JP2013247402A - 画像編集装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】編集処理を繰り返すことによる画像の劣化を抑えつつ、画像データを記録するための記録容量の増大を抑制すること。
【解決手段】記録装置は、可逆符号化により圧縮された空間周波数成分を含む入力画像データを編集して、可逆符号化により圧縮された出力画像データを生成する画像編集装置であって、入力画像データを復号化して、空間周波数成分に含まれるDC成分およびAC成分を抽出する復号化部と、復号化部により抽出されたDC成分を変更するDC成分変更部と、DC成分変更部により変更されたDC成分、および、復号化部により抽出されたAC成分を、可逆符号化により圧縮する符号化部と、符号化部により可逆符号化されたDC成分およびAC成分を含む出力画像データを生成する出力画像データ生成部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像編集装置およびプログラムに関する。
3原色の色成分からなる階調カラー画像データを、色成分毎に空間周波数成分に変換した周波数データを入力画像データとし、周波数データ中のDC成分を対象として色補正処理を行い、周波数データ中のAC成分データと色補正されたDC成分データとを基に復号化処理を行ってプリンタに出力する画像変換装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開平6−6611号公報
圧縮符号処理された画像データに明るさ調整や色味調整等の編集処理を施して、圧縮符号処理された形式の画像データとして記録する場合、画像データを一旦RGBビットマップ等の色成分に変換してから編集処理を施してから圧縮符号処理して記録すると、編集処理を繰り返すことでブロックノイズが増加する等の画像劣化が大きくなってしまう。画像劣化が大きくならないよう、編集後の画像データを非圧縮形式や可逆圧縮形式で記録すると、画像データのデータ量が大きくなってしまい、画像データを記録するのに大きな記録容量が必要となってしまう。
本発明の第1の態様においては、可逆符号化により圧縮された空間周波数成分を含む入力画像データを編集して、可逆符号化により圧縮された出力画像データを生成する画像編集装置であって、入力画像データを復号化して、空間周波数成分に含まれるDC成分およびAC成分を抽出する復号化部と、復号化部により抽出されたDC成分を変更するDC成分変更部と、DC成分変更部により変更されたDC成分、および、復号化部により抽出されたAC成分を、可逆符号化により圧縮する符号化部と、符号化部により可逆符号化されたDC成分およびAC成分を含む出力画像データを生成する出力画像データ生成部とを備える。
本発明の第2の態様においては、プログラムであって、コンピュータを、上記画像編集装置として機能させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態に係るシステム5のブロック構成の一例を示す。 圧縮画像編集部10のブロック構成の一例を示す。 編集指示画面300の一例を示す。 DC成分の変更対象となるブロックの一例を模式的に示す。 DC成分変更部220およびDC成分補正部222における処理を模式的に示す。 画像編集装置100における編集処理に係る動作の一例を示すフローチャートを示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係るシステム5のブロック構成の一例を示す。システム5は、撮像装置102および画像編集装置100を備える。画像編集装置100は、エントロピー符号化された画像データに対して明るさや色味等の変更等の編集処理を行う場合に、編集対象の画像データをエントロピー復号化して、抽出された空間周波数成分のうちのDC成分に対して変更を行い、エントロピー符号化して記録する。これにより、編集処理を繰り返すことによる画像の劣化を抑えつつ、画像データを記録するための記録容量の増大を抑制する。
撮像装置102は、被写体を撮像して画像データを生成する。撮像装置102は、画像データを圧縮符号化して画像ファイルを生成する。撮像装置102は、JPEG形式で圧縮符号化して、JPEG形式の画像データの画像ファイルとして、不揮発性の記録媒体に記録する。撮像装置102は、画像編集装置100から画像ファイルの転送要求を受信すると、記録媒体に記録している画像ファイルを読み出して、画像編集装置100へ画像ファイルを転送する。例えば、撮像装置102は、USBケーブル等の接続ケーブル104を介して画像編集装置100と通信可能に接続される。撮像装置102は、接続ケーブル104を介して画像編集装置100と通信して、画像ファイルを画像編集装置100へデータ転送する。
画像編集装置100は、CPU110、RAM120、システムメモリ130、記録媒体140、操作入力部150、通信部170、表示部180およびバス190を備える。バス190は、CPU110、RAM120、システムメモリ130、記録媒体140、操作入力部150、通信部170および表示部180と結合され、各部から出力された各種データ、制御信号等を相互に伝送する。
CPU110は、中央処理装置であり、画像編集装置100の制御全般を司る。システムメモリ130は、電気的に消去・記憶可能な不揮発性メモリであり、例えばフラッシュROM等により構成される。システムメモリ130は、画像編集装置100の動作に必要な定数、変数等の制御用のパラメータ、プログラム等を、画像編集装置100の非動作時にも失われないように記憶している。システムメモリ130に記憶された定数、変数、プログラム等は、システムメモリ130からRAM120に展開され、画像編集装置100の各部の制御に利用される。RAM120としては、SDRAM等を適用できる。
記録媒体140は、不揮発性の記録媒体である。記録媒体140としては、ハードディスク等の磁気記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、光ディスク等の光学記録媒体等、種々の記録媒体を適用できる。操作入力部150は、ユーザ操作を受け付ける。操作入力部150としては、マウス、キーボード等の操作部材を含んでよい。通信部170は、外部機器との通信を担い、外部機器との間で各種のデータ、制御信号を送受信する。外部機器との間の通信インタフェースとしては、USBインタフェース等の種々の通信インタフェースを適用できる。表示部180としては、液晶ディスプレイ等の表示デバイスを適用できる。
CPU110は、撮像装置102から転送された画像ファイルを、記録媒体140に記録させる。CPU110は、圧縮画像編集部10、編集情報取得部20および復号処理部30として機能する。編集情報取得部20は、画像ファイルに含まれる画像データの画像内容に対する編集要求を、ユーザから取得する。田編集情報取得部20は、明るさや色味を変更する変更量等の、画像の編集内容を取得する。編集情報取得部20は、操作入力部150等を介して、これらの情報を取得する。編集情報取得部20によってユーザから取得された画像の編集内容を示す編集情報は、RAM120に記憶される。
圧縮画像編集部10がユーザから編集要求を受け付けると、CPU110は、記録媒体140に記録している画像ファイルをRAM120に読み出す。圧縮画像編集部10は、RAM120に読み出された画像ファイルの画像データをエントロピー復号化して、空間周波数成分のDC成分およびAC成分を抽出する。圧縮画像編集部10は、編集情報取得部20が取得した編集内容に基づいて、抽出したDC成分を変更することにより、画像における明るさや色味の補正を行う。そして、圧縮画像編集部10は、変更したDC成分、および、元々の画像データから抽出したAC成分に対してエントロピー符号化を行い、JPEG形式の画像データをRAM120内に生成する。そして、CPU110は、生成した画像データを含む画像ファイルを、記録媒体140に記録する。
圧縮画像編集部10により生成され記録媒体140に記録されたJPEG形式の画像ファイルは、ユーザからの指示等に応じてRAM120に読み出される。復号処理部30は、RAM120に読み出された画像データをJPEG形式に従って復号化して、RGB等の各色成分の画像データを生成する。例えば、エントロピー復号化、逆量子化、逆DCT変換、色空間変換処理を含む伸張復号処理により、例えばRGB形式のビットマップ形式のデータを生成する。復号処理部30により生成された画像データは、例えば表示用の画像データとしてRAM120内に記憶される。表示部180は、RAM120に記憶された表示用の画像データに基づいて画像を表示する。
図2は、圧縮画像編集部10のブロック構成の一例を示す。圧縮画像編集部10は、JPEG構文解析部200、エントロピー復号化部210、DC成分変更部220、DC成分補正部222、エントロピー符号化部230、JPEG構文組立部240、判定部250、量子化係数決定部260、編集処理部270、変更対象ブロック特定部280および依存ブロック特定部290を有する。
JPEG構文解析部200は、RAM120に記憶されているJPEG形式の入力画像データを解析する。JPEG構文解析部200は、入力画像データから、符号化情報およびデータストリームを抽出する。JPEG構文解析部200は、入力画像データの符号化情報を抽出する。符号化情報としては、量子化表および符号表を含む。すなわち、JPEG構文解析部200は、入力画像データから、空間周波数成分のエントロピー符号化に用いられた符号表を抽出する符号表情報抽出部として機能する。具体的には、JPEG構文解析部200は、入力画像データから、量子化された空間周波数成分のエントロピー符号化に用いられた符号表を抽出する。また、JPEG構文解析部200は、入力画像データから、空間周波数成分の量子化に用いられた量子化係数を示す量子化情報を抽出する量子化情報抽出部として機能する。JPEG構文解析部200により抽出された量子化表、符号表は、RAM120に記憶される。JPEG構文解析部200により抽出されたデータストリームは、エントロピー復号化部210に入力される。
エントロピー復号化部210は、入力画像データをエントロピー復号化して、空間周波数成分に含まれるDC成分およびAC成分を抽出する。具体的には、エントロピー復号化部210は、JPEG構文解析部200から入力されるデータストリームを、エントロピー復号化して、空間周波数成分に含まれるDC成分およびAC成分を抽出する。エントロピー復号化部210により抽出されたDC成分は、DC成分変更部220に入力される。エントロピー復号化部210により抽出されたAC成分は、エントロピー符号化部230に入力される。
DC成分変更部220は、エントロピー復号化部210により抽出されたDC成分を変更する。例えば、DC成分変更部220は、エントロピー復号化部210により抽出されたDC成分の値を変更する。例えば、DC成分変更部220は、エントロピー復号化部210により抽出されたDC成分の値の大きさを変更する。DC成分変更部220は、RAM120に記憶された編集情報に基づいて、エントロピー復号化部210により抽出されたDC成分を変更する。すなわち、DC成分変更部220は、編集情報取得部20により取得された編集情報に基づいて、エントロピー復号化部210により抽出されたDC成分を変更する。DC成分変更部220は、画像における明るさおよび色味の少なくとも一方を変更することを示す編集情報に基づいて、エントロピー復号化部210により抽出されたDC成分を変更してよい。DC成分変更部220により変更されたDC成分は、エントロピー符号化部230に入力される。
エントロピー符号化部230は、DC成分変更部220により変更されたDC成分、および、エントロピー復号化部210により抽出されたAC成分を、エントロピー符号化する。エントロピー復号化部210は、RAM120に記憶された符号化表を用いて、エントロピー符号化する。すなわち、エントロピー符号化部230は、DC成分変更部220により変更されたDC成分およびエントロピー復号化部210により抽出されたAC成分を、JPEG構文解析部200が抽出した符号表を用いてエントロピー符号化する。このように、入力画像のAC成分は、変更されずにエントロピー符号化部230に入力される。エントロピー符号化部230によりエントロピー符号化された画像データストリームは、JPEG構文組立部240に入力される。
JPEG構文組立部240は、エントロピー符号化部230によりエントロピー符号化されたDC成分およびAC成分を含む出力画像データを生成する出力画像データ生成部として機能する。具体的には、JPEG構文組立部240は、エントロピー符号化された画像データストリームおよび符号化情報を含むJPEG形式の画像データを生成して出力する。すなわち、JPEG構文解析部200により抽出された量子化情報を含む出力画像データを生成する。また、JPEG構文組立部240は、JPEG構文解析部200が抽出した符号表を含む出力画像データを生成する。JPEG構文組立部240が生成したJPEG形式の画像データは、RAM120内に生成される。RAM120内に生成されたJPEG形式の画像データは、CPU110の制御により、JPEG形式の画像ファイルとして記録媒体140に記録される。
このように、本実施形態においては、圧縮画像編集部10に対する入力画像データおよび出力画像データは、JPEG形式の画像データである。エントロピー復号化部210は、入力画像データを、入力画像データに含まれる符号表に基づいてエントロピー復号化して、空間周波数成分に含まれるDC成分およびAC成分を抽出する。JPEG構文組立部240は、エントロピー符号化部230によりエントロピー符号化されたDC成分およびAC成分、および、入力画像データに含まれる量子化表を含む出力画像データを生成する。
判定部250は、入力画像データに対する画像の編集内容に基づいて、JPEG構文解析部200が抽出した量子化情報で示される量子化精度より高い編集精度が必要であるか否かを判定する。量子化係数決定部260は、判定部250によって高い精度が必要と判定された場合に、JPEG構文解析部200が抽出した量子化情報で示される量子化精度より高い量子化精度の新たな量子化係数を決定する。例えば、量子化係数決定部260は、抽出された量子化表に含まれる量子化係数より小さい量子化係数を決定する。量子化係数決定部260は、DCT成分に対する新たな量子化係数として、抽出された量子化表に含まれるDC成分に対する量子化係数より小さい値の量子化係数を決定してよい。量子化係数決定部260が決定した量子化係数は、新たな量子化表としてRAM120に記憶され、量子化部276およびJPEG構文組立部240の処理に供される。編集処理部270は、判定部250によって高い精度が必要と判定された場合に、新たな量子化係数による量子化処理を少なくとも含む画像処理により、入力画像データに対する画像の編集内容に基づいて入力画像データを編集する。判定部250によって高い精度が必要でないと判定された場合に、DC成分変更部220は、エントロピー復号化部210により抽出されたDC成分を変更し、JPEG構文組立部240は、JPEG構文解析部200により抽出された量子化情報を含む出力画像データを生成する。一方、判定部250によって高い精度が必要と判定された場合に、エントロピー符号化部230は、編集処理部の編集処理により得られた空間周波数成分をエントロピー符号化し、JPEG構文組立部240は、編集処理により得られエントロピー符号化された空間周波数成分、および、新たな量子化係数を示す量子化情報を含む出力画像データを生成する。
編集処理部270は、逆量子化部272、編集部274および量子化部276を含む。逆量子化部272は、エントロピー復号化部210から出力されるDC成分およびAC成分を逆量子化する。逆量子化部272は、JPEG構文解析部200により抽出された量子化表に基づいて逆量子化を行う。
編集部274は、逆量子化部272によって逆量子化されたDC成分に少なくとも基づいて、編集処理を行う。編集部274は、DC成分変更部220と同様に、DC成分を変更することにより、編集処理を行ってよい。量子化部276は、量子化係数決定部260が決定した新たな量子化係数で、編集部274による編集後のDC成分、および、エントロピー復号化部210により抽出されたAC成分を量子化する。
なお、編集部274は、DC成分等の空間周波数成分の変更ではなく、画素値レベルの編集を行ってもよい。例えば、編集処理部270は、逆DCT変換を含む処理によりRGB形式のビットマップデータを生成して、RGBの各色成分の値を変更してよい。そして、編集処理部270は、DCT変換を含む処理によりDCT係数を算出して、量子化部276に出力してよい。
判定部250、量子化係数決定部260および編集処理部270による処理によれば、入力画像データに含まれている量子化表で十分な精度の編集ができる場合には、DC成分変更部220によるDC成分の変更を行うことで、少ない演算量で画像を編集することができる。入力画像データに含まれている量子化表で十分な精度の編集ができない場合でも、量子化係数決定部260および編集処理部270による編集処理により、高い精度で画像を編集できる。
なお、編集情報取得部20は、画像領域において編集すべき一部の画像領域を示す情報を取得する。すなわち、編集情報取得部20は、入力画像データにより表される画像領域のうち、編集すべき一部の画像領域を示す情報を取得する。編集情報取得部20は、編集領域情報取得部として機能する。変更対象ブロック特定部280は、編集情報取得部20が取得した一部の画像領域を含む一以上のブロックを、DC成分を変更すべきブロックとして特定する。この場合、エントロピー復号化部210は、変更対象ブロック特定部280により特定されたブロックをエントロピー復号化する。そして、DC成分変更部220は、変更対象ブロック特定部280が特定したブロックからエントロピー復号化部210により抽出されたDC成分を変更する。
なお、JPEG形式では、画像データにおける少なくとも一部のブロックのDC成分は、他のブロックのDC成分との差分で表されている。このように、入力画像データにおける少なくとも一部のブロックのDC成分が、他のブロックのDC成分との差分で表されている場合には、依存ブロック特定部290は、変更対象ブロック特定部280が特定した一以上のブロックのDC成分との差分でDC成分が表された他のブロックを特定する。DC成分補正部222は、依存ブロック特定部290が特定したブロックの画像が、DC成分変更部220によるDC成分の変更によって変化しないよう、依存ブロック特定部290が特定したブロックのDC成分を、対応するブロックのDC成分の変更量に応じて補正する。本処理については、図5等に関連して説明する。エントロピー復号化部210は、変更対象ブロック特定部280により特定されたブロックおよび依存ブロック特定部290により特定されたブロックをエントロピー復号化する。エントロピー符号化部230は、DC成分変更部220により変更されたDC成分、DC成分補正部222により補正されたDC成分、および、エントロピー復号化部210により抽出されたAC成分をエントロピー符号化する。
以上に説明した画像編集装置100によれば、可逆性を保証しつつ、エントロピー符号化された空間周波数成分を含む入力画像データを編集して、エントロピー符号化された出力画像データを生成することができる。
図3は、編集指示画面300の一例を示す。編集指示画面300は表示部180に表示される。編集指示画面300は、画像表示領域340、スライダ310、領域指定枠320、および保存ボタン350を含む。画像表示領域340には、編集対象の画像が表示される。スライダ310は、例えば明るさの増減量を指定する指示をユーザから受け付けるためのグラフィック要素である。ユーザがマウス操作によりスライダ310の位置を変更すると、編集情報取得部20は、スライダ310の位置に基づいて、明るさの増減量を特定する。
領域指定枠320は、明るさを変更する対象領域を指定する指示をユーザから受け付けるためのグラフィック要素である。ユーザがマウス操作により領域指定枠320の位置および大きさの少なくとも一方を変更すると、編集情報取得部20は、領域指定枠320の位置および大きさに基づいて、画像領域における、明るさを変更する対象領域を特定する。編集情報取得部20により特定された明るさの増減量および対象領域を示す情報は、RAM120に編集情報として記憶される。
保存ボタン350は、編集対象として選択した画像データに対して明るさを補正して画像ファイルとして保存する指示をユーザから受け付けるためのグラフィック要素である。保存ボタン350が選択されると、圧縮画像編集部10は、指定された編集対象領域に対して、指定された明るさの増減量に従って明るさを増減する編集処理を行う。そして、CPU110は、圧縮画像編集部10により編集された出力画像データを含む出力画像ファイルを、記録媒体140に記録する。
CPU110は、出力画像データを含む出力画像ファイルを、入力画像ファイルのファイル名と同じファイル名の画像ファイルで記録媒体140に記録してよい。例えば、CPU110は、入力画像ファイルを出力画像ファイルで上書きしてよい。ここで、CPU110は、判定部250によってJPEG構文解析部200が抽出した量子化情報で示される量子化精度より高い編集精度が必要でないと判定されたことを条件として、入力画像ファイルを出力画像ファイルで上書きしてよい。かかる処理によれば、入力画像データから出力画像データへの画像処理に可逆性が保証されている場合に、出力画像データから元の入力画像データを提供することができる。なお、CPU110は、明るさの増減量や編集対象領域等を示す情報を、出力画像ファイルに対応づけて記録してよい。例えば、CPU110は、明るさの増減量や編集対象領域等を示す情報を、出力画像ファイルに付帯して記録してよい。例えば、CPU110は、出力画像ファイルをExif形式で記録する場合、ベンダー固有領域に、明るさの増減量や編集対象領域等を示す情報を含めて記録してよい。
なお、圧縮画像編集部10は、スライダ310の位置が変更されたことを検出すると、検出に応じて、明るさの増減量に基づいて明るさを増減させる編集処理を行ってよい。そして、CPU110は、圧縮画像編集部10により編集されて得られた出力画像データに基づいて、画像表示領域340に画像を表示してよい。また、圧縮画像編集部10は、領域指定枠320の位置および大きさの少なくとも一方が変更されたことが検出すると、検出に応じて、変更された領域指定枠320の位置および大きさ、ならびに、現在指定されている明るさの増減量に基づいて、画像の編集処理を行ってよい。そして、CPU110は、圧縮画像編集部10により編集されて得られた出力画像データに基づいて、画像表示領域340に画像を表示してよい。このように、画像編集装置100は、ユーザから編集内容を変更する指示を受け付けた場合に、リアルタイムに編集を行って、表示部180に表示させてもよい。
なお、画像表示領域340への表示用の画像データは、DC成分変更部220が変更したDC成分およびエントロピー復号化部210により抽出されたAC成分に対して、逆量子化および逆DCT変換を含む伸張処理により生成されてよい。当該伸張処理は、復号処理部30で行われてよい。
図4は、DC成分の変更対象となるブロックの一例を模式的に示す。JPEG方式による圧縮および符号化処理では、輝度信号および色差信号のそれぞれにつき、8×8のブロック毎に、64個のDCT係数が算出される。64個のDCT係数は、1つのDC成分および63個のAC成分を含む。
ここで、変更対象ブロック特定部280は、編集情報取得部20によって対象領域を包含するブロックを、変更対象のブロックとして特定する。本図は、横方向に4個、縦方向に3個のブロック410を、DC成分の変更対象のブロックとして特定されたことを模式的に示す。変更対象ブロック特定部280により特定された12個のブロック410のDC成分が、DC成分変更部220で変更される。
依存ブロック特定部290は、変更対象ブロック特定部280が特定したブロック410のうち、右側に隣接するブロック420a〜ブロック420cを、依存ブロックとして特定する。依存ブロック特定部290により特定された依存ブロック420のDC成分は、それぞれ隣接するブロックのDC成分の変更量に応じて、DC成分補正部222で補正される。
図5は、DC成分変更部220およびDC成分補正部222における処理を模式的に示す。本図では、ブロック420a、および、ブロック420aと同じ行に存在するブロック410a〜ブロック410cを取り上げて、これらのブロックに対する処理を模式的に示す。本図において、各ブロックの左上に、エントロピー復号化部210で抽出されたDC成分を模式的に示す。これらのDC成分が、DC成分変更部220による変更対象となる。本図において、DC成分以外の他の部分はエントロピー復号化部210により抽出された63個のAC成分を模式的に示す。抽出されたAC成分は、変更されずにエントロピー符号化部230に入力される。
JPEG符号化においては、各ブロックで算出されたDC成分は、量子化された後、直前のブロックのDC成分との差分が算出され、DC成分の差分がエントロピー符号化の対象となる。したがって、エントロピー復号化部210によるエントロピー復号化で得られるDC成分の値は、直前のブロック420から算出されたDCT係数の量子化後のDC成分から、ブロック410から算出されたDCT係数の量子化後のDC成分を減じた値を示す。
ここでは、圧縮画像編集部10が、領域指定枠320内の画像領域に対して一定の明るさを増加させる処理を行う場合について説明する。また、当該明るさの増加量に対応する輝度値の増加量がΔであるとする。
DC成分変更部220は、入力画像データから抽出した量子化表で示されるDC成分用の量子化係数でΔを除算して、量子化されたDC成分に対する変更量δを算出する。そして、DC成分変更部220は、同一行で最も左に位置するブロック410aのDC成分の値にδを加算する。そして、他のブロック410bおよびブロック410cについては、DC成分の値を変更せず維持する。そして、DC成分補正部222は、ブロック420aのDC成分の値から、δを減算する。同様の処理を各行のブロック410およびブロック420に適用することで、領域指定枠320内の画像領域の少なくとも一部を含むブロックの輝度値を、一律の値だけ増加させることができる。このように、DC成分変更部220は、編集情報および量子化表に基づいて、DC成分の値を変更する。また、DC成分補正部222は、DC成分変更部220によるDC成分の変更量に応じて、当該変更量をキャンセルするように依存ブロック420のDC成分の値を補正する。
なお、判定部250は、JPEG構文解析部200が抽出した量子化情報で示される量子化精度より高い編集精度が必要であるか否かの判定を、明るさの増加量に対応する輝度値の増加量Δに基づいて行ってよい。例えば、増加量ΔをDC成分用の量子化係数で除した値が、予め定められた値より小さい場合に、JPEG構文解析部200が抽出した量子化情報で示される量子化精度より高い編集精度が必要であると判定してよい。より具体的には、判定部250は、増加量ΔをDC成分用の量子化係数で除した値が1より小さい場合に、JPEG構文解析部200が抽出した量子化情報で示される量子化精度より高い編集精度が必要であると判定してよい。
図6は、画像編集装置100における編集処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。本フローは、編集対象の画像データがユーザによって選択された場合に開始される。本フローの処理は、CPU110を主体とする動作またはCPU110の制御に従う画像編集装置100の各部の動作により実行される。
ステップS602において、選択された編集対象の画像データを、記録媒体140からRAM120に読み出す。ステップS604において、読み出した画像データに基づいて、編集対象の画像を表示部180に表示させる。例えば、図3に例示した編集指示画面を表示部180に表示させる。
ステップS606において、編集情報取得部20は編集情報をユーザから取得する。ステップS608において、JPEG構文解析部200は、ステップS602で読み出された画像データから符号化情報を抽出する。上述したように、符号化情報は、量子化係数および符号表を含む。
ステップS610において、判定部250は、ステップS608で抽出された量子化係数で示される量子化精度より高い編集精度が必要であるか否かを判断する。高い編集精度が必要でないと判断された場合、編集対象領域が全画像領域であるか否かを判断する(ステップS612)。
編集対象領域が全画像領域でない場合、ステップS614において、変更対象ブロック特定部280が変更対象ブロックを特定し、依存ブロック特定部290が依存ブロックを特定する。本ステップの処理としては、図4および5等に関連して説明した処理を適用できる。ステップS616において、エントロピー復号化部210は、ステップS614で特定されたブロックをエントロピー復号化する。ステップS618において、ステップS614で特定されたブロックに対して、DC成分の編集処理を施す。具体的には、DC成分変更部220は、変更対象ブロックのDC成分を変更する。また、DC成分補正部222は、依存対象ブロックのDC成分を補正する。本ステップの処理としては、図4および5等に関連して説明した処理を適用できる。
ステップS620において、エントロピー符号化部230はエントロピー符号化を行う。具体的には、エントロピー符号化部230は、ステップS618で編集されたDC成分およびステップS616におけるエントロピー復号化により抽出されたAC成分を含む符号化対象データをエントロピー符号化する。ステップS622において、JPEG構文組立部240は、ステップS620でエントロピー符号化されたJPEG形式の画像データを生成する。ステップS624において、ステップS622で生成された画像データを、JPEG形式の画像データファイルとして記録媒体140に記録させる。
ステップS612の判断において、編集対象領域が全画像領域であると判断された場合、エントロピー復号化部210は、全ブロックをエントロピー復号化する(ステップS632)。ステップS634において、DC成分変更部220は、ステップS632でエントロピー符号化されたブロックのDC成分を変更する。ステップS634の処理が完了すると、ステップS620に処理を進める。
ステップS610の判断において、ステップS608で抽出された量子化係数で示される量子化精度より高い編集精度が必要であると判断された場合、エントロピー復号化部210は全ブロックをエントロピー復号化し(ステップS642)、逆量子化部272は逆量子化を行う(ステップS644)。ステップS646において、編集部274は、ステップS644で逆量子化されたDC成分を少なくとも用いて、編集情報に基づく編集処理を行う。ステップS648において、量子化係数決定部260は、編集情報に基づいて、新たな量子化係数を決定する。ステップS650において、量子化部276は、ステップS248で決定された新たな量子化係数でDCT係数を量子化する。具体的には、量子化部276は、ステップS248で決定された新たな量子化係数で、ステップS646の編集処理で得られたDC成分のDCT係数を量子化する。また、量子化部276は、当該新たな量子化係数で、ステップS642で抽出されたAC成分のDCT係数を量子化する。
なお、ステップS646で画素値レベルの編集を行う場合、ステップS646では、逆DCT変換を含む編集処理を行って画素値レベルの編集を行い、編集後のデータに対してDCT変換を含む処理を施して、DC成分およびAC成分のDCT係数を算出する。この場合、ステップS650では、量子化部276は、ステップS646で算出された編集後のDC成分およびAC成分のDCT係数を、ステップS648で決定した新たな量子化係数で量子化する。ステップS650の処理が完了すると、ステップS620に処理を進める。
図3−6に関連して、圧縮画像編集部10の全体の動作を分かり易く説明することを目的として、明るさを補正する場合を取り上げて、画像編集装置100の動作の一例を説明した。しかし、圧縮画像編集部10は、同様の動作により、色差成分についてDC成分を変更することができる。例えば、図3の編集指示画面300においては、明るさ調整量を指定させるスライダ310に加えて、赤味の調整量および青味の調整量を指定させるスライダを設けてよい。そして、圧縮画像編集部10においては、輝度信号のDC成分の変更および補正処理と同様の処理を、Cr、Cbの色差信号のDC成分の変更および補正処理として適用してよい。
また、図3−6に関連して、ユーザが編集内容を指定する場合を取り上げて画像編集装置100の動作の一例を説明したが、圧縮画像編集部10が編集内容を決定してもよい。例えば、圧縮画像編集部10は、画像から人間の顔の領域を特定して、特定した領域である顔領域を、編集対象領域としてよい。また、圧縮画像編集部10は、顔の領域に対して明るさを高める度合いを示す明るさの増加量を決定してよい。また、圧縮画像編集部10は、当該顔領域以外の領域に対して、明るさを低減させる度合いを示す明るさの低減量を決定してよい。そして、圧縮画像編集部10は、明るさの増加量に基づいて顔領域の明るさを増加させ、明るさの低減量に基づいて顔領域以外の領域の明るさを低減させる編集処理を行ってよい。このように、圧縮画像編集部10は、画像における特徴的な領域である特徴領域を特定して、特定した特徴領域を、編集の対象領域として特定してよい。
また、以上の説明では、エントロピー符号化部230は、入力画像データから抽出された符号表を用いてエントロピー符号化を行うとして説明した。しかし、エントロピー符号化部230は、入力画像データから抽出された符号表を用いたエントロピー符号化とは異なるエントロピー符号化を適用してよい。例えば、エントロピー符号化部230は、入力画像データから抽出された符号表とは異なる符号表でエントロピー符号化を行ってよい。例えば、エントロピー符号化部230は、エントロピー符号化としてハフマン符号化を適用する場合、入力画像データから抽出されたハフマン符号表とは異なるハフマン符号表を用いてハフマン符号化を行ってよい。また、エントロピー符号化部230は、入力画像データがハフマン符号化により符号化されたものである場合に、算術符号化を行ってもよい。このように、エントロピー符号化部230は、入力画像データを生成する場合に適用された符号化方式とは異なる符号化方式で符号化を行ってよい。
上記の説明において、CPU110の動作として説明した処理は、CPU110がプログラムに従って画像編集装置100が有する各ハードウェアを制御することにより実現される。すなわち、本実施形態の画像編集装置100に関連して説明した処理は、プロセッサがプログラムに従って動作して各ハードウェアを制御することにより、プロセッサ、メモリ等を含む各ハードウェアとプログラムとが協働して動作することにより実現することができる。すなわち、当該処理を、いわゆるコンピュータ装置によって実現することができる。コンピュータ装置は、上述した処理の実行を制御するプログラムをロードして、読み込んだプログラムに従って動作して、当該処理を実行してよい。コンピュータ装置は、当該プログラムを記憶しているコンピュータ読取可能な記録媒体から当該プログラムをロードすることができる。
以上の説明では、入力画像データおよび出力画像データの一例として、静止画データを取り上げて説明した。特に、JPEG形式の静止画データを取り上げて説明した。しかし、入力画像データおよび出力画像データとしては、JPEG形式の静止画データに限らず、デジタル圧縮及び符号処理された種々の形式の静止画データを適用の対象とすることができる。また、入力画像データおよび出力画像データとしては、静止画データに限らず、デジタル圧縮及び符号処理された種々の形式の動画データを適用の対象とすることができる。例えば、Motion JPEG形式の動画データにおける少なくとも1つのフレームの画像データを適用の対象とすることができる。また、MPEG形式の動画データにおける少なくとも1つのフレームの画像データを適用の対象とすることができる。
また、以上の説明におけるエントロピー符号化は、可逆符号化の一例である。画像編集装置100における上述したエントロピー符号化に代えて、エントロピー符号化以外の種々の可逆符号化を適用することができる。また、上述したエントロピー復号化に代えて、エントロピー復号化以外の種々の復号化を適用する。具体的には、画像編集装置100には、エントロピー符号化以外の符号化方式で可逆符号化された入力画像データが入力されてよい。また、画像編集装置100には、エントロピー符号化以外の符号化方式で可逆符号化された出力画像データを生成してよい。すなわち、画像編集装置100は、エントロピー符号化以外の可逆符号化により圧縮された空間周波数成分を含む入力画像データを編集して、可逆符号化により圧縮された出力画像データを生成してよい。より具体的には、圧縮画像編集部10は、入力画像データを復号化して、空間周波数成分に含まれるDC成分およびAC成分を抽出してよい。そして、圧縮画像編集部10は、DC成分変更部220において変更されたDC成分、および、復号化により抽出されたAC成分を、可逆符号化により圧縮して、可逆符号化されたDC成分およびAC成分を含む出力画像データを生成してよい。圧縮画像編集部10によれば、空間周波数領域での情報間引きを利用した画像圧縮方式に従って、可逆符号化された空間周波数成分を含む入力画像データから空間周波数成分をロスレスに抽出して、編集したDC成分を含む空間周波数成分をロスレスに符号化することができる。そのため、画像編集装置100によれば、入力画像データに対して編集を行う場合に、復号化および符号化の過程において情報が損失することを防ぎつつ、データ量の小さい出力画像データを生成することができる。
また、画像編集装置100としては、パーソナルコンピュータ等の、汎用のコンピュータ装置を適用できる。しかし、画像編集装置100は、デジタルフォトフレーム、記録機能付きのテレビジョン装置、レコーダ装置等、携帯電話機、PDA等の携帯情報端末等として実現されてよい。また、撮像装置102が、画像編集装置100の機能を有してよい。
撮像装置102は、ミラーレス一眼カメラ、一眼レフレックスカメラ等のレンズ交換式のカメラであってよい。また、撮像装置102は、レンズ非交換式カメラであってよい。その他、撮像装置102としては、ビデオカメラ、撮像機能付きの携帯電話機、撮像機能付きの携帯情報端末、撮像機能付きのゲーム機器等の娯楽装置等、撮像機能を有する種々の機器を適用の対象とすることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
5 システム、10 圧縮画像編集部、20 編集情報取得部、30 復号処理部、100 画像編集装置、102 撮像装置、104 接続ケーブル、110 CPU、120 RAM、130 システムメモリ、140 記録媒体、150 操作入力部、170 通信部、180 表示部、190 バス、200 JPEG構文解析部、210 エントロピー復号化部、220 DC成分変更部、222 DC成分補正部、230 エントロピー符号化部、240 JPEG構文組立部、250 判定部、260 量子化係数決定部、270 編集処理部、272 逆量子化部、274 編集部、276 量子化部、280 変更対象ブロック特定部、290 依存ブロック特定部、300 編集指示画面、310 スライダ、320 領域指定枠、340 画像表示領域、350 保存ボタン、410 ブロック、420 ブロック

Claims (11)

  1. 可逆符号化により圧縮された空間周波数成分を含む入力画像データを編集して、可逆符号化により圧縮された出力画像データを生成する画像編集装置であって、
    前記入力画像データを復号化して、空間周波数成分に含まれるDC成分およびAC成分を抽出する復号化部と、
    前記復号化部により抽出されたDC成分を変更するDC成分変更部と、
    前記DC成分変更部により変更されたDC成分、および、前記復号化部により抽出されたAC成分を、可逆符号化により圧縮する符号化部と、
    前記符号化部により可逆符号化されたDC成分およびAC成分を含む出力画像データを生成する出力画像データ生成部と
    を備える画像編集装置。
  2. 前記可逆符号化は、エントロピー符号化であり、
    前記復号化部は、エントロピー復号化により、前記空間周波数成分に含まれるDC成分およびAC成分を抽出する
    請求項1に記載の画像編集装置。
  3. 画像の編集内容を示す編集情報をユーザから取得する編集情報取得部
    をさらに備え、
    前記DC成分変更部は、前記編集情報取得部により取得された編集情報に基づいて、前記復号化部により抽出されたDC成分を変更する
    請求項1または2に記載の画像編集装置。
  4. 前記DC成分変更部は、画像における明るさおよび色味の少なくとも一方を変更することを示す編集情報に基づいて、前記復号化部により抽出されたDC成分を変更する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の画像編集装置。
  5. 前記入力画像データから、空間周波数成分の符号化に用いられた符号表を抽出する符号表情報抽出部
    をさらに備え、
    前記符号化部は、前記DC成分変更部により変更されたDC成分および前記復号化部により抽出されたAC成分を、前記符号表情報抽出部が抽出した符号表を用いて符号化し、
    前記出力画像データ生成部は、前記符号表情報抽出部が抽出した符号表を含む前記出力画像データを生成する
    請求項2に記載の画像編集装置。
  6. 前記入力画像データおよび前記出力画像データは、JPEG形式の画像データであり、
    前記復号化部は、前記入力画像データを、前記入力画像データに含まれる符号表に基づいて復号化して、空間周波数成分に含まれるDC成分およびAC成分を抽出し、
    前記出力画像データ生成部は、前記符号化部により符号化された前記DC成分および前記AC成分、および、前記入力画像データに含まれる量子化表を含む前記出力画像データを生成する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の画像編集装置。
  7. 前記入力画像データから、空間周波数成分の量子化に用いられた量子化係数を示す量子化情報を抽出する量子化情報抽出部
    をさらに備え、
    前記出力画像データ生成部は、前記量子化情報抽出部により抽出された量子化情報を含む前記出力画像データを生成する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の画像編集装置。
  8. 前記入力画像データに対する画像の編集内容に基づいて、前記量子化情報抽出部が抽出した量子化情報で示される量子化精度より高い編集精度が必要であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記高い精度が必要と判定された場合に、前記量子化情報抽出部が抽出した量子化情報で示される量子化精度より高い量子化精度の新たな量子化係数を決定する量子化係数決定部と、
    前記高い精度が必要と判定された場合に、前記新たな量子化係数による量子化処理を少なくとも含む画像処理により、前記入力画像データに対する画像の編集内容に基づいて前記入力画像データを編集する編集処理部と
    をさらに備え、
    前記高い精度が必要でないと判定された場合に、前記DC成分変更部は、前記復号化部により抽出されたDC成分を変更し、前記出力画像データ生成部は、前記量子化情報抽出部により抽出された量子化情報を含む前記出力画像データを生成し、
    前記高い精度が必要と判定された場合に、前記符号化部は、前記編集処理部の編集処理により得られた空間周波数成分を符号化し、前記出力画像データ生成部は、前記編集処理により得られ前記符号化部により符号化された空間周波数成分、および、前記新たな量子化係数を示す量子化情報を含む前記出力画像データを生成する
    請求項7に記載の画像編集装置。
  9. 前記入力画像データにより表される画像領域のうち、編集すべき一部の画像領域を示す情報を取得する編集領域情報取得部と、
    前記編集領域情報取得部が取得した一部の画像領域を含む一以上のブロックを、DC成分を変更すべきブロックとして特定する変更対象ブロック特定部と
    をさらに備え、
    前記復号化部は、前記変更対象ブロック特定部により特定されたブロックを復号化し、
    前記DC成分変更部は、前記変更対象ブロック特定部が特定したブロックから前記復号化部により抽出されたDC成分を変更する
    請求項1から8のいずれか一項に記載の画像編集装置。
  10. 前記入力画像データにおける少なくとも一部のブロックのDC成分は、他のブロックのDC成分との差分で表されており、
    前記画像編集装置は、
    前記変更対象ブロック特定部が特定した一以上のブロックのDC成分との差分でDC成分が表された他のブロックを特定する依存ブロック特定部と、
    前記依存ブロック特定部が特定したブロックの画像が、前記DC成分変更部によるDC成分の変更によって変化しないよう、前記依存ブロック特定部が特定したブロックのDC成分を、対応するブロックのDC成分の変更量に応じて補正するDC成分補正部と
    をさらに備え、
    前記復号化部は、前記変更対象ブロック特定部により特定されたブロックおよび前記依存ブロック特定部により特定されたブロックを復号化し、
    前記符号化部は、前記DC成分変更部により変更されたDC成分、前記DC成分補正部により補正されたDC成分、および、前記復号化部により抽出されたAC成分を符号化する
    請求項9に記載の画像編集装置。
  11. コンピュータを、請求項1から10のいずれか一項に記載の画像編集装置として機能させるためのプログラム。
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