JP2011160306A - 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影者からの遠近に応じて、異なる画像変換処理を施すことを可能とする。
【解決手段】測定距離が1番目に短い被写体画像の輪郭を太い線図に変換し(ステップS201)、測定距離が2番目に短い被写体画像の輪郭を普通の太い線図(1番目よりは細いが3番目よりは太い線図)に変換し(ステップS202)、測定距離が3番目に短い被写体画像の輪郭を細い線図(2番目よりは細いが4番目よりは太い線図)に変換する(ステップS203)。以下同様にして、被写体画像の測定距離が大きくなるほど、輪郭を細い線図に変換する。そして、このように変換された輪郭を有する全ての被写体画像のみを絵画風被写体画像に変換したあとに、各絵画風被写体画像を合成する(ステップS204)。これにより、より一層、遠近感のある絵画風画像を得る。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮影された画像を絵画風の画像に変換する画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法に関するものである。
従来のデジタルカメラにあっては、複数の測距点の中から所望の測距点を選択することで目的の被写体に焦点を合わせることができ、よって、目的の被写体に焦点を合わせた画像を撮影することができる。
一方、画家の描いた絵画に見られる特徴を擬似的に再現した絵画風画像を作成する変換技術が提案されるに至っている(例えば下記特許文献1参照)。したがって、前記デジタルカメラで撮影した画像を、前記変換技術を用いて絵画風画像に変換することも可能となる。
特開2004−212598号公報
しかしながら、前記変換技術にあっては、画像全体に対して、特定の画家の描いた絵画に見られる特徴を擬似的に再現する。したがって、画像中に撮影者からの距離が異なる複数の被写体が存在する場合であっても、各被写体は同一の特徴で画像変換がなされてしまう。したがって、画像中に撮影距離の異なる複数の被写体が存在する場合、各被写体が撮影距離に応じた異なる態様で画像変換された画像を得ることはできない。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、撮影者からの遠近に応じて、異なる画像変換処理を施すことが可能な画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明に係る画像処理装置にあっては、 複数の被写体を含む画像を撮影する撮影手段と、この撮影手段により撮影された画像を全体画像として記憶する第1の記憶手段と、前記撮影手段により撮影された画像に含まれている複数の被写体を被写体画像としてそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、前記撮影手段により撮影される画像に含まれている複数の被写体までの距離を被写体毎に測定する測距手段と、この測距手段により測定された複数の被写体毎の距離と前記第2の記憶手段に記憶された複数の被写体画像とをそれぞれ対応づけて記憶する第3の記憶手段と、前記第2の記憶手段に対応付けて記憶されている複数の被写体画像に対し、前記第3の記憶手段に記憶されている複数の被写体画像毎の距離に応じて、予め定められている絵画変換処理を行う絵画変換処理手段と、この絵画変換処理手段により絵画変換処理された複数の絵画風被写体画像を、前記第1の記憶手段に記憶されている全体画像における複数の被写体の対応する位置に各々配置して、合成する絵画合成処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係る画像処理装置にあっては、 前記第2の記憶手段に記憶された複数の被写体画像毎の輪郭を抽出する輪郭抽出手段を更に備え、前記絵画変換処理手段は、前記第3の記憶手段に記憶された複数の被写体毎の距離に応じて、前記輪郭抽出手段により抽出された複数の被写体画像の輪郭を異なる形態の線図に変換する線図変換処理手段を有していることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係る画像処理装置にあっては、 前記線図変換処理手段は、前記被写体の距離が遠いほど、前記被写体画像の輪郭を細い線図に変換し、前記被写体の距離が近いほど、前記被写体画像の輪郭を太い線図に変換することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係る画像処理装置にあっては、 前記線図変換処理手段は、前記被写体の距離が遠いほど、前記被写体画像の輪郭の上部を細い線図に変換し、前記被写体の距離が近いほど、前記被写体画像の輪郭の上部を太い線図に変換するとともに、前記被写体画像の輪郭の下部を前記変換された太さの線図よりも細い線図に変換することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明に係る画像処理装置にあっては、 前記線図変換処理手段は、前記被写体の距離が遠いほど、前記被写体画像の輪郭を薄い色の線図に変換し、前記被写体の距離が近いほど、前記被写体画像の輪郭を濃い色の線図に変換することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明に係る画像処理装置にあっては、 前記線図変換処理手段は、前記被写体の距離が遠いほど、前記被写体画像の輪郭を細い線図であって薄い色の線図に変換し、前記被写体の距離が近いほど、前記被写体画像の輪郭を太い線図であって濃い色の線図に変換することを特徴とする。
また、請求項7記載の発明に係る画像処理装置にあっては、前記線図変換処理手段は、前記輪郭抽出手段により抽出された複数の被写体画像の輪郭を異なる形態の線図に変換するとともに、前記被写体画像の輪郭以外の部分を消去することを特徴とする。
また、請求項8記載の発明に係る画像処理装置にあっては、 前記絵画変換処理手段は、前記第3の記憶手段に記憶された複数の被写体毎の距離に応じて、前記輪郭抽出手段により抽出された複数の被写体画像を異なる作風または画家風の絵画風画像に変換することを特徴とする。
また、請求項9記載の発明に係る画像処理装置にあっては、前記絵画合成処理手段により合成された絵画風画像を表示する表示手段を備えることを特徴とする。
また、請求項10記載の発明に係る画像処理装置にあっては、前記絵画合成処理手段により合成された絵画風画像を記憶する第4の記憶手段を備えることを特徴とする。
また、請求項11記載の発明に係る画像処理プログラムにあっては、 複数の被写体を含む画像を撮影する撮影手段を備える装置が有するコンピュータを、前記撮影手段により撮影された画像を全体画像として記憶する第1の記憶手段と、前記撮影手段により撮影された画像に含まれている複数の被写体を被写体画像としてそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、前記撮影手段により撮影される画像に含まれている複数の被写体までの距離を被写体毎に測定する測距手段と、この測距手段により測定された複数の被写体毎の距離と前記第2の記憶手段に記憶された複数の被写体画像とをそれぞれ対応づけて記憶する第3の記憶手段と、前記第2の記憶手段に対応付けて記憶されている複数の被写体画像に対し、前記第3の記憶手段に記憶されている複数の被写体画像毎の距離に応じて、予め定められている絵画変換処理を行う絵画変換処理手段と、この絵画変換処理手段により絵画変換処理された複数の絵画風被写体画像を、前記第1の記憶手段に記憶されている全体画像における複数の被写体の対応する位置に各々配置して、合成する絵画合成処理手段として機能させることを特徴とする。
また、請求項12記載の発明に係る画像処理方法にあっては、 複数の被写体を含む画像を撮影する撮影手段を備える装置における画像処理方法であって、前記撮影手段により撮影された画像を全体画像として記憶する第1の記憶ステップと、前記撮影手段により撮影された画像に含まれている複数の被写体を被写体画像としてそれぞれ記憶する第2の記憶ステップと、前記撮影手段により撮影される画像に含まれている複数の被写体までの距離を被写体毎に測定する測距ステップと、この測距ステップにより測定された複数の被写体毎の距離と前記第2の記憶ステップで記憶された複数の被写体画像とをそれぞれ対応づけて記憶する第3の記憶ステップと、前記第2の記憶ステップで対応付けて記憶されている複数の被写体画像に対し、前記第3の記憶ステップで記憶されている複数の被写体画像毎の距離に応じて、予め定められている絵画変換処理を行う絵画変換処理ステップと、この絵画変換処理ステップにより絵画変換処理された複数の絵画風被写体画像を、前記第1の記憶ステップで記憶されている全体画像における複数の被写体の対応する位置に各々配置して、合成する絵画合成処理ステップとを含むことを特徴とする。
また、請求項13記載の発明に係る画像処理装置にあっては、 複数の被写体を撮影する撮影手段と、この撮影手段により撮影された撮影画像に含まれている複数の被写体までの距離を被写体毎に測定する測距手段と、この測距手段により測定された複数の被写体毎の距離に応じて、当該複数の被写体画像を異なる作風または画家風の絵画風被写体画像に変換処理を行う絵画変換処理手段と、この絵画変換処理手段により変換処理された複数の絵画風被写体画像を合成し、この合成された複数の絵画風被写体画像から絵画風画像を作成する絵画合成処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項14記載の発明に係る画像処理装置にあっては、 前記絵画変換処理手段は、前記複数の被写体画像のうちの第1の被写体画像を第1の作風または画家風の絵画風画像に変換し、前記複数の被写体画像のうちの第2の被写体画像を第2の作風または画家風の絵画風画像に変換することを特徴とする。
本発明によれば、複数の被写体画像に対する、撮影者からの遠近に応じて、異なる画像変換処理、つまり異なるアート変換処理を自動的にかつ容易に施すことができる。
本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラの外観を示す背面図である。 同デジタルカメラの電気的構成の概略を示すブロック構成図である。 RAMのメモリ構成図である。 本発明の一実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 絵画風変換処理の手順を示すフローチャートである。 全体画像の一例を示す図である。 全体画像の輪郭線L及びこれに囲まれた部分を示す図である。 絵画風画像の一例を示す図である。 変形例2における絵画風変換処理の手順を示すフローチャートである。 変形例2による絵画風画像の一例を示す図である。 変形例3における絵画風変換処理の手順を示すフローチャートである。 変形例3による絵画風画像の一例を示す図である。 変形例5による絵画風画像の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラ1の外観を示す背面図である。
このデジタルカメラ1の背面には、メニューキー2、モードダイアル3、液晶モニタ4、カーソルキー5、SETキー6等が設けられている。また、上面にはシャッターキー8、電源ボタン9が設けられている。なお、側部には図示されていないが、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルに接続する場合に用いるUSB端子接続部が設けられ、正面側に後述する撮像レンズ12が設けられている。
図2は、デジタルカメラ1の電気的構成の概略を示すブロック構成図である。
デジタルカメラ1は、撮像手段であるCCD10を備えるとともに、CCD10により撮像した画像を圧縮・伸張し、所定フォーマット、例えば統一規格DCF(Design rule for Camera File system)やJPEG(Joint Photographic Expert Group)に合致するフォーマットの画像ファイルを生成・再生する画像処理機能を備えたCPU11を中心に構成されている。
CCD10の受光面には、撮像レンズ12、フォーカスレンズ13、絞り14を通過して被写体の光学像が結像される。フォーカスレンズ13はAFモータ等からなる駆動機構15に保持されており、CPU11からの制御信号によりAFドライバー16が出力する駆動信号が駆動機構15に供給されることにより光軸上を前後に移動する合焦動作を行う。絞り14は、CPU11からの制御信号に基づき絞り駆動部17が発生する駆動信号により駆動しCCD10に入射する被写体像の光量を調整する。
また、CPU11には、タイミング信号を発生するTG(Timing Generator)18が接続されており、TG18が発生したタイミング信号に基づきVドライバー19(垂直方向ドライバー)がCCD10を駆動し、それに伴いCCD10により被写体像の輝度に応じたアナログの撮像信号が出力されユニット回路20へ送られる。
ユニット回路20は、CCD10から出力された撮像信号を保持するCDSと、CDSから撮像信号を供給されるアナログアンプであるゲイン調整アンプ(AGC)と、ゲイン調整アンプで増幅され調整されたアナログの撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(AD)とからなり、CCD10の出力信号は、ここで黒レベルを合わせてサンプリングされデジタル信号としてCPU11に送られる。ゲイン調整アンプ(AGC)は、後述するISO感度に応じた増幅率で、CDSから供給される撮像信号を増幅する。
CPU11には、シャッターキー8を含む前記キー群をからなる操作キー部21、前記液晶モニタ4、RAM22、ROM23、フラッシュメモリ24が接続されている。
RAM22は作業用のメモリであり、フラッシュメモリ24は画像記録用のメモリである。CCD10からCPU11に送られたデジタル信号(撮像信号)は、RAM22に一時保存されるとともに、CPU11によって各種の画像処理が施された後、最終的には圧縮された画像データとしてフラッシュメモリ24に記録される。なお、フラッシュメモリ24はカメラ本体に着脱自在なカード型のものであってもよい。
フラッシュメモリ24に記録された画像データは、必要に応じてCPU11に読み出され、伸長処理、輝度信号及び色信号の付加等の処理を経てデジタルビデオ信号やアナログビデオ信号に変換され、液晶モニタ4によって表示される。また液晶モニタ4には、記録モードにおいて周期的に撮像された画像がスルー画像として表示される。
ROM23は、CPU11における各部の制御及びデータ処理に必要な各種の動作プログラムが記録されたプログラムROMである。すなわち、ROM23には、前記プログラムとともに、撮影時の適正な露出値に対応するISO感度とシャッタースピードとの組み合わせを示すプログラム線図等の各種データが格納されている。
CPU11は、前記プログラム線図に従い、シャッタースピードである前記CCD10の電荷蓄積時間や、前記絞り14の開放度、前記ユニット回路20のゲイン調整アンプ(AGC)のゲインの制御によるAE制御を行うとともに、所定のプログラムに従い前記フォーカスレンズ13を駆動するAF(オートフォーカス)制御、AWB(オートホワイトバランス)制御を行う。また、フラッシュメモリ24は、撮影された画像データ等が記録される。
また、ROM23には、フォーカス設定テーブルが格納されている。当該デジタルカメラ1から被写体までの距離である被写体距離を取得するに際しては、周知のコントラストAF方式によりフォーカスレンズ13のフォーカス制御を行う。そして、そのときの撮像レンズ12のズーム比とフォーカスレンズ13の位置とから、ROM23に予め記憶してあるフォーカス設定テーブルを使用して被写体距離を取得する。
RAM22内には、図3に示す絵画風変換データエリア221が設けられている。この絵画風変換データエリア221には、第1記憶部222、第2記憶部223、第3記憶部224、及び第4記憶部227が設けられている。第2記憶部223は、被写体画像記憶部225と座標記憶部226とに区分されている。
第1記憶部222には、後述する絵画風画像変化モードで撮影された撮影画像が全体画像として記憶される。第2記憶部223の被写体画像記憶部225には、全体画像から抽出された被写体の画像である被写体画像が記憶され、座標記憶部226には、当該被写体画像の全体画像中における位置を示す位置座標が記憶される。また、第3記憶部224には、前記被写体画像のデジタルカメラ1からの距離がメートル単位[m]で記憶されるとともに、複数の被写体画像中で距離が近い(短い)順に(1番目)、(2番目)・・・のように、距離順位も記憶される。第4記憶部227は、最終的な絵画風画像を生成する際に使用される記憶領域である。
なお、座標記憶部226に被写体画像の全体画像中における位置を示す位置座標は、当該被写体画像の全域内の全てのドットの座標、輪郭のみの座標、その他複数点の座標等、当該被写体画像の全体画像中における位置を特定できる複数の座標であれば、どのような座標であってもよい。
以上の構成に係る本実施の形態において、デジタルカメラ1はCPU11がROM23に格納されているプログラムに従って処理を実行することにより、図4のフローチャートに示す絵画風変換表示処理を実行する。
すなわち、ユーザーがこのデジタルカメラ1を携帯し、例えば図6に示す被写体「A山」、「B山」、「C山」が存在するシーンでシャッターキー8を押下すると、CPU11は撮影処理を開始する(ステップS101)。そして、これら被写体「A山」、「B山」、「C山」別の距離を測定して、RAM22の絵画風変換データエリア221における第3記憶部224に記憶する(ステップS102)。
この被写体別の距離の測定に際しては、前述のように周知のコントラストAF方式によりフォーカスレンズ13のフォーカス制御を行い、順次「A山」、「B山」、「C山」を合焦させ、そのときの撮像レンズ12のズーム比とフォーカスレンズ13の位置とから、ROM23に予め記憶してあるフォーカス設定テーブルを使用して被写体距離を取得する。したがって、このステップS102での処理により、図3に示したように、「A山」の測定距離「a」、「B山」の測定距離「b」、「C山」の測定距離「c」がメートル単位[m]でRAM22の絵画風変換データエリア221における第3記憶部224に記憶される。
このとき、この第3記憶部224への測定距離の記憶は、前述のように複数の被写体画像中で距離が近い(短い)順に(1番目)、(2番目)・・・のように、距離順位も記憶する。
なお、本実施の形態においては、距離と距離順位との双方を記憶するようにしたが、距離のみ、あるいは距離順位のみであってもよい。距離順位のみを記憶するようにした場合には、被写体の相対的な距離関係が検出できればよいことから、精度よく被写体までの距離を検出する必要がなく、低い検出精度で処理を行うことができる。
しかる後に、CPU11は、CCD10上に結像された被写体画像を取り込んで全体画像とし、RAM22の絵画風変換データエリア221における第1記憶部222に記憶する(ステップS103)。これにより、絵画風変換データエリア221の第1記憶部222は、図6に示した「A山」、「B山」、「C山」を有する画像が全体画像Zとして記憶される。
次に、CPU11は、撮影画像表示処理を実行して、液晶モニタ4に撮影した画像を表示させる(ステップS104)。これにより、液晶モニタ4には、図6に示した全体画像Zが表示される。
引き続き、CPU11は、全体画像Zにおいて被写体別の輪郭を抽出する(ステップS105)。この被写体別の輪郭抽出に際しては、図7に示すように、全体画像Zの画像データの輝度信号及び色差信号から、近い輝度又は色差信号別に、同系色の色相別等に領域を分割し、さらに、領域の境界線となる輪郭線Lを抽出し、この輪郭線Lで囲まれた部分を一つの抽出領域として検出する。
さらに、この抽出した被写体別の画像を被写体画像として、絵画風変換データエリア221における第2記憶部223の被写体画像記憶部225に記憶するとともに、各被写体画像の全体画像Z内における位置座標を第2記憶部223の座標記憶部226に記憶する(ステップS106)。これにより、図3に示すように、絵画風変換データエリア221における第2記憶部223の被写体画像記憶部225には、「A山」、「B山」、「C山」の被写体画像が記憶され、座標記憶部226には、「A山」の位置座標(x1,y1)・・・、「B山」の位置座標(x2,y2)・・・、「C山」の位置座標(x3,y3)・・・が記憶される。
次に、CPU11は、絵画風変換処理を実行する(ステップS107)。
図5は、第1の実施の形態における絵画風変換処理(ステップS107)の処理手順を示すフローチャートである。
まず、測定距離が1番目に短い被写体画像の輪郭を太い線図に変換し、かつ、この太い線図に変換した輪郭内の画像部分を消去する(ステップS201)。これにより、図8に示すように、輪郭のみが太い線31で描かれた「A山」の絵画風被写体画像32が生成される。
次に、測定距離が2番目に短い被写体画像の輪郭を普通の太い線図(1番目よりは細いが3番目よりは太い線図)に変換し、かつ、この普通の太い線図に変換した輪郭内の画像部分を消去する(ステップS202)。これにより、図8に示すように、輪郭のみが普通の太い線33で描かれた「B山」の絵画風被写体画像34が生成される。
さらに、測定距離が3番目に短い被写体画像の輪郭を細い線図(2番目よりは細いが4番目よりは太い線図)に変換し、かつ、この細い線図に変換した輪郭内の画像部分を消去する(ステップS203)。これにより、図8に示すように、輪郭のみが細い線35で描かれた「C山」の絵画風被写体画像36が生成される。
以下同様にして、被写体画像の測定距離が大きくなるほど、輪郭を細い線図に変換し、かつ、変換した輪郭内の画像部分を消去する。
そして、全ての被写体画像を輪郭のみの絵画風被写体画像に変換したならば、各絵画風被写体画像32、34、36・・・を合成する(ステップS204)。
すなわち、図3に示すように、絵画風変換データエリア221における第2記憶部223の座標記憶部226には、「A山」の位置座標(x1,y1)・・・、「B山」の位置座標(x2,y2)・・・、「C山」の位置座標(x3,y3)・・・が記憶されている。したがって、CPU11は、第4記憶部227にて、「A山」の位置座標(x1,y1)・・・が示す位置に、「A山」の絵画風被写体画像32を配置する。また、「B山」の位置座標(x2,y2)・・・が示す位置に、「B山」の絵画風被写体画像34を配置し、「C山」の位置座標(x3,y3)・・・が示す位置に、「C山」の絵画風被写体画像36を配置して合成する。
これにより、第4記憶部227には、図8に示すように、「A山」の絵画風被写体画像32と、「B山」の絵画風被写体画像34及び「C山」の絵画風被写体画像36を、図6に示す全体画像Zにおける「A山」、「B山」、「C山」に対応した位置に配置した絵画風画像P1が生成される。
そして、図4のフローチャートにおいて、ステップS107に続くステップS108にて、絵画風画像の表示処理を実行し、生成した絵画風画像を液晶モニタ4に表示させる。これにより、液晶モニタ4には、図8に示した絵画風画像P1が表示されることとなる。
この表示される絵画風画像P1にあっては、被写体までの距離に応じて、各被写体がそれぞれ異なる太さの線31、33、35のみで描かれた、水墨画的な画像である。したがって、本実施の形態によれば、撮影者からの遠近に応じて、異なる太さの線図変換処理、いわば墨絵的なアート変換処理を自動的にかつ容易に施した絵画風画像を生成して、液晶モニタ4に表示させてくれるので、遠近感がより強調された絵画風画像を迅速かつ容易に観賞することができる。
しかる後に、この表示させた絵画風画像をフラッシュメモリ24に記憶する(ステップS109)。これにより、墨絵的なアート処理が施された絵画風画像を、後日、フラッシュメモリ24から読み出して、液晶モニタ4に表示させて観賞することもできる。
(1)変形例1
本実施の形態においては、図5のステップS201〜S203において、輪郭内の画像部分を消去して、輪郭のみの線図による絵画風被写体画像を生成するようにした。しかし、輪郭内の画像部分は消去することなく、輪郭を被写体までの距離に応じた太さの線に変換するようにしてもよい。
これにより、輪郭のみを距離の近い順に強調し、かつ輪郭以外の部分は全体画像Zと同様にカラーが施されている絵画風画像、つまり前記実施の形態とは異なり墨絵的ではなく、カラー部分を有する異なるアート処理が施された絵画風画像を得ることができる。
(2)変形例2
図9は、変形例2における絵画風変換処理(ステップS107)の処理手順を示すフローチャートである。
まず、測定距離が1番目に短い被写体画像の輪郭のうち、上部を濃く太い線図311aに変換し、下部を濃く細い線図311bに変換し、さらに、それらの中間部を上部から下部に向かうに従って、太い線図から細い線図に徐々に濃く細くなる中間線図311cに変換し、かつ、この輪郭内の画像部分を消去する(ステップS301)。これにより、図10に示すように、輪郭のみが、上部が濃く太い線図311a、下部が濃く細い線図311b、それらの中間部が太い線図から細い線図に徐々に濃く細くなる中間線図311cで描画された「A山」の絵画風被写体画像32が生成される。
次に、同様に、測定距離が2番目に短い被写体画像の輪郭のうち、上部をやや薄い太い線図(1番目よりは細いが3番目よりは太い線図)331aに変換し、下部をやや薄い細い線図331bに変換し、さらに、それらの中間部を上部から下部に向かうに従って、太い線図から細い線図に徐々にやや薄く細くなる中間線図331cに変換し、かつ、この輪郭内の画像部分を消去する(ステップS302)。これにより、図10に示すように、輪郭のみが、上部がやや薄い太い線図311a、下部がやや薄い細い線図311b、それらの中間部が太い線図から細い線図に徐々にやや薄く細くなる中間線図311cで描画された「B山」の絵画風被写体画像34が生成される。
さらに、同様に、測定距離が3番目に短い被写体画像の輪郭のうち、上部を薄く細い線図(2番目よりは細いが4番目よりは太い線図)351aに変換し、下部を薄く細い線図351bに変換し、さらに、それらの中間部を上部から下部に向かうに従って、太い線図から細い線図に徐々に薄く細くなる中間線図351cに変換し、かつ、この輪郭内の画像部分を消去する(ステップS303)。これにより、図10に示すように、輪郭のみが、上部が薄い太い線図311a、下部が薄い細い線図311b、それらの中間部が太い線図から細い線図に徐々に薄く細くなる中間線図311cで描画された「C山」の絵画風被写体画像36が生成される。
以下同様にして、被写体画像の測定距離が大きくなるほど、輪郭を細い線図に変換して下部を薄く描画し、かつ、変換した輪郭内の画像部分を消去する。
そして、全ての被写体画像を輪郭のみの絵画風被写体画像に変換したならば、各絵画風被写体画像32、34、36・・・を合成する(ステップS304)。
これにより、第4記憶部227には、図10に示すように、「A山」の絵画風被写体画像32と、「B山」の絵画風被写体画像34及び「C山」の絵画風被写体画像36を、図6に示す全体画像Zにおける「A山」、「B山」、「C山」に対応した位置に配置した絵画風画像P2が生成される。
この表示される絵画風画像P2にあっては、各被写体までの距離に応じて各被写体の輪郭が異なる太さで、かつ、濃淡の線図のみで描かれ、しかも被写体画像の下部が薄く、上部が濃く描画された絵画風画像である。したがって、被写体画像である「A山」、「B山」、「C山」の下部が薄く、上部が濃く描画されていることにより、より水墨画的な画風となる絵画風画像を生成して、観賞することができる。
(3)変形例3
図11は、変形例2における絵画風変換処理(ステップS107)の処理手順を示すフローチャートである。
まず、測定距離が1番目に短い被写体画像の輪郭を、深い青色(濃い青色)であって太い線図41に変換し、かつ、この深い青色(濃い青色)であって太い線図41に変換した輪郭内の画像部分を消去する(ステップS401)。これにより、図12に示すように、輪郭のみが深い青色(濃い青色)であって太い線41で描かれた「A山」の絵画風被写体画像32が生成される。
次に、測定距離が2番目に短い被写体画像の輪郭を、やや深い青色(1番目よりは濃いが3番目よりは薄い青色)であって普通の太い線図(1番目よりは細いが3番目よりは太い線図)43に変換し、かつ、このやや深い青色であって普通の太い線図43に変換した輪郭内の画像部分を消去する(ステップS402)。これにより、図12に示すように、輪郭のみが普通のやや深い青色であて太い線43で描かれた「B山」の絵画風被写体画像34が生成される。
さらに、測定距離が3番目に短い被写体画像の輪郭を、薄い青色(2番目よりは濃いが4番目よりは薄い青色)であって細い線図(2番目よりは細いが4番目よりは太い線図)45に変換し、かつ、この薄い青色であって細い線図45に変換した輪郭内の画像部分を消去する(ステップS403)。これにより、図12に示すように、輪郭のみが薄い青色であって細い線45で描かれた「C山」の絵画風被写体画像36が生成される。
以下同様にして、被写体画像の測定距離が大きくなるほど、輪郭を薄い青色であって細い線図に変換し、かつ、変換した輪郭内の画像部分を消去する。
そして、全ての被写体画像を輪郭のみの絵画風被写体画像に変換したならば、各絵画風被写体画像32、34、36・・・を合成する(ステップS404)。
これにより、第4記憶部227には、図12に示すように、「A山」の絵画風被写体画像32と、「B山」の絵画風被写体画像34及び「C山」の絵画風被写体画像36を、図6に示す全体画像Zにおける「A山」、「B山」、「C山」に対応した位置に配置した絵画風画像P3が生成される。
この表示される絵画風画像P3にあっては、各輪郭のうち、近い輪郭は深い青色であって太線で、遠い輪郭に向かうに従って薄くかつ細い青色になるように描画されている。したがって、遠近感のある洋画的な画風となる絵画風画像を生成して、観賞することができる。
なお、この変形例においては、線図の色として青色を用いるようにしたが、用いる色はこれに限ることなく、被写体画像の色を考慮して適宜選択すればよい。また、線図における線の太さは変化させることなく、色の濃さのみを変化させるようにしてもよい。
(4)変形例4
変形例3においては、図11のステップS401〜S403において、輪郭内の画像部分を消去して、輪郭のみの線図による絵画風被写体画像を生成するようにした。しかし、輪郭内の画像部分は消去することなく、輪郭を被写体までの距離に応じた濃さの青色であって太さの線に変換するようにしてもよい。
これにより、輪郭のみを距離の近い順に強調し、かつ輪郭以外の部分は全体画像Zと同様にカラーが施されている洋画風の絵画風画像を得ることができる。
(5)変形例5
前記実施の形態及び変形例1〜4においては、各被写体画像を線図に変換するようにしたが、各被写体画像を異なる第1および第2の作風または画家風の絵画風画像に変換するようにしてもよい。
例えば、被写体距離が最も短い被写体画像は日本画風またはゴッホ風の絵画風画像、これより遠い被写体画像は洋画風またはモネ風の絵画風画像、更に遠い被写体画像は水墨画風またはマチス風の絵画風画像に変換する。
または、図13に示すように、被写体距離が最も短い人物の被写体画像Yは日本画風またはゴッホ風の絵画風画像、これより遠い山々の被写体画像31,33、35は水墨画風またはマチス風の絵画風画像に変換する。
これら被写体画像の画家風画像への変換は、例えば、特開2004−213598号に開示されている技術を採用することにより、予めROM23にゴッホ、モネ、マチスの画像である画家画像の色彩や筆触を抽出して、それを被写体画像に付与し、絵画風画像に変換する。絵画風画像への変換は、被写体画像を画家画像の色彩に疑似させる手順と、画家画像から、その筆触特徴を抽出する手順と、色彩を疑似させた画像からテクスチャの方向や強さを解析する手順と、解析結果に基づいて抽出した筆触を配置する手順と、を含む。
色彩を疑似させる手順は、画家画像から代表的な色の集合を作成し、また被写体画像からも代表的な色の集合を作成する。前記色の集合の作成とは、色彩情報を色空間上にプロットし、画像に使用されているすべての色の中から多く使用されているものを選択し取り出すことである。被写体画像の色集合と、画家画像の色集合を比較し、疑似化して再彩色を行う事で、被写体画像を、色彩を模した絵画風画像に変換する。しかる後に、絵画風画像に変換した絵画風被写体画像を前述のように合成すればよい。
この変形例5によれば、1枚の絵画に複数の作風、画風または画家の特徴が盛り込まれた斬新な絵画風画像を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合を示したが、デジタルカメラに限らず、撮影手段を備えるものであれば携帯電話等の他の機器に適用するようにしてもよい。
1 デジタルカメラ
4 液晶モニタ
8 シャッターキー
10 CCD
11 CPU
12 撮像レンズ
13 フォーカスレンズ
15 駆動機構
16 AFドライバー
17 駆動部
18 TG
19 Vドライバー
20 ユニット回路
21 操作キー部
22 RAM
23 ROM
24 フラッシュメモリ

Claims (14)

  1. 複数の被写体を含む画像を撮影する撮影手段と、
    この撮影手段により撮影された画像を全体画像として記憶する第1の記憶手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像に含まれている複数の被写体を被写体画像としてそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、
    前記撮影手段により撮影される画像に含まれている複数の被写体までの距離を被写体毎に測定する測距手段と、
    この測距手段により測定された複数の被写体毎の距離と前記第2の記憶手段に記憶された複数の被写体画像とをそれぞれ対応づけて記憶する第3の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に対応付けて記憶されている複数の被写体画像に対し、前記第3の記憶手段に記憶されている複数の被写体画像毎の距離に応じて、予め定められている絵画変換処理を行う絵画変換処理手段と、
    この絵画変換処理手段により絵画変換処理された複数の絵画風被写体画像を、前記第1の記憶手段に記憶されている全体画像における複数の被写体の対応する位置に各々配置して、合成する絵画合成処理手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の記憶手段に記憶された複数の被写体画像毎の輪郭を抽出する輪郭抽出手段を更に備え、
    前記絵画変換処理手段は、前記第3の記憶手段に記憶された複数の被写体毎の距離に応じて、前記輪郭抽出手段により抽出された複数の被写体画像の輪郭を異なる形態の線図に変換する線図変換処理手段を有していることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記線図変換処理手段は、前記被写体の距離が遠いほど、前記被写体画像の輪郭を細い線図に変換し、前記被写体の距離が近いほど、前記被写体画像の輪郭を太い線図に変換することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記線図変換処理手段は、前記被写体の距離が遠いほど、前記被写体画像の輪郭の上部を細い線図に変換し、前記被写体の距離が近いほど、前記被写体画像の輪郭の上部を太い線図に変換するとともに、前記被写体画像の輪郭の下部を前記変換された太さの線図よりも細い線図に変換することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  5. 前記線図変換処理手段は、前記被写体の距離が遠いほど、前記被写体画像の輪郭を薄い色の線図に変換し、前記被写体の距離が近いほど、前記被写体画像の輪郭を濃い色の線図に変換することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  6. 前記線図変換処理手段は、前記被写体の距離が遠いほど、前記被写体画像の輪郭を細い線図であって薄い色の線図に変換し、前記被写体の距離が近いほど、前記被写体画像の輪郭を太い線図であって濃い色の線図に変換することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  7. 前記線図変換処理手段は、前記輪郭抽出手段により抽出された複数の被写体画像の輪郭を異なる形態の線図に変換するとともに、前記被写体画像の輪郭以外の部分を消去することを特徴とする請求項2から6にいずれか記載の画像処理装置。
  8. 前記絵画変換処理手段は、前記第3の記憶手段に記憶された複数の被写体毎の距離に応じて、前記輪郭抽出手段により抽出された複数の被写体画像を異なる作風または画家風の絵画風画像に変換することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 前記絵画合成処理手段により合成された絵画風画像を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1から8にいずれか記載の画像処理装置。
  10. 前記絵画合成処理手段により合成された絵画風画像を記憶する第4の記憶手段を備えることを特徴とする請求項1から9にいずれか記載の画像処理装置。
  11. 複数の被写体を含む画像を撮影する撮影手段を備える装置が有するコンピュータを、
    前記撮影手段により撮影された画像を全体画像として記憶する第1の記憶手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像に含まれている複数の被写体を被写体画像としてそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、
    前記撮影手段により撮影される画像に含まれている複数の被写体までの距離を被写体毎に測定する測距手段と、
    この測距手段により測定された複数の被写体毎の距離と前記第2の記憶手段に記憶された複数の被写体画像とをそれぞれ対応づけて記憶する第3の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に対応付けて記憶されている複数の被写体画像に対し、前記第3の記憶手段に記憶されている複数の被写体画像毎の距離に応じて、予め定められている絵画変換処理を行う絵画変換処理手段と、
    この絵画変換処理手段により絵画変換処理された複数の絵画風被写体画像を、前記第1の記憶手段に記憶されている全体画像における複数の被写体の対応する位置に各々配置して、合成する絵画合成処理手段と
    して機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
  12. 複数の被写体を含む画像を撮影する撮影手段を備える装置における画像処理方法であって、
    前記撮影手段により撮影された画像を全体画像として記憶する第1の記憶ステップと、
    前記撮影手段により撮影された画像に含まれている複数の被写体を被写体画像としてそれぞれ記憶する第2の記憶ステップと、
    前記撮影手段により撮影される画像に含まれている複数の被写体までの距離を被写体毎に測定する測距ステップと、
    この測距ステップにより測定された複数の被写体毎の距離と前記第2の記憶ステップで記憶された複数の被写体画像とをそれぞれ対応づけて記憶する第3の記憶ステップと、
    前記第2の記憶ステップで対応付けて記憶されている複数の被写体画像に対し、前記第3の記憶ステップで記憶されている複数の被写体画像毎の距離に応じて、予め定められている絵画変換処理を行う絵画変換処理ステップと、
    この絵画変換処理ステップにより絵画変換処理された複数の絵画風被写体画像を、前記第1の記憶ステップで記憶されている全体画像における複数の被写体の対応する位置に各々配置して、合成する絵画合成処理ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  13. 複数の被写体を撮影する撮影手段と、
    この撮影手段により撮影された撮影画像に含まれている複数の被写体までの距離を被写体毎に測定する測距手段と、
    この測距手段により測定された複数の被写体毎の距離に応じて、当該複数の被写体画像を異なる作風または画家風の絵画風被写体画像に変換処理を行う絵画変換処理手段と、
    この絵画変換処理手段により変換処理された複数の絵画風被写体画像を合成し、この合成された複数の絵画風被写体画像から絵画風画像を作成する絵画合成処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  14. 前記絵画変換処理手段は、前記複数の被写体画像のうちの第1の被写体画像を第1の作風または画家風の絵画風画像に変換し、前記複数の被写体画像のうちの第2の被写体画像を第2の作風または画家風の絵画風画像に変換することを特徴とする請求項13記載の画像処理装置。
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