JP2013246460A - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013246460A
JP2013246460A JP2012117386A JP2012117386A JP2013246460A JP 2013246460 A JP2013246460 A JP 2013246460A JP 2012117386 A JP2012117386 A JP 2012117386A JP 2012117386 A JP2012117386 A JP 2012117386A JP 2013246460 A JP2013246460 A JP 2013246460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vector
calculation unit
coherency
deformation characteristic
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012117386A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Ebihara
正和 海老原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2012117386A priority Critical patent/JP2013246460A/ja
Priority to US13/867,364 priority patent/US9036938B2/en
Priority to CN2013101807668A priority patent/CN103426162A/zh
Publication of JP2013246460A publication Critical patent/JP2013246460A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/73Deblurring; Sharpening
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/70Denoising; Smoothing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20004Adaptive image processing
    • G06T2207/20012Locally adaptive

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

【課題】画像において、1回の処理で適切な絵画感を得ることができるようにする。
【解決手段】ベクトル検出部は、入力画像からフローベクトルの検出を行い、各画素に対してのベクトルMapを生成する。ベクトルコヒーレンシ演算部は、ベクトル検出部からのベクトルMapに基づいて、ベクトルのコヒーレンシを解析し、各画素に対してのベクトルコヒーレンシMapを生成する。変形特性演算部は、ベクトル検出部からのベクトルMapと、ベクトルコヒーレンシ演算部からのベクトルコヒーレンシMapとを用いて、絵画調変換部で用いられるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を演算する。本開示は、例えば、入力画像を絵画調の画像に変換する画像処理装置に適用することができる。
【選択図】図1

Description

本開示は、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関し、特に、画像における局所的な絵画調効果を1回の処理で得ることができるようにした画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
従来、画像データのノイズを除去する目的から、画像データにLPF(Low-pass filter)処理を施すことがよく知られている。しかしながら、近年、画像処理のニーズも多様化し、よりコントラストを強調するためにバイラテラルフィルタに代表されるエッジを保存するような特殊なLPFも開発され、それを応用した絵画調フィルタなどが開発されている。
絵画調フィルタとは入力された画像を基に、絵画風に変換された出力画像を得る手法であり、このような手法は、Non Photorealistic Rendering(NPR)と呼ばれている。NPR手法としえは、バイラテラルフィルタやkuwaharaフィルタを利用してエッジを保存しつつ平滑化することで水彩画のような風合いを持った画像を得る手法や、筆のストロークに似たパターンを画像に与えることで、油彩画のような風合いを持った画像を得る手法が知られている。
例えば、特許文献1においては、入力画像に対して、ある楕円領域をその中央の画素値で置き換える処理を繰り返すことで、筆のストロークに似たパターンを生成し、油彩画風の出力画像を得るアルゴリズムが記載されている。なお、この手法においては、生成されるストロークの風合いが単調なため、実現できる画風の種類が少なかった。
一方、非特許文献1においては、出力画像にブラシのパターン画像を繰り返し描画していき、入力画像と出力画像の間の2乗誤差を小さくしていくことで、油彩画風の出力画像を得るアルゴリズムが提案されている。この手法では、描画するブラシの形状を変更することで、出力画像の画風を変更することが可能である。例えば、円形のブラシを用いることにより、点描風の出力画像を得ることができ、自由な軌跡のブラシパターン(Curved Brush Stroke)を用いることにより、印象派風の出力画像を得ることができる。
なお、筆触調整するものとしては、特許文献2に記載のように、画像の距離に応じて筆の大きさを変化させたり、特許文献3に記載のように、主要被写体の面積に応じて筆の大きさを変化させたりする手法も提案されている。
特開平8−44867号公報 特開2011−160306号公報 特開2011−166217号公報
A. Hertzmann, "Painterly Rendering with Curved Brush Strokes of Multiple Sizes," Proc. Sgigraph 98, ACM Press, 1998, pp.453-460
しかしながら、特許文献1に記載の提案および非特許文献1に記載の提案の場合、望ましい出力画像を得るまでに繰り返しブラシの描画を行う必要があった。例えば、ある画素の出力値を決めるまでに、何度も値を更新する必要があった。
このため、特許文献1に記載の提案および非特許文献1に記載の提案においては、望ましい出力画像を得るまでに、処理時間が長くかかっていた。
特許文献2および3に記載の提案は、特許文献1および非特許文献1と比して処理時間のかからない手法であるが、これらの手法では、絵画に適した筆触をコントロールすることが難しかった。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、画像において、1回の処理で適切な絵画感を得ることができるものである。
本開示の一側面の画像処理装置は、入力画像における各画素のフローベクトルを検出するベクトル検出部と、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルに基づいて、ベクトルコヒーレンシを算出するベクトルコヒーレンシ算出部と、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記各画素に用いるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を演算する変形特性演算部と、前記変形特性演算部より演算された変形特性に基づいて、前記入力画像を変換する絵画調変換部とを備える。
前記変形特性演算部は、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記フィルタのタップサイズを求めるブラシサイズ選択演算部と、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルと、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシとを用いて、前記フィルタのタップ長さを求めるストローク選択演算部と、前記ブラシサイズ選択演算部により求められたタップサイズと、前記ストローク選択演算部により求められたタップ長さとに基づいて、前記変形特性を生成する変形特性生成部とを備えることができる。
前記ブラシサイズ選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップサイズを求め、前記ストローク選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップ長さを求めることができる。
前記変形特性演算部は、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記フィルタのタップサイズを求めるブラシサイズ選択演算部と、前記ブラシサイズ選択演算部により求められたタップサイズに基づいて、前記変形特性を生成する変形特性生成部とを備えることができる。
前記ブラシサイズ選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップサイズを求めることができる。
前記変形特性演算部は、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルと、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシとを用いて、前記フィルタのタップ長さを求めるストローク選択演算部と、前記ストローク選択演算部により求められたタップ長さに基づいて、前記変形特性を生成する変形特性生成部とを備えることができる。
前記ストローク選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップ長さを求めることができる。
前記ベクトル検出部は、前記入力画像における各画素のフローベクトルの方向を検出し、前記ベクトルコヒーレンシ算出部は、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルの方向に基づいて、ベクトルの方向のコヒーレンシを算出することができる。
前記ベクトル検出部は、前記入力画像における各画素のフローベクトルの方向および大きさを検出し、前記ベクトルコヒーレンシ算出部は、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルの方向および大きさに基づいて、ベクトルの方向および大きさのコヒーレンシを算出することができる。
本開示の一側面の画像処理方法は、画像処理装置が、入力画像における各画素のフローベクトルを検出し、検出されたフローベクトルに基づいて、ベクトルコヒーレンシを算出し、少なくとも、算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記各画素に用いるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を演算し、演算された変形特性に基づいて、前記入力画像を変換する。
本開示の一側面のプログラムは、入力画像における各画素のフローベクトルを検出するベクトル検出部と、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルに基づいて、ベクトルコヒーレンシを算出するベクトルコヒーレンシ算出部と、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記各画素に用いるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を演算する変形特性演算部と、前記変形特性演算部より演算された変形特性に基づいて、前記入力画像を変換する絵画調変換部としてコンピュータを機能させる。
本開示の一側面においては、入力画像における各画素のフローベクトルが検出され、検出されたフローベクトルに基づいて、ベクトルコヒーレンシが算出され、少なくとも、算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記各画素に用いるフィルタのタップ形状を変形する変形特性が演算される。そして、演算された変形特性に基づいて、前記入力画像が変換される。
本開示によれば、画像を絵画調に変換させることができる。特に、画像において、1回の処理で適切な絵画感を得ることができる。
本技術を適用した画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 ベクトル方向Mapの例を示す図である。 ベクトル方向コヒーレンシMapの例を示す図である。 ベクトル方向コヒーレンシの求め方を説明する図である。 変形特性演算部の構成例を示すブロック図である。 ブラシストローク調整LUTとブラシサイズ調整LUTの例を示す図である。 ブラシストローク調整LUTとブラシサイズ調整LUTの例を示す図である。 ブラシストローク調整LUTとブラシサイズ調整LUTの例を示す図である。 ブラシサイズについて説明する図である。 筆触ストロークの長さについて説明する図である。 画像処理を説明するフローチャートである。 変形特性演算処理について説明するフローチャートである。 本技術を適用した画像処理装置の他の構成例を示すブロック図である。 変形特性演算処理について説明するフローチャートである。 本技術を適用した画像処理装置のさらに他の構成例を示すブロック図である。 変形特性演算処理について説明するフローチャートである。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、本開示を実施するための形態(以下実施の形態とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(画像処理装置)
2.第2の実施の形態(コンピュータ)
<1.第1の実施の形態(画像処理装置)>
[画像処理装置の構成]
図1は、本技術を適用した画像処理装置の構成例を示す図である。
図1の画像処理装置100は、入力画像を基に、入力画像を絵画調の画像に変換する処理を行う。
図1の例においては、画像処理装置100は、ベクトル検出部111、ベクトルコヒーレンシ演算部112、変形特性演算部113、および絵画調変換部114を含むように構成されている。
前段からの入力画像(実画像)は、ベクトル検出部111および絵画調変換部114に入力される。なお、ベクトル検出部111には、入力画像の縮小画像が入力されてもよい。ベクトル検出部111および絵画調変換部114に、入力画像の縮小画像が入力されてもよい。ただし、後者の場合、絵画調変換部114から画像が出力される際に、拡大処理が行われる。
ベクトル検出部111は、入力画像から各画素に対してのフローベクトルの検出を行い、各画素に対してのフローベクトルの集合であるベクトルMapを生成する。ベクトル検出部111は、生成したベクトルMapを、ベクトルコヒーレンシ演算部112および変形特性演算部113に出力する。
ベクトルコヒーレンシ演算部112は、ベクトル検出部111からのベクトルMap、すなわち、各画素に対してのフローベクトルの集合に基づいて、各画素に対するベクトルのコヒーレンシ(一様性)を解析し、各画素に対してのコヒーレンシのベクトルコヒーレンシMapを生成する。ベクトルコヒーレンシ演算部112は、生成したベクトルコヒーレンシMapを、変形特性演算部113に出力する。
変形特性演算部113は、ベクトル検出部111からのベクトルMapと、ベクトルコヒーレンシ演算部112からのベクトルコヒーレンシMapとを用いて、絵画調変換部114で用いられるフィルタの各画素に対応するタップ形状を変形する変形特性を演算する。変形特性演算部113は、演算された各画素に対応する変形特性の集合である変形特性Mapを生成し、生成された変形特性Mapを、絵画調変換部114に出力する。
絵画調変換部114は、入力画像に対して、変形特性演算部113からの変形特性Mapに基づいて絵画調変換を行い、絵画調変換後の画像を、出力画像として後段に出力する。
[フローベクトル検出部の動作]
まず、図2を参照して、ベクトル検出部111によるフローベクトルの検出について説明する。
ベクトル検出部111においては、入力画像の全画素に対してフローベクトル方向を検出する。図2の例においては、入力画像131における検出エリア132の各画素に対して、フローベクトル方向を検出した場合のベクトル方向Map133の出力例が示されている。入力画像131においては、滝が岩にあたり水しぶきがあたっているあたりが、検出エリア132として、フローベクトル方向が検出されている。なお、このとき検出されるベクトル方向は、0乃至180度である。
また、図2の例においては、ベクトル方向のみが検出される場合の例が示されている。これに対して、ベクトルコヒーレンシ演算部112がベクトルの方向および大きさを用いる場合には、ベクトル方向および大きさ(力)が検出され、ベクトルコヒーレンシ演算部112に出力される。
[ベクトルコヒーレンシ演算部の動作]
次に、図3を参照して、ベクトルコヒーレンシ演算部112によるベクトルコヒーレンシ演算処理について説明する。
ベクトルコヒーレンシ演算部112は、ベクトル検出部111からのベクトル方向Map133を基に、周辺画素のベクトル方向を確認し、ベクトル方向コヒーレンシ(一様性)の強弱を判定する。周辺画素のベクトル方向が、中心画素のベクトル方向と同一方向を向いている数が多い場合は、コヒーレンシが強いと判定される。また、周辺画素のベクトル方向が離散している数が多い場合は、コヒーレンシが弱いと判定される。
ベクトルコヒーレンシ演算部112は、ベクトル方向Map133を基に、画素毎にコヒーレンシの強弱を判定し、判定された結果を、画素毎のベクトル方向コヒーレンシMap141として、変形特性演算部113に出力する。
図3の例のベクトル方向コヒーレンシMap141において、上位部分はベクトル方向が一定であるためコヒーレンシが強いが、下位部分はベクトル方向がばらついているためコヒーレンシが弱い。
なお、ベクトルコヒーレンシ演算部112におけるコヒーレンシ算出法としては、structure tensorという近傍のグラディエント情報からコヒーレンシを算出する手法がある。このstructure tensorの手法は、image processingやcomputer visionにおいてよく用いられている。
また、その他のアルゴリズムのコヒーレンシ算出方法としては、近傍ベクトルの分散により算出する手法があげられる。コヒーレンシ情報は、図4に示されるように、ある一定の近傍範囲でのベクトルの分散をとることにより算出可能である。
なお、コヒーレンシを演算する際に、ベクトル情報を用いるが、その際、上記説明においては、ベクトル方向のみでコヒーレンシMapを生成する例を示したがそれに限らない。すなわち、ベクトル方向とベクトルの大きさ(力)も考慮して、コヒーレンシMapを生成することも可能である。
[変形特性演算部の構成]
図5は、変形特性演算部の構成例を示すブロック図である。
図5の例において、変形特性演算部113は、ブラシサイズ選択演算部161、ストローク選択演算部162、および変形特性生成部163を含むように構成されている。
ベクトル検出部111からのベクトルMapは、ストローク選択演算部162に入力される。ベクトルコヒーレンシ演算部112からのベクトルコヒーレンシMapは、ブラシサイズ選択演算部161およびストローク選択演算部162に入力される。
ブラシサイズ選択演算部161は、ベクトルコヒーレンシ演算部112からのベクトルコヒーレンシMapによって、各画素をどのブラシサイズで変換するかを決定する。すなわち、ブラシサイズ選択演算部161においては、絵画調変換部114で各画素に対して用いられるフィルタのタップサイズが決定される。なお、タップサイズは、フィルタサイズに対応した値となる。
ブラシサイズ選択演算部161は、ベクトルコヒーレンシMapの値から、ブラシサイズ調整LUT(ルックアップテーブル)により、対応したブラシサイズを選択し、ブラシサイズ形状Mapを生成する。ブラシサイズ選択演算部161は、生成されたブラシサイズ形状Mapを変形特性生成部163に出力する。
ストローク選択演算部162は、ベクトル検出部111からのベクトルMapと、ベクトルコヒーレンシ演算部112からのベクトルコヒーレンシMapとを用いて、各画素をどの筆触のストロークに変換するかを決定する。すなわち、ストローク選択演算部162においては、絵画調変換部114で用いられるフィルタのタップ長さとその向きが決定される。
ストローク選択演算部162は、ベクトルコヒーレンシMapの値から、ブラシストローク調整LUT(ルックアップテーブル)により、対応した筆触ストローク(長さ)を選択し、ベクトルMapにおける方向を参照して、ストローク形状Mapを生成する。ストローク選択演算部162は、生成されたストローク形状Mapを変形特性生成部163に出力する。
変形特性生成部163は、ブラシサイズ選択演算部161からのブラシサイズ形状Mapと、ストローク選択演算部162からのストローク形状Mapとに基づいて、絵画調変換部114で各画素に対して用いられるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を生成する。変形特性生成部163は、各画素に対して生成した変形特性の集合としての情報である変形特性Mapを、絵画調変換部114に出力する。
[調整ルックアップテーブルの例]
ブラシサイズ選択演算部161およびストローク選択演算部162においては、コヒーレンシによってストロークの長さとブラシの太さとが制御可能であるが、調整LUTを複数有する。これにより、入力画像のタイプによって調整LUTを変更することが可能となる。
例えば、図6の例においては、高周波が少ない画像に適したブラシストローク調整LUTとブラシサイズ調整LUTの例が示されている。
ブラシストローク調整LUTにおいては、縦軸がストロークの長さを表し、横軸がベクトル方向コヒーレンシの強弱を表している。ブラシストローク調整LUTにおいては、ベクトル方向コヒーレンシが弱いほど、短いストロークが対応している。
ブラシサイズ調整LUTにおいては、縦軸がブラシの太さを表し、横軸がベクトル方向コヒーレンシの強弱を表している。ブラシサイズ調整LUTにおいては、ベクトル方向コヒーレンシが弱いほど、細いブラシの長さが対応している。
高周波が少ない画像においては、比較的平坦な部分が多いため、図6のブラシストローク調整LUTとブラシサイズ調整LUTにおいては、できるだけ、図7の例よりも、ストロークが長く、ブラシサイズが太くなるように設定されている。図6のブラシストローク調整LUTとブラシサイズ調整LUTにより、筆触を派手に見せることができる。
例えば、図7の例においては、高周波が少なくも多くもない標準的な画像に適したブラシストローク調整LUTとブラシサイズ調整LUTの例が示されている。図7のブラシストローク調整LUTとブラシサイズ調整LUTにおいては、リニアに設定されている。
例えば、図8の例においては、高周波が多い画像に適したブラシストローク調整LUTとブラシサイズ調整LUTの例が示されている。
高周波が多い画像においては、図8のブラシストローク調整LUTとブラシサイズ調整LUTにおいては、できるだけ、図7の例よりも、筆触によって画像の細かい部分を塗りつぶさないように、細かいブラシで、ストロークが短くなるように設定されている。図8のブラシストローク調整LUTとブラシサイズ調整LUTにより、画像の細部までつぶさず表現することができる。
以上のように、ストロークの長さとブラシの太さとを調整するための調整LUTを複数有することで、入力画像の種類によって使い分けを行うことが可能である。
[ブラシサイズの例]
図9は、ベクトルコヒーレンシの強弱に応じて選択されるブラシサイズのイメージを示す図である。
ベクトルコヒーレンシが弱い場合、図9の左側のような細い(小さい)ブラシサイズが選択され、ベクトルコヒーレンシが強い場合、図9の右側のような太い(大きい)ブラシサイズが選択される。
[ストロークの長さの例]
図10は、ベクトルコヒーレンシの強弱に応じて選択される筆触ストロークの長さのイメージを示す図である。
ベクトルコヒーレンシが弱い場合、図10の左側のような短いストロークが選択され、ベクトルコヒーレンシが強い場合、図10の右側のような長いストロークが選択される。
[画像処理装置の動作]
次に、図11のフローチャートを参照して、画像処理装置100の画像処理について説明する。
前段からの入力画像は、ベクトル検出部111および絵画調変換部114に入力される。ベクトル検出部111は、ステップS111において、入力画像からフローベクトルの検出を行い、各画素に対してのベクトルMapを生成する。生成されたベクトルMapは、ベクトルコヒーレンシ演算部112および変形特性演算部113に出力される。
ステップS112において、ベクトルコヒーレンシ演算部112は、ベクトル検出部111からのベクトルMapに基づいて、ベクトルのコヒーレンシ(一様性)を解析し、各画素に対してのベクトルコヒーレンシMapを生成する。生成されたベクトルコヒーレンシMapは、変形特性演算部113に出力される。
ステップS113において、変形特性演算部113は、絵画調変換部114で用いられるフィルタのタップ形状を変形する変形特性の演算処理を行う。この変形特性の演算処理については、図12を参照して後述される。
ステップS113の処理により、変形特性Mapが生成され、生成された変形特性Mapは、絵画調変換部114に出力される。
ステップS114において、絵画調変換部114は、入力画像に対して、変形特性演算部113からの変形特性Mapに基づいて絵画調変換を行う。絵画調変換後の画像は、出力画像として後段に出力される。
[変形特性演算処理の例]
次に、図12のフローチャートを参照して、図11のステップS113の変形特性演算処理について説明する。
ブラシサイズ選択演算部161は、ステップS161において、ブラシサイズ形状Mapを生成する。すなわち、ブラシサイズ選択演算部161は、図11のステップS112により生成されたベクトルコヒーレンシMapの値から、ブラシサイズ調整LUTにより、対応したブラシサイズを選択し、ブラシサイズ形状Mapを生成する。生成されたブラシサイズ形状Mapは、変形特性生成部163に出力される。
ストローク選択演算部162は、ステップS162において、ストローク形状Mapを生成する。すなわち、ストローク選択演算部162は、図11のステップS112により生成されたベクトルコヒーレンシMapの値から、ブラシストローク調整LUTにより、対応した筆触ストロークを選択する。そして、ストローク選択演算部162は、図11のステップS111により生成されたベクトルMapにおける方向を参照して、ストローク形状Mapを生成する。生成されたストローク形状Mapは、変形特性生成部163に出力される。
ステップS163において、変形特性生成部163は、絵画調変換部114で用いられるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を生成する。すなわち、変形特性生成部163は、ステップS161により生成されたブラシサイズ形状Mapと、ステップS162により生成されたストローク選択演算部162からのストローク形状Mapとに基づいて、変形特性を生成する。生成された変形特性の情報である変形特性Mapは、絵画調変換部114に出力される。
以上のように、ベクトルのコヒーレンシ情報を用いて、筆触(フィルタのタップ形状)を制御するようにしたので、1回の処理で、画像において適切な絵画感を得ることができる。すなわち、画像全体ではなく、部分的に筆触が制御された適切な絵画感のある画像を得ることができる。
例えば、葉がかなり長く一定の方向を持っている木の場合、コヒーレンシが強いため、本技術によれば、ブラシサイズが大きく、ストロークが長いタップ形状が選択される。これにより、木の葉が物切れにならずに心地よい筆触を再現することができる。
また、例えば、細かい葉が不特定な方向へ伸びている木の場合、コヒーレンシが弱いため、本技術によれば、比較的ブラシサイズが小さく、ストロークが短いタップ形状が選択される。これにより、細かい筆触により葉の細部までを再現することができる。
すなわち、変換後の画像においては、筆触の長さや大きさが単調ではなくなり、絵画としての完成度を高めることができる。
また、筆の流れ(コヒーレンシ)を検波として利用しているため、よりまとまった筆触表現を行うことができる。
このように、本技術によれば、1回の処理により、局所的に適切な筆触表現が選択され、あたかも画家が描くような筆触を持つ絵画表現が可能となる。
また、入力画像によって検波したコヒーレンシを用いるため、その画像に合った適切な筆触コントロールを実現することができる。
さらに、コヒーレンシによって筆触のフィルタを変更するため、必要のない部分には、小さなフィルタ範囲を適用することができるため、全体的な処理の高速化も実現することができる。
[変形特性演算部の他の構成]
図13は、変形特性演算部の他の構成例を示すブロック図である。
図13の例において、変形特性演算部113は、ブラシサイズ選択演算部161および変形特性生成部201を含むように構成されている。なお、図13の例においては、ベクトルコヒーレンシ演算部112からのベクトルコヒーレンシMapは、ブラシサイズ選択演算部161に入力されるが、ベクトル検出部111からのベクトルMapは、入力されない。
図13の変形特性演算部113は、ブラシサイズ選択演算部161を備える点が、図5の変形特性演算部113と共通している。図13の変形特性演算部113は、ストローク選択演算部162が除かれた点と、変形特性生成部163が変形特性生成部201に入れ替えられた点とが図5の変形特性演算部113と異なっている。
変形特性生成部201は、ブラシサイズ選択演算部161からのブラシサイズ形状Mapに基づいて、絵画調変換部114で用いられるフィルタのタップ形状(サイズ)を変形する変形特性を生成する。すなわち、変形特性生成部201は、画像を点描風の絵画調に変換する変形特性を生成する。変形特性生成部201は、生成した変形特性の情報である変形特性Mapを、絵画調変換部114に出力する。
[変形特性演算処理の例]
次に、図14のフローチャートを参照して、図13の変形特性演算部113により行われる変形特性演算処理について説明する。この変形特性演算処理は、図14を参照して上述した図11のステップS113の変形特性演算処理の他の例である。
ブラシサイズ選択演算部161は、ステップS201において、ブラシサイズ形状Mapを生成する。すなわち、ブラシサイズ選択演算部161は、図11のステップS112により生成されたベクトルコヒーレンシMapの値から、ブラシサイズ調整LUTにより、対応したブラシサイズを選択し、ブラシサイズ形状Mapを生成する。生成されたブラシサイズ形状Mapは、変形特性生成部201に出力される。
ステップS202において、変形特性生成部201は、絵画調変換部114で用いられるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を生成する。すなわち、変形特性生成部201は、ステップS201により生成されたブラシサイズ形状Mapに基づいて、画像を点描風の絵画調に変換するための変形特性を生成する。生成された変形特性の情報である変形特性Mapは、絵画調変換部114に出力される。
以上のように、ベクトルのコヒーレンシ情報を用いて、点描の大きさ(フィルタのタップ形状)を制御するようにしたので、点描風の画像の場合にも、1回の処理で、画像において適切な絵画感を得ることができる。
[変形特性演算部のさらに他の構成]
図15は、変形特性演算部のさらに他の構成例を示すブロック図である。
図15の例において、変形特性演算部113は、ストローク選択演算部162および変形特性生成部251を含むように構成されている。
図15の変形特性演算部113は、ストローク選択演算部162を備える点が、図5の変形特性演算部113と共通している。図15の変形特性演算部113は、ブラシサイズ選択演算部161が除かれた点と、変形特性生成部163が変形特性生成部251に入れ替えられた点とが図5の変形特性演算部113と異なっている。
変形特性生成部251は、ストローク選択演算部162からのストローク形状Mapに基づいて、絵画調変換部114で用いられるフィルタのタップ形状(長さと方向)を変形する変形特性を生成する。すなわち、変形特性生成部251は、画像を細いストロークの絵画調に変換する変形特性を生成する。変形特性生成部251は、生成した変形特性の情報である変形特性Mapを、絵画調変換部114に出力する。
[変形特性演算処理の例]
次に、図16のフローチャートを参照して、図15の変形特性演算部113により行われる変形特性演算処理について説明する。この変形特性演算処理は、図14を参照して上述した図11のステップS113の変形特性演算処理のさらに他の例である。
ストローク選択演算部162は、ステップS251において、ストローク形状Mapを生成する。すなわち、ストローク選択演算部162は、図11のステップS112により生成されたベクトルコヒーレンシMapの値から、ブラシストローク調整LUTにより、対応した筆触ストロークを選択する。そして、ストローク選択演算部162は、図11のステップS111により生成されたベクトルMapにおける方向を参照して、ストローク形状Mapを生成する。生成されたストローク形状Mapは、変形特性生成部251に出力される。
ステップS252において、変形特性生成部251は、絵画調変換部114で用いられるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を生成する。すなわち、変形特性生成部163は、ステップS251により生成されたストローク選択演算部162からのストローク形状Mapに基づいて、画像を細いストロークの絵画調に変換するための変形特性を生成する。生成された変形特性の情報である変形特性Mapは、絵画調変換部114に出力される。
以上のように、ベクトルのコヒーレンシ情報を用いて、細いストロークの長さ(フィルタのタップ形状)を制御するようにしたので、細いストロークの画像の場合にも、1回の処理で、画像において適切な絵画感を得ることができる。
なお、上記説明においては、画像処理装置の例を説明したが、画像処理装置に限定されない。すなわち、本技術は、画像処理装置だけでなく、例えば、画像を撮像する撮像機能を有するカメラ、携帯電話機、またはパーソナルコンピュータなどにも適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
<2.第2の実施の形態(コンピュータ)>
[コンピュータの構成例]
図17は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示している。
コンピュータ500において、CPU(Central Processing Unit)501,ROM(Read Only Memory)502,RAM(Random Access Memory)503は、バス504により相互に接続されている。
バス504には、さらに、入出力インタフェース505が接続されている。入出力インタフェース505には、入力部506、出力部507、記憶部508、通信部509、及びドライブ510が接続されている。
入力部506は、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる。出力部507は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部508は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部509は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ510は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体511を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU501が、例えば、記憶部508に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース505及びバス504を介して、RAM503にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU501)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記録媒体511に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブル記録媒体511をドライブ510に装着することにより、入出力インタフェース505を介して、記憶部508にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部509で受信し、記憶部508にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM502や記憶部508に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
なお、本明細書において、上述した一連の処理を記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本開示における実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
また、以上において、1つの装置(または処理部)として説明した構成を分割し、複数の装置(または処理部)として構成するようにしてもよい。逆に、以上において複数の装置(または処理部)として説明した構成をまとめて1つの装置(または処理部)として構成されるようにしてもよい。また、各装置(または各処理部)の構成に上述した以外の構成を付加するようにしてももちろんよい。さらに、システム全体としての構成や動作が実質的に同じであれば、ある装置(または処理部)の構成の一部を他の装置(または他の処理部)の構成に含めるようにしてもよい。つまり、本技術は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、開示はかかる例に限定されない。本開示の属する技術の分野における通常の知識を有するであれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例また修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1) 入力画像における各画素のフローベクトルを検出するベクトル検出部と、
前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルに基づいて、ベクトルコヒーレンシを算出するベクトルコヒーレンシ算出部と、
前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記各画素に用いるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を演算する変形特性演算部と、
前記変形特性演算部より演算された変形特性に基づいて、前記入力画像を変換する絵画調変換部と
を備える画像処理装置。
(2) 前記変形特性演算部は、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記フィルタのタップサイズを求めるブラシサイズ選択演算部と、
前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルと、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシとを用いて、前記フィルタのタップ長さを求めるストローク選択演算部と、
前記ブラシサイズ選択演算部により求められたタップサイズと、前記ストローク選択演算部により求められたタップ長さとに基づいて、前記変形特性を生成する変形特性生成部と
を備える前記(1)に記載の画像処理装置。
(3) 前記ブラシサイズ選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップサイズを求め、
前記ストローク選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップ長さを求める
前記(2)に記載の画像処理装置。
(4) 前記変形特性演算部は、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記フィルタのタップサイズを求めるブラシサイズ選択演算部と、
前記ブラシサイズ選択演算部により求められたタップサイズに基づいて、前記変形特性を生成する変形特性生成部と
を備える前記(1)に記載の画像処理装置。
(5) 前記ブラシサイズ選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップサイズを求める
前記(4)に記載の画像処理装置。
(6) 前記変形特性演算部は、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルと、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシとを用いて、前記フィルタのタップ長さを求めるストローク選択演算部と、
前記ストローク選択演算部により求められたタップ長さに基づいて、前記変形特性を生成する変形特性生成部と
を備える前記(1)に記載の画像処理装置。
(7) 前記ストローク選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップ長さを求める
前記(6)に記載の画像処理装置。
(8)前記ベクトル検出部は、前記入力画像における各画素のフローベクトルの方向を検出し、
前記ベクトルコヒーレンシ算出部は、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルの方向に基づいて、ベクトルの方向のコヒーレンシを算出する
前記(1)に記載の画像処理装置。
(9)前記ベクトル検出部は、前記入力画像における各画素のフローベクトルの方向および大きさを検出し、
前記ベクトルコヒーレンシ算出部は、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルの方向および大きさに基づいて、ベクトルの方向および大きさのコヒーレンシを算出する
前記(8)に記載の画像処理装置。
(10)画像処理装置が、
入力画像における各画素のフローベクトルを検出し、
検出されたフローベクトルに基づいて、ベクトルコヒーレンシを算出し、
算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記各画素に用いるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を演算し、
演算された変形特性に基づいて、前記入力画像を変換する
画像処理方法。
(11) 入力画像における各画素のフローベクトルを検出するベクトル検出部と、
前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルに基づいて、ベクトルコヒーレンシを算出するベクトルコヒーレンシ算出部と、
前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記各画素に用いるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を演算する変形特性演算部と、
前記変形特性演算部より演算された変形特性に基づいて、前記入力画像を変換する絵画調変換部と
してコンピュータを機能させるプログラム。
100 画像処理装置, 111 ベクトル検出部, 112 ベクトルコヒーレンシ演算部, 113 変形特性演算部, 114 絵画調変換部, 133 ベクトル方向Map, 141 ベクトル方向コヒーレンシMap, 161 ブラシサイズ選択演算部, 162 ストローク選択演算部, 163 変形特性生成部, 201 変形特性生成部, 251 変形特性生成部

Claims (11)

  1. 入力画像における各画素のフローベクトルを検出するベクトル検出部と、
    前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルに基づいて、ベクトルコヒーレンシを算出するベクトルコヒーレンシ算出部と、
    前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記各画素に用いるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を演算する変形特性演算部と、
    前記変形特性演算部より演算された変形特性に基づいて、前記入力画像を変換する絵画調変換部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記変形特性演算部は、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記フィルタのタップサイズを求めるブラシサイズ選択演算部と、
    前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルと、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシとを用いて、前記フィルタのタップ長さを求めるストローク選択演算部と、
    前記ブラシサイズ選択演算部により求められたタップサイズと、前記ストローク選択演算部により求められたタップ長さとに基づいて、前記変形特性を生成する変形特性生成部と
    を備える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ブラシサイズ選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップサイズを求め、
    前記ストローク選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップ長さを求める
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記変形特性演算部は、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記フィルタのタップサイズを求めるブラシサイズ選択演算部と、
    前記ブラシサイズ選択演算部により求められたタップサイズに基づいて、前記変形特性を生成する変形特性生成部と
    を備える請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記ブラシサイズ選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップサイズを求める
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記変形特性演算部は、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルと、前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシとを用いて、前記フィルタのタップ長さを求めるストローク選択演算部と、
    前記ストローク選択演算部により求められたタップ長さに基づいて、前記変形特性を生成する変形特性生成部と
    を備える請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記ストローク選択演算部は、複数のルックアップテーブルを有しており、前記入力画像に応じたルックアップテーブルを用いて、前記フィルタのタップ長さを求める
    請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記ベクトル検出部は、前記入力画像における各画素のフローベクトルの方向を検出し、
    前記ベクトルコヒーレンシ算出部は、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルの方向に基づいて、ベクトルの方向のコヒーレンシを算出する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記ベクトル検出部は、前記入力画像における各画素のフローベクトルの方向および大きさを検出し、
    前記ベクトルコヒーレンシ算出部は、前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルの方向および大きさに基づいて、ベクトルの方向および大きさのコヒーレンシを算出する
    請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 画像処理装置が、
    入力画像における各画素のフローベクトルを検出し、
    検出されたフローベクトルに基づいて、ベクトルコヒーレンシを算出し、
    算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記各画素に用いるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を演算し、
    演算された変形特性に基づいて、前記入力画像を変換する
    画像処理方法。
  11. 入力画像における各画素のフローベクトルを検出するベクトル検出部と、
    前記ベクトル検出部により検出されたフローベクトルに基づいて、ベクトルコヒーレンシを算出するベクトルコヒーレンシ算出部と、
    前記ベクトルコヒーレンシ算出部により算出されたベクトルコヒーレンシを用いて、前記各画素に用いるフィルタのタップ形状を変形する変形特性を演算する変形特性演算部と、
    前記変形特性演算部より演算された変形特性に基づいて、前記入力画像を変換する絵画調変換部と
    してコンピュータを機能させるプログラム。
JP2012117386A 2012-05-23 2012-05-23 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Pending JP2013246460A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012117386A JP2013246460A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
US13/867,364 US9036938B2 (en) 2012-05-23 2013-04-22 Image processing apparatus, image processing method, and program
CN2013101807668A CN103426162A (zh) 2012-05-23 2013-05-16 图像处理设备、图像处理方法和程序

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012117386A JP2013246460A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013246460A true JP2013246460A (ja) 2013-12-09

Family

ID=49621647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012117386A Pending JP2013246460A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9036938B2 (ja)
JP (1) JP2013246460A (ja)
CN (1) CN103426162A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106462935B (zh) * 2014-05-19 2020-08-18 索尼公司 图像处理装置、图像处理方法和计算机可读存储介质
US9842416B2 (en) * 2015-05-05 2017-12-12 Google Llc Animated painterly picture generation
US9767582B2 (en) * 2015-05-05 2017-09-19 Google Inc. Painterly picture generation
CN111223033B (zh) * 2018-11-26 2023-05-02 株式会社理光 图像处理装置以及图像处理方法
CN110264419B (zh) * 2019-06-11 2021-10-01 山东师范大学 实现油画效果的图像风格转换方法、系统、设备及介质

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5621868A (en) 1994-04-15 1997-04-15 Sony Corporation Generating imitation custom artwork by simulating brush strokes and enhancing edges
US6803989B2 (en) * 1997-07-15 2004-10-12 Silverbrook Research Pty Ltd Image printing apparatus including a microcontroller
US6271859B1 (en) * 1998-04-06 2001-08-07 Adobe Systems Incorporated Recoloring art work
US6011536A (en) * 1998-04-17 2000-01-04 New York University Method and system for generating an image having a hand-painted appearance
USH2003H1 (en) * 1998-05-29 2001-11-06 Island Graphics Corporation Image enhancing brush using minimum curvature solution
US7093079B2 (en) * 2002-12-17 2006-08-15 Intel Corporation Snoop filter bypass
JP2011160306A (ja) 2010-02-03 2011-08-18 Casio Computer Co Ltd 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法
JP4930607B2 (ja) 2010-02-04 2012-05-16 カシオ計算機株式会社 画像処理装置、及び、画像処理プログラム
JP5440573B2 (ja) * 2010-08-31 2014-03-12 カシオ計算機株式会社 画像処理システム、サーバー、画像処理方法並びに画像処理プログラム
JP5675229B2 (ja) * 2010-09-02 2015-02-25 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP2013055472A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Sony Corp 画像処理装置および方法、並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20130315500A1 (en) 2013-11-28
CN103426162A (zh) 2013-12-04
US9036938B2 (en) 2015-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2023508512A (ja) 超解像度再構築方法及び関連装置
JP5418777B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2013055472A (ja) 画像処理装置および方法、並びにプログラム
JP2011128978A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2013246460A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
CN109416829A (zh) 并行计算机视觉和图像缩放架构
KR102661879B1 (ko) 영상 처리 장치 및 그 영상 처리 방법
JP2007281767A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法
JP2011117997A (ja) 画像処理装置、画像表示装置、画像処理プログラム及び画像処理方法
CN103685858A (zh) 视频实时处理的方法及设备
JP2007034724A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2015076642A (ja) 画像処理装置及びプログラム
US20230020964A1 (en) Content based image processing
US9154671B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and program
WO2014097892A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
US20230162413A1 (en) Stroke-Guided Sketch Vectorization
US11200708B1 (en) Real-time color vector preview generation
JP2014048714A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
CN106204445A (zh) 基于结构张量全变差的图像视频超分辨率方法
JP2015076676A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
KR20210062485A (ko) 전자 장치 및 그 제어 방법
JP5934019B2 (ja) 階調復元装置及びそのプログラム
US20240303820A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and computer-readable recording medium
CN108810322B (zh) 图像处理方法以及相关装置
US11722796B2 (en) Self-regularizing inverse filter for image deblurring