されている。さらに具体的には、作動ワイヤのそれぞれが近位端と遠位端とを含む。作動ワイヤの近位端がアクチュエータに結合されている一方で、遠位端は、デバイスのシャフトの遠位端部に、またはその近辺に配置された1つまたは複数のプルアセンブリに結合されている。アクチュエータが操作されると、作動ワイヤの1つまたは複数に選択的に張力がかけられ、それにより、プルアセンブリの動き、したがって、シャフト14の偏向を生じさせてもよい。
例えば、ある従来の偏向機構では、そのアクチュエータが、それぞれが各々の作動ワイヤの近位端に結合されるように構成された1つまたは複数の柱を含む。例えば、偏向機構が一対の作動ワイヤを含む例では、アクチュエータは一対の柱を含んでもよい。柱のそれぞれは、それに結合された各々の作動ワイヤを有する。このような例では、シャフトを所望の方向に偏向するためにアクチュエータが操作されると、作動ワイヤの1つに引張力が印加され、それにより、その作動ワイヤに張力が印加される。その一方で、2つの作動ワイヤのもう一方に押力が印加される。
前述の説明は単に本分野を説明することを意図したものであり、請求項の範囲の否認と解釈すべきではない。
種々の実施形態では、本発明は全般的に細長医療デバイスに関し、特にその偏向機構に関する。
本発明および本教示の一態様によれば、細長医療デバイス用偏向機構が提供される。偏向機構は、回転可能な本体を含むアクチュエータを含む。例示的な一実施形態では、本体は溝を含む。偏向機構は、近位端と遠位端とを有する少なくとも1つの作動ワイヤと、対応する数のワイヤロックとをさらに含む。偏向機構が単一作動ワイヤと単一ワイヤロックとを含む一実施形態では、ワイヤロックは作動ワイヤの近位端に取り付けられている。例示的な一実施形態では、ワイヤロックは溝内に配置され、アクチュエータ本体が回転すると、溝内に載るように構成される。
本発明および本教示の別の態様によれば、細長医療デバイスにおいて使用するためのハンドルアセンブリが提供される。例示的な一実施形態では、ハンドルアセンブリは、キャビティを画定するハウジングと、偏向機構とを含む。例示的な一実施形態では、偏向機構は、回転可能な本体を含むアクチュエータを含み、回転可能な本体の少なくとも一部はハウジングのキャビティ内に配置されている。アクチュエータ本体は溝を含む。偏向機構は、近位端と遠位端とを有する少なくとも1つの作動ワイヤと、対応する数のワイヤロックとをさらに含む。偏向機構が単一の作動ワイヤと単一のワイヤロックとを含む一実施形態では、ワイヤロックは作動ワイヤの近位端に取り付けられている。例示的な一実施形態では、ワイヤロックは溝内に配置されており、アクチュエータ本体が回転すると、溝内に載るように構成される。作動ワイヤは、溝からハウジングのキャビティ内に延びる。
本発明および本教示のさらに別の態様によれば、細長医療デバイスが提供される。例示的な一実施形態では、細長医療デバイスは、近位端部と遠位端部とを含む細長シャフトを含む。細長医療デバイスは、シャフト内の、その遠位端部に配置されたプルアセンブリと、シャフトの近位端部に配置されたハンドルとをさらに含む。ハンドルは、キャビティを画定するハウジングを含む。細長医療デバイスは偏向機構をさらに含む。例示的な一実施形態では、偏向機構は、回転可能な本体を含むアクチュエータを含み、回転可能な本体の少なくとも一部はハンドルのハウジングのキャビティ内に配置されている。アクチュエータ本体は溝を含む。偏向機構は、近位端と遠位端とを有する少なくとも1つの作動ワイヤと、対応する数のワイヤロックとをさらに含む。作動ワイヤの遠位端はシャフト内に配置されたプルアセンブリに結合されており、作動ワイヤはプルアセンブリからアクチュエータ本体まで延びている。偏向機構が単一の作動ワイヤと単一のワイヤロックとを含む一実施形態では、ワイヤロックは、作動ワイヤの近位端に取り付けられている。例示的な一実施形態では、ワイヤロックは溝内に配置されており、アクチュエータ本体が回転すると、溝内に載るように構成される。作動ワイヤは、溝からハンドルのハウジングのキャビティ内に延びる。
本発明の前述および他の態様、特徴、詳細、有用性および利点は、以下の説明および特許請求の範囲を読み、添付の図面を精査すると明らかになろう。
本教示に従う例示的な細長医療デバイスの平面図である。 図1に示した例示的な細長医療デバイスの分解図である。 細長医療デバイスが中立または非偏向状態にある場合の、ハンドルアセンブリならびに図1および図2に示した細長医療デバイスの偏向機構の一部の等角図である。 細長医療デバイスが偏向状態にある場合の、ハンドルアセンブリならびに図1および図2に示した細長医療デバイスの偏向機構の一部の等角図である。 図1〜3Bに示した、偏向機構の例示的なアクチュエータ本体のベース部材の等角図である。 図4に示した、アクチュエータ本体のベース部材の第1の面の平面図である。 図1の6−6に沿って切った、図1および図2に示した偏向機構の例示的なアクチュエータの断面図である。 異なる方向に偏向した細長医療デバイスのシャフトの遠位端部を示す、図1に示した細長医療デバイスの一部の等角図である。 異なる方向に偏向した細長医療デバイスのシャフトの遠位端部を示す、図1に示した細長医療デバイスの一部の等角図である。 図1および図2に示した偏向機構のワイヤロックの例示的な実施形態の側面図である。 図8Aの線8B−8Bに沿って切った、図8Aに示したワイヤロックの断面図である。
種々の装置および/またはシステムの種々の実施形態を本明細書中に記載する。明細書に記載される、および添付の図面に示される実施形態の全体的な構造、機能、製造および/または使用の完全な理解を提供するため多数の特定の詳細を説明する。しかしながら、実施形態をそのような特定の詳細なしで実施してもよいことは当業者には理解されよう。他の例では、明細書に記載した実施形態を不明瞭にしないため、周知の動作、構成要素および要素については詳細に記載しない。当業者であれば、本明細書中に記載し、かつ示した実施形態は発明を限定しない例であることを理解しよう。したがって、本明細書中に開示される特定の構造および機能的な詳細は代表例とされ、その範囲が添付の特許請求の範囲によってのみ画定される実施形態の範囲を必ずしも限定しないということは理解されうる。
明細書全体における「種々の実施形態」、「いくつかの実施形態」、「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な一実施形態」等の言及は、実施形態に関連して記載される特定の特徴、構造または特徴は少なくとも一実施形態に含まれることを意味する。したがって、明細書の所定の位置における「種々の実施形態では」、「いくつかの実施形態では」、「一実施形態では」、「実施形態では」、「例示的な一実施形態では」等の文言の出現は必ずしもすべて同じ実施形態について言及するものではない。さらに、特定の特徴、構造または特性は、任意の適切な手法で、1つまたは複数の実施形態に組み合わせてもよい。したがって、一実施形態に関連して示される、または記載される特定の特徴、構造または特性は、そのような組み合わせが非論理的でなく、非機能的でない場合、全体的または部分的に1つまたは複数の他の実施形態の特徴、構造または特性と組み合わされてもよいが、これらに限定されるものではない。
用語「近位」および「遠位」は、明細書全体にわたり、患者を治療するために使用される器具の一端を操作する臨床医に対して使用されうることは理解されよう。用語「近位」は、臨床医に最も近い器具の部分を意味し、用語「遠位」は、臨床医から最も遠くにある部分を意味する。さらに、簡潔および明確にするため、「垂直」、「水平」、「上」および「下」などの空間的用語は、本明細書中においては、示される実施形態に対して使用されうることは理解されよう。しかしながら、外科用器具は多くの向きおよび位置において使用することができ、これら用語は限定的および絶対的であることを意図するものではない。
ここで、種々の図における同一または類似の構成要素を同定するために同様の参照符号が使用される図面を参照すると、図1は、1つまたは複数の方向に偏向されるように構成された細長医療デバイス10の1つの例示的な実施形態を示す。細長医療デバイス10は、例えば、診断的および/または治療的送達カテーテル、挿入器またはシース、もしくは他の同様のデバイスを含んでもよい。説明のため、および明確化のため、以下の記載はデバイス10がカテーテル(すなわちカテーテル10)を含む実施形態に対するものである。しかしながら、デバイス10がカテーテル以外の細長医療デバイスを含む実施形態も依然本開示の範囲および精神内であることは理解されよう。
引き続き図1を参照すると、例示的な一実施形態では、カテーテル10は、患者の体内、特に、患者の心臓内に挿入されるように構成される。カテーテル10は、ハンドルアセンブリまたはハンドル12と、近位端部16と遠位端部18とを有するシャフト14と、シャフト14内または上に取り付けられた1つまたは複数のセンサ20と、を含んでもよい。例示的な一実施形態では、センサ20はシャフト14の遠位端部18に配置されている。カテーテル10は、例えば、温度センサ、追加のセンサまたは電極、(例えば、RFアブレーションエネルギーを送達するためのアブレーション先端電極、集束超音波アブレーション要素等)のアブレーション要素および対応する導体またはリードであるが、これらに限定されない他の従来の構成要素をさらに含んでもよい。
例示的な一実施形態では、カテーテル10は、1つまたは複数の電気機械的コネクタ22をさらに含む。1つまたは複数の電気機械的コネクタ22は、カテーテル10、および、特に、そのセンサ20を、例えば、電気生理学(EP)実験室システムの構成要素または下位システムと結合することを可能にするように構成されている。このような構成要素または下位システムは、例えば、可視化、ナビゲーションおよび/またはマッピングシステム、(例えば、心電図(EGM)、心信号等の監視および/または記録のための)EP監視および記録システム、組織接触検知システム(tissue contact sensing system)、アブレーションシステム、心刺激システム(すなわちEP刺激器)等を含んでもよいが、これらに限定されるものではない。
ハンドル12はシャフト14の近位端部16に配置されている。ハンドル12は、臨床医がカテーテル10を保持するための位置を提供し、以下により詳細に記載されるように、シャフト14を患者の体内において操向または案内するための手段をさらに提供してもよい。
図1および図2に示されるように、ハンドル12はハウジング24を含む。ハウジング24は一体型構造のものであっても、組み合わされるように構成された複数の部品で構成してもよい。例えば、および図2に示されるように、ハウジング24は、第1の、または底部部品26と、第2の、または上部部品28とを含んでもよい。このような一実施形態では、ハウジング24の第1の部品26と第2の部品28とは、例えば、プレスばめまたは締まり結合(interference coupling)技術、ハウジング24の各部品26、28に配置された相補形のインターロック部材、従来の締結具または接着剤、もしくは当技術分野において公知の任意の他の技術による、当技術分野において公知のいくつかの手法で互いに結合されてもよい。
ハウジング24が1つの部品で形成されていようと複数の部品で形成されていようと、ハウジング24は、ハウジング24内のキャビティ32を画定する内部表面30を含む。キャビティ32は、以下に記載されるように、カテーテル10の種々の構成要素(例えば、コネクタ22、以下に記載される偏向機構の種々の構成要素等)を収容するように構成されている。例示的な一実施形態では、および以下により詳細に記載される目的のため、ハウジング24は、内部表面30から、キャビティ32内に突出した柱34をさらに含む。また、以下により詳細に記載される目的のため、ハウジング24は、ハウジング24の内部表面30から、キャビティ32内に延びている、または突出している一対の案内壁36、36をさらに含んでもよい。そのような一実施形態では、および図3Aおよび図3Bに示すように、案内壁36、36は、シャフト14の近位端部16と柱34との間にある。いずれにしても、ハンドル12は、当技術分野において周知の種々の種類のプラスチックなどの従来の材料から形成してもよい。
カテーテル10のシャフト14は、患者の体内における移動のために構成された、細長く、管状の、可撓性のある部材である。シャフト14は、例えば、それに取り付けられた、例えば、センサ20、対応する導体、およびおそらくは信号処理および調整に使用される追加の電子機器のようなセンサおよび/または電極であるが、これらに限定されないものを支持する。シャフト14は、また、(洗浄流体、極低温アブレーション流体および体液を含む)流体、薬剤および/または外科用工具または器具の運搬、送達および/または除去を可能にしてもよい。シャフト14は、ポリウレタンなどの従来の材料から作成してもよく、かつ電気的導体、流体、作動または操向ワイヤ、もしくは外科用工具を収容および/または運搬するように構成されている1つまたは複数の内腔を画定してもよい。カテーテル10が診断的および/または治療的カテーテルである一実施形態では、シャフト14は、従来の挿入器またはシースを通じて血管または患者の体内の他の構造内に挿入されてもよい。以下により詳細に記載されるように、シャフト14は、その後、体内において心臓などの所望の位置まで操向されても案内されてもよい。
カテーテル10のシャフト14内または上に取り付けられたセンサ20は、例えば、電気生理学的研究、ぺーシング、心臓マッピングおよびアブレーションを含むが、これらに限定されない種々の診断的および治療的目的のために提供されてもよい。例示的な一実施形態では、位置または姿勢検出機能を実施するための1つまたは複数のセンサ20が提供される。さらに具体的には、および以下により詳細に記載されるように、1つまたは複数のセンサ20は、特に、特定の時点における、カテーテル10およびそのシャフト14の遠位端部18の位置(姿勢および向き、すなわち「P&O」)に関する情報を提供する位置決めセンサであるように構成されている。したがって、そのような一実施形態では、カテーテル10が心臓の対象構造の表面および/または構造の内部の周囲に沿って移動すると、センサ20は、対象構造の表面および/または対象構造内の他の位置に対応する位置データポイントを収集するために使用されうる。これら位置データポイントは、その後、例えば、対象構造のサーフェスモデルの構成であるが、これに限定されない多くの目的に使用することができる。
図1および図2を参照すると、電気機械的コネクタ22は、数ある中でも、カテーテル10のセンサ20のリード、ならびにカテーテル10と、例えば、EP実験室システムの他の構成要素との間に延びるワイヤまたはケーブルのための電気的および機械的な連結部を提供する。例示的な一実施形態では、および図1および図2に示されるように、コネクタ22は、カテーテル10のハンドル12内、特にそのハウジング24内に配置されている。例えば、コネクタ22は、キャビティ32内、したがって、ハウジング24の第1の部品26と第2の部品28との間に配置されてもよい。あるいは、および図2に示されるように、コネクタ22は、ハンドルハウジング24の第3の部品38と第4の部品40とによって画定されるキャビティ内に配置されてもよい。別の例示的な実施形態では、ハンドル12内、またはハンドル12の一部として配置されるのではなく、コネクタ22をハンドル12から離して、例えば、カテーテル10のハンドル12から延びるピグテール(図示せず)の端部に配置してもよい。
上記の構成要素に加えて、例示的な一実施形態では、カテーテル10は、カテーテル10のハンドル12に付属した偏向機構42と、カテーテル10のシャフト14の遠位端部18に、またはその内部に配置されたプルアセンブリ44(図7Aおよび図7Bに最良に示される)とをさらに含む。以下により詳細に記載されるように、偏向機構42とプルアセンブリ44との組み合わせにより、使用者または医師が、シャフト14の遠位端部18の、1つまたは複数の方向への動き(例えば偏向)を実施することができ、したがって、医師がカテーテル10を操向することを可能にする手段を提供する。
図2〜3Bを参照すると、例示的な一実施形態では、偏向機構42は、回転可能な本体48と、1つまたは複数の作動または操向ワイヤ50とを含むアクチュエータ46を少なくとも部分的に含む。明確化および説明目的のため、以下の記載は、偏向機構42が第1および第2の作動ワイヤ50(すなわち、第1の作動ワイヤ50および第2の作動ワイヤ50)を含む実施形態に限定される。しかしながら、他の例示的な実施形態では、偏向機構42は2つよりも多いまたは少ない作動ワイヤを含んでもよく、したがって、そのような実施形態は依然本開示の範囲および精神内であることは理解されよう。
図2〜3Bに示される実施形態では、および一般に、回転可能なアクチュエータ本体48は、例えば、成形プラスチックで構成されてもよく、第1の外壁52と、第1の外壁52に実質的に平行する第2の外壁54と、第1の外壁52と第2の外壁54とを横断し、かつ第1の外壁52と第2の外壁54との間に配置された第3の外壁56と、を含む。アクチュエータ本体48は、中に形成された(図2に最良に示される)スロット60を有する第1の部分58と、中または上に配置された(図3Aおよび図3Bに最良に示される)溝64を有する第2の部分62と、をさらに含む。例示的な一実施形態では、および以下により詳細に記載されるように、第1の部分58は、アクチュエータ本体48の第3の外壁56の一部を含み、第2の部分62は、アクチュエータ本体48の第1の外壁52および第2の外壁54の1つの内部表面を含む。さらに、例示的な一実施形態では、本体48の第1の部分58および第2の部分62は本体48の反対端に配置されている。図3Aおよび図3Bに示されるように、偏向機構42が組み立てられると、作動ワイヤ50、50は溝64から延びて、スロット60を通り回転可能な本体48から出る。
さらに具体的には、作動ワイヤ50、50のそれぞれは近位端66と遠位端68(図7Aおよび図7Bに最良に示される)とを有する。例示的な一実施形態では、偏向機構42は、一対のアンカーまたはワイヤロック70をさらに含む。例えば、図3Aおよび図3Bに示されるように、ワイヤロック70のそれぞれは各々の作動ワイヤ50の近位端66に取り付けられている(すなわち、第1のワイヤロック70は第1の作動ワイヤ50の近位端66に取り付けられており、第2のワイヤロック70は第2の作動ワイヤ50の近位端66に取り付けられている)。ワイヤロック70は、いくつかの手法で作動ワイヤ50の近位端66に取り付けられてもよい。単に例示的な目的のために提供され、本質的に限定することを意味しない実施形態において、各ワイヤロック70は各々の作動ワイヤ50の近位端66上にはんだ付けされる。さらに具体的には、図8Aおよび図8Bに示されるような実施形態では、各ワイヤロック70は、その中に中ぐり71を含む。中ぐり71内には、対応する作動ワイヤ50の近位端66が挿入され、その後、所定の位置にはんだ付けされてもよい。しかしながら、ワイヤロック70を作動ワイヤ50の近位端66に取り付けるため、はんだ付け技術の代わりに当技術分野において周知のいくつかの取り付け技術を使用してもよく、このような他の技術は依然本開示の範囲および精神内であることは理解されよう。
以下により詳細に記載されるように、アクチュエータ46が組み立てられると、作動ワイヤ50の近位端66はアクチュエータ本体48内に配置される一方、作動ワイヤ50、50の遠位端68は、例えば、カテーテル10のシャフト14内に配置されたプルアセンブリ44に結合される、または取り付けられる(図7Aおよび図7Bに最良に示される)。
引き続き図3Aおよび図3Bを参照すると、例示的な一実施形態では、ワイヤロック70、70は、アクチュエータ本体48の溝64内に配置されており、かつ特定の例では、アクチュエータ本体48が回転すると、溝64内に載る(例えば、スライドする、または滑る)ように構成されている。作動ワイヤ50、50がワイヤロック70、70に取り付けられており、ワイヤロック70、70が溝64内に配置されているため、作動ワイヤ50、50は溝64から延びて、そのスロット60を通りアクチュエータ本体48から出る。
さらに具体的には、および図3A〜6を参照すると、例示的な一実施形態では、アクチュエータ本体48は、ベース部材72と、カバー部材74とを含む。図4および図6に最良に示すように、ベース部材72は、第1の面76と、第2の面78と、第1の面76と第2の面78との間に配置され、かつ第1の面76と第2の面78とに実質的に垂直な横断壁80と、を含む。例示的な一実施形態では、ベース部材72の横断壁80は、アクチュエータ本体48の第3の外壁56を含み、横断壁80の一部は、中に配置されたスロット60を有するアクチュエータ本体48の第1の部分58をさらに含む。そのような一実施形態では、ベース部材72の第1の面76は、アクチュエータ本体48の第2の部分62を含んでもよい。第2の部分62はその中または上に配置された溝64を含む。したがって、第1の面76はアクチュエータ本体48の第1の外壁52の内部表面を含んでもよい一方で、第2の面78は第1の外壁52の外部表面を含んでもよい。
ベース部材72と同様、図3A、図3Bおよび図6に示されるような例示的な一実施形態では、アクチュエータ本体48のカバー部材74は、第1の面82と、第2の面84と、第1の面82と第2の面84との間に配置され、かつ第1の面82と第2の面84とに実質的に垂直な横断壁86と、を含む。カバー部材74はベース部材72に重なるようになっており、カバー部材74の第1の面82はベース部材72の第1の面76と係合するようになっている。したがって、例示的な一実施形態では、カバー部材74の第1の面82はアクチュエータ本体48の第2の外壁54の内部表面を含む一方で、第2の面84は第2の外壁54の外部表面を含む。以下に記載されるように、カバー部材74は少なくともワイヤロック70、70を溝64内に保持するように動作する。
図4および図5を参照すると、アクチュエータ本体48のベース部材72が示される。ベース部材72は、第1の端部88と、第1の端部88の反対側の第2の端部90と、を含む。例示的な一実施形態では、溝64がベース部材72の第1の端部88に配置されている一方で、スロット60は第2の端部90に配置されている。さらに、例示的な一実施形態では、溝64は湾曲した溝を含む。そのような一実施形態では、および横断面80が環状の表面を含む図4および図5に示されるような例では、溝64は、ベース部材72の横断面80の曲率の程度と実質的に同じ曲率の程度を有してもよい。
いずれにしても、溝64が湾曲しているか、曲率の程度、またはそれがどこに位置しているかに関係なく、例示的な一実施形態では、溝64は、第1の側壁92および第2の側壁94、ならびに第1の端壁96および第2の端壁98によって少なくとも部分的に画定される、実質的にu字形またはv字形の溝を含む。第1の端壁96および第2の端壁98のそれぞれは、溝64の両端にある第1の側壁92と第2の側壁94との間に配置されている。
例示的な一実施形態では、端壁96、98の少なくとも1つはその中に配置された開口部100を有する。図4および図5に示される実施形態では、端壁96、98のそれぞれは、その中に配置された開口部100を有する(すなわち、端壁96はその中に配置された開口部100を有する一方、端壁98はその中に配置された開口部100を有する)。開口部100、100は、溝64から出た作動ワイヤ50、50の伸張を可能にするために設けられる。溝64内には、ワイヤロック70、70、したがって、作動ワイヤ50の近位端66が配置される。開口部100、100はいくつかの形態をとってもよい。例えば、開口部100、100の1つまたは両方は、各々の端壁96、98内に形成されたv字形またはu字形の切り欠き部を含んでもよい。しかしながら、別の例示的な実施形態では、開口部100、100の1つまたは両方は、各々の端壁96、98内の穴または別の同様の孔を含んでもよい。したがって、当業者であれば、開口部100、100はいくつかの形態をとってもよく、そのそれぞれが本開示の範囲および精神内にあることを理解するであろう。開口部100、100の特定の形態に関わらず、ワイヤロック70、70を溝64内に保持し、それによりワイヤロック70、70が開口部100、100を通じて溝64から出ることを防止するため、開口部100、100は、ワイヤロック70、70のサイズよりも小さなサイズ(例えば、直径)を有する。
引き続き図5を参照すると、溝64に加え、例示的な一実施形態においては、示される実施形態ではベース部材72の第1の面76の少なくとも一部を含むアクチュエータ本体48の第2の部分62は、その中または上に配置された、第1の部分58(例えば、ベース部材72の横断面80)のスロット60から溝64内の開口部100まで延びる1つまたは複数の通路102をさらに含む。偏向機構42が一対の作動ワイヤ50、50を含む実施形態では、第1の通路102および第2の通路102はベース部材72の第1の面76内または上に形成されている。そのような一実施形態では、第1の通路102は、スロット60から、溝64の第1の端壁96内の開口部100まで延びている。第2の通路102は、スロット60から、第2の端壁98内の開口部100まで延びている。図5に示されるような実施形態では、第1の通路102および第2の通路102は、ベース部材72の第1の面76内または上に配置された、より大きな通路またはグルーブの第1の部分および第2の部分を含む。あるいは、第1の通路102と第2の通路102とは、互いに分離されており、かつ異なる(すなわち、単一のより大きなグルーブまたは通路の部分を含まない)ものであってもよい。
溝64と同様、例示的な一実施形態では、通路102は湾曲形状を有してもよい。そのような一実施形態では、および横断面80が環状の表面を含む例では、通路102は、ベース部材72の横断面80の曲率の程度と実質的に同じ曲率の程度を有してもよい。さらに、および上記の溝64および開口部100と同様、例示的な一実施形態では、通路102、102は、実質的にu字形またはv字形の通路を含んでもよい。
例示的な一実施形態では、通路102、102のそれぞれは、通路102、102の長さに沿って一定幅を有する。あるいは、および図5に最良に示されるように、通路102、102の異なる部分は異なる幅を有してもよい。例えば、示される実施形態では、通路102、102のそれぞれは、スロット60の近傍にある第1の部分103と、第1の部分103よりも開口部100、100各々の近傍にある第2の部分104と、を有する。例示的な一実施形態では、第1の部分103は第2の部分104の幅よりも小さな幅を有する。したがって、各通路102、102は、その、第1の部分103と第2の部分104との間の移行部に配置された肩部105を有する。さらに、図5に示されるような例示的な一実施形態では、第1の部分103は、第2の部分104によって画定される長手方向の中心線107からずれた長手方向の中心線106を画定する。このため、および図5に示されるように、例示的な一実施形態では、開口部100、100の長手方向の中心線は、溝64の長手方向の中心線と、通路102、102の第2の部分104の各々の長手方向の中心線107との両方と整列しているが、通路102、102の第2の部分104の各々の中心線107は第1の部分103の各々の中心線106からずれている。さらに具体的には、例示的な一実施形態では、第1の部分103の中心線106は、第2の部分104の中心線107から、第3の外壁56/横断壁80に向かう方向にずれている。変化する幅を有し、かつ上述のように配置される通路102を用いる目的の1つは、溝内の開口部の中心線が、溝64の中心線と、全長にわたり一定幅を有する通路102全体の中心線とに整列している他の公知の偏向機構に比べて、より大きな偏向の程度を可能にするためである。
示される実施形態では、通路102、102のそれぞれは、そこに延びる作動ワイヤ50、50の各々を有するように構成されている。さらに具体的には、図3A、図3Bおよび図5を参照すると、第1の作動ワイヤ50は、溝64内に配置された第1のワイヤロック70から延びて、溝64の端壁96内の開口部100を通り、第1の通路102を通り、ベース部材72の横断面80内のスロット60を通じてアクチュエータ本体48から出る。同様に、第2の作動ワイヤ50は、同じく溝64内に配置された第2のワイヤロック70から延びて、溝64の端壁98内の開口部100を通り、第2の通路102を通り、スロット60を通じて出る。
上に短く記載したように、アクチュエータ本体48がベース部材72とカバー部材74とを含む2部品構造である実施形態では、カバー部材74は、ベース部材72の第1の面76に係合し、ワイヤロック70、70を溝64内に保持するように動作する。さらに具体的には、図6は、カバー部材74がベース部材72上を覆い、カバー部材74の第1の面82がベース部材72の第1の面76と係合し、ワイヤロック70、70を溝64内に保持している状態を示す、アクチュエータ本体48の一部の断面図を示す。
同様に、溝64の端壁96、98がその中に各々の開口部100、100を有する、および/または作動ワイヤ50、50が各々の通路102、102内に延びる例示的な一実施形態では、カバー部74は、ワイヤロック70について上記したものと同じ手法で、作動ワイヤ50、50を開口部100、100および/または通路102、102内に保持するように動作する。最後に、例示的な一実施形態では、カバー部材74は、さらに、上記したものと同じ手法で、作動ワイヤ50、50をアクチュエータ本体48のスロット60内に保持するように動作してもよい。
したがって、ワイヤロック70および作動ワイヤ50がベース部材72に組み付けられると、例示的な一実施形態では、ベース部材72とカバー部材74とは、当技術分野において周知の技術を使用して互いに結合されても取り付けられてもよい。例えば、ベース部材72とカバー部材74とは、ベース部材72およびカバー部材74のそれぞれに配置された相補形のインターロック部材、従来の締結具または接着剤、もしくは当技術分野において公知の任意の他の技術によるプレスばめまたは締まり結合技術を使用して互いに結合されてもよい。あるいは、ベース部材72とカバー部材74とは互いに全く結合されなくても取り付けらなくてもよく、むしろ、ハンドル12の特定の構造およびそれが組み立てられる性質によって互いに保持されても圧縮されてもよい(例えば、ハンドル12が完全に組み立てられると、ベース部材72およびカバー部材74に、それらが互いに結合されているか取り付けられているかのように、ベース部72とカバー部74とを互いに保持するのに十分な圧縮力がかかる)。
示される実施形態では、再度、アクチュエータ本体48のベース部材72を含むアクチュエータ本体48の第2の部分58が、溝64のみを含むか、溝64と通路102、102との両方を含むかに関わらず、溝64の端壁96、98のそれぞれは、アクチュエータ本体48が各々の方向に回転すると、ワイヤロック70、70のそれぞれに係合し、かつその上に力を印加するように構成されており、かつ動作する。
さらに具体的には、図3Aに示されるように、アクチュエータ本体48が中立位置にある(すなわち、カテーテル10のシャフト14が中立または非偏向状態にある)場合、溝64内に配置されたワイヤロック70、70は、溝64の端壁96、98にそれぞれ接触している。図3Bに示されるような例示的な一実施形態では、アクチュエータ本体48が第1の方向108に(例えば、時計回り方向に)回転すると、溝64の第1の端壁96は、第1のワイヤロック70に係合し、その上に力を印加するように動作する。アクチュエータ本体48が時計回りに回転すると、端壁96によって第1のワイヤロック70に印加される力により、第1の作動ワイヤ50に張力がかかる(すなわち、第1の作動ワイヤ50が「引っ張られる」)。逆に、アクチュエータ本体48が第1の方向108に回転すると、溝64の第2の端壁98は第2のワイヤロック70から離れるため、第2のワイヤロック70に力は印加されない。むしろ、図3Bに示されるように、アクチュエータ本体48が第1の方向108に回転すると、第2のワイヤロック70は溝64内に載り、それによって、第2の作動ワイヤ50が「押される」または「引っ張られる」ことを防止する。
同様に、アクチュエータ本体48が第1の方向108とは逆の第2の方向109に(例えば、反時計回り方向に)回転すると、溝64の第2の端壁98は、溝64内に配置された第2のワイヤロック70に係合し、それに力を印加するように動作する。上記の第1の作動ワイヤ50と同様、アクチュエータ本体48が第2の方向109に回転すると端壁98によって第2のワイヤロック70に印加される力により、第2の作動ワイヤ50に張力がかかる(すなわち、第2の作動ワイヤ50が「引っ張られる」)。逆に、アクチュエータ本体48が第2の方向109に回転すると、溝64の第1の端壁96は第1のワイヤロック70から離れるため、第1のワイヤロック70に力は印加されない。むしろ、アクチュエータ本体48が第2の方向109に回転すると、第1のワイヤロック70は溝64内に載り、それによって、第1の作動ワイヤ50が「押される」または「引っ張られる」ことを防止する。
ワイヤロック70が溝64内に載ることを容易にするため、図8Aおよび図8Bに示されるような例示的な一実施形態では、ワイヤロック70はほぼ球の形状を有する。しかしながら、本開示はそのような一実施形態に限定されるものではなく、むしろ、依然本開示の範囲および精神内である他の例示的な実施形態では、ワイヤロック70は、いくつかの形状を有してもよく、そのような実施形態は依然本開示の範囲および精神内であることは理解されよう。
ワイヤロック70が溝64内に載るように構成されている上記の配置の利点の1つは、カテーテルシャフト14に向かう方向に作動ワイヤが押されることに起因する作動ワイヤの屈曲または座屈および弱化が防止されることである。さらに具体的には、本明細書中の別の場所に記載されているような特定の従来の偏向機構の欠点の1つは、選択的に張力をかけられていない作動ワイヤに印加される押力に関するものである。さらに具体的には、特定の従来の偏向機構では、そのアクチュエータが、それぞれが各々の作動ワイヤの近位端に結合されるように構成された1つまたは複数の柱を含む。例えば、偏向機構が一対の作動ワイヤを含む例では、アクチュエータは一対の柱を含んでもよい。一対の柱のそれぞれは、それに結合された各々の作動ワイヤを有する。そのような例では、シャフトを所望の方向に偏向するためにアクチュエータが操作されると、作動ワイヤの1つに引張力が印加され、それによって、その作動ワイヤに張力が印加される。一方、引張力がかけられていない他方の作動ワイヤは引張力の反対方向に、例えば、ハンドルアセンブリのハウジング内に押されることになりうる。この押力のため、押される作動ワイヤは曲がるか座屈するおそれがあり、それにより、作動ワイヤが弱化し、場合によっては破損することとなる(例えば、作動ワイヤが最終的に折れる場合がある)。
本開示では、作動ワイヤ50の1つに張力が印加される(すなわち、作動ワイヤがカテーテルシャフト14から離れる方向に「引っ張られる」)とワイヤロック70が溝64内に載るように構成されているため、張力をかけられていない作動ワイヤ50に対応するワイヤロック70が溝64内に載ることが可能になることから、張力をかけられていない作動ワイヤ50が押されることにはならず、このため、作動ワイヤ50が押されることに起因するこの作動ワイヤ50の屈曲または座屈および弱化が防止される。
上に短く記載したように、および例えば、図1、図3Aおよび図3Bに示されるように、偏向機構42はカテーテル10のハンドル12に組み合わされる。特に、例示的な一実施形態では、偏向機構42のアクチュエータ本体48はハンドルハウジング24のキャビティ32の一部内に回転自在に取り付けられており、示される実施形態では、ハウジング24の第1の部品26と第2の部品28との間に配置されている。図2に示されるように、例示的な一実施形態では、アクチュエータ本体48は、その中に延在する、ハンドルハウジング24の柱34を受容するように構成された孔110を有する。アクチュエータ本体48が柱34に組み付けられると、アクチュエータ本体48は柱34の周りを回転するように構成される。
カテーテルハンドル12が第1の部品26と第2の部品28とを含む、示される実施形態では、アクチュエータ本体48がキャビティ32内およびハウジング24の柱34上に配置されると、ハウジング24は組み合わせられてもよい。さらに具体的には、例示的な一実施形態では、ハウジング24の第2の部品28はその第1の部品26と整列され、かつ互いにプレスばめされてもよい。図2に示されるように、ハンドル12はOリング111をさらに含んでもよい。Oリング111は、アクチュエータ本体48と、特に、(一実施形態においてはカバー部74を含む)その第1の外壁52との間、およびハウジング24の内部表面(一実施形態においては、ハウジング24の第2の部品28の内部表面を含む)との間に配置されてもよい。図1および図2に示されるように、医師がアクチュエータ本体48を操作する、または回転させることができるように、ハンドル12のハウジング24は、その中に、1つまたは複数のスロット112をさらに含んでもよい。1つまたは複数のスロット112を通じてアクチュエータ本体48が延在し、かつ1つまたは複数のスロット112内においてアクチュエータ本体48が回転してもよい。図1および図2に示される実施形態では、ハウジング24は、ハウジング24の、正反対に対向する側に配置された一対のスロット112、112を含む。
さらに、例えば、図1および図2に示されるような実施形態では、アクチュエータ本体48は、ハンドルハウジング24のスロット112内において回転してもよい一方で、そこから(例えば、第3の外壁56/横断壁80から)外側に突出する1つまたは複数の突起物114を含んでもよい。1つまたは複数の突起物114は、アクチュエータ本体48が回転することができる範囲を制限するように構成されている。さらに具体的には、アクチュエータ本体48の正反対に対向する側に配置された一対の突起物114、114を含む示される実施形態では、突起物114、114は、突起物114、114が各々のスロット112、112の端部に到達すると、それらがハウジング24に接触するよう適切な距離外側に突出し、それによって、その特定の方向におけるアクチュエータ本体48のさらなる回転を防止する。
アクチュエータ本体48の回転を制限することに加え、突起物114、114は、カテーテル10を使用する医師が、シャフト14がいつ中立または非偏向状態にあるかを判断することができる手段をさらに提供してもよい。例えば、突起物114、114がスロット112内の中央に配置されると、医師はシャフト14が非偏向状態にあると判断することができる。
示される実施形態は一対の突起物114を含むが、本開示はそのように限定されることを意味するものではないと理解されよう。むしろ、依然本開示の範囲および精神内である他の例示的な実施形態では、本体48は、単一の突起物、または上記したものと同じ機能および目的を果たす、2つを超える突起物を含んでもよい。
上に短く記載したように、偏向機構42の作動ワイヤ50、50の遠位端68は、カテーテル10のシャフト14内に配置されたプルアセンブリ44に取り付けられている。作動ワイヤ50、50は、例えば、構成要素をはんだ付け、またはそうでなければ適切な接着剤で接着することによるが、これに限定されない、当技術分野において周知のいくつかの方式でプルアセンブリ44に取り付けてもよい。作動ワイヤ50、50は、プルアセンブリ44から、シャフト14内を通りシャフト14の近位端部16まで延びる。例示的な一実施形態では、作動ワイヤはシャフト14の1つまたは複数の内腔(図示せず)内に配置されている。任意の例では、および図3Aおよび図3Bに示されるように、作動ワイヤ50、50は、さらに、シャフト14の近位端部16から、ハンドル12のハウジング24および特にそのキャビティ32を通り、アクチュエータ本体48のスロット60内に延びる。上に短く記載したように、例示的な一実施形態では、ハンドルハウジング24は、ハウジング24の内部表面30(および、例示的な一実施形態では、特にその第1の、または底部部品26)から、キャビティ32内に延びている、または突出している一対の案内壁36、36をさらに含む。ワイヤ50、50がシャフト14の近位端部16から、アクチュエータ本体48のスロット60内に延びると、案内壁36、36のそれぞれが、作動ワイヤ50、50それぞれのためのガイドとして機能するよう構成される。
例示的な一実施形態では、ハンドル12は、アクチュエータ本体48を回転する機能を制御することができる手段をさらに含んでもよい。例えば、図2に示される実施形態では、ハンドル12はテンションノブ116を含んでもよい。テンションノブ116は、アクチュエータ46に印加される圧縮力を増加する、または減少する、したがって、アクチュエータ本体48を回転する機能を増加する、または減少するように動作する。そのような機能性の利点の1つは、医師がシャフト14を所望の量だけ偏向すると、アクチュエータ本体48を両方向に回転する機能を制限するために、医師はテンションノブ116を調節することにより偏向を維持することができるということである。
例えば、図2に示されるような例示的な一実施形態では、テンションノブ116に加え、ハンドル12は、テンションノブ116のねじ状の凹部に嵌合されるように構成されたねじ118をさらに含んでもよい。そのような一実施形態では、ハウジング24の柱34は貫通中ぐり120を含んでもよい。貫通中ぐり120は、柱34の長さおよびハウジング24の外部表面(例えば、ハウジング24の第1の、または底部部品26の外部表面を)を貫通しているねじ状の中ぐりを含んでもよい。そのような一実施形態では、ハウジング24は、柱34および特にその中ぐり120と同軸上に整列した孔122をさらに含む。示される実施形態では、孔122は、ハウジング24の第2の、または上部部品28内に配置されている。ねじ118とテンションノブ116とが組み合わせられると、ねじ118のシャフトは、中ぐり120と、Oリング111(該当する場合)と、ハウジング24内の孔122とを貫通する。テンションノブ116は、例えば、テンションノブ116をねじ118のねじ付きシャフト上にねじ込むことによってねじ118のシャフトの端部に嵌合される。ねじ118と組み立てられると、ハウジング24の部品26、28ならびにその間に配置された種々の構成要素間に印加される圧縮力を増加する、または減少するためにテンションノブ116を調整することができる。例えば、テンションノブ116を締めると印加される圧縮力が増加してもよく、その一方で、テンションノブ116を緩めると圧縮力が減少してもよい。印加される圧縮力が大きくなるほど、アクチュエータ本体48を回転する機能はさらに制限される。
上に短く記載したように、ハンドル12およびカテーテル10の他の構成要素に組み付けられると、偏向機構42および特にそのアクチュエータ46は、シャフト14の遠位端部18を1つまたは複数の方向に偏向させるため選択的に操作されるように構成される。さらに具体的には、アクチュエータ46の本体48の操作(例えば回転)により、作動ワイヤ50、50に選択的に張力をかけ、それにより、プルアセンブリ44(例えば、プルリング)、したがって、シャフト14の動きを生じさせる。
例えば、図7Aおよび図7Bに示される実施形態では、アクチュエータ本体48が時計回り方向に回転すると、作動ワイヤ50はカテーテル10のシャフト14から離れる方向に引っ張られ、それによって張力を作動ワイヤ50に印加する。作動ワイヤ50に張力をかけることにより、プルアセンブリ44が引っ張られ、その結果、シャフト14が第1の方向に偏向する。同様に、アクチュエータ本体48が反時計回り方向に回転すると、作動ワイヤ50はカテーテル10のシャフト14から離れる方向に引っ張られ、それによって、張力を作動ワイヤ50に印加する。作動ワイヤ50に張力をかけることにより、プルアセンブリ44が引っ張られ、その結果、シャフト14が第1の方向とは逆の第2の方向に偏向する。
したがって、本明細書中の上方に記載された偏向機構42の配置または構成により、医師が患者の体内においてカテーテル10を操舵および操向することを可能にする一方で、同時に、作動ワイヤ50がカテーテル10のシャフト14に向かって、およびアクチュエータ46の前にあるハンドルハウジング24のキャビティ32の部分内に押されることを防止するため、そのアクチュエータ46を操作することが可能になる。したがって、作動ワイヤ50がそのように押されることに起因する作動ワイヤ50の屈曲または座屈および弱化が防止される。
本発明の幾つかの実施形態をある程度の特殊性と共に上記において説明してきたが、当業者は、本発明の範囲を逸脱すること無く、開示される実施形態に多くの変更を加えることができるであろう。全ての方向に関する指示は(例えば、上、下、上方、下方、左、右、左方、右方、最上部、底部、より上方に、より下方に、垂直の、水平の、時計回り、反時計回り)、読者の本発明についての理解を助けるべく、識別する目的で使用されているに過ぎず、特に本発明の位置、方向又は使用に関して制限を与えるものではない。結合に関する指示は(例えば取り付けられる、連結される、接続されるなど)、広義に解釈されるべきであり、要素の接続部と、要素の間の相対的な機構部分と、の間の中間部材を含んでいる場合がある。その様に、結合に関する指示は、2つの要素が直接的に接続されている及び互いに固定した関係にあることを必ずしも推定しているものではない。上記の説明に含まれる又は添付図面に示される全ての内容は、制限的なものとしてではなく、単に例示的なものとして解釈されるべきである。添付の特許請求の範囲で定義されている本発明から逸脱すること無く、細部又は構造に変更を加えることができる。

Claims (22)

  1. 細長医療デバイスで使用するための偏向機構であって、
    回転可能な本体を含むアクチュエータであって、前記本体が溝を含む、アクチュエータと、
    近位端と遠位端とを有する作動ワイヤと、
    前記作動ワイヤの前記近位端に取り付けられたワイヤロックであって、
    前記アクチュエータ本体が回転すると、前記ワイヤロックが前記溝内に配置され、かつ前記溝内に載るように構成されている、ワイヤロックと、
    を含む、偏向機構。
  2. 前記溝が、第1の側壁および第2の側壁ならびに第1の端壁および第2の端壁によって画定され、前記第1の端壁および前記第2の端壁のそれぞれが前記溝の両端にある前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に配置され、前記端壁の1つがその中に配置された開口部を含み、さらに、
    前記作動ワイヤが前記ワイヤロックから延びて、前記溝の前記第1の端壁および前記第2の端壁の前記1つにある前記開口部を通る、請求項1に記載の偏向機構。
  3. 前記アクチュエータ本体が、
    中に配置されたスロットを有する第1の部分と、
    前記溝と、前記溝の前記第1の端壁および前記第2の端壁の前記1つにある前記スロットと前記開口部との間に延びる通路と、を含む第2の部分と、をさらに含み、さらに、
    前記作動ワイヤが前記ワイヤロックから延びて、前記溝の前記第1の端壁および前記第2の端壁の前記1つにある前記開口部を通り、前記通路を通り、前記アクチュエータ本体の前記第1の部分にある前記スロットを通る、請求項2に記載の偏向機構。
  4. 前記アクチュエータ本体が、第1の外壁と、前記第1の外壁に平行する第2の外壁と、前記第1の外壁および前記第2の外壁を横断し、かつ前記第1の外壁と前記第2の外壁との間に配置された第3の外壁と、を含み、さらに、前記アクチュエータ本体の前記第1の部分が前記第3の外壁を含み、前記第2の部分が前記第1の外壁および前記第2の外壁の1つの一部を含む、請求項3に記載の偏向機構。
  5. 前記通路が、
    第1の幅を有し、かつその第1の長手方向の中心線を画定する第1の部分と、
    第2の幅を有し、かつその第2の長手方向の中心線を画定する第2の部分と、
    を含み、さらに、
    前記第2の幅が前記第1の幅よりも大きく、前記第1の中心線と前記第2の中心線とが互いにずれている、請求項3に記載の偏向機構。
  6. 前記溝が第1の側壁および第2の側壁ならびに第1の端壁および第2の端壁によって画定され、前記第1の端壁および前記第2の端壁のそれぞれが前記溝の両端にある前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に配置され、
    さらに、
    前記アクチュエータ本体が第1の方向に回転すると、前記溝の前記第1の端壁および前記第2の端壁の1つが、前記溝内に配置された前記ワイヤロックに係合し、前記ワイヤロックに力を印加するように動作し、それにより、前記作動ワイヤに張力がかけられ、
    前記アクチュエータ本体が前記第1の方向とは逆の第2の方向に回転すると、前記ワイヤロックが前記溝内に載るように構成されており、前記溝の前記第1の端壁および前記第2の端壁の前記1つが前記ワイヤロックの前記1つから離れる、請求項1に記載の偏向機構。
  7. 前記作動ワイヤが第1の作動ワイヤであり、前記ワイヤロックが第1のワイヤロックであり、
    前記偏向機構が、
    近位端と遠位端とを有する第2の作動ワイヤと、
    前記第2の作動ワイヤの前記近位端に取り付けられた第2のワイヤロックと、
    をさらに含み、さらに、
    前記第1のワイヤロックおよび前記第2のワイヤロックが前記アクチュエータ本体の前記溝内に配置されており、かつ前記アクチュエータ本体が回転すると前記溝内に載るように構成されている、請求項1に記載の偏向機構。
  8. 前記溝が第1の側壁および第2の側壁ならびに第1の端壁および第2の端壁によって画定され、前記第1の端壁および前記第2の端壁のそれぞれが前記溝の両端にある前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に配置され、前記端壁のそれぞれが、その中に配置された各々の開口部を含み、
    さらに、
    前記第1の作動ワイヤが前記第1のワイヤロックから延びて、前記溝の前記第1の端壁内の前記開口部を通り、
    前記第2の作動ワイヤが前記第1のワイヤロックから延びて、前記溝の前記第2の端壁内の前記開口部を通る、請求項7に記載の偏向機構。
  9. 前記アクチュエータ本体が、
    中に配置されたスロットを有する第1の部分と、
    第2の部分であって、
    前記溝と、
    前記スロットから前記溝の前記第1の端壁内の前記開口部まで延びる第1の通路と、
    前記スロットから前記溝の前記第2の端壁内の前記開口部まで延びる第2の通路と、を含む、第2の部分と、
    をさらに含み、
    さらに、
    前記第1の作動ワイヤが前記第1のワイヤロックから延びて、前記溝の前記第1の端壁内の前記開口部を通り、前記第1の通路を通り、前記アクチュエータ本体の前記第1の部分内の前記スロットを通り、
    前記第2の作動ワイヤが前記第2のワイヤロックから延びて、前記溝の前記第2の端壁内の前記開口部を通り、前記第2の通路を通り、前記アクチュエータ本体の前記第1の部分内の前記スロットを通る、請求項8に記載の偏向機構。
  10. 前記溝が第1の側壁および第2の側壁ならびに第1の端壁および第2の端壁によって画定され、前記第1の端壁および前記第2の端壁のそれぞれが前記溝の両端にある前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に配置され、
    さらに、
    前記アクチュエータ本体が第1の方向に回転すると、前記溝の前記第1の端壁が前記溝内に配置された前記第1のワイヤロックに係合し、前記第1のワイヤロックに力を印加するように動作し、それによって、前記第1の作動ワイヤに張力がかけられる一方で、前記第2の端壁が前記第2のワイヤロックから離れると、前記第2のワイヤロックが前記溝内に載るように構成されており、
    前記アクチュエータ本体が前記第1の方向とは逆の第2の方向に回転すると、前記溝の前記第2の端壁が前記溝内に配置された前記第2のワイヤロックに係合し、前記第2のワイヤロックに力を印加するように動作し、それによって、前記第2の作動ワイヤに張力がかけられる一方で、前記第1の端壁が前記第1のワイヤロックから離れると、前記第1のワイヤロックが前記溝内に載るように構成されている、請求項7に記載の偏向機構。
  11. 前記アクチュエータ本体が、
    第1の面と第2の面とを含むベース部材であって、前記第1の面が前記アクチュエータ本体の前記溝を含み、前記第2の面が前記アクチュエータ本体の外部表面を含む、ベース部材と、
    前記ベース部の前記第1の面と係合するようになっており、かつ前記ワイヤロックを前記溝内に保持するように動作するカバー部材と、を含む、請求項1に記載の偏向機構。
  12. 前記溝が湾曲した溝を含む、請求項1に記載の偏向機構。
  13. 前記ワイヤロックが前記溝内でスライドするように構成される、請求項1に記載の偏向機構。
  14. 操向可能な細長医療デバイスで使用されるハンドルアセンブリであって、
    キャビティを画定するハウジングと、
    偏向機構と、を含み、
    前記偏向機構が、
    回転可能な本体を含むアクチュエータであって、前記回転可能な本体の少なくとも一部が前記ハウジングの前記キャビティ内に配置されており、前記本体が溝を含む、アクチュエータと、
    近位端と遠位端とを有する作動ワイヤと、
    前記作動ワイヤの前記近位端に取り付けられたワイヤロックであって、前記ワイヤロックが前記溝内に配置され、前記アクチュエータ本体が回転すると、前記溝内に載るように構成される、ワイヤロックと、を含み、
    さらに、
    前記作動ワイヤが前記溝から前記ハウジングの前記キャビティ内に延びる、ハンドルアセンブリ。
  15. 前記ハウジングが、内部表面と、前記内部表面から前記キャビティ内に突出した柱と、を含み、
    前記アクチュエータ本体が、その中に、前記柱を受容するように構成された孔を含み、前記アクチュエータ本体が前記柱の周りを回転するように構成されている、
    請求項14に記載のハンドルアセンブリ。
  16. 前記偏向機構の前記作動ワイヤおよび前記ワイヤロックが、それぞれ第1の作動ワイヤと、第1のワイヤロックとを含み、
    前記偏向機構が、
    近位端と遠位端とを有する第2の作動ワイヤと、
    前記第2の作動ワイヤの前記近位端に取り付けられた第2のワイヤロックと、
    をさらに含み、さらに、
    前記第1のワイヤロックおよび前記第2のワイヤロックが前記アクチュエータ本体の前記溝内に配置され、かつ前記アクチュエータ本体が回転すると前記溝内に載るように構成されており、
    前記第1の作動ワイヤおよび前記第2の作動ワイヤが前記溝から、前記ハウジングの前記キャビティ内に延びる、請求項14に記載のハンドルアセンブリ。
  17. 前記偏向機構の前記アクチュエータ本体が、
    中に配置されたスロットを有する第1の部分と、
    前記溝を含む第2の部分と、をさらに含み、
    さらに、
    前記溝が第1の側壁および第2の側壁ならびに第1の端壁および第2の端壁によって画定され、前記第1の端壁および前記第2の端壁のそれぞれが前記溝の両端にある前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に配置され、前記端壁のそれぞれがその中に配置された各々の開口部を含み、
    前記アクチュエータ本体の前記第2の部分が、
    前記スロットから前記溝の前記第1の端壁内の前記開口部まで延びる第1の通路と、
    前記スロットから前記溝の前記第2の端壁内の前記開口部まで延びる第2の通路と、をさらに含み、
    さらに、
    前記第1の作動ワイヤが前記第1のワイヤロックから延びて、前記溝の前記第1の端壁内の前記開口部を通り、前記第1の通路を通り、前記アクチュエータ本体の前記第1の部分内の前記スロットを通り、
    前記第2の作動ワイヤが前記第2のワイヤロックから延びて、前記溝の前記第2の端壁内の前記開口部を通り、前記第2の通路を通り、前記アクチュエータ本体の前記第1の部分内の前記スロットを通る、請求項16に記載のハンドルアセンブリ。
  18. 前記偏向機構の前記アクチュエータ本体の前記第2の部分の前記溝が第1の側壁および第2の側壁ならびに第1の端壁および第2の端壁によって画定され、前記第1の端壁および前記第2の端壁のそれぞれが前記溝の両端にある前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に配置され、
    前記アクチュエータ本体が第1の方向に回転すると、前記溝の前記第1の端壁が前記溝内に配置された前記第1のワイヤロックに係合し、前記第1のワイヤロックに力を印加するように動作し、それによって、前記第1の作動ワイヤに張力がかけられる一方で、前記第2の端壁が前記第2のワイヤロックから離れると前記第2のワイヤロックが前記溝内に載るように構成されており、
    前記アクチュエータ本体が前記第1の方向とは逆の第2の方向に回転すると、前記溝の前記第2の端壁が前記溝内に配置された前記第2のワイヤロックに係合し、前記第2のワイヤロックに力を印加するように動作し、それによって、前記第2の作動ワイヤに張力がかけられる一方で、前記第1の端壁が前記第1のワイヤロックから離れると、前記第1のワイヤロックが前記溝内に載るように構成されている、
    請求項16に記載のハンドルアセンブリ。
  19. 近位端部と遠位端部とを含む細長シャフトと、
    前記シャフト内で、その前記遠位端部に配置されたプルアセンブリと、
    前記シャフトの前記近位端部に配置されたハンドルであって、前記ハンドルがキャビティを画定するハウジングを含む、ハンドルと、
    前記細長シャフトを偏向させるように構成された偏向機構と、を含み、
    前記偏向機構が、
    回転可能な本体を含むアクチュエータであって、前記回転可能な本体の少なくとも一部が前記ハンドルの前記ハウジングの前記キャビティ内に配置されており、前記本体が溝を含む、アクチュエータと、
    近位端と遠位端とを有する作動ワイヤであって、前記作動ワイヤの前記遠位端が前記プルアセンブリに結合され、前記作動ワイヤが前記プルアセンブリから前記アクチュエータ本体まで延びる、作動ワイヤと、
    前記作動ワイヤの前記近位端に取り付けられたワイヤロックであって、前記ワイヤロックが前記溝内に配置され、かつ前記アクチュエータ本体が回転すると、前記溝内に載るように構成されている、ワイヤロックと、を含み、
    前記作動ワイヤが前記溝から、前記ハンドルの前記ハウジングの前記キャビティ内に延びる、細長医療デバイス。
  20. 前記偏向機構の前記作動ワイヤおよび前記ワイヤロックが、それぞれ第1の作動ワイヤと第1のワイヤロックとを含み、
    前記偏向機構が、
    近位端と遠位端とを有する第2の作動ワイヤと、
    前記第2の作動ワイヤの前記近位端に取り付けられた第2のワイヤロックと、をさらに含み、
    前記偏向機構の前記第1のワイヤロックおよび前記第2のワイヤロックが前記アクチュエータ本体の前記溝内に配置されており、かつ前記アクチュエータ本体が回転すると前記溝内に載るように構成されており、さらに、
    前記偏向機構の前記第1の作動ワイヤおよび前記第2の作動ワイヤが前記溝から、前記ハンドルの前記ハウジングの前記キャビティ内に延びる、
    請求項19に記載の細長医療デバイス。
  21. 前記偏向機構の前記アクチュエータ本体が、
    中に配置されたスロットを有する第1の部分と、
    前記溝を含む第2の部分と、をさらに含み、
    さらに、
    前記溝が第1の側壁および第2の側壁ならびに第1の端壁および第2の端壁によって画定され、前記第1の端壁および前記第2の端壁のそれぞれが前記溝の両端にある前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に配置され、前記端壁のそれぞれがその中に配置された各々の開口部を含み、
    前記アクチュエータ本体の前記第2の部分が、
    前記スロットから前記溝の前記第1の端壁内の前記開口部まで延びる第1の通路と、
    前記スロットから前記溝の前記第2の端壁内の前記開口部まで延びる第2の通路と、をさらに含み、
    さらに、
    前記第1の作動ワイヤが前記第1のワイヤロックから延びて、前記溝の前記第1の端壁内の前記開口部を通り、前記第1の通路を通り、前記アクチュエータ本体の前記第1の部分内の前記スロットを通り、
    前記第2の作動ワイヤが前記第2のワイヤロックから延びて、前記溝の前記第2の端壁内の前記開口部を通り、前記第2の通路を通り、前記アクチュエータ本体の前記第1の部分内の前記スロットを通る、請求項19に記載の細長医療デバイス。
  22. 前記偏向機構の前記アクチュエータ本体の前記第2の部分の前記溝が第1の側壁および第2の側壁ならびに第1の端壁および第2の端壁によって画定され、前記第1の端壁および前記第2の端壁のそれぞれが前記溝の両端にある前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に配置され、
    前記アクチュエータ本体が第1の方向に回転すると、前記溝の前記第1の端壁が前記溝内に配置された前記第1のワイヤロックに係合し、前記第1のワイヤロックに力を印加するように動作し、それによって、前記第1の作動ワイヤに張力がかけられる一方で、前記第2の端壁が前記第2のワイヤロックから離れると前記第2のワイヤロックが前記溝内に載るように構成されており、
    前記アクチュエータ本体が前記第1の方向とは逆の第2の方向に回転すると、前記溝の前記第2の端壁が前記溝内に配置された前記第2のワイヤロックに係合し、前記第2のワイヤロックに力を印加するように動作し、それによって、前記第2の作動ワイヤに張力がかけられる一方で、前記第1の端壁が前記第1のワイヤロックから離れると前記第1のワイヤロックが前記溝内に載るように構成されている、
    請求項19に記載の細長医療デバイス。
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