JP2013247689A - 充電スタンド、車両及び通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】充電スタンドと車両との間で、安定した通信を行なうことができる充電スタンドを提供する。
【解決手段】
電力供給を行なうための給電信号に、情報を伝達するための通信信号を重畳させてコイル間通信を行なう充電スタンド100において、給電信号の電力が安定しているか否かを判断する。これにより、充電スタンド100は、給電信号の電力が安定している場合にのみ、コイル間通信を行なうようにする。
【選択図】図2
【解決手段】
電力供給を行なうための給電信号に、情報を伝達するための通信信号を重畳させてコイル間通信を行なう充電スタンド100において、給電信号の電力が安定しているか否かを判断する。これにより、充電スタンド100は、給電信号の電力が安定している場合にのみ、コイル間通信を行なうようにする。
【選択図】図2
Description
本発明は、電磁誘導により電力を供給することで、車両が備える2次電池を非接触で充電する充電スタンドに関し、特に通信機能を内蔵した充電スタンドに関する。
図7に示すように、ハイブリッド車や電気自動車等の車両700に搭載された2次電池702を充電するために、電磁誘導を利用した非接触充電が提案されている。この非接触充電は、系統電源900と接続された充電スタンド800が有する1次コイル801に高周波電流を流すことで、1次コイル801に発生する磁界を周期的に変化させる。こうすることで、充電スタンド800は、1次コイル801からの電磁誘導により、車両700が有する2次コイル701に誘導電流を発生させ、1次コイル801を介して電力を2次コイル701に伝送する。そして、車両700が受電した電力を利用して2次電池702を充電するというものである。
また、車両の充電制御においては、充電スタンドと車両との通信が必要である。
このため、充電スタンドと車両とを充電ケーブルで接続する接触充電では、充電スタンドと車両とが物理的に接続されるため、有線通信を行なっている。また、上記のような非接触充電では、充電スタンドと車両とが物理的に接続されないため、赤外線通信等により無線通信を行なっている。
このため、充電スタンドと車両とを充電ケーブルで接続する接触充電では、充電スタンドと車両とが物理的に接続されるため、有線通信を行なっている。また、上記のような非接触充電では、充電スタンドと車両とが物理的に接続されないため、赤外線通信等により無線通信を行なっている。
しかしながら、赤外線通信等を利用した光学式の無線通信では、光送受信素子の表面が外部に露出する。このため、その表面に汚れや水滴などの異物が付着する等して、通信品質が著しく低下することがあった。この問題を解決するために、充電時に用いられるコイルとは別に、通信の送受信系を組むことも考えられるが、装置が増えることにより充電スタンド及び車両のコストが増加してしまう。
また、非接触充電に関する技術に関しては、下記の特許文献1、2等に開示されている。
充電スタンドと車両との間で、安定した通信を行なうことを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、車両が備える2次電池の充電用の電力を電磁誘導により前記車両に供給するコイルと、情報伝達用の通信信号を電磁誘導により前記車両と前記コイルを介して送受信する通信部と、前記充電用の電力が安定しているとき、前記通信信号が送受信されるように前記通信部の動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、充電スタンドと車両との間で、安定した通信を行なうことができる。
以下、実施形態の充電スタンド及び車両について説明する。
実施形態の充電スタンド及び車両について説明する。
図1は、実施形態の通信システムの構成図である。
実施形態の充電スタンド及び車両について説明する。
図1は、実施形態の通信システムの構成図である。
実施形態の通信システムは、充電スタンド100と、車両200と、系統電源300とを備えている。
また、充電スタンド100は、1次コイル101と、高周波電源102と、無線装置A103と、変調/復調回路A104(通信部、第1の通信部)と、制御部A105(第1の制御部)とを備えている。
また、充電スタンド100は、1次コイル101と、高周波電源102と、無線装置A103と、変調/復調回路A104(通信部、第1の通信部)と、制御部A105(第1の制御部)とを備えている。
また、車両200は、2次コイル201と、整合器202と、整流器203と、電力センサ204と、充電器205と、2次電池206と、変調/復調回路B207(通信部、第2の通信部)と、無線装置B208と、制御部B209(第2の制御部)とを備えている。
はじめに、図1の充電スタンド100の内部構成を説明する。
1次コイル101には、例えば、銅線等の電線を巻き回すことで構成される公知のコイルを採用することができる。この1次コイル101は、例えば、車両200が充電の際に停車する停車位置の地面に埋め込まれている。
1次コイル101には、例えば、銅線等の電線を巻き回すことで構成される公知のコイルを採用することができる。この1次コイル101は、例えば、車両200が充電の際に停車する停車位置の地面に埋め込まれている。
そして、1次コイル101には、高周波電源102から2次電池206に充電用の電力を供給するための給電信号として交流電流が供給される。すると、1次コイル101は、電磁誘導により車両200の2次コイル201に電力供給用の給電信号を送信する。
また、1次コイル101には、充電スタンド100から車両200に情報を伝達するための信号として、変調/復調回路A104により正弦波の交流電流を変調することで、生成される第1の通信信号が供給される。すると、1次コイル101は、電磁誘導により車両200の2次コイル201に情報伝達用の第1の通信信号を送信する。なお、給電信号と第1の通信信号が同時に供給された場合には、1次コイル101において、給電信号に第1の通信信号が重畳される。これにより、非接触充電用のコイルと、通信用のコイルとを共通化している。
さらに、1次コイル101は、車両200から充電スタンド100に情報を伝達するための信号として、変調/復調回路B207により正弦波の交流電流を変調することで生成される、第2の通信信号を受信する。
高周波電源102は、電源回路を備えて構成される。そして、高周波電源102は、系統電源300から取り込んだ交流電力を受けて、所定の周期の正弦波信号を生成する。また、高周波電源102で生成される正弦波信号の電力値は、制御部A105により制御され、給電信号として利用される。
さらに、高周波電源102の一部の電力は、制御部A105に制御されて、充電スタンド100と車両200との通信を行なう際に、第1の通信信号を生成するための電力として、変調/復調回路A104に供給される。以下、単に「通信」と記載した場合には、充電スタンド100と車両200との情報通信を意味するものとする。
無線装置A103には、例えば、公知の無線端末を採用することができる。そして、車両200側の無線装置B208との間で信号の送受信をする。なお、無線装置A103は、無線装置B208だけでなく、他の無線端末との信号の送受信にも用いることができる。
変調/復調回路A104は、制御部A105により制御され、高周波電源102から供給された上記一部の電力を給電信号とは異なる周波数の正弦波信号に変換し、その正弦波信号を変調することで第1の通信信号を1次コイル101に供給する。また、1次コイル101が受信した第2の通信信号を復調して、制御部A105に出力する。なお、1次コイル101と2次コイル201との間で給電信号の送受信が行なわれている場合、変調/復調回路A104から1次コイル101に供給される第1の通信信号は、1次コイル101において給電信号に重畳される。また、変調/復調回路A104で第1の通信信号の生成に用いられる正弦波信号は、別に備えた給電信号と異なる周波数の正弦波信号を出力する信号源から直接供給される構成でも良い。
制御部A105は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のワークスペースとしてメモリを搭載するコンピュータを採用することができる。
そして、制御部A105は、高周波電源102から1次コイル101へ給電信号を供給させる。また、制御部A105は、給電信号の電力値を制御する。
そして、制御部A105は、高周波電源102から1次コイル101へ給電信号を供給させる。また、制御部A105は、給電信号の電力値を制御する。
さらに、制御部A105は、通信を行なう際に、高周波電源102から電力を変調/復調回路A104に供給させる。そして、制御部A105は、変調/復調回路A104に第1の通信信号を生成させ、その第1の通信信号を1次コイル101に供給させる。なお、この第1の通信信号には、例えば、充電スタンド100の識別情報、車両200へ供給された電力量に応じた課金情報、または現在の給電信号の電力値等の情報が考えられる。
また、制御部A105は、1次コイル101が車両200から第2の通信信号を受信したときに、変調/復調回路A104により第2の通信信号を復調させる。そして、制御部A105は、復調されたデータを取得して各種処理に使用する。
なお、制御部A105は、上記以外にも、充電スタンド100の構成要素について、制御を行なう構成としても良い。また、制御部A105は、変調/復調回路B207とは別に備えた信号源から供給される正弦波信号を利用する場合には、通信を行なうときに信号源を制御して、変調/復調回路B207に正弦波信号を供給させる。
ここで、図2を用いて本発明の特徴である、充電スタンド100側における第1の通信信号の送信期間の制御について説明する。
図2(a)は、実施形態の通信信号の送信期間を説明するためのグラフである。
図2(a)は、実施形態の通信信号の送信期間を説明するためのグラフである。
図2(a)の縦軸は、給電信号の電力を示している。また、横軸は時間を示している。そして、期間(1)は、1次コイル101と2次コイル201との間で給電信号の送受信が行なわれていない期間を示している。また、期間(2)は、制御部A105により制御され、給電信号の送信を開始した直後から、給電信号の電力を一定の電力まで増加させるまでの期間を示している。さらに、期間(3)は、制御部A105により制御され、給電信号の電力を一定としている期間を示している。そして、期間(4)は、充電終了が近づいた期間であり、制御部A105により制御され、徐々に給電信号の電力を減少させている期間を示している。
期間(1)では、1次コイル101と2次コイル201との間で給電信号の送受信を行なっていないので、給電信号の電力が0[W]で一定であり、安定している。このときに、制御部A105は、給電信号に第1の通信信号を重畳させることなく、第1の通信信号を送信する制御を行なう。
期間(2)では、制御部A105により、給電信号の電力を変化させる制御を行なっているので、給電信号の電力が一定ではなく、給電信号の電力が安定しない。この場合、第1の通信信号を給電信号に重畳させても、安定した通信を行なうことができない。したがって、制御部A105は、第1の通信信号の送信を停止する制御をする。すなわち、制御部A105は、給電信号に第1の通信信号を重畳させない。なお、この期間に通信が必要な場合には、無線装置A103と無線装置B208との間で行なうようにしても良い。
期間(3)では、制御部A105により、給電信号の電力を一定にする制御を行っているので、給電信号の電力が安定する。このときに、制御部A105は、第1の通信信号を送信する制御を行なう。すなわち、制御部A105は、給電信号に第1の通信信号を重畳させる。
期間(4)では、制御部A105により、徐々に給電信号の電力を減少させる制御を行なっているので、給電信号の電力が一定ではなく、給電信号の電力が安定しない。この場合、第1の通信信号を給電信号に重畳させても、安定した通信を行なうことができない。したがって、制御部A105は、第1の通信信号の送信を停止する制御をする。すなわち、制御部A105は、給電信号に第1の通信信号を重畳させない。なお、この期間に通信が必要な場合には、無線装置A103と無線装置B208との間で行なうようにしても良い。
上記のように、制御部A105は、給電信号を変化させているときには、第1の通信信号を給電信号に重畳させないようにする。
また、制御部A105の制御は、図2(b)に示す期間と、給電信号の電力と、第1の通信信号とを対応付けたテーブル(以下、期間テーブルという。)にしたがって行なわれている。ここで、図2(b)に示す期間テーブルのそれぞれの項目について説明する。図2(b)の「期間」(1)〜(4)は、それぞれ図2(a)の(1)〜(4)に対応しており、図2(b)の「給電信号の電力」は、図2(a)の電力に対応しており、図2(b)の「通信信号」は、第1の通信信号を送信するか否かを示している。なお、この期間テーブルは、充電スタンド100が備える図示しない記憶部に記憶しておくと良い。そして、通信を行なう際に制御部A105のワークスペースに、期間テーブルを読み出すと良い。
また、制御部A105の制御は、図2(b)に示す期間と、給電信号の電力と、第1の通信信号とを対応付けたテーブル(以下、期間テーブルという。)にしたがって行なわれている。ここで、図2(b)に示す期間テーブルのそれぞれの項目について説明する。図2(b)の「期間」(1)〜(4)は、それぞれ図2(a)の(1)〜(4)に対応しており、図2(b)の「給電信号の電力」は、図2(a)の電力に対応しており、図2(b)の「通信信号」は、第1の通信信号を送信するか否かを示している。なお、この期間テーブルは、充電スタンド100が備える図示しない記憶部に記憶しておくと良い。そして、通信を行なう際に制御部A105のワークスペースに、期間テーブルを読み出すと良い。
また、期間テーブルにしたがって、制御部A105は、自身の制御により給電信号の電力を0[W]にしているときを期間(1)と判断し、給電信号の電力をリニアに増加させているときを期間(2)と判断する。また、期間テーブルにしたがって、制御部A105は、給電信号の電力をA[W]で一定にしているときを期間(3)と判断し、給電信号の電力をリニアに減少させているときを期間(4)と判断する。
そして、制御部A105は、期間テーブルを参照して、判断した期間に対応する第1の通信信号の制御を行なう。
また、充電スタンド100に図示しない電力センサを配置して、給電信号の実際の電力値を周期的に測定することにより、期間(1)〜(4)を判断しても良い。この場合には、図2(b)の「給電信号の電力」に示すように、電力センサで測定した電力値が0[W]であるときには、期間(1)であると判断し、電力センサで測定した電力値がリニアに増加しているときには、期間(2)であると判断する。また、図2(b)の「給電信号の電力」に示すように、電力センサで測定した電力値がA[W](一定)であるときには、期間(3)であると判断し、電力センサで測定した電力値がリニアに減少しているときには、期間(4)であると判断する。そして、期間(1)と期間(3)である場合に、制御部A105は、1次コイル101と2次コイル201とを用いたコイル間通信を行なうようにする。なお、制御部A105は、期間(1)〜(4)に関わらずに、電力センサで測定した電力値が安定している場合にコイル間通信をし、測定した電力値が不安定な場合にコイル間通信を停止しても良い。この場合には、制御部A105の制御している給電信号の電力値と、実際に1次コイル101から出力されている給電信号の電力値とが異なる場合にも、実際の電力値に基づいてコイル間通信をするか否かを判断することができる。この、制御部A105が制御している給電信号の電力値と、実際に出力される給電信号の電力値とが異なる一例としては、1次コイル101及び2次コイル201間に金属等の給電信号の通信を妨げる障害物が置かれる等がある。また、コイル間通信とは、1次コイル101と2次コイル201との間で、第1の通信信号と第2の通信信号とを送受信する通信を意味するものとする。
また、充電スタンド100に図示しない電力センサを配置して、給電信号の実際の電力値を周期的に測定することにより、期間(1)〜(4)を判断しても良い。この場合には、図2(b)の「給電信号の電力」に示すように、電力センサで測定した電力値が0[W]であるときには、期間(1)であると判断し、電力センサで測定した電力値がリニアに増加しているときには、期間(2)であると判断する。また、図2(b)の「給電信号の電力」に示すように、電力センサで測定した電力値がA[W](一定)であるときには、期間(3)であると判断し、電力センサで測定した電力値がリニアに減少しているときには、期間(4)であると判断する。そして、期間(1)と期間(3)である場合に、制御部A105は、1次コイル101と2次コイル201とを用いたコイル間通信を行なうようにする。なお、制御部A105は、期間(1)〜(4)に関わらずに、電力センサで測定した電力値が安定している場合にコイル間通信をし、測定した電力値が不安定な場合にコイル間通信を停止しても良い。この場合には、制御部A105の制御している給電信号の電力値と、実際に1次コイル101から出力されている給電信号の電力値とが異なる場合にも、実際の電力値に基づいてコイル間通信をするか否かを判断することができる。この、制御部A105が制御している給電信号の電力値と、実際に出力される給電信号の電力値とが異なる一例としては、1次コイル101及び2次コイル201間に金属等の給電信号の通信を妨げる障害物が置かれる等がある。また、コイル間通信とは、1次コイル101と2次コイル201との間で、第1の通信信号と第2の通信信号とを送受信する通信を意味するものとする。
また、上記の期間テーブルを用いた期間(1)〜(4)の判断と、電力センサを用いた期間(1)〜(4)の判断とを、適宜組合せても良い。これにより、制御部A105は、より信頼性の高いコイル間通信を行なうか否かの判断をすることができる。
さらに、制御部A105は、1次コイル101で送受信される第1の通信信号と、第2の通信信号とを監視することで、第1の通信信号と、第2の通信信号とが、同時に送信されることがないように第1通信信号の送信を制御している。すなわち、期間(1)及び期間(3)であっても、1次コイル101で第2の通信信号が受信されているときには、第1の通信信号を送信しないようにする。なお、この期間に「通信」が必要な場合には、無線装置A103と無線装置B208との間で行なうようにしても良い。
次に、図1の車両200の内部構成を説明する。
2次コイル201には、例えば、銅線等の電線を巻き回すことで構成される公知のコイルを採用することができる。
2次コイル201には、例えば、銅線等の電線を巻き回すことで構成される公知のコイルを採用することができる。
そして、2次コイル201は、車両200の底面に配置されている。また、2次コイル201は、電磁誘導により充電スタンド100の1次コイル101から給電信号を受信することで、整合器202、整流器203及び充電器205を介して車両200が備える2次電池206に電力を供給する。
また、2次コイル201には、車両200から充電スタンド100に情報を伝達する為の信号として、変調/復調回路B207により正弦波の交流電流を変調することで生成される第2の通信信号が供給される。すると、2次コイル201は、電磁誘導により車両200の2次コイル201に情報伝達用の第2の通信信号を送信する。なお、給電信号と第2の通信信号が同時に供給された場合には、2次コイル201において、給電信号に第2の通信信号が重畳される。これにより、非接触充電用のコイルと、通信用のコイルとを共通化している。
さらに、2次コイル201は、第1の通信信号を受信する。
整合器202には、公知の整合器を適用することができる。具体的には、インピーダンスを可変できる抵抗、コンデンサ及びコイル等により構成される。そして、制御部B209により各構成要素のインピーダンスを制御することで、充電スタンド100の送信インピーダンスと、車両200の入力インピーダンスを整合する。
整合器202には、公知の整合器を適用することができる。具体的には、インピーダンスを可変できる抵抗、コンデンサ及びコイル等により構成される。そして、制御部B209により各構成要素のインピーダンスを制御することで、充電スタンド100の送信インピーダンスと、車両200の入力インピーダンスを整合する。
整流器203は、例えば、ダイオード及び平滑コンデンサ等で構成された公知の整流器を用いることができる。これにより、2次コイル201で受信した給電信号の交流電力を直流電力に変換する。
電力センサ204は、例えば、電圧計と電流計とで構成され、2次コイル201で受信した給電信号の電力値を測定するように構成されている。
充電器205には、公知の充電器を適用することができる。そして、充電器205は、制御部B209により制御され、2次電池206の充電状況に応じて、給電信号により充電スタンド100から供給される電力を、適切な電流及び電圧に変換して、2次電池206に供給する。
充電器205には、公知の充電器を適用することができる。そして、充電器205は、制御部B209により制御され、2次電池206の充電状況に応じて、給電信号により充電スタンド100から供給される電力を、適切な電流及び電圧に変換して、2次電池206に供給する。
2次電池206には、リチウムイオン電池、鉛電池、ニッカド電池及びニッケル水素電池等の蓄電池を採用することができる。より具体的には、複数の電池セルを直列に接続して組電池とすることにより、図示しないモータ等の負荷を駆動する高電圧電源として用いられる。また、2次電池206の充電は、制御部B209により充電器205が制御され、充電器205から電力が供給されることで行なわれる。また、2次電池206の一部の電力は、制御部B209に制御されて、充電スタンド100と車両200との通信を行なう際に変調/復調回路B207に供給される。
変調/復調回路B207は、制御部B209により制御され、2次電池206から供給された上記一部の電力を給電信号とは異なる周波数の正弦波信号に変換し、その正弦波信号を変調することで第2の通信信号を2次コイル201に供給する。また、2次コイル201が受信した第1の通信信号を復調して、制御部A105に出力する。なお、1次コイル101と2次コイル201との間で給電信号の送受信が行なわれている場合、変調/復調回路B207から2次コイル201に供給される第2の通信信号は、2次コイル201において給電信号に重畳される。また、変調/復調回路B207で第1の通信信号の生成に用いられる正弦波信号は、別に備えた給電信号と異なる周波数の正弦波信号を出力する信号源から直接供給される構成でも良い。
無線装置B208には、例えば、公知の無線端末を採用することができる。そして、充電スタンド100側の無線装置A103との間で信号の送受信をする。なお、無線装置B208は、無線装置A103だけでなく、他の無線端末との信号の送受信にも用いることができる。
制御部B209は、例えば、ECU(Engine Control Unit)等のワークスペースとしてメモリを搭載するコンピュータを採用することができる。
そして、制御部B209は、通信を行なう際に、2次電池206から変調/復調回路B207に電力を供給させる。さらに、制御部B209は、2次電池206から供給された電力により、変調/復調回路B207に給電信号とは異なる周波数の正弦波信号を生成させ、その正弦波信号を変調することで第2の通信信号を2次コイル201に供給させる。なお、この第2の通信信号には、例えば、2次電池206の充電量を示す情報であるSOC(State Of Charge)、車両200の識別情報及び要求電力量等の情報が考えられる。
そして、制御部B209は、通信を行なう際に、2次電池206から変調/復調回路B207に電力を供給させる。さらに、制御部B209は、2次電池206から供給された電力により、変調/復調回路B207に給電信号とは異なる周波数の正弦波信号を生成させ、その正弦波信号を変調することで第2の通信信号を2次コイル201に供給させる。なお、この第2の通信信号には、例えば、2次電池206の充電量を示す情報であるSOC(State Of Charge)、車両200の識別情報及び要求電力量等の情報が考えられる。
また、2次コイル201が充電スタンド100から第1の通信信号を受信したときには、変調/復調回路B207を制御して第1の通信信号を復調させる。そして、制御部B209は、復調されたデータを取得して各種処理に使用する。
なお、制御部B209は、上記以外にも、車両200の構成要素について、制御を行なう構成としても良い。また、制御部B209は、変調/復調回路B207とは別に備えた信号源から供給される正弦波信号を利用する場合には、通信を行なうときに信号源を制御して、変調/復調回路B207に正弦波信号を供給させる。
ここで、車両200側における第2の通信信号の送信期間の制御について説明する。
第2の通信信号の送信期間も、第1の通信信号の送信期間と同じである。すなわち、図2(a)に示す期間(1)〜(4)において、制御部B209は、期間(1)のときに、第2の通信信号を送信し、期間(2)のときに、第2の通信信号の送信を停止する。また、制御部B209は、期間(3)のときに、第2の通信信号を給電信号に重畳させて送信し、期間(4)のときに、第2の通信信号の送信を停止する。これにより、非接触充電用のコイルと、通信用のコイルとを共通化させ、かつ、安定した通信を実現している。
第2の通信信号の送信期間も、第1の通信信号の送信期間と同じである。すなわち、図2(a)に示す期間(1)〜(4)において、制御部B209は、期間(1)のときに、第2の通信信号を送信し、期間(2)のときに、第2の通信信号の送信を停止する。また、制御部B209は、期間(3)のときに、第2の通信信号を給電信号に重畳させて送信し、期間(4)のときに、第2の通信信号の送信を停止する。これにより、非接触充電用のコイルと、通信用のコイルとを共通化させ、かつ、安定した通信を実現している。
また、車両200においても図示しない記憶部に図2(b)が示す期間テーブルを記憶しておき、通信を行なう際に制御部A105のワークスペースに、期間テーブルを読み出すことで第2の通信信号の送信期間を制御している。
ただし、制御部B209は、給電信号を制御しているわけではないので、現在の期間が期間(1)〜(4)のどの期間であるのかを判断することができない。そこで、制御部B209では、電力センサ204で測定した電力値を監視することにより、現在の期間が期間(1)〜(4)のどの期間であるのかを判断している。具体的には、制御部B209は、電力センサ204の測定した電力値を周期的に取得する。そして、図2(b)の「給電信号の電力」に示すように、電力センサ204で測定した電力値が0[W]であるときには、期間(1)であると判断し、電力センサ204で測定した電力値がリニアに増加しているときには、期間(2)であると判断する。また、図2(b)の「給電信号の電力」に示すように、電力センサ204で測定した電力値がA[W](一定)であるときには、期間(3)であると判断し、電力センサ204で測定した電力値がリニアに減少しているときには、期間(4)であると判断する。なお、制御部B209により、電力センサ204により測定された給電信号の電力値が一定となり安定しているか否かを判断する。そして、期間(1)〜(4)に関わらず、その判断結果に基づいて、測定した電力値が安定している場合のみ、制御部B209は、1次コイル101と2次コイル201とを用いたコイル間通信を行なうように通信制御をしても良い。
また、制御部B209の期間(1)〜(4)の判断の別の形態としては、図2(a)に示すように、期間(1)が終了する直前(i)、期間(2)が終了した直後(ii)、期間(3)が終了する直前(iii)に期間が切替わることを示す第1の通信信号を充電スタンド100から送信する。これにより、2次コイル201で受信したその第1の通信信号により、制御部B209は、期間(1)〜(4)を判断する構成としても良い。具体的には、期間(1)→期間(2)→期間(3)→期間(4)→期間(1)と切替わる充電パターンを車両200の図示しない記憶部に記憶しておく。そして、充電スタンド100に車両200が停車した際に車両200は、期間(1)であると判断し、(i)で第1の通信信号を受信すると期間(2)であると判断し、(ii)で第1の通信信号を受信すると期間(3)であると判断し、(iii)で第1の通信信号を受信すると期間(4)であると判断する。なお、充電スタンド100に車両200が停車した時、または期間(4)が終了した直後(iv)にも第1の通信信号を送信して、制御部B209で、期間(1)であると判断させても良い。
また、(i)〜(iv)において、充電スタンド100から期間(1)〜(4)のどの期間であるのかを示す情報を、第1の通信信号に含ませて送信する。これにより、制御部B209において、第1の通信信号の情報を取得し、期間(1)〜(4)を判断するようにしても良い。また、無線装置A103と無線装置B208との通信により、充電スタンド100から車両200に現在の期間(1)〜(4)を伝える信号を適宜送信することで、制御部B209に期間(1)〜(4)を判断させても良い。
さらに、制御部B209は、2次コイル201で送受信される第1の通信信号と第2の通信信号とを監視することで、第1の通信信号と、第2の通信信号とが、同時に送信されることがないように第2の通信信号の送信を制御している。すなわち、期間(1)及び期間(3)であっても、2次コイル201で第1の通信信号が受信されているときには、第2の通信信号を送信しないようにする。なお、この期間に通信が必要な場合には、無線装置A103と無線装置B208との間で行なうようにしても良い。
上記では、充電スタンド100及び車両200共に、自身でコイル間通信を行なうか否かを判断しているが、どちらか一方のみが判断する構成としても良い。例えば、充電スタンド100側でのみ、コイル間通信をするか否かを判断する場合には、その情報を車両200に通信により送信することで共有すれば良い。逆に、車両200側でのみ、コイル間通信をするか否かを判断する場合には、その情報を充電スタンド100に通信により送信することで共有すれば良い。
次に、実施形態の通信制御の動作を説明する。
図3〜図6は、実施形態の通信制御のフローチャートである。なお、下記の説明においては、無線装置A103及び無線装置B208は使用しない場合について説明する。すなわち、充電スタンド100と車両200との通信はコイル間通信により行なわれているものとする。
図3〜図6は、実施形態の通信制御のフローチャートである。なお、下記の説明においては、無線装置A103及び無線装置B208は使用しない場合について説明する。すなわち、充電スタンド100と車両200との通信はコイル間通信により行なわれているものとする。
また、上記で説明した充電スタンド100と車両200の構成の組み合わせとして、充電スタンド100側で期間テーブルと、電力センサとを用いてコイル間通信を行なうか否かを判断し、コイル間通信のオン状態及びオフ状態を切替える構成を一例として説明する。そして、車両200は、充電スタンド100がコイル間通信を行なうか否かを決定したときに送信される、コイル間通信を行なうか否かを示す第1の通信信号を受信することにより、その第1の通信信号に基づいて、コイル間通信を行なうか否かを切替えるものとする。
また、充電スタンド100と車両200とで、第1の通信信号と第2の通信信号とを、同時に送信しないように制御しているものとする。
また、以下の処理は、特に断らない限り、充電スタンド100及び車両200にそれぞれ設けられている、制御部A105及び制御部B209によって行なわれているものとする。
また、以下の処理は、特に断らない限り、充電スタンド100及び車両200にそれぞれ設けられている、制御部A105及び制御部B209によって行なわれているものとする。
まず、図3のS301において、充電スタンド100は、駐車場(以下、駐車場には、1次コイル101が埋め込まれているものとする。)の営業時間になる等して、ユーザにより図示しない電源ボタンが押下げされることにより起動する。なお、この起動動作については、例えば、コンピュータ制御等、他の方法により行なっても良いし、適宜公知の手法で行えば良い。
次に、充電スタンド100は、駐車場に車両200が進入してくるまでスリープ状態(S302)で消費電力を抑制しつつ待機する(S303にてNo)。
そして、駐車場のゲート等に取り付けられた図示しないセンサにより、駐車場に車両200が進入したことを検知する(S303にてYes)と、充電スタンド100は、動作状態になりコイル間通信をオン状態とする(S304)。このときには、まだ1次コイル101から2次コイル201へ給電信号を送信していないので、充電スタンド100で給電信号の電力値は0[W]に設定されている。そして、充電スタンド100は、給電信号の設定値である0[W]に対応づけられる期間を期間テーブルから抽出することで、期間(1)であることを判断する。これにより、充電スタンド100は、期間テーブルの期間(1)であるので、コイル間通信を行なうことを決定して、コイル間通信をオン状態とする。
そして、駐車場のゲート等に取り付けられた図示しないセンサにより、駐車場に車両200が進入したことを検知する(S303にてYes)と、充電スタンド100は、動作状態になりコイル間通信をオン状態とする(S304)。このときには、まだ1次コイル101から2次コイル201へ給電信号を送信していないので、充電スタンド100で給電信号の電力値は0[W]に設定されている。そして、充電スタンド100は、給電信号の設定値である0[W]に対応づけられる期間を期間テーブルから抽出することで、期間(1)であることを判断する。これにより、充電スタンド100は、期間テーブルの期間(1)であるので、コイル間通信を行なうことを決定して、コイル間通信をオン状態とする。
すると、充電スタンド100は、充電スタンド100の識別情報を示すスタンド認証信号を、車両200に送信する(S305)。
そして、車両200は、スタンド認証信号を受信する(S306)と、充電スタンド100に車両200の識別情報を示す車両認証信号と、スタンド認証信号とを送信する(S307)。
そして、車両200は、スタンド認証信号を受信する(S306)と、充電スタンド100に車両200の識別情報を示す車両認証信号と、スタンド認証信号とを送信する(S307)。
また、充電スタンド100は、車両認証信号とスタンド認証信号とを受信する(S308)と、充電対象の車両200を認証する(S309)。そして、充電スタンド100は、車両認証信号を車両200に送信する(S310)。
次に、図4のS311において、車両200は、車両認証信号を受信すると、充電対象の充電スタンド100を認証する(S312)。そして、車両200は、充電スタンド100に対して、認証が完了したことを示す認証完了信号を送信する(S313)。
また、充電スタンド100は、認証完了信号を受信する(S314)と、双方向の通信が確立したと判断して、所定レベルの電力を有し、その電力値(以下、送信電力値という。)を示す位置制御信号を、周期的に車両200に送信する(S315)。なお、位置制御信号は第1の通信信号と同じ信号を用いても良い。
また、車両200は、位置制御信号を受信(S316)すると、位置制御信号から送信電力値を取得し、2次コイル201で実際に受信した電力値で除算することにより、位置制御信号の受信レベルを算出する(S317)。なお、車両200の2次コイル201で受信した位置制御信号の電力値は、電力センサ204で測定しても良いし、図示しない他の電力測定器で測定しても良い。
そして、車両200は、算出した受信レベルが、図示しない記憶部に記憶されている、予め定められた最適な受信レベルの閾値(以下、閾値受信レベルという。)以上であるか否かを判断する(S318)。その結果、車両200は、位置制御信号の受信レベルが、閾値受信レベル以下の場合(S318にてNo)には、再度位置制御信号を受信(S316)して、S316〜S318を繰り返す。また、車両200は、位置制御信号の受信レベルが、閾値受信レベル以上(S318にてYes)であるときに、車両200が最適位置に駐車されたと判断する(S319)。
すると、図5のS320において、車両200は、充電スタンド100から電力を受電するために、給電信号の送信を要求する電力要求信号を充電スタンド100に送信する。
そして、充電スタンド100は、電力要求信号を受信する(S321)と、車両200に給電信号の送信を開始することを決定する。また、充電スタンド100は、給電信号の送信の直後において、給電信号の電力をリニアに増加させるので、期間テーブルに基づいて、期間(2)になることを判断し、コイル間通信をオフ状態(S322)にする。さらに、充電スタンド100は、給電信号を車両200に送信する(S323)。
そして、充電スタンド100は、電力要求信号を受信する(S321)と、車両200に給電信号の送信を開始することを決定する。また、充電スタンド100は、給電信号の送信の直後において、給電信号の電力をリニアに増加させるので、期間テーブルに基づいて、期間(2)になることを判断し、コイル間通信をオフ状態(S322)にする。さらに、充電スタンド100は、給電信号を車両200に送信する(S323)。
そして、車両200は、給電信号を受信すると、2次電池206の充電を開始する(S324)。
また、充電スタンド100は、給電信号の送信が開始されると、給電信号の電力値を図示しない電力センサにより周期的に測定する(S325)。そして、電力センサで測定した給電信号がA[W]であり、かつ、一定となっているか否かを判定する(S326)。その結果、給電信号がA[W]でない、または、一定でないとき(S326にてNo)には、再度給電信号の電力値を測定(S325)して、S326の判定をする。また、期間テーブルに示すように、給電信号がA[W]であり、かつ、一定のときには、期間(3)になったことを判断して、コイル間通信をオン状態にする(S327)。なお、電力センサを使用しない場合には、制御部A105が給電信号をA[W]で一定とする制御を開始したときに、直ちに期間(3)になったことを判断しても良い。
また、充電スタンド100は、給電信号の送信が開始されると、給電信号の電力値を図示しない電力センサにより周期的に測定する(S325)。そして、電力センサで測定した給電信号がA[W]であり、かつ、一定となっているか否かを判定する(S326)。その結果、給電信号がA[W]でない、または、一定でないとき(S326にてNo)には、再度給電信号の電力値を測定(S325)して、S326の判定をする。また、期間テーブルに示すように、給電信号がA[W]であり、かつ、一定のときには、期間(3)になったことを判断して、コイル間通信をオン状態にする(S327)。なお、電力センサを使用しない場合には、制御部A105が給電信号をA[W]で一定とする制御を開始したときに、直ちに期間(3)になったことを判断しても良い。
コイル間通信がオン状態になると、車両200は、2次電池206の充電状態を監視し、適切な充電制御を行なう(S328)。なお、充電の制御方法については、既に公知の技術であるためここでは詳しく説明しない。
また、図6のS329において、充電スタンド100は、図示しない電力センサで、給電信号の電力値を測定する。そして、期間テーブルに示すように、給電信号がA[W]であり、かつ、一定であるか否かを判断する(S330)。その結果、給電信号がA[W]であり、かつ、一定のとき(S330にてYes)には、再度給電信号の電力値を測定(S329)して、S330の判定をする。また、給電信号がA[W]でない、または、一定でないとき(S330にてNo)には、充電スタンド100は、期間(4)であると判断する。そして、充電スタンド100は、コイル間通信をオフ状態にする(S331)。なお、電力センサを使用しない場合には、制御部A105が給電信号の電力をリニアに減少させる制御を開始したときに、直ちに期間(4)になったことを判断しても良い。
そして、充電スタンド100は、給電信号の電力をリニアに減少させて、給電信号をオフ状態にする(S332)。これにより、充電スタンド100は、給電を終了する。また、給電信号の受信がなくなると、車両200は、充電を終了する。この後に、再び期間(1)の状態となるので、コイル間通信をオン状態とし、通信を行なっても良い。
以上、具体的な例を挙げながら説明したように、実施形態の充電スタンド100及び車両200は、電力供給用の給電信号が送信されていないとき、及び、電力供給用の給電信号の電力が一定となり安定しているときに、コイル間通信を行なうようにした。したがって、給電信号の変化に起因する通信信号の劣化を防止し、安定した通信ができるようになる。
また、実施形態によれば、充電スタンド100と車両200との間で安定した通信が可能となる。したがって、充電制御のみの情報のやり取りでよい場合には、無線装置A103と無線装置B208がなくても良く、構成を簡単にすることができる。
また、実施形態によれば、コイル間通信を用いて、充電スタンド100と車両200との間で安定した通信が可能となるので、充電スタンド100側の車両認識センサ、無線装置A103及び無線装置B208がなくても、充電スタンド100と車両200との相互認証することが可能となり、構成を簡単にすることができる。
また、実施形態によれば、従来の狭域通信とは異なり、コイル間通信を行なうことにより、光送受信素子等を用いることなく充電スタンド100と車両200との間で通信を行なう。したがって、光送受信素子の表面に汚れや水滴などの異物が付着する等して、通信品質が著しく低下する問題を解消することができる。
100 充電スタンド
101 1次コイル
102 高周波電源
103 無線装置A
104 変調/復調回路A
105 制御部A
200 車両
201 2次コイル
202 整合器
203 整流器
204 電力センサ
205 充電器
206 2次電池
207 変調/復調回路B
208 無線装置B
209 制御部B
300 系統電源
101 1次コイル
102 高周波電源
103 無線装置A
104 変調/復調回路A
105 制御部A
200 車両
201 2次コイル
202 整合器
203 整流器
204 電力センサ
205 充電器
206 2次電池
207 変調/復調回路B
208 無線装置B
209 制御部B
300 系統電源
Claims (13)
- 車両が備える2次電池の充電用の電力を電磁誘導により前記車両に供給するコイルと、
情報伝達用の通信信号を電磁誘導により前記車両と前記コイルを介して送受信する通信部と、
前記充電用の電力が安定しているとき、前記通信信号が送受信されるように前記通信部の動作を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする充電スタンド。 - 前記制御部は、前記充電用の電力が一定のとき、前記充電用の電力に重畳させて前記通信信号が送受信されるように前記通信部の動作を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の充電スタンド。 - 前記制御部は、前記充電用の電力がゼロのとき、前記通信信号が送受信されるように前記通信部の動作を制御する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の充電スタンド。 - 車両が備える2次電池の充電用の電力を電磁誘導により充電スタンドから受信するコイルと、
情報伝達用の通信信号を電磁誘導により前記充電スタンドと前記コイルを介して送受信する通信部と、
前記充電用の電力が安定しているとき、前記通信信号が送受信されるように前記通信部の動作を制御部と、
を備えることを特徴とする車両。 - 前記制御部は、前記充電用の電力が一定のとき、前記充電用の電力に重畳させて前記通信信号が送受信されるように前記通信部の動作を制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の車両。 - 前記制御部は、前記充電用の電力がゼロのとき、前記通信信号が送受信されるように前記通信部の動作を制御する
ことを特徴とする請求項4または5に記載の車両。 - 非接触に充電及び通信を行なう充電スタンドと車両との通信システムにおいて、
前記充電スタンドは、
前記車両が備える2次電池の充電用の電力を電磁誘導により前記車両に供給する1次コイルと、
情報伝達用の通信信号を電磁誘導により前記車両と前記1次コイルを介して送受信する通信部と、
前記充電用の電力が安定しているとき、前記通信信号が送受信されるように前記第1の通信部の動作を制御する第1の制御部と、
を備え、
前記車両は、
前記車両が備える2次電池の充電用の電力を電磁誘導により前記充電スタンドから受信する2次コイルと、
情報伝達用の通信信号を電磁誘導により前記充電スタンドと前記コイルを介して送受信する通信部と、
前記充電用の電力が安定しているとき、前記通信信号が送受信されるように前記第2の通信部の動作を制御する第2の制御部と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記第1の制御部は、前記充電用の電力が一定のとき、前記充電用の電力に重畳させて前記通信信号が送受信されるように前記第1の通信部の動作を制御する
ことを特徴とする請求項7に記載の通信システム。 - 前記第2の制御部は、前記充電用の電力が一定のとき、前記充電用の電力に重畳させて前記通信信号が送受信されるように前記第2の通信部の動作を制御する
ことを特徴とする請求項7または8に記載の通信システム。 - 前記第1の制御部は、前記充電用の電力がゼロのとき、前記通信信号が送受信されるように前記第1の通信部の動作を制御する
ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか一つに記載の通信システム。 - 前記第2の制御部は、前記充電用の電力がゼロのとき、前記通信信号が送受信されるように前記第2の通信部の動作を制御する
ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか一つに記載の通信システム。 - 前記第1の制御部は、前記通信信号の送受信をするか否かを示す前記通信信号を、前記第2の制御部に送信することを特徴とする請求項7、8、10のいずれか一つに記載の通信システム。
- 前記第2の制御部は、前記通信信号の送受信をするか否かを示す前記通信信号を受信し、
受信した前記通信信号が前記通信信号を送受信することを示す場合には、前記通信信号が送受信されるようにし、
受信した前記通信信号が前記通信信号を送受信しないことを示す場合には、前記通信信号が送受信しないようにすることを特徴とする請求項12に記載の通信システム。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2017050967A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 株式会社東芝 | 充電システムおよび充電装置 |
-
2012
- 2012-05-23 JP JP2012117287A patent/JP2013247689A/ja active Pending
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