JP2013247396A - 電圧変換回路、センサーシステムおよび通信システム - Google Patents

電圧変換回路、センサーシステムおよび通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】差動増幅器の動作点を安定させ、かつ、外乱由来の雑音を低減させる。
【解決手段】差動増幅器OPを少なくとも有するチャージアンプ1と、第1同相入力端子(+)および第1積分出力端子がともに差動増幅器OPの第1入力端子(−)と電気的に接続されたDCサーボ2aと、第2同相入力端子(+)および第2積分出力端子がともに差動増幅器OPの第2入力端子(+)と電気的に接続されたDCサーボ2bと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、容量変化型または電子励起型などの各種センサー、トランスデューサー、および通信デバイス等に接続されるチャージアンプ等の、差動増幅器を有する電圧変換回路、該電圧変換回路を備えたセンサーシステムおよび通信システム等に関する。
従来、チャージアンプ等の、差動増幅器を有する電圧変換回路に接続されるセンサーには、容量変化型のセンサーと電子励起型のセンサー等がある。容量変化型のセンサーの例としては、加速度センサーおよび衝撃センサー等があり、容量変化型のセンサーが接続されたチャージアンプは、容量変化(電荷変動)を捕捉する〔図5(a)参照〕。一方、電子励起型のセンサーとしては、放射線センサー、光受信センサー、および照度センサー等があり、電子励起型のセンサーが接続されたチャージアンプは、励起電子を捕捉する〔図5(b)参照〕。
上記のいずれの場合でも、微少な電子の変化を捕捉するため、チャージアンプの入力端子に発生するリーク電流(またはリーク成分)が、センシング精度における課題となることが多い。例えば、図6に示すように、センサー本体(または図示しない、回路を構成する基板面、あるいは、増幅素子など)において、リーク成分による電子変動が存在すると、センサー応答由来の電子変化がリーク成分由来の電子変動に埋没してしまう可能性がある。このとき、センサーシステムの感度は、リーク成分で頭打ちとなってしまうという問題点がある。
ここで、リーク成分の発生要因としては、例えば、回路を構成する基板面の湿度が高いこと、システム内にダイオードやフォトダイオードなどを含むことなどを挙示できる。より具体的には、例えば、回路を構成する基板面の湿度が高い場合には、水分による電子の移動が生じて、リーク電流となる。また、増幅素子の入力端子の保護素子に利用するダイオードの暗電流が、リーク電流となる。さらに、センサー本体が、フォトダイオードの場合には、その暗電流がリーク電流となる。
このような、リーク電流を相殺する方法として、非特許文献1に開示されたダミーセンサーを用いてリーク電流を相殺する方法がある。
図7に示すように、この方法では、差動増幅器の逆相入力端子(−)および同相入力端子(+)の2つの入力端子のそれぞれに、センサー本体と、ダミー用センサーとを接続する。これにより、差動増幅器の各入力端子における物理的な条件が揃うため、各入力端子で観測されるリーク成分は、ほぼ等しくなる。ここで、差動増幅器は、各入力端子に入力される電圧の差分のみを増幅して出力するので、差動増幅器からの出力電圧では、リーク成分は相殺されている。このため、センサーからの信号成分の差を増幅した結果を得ることができる。
また、図8に示すように、上記の方法では、各入力端子における物理的な条件が揃い易いため、外乱の影響を排除した増幅が可能となるというメリットを得ることもできる。例えば、各入力端子において、電磁波または物理的衝撃に対して誘起される電子は、ほぼ等しくなる。ここで、差動増幅器は、各入力端子に入力される電圧の差分のみを増幅するため、差動増幅器の出力電圧では、外乱成分は殆ど相殺され、センサーからの信号成分の差を増幅した結果を得ることができる。
しかしながら、以上の方法では、リーク電流と抵抗R(図7参照)の積が大きい場合、差動増幅器の入力電圧(例えば、同相入力電圧)が大きく変動してしまうという問題点がある。例えば、図7に示す差動増幅器の入力電圧は、VCM±R×Ileakとなる。ここで、差動増幅器の入力電圧の許容範囲は、通常、電源電圧の範囲を大きく超えることはできず、入力電圧の範囲を十分に大きくとることは困難である。このため、リーク電流と抵抗Rの積が、大きく変動した場合、差動増幅器の入力電圧の許容範囲を超えてしまう可能性がある。このような状態になると、差動増幅器は、増幅機能を喪失し、センサーシステムはセンシング不能になってしまうという問題点が生じる。
この問題点は、リーク電流Ileakが抵抗Rに流れこむために生じる。このような問題点を解決する方法として、特許文献1に開示されたDCサーボを用いてリーク電流を相殺する方法がある。
図9に示すように、この方法では、チャージアンプの出力端子を、積分器を介して、チャージアンプの入力端子に電気的に接続し、負帰還を構成する。これにより、リーク成分を積分器に流しこみ、相殺できるようになる。この方法では、差動増幅器の入力電圧はほぼ固定され、上記の問題点は生じない。
しかしながら、図9に示すDCサーボを用いる方法では、差動増幅器の各入力端子の物理的な条件がアンバランスとなってしまう。このため、差動増幅器の各入力端子に生じる、外乱由来の電子励起が増幅して出力されてしまう、という別の問題点が生じ得る。
米国公開特許公報 US2004/0183398A1(2004年09月23日公開)
http://www.analog.com/library/analogDialogue/archives/39-05/Web_Ch4_final.pdf, P4.60 Figure4-57, Walt Kester et al, "analog Dialogue volum39, 2005, chapter4 sensor signal condition"
そこで、図9に示すDCサーボを用いる方法と、図7または8に示すダミーセンサーを用いる方法と、を単純に組合せることが考えられるが、このような単純な組合せでは、差動増幅器の入力電圧(またはチャージアンプの動作点)の固定と外乱由来の雑音の除去とを同時に達成することはできないという問題点がある。
例えば、図7に示すチャージアンプの出力は、入力信号の差を増幅した結果であるため、チャージアンプの出力をDCサーボで負帰還した量は、各入力端子間の差の関数になってしまう。
一方、チャージアンプの各入力端子に対する入力には、それぞれのリーク成分が独立して存在する。言い換えると、チャージアンプの入力側には、負帰還で相殺できる量である、各入力端子間の差に相当する物理量は存在しない。このため、DCサーボを用いる方法と、ダミーセンサーを用いる方法とを単純に組合せただけでは、チャージアンプの動作点を安定させることと、外乱由来の雑音を低減させることとを同時に達成することは困難である。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、差動増幅器の動作点を安定させ、かつ、外乱由来の雑音を低減させることができる電圧変換回路などを提供することにある。
本発明の電圧変換回路は、上記の課題を解決するために、第1入力端子、第2入力端子、および、少なくとも1つの出力端子を有する差動増幅器と、上記差動増幅器の上記少なくとも1つの出力端子および上記第1入力端子の間において並列に接続された容量および抵抗と、第1同相入力端子および第1積分出力端子を有し、上記第1同相入力端子および上記第1積分出力端子がともに上記差動増幅器の上記第1入力端子と電気的に接続された第1のDCサーボと、第2同相入力端子および第2積分出力端子を有し、上記第2同相入力端子および上記第2積分出力端子がともに上記差動増幅器の上記第2入力端子と電気的に接続された第2のDCサーボと、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、差動増幅器の第1入力端子側にリーク電流が生じても、第1同相入力端子を介して第1のDCサーボにすべて流れ込む。一方、差動増幅器の第2入力端子側にリーク電流が生じても、第2同相入力端子を介して第2のDCサーボにすべて流れ込む。このため、差動増幅器の動作点は、一定の電圧値に固定される。
換言すれば、差動増幅器の第1入力端子側を第1のDCサーボでセンシングし、第1入力端子側に負帰還を行う。また、差動増幅器の第2入力端子側を第2のDCサーボでセンシングし、第2入力端子側に負帰還を行う。以上の構造では、各入力端子のリーク電流が、差動増幅器に対して負帰還を構成する抵抗に流れ込んだ場合、電圧降下を引き起こす。ここで、第1のDCサーボまたは第2のDCサーボは、この電圧降下を差動増幅器の各入力端子の手前で検知し、該電圧降下を打ち消すように、電圧出力を行う。
このため、第1のDCサーボまたは第2のDCサーボの各積分出力端子は、それぞれ、リーク電流量とほぼ一致した電流を差動増幅器の第1入力端子または第2入力端子側に流し込む。すなわち、第1入力端子側または第2入力端子側に生じる不要なリーク電流は、第1のDCサーボまたは第2のDCサーボが全て差動増幅器の第1入力端子側または第2入力端子側に流し込まれて相殺されるので、差動増幅器の各入力端子への入力電圧は、ほぼ一定の電圧レベルとなり、差動増幅器の動作点は、一定の電圧値に固定される(安定する)。このため、リーク電流による変動や、動作不能状態を排除した状態で、微弱電荷のセンシングが可能となる。
また、上記構成では、差動増幅器の第1入力端子は、第1のDCサーボに接続され、差動増幅器の第2入力端子は、第2のDCサーボに接続された構成である。このため、差動増幅器の各入力端子における物理的な条件が揃い易いため、外乱要因の雑音は、ほぼ同相モードで第1入力端子および第2入力端子に重畳する。一方、差動増幅器は、差動モードでの増幅を行う。この結果、外乱要因の雑音の影響を非常に小さくできる。
以上により、差動増幅器の動作点を安定させ、かつ、外乱由来の雑音を低減させることができる。
また、本発明の電圧変換回路は、上記の構成に加えて、上記差動増幅器は、シングルエンド構造の増幅器であっても良く、上記少なくとも1つの出力端子としての第1出力端子の他、さらに第2出力端子を有し、上記差動増幅器の上記第2出力端子および上記第2入力端子の間において並列に接続された別の容量および別の抵抗を少なくとも備える(全差動構造の)全差動増幅器であっても良い。
全差動構造の全差動増幅器を有する電圧変換回路は、シングルエンド構造の差動増幅器を有する電圧変換回路と比較して出力される信号の処理を行う際のダイナミックレンジを倍に拡大することが可能となる。
ところで、上記の全差動構造の全差動増幅器を有する電圧変換回路(以下、「全差動電圧変換回路」という)では、DCオフセットに関する別の副次的な問題点が生じる。以下、この副次的な問題点について説明する。
まず、リーク電流を流す雑音源のインピーダンス(この場合は、絶縁抵抗)が、電圧変換回路の抵抗(帰還抵抗)よりも、十分に大きい場合、全差動電圧変換回路(全差動増幅器)の各入力端子間に発生する、DCオフセットは、電圧変換回路の抵抗を通して抑圧される。よって、このような場合には、DCオフセットに関する問題点が生じることはない。
しかしながら、リーク電流を流す雑音源のインピーダンスが、電圧変換回路の抵抗と比較して、同等のオーダーか、小さい場合には、全差動電圧変換回路(全差動増幅器)の各入力端子間に発生する、DCオフセットは、電圧変換回路の抵抗を通して、抑圧される効果が小さくなってしまう。このため、このような場合には、全差動増幅器は、DCオフセットを増幅してしまい、全差動増幅器は増幅機能を喪失する。その結果、電圧変換回路はセンシング不能になってしまうという問題点が生じる。
次に、全差動電圧変換回路では、リーク成分の除去は、第1のDCサーボまたは第2のDCサーボで除去できる。しかしながら、2つのDCサーボに、DC的なオフセットバラつきがあった場合に、全差動増幅器でDC成分が増幅されてしまい、全差動増幅器は増幅機能を喪失する。その結果、上記と同様に、電圧変換回路はセンシング不能になってしまうという問題点が生じる。
以上のような副次的な問題点を解決するため、本発明の電圧変換回路は、上記の構成に加えて、第3入力端子および第3出力端子、ならびに、第4入力端子および第4出力端子を有し、上記第3入力端子が、上記全差動増幅器の上記第1出力端子に接続され、上記第3出力端子が、上記全差動増幅器の上記第1入力端子に接続され、上記第4入力端子が、上記全差動増幅器の上記第2出力端子に接続され、上記第4出力端子が、上記全差動増幅器の上記第2入力端子に接続された積分器を有するDCオフセット除去回路を備えることが好ましい。
上記構成によれば、全差動増幅器の第1出力端子および第2出力端子の間に生じた、DCオフセット量は、積分器で検知し、全差動増幅器の第1入力端子および第2入力端子に負帰還することにより、DCオフセット除去(DCOC)ループを構成できる。このため、DCオフセットが増幅されるのを抑制でき、全差動増幅器は増幅機能を喪失することを回避できる。その結果、電圧変換回路がセンシング不能になってしまうという問題点も生じない。
また、本発明のセンサーシステムは、上記の構成に加え、上記のいずれかの電圧変換回路、センサー、および、ダミーセンサーを備え、上記差動増幅器の上記第1入力端子に上記センサーが接続され、上記第2入力端子に上記ダミーセンサーが接続されていても良い。
上記の構成によれば、差動増幅器の第1入力端子および第2入力端子における物理的な条件をほぼ完全に揃えることができる。このため、この結果、外乱要因の雑音の影響をより小さくできる。
また、本発明のセンサーシステムまたは通信システムは、上記の構成に加え、上記のいずれかの電圧変換回路と、上記電圧変換回路の上記第1入力端子および上記第2入力端子と電気的に接続されたセンシングデバイス(または受信デバイス)とを備えていても良い。
上記の構成によれば、差動増幅器の動作点を安定させ、かつ、外乱由来の雑音を低減させることができるセンサーシステムまたは通信システムを実現できる。
本発明の電圧変換回路は、以上のように、第1入力端子、第2入力端子、および、少なくとも1つの出力端子を有する差動増幅器と、上記差動増幅器の上記少なくとも1つの出力端子および上記第1入力端子の間において並列に接続された容量および抵抗と、第1同相入力端子および第1積分出力端子を有し、上記第1同相入力端子および上記第1積分出力端子がともに上記差動増幅器の上記第1入力端子と電気的に接続された第1のDCサーボと、第2同相入力端子および第2積分出力端子を有し、上記第2同相入力端子および上記第2積分出力端子がともに上記差動増幅器の上記第2入力端子と電気的に接続された第2のDCサーボと、を備える構成である。
それゆえ、差動増幅器の動作点を安定させ、かつ、外乱由来の雑音を低減させることができるという効果を奏する。
本発明におけるセンサーシステムの実施の一形態を示す回路図である。 本発明におけるセンサーシステムの他の実施形態を示す回路図である。 本発明におけるセンサーシステムのさらに他の実施形態を示す回路図であり、(a)は、シングルエンド構造のセンサーシステムを示し、(b)は、全差動構造のセンサーシステムを示す。 本発明における通信システムの実施の一形態を示す回路図であり、(a)は、シングルエンド構造の通信システムを示し、(b)は、全差動構造の通信システムを示す。 チャージアンプに接続されるセンサーの類型を説明するための図であり、(a)は、容量変化(電荷変動)型の電圧変換手段(チャージアンプ)を示し、(c)は、電子励起型の電圧変換手段を示す。 チャージアンプの入力端子側に生じるリーク成分とセンサー応答との関係を説明するための図である。 ダミーセンサーを用いたリーク成分の相殺方法(従来のセンサーシステム)を説明するための図である。 図7に示すセンサーシステムの外乱耐性を説明するための図である。 DCサーボを用いたリーク成分の相殺方法(従来のセンサーシステム)を説明するための図である。
本発明の一実施形態について図1〜図4に基づいて説明すれば、次の通りである。以下の特定の実施形態で説明する構成以外の構成については、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の実施形態で説明されている場合は、その構成と同じである。また、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。さらに、後述する各構成の仕様等(例えば、抵抗の抵抗値やコンデンサの容量など)は、本発明の本質とはあまり関係がなく、必要に応じて適宜設定すれば良いので、以下の説明では省略する。
なお、以下の説明では、本発明の電圧変換回路の実施の一形態として本発明をチャージアンプに適用した形態、該チャージアンプを備えたセンサーシステムおよび通信システム等の各形態について説明する。しかしながら、本発明を適用可能な形態は、これらの形態に限られない。すなわち、本発明は、検出信号や受信信号を出力する2つの信号出力端子を有する信号出力デバイスに接続され、シングルエンド構造または全差動構造で変換電圧を出力する、任意の帰還抵抗を有する差動増幅器を備えた電圧変換回路などに適用することができる。
〔実施の形態1〕
まず、図1に基づき、本発明の実施の一形態であるセンサーシステム(電圧変換回路)10(シングルエンド構造)の構成について説明する。図1は、センサーシステム10の概要構成を示す回路図である。
なお、以下では、本実施形態のセンサーシステム10からセンサーS1およびダミーセンサーS2を除外した形態も、本発明の電圧変換回路の実施の一形態であるものとして説明する。すなわち、後述する差動増幅器OPの第1入力端子および第2入力端子における物理的な条件を揃え易くするという観点からは、本実施形態のダミーセンサーS2の存在は必ずしも必須の構成ではない。例えば、本発明のセンサーシステムまたは通信システムは、後述するセンシングデバイス(トランスデューサー)3や、受信デバイス5などのように、検出信号や受信信号を出力する2つの信号出力端子を有する任意の信号出力デバイスに接続された形態に適用することが可能である。なお、後述するセンサーシステム20についても同様であるので、以下では同様の説明は省略する。
(センサーシステム10)
同図に示すように、本実施形態のセンサーシステム10は、センサーS1、ダミーセンサーS2、チャージアンプ1、DCサーボ(第1のDCサーボ)2a、およびDCサーボ(第2のDCサーボ)2bを備えている。
(チャージアンプ1)
また、同図に示すように、チャージアンプ1は、差動増幅器OP、抵抗R1およびR2、ならびに、コンデンサ(容量)C1およびC2を備えている。
差動増幅器OPの第1入力端子(−;逆相入力端子)は、入力端子Tin1に接続され、第2入力端子(+;同相入力端子)は、入力端子Tin2に接続されている。また、差動増幅器OPの出力端子は、出力端子Toutに接続されている。また、差動増幅器OPの第1入力端子および出力端子間には、負帰還を構成する抵抗R1(負帰還抵抗)およびコンデンサC1(負帰還容量)が並列に接続されている。なお、差動増幅器OPの第2入力端子側には、抵抗R2およびコンデンサC2が接続されているが、これらの構成は、本発明の本質とはあまり関係がない構成なので、その説明は省略する。
(DCサーボ2a、DCサーボ2b)
DCサーボ2aは、積分器であり、差動増幅器AMP1、トランジスタM1、コンデンサC3、および抵抗R3を備えている。
差動増幅器AMP1の出力端子(第1積分出力端子)は、トランジスタM1のゲート端子に接続され、トランジスタM1のドレイン端子を介して差動増幅器OPの第1入力端子および入力端子Tin1間の接続点に接続されている。なお、トランジスタM1のソース端子は接地されている。
差動増幅器AMP1の同相入力端子(+;第1同相入力端子)は、差動増幅器OPの第1入力端子および入力端子Tin1間の接続点に接続され、これにより、差動増幅器OPの入力端子側で負帰還を構成している。
差動増幅器AMP1の逆相入力端子(−)および出力端子間には、負帰還容量であるコンデンサC3が接続されている。これにより、DCサーボ2aは、積分器としての機能を有する。
また、コンデンサC3と差動増幅器AMP1の逆相入力端子との接続点は、抵抗R3を介して基準電圧レベルVCMに接続されている。
次に、DCサーボ2bは、DCサーボ2aと同様、積分器であり、差動増幅器AMP2、トランジスタM2、コンデンサC4、および抵抗R4を備えている。
DCサーボ2bは、以下の2点が、DCサーボ2aと異なっているのみであり、その他の構成は、DCサーボ2aとほぼ同様である。よって、以下、この異なる点のみを示す。
すなわち、DCサーボ2bは、
(1)差動増幅器AMP2の出力端子(第2積分出力端子)が、トランジスタM2のゲート端子に接続され、トランジスタM2のドレイン端子を介して差動増幅器OPの第2入力端子および入力端子Tin2間の接続点に接続されている点。
(2)差動増幅器AMP2の同相入力端子(第2同相入力端子)が、差動増幅器OPの第2入力端子および入力端子Tin2間の接続点に接続されている点。
(センサーS1、ダミーセンサーS2)
センサーS1は、入力端子Tin1を介して、差動増幅器OPの第1入力端子(−)に接続され、ダミーセンサーS2は、入力端子Tin2を介して差動増幅器OPの第2入力端子(+)に接続されている。なお、リーク電流IL1およびリーク電流IL2は、それぞれ、入力端子Tin1、入力端子Tin2に流れ込むリーク電流(またはリーク成分)を仮想的に示している。
上記の構成によれば、差動増幅器OPの第1入力端子および第2入力端子における物理的な条件をほぼ完全に揃えることができる。このため、この結果、外乱要因の雑音の影響をより小さくできる。
(センサーシステム10の効果)
センサーシステム10によれば、差動増幅器OPの第1入力端子側にリーク電流IL1が生じても、第1同相入力端子を介してDCサーボ2aにすべて流れ込む。一方、差動増幅器OPの第2入力端子側にリーク電流IL2が生じても、第2同相入力端子を介してDCサーボ2bにすべて流れ込む。このため、チャージアンプ1の動作点は、一定の電圧値(基準電圧レベルVCM)に固定される。
換言すれば、差動増幅器OPの第1入力端子側をDCサーボ2aでセンシングし、第1入力端子側に負帰還を行う。また、差動増幅器OPの第2入力端子側をDCサーボ2bでセンシングし、第2入力端子側に負帰還を行う。以上の構造では、チャージアンプ1の各入力端子にリーク電流IL1またはIL2が流れこむと、チャージアンプ1の抵抗R1で、電圧降下を引き起こす。
ここで、DCサーボ2aまたはDCサーボ2bは、この電圧降下を差動増幅器OPの各入力端子の手前で検知し、基準電圧レベルVCMと比較し、該電圧降下を打ち消すように、電圧出力を行う。
このため、DCサーボ2aまたはDCサーボ2bの各出力端子は、それぞれ、トランジスタM1またはM2を介して、リーク電流量とほぼ一致した電流を差動増幅器OPの第1入力端子側または第2入力端子側に流し込む。すなわち、第1入力端子側または第2入力端子側に生じる不要なリーク電流IL1またはIL2は、DCサーボ2aまたはDCサーボ2b(トランジスタM1またはM2)が全て差動増幅器OPの第1入力端子側または第2入力端子側に流し込まれて相殺されるので、チャージアンプ1の第1入力端子への入力電圧は、ほぼ一定の電圧レベルとなり、チャージアンプ1(または差動増幅器OP)の動作点は、一定の電圧値(基準電圧レベルVCM)に固定される(安定する)。このため、リーク電流による変動や、動作不能状態を排除した状態で、微弱電荷のセンシングが可能となる。
また、上記構成では、差動増幅器OPの第1入力端子は、DCサーボ2aに接続され、差動増幅器OPの第2入力端子は、DCサーボ2bに接続された構成である。このため、差動増幅器OPの各入力端子における物理的な条件が揃い易いため、外乱要因の雑音は、ほぼ同相モードで差動増幅器OPの第1入力端子および第2入力端子に重畳する。一方、チャージアンプ1は、差動モードでの増幅を行う。この結果、外乱要因の雑音の影響を非常に小さくできる。
以上により、チャージアンプ1(または差動増幅器OP)の動作点を安定させ、かつ、外乱由来の雑音を低減させることができる。
〔実施の形態2〕
次に、図2に基づき、本発明の他の実施形態であるセンサーシステム(電圧変換回路)20(全差動構造)の構成について説明する。図2は、センサーシステム20の概要構成を示す回路図である。
センサーシステム20は、上述したセンサーシステム10と比較して、
(1)シングルエンド構造の差動増幅器OPが、全差動構造の全差動増幅器OP‐bに置換されている点。
(2)センサーシステム10で差動増幅器OPの第2入力端子側に接続されていた、抵抗R2およびコンデンサC2に変えて、DCOC(DCオフセット除去回路)1bが接続されて負帰還を構成している点が異なるものの、それ以外の構成は、上述したセンサーシステム10の構成と概ね同じである。よって、以下、上記の異なる点のみについて説明する。
(全差動チャージアンプ1a)
全差動チャージアンプ1aは、全差動増幅器OP‐a、抵抗R1aおよびコンデンサC1a、ならびに、抵抗(別の抵抗)R1bおよびコンデンサ(別の容量)C1bを備えている。
全差動増幅器OP‐aは、全差動構造の差動増幅器であり、全差動増幅器OP‐aの第1入力端子(−;逆相入力端子)は、入力端子Tin1に接続され、第2入力端子(+;同相入力端子)は、入力端子Tin2に接続されている。
また、差動増幅器OPの第1出力端子(+;同相出力端子)は、出力端子(第1出力端子)Tout1に接続され、第2出力端子(−;逆相出力端子)は、出力端子(第2出力端子)Tout2に接続されている。また、全差動増幅器OP‐aの第1入力端子および第1出力端子間には、負帰還を構成する抵抗R1aおよびコンデンサC1aが並列に接続され、さらに、負帰還を構成する抵抗R1bおよびコンデンサC1bが並列に接続されている。
(センサーシステム20の効果)
全差動構造の全差動増幅器OP‐aを有するセンサーシステム20(全差動チャージアンプ1a)は、シングルエンド構造の差動増幅器OPを有するセンサーシステム10(チャージアンプ1)と比較して出力される信号の処理を行う際のダイナミックレンジを倍に拡大することが可能となる。
(DCOC1b)
ところで、上記の全差動チャージアンプ1aでは、DCオフセットに関する別の副次的な問題点が生じる。以下、この副次的な問題点について説明する。
まず、リーク電流を流す雑音源のインピーダンス(この場合は、絶縁抵抗)が、抵抗R1aまたはR1bよりも、十分に大きい場合、全差動チャージアンプ1aの各入力端子間に発生する、DCオフセットは、抵抗R1aまたはR1bを通して抑圧される。よって、このような場合には、DCオフセットに関する問題点が生じることはない。
しかしながら、リーク電流を流す雑音源のインピーダンスが、抵抗R1aまたはR1bと比較して、同等のオーダーか、小さい場合には、全差動増幅器OP‐aの各入力端子間に発生する、DCオフセットは、抵抗R1aまたはR1bを通して、抑圧される効果が小さくなってしまう。このため、このような場合には、全差動増幅器OP‐aは、DCオフセットを増幅してしまい、全差動増幅器OP‐aは増幅機能を喪失する。その結果、センサーシステムはセンシング不能になってしまうという問題点が生じる。
次に、全差動チャージアンプ1aでは、リーク成分の除去は、DCサーボ2aまたはDCサーボ2bで除去できる。しかしながら、2つのDCサーボに、DC的なオフセットバラつきがあった場合に、全差動チャージアンプ1aでDC成分が増幅されてしまい、全差動増幅器OP‐aは増幅機能を喪失する。その結果、上記と同様に、センサーシステムはセンシング不能になってしまうという問題点が生じる。
以上のような副次的な問題点を解決するため、本実施形態のセンサーシステム20では、DCOC1bを設けている。
図2に示すようにDCOC1bは、全差動増幅器OP‐b、コンデンサC2a、コンデンサC2b、抵抗R2a、抵抗R2b、トランジスタM3、および、トランジスタM4を備えている。
全差動増幅器OP‐bは、逆相入力端子(−;第3入力端子)、同相入力端子(+;第4入力端子)、同相出力端子(+;第3出力端子)、および、逆相出力端子(−;第4出力端子)を有している。
全差動増幅器OP‐bの第3入力端子は、全差動増幅器OP‐aの第1出力端子に抵抗R2aを介して接続されている。また、全差動増幅器OP‐bの第3出力端子は、トランジスタM3のゲート端子に接続され、トランジスタM3のドレイン端子を介して、全差動増幅器OP‐aの第1入力端子に接続されている。
一方、全差動増幅器OP‐bの第4入力端子は、抵抗R2bを介して、全差動増幅器OP‐aの第2出力端子に接続されている。また、全差動増幅器OP‐bの第4出力端子は、トランジスタM4のゲート端子に接続され、トランジスタM4のドレイン端子を介して、全差動増幅器OP‐aの第2入力端子に接続されている。
また、全差動増幅器OP‐bの第3入力端子および第3出力端子間には、負帰還容量であるコンデンサC2aが接続され、第4入力端子および第4出力端子間には、負帰還容量であるコンデンサC2bが接続されている。これにより、DCOC1bは、積分器としての機能を有する。なお、トランジスタM3およびM4のそれぞれのソース端子は、ともに接地されている。
上記構成によれば、全差動チャージアンプ1a(全差動増幅器OP‐a)の第1出力端子および第2出力端子の間に生じた、DCオフセット量は、全差動増幅器OP‐b(積分器)で検知し、全差動チャージアンプ1aの第1入力端子および第2入力端子に負帰還することにより、DCオフセット除去(DCOC)ループを構成できる。このため、DCオフセットが増幅されるのを抑制でき、全差動増幅器OP‐aは増幅機能を喪失することを回避できる。その結果、センサーシステムがセンシング不能になってしまうという問題点も生じない。
〔実施の形態3〕
次に、図3に基づき、本発明の他の実施形態であるセンサーシステム30および40の構成について説明する。図3は、センサーシステム30および40の概要構成を示す回路図である。図3(a)は、シングルエンド構造のセンサーシステム30を示し、図3(b)は、全差動構造のセンサーシステム40を示す。なお、以下では、センサーシステム30および40からセンシングデバイス(トランスデューサー)3および信号処理回路4を除外した形態が、本発明の電圧変換回路の実施の一形態に対応しているものとして説明する。
図3(a)センサーシステム30は、シングルエンド構造のセンサーシステム10からセンサーS1およびダミーセンサーS2を除外し、入力端子Tin1および入力端子Tin2をセンシングデバイス3の2つの信号出力端子に接続し、出力端子Toutに信号処理回路4を接続したものである。
上記の構成によれば、チャージアンプ1(差動増幅器OP)の動作点を安定させ、かつ、外乱由来の雑音を低減させることができるセンサーシステム30を実現できる。
図3(b)センサーシステム40は、全差動構造のセンサーシステム20からセンサーS1およびダミーセンサーS2を除外し、入力端子Tin1および入力端子Tin2をセンシングデバイス3の2つの信号出力端子に接続し、出力端子Tout1および出力端子Tout2に信号処理回路4を接続したものである。
上記の構成によれば、チャージアンプ1a(全差動増幅器OP‐a)の動作点を安定させ、かつ、外乱由来の雑音を低減させることができるセンサーシステム40を実現できる。また、上記構成によれば、DCOC1bを備えているため、DCオフセットが増幅されるのを抑制でき、全差動増幅器OP‐aは増幅機能を喪失することを回避できる。その結果、センサーシステムがセンシング不能になってしまうという問題点も生じない。
〔実施の形態4〕
次に、図4に基づき、本発明のさらに他の実施形態である通信システム50および60の構成について説明する。図4は、通信システム50および60の概要構成を示す回路図である。図4(a)は、シングルエンド構造の通信システム50を示し、図4(b)は、全差動構造の通信システム60を示す。なお、以下では、通信システム50および60から信号処理回路4および受信デバイス5を除外した形態が、本発明の電圧変換回路の実施の一形態に対応しているものとして説明する。
図4(a)通信システム50は、シングルエンド構造のセンサーシステム10からセンサーS1およびダミーセンサーS2を除外し、入力端子Tin1および入力端子Tin2を受信デバイス5の2つの信号出力端子に接続し、出力端子Toutに信号処理回路4を接続したものである。
なお、通信システム50は、通信路NTを介して外部通信システム6と通信可能となっている。この通信路NTは、通信信号を伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、VAN(Value Added Network)、CATV(Community Antenna TV)通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信路NTを構成する伝送媒体も、通信信号を伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
上記の構成によれば、チャージアンプ1(差動増幅器OP)の動作点を安定させ、かつ、外乱由来の雑音を低減させることができる通信システム50を実現できる。
図4(b)通信システム60は、全差動構造のセンサーシステム20からセンサーS1およびダミーセンサーS2を除外し、入力端子Tin1および入力端子Tin2を受信デバイス5の2つの信号出力端子に接続し、出力端子Tout1および出力端子Tout2に信号処理回路4を接続したものである。
上記の構成によれば、チャージアンプ1a(全差動増幅器OP‐a)の動作点を安定させ、かつ、外乱由来の雑音を低減させることができる通信システム60を実現できる。また、上記構成によれば、DCOC1bを備えているため、DCオフセットが増幅されるのを抑制でき、全差動増幅器OP‐aは増幅機能を喪失することを回避できる。その結果、通信システムがセンシング不能になってしまうという問題点も生じない。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、容量変化型または電子励起型などの各種センサーに接続されるチャージアンプ等の、帰還抵抗を有する差動増幅器を備えた電圧変換回路、ならびに、該電圧変換回路を備えたセンサーシステムおよび通信システム等に適用できる。より具体的には、本発明は、加速度センサー、衝撃センサー、放射線センサー、光受信センサー、トランスデューサー、および通信デバイスなどに接続されたチャージアンプ等の電圧変換回路などに利用することができる。
1b DCOC(DCオフセット除去回路)
2a DCサーボ(第1のDCサーボ)
2b DCサーボ(第2のDCサーボ)
3 センシングデバイス(トランスデューサー)
5 受信デバイス
10 センサーシステム(電圧変換回路)
20 センサーシステム(電圧変換回路)
30 センサーシステム
40 センサーシステム
50 通信システム
60 通信システム
C1 コンデンサ(容量)
C1a コンデンサ(容量)
C1b コンデンサ(別の容量)
OP 差動増幅器
OP‐a 全差動増幅器
R1 抵抗
R1a 抵抗
R1b 抵抗(別の抵抗)
S1 センサー
S2 ダミーセンサー
Tin1 入力端子(第1入力端子)
Tin2 入力端子(第2入力端子)
Tout 出力端子
Tout1 出力端子(第1出力端子)
Tout2 出力端子(第2出力端子)

Claims (6)

  1. 第1入力端子、第2入力端子、および、少なくとも1つの出力端子を有する差動増幅器と、
    上記差動増幅器の上記少なくとも1つの出力端子および上記第1入力端子の間において並列に接続された容量および抵抗と、
    第1同相入力端子および第1積分出力端子を有し、上記第1同相入力端子および上記第1積分出力端子がともに上記差動増幅器の上記第1入力端子と電気的に接続された第1のDCサーボと、
    第2同相入力端子および第2積分出力端子を有し、上記第2同相入力端子および上記第2積分出力端子がともに上記差動増幅器の上記第2入力端子と電気的に接続された第2のDCサーボと、を備えることを特徴とする電圧変換回路。
  2. 上記差動増幅器は、
    上記少なくとも1つの出力端子としての第1出力端子の他、さらに第2出力端子を有し、上記差動増幅器の上記第2出力端子および上記第2入力端子の間において並列に接続された別の容量および別の抵抗を少なくとも備える全差動増幅器であることを特徴とする請求項1に記載の電圧変換回路。
  3. 第3入力端子および第3出力端子、ならびに、第4入力端子および第4出力端子を有し、
    上記第3入力端子が、上記全差動増幅器の上記第1出力端子に接続され、
    上記第3出力端子が、上記全差動増幅器の上記第1入力端子に接続され、
    上記第4入力端子が、上記全差動増幅器の上記第2出力端子に接続され、
    上記第4出力端子が、上記全差動増幅器の上記第2入力端子に接続された積分器を有するDCオフセット除去回路を備えることを特徴とする請求項2に記載の電圧変換回路。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の電圧変換回路、センサー、および、ダミーセンサーを備え、
    上記差動増幅器の上記第1入力端子に上記センサーが接続され、上記第2入力端子に上記ダミーセンサーが接続されていることを特徴とするセンサーシステム。
  5. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の電圧変換回路と、
    上記差動増幅器の上記第1入力端子および上記第2入力端子と電気的に接続されたセンシングデバイスとを備えることを特徴とするセンサーシステム。
  6. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の電圧変換回路と、
    上記差動増幅器の上記第1入力端子および上記第2入力端子と電気的に接続された受信デバイスとを備えることを特徴とする通信システム。
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