JP2013247642A - 画像表示装置 - Google Patents

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嘉郎 川副
Masatoshi Hori
正俊 堀
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Abstract

【課題】ユーザ自身又はユーザの生活空間に対して効果的にイオンミストを放出できる画像表示装置を提供する。
【解決手段】テレビジョン受像機は、画像を表示する表示パネルと、表示パネルの裏面に配置され、イオンミストを放出するイオンミスト放出ユニットと、イオンミスト放出ユニットから放出されるイオンミストを、表示パネルの前方の視聴空間に誘導するルーバー50と、視聴空間にいるユーザから見えない位置に配置され、イオンミスト放出ユニットがイオンミストを放出している時に点灯する光源60とを備え、ルーバー50は、光源60と対面する第1の端面51から入射し且つルーバー50の内部を通過した光を、視聴空間に対面する第2の端面52から放射することによって、イオンミストが放出されていることを報知する報知部として機能する。
【選択図】図10

Description

本発明は、画像表示装置に関し、特にイオンミストを発生させる機能を備えた画像表示装置に関するものである。
ナノサイズで強い電荷を持つ霧状のマイナスイオン(以下、「イオンミスト」と表記する)には、例えば、空気中を浮遊する塵埃を捕集する効果、肌や毛髪を保湿する効果、脱臭や除菌を行う効果等が知られている。
そして、イオンミストを発生させる静電霧化装置が、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている静電霧化装置は、電極周辺に結露を生じさせた状態で、当該電極に高電圧を印加することによってイオンミストを発生させる。また、イオンミストを発生させる装置は、特許文献1のような専用の装置だけでなく、イオンミストを発生させる機能を備えた掃除機、ヘアドライヤー、洗濯機、及び冷蔵庫等の各種電化製品が知られている。
特開2010−264455号公報 特開2010−136741号公報 特開2011−200371号公報 実開平3−43629号公報
しかしながら、上記の各電化製品のうち、掃除機やヘアドライヤーがイオンミストを放出するのはその使用時だけであり、洗濯機や冷蔵庫がイオンミストを放出するのはこれらの内部だけである。その結果、これらの電化製品が放出するイオンミストが上記の効果を発揮するのは、時間的又は空間的に限定された範囲に留まる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、ユーザ自身又はユーザの生活空間に対して効果的にイオンミストを放出できる画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る画像表示装置は、画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルの裏面に配置され、イオンミストを放出するイオンミスト放出部と、前記イオンミスト放出から放出される前記イオンミストを、前記表示パネルの前方の視聴空間に誘導する誘導部材と、前記視聴空間にいるユーザから見えない位置に配置され、前記イオンミスト放出部が前記イオンミストを放出している時に点灯する光源とを備える。そして、前記誘導部材は、前記光源と対面する第1の端面から入射し且つ前記誘導部材の内部を通過した光を、前記視聴空間に対面する第2の端面から放射することによって、前記イオンミストが放出されていることを報知する報知部として機能する。
テレビジョン受像機10の前面側の外観斜視図である。 テレビジョン受像機10の背面側の外観斜視図である。 テレビジョン受像機10の内部構造を示す図である。 背面カバー40の裏面図である。 筐体140の上面側(前面側)の斜視図である。 筐体140の下面側(裏面側)の斜視図である。 筐体140の上部領域141の平面図及び蓋150の裏面図である。 第2の風路112の吸気口112aの構造を模式的に示す図である。 イオン発生装置113の構成を示す模式図である。 ルーバー50及び光源60の位置関係を示す斜視図である。 ルーバー50と光源60との拡大正面図である。
(本発明の基礎となった知見)
通常、テレビジョン受像機は、表示パネルをユーザの生活空間に向けた状態で室内に設置される。そのため、テレビジョン受像機の表示パネルの前方の空間(以下、「視聴空間」と表記する)に向けてイオンミストを放出すれば、ユーザ自身又はユーザの生活空間に効果的にイオンミストを供給することができると考えられる。
ここで、微細なイオンミストは眼に見えないので、テレビジョン受像機を視聴しているユーザが、テレビジョン受像機から放出されるイオンミストの効果を実感し難いという課題がある。
上記の課題を解決するために、本発明の一形態に係るテレビジョン受像機10は、画像を表示する表示パネル20と、表示パネル20の裏面に配置され、イオンミストを放出するイオンミスト放出ユニット100と、イオンミスト放出ユニット100から放出されるイオンミストを、表示パネル20の前方の視聴空間に誘導するルーバー50と、視聴空間にいるユーザから見えない位置に配置され、イオンミスト放出ユニット100がイオンミストを放出している時に点灯する光源60とを備える。そして、ルーバー50は、光源60と対面する第1の端面51から入射し且つルーバー50の内部を通過した光を、視聴空間に対面する第2の端面52から放射することによって、イオンミストが放出されていることを報知する報知部として機能する。
(実施の形態)
以下、本発明の一態様に係る画像表示装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
図1〜図4を参照して、本実施の形態に係る画像表示装置の一例であるテレビジョン受像機10の構成を説明する。図1は、テレビジョン受像機10の前面側の外観斜視図である。図2は、テレビジョン受像機10の背面側の外観斜視図である。図3は、テレビジョン受像機10の内部構造を示す図である。図4は、背面カバー40の裏面図である。
テレビジョン受像機10は、図1及び図2に示されるように、表示パネル20と、台座30と、背面カバー40と、ルーバー50とを主に備える。また、テレビジョン受像機10は、放送波を受信するチューナ(図示省略)を有する。加えて、イーサネット(登録商標)等のネットワーク経由での信号を受信するため受信回路、録画機器などの外部機器からの入力を受け付ける入力部などを備えても良い。
表示パネル20は、画像(映像)を表示するディスプレイである。表示パネル20の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ等を採用することができる。
台座30は、表示パネル20を起立状態に支持する。また、台座30は、所定の角度範囲で左右方向及び上下方向に独立して表示パネル20を回動させる。すなわち、テレビジョン受像機10を載置面上に載置した状態で、表示パネル20の向き(角度)を変更することができる。
背面カバー40は、表示パネル20の裏面を覆うカバーである。そして、表示パネル20と背面カバー40との間に形成される空間には、図3に示されるように、電源回路71と、信号処理回路75と、イオンミスト放出ユニット100とが、互いに離間して配置される。電源回路71及び信号処理回路75を含む駆動回路は、表示パネル20の裏面に配置されて、表示パネル20に画像を表示させるための回路である。
なお、図3の例では、表示パネル20の裏面(背面)の空間の中央にイオンミスト放出ユニット100が配置され、イオンミスト放出ユニット100の左側に電源回路71が配置され、イオンミスト放出ユニット100の右側に信号処理回路75が配置されている。しかしながら、これらの配置は図3の例に限定されない。
例えば、電源回路71及び信号処理回路75の位置が入れ替わっていてもよい。すなわち、イオンミスト放出ユニット100の左右の一方側に電源回路71が配置され、他方側に信号処理回路75が配置されればよい。一方、視聴空間全体に均等にイオンミストを放出する観点からは、表示パネル20の裏面の中央にイオンミスト放出ユニット100を配置するのが望ましい。また、従来からあるテレビジョン受像機では、左右の一方側に電源回路が配置され、他方側に信号処理回路を有するものが多い。したがって、イオンミスト放出ユニット100を中央に設けるのが、設計/製造面の低コスト化という観点でも好ましいといえる。
電源回路71は、表示パネル20、信号処理回路75、及びイオンミスト放出ユニット100に電源を供給する回路である。この電源回路71は、外部電源(図示省略)を供給する電源プラグを受け入れる電源ソケット72を有する。図3の例において、電源ソケット72は、電源回路71のイオンミスト放出ユニット100に近い側の端(すなわち、右下の端)に配置されている。
信号処理回路75は、電源回路71から電力の供給を受けて、表示パネル20に表示させる画像信号を処理する回路である。信号処理回路75は、典型的には、チューナで受信した放送波から画像信号を分離するデマルチプレクサ、分離した映像/音声信号のデコ−ドを行うデコーダ、映像信号に応じて実際に表示パネル20を駆動するためのパネル駆動回路などを有し、表示パネル20の各画素を所望の色に発光させることにより、表示パネル20に画像(映像)を表示させる。この本実施の形態の信号処理回路75では、上記チューナも回路内に含んでいる。また、外部(インターネットや録画機器など)から画像信号を取得するための端子群76を備える。なお、本実施の形態では、パネル駆動回路を信号処理回路75内に搭載しているが、多くのテレビジョン受像機で見られるように、信号処理回路75とは分離して設けられるものであっても良い。
イオンミスト放出ユニット100は、電源回路71から電力の供給を受けて、イオンミストを生成し、生成したイオンミストをテレビジョン受像機10の外部に放出する。本実施の形態に係るイオンミスト放出ユニット100は、図3の上方に向けてイオンミストを放出する。
なお、イオンミスト放出ユニット100と、表示パネル20及び信号処理回路75とは、電源回路71からそれぞれ独立して電力の供給を受けている。すなわち、イオンミスト放出ユニット100は、表示パネル20に画像が表示されている状態(テレビジョン受像機10の電源ON状態)のみならず、表示パネル20に画像が表示されていない状態(テレビジョン受像機10の電源OFF状態)でもイオンミストを放出することができる。
このイオンミスト放出ユニット100は、図3及び図4に示されるように、イオンミストを発生させるイオン発生部110と、イオン発生部110で発生したイオンミストを外部に放出させるファン(送風機)120と、イオン発生部110及びファン120の動作を制御する制御回路130と、イオン発生部110、ファン120、及び制御回路130を保持する筐体140とで構成される。
また、背面カバー40は、図4に示されるように、電源回路71の電源ソケット72及び信号処理回路75の端子群76のそれぞれに対面する位置に、電源ソケット72及び端子群76を外部に露出させる貫通孔41、42が形成されている。さらに、背面カバー40には、イオンミスト放出ユニット100の中央部に対面する位置(すなわち、ファン120に対面する位置)に通気孔43が形成されている。
ルーバー50は、図1及び図2に示されるように、背面カバー40の上端中央部に取り付けられて、イオンミスト放出ユニット100から放出されるイオンミストを視聴空間に誘導する誘導部材として機能する。また、ルーバー50は、イオンミスト放出ユニット100からイオンミストが放出されていることを示すインジケータとしても機能する。ルーバー50の構成及び機能については、後述する。
次に、図5〜図9を参照して、イオンミスト放出ユニット100の具体的な構成を説明する。図5は、筐体140の上面側(前面側)の斜視図である。図6は、筐体140の下面側(裏面側)の斜視図である。図7は、筐体140の上部領域141の平面図及び蓋150の裏面図である。図8は、第2の風路112の吸気口112aの構造を模式的に示す図である。図9は、イオン発生装置113の構成を示す模式図である。
まず、筐体140は、図3及び図5に示されるように、表示パネル20の裏面に取り付けられた状態において、イオン発生部110を保持する上部領域(第1領域)141と、ファン120を保持する中央領域(第2領域)142と、制御回路130を保持する下部領域(第3領域)143とに区画される。
また、筐体140は、図5及び図6に示されるように、底面140a及び三方の側面140b、140c、140dが外壁で閉鎖され、上面及び一方の側面(表示パネル20に取り付けたときに上側に位置する側面)が開口された略直方体形状である。そして、筐体140は、筐体140の上面(開口面)のうち、上部領域141に対応する部分が蓋150で閉鎖され、中央領域142及び下部領域143に対応する部分が開放された状態で、表示パネル20の裏面に取り付けられる。
一方、中央領域142及び下部領域143に対応する部分の上面(開口面)は、背面カバー40によって閉鎖される。また、図4に示されるように、背面カバー40を表示パネル20の裏面に取り付けたときに、筐体140の外側(特に、中央領域142及び下部領域143)を囲むような位置に、背面カバー40の裏面から突出する突条44が形成される。
さらに、図2及び図4に示されるように、背面カバー40のイオンミスト放出ユニット100を保持する部分は、電源回路71及び信号処理回路75を保持する部分より後退している(すなわち、図4のように裏面側から見たときに、背面カバー40の中央領域が左右領域より凹んでいる)。そして、この凹みによって生じた段差45、46(図4の斜線で示される部分)が、表示パネル20の裏面に取り付けられた筐体140を囲んでいる。
このように、イオンミスト放出ユニット100を筐体140及び蓋150で囲み、さらに背面カバー40の突条44及び段差45、46(これらを総称して「凸部」と表記する)で囲むことによって、駆動回路(電源回路71及び信号処理回路75)で発生する熱がイオンミスト放出ユニット100の各構成要素(イオン発生部110、ファン120、及び制御回路130)に伝播することを抑制することができる。すなわち、イオンミスト放出ユニット100を、駆動回路から熱的に隔離することができる。
次に、筐体140の上部領域141には、筐体140の壁面(底面140a及び側面140b、140c)と、筐体140内を区画する複数の隔壁144a、144b、144c、144d、144e、144fと、蓋150とによって、第1の風路111及び第2の風路112が形成されている。また、第2の風路112内には、イオン発生装置113が配置されている。すなわち、イオン発生部110は、第1の風路111と、第2の風路112と、イオン発生装置113とを含む。
第1の風路111は、図7に示されるように、吸気口111aと排気口111bとの間の空間を指し、上部領域141の右側の領域を上下方向に貫いている。吸気口111aは、筐体140の中央領域142(すなわち、ファン120が保持されている領域)に連通している。排気口111bは、筐体140の外部に連通している。
第2の風路112は、図7に示されるように、吸気口112aと排気口112bとの間の空間を指し、第1の風路111の左側(上部領域141の左側の領域)に形成されている。吸気口111aは、隔壁144aの下側に設けられている。排気口112bは、第1の風路111に面する位置に設けられている。すなわち、第2の風路112は、その排気口112bの位置で第1の風路111に合流している。また、第1及び第2の風路111、112の合流地点より上流側において、第2の風路112の幅は、第1の風路111より狭くなっている。
なお、本実施の形態に係る第2の風路112の吸気口112aは、例えば、図6及び図8に示されるように形成される。まず、筐体140の底面140aと隔壁144aとの連結部分において、隔壁144aを跨ぐように筐体140の底面140aを厚み方向に貫通する貫通孔145が形成されている。そして、図6に示されるように、この貫通孔145の筐体140の外側(すなわち、筐体140の裏面)の開口をシール146等で封止することによって、第2の風路112の吸気口112aが形成される。
また、筐体140の上部領域141には、筐体140の外部と第2の風路112の吸気口112aとの間に、吸気口112aへの異物(塵埃、水滴等)の侵入を阻止する遮蔽壁147が形成されている。この遮蔽壁147の高さは隔壁144aよりも低いので、蓋150を筐体140に取り付けた状態で、遮蔽壁147と蓋150との間には、吸気口112aへの外気の流入を許容する僅かな隙間が形成される。
このように、隔壁144aの下に形成した小さな貫通孔145を利用して吸気口112aを形成し、且つ吸気口112aに流入する空気の通り道に遮蔽壁147を設けることにより、吸気口112aへの異物の侵入を有効に防止することができる。
次に、蓋150の裏側には、図7に示されるように、第2の風路112の内側と外側とを隔てる側面140b及び隔壁144a、144d、144e、144fに対面する位置に不織布151が貼付されている。この不織布151は、蓋150を筐体140に被せることによって、隔壁144a、144d、144e、144fの上面に密着し、筐体140の上部領域141(特に、第2の風路112)の上面を気密状態に保つ。なお、不織布151は、封止部材の一例であって、ゴム等の他の材料であってもよい。
上記の構成により、吸気口112a及び排気口112b以外の部分を通じて第2の風路112に空気が流入することはなく、且つ吸気口112a及び排気口112b以外の部分を通じて第2の風路112から空気が流出することもない。すなわち、第2の風路112は、吸気口112a及び排気口112b以外の部分で気密状態が保たれている。
イオン発生装置113は、図7に示されるように、第2の風路112内の隔壁144b、114cで囲まれる領域に保持される。すなわち、イオン発生装置113は、第1の風路111と第2の風路112との合流地点(すなわち、第2の風路112の排気口112b)より上流に配置される。
また、イオン発生装置113は、図9に示されるように、互いに離間して配置される一対の電極113a、113bと、一対の電極113a、113bを冷却することによって結露を生じさせるペルチェ素子(冷却手段の一例)113cと、電極113aとペルチェ素子113cとの間に配置される絶縁部材113dと、一対の電極113a、113bの間に高電圧を印加する電圧発生部113eとを備える。
ペルチェ素子113cは、電源回路71からの(直接、或いは制御回路130を経由して)電圧の供給を受けて、一対の電極113a、113bに近い上面側が低温(吸熱側)となり、下面側が高温(放熱側)となる。絶縁部材113dは、電極113aとペルチェ素子113cとを電気的に絶縁し、且つ熱的に接続する。その結果、ペルチェ素子113cによって冷却された電極113aに結露が生じる。ここで、電圧発生部113eによって一対の電極113a、113bの間に高電圧(例えば、3500V)を印加すると、一対の電極113a、113bの間に生じるコロナ放電によって、微粒子水で包まれた霧状のマイナスイオン(直径が5〜20nmのイオンミスト)が発生する。
上記構成において、ファン120(図3参照)を回転させると、背面カバー40の通気孔43から供給された空気が、吸気口111aを通じて第1の風路111に流入し、排気口111bから外部に排気される。すなわち、第1の風路111内の空気は、第1の風路111を下側(吸気口111a側)から上側(排気口111b側)に向かって強制的に排気される。このとき、第1の風路111と第2の風路112との合流地点(すなわち、第2の風路112の排気口112b)に負圧が生じ、第2の風路112に吸気口112aから排気口112bに向かう空気の自然な流れが生じる。
すなわち、吸気口112aから第2の風路112に流入する水分を含む空気(外気)は、隔壁144b〜144e等の間を通過する際に、イオン発生装置113に水分を供給する代わりに、イオン発生装置113で生成されたイオンミストを捕集する。そして、イオンミストを含む空気は、隔壁144d、144fによって第1の風路111の流れと同じ方向に誘導され、排気口112bから第1の風路111に排気される。その結果、イオン発生装置113で生成されたイオンミストは、第1の風路111からの排気と共にイオンミスト放出ユニット100から放出され、ルーバー50によって表示パネル20の前方の視聴空間に放出される。
なお、イオンミスト放出ユニット100からイオンミストを放出させるために、ファン120で発生させた送風にイオン発生装置113を直接晒した場合、一対の電極113a、113bに生じた結露を蒸発させてしまう可能性がある。そこで、上記構成のように、ファン120で発生させた送風によって排気口112bの周辺に負圧を生じさせ、この負圧によって第2の風路112に生じる空気の自然な流れにイオンミストを含めることによって、一対の電極113a、113bに生じる結露の蒸発を効果的に抑制することができる。
また、ペルチェ素子113cの放熱側の面の冷却が不十分だと、吸熱側の冷却効率が低下する。そのため、イオン発生装置113は、ペルチェ素子113cの放熱側の面を、第2の風路112内に露出させる。本実施の形態においては、図7に示されるように、ペルチェ素子113cの放熱側の面(隔壁144eと対向する面)が、隔壁144cに設けられた隙間から第2の風路112内に露出している。そのため、第2の風路112内の空気は、イオン発生装置113で生成されたイオンミストを排気口112bに運ぶと共に、ペルチェ素子113cの放熱側の面を冷却する。
さらに、ファン120には、背面カバー40の通気孔43からだけでなく、筐体140の側面140dに設けられた貫通孔140eからも空気が供給される。側面140dは、筐体140の下部領域143を構成する外壁であって、筐体140を表示パネル20の裏面に取り付けたときに下側を向く面である。すなわち、貫通孔140eから下部領域143を通ってファン120に供給される空気は、下部領域143に保持されている制御回路130の冷却にも寄与する。
すなわち、ファン120は、イオン発生装置113で生成されたイオンミストを視聴空間に拡散させる機能と、イオンミスト放出ユニット100の各構成要素(特に、ペルチェ素子113cの放熱側の面、及び制御回路130)を冷却する機能とを担っている。
ここで、テレビジョン受像機10への電源ケーブルの引き回しの自由度を高める観点からは、表示パネル20の裏面の左右方向の中央に近い位置に、電源ソケット72を配置するのが望ましい。そして、これを実現するためには、表示パネル20の裏面の中央に配置されるイオンミスト放出ユニット100の左右方向の幅を小さくすることが必要となる。
一方、十分な量のイオンミストを発生させるためには、第2の風路112の容積を大きくする(すなわち、イオン発生装置113に供給される水分の量を多くする)必要がある。そのため、イオン発生部110を保持する筐体140の上部領域141の左右方向の幅を小さくするのは難しい。また、イオン発生部110で発生させたイオンミストを、表示パネル20の前方の視聴空間全体に行き渡らせるためには、ファン120を大きくする必要がある。そのため、ファン120を保持する筐体140の中央領域142の左右方向の幅を小さくするのも難しい。
そこで、本実施の形態では、図3及び図5に示されるように、電源ソケット72に隣接する筐体140の下部領域143の左右方向の幅を、上部領域141及び中央領域142の左右方向の幅より小さくしている。より具体的には、制御回路130を保持する下部領域143の電源ソケット72側(左側)を切り取って、電源ソケット72を表示パネル20の裏面の下部中央に配置できるようにしている。このように、イオンミスト放出ユニット100の性能に影響の少ない部分で、筐体140の左右の幅を選択的に小さくすることにより、イオンミスト放出ユニット100の性能の低下を防止しつつ、電源ケーブルの引き回しの自由度を高めることができる。
次に、図10及び図11を参照して、ルーバー50の構成及び機能を説明する。図10は、ルーバー50及び光源60の位置関係を示す斜視図である。図11は、ルーバー50と光源60とが対面する位置の拡大正面図である。
まず、ルーバー50は、外側に向かって膨出する曲面形状であって、イオンミスト放出ユニット100から放出されるイオンミストを、視聴空間に誘導する誘導部材として機能する。具体的には、ルーバー50は、図2に示されるように、背面カバー40の上端中央部、すなわちイオンミスト放出ユニット100の排気口111bを含む位置に取り付けられる。また、ルーバー50は、図1に示されるように、表示パネル20の上端との間に隙間を形成する。その結果、イオンミスト放出ユニット100から上方向に放出されたイオンミストは、ルーバー50によって水平方向(表示パネル20の前方方向)に向きを変えられて、視聴空間に供給される。
また、ルーバー50は、イオンミスト放出ユニット100からイオンミストが放出されていることを、視聴空間にいるユーザに報知する報知部としても機能する。具体的には、ルーバー50は、例えば透明の材料(典型的には、樹脂材料)で形成され、光源60に対面する第1の端面51と、視聴空間に対面する第2の端面52とを有する。
一方、光源60は、基板61と、基板61の表面に所定の間隔を隔てて配置される複数のLED(Light Emitting Diode)素子62とで構成される。そして、この光源60は、例えば、図3に示されるように、イオン発生部110の蓋150の外側に、LED素子62を上に向けた状態で設置される。すなわち、光源60は、視聴空間にいるユーザからは見えない位置に配置される。
そして、制御回路130は、イオンミスト放出ユニット100がイオンミストを放出している間、光源60のLED素子62を点灯させる。これにより、LED素子62から出力される光は、ルーバー50の第1の端面51に入射し、ルーバー50の内部を通過し、一部はルーバー50の外側の表面(曲面部分の表面)から放射され、他の一部は第2の端面52から放射される。すなわち、視聴空間にいるユーザには、ルーバー50の表面(ルーバー50の曲面の外側表面)全体と、第2の端面52とが光って見える。
ここで、ルーバー50は、第1の端面51から入射する光の透過率を高めるために、無色透明の樹脂で形成されるのが望ましい。一方、ルーバー50の表面は、任意の色で塗装してもよい。これにより、ルーバー50の表面の色と、LED素子62の発光色との組み合わせによって、ルーバー50の表面の発光色を決定することができる。なお、第2の端面52も同様に任意の色で塗装してもよい。一方、第1の端面51は、光源60から入射する光量を増加させるために、塗装しない(無色透明のまま)のが望ましい。
また、第2の端面52は、ルーバー50の内部を通過した光を乱反射させるために、表面を荒らしておくのが望ましい。一方、第1の端面51は、光源60から入射する光量を増加させるために、表面を滑らかにしておくのが望ましい。すなわち、第2の端面52の表面粗さを第1の端面51より粗くしておくのが望ましい。
さらに、第1の端面51は、光源60から入射する光をルーバー50全体に拡散させるために、互いに交差する方向を向く複数の面で構成されるのが望ましい。本実施の形態に係る第1の端面51は、図11に示されるように、LED素子62と対面しない部分が基板61と平行な平面51aで構成され、LED素子62と対面する部分が凹曲面51bで構成される。すなわち、第1の端面51は、複数(図11の例では5個)の凹曲面51bと、隣接する凹曲面51bを接続する平面51aとで構成される。
また、凹曲面51bの直径(幅)は、LED素子62から出力される拡散光を効率よく取り込むために、LED素子62の幅より大きく設定されるのが望ましい。すなわち、凹曲面51bは、対面するLED素子62を覆うように形成される。なお、凹曲面51bの具体的な直径は、LED素子62との距離等によって決定すればよい。
なお、インジケータとして機能するルーバー50は、イオンミスト放出ユニット100からのイオンミストの放出を報知する用途に留まらない。例えば、信号処理回路75は、チューナを通じて緊急放送を受信した場合に、光源60を点灯させることによって緊急放送の受信をユーザに報知してもよい。
上記の実施の形態において、画像表示装置の一例としてテレビジョン受像機10を説明した。しかしながら、画像表示装置はこれに限定されない。すなわち、本発明は、例えば、パーソナルコンピュータのディスプレイ、チューナを備えないモニタ等にも適用することができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
本発明は、テレビジョン受像機等の画像表示装置に有利に利用される。
10 テレビジョン受像機
20 表示パネル
30 台座
40 背面カバー
41、42、140e、145 貫通孔
43 通気孔
44 突条
45、46 段差
50 ルーバー
51 第1の端面
51a 平面
51b 凹曲面
52 第2の端面
60 光源
61 基板
62 LED素子
71 電源回路
72 電源ソケット
75 信号処理回路
76 端子群
100 イオンミスト放出ユニット
110 イオン発生部
111 第1の風路
111a、112a 吸気口
111b、112b 排気口
112 第2の風路
113 イオン発生装置
113a、113b 電極
113c ペルチェ素子
113d 絶縁部材
113e 電圧発生部
120 ファン
130 制御回路
140 筐体
140a 底面
140b、140c、140d 側面
141 上部領域(第1領域)
142 中央領域(第2領域)
143 下部領域(第3領域)
144a、144b、144c、144d、144e、144f 隔壁
146 シール
147 遮蔽壁
150 蓋
151 不織布

Claims (6)

  1. 画像を表示する表示パネルと、
    前記表示パネルの裏面に配置され、イオンミストを放出するイオンミスト放出ユニットと、
    前記イオンミスト放出ユニットから放出される前記イオンミストを、前記表示パネルの前方の視聴空間に誘導する誘導部材と、
    前記視聴空間にいるユーザから見えない位置に配置され、前記イオンミスト放出ユニットが前記イオンミストを放出している時に点灯する光源とを備え、
    前記誘導部材は、前記光源と対面する第1の端面から入射し且つ前記誘導部材の内部を通過した光を、前記視聴空間に対面する第2の端面から放射することによって、前記イオンミストが放出されていることを報知する報知部として機能する
    画像表示装置。
  2. 前記誘導部材の第1の端面は、複数の面で構成される
    請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記光源は、基板と、前記基板上に配置されるLED(Light Emitting Diode)素子とで構成され、
    前記第1の端面のうちの前記LED素子に対面する部分は、前記LED素子を覆うように形成された凹曲面である
    請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記誘導部材の第2の端面の表面粗さは、前記第1の端面よりも粗い
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記誘導部材は、無色透明の材料で形成され、且つ表面が塗装されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記画像表示装置は、放送波を受信するチューナを有するテレビジョン受像機である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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